買わずにいられない。【安心感が凄いバラ】日本の気候で選抜されたバラはやっぱり強い!122株育てる庭主の日本育種16品種レビュー。2025年春
こんにちは、バラオタクの50代男性、02memo(ゼロツーメモ)です。 庭で地植えのバラを育てるのをライフワークとしていますが、正直に告白します。
私の庭は、もう限界です。
2025年春、我が家のバラはついに97品種、122株になりました。 地植えする場所も、鉢を置くスペースも、もうありません。 長年の椎間板ヘルニア持ち(腰痛仲間ですね)としては、これ以上の管理はロジカルに考えて狂気の沙汰。庭仕事のコルセットは絶対の掟です。
それなのに、今年、新しく2株増やしてしまいました。 新苗の「ルクソール」と「コンフィチュール」です。
なぜ、庭が破綻しているのに買ってしまうのか。 理由は単純で、それが「日本育種品種のバラ」だったからです。 そこには、抗えないほどの「信頼感」があるのです。
この記事では、そんな私の庭のキャパシティを圧迫し続ける、愛すべき「日本育種品種のバラ」16品種を、懺悔と自慢を込めて本音でレビューしていきます。
なぜ「日本のバラ」はこれほど信頼できるのか?
私が「日本のバラ」に絶大な信頼を置く理由。 それは、彼女たちが日本の過酷な気候で選抜されてきたからです。
高温多湿の夏
長雨が続く「梅雨」
病気の温床となる「黒星病」
毎年やってくる「台風」
ヨーロッパのカラッとした気候で生まれたバラももちろん美しいのですが、日本のジメジメした夏を乗り切るのは本当に大変です。 その点、日本の育種家の方々が作出すバラは、この環境で「元気に育つこと」を前提に選抜されています。
だから、とにかく強い。 「このバラなら、うちの庭でも元気に育ってくれるはず」 この安心感、信頼感が、私たちロザリアンの「もう増やさない」という固い決意を、いとも簡単に溶かしてしまうのです。
2025年春 我が家の日本育種バラ16品種レビュー
それでは、前置きが長くなりましたが、私の庭で(時に元気に、時に苦戦しながら)育っている16品種を、似た者同士のグループに分けて紹介します。
グループ1:魅惑の紫系
まずは、私が特に惹かれる色の一つ、紫系のグループからです。このミステリアスな色合いは、庭に深みを与えてくれますよね。
1品種目:「ラベンダーブーケ」 (ヤジマローゼス)
彼女は2020年に新苗で迎えた、ヤジマローゼスさんのシュラブ・ローズです。 紫の花がブーケのように房で咲く姿は圧巻。よく比較される「レイニーブルー」がクシャッとした繊細な花なら、彼女はコロンとした丸い花が房で咲きます。
何より素晴らしいのが、枝がしなやかで、トゲが少なく誘引しやすいこと。 これはツルバラを扱う腰痛持ちにとって、非常に重要なポイントです。本当に優秀な紫のツルバラだと感じます。 うちは物置を解体して残った骨組みで作った、このDIYパーゴラに誘引しています。
2品種目:「コフレ」 (河本バラ園)
河本バラ園さんのシュラブ、2021年の大苗です。 彼女は「宝石を入れる小箱」という名前の通り、本当に美しいアンティークな藤色です。 …なんですが、大きな欠点があります。 とにかく春はボーリングしやすい(蕾が開かずに腐る)!
ひどい年は蕾の半分が開かずに終わります。これは本当に悲しい。 対策として、私は春の肥料をギリギリまで減らしています。そして、開かなそうな蕾は…もう、指で無理やりこじ開けてます。形は崩れますが、咲かないよりマシですからね。
その代わり、一度咲けば花もちは異常に良く、寒い時期なら2週間以上咲き続けてくれます。手間はかかりますが、その美しさには代えがたいものがあります。
グループ2:空間を支配するピンク系
さて、お次はピンクのグループ。庭を華やかに彩る、一大勢力です。
3品種目:「舞姫」
2016年に知人からもらった株です。ツルミニバラ。 最初はツルバラだと気づかずに短く剪定していたんですが、枝が異様に伸びるので「あ、君ツルだったの」と気づきました。 極小のピンクの花が滝のように咲き誇る姿は見事です。
ただし、彼女には大きな問題が。細かいトゲがびっしり! これが作業着やTシャツに引っかかって、もう! 庭作業のたびにイライラします(笑)。 夏の暑さにも弱く、お盆過ぎにはよく葉を落とす、少し気難しい一面もありますね。
4品種目:「群舞」 (ランブラー)
2017年に大株でもらった、日本のランブラーローズです。 ランブラー(一季咲きのツルバラ)としては早咲きで、うちの外周フェンスで「アルベリック・バルビエ」なんかと一緒に誘引しています。 ピンクから白に退色して、最後はドライフラワーみたいになるので、トータルでの花期が長いのが魅力です。
ただ、バラクキバチが大好きらしくて、毎年毎年、期待の新しいシュートがやられます。これは本当に悔しい。
5品種目:「つるローズうらら」 (京成バラ園芸)
京成バラ園芸さん。2016年にホームセンターで半額だった大苗を買いました。 彼女はうちのシンボルツリーならぬ、「シンボルローズ」です。
早咲きで、とにかく咲き続ける。夏も秋も冬も咲く。ツルバラとは思えないほどの圧巻の四季咲き性です。 見てください、この株元から伸びる太い枝。うちは東側のアーチ、南側のアーチ、さらに家のフェンスと、3方向に誘引して、庭で最大の面積を占めています。 最近はコンパクトなバラが流行りですが、私はこの「空間を圧倒的な花数で覆う」バラが大好きなんです。
6品種目:「つるローズうらら (枝変わり)」
さきほどの「つるローズうらら」の枝変わりです。 2021年に、一部だけピンクが薄い花が咲く枝を見つけまして。「これは!」と思って、花が終わってから挿し木で固定化した株です。
これ、2022年の種苗法改正前だったからセーフ。今はパテント品種(登録品種)は個人利用でも挿し木は違法ですからね。危なかった。 YouTubeで那須のヒロガーデンさんも同じ感じのピンクが出たと言っていましたが、結局、流通には乗らなかったみたいですね。
7品種目:「ミスピーチ姫」 (ミニバラ)
ここからはミニバラ。2015年、ホームズで200円だったので3株買ってきたのが始まりです。 彼女はミニバラなのに強健で、春からずーっと咲いてます。そしてトゲが全くない。 何より、背が低いので地植えの手前に並べられるのが使い勝手が良くて…気づいたら、9株に増えてました。我が家最大の勢力です。
8品種目:「ミスピーチヒメさくらこ」
「ミスピーチ姫」の枝変わり、「さくらこ」です。 2018年に、これも見切り品で200円だったんで確保しました。 春は少し色が濃いかな?ぐらいで、正直ほとんど見分けがつきません(笑)。 でも、いいんです。バラオタクの「ロマン」ですから。
9品種目:「アントニオ・ガウディ」 (憧れのバラ)
9品種目は、あのフランスの名花「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の枝変わりとして、日本で発見された品種です。 この波打つ花弁(フリル)と、花弁の裏が白くなるリバーシブル。個性的で大好きなんですが…
なぜなら、彼女も樹勢があまり強くないと言われていて…。 私のこの過密な庭、いわば「スパルタ環境」では、ガウディの芸術性を引き出せない。 これもまた、「信頼感」だけでは越えられない現実の壁、憧れの存在です。
グループ3:「バラ塾」が生んだロサオリの沼
日本育種といえば、木村卓功先生の「ロサオリエンティス」は外せません。 私はYouTubeの「バラ塾【バラの家 公式】」チャンネルを欠かさず見ています。 尊敬する木村先生と、共感しかないマニアックな話をしてくれる宇都宮店長。あの動画を見るたびに欲しくなって…植える場所もないのに…。
10品種目:「オデュッセイア」 (ロサオリエンティス)
2020年の新苗です。 彼女は、1品種目で紹介した「ラベンダーブーケ」と同じDIYパーゴラにいます。 深紅の美しい花で、今のところ順調ですが…隣の「ラベンダーブーケ」や「シャルル・ド・ゴール」との縄張り争いが、いつ始まるかヒヤヒヤしてます。
11品種目:「ダフネ」 (ロサオリエンティス)
2019年の大苗。彼女は花持ち抜群の優等生です。 ただ、植えた場所が悪かった。 彼女の前に「ジ・エンシェント・マリナー」がいて、そのまた前に「クイーン・オブ・ジ・エルブス」がいるっていう、超過密地帯。 これは完全に私の設計ミスです。ごめんよ、ダフネ。
12品種目:「クイーン・オブ・ジ・エルブス」 (ロサオリエンティス)
そのダフネの前にいるのが彼女。2019年の大苗。 「妖精の女王」の名前通り、咲き始めの姿は息をのむ美しさです。 …が! 見た目に反して、花持ちが絶望的に悪い。 日差しが強いと、朝咲いて昼には散ってます。まさに「刹那の美人」ですね。
13品種目:「ライラ」 (ロサオリエンティス)
2019年の大苗。ゾクッとする赤紫の花と、濃厚なダマスクの香り。 彼女も「刹那の美人」で、完璧な花形は一瞬ですぐ「パカッ」と開きます。 そして、デリケート。 最初、地植えにしたら周りの強健なバラたちに負けて衰弱させてしまって…慌てて掘り上げて、今はこの6号鉢で「集中治療室(ICU)入り」です。本当に申し訳ないことをしました。
グループ4:古参の巨人と2025年の新人
最後のグループは、我が家における「歴史と未来」。庭の主とも言える大ベテランと、私の固い決意をいとも簡単に破らせた、期待の(そして罪深い)新人たちです。
14品種目:「新雪」 (京成バラ園芸)
京成バラ園芸さんの、1969年作出の古参。かの「ニュードーン」の血を引く白いツルバラです。 2019年に新苗で買って、最初の3年はイマイチだったんです。 家族にも「それ、育ってないじゃないの」と言われましたが、4年目から本気を出しました。 一気に巨大化して、今やこのベランダを覆う大株です。雪のように白い花が咲き乱れますが、花の終わりは花びらを撒き散らします。
15品種目:「コンフィチュール」 (河本バラ園)
はい、そして来ました。2025年春の新苗。今年の「新しい罪」その1です。 河本バラ園さんの、2020年発表の品種。 このオレンジからアプリコットへのグラデーション。イングリッシュローズの「レディ・エマ・ハミルトン」を彷彿とさせる雰囲気です。 樹勢も強そうで、新苗なのに一番の成長力を見せています。
16品種目:「ルクソール」 (新品種)
「新しい罪」その2。 「もうバラは増やさない」という固い決意を、いとも簡単に破壊した新人です。 このアンティークな茶色…。YouTubeで見て、気づいたらポチってました。不可抗力です。 コンパクトな樹形とのことなので、ライラの二の舞にならぬよう、当面は鉢で過保護に育てます。
まとめ:庭が限界でも「日本のバラ」はやめられない
はい、というわけで、我が家の日本育種品種16品種でした。 …いや、今ブログを書きながら数えたら、もっといました…。
地植え72株、鉢植え50株。 新しいコンフィチュールとルクソールをどこに置くか、まだ決っていません。
家族の言う通りです。 「ロジカルシンキング」を心がけている私からしても、これ以上増やすのは狂気の沙汰です。 庭のキャパシティは限界。私の腰も限界。
分かってるんです。分かってはいるんですが…
…「メルロー」か…。 「鉢でいけるコンパクト樹形」…。
…あそこの鉢をちょっとずらせば、6号鉢くらいなら、もう1個…いけるな。
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