2025年05月31日

ブルースカイ Blue sky⠀アジサイ紫陽花 hydrangea⠀青い花が咲きだした。2025年5月28日⠀アジサイ「ブルースカイ」~澄み渡る青、心惹かれる魅力~⠀


ブルースカイ Blue sky⠀アジサイ紫陽花 hydrangea⠀青い花が咲きだした。2025年5月28日⠀アジサイ「ブルースカイ」~澄み渡る青、心惹かれる魅力~⠀

【アジサイの魅力】幻想的な青の世界「ブルースカイ」を探して~育て方から品種解説まで~

梅雨の季節、雨に濡れてしっとりと輝くアジサイの花々は、私たちの心を和ませてくれます。赤、ピンク、紫、白…と多彩な色合いを持つアジサイの中でも、特に人気が高いのが、まるで空や海のような澄んだ青色のアジサイではないでしょうか。その神秘的な青は、見る人の心を惹きつけ、梅雨の鬱陶しさを忘れさせてくれるほどの魅力があります。

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この記事では、そんな青いアジサイの代表格とも言える「ブルースカイ」という品種の謎に迫りつつ、アジサイがなぜ青くなるのか、その秘密を解き明かします。さらに、ご自宅で美しい青いアジサイを咲かせるための育て方のコツ、人気の青色系品種まで、余すところなくご紹介します。

あなたもこの記事を読めば、青いアジサイの奥深い世界に魅了され、育てる楽しみ、観賞する喜びを再発見できるはずです。さあ、一緒に幻想的な青の世界へ旅立ちましょう。

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アジサイ「ブルースカイ」とは?幻の品種か、それとも…

「ブルースカイ」という名前を聞くと、どこまでも広がる青空のような、鮮やかなブルーのアジサイを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。その名の響きは、まさに青いアジサイの理想を体現しているかのようです。

「ブルースカイ」の正体と特徴

実は「ブルースカイ」という名前は、特定の品種名として広く流通しているわけではありませんが、調査を進めると、セイヨウアジサイの一系統で、「ブラウマイゼ (Blaumeise)」というヨーロッパ(特にドイツ語圏)で知られる古品種の別名、あるいはその系統の総称として使われている可能性が高いことがわかってきました。神戸市立森林植物園の西洋あじさい園のコレクションにも「ブルースカイ (Hydrangea macrophylla 'Blue Sky')」として、「ブラウマイゼ」と同一であるとの記載があります。

海外の園芸サイト「Gardenia.net」や「Microscopy UK」などの情報によると、「ブラウマイゼ(ブルースカイ)」は、以下のような特徴を持つガク咲きのアジサイとされています。

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花形: ガク咲き(レースキャップ)。中央に小さな両性花が集まり、その周りを大きな装飾花が縁取ります。
花色: 酸性土壌では鮮やかなスカイブルーからゲンチアンブルー(リンドウのような青)。中性~弱アルカリ性土壌ではピンク色に変化します。
樹高: 約1.2m~1.75m程度と比較的大型に成長します。
開花期: 一般的に初夏から夏(日本では6月~7月頃)。Esveldのような海外ナーセリーの情報では7月~9月とやや遅咲きの傾向も示唆されています。
耐寒性: 比較的高いとされています。
その他: 強健で育てやすく、花つきが良いと評価されています。

鮮やかな青色の装飾花が特徴的で、まさに「ブルースカイ」の名にふさわしい品種と言えるでしょう。

謎に包まれた作出経緯

「ブルースカイ(ブラウマイゼ)」の正確な作出者や作出年代、親品種といった詳細な作出経緯は、残念ながら現時点では明確には判明していません。多くのセイヨウアジサイと同様に、日本原産のガクアジサイ(Hydrangea macrophylla ssp. macrophylla)が18世紀以降にヨーロッパへ渡り、そこで品種改良されたものの一つと考えられています。一説にはスイスやドイツで改良されたとも言われています。その美しい青色から、古くから愛されてきた品種であることは間違いなさそうです。

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なぜアジサイは青くなる?神秘的な色の秘密

アジサイと言えば、土壌の酸度(pH)によって花の色が変わることで有名です。「七変化」とも呼ばれるこの現象は、特に青色やピンク色のアジサイで顕著に見られます。では、なぜアジサイは土壌の状態で色を変えるのでしょうか?その神秘的な色の秘密に迫ります。

花色変化の主役:アントシアニン色素

アジサイの花色(正確には萼片の色)を作り出しているのは、「アントシアニン」という色素の一種である「デルフィニジン」です。このデルフィニジン自体は、もともと赤紫色系の色素です。しかし、アジサイはデルフィニジンを元に、まるで魔法のように様々な色合いを生み出します。

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色の鍵を握る土壌のpHとアルミニウム

アジサイが青色になるかピンク色になるかを左右する最大の要因は、土壌のpH(酸度)と、土壌中に含まれるアルミニウムイオンです。

土壌のpHが酸性の場合(pH5.0~5.5程度):
土壌が酸性だと、土の中に含まれているアルミニウムが溶け出しやすくなり、アジサイの根から吸収されやすいアルミニウムイオン (Al³⁺) の形になります。このアルミニウムイオンが花(萼片)に運ばれ、アントシアニン色素(デルフィニジン)と結合します。この結合によって、花色は安定した青色へと変化するのです。つまり、「酸性土壌だから青くなる」というよりは、「酸性土壌だとアルミニウムが溶けやすく、それが吸収されて青くなる」というのがより正確なメカニズムです。

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土壌のpHがアルカリ性の場合(pH6.5以上程度):
土壌がアルカリ性に傾くと、アルミニウムは溶けにくくなり、アジサイに吸収されにくくなります。アルミニウムイオンと結合できなかったアントシアニン色素は、本来の赤紫色系の色を発現しやすくなり、花色はピンク色や赤色になります。

土壌のpHが中性の場合(pH6.0前後):
中性の土壌では、青色とピンク色の中間である紫色の花になることが多くなります。

白花のアジサイは色が変わらない?

「カシワバアジサイ」や「アナベル」のような白い花のアジサイは、もともとアントシアニン色素をほとんど持っていません。そのため、土壌のpHが変化しても花色が青やピンクに変わることはありません(ただし、咲き終わりにかけてピンクやグリーンみがかることはあります)。

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品種による発色の違いも

全てのアジサイが同じように土壌pHに反応するわけではありません。品種によっては、もともと青色になりやすい性質を持つもの(十分なアントシアニンを持ち、アルミニウムと結合しやすい)、ピンク色になりやすい性質を持つもの、あるいはどちらの色にもなりにくい(色が淡いなど)ものがあります。これは、アントシアニンの種類や量、補助色素の有無などが品種によって異なるためです。

このように、アジサイの神秘的な青色は、植物が持つ色素と土壌の化学成分、そしてそれらが織りなす絶妙なバランスによって生み出されているのです。

青いアジサイを美しく咲かせる育て方のコツ

「ブルースカイ」のような鮮やかな青いアジサイを自宅で楽しむためには、いくつかの育て方のポイントがあります。ここでは、美しい青色を引き出し、維持するための具体的な方法をご紹介します。

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用土選びと土壌管理:青色のための土台作り
最も重要なのは、アジサイが好む酸性の土壌環境を整えることです。

鉢植えの場合:
市販の「青アジサイ用の土」や「アジサイ用の土」と表示されているものを使用するのが最も手軽で確実です。これらは最初からpHが酸性に調整されています。
自分で配合する場合は、鹿沼土(小粒~中粒)やピートモスを多めに(全体の40~50%程度)配合し、赤玉土(小粒)などを混ぜて水はけと水持ちの良い用土を作ります。pH調整されていないピートモスは酸性ですが、調整済みのものは中性に近い場合があるので注意が必要です。

地植えの場合:
植え付け前に、植え穴に鹿沼土やピートモス、硫黄粉などを混ぜ込んで土壌を酸性に改良します。
元々アルカリ性の土壌(例:庭に貝殻が多い、コンクリート構造物が近いなど)の場合は、レイズドベッドにしたり、大きなコンテナで栽培する方が管理しやすいでしょう。

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置き場所:光と影のバランス
アジサイは基本的に日当たりを好みますが、日本の夏場の強い直射日光は葉焼けや過度な乾燥を引き起こし、株を弱らせる原因になります。

理想的な場所: 午前中は日が当たり、午後は明るい日陰になるような場所(半日陰)が最適です。特に「ブルースカイ(ブラウマイゼ)」のようなセイヨウアジサイは、夏の強い日差しにやや弱い傾向があるため、西日が直接当たる場所は避けましょう。
風通し: 適度な風通しは、病害虫の発生を抑えるためにも重要です。ただし、強風が常に当たる場所は乾燥しやすいため避けます。

水やり:乾燥を嫌うが過湿にも注意
アジサイは水を好む植物で、特に開花期や夏場は多くの水を必要とします。

鉢植えの場合: 土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。受け皿に溜まった水は根腐れの原因になるため、必ず捨てましょう。
地植えの場合: 植え付け直後や、雨が降らない日が続いて土が乾燥している場合はたっぷりと水やりをします。一度根付けば、極端な乾燥が続かない限りは頻繁な水やりは不要ですが、様子を見て調整してください。
注意点: 夏場の昼間に水やりをすると、水滴がレンズ代わりになって葉が焼けたり、土中の温度が急上昇して根を傷めることがあるため、朝夕の涼しい時間帯に行うのが基本です。

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肥料:青色維持のための秘訣
美しい青色を維持するためには、肥料選びも重要です。

基本の肥料:
花後のお礼肥: 花が終わった後(7月下旬~8月頃)、株の回復と翌年の花芽形成のために、緩効性の化成肥料や有機質肥料を与えます。
冬の寒肥: 12月~2月頃に、有機質肥料(油かす、骨粉、堆肥など)を株元に施します。これにより、春からの生育が旺盛になります。
生育期の追肥: 春の芽出し時期(3月~4月頃)と、秋(9月~10月頃)に、緩効性化成肥料または規定倍率に薄めた液体肥料を月に1~2回程度与えます。

青色を維持するためのポイント:
リン酸分の少ない肥料を選ぶ: リン酸は、アジサイがアルミニウムを吸収するのを妨げる働きがあります。そのため、青色のアジサイには、チッソ(N)・リン酸(P)・カリ(K)の比率で、リン酸(P)が控えめ、あるいは含まれていない肥料を選ぶと良いでしょう。
カリウム肥料の活用: カリウムは根の生育を助け、花色を鮮やかにする効果があると言われています。草木灰や硫酸カリなどを適量施用するのも効果的です(草木灰はアルカリ性なので、与えすぎに注意)。

青色を鮮やかにするための補助剤:
ミョウバン(硫酸アルミニウムカリウム): 水で薄めて(水1リットルに対し1~2g程度)、月に1~2回、土壌に施用します。アルミニウムを直接供給することで、青色発色を助けます。ただし、与えすぎは根を傷める可能性があるので注意が必要です。
硫安(硫酸アンモニウム): 土壌を酸性化する効果と、チッソ補給ができます。これも薄めて使用します。

剪定:翌年も美しい花を咲かせるために
アジサイの剪定は、翌年の花付きを左右する非常に重要な作業です。

剪定時期: 花後すぐ、遅くとも7月下旬~8月中旬までに行います。アジサイの花芽は、その年の秋には形成されるため、剪定が遅れると花芽ごと切り落としてしまい、翌年花が咲かなくなってしまいます。
剪定方法:
基本的な剪定: 花が終わった枝の花首から2~3節下(葉の付け根の少し上)で切り戻します。このとき、充実した芽(ぷっくりと膨らんだ芽)の上で切るのがポイントです。
間引き剪定: 株が混み合ってきたら、細い枝や内向きに伸びる枝、枯れ枝などを根元から切り取り、風通しと日当たりを良くします。
更新剪定(数年に一度): 株が古くなってきたら、太くて古い枝を数本、地際近くで切り戻し、新しい枝の発生を促して株を若返らせます。
「ブルースカイ(ブラウマイゼ)」のようなセイヨウアジサイの剪定: 基本的な剪定方法に準じますが、品種によっては前年枝だけでなく当年枝にも花芽をつける(新旧両枝咲き)性質を持つものもあります。しかし、確実に花を楽しむためには、花後の早めの剪定が推奨されます。

植え替え:根詰まりを防ぎ元気に育てる
鉢植えの場合: 1~2年に一度、根が鉢いっぱいに回っていたら(根詰まり)、一回り大きな鉢に植え替えます。
適期: 花後(剪定と同時期)、または新芽が動き出す前の早春(2月~3月頃)が良いでしょう。
方法: 根鉢を少し崩し、古い土を1/3程度落として新しい用土で植え付けます。

病害虫対策:早期発見・早期対応
アジサイは比較的丈夫な植物ですが、いくつかの病害虫が発生することがあります。

主な病気: うどんこ病(葉が白い粉を吹いたようになる)、炭疽病(葉に褐色の斑点ができる)、葉枯病など。
主な害虫: アブラムシ(新芽や蕾につく)、ハダニ(葉裏について汁を吸う)、カイガラムシ、ナメクジ(花や葉を食害する)など。
対策:
風通しを良くし、株が過湿にならないように管理することで予防します。
発生初期に発見し、手で取り除いたり、被害部分を切り取ったりします。
多発した場合は、それぞれの病害虫に有効な薬剤を適切に使用します。

これらのポイントを押さえて丁寧に管理すれば、「ブルースカイ」をはじめとする青いアジサイを、毎年美しく咲かせることができるでしょう。

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他にも魅力的な青色系アジサイの人気品種たち

「ブルースカイ(ブラウマイゼ)」以外にも、庭を彩る美しい青色のアジサイは数多く存在します。ここでは、特に人気の高い魅力的な青色系アジサイの品種をいくつかご紹介します。

万華鏡(まんげきょう)
島根県農業技術センターが育種した、八重咲きの美しいアジサイです。ジャパンフラワーセレクションで何度も受賞しており、その人気と美しさは折り紙付き。
特徴: 装飾花の縁が白く、中心に向かって青やピンクのグラデーションになるのが特徴。花びらが幾重にも重なり、まさに万華鏡を覗いているかのような繊細で華やかな花姿です。土壌のpHによって青みが強く出たり、ピンクみが強く出たりします。
育てやすさ: 一般的なアジサイと同様ですが、美しいグラデーションを保つには適切な土壌管理が必要です。

銀河(ぎんが)
こちらもジャパンフラワーセレクション受賞歴のある人気品種。加茂花菖蒲園(現:加茂荘花鳥園)で作出されたと言われています。
特徴: 八重咲きのガクアジサイで、装飾花が大きく、星が瞬くように見えることから「銀河」と名付けられました。花色は土壌により青からピンクに変化し、特に青色系で育てると、白い縁取りと中心の青のコントラストが際立ち、非常に美しいです。樹高は50~100cm程度と比較コンパクトにまとまりやすいです。
育てやすさ: 耐寒性のある落葉低木で、育て方はアジサイの基本に準じます。

ヤマアジサイ「藍姫(あいひめ)」
ヤマアジサイは日本原産のアジサイで、小型で楚々とした花姿が魅力です。「藍姫」はその中でも特に人気の高い青色系品種です。
特徴: コンパクトな樹形で、濃い藍色(インディゴブルー)の小さなテマリ咲きの花をたくさんつけます。葉も小さめで、鉢植えや盆栽にも向いています。
育てやすさ: 強健で育てやすく、耐暑性、耐寒性、耐病性も比較的強いとされています。半日陰を好みます。

ヤマアジサイ「七段花(しちだんか)」
江戸時代から知られる幻のアジサイとも言われた古品種で、シーボルトの「日本植物誌」にも記載されています。
特徴: 八重の星形をしたガク咲きで、装飾花は咲き進むにつれて青紫色からピンク色へと変化します。その名の通り、段々に重なる花びらが美しいです。派手さはありませんが、野趣に富んだ風情があります。
育てやすさ: 比較的丈夫で育てやすいですが、ヤマアジサイの特性として夏の強い日差しや乾燥を嫌うため、半日陰で湿度を保てる場所が適しています。

エンドレスサマー (Endless Summer)
アメリカで作出された、画期的な四季咲き性(返り咲き性)を持つアジサイのシリーズです。その名の通り、初夏だけでなく、適切な管理をすれば秋にも花を楽しむことができます。
特徴: 花色は鮮やかなブルーまたはピンクで、土壌のpHに敏感に反応します。花が大きく見応えがあり、新旧両枝咲きなので、剪定の時期をあまり気にしなくても花が咲きやすいのが最大の魅力です。
育てやすさ: 耐寒性・耐暑性も比較的強く、育てやすい品種です。青色を出すには酸性土壌を維持します。

これらの品種は、それぞれ異なる青の魅力を持っています。ご自身の好みや栽培環境に合わせて、お気に入りの青いアジサイを見つけてみてはいかがでしょうか。園芸店やオンラインショップで、ぜひ探してみてください。

青いアジサイをより楽しむために~豆知識とQ&A~

青いアジサイの魅力をさらに深掘りするための豆知識と、よくある質問にお答えします。

青い花色をより鮮やかにする気象条件とは?

土壌のpHやアルミニウムイオンの存在が青色発現の鍵であることはお伝えしましたが、気象条件も花の色合いに影響を与えると考えられています。

梅雨時期の気候: 日本の梅雨は、アジサイにとって恵みの時期です。適度な雨量と日照時間のバランスが、鮮やかな花色を引き出すのに重要とされています。具体的には、日照が強すぎると花色が褪せたり、逆に日照不足だと発色が悪くなったりする可能性があります。曇りや雨の日が多い梅雨は、強すぎる日差しを和らげ、土壌の湿度を保つため、アジサイの生育に適しています。
気温: アントシアニン色素は、一般的に低温条件で蓄積されやすく、色が濃く鮮やかになる傾向があります。例えば、秋に葉が紅葉するのも、気温の低下と日照によってアントシアニンが生成・蓄積されるためです。アジサイも同様に、開花期の気温が比較的涼しく推移することで、より深い青色が出やすい可能性があります。逆に、開花期に高温が続くと、花色が早く褪せたり、ぼやけた色合いになったりすることがあります。青山花茂本店の記事では、温室で加温して早く咲かせたアジサイは、色が薄くなる傾向があるとされています。
湿度: アジサイは空中湿度が高い環境を好みます。梅雨時期の高い湿度は、花びら(萼片)のみずみずしさを保ち、美しい発色を助けると考えられます。

明確な科学的根拠が全て解明されているわけではありませんが、穏やかで冷涼湿潤な梅雨の気候が、アジサイの美しい青色を育む重要な要素の一つと言えるでしょう。

よくある質問 Q&A

Q1. ピンク色のアジサイの苗を買ってきました。これを青く咲かせることはできますか?
A1. 品種にもよりますが、可能です。そのためには、土壌を酸性に変える必要があります。鹿沼土やピートモスを混ぜ込んだ酸性の用土に植え替え、青アジサイ用の肥料を与え、ミョウバン水などを定期的に施します。ただし、すぐに効果が出るわけではなく、翌年以降に徐々に色が変わってくることが多いです。もともとピンク色に固定された品種や、色素の特性上青色が出にくい品種もあります。

Q2. 青いアジサイを育てるには、鉢植えと地植え、どちらが良いですか?
A2. それぞれにメリットとデメリットがあります。
鉢植え: 用土の管理がしやすく、土壌pHを酸性に保ちやすいため、青色をコントロールしやすいです。移動もできるので、季節や天候に合わせて最適な場所に置けます。ただし、水切れしやすく、数年に一度の植え替えが必要です。
地植え: 一度根付けば水やりの手間は減りますし、大きく育てることができます。しかし、土壌全体のpHを変えるのは難しく、周囲の環境の影響も受けやすいため、青色を安定して維持するには工夫が必要です。

Q3. 記事で紹介されていたアジサイ「ブルースカイ(ブラウマイゼ)」は、どこで購入できますか?
A3. 「ブルースカイ」または「ブラウマイゼ」という名前で、アジサイのシーズン(主に春~初夏)になると、大きめの園芸店、アジサイ専門のナーセリー、またはオンラインショップなどで見かけることがあります。ただし、流通量はそれほど多くない古品種の可能性もあるため、常に入手できるとは限りません。見つけたらぜひ育ててみてください。

おわりに

この記事では、青いアジサイの魅力、特に「ブルースカイ(ブラウマイゼ)」という品種の可能性から、アジサイが青くなる科学的な秘密、美しい青色を引き出すための育て方のコツ、人気の青色系品種まで、幅広くご紹介してきました。

奥深い青色の世界を持つアジサイは、育てる楽しみだけでなく、その花色変化の不思議さを知る楽しみも与えてくれます。雨の多い季節だからこそ、しっとりと咲き誇るアジサイの美しさが際立ちます。

ぜひ、この記事を参考に、ご自身で青いアジサイを育ててみたりしてはいかがでしょうか。きっと、アジサイが織りなす色彩豊かな風景が、あなたの日常に潤いと感動をもたらしてくれることでしょう。

(この記事の情報は2025年5月現在のものです。最新の情報は各公式サイト等でご確認ください。)



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<アジサイのメモ>
置き場所
外の半日蔭

みずやり
水を好む

肥料
夏~初秋は速効性の化成肥料を与える
液体肥料なら10日に1回
冬は油かすと骨粉を混ぜた物を株元に与える

用土
水はけのよい土
培養土
赤玉土6:腐葉土4
赤玉土6:鹿沼土3:ピートモス1

植え替え
鉢植えの場合は、根づまりを引き起こすので1年に1回、花が終わった7月下旬頃

移植
葉のある時期は駄目で落葉後の冬場に行う。
株の根元から20cm離れた位置からほりあげる。

剪定
7月中にする。
樹形を小さくする場合は一番下の葉の上で切る。
一番下の葉より下の葉の無い節できると翌年花が咲かないが更に小さく出来る。この剪定をする場合は全ての枝を切る。

参考にしたサイト。
http://sodatekata.net/flowers/page/32.html
http://www.yasashi.info/a_00010g.htm
http://sodatekata.net/flowers/page/1014.html

<アジサイのエントリー>
ブルースカイ Blue sky⠀アジサイ紫陽花 hydrangea⠀青い花が咲きだした。2025年5月28日⠀アジサイ「ブルースカイ」~澄み渡る青、心惹かれる魅力~⠀
青いアジサイの花。2022年。アジサイ
ブルースカイ(アジサイ)の花。2022年。アジサイ
フェアリーアイ(アジサイ)の花。2022年。アジサイ
フェアリーアイ(アジサイ)の花が咲いた。2021年。アジサイ
ジャパーニュミカコ(アジサイ)の剪定をした。2018年。アジサイ
フェアリーアイ(アジサイ)の剪定をした。2018年。アジサイ
ブルースカイ(アジサイ)の剪定をした。2018年。アジサイ
ダンスパーティー(アジサイ)の剪定をした。2018年。アジサイ
墨田の花火(アジサイ)の剪定をした。2018年。アジサイ
フェアリーアイ(アジサイ)の花がたくさん咲いた。2018年。花
ブルースカイ(アジサイ)がたくさん咲いた。2018年。花
フェアリーアイ(アジサイ)の花が増えて来た。2018年。花
伊予獅子てまり(山アジサイ)の花が咲いた。2018年。花
墨田の花火(アジサイ)の花が少し青みがかってきた。2018年。花
ダンスパーティー(アジサイ)の花が増えて来た。2018年。花
紫のアジサイがたくさん咲いた。2018年。花
墨田の花火(アジサイ)の花が咲いた。2018年。花
ブルースカイ(アジサイ)が少し咲いた。2018年。花
フェアリーアイ(アジサイ)の花が咲いた。2018年。花
ジャパーニュミカコ(アジサイ)の花が増えて来た。2018年。花
ダンスパーティー(アジサイ)が咲いた。2018年。花
紫のアジサイが咲いた。2018年。花
ジャパーニュミカコ(アジサイ)が少し咲いた。2018年。花
フェアリーアイ(アジサイ)の鉢増しをした。2017年。花
紫のアジサイが咲いた。2017年。花
ダンスパーティー(アジサイ)がたくさん咲いた。2017年。花
ブルースカイ(アジサイ)が綺麗に咲いた。2017年。花
墨田の花火(アジサイ)の花がたくさん咲いた。2017年。花
ジャパーニュミカコ(アジサイ)が綺麗に咲いた。2017年。花
ブルースカイ(アジサイ)が咲いた。2017年。花
ダンスパーティー(アジサイ)の花が増えてきた。2017年。花
墨田の花火(アジサイ)の花に青みが出てきた。2017年。花
墨田の花火(アジサイ)の花が咲いた。2017年。花
フェアリーアイ(アジサイ)の花が咲いた。2017年。花
ダンスパーティー(アジサイ)が咲いた。2017年。花
青いヤマアジサイが咲いた。2017年。花
墨田の花火(アジサイ)の花が少し咲いた。2017年。花
ジャパーニュミカコ(アジサイ)の花が赤くなってきた。2017年。花
ブルースカイ(アジサイ)の花がすこしだけ咲いた。2017年。花
ダンスパーティー(アジサイ)が咲きだした。2017年。花
青いヤマアジサイが咲きだした。2017年。花
ジャパーニュミカコ(アジサイ)が咲きだした。2017年。花
青いヤマアジサイを買ってきた。2016年。花
ハイドランジア フェアリーアイ(アジサイ)の花がたくさん咲いた。2016年。花
カシワバアジサイが満開になった。2016年。花
墨田の花火(アジサイ)が良い感じになった。2016年。花
ダンスパーティー(アジサイ)が更に咲いた。2016年。花
ブルースカイ(アジサイ)の花が咲いた。2016年。花
ハイドランジア フェアリーアイ(アジサイ)の花が咲いた。2016年。花
ジャパーニュミカコ(アジサイ)が咲いた。2016年。花
カシワバアジサイが咲いた。2016年。花
ハイドランジア フェアリーアイ(アジサイ)の花が咲き出した。2016年。花
墨田の花火(アジサイ)の花が咲いた。2016年。花
ダンスパーティー(アジサイ)が咲いた。2016年。花
地植えしているアジサイがつるジュリア(ツルバラ)と一緒に咲き出した。2016年。花
カシワバアジサイが咲き出した。2016年。花
ダンスパーティー(アジサイ)の花が少し咲いた。2016年。花
赤いアジサイの花が咲きだした。2016年。花
伊予獅子てまり(山アジサイ)が咲き出した。2016年。花
墨田の花火(アジサイ)の花が少し咲いた。2016年。花
カシワバアジサイの花芽が大きくなってきた。2016年。花
ハイドランジア フェアリーアイ(アジサイ)の植え替えをした。2016年。花
ダンスパーティー(アジサイ)の植え替えをした。2016年。花
赤いアジサイの植え替えをした。2016年。花
カシワバアジサイの植え替えをした。2016年。花
カシワバアジサイ(八重)の葉が紅葉して赤くなった。2015年。花
赤いアジサイの剪定をした。2015年。花
墨田の花火(アジサイ)が満開になった。2015年。花
カシワバアジサイ(八重)が満開になった。2015年。花
伊予獅子てまり(山アジサイ)がホームズで800円だったので買って来た。花
墨田の花火(アジサイ)の花が綺麗に咲いた。2015年。花
カシワバアジサイ(八重)の花が綺麗に咲いた。2015年。花
赤いアジサイの花が綺麗に咲いた。2015年。花
ダンスパーティー(アジサイ)の花が綺麗に咲いた。2015年。花
ハイドランジア フェアリーアイ(アジサイ)が咲き始めた。2015年。花
カシワバアジサイ(八重)が咲き始めた。2015年。花
赤いアジサイが咲き始めた。2015年。花
ダンスパーティー(アジサイ)の花が少し咲いた。2015年。花
墨田の花火(アジサイ)の花が少し咲いた。2015年。花
青いアジサイを地植えした。花
ダンスパーティー(アジサイ)を鉢に植え替えた。花
カシワバアジサイ(八重)がホームズで1,500円だったので買って来た。花
ハイドランジア フェアリーアイ(アジサイ)がホームズで500円だったので買って来た。花
青いアジサイが満開になった。花
墨田の花火(アジサイ)が咲いた。花
赤いアジサイが満開になった。花
青いアジサイが咲き始めた。花
赤いアジサイが咲き始めた。花
去年買ったアジサイが大きくなった。花
青いアジサイを買ってきた。花
ホームズで赤いアジサイを買ってきた。花

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