【夏のバラ管理】咲かせる?摘むべき?ズボラ庭主が公開するリアルな夏バラ23品種の姿【2025年8月】
「うだるような暑さが続く8月。庭のバラの蕾、あなたはどうしていますか?」
こんにちは!50代のバラオタク、02memo(ゼロツーメモ)です。
この時期、多くのロザリアン(バラ愛好家)が毎年頭を悩ませる問題、それが「夏バラを咲かせるべきか、それとも全て摘蕾(ピンチ)すべきか」という永遠のテーマではないでしょうか。
セオリーで言えば、答えは「摘む」が優勢です。
夏の花は春に比べて小さく、花色も淡くなり、本来の美しさを発揮できないことが多いもの。何より、開花は株の体力を大きく消耗させるため、来るべき秋の見事な返り咲きシーズンに備えて、夏は株を休ませてあげるのが定石とされています。
…と、頭では分かっているんです。
しかし、我が家のようなつるバラ中心の庭では、脚立を使わないと届かないアーチの上の方まで、びっしりと蕾がついてしまうこともしばしば。「まあ、いいか…」と見て見ぬフリをしているうちに、彼女たちは勝手に咲いてしまうわけです。
そこで今回は、そんなズボラ管理で「意図せず咲いてしまった2025年8月のリアルなバラたち」の姿を、アシスタントのニッキーさんと共に一挙にご紹介します!
夏の暑さに負けず健気に咲く優等生から、少し夏バテ気味な子、そして私の失敗談まで。皆さんの夏のバラ管理のヒントや、「うちも同じ!」という共感を見つけていただけたら嬉しいです。
我が家の顔!3連アーチを彩るタフな夏バラたち
まずは、庭の顔ともいえる3連アーチから。ここは特に四季咲き性が強く、夏でも頼もしい品種を集めています。
ソレイユロマンティカ(メイアン)
一番手前のアーチで咲く、オレンジと黄色の複色が美しいバラ。彼女は本当にタフで、夏でも整った花形で咲いてくれます。花径は少し小さくなりますが、鑑賞価値は十分。頼りになる存在です。
リモンチェッロ(メイアン)
ソレイユロマンティカの隣で、鮮やかな黄色が夏の日差しに映える品種。名前の通り、爽やかなレモンのような色彩が庭を明るくしてくれます。
レイニーブルー(タンタウ)
紫・黄色・オレンジという、少し大胆な色の組み合わせですが、この紫色のレイニーブルーが全体をシックにまとめてくれます。しなやかな枝は誘引しやすく、夏でも花を咲かせる優等生です。
アンナ・フェンディ(バルニ)
真ん中のアーチを飾るのは、花数の多さが自慢のアンナ・フェンディ。もともとはシュラブローズですが、つるがぐんぐん伸びるので、こうして大きなつるバラとして仕立てています。夏も秋も期待を裏切りません。
【夢の競演?】真ん中の花壇 - イングリッシュローズ vs 日本のバラ
次は庭の中央花壇。ここではイギリスの名門デビッド・オースチンの「イングリッシュローズ」と、日本の人気ブランド「ロサオリエンティス」が隣り合って咲いています。夏の暑さに対するそれぞれの個性が見どころです。
ウィンダミア(デビッド・オースチン)
クリーム色の花が、我が家のイングリッシュローズの中で間違いなく一番の花数で咲き誇ります。ただ、夏の強い日差しだと花びらの先がチリチリになりやすく、花持ちが絶望的に悪いのが玉に瑕。残念ながら廃盤品種ですが、この咲きっぷりは魅力です。
オリビア・ローズ・オースチン(デビッド・オースチン)
春は誰より早く咲き始める早咲きの優等生。夏はさすがに花色が淡いピンクになり、花も小さくなりますが、それでも次々と蕾を上げます。この楚々とした姿もまた「夏顔」の魅力ですね。
レディ・エマ・ハミルトン(デビッド・オースチン)
オリビアとは対照的に、春は遅咲きでシーズンを締めくくるオレンジ色の名花。情熱的な花色と、うっとりするような強い柑橘系の香りは夏でも健在。ポツポツとですが、美しい顔を見せてくれます。
ダフネ(ロサオリエンティス)
さて、日本のバラはどうでしょう。優しいピンク色のダフネの長所は、なんといっても花持ちの良さ。花持ちが悪いウィンダミアとは実に対照的で、夏でも比較的長く綺麗な姿を保ってくれる頼もしい存在です。
クイーン オブ ジ エルブス(ロサオリエンティス)
「やはり日本のバラは夏に強い!」…と、言いたいところですが、そう単純ではないのがバラの面白いところ。春は息をのむほど美しい白いロゼット咲きですが、夏の暑さは少し苦手な様子。花持ちが悪くなるうえ、暑さが続くと葉が黄色くなってしまいます。同じブランド、同じ花壇でも個性は様々です。
香りの女王マーガレット・メリルとその仲間たち
ゴールデン・セレブレーション(デビッド・オースチン)
夏の庭でも存在感を放つ、強い柑橘系の香りが魅力です。
マーガレット・メリル(ハークネス)
香りと言えば、私の庭ではこの人が外せません。純白の花から放たれる香りはまさにトップクラス。ただし、美しいカップ咲きの時間は短く、すぐにパカンと開いてしまうのがご愛嬌。
ルイ・フィリップ(オールドローズ)
マーガレット・メリルの隣で咲く、コロンとした濃いピンクのオールドローズ。放っておくと枝が横に暴れるじゃじゃ馬なので、縦に伸びるように矯正しながら育てています。
スイートドリーム(フライヤー)
オレンジ色の花を房咲きでたくさんつけてくれるつるバラ。実は香りはほとんどありません。香りの女王の隣で、彩り担当として庭を賑やかにしてくれています。
【ベランダの競演】純白の新雪と、世界に一つの特別なバラ
新雪(京成バラ園芸)
ベランダのフェンスに誘引している純白のつるバラ。彼女の長所は、夏でもあまり花形が崩れずに咲いてくれること。ただ、春の満開後は花びらが一枚一枚散るタイプなので、ベランダの下が真っ白に。掃除が大変なのは「ロザリアンあるある」ですね。
つるローズうらら 枝変わり(オリジナル)
我が家で一番の変わり種。あのショッキングピンクの「つるローズうらら」から、ある日突然生まれた淡いピンク色の枝変わりです。挿し木で育てた、世界に一つの特別なバラ…と思っていたら、YouTubeで「那須ヒロガーデン」の高木店長の動画で拝見したお話です。品種登録の道は遠そうですが、流通していないロマンあふれるバラとして大切に育てています。
【DIYパーゴラ】廃材利用のエコな空間と元気なバラたち
もともとあった物置を解体したときに出た骨組みを再利用して作った、手作りのパーゴラ周りも賑やかです。
レオナルド・ダ・ヴィンチ(メイアン)
パーゴラの主役。ピンク色の花はとにかく強健で、夏でもお構いなしにたくさんの花を咲かせ続けてくれます。
アプリコットキャンディ(メイアン)
パーゴラの横で咲くオレンジ色のバラ。ここは少し日当たりが悪いのですが、そんな環境でも元気に育ってくれる貴重な存在です。
カリエンテ(ミニバラ)
パーゴラの足元を彩る鮮やかな赤のミニバラ。小さいながら病気に強く、春からずっと咲き続ける働き者です。
ジジ(ミニバラ)
カリエンテの隣で咲く、絞りのミニバラ。こちらはカリエンテと違って黒星病やハダニに弱く、少し手のかかるお嬢様タイプです。
個性と失敗談 - 学びを与えてくれる絞りのバラ
エドゥアール・マネ(デルバール) & 21. フランボワーズ バニーユ(ドリュ)
どちらも美しい絞りのつるバラ。夏でもその個性的な表情を見せてくれます。
ベル・デ・セゴサ(ドミニク・マサド)
そして私の失敗談。赤と白の絞りが美しいシュラブローズなのですが、つるバラのように長く伸ばして誘引してしまった結果、枝の先にしか花が咲かない残念な姿に…。バラの特性を理解することの重要性を教えてくれた、反面教師です。
【結論】夏バラは咲かせるべき?そして終わらないバラ沼…
さて、色々な夏バラを見てきましたが、結論です。
私の答えは、「基本は摘む。でも、咲いてしまったものは、それも一夏の思い出として楽しむ」です。
若い株や体力を温存したい株は、秋のためにピンチするのが合理的。でも、長年育てている元気な成木が、手が届かない場所で咲く分には、あまり神経質にならず、その儚い夏の姿を楽しむのもまた一興ではないでしょうか。
…と、まとめたところで、庭の片隅では、枯れたバラの代わりに今年新しく迎えたデビッド・オースチンの「23. ブリング・ミー・サンシャイン」が、来年の春に向けてぐんぐんとシュートを伸ばしています。
「もう庭のキャパは限界…」と嘆きながら、また新しいバラを迎えてしまう。
バラ栽培の沼は、かくも深く、そして楽しいのです。
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ラベル:夏バラ
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