ランタン・シトロイユ Lanterne Citrouille
ドリュ(Dorieux)のシュラブ・ローズ。フランスのバラ。
【完全ガイド】バラ「ランタン・シトロイユ」の魅力と育て方 – 炎のような花色で庭を彩る!
「まるでカボチャのランタンみたい!」
そんな愛らしい名前を持つフランス生まれのバラ、「ランタン・シトロイユ」をご存知でしょうか?
鮮やかなオレンジとイエローの複色が目を惹き、見る人の心を温かく照らすようなこのバラは、四季咲き性で育てやすく、初心者からベテランガーデナーまで幅広く人気を集めています。しかし、「本当に育てやすいの?」「どんな特徴があるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、数々のバラ情報をリサーチしてきた私が、ランタン・シトロイユの基本情報から、そのあふれる魅力、そして美しい花を咲かせるための育て方のコツまで、余すところなく徹底解説します! これを読めば、あなたもきっとランタン・シトロイユの虜になり、お庭に迎えたくなるはずです。さあ、一緒にその魅力の扉を開きましょう!
ランタン・シトロイユとは? – 基本情報と魅力の概要
まずは、ランタン・シトロイユがどんなバラなのか、基本情報から見ていきましょう。
作出者・国・年: フランソワ・ドリュ2世 (Francois Dorieux II) / フランス / 2016年発表
系統: S (シュラブローズ)
花色: オレンジとイエローの複色(表がオレンジピンク、裏がイエロー)
花形: ウェーブがかった剣弁カップ咲き~ロゼット咲き
花径: 中輪~大輪 (約8~10cm)
香り: 中程度のティー系 (フレッシュな緑茶のような香りと評されることも)
開花習性: 四季咲き性
樹高・樹形: 約1.2m~1.5m、半直立性のシュラブ
名前の由来: フランス語で「カボチャのランタン (Lanterne Citrouille)」を意味し、ハロウィンのジャック・オー・ランタンを思わせる暖かな花色から名付けられました。
ランタン・シトロイユの魅力は、何と言ってもそのユニークで美しい花色にあります。まるで炎が燃えているかのような鮮やかなオレンジと、それを引き立てるイエローのコントラストは、見る人に元気と温もりを与えてくれます。
さらに、四季咲き性で春から秋まで繰り返し花を楽しめる点、そして比較的病気に強く育てやすいとされる点も、多くのガーデナーに愛される理由です。香りは強すぎず、ふとした瞬間に漂う上品なティー系の香りが、庭での時間をより豊かなものにしてくれるでしょう。
ランタン・シトロイユの「花」の魅力 – 燃えるような色彩とユニークな特徴
ランタン・シトロイユの最大の魅力である「花」について、さらに詳しく掘り下げていきましょう。
鮮やかで変化に富んだ花色
ランタン・シトロイユの花色は、一言でオレンジと言っても単純ではありません。花びらの表はピンクがかったオレンジ、裏は明るいイエローという鮮やかなバイカラー(複色)です。つぼみが開くにつれて、この色の対比がより際立ち、まるで内側から光を放っているかのような印象を与えます。
咲き始めは中心が濃いオレンジで、徐々に全体が柔らかな色合いへと変化していく様子も楽しめます。日差しの強さや気温によっても微妙に花色が変わることがあり、その時々の表情の違いを発見するのも栽培の醍醐味の一つです。特に日当たりの良い場所で育てると、より一層輝くようなオレンジ色になると言われています。
優雅で個性的な花形
花形もまた、ランタン・シトロイユの個性を際立たせています。花弁の縁は優雅にウェーブし、先端はやや尖った剣弁。咲き始めはコロンとしたカップ咲きですが、開花が進むと花弁が幾重にも重なったロゼット咲きへと変化していきます。花径は8~10cmほどと、中輪から大輪の存在感のある大きさです。
一つ一つの花がしっかりとした主張を持ちながらも、どこか軽やかで愛らしい雰囲気をまとっているのが特徴です。
心地よいティー系の香り
香りは、強すぎず弱すぎない「中香」に分類されます。ティー系の、どこか爽やかで落ち着きのある香りは、バラの濃厚な香りが少し苦手という方にも受け入れられやすいでしょう。まるでフレッシュな緑茶を思わせるような香りが、庭に心地よいアクセントを加えてくれます。
四季咲き性と驚きの花持ち!「ミイラ咲き」の秘密
ランタン・シトロイユは四季咲き性が強く、春から秋まで繰り返し花を咲かせてくれるのも嬉しいポイントです。適切な手入れをすれば、シーズンを通してその美しい花姿を楽しむことができます。
そして特筆すべきは、その驚異的な花持ちの良さです。咲いた花は簡単には散らず、花びらが長く枝についているため、一部の愛好家の間では「ミイラ咲きするバラ」とも呼ばれるほど。これは、花がら摘みの手間が少し省けるというメリットにも繋がります。ドライな気候では特に花持ちが良いとされ、長くその美しさを保ってくれます。
ただし、夏場の高温期には花弁の数が少なくなったり、花がややだらしなく開いたりする「夏顔」になることもありますが、それもまた季節の移ろいを感じさせてくれる一興と言えるでしょう。
ランタン・シトロイユの「樹」の魅力 – 扱いやすい樹形と成長
花だけでなく、樹としての特徴も見ていきましょう。
扱いやすい樹高と樹形
ランタン・シトロイユは、樹高1.2m~1.5m程度のシュラブ・ローズに分類されます。樹形は半直立性で、自然にこんもりとしたまとまりのある姿に育ちやすいのが特徴です。植えてから数年経ち、株が充実してくると、しっかりとした太いシュート(新しい枝)が勢いよく発生し、より豊かな株立ちになります。
多彩な仕立て方が可能
コンパクトなシュラブ樹形なので、庭植えはもちろん、鉢植えでも十分に楽しむことができます。冬の剪定の仕方によっては、中型のブッシュローズのように仕立てることも可能です。
また、枝はしなやかさも持ち合わせているため、低めのフェンスやオベリスク、トレリスなどに誘引して、小さなつるバラのように仕立てることも可能です。空間に合わせて様々な表情を見せてくれるのも、このバラの魅力の一つと言えるでしょう。
耐寒性と耐暑性
ランタン・シトロイユは、比較的耐寒性・耐暑性ともに優れているとされています。日本の多くの地域で栽培が可能で、特に暑さには強いという評価も見られます。これは、夏の暑さが厳しい地域にお住まいのガーデナーにとっては心強いポイントですね。
ランタン・シトロイユの育て方 – 輝く花を咲かせるための完全ガイド
さて、いよいよランタン・シトロイユを美しく咲かせるための育て方について、詳しく解説していきます。基本的なポイントを押さえれば、初心者の方でもきっとたくさんの花を楽しむことができますよ。
1. 植え付け場所の選び方
日当たり: バラは日光を好む植物です。ランタン・シトロイユも例外ではなく、1日に最低でも5~6時間以上は直射日光が当たる場所を選びましょう。日当たりが良いほど花付きが良くなり、花色も鮮やかになります。
風通し: 病害虫の発生を抑えるためには、風通しの良い場所を選ぶことも重要です。株元が蒸れないように、周囲の植物との間隔も適切に取りましょう。
水はけ: 根腐れを防ぐために、水はけの良い場所を選びます。雨が降った後に水たまりができるような場所は避けましょう。
2. 用土の準備
ランタン・シトロイユは、水はけと水持ち(保水性)が良く、肥沃な土壌を好みます。
庭植えの場合: 植え付け場所の土を深く掘り起こし、腐葉土や牛ふん堆肥などの有機物をたっぷりと混ぜ込んで土壌改良を行います。粘土質の土壌の場合は、パーライトや川砂などを混ぜて水はけを良くしましょう。
鉢植えの場合: バラ専用の培養土を使用するのが手軽で確実です。自分で配合する場合は、赤玉土(小粒~中粒)を6~7割、腐葉土または堆肥を3~4割程度に、くん炭やパーライトを少量混ぜるのがおすすめです。
3. 水やり
水やりは、バラ栽培の基本中の基本です。季節や土の乾燥具合を見ながら調整しましょう。
鉢植えの場合:
春・秋: 土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。
夏: 生育が旺盛で土が乾きやすいため、毎日~1日2回(朝・夕)の水やりが必要になることもあります。水切れに注意しましょう。
冬: 生育が緩慢になるため、土の表面が乾いてから2~3日後くらいに、控えめに与えます。
庭植えの場合:
植え付け直後や、雨が降らず乾燥が続く場合を除き、基本的に水やりの必要はありません。根が深く張れば、土中の水分を自分で吸収できるようになります。
ただし、夏場の極端な乾燥時には、朝夕の涼しい時間帯にたっぷりと水を与えましょう。
注意点: 水の与えすぎは根腐れの原因になります。特に鉢植えの場合は、受け皿にたまった水はこまめに捨てるようにしましょう。
4. 肥料の与え方
美しい花をたくさん咲かせるためには、適切な肥料やりが欠かせません。
元肥(もとごえ): 植え付け時や植え替え時に、緩効性の有機質肥料(牛ふん堆肥、骨粉入りの油かすなど)を土に混ぜ込みます。
追肥(ついひ):
春(芽出し肥): 新芽が動き出す3月頃に、緩効性化成肥料やバラ用肥料を与えます。
花後のお礼肥: 春の一番花が終わった後(5月下旬~6月頃)と、秋の花が終わった後(10月下旬~11月頃)に、同様の肥料を与えます。
生育期: 四季咲き性なので、春から秋の生育期間中は、月に1~2回程度、液体肥料を水やり代わりに与えるのも効果的です。ただし、真夏は株が弱りやすいため、肥料は控えめにしましょう。つぼみが付いている時の肥料も、花が咲きにくくなる原因になることがあるため避けた方が無難です。
寒肥(かんごえ): 冬の休眠期(12月~2月頃)に、有機質肥料(牛ふん堆肥、油かす、骨粉など)を株元から少し離れた場所に溝を掘って施します。これは、春からの生育を助ける重要な肥料です。
ポイント: 肥料の与えすぎは、かえって株を弱らせたり、病害虫を呼び寄せたりする原因になります。パッケージに記載されている適量を守りましょう。
5. 剪定のテクニック
剪定は、バラを美しく健康に保ち、たくさんの花を咲かせるために非常に重要な作業です。
冬剪定(本剪定): 12月下旬~2月上旬の休眠期に行います。
樹高の半分~1/3程度を目安に切り戻します。
枯れ枝、細い枝、病気の枝、内向きに伸びた枝(交差枝)などを根元から切り取ります。
残す枝は、太くて勢いのある新しい枝を選び、外向きの芽の上で切るのが基本です。
花後剪定: 四季咲き性のバラは、花が終わった枝をこまめに剪定することで、次の花が咲きやすくなります。
咲き終わった花のすぐ下、または5枚葉が2~3枚ついている上で切り戻します。
基本的には、伸びた枝の1/3程度を目安に切り取ると良いでしょう。
夏剪定: 秋に美しい花を咲かせるために、8月下旬~9月上旬頃に軽く剪定を行います。全体の枝を軽く切り戻し、風通しを良くします。
仕立て方による剪定のポイント:
オベリスクなどに誘引する場合は、冬剪定で古い枝を整理し、新しいしなやかな枝を横方向に誘引していくと、花付きが良くなります。
6. 病害虫対策
ランタン・シトロイユは比較的病気に強いとされていますが、注意すべき点もあります。
主な病気:
黒点病(黒星病): 特に注意が必要です。葉に黒い斑点ができ、やがて黄変して落葉します。梅雨時期や秋雨の時期など、湿度が高い環境で発生しやすくなります。
対策: 風通しを良くする、雨の跳ね返りを防ぐために株元にマルチングをする、発生初期に薬剤を散布する(予防散布も効果的)。落ちた葉はこまめに拾って処分する。
うどんこ病: 葉や新芽、つぼみに白い粉をまぶしたようなカビが発生します。乾燥し、昼夜の寒暖差が大きい春や秋に発生しやすいです。
対策: 風通しを良くする、窒素肥料の与えすぎに注意する、発生初期に薬剤を散布する。
主な害虫:
アブラムシ: 新芽や若い葉、つぼみに群がって吸汁します。
対策: 見つけ次第、手で取り除くか、殺虫剤を散布する。牛乳スプレーなども効果がある場合があります。
チュウレンジハバチ: 幼虫が葉を食害します。成虫は若い茎に産卵し、茎が縦に裂けることがあります。
対策: 幼虫を見つけ次第捕殺する。産卵痕を見つけたら、その部分を切り取って処分する。
ハダニ: 高温乾燥時に発生しやすく、葉裏に寄生して吸汁し、葉が白っぽくカスリ状になります。
対策: 葉裏にも水をかける(葉水)、殺ダニ剤を散布する。
予防が大切: 病害虫は、発生してから対処するよりも、発生しにくい環境を作ることが重要です。日当たりと風通しを良くし、株を健康に育てることを心がけましょう。定期的な薬剤散布(月に1~2回程度、病害虫予防のローテーション散布)も有効な手段です。
7. 夏越しと冬越し
夏越し: ランタン・シトロイユは比較的暑さに強いですが、日本の猛暑はバラにとっても過酷です。
鉢植えの場合は、午後の強い西日を避けられる半日陰に移動させるのも良いでしょう。
株元の乾燥を防ぐためにマルチング(バークチップや腐葉土などで覆う)をするのも効果的です。
水切れには特に注意し、必要であれば朝夕2回の水やりを行います。
冬越し: 耐寒性も比較的ありますが、寒冷地では対策が必要です。
鉢植えの場合は、軒下など寒風や霜が直接当たらない場所に移動させます。
庭植えの場合は、株元に堆肥やバークチップなどでマルチングをして、根を寒さから保護します。
積雪が多い地域では、雪の重みで枝が折れないように雪囲いをすると安心です。
ランタン・シトロイユはどこで買える? 入手方法と選び方
ランタン・シトロイユは、人気の高い品種なので、比較的入手しやすいバラの一つです。
主な入手先:
バラ専門店の通販サイト: 品揃えが豊富で、品質の良い苗を選べます。大手のバラ苗通販サイトでは、予約販売を行っていることもあります。
大型園芸店、ホームセンター: 春や秋のバラのシーズンには、店頭に並ぶことがあります。実際に苗の状態を見て選べるのがメリットです。お近くの店舗に問い合わせてみるのも良いでしょう。
バラ園の売店: バラ園によっては、園内で栽培している品種の苗を販売していることがあります。
苗の選び方:
新苗(しんなえ): その年の春に接ぎ木された若い苗。安価ですが、植え付け後の管理にやや注意が必要です。最初の1年は株を育てることに専念し、つぼみは摘み取った方が良いとされています。
大苗(おおなえ): 1~2年育成された苗。根がしっかり張っており、植え付け後の生育が比較的スムーズで、初心者にもおすすめです。秋から冬にかけて裸苗や鉢植えで流通します。
信頼できるお店で購入し、健康な苗(葉の色が良く、病害虫の痕跡がない、枝がしっかりしているなど)を選ぶようにしましょう。
ランタン・シトロイユ栽培のリアルな声 – 愛好家の口コミ・評判
実際にランタン・シトロイユを育てている愛好家からは、どのような声が聞かれるのでしょうか?ブログやSNSなどから、いくつかご紹介します。
「とにかく花色が素晴らしい!庭がパッと明るくなります。」
「四季咲き性が強くて、春から秋まで何度も楽しませてくれます。」
「花持ちが本当に良くて、切り花にしても長く楽しめます。噂のミイラ咲きも納得!」
「ティー系の香りが優しくて、そばを通るたびに癒やされます。」
「シュラブだけど、思ったよりコンパクトにまとまるので、鉢植えでも育てやすいです。」
「黒点病には少し気を使うけど、早めの対策で元気に育っています。」
「夏場は花が小さくなるけど、秋になるとまた見事な花を咲かせてくれるのが嬉しい。」
「8月初めに葉っぱが黄色くなったことがあったけど、その後持ち直して元気に咲いてくれた。」(環境や管理による一時的な不調の可能性)
「新苗から育てたけど、メキメキと大きくたくましく育ってくれて頼もしい!」
多くの人が、そのユニークな花色、花持ちの良さ、そして繰り返し咲く性質に満足しているようです。病害虫に関しては、黒点病に注意が必要という声がいくつか見られますが、適切な管理で乗り越えている方が多い印象です。
【庭の東側を彩るバラ11品種のご紹介】
ラ・ドルチェ・ヴィータ (La Dolce Vita)
デルバール(フランス)作出のフロリバンダ。「甘い人生」という名の通り、幸福感あふれるバラです。ややオレンジがかった鮮やかな黄色からクリーム色へと花色が変化し、カップ咲きの中輪房咲きの花を咲かせます。アプリコットやフルーツ、スパイスを感じさせる芳醇な香りが魅力。コンパクトな木立性で四季咲き性も強く、鉢植えにも向いています。
レディ・エマ・ハミルトン (Lady Emma Hamilton)
デビッド・オースチン(イギリス)作出のイングリッシュローズ。アプリコットオレンジからオレンジイエローの美しいカップ咲きの花を咲かせます。柑橘系の強い香りが特徴的で、新芽の葉は銅色を帯び、観賞価値が高いです。四季咲き性が強く、繰り返し花を楽しめます。
バレリーナ (Ballerina)
ベンタル(イギリス、1937年)作出のハイブリッドムスク。白地に淡いピンクの覆輪が入る可憐な一重咲きの小輪花を、株を覆うように無数に咲かせます。その姿はまさにバレリーナのよう。半つる性で、四季咲き~返り咲き性があり、強健で育てやすいのも魅力です。
アンジェラ (Angela)
コルデス(ドイツ)作出のクライミングローズ。濃いピンク色の愛らしいカップ咲きの花が房になって咲き誇り、非常に花付きが良い品種です。光沢のある照り葉も美しく、枝はよく伸びて大きくなります。四季咲き性があり、アーチやフェンスを華やかに彩ります。
フロレンティーナ (Florentina)
コルデス(ドイツ)作出のクライミングローズ。鮮やかな赤色のロゼット咲きの花が中輪房咲きになり、際立つ美しさです。春シーズン終盤を飾るやや遅咲きで、返り咲き性もあります。庭のアクセントとして情熱的な彩りを添えてくれます。
ロココ (Rokoko)
ドイツ(1987年)作出のクライミングローズ。淡いアプリコトット色の波状弁咲きの大輪花が上品な雰囲気を醸し出します。返り咲き性があり、耐病性にも優れ育てやすい品種です。フェンスや壁面に誘引すれば、エレガントな景観を作り出します。
つるアイスバーグ (Iceberg Climbing)
コルデス(ドイツ)作出のクライミングローズ。世界的に有名なフロリバンダ「アイスバーグ」のつる性種です。純白の丸弁平咲きの花を中輪で咲かせ、春の満開時には株全体が白く覆われるほど見事です。香りは中香で、一季咲きの潔さが魅力です。
ポンポネッラ (Pomponella)
コルデス(ドイツ、2005年)作出のシュラブローズ。濃桃色のコロコロとした丸い蕾から、ディープカップ咲きの小輪花を10~15輪の房で咲かせます。その愛らしい姿とノスタルジックな雰囲気が人気。繰り返し咲き、リンゴのような爽やかな微香も楽しめます。
ピンク・ビンテージ (Pink Vintage)
ドリュ(フランス)作出のフロリバンダ。明るいブラウンがかったピンクからピンク色へのグラデーションが美しい、丸弁八重平咲きの中輪花です。直立性のブッシュ樹形で、四季咲き性があり、アンティークな雰囲気を醸し出します。
舞姫 (Maihime)
日本作出のクライミングミニチュアローズ。愛らしいピンク色の八重平咲きの小輪花を房状にたくさん咲かせます。春のみの開花ですが、花数が多く花持ちも良いのが特徴。半つる性で耐病性があり育てやすく、公園などでも利用される丈夫な品種です。
ラ・レーヌ・ドゥ・ラ・ニュイ (La Reine de la Nuit)
デルバール(フランス)作出のシュラブローズ。「夜の女王」という名を持ち、明るい赤色にやや茶色みを帯びた赤色の絞りが入る個性的な花が魅力です。半八重の中輪花が房になり、四季咲き性も良好。トゲが少なくしなやかな枝は、つるバラのようにも仕立てられます。
まとめ – ランタン・シトロイユであなたの庭を温かく照らそう!
フランス生まれのシュラブ・ローズ「ランタン・シトロイユ」。
その名の通り、カボチャのランタンのように温かく輝くオレンジとイエローの複色の花は、見る人の心を惹きつけてやみません。四季咲き性で育てやすく、ティー系の心地よい香りを漂わせ、そして驚くほどの花持ちの良さも兼ね備えています。
半直立性の扱いやすい樹形は、庭植えにも鉢植えにも適し、オベリスクなどに誘引して楽しむことも可能です。黒点病にやや注意が必要なものの、基本的なお手入れをしっかり行えば、きっとたくさんの美しい花であなたの期待に応えてくれるでしょう。
この記事が、あなたがランタン・シトロイユの魅力を知り、栽培に挑戦するきっかけとなれば幸いです。ぜひ、この炎のような美しいバラをあなたのガーデンに迎え、その温かな光で日常を彩ってみませんか? きっと、毎日の庭仕事がさらに楽しくなるはずです!
ランタン・シトロイユ Lanterne Citrouille ドリュ Dorieux フランス 半ツル シュラブ・ローズ S シュラブ 四季咲き オレンジ系統 絞り オレンジと黄色 ロゼット咲き 中輪 中香
再生リスト ランタン・シトロイユ Lanterne Citrouille
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<ランタン・シトロイユ(Lanterne Citrouille)のエントリー>
ランタン・シトロイユが灯す春。魅惑のローズコレクション全12品種。遅咲きバラの咲く春庭周回。2025年5月18日
アンナ・フェンディ Anna Fendi⠀オレンジの秋花が咲いた。2024年10月30日
カボチャちょうちんの名前を持つランタン・シトロイユ Lanterne Citrouille⠀オレンジの秋花が咲いた。2024年10月29日
ランタン・シトロイユ(Lanterne Citrouille)の花が咲いた。半ツルバラ。2022年。バラ
ランタン・シトロイユ(Lanterne Citrouille)を植え替えて誘引した。半ツルバラ。2021年12月。バラ
ランタン・シトロイユ(Lanterne Citrouille)の秋花が咲いた。半ツルバラ。2021年。バラ
ランタン・シトロイユ(Lanterne Citrouille)の2番花がまた咲いた。半ツルバラ。2021年。バラ
ランタン・シトロイユ(Lanterne Citrouille)の2番花が咲いた。半ツルバラ。2021年。バラ
ランタン・シトロイユ(Lanterne Citrouille)の花がたくさん咲いた。半ツルバラ。2021年。バラ
ランタン・シトロイユ(Lanterne Citrouille)の花が咲いた。半ツルバラ。2021年。バラ
ランタン・シトロイユ(Lanterne Citrouille)の花が少し咲いた。半ツルバラ。2021年。バラ
ランタン・シトロイユ(Lanterne Citrouille)の蕾が膨らんで来た。半ツルバラ。2021年。バラ
ランタン・シトロイユ(Lanterne Citrouille)を植え替えてからオベリスクに誘引をした。半ツルバラ。2021年。バラ
ランタン・シトロイユ(Lanterne Citrouille)の秋花が咲いた。半ツルバラ。2020年。バラ
ランタン・シトロイユ(Lanterne Citrouille)を兼弥スリット鉢 懸崖鉢 10号に植え換えた。半ツルバラ。2020年。バラ
ランタン・シトロイユ(Lanterne Citrouille)を8号ロングスリット鉢に植え換えた。半ツルバラ。2020年。バラ
ランタン・シトロイユ(Lanterne Citrouille)の花のピンクが強くなった。半ツルバラ。2020年。バラ
ランタン・シトロイユ(Lanterne Citrouille)の花がたくさん咲いた。半ツルバラ。2020年。バラ
ランタン・シトロイユ(Lanterne Citrouille)の開花苗(鉢植え苗)をはなはなショップで買った。半ツルバラ。2020年。バラ
バラの開花苗(鉢植え苗)と大苗(鉢植え苗)をはなはなショップで買った。2020年。バラ
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