2012年07月16日

天獄と地国 小林 泰三 (著)を読んだ。本

天獄と地国 小林 泰三 (著)を読んだ。
評判が良かったので期待して読んだけど、期待の方が大きかった。一気に読むぐらいは面白かったけど。
世界感とか真空と宇宙船の表現とかはSFっぽく細かい描写で良いんだけど、超巨大兵器が浮いているというかSFじゃなくファンタジーっぽい。

天獄と地国  (ハヤカワ文庫JA)


巨大兵器の戦闘が売りのひとつなんだろうけど、読んでいて若干嫌になった。
空気も水もない極限の世界の状態での展開だったのに、ちょう強えー古代文明の巨大兵器を手に入れて、以前から同様の巨大兵器を持っていた勢力の巨大兵器と戦闘になるんだけど、全部撃破しましたみたいな流れで進む。昔の巨大ロボットアニメかよみたいに感じてしまって、なんだかなと思った。

そこ以外は面白かった。
話は完結せずに続く終わり方。続きは読みたい。

天獄と地国  (ハヤカワ文庫JA)天獄と地国  (ハヤカワ文庫JA)
小林 泰三

早川書房 2011-04-30
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ラベル:書籍 SF
posted by 02memo at 23:59 | TrackBack(0) | 書籍 | 更新情報をチェックする

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