2025年04月21日

自然と対話する朝―2025年4月21日、庭の新緑と花々が語る春の育て方と魅力。早朝の庭の様子

早朝の庭の様子2025年4月21日

春の息吹を感じる庭の風景 - 2025年4月の美しい花々と育て方

春の訪れとともに庭は色鮮やかな景色へと変わり始めます。2025年4月21日の早朝、庭に出ると新緑のモミジ、ベニシダレの赤い新葉、ツツジのピンクの花、クレマチスの蕾と開花したピンクの花、そして早咲きのバラ「つるローズうらら」と「つるゴールドバニー」が目を楽しませてくれます。今回は、これらの植物の特徴と魅力、育て方について詳しくご紹介します。

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モミジの新緑 - 春の爽やかな彩り
モミジといえば紅葉の季節が有名ですが、春の新緑も実は見逃せない美しさです。淡い黄緑色から若草色の葉が朝日に照らされる様子は、まさに春の息吹そのもの。
モミジの特徴と魅力
モミジ(カエデ)は日本を代表する落葉樹のひとつで、春の新緑、夏の緑陰、秋の紅葉と一年を通じて楽しめる樹木です。品種によって葉の形や色が異なり、イロハモミジ、オオモミジなど様々な種類があります。
特に春の新緑は、葉の切れ込みが美しく、光に透ける様子が繊細で風情があります。若葉の時期は淡い色合いで、夏に向けて次第に濃い緑へと変化していく様子も観察する楽しみがあります。

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モミジの育て方
適した環境:

日当たり:明るい日陰から半日陰を好みます
土壌:水はけの良い弱酸性の土を好みます
耐寒性:比較的高いが、強風から保護することが望ましい

植え付け:
春(3〜4月)か秋(10〜11月)が適期です。根鉢の1.5倍ほどの大きさの穴を掘り、腐葉土と赤玉土を混ぜた土に植え付けます。
水やり:
若木のうちは乾燥に注意し、特に夏場は水切れしないよう気をつけましょう。成木になれば、雨が続かない限り週に1〜2回程度の水やりで十分です。
剪定:
基本的には自然樹形を活かすのが美しいですが、込み合った枝や内向きに伸びる枝は冬の落葉期に剪定して風通しを良くします。
肥料:
早春と秋に緩効性の肥料を施すと良いでしょう。肥料過多になると新葉の色が悪くなるので注意が必要です。
ベニシダレの赤い新葉 - 春の装いを華やかに
ベニシダレ(紅枝垂れ桜)は桜の花が散った後も、赤みを帯びた新葉が庭に彩りを添えてくれます。
ベニシダレの特徴と魅力
ベニシダレは、枝垂れ桜の一種で、春に淡いピンク色の花を咲かせた後、赤銅色の新葉が展開します。この赤い新葉は徐々に緑色に変化していきますが、新緑の季節に独特の彩りを添えてくれます。
枝垂れる優美な樹形と、春から初夏にかけての葉色の変化が魅力です。庭のシンボルツリーとしても人気があります。

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ベニシダレの育て方
適した環境:

日当たり:日向を好みますが、真夏の直射日光は避けたほうが良いです
土壌:水はけの良い肥沃な土を好みます
耐寒性:比較的高いですが、強風に弱いので風当たりの強い場所は避けましょう

植え付け:
休眠期(11月〜3月)に植え付けるのが理想的です。根鉢の2倍ほどの穴を掘り、腐葉土と堆肥を混ぜた土を使います。
水やり:
植え付け後2〜3年は定期的な水やりが必要です。特に乾燥する時期は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。
剪定:
基本的には自然樹形を活かします。枯れ枝や込み合った枝は、花後〜初夏にかけて剪定するのがよいでしょう。強剪定は樹勢を弱めるので避けます。
肥料:
春と秋に緩効性の有機肥料を施します。肥料過多は枝葉ばかりが茂り、花つきが悪くなる原因になるので控えめにしましょう。

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ツツジのピンクの花 - 春の定番、色鮮やかな庭の彩り
ツツジは春の庭を代表する花木のひとつ。特にピンク色の花は、春の陽気と相まって庭に生き生きとした表情をもたらします。
ツツジの特徴と魅力
日本では古くから親しまれてきたツツジは、4月から5月にかけて花を咲かせます。品種によって花の大きさや色、開花時期が異なり、白、ピンク、赤、紫など様々な色があります。
花の形も一重咲き、八重咲きなど多様で、中でもピンク色の花は、新緑と調和して春の庭に特別な魅力を添えます。また、多くの品種は常緑樹なので、一年を通じて庭の緑を保つ役割も果たします。
ツツジの育て方
適した環境:

日当たり:明るい日陰から日向まで適応範囲が広いです
土壌:弱酸性の水はけの良い土を好みます
耐寒性:品種によって差がありますが、多くは耐寒性があります

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植え付け:
春(3〜4月)か秋(9〜10月)が適期です。根鉢の1.5〜2倍の大きさの穴を掘り、酸性の培養土やピートモスを混ぜた土に植え付けます。
水やり:
乾燥に弱いので、特に夏場は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。ただし、根元に水が溜まる状態は避けましょう。
剪定:
花後すぐに軽く剪定すると、翌年の花つきが良くなります。樹形を整えたい場合は、花後〜7月上旬までに行いましょう。秋以降の剪定は翌年の花芽を摘んでしまうことになるので避けます。
肥料:
花後と秋に酸性肥料を施します。アルカリ性の肥料は葉が黄化する原因になるので注意しましょう。

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クレマチスの蕾とアブキクレマチスのピンクの花 - つる性植物の優雅な存在感
クレマチスは「つる植物の女王」とも呼ばれる美しい花を咲かせるつる性植物です。蕾から開花までの変化を楽しめるのも魅力のひとつです。
クレマチスの特徴と魅力
クレマチスは、世界中に約300種ほどある大きな植物グループで、品種によって花の形、大きさ、色、開花時期が異なります。蕾の状態から徐々に開花していく様子は日々の変化を感じさせてくれます。
アブキクレマチス(アーマンディー系)は、常緑性のクレマチスで、ピンクの花が特徴的です。早春から咲き始め、香りも良いことで知られています。花びらのように見える部分は実はがく片で、中心には小さな花びらと雄しべ、雌しべがあります。
クレマチスの育て方
適した環境:

日当たり:花は日向、根元は半日陰が理想的(根元が涼しいのを好みます)
土壌:水はけと保水性のバランスの良い、やや弱アルカリ性の土を好みます
耐寒性:品種によって差がありますが、一般的に耐寒性はあります

植え付け:
春(3〜5月)か秋(9〜10月)が適期です。鉢植えの場合は一回り大きな鉢に植え替えます。根元には日よけを施すと良いでしょう。
水やり:
乾燥に弱いので、特に生育期は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。蒸れに弱い品種もあるので、風通しを確保することも大切です。
誘引と剪定:
つる性のため、支柱やトレリスなどに誘引する必要があります。剪定は品種のグループによって方法が異なります。

早春咲き(アーマンディー系など):花後すぐに軽く剪定
春〜初夏咲き(モンタナ系など):花後に切り戻し
夏〜秋咲き(テキセンシス系など):早春に前年の枝を地上30cmほどで切り戻し

肥料:
春と秋に緩効性の有機肥料を施します。特に開花前の春の肥料は花つきを良くします。

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早咲きのバラ - つるローズうららとつるゴールドバニー
春の庭を彩る早咲きのバラは、バラシーズンの始まりを告げる存在です。特につるタイプは垂直空間を活用できる点でも魅力的です。
つるローズうららの特徴と魅力
「つるローズうらら」は日本で育種された四季咲きのつるバラで、淡いピンク色の花を咲かせます。花径は7〜8cm程度で、可憐ながらも存在感があります。
香りは中程度で、病気に強く初心者にも育てやすいのが特徴です。また、四季咲き性のため春の開花が最も豪華ですが、秋までポツポツと咲き続けます。
つるゴールドバニーの特徴と魅力
「つるゴールドバニー」は、明るい黄色の花を咲かせるつるバラです。「ゴールドバニー」のつる性変異種で、花つきが良く、次々と花を咲かせる様子はまさに黄金の滝のようです。
耐病性に優れ、初心者でも育てやすい品種として人気があります。春の開花期に加え、秋にも美しい花を楽しませてくれます。
つるバラの育て方
適した環境:

日当たり:日向を好みます。最低でも半日は日が当たる場所が理想的です
土壌:水はけの良い肥沃な土を好みます
耐寒性:比較的高いですが、寒冷地では冬の保護が必要な場合があります

植え付け:
11月〜3月の休眠期が植え付けに適しています。根鉢の2倍ほどの穴を掘り、バラ用の培養土や堆肥をすき込んだ土に植え付けます。
水やり:
植え付け後や高温乾燥時には十分な水やりが必要です。ただし、過湿は根腐れの原因になるので、水はけを確保しましょう。
誘引と剪定:
つるバラはアーチやフェンス、トレリスなどに誘引して育てます。誘引は新しい枝が柔らかいうちに行うのがコツです。
剪定は基本的に花後に行います。つるバラは長いつるを残すことで翌年の花つきが良くなるので、強剪定は避け、古いつるや込み合った枝を選んで剪定します。
肥料:
春(3月)と秋(10月)に緩効性の有機肥料を施します。開花期前の追肥も花つきを良くします。
病害虫対策:
黒星病やうどんこ病、アブラムシなどに注意が必要です。風通しを良くし、早期発見・早期対処を心がけましょう。薬剤散布は予防的に行うと効果的です。

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ジギタリスの花 - 森の妖精のような魅力的な姿
ジギタリス(フォックスグローブ)は、釣り鐘状の花が特徴的な多年草です。垂直に伸びる花茎に次々と花を咲かせる様子は、庭に独特の雰囲気をもたらします。
ジギタリスの特徴と魅力
ジギタリスは欧州原産の植物で、高さ1m以上にもなる花茎に、筒状の花を下向きにつけます。花色は白、ピンク、紫、黄色などさまざまで、花の内側には斑点模様があるのも魅力です。
二年草として育てられることが多く、1年目は葉だけで冬を越し、2年目に花を咲かせて種をつけた後に枯れますが、こぼれ種でよく殖えるので、一度植えると毎年楽しめることが多いです。
ジギタリスの育て方
適した環境:

日当たり:明るい日陰から半日陰を好みます
土壌:水はけの良い肥沃な土を好みます
耐寒性:比較的高く、日本の大部分の地域で冬越しできます

植え付け:
種まきは春(3〜4月)か秋(9〜10月)に行います。苗からの植え付けなら、春か秋が適期です。株間は30〜40cm程度空けましょう。
水やり:
乾燥に弱いので、特に夏場は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。ただし、根元に水が溜まる状態は避けましょう。
手入れ:
花後に花茎を切り戻すと、脇芽から新しい花茎が伸びることがあります。こぼれ種を期待する場合は、一部の花茎を残して種をつけさせると良いでしょう。
肥料:
春先に緩効性の有機肥料を施すと良いですが、肥料過多にならないよう注意しましょう。
注意点:
ジギタリスは有毒植物なので、小さなお子さんやペットのいる家庭では植える場所に注意が必要です。

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梅の実 - 春の実りが夏の楽しみに
花が終わった梅の木には、小さな実がつき始めます。この時期の梅の実は、夏の梅仕事を想像させてくれる楽しみのひとつです。
梅の実の特徴と魅力
梅の実は花後に徐々に大きくなり、5〜6月頃に収穫期を迎えます。品種によって実の大きさや色、収穫時期が異なります。青梅から完熟梅まで、利用目的によって収穫時期を選ぶことができます。
梅の実がなる様子を観察することは、自然の営みを感じる貴重な経験です。また、自家製の梅干しや梅酒を作る楽しみも味わえます。
梅の育て方
適した環境:

日当たり:日向を好みます
土壌:水はけの良い肥沃な土を好みます
耐寒性:比較的高いですが、晩霜に当たると花や実が傷むことがあります

植え付け:
休眠期(11月〜2月)が植え付けに適しています。根鉢の2倍ほどの穴を掘り、堆肥をすき込んだ土に植え付けます。
水やり:
植え付け後や乾燥期には十分な水やりが必要です。特に実がつく時期の水切れは実の落下原因になるので注意しましょう。
剪定:
花後〜収穫後の6〜7月頃に行います。風通しと日当たりを良くするために、込み合った枝や内向きに伸びる枝を剪定します。
肥料:
2〜3月と6〜7月に緩効性の有機肥料を施します。特に実をつける時期の栄養は重要です。
病害虫対策:
アブラムシやカイガラムシなどに注意が必要です。早期発見・早期対処を心がけましょう。

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まとめ - 四季折々の庭の魅力
2025年4月21日の早朝の庭は、モミジの新緑、ベニシダレの赤い新葉、ツツジのピンクの花、クレマチスの蕾とアブキクレマチスのピンクの花、早咲きのバラ「つるローズうらら」と「つるゴールドバニー」、ジギタリスの花、そして梅の実と、様々な植物が美しい景観を作り出しています。
これらの植物は、それぞれ異なる特徴と育て方がありますが、適切なケアを行うことで、四季折々の美しさを楽しませてくれます。特に春は、植物が最も活発に成長する時期であり、一年の中でも最も庭が華やかになる季節です。
日々変化する庭の様子を観察し、植物たちとコミュニケーションを取りながら育てることで、ガーデニングの楽しさをより深く味わうことができるでしょう。次の季節には、また違った表情を見せてくれる庭の魅力を、ぜひ存分に楽しんでください。
庭づくりは自然との対話です。植物の声に耳を傾け、その成長を見守ることで、私たち自身も豊かな気持ちになれるのではないでしょうか。四季折々の庭の変化を楽しみながら、心豊かな暮らしを実現してください。

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イングリッシュローズ「オリビア・ローズ・オースチン」で迎える春の奇跡~ピンクの蕾が告げる四季咲きバラ育成法 Olivia rose Austin⠀ピンクの蕾が膨らんできた。2025年4月21日

オリビア・ローズ・オースチン Olivia rose Austin⠀ピンクの蕾が膨らんできた。2025年4月21日

【オリビア・ローズ・オースチン育て方】最強の強健性!四季咲きピンクのバラ徹底解説 (2025年4月21日)
「オリビア・ローズ・オースチン Olivia rose Austin ピンクの蕾が膨らんできた。2025年4月21日」

春本番の庭で、ひときわ期待を集めているバラがあります。それは、デビッド・オースチン氏が自身の孫娘の名を冠した特別なイングリッシュローズ、「オリビア・ローズ・オースチン」。今日、4月21日、その可愛らしいピンク色の蕾が、日に日にふっくらと膨らみ、開花の瞬間が間近に迫っていることを告げています! まるで優しく微笑みかけるようなソフトピンクの蕾は、見る人の心を温かくし、満開への期待で胸がいっぱいになりますね。

「オリビア・ローズ・オースチン」は、2014年の発表以来、その完璧なまでの美しさと、他のイングリッシュローズと比較しても群を抜く驚異的な強健さと耐病性で、瞬く間に世界中のガーデナーを虜にした、まさに現代イングリッシュローズの代表格と言える品種です。

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「"最強のバラ"って聞くけど、本当に育てやすいの?」
「どんなピンク色で、どんな風に咲くの?」
「シュラブローズだけど、どうやって剪定・管理すればいい?」

この記事では、そんな特別なバラ 'オリビア・ローズ・オースチン' の基本情報から、他のバラとは一線を画す魅力(特にその育てやすさ!)、初心者でも失敗しない詳しい育て方、そして美しい樹形を保つための剪定や仕立て方のコツまで、徹底的に解説していきます。

この記事を読めば、あなたも 'オリビア・ローズ・オースチン' の素晴らしさを深く理解し、自信を持ってその栽培を始め、美しい花を長く楽しむことができるようになるはずです。さあ、愛らしさと強さを兼ね備えた、究極のイングリッシュローズの世界へご案内しましょう!

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この記事を書いている人

[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「オリビア・ローズ・オースチン」も栽培し、その驚くべき強健さと美しさを実感。経験に基づいた情報をお届けします。

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1. 愛らしさと強さを秘めて:'オリビア・ローズ・オースチン'とは?
まずは、「オリビア・ローズ・オースチン」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールをご紹介します。

作出: 2014年 / イギリス / デビッド・オースチン (David Austin Roses)
系統: S (シュラブ) / イングリッシュローズ
樹形: バランスの取れたシュラブ樹形。直立性~やや広がり気味に育つ。
樹高: 約1.25m × 幅1m程度(公式データより。環境や剪定により調整可能)
咲き方: 四季咲き(非常に開花性が高く、春から秋まで繰り返しよく咲く)
花色: ソフトピンク~ミディアムピンク。明るく、可愛らしいクリアなピンク色。色褪せしにくい。
花形: カップ咲きから始まり、開くにつれて整った美しいロゼット咲きへと変化する。
花径: 大輪 (10cm前後)
香り: 中香。強いフルーツ系の香りを持つとされる。
葉: やや光沢のある緑色の葉。
【特筆事項】耐病性: 非常に高い。 デビッド・オースチン品種の中でもトップクラスの耐病性を誇り、特に黒星病やうどんこ病に強いとされる。
名前の由来: 作出者デビッド・オースチン氏の孫娘オリビア・ローズ・オースチンさんの名前にちなんで名付けられました。作出者が「これまで作出してきた中で最高の品種のひとつであり、最も病気に強い品種のひとつ」と自信を持って世に送り出した特別なバラです。
現代イングリッシュローズの到達点

「オリビア・ローズ・オースチン」は、デビッド・オースチン・ロージズ社が長年追求してきた「美しさ」「香り」「繰り返し咲く性質」そして「強健さ」という要素を、非常に高いレベルで兼ね備えた品種として、発表直後から世界中で絶賛されました。現代のイングリッシュローズを代表する品種の一つと言えるでしょう。

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2. なぜ'オリビア'は特別なのか? その魅力に迫る!
「オリビア・ローズ・オースチン」が多くのガーデナーにとって「特別なバラ」である理由は何でしょうか?

魅力1:【最大の魅力!】驚異的な強健さとトップクラスの耐病性!
このバラを語る上で、まず特筆すべきはその驚くほどの強健さと、抜群の耐病性です。バラ栽培で多くの人が悩まされる黒星病やうどんこ病に対して、非常に強い耐性を持っています。これにより、

農薬散布の頻度を大幅に減らすことができる(無農薬栽培も可能になる場合も)。
病気の心配が少なく、管理が非常に楽になる。
初心者の方でも、失敗が少なく、美しい花を咲かせやすい。 「バラは病気になりやすくて難しい」というイメージを覆してくれる、まさに画期的な品種と言えます。

魅力2:誰からも愛される、明るく美しいソフトピンクの花
花色は、優しく明るいソフトピンク。派手すぎず、どんな庭にも馴染みやすい、万人に愛される色合いです。咲き始めの可愛らしいカップ咲きから、開花が進むにつれて花弁が整然と重なる美しいロゼット咲きへと変化する様子も楽しめます。花付きが非常に良く、株を覆うようにたくさんの花を咲かせます。

魅力3:春から秋まで、ほぼノンストップ! 素晴らしい四季咲き性
四季咲き性も非常に強く、春の素晴らしい一番花の後も、真夏の暑い時期でも花を咲かせ(花はやや小さくなることも)、秋には再びたくさんの美しい花を楽しむことができます。ほぼ一年を通して、庭にピンク色の彩りをもたらしてくれる、非常にパフォーマンスの高いバラです。

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魅力4:心地よく香る、フルーティーな香り
香りの強さは「中香」とされていますが、しっかりとした心地よいフルーツ系の香りを楽しむことができます。強すぎず、弱すぎず、近づくとふんわりと漂う香りは、庭でのリラックスタイムを豊かにしてくれます。

魅力5:扱いやすい! バランスの取れた美しいシュラブ樹形
樹形は、極端に横に広がったり、暴れたりすることなく、自然とバランスの取れた美しいシュラブ樹形にまとまります。高さも1.25m程度と、日本の庭でも扱いやすいサイズ感です。剪定によるコントロールもしやすく、庭植えにも鉢植えにも適しています。

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3. 'オリビア・ローズ・オースチン'の育て方【完全ガイド】最強健種の管理法!
「オリビア・ローズ・オースチン」は非常に育てやすいバラですが、その魅力を最大限に引き出すための基本的な育て方のポイントをご紹介します。

3.1. 植え付け:最高のパフォーマンスを引き出す環境を!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。耐病性が高いとはいえ、日当たりと風通しが良いことは、健全な生育と病害虫予防の基本です。
風通し: 良い風通しは、病気の発生を抑える上で非常に重要です。株周りの空気の流れが良い場所を選びましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単で確実です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥、腐葉土、元肥(緩効性肥料)を混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
基本的なバラの植え付け手順に従います。
苗の根鉢を軽くほぐし、植え穴または鉢に置きます。
接ぎ木部分が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。
土を戻し入れ、水をたっぷりと与えます。

3.2. 水やり:基本を守ればOK!
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候によって調整します。生育期(特に開花期)は水切れに注意し、冬は控えめにします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与えましょう。

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3.3. 肥料:四季咲き性を支える、定期的な栄養補給!
「オリビア・ローズ・オースチン」は四季咲き性が非常に強いので、次々と花を咲かせるためには、定期的な肥料やりが重要です。肥料切れさせないようにしましょう。

寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春(3月頃)に緩効性化成肥料を与えます。
開花期の追肥: 蕾が膨らみ、開花が始まったこの時期(4月~)、液体肥料を週に1回程度併用すると花付きが良くなります。
【重要】花後の追肥(お礼肥): 春の一番花の後、夏の花の後、秋の花の後など、花が一段落するたびに必ず緩効性化成肥料や液体肥料を与え、次の開花へのエネルギーを補給します。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)、秋の開花に向けて追肥を行います。
ポイント: バラ専用の肥料は、必要な栄養素がバランス良く配合されているのでおすすめです。製品の指示に従い、適量を守りましょう。

3.4. 病害虫対策:強健さに甘えず、基本的な観察を!
「オリビア・ローズ・オースチン」は驚くほど耐病性が高いですが、それでも病害虫が全く発生しないわけではありません。

耐病性: 黒星病、うどんこ病には非常に強いです。これにより、薬剤散布の頻度を大幅に減らすことができ、ローメンテナンスなバラ栽培が可能になります。
注意すべき害虫:
アブラムシ: 春先の新芽や蕾には、やはり付きやすいです。見つけ次第、手で取り除くか、薬剤を使用します。
ハダニ: 高温乾燥時に葉裏に発生することがあります。葉水が予防になります。
その他: 環境によっては、チュウレンジハバチやバラゾウムシなども発生する可能性があります。
対策と予防:
基本的な観察は怠らない: 定期的に株全体、特に葉裏や新芽をチェックする習慣をつけましょう。
風通しを良く保つ: 適切な剪定で株内部の風通しを確保します。
必要最低限の対処: 耐病性が高いため、過度に薬剤に頼る必要はないかもしれませんが、害虫などが発生した場合は、被害が広がる前に早めに対処しましょう。

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4. シュラブローズとしての剪定と仕立て方:'オリビア'を美しく保つ!
バランスの取れた樹形を持つ「オリビア・ローズ・オースチン」は、シュラブローズとして比較的管理しやすい品種です。

4.1. 冬剪定(1月~2月):春の準備と樹形作り
目的: 株をリフレッシュさせ、春からの良い芽吹きを促し、バランスの取れた樹形を作る。
方法:
全体の高さの1/2~2/3程度を目安に切り詰めます。樹勢が強いので、やや浅めの剪定でも大丈夫です。
枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝、交差している枝などを付け根から整理します。
株全体の枝の太さやバランスを見ながら、古い枝も整理し、株の中心部にも光と風が入るようにします。
残す枝は、外向きの良い芽の上で切ります。

4.2. 花後の剪定(随時):四季咲き性を最大限に活かす!
四季咲き性が非常に強い「オリビア・ローズ・オースチン」にとって、花後の剪定は次々と花を咲かせ続けるための最も重要な作業です。

方法: 花が終わったら、花がらだけでなく、花の下にある5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上(良い芽の上)で切り戻します。これをこまめに行うことで、次の花芽が早く上がりやすくなります。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で同様に切り戻します。

4.3. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋に美しい花をたくさん咲かせたい場合は、夏剪定を行います。株全体の高さの2/3程度の位置で、軽く切り戻して樹形を整え、秋の開花に備えます。

4.4. 仕立て方:多様な楽しみ方
自然なブッシュ樹形: 最も簡単で、この品種のバランスの良さが活きます。庭植えで自然な雰囲気を楽しむのに最適です。
鉢植え: 8号~10号程度の鉢であれば、十分に育てられます。テラスやベランダで楽しむのに向いています。定期的な植え替えが必要です。
低めのフェンスやオベリスクへの誘引: 枝がある程度伸びる性質もあるため、高さ1.2m程度の低いフェンスや、中型のオベリスクに、緩やかに誘引して楽しむことも可能です。本格的なつるバラのようにがっちり誘引するというよりは、枝を支えながら形作るイメージです。

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5. 'オリビア・ローズ・オースチン' を楽しむガーデンアイデア
その美しさと育てやすさから、様々なシーンで活躍します。

庭の主役に抜擢!: 花付きが良く、株姿も美しいので、庭の中心的な場所に植えて主役にするのにふさわしいバラです。
ボーダー花壇で存在感: 花壇の中景あたりに植えると、柔らかなピンク色が他の植物と調和しつつ、美しいアクセントになります。青や紫系の宿根草(ラベンダー、サルビア、ゲラニウムなど)との相性は抜群です。
イングリッシュガーデン風にナチュラルに: 他のイングリッシュローズや、ジギタリス、デルフィニウム、アストランティアなどの宿根草と混植して、自然でロマンティックな雰囲気のイングリッシュガーデンを作るのに最適です。
初心者への最高の贈り物: 「バラを育ててみたいけど、難しそう…」と思っている方へのプレゼントに、これほど適したバラはありません。育てやすさが、バラ栽培への第一歩を後押ししてくれるはずです。
切り花として愛でる: 美しいロゼット咲きの花は、切り花にして室内に飾るのも素敵です。優しいピンク色とフルーティーな香りが、部屋を心地よい空間にしてくれます。

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6. まとめ:究極の育てやすさと美しさを兼ね備えたバラ
今回は、デビッド・オースチン氏が自信を持って世に送り出したイングリッシュローズ、「オリビア・ローズ・オースチン」について、その魅力と育て方の詳細をご紹介しました。

オリビア・ローズ・オースチンは、可愛らしいソフトピンクのロゼット咲き大輪花と、心地よいフルーツ系の香りが魅力。
最大の特長は、驚くほどの強健さとトップクラスの耐病性で、非常に育てやすいこと。初心者にも最適。
四季咲き性が抜群で、春から秋まで繰り返し安定して花を咲かせる。
育て方のポイントは、基本的なバラの管理(日当たり、水やり、肥料)を丁寧に行うこと。病気の心配が少ない分、管理が楽。
バランスの取れたシュラブ樹形で、庭植えにも鉢植えにも向く。
まさに今、ピンク色の蕾を膨らませ、開花の時を待つ 'オリビア・ローズ・オースチン'。その蕾一つ一つに、美しさと強さ、そして育種家の想いが詰まっているようです。

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もしあなたが、「手がかからず、美しく、たくさん咲くバラ」を探しているなら、「オリビア・ローズ・オースチン」は最高の選択肢の一つとなるでしょう。ぜひ、この素晴らしいバラを育てて、その魅力を実感してください。

[02memo]では、「オリビア・ローズ・オースチン」の成長記録や開花の様子、他のイングリッシュローズの情報も発信しています。ぜひ、ブログやSNS、YouTubeもチェックしてみてくださいね!

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ツツジ rhododendron⠀ピンクの花が咲きだした。2025年4月21日⠀ツツジは、季節のガーデンを彩る人気の植物です。

ツツジ rhododendron

ツツジ rhododendron⠀ピンクの花が咲きだした。2025年4月21日⠀ツツジは、季節のガーデンを彩る人気の植物です。

ツツジは、季節のガーデンを彩る人気の植物です。春先から初夏にかけて見せる鮮やかな花色と豊かな花姿は、ガーデニング初心者からベテランまで多くの人々に愛されています。

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基本情報

ツツジは常緑性または落葉性の低木や低木状の花木で、以下の特徴があります。
・花の色はピンク、赤、紫、白など多彩で、一面に密集して咲く姿は色彩豊かな絵画のように美しい
・耐寒性と耐暑性が高く、適切な管理で多年にわたり花を楽しむことができる
・コンパクトな樹形と豊かな葉彩が庭全体にアクセントを与え、フェンスや鉢植えなどさまざまなレイアウトに合わせやすい

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育成のポイント

ツツジを美しく育てるためには、以下の点を押さえることが大切です。

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・生育環境
 半日陰から明るい日陰の場所が適しており、酸性土壌を好むため専用の培養土やピートモスを混ぜ込むと花付きが向上します。

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・土づくり
 水はけと保水性のバランスが良い土壌作りが成功の鍵です。定期的に土壌改良を行い、栄養分を補給することが必要です。

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・剪定の実施
 定期的な剪定で花を咲かせる枝を整えることで、翌年以降も豊かな開花が期待できます。剪定作業は管理のしやすさから初心者にもおすすめです。

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活用アイデア

ツツジは、その美しい花姿を活かした多彩なガーデンプランに取り入れることができます。

・単体鑑賞として庭に植え、ツツジ一本立てのアクセントにする
・他の低木や多年草と組み合わせ、色のグラデーションやコントラストを楽しむ
・コンテナガーデンやエッジプランツとして、ベランダや小さな庭でも手軽に育てる
・公共スペースやエントランスに植えることで、季節感と癒しを提供する

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まとめ

ツツジ(rhododendron)は、鮮やかな花色と耐病性、育てやすい点が大きな魅力です。これからガーデニングに挑戦する方にも大きなインスピレーションを与えてくれます。

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ツツジを取り入れたガーデンプランで、自分だけの心が躍る空間を作り出してみてはいかがでしょうか。

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再生リスト 咲いた花
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ラベル:ツツジ Rhododendron
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次々開花!つるローズうららを美しく咲かせる秘訣とは? Rose Urara Climbing⠀次々と咲きだした。2025年4月21日

つるローズうらら Rose Urara Climbing⠀次々と咲きだした。2025年4月21日

【つるローズうらら育て方】次々開花!鮮やかピンクの花を咲かせる!剪定・誘引のコツ徹底解説
「つるローズうらら Rose Urara Climbing 次々と咲きだした。2025年4月21日」

庭のバラたちが開花の号砲を鳴らす4月下旬、京成バラ園芸の「つるローズうらら」が、その素晴らしい花付きの良さを早速見せつけてくれています!数日前に最初の一輪が開いたかと思えば、あっという間にあちこちで蕾が開き、鮮やかなローズピンクの花が「次々と咲きだし」ました!アーチやフェンスを彩るその華やかな姿は、まさに春爛漫。庭全体が一気に明るく、そして心躍るような雰囲気に包まれます。

「つるローズうらら」は、人気のフロリバンダ品種「ローズうらら」の枝変わりとして誕生したクライミングローズ(つるバラ)。元の品種譲りの華やかな花色、抜群の花付きと花持ち、そして病気に強く育てやすい強健さを兼ね備え、さらに枝を長く伸ばして庭を立体的に彩ることができる、日本の気候にも適した素晴らしい品種です。

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「こんなにたくさん咲くなんてすごい!」
「この後のお手入れはどうすればいいの?」
「つるバラの剪定・誘引、やっぱり難しい?」

この記事では、そんな開花ラッシュが始まった「つるローズうらら」に改めて注目し、その基本情報から輝かしい魅力、初心者でも安心して育てられる詳しい方法、そしてつるバラとして美しく咲かせ続けるための重要な「剪定」と「誘引」のテクニック、さらには庭での素敵な活用アイデアまで、徹底的に解説していきます。

この記事を読めば、あなたも「つるローズうらら」を自信を持って育て、その華やかなピンクの花を長く、そして豊かに楽しむための知識が身につくはずです。さあ、日本の気候が生んだ素晴らしいつるバラの世界へご案内しましょう!

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この記事を書いている人

[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「つるローズうらら」も栽培しており、その成長記録や管理方法をブログやSNSで発信しています。

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1. 華やかピンクのクライマー:'つるローズうらら'とは?
まずは、「つるローズうらら」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールを見ていきましょう。

作出: 京成バラ園芸 / 日本
系統: Cl (クライミング・ローズ) - フロリバンダ 'ローズうらら' の枝変わり
樹形: クライミング(つる性)。太くしっかりした枝が伸び、大きく育つ。
樹高: 2.5m ~ 3m程度(環境や仕立て方による)
咲き方: 返り咲き。基本的には春に最も多くの花が咲き、その後、夏から秋にかけても繰り返し花を咲かせます。元テキストには「木が充実してくると春から冬まで咲く」とあるように、非常に返り咲き性が強く、条件が良ければほぼ四季咲きに近い感覚で長く楽しめます。
花色: 濃いローズピンク~ショッキングピンク。鮮やかで目を引く、華やかなピンク色です。
花形: 丸弁平咲き。カップ状に咲き始め、開くと中心部がやや抱えるような可愛らしい平咲きになります。
花径: 中輪 (8cm~10cm程度)
咲き方: 1~4輪程度の房咲きになることが多い。次々と咲く様子はまさに今、見頃です。
花持ち・耐雨性: 花持ちが良く、雨にも比較的強いため、美しい状態を長く楽しめます。
香り: 微香。香りは控えめです。
葉: 厚みがあり、やや光沢のある緑色の葉。
枝: 太くしっかりした枝が伸びます。情報によるとトゲは少ないとされ、誘引作業がしやすいと言われています。
耐病性: 元の 'ローズうらら' 同様、樹勢が強く、比較的病気に強いとされています。特にうどんこ病への耐性があると言われますが、環境によっては黒星病などが発生することもあるため、基本的な管理は必要です。
育てやすさ: 丈夫で樹勢が強く、日本の気候にも合っているため、初心者にも育てやすいつるバラとして人気があります。

人気品種 'ローズうらら' の血筋

「つるローズうらら」は、数々の賞を受賞し、その育てやすさと華やかさで非常に人気の高いフロリバンダ品種「ローズうらら」から生まれたつるバラです。元の品種が持つ、鮮やかな花色、抜群の花付きと花持ち、そして病気に強い強健さといった優れた性質をそのまま受け継いでいます。つる性になったことで、アーチやフェンス、壁面など、よりダイナミックにその美しさを楽しめるようになりました。

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2. 'つるローズうらら' が愛される理由:その魅力に迫る!
なぜ「つるローズうらら」は多くのガーデナーに選ばれ、愛され続けているのでしょうか?

魅力1:とにかく鮮やか! 視線を集める華やかピンク
このバラの最大の魅力は、何と言ってもその鮮やかで目を引くローズピンクの花色です。「ショッキングピンク」と表現されることもある、明るく華やかなピンク色は、庭全体をパッと明るく彩り、遠くからでもその存在感を発揮します。曇りの日でも庭を元気づけてくれるような、パワーのある色合いです。次々と咲き始めた花々が、緑の葉によく映えています。

魅力2:可愛らしい花形と、雨にも負けない花持ちの良さ
丸みを帯びた花弁が重なる丸弁平咲きは、どこか優しく、可愛らしい印象を与えます。数輪の房になって咲くため、株全体が花で覆われるようなボリューム感も楽しめます。さらに、花持ちが非常に良く、雨にも強いため、美しい花を長く楽しめるのが大きなメリットです。天候に左右されにくいのは嬉しいポイントですね。

魅力3:春から秋まで咲き続ける! 驚きの返り咲き性
基本的には「返り咲き」に分類されますが、株が充実してくると、春の豪華な開花のあとも、夏、秋、そして時には初冬近くまで、繰り返し花を咲かせてくれます。ほぼ四季咲きに近い感覚で、非常に長い期間楽しめるのは、ガーデナーにとって大きな喜びです。今まさに次々と咲き始めた勢いを見ると、そのパワフルさがうかがえます。

魅力4:日本の気候が生んだ? 丈夫で育てやすい強健さ
日本のトップブランド、京成バラ園芸が生んだ品種であり、日本の気候風土に適した育てやすさを持っています。樹勢が強く、病気にも比較的強いため、バラ栽培初心者の方でも安心して挑戦できます。

魅力5:扱いやすい? トゲが少なく誘引しやすい枝
情報によると、トゲが少なく、枝も比較的しなやかで誘引しやすいとされています。これは、つるバラの管理作業(特に冬の誘引)において、非常に大きなメリットとなります。作業が楽になるのは嬉しいですね。(※トゲの程度は生育環境によって多少変化することもあります)

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3. 'つるローズうらら'の育て方【完全ガイド】鮮やかピンクを咲かせよう!
ここからは、「つるローズうらら」を元気に育て、毎年たくさんの鮮やかな花を楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。

3.1. 植え付け:最高のスタートを切るために!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。日当たりが良いほど、花付きが良く、株も元気に育ちます。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に繋がります。壁際などに植える場合も、壁との間に十分な空間を空けましょう。
誘引スペース: つるバラなので、枝を誘引するためのアーチ、フェンス、壁面、パーゴラ、オベリスクなどの構造物が必要です。大きく育つ品種なので、十分なスペースを確保できる場所を選びましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の**「バラ用培養土」**を使うのが最も簡単です。
地植えの場合は、植え穴を大きく深く掘り、堆肥や腐葉土、元肥(緩効性肥料)をたっぷりと混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします。裸苗は根を水に浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分(株元のこぶ状の部分)が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
地植えの場合は、仮の支柱を立てて株を安定させます。

3.2. 水やり:基本を守って、乾湿のメリハリを
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に開花期(今!)は、たくさんの花を咲かせるために水分を多く必要とするため、水切れに注意が必要です。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日~朝夕2回必要なことも。日中の高温時は避けます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣を。

3.3. 肥料:繰り返し咲きを支える、途切れさせない栄養管理!
「つるローズうらら」は非常に開花期間が長いので、肥料を切らさないように管理することが、たくさんの花を咲かせ続けるための重要なポイントです。

寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与えます。
開花期の追肥: 花が次々と咲き始めたこの時期(4月~5月)は、開花エネルギーを補給するために、液体肥料を週に1回程度与えるのが非常に効果的です。
【重要】お礼肥(花後): 春の一番花が終わった後、そして夏や秋に花が咲き終わるたびに、消耗した体力を回復させ、次の開花を促すために、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。繰り返し咲く品種にとって、花後のお礼肥は非常に重要です。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)、秋の開花に向けて追肥を行います。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料を使うと、バランス良く栄養を与えることができます。緩効性肥料を基本に、生育期・開花期には液体肥料を補助的に使うのがおすすめです。

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3.4. 病害虫対策:強健だが油断は禁物!
「つるローズうらら」は比較的病気に強い品種とされていますが、油断は禁物です。基本的な病害虫対策は行いましょう。

耐病性: うどんこ病には比較的強いとされますが、環境によっては**黒星病(黒点病)**が発生することもあります。
注意すべき害虫: アブラムシ、ハダニ、チュウレンジハバチ、バラゾウムシなど、一般的なバラの害虫は発生する可能性があります。特にアブラムシは、咲き始めた柔らかい花びらや蕾に付きやすいので、こまめにチェックしましょう。
対策と予防:
風通しと日当たりを確保する: 適切な剪定と誘引が基本です。
定期的な観察: 葉の裏までこまめにチェックし、早期発見・早期対処を心がけます。
薬剤散布: 病害虫が発生しやすい時期(春先、梅雨時期など)には、予防的に薬剤(殺菌剤・殺虫剤)を散布するのも有効です。薬剤はローテーションして使用しましょう。開花期は薬剤が花にかからないように注意が必要です。
株元の管理: 株元を清潔に保ち、マルチングなどで泥はねを防ぐことも病気予防につながります。

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4. 【重要】つるバラとしての剪定と誘引:'つるローズうらら'を美しく咲かせ続ける!
「つるローズうらら」を最大限に美しく咲かせるためには、つるバラとしての適切な「剪定」と「誘引」が欠かせません。特に、繰り返しよく咲く性質を引き出すための管理がポイントです。

4.1. 剪定と誘引の目的
美しい樹形を作り、構造物(アーチ、フェンス等)に沿わせる。
花付きを良くする(特に高い位置や、株全体で咲かせる)。
古い枝を整理し、株を若返らせる。
風通しや日当たりを改善し、病害虫を予防する。

4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):春の景色を作るメイン作業!
冬の休眠期に行う剪定と誘引が、春の豪華な開花の基礎を作ります。

剪定:
まず、枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝などを付け根から切り取ります。
次に、株元から数えて3~4年以上経った古い主枝があれば、これも付け根から切り取り、新しい元気なシュートへの世代交代を促します。
残した若くて元気な主枝は、先端を軽く切り詰める程度にします。
その主枝から出ている**細い枝(側枝)**に春の花が咲きます。この側枝を、**付け根から数えて2~3芽(長さ15~20cm程度)**残して切り詰めます。
誘引:
剪定が終わったら、残した主枝をアーチ、フェンス、オベリスクなどの構造物に固定していきます。
最大のポイントは、枝をできるだけ水平に近い角度(斜め45度以下)に、緩やかなカーブを描くように寝かせて誘引すること! これにより、枝の各節から上向きに花を咲かせる側枝がたくさん伸びてきます。「上の方で咲いた」のは、この誘引がうまくいった証拠ですね!
枝同士が重ならないように、空間にバランス良く配置します。
麻ひもやビニールタイなどで、枝に食い込まないように、ゆとりを持たせて8の字に結びつけ、しっかりと固定します。

4.3. 花後の剪定(随時):繰り返し咲かせるための必須作業!
「つるローズうらら」は返り咲き性が強いので、花後の剪定が次の開花を促すために非常に重要です。

花がら切り: 咲き終わった花は、花がらだけでなく、花の下にある5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上で切り戻します。 これをこまめに行うことで、株の消耗を防ぎ、次の花芽が早く上がりやすくなります。今、次々と咲き始めた花も、終わったらこの作業を忘れずに行いましょう。房咲きの場合は、房全体の花が終わるのを待ってから、房の付け根で同様に切り戻します。

4.4. シュートの管理(春~夏)
春から夏にかけて、株元や枝の途中から勢いよく伸びてくるシュートは、来年以降の主役となる大切な枝です。

保護: 柔らかく折れやすいので、早めに支柱を立てて保護します。
仮誘引: 伸びてきたら、邪魔にならないように、また風で折れないように、支柱や既存の枝に軽く留めておきます(本格的な誘引は冬)。
4.5. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋にもしっかり花を楽しみたい場合は、夏剪定を行います。春に咲いた枝や、夏の間伸びすぎた枝などを軽く切り戻し、株全体を整えます。

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5. 'つるローズうらら' を活かすガーデンアイデア:華やかピンクを主役に!
鮮やかなピンク色の「つるローズうらら」は、庭の様々なシーンで主役級の活躍をしてくれます。

華やかなウェルカムアーチ: 庭の入り口に設置したアーチに誘引すれば、訪れる人を鮮やかなピンクの花で迎える、最高のウェルカムアーチになります。次々と咲くので、長く楽しめます。
フェンスや壁面を明るくドレスアップ: 単調になりがちなフェンスや壁面も、「つるローズうらら」を誘引すれば、一面が華やかなピンク色の花のスクリーンに変わります。
オベリスクやポールで存在感を: 庭の中にポイントとしてオベリスクやポールを立て、そこに絡ませれば、鮮やかなピンク色の花のタワーが楽しめます。
他の植物との組み合わせ:
クレマチス: 特に白や淡い紫、ブルー系のクレマチスとの組み合わせは、ピンク色を爽やかに引き立て、非常に美しいです。開花期を合わせるのがポイント。
他のバラ: アプリコット系や黄色のバラと合わせると、明るくポップな印象に。白バラと合わせると、清楚で上品な雰囲気に。
鉢植え(大型)での挑戦: 大きな鉢(10号以上推奨)としっかりした支柱(オベリスクなど)があれば、鉢植えで管理することも可能です。

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6. まとめ:日本の庭を彩る、強くて美しいピンクのつるバラ
今回は、京成バラ園芸が生んだ人気のつるバラ、「つるローズうらら」について、その魅力、育て方の詳細、そしてつるバラとしての管理のコツを詳しくご紹介しました。

つるローズうららは、鮮やかなローズピンクの花が魅力の、日本の気候に適した強健なつるバラ。
元のフロリバンダ品種 'ローズうらら' の優れた性質(花付き・花持ちの良さ、育てやすさ)を受け継ぐ。
返り咲き性が非常に強く、春から秋まで繰り返し花を楽しめる。
育て方のポイントは、日当たりの確保、適切な水やりと肥料(特に花後のお礼肥)、そしてつるバラとしての冬の剪定・誘引。
トゲが少なく誘引しやすいとされる点も魅力(要確認)。初心者にもおすすめ。
アーチやフェンスなど、様々な場所で華やかに活躍する。
今まさに「次々と咲きだし」て、庭を鮮やかに彩り始めた「つるローズうらら」。その勢いのある開花は、春の喜びを私たちに力強く伝えてくれます。

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丈夫で育てやすく、美しい花を長く楽しませてくれる「つるローズうらら」。ぜひ、あなたの庭にもお迎えして、その素晴らしい魅力を体験してみませんか?

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つるローズうらら Rose Urara Climbing 京成バラ園芸 Keisei Rose Garden 日本 ツル クライミング・ローズ Cl クライミング 返り咲き ピンク系統 ショッキングピンク 丸弁平咲き 中輪 微香

再生リスト つるローズうらら Rose Urara Climbing
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2025年04月20日

春幕開けのエドゥアール・マネ――デルバール製バラで始まる新たな花季節 Edouard Manet⠀絞りの花が咲いた。2025年4月20日

エドゥアール・マネ Edouard Manet⠀絞りの花が咲いた。2025年4月20日

エドゥアール・マネ(Edouard Manet):絞り模様が織りなす優美なシュラブローズの世界

フランスの名画家にちなんで名付けられた「エドゥアール・マネ」は、デルバール(Delbard)が誇るシュラブローズの逸品です。淡い黄色の地色にローズ色の絞りが美しく入る花姿と豊かな香りで、多くのバラ愛好家を魅了しています。本記事では、この優雅なフレンチローズの特徴や魅力、そして育て方について詳しく解説します。春から秋まで長く楽しめるこのバラを、あなたの庭に取り入れてみませんか?

エドゥアール・マネの基本情報と特徴
エドゥアール・マネは、フランスの著名なバラ育種家デルバール社によって作出された四季咲きのシュラブローズです。その名は、19世紀フランスの画家エドゥアール・マネに敬意を表して名付けられました。マネの絵画に見られる繊細な色使いと同様に、このバラも優美な色彩を持ち合わせています。

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花の特徴
花色:エドゥアール・マネの最大の魅力は、その独特の花色にあります。淡いクリーム色から黄色の地色に、繊細なローズピンクの絞りが入る姿は、まるで一枚の絵画のような美しさです。開花とともに色合いが変化し、日光の加減によっても表情を変える点も魅力のひとつです。
花形:カップ咲きからロゼット咲きへと変化する花形は、古典的な美しさと現代的なエレガンスを兼ね備えています。花径は約8cmの中輪花で、およそ35〜40枚の花びらが重なり合い、豊かな印象を与えます。
香り:エドゥアール・マネの香りは、クラシカルなダマスク調の香りに、柑橘系やベリー系のフルーティーな香りが混ざった強香です。朝露に濡れた花からは特に芳醇な香りが立ち上り、庭全体を包み込みます。

生育特性
樹形:シュラブタイプの樹形で、半横張り性の成長を見せます。成長すると樹高約1.5~1.8m、幅は1.2~1.5mほどになります。枝はしっかりとしていて、重い花をよく支えます。
開花習性:四季咲き性を持ち、5月から11月頃まで、気候が良ければ断続的に花を咲かせます。特に春と秋に見事な花つきを見せることが多いでしょう。一番花がもっとも豪華に咲きますが、二番花以降も十分に楽しめます。
耐病性:比較的耐病性が高く、黒星病やうどんこ病への抵抗力があります。適切な管理をすれば、健康に育てることができるでしょう。
耐寒性・耐暑性:中程度の耐寒性と耐暑性を持ち、日本の気候にも適応します。特に冬の防寒対策をしっかり行えば、寒冷地でも育てることが可能です。

エドゥアール・マネの多彩な魅力
1. 絶妙な色彩バランス
エドゥアール・マネの最大の特徴は、淡い黄色とピンクの絞り模様が織りなす独特の色彩美にあります。この色合いは、庭のどんな環境にも調和し、同時に存在感も放ちます。花が咲き進むにつれて色合いが変化する様子も見どころで、一株で異なる表情を楽しめます。
2. 豊かな香りの世界
クラシックなダマスク調の香りに、ほのかなフルーツの香りが混ざり合う芳香は、バラ園を訪れる人々を魅了します。風の日には香りが庭全体に広がり、訪れる蝶や蜂などの昆虫たちも引き寄せます。庭で過ごす時間を一層豊かにしてくれるでしょう。
3. 長い開花期間と花もちの良さ
四季咲きの性質を持つエドゥアール・マネは、春から秋まで長期間花を楽しめます。また、一輪の花の寿命も比較的長く、切り花としても5〜7日程度の花もちが期待できます。これにより、庭でも室内でも長く美しさを堪能できます。
4. 多様な利用法
エドゥアール・マネは、その中庸な樹高と半横張りの樹形から、様々な場所や用途に活用できます。

単独植栽:庭の主役として一株で植えても存在感があります
グループ植栽:複数株をまとめて植えることで、より華やかな花壇を作ることができます
ミックスボーダー:宿根草や低木と組み合わせると、調和のとれた花壇になります
鉢植え:大きめの鉢であれば鉢植えでも育てられ、テラスやバルコニーでも楽しめます
切り花:花もちがよく、優雅な香りが楽しめる切り花として室内でも活躍します

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5. 育てやすさ
比較的丈夫で病気にも強いエドゥアール・マネは、バラ初心者でも挑戦しやすい品種です。基本的なバラの管理さえ行えば、豊かな花と香りを長く楽しむことができるでしょう。
エドゥアール・マネの育て方ガイド
植え付け
最適な時期:春(3月下旬〜5月)か秋(10月〜11月)が植え付けに適しています。
植え付け場所:日当たりが良く、風通しの良い場所を選びましょう。一日最低6時間は日光が当たる場所が理想的です。
土壌条件:水はけがよく、保水性と保肥力のある土壌を好みます。植え付け前に、腐葉土や完熟堆肥を混ぜ込んで土壌改良を行いましょう。pH6.0〜6.5の弱酸性の土壌が最適です。
植え付け手順:

植え穴を深さ約40cm、幅約50cmほど掘ります
底に化成肥料と骨粉をまぜた土を入れます
植え付ける苗の根鉢を崩さないように植え穴に入れます
接ぎ木部分(根と幹の境目の膨らんだ部分)が地表から2〜3cm上に出るように植えます
周囲に土を入れて軽く押し固め、たっぷり水やりをします

日常の管理
水やり:乾燥を嫌うため、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。特に夏場は朝夕に水やりを行うとよいでしょう。鉢植えの場合は、より頻繁な水やりが必要になります。
肥料:

春(3〜4月):元肥として緩効性の有機肥料を与えます
開花期(5〜6月):液体肥料を2週間に1回程度与えます
夏(7〜8月):猛暑時は控えめに
秋(9〜10月):二番花、三番花に向けて再度緩効性肥料を与えます

マルチング:根元にバークチップや腐葉土などでマルチングを施すと、土の乾燥や雑草の発生を防ぎ、根の保護になります。
剪定とメンテナンス
春の剪定(2〜3月):休眠期に全体の3分の1程度に強く剪定します。混み合った枝や弱い枝、枯れ枝、交差する枝を取り除き、樹形を整えます。
夏の剪定(花がら摘み):花が終わったら花茎を5〜7枚目の葉の上で切り戻します。これにより次の開花を促進します。
秋の整理(11月頃):冬に向けて混み合った枝を間引き、風通しを良くします。ただし、強い剪定は避けてください。
冬の管理:寒冷地では根元にワラや腐葉土で厚くマルチングし、樹全体を不織布などで覆って防寒対策を行います。
病害虫対策
主な病気と対策:

黒星病:初夏や梅雨時に発生しやすい。予防として定期的な殺菌剤散布と、落ち葉の回収を徹底します。
うどんこ病:乾燥時に発生しやすい。風通しを確保し、初期症状が見られたら早めに対処します。

主な害虫と対策:

アブラムシ:新芽や蕾に発生。見つけ次第、水で洗い流すか、市販の殺虫剤を使用します。
カイガラムシ:枝や葉の裏につく。アルコールを染み込ませた布で拭き取るか、オイルスプレーを使用します。
ハダニ:乾燥時に発生しやすい。葉水を定期的に行い、初期発見に努めます。

エドゥアール・マネの四季折々の楽しみ方
春(3〜5月)
春はエドゥアール・マネが最も華やかに咲く季節です。一番花は特に豪華で、花数も多く、香りも強く立ち上ります。この時期は、剪定後の新芽の成長を楽しみ、開花に向けて適切な水やりと肥料を与えることで、より美しい花を咲かせることができるでしょう。
夏(6〜8月)
夏は暑さによって花の色がより鮮やかになる時期です。ただし、真夏の直射日光は花焼けの原因になるため、軽い日陰を作ってあげると良いでしょう。朝晩の水やりと、適度な花がら摘みを行うことで、夏も途切れることなく花を楽しめます。
秋(9〜11月)
涼しくなる秋は、エドゥアール・マネにとって二度目の花盛りとなる季節です。この時期の花は春ほど数は多くないものの、一輪一輪が大きく、色合いも深みを増します。特に朝露に濡れた姿は格別の美しさです。
冬(12〜2月)
休眠期に入るエドゥアール・マネは、この時期に来年の美しい花のための準備をします。適切な剪定と防寒対策を行い、春の目覚めを待ちましょう。厳寒期でも晴れた暖かい日には、早春の兆しとして新芽が動き始めることもあります。
エドゥアール・マネとの相性の良い植物
エドゥアール・マネの淡い黄色とピンクの絞り模様は、様々な植物との組み合わせが可能です。以下はエドゥアール・マネと相性の良い植物の例です:
宿根草との組み合わせ

ラベンダー:紫色の花と銀灰色の葉がエドゥアール・マネの色を引き立てます
サルビア:青や紫の花色がコントラストを生み、活気ある花壇になります
アガパンサス:青い花色が夏の花壇で爽やかな印象を与えます
アルケミラ・モリス:淡い黄緑色の花と葉が優しい色合いで調和します

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低木との組み合わせ

アジサイ:初夏に咲くアジサイの青や紫がエドゥアール・マネの色と美しく調和します
クレマチス:つる性植物として一緒に誘引すると、立体的な美しさが楽しめます
ボックスウッド:常緑の葉が年間を通じて花壇に構造を与えます

まとめ:エドゥアール・マネで彩る四季の庭
エドゥアール・マネは、淡い黄色とピンクの絞り模様が特徴的なデルバールのシュラブローズです。四季咲きの性質を持ち、豊かな香りと美しい花形で、一年を通じて庭を彩ります。比較的丈夫で育てやすく、初心者からベテランまで幅広いガーデナーに愛されている品種です。
適切な場所選びと基本的なケアを行えば、エドゥアール・マネは何年も美しい花を咲かせ続け、庭の主役として活躍してくれるでしょう。フランスの名画家に敬意を表して名付けられたこのバラは、まさに生きた芸術作品として、あなたの庭に優雅さと芳香をもたらしてくれることでしょう。
日当たりと風通しの良い場所に植え、定期的な水やりと肥料、適切な剪定を行うことで、エドゥアール・マネの持つ潜在的な美しさを最大限に引き出すことができます。ぜひあなたの庭に取り入れて、四季折々の表情と香りを楽しんでください。

エドゥアール・マネ Edouard Manet デルバール Delbard フランス 半ツル シュラブ・ローズ S シュラブ 四季咲き 黄色系統 絞り 淡い黄色とピンクの絞り カップ咲き 中輪 強香

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2025年4月20日 春庭レポート―バラ、クレマチス、モミジ、ツツジ、ハナズオウ、ジギタリス、梅の実。庭の様子

庭の様子2025年4月20日

春の庭から - 2025年4月20日の庭の様子

春本番を迎えた4月の庭は、日々変化する植物たちの姿が私たちの目を楽しませてくれます。今日の記事では、2025年4月20日現在の庭の様子をご紹介します。バラの新緑と蕾、クレマチス、モミジの新緑、ツツジ、ハナズオウ、ジギタリス、そして梅の実の成長状況をお届けします。それぞれの植物の特徴や魅力、育て方のポイントもご紹介しますので、皆さんのガーデニングライフにお役立てください。
バラの新緑と蕾 - 春の息吹を感じる瞬間
4月中旬から下旬にかけて、バラは一斉に新芽を伸ばし始めます。特に今年は温暖な春となり、すでに多くの品種で蕾がついているのが見られます。新緑の柔らかな色合いと質感は、この時期ならではの美しさです。

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バラの春の特徴と魅力
バラの新緑は、多くの場合、赤みを帯びた色合いから始まります。これは、若葉に含まれるアントシアニンという色素によるもので、紫外線から葉を守る働きがあります。時間が経つにつれて徐々に緑色に変化していく様子も観察する楽しみの一つです。
春のバラの蕾は、これから咲く花の予感を感じさせてくれる特別な存在です。品種によって蕾の形や色も様々で、つぼみの段階からそのバラの個性が現れています。徐々に膨らんでいく蕾を見ていると、5月から6月にかけての本格的な開花シーズンが待ち遠しくなります。

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春のバラのケアポイント
この時期のバラのケアで特に重要なのは以下の点です:

病害虫対策: 新芽や若葉は害虫の格好の餌食になります。特にアブラムシは早めの対策が必要です。エコな方法としては、水で薄めた中性洗剤を吹きかけるのも効果的です。
追肥のタイミング: 蕾が確認できたら、リン酸と加里を多く含む肥料を施すと花付きが良くなります。有機肥料であれば、バラ専用のものを使うと良いでしょう。
水やり: 春は乾燥しやすい季節です。特に新芽の時期は水分不足に弱いので、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。
誘引作業: つるバラの場合、新しく伸びた枝をどのように誘引するかでその後の姿が変わります。柔らかいうちに理想的な方向へ誘導しましょう。

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クレマチスの蕾 - 優雅な花へのカウントダウン
4月のクレマチスは、これから始まる華やかな開花への準備を着々と進めています。蕾の形や色、大きさはクレマチスの品種によって大きく異なりますが、その一つ一つが個性的で魅力的です。
クレマチスの特徴と魅力
クレマチスは「つる性植物の女王」とも呼ばれる高い人気を誇る植物です。多様な花色と花形を持ち、開花時期も春咲き、夏咲き、秋咲きと様々な品種があります。特に春咲きのモンタナ系は、小さな花を大量に咲かせて庭を彩ります。
蕾の段階から観察していると、花弁が徐々に開いていく様子は自然の神秘を感じさせてくれます。また、クレマチスの魅力は花だけではなく、開花後の種子(綿毛)も独特の美しさを持っています。

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クレマチスの育て方のポイント

「頭は太陽に、足は涼しく」: クレマチスの基本的な育て方の鉄則です。根元は日陰になるようにマルチングや低木の植栽で覆い、つるの上部は日光がしっかり当たるようにしましょう。
支柱の設置: クレマチスはつる性なので、必ず登る場所が必要です。アーチやオベリスク、トレリスなどを用意しましょう。蕾がついている今の時期に支柱を整えておくことが大切です。
剪定の時期と方法: クレマチスは種類によって剪定方法が異なります。春咲き種は花後すぐに、夏秋咲き種は冬から早春に剪定します。正しい剪定は翌年の豊かな開花につながります。
水やりと肥料: 水はけの良い土壌を好みますが、乾燥には弱いため、定期的な水やりが必要です。肥料は春と秋に緩効性のものを与えると良いでしょう。

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モミジの新緑 - 繊細な葉が織りなす春の風景
春のモミジは、冬の眠りから覚めて、繊細な新緑を広げ始める季節です。その若葉は透き通るような色合いと優美な形で、春の庭に清々しさをもたらします。
モミジの春の特徴と魅力
モミジの新緑の魅力は、その繊細さと色彩にあります。黄緑から明るい緑、赤みを帯びたものまで、品種によって様々な色合いを見せてくれます。光に透かすと宝石のように輝く若葉は、この時期だけの特別な光景です。
特に朝日や夕日に照らされたモミジの新緑は、まるで自然が描いた絵画のような美しさを見せてくれます。秋の紅葉とはまた違った、春ならではの魅力があります。

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モミジの育て方のポイント

適切な植栽場所: モミジは強い西日を嫌います。東向きか北向きの半日陰が理想的です。特に夏の強い日差しから守ることで、葉焼けを防ぎ美しい葉を楽しめます。
土壌管理: 水はけが良く、適度に湿り気のある弱酸性の土壌を好みます。根元に腐葉土を敷くことで、土壌環境を整えることができます。
剪定: モミジの剪定は樹形を整える程度にとどめ、大きく切り詰めることは避けましょう。自然な姿を生かすのがモミジの魅力を引き立てるコツです。
水やり: 若木のうちは乾燥に注意し、特に新芽の時期はこまめに水を与えましょう。根付いてからは、極端な乾燥時以外は自然の雨だけでも育ちます。

ツツジの花 - 春の庭を彩る鮮やかな色彩
4月から5月にかけては、ツツジが鮮やかな花を咲かせる季節です。特に日本の庭には欠かせない存在で、その華やかさは春の訪れを強く感じさせてくれます。
ツツジの特徴と魅力
ツツジの最大の魅力は、その豊富な花色と花形にあります。赤、ピンク、白、紫など様々な色があり、一重咲きから八重咲き、縁取りのあるものなど多様な花を楽しめます。
また、群植すると一層見事な景観となり、庭の主役となります。特に日本庭園では欠かせない存在で、古くから愛されてきた花木です。
花期が長いことも魅力で、品種によって開花時期をずらして植えることで、長期間花を楽しむことができます。

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ツツジの育て方のポイント

適した環境: 日当たりの良い場所を好みますが、真夏の直射日光は避けた方が良いでしょう。弱酸性の土壌を好むため、アルカリ性の土壌では生育不良になることがあります。
植え付けと植え替え: 植え付けの適期は春か秋です。植え替えをする場合は、花後すぐに行うのがベストです。根は浅く広がるため、深植えは避けましょう。
剪定: 花後の剪定が基本です。花がら摘みを兼ねて行うと、来年の花付きがよくなります。大きく育ち過ぎたものは、3年に一度程度の強剪定で若返らせることができます。
病害虫対策: ツツジの主な害虫はツツジグンバイです。葉の裏側に付くため、定期的に確認し、早期発見・早期対策を心がけましょう。

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ハナズオウの花 - 春の木漏れ日に映える優美な姿
ハナズオウ(花蘇芳)は、マメ科の落葉高木で、春になると幹や枝から直接、鮮やかなピンク色の花を咲かせる独特の木です。4月の庭で、その特徴的な開花様式は多くの人の目を引きます。
ハナズオウの特徴と魅力
ハナズオウの最大の特徴は、「幹咲き」と呼ばれる珍しい咲き方です。葉が展開する前に、幹や太い枝から直接花が咲き出す様子は非常に印象的です。赤紫からピンク色の蝶のような形の花が、まだ葉のない枝に群がるように咲く姿は、春の庭の風物詩となっています。
また、葉が展開した後も、ハート形の葉が美しく、秋には黄葉も楽しめる四季折々の魅力を持つ樹木です。樹形も優美で、年を経るほどに風格が増していきます。
ハナズオウの育て方のポイント

日照と土壌: 日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも育ちます。水はけの良い土壌が適しており、粘土質の土壌では根腐れを起こすことがあるので注意が必要です。
植え付けと移植: 植え付けは秋か早春が適期です。移植を嫌うため、植える場所は慎重に選びましょう。
剪定: 基本的に自然樹形を生かすため、大きな剪定は必要ありません。混み合った枝や枯れ枝を取り除く程度にとどめると良いでしょう。
病害虫対策: 比較的丈夫で病害虫の被害は少ないですが、アブラムシやカイガラムシが付くことがあります。発見次第、対処しましょう。

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ジギタリスの蕾 - 森の妖精が立ち並ぶような神秘的な姿
ジギタリス(フォックスグローブ)は、春から初夏にかけて長い花茎に釣り鐘状の花を次々と咲かせる多年草です。現在、蕾の段階にあるジギタリスは、これから始まる花の競演への期待を高めてくれます。
ジギタリスの特徴と魅力
ジギタリスの最大の魅力は、何と言ってもその特徴的な花姿です。長い花茎に沿って、釣り鐘状の花が整然と並ぶ様子は、妖精の国の風景を思わせます。花の内側には斑点があり、これが昆虫を誘引する役割を果たしています。
色も白、ピンク、紫、黄色など豊富で、背が高くなるため庭の中景から後景植物として優れています。特にコテージガーデンやナチュラルガーデンの雰囲気に良く合います。
ジギタリスの育て方のポイント

適した環境: 半日陰の湿り気のある場所を好みます。日本の夏の直射日光は避けた方が良いでしょう。自然に種をこぼして増えていく性質があるため、一度植えると長く楽しめます。
種まきと植え付け: 秋まきか春まきが一般的です。発芽後、ある程度大きくなったら株間を確保して移植します。
水やりと肥料: 乾燥に弱いため、特に蕾から開花期にかけては水切れに注意しましょう。過剰な肥料は必要なく、植え付け時に元肥を施す程度で十分です。
注意点: ジギタリスは観賞用であり、全草に毒性があるため、食用にしたり誤って口にしたりしないよう注意が必要です。特に小さなお子さんやペットがいる家庭では、触った後の手洗いを徹底しましょう。

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梅の実 - 春の恵みが実る季節
2月から3月に花を咲かせた梅は、4月になると小さな実をつけ始めます。今の時期、その実がぐんぐん大きくなっている様子を観察できるのも、春の庭の楽しみの一つです。
梅の実の特徴と魅力
梅の実は、最初は小さな緑色の実ですが、徐々に大きく成長していきます。初夏には黄色く色づき、6月頃には収穫の時期を迎えます。梅酒や梅干し、梅ジャムなど様々な加工品に姿を変え、私たちの食卓を豊かにしてくれます。
また、実がなる過程を観察することは、季節の移り変わりを感じる良い機会となります。花から実への変化は、自然の営みの素晴らしさを教えてくれます。
梅の木の育て方のポイント

日照と土壌: 梅は日当たりの良い場所を好みます。水はけの良い土壌が適していますが、比較的土質を選ばず育ちます。
剪定: 花後から実がある程度大きくなるまでの間に剪定を行うのが理想的です。風通しを良くし、日当たりを確保することで、来年の花付きや実付きが良くなります。
摘果: 実が多すぎると一つ一つが小さくなるため、適度な摘果が必要です。特に初めて実をつける若木では、樹の負担を考慮して摘果することをお勧めします。
病害虫対策: カイガラムシやアブラムシが付きやすいため、定期的な観察と早期対策が重要です。また、黒星病などの予防のため、梅雨時期前の防除も効果的です。

春の庭のメンテナンス - 美しい庭を維持するために
4月は、植物が急速に成長する時期です。この時期のメンテナンスが、その後の庭の美しさを左右します。以下に、春の庭の一般的なメンテナンスポイントをまとめました。

雑草対策: 春は雑草も勢いよく成長します。小さいうちに除草するのが効率的です。また、マルチングを施すことで雑草の発生を抑えることができます。
施肥: 春は植物の成長期です。適切な肥料を与えることで、健康な成長と美しい花を期待できます。しかし、過剰な施肥は避けましょう。
病害虫の早期発見と対策: 温かくなるにつれて様々な害虫が活動を始めます。定期的に植物をチェックし、早期発見・早期対策を心がけましょう。
支柱立て: つる性植物や背の高い草花には、早めに支柱を立てておくと管理がしやすくなります。
水やり: 春は乾燥しやすい季節です。特に新植した植物や鉢植えは、こまめな水やりが必要です。

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まとめ - 春の庭の魅力を最大限に楽しむために
4月20日の庭は、様々な植物がそれぞれのペースで春の営みを見せてくれる素晴らしい場所です。バラの新緑と蕾、クレマチスの蕾、モミジの新緑、ツツジの花、ハナズオウの花、ジギタリスの蕾、そして梅の実。これらの植物たちの成長を見守り、適切なケアを行うことで、より豊かなガーデンライフを楽しむことができます。
季節の変化を敏感に感じ取り、植物と共に過ごす時間は、私たちに安らぎと喜びをもたらしてくれます。自然の営みに寄り添いながら、この春の特別な瞬間を心ゆくまで味わいましょう。
今回ご紹介した植物たちの成長の様子は、今後もブログやSNSでアップデートしていきます。皆さんの庭の様子も、ぜひコメントやSNSでシェアしてください。共に春の庭を楽しみましょう!

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デンドロビウム Dendrobium⠀ピンクの花が咲きだした。2025年4月20日⠀デンドロビウムは、その独特の花姿と多彩な品種展開で、多くのガーデナーや蘭愛好家に愛される美しい蘭です

デンドロビウム Dendrobium

デンドロビウムは、その独特の花姿と多彩な品種展開で、多くのガーデナーや蘭愛好家に愛される美しい蘭です。庭や室内インテリアのアクセントとして取り入れやすく、育て方も比較的シンプルなため、初心者にもおすすめです。

デンドロビウムの基本情報
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・品種数は約1,000種以上あり、花色や花形、大きさのバリエーションが豊富です。
・花色は白、黄色、オレンジ、ピンク、紫など多様で、シンプルなものからストライプや斑入りのものまであります。
・花は、細長い茎に咲く小花から一斉に開く豪華な花房までさまざまな形状を持ちます。
・蘭ならではのエレガントな存在感が、庭全体の雰囲気を格上げしてくれます。

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デンドロビウムの魅力
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デンドロビウムが人気の理由は、その美しい花だけでなく、以下の点にあります。

・豊かな品種展開
  - 多彩な花色と花形で、好みの蘭を選ぶ楽しみがあります。
  - 自然な美しさを持つ品種が庭を一変させます。

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・華やかな花とフォルム
  - 豪華な花房やエレガントな小花が、まるでアート作品のような美しさを演出します。
  - 庭に飾ったとき、周囲の景観と調和し、季節ごとの魅力を引き出します。

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・栽培のしやすさ
  - 適切な環境を整えれば、初心者でも美しい花を咲かせやすい品種が多く流通しています。
  - 蘭特有の育成法で、空間に上品なアクセントを加えることができます。

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・インテリアとの親和性
  - 庭だけでなく、室内の窓辺や吊り下げ鉢としても楽しめます。
  - 光が当たると花の色が一層鮮やかになり、部屋全体に洗練された印象を与えます。

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デンドロビウムの育て方
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デンドロビウムを健康に育てるためには、以下のポイントを押さえましょう。

【日光と温度管理】
・直射日光が6時間以上当たる環境が理想ですが、夏の強い日差しは避け、半日陰やシェードを利用しましょう。
・適温は18℃~28℃。寒さや高温には注意が必要です。

【水やりと湿度管理】
・土が乾いたら十分な水を与え、過湿にならないように排水をしっかり確保します。
・水やり後は余分な水を捨て、根腐れを防ぎます。
・冬場は水やりを控えめに行い、根が乾燥しすぎないようにします。

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【土壌と肥料】
・蘭用の培養土や多肉植物用の土を使用し、排水性を高めるためにパーライトや赤玉土を混ぜます。
・成長期には、薄めた液体肥料を月に1回程度与え、製品の規定量を守りましょう。

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【定期的な管理と剪定】
・古くなった花や枯れた葉はこまめに取り除き、空気が十分に通る環境を維持します。
・成長促進のため、必要に応じて軽く剪定をして新芽の発育をサポートします。

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まとめ
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デンドロビウムは、その豊かな品種展開と華やかな花、そして育てやすさが魅力の美しい蘭です。明るい日差しと適切な水やり、土壌改良、そして定期的な管理を行うことで、初心者でも素晴らしい花を楽しむことができます。庭や部屋に取り入れ、エレガントな空間を実現してみませんか。

ぜひデンドロビウムを取り入れて、その優雅で鮮やかな花々とともに、豊かなガーデンライフを満喫してください。

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再生リスト: 咲いた花
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再生リスト 咲いた花
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【バラ開花速報2025】エドゥアール・マネ―淡い黄色とピンクの絞り模様が奏でるシュラブローズ育成ガイド 春バラ 2025年4月20日

【バラ開花速報2025】エドゥアール・マネ'!デルバールの絞りバラ育て方徹底解説
2025年4月20日 最初の花が咲いた。エドゥアール・マネ Edouard Manet

ついに、この日がやってきました! 長い冬を越え、春の訪れと共にぐんぐん成長していたバラたちが、いよいよ開花の時を迎えました。そして、栄えある2025年の我が家のバラシーズン開始を飾ってくれたのは… フランス・デルバール社の芸術的なシュラブローズ、「エドゥアール・マネ」です!

昨日まで固く閉じていた蕾が、今朝見るとふんわりと開き始め、あの独特な絞り模様が姿を現しました。淡い黄色の花弁に、まるで気まぐれな絵筆で描かれたようなローズピンクの筋。まさに「最初の花」にふさわしい、感動的な美しさです。これからどんな表情を見せてくれるのか、そしてあの素晴らしい香りが庭に漂うのが、今から楽しみでなりません。

「エドゥアール・マネ」は、印象派の画家エドゥアール・マネに捧げられた、デルバールの「画家シリーズ」の中でも特に人気の高い品種。その美しさだけでなく、四季咲き性、強香、そしてシュラブローズとしての育てやすさも兼ね備えています。

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「この絞り模様、本当に綺麗!」
「画家シリーズって他にもあるの?」
「エドゥアール・マネを上手に育てるコツは?」

この記事では、そんな開花一番乗りを果たした 'エドゥアール・マネ' に改めて注目し、その基本情報から唯一無二の魅力、初心者でも安心の詳しい育て方、そしてシュラブローズならではの剪定や仕立て方のコツまで、徹底的に解説していきます。

この記事を読めば、あなたも 'エドゥアール・マネ' の育て方のポイントをマスターし、その芸術的な花と香りを存分に楽しむことができるようになるはずです。さあ、印象派の絵画のようなバラの世界へ、一緒に足を踏み入れてみましょう!

この記事を書いている人

[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。デルバールの画家シリーズもいくつか栽培しており、'エドゥアール・マネ' の栽培経験に基づいたリアルな情報をお届けします。

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1. 描かれた芸術:バラ 'エドゥアール・マネ' とは?
まずは、「エドゥアール・マネ」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールをご紹介します。

作出: 2009年以前? / フランス / デルバール (Delbard)
系統: S (シュラブ・ローズ)
木立バラとつるバラの中間的な性質を持ち、自然な樹形を楽しんだり、軽く誘引して楽しむこともできる汎用性の高い系統です。
樹形: 半横張り性。枝がやや横に広がりながら、上に伸びていくタイプ。
樹高: 1.5m ~ 1.8m程度(環境や剪定による)
咲き方: 四季咲き。春から秋まで、繰り返し花を咲かせる。
花色: 淡い黄色地に、鮮やかなローズピンクの絞り(ストライプ)が入る。咲く時期や気温によって、黄色の濃淡やピンクの絞りの入り方が変化するのも魅力。咲き始めのこの最初の一輪も、どんな表情を見せてくれるか楽しみです。
花形: カップ咲きから始まり、開くにつれて整った美しいロゼット咲きへと変化する。
花径: 中輪 (約8cm)
香り: 強香。クラシックなダマスク香をベースに、甘く爽やかなフルーツ(アプリコットや柑橘系)の香りが混じる、非常に豊かで複雑な香り。
葉: 明るい緑色の葉。
耐病性: デルバールのバラは比較的強健な品種が多いとされますが、うどんこ病や黒星病など、バラがかかりやすい病気への注意は必要です。
名前の由来: 近代絵画の父とも呼ばれ、印象派に大きな影響を与えたフランスの画家、エドゥアール・マネ (Édouard Manet, 1832-1883) にちなんで名付けられました。その独創的な絞り模様は、マネの絵画のような斬新さと美しさを感じさせます。

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デルバールの「画家シリーズ」

'エドゥアール・マネ' は、デルバール社が誇る人気の「画家シリーズ (Les peintres)」の一つです。このシリーズは、有名な画家の名前を冠し、その画家の作風や色彩をイメージさせるような、美しい絞り模様や色彩を持つバラで構成されています。他にも、オレンジと黄色の絞りが印象的な'ラ・パリジェンヌ'、赤と白の絞りが鮮やかな'ギー・サヴォア'、赤に黒赤の絞りが入るシックな'ラ・レーヌ・ドゥ・ラ・ニュイ'など、個性豊かな品種がたくさんあります。これらのバラを集めて、「庭の美術館」を作るのも楽しいかもしれませんね。(※参考リストにあった他の品種名も一部紹介しました。)

2. 'エドゥアール・マネ' が人々を魅了する理由
なぜ 'エドゥアール・マネ' はこれほどまでに人気を集めるのでしょうか? その特別な魅力に迫ります。

魅力1:息をのむほど美しい! 唯一無二の絞り模様
このバラの最大の特徴であり魅力は、淡いクリームイエローのベースに、鮮やかなローズピンクの絞り(ストライプ)が不規則に入る、その芸術的な花色です。一つとして同じ模様の花はなく、咲くたびに新しい表情を見せてくれます。咲き始めのこの最初の一輪も、どんな絞り模様を見せてくれるのか、ワクワクしますね。咲き進むにつれての変化も楽しみです。

魅力2:優雅な花形の変化
コロンとした可愛らしいカップ咲きで咲き始め、ゆっくりと花弁を開きながら、幾重にも重なった花弁が美しいロゼット咲きへと変化していきます。その過程を眺めるのも楽しみの一つです。中輪ながら花弁数が多く、見応えがあります。

魅力3:庭を満たす、豊かで複雑な強香!
見た目の美しさだけでなく、香りも素晴らしいのが 'エドゥアール・マネ' の大きな魅力です。伝統的なダマスク系の濃厚な香りに、アプリコットや柑橘類を思わせるような爽やかで甘いフルーツの香りが絶妙にブレンドされた、非常に豊かでうっとりするような「強香」を持っています。開花期には、その素晴らしい香りが庭全体に漂い、至福の時間をもたらしてくれます。咲き始めのこの一輪からも、きっと良い香りが漂ってくることでしょう。

魅力4:春から秋まで途切れない! 優れた四季咲き性
四季咲き性が非常に強く、春の素晴らしい一番花の後も、夏、そして秋まで繰り返し花を咲かせ続けてくれます。適切な管理を行えば、年間を通して長くその美しい花と香りを楽しむことができる、非常にパフォーマンスの高いバラです。この最初の一輪を皮切りに、これから何度も楽しませてくれるはずです。

魅力5:扱いやすい樹形と多様な仕立て方
樹形は半横張り性のシュラブで、枝がしなやかに伸びます。そのため、自然なブッシュ樹形として楽しむだけでなく、冬の剪定と誘引次第で、低めのフェンスやオベリスク、トレリスなどに軽く誘引して、つるバラのように仕立てることも可能です。育て主の好みや庭のスペースに合わせて、様々な表情を見せてくれる汎用性の高さも魅力です。

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3. 'エドゥアール・マネ' の育て方【完全ガイド】芸術的な花を咲かせる!
ここからは、「エドゥアール・マネ」を元気に育て、その芸術的な花と香りを存分に楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。

3.1. 植え付け:最適な環境づくりから始めよう!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好き! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。日照不足は花付きや生育に大きく影響します。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に不可欠です。特にうどんこ病は風通しが悪いと発生しやすくなります。株間を適切にとり、壁際などは少し離して植えましょう。
スペース: 半横張り性のシュラブで、樹高も1.8m程度まで伸びる可能性があるため、ある程度のスペースを確保できる場所を選びます。他の植物との間隔も考慮しましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが簡単で確実です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥、腐葉土、牛ふんなどをたっぷりと混ぜ込み、元肥(緩効性肥料)も加えて土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします。裸苗は根を水に浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
株が安定するまで支柱を立てると良いでしょう。

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3.2. 水やり:基本を守って、乾燥と過湿を防ぐ
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に開花期は水切れに注意が必要です。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日必要になることも。朝夕の涼しい時間帯に与えます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣をつけましょう。

3.3. 肥料:四季咲き性を最大限に引き出すために!
'エドゥアール・マネ' は四季咲き性が強いので、次々と花を咲かせるためには、肥料を切らさないように管理することが大切です。

寒肥(元肥): 冬の休眠期(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与えます。
開花中の追肥: 最初の花が咲き始めたこの時期、開花をサポートし、次の蕾の成長を促すために、液体肥料を週に1回程度与えるのが効果的です。
【重要】花後の追肥(お礼肥): 春の一番花が終わった後、そして夏や秋に花が咲き終わるたびに、緩効性化成肥料や液体肥料を与え、株の体力を回復させ、次の開花を促します。四季咲きバラにとって、花後のお礼肥は非常に重要です。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)、秋の開花に向けて追肥を行います。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料は、必要な栄養素がバランス良く配合されているのでおすすめです。

3.4. 病害虫対策:日頃の観察と予防が大切!
デルバールのバラは比較的強健な品種が多いとされますが、油断は禁物です。

注意すべき病気:
黒星病(黒点病): 雨が多い時期や、葉が濡れた状態が続くと発生しやすいです。
うどんこ病: 風通しが悪く、乾燥気味の時に発生しやすいです。
注意すべき害虫:
アブラムシ: 春先の新芽や蕾に付きやすいです。咲き始めの花にも集まることがあります。
ハダニ: 高温乾燥時に葉裏に発生しやすいです。
スリップス(アザミウマ): 花弁に入り込み、シミを作ることがあります。淡い色の花は被害が目立ちやすいです。
その他、バラゾウムシ、チュウレンジハバチなど。
対策と予防:
風通しと日当たりを確保する(適切な剪定)。
定期的な観察(葉裏もチェック!)。
早期発見・早期対処(病気の葉の除去、害虫の捕殺、薬剤散布)。開花が始まったこの時期は、薬剤が花にかからないように注意しましょう。
薬剤散布: 必要に応じて、予防的または治療的に薬剤を使用します。薬剤は耐性がつかないようにローテーションして使いましょう。

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4. 【重要】シュラブローズとしての剪定と仕立て方:'エドゥアール・マネ'を美しく!
'エドゥアール・マネ' はシュラブローズなので、仕立て方の自由度が高いのが魅力です。剪定方法も仕立て方によって変わってきます。

4.1. シュラブローズとは?
木立バラのように自立しますが、枝がややしなやかに伸び、品種によっては半つる性のように扱うこともできる、中間的な性質を持つバラのことです。剪定次第で、こんもりとしたブッシュ樹形にも、低めのフェンスやオベリスクに誘引することも可能です。

4.2. 冬剪定(1月~2月):仕立て方に合わせて
冬の休眠期に行う剪定が、春からの樹形と花付きを決めます。

① 木立風(ブッシュ)に仕立てる場合:
全体の高さの1/2~1/3程度を目安に切り詰めます。
枯れ枝、病気の枝、細い枝、内向きの枝、古い枝(3~4年以上)などを付け根から整理します。
残す枝は、外向きの良い芽の上で切ります。
② 半つる状(小型クライマー)に仕立てる場合:
目的: フェンス、オベリスク、トレリスなどに軽く誘引して、空間を彩る。
剪定: 枯れ枝や細い枝、混み合った枝などを整理するのは①と同じです。元気の良い、長めのシュートを数本選び、主枝として残します。 これらの主枝は先端を軽く切り詰める程度にします。主枝から出ている細い枝(側枝)は、付け根から2~3芽残して切り詰めます。
誘引: 残した主枝を、構造物に麻ひもなどで緩やかに(きつく縛らない)固定します。半横張り性の枝ぶりを活かし、斜め上方向や横方向に広げるように誘引すると、花付きが良くなります。

4.3. 花後の剪定(随時):四季咲き性を最大限に!
四季咲き性が強い 'エドゥアール・マネ' にとって、花後の剪定は次々と花を咲かせるために非常に重要です。

方法: 花が終わったら、花がらだけでなく、花の下にある5枚葉(小葉が5枚ついている葉)を1~2枚付けて、そのすぐ上(良い芽の上)で切り戻します。これをこまめに行うことがポイントです。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で切り戻します。咲き始めたばかりのこの時期から、終わった花はこまめに摘むようにしましょう。

4.4. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋に質の良い花をたくさん咲かせたい場合は、夏剪定を行います。株全体の高さの2/3程度の位置で、軽く切り戻して樹形を整えます。

4.5. 仕立て方の選択肢:あなたの庭に合わせて
自然なシュラブ樹形: 剪定を軽めにして、やや横に広がる自然なブッシュとして楽しむ。庭植えでスペースがある場合に。
鉢植え: コンパクトに管理したい場合は鉢植えがおすすめ。冬剪定で高さを調整しやすい。
低めのフェンスやトレリス: 半横張りの枝を活かして、扇状に広げるように誘引する。
オベリスク: 中型程度のオベリスクにらせん状に巻き付けるように誘引する。

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5. 'エドゥアール・マネ' を楽しむガーデンアイデア:芸術的な花を活かす!
そのユニークな絞り模様と香りは、庭の様々なシーンで特別な存在感を放ちます。

庭の主役に: 一株あるだけで、庭全体の雰囲気がおしゃれになります。人の視線が集まる場所に植えましょう。咲き始めの今の時期は特に注目度が高いはずです。
他のバラとの組み合わせ:
単色のバラと: 白、クリーム、ソフトピンク、アプリコットなど、淡い単色のバラと合わせると、'エドゥアール・マネ' の絞り模様が引き立ちます。
同系色の絞りバラと: 他の画家シリーズ(モネ、ピサロなど)と並べて、華やかな絞りコーナーを作るのも楽しいでしょう。
宿根草との美しい調和:
青・紫系の花と: ラベンダー、サルビア・ネモローサ、ゲラニウム・ロザンネイなどと組み合わせると、黄色のベースカラーと美しいコントラストが生まれます。
シルバーリーフと: ラムズイヤー、サントリナ、シロタエギクなどと合わせると、シックで洗練された雰囲気に。
鉢植えで香りと花を間近に: テラスやベランダ、玄関先など、人がよく通る場所に鉢植えを置けば、その素晴らしい香りを気軽に楽しむことができます。
切り花としてアートな空間を演出: 絞り模様の花は、一輪挿しにするだけでも非常に絵になります。他の花と組み合わせず、'エドゥアール・マネ' だけでシンプルに飾るのがおすすめです。咲き始めのこの一輪を、まずはお部屋で楽しむのも贅沢ですね。

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6. まとめ:芸術的な絞りと香りに酔いしれる 'エドゥアール・マネ'
今回は、フランス・デルバール社の画家シリーズから、印象的な絞り模様と豊かな香りが魅力のシュラブローズ、「エドゥアール・マネ」について、その特徴、魅力、育て方の詳細をご紹介しました。

エドゥアール・マネは、淡い黄色地にローズピンクの絞りが入る、芸術的な花色が最大の特徴。
カップ咲きからロゼット咲きへと変化する優雅な花形と、ダマスク+フルーツの強香も魅力。
四季咲き性が強く、春から秋まで繰り返し花を楽しめる。
半横張り性のシュラブ樹形で、育てやすく、多様な仕立て方が可能。
育て方のポイントは、日当たりと風通しの確保、適切な肥料管理(特に花後のお礼肥)、そして仕立て方に合わせた剪定。
今日、待ちに待った最初の一輪が開花した「エドゥアール・マネ」。これから次々と咲き進み、その唯一無二の美しさで庭を彩ってくれることでしょう。そして、その芳醇な香りが庭を満たす瞬間も、もうすぐそこまで来ています。

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その芸術的な魅力と育てる喜びを与えてくれる「エドゥアール・マネ」。ぜひ、あなたの庭のコレクションに加えて、その魅力に酔いしれてみませんか?

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上空に咲く優雅な花―つるローズうらら Rose Urara Climbing⠀上の方でピンクの花が咲いた。2025年4月20日

つるローズうらら Rose Urara Climbing⠀上の方でピンクの花が咲いた。2025年4月20日

【つるローズうらら育て方】鮮やかピンクの花が上の方で開花!剪定・誘引のコツ徹底解説
「つるローズうらら Rose Urara Climbing 上の方でピンクの花が咲いた。2025年4月20日」

庭のバラたちの開花リレーが本格化する4月20日、数日前に一番花を咲かせた京成バラ園芸の「つるローズうらら」が、今度はアーチやフェンスの「上の方で」その鮮やかなピンク色の花を開き始めました! 冬の間に丁寧に行った誘引作業が実を結び、高い位置で美しい花が見られるのは、つるバラ栽培の醍醐味であり、格別の喜びですね。見上げるたびに、その華やかな色彩が目に飛び込んできます。

「つるローズうらら」は、人気のフロリバンダ品種「ローズうらら」の枝変わりとして誕生したクライミングローズ(つるバラ)です。元の品種譲りの華やかな花色、抜群の花付きと花持ち、そして病気に強く育てやすい強健さを兼ね備え、さらに枝を長く伸ばして庭を立体的に彩ることができる、日本の気候にも適した素晴らしい品種です。

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「うちのつるバラも、上の方で咲かせるにはどうすればいい?」
「返り咲きさせるための、花後の剪定方法は?」
「丈夫で育てやすいピンクのつるバラを探しているんだけど…」

この記事では、そんな開花が進んできた「つるローズうらら」に改めて注目し、その基本情報から輝かしい魅力、初心者でも安心して育てられる詳しい方法、そしてつるバラとして美しく咲かせるための重要な「剪定」と「誘引」のテクニック、さらには庭での素敵な活用アイデアまで、徹底的に解説していきます。

この記事を読めば、あなたも「つるローズうらら」を自信を持って育て、その華やかなピンクの花を長く、そして効果的に楽しむための知識が身につくはずです。さあ、日本の気候が生んだ素晴らしいつるバラの世界へご案内しましょう!

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1. 華やかピンクのクライマー:'つるローズうらら'とは?
まずは、「つるローズうらら」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールを見ていきましょう。

作出: 京成バラ園芸 / 日本
系統: Cl (クライミング・ローズ) - フロリバンダ 'ローズうらら' の枝変わり
樹形: クライミング(つる性)。太くしっかりした枝が伸び、大きく育つ。
樹高: 2.5m ~ 3m程度(環境や仕立て方による)
咲き方: 返り咲き。基本的には春に最も多くの花が咲き、その後、夏から秋にかけても繰り返し花を咲かせます。元テキストには「木が充実してくると春から冬まで咲く」とあるように、非常に返り咲き性が強く、条件が良ければほぼ四季咲きに近い感覚で長く楽しめます。
花色: 濃いローズピンク~ショッキングピンク。鮮やかで目を引く、華やかなピンク色です。
花形: 丸弁平咲き。カップ状に咲き始め、開くと中心部がやや抱えるような可愛らしい平咲きになります。
花径: 中輪 (8cm~10cm程度)
咲き方: 1~4輪程度の房咲きになることが多い。
花持ち・耐雨性: 花持ちが良く、雨にも比較的強いため、美しい状態を長く楽しめます。
香り: 微香。香りは控えめです。
葉: 厚みがあり、やや光沢のある緑色の葉。
枝: 太くしっかりした枝が伸びます。情報によるとトゲは少ないとされ、誘引作業がしやすいと言われています。
耐病性: 元の 'ローズうらら' 同様、樹勢が強く、比較的病気に強いとされています。特にうどんこ病への耐性があると言われますが、環境によっては黒星病などが発生することもあるため、基本的な管理は必要です。
育てやすさ: 丈夫で樹勢が強く、日本の気候にも合っているため、初心者にも育てやすいつるバラとして人気があります。

人気品種 'ローズうらら' の血筋

「つるローズうらら」は、数々の賞を受賞し、その育てやすさと華やかさで非常に人気の高いフロリバンダ品種「ローズうらら」から生まれたつるバラです。元の品種が持つ、鮮やかな花色、抜群の花付きと花持ち、そして病気に強い強健さといった優れた性質をそのまま受け継いでいます。つる性になったことで、アーチやフェンス、壁面など、よりダイナミックにその美しさを楽しめるようになりました。

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2. 'つるローズうらら' が愛される理由:その魅力に迫る!
なぜ「つるローズうらら」は多くのガーデナーに選ばれ、愛され続けているのでしょうか?

魅力1:とにかく鮮やか! 視線を集める華やかピンク
このバラの最大の魅力は、何と言ってもその鮮やかで目を引くローズピンクの花色です。「ショッキングピンク」と表現されることもある、明るく華やかなピンク色は、庭全体をパッと明るく彩り、遠くからでもその存在感を発揮します。曇りの日でも庭を元気づけてくれるような、パワーのある色合いです。「上の方で咲いた」花は、青空にもよく映えますね。

魅力2:可愛らしい花形と、雨にも負けない花持ちの良さ
丸みを帯びた花弁が重なる丸弁平咲きは、どこか優しく、可愛らしい印象を与えます。数輪の房になって咲くため、ボリューム感もあります。さらに、花持ちが非常に良く、雨にも強いため、美しい花を長く楽しめるのが大きなメリットです。天候に左右されにくいのは嬉しいポイントですね。

魅力3:春から秋まで咲き続ける! 驚きの返り咲き性
基本的には「返り咲き」に分類されますが、株が充実してくると、春の豪華な開花のあとも、夏、秋、そして時には初冬近くまで、繰り返し花を咲かせてくれます。ほぼ四季咲きに近い感覚で、非常に長い期間楽しめるのは、ガーデナーにとって大きな喜びです。

魅力4:日本の気候が生んだ? 丈夫で育てやすい強健さ
日本のトップブランド、京成バラ園芸が生んだ品種であり、日本の気候風土に適した育てやすさを持っています。樹勢が強く、病気にも比較的強いため、バラ栽培初心者の方でも安心して挑戦できます。

魅力5:扱いやすい? トゲが少なく誘引しやすい枝
情報によると、トゲが少なく、枝も比較的しなやかで誘引しやすいとされています。これは、つるバラの管理作業(特に冬の誘引)において、非常に大きなメリットとなります。作業が楽になるのは嬉しいですね。(※トゲの程度は生育環境によって多少変化することもあります)

3. 'つるローズうらら'の育て方【完全ガイド】鮮やかピンクを咲かせよう!
ここからは、「つるローズうらら」を元気に育て、毎年たくさんの鮮やかな花を楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。

3.1. 植え付け:最高のスタートを切るために!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。日当たりが良いほど、花付きが良く、株も元気に育ちます。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に繋がります。壁際などに植える場合も、壁との間に十分な空間を空けましょう。
誘引スペース: つるバラなので、枝を誘引するためのアーチ、フェンス、壁面、パーゴラ、オベリスクなどの構造物が必要です。大きく育つ品種なので、十分なスペースを確保できる場所を選びましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単です。
地植えの場合は、植え穴を大きく深く掘り、堆肥や腐葉土、元肥(緩効性肥料)をたっぷりと混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします。裸苗は根を水に浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分(株元のこぶ状の部分)が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
地植えの場合は、仮の支柱を立てて株を安定させます。

3.2. 水やり:基本を守って、乾湿のメリハリを
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に開花期は水切れに注意が必要です。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日~朝夕2回必要なことも。日中の高温時は避けます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣を。

3.3. 肥料:繰り返し咲きを支える、途切れさせない栄養管理!
「つるローズうらら」は非常に開花期間が長いので、肥料を切らさないように管理することが、たくさんの花を咲かせ続けるための重要なポイントです。

寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与えます。
開花前の追肥: 蕾が膨らみ、咲き始めたこの時期(4月~5月)、開花をサポートするために液体肥料を週に1回程度与えるのも効果的です。
【重要】お礼肥(花後): 春の一番花が終わった後、そして夏や秋に花が咲き終わるたびに、消耗した体力を回復させ、次の開花を促すために、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。繰り返し咲く品種にとって、花後のお礼肥は非常に重要です。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)、秋の開花に向けて追肥を行います。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料を使うと、バランス良く栄養を与えることができます。緩効性肥料を基本に、生育期には液体肥料を補助的に使うのがおすすめです。

3.4. 病害虫対策:強健だが油断は禁物!
「つるローズうらら」は比較的病気に強い品種とされていますが、油断は禁物です。基本的な病害虫対策は行いましょう。

耐病性: うどんこ病には比較的強いとされますが、環境によっては黒星病(黒点病)が発生することもあります。
注意すべき害虫: アブラムシ、ハダニ、チュウレンジハバチ、バラゾウムシなど、一般的なバラの害虫は発生する可能性があります。特にアブラムシは咲き始めの花にも付きやすいのでチェックが必要です。
対策と予防:
風通しと日当たりを確保する: 適切な剪定と誘引が基本です。
定期的な観察: 葉の裏までこまめにチェックし、早期発見・早期対処を心がけます。
薬剤散布: 病害虫が発生しやすい時期(春先、梅雨時期など)には、予防的に薬剤(殺菌剤・殺虫剤)を散布するのも有効です。薬剤はローテーションして使用しましょう。
株元の管理: 株元を清潔に保ち、マルチングなどで泥はねを防ぐことも病気予防につながります。

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4. 【重要】つるバラとしての剪定と誘引:'つるローズうらら'を美しく咲かせる!
「つるローズうらら」を最大限に美しく咲かせるためには、つるバラとしての適切な「剪定」と「誘引」が欠かせません。「上の方で咲いた」ということは、冬の誘引が上手くいった証拠かもしれませんね!

4.1. 剪定と誘引の目的
美しい樹形を作り、構造物(アーチ、フェンス等)に沿わせる。
花付きを良くする(特に高い位置で咲かせる)。
古い枝を整理し、株を若返らせる。
風通しや日当たりを改善し、病害虫を予防する。

4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):春の景色を作るメイン作業!
冬の休眠期に行う剪定と誘引が、春の開花、特に「上の方で」たくさん咲かせるための基礎を作ります。

剪定:
まず、枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝などを付け根から切り取ります。
次に、株元から数えて3~4年以上経った古い主枝(樹皮がゴツゴツしていることが多い)があれば、これも付け根から切り取り、新しい元気なシュートへの世代交代を促します。
残した若くて元気な主枝(主に前年伸びたシュート)は、先端を軽く切り詰める程度にします。
その主枝から出ている**細い枝(側枝)**に春の花が咲きます。この側枝を、**付け根から数えて2~3芽(長さ15~20cm程度)**残して切り詰めます。
誘引:
剪定が終わったら、残した主枝をアーチ、フェンス、オベリスクなどの構造物に固定していきます。
最大のポイントは、枝をできるだけ水平に近い角度(斜め45度以下)に、緩やかなカーブを描くように寝かせて誘引すること! これにより、枝の各節から上向きに花を咲かせる側枝がたくさん伸びてきます。高い位置まで枝を誘引しておけば、その部分から発生した側枝に花が咲き、「上の方で咲く」景色が作れます。
枝同士が重ならないように、空間にバランス良く配置します。
麻ひもやビニールタイなどで、枝に食い込まないように、ゆとりを持たせて8の字に結びつけ、しっかりと固定します。トゲが少なく誘引しやすいとされる'つるローズうらら'ですが、無理な角度に曲げないように注意しましょう。

4.3. 花後の剪定(随時):繰り返し咲かせるための必須作業!
「つるローズうらら」は返り咲き性が強いので、花後の剪定が次の開花を促すために非常に重要です。

花がら切り: 咲き終わった花は、花がらだけでなく、花の下の5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上で切り戻します。 これをこまめに行うことで、株の消耗を防ぎ、次の花芽が早く上がりやすくなります。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で同様に切り戻します。
4.4. シュートの管理(春~夏)

春から夏にかけて、株元や枝の途中から勢いよく伸びてくるシュートは、来年以降の主役となる大切な枝です。

保護: 柔らかく折れやすいので、早めに支柱を立てて保護します。
仮誘引: 伸びてきたら、邪魔にならないように、また風で折れないように、支柱や既存の枝に軽く留めておきます(本格的な誘引は冬)。

4.5. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋にもしっかり花を楽しみたい場合は、夏剪定を行います。春に咲いた枝や、夏の間伸びすぎた枝などを軽く切り戻し、株全体を整えます。

5. 'つるローズうらら' を活かすガーデンアイデア:華やかピンクを主役に!
鮮やかなピンク色の「つるローズうらら」は、庭の様々なシーンで主役級の活躍をしてくれます。

華やかなウェルカムアーチ: 庭の入り口に設置したアーチに誘引すれば、訪れる人を鮮やかなピンクの花で迎える、最高のウェルカムアーチになります。「上の方で咲いた」花が、アーチの頂点を飾るのは見事でしょう。
フェンスや壁面を明るく彩る: 単調になりがちなフェンスや壁面も、「つるローズうらら」を誘引すれば、一面が華やかなピンク色の花のスクリーンに変わります。
オベリスクで存在感を: 庭の中にポイントとしてオベリスクを立て、そこに絡ませれば、鮮やかなピンク色の花のタワーが楽しめます。
他の植物との組み合わせ:
クレマチス: 特に白や淡い紫、ブルー系のクレマチスとの組み合わせは、ピンク色を爽やかに引き立て、非常に美しいです。開花期を合わせるのがポイント。
他のバラ: アプリコット系や黄色のバラと合わせると、明るくポップな印象に。白バラと合わせると、清楚で上品な雰囲気に。
鉢植え(大型)での挑戦: 大きな鉢(10号以上推奨)としっかりした支柱(オベリスクなど)があれば、鉢植えで管理することも可能です。

6. まとめ:日本の庭を彩る、強くて美しいピンクのつるバラ
今回は、京成バラ園芸が生んだ人気のつるバラ、「つるローズうらら」について、その魅力、育て方の詳細、そしてつるバラとしての管理のコツを詳しくご紹介しました。

つるローズうららは、鮮やかなローズピンクの花が魅力の、日本の気候に適した強健なつるバラ。
元のフロリバンダ品種 'ローズうらら' の優れた性質(花付き・花持ちの良さ、育てやすさ)を受け継ぐ。
返り咲き性が非常に強く、春から秋まで繰り返し花を楽しめる。
育て方のポイントは、日当たりの確保、適切な水やりと肥料(特に花後のお礼肥)、そしてつるバラとしての冬の剪定・誘引。
トゲが少なく誘引しやすいとされる点も魅力(要確認)。初心者にもおすすめ。
アーチやフェンスなど、様々な場所で華やかに活躍する。
今日、庭の「上の方で」咲き始めた「つるローズうらら」の最初の一輪。冬の間の丁寧な誘引作業が、美しい結果として現れ始めた瞬間ですね。これから次々と開花し、アーチやフェンスを鮮やかなピンク色で染め上げてくれることでしょう。

丈夫で育てやすく、美しい花を長く楽しませてくれる「つるローズうらら」。ぜひ、あなたの庭にもお迎えして、その素晴らしい魅力を体験してみませんか?

[02memo]では、「つるローズうらら」の成長記録や開花の様子、剪定・誘引の具体的な方法なども、ブログやSNS、YouTubeで発信しています。ぜひ、チェックしてみてください!

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自然と調和するハナズオウ―四季折々の美しさを育む秘訣。 花蘇芳 Chinese redbud⠀ピンクの花がたくさん咲いた。2025年4月20日

ハナズオウ花蘇芳 Chinese redbud⠀ピンクの花がたくさん咲いた。2025年4月20日

ハナズオウ(花蘇芳)の特徴と魅力、育て方の完全ガイド
春の訪れとともに姿を見せるハナズオウ(花蘇芳、Chinese redbud)は、その繊細なピンク色の花々と独特の咲き方で多くの園芸愛好家を魅了しています。2025年4月20日現在、全国各地でハナズオウは見頃を迎え、そのエレガントな花姿が庭園や公園を彩っています。この記事では、ハナズオウの特徴と魅力、そして初心者でも成功できる育て方について詳しく解説します。

ハナズオウとは?基本情報と特徴
ハナズオウ(学名:Cercis chinensis)はマメ科ハナズオウ属の落葉小高木で、中国原産の花木です。日本では「花蘇芳」とも表記され、その名前の通り春に美しい花を咲かせることで知られています。樹高は通常2〜5m程度で、庭のシンボルツリーやアクセントとして人気があります。
ハナズオウの最大の特徴
ハナズオウの最も印象的な特徴は、その独特の開花様式にあります。他の多くの樹木とは異なり、ハナズオウは「直接花序(cauliflory)」と呼ばれる咲き方をします。これは花が新芽や葉の付け根からではなく、枝や幹の古い部分から直接咲く現象で、見る人を驚かせる独特の美しさがあります。
まるで枝に花が張り付いているかのような姿は、春の庭に特別な魅力をもたらします。花は葉が展開する前に咲き始めるため、ピンク色の花だけが枝を覆う様子は一層印象的です。

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花の特徴

花色: 淡いピンクから濃いローズピンク、時に白色まで品種によって様々
花の形: 蝶のような形の小さな花(1〜2cm)が集まって咲く
開花時期: 3月下旬〜5月上旬(地域によって異なる)
花の特徴: 枝の至る所から花が吹き出すように咲く

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葉の特徴
花の後に展開する葉もハナズオウの魅力の一つです。

葉の形: ハート形で美しく、縁は滑らか
葉の色: 春は明るい黄緑色で、徐々に濃い緑色に変化
秋の紅葉: 黄色に色づき、庭に秋の彩りを添える

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樹形と成長特性

樹形: 若木は直立気味ですが、成長するにつれて枝が弧を描くように広がり、優美な姿になります
成長速度: 比較的ゆっくりで、年間20〜30cm程度
寿命: 適切な管理で50年以上生きることも

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ハナズオウの主な品種と特徴

ハナズオウには様々な品種が存在し、それぞれに独自の魅力があります。日本の庭園でよく見られる主な品種をご紹介します。
1. 中国ハナズオウ(Cercis chinensis)
最も一般的な種類で、濃いピンク色の花を咲かせます。日本の気候によく適応しており、多くの庭園で見られます。
2. アメリカハナズオウ(Cercis canadensis)
北米原産で、やや淡いピンク色の花を咲かせます。耐寒性に優れており、寒冷地での栽培にも適しています。
3. 'アルバ'(白花種)
珍しい白い花を咲かせる品種で、他の春の花木と組み合わせると素晴らしいコントラストを生み出します。
4. 'フォレスト・パンジー'
紫がかった赤褐色の葉が特徴的な品種で、花だけでなく葉の色彩でも庭を彩ります。春の花の後も美しい景観を楽しめます。
5. 'ラヴェンダー・ツイスト'
枝が独特にねじれて成長する品種で、冬の庭でも美しいシルエットを見せます。花色は濃いラベンダーピンクです。
ハナズオウの魅力:庭園での活用法
ハナズオウは様々な方法で庭のデザインに取り入れることができます。その美しさを最大限に引き出す活用法をご紹介します。
シンボルツリーとして
単木で植えれば、春には花、夏には緑の葉、秋には黄葉と一年を通じて庭の焦点となります。特に中庭や玄関アプローチなど、目立つ場所に植えると効果的です。

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低木や宿根草との組み合わせ
ハナズオウの下にホスタやシダ類、春の球根植物などを植えると、層の異なる美しい空間を作り出せます。特に青や紫の花を持つ低木や多年草との組み合わせは、ピンクの花と相性が良いです。
和風庭園のアクセント
伝統的な日本庭園にも違和感なく溶け込み、春の訪れを告げる花木として活用できます。石組みや水辺の近くに植えると、水面に映る姿も楽しめます。

鉢植えでの楽しみ方
比較的コンパクトに育てられるため、大きな鉢植えでもハナズオウを育てることができます。テラスやベランダのスペースが限られている場合でも、春の花を楽しむことができるでしょう。
ハナズオウの育て方:基本のポイント
ハナズオウは比較的丈夫で育てやすい樹木ですが、美しく育てるためにはいくつかのポイントを押さえる必要があります。

最適な植え付け場所と時期
植え付け場所

日当たり: 日向から半日陰が理想的。特に花付きをよくするには十分な日光が必要です。
風通し: 風通しの良い場所が好ましい。風が停滞する場所では病害虫の発生リスクが高まります。
土壌: 水はけの良い肥沃な土壌を好みます。粘土質の重い土壌の場合は、腐葉土や堆肥を混ぜて改良すると良いでしょう。

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植え付け時期

最適な時期: 10月〜11月(秋植え)または2月下旬〜3月(春植え)
避けるべき時期: 真夏や厳冬期、花期の最中

植え付け方法のステップ

植え穴の準備: 根鉢の1.5〜2倍程度の大きさの穴を掘ります。
土壌改良: 掘り出した土に腐葉土や堆肥を3割程度混ぜます。
植え付け深さ: 根鉢の上部が地面と同じ高さになるように植えます。深植えは避けましょう。
水やり: 植え付け後はたっぷりと水を与え、根と土を密着させます。
マルチング: 根元に腐葉土や敷きわらを敷くと、乾燥防止と雑草抑制になります。

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日常の管理と育て方
水やり

植え付け後1年目: 乾燥が続く場合はこまめに水やりをします。
定着後: 基本的には自然降雨に任せますが、長期の乾燥時には週に1〜2回程度の水やりが必要です。
鉢植えの場合: 土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。

肥料

基本的な施肥: 早春(2〜3月)と花後(5〜6月)に緩効性の有機肥料を施します。
施肥量: 樹冠の広がりに合わせて、成木で500g〜1kg程度。
注意点: 過剰な肥料は花付きを悪くすることがあるので、与えすぎには注意しましょう。

剪定
ハナズオウの剪定は、自然な樹形を保ちながら行うのがコツです。

基本的な剪定時期: 花後(5月中〜下旬)が最適
剪定のポイント:

枯れ枝や弱った枝を取り除く
込み合った枝や内向きに伸びる枝を間引く
樹形を整える程度にとどめ、強剪定は避ける

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冬季の剪定: 樹形の骨格を見ながら大きな修正を行うなら、落葉期(12月〜2月)も適しています

病害虫対策
ハナズオウは比較的病害虫に強い植物ですが、時に以下の問題が発生することがあります。

アブラムシ: 新芽や若葉に発生しやすい。発見次第、水噴霧や専用の薬剤で対処します。
うどんこ病: 葉に白い粉状のカビが発生する病気。風通しを良くし、発生初期に専用の薬剤を散布します。
カイガラムシ: 枝に小さな虫が固着して吸汁します。冬季の休眠期に油剤を散布するのが効果的です。

繁殖方法
ハナズオウを増やす方法はいくつかありますが、一般的なのは以下の方法です。
挿し木

時期: 6月〜7月(梅雨時期)
方法: 半硬化した新枝を15cm程度の長さに切り、下葉を取り除いて挿し木用土に挿します。
注意点: 発根率はやや低めで、時間がかかることがあります。

種子繁殖

種子採取: 秋に熟した種子鞘を採取します。
播種前処理: 種皮が硬いため、熱湯処理や砂やすりで傷をつける処理が必要です。
播種時期: 秋蒔きまたは春蒔き
発芽: 処理をした種子は1〜2週間で発芽を始めます。

接ぎ木

台木: 同種または近縁種を使用します。
時期: 3月頃(芽接ぎ)または8月頃(芽接ぎ)
メリット: 親木と同じ特性を持つ株を確実に育てられます。

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ハナズオウの四季の楽しみ方
ハナズオウは一年を通じて様々な表情を見せる植物です。四季折々の魅力を理解することで、庭の景観計画に役立てましょう。
春(3〜5月):花の季節
春はハナズオウの最も美しい季節です。葉が出る前に枝全体から花が吹き出すように咲き、庭全体を彩ります。特に朝日や夕日を受けた時の花の輝きは格別です。
夏(6〜8月):緑陰の季節
夏になると濃い緑の葉が茂り、心地よい木陰を作り出します。ハート形の葉が風に揺れる様子も美しく、夏の庭の落ち着いた要素となります。
秋(9〜11月):紅葉の季節
秋になるとハナズオウの葉は黄色に色づきます。派手さはありませんが、控えめで上品な秋の彩りを庭にもたらします。
冬(12〜2月):枝姿の季節
葉を落とした冬のハナズオウは、独特の枝ぶりを見せます。特に雪が枝に積もる姿は趣があり、冬の庭の風情を感じさせてくれます。

ハナズオウのトラブルシューティング:よくある問題と対策
花が咲かない
考えられる原因と対策:

日光不足: より日当たりの良い場所に移植するか、周囲の樹木の枝を剪定して光を確保しましょう。
剪定時期の誤り: 花芽が形成される夏以降の剪定を控えましょう。
過剰な肥料: 窒素分の多い肥料は控え、リン酸やカリの多い肥料を適量与えましょう。
若木である: 植え付けから3〜5年は花付きが悪いことがあります。根が十分に発達するまで待ちましょう。

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葉が黄色くなる(黄化)
考えられる原因と対策:

水のやりすぎ: 根腐れの可能性があるため、水やりを控え、排水改善を行います。
栄養不足: 適切な肥料を与え、特に鉄分不足によるクロロシスの場合は鉄分を含む肥料を使用します。
土壌のpH不良: ハナズオウは弱酸性〜中性(pH6.0〜7.0)を好みます。必要に応じて土壌改良を行いましょう。

枝が枯れる
考えられる原因と対策:

冬害: 寒冷地では防寒対策(根元のマルチングや幹巻き)を行いましょう。
病害: キクイムシなどの穿孔性害虫や枝枯れ病の可能性があります。罹患部分を切り取り、適切な薬剤処理を行います。
物理的な傷: 剪定時の傷や風雪害による傷が原因の場合は、傷口を保護する薬剤を塗布しましょう。

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まとめ:ハナズオウと共に育む四季の庭

ハナズオウ(花蘇芳)は日本の庭に春の訪れを告げる華やかな花木であり、その繊細な花と独特の咲き方で多くの人々を魅了しています。比較的育てやすく、適切なケアを行えば何十年も美しい花を咲かせ続けてくれるでしょう。
日当たりと水はけの良い場所に植え、過度な剪定や肥料を避け、自然な樹形を保つことがハナズオウを美しく育てるコツです。花後の軽い剪定と適期の施肥を行い、病害虫の早期発見・早期対処を心がけましょう。
ハナズオウは、単に花を楽しむだけでなく、四季折々の表情を見せてくれる奥深い植物です。春の華やかな花、夏の涼やかな緑陰、秋の控えめな黄葉、冬の趣ある枝姿と、一年を通じて庭に彩りと風情をもたらしてくれるでしょう。
日本の風土にも馴染みやすいハナズオウを庭に迎え入れ、自然の豊かな移ろいを感じる庭づくりを楽しんでみませんか?美しい花と共に、心豊かなガーデンライフを送りましょう。

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2025年04月19日

太陽のように輝くバラ ― つるゴールドバニーで作る明るい庭づくり Gold Bunny Climbing⠀黄色の花が咲きだした。2025年4月19日

つるゴールドバニー Gold Bunny Climbing⠀黄色の花が咲きだした。2025年4月19日

【つるゴールドバニー育て方】鮮やか黄色の花が咲き始めた!初心者向け剪定・誘引ガイド
「つるゴールドバニー Gold Bunny Climbing 黄色の花が咲きだした。2025年4月19日」

待ちに待った瞬間がついに訪れました! 庭のつるバラの中でも特に開花を楽しみにしていた、フランス・メイアン社の「つるゴールドバニー」が、今日、その美しい黄色の花を咲かせ始めました! まだ数は少ないですが、硬く閉じていた蕾が開き、鮮やかな太陽のような色彩が緑の葉の中で輝いているのを見ると、いよいよ本格的なバラシーズンの到来を実感し、心が躍りますね。

「つるゴールドバニー」は、人気のフロリバンダ品種「ゴールドバニー」の枝変わりとして生まれたクライミングローズ(つるバラ)です。元の品種譲りの鮮やかな黄色、優れた耐病性、そして育てやすさを兼ね備え、さらに枝を長く伸ばしてアーチやフェンスをダイナミックに飾ることができる、非常に魅力的な品種として世界中で愛されています。

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「わぁ、きれいな黄色! このバラの名前は?」
「つるバラって難しそうだけど、初心者でも育てられる?」
「剪定や誘引はどうすればいいの?」

この記事では、そんな開花が始まったばかりの「つるゴールドバニー」に改めて注目し、その基本情報から輝かしい魅力、初心者でも安心して育てられる詳しい方法、そしてつるバラならではの剪定・誘引のコツ、さらには庭での素敵な活用アイデアまで、徹底的に解説していきます。

この記事を読めば、あなたも「つるゴールドバニー」を自信を持って育て、その明るい黄色の花を存分に楽しむことができるようになるはずです。さあ、太陽カラーのつるバラの世界へご案内しましょう!

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この記事を書いている人

[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「つるゴールドバニー」も栽培しており、その経験に基づいた実践的な情報をお届けします。

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1. 太陽カラーのつるバラ:'つるゴールドバニー'とは?
まずは、「つるゴールドバニー」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールを見ていきましょう。

作出: 1991年 / フランス / メイアン (Meilland International)
系統: ClF (クライミング・フロリバンダ)
フロリバンダ(中輪房咲き四季咲き)系の人気品種 'Gold Bunny' の枝変わり(つる性になったもの)。
樹形: クライミング(つるバラ)
樹高: 2.5m ~ 3.5m程度(地植えの場合。環境や仕立て方により変動)
咲き方: 返り咲き(主に春に多くの花が咲き、その後、夏から秋にかけてもポツポツと繰り返し咲く)。早咲きの傾向がある。
花色: 黄色系統(鮮やかで濃い黄色。褪色しにくいとされる)
花形: 丸弁カップ咲き、または半剣弁高芯咲きとも表現される。開くにつれてやや平咲きになる。波打つ花弁が美しい。
花径: 中輪~大輪(約10cm)
花弁数: 約25枚
香り: 微香(ティー系の優しい香り)
葉: 明るい緑色の照り葉
枝: しなやかさは中程度、トゲは標準的。
耐病性: 非常に高い。特に黒点病(黒星病)に強いとされる。
育てやすさ: 耐病性が高く、樹勢もそこそこあるため、初心者にもおすすめできる育てやすい品種。
花持ち: 良い。

'Gold Bunny'からの華麗なる変身

元の品種であるフロリバンダの 'Gold Bunny' は、その名の通り、鮮やかな黄色と育てやすさで人気を博した品種です。「つるゴールドバニー」は、その優れた性質を受け継ぎながら、枝を長く伸ばすクライミングタイプへと変化した、まさに「良いとこ取り」の品種と言えるでしょう。壁面やアーチなど、よりダイナミックな演出が可能になりました。

2. 'つるゴールドバニー' が愛される理由:その魅力に迫る!
なぜ「つるゴールドバニー」は多くのガーデナーに選ばれ、愛され続けているのでしょうか?

魅力1:庭を照らす! 輝くような鮮やかな黄色
このバラの最大の魅力は、何と言ってもそのクリアで鮮やかな黄色の花色です。太陽の光を浴びると、まさに黄金色に輝くように見え、庭全体をパッと明るく元気な雰囲気にしてくれます。黄色いバラの中には、咲き進むと色が褪せて白っぽくなるものもありますが、「つるゴールドバニー」は比較的色が褪せにくいとされています。咲き始めのこの輝きは格別です!

魅力2:整った花形と、長く楽しめる豊かな開花
カップ咲きから始まり、波打つ花弁が開いていく様子はとても優雅です。花径も10cmほどと見応えがあり、一輪でも美しいですが、房咲きになることもあります。返り咲き性があり、春の豪華な開花の後も、夏から秋にかけて繰り返し花を見せてくれるのも嬉しいポイント。さらに、花持ちが良いため、切り花としても楽しめます。

魅力3:病気に強く育てやすい! 初心者も安心の強健さ
バラ栽培で悩みの種となりやすい黒点病(黒星病)に特に強いという、素晴らしい耐病性を持っています。うどんこ病にも比較的強く、病気の心配が少ないため、農薬の使用を減らしたい方や、バラ栽培初心者の方でも安心して育てることができます。樹勢も安定しており、育てやすい強健品種です。

魅力4:様々なシーンで活躍! 多様な仕立て方
しなやかさも持ち合わせた枝は、アーチ、フェンス、オベリスク、ポールなど、様々な構造物に誘引して楽しむことができます。壁面に這わせても素敵です。また、大きめの鉢を使えば、鉢植えで育てることも可能です。庭のスペースやデザインに合わせて、自由に仕立てられる適応力の高さも魅力です。

魅力5:春をいち早く告げる早咲き性
他のバラよりも少し早く咲き始める早咲きの傾向があります。春のバラシーズン到来を、他のバラに先駆けて知らせてくれるかもしれません。まさに今日(4月19日)の開花は、その早咲き性の表れかもしれませんね。

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3. 'つるゴールドバニー'の育て方【完全ガイド】初心者も安心!
ここからは、「つるゴールドバニー」を元気に育て、毎年美しい黄色の花を楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。

3.1. 植え付け:健やかな成長のための第一歩!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも5~6時間以上の日照が確保できる場所を選びましょう。日当たりが良いほど、花付きが良く、花色も鮮やかになります。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に繋がります。壁際などに植える場合も、壁との間に少し空間を空けるなど工夫しましょう。
誘引スペース: つるバラなので、枝を誘引するための**十分なスペース(壁面、フェンス、アーチなど)**がある場所を選びます。成長後の大きさを考慮しましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥や腐葉土、元肥(緩効性肥料)を混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします(特にポット苗の場合、根が回っていたら底を少し崩す)。裸苗の場合は、根を水に数時間浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分(株元のこぶ状の部分)が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。深植えは避けます。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
地植えの場合は、株が安定するまで仮の支柱を立てると良いでしょう。

3.2. 水やり:基本を守って、乾湿のメリハリを
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって変わります。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に開花期は水切れに注意が必要です。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日必要になることも。朝夕の涼しい時間帯に与えます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣をつけましょう。

3.3. 肥料:美しい花を咲かせ続けるために!
バラは肥料を好む植物です。「つるゴールドバニー」の返り咲き性を引き出し、たくさんの花を咲かせるためには、適切な施肥が欠かせません。

寒肥(元肥): 冬の休眠期(12月~1月頃)に、有機質肥料(油かす、骨粉、発酵済み牛ふんなど)や緩効性化成肥料を、株元から少し離れた場所に施します。これが1年間の生育の基礎となります。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与え、芽の成長を促します。
開花前の追肥: 蕾が膨らみ、咲き始めたこの時期(4月~5月)、開花をサポートするために液体肥料を週に1回程度与えるのも効果的です。
お礼肥: 春の一番花が終わった後(5月~6月頃)に、開花で消耗した体力を回復させるために、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。
夏の追肥: 夏にも返り咲きますが、暑さで株が弱り気味な場合は、肥料は控えるか、薄めの液体肥料を少量与える程度にします。
秋の追肥: 秋の開花に向けて(8月下旬~9月頃)に、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料を使うと、バランス良く栄養を与えることができます。緩効性肥料を基本とし、生育期には液体肥料を補助的に使うのがおすすめです。

3.4. 病害虫対策:耐病性は高いが、油断なく観察を!
「つるゴールドバニー」は耐病性が高い品種ですが、病害虫が全く発生しないわけではありません。基本的な対策は行いましょう。

耐病性: 特に黒点病(黒星病)に強いのは大きなメリットです。
注意すべき病害虫:
うどんこ病: 風通しが悪く、乾燥気味の時に発生しやすいです。葉や新芽が白い粉を吹いたようになります。
アブラムシ: 春先の新芽や蕾に付きやすいです。咲き始めた花にも付くことがあるので要注意。
ハダニ: 高温乾燥時に葉裏に発生しやすいです。葉色が悪くなります。
その他: バラゾウムシ、チュウレンジハバチなど、バラには様々な害虫が付きます。
対策と予防:
風通しと日当たりを確保する: 適切な剪定と誘引が基本です。
定期的な観察: 葉の裏も含めて、病害虫がいないかこまめにチェックします。
早期発見・早期対処: 病気の葉は取り除き、害虫は手で捕殺するか、数が少ないうちに薬剤を使用します。
薬剤散布: 耐病性が高いとはいえ、環境によっては病害虫が発生します。必要に応じて、予防的または治療的に薬剤(殺菌剤・殺虫剤)を散布します。薬剤はローテーションして使うのが効果的です。

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4. 【重要】つるバラとしての剪定と誘引:美しい姿と豊かな花のために!
「つるゴールドバニー」を美しく咲かせるためには、つるバラとしての適切な「剪定」と「誘引」が最も重要です。

4.1. 剪定と誘引の目的
美しい樹形を作り、構造物(アーチ、フェンス等)に沿わせる。
花付きを良くする(花が咲く枝を効率よく発生させる)。
古い枝を整理し、株を若返らせる。
風通しや日当たりを改善し、病害虫を予防する。

4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):春の景色を作るメイン作業!
冬の休眠期に行う剪定と誘引が、春の開花を大きく左右します。

剪定:
まず、枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝などを付け根から切り取ります。
次に、株元から数えて3~4年以上経った古い主枝(樹皮がゴツゴツしていることが多い)があれば、これも付け根から切り取り、新しい元気なシュートへの世代交代を促します。
残した若くて元気な主枝(主に前年伸びたシュート)は、先端を軽く切り詰める程度にします。
その主枝から出ている**細い枝(側枝)**に春の花が咲きます。この側枝を、**付け根から数えて2~3芽(長さ10~15cm程度)**残して切り詰めます。
誘引:
剪定が終わったら、残した主枝をアーチ、フェンス、オベリスクなどの構造物に固定していきます。
最大のポイントは、枝をできるだけ水平に近い角度(斜め45度以下)に寝かせて誘引すること! これにより、枝の各節から上向きに花を咲かせる側枝がたくさん伸びてきます。
枝同士が重ならないように、空間にバランス良く配置します。
麻ひもやビニールタイなどで、枝に食い込まないように、ゆとりを持たせて8の字に結びつけ、しっかりと固定します。

4.3. 花後の剪定(随時):返り咲きを促す!
「つるゴールドバニー」は返り咲き性があるので、花後の手入れで次の開花を促します。

花がら切り: 咲き終わった花は、花がらだけでなく、花の下の5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上で切り戻します。 これをこまめに行うことで、株の消耗を防ぎ、次の花芽が上がりやすくなります。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で切り戻します。今日咲き始めた花も、終わったらこの方法で切りましょう。

4.4. シュートの管理(春~夏)
春から夏にかけて、株元や枝の途中から勢いよく伸びてくるシュートは、来年以降の主役となる大切な枝です。

保護: 非常に柔らかく折れやすいので、見つけたら早めに支柱を立てて保護しましょう。
仮誘引: 伸びてきたら、邪魔にならないように、また風で折れないように、支柱や既存の枝に軽く留めておきます(本格的な誘引は冬)。

4.5. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋にも花を楽しみたい場合、夏剪定を行うことがあります。春に咲いた枝などを軽く切り戻し、株全体を整えます。ただし、つるバラの夏剪定は必須ではなく、軽く整える程度にとどめます。

5. 'つるゴールドバニー' を活かすガーデンアイデア:明るい黄色で庭を彩る!
鮮やかな黄色の「つるゴールドバニー」は、庭の様々なシーンで活躍します。

明るいフォーカルポイント: 黄色は庭を明るくし、元気をくれる色です。アーチやオベリスク、玄関先のフェンスなど、目立つ場所に誘引すれば、素晴らしいフォーカルポイントになります。
壁面やフェンスを華やかに: 広範囲を明るい黄色で覆うことができます。特に、濃い緑の生垣や、ブルーグレー、ブラウン系の壁などを背景にすると、黄色が一層美しく映えます。
他の植物との組み合わせで色彩豊かに:
クレマチス: 青や紫系のクレマチスとの組み合わせは、黄色の補色となり、お互いを引き立て合う最高のパートナーです。'ジャックマニー' や 'エトワール・バイオレット' などと合わせると、非常に美しい景観になります。
他のバラ: アプリコットオレンジ系のバラと合わせて暖色系のグラデーションを楽しんだり、白バラと合わせて爽やかな印象にしたり。
下草: 株元には、ブルー系のネペタ(キャットミント)やサルビア、紫色のゲラニウムなどを合わせると、色の対比が楽しめます。
鉢植え(大型)で楽しむ: 大きめの鉢(10号以上推奨)とオベリスクなどの支柱を使えば、ベランダやテラスでも管理可能です。移動できるので、日当たり管理がしやすい利点もあります。

6. まとめ:太陽のような輝きを放つ、育てやすい黄色いバラ
今回は、フランス・メイアン社の銘花「つるゴールドバニー」について、その魅力、育て方の詳細、そしてつるバラとしての管理ポイントを詳しくご紹介しました。

つるゴールドバニーは、鮮やかで褪色しにくい黄色の花が魅力のクライミングローズ。
フロリバンダの枝変わりで、返り咲き性があり、春以降も繰り返し花を楽しめる。
最大の特長は、黒点病に強いなど、抜群の耐病性と育てやすさ。初心者にもおすすめ。
育て方のポイントは、日当たりの確保、適切な水やりと肥料、そしてつるバラとしての冬の剪定・誘引。
アーチ、フェンス、オベリスクなど、様々な仕立て方が可能で、庭を明るく彩る。
今日、庭で咲き始めた「つるゴールドバニー」の最初の一輪。これから次々と開花し、庭を太陽のような明るい黄色で満たしてくれることでしょう。その育てやすさと美しさを兼ね備えたこのバラは、きっとあなたのガーデニングライフに、たくさんの喜びと輝きをもたらしてくれるはずです。

ぜひ、この素晴らしいバラとの暮らしを楽しんでください。

[02memo]では、「つるゴールドバニー」の成長記録や開花の様子、他のバラの情報も発信しています。ぜひ、ブログやSNS、YouTubeもチェックしてみてくださいね!

つるゴールドバニー Gold Bunny Climbing メイアン Meilland フランス ツル クライミング・ローズ ClF クライミング フロリパンダ 繰り返し咲き 黄色系統 黄色 半剣弁高芯咲き 中輪 微香

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麻生クレマチスで迎える春 ― 柔らかい新緑と華やかな花の調和。アサオ 春庭周回 2025年4月19日

アサオ(麻生) 春庭周回 2025年4月19日

クレマチス'アサオ'徹底解説!春庭周回で出会う美しい花々と新緑の育て方 (2025年4月19日)
2025年4月19日、春本番の庭は、まさに生命の輝きに満ちています。優しい日差しの中、庭をゆっくりと周回してみると、冬の眠りから覚めた植物たちが、それぞれの個性を存分に発揮し始めています。

まず目を引くのは、フェンスや壁面で咲き始めたクレマチス 'アサオ'。その上品で優しいピンク色の大輪が、日に日に数を増やし、庭に華やかさをもたらしてくれています。早咲き大輪系の名にふさわしい、春の訪れを告げる美しい姿です。

その周りでは、バラたちが艶やかな新緑の葉を茂らせ、ベニシダレやモミジも鮮やかな赤い新芽や柔らかな新緑を展開し、庭全体がフレッシュな緑で満たされています。足元では、少し前まで主役だったチューリップがまだ美しさを見せ、冬から庭を彩ってくれたハナズオウも最後の輝きを放っているかもしれません。これから初夏の庭を彩るジギタリスは、花穂を伸ばし始め、蕾を膨らませています。まだまだ元気なビオラや、植え付けられたばかりのペチュニアも、春の庭の賑わいに一役買っています。

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この記事では、そんな4月中旬の「春庭周回」で見られる植物たち、特に見頃を迎え始めたクレマチス 'アサオ' を中心に、それぞれの魅力と特徴、そしてこの時期に大切な育て方のポイントを詳しくご紹介していきます。

「クレマチス 'アサオ' って、どんな花?育て方は?」
「春の庭、今どんな手入れが必要?」
「色々な植物の共演が美しい!」

そんなガーデニングへの興味や疑問を持つあなたへ、春の庭の魅力と役立つ情報をお届けします。

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この記事を書いている人

[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。クレマチスや様々な宿根草、庭木も育てており、その経験に基づいた実践的な情報を発信しています。

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1. 今日の主役:クレマチス 'アサオ' (麻生 / Clematis 'Asao') 徹底解説
まずは、今まさに美しい花を咲かせ始めた 'アサオ' について、詳しく見ていきましょう。

1.1. 'アサオ' とは? 基本情報と特徴
学名: Clematis 'Asao'
科名: キンポウゲ科 (Ranunculaceae)
系統: 早咲き大輪系 / パテンス系 (Patens group)
日本原産のカザグルマ (C. patens) などを親に持つ系統で、春に豪華な大輪の花を咲かせるのが特徴です。日本の気候にも比較的合いやすいとされます。
咲き方: 旧枝咲き (ご提供情報に基づき解説します)
前年に伸びた古い枝(旧枝)から春に伸びる短い新梢の先に花を咲かせるタイプです。そのため、冬の剪定で古い枝を切りすぎないことが重要になります。(※注:一般的には「新旧両枝咲き・弱剪定」として扱われることも多い品種です。育て方によっては秋にも返り咲きが見られることがあります。)
花色: 鮮やかで美しいローズピンク。花弁の中央にやや濃い筋が入り、しべ(中心部)は黄色で、華やかなコントラストを見せます。
花形: 大輪の一重咲き。花弁は幅広く(6~8枚)、大きく開いて見応えがあります。整った美しい形です。
花径: 12cm~15cm程度、時にそれ以上になることも。
開花期: 主に春(5月~6月頃)。早咲き大輪系の名の通り、クレマチスの中では比較的早くから咲き始めます。
香り: ほとんどありません。
ツルの長さ(樹高): 2m ~ 3m程度。
性質: 比較的丈夫で育てやすい品種とされています。耐寒性もあります。

1.2. 'アサオ' の魅力:優雅なピンクの大輪花
華やかで美しい花色: 鮮やかなローズピンクは、庭の中でひときわ目を引き、春の訪れを華やかに演出します。
存在感のある大輪: 大きく開く花は存在感抜群で、一輪だけでも見応えがあります。
早咲き性: 他のクレマチスに先駆けて咲き始めるため、春の庭をいち早く彩ってくれます。
比較的育てやすい: 大輪系クレマチスの中では、丈夫で育てやすい部類に入ります。

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1.3. 'アサオ' の育て方 詳細ガイド(旧枝咲きとして)
クレマチス栽培の基本に加え、「旧枝咲き」としての管理ポイントを押さえましょう。

場所選び(最重要):
日当たり: ツル(頭)は日当たりの良い場所を好みます。日照不足は花付きを悪くします。
株元の保護: 根元(足元)は直射日光を嫌います。 マルチングや下草で必ず保護しましょう。
風通し: 風通しの良い場所を選び、病気を予防します。
土壌: 水はけと水持ちの良い、肥沃な土壌(弱酸性~中性)。
植え付け:
時期: 休眠期の秋(10~11月)または早春(2~3月)。
方法: 1~2節深植えにするのがクレマチスの基本。根鉢はあまり崩さない。支柱を立てる。
水やり: 土の表面が乾いたらたっぷり。生育期、特に開花期(今!)は水切れに注意。冬は控えめに。過湿は根腐れの原因。
肥料: 生育期(春~秋)に緩効性肥料と液体肥料を定期的に与えます。開花中は特に肥料切れに注意が必要ですが、与えすぎも禁物。真夏と冬は控えます。
誘引: 伸びてきたツルは早めに、こまめに誘引します。折れやすいので優しく、バランス良く配置します。
病害虫: 立ち枯れ病、うどんこ病、アブラムシ、ナメクジなどに注意。風通しを良くし、早期発見・早期対処。

1.4. 【重要】'アサオ' の剪定方法(旧枝咲き・弱剪定)
旧枝咲きの 'アサオ' の剪定は、来年の花のために古いツルを大切に残すことがポイントです。

花後の剪定(5月~6月頃):
目的: 花がらを取り除き、株の消耗を防ぐ。また、伸びすぎたツルを整理する。
方法: 咲き終わった花のすぐ下(1~2節下)で、花がらだけを切り取ります。 この時、ツル自体はあまり深く切り戻しません。もし秋の返り咲きを期待する場合は、もう少し下の良い芽の上で切り戻すこともありますが、基本は軽い剪定です。枯れた枝や細い枝があれば整理します。
冬の剪定(2月頃):
目的: 枯れた部分や不要な枝を取り除き、春の芽吹きに備える。来年花が咲く大切な旧枝を残す。
方法: 枯れている枝、細くて弱々しい枝、混み合っている枝などを付け根から切り取ります。残した前年に伸びた充実したツル(旧枝)は、先端の傷んだ部分を軽く切り詰める程度にとどめ、基本的には長く残します。 地際でバッサリ切る「強剪定」は絶対に行いません。
誘引し直し: 冬の剪定と同時に、残したツルを支柱やフェンスに丁寧に誘引し直します。

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2. 春庭周回:脇役たちも元気いっぱい!
クレマチス 'アサオ' の周りでは、他の植物たちも春のステージを彩っています。

2.1. バラの新緑
現在の様子: 葉が茂り、緑が濃くなってきました。蕾も日に日に大きくなり、品種によっては色づき始めているものも。まさに開花へのカウントダウン!
春の管理ポイント: 病害虫対策(薬剤散布・観察)、追肥(開花に向けて)、水切れ注意。伸びてきたシュートの管理。

2.2. ベニシダレの赤い新葉
現在の様子: 鮮やかな赤い新芽が完全に開き、繊細な葉が風に揺れています。庭に美しい色彩のアクセントを加えています。
春の管理ポイント: 水切れに注意。アブラムシが付いていないかチェック。剪定は厳禁の時期!

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2.3. モミジの新緑
現在の様子: 柔らかなライムグリーンの新緑が目に眩しい時期。光に透ける葉が美しい。
春の管理ポイント: 水切れに注意。こちらも剪定は厳禁です。

2.4. ハナズオウ(花蘇芳)の花
現在の様子: 見頃のピークをやや過ぎ、少しずつ花が散り始めている頃かもしれません。それでもまだ枝には鮮やかなピンク色が残り、春の名残を感じさせます。
春の管理ポイント: 花が終わったら、なるべく早くお礼肥を与え、剪定(不要枝の整理程度)を行う適期になります。

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2.5. チューリップ
現在の様子: 品種にもよりますが、多くが見頃を迎えているか、少し盛りを過ぎた頃でしょう。「たくさん咲いた」状態を楽しめる時期。
春の管理ポイント: 花がら摘みを忘れずに行う。花が終わっても葉は切らず、球根を太らせるための水やりとお礼肥を続ける。

2.6. ジギタリスの蕾
現在の様子: 花茎がすっと伸びてきて、その先端には特徴的なベル型の蕾がたくさん見え始めている頃でしょう。開花はもう少し先ですが、期待が高まります。
春の管理ポイント: 花茎が倒れないように、必要なら早めに支柱を立てる。アブラムシが付いていないかチェック。毒性があるので注意。

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3. 春の庭仕事(4月中旬~下旬):今やっておきたいこと
この時期は、美しい庭を維持し、これからのシーズンに備えるための重要な作業が目白押しです。

花がら摘み: 咲き終わった花(チューリップ、ヒヤシンス、ビオラなど)はこまめに摘み取り、次の花を促し、病気を予防します。
追肥: 開花中の植物や、これから成長期を迎える植物(バラ、クレマチス、ペチュニアなど)に、適切な追肥を行います。
病害虫対策: 気温の上昇とともに活動が活発になるため、予防的な薬剤散布や、こまめな観察による早期発見・早期対処が重要です。特にバラやクレマチスは注意が必要です。
誘引・支柱立て: つるバラやクレマチスの伸びてきたツルを誘引し直したり、草丈が高くなるジギタリスなどに支柱を立てたりします。
除草: 雑草も勢いを増す時期。こまめに抜き取りましょう。
夏越し準備(少しずつ): 暑さに弱い植物(クリスマスローズなど)は、そろそろ置き場所の移動などを考え始めます。

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4. まとめ:クレマチス 'アサオ' と春の花々のシンフォニー
今回は、4月19日の春の庭を巡りながら、見頃を迎え始めたクレマチス 'アサオ' を中心に、新緑が美しい木々や、他の春の花々の様子、そしてこの時期の育て方のポイントをご紹介しました。

優しいピンク色の大輪花を咲かせるクレマチス 'アサオ'。その美しさを最大限に引き出すには、「旧枝咲き(または新旧両枝咲き)」の特性を理解した「弱剪定」が鍵となります。

庭全体を見渡せば、それぞれの植物がそれぞれのタイミングで輝き、美しい色彩と生命力で満ちています。この時期ならではの、植物たちのエネルギーを感じながらガーデニングを楽しむ時間は、何物にも代えがたい喜びですね。

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ぜひ、この記事を参考に、あなたの庭の植物たちと丁寧に向き合い、素晴らしい春のガーデニングシーズンを満喫してください。

[02memo]では、クレマチス 'アサオ' の成長記録や、他の植物の育て方、季節ごとの庭の様子などをブログやSNS、YouTubeで発信しています。ぜひチェックしてみてくださいね!

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再生リスト アサオ(麻生) Aso Clematis
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再生リスト クレマチス
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