2011年08月13日

『人生がときめく片づけの魔法』を読んだ。近藤麻理恵著 電子書籍

『人生がときめく片づけの魔法』近藤麻理恵著を読んだ。片づけの本です。
電子書籍の購入です。

http://www.sunmark.co.jp/topics/kataduke_app/index.html

読むきっかけになったのは、著者がラジオにゲスト出演していて話している内容に興味をもったらからです。
まず、ググって情報収集、本を買おうと調べると電子書籍もある。
値段も紙が1,470 円、電子書籍は800円でテキストの電子版だけでなく、動画も追加したバージョン。

これは、電子書籍版を買うしか無いなと、動画を追加しているのに、値段は安いし。
さらに、すぐ読み始められるという時間的なメリット。
読みたい本をすぐに読み始められるってのは、すごく便利です。

すべての本が電子書籍になれば、電子版を買うんだけど。
ここから、本の話です。
部屋がモノだらけで、仕事のスペースを作るために、片づけをしないとならんと思っていた所にちょうど片付けの本の話題だったので良いタイミングでした。

片づけるための捨てる行為について、よくある片付け本に書いてある。
「完璧を目指さず、ゆるーく片づけを始めましょう」「一日一個、モノを捨てましょう」
みたいな事では、ダメとだと。
確かに一日一個捨ててても、買う時はいっきに沢山かったりするので、根本的な解決にはなんないし、収納法で片づけは解決しない。

片づけはまず、モノを捨てることから始めること、
場所別、部屋別の片づけは誤り、モノ(種類)ごとに片づける。
必要な作業は2点で、
1、モノを捨てること
2、収納場所を決めること
重要なのは、先に捨てること、順番が大事
片づけは祭りであって毎日するものではない。

この考えは、よくわかる。捨てなきゃいかんと思っても収納でごまかそうとして、モノが増えづける状態なんで。

捨てるのあたって、捨てる作業が終わるまで収納については考えてはいけない。
考えることは、理想の暮らしについて。片付いた部屋で生活している様子をイメージできるまで具体的になるぐらい。
理想の暮らしのなぜを突き詰めていくと、自分が幸せになるためにする事になる。

捨てるモノの判断は、触った瞬間に「ときめき」を感じるかどうかで判断する。
一年使わなかったら捨てる、保留として半年寝かせて使わなかったら捨てるみたいな、捨てるための仕組みでの判断は駄目だと。

片づけで選ぶべきなは捨てるモノではなく残すモノ
判断はモノ別(服全部とか)で全部を一気にやる。分散は駄目で一気に実行。
順番は思い出品から手をつけると必ず失敗するので、最初にやっては駄目

捨てるモノを家族に見せてはいけない、特に母親。
自分がいらないものを家族にあげるのはやめる。

この母親に捨てるモノを見せてはいけないとか、家族にあげるとかは個人的に思い当たります。捨てたモノがなぜか別の部屋にあったり、捨てるのが惜しくて家族にあげて、結局捨てない状態がつづいている。どこも同じなんだなと。

片づけとは「ものを通して自分と対話する作業」であるので
音楽などかけず、無音でモノと対話して作業する。早朝からはじめる。

本気でやらないと駄目ってことですね。「ときめき」で判断はラジオでも言っていて、この判断は良いなとおもった。なんでも直感とか感情が大事ですよね。

捨て作業の順番は衣類、本類、書類、小物、思い出品で。
種類ごとに、全部をまとめて山にして、物量を理解する。これが重要みたいです。どんだけモノをもっているのかを理解するために。

服は、捨てるのはもったいないから部屋着にするは駄目、確かにやってしまいそうだし。

本も床に積んで山にする。
触ってときめくかで判断。中を読んでではいけない。
これもよくわかる。ガキの頃ジャンプを捨てるために整理をしようとして、読み続けて何も捨てなかったとかあったし。

本については、読み返す本は実はほとんどない。
読んで無い本の、いつか読むの、いつかは永遠にこない。
未読の本も、途中まで読んで放置の本も捨てる。

これは、厳しいけど確かにその通りなんだよね。読み返した本なんか一冊もないし。
ただ、読んで無い本を捨てるのは厳しい。ちゃんと読んでから捨てよう。

書類は全部捨てが基本。
これは、その通りなんだが、スキャナで取り込んで全部電子化でもOKだと思う。

思い出品は実家を思い出品の避難場所にしてはいけない。
大事な思い出はモノを捨てても、なくならず心に残る。
写真もアルバムからだして、まとめて手にとって、ときめくかで判断する
思い出品は当時ときめいたことで、役割を全うしている。今、ときめかなければ不要。
過去の思い出よりも今の自分を大切にする。
空間は過去の自分でなく、未来の自分のために使うべきと。モノを捨てたからといって、これまでの人生で経験してきた事実や自分のアイデンティティが消えるわけではないと。

「ときめき」を使いがながらも過去をばっさりいこう的なドライな判断で。ここまでの断言できるのは、かっこいいね。まさにその通りで、過去より、未来が大事ですので。
ただ、写真については書類と一緒で、スキャナで取り込んで電子化保管、現物は捨てるで良いと思います。

捨てた後の収納については、
全てのモノの定位置を一つ残らず決める。
収納は極限までにシンプルにする。
積んでの収納はダメで、基本は立てて収納する。
市販の収納グッズは使う必要なし、靴の空き箱が優秀。
モノを買ったらすぐにパッケージからだして収納する。(服とか)

定位置を決める事が重要らしい、確かに置き場を決めていないモノが出しっぱなしで収拾つかなくなるし。収納場所を決めてないのにモノ買って空間を圧迫するし。

最後に片付けについて、
部屋を片づけると、なぜかやりたいことが見つかる。
捨てられない原因は過去に対する執着と未来に対する不安の二つだけと。
モノに対して選べる道は3つ、今向き合うか、いつか向き合うか、死ぬまで向き合わないか。
お勧めは今向き合うこと。
モノに向き合えば、モノがなくてもなんとかなる と思えるようになる。

片づけは、感情の問題なんで、そこを良く理解してやらないと駄目ってはよくわかった。
モノが増え続けて空間を圧迫していく生活は幸せではないと思うし。
過去の執着で不要なモノを保管したり、未来の不安ですぐに使わないようなモノを大量ストックしたり、感情の問題なんですね。
「感情を信じて行動すると、すべてがうまくいく」ってのも納得です。

本格的に、片付け始める前にこの本を読めて良かったです。
あとは、理性的に実行できるかだな。
片付けたいのに、片付けがうまくいかない人は、是非読んでみて下さい。お勧めです。

電子版についてですが、文章では説明しにくい服のたたみ方とか、タンスの収納方とかの動画があって、すごく分かりやすいです。

今後もプラスアルファを付けた電子書籍が沢山出てきて欲しいです。
やっぱり、なにかと電子書籍は便利っす。

http://itunes.apple.com/jp/app/id422014727?mt=8

posted by 02memo at 18:15| 書籍 | 更新情報をチェックする