つるバラの誘引とは、伸びた枝(シュート)をアーチやフェンス、壁面、オベリスクなどに固定し、形を整えながら成長を遂げることのことです。 つるバラは、一般的なブッシュタイプのバラと異なり、枝が長く伸びて自由に広がる性質を持ちます。
2025年2月21日現在、関東や関西では冬の寒さが落ち着き始め、バラの休眠期が終わりつつあるタイミングです。 この時期につるバラの誘引を行うことで、春(4~5月)の開花シーズンに向けて最適な準備が整います。
つるの誘引の魅力
立体的な美しさ
つるバラをアーチやフェンスに這わせることで、庭に景色と立体感が生まれます。 春に咲く花々が壁面を眺める姿は、戦う庭の主役。
花付きの向上
誘引により枝を水平に保つと、植物ホルモンのバランスが変化し、花芽が形成されやすくなります。 2025年2月21日に行う誘引作業は、春の開花を最大限に引き出すための重要なステップです。
庭のデザイン性を高める
バラは、誘引の方法次第で様々な形に仕立てられます。アーチやパーゴラ、壁面緑化など、庭のデザインに合わせて自由にアレンジできるのが魅力です。
何気なく楽しみ
返り咲き性のあるバラ(例:ピエール・ドゥ・ロンサールやつるローズうらら)は、春だけでなく秋や冬にも花を咲かせる品種があります。
バラの誘引:2025年2月21日に始めるステップと育て方
1.誘引のタイミングと準備(2025年2月21日)
2025年2月21日は、つるバラの誘引に最適なタイミングです。 この時期はバラが休む時期から目覚め始める直前で、枝がまだ硬すぎず、作業がしやすい状態です。 また、気温が上がり始めるため、作業後のストレスが少ないポイントです。
準備するもの
園芸用手袋:トゲから手を守るため。
剪定バサミ:不要な枝切りを食べるため。
結束バンドまたは麻ひも:枝を固定するのに使用します。麻ひもは自然素材で見た目が良いですが、結束バンドは耐久性があります。
誘引構造物:アーチ、フェンス、オベリスクなど。事前に設置しておきましょう。
癒合剤:剪定後の切り口に塗り、病気を防ぎます。
天候の確認
2025年2月21日の関東地方の天気予報を参考にすると、晴れの日が多い傾向ですが、当日の作業は風が強い場合もあるので注意が必要です。強風の中作業すると枝が折れやすいため、穏やかな日を選ぶのが理想です。
2. つるバラの剪定と誘引の手順
ステップ1:剪定で枝を整理
誘引の前に、不要な枝を剪定して樹形を整えます。
枯れ枝や枯れ枝をカット:枯れた枝や弱い枝は花芽が付きにくいので、付け根から切ります。
混み合った部分を間引き:風通しを良くするため、絡まり合った枝や内側に伸びる枝を整理します。
長すぎる枝を調整:メインの枝(瞬間シュート)を残し、集中に伸びた部分を3分の2程度にカット。
ステップ2:枝を選んで誘う
剪定が終わったら、誘引作業に入ります。
枝の選び方:太くて健康な枝(メインシュート)を中心に選びます。 細い枝は花芽が付きにくいので、優先度は低めです。
誘引の角度:枝を水平に近い角度(30~45度程度)に固定するのがポイント。垂直に伸びると花芽が付きにくい。
固定方法:麻ひもや結束バンドを使って、アーチやフェンスに枝を固定。きつく縛りすぎないように注意し、枝が自然に動く程度の余裕を持たせましょう。
バランスを意識:枝を均等に配置し、全体のバランスを見ながら準備します。
ステップ3:仕上げとアフターケア
口切りの保護:剪定した部分に癒合剤を塗り、病気の侵入を防ぎます。
水やり:誘引後は根に負担がかかるので、たっぷり水を与えてストレスを軽減します。
防寒対策:2025年2月21日時点ではまだ寒さが残る可能性があるため、株元にマルチング(腐葉土やバークチップ)を実施して保温しましょう。
3. つるバラの基本的な育て方
植え付けと土壌
つるバラの植え付けは、2月~3月が最適です。 2025年2月21日に新しく植え付ける場合、以下のポイントを意識してください。
場所:日当たりと風通しの良い場所を選びます。1日6時間以上の日照が理想です。
土壌:排水性の良い弱酸性土壌(pH5.5~6.5)が適しています。赤玉土や腐葉土を混ぜてじっくり土壌を改善しましょう。
水やりと肥料
水やり:植え付け後は根付くまで毎日水を与えます。根付いた後は、土が乾いたら十分配慮程度でOK。過湿に注意。
肥料:2月下旬~3月に有機肥料(堆肥や牛糞)を株元に施し、春の生育に備えます。春以降は液体肥料を10日に1回程度評価と花付きが良くなります。
病害虫対策
つるバラは、黒星病やうどんこ病、アブラムシに注意が必要です。
黒星病:葉に黒い斑点ができる病気。風通しをよくし、春先に殺菌剤を散布して予防します。
アブシラム:新芽に付きやすいので、見つけ次第駆除。木酢液を薄くスプレーすると効果的。
つるの誘引をさらに楽しむためのアイデア
構造物を使ったデザイン
アーチ:庭の入り口にアーチを設置し、つるバラを超えて這えると、ロマンティックな雰囲気に。ピエール・ドゥ・ロンサールのような大輪品種がおすすめ。
オベリスク:小さな庭やベランダでは、オベリスクを使って立体的に仕立てるのが便利です。 つるゴールドバニーのような明るい色が映えます。
壁面緑化:家の壁面にワイヤーを張り、つるバラを這うことで、壁全体が花で覆われる素敵な演出が可能です。
他の植物との組み合わせ
つるの根元に、クリスマスローズやビオラを植えると、冬から春にかけて彩りが増えます。また、ラベンダーやサルビアを合わせて、花色や香りのコントラストが楽しめます。
https://www.youtube.com/@02memo04
https://www.instagram.com/02memo2/
https://www.pinterest.jp/02memo/
https://twitter.com/02memo3
#flowerlove #flower #flowers #花 #ガーデン #ガーデニング #庭 #花のある暮らし #庭のある暮らし
続きを読む
【関連する記事】
- 春の訪れを先取りする!庭の様子 2025年3月10日 バラの冬作業が終わり春の兆..
- つるローズうらら Rose Urara Climbing⠀アーチに誘引した。20..
- 美しき多年草・クリスマスローズ Helleborus niger 地植えの株に白..
- 心温まる紫の花 クロッカス Crocus⠀紫の花が咲いた。2025年3月7日⠀ク..
- クリスマスローズと春の草花で彩る冬から春への変わり目。春の庭周回。2025年3月..
- 多彩なデザインを楽しむ クリスマスローズ Helleborus niger⠀地植..
- 心温まる黄色の花。クロッカス Crocus⠀黄色の花がたくさん咲いた。2025年..
- クリスマスローズ Helleborus niger⠀鉢植えの株に黄緑の花がたくさ..
- 早春のガーデンを楽しむ|テタテート Tete a tete⠀ミニスイセン min..
- イングリッシュローズ、メアリーディレイニーと冬バラ22品種まとめ。2024年度冬..