はじめに:悪魔の書、降臨。
みなさん、こんにちは。 バラを愛する庭の管理者、02memo(ゼロツーメモ)です。
ついに、我が家にも届いてしまいました。 ロザリアン(バラ愛好家)にとっての聖書であり、同時に財布の紐を緩める「悪魔の書」こと、 『New Roses SPECIAL EDITION for 2026 vol.38』(最新秋号)です。
正直に申し上げます。 今回の号も、「ヤバい」です。
ページをめくるたびに、「ああ、これもいい」「こっちも素敵だ」と、確実に欲しいバラが増えていく恐怖。 私は今年の春に9品種も新しいバラをお迎えしてしまい、庭のキャパシティ(と、私の腰の限界)を考えて「もうバラは買わない、増やさない」と固く誓ったばかりなのです。
しかし、この本を読んでしまった今、その誓いは風前の灯火。 今回は、そんな私の自制心を崩壊させにかかっている「気になりすぎる最新品種5選」と、なんと今回の誌面に掲載されていた「我が家で育てているバラ11品種」について、実際の栽培感を交えて徹底的に語りたいと思います。
もしあなたが、「庭に植える場所がない」と悩みつつも、新しいバラの情報を探しているなら……ようこそ、こちらの沼へ。
第1章:自制心崩壊!New Roses vol.38で気になった最新品種5選
まずは、「もし買えるなら(場所があれば)絶対に欲しい!」と私の心を撃ち抜いた、引きの強い新品種たちを紹介します。 もちろん、まだポチってはいませんよ。あくまで「備忘録としてのリスト化」です。(震え声)
1. タルトアブリコ (Tarte Abricot) / 河本バラ園
【2025年秋発表新品種】
まず、ページを開いていきなり心を鷲掴みにされたのが、河本バラ園の新作「タルトアブリコ」です。
作出: 河本バラ園(日本)
花色: オレンジ~アプリコット
特徴: ころっとした愛らしい花形
このバラ、実はYouTubeの「バラ塾」で配信された「第23回 ぎふ国際ローズコンテスト」の動画を見た時から一目惚れしていました。コンテストでは銀賞を受賞されており、育種家の木村卓功先生も注目されていた品種です。
私の庭は、オレンジやアプリコットカラーのバラをテーマカラーの一つにしています。この美味しそうな名前と、温かみのあるオレンジ色は、間違いなく我が家の庭に馴染むはず。 「タルト」という名前の通り、見ているだけで幸せな気持ちになれそうなバラです。これは……危険なほど欲しい。
2. レミエル (Lemiel) / 河本バラ園
【2025年秋発表 ヘブンシリーズ】
続いて気になったのも、同じく河本バラ園からの新作「レミエル」。 『New Roses』の1ページ目を飾っていた、あの美しい紫のバラです。
作出: 河本バラ園(日本)
花色: 紫
樹形: ツル仕立て可能
私は「紫のバラ」には目がありません。しかも、このレミエル、情報のよると「ツル仕立てもいける」とのこと。 ここが重要なポイントです。 我が家の庭は地植えスペースがほぼ満杯ですが、「空間」ならまだあります。アーチやオベリスク、パーゴラなどの大型構造物で空間を覆うような景色を作りたい私にとって、「ツル仕立て可能」という言葉は、悪魔の囁き以外の何物でもありません。 リスト入り確定です。
3. アプリコットシフォン (Apricot Chiffon) / コルデス
【第23回 ぎふ国際ローズコンテスト 銅賞】
3つ目は、ドイツの名門コルデス社の「アプリコットシフォン」。
作出: コルデス(ドイツ)
花色: オレンジ~アプリコット
特徴: 高い耐病性と樹勢
またしてもオレンジ系です。やっぱり私はオレンジに弱い(笑)。 YouTubeなどでもよく見かけるこのバラ、特筆すべきはコルデス社ならではの「強健さ」でしょう。樹勢が良く、花もちも良いらしい。 腰痛持ち(長年の椎間板ヘルニア)で、効率重視のガーデニングを心がけている私にとって、手がかからず元気に育ってくれるバラは正義です。しかも、これも半ツル状に伸びる可能性があるとか……。困りましたね(笑顔)。
4. エメトワ (Aime-Toi) / デルバール
【2025年秋発表新品種】
4つ目は、フランス・デルバール社の「エメトワ」。
作出: デルバール(フランス)
花色: スカーレットピンク
花形: 大輪ロゼット咲き
香り: 強香
スカーレットピンクの大輪ロゼット咲きという、華やかさの極みのようなバラ。 しかも「香りも強い」ときました。 さらにダメ押しで、このバラも「ツル仕立てが可能」。 デルバールのバラは物語性があり、個性的で大好きです。この情熱的な色合いが庭にあったら、どんなに素敵でしょう。欲しい。
5. ベルトモリゾ (Berthe Morisot) / デルバール
【2025年秋発表 ペインターシリーズ】
最後、5つ目もデルバール社から。人気のペインターシリーズ新作「ベルトモリゾ」です。
作出: デルバール(フランス)
花色: 赤と白の絞り
特徴: 芸術的な花色
説明不要の「絞り(ストライプ)」品種です。 私は自他ともに認める「シボラー(絞り好き)」。赤に白の絞りが入るその姿は、メイアンの「フランボワーズバニーユ」を彷彿とさせる雰囲気もありますが、やはりデルバールらしい華があります。 絞りのバラは二つとして同じ模様が出ないのが魅力。毎日違う表情を見せてくれる芸術品を、手元に置きたくなってしまうのはロザリアンの性(さが)ではないでしょうか。
第2章:誌面に載っていた「我が家のバラ」11品種レビュー
さて、ここからは『New Roses vol.38』の誌面に掲載されていたバラの中で、「すでに我が家で育てているバラ」を紹介します。 数えてみたら、なんと11品種もありました。 自分の愛するバラたちがこうして最新号に載っているのを見ると、答え合わせができたようで嬉しくなりますね。
実際に育てている管理者ならではの視点で、それぞれの特徴や魅力、リアルな感想をお伝えします。
【河本バラ園】
コフレ (Coffret)
導入: 2021年 大苗
系統: シュラブ(半ツル)
魅力: 宝石のような藤色
「宝石を入れる小箱」の名を持つバラ。青みがかったライラック色(藤色)が本当に美しい。 咲き始めのカップ咲きから、開花が進むとロゼット咲きへと変化する様は、まさに宝石箱を開く瞬間のよう。中香ですが、ティーとミルラの混ざった上品な香りがします。 我が家では日本のバラの繊細な美しさを代表する存在です。
【メイアン】
レヨン・ドゥ・ソレイユ (Rayon de Soleil)
導入: 2020年 鉢植え
系統: フロリバンダ
魅力: 最強の耐病性とセルフクリーニング
「一筋の陽光」という名の通り、目の覚めるようなゴールデンイエロー。 この子の最大の武器は「ADR認証」を取得した驚異の耐病性です。黒星病にもうどんこ病にもめちゃくちゃ強い。 そして、花が終わると勝手に散ってくれる「セルフクリーニング」機能付き。私のような「極力無駄な作業を無くし生産性を高めたい」と考えているロジカルガーデナーには最高のパートナーです。夏でも休まず咲き続けてくれます。
【タンタウ】
レイニーブルー (Rainy Blue)
導入: 2016年 新苗
系統: クライミング(ツル)
魅力: 雨に濡れる姿が美しい薄紫
我が家の紫のツルバラといえば彼女。薄い紫のロゼット咲きが、房になって枝垂れるように咲きます。 名前の通り、雨に濡れた姿が叙情的で本当に美しい。2016年から育てていますが、非常に強健で四季咲き性も強いです。一時期、好きすぎて2株目を買いましたが(それは枯らしてしまいましたが…)、今ある株は元気に育っています。
【コルデス】
プロローグ (Prologue)
導入: 2023年 新苗
系統: シュラブ
魅力: 花束のような房咲きライラック
ホームセンターで新苗を見かけ、そのライラック色の美しさに惹かれて衝動買いした品種。 小中輪のカップ咲きの花が、まるで花束のように房状になって咲きます。コルデスのバラらしく強健で、育てやすさはピカイチ。半ツル性なので、オベリスクなどに誘引しても映えます。
【ロサオリエンティス】
ルクソール (Luxor)
導入: 2025年 新苗
系統: フロリバンダ
魅力: シックな茶系のカップ咲き
今年の春、禁を破って購入した9品種のうちの1つ。木村卓功先生の作出花です。 茶系統の落ち着いた色合いのカップ咲きは、和の雰囲気も感じさせ、庭を引き締めてくれます。まだ新苗から育てて1年目ですが、これからの成長が非常に楽しみな品種です。
【デビッド・オースチン(イングリッシュローズ)】
レディ・オブ・シャーロット (Lady of Shalott)
導入: 2016年 開花株
系統: シュラブ
魅力: 圧倒的な信頼感とパフォーマンス
我が家のオレンジバラのエース。 耐病性が非常に強く、成長も早い。サーモンピンクの表弁とゴールデンイエローの裏弁のコントラストが美しく、スパイスの効いたリンゴのような強香も素晴らしい。 木製オベリスクに誘引していますが、空間を覆う力が凄まじい。イングリッシュローズ初心者にも迷わずおすすめできる「頼れる彼女」です。
ブリング・ミー・サンシャイン (Bring Me Sunshine)
導入: 2025年 大苗
系統: シュラブ
魅力: 明るいアプリコットのロゼット咲き
アーチの横に植えていた「マソラ」が枯れてしまい、その後釜として今年お迎えした新人。 2022年発表と比較的新しい品種です。鮮やかなアプリコット色のロゼット咲きで、中香。半ツル型なので、これからアーチを華やかに覆ってくれることを期待しています。
【デルバール】
ローズ・ポンパドゥール (Rose Pompadour)
導入: 2020年 新苗
系統: シュラブ
魅力: 妖艶なピンクと濃厚な香り
2020年にお迎えした、半ツルのシュラブ。 艶やかなピンク色は、ポンパドゥール夫人が好んだ色。ディープカップからロゼットへと咲き進む姿は圧巻です。そして何より、フルーツとダマスクの強香がすごい。 四季咲き性も良く、うどんこ病にも強いという、美貌と強さを兼ね備えた優秀なバラです。
アレキサンドラ・ダビッド・ニール (Alexandra David-Neel)
導入: 2025年 新苗
系統: シュラブ
魅力: 神秘的なモーヴピンク
2023年発表、今年お迎えしたばかりの新品種。 偉大な女性探検家の名を冠したこのバラは、紫がかったピンク(モーヴピンク)の波状弁ロゼット咲きが本当に神秘的。 香りも強く、病気にも非常に強い。デルバールの育種技術の進化を感じさせる一株です。
ル・タン・デ・スリーズ (Le Temps des Cerises)
導入: 2025年 新苗
系統: シュラブ
魅力: 「さくらんぼの実る頃」という物語
アレキサンドラと一緒に「はなはなショップ」で購入。 赤黒い花色と、「さくらんぼの実る頃」という名前の響きだけでご飯が食べられそうです(笑)。 シュラブ樹形で四季咲き。庭に深みを与えてくれる存在になってくれるでしょう。
【ドリュ】
ニュー・イマジン (New Imagine)
導入: 2019年 新苗
系統: シュラブ
魅力: 唯一無二の絞り模様
解体した物置の骨組みを再利用したパーゴラに誘引している、我が家の絞り担当。 ワインレッドに白の絞りが入り、咲くたびにその模様が変化します。まさに「生きている芸術品」。 中輪カップ咲きで、見た目の奇抜さに反して意外と強健。シボラーにはたまらない一品です。
第3章:ロザリアンの宿命と「庭のキャパシティ問題」
こうして雑誌を読み、欲しいバラをリストアップし、自分の持っているバラを再確認するのは至福の時間です。 しかし、現実問題として私の庭には「深刻な問題」があります。
1. 物理的な限界
2025年春の時点で、我が家のバラは97品種、122株。 地植えは72株、鉢植えは50株。 庭のキャパシティは完全に限界を超えています。地植えする隙間なんて1センチも残っていませんし、鉢を置くスペースすら怪しい状況です。
2. 身体的な限界
私は50代。長年、椎間板ヘルニアとお付き合いしており、庭仕事の際はコルセット着用が絶対の掟です。 これ以上鉢植えを増やせば、水やりや植え替えの負担が増え、私の腰が悲鳴を上げることになります。効率重視・ロジカルシンキングで管理を簡略化しているとはいえ、物理的な重量には勝てません。
3. 家族の視線
そして、家にいる高齢の母(口だけは達者)や家族からの「また買うのかい?」という冷ややかな視線。 新しい段ボールが届くたびに、言い訳を考えるのも一苦労です。
それでも……それでも、やっぱり新しいバラが欲しい。 「バラ園のような、大型構造物で空間を覆う庭」を目指す私にとって、ツル仕立てができる魅力的な新品種との出会いは、抗いがたい運命のようなものです。
まとめ:ポチる前の最後の抵抗
『New Roses vol.38』は、間違いなくロザリアンを狂わせる「悪魔の書」でした。
今回紹介した新品種、 「タルトアブリコ」「レミエル」「アプリコットシフォン」「エメトワ」「ベルトモリゾ」。 どれも本当に魅力的です。
しかし、まずは冷静になり(努力目標)、誌面に載っていた我が家の11品種たちのポテンシャルを来シーズン最大限に引き出すことを最優先にしたいと思います。 それが一番効率的で、生産性の高いガーデニングですからね。
……と言いつつ、指が勝手に予約ボタンを押していないことを祈るばかりです。
みなさんは、今回の『New Roses』を見て気になったバラはありましたか? ぜひ、YouTubeのコメント欄やSNSで教えてください。一緒に悩みましょう(笑)。
それでは、また次回の記事(または動画)でお会いしましょう。 02memoでした。
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