2026年09月11日

【セールの罠】ホムセンの見切り品バラ苗を無計画に買ったら10年後こうなりました!衝撃の成長を遂げた16品種を一挙公開。 生命力の強さと美しさに感動


2026年9月6日 ホムセン見切り苗、10年たったらこうなりました。16品種の成長記録と育て方

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ホームセンターの園芸コーナー、とくに赤いシールが貼られた「見切り品」や「おつとめ品」のワゴンの前。皆さんは行きますか?
私はお店に入ったら、吸い寄せられるように真っ先に向かって確認してしまいます。インフレが始まり、あらゆる物価が高騰している今の日本において、「安いことは正義」という実感がますます強くなっていますよね。
やっぱセールって、ロザリアン(バラ愛好家)にとって抗いがたい魅力があるんです。そこにバラ苗がポツンと置かれていれば、花が終わっていようが、葉っぱが黄色くなっていようが、枝がヒョロヒョロだろうが、「安い」というただそれだけの理由でお迎えしてしまう。それが、私たちロザリアンの逃れられない業なのです。

今でこそ私は、自分の庭の限界キャパシティを冷静に判断し、本当に欲しいバラ以外はセールで見かけても涙をのんでスルーできるようになりました。しかし、バラ沼にズブズブと頭まで嵌っていった2016年当時は全く違いました。半額シールが貼られているのを見ただけで「救出しなければ!」という謎の使命感に駆られ、全確保です。当時は、やすいのは絶対的な正義だったのです。
庭のグランドデザインやカラーコーディネートなどは完全に無視。「安いから買う」。ただ、それだけのシンプルな思考回路でした。 現在でこそ我が家にはバラが150株近くひしめき合う隙間のない庭ですが、2016年当時はまだまだ土が見えるガラガラの状態でした。だからこそ、好きなだけバラを買って次々と植えられるという、今思えばとんでもない贅沢が味わえたのです。当時はそれがどんなに幸せな環境か分からず、ただ後先考えずに適当にカートに放り込んでいましたが。

今冷静に振り返れば、10年前に庭のコンセプトをしっかりと明確にして、グランドデザインを決め、計画的にバラの配置を確保して庭を作るべきだったのです。本当に欲しいバラをカタログでじっくり吟味して、何としても育ててみたい品種だけを厳選すべきでした。耐病性が高い品種を選ぶとか、成長した時の樹形がどうなるとか、そんな考慮も一切なし。何度も言いますが「安かった」、ただそれだけの理由で買っていたのです。
しかし、そんな無計画な理由で我が家にやってきた見切りのバラたちですが、10年たったら驚くべき姿を見せてくれました。安いからという理由で拾ってきたヒョロヒョロのバラたちが、10年の時を経てたくましく立派に育ち、今や我が家の景観には絶対になくてはならない重要なシンボルローズへと成長を遂げたのです。

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今回は、私のような一般のバラ好きが、ホームセンターの見切り品からどのようにバラを育て上げてきたのか、そのリアルな記録をお届けします。プロの園芸家のような完璧な管理ではありませんが、長年の経験から学んだ育て方のコツや、品種ごとの魅力もたっぷりお伝えします。
それでは、私が2016年に見切り品として確保し、今も元気に咲き誇っているバラ16品種を、当時の恥ずかしい記録と共にご紹介します。

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【1】フロレンティーナ Florentina
ドイツの名門コルデスが生み出した赤いつるバラです。春シーズンの最後を飾る遅咲きで、ベルベットのような洗練された真っ赤な花が壁面を彩る素晴らしい品種です。花弁がぎっしり詰まったロゼット咲きで、雨に打たれても花形が崩れにくく、花持ちが非常に良いのが特徴です。
ただ……尋常じゃなく大きくなり、そして極悪なトゲが凄まじいバラでもあります。冬の誘引作業はまさに命がけです。コルセットを巻いた腰への負担もさることながら、作業着に容赦なく引っかかるため、厚手の革手袋などの重装備が必須になります。
当時のブログの記録をみると、なんと開花大苗で1490円。10年前は大苗も本当に安かったなと実感しますよね。お米だけでなくバラも信じられないくらい高くなったなーと、インフレの波をひしひしと感じます。
当時の記録: 2016年05月23日 フロレンティーナ(ツルバラ)の開花株がケイヨーデイツーで50%offだったので買って来た。2016年。バラ 2,980円の開花株が半額の1,490円だったので確保した。開花株。 赤いツルバラ。 フロレンティーナ。クライミング・ローズ、Cl クライミング、返り咲き。2016年。花
育て方のコツとしては、とにかく樹勢が強く枝が太く硬くなるので、冬の誘引は枝が曲がりやすい早めの時期に行うことです。病気にはかなり強く、無農薬に近い状態でも黒星病などで葉を落とすことが少ない、非常に頼もしいバラです。

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【2】ソニャドール Sonador
イギリスのディクソン社が作出した紫のつるバラです。上品な紫系統の花色で、丸弁平咲きの中輪花が房になって咲きます。
買った時は、まさかこれほどまでに巨大化するとは夢にも思いませんでした。深みのある紫の花がまとまってドカンと咲き、香りの拡散力がとんでもなく凄くて、庭の一角を極上のティー系の香りで包み込んでくれる名花です。
ただ、その素晴らしい香りのせいか、春になるとずんぐりしたクマバチがたくさん押し寄せてくるバラでもあります。水やりのたびに大きな羽音が聞こえるので、少しビクビクしながら作業しています。
当時の記録: 2016年05月22日 ソニャドール(ツルバラ)の花の終わった開花株がケイヨーデイツーで50%offだったので買って来た。2016年。バラ 2,980円の開花株が半額の1,490円だったので確保した。京成バラ園芸の開花株。 また安さに釣られて無計画に買ってしまった。 ソニャドール。クライミング・ローズ、Cl クライミング、四季咲き。2016年。花
四季咲き性があり、春から秋まで繰り返し咲いてくれます。枝は比較的しなやかなので、大型のアーチやフェンスに這わせやすいのがメリットです。日当たりと風通しを確保してあげれば、毎年素晴らしい香りの空間を作ってくれます。

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【3】スイートドリーム Sweet Dream
イギリスのフライヤー社によるオレンジのつるバラです。本国ではフロリバンダ(木立性)登録ですが、日本の気候では枝がよく伸びてつるバラとして扱えます。これも予想以上に大きく育ちました。
花は温かみのある明るいオレンジ色で、丸みを帯びた可愛らしい小輪のカップ咲きです。微香ですが、花数がとにかく多いので庭がとても明るくなります。オレンジの花が房咲きになって、我が家のオベリスクを文字通り隙間なく覆い尽くす姿は圧巻です。
当時の記録: 2016年05月26日 スイートドリーム(ツルバラ)の8号あんどん仕立てがホームズで半額だったので買って来た。2016年。バラ 大きい鉢植えのツルバラ。静岡のゴトウナーセリーの株。 9,980円が5,000円だったので買ってしまった。 スイートドリーム。クライミング・ローズ、F フロリバンダ、繰り返し咲き。2016年。バラ
オレンジ系のつるバラを探している方には、迷わずおすすめできる優秀な品種です。耐病性もそこそこあるので、基本的な消毒をしていれば葉っぱも綺麗に保てます。古い枝を根元からノコギリで切り落として新しいシュートに更新していくと、いつまでも若々しい株を保てます。

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【4】つるローズうらら Rose Urara Climbing
日本の京成バラ園芸が誇るつるバラ。ショッキングピンクの鮮烈な花が咲きまくる超大型種です。
この株は今や我が家の屋台骨であり、最大の面積を誇るシンボルローズなんですが、買った時は全く想像もつきませんでした。当時の私は「うららの枝変りのつるバラなんだ」ぐらいの軽い認識で、「木立のうららが気になっていたからツルでも良いだろう、安くなってるし丁度いい」と適当に買いました。
それがこんなに立派に成って、逆に良かったです。これもまさに運命の出会いでした。ツルバラらしからぬ驚異の四季咲き性で、春から冬までずっと咲き続けます。
当時の記録: 2016年05月22日 ツルうらら(ツルバラ)の花の終わった開花株がケイヨーデイツーで50%offだったので買って来た。2016年。バラ 2,980円の開花株が半額の1,490円だったので確保した。京成バラ園芸の開花株。 半額ならとりあえず買いでおさえた。植える場所とかは考えずに買った。 ツルうらら。クライミング・ローズ、Cl クライミング、返り咲き。2016年。花
管理のコツは、とにかくスペースを広く確保することです。耐病性が高く葉はツヤツヤで、太い枝がグングン伸びて広範囲を覆います。大きくなりすぎるので高所での剪定作業はコルセット腰には辛いですが、初心者の方でも失敗が少なく、圧倒的な花数を楽しめる素晴らしいバラです。

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【5】ピエール・ドゥ・ロンサール Pierre de Ronsard
フランス・メイアン社の殿堂入りつるバラ。言わずと知れた世界中で愛される超人気品種で、これは我が家の大型種として南側のフェンスを見事に覆い尽くしています。
中心が濃いピンク色で、外側に向かって淡いクリーム色へとグラデーションになるクラシカルな大輪花が、うつむき加減に咲く姿は本当にロマンチックです。
買った頃は「とにかく早くフェンスをつるで覆いたい!」と焦っていたので、大きく育ったあんどん仕立ての株が半額以下になっているのを見て、迷わず抱え込みました。見切りで無計画に買った苗が多いなかでも、ピエールだけは「明確にほしいバラ」として買ったので満足感は特に高かったです。そして10年経ったいまでも、彼女の美しさは最高です。
当時の記録: 2016年06月18日 ピエール・ドゥ・ロンサール(ツルバラ)の10号あんどん仕立てがホームズで5,000円だったので買って来た。2016年。バラ 12,800円が5,000円だったの買ってしまった。殿堂入りのバラ。 強いバラの本、美しく病気に強いバラ―選りすぐりの200品種と育て方のコツにも載っているバラで日本では大人気のバラ。 ピエール・ドゥ・ロンサール。クライミング・ローズ、LCl ラージフラワードクライマー、一季~返り咲き。2016年。バラ
病気にはかなり強く、樹勢も旺盛です。花をたくさん咲かせる最大のコツは、冬の剪定時に枝をできるだけ「水平」に近い状態に寝かせて縛り付けることです。目線より高い位置に誘引すると、下に向かって咲く花のシャワーを楽しむことができます。

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【6】レオナルド・ダ・ヴィンチ Leonard da Vinci
メイアン社のピンクのシュラブローズ。クォーターロゼット咲きの濃いローズピンクの花が、これでもかと咲き誇るアンティークな雰囲気のバラです。
枝がしなやかで、我が家ではほぼつるバラとして東側のフェンスに誘引しています。花持ちが抜群によくて、雨に打たれても傷みにくく、四季咲き性もよくて秋にも深みのある色で良く咲くという、非の打ち所がない超強健種です。
これも早くフェンスを覆いたくて、大きな株をピエールと一緒に買ってきました。当時は「すぐにでも大きくしたい!」と焦っていましたが、今考えると些細なことだったなと。つるバラなんて、放っておいてもすぐに巨大化しますからね。
当時の記録: 2016年06月19日 レオナルド・ダ・ヴィンチ(ツルバラ)の10号あんどん仕立てがホームズで5,000円だったので買って来た。2016年。バラ 12,800円が5,000円だったの買ってしまった。 強いバラの本、美しく病気に強いバラ―選りすぐりの200品種と育て方のコツにも載っているバラだったので確保した。 レオナルド・ダ・ヴィンチ。シュラブ・ローズ、F フロリバンダ、四季~返り咲き。2016年。バラ
ドイツの厳しい新品種試験であるADRを受賞しているだけあって、うどんこ病などの病気に非常に強いです。枝のトゲもそれほどキツくなく、しなやかに曲がるため、フェンスへの誘引作業がとても楽です。私のような腰痛持ちには大変ありがたい、手入れの手間が省ける生産性の高いバラです。

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【7】つるリトル・アーティスト Little Artist Climbing
ツル性のミニバラ。名前に「リトル」と付いていますが、だまされてはいけません。ミニ扱いなのは花と葉っぱのサイズだけで、枝は太く長くデカくなります。
花は赤地に白の細い覆輪が入る鮮烈なコントラストの半八重咲きです。秋など低温に当たると、ハンドペイントのようなユニークな柄が入ることもあり、非常に芸術的な美しさがあります。
母の日のギフト用の鉢植えが売れ残りでたたき売りされていたので、「ちょこっと植えるか」と確保しました。ミニと油断して買ったものの、普通のツルバラ並みに大きく育ちました。秋にはローズヒップがたくさんできて、それも楽しめる優秀なバラです。
当時の記録: 2016年05月21日 つるリトル・アーティスト(ミニバラ)がケイヨーデイツーで70%offだったので買って来た。2016年。バラ 母の日のギフトの残り物が安かったので確保した。4,980円が70%offで1,494円だった。 強いバラの本、美しく病気に強いバラ―選りすぐりの200品種と育て方のコツにも載っているミニバラ。ミニバラでは強健な品種。 つるリトル・アーティスト(ミニバラ)。ツルミニバラ、ClMin クライミングミニチュア、繰り返し咲き。2016年。バラ
育ててみると本当に強健で、うどんこ病にも強いです。ただ、枝が普通のバラ並みに太くなり、極悪なトゲが密集して生えるため、誘引には注意が必要です。ミニバラの可愛らしさとツルバラのダイナミックさを併せ持つ、面白い品種です。

【8】パパ・メイアン Papa Meilland
メイアン社の殿堂入りの赤薔薇。ベルベットのような質感のデカい赤黒の花が雄大に咲き誇ります。光の当たり具合によっては黒紫色に変化し、非常にシックで大人びた魅力があります。
そして何より、むせ返るような素晴らしいダマスク香が最大の魅力。さすが殿堂入りを果たした名花は、10年経った今でも見応え十分で、香りの面でも我が家の庭にはなくてはならないバラです。
当時の記録: 2016年05月24日 パパ・メイアン(木立バラ)の開花株がケイヨーデイツーで50%offだったので買って来た。2016年。バラ 黒赤色の殿堂入りのバラ。2,480円が50%offで1,240円だった。 パパ・メイアン。ブッシュ・ローズ、HT ハイブリッドティ、四季咲き。2016年。バラ
ハイブリッドティの木立バラなので、冬の剪定でしっかりと樹形を整えてあげることが大切です。大きな花を咲かせるために肥料を好む傾向があります。黒星病には少し注意が必要ですが、定期的な薬剤散布と肥料管理をしていれば、秋の涼しい季節には一層深みを増した最高に美しい黒赤色の花と香りを楽しませてくれます。

【9】マーガレット・メリル Margaret Merril
イギリス・ハークネス社の白バラ。少しフリルがかったアイボリーホワイトの波状の丸弁八重平咲きという、上品で可憐な花を咲かせます。
これも香りのバラの代表格で、ダマスクにティーが混ざる強香を放ちます。マーガレット・メリル、パパ・メイアン、そしてジュード・ジ・オブスキュアが、我が家の「強香3巨頭」として庭の香りを支配しています。花は開くのが早いですが、開ききって赤いシベが見える状態になっても香りはしっかりと残るので全く問題ありません。
当時の記録: 2016年05月24日 マーガレット・メリル(木立バラ)の開花株がケイヨーデイツーで50%offだったので買って来た。2016年。バラ 香りが強い白い木立バラ。2,480円が50%offで1,240円だった。 マーガレット・メリル。ブッシュ・ローズ、F フロリバンダ、四季咲き。2016年。バラ
木立性(ブッシュ・ローズ)で比較的コンパクトにまとまるため、花壇の前面などでも管理しやすいです。四季咲き性が高く、春から秋まで繰り返しこの素晴らしい香りを楽しめるので、香りを重視する方には見切り品であろうとなかろうと、絶対におすすめしたい品種です。

【10】クレパスキュール Crépuscule
フランスのノワゼット系オールドローズ。フランス語で「黄昏」を意味する名前の通り、夕暮れのようなアプリコットオレンジのシュラブローズですが、我が家ではほぼつるバラとして扱っています。
柔らかくひらひらした感じのナチュラルな中輪花が咲き、風景に溶け込む素晴らしいバラです。ティー系の心地よい中香があります。
ただ、ランブラーローズ並みに旺盛に枝が伸びて、広大な面をあっという間に覆い尽くす超大型種です。
当時の記録: 2016年05月26日 クレパスキュール(ツルバラ)の8号あんどん仕立てがホームズで半額だったので買って来た。2016年。バラ 大きい鉢植えのツルバラ。静岡のゴトウナーセリーの株。 バラの本、美しく病気に強いバラ―選りすぐりの200品種と育て方のコツにも載っているバラで9,980円が5,000円だったので買ってしまった。 クレパスキュール。オールドローズ、シュラブ・ローズ、N ノワゼットローズ、返り咲き。2016年。バラ
園芸家のポール・スミザーさんに憧れてナチュラルなガーデンを目指す私にはぴったりのバラですが、成長が凄すぎて一歩間違えるとジャングル化します。枝が密集するとうどんこ病にもなりやすいので、風通しを確保するための定期的な剪定は必須です。入り組んだ枝と格闘しながら高所で作業するのは修行のようですが、夕暮れ時にこの花が咲き乱れる風景を見ると疲れも吹き飛びます。

【11】チョコフィオーレ Cioccofiore
メイアン社のミニバラ。本来は樹高40から80センチほどのコンパクトなブッシュローズのはずですが、なぜか我が家では元気に枝が伸びるので、小さなつるバラとしてオベリスクに誘引して育てています。
名前は「チョコレートの花」という意味を持ちます。咲き始めの濃いオレンジがかった茶色から、開くにつれて可愛らしいピンクへと変わる花色がお洒落です。
スーパーに牛乳を買いにいったら、見切り品ワゴンで見つけてつい買ってしまったという、我が家で唯一の「スーパー出身」のバラ。この頃はセール品のバラをみると、場所問わずどこでも買っていたなと痛感します。
当時の記録: 2016年05月11日 チョコフィオーレ(ミニバラ)の花の終りかけ開花株が1,500円だったので買って来た。2016年。花 スーパーで見切り品になっていたので買ってしまった。花はほぼ終わっているけど株は元気。 京成バラ園芸の開花株。1,500円。ネットで相場調べたらたいして安くなかった。 チョコフィオーレ(ミニバラ)。四季咲き。2016年。花。
花持ちが非常に良く、春から秋まで繰り返し長く咲いてくれる四季咲き性の強さはさすがメイアンです。スーパーでの衝動買いでしたが、控えめで上品な香りと個性的な花色で、今では庭の素晴らしいアクセントになっています。

【12】カリエンテ Caliente
アメリカの赤いミニバラ。ビビッドで鮮やかな赤色の剣弁高芯咲きという、いかにも「バラらしい」端正で美しい小輪の花が次々と咲きます。
見切り品で990円という安さに釣られて買っただけですが、ミニバラにしては意外と大きく育ち、四季咲き性も非常に優秀なので、庭の彩りとしてとても重宝してありがたい存在です。
当時の記録: 2016年05月25日 カリエンテ(ミニバラ)の花の終わった開花株がケイヨーデイツーで50%offだったので買って来た。2016年。バラ 赤いミニバラ。京成バラ園芸の開花株。 1,980円が50%offで990円だった。安さに釣られて買ってしまった。 カリエンテ。矮星ブッシュ・ローズ、Min ミニチュアローズ、四季咲き。2016年。バラ
育て方の注意点としては、ミニバラ全般の宿命ですが、通常の大きなバラに比べると病害虫に少しデリケートです。特に雨が続いたり、薬剤散布の間隔が空いたりすると黒星病になりやすく、ハダニにも注意が必要です。葉裏のチェックなど細かい管理は必要ですが、限られたスペースで真っ赤な美しい花を咲かせたい方にはおすすめできます。

【13】マチルダ Matilda
メイアン社のピンクの木立バラ。クリーム白地に淡いピンクのぼかしが入る、清楚で可憐な丸弁平咲きの花です。フリルのように波打つやわらかなソフトカラーの花びらが本当に美しい品種です。
これはですね……私がガンダム好きだからです。「マチルダさぁぁん!」という名セリフが脳内をよぎり、マチルダという名前のバラが安くなっていたら、買わずにはいられなかった。本当にただそれだけの理由です。
当時の記録: 2016年05月31日 マチルダ(木立バラ)の花の終わった開花株がケイヨーデイツーで50%offだったので買って来た。2016年。バラ ピンクの木立バラ。京成バラ園芸の開花株。 2,980円が50%offで1,490円だった。安さに釣られて買ってしまった。 マチルダ。ブッシュ・ローズ、F フロリバンダ、四季咲き。2016年。バラ
名前に惹かれただけの不純な動機でしたが、育ててみると超優等生でした。四季咲き性が良くてたくさん咲き、株も自然とこんもりまとまります。強健で手入れも簡単なため、無駄な作業を省きたい私にもピッタリ。気温が下がった冬の時期のバラは、花びらの先端にのる淡いピンクがより一層美しく引き立ち、かなりアンティークでいい感じになる優等生です。

【14】サプライズ Surprise
ドイツ・コルデス社の黄色バラ。ゆるいウェーブがかかった黄色の半八重平咲きの中輪花で、微香ながらも明るく可愛らしい姿を見せてくれます。
ホームズで「品種不明」の売れ残りとして投げ売りされていたのを、安さにつられて買ったバラです。「安くても品種不明には手を出さないのが賢明だ」という絶対の掟を身をもって認識することになったバラでもあります。後で花が咲いて、黄色の『サプライズ』だと品種名が解って心底安心したのを覚えています。
当時の記録: サプライズ 2016年05月21日 花の終わった木立バラの開花株がホームズで1,000円だったので買って来た。バラ 品種不明だが安かったので買ってしまった。品種不明のヤツは買わないようにしているが値段に釣られてしまった。安いから買うのは駄目なパターン。1,980円が1,000円だった。追記>花が咲いて品種が判明した。サプライズ。ブッシュ・ローズ、F フロリバンダ、四季咲き。2016年。バラ
育ててわかった特徴は、花保ちが絶望的にいまいちだということ。春の1番花で3日、2番花以降はパッと開いてたった1日で終わってしまいます。まさにサプライズな速さで散る潔さですが、四季咲きで次々と新しい蕾を上げて咲いてくれるので、今ではその儚さも含めて愛嬌だと思って楽しんでいます。品種名もわからず、どんな色でどんな形の花が咲くかも不明な苗をよく買ってきたなと、当時は「安く買えるなら取り敢えず確保」の精神状態だった自分に呆れます。

【15】ムタビリス Mutabilis
チャイナ系の歴史あるオールドローズ。一重でヒラヒラした花がたくさん咲き、あまり豪華なバラっぽくはない、いわゆる「バタフライ ローズ」です。枝が細く、花が風に揺れる様子はまるで蝶が舞っているかのようです。
面白いのは、咲き進むにつれて花色がクリーム色から淡いサーモン色、そして最終的に濃いピンクのローズ色へと変化していくことです。一株の中でこのグラデーションが同時に見られるので、本当にお得感があります。
当時の記録: 2016年05月29日 ムタビリス(木立バラ)の新苗がケイヨーデイツーで50%offだったので買って来た。2016年。バラ 石原園芸の新苗。798円が半額349円だったので買ってしまった。 ムタビリス。オールドローズ、ブッシュ・ローズ、Ch チャイナ、四季咲き。2016年。バラ
紫がかった新芽と共に一斉に咲くと、ナチュラルな雰囲気が爆発してすごくいい感じなんです。雨には弱いですが、半横張りの樹形で大きく育ち、四季咲き性が非常に良く、庭の片隅でずっと咲き続けてくれています。ポールのスミザー風の庭造りを目指す方には、とてもおすすめできる野趣あふれるバラです。

【16】ルイフィリップ Louis Philippe
フランスのチャイナ系オールドローズ。赤系のコロンとした丸みのあるカップ咲きの花が咲きます。このコロコロとした花の形は本当に可愛らしくて良いものです。
これもムタビリスと一緒にケイヨーデイツーで見つけた新苗で、同じく半額の349円でした。本当に、当時の私は見切り品ワゴンに吸い寄せられる不治の病にかかっていました。
当時の記録: 2016年05月29日 ルイフィリップ(木立バラ)の新苗がケイヨーデイツーで50%offだったので買って来た。2016年。バラ 石原園芸の新苗。798円が半額349円だったので買ってしまった。 ルイフィリップ。オールドローズ、ブッシュ・ローズ、Ch チャイナ、四季咲き。2016年。バラ
木立性で樹高も1.2メートルほどにコンパクトに収まるため、効率重視の私にとっては管理がしやすく、コルセットを巻いた腰にも優しいバラです。一度にドカンと爆発するような花数は多くないですが、チャイナ系らしく四季咲き性は優秀。終わりのない庭仕事の合間に、気がつくとひっそり咲いている感じで、とても奥ゆかしい魅力があります。

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【おわりに:無計画な見切り品買いが教えてくれたこと】
以上、2016年に「安いから」という理由だけで見切り品ワゴンから救出し、我が家の庭に植えられた16品種のバラたちをご紹介しました。
いかがだったでしょうか。 当時はグランドデザインも、カラーコーディネートも、品種の耐病性すらも完全に無視して、ただ「半額シールが貼ってあるから」と手当たり次第にお迎えしたバラたち。しかし10年の時を経て、彼女たちは見事に成長し、今や私の目指す「空間を覆うような景観の庭」の立派な土台となってくれています。
現在、我が家はバラが約150株(正確なカウントでは121種、146株)にまで増殖し、庭のキャパシティは完全に限界を迎えました。地植えするためにスコップを入れる隙間もなければ、新しく鉢を置くスペースすら1ミリも残っていません。
世間一般のガーデニングのトレンドは、病気に強くてコンパクトな、綺麗な樹形でまとまるバラを育てることへとシフトしています。園芸チャンネルや雑誌『New Roses』を読んでいても、それは重々理解していますし、激しく共感もできます。でも、やっぱり私は、ポール・スミザーのナチュラルガーデンに憧れつつも、最終的には圧倒的な花数で空間を暴力的なまでに覆い尽くす、大型のツルバラが大好きなのです。
家にいる高齢の母からは、今でも「あんた、また庭がジャングルみたいになってるじゃない。通る場所もないわよ。そんなに増やしてどうするの」と、顔を合わせるたびに冷たい言葉とブツブツとした文句を浴びせられます。庭仕事を一切手伝わないくせに口だけは達者に出してくる母の言葉を華麗にスルーしながら、私は今日も腰痛対策のコルセットをギュッと巻き直し、極悪なトゲを持つバラたちの剪定や誘引といった終わりのない管理作業に無心で勤しんでいます。
10年前に無計画に、ただ安いという理由だけでバラを買い漁ったことへの後悔は、正直に言えば少しだけあります。 「最初からもっと病気に強い品種を計画的に買っていれば、消毒や枯れ枝の処理などの管理の手間が省けて、はるかに高い生産性で庭づくりができたのに……」と、日頃から効率重視とロジカルシンキングを心がける私は、ふと冷静になって考えるわけです。
でも、不思議なもので。 ホムセンの片隅で枯れかけていた彼女たちが、10年の時を経て我が家の景観になくてはならない唯一無二の存在になっているのを見ると、「まあ、この出会いも悪くなかったな。手がかかる子ほど可愛いっていうしな」と、結局は昭和の教育で培われた根性論で全てを丸め込んでしまう自分がいるんですよね。ロジカルとは程遠いですが、それがバラ沼というものなのでしょう。
もうこれ以上、我が家の庭にバラを植えるスペースは絶対にありません。だから、バラはもう絶対に買わない、これ以上は増やさないと、固く心に誓っています。
……誓ってはいるんですが。 車で出かけた帰り道、ふと立ち寄ったホームセンターで園芸コーナーに向かい、無意識のうちに「見切り品ワゴン」の赤いシールをチェックしてしまうのは、一生治らないロザリアンの不治の病みたいなものです。
もし明日、私がずっと欲しかった素晴らしいイングリッシュローズやオレンジ色のバラが半額で転がっていたら……私はまた、コルセットを巻いた腰の痛みをさすりながら、大きな鉢を抱えてレジの列に並んでしまうことでしょう。
皆さんの庭にも、安いからという理由で連れ帰って、今ではかけがえのない存在になっている植物はありますか?計画通りにいかないからこそ、庭造りは面白いのかもしれませんね。これからも、腰痛と格闘しながら、このバラたちと一緒に庭での時間を楽しんでいきたいと思います。

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