【フレンチローズ沼】なぜか庭がフランスバラだらけに?ロザリアンが共感する魅力と葛藤、我が家の33品種を一挙紹介!
バラを愛するガーデナー、ロザリアンの皆さん、こんにちは。庭の管理とバラの育成をライフワークにしている02memoです。
皆さんの庭、ふと見渡したときに「あれ、うちの庭…なぜかフランスのバラばかりじゃない?」と思ったことはありませんか?
意識して「フランス産だけ集めよう!」と決めていたわけでもないのに、気づけば庭の最大勢力になっている。まさに我が家の庭がその状態です。今やフランスバラ軍団が最大勢力。次いでイギリス、ドイツ、日本と続きます。
この記事では、なぜ私たちロザリアンはフランスバラにこうも魅了されてしまうのか、その「あるある」な魅力と葛藤、そして我が家の庭で(意図せず)最大勢力となった愛すべきフランスバラ全33品種を、2025年春の美しい姿と共にご紹介します。
意図せず増える!フランスバラがロザリアンを魅了する理由
なんでしょうね、あの「フランス産」っていうだけで、つい「お、良さそう」と無意識に思ってしまう、あの感じ。
名前もまた、ずるいんですよ。「ラ・なんとか」とか、「ドゥ・なんとか」とか。名前を聞いただけで、もうおしゃれ。響きだけで「うちの庭に植えたら素敵かも…」と想像してしまいます。
そして、実際に花が気に入って「このバラ、良いな」と感じて調べてみると、「ああ、やっぱりフランスだった」となることの多いこと。
それだけ彼女たちが、私たちの感性にビシビシと刺さる、洗練された魅力を持っているということなんでしょう。
優等生タイプから個性派まで、育種会社の層が厚い(メイアン、デルバール、ドリュ、マサド、オラール…)
殿堂入りするような世界的に愛される名花が多い安心感
名前やそのバラに込められた物語(ストーリー)が魅力的
結局、「花が気に入って買ったらフランスだった」が積み重なり、意図せずとも確実に増えていく。それがフレンチローズ沼の恐ろしさであり、楽しさでもあります。
我が家の最大勢力!フランスバラ33品種コレクション【2025年春】
それでは、我が家の庭で知らず知らずのうちに最大勢力となった、愛すべきフランスバラ軍団33品種を、私の「あるある」な葛藤や失敗談と共にご紹介します。
【Group 1】華やかな「ピンクの女王たち」 (1〜8品種目)
まずは庭の主役、華やかなピンクグループからです。
1品種目 ローズ・ポンパドゥール (デルバール)
早咲きで、この大きな花が咲き始めると「ああ、春が来たな」と感じさせてくれます。 デルバールといえばナエマが有名ですが、私は断然こっち派。パワフルで、もうシュラブというよりツルバラ。樹高1.5mなんてカタログスペックは軽く超えてきます。これぞデルバールらしい暴れん坊です。 ディープカップからロゼット咲きに変化する大輪花と、フルーツとダマスクの強香がたまりません。名前の由来はポンパドゥール夫人が好んだ「ポンパドゥールピンク」から。物語性も完璧です。
2品種目 ピエール・ドゥ・ロンサール (メイアン)
出ました、殿堂入り。京成バラ園の村上さん曰く、「日本で一番売れてるバラ」だそうですね。まさに「一家に一株」状態。わかります。このクリームとピンクのロゼット咲き、美しすぎます。 ただね、この人、枝が極太なんですよ!誘引はもう力仕事。古い枝にも咲くので枝を残したいんですが、フェンスに固定するのは一苦労。腰痛持ち(私)には試練です。作業時はコルセット絶対必要。香りがない分、花持ちは抜群です。
3品種目 レオナルド・ダ・ヴィンチ (メイアン)
こちらはメイアンの優等生。ピエール様とは対照的に、遅咲きですが濃いローズピンクの花が房咲きになり、花持ちが良くて雨にも強い。本当に頼りになります。 アンティークな雰囲気のクォーターロゼット咲きで、樹高1~2mの半ツル性。耐病性も高く、ADR賞も受賞している強健種。初心者の方にもおすすめです。
4品種目 フランソワ・ジュランヴィル (ランブラー)
1900年代初頭から愛されるオールドローズ(ハイブリッド・ウィクラナ)です。 このしだれるように咲く明るい桃色のロゼット咲きがたまらない。一季咲きですが、アーチやフェンスを覆う姿は圧巻です。中香ですが、リンゴのような香りも感じられます。
5品種目 マチルダ (メイアン)
ピンクの可愛い花が咲くんですが…正直に言います。カタログみたいな完璧な形は、1日持ちません!すぐパカンと開いちゃいます。 ガンダム好きとしては「マチルダさーん!」って呼びたくなるんですが、イメージは違いますね(笑)。 ただ、すぐ開く代わりに開いてからの花持ちは長く、四季咲き性も抜群。クリーム白地に淡いピンクのぼかしが入る中輪花が株を覆うように咲く姿は、これはこれで愛嬌があります。
6品種目 ジュビレ・アンペリアル (アンドレエブ)
オベリスクに誘引しています。温かみのあるピンク色のロゼット咲きで、ティとフルーツの中香も良いのですが…正直、隣にいるイングリッシュローズのオリビアローズオースチンに比べると、ちょっと花が少なめかな…?もう少し頑張ってほしいところです。
7品種目 ミュリエル・ロバン (オラール)
ラベンダー色に弁端の赤紫がのる、美しいモーブピンクの花。香りもブルー系で強香です。 ただ、この人、トゲがものすごい!まさに「刺々しい」を体現しています。樹形は直立性で上にピンと伸びるので、剪定の時は本当に気合がいります。
8品種目 ピンク・ビンテージ (ドリュ)
この絶妙なブラウンがかったピンク!バラ雑誌「New Roses」で見て一目惚れしたんです。 ですが…ごめん、植えた場所の日当たりがイマイチだった。地植えにしたはいいものの、周りのツルバラの影になっちゃって…。春以降は日照争いに負けて花数が激減。これは移植しないとダメですね…(腰が…)。
【Group 2】庭を照らす「太陽の色・黄/オレンジ系」 (9〜17品種目)
続いては、庭をパッと明るくしてくれる太陽のカラー、黄・オレンジ系のグループです。このグループも、なかなかの曲者揃い(笑)。
9品種目 つるゴールドバニー (メイアン)
フロリバンダ「ゴールドバニー」の枝変わり。早咲きで花持ちも良くて、春はまさに黄色い壁になります。 ただ、ローズヒップ(実)ができやすいので、花がら切りが必須。放っておくと次の花が咲きません。高い位置は高枝切り鋏が必要で、効率重視の私としてはちょっと面倒な作業です(笑)。
10品種目 ソレイユロマンティカ (メイアン)
「ロマンティックな太陽」という名の通り、オレンジピンクのカップ咲きで裏弁が黄色という美しい品種。 アーチに誘引している優等生です。四季咲き性も高くて、夏も形が崩れにくい。こういう手のかからない子は本当に助かります。枝がしなやかでトゲが少なく、誘引しやすいのも高ポイント。
11品種目 クレパスキュール (オールドローズ)
1904年作出のノワゼットローズ。フランス語で「黄昏」。名前は最高にロマンティックですが、本性は違います。 枝が伸びる伸びる!うちでは左右に7メートルぐらい伸びてます。もはやランブラー並み。アプリコットオレンジの半八重咲きの花は美しいのですが、「もうどこまで行くんだ君は!」と毎年ツッコミを入れています。
12品種目 アプリコットキャンディ (メイアン)
これぞ「The・バラ」って感じの、半剣弁高芯咲きの整った花。優しい杏色とティーの香りが魅力です。 HT(ハイブリッドティ)ですが花付きが良く、多少日当たりが悪くても咲いてくれる、ありがたい存在。耐病性も強く、初心者にもおすすめです。
13品種目 ラ・ドルチェ・ヴィータ (デルバール)
「甘い生活」ですか。オレンジがかった鮮やかな黄色のカップ咲きが房で咲く、華やかなフロリバンダです。 が、この人も日当たりイマイチな場所に地植えしてしまった…。鉢植えで育てていた時の方が花が多かった気がします。場所問題、本当に深刻です。
14品種目 シャトー・ドゥ・シュベルニー (デルバール)
シュラブの札がついてましたけど、嘘でしょ?ってぐらいデカくなります。ほぼツルバラ。黄~レモンイエローのカップ咲きで、香りも強香。これぞデルバールパワー、という感じのパワフルなバラです。
15品種目 リモンチェッロ (メイアン)
イタリアのレモンのお酒の名前。鮮やかな黄色から淡黄色に変化する丸弁一重咲き(花弁8枚)の小中輪花が、房で咲き乱れます。 四季咲き性が非常に高くて、いつも庭のどこかで咲いてくれてます。しなやかな細枝が特徴で、アーチにも誘引しています。
16品種目 ピエールエルメ (アンドレエブ)
お菓子の名前が続きますね。アプリコット色の波打つ丸弁が美しい中大輪花。 この人は毎年、とんでもない極太のシュートをビュンビュン出す暴れん坊です。そしてトゲも凄い。アーチへの誘引が命がけです。
17品種目 ランタン・シトロイユ (ドリュ)
見てください、この角張った感じのロゼット咲き。花弁の外側が黄色で、内側がピンクがかったオレンジのバイカラー。 他にない、唯一無二の花形です。これを見た時「何だこのバラは!?」と衝撃を受けて即買いしました。私のお気に入りです。花名は「カボチャちょうちん」の意味。
【Group 3】個性派オールスターズ「赤・紫・白・絞り」 (18〜31品種目)
さあ、ここからは個性派オールスターズ!「赤・紫・白・絞り」グループ。育種会社の特色が爆発しています。
18品種目 アンプルール・デュ・マロック (オールドローズ)
1858年作出のハイブリッドパーペチュアル。「モロッコの皇帝」という意味。 早咲きで、1番手のローズ・ポンパドゥールと並んで咲く赤黒い花が、シーズンの開幕を告げてくれます。香りも素晴らしい強香です。
19品種目 パパ・メイアン (メイアン)
殿堂入りの黒赤バラ。ベルベットのような質感の黒赤紫色の花は、まさに皇帝。香りは我が家の3強の一角(他はマーガレットメリル、ジュードジオブスキュア)です。 ただ、花数が…春に3輪とかあります(泣)。完璧な花が見られるのはほんの数時間。その一瞬の美しさに賭ける、ロマンあふれるバラですね。
20品種目 シャルルドゴール (メイアン)
私がバラ沼に落ちる前に買った、初期のバラの一つ。この濃いラベンダー色の藤色の花が、我が家の紫バラコーナーの主役です。ブルー・ローズ香の強香も魅力。トゲが少なくコンパクトな樹形です。
21品種目 ルイフィリップ (オールドローズ)
1834年以前のチャイナローズ。濃赤色のカップ咲き中輪花。 地植えでスタンダード仕立てっぽくしています。四季咲き性も良く、長く楽しめます。
22品種目 アルベリックバルビエ (オールドローズ)
我が家のレジェンド。1980年に植えられた、御年40年超えの古株です。1900年作出のランブラーローズ。 クリームがかった白(中心淡レモンイエロー)のロゼット咲き。外周の壁の主力を担ってくれています。耐病性・耐寒性も高く、日本の気候に合っていますね。
23品種目 パブロワ (デルバール)
少しグレーがかった、ニュアンスのある白いロゼット咲きの大輪花。 鉢植えのオベリスク仕立てです。デルバールのシュラブの中では、比較的おとなしい、普通のシュラブという印象です。
24品種目 チョコフィオーレ (メイアン)
我が家で唯一、スーパーの見切り品出身のバラ(笑)。 「ミニバラ」の札だったのに、鉢増ししたら巨大化!濃いオレンジがかった茶色からピンクに変化する個性的な花です。 オベリスク仕立てにしたら、すごく良い感じになりました。ミニバラとは…?(驚き)
25品種目 ギー・サヴォア (デルバール)
フランスの三ツ星シェフの名前が冠されたバラ。赤紫に薄いピンクの縞が入る絞り咲き。 とにかく花がデカい!ポンパドゥールの隣で咲いてますが、迫力満点です。太い枝が伸びるのでツルバラとしても優秀。
26品種目 エドゥアール・マネ (デルバール)
淡い黄色とピンクの絞り。これぞデルバールの「画家シリーズ」。強香でクラシック・ダマスクにフルーツが混じる香りも最高です。 早咲きで四季咲き性も高くて、シボラー(絞り好き)にはたまりません。
27品種目 フランボワーズ バニーユ (メイアン)
ローズピンクと淡いピンクの絞りが美しいクライミングローズ。 綺麗なんですが、この人、花が終わると茶色くなって散らずに残るんです。高い位置で咲くから、終わった花だけ取るのが大変!美観と手間の葛藤です。
28品種目 ニュー・イマジン (ドリュ)
ドリュの個性派、紫系の絞り(ワインレッド地に白)。 カタログみたいに整っては咲かないけど、開いてもこの絞りが綺麗なんですよね。ティー&スパイス系の中香も個性的。
29品種目 ベル・デ・セゴサ (ドミニクマサド)
マサドの個性派。赤紫と白のバイカラー(裏が白)。波状弁カップ咲き。 アーチに誘引したんですが…どうも枝先の上の方しか咲かない。ツル仕立てには向かなかったようです。また仕立て直しです…(腰が…)。
30品種目 ラ・レーヌ・ドゥ・ラ・ニュイ (デルバール)
「夜の女王」。濃赤とピンク(赤に黒赤)の絞り。個性的な小さめの半八重の花が房で咲いて、すごく目立ちます。
31品種目 ラ・パリジェンヌ (デルバール)
オレンジと黄色の絞り。これもツル仕立てにしたんですが、失敗。 花が全部上向いちゃって、下からだと花が全然見えない(笑)。花首が強いんですね。これは高めの木立仕立てが正解でした。
【ロザリアンの宿命】「もう買わない」と誓ったのに…2025年新苗お迎え事件
さあ、ここまで31品種。 我が家の庭は現在97種122株。もうキャパシティは限界なんです。地植えする場所も鉢を置くスペースも無い。
「もうバラは買わない、増やさない」
そう、あれほど固く誓ったはずなのに…
はい、2025年の新苗です。買ってしまいました。 ダメですね、YouTubeのバラ動画を見たら。魅力的な解説とか聞いちゃうと、もうダメ。「バラの家」さんの動画とか、見てると全部欲しくなりますから(笑)。
この2品種は春にお迎えした新苗なので、株を充実させるために春花は我慢して咲かせませんでした。 というわけで、こちらが秋に咲いたお顔です。
32品種目 アレキサンドラ・ダビッド・ニール (デルバール)
2022年発表の新しいデルバール。モーヴピンクの波状弁ロゼット咲き。女性探検家の名が冠されています。この物語性、たまりません。
33品種目 ル・タン・デ・スリーズ (デルバール)
2023年発表の最新品種。「さくらんぼの実る頃」ですよ?シャンソンの名曲。赤紫のロゼット咲きで強香。 こんなの見たら、買うしかないじゃないですか。そういう物語に弱いんですよ、私は。
案の定、母には言われました。「また買ったのかい!どこに植えるんだい!」 ええ、分かってます。分かってますとも。 でも、これがロザリアンなんですよね?皆さん!(と、共感を求める)
まとめ:フランスバラ沼は深く、そして楽しい。場所は「作る」ものです!
というわけで、我が家のフランスバラ軍団33品種、いかがでしたでしょうか。 メイアンの優等生から、デルバールのパワフルな暴れん坊、ドリュやマサドの個性派まで。本当に多種多様です。
意図して集めたわけじゃないのに、これだけ揃ってしまう。 それはきっと、フランスの育種家たちが生み出す彼女たちが、時代を超えて私たちの心を掴んで離さない、抗えない魅力を持っているからなんでしょうね。
さて、ガーデナーとしての最大の問題は、あのお迎えしたばかりの2025年組、アレキサンドラとスリーズをどこに植えるか。
場所がない? いや、場所は「作る」ものです。(ロジカルでない根性論)
この冬作業で、また庭の一部を解体・改造して、なんとかスペースをひねり出しますよ。 もちろん、コルセットはガッチガチに巻いて。腰は資本ですから。
結局、こうやって「どこに植えよう」「どう仕立てよう」って頭を抱えて悩んでいる時間も、最高に楽しいんですよね。 まったく、バラ大国フランス、恐るべし。
皆さんも、意図せず増えるフランスバラ沼には、くれぐれもお気をつけて(笑)
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