新しく作ったアーチにつるバラ14品種を誘引した。
1. 三連アーチと誘引の魅力
新しく作った【三連アーチ】は、複数の段に分かれて並ぶことで、ツルバラの成長を引き立て、視覚的なメリハリを生み出す優れたガーデンアクセントです。このアーチには、下記の14品種のツルバラが誘引され、相互に調和しながら庭全体に圧倒的な存在感を与えています。アーチを利用することで、枝の誘引や形状の整形がしやすく、育成環境をより良く保てるのも大きなメリットです。
2. 品種ごとの特徴と魅力
ここでは、誘引された14品種のツルバラそれぞれの魅力と特徴をご紹介します。
2.1 ラ・パリジェンヌ (La Parisienne)
特徴:フランスを彷彿とさせるエレガントなデザインで、上品なソフトピンクの花が特徴。花弁は多層構造で繊細なロゼット咲きを見せ、まるでパリの街角に咲く一輪の花のような印象を与えます。
魅力:上品な雰囲気とクラシカルな美しさを兼ね備えており、アーチの中央に植えることで視線を集めます。
2.2 レイニーブルー (Rainy Blue)
特徴:名前の通り、雨上がりの空のような涼しげなブルーがかった色調が魅力。通常のバラに比べて色調が独特で、個性的な彩りを添えます。
魅力:庭全体に落ち着いた印象を与え、ほかの品種とのコントラストを際立たせます。
2.3 ソレイユロマンティカ (Soleil Romantica)
特徴:太陽のような輝きを持つ暖かいオレンジレッドが特徴。力強い色彩と豊かなボリュームが、花房ごとに華やかさを演出します。
魅力:明るく情熱的な色味は、庭全体にエネルギーを与え、見ているだけで元気が湧く一品です。
2.4 つるローズうらら枝変わり (Urara Climbing)
特徴:従来のつるローズから枝変わりした品種で、優雅な白を基調としながらも、アクセントに微妙な色彩変化が見られます。
魅力:返り咲き性が高く、長い期間花を楽しむことができるため、常に庭を彩る存在です。
2.5 つるリトル・アーティスト (Little Artist Climbing)
特徴:コンパクトながらも独創的な花姿が魅力の品種。色とりどりの花弁が、まるで絵画のような印象を演出します。
魅力:小さなサイズでも存在感を放ち、繊細なアートのような美しさが特色です。
2.6 ピエールエルメ (Pierre Herme)
特徴:フランスの洋菓子職人にちなんだ名前通り、優雅でミステリアスな印象の花色。花びらには独自の模様があり、視覚的な楽しさが際立ちます。
魅力:エレガントさと遊び心が融合したデザインで、庭の中で一際目立ちます。
2.7 ハニー キャラメル (Honey Caramel)
特徴:甘いハニーとキャラメルを彷彿させる暖かいトーンの赤みを帯びた色味が魅力。花のボリュームが大きく、実感しやすい美しい色合いです。
魅力:温かみのある色彩は、冬の寒さを和らげ、心温まる印象を与えます。
2.8 エドゥアール・マネ (Edouard Manet)
特徴:印象派の巨匠エドゥアール・マネにちなんで名付けられた品種で、クラシカルながらもモダンなデザイン。落ち着いた濃赤系統の花色が特徴です。
魅力:歴史ある美学と現代的な感性が調和した、洗練された花姿が魅力です。
2.9 シャトー・ドゥ・シュベルニー (Chateau de Cheverny)
特徴:荘厳な城を彷彿とさせる上品なデザイン。濃い赤と深いマルーンが交じり合い、豪華な印象を与える花です。
魅力:優雅さと格式を感じさせるその色彩は、庭園の主役として最適です。
2.10 ランタン・シトロイユ (Lanterne Citrouille)
特徴:ランタンのような独特な形状が特徴の品種で、鮮やかなシトロイユ(柑橘色)を帯びた花が印象的です。
魅力:ユニークな名前と外観が、見るものを驚かせ、楽しい話題作りにも役立ちます。
2.11 アンナ・フェンディ (Anna Fendi)
特徴:柔らかなピンクとクリーム色が混じり合うエレガントな花色。花びらの層が深く、繊細な印象を与えます。
魅力:上品な色合いは、シックなガーデンデザインやパーティースペースにぴったりです。
2.12 サムズ・アップ (Thumbs Up)
特徴:その名の通り、元気な印象を与える品種です。明るい赤みがかった色調と豊かな花房が特徴で、ポップな魅力があります。
魅力:見るだけで元気が出る活発な印象で、庭全体にエネルギーをもたらします。
2.13 ベル・デ・セゴサ (Belle de Segosa)
特徴:エレガントでクラシカルな美しさを誇る品種。ソフトなピンクと深みのある赤が融合し、繊細な絞り模様が見られます。
魅力:その名の通り「美しい」を意味するベル・デ・セゴサは、どこかロマンティックな雰囲気を持ち、庭に上品なアクセントを加えます。
2.14 真宙 (Masora)
特徴:謎めいた名前にふさわしく、独特な花の形状と色彩を持つ品種です。濃紫がかった赤と白のコントラストが、幻想的な美しさを醸し出します。
魅力:まるで宇宙のような深みと広がりが感じられ、他の品種とは一線を画す個性豊かなバラです。
3. 美しく誘引するための基本的な育て方
3.1 植物の環境設定
日当たりと風通し
十分な日照:ツルバラ全般は、一日に6時間以上の直射日光が理想です。これにより、花色が鮮やかになり、しっかりと開花します。
風通し:アーチやトレリスを利用する際は、風通しが良い場所を選び、病害虫の発生を未然に防ぎます。
土壌の整備
水はけの良い肥沃な土壌:根の定着と成長を促すため、腐葉土や堆肥をしっかりと混ぜ込んだ土壌が必要です。
適切なpH調整:一般的なツルバラ栽培には、pH6.0~7.0の中性に近い土壌が好ましいです。
3.2 植え付けと誘引技術
植え付け時期と方法
適した時期は春~秋:新しいアーチ設置時は、春または秋がベストです。特に寒冷地では、植え付け後の保温やマルチング対策が重要です。
植え穴の準備:50cm.の幅、十分な深さの植え穴をほり、土壌改良材を混ぜ込みます。
植え付けと水やり:苗を慎重に植え、根がしっかりと土に馴染むようにたっぷりと水を与えます。
誘引技術
三連アーチを活用:三連アーチに沿って、各品種をバランスよく誘引します。
柔らかい結束材の使用:枝を傷めないよう、ガーデントレリス用の柔らかいひもやテープで固定します。
適度な剪定:枝が成長しすぎないよう、余分な部分を剪定し、花芽を十分に維持できるようにします。
3.3 水やり・施肥のポイント
定期的な水やり:乾燥しやすい季節は特に、土壌の表面が乾いたら十分な水分を与えます。
施肥のタイミング:春の芽出し時と開花前後、さらに秋に緩効性肥料を施し、長期間の健全な成長を促します。
3.4 病害虫対策
葉の状態観察:雨どいなどに花がたまらないよう、風通しを保ち、葉や花に病害虫の兆候がないか定期的にチェックしましょう。
必要に応じた薬剤散布:うどんこ病や黒星病、アブラムシなどの発生が確認された場合は、適切な殺菌剤・殺虫剤を使用して対処します。
4. ガーデンデザインの可能性―三連アーチによる演出
4.1 アーチの魅力と効果
三連アーチは、ツルバラを複数段にわたって誘引できるため、庭に立体感と躍動感をもたらします。各段に誘引された14品種のバラが、まるで一幅のアート作品のように調和し、動的かつ優雅な景観を実現します。入口や通路、目立つアクセントとしての役割はもちろん、パーティーやイベントでの装飾としても大変魅力的です。
4.2 品種ごとのコーディネート提案
ラ・パリジェンヌとレイニーブルー ソフトなピンクとクールなブルーのコントラストが、エレガントで洗練された印象を与えます。
ソレイユロマンティカとハニー キャラメル 温かいオレンジレッドとキャラメル調の色味が、元気で情熱的な雰囲気を演出。
エドゥアール・マネとシャトー・ドゥ・シュベルニー クラシックな美しさと荘厳な格式が調和し、伝統美を強調します。
ランタン・シトロイユとアンナ・フェンディ 遊び心と上品さが融合し、見た目に楽しい庭のアクセントに最適。
サムズ・アップ、ベル・デ・セゴサ、真宙 個性的で存在感のある品種が、モダンな庭づくりのポイントとして利用できます。
5. お手入れと維持管理のコツ
5.1 定期的なメンテナンス
花がら摘み:咲き終わった花は速やかに取り除き、次の花が咲くスペースを確保します。
定期剪定:全体のバランスと風通しを保つため、不要な枝や枯れ枝を剪定します。これにより、翌シーズンの花付きが改善されます。
5.2 施肥と水やり
適切な施肥:定期的な追肥と元肥の補給で、バラの生育をサポートします。
水やりのタイミング管理:日照条件と季節に合わせて、過湿と乾燥を防ぐための適切な水やりを心がけます。
5.3 誘引と形状調整
早期の誘引:若いうちにしっかりと誘引を始めると、理想的な樹形に育てやすくなります。
定期的な形状調整:枝が伸びすぎた場合は、柔らかい結束材で再調整し、アーチ全体の美しさを維持します。
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