2013年09月01日

すばらしい新世界 オルダス ハクスリー (著)を読んだ。本

すばらしい新世界 オルダス ハクスリー (著)を読んだ。
面白くて一気に読んだ。さすが名作だなと。80年前に書かれている作品なのに今読んでも違和感ない。

すばらしい新世界 (光文社古典新訳文庫)

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全て完璧に管理された社会が描かれていて、色んなSF物の土台なっているだなと読んでいて感じた。
管理社会で推奨されている施策が大量消費を前提とした社会になっていて今の社会情勢と似ている。

先進国的な生活を続けていくには終わりなき消費拡大路線を突き進むしかないんだけど、日本だと既にその路線は維持不能の段階に来ていて先が暗いって現状だと、全体の幸福感を維持させるにはディストピア的な管理社会が容認されそうは空気があるような気がする。

外側からの観測者視点で社会を見ると、こんな社会は嫌だけ当事者として社会の一員にされれば現状に何の不満も感じず幸福に一生過ごせるってのは悪く無いような気もする。

色々と考えさせられる本だった。

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オルダス ハクスリー Aldous Huxley

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ラベル: SF
posted by 02memo at 11:17| 書籍 | 更新情報をチェックする