2025年07月25日

【バラの終活】私の庭から卒業した31人の子供たち。出会いと別れの物語。ごめんね、そしてありがとう。2025年春


バラが好きでガーデニングをされている皆さん、こんにちは!02memoです。

私の庭では今、97種122株のバラたちが元気に花を咲かせてくれています。この景色は私の宝物ですが、この華やかな庭ができるまでには、たくさんの出会い、そして同じくらいたくさんの「別れ」がありました。

出会いがあれば別れがあるのは人の世の常ですが、それはバラ栽培も同じです。

今日は、これまで私の庭を彩ってくれたものの、様々な理由で育てるのをやめてしまった、いわば「卒業」していった31品種のバラたちについてお話ししようと思います。

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この記事では、

私がバラを手放すことになったリアルな理由

品種選びで失敗した具体例

たくさんの別れから学んだ、後悔しないための教訓

などを、私の体験談として赤裸々にお話しします。

これは、私の失敗の記録であり、同時にバラへの感謝の記録でもあります。皆さんのこれからのバラ選びや庭づくりのヒントになれば幸いです。

華やかな庭の裏側にある「31の別れ」
なぜ、31品種ものバラを手放すことになったのか。
その一番の原因は、数年前に私が「バラ沼」にどっぷりとハマってしまったことにあります。

特にバラ栽培にのめり込み始めた2016年。ホームセンターのタイムセールで新苗が300円!見切り品コーナーで開花株が半額!…そんな言葉に踊らされ、見境なくバラを買い漁っていました。

「この品種が欲しい」のではなく、「ただ安いから買う」。
自分の庭の広さも、管理能力の限界も考えずに、年間で35品種もお迎えした年もありました。

当然、庭のスペースは有限です。
本当に心惹かれる新しい品種に出会っても、もう鉢を置く場所すらない。そうなると、今いるバラの誰かに場所を譲ってもらわなければなりません。

そんな、苦渋の決断を何度も繰り返してきました。今日は、その物語を紐解いていきます。

バラを手放した5つの主な理由【体験談】
お別れの理由は一つではありません。私の経験を振り返ると、大きく5つのパターンに分けられました。

理由1:痛恨の管理ミスと環境のミスマッチ
期待してお迎えしたものの、私の知識不足や庭の環境に合わなかったことで、悲しい結果になってしまった子たちです。

リラ (ロサオリエンティス)
美しい紫の花に惹かれ大苗でお迎え。1年間鉢で大切に育て、満を持して地植えにしたのですが…植えた場所の日当たりが悪く、みるみる元気をなくし枯れてしまいました。バラにとって日照がいかに大切か、痛感させられた最初の失敗です。

真宙 (Masora)
これは最もショックだった別れです。大株に育ち、毎年素晴らしい花を咲かせてくれた元気な株でした。庭に作ったアーチに誘引したくて地植えにした途端、嘘のように枯れてしまいました。根を傷つけてしまったのか、環境の変化に耐えられなかったのか…。原因は今も分かりませんが、自分の未熟さを悔やみました。この子がいた場所には今、イングリッシュローズの「ブリング・ミー・サンシャイン」が咲いています。別れが運んでくれた、新しい出会いです。

アイスバーグ
長年育てた株ですが、四季咲きのはずがなぜか春しか咲かない「一季咲き」状態に。株の個体差もあるのだと学び、つるアイスバーグをお迎えするタイミングでお別れしました。

はつね (河本バラ園)
株は元気に茂るものの、花が年に数輪しか咲かない子でした。葉ばかりが茂る「木」になってしまい、私の栽培技術ではこの子の魅力を引き出せませんでした。

理由2:「安いから」で買ったバラの末路
「バラ沼」時代、値段だけで選んでしまった子たちです。心から「好き」ではなかったため、庭のスペースが問題になった時、真っ先に候補に挙がってしまいました。

カクテル
300円の新苗でした。元気に育ちましたが、もともと平咲きや真っ赤なバラが好みではなかったため、愛情を注ぎきれず…。安易に手を出したことを後悔しました。

ローラ、光彩 (京成バラ園芸)
どちらも半額の開花株。「お得だから」と連れて帰りましたが、ローラは花色がイメージと違い、光彩は赤いバラが増えすぎたため、地植え計画の際に手放すことに。結局「安物買いのスペース失い」でした。

ブラッシュ・ノワゼット、グリーンローズ、ジュリア
すべて300円のタイムセール品。ブラッシュ・ノワゼットは大きくなりすぎて手に負えず、グリーンローズはその独特の魅力が当時の私には理解できませんでした。ジュリアに至っては、すでにつるジュリアが地植えであったにも関わらず購入。「なぜ買ったのか」と自分でも呆れてしまいます。

理由3:庭のスペースという名の壁
2021年頃から私の中に「全てのバラを地植えにしたい」という願望が芽生えます。しかし、庭の広さは変わりません。ここから、苦渋の選抜会議が始まりました。

アブラカタブラ、モダン・タイムズ
どちらも個性的な絞り模様のバラ。特にアブラカタブラは気に入っていましたが、花もちの悪さがネックとなり、地植えスペースの確保のためにお別れ。今思えば鉢で大切に育てればよかったと少し後悔しています。

プリンセスミチコ、スプリングパル、バイランド
プリンセスミチコは知り合いから頂いた朱色の花が美しいバラでしたが、私の庭の雰囲気とは少し違うと感じていました。スプリングパルやバイランドは可愛らしいピンクのバラでしたが、庭には既にお気に入りのピンクバラがたくさん。スペース確保のため、泣く泣く手放しました。

キモッコウバラ
家族がいつの間にか買ってきた株。しっかり育てたら、とんでもなく大きくなり、手に負えなくなってお別れしました。成長後の姿を想像することの大切さを学びました。

理由4:予期せぬ病気とトラブル
どれだけ大切に育てていても、病気やトラブルは避けられないことがあります。

サニー ノックアウト (メイアン)
通販のセール品。届いた時点で根にコブが…根頭がんしゅ病でした。連絡すれば交換してもらえたはずですが、当時はその手間が面倒に感じ、そのまま廃棄してしまいました。これは本当にダメな対応だったと反省しています。

花霞 (はながすみ)
とても花付きが良く、元気な株でしたが、ある時から癌腫に。数年間は他のバラと隔離して育てましたが、管理の手間と他のバラへの感染リスクを考え、処分を決断しました。元気だっただけに辛い別れでした。

理由5:管理が大変すぎたミニバラたち
一時期、たくさんのミニバラを育てていました。しかし、そのほとんどとお別れすることになります。

ベルガモ・フォーエバー、インフィニティローズなど13品種
ミニバラはとにかく黒星病とハダニに弱い品種が多いです。普通のバラと同じ感覚で薬剤散布をしても、すぐに葉を落としてしまい、ハダニもあっという間に蔓延。毎日のお世話がだんだん苦痛になり、「これではバラ栽培が嫌いになってしまう」と感じ、思い切ってほとんどのミニバラを手放しました。

現在育てているミニバラは、この経験から学んだ、病気に強く育てやすい「ミスピーチ姫」や「ジジ」など、ごく僅かな品種だけです。

私の庭から卒業した全31品種リスト
これまでに紹介したバラたちを一覧にまとめました。一つ一つの名前に、たくさんの思い出が詰まっています。

リラ (Lilas)

削減:2024年 (枯れた) / 導入:2023年 / 性質:木立

真宙 (Masora)

削減:2024年 (枯れた) / 導入:2019年 / 性質:半ツル

アイスバーグ

削減:2020年 (譲渡) / 導入:2000年 / 性質:木立

はつね

削減:2020年 (譲渡) / 導入:2016年 / 性質:木立

カクテル

削減:2020年 (譲渡) / 導入:2016年 / 性質:半ツル

アブラカタブラ (Abracadabra)

削減:2022年 (譲渡) / 導入:2015年 / 性質:木立

ローラ (Laura)

削減:2021年 (譲渡) / 導入:2016年 / 性質:木立

光彩 (Kousai)

削減:2021年 (譲渡) / 導入:2015年 / 性質:木立

ブラッシュ・ノワゼット (Blush Noisette)

削減:2021年 (譲渡) / 導入:2016年 / 性質:半ツル

サニー ノックアウト (Sunny Knock Out)

削減:2020年 (廃棄) / 導入:2020年 / 性質:木立

グリーンローズ

削減:2020年 (譲渡) / 導入:2016年 / 性質:木立

ジュリア

削減:2020年 (譲渡) / 導入:2016年 / 性質:木立

スプリングパル

削減:2020年 (譲渡) / 導入:2017年 / 性質:木立

バイランド

削減:2020年 (譲渡) / 導入:2016年 / 性質:木立

プリンセスミチコ

削減:2020年 (譲渡) / 導入:2016年 / 性質:木立

モダン・タイムズ

削減:2020年 (譲渡) / 導入:2016年 / 性質:木立

花霞(はながすみ)

削減:2021年 (廃棄) / 導入:2016年 / 性質:木立

キモッコウバラ

削減:2020年 (譲渡) / 導入:2012年 / 性質:ツル

ベルガモ・フォーエバー (Bergamo Forever)

削減:2022年 (譲渡) / 導入:2016年 / 性質:ミニバラ

インフィニティローズ (Infinity Rose)

削減:2021年 (譲渡) / 導入:2016年 / 性質:ミニバラ

コリントス・フォーエバー

削減:2021年 (譲渡) / 導入:2014年 / 性質:ミニバラ

サンスプラッシュ (Sunsplash)

削減:2021年 (譲渡) / 導入:2016年 / 性質:ミニバラ

チュチュオプティマ (Tutu Optima)

削減:2021年 (譲渡) / 導入:2014年 / 性質:ミニバラ

ニューヨーク・フォーエバー (New York Forever)

削減:2021年 (譲渡) / 導入:2014年 / 性質:ミニバラ

プラムダンディ (Plum Dandy)

削減:2021年 (譲渡) / 導入:2015年 / 性質:ミニバラ

プリンセス オブ インフィニティ

削減:2021年 (譲渡) / 導入:2016年 / 性質:ミニバラ

ライズンシャイン (Rise'n Shine)

削減:2021年 (譲渡) / 導入:2015年 / 性質:ミニバラ

ラブリープリンセス・オプティマ

削減:2021年 (譲渡) / 導入:2019年 / 性質:ミニバラ

レッドミニモ

削減:2021年 (譲渡) / 導入:2013年 / 性質:ミニバラ

レディ・メイアンディナ (Lady Meillandina)

削減:2021年 (譲渡) / 導入:2016年 / 性質:ミニバラ

咲耶姫(さくやひめ)(Sakuyahime)

削減:2021年 (譲渡) / 導入:2015年 / 性質:ミニバラ

31の別れから学んだ、後悔しないバラ選び3つの教訓
たくさんの失敗と別れは、私に大きな学びを与えてくれました。これからバラをお迎えする方に、ぜひ心に留めておいてほしい3つの教訓です。

教訓1:「本当に心から好きか」を基準に選ぶ
「安いから」「お得だから」という理由で選んだバラは、結局長続きしませんでした。庭のスペースは貴重です。値段ではなく、本当にその花が好きか、自分の庭で咲く姿を想像してワクワクするかを基準に選びましょう。

教訓2:自分の庭と管理能力のキャパシティを知る
自分の庭の日照条件、広さ、そして自分がお世話にかけられる時間と労力を正確に把握することが大切です。キャパシティを超えてバラを増やすと、一つ一つへの愛情が薄れ、管理も雑になり、結果的にバラを不幸にしてしまいます。

教訓3:お迎えする前にバラの性質を徹底的に調べる
そのバラは病気に強いか、どのくらいの大きさに育つのか(樹形や樹勢)、どんな環境を好むのか。今はネットや本でたくさんの情報を得られます。お迎えする前にその品種のプロフィールをしっかり調べることで、多くの失敗は防げるはずです。

まとめ:別れは新しい出会いの始まり
今日は、私の庭を卒業していった31品種のバラたちの物語をお話ししました。

たくさんの別れは、もちろん寂しい経験でした。しかし、その一つ一つの失敗が、私の知識となり、経験となり、今の庭を作ってくれました。

そして何より、別れは新しい出会いのためのスペースを作ってくれます。
真宙を失った悲しみがあったからこそ、ブリング・ミー・サンシャインの輝くような美しさに出会えました。

バラを手放すことは、決して悪いことではありません。それは、自分の庭をより自分らしく、心地よい場所にするための「新陳代謝」なのだと思います。

この記事が、皆さんのバラとの暮らしがより豊かになるための、何か一つのヒントになれば、これほど嬉しいことはありません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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posted by 02memo at 20:05| バラの花 | 更新情報をチェックする