アルベリックバルビエ Alberic Barbier⠀蕾が色づいてきた。2025年4月23日
【アルベリック・バルビエ育て方】日陰OK!強健ランブラーローズの魅力と剪定・誘引
「アルベリックバルビエ Alberic Barbier 蕾が色づいてきた。2025年4月23日」
春の庭が日に日に色彩豊かになる4月23日、アーチやフェンスで枝を伸ばすランブラーローズ「アルベリック・バルビエ」の蕾が、可愛らしく色づき始めました! 外側のガクはまだ緑色を帯びていますが、その隙間から中心の柔らかなレモンイエローが透けて見え、純白の花が開く瞬間が間近に迫っていることを教えてくれます。100年以上もの間、世界中で愛され続けてきたこの歴史あるバラの開花は、毎春の特別な楽しみの一つですね。
「アルベリック・バルビえ」は、1900年にフランスの名門バルビエ社によって作出された、ハイブリッド・ウィクライアナ系のランブラーローズです。ランブラーローズならではの旺盛な伸長力、しなやかな枝、そして春に株全体を覆うように咲く圧倒的な花数に加え、病害虫に強く、日陰にも耐えるという素晴らしい強健さを持ち合わせています。
「ランブラーローズって、普通のつるバラと育て方が違うの?」
「日陰でも本当に育つ?」
「剪定はどうすればいいか、特に知りたい!」
この記事では、そんな魅力あふれる 'アルベリック・バルビエ' の基本情報から、時代を超えて愛される理由、初心者でも安心して育てられる詳しい方法、そしてランブラーローズ栽培の鍵となる**「剪定」と「誘引」のテクニック**、さらには庭での素敵な活用アイデアまで、徹底的に解説していきます。(※ご提供いただいた元テキストの一部に剪定に関する誤解を招きやすい表現がありましたが、本記事では一季咲きランブラーとしての正しい管理方法に基づいて解説します。)
この記事を読めば、あなたも 'アルベリック・バルビエ' の育て方のコツをマスターし、その清楚で美しい花のカーテンを庭で楽しむことができるようになるはずです。さあ、クラシカルで強健なランブラーローズの世界へご案内しましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「アルベリック・バルビエ」のようなランブラーローズも栽培し、そのダイナミックな魅力と管理のポイントを発信しています。
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1. 時を超える白き輝き:ランブラーローズ 'アルベリック・バルビエ' とは?
まずは、「アルベリック・バルビエ」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールと特徴を見ていきましょう。
作出: 1900年 / フランス / Barbier Frères & Compagnie (バルビエ)
系統: R (ランブラー・ローズ) / H. Wichurana (ハイブリッド・ウィクライアナ)
日本などに自生するテリハノイバラ (Rosa wichurana) を交配親に持つ系統。枝がしなやかに長く伸び、光沢のある葉を持ち、病気に強く強健で、日陰にも比較的強い品種が多いのが特徴です。
樹形: 大型つる性(ランブラー)。枝は非常にしなやかで、旺盛に伸長し、4m~8mに達することもあります。
咲き方: 一季咲き。基本的には春(5月~6月頃)に一度だけ、株全体が花で覆われるように豪華に咲きます。(※稀に秋にわずかに返り咲くこともありますが、基本は一季咲きと考えます。)
花色: クリームがかった白色。蕾や咲き始めは中心部が淡いレモンイエローを帯びますが、開花が進むにつれて純白に近い色になります。
花形: ロゼット咲き。幾重にも重なった花弁が、クラシカルで美しい形を作ります。
花径: 中輪 (直径約8cm)
咲き方: 房咲きになり、一つの枝先にたくさんの花をつけます。
香り: 中香。リンゴのようなフルーティーな香りと、ティー系の香りが混じると評される、心地よい香りです。
葉: 濃い緑色で光沢のある照り葉。常緑に近い性質を持ち、冬でもある程度の葉を残すことがあります。
枝: 非常にしなやかで誘引しやすいですが、トゲは鋭くしっかりしているので、作業時には注意が必要です。
耐病性: うどんこ病、黒星病ともに非常に強く、極めて強健です。
耐寒性・耐暑性: 共に優れています。
耐陰性: バラの中では特に日陰に強く、半日陰や北向きの場所でも育てることが可能です。
Barbier社のランブラーローズ
作出者のバルビエ社は、20世紀初頭に多くの優れたランブラーローズを生み出したことで知られています。同じく人気の高いランブラー「フランソワ・ジュランヴィル」なども同社の作出です。バルビエ社のランブラーは、強健さと美しさを兼ね備え、現代でも高く評価されています。
2. なぜ'アルベリック・バルビエ'は愛され続けるのか? 5つの魅力
1世紀以上も前に作出されたこのバラが、今なお世界中のガーデナーに愛され続けている理由を探ってみましょう。
魅力1:清楚で優雅! クリームホワイトの美しい花
咲き始めの中心の淡いレモンイエローから、開くにつれて純白に近いクリームホワイトへと変化する花色は、非常に清楚で上品な印象を与えます。オールドローズを思わせる美しいロゼット咲きの花が、大きな房となって咲き誇る姿は圧巻です。
魅力2:庭を包む、心地よいフルーティーな香り
「中香」とされますが、リンゴやティーに例えられるその香りは、甘く爽やかで非常に心地よく、庭に優しいアロマを漂わせます。強すぎない自然な香りが、リラックスした時間をもたらしてくれます。
魅力3:驚くほどの強健さ! 病害虫の心配ほぼなし
このバラの最大の長所の一つが、その抜群の強健さです。うどんこ病や黒星病といったバラの主要な病気に非常に強く、ほとんど手がかかりません。農薬散布などの手間をかけずに、美しいバラを楽しみたい方にとって、これ以上ないほど頼りになる存在です。初心者の方でも安心して育てられます。
魅力4:日陰にも咲く! 類まれな耐陰性
バラでありながら、日陰に非常に強いという特性を持っています。日照時間が短い場所や、建物の北側など、他のバラでは育ちにくい環境でも、花を咲かせてくれる可能性があります。これは、庭の環境が限られている場合に大きなメリットとなります。
魅力5:自由自在な誘引! ダイナミックな景観作り
ランブラーローズ特有の、長くしなやかに伸びる枝は、アーチ、パーゴラ、フェンス、壁面、さらには大きな木など、様々な場所に自由自在に誘引することができます。その旺盛な伸長力を活かして、ダイナミックで美しい景観を作り出すことが可能です。
魅力6:一年中美しい! 光沢のある照り葉
テリハノイバラの血を引く、光沢のある濃い緑色の葉も魅力の一つです。常緑に近い性質を持ち、冬でもある程度の葉を残すため、花のない時期でも緑の景観を保ってくれます。
3. 'アルベリック・バルビエ' の育て方【完全ガイド】ランブラーを元気に!
ここからは、「アルベリック・バルビエ」を元気に育て、毎年美しい花のカーテンを楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。ランブラーローズ特有の管理ポイントを押さえましょう。
3.1. 植え付け:広いスペースと伸び伸び育つ環境を!
場所選び(最重要):
スペース: 最も重要なのは、枝を伸ばすための十分なスペースを確保すること! 5m以上に伸びることもある大型ランブラーなので、狭い場所では持て余します。アーチ、パーゴラ、広い壁面、フェンス、大きな木など、誘引する場所を決めてから植え付けましょう。
日当たり: 日向~半日陰~明るい日陰まで幅広く適応します。日当たりが良い方が花付きは良くなりますが、日陰にも耐えるので、場所を選ばないのが強みです。
風通し: 風通しが良い場所を選びましょう。
土壌: バラ栽培の基本通り、水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。地植えの場合は、深く耕し、堆肥や腐葉土、元肥をしっかり混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期: 大苗は**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**の休眠期が最適です。
植え付け方法: 基本的なバラの植え付け手順に従います。接ぎ木部分が埋まらないように注意し、植え付け後はたっぷり水を与え、支柱で固定します。
3.2. 水やり:地植えなら、ほぼお任せでOK!
地植えの場合: 一度根付いてしまえば、その後の水やりは基本的に不要です。自然の降雨だけで十分に育ちます。猛暑で乾燥が続く場合のみ、たっぷりと水を与えましょう。
鉢植えの場合: ランブラーを鉢植えで管理するのは大変ですが、もし行う場合は非常に大きな鉢を用意し、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
3.3. 肥料:控えめでも大丈夫! 春の開花に集中!
「アルベリック・バルビエ」は非常に樹勢が強く、痩せ地でもある程度育つため、肥料は控えめで管理するのが基本です。特に一季咲きなので、春の開花にエネルギーを集中させます。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元から少し離れた場所に施します。これが主な肥料となります。
芽出し肥(任意): 春(3月頃)に緩効性化成肥料を少量与えると、新芽の成長を助けます。
お礼肥(花後): 春の花が終わった後(6月頃)、開花で消耗した体力を回復させるために、緩効性化成肥料を少量与えます。
夏以降の追肥: 一季咲きなので、夏以降は基本的に追肥の必要はありません。 肥料(特に窒素分)を与えすぎると、枝ばかりが茂り、翌年の花付きが悪くなることがあります。
3.4. 病害虫対策:心配無用の強健さ!
「アルベリック・バルビエ」の最大の長所の一つは、その驚くほどの耐病性です。
病気: うどんこ病、黒星病ともに非常に強く、ほとんど発生しません。特別な薬剤散布をしなくても、健康に育つことが多いです。
害虫: 春先の新芽にアブラムシが付くことはありますが、深刻な被害になることは稀です。環境によっては、カミキリムシ(テッポウムシ)やコガネムシの幼虫などに注意が必要な場合もありますが、他のバラに比べて格段に手がかかりません。
対策: 基本的には、風通しを良くしておく程度の基本的な管理で十分です。薬剤散布はほとんど必要ないでしょう。
4. 【最重要】ランブラーローズの剪定と誘引:'アルベリック・バルビエ'を美しく咲かせる鍵!
「アルベリック・バルビエ」のような一季咲きランブラーローズの剪定・誘引は、四季咲き性のクライミングローズとは考え方が全く異なります。 ここを間違えると、春に花が咲かなくなってしまうので、しっかりと理解しましょう。
4.1. 一季咲きランブラー剪定の鉄則:切るのは花後! 冬は整理のみ!
花は「前年に伸びた枝(2年枝)」に咲きます。
そのため、冬に枝を短く切り詰めると、花芽ごと切り落としてしまうことになります!
剪定のメインは「花後(春の開花が終わった後)」に行う、古い枝から新しい枝への「シュート更新」です!
冬の剪定は、あくまで不要な枝を取り除く「整理」が中心です!
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):切らずに、伸ばして、固定する!
剪定: 基本的には、ほとんど切りません!
枯れている枝
明らかに細くて弱々しい枝
混み合いすぎている部分の細い枝
これらを、**付け根から切り取る「整理剪定」**にとどめます。
前年に株元や太い枝から勢いよく伸びた、元気なシュート(来年花が咲く主役!)は、絶対に短く切り詰めず、先端の傷んだ部分を少し切る程度にするか、全く切らなくても構いません。
誘引: 冬の間に、前年に伸びた長くしなやかなシュートを、アーチ、パーゴラ、フェンス、壁面、樹木などに誘引し、固定します。
アルベリック・バルビエの枝は非常に長く、しなやかなので、広いスペースに大胆に、自由な発想で誘引できます。
できるだけ水平に近い角度に寝かせると花付きが良くなりますが、ランブラーの場合は、枝垂れさせたり、高い位置まで伸ばしたり、カーブさせたりと、様々な形に誘引できるのが魅力です。
麻ひもやビニールタイで、ゆとりを持たせて固定します。(トゲには十分注意してください!)
4.3. 花後の剪定(6月~7月):古い枝から新しいシュートへバトンタッチ!
一季咲きランブラーにとって、花後の剪定が最も重要な剪定作業です。これにより、株を若返らせ、翌年の花付きを良くします。
目的: 花が咲き終わった古い枝を整理し、株元から発生した新しいシュート(来年花が咲く枝)に養分を集中させる。
方法:
まず、花が咲き終わった細い枝(側枝)を、数節残して切り戻すか、付け根から切り取ります。
次に、株全体の様子を見ながら、花がたくさん咲いた主枝(主に2年枝)や、さらに古い主枝(3~4年以上経ったもの)を、株元から発生している元気な新しいシュート(ベイサルシュート)のすぐ上や、枝の付け根から切り取ります。
【重要!】株元から勢いよく伸びている、その年に発生した太くて元気なベイサルシュートは、絶対に切らずに残します! これが来年の主役です。
全ての古い枝を一度に切る必要はありません。毎年少しずつ、古い枝を新しいシュートに更新していくイメージです。
4.4. シュートの扱い(最重要!):来年の花の源!
春から秋にかけて、株元から勢いよく伸びてくるベーサルシュートは、来年たくさんの花を咲かせてくれる、最も大切な枝です。
絶対に切らない!
非常に柔らかく折れやすいので、風などで折れないように早めに支柱を立てて保護する。
長く伸びるので、邪魔にならないように、まっすぐ上に伸ばしておくか、支柱に軽く結び留めておく。 (冬になったら、これを誘引します)
5. 'アルベリック・バルビエ' を楽しむガーデンアイデア:白い花のカーテンを作る!
その旺盛な伸長力としなやかな枝、そして春の圧倒的な花数を活かして、ダイナミックで美しい景観を作りましょう。
夢のような花のカーテン(パーゴラ・ガゼボ): パーゴラやガゼボに誘引すれば、春には頭上からクリームホワイトの花が降り注ぐ、夢のような空間が生まれます。香りに包まれる贅沢な時間を過ごせます。
壮大な花の壁面・フェンス: 広い壁面や長いフェンスを覆うように誘引すれば、春には見渡す限りの白い花のタペストリーが出現します。そのスケール感は圧巻です。
ナチュラルな雰囲気(樹木に絡ませる): 庭に大きな木があれば、その幹や枝に絡ませるのも素敵です。まるで自生しているかのような、自然で野趣あふれる雰囲気を演出できます。
日陰の庭を明るく照らす: 北向きの壁や、大きな木の陰になる場所など、他のバラが育ちにくい日陰のスペースを、明るいクリームホワイトの花と光沢のある葉で彩ることができます。
他のつる植物との組み合わせ:
クレマチス: 紫や濃いピンクのクレマチスと組み合わせると、色の対比が美しく、開花時期をずらして楽しむこともできます。
他のランブラーローズ: フランソワ・ジュランヴィル(ピンク)など、他の色のランブラーと大胆に絡ませて、ダイナミックな景色を作るのも面白いでしょう。
切り花で清楚なアレンジ: 房咲きの花を数本切って、シンプルな花瓶に飾るだけで、ナチュラルで清楚な雰囲気のアレンジメントになります。照り葉も一緒に飾ると美しいです。
6. まとめ:時を超えて愛される、強くて美しい白のランブラー
今回は、100年以上もの間、世界中で愛され続けているランブラーローズの銘花、「アルベリック・バルビエ」について、その魅力と育て方の詳細、そしてランブラーローズならではの管理のコツを詳しくご紹介しました。
アルベリック・バルビエは、クリームホワイト(中心イエロー)の美しいロゼット咲きの花が、春に株全体を覆うように咲き誇る、一季咲きのランブラーローズ。
リンゴのようなフルーティーな中香と、光沢のある美しい照り葉も魅力。
最大の特長は、病害虫に非常に強く、日陰にも耐える抜群の強健さと育てやすさ。初心者にも最適。
しなやかに長く伸びる枝は、アーチやパーゴラなどへの誘引に最適で、ダイナミックな景観を作る。
育て方の鍵は、「広いスペースの確保」と「一季咲きランブラー特有の剪定(冬は整理のみ、花後にシュート更新)」を理解すること。
今まさに色づき始めた蕾が、これから開花し、庭を純白に近い花のシャワーで満たしてくれることでしょう。その瞬間を想像するだけで、心が豊かになりますね。
その圧倒的な美しさと、驚くほどの強健さで、ガーデナーに大きな喜びと安心感を与えてくれる「アルベリック・バルビエ」。ぜひ、あなたの庭にもこのクラシックな名花をお迎えして、時を超えたバラの魅力に触れてみませんか?
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2025年04月23日
アルベリック・バルビエ初萌芽!日陰でも育つ強健ランブラーローズAlberic Barbier⠀蕾が色づいてきた。2025年4月23日
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フランソワ・ジュランヴィル初咲き!日陰でも輝くランブラーローズの魅力 Francois Juranville⠀ピンクの花が1個咲いた。2025年4月23日
フランソワ・ジュランヴィル Francois Juranville
フランソワ・ジュランヴィル Francois Juranville⠀ピンクの花が1個咲いた。2025年4月23日
【フランソワ・ジュランヴィル育て方】日陰に強いランブラーローズ!魅力と剪定のコツ
「フランソワ・ジュランヴィル Francois Juranville ピンクの花が1個咲いた。2025年4月23日」
春爛漫の庭で、待ちわびた瞬間が訪れました! 数あるバラの中でも、特に開花を楽しみにしていたオールドローズ(ランブラー)の「フランソワ・ジュランヴィル」が、今日、その可憐なピンク色の花を今年初めて咲かせてくれたのです! まだたった一輪ですが、その優しい色合いとクラシカルな雰囲気は、春の柔らかな光の中でひときわ美しく輝いています。この最初の一輪は、これから始まる圧倒的な花のシャワーへの、まさに序章と言えるでしょう。
「フランソワ・ジュランヴィル」は、1906年にフランスのBarbier社によって作出された、ハイブリッド・ウィクライアナ系のランブラーローズです。ランブラーローズとは、枝がしなやかに長く伸び、春に一斉にたくさんの花を咲かせるつるバラの一群。「フランソワ・ジュランヴィル」はその中でも特に人気が高く、その美しさ、育てやすさ、そして日陰にも耐える強健さで、世界中のガーデナーに愛され続けています。
「ランブラーローズって、普通のつるバラと何が違うの?」
「フランソワ・ジュランヴィルの魅力をもっと知りたい!」
「一季咲きのバラの剪定って、どうすればいいの?」
「日陰でも育つって本当?」
この記事では、そんな魅力あふれるランブラーローズ 'フランソワ・ジュランヴィル' の基本情報から、人々を惹きつける理由、初心者でも安心して育てられる詳しい方法、そしてランブラーローズならではの重要な「剪定」と「誘引」のテクニック、さらには庭での素敵な活用アイデアまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも 'フランソワ・ジュランヴィル' の育て方のコツをマスターし、その優雅な花の滝を庭で楽しむことができるようになるはずです。さあ、時を超えて愛されるクラシカルなバラの世界へご案内しましょう!
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1. 優しい桃色の滝:ランブラーローズ 'フランソワ・ジュランヴィル' とは?
まずは、「フランソワ・ジュランヴィル」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールと、ランブラーローズとしての特徴を見ていきましょう。
作出: 1906年 / フランス / Barbier (バルビエ)
系統: R (ランブラー・ローズ) / H. Wichurana (ハイブリッド・ウィクライアナ)
日本や中国原産のテリハノイバラ (Rosa wichurana) の血を引く系統。枝がしなやかに長く伸び、光沢のある葉を持ち、病気に強く強健な品種が多いのが特徴です。
樹形: 大型つる性(ランブラー)。枝は非常にしなやかで長く伸び、5m以上に達することもあります。
咲き方: 一季咲き。基本的には春(5月~6月頃)に一度だけ、株全体が花で覆われるように豪華に咲きます。
花色: 明るいコーラルピンク~サーモンピンク。中心部はやや黄色味を帯びることがあります。咲き進むにつれて色が淡くなり、柔らかなピンク色へと変化します。
花形: ロゼット咲き。オールドローズのようなクラシカルな雰囲気で、花弁が美しく重なり合います。時にはクォーターロゼット状(中心が4つに割れたような形)になることも。
花径: 中輪 (6cm~8cm程度)
咲き方: 小~中程度の房咲きになり、枝先にまとまって咲きます。
香り: 中香。リンゴのようなフルーティーな香りがあると評されることが多いです。甘く爽やかな心地よい香りです。
葉: 光沢のある緑色の葉。テリハノイバラの血を引くため、照り葉となります。
枝: 非常にしなやかで誘引しやすいですが、トゲは鋭く、しっかりしているので注意が必要です。
耐病性: うどんこ病、黒星病ともに非常に強く、強健です。ほとんど病気の心配がないほど育てやすいとされています。
耐陰性: バラの中では日陰に強い性質を持っています。半日陰や、北向きの壁面などでも育てることが可能です。
ランブラーローズとクライミングローズの違い
どちらも「つるバラ」ですが、性質に違いがあります。
ランブラーローズ (R): 枝が非常に長く、しなやかに伸びる。多くは春だけ咲く一季咲き。小~中輪の花を大きな房で咲かせることが多い。剪定は花後が中心で、冬はあまり切らない。病気に強く強健な品種が多い。アーチ、パーゴラ、壁面、樹木に絡ませるなど、ダイナミックな景観作りに向く。
クライミングローズ (CL/LCl): 比較的太くしっかりした枝が伸びる。四季咲き性や返り咲き性を持つ品種が多い。大輪の花を咲かせる品種も多い。剪定は冬が中心で、枝を切り詰めて側枝の発生を促す。
「フランソワ・ジュランヴィル」は、まさにランブラーローズの典型的な特徴を持った品種と言えます。
2. なぜ愛され続ける? 'フランソワ・ジュランヴィル' の魅力
100年以上前に作出されたこのバラが、今なお多くのガーデナーに愛され続けているのには、確かな理由があります。
魅力1:春を彩る、息をのむほどの花の滝!
一季咲きであるがゆえに、春の開花期には株全体が花で埋め尽くされるほど、圧倒的な花数で咲き誇ります。しなやかな枝から無数のピンクの花が垂れ下がるように咲く様子は、まさに「花の滝」のよう。その豪華さと美しさは、見る人を感動させずにはいられません。今日咲いた最初の一輪は、その壮大なショーの始まりの合図です。
魅力2:優しい色彩とクラシカルな花形
明るく柔らかなコーラルピンク~サーモンピンクの花色は、派手すぎず、どんな庭にも優しく馴染みます。咲き進むにつれて淡いピンクへと変化していく様子も美しいです。そして、オールドローズを思わせるクラシカルなロゼット咲きの花形は、非常に優雅で気品があります。
魅力3:心地よいフルーティーな香り
「中香」とされますが、リンゴに例えられるような甘く爽やかなフルーティーな香りは、とても心地よく、庭に優しい香りを漂わせてくれます。強すぎない自然な香りが魅力です。
魅力4:驚くほどの強健さと育てやすさ!
ランブラーローズ、特にウィクライアナ系の特徴を受け継ぎ、病害虫に非常に強く、樹勢も旺盛です。バラ栽培で最も手間のかかる病害虫の心配が少ないため、初心者の方でも安心して育てられるのが大きな魅力です。手がかからず、放任気味でも元気に育ってくれます。
魅力5:日陰にも負けない! 抜群の耐陰性
バラは基本的に日当たりを好みますが、「フランソワ・ジュランヴィル」はバラの中では特に日陰に強い性質を持っています。完全な日陰では花付きが悪くなりますが、半日陰や、日照時間の短い北向きの壁面などでも、十分に花を咲かせてくれる可能性があります。これは、庭の環境が限られている場合に非常に嬉しい特性です。
魅力6:自由自在! しなやかな枝で誘引が楽しい
長くしなやかに伸びる枝は、アーチやパーゴラ、フェンス、壁面など、様々な構造物に自由に誘引することができます。カーブさせたり、波打たせたりと、思い通りの形に仕立てる楽しみがあります。(ただし、トゲには注意が必要です!)
3. 'フランソワ・ジュランヴィル' の育て方【完全ガイド】ランブラーローズの基本
ここからは、「フランソワ・ジュランヴィル」を元気に育て、毎年美しい花の滝を楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。ランブラーローズ特有の管理ポイントを押さえましょう。
3.1. 植え付け:広いスペースと伸び伸び育つ環境を!
場所選び(最重要):
スペース: 最も重要なのは、十分なスペースを確保すること! 枝が5m以上伸びることもある大型のランブラーなので、狭い場所に植えると持て余してしまいます。アーチ、パーゴラ、広い壁面、フェンス、あるいは大きな木など、枝を伸び伸びと誘引できる場所を選びましょう。
日当たり: 日向~半日陰が適しています。日当たりが良い方が花付きは良くなりますが、耐陰性があるため、多少日当たりが悪くても育ちます。北向きの壁面などにも挑戦できます。
風通し: 風通しが良い場所を選びましょう。
土壌: バラ栽培の基本通り、水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。地植えの場合は、深く耕し、堆肥や腐葉土、元肥をしっかり混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期: 大苗は**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**の休眠期が最適です。
植え付け方法: 基本的なバラの植え付け手順に従います。つるバラなので、誘引したい構造物の近くに植え付けます。
3.2. 水やり:地植えなら、ほぼお任せ!
地植えの場合: 一度根付いてしまえば、基本的に水やりはほとんど必要ありません。 自然の降雨だけで十分育ちます。ただし、植え付け後1年未満の株や、真夏に極端な乾燥が続く場合は、土の乾き具合を見て、たっぷりと水を与えましょう。
鉢植えの場合: ランブラーローズを鉢植えで管理するのは、その生育旺盛さから一般的ではありませんが、もし育てる場合は、非常に大きな鉢(12号以上)が必要で、水切れには特に注意が必要です。
3.3. 肥料:与えすぎは禁物! 春の開花に向けて
「フランソワ・ジュランヴィル」は樹勢が強く、痩せ地でもある程度育つため、肥料は控えめで大丈夫です。特に一季咲きなので、春の開花に向けた栄養補給が中心となります。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料(油かす、骨粉、鶏ふんなど)や緩効性化成肥料を、株元から少し離れた場所に施します。これが春の成長と開花のための主な肥料となります。
芽出し肥(任意): 春に新芽が動き出す頃(3月頃)、生育を促すために緩効性化成肥料を少量与えても良いでしょう。
お礼肥(花後): 春の花が終わった後(6月頃)、開花で消耗した体力を回復させるために、緩効性化成肥料を少量与えます。
夏以降の追肥: 一季咲きなので、夏以降は基本的に追肥の必要はありません。 肥料(特に窒素分)を与えすぎると、枝ばかりが茂り、翌年の花付きが悪くなることがあります。
3.4. 病害虫対策:驚くほど強い! でも油断は禁物
「フランソワ・ジュランヴィル」は、うどんこ病、黒星病ともに非常に強く、ほとんど病気の心配がないと言われるほど強健な品種です。
病気: よほど風通しが悪いなどの悪条件が重ならない限り、深刻な病気になることは稀です。
害虫: アブラムシが春先の新芽に付くことはあります。また、環境によってはカミキリムシ(テッポウムシ)やコガネムシの幼虫などの被害を受ける可能性はゼロではありません。
対策: 基本的には薬剤散布などもほとんど不要な場合が多いです。ただし、念のため定期的に株の様子を観察し、アブラムシなどを見つけたら初期に対処する程度で十分でしょう。風通しを良くしておくことが、少ないリスクをさらに減らすことに繋がります。
4. 【最重要】ランブラーローズの剪定と誘引:'フランソワ・ジュランヴィル'を咲かせる鍵!
「フランソワ・ジュランヴィル」のような一季咲きランブラーローズの剪定・誘引は、四季咲き性のクライミングローズとは考え方が異なります。 ここを間違えると、せっかくの花が見られなくなってしまうので、しっかり理解しましょう。
4.1. 一季咲きランブラーの剪定の基本原則
花は前年伸びた枝(2年枝)に咲く!
そのため、冬に枝を短く切り詰めると、花芽ごと切り落としてしまうことになる!
剪定のメインは「花後」に行う「シュート更新」!
冬の剪定は「整理」が中心!
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):切らずに整理・誘引!
剪定: 基本的には、ほとんど切りません!
枯れている枝、明らかに細くて弱々しい枝、混み合いすぎている部分の細い枝などを、付け根から切り取る**「整理剪定」**にとどめます。
前年に伸びた元気なシュート(これが来年花が咲く主役の枝)は、絶対に短く切り詰めず、先端をほんの少しだけ切る程度にするか、全く切らなくても良いくらいです。
誘引: 冬の間に、前年に伸びた長くしなやかなシュートを、アーチ、パーゴラ、フェンス、壁面、樹木などに誘引し、固定します。
ランブラーの枝は非常に長く伸びるので、広いスペースに大胆に誘引しましょう。多少枝が重なり合っても大丈夫です。
しなやかな枝を活かして、カーブさせたり、波打たせたり、枝垂れさせたりと、自由な発想で誘引できます。
麻ひもやビニールタイで、ゆとりを持たせて固定します。(トゲには注意!)
4.3. 花後の剪定(6月~7月):古い枝を整理し、新しいシュートへ!
一季咲きランブラーにとって、花後の剪定が最も重要な作業です。株の若返り(シュート更新)を促します。
目的: 花が咲き終わった古い枝を整理し、株元から勢いよく伸びてきた新しいシュート(来年花が咲く枝)に養分を集中させる。
方法:
まず、花が咲き終わった細い枝(側枝)を、数節残して切り戻すか、付け根から切り取ります。
次に、株全体のバランスを見ながら、花が咲いた主枝(2年枝)や、さらに古い枝(3~4年以上経った枝)を、株元から発生している元気な新しいシュート(ベイサルシュート)のすぐ上や、枝の付け根から切り取ります。
【重要!】株元から勢いよく伸びている、その年に発生した太くて元気なベイサルシュートは、絶対に切らずに、来年のために大切に残します! これが来年の花の主役です。
全体の枝数を見ながら、古い枝を段階的に更新していくイメージです。毎年全ての古い枝を切る必要はありません。
4.4. シュートの扱い(春~秋)
春から秋にかけて、株元から勢いよく伸びてくるベーサルシュートは、来年花を咲かせる宝物です。
絶対に切らない!
折れないように支柱などで保護する。
邪魔にならないように、まっすぐ上に伸ばしておくか、軽く仮止めしておく。 (本格的な誘引は冬)
5. 'フランソワ・ジュランヴィル' を楽しむガーデンアイデア:花の滝を作る!
その旺盛な伸長力としなやかな枝、そして春の圧倒的な花数を活かして、ダイナミックな景観を作りましょう。
夢の花のトンネル(アーチ・パーゴラ): アーチやパーゴラ全体を覆うように誘引すれば、春には頭上から優しいピンクの花が降り注ぐ、夢のような花のトンネルが実現します。
壁面やフェンスをピンクの滝に: 広い壁面や長いフェンスに誘引すれば、春にはまさに「花の滝」のような壮大な景色を楽しめます。
大きな木に絡ませてナチュラルに: 庭に大きな木があれば、その幹や枝に絡ませて、自然の中で咲き誇るような野趣あふれる雰囲気を演出できます。
日陰の壁面を彩る: 北向きの壁など、日当たりの悪い場所でも花を咲かせる可能性があるため、諦めていたスペースを華やかにする救世主になるかもしれません。
他のつる植物との共演: 開花期の異なるクレマチスなどと組み合わせれば、花の時期をずらして楽しむこともできます。
6. まとめ:春に咲き誇る、強くて優しいランブラーローズ
今回は、100年以上の時を超えて愛される、フランス生まれのランブラーローズ「フランソワ・ジュランヴィル」について、その魅力と育て方の詳細、特にランブラーローズならではの剪定・誘引のコツを詳しくご紹介しました。
フランソワ・ジュランヴィルは、優しいコーラルピンクのロゼット咲きの花が、春に株全体を覆うように咲き誇る、美しい一季咲きのランブラーローズ。
リンゴのようなフルーティーな中香も魅力。
最大の特長は、病害虫に非常に強く、日陰にも耐える抜群の強健さと育てやすさ。初心者にもおすすめ。
しなやかに長く伸びる枝は、アーチやパーゴラなどへの誘引に最適。
育て方の鍵は、「広いスペースの確保」と「一季咲きランブラー特有の剪定(冬は整理のみ、花後にシュート更新)」を理解すること。
今日、庭で咲き始めた最初の一輪。これは、これから訪れるであろう、息をのむほど美しく、そして優しいピンク色の「花の滝」への序章にすぎません。
その圧倒的な開花風景と、手のかからない強健さで、きっとあなたの庭に大きな感動と喜びをもたらしてくれるはずです。「フランソワ・ジュランヴィル」と共に、素晴らしい春のガーデニングシーズンをお過ごしください。
[02memo]では、「フランソワ・ジュランヴィル」の成長記録や開花の様子、剪定・誘引の具体的な方法なども、ブログやSNS、YouTubeで発信しています。ぜひ、チェックしてみてくださいね!
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フランソワ・ジュランヴィル Francois Juranville⠀ピンクの花が1個咲いた。2025年4月23日
【フランソワ・ジュランヴィル育て方】日陰に強いランブラーローズ!魅力と剪定のコツ
「フランソワ・ジュランヴィル Francois Juranville ピンクの花が1個咲いた。2025年4月23日」
春爛漫の庭で、待ちわびた瞬間が訪れました! 数あるバラの中でも、特に開花を楽しみにしていたオールドローズ(ランブラー)の「フランソワ・ジュランヴィル」が、今日、その可憐なピンク色の花を今年初めて咲かせてくれたのです! まだたった一輪ですが、その優しい色合いとクラシカルな雰囲気は、春の柔らかな光の中でひときわ美しく輝いています。この最初の一輪は、これから始まる圧倒的な花のシャワーへの、まさに序章と言えるでしょう。
「フランソワ・ジュランヴィル」は、1906年にフランスのBarbier社によって作出された、ハイブリッド・ウィクライアナ系のランブラーローズです。ランブラーローズとは、枝がしなやかに長く伸び、春に一斉にたくさんの花を咲かせるつるバラの一群。「フランソワ・ジュランヴィル」はその中でも特に人気が高く、その美しさ、育てやすさ、そして日陰にも耐える強健さで、世界中のガーデナーに愛され続けています。
「ランブラーローズって、普通のつるバラと何が違うの?」
「フランソワ・ジュランヴィルの魅力をもっと知りたい!」
「一季咲きのバラの剪定って、どうすればいいの?」
「日陰でも育つって本当?」
この記事では、そんな魅力あふれるランブラーローズ 'フランソワ・ジュランヴィル' の基本情報から、人々を惹きつける理由、初心者でも安心して育てられる詳しい方法、そしてランブラーローズならではの重要な「剪定」と「誘引」のテクニック、さらには庭での素敵な活用アイデアまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも 'フランソワ・ジュランヴィル' の育て方のコツをマスターし、その優雅な花の滝を庭で楽しむことができるようになるはずです。さあ、時を超えて愛されるクラシカルなバラの世界へご案内しましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「フランソワ・ジュランヴィル」のようなランブラーローズも栽培し、そのダイナミックな魅力と管理のポイントを発信しています。
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1. 優しい桃色の滝:ランブラーローズ 'フランソワ・ジュランヴィル' とは?
まずは、「フランソワ・ジュランヴィル」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールと、ランブラーローズとしての特徴を見ていきましょう。
作出: 1906年 / フランス / Barbier (バルビエ)
系統: R (ランブラー・ローズ) / H. Wichurana (ハイブリッド・ウィクライアナ)
日本や中国原産のテリハノイバラ (Rosa wichurana) の血を引く系統。枝がしなやかに長く伸び、光沢のある葉を持ち、病気に強く強健な品種が多いのが特徴です。
樹形: 大型つる性(ランブラー)。枝は非常にしなやかで長く伸び、5m以上に達することもあります。
咲き方: 一季咲き。基本的には春(5月~6月頃)に一度だけ、株全体が花で覆われるように豪華に咲きます。
花色: 明るいコーラルピンク~サーモンピンク。中心部はやや黄色味を帯びることがあります。咲き進むにつれて色が淡くなり、柔らかなピンク色へと変化します。
花形: ロゼット咲き。オールドローズのようなクラシカルな雰囲気で、花弁が美しく重なり合います。時にはクォーターロゼット状(中心が4つに割れたような形)になることも。
花径: 中輪 (6cm~8cm程度)
咲き方: 小~中程度の房咲きになり、枝先にまとまって咲きます。
香り: 中香。リンゴのようなフルーティーな香りがあると評されることが多いです。甘く爽やかな心地よい香りです。
葉: 光沢のある緑色の葉。テリハノイバラの血を引くため、照り葉となります。
枝: 非常にしなやかで誘引しやすいですが、トゲは鋭く、しっかりしているので注意が必要です。
耐病性: うどんこ病、黒星病ともに非常に強く、強健です。ほとんど病気の心配がないほど育てやすいとされています。
耐陰性: バラの中では日陰に強い性質を持っています。半日陰や、北向きの壁面などでも育てることが可能です。
ランブラーローズとクライミングローズの違い
どちらも「つるバラ」ですが、性質に違いがあります。
ランブラーローズ (R): 枝が非常に長く、しなやかに伸びる。多くは春だけ咲く一季咲き。小~中輪の花を大きな房で咲かせることが多い。剪定は花後が中心で、冬はあまり切らない。病気に強く強健な品種が多い。アーチ、パーゴラ、壁面、樹木に絡ませるなど、ダイナミックな景観作りに向く。
クライミングローズ (CL/LCl): 比較的太くしっかりした枝が伸びる。四季咲き性や返り咲き性を持つ品種が多い。大輪の花を咲かせる品種も多い。剪定は冬が中心で、枝を切り詰めて側枝の発生を促す。
「フランソワ・ジュランヴィル」は、まさにランブラーローズの典型的な特徴を持った品種と言えます。
2. なぜ愛され続ける? 'フランソワ・ジュランヴィル' の魅力
100年以上前に作出されたこのバラが、今なお多くのガーデナーに愛され続けているのには、確かな理由があります。
魅力1:春を彩る、息をのむほどの花の滝!
一季咲きであるがゆえに、春の開花期には株全体が花で埋め尽くされるほど、圧倒的な花数で咲き誇ります。しなやかな枝から無数のピンクの花が垂れ下がるように咲く様子は、まさに「花の滝」のよう。その豪華さと美しさは、見る人を感動させずにはいられません。今日咲いた最初の一輪は、その壮大なショーの始まりの合図です。
魅力2:優しい色彩とクラシカルな花形
明るく柔らかなコーラルピンク~サーモンピンクの花色は、派手すぎず、どんな庭にも優しく馴染みます。咲き進むにつれて淡いピンクへと変化していく様子も美しいです。そして、オールドローズを思わせるクラシカルなロゼット咲きの花形は、非常に優雅で気品があります。
魅力3:心地よいフルーティーな香り
「中香」とされますが、リンゴに例えられるような甘く爽やかなフルーティーな香りは、とても心地よく、庭に優しい香りを漂わせてくれます。強すぎない自然な香りが魅力です。
魅力4:驚くほどの強健さと育てやすさ!
ランブラーローズ、特にウィクライアナ系の特徴を受け継ぎ、病害虫に非常に強く、樹勢も旺盛です。バラ栽培で最も手間のかかる病害虫の心配が少ないため、初心者の方でも安心して育てられるのが大きな魅力です。手がかからず、放任気味でも元気に育ってくれます。
魅力5:日陰にも負けない! 抜群の耐陰性
バラは基本的に日当たりを好みますが、「フランソワ・ジュランヴィル」はバラの中では特に日陰に強い性質を持っています。完全な日陰では花付きが悪くなりますが、半日陰や、日照時間の短い北向きの壁面などでも、十分に花を咲かせてくれる可能性があります。これは、庭の環境が限られている場合に非常に嬉しい特性です。
魅力6:自由自在! しなやかな枝で誘引が楽しい
長くしなやかに伸びる枝は、アーチやパーゴラ、フェンス、壁面など、様々な構造物に自由に誘引することができます。カーブさせたり、波打たせたりと、思い通りの形に仕立てる楽しみがあります。(ただし、トゲには注意が必要です!)
3. 'フランソワ・ジュランヴィル' の育て方【完全ガイド】ランブラーローズの基本
ここからは、「フランソワ・ジュランヴィル」を元気に育て、毎年美しい花の滝を楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。ランブラーローズ特有の管理ポイントを押さえましょう。
3.1. 植え付け:広いスペースと伸び伸び育つ環境を!
場所選び(最重要):
スペース: 最も重要なのは、十分なスペースを確保すること! 枝が5m以上伸びることもある大型のランブラーなので、狭い場所に植えると持て余してしまいます。アーチ、パーゴラ、広い壁面、フェンス、あるいは大きな木など、枝を伸び伸びと誘引できる場所を選びましょう。
日当たり: 日向~半日陰が適しています。日当たりが良い方が花付きは良くなりますが、耐陰性があるため、多少日当たりが悪くても育ちます。北向きの壁面などにも挑戦できます。
風通し: 風通しが良い場所を選びましょう。
土壌: バラ栽培の基本通り、水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。地植えの場合は、深く耕し、堆肥や腐葉土、元肥をしっかり混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期: 大苗は**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**の休眠期が最適です。
植え付け方法: 基本的なバラの植え付け手順に従います。つるバラなので、誘引したい構造物の近くに植え付けます。
3.2. 水やり:地植えなら、ほぼお任せ!
地植えの場合: 一度根付いてしまえば、基本的に水やりはほとんど必要ありません。 自然の降雨だけで十分育ちます。ただし、植え付け後1年未満の株や、真夏に極端な乾燥が続く場合は、土の乾き具合を見て、たっぷりと水を与えましょう。
鉢植えの場合: ランブラーローズを鉢植えで管理するのは、その生育旺盛さから一般的ではありませんが、もし育てる場合は、非常に大きな鉢(12号以上)が必要で、水切れには特に注意が必要です。
3.3. 肥料:与えすぎは禁物! 春の開花に向けて
「フランソワ・ジュランヴィル」は樹勢が強く、痩せ地でもある程度育つため、肥料は控えめで大丈夫です。特に一季咲きなので、春の開花に向けた栄養補給が中心となります。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料(油かす、骨粉、鶏ふんなど)や緩効性化成肥料を、株元から少し離れた場所に施します。これが春の成長と開花のための主な肥料となります。
芽出し肥(任意): 春に新芽が動き出す頃(3月頃)、生育を促すために緩効性化成肥料を少量与えても良いでしょう。
お礼肥(花後): 春の花が終わった後(6月頃)、開花で消耗した体力を回復させるために、緩効性化成肥料を少量与えます。
夏以降の追肥: 一季咲きなので、夏以降は基本的に追肥の必要はありません。 肥料(特に窒素分)を与えすぎると、枝ばかりが茂り、翌年の花付きが悪くなることがあります。
3.4. 病害虫対策:驚くほど強い! でも油断は禁物
「フランソワ・ジュランヴィル」は、うどんこ病、黒星病ともに非常に強く、ほとんど病気の心配がないと言われるほど強健な品種です。
病気: よほど風通しが悪いなどの悪条件が重ならない限り、深刻な病気になることは稀です。
害虫: アブラムシが春先の新芽に付くことはあります。また、環境によってはカミキリムシ(テッポウムシ)やコガネムシの幼虫などの被害を受ける可能性はゼロではありません。
対策: 基本的には薬剤散布などもほとんど不要な場合が多いです。ただし、念のため定期的に株の様子を観察し、アブラムシなどを見つけたら初期に対処する程度で十分でしょう。風通しを良くしておくことが、少ないリスクをさらに減らすことに繋がります。
4. 【最重要】ランブラーローズの剪定と誘引:'フランソワ・ジュランヴィル'を咲かせる鍵!
「フランソワ・ジュランヴィル」のような一季咲きランブラーローズの剪定・誘引は、四季咲き性のクライミングローズとは考え方が異なります。 ここを間違えると、せっかくの花が見られなくなってしまうので、しっかり理解しましょう。
4.1. 一季咲きランブラーの剪定の基本原則
花は前年伸びた枝(2年枝)に咲く!
そのため、冬に枝を短く切り詰めると、花芽ごと切り落としてしまうことになる!
剪定のメインは「花後」に行う「シュート更新」!
冬の剪定は「整理」が中心!
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):切らずに整理・誘引!
剪定: 基本的には、ほとんど切りません!
枯れている枝、明らかに細くて弱々しい枝、混み合いすぎている部分の細い枝などを、付け根から切り取る**「整理剪定」**にとどめます。
前年に伸びた元気なシュート(これが来年花が咲く主役の枝)は、絶対に短く切り詰めず、先端をほんの少しだけ切る程度にするか、全く切らなくても良いくらいです。
誘引: 冬の間に、前年に伸びた長くしなやかなシュートを、アーチ、パーゴラ、フェンス、壁面、樹木などに誘引し、固定します。
ランブラーの枝は非常に長く伸びるので、広いスペースに大胆に誘引しましょう。多少枝が重なり合っても大丈夫です。
しなやかな枝を活かして、カーブさせたり、波打たせたり、枝垂れさせたりと、自由な発想で誘引できます。
麻ひもやビニールタイで、ゆとりを持たせて固定します。(トゲには注意!)
4.3. 花後の剪定(6月~7月):古い枝を整理し、新しいシュートへ!
一季咲きランブラーにとって、花後の剪定が最も重要な作業です。株の若返り(シュート更新)を促します。
目的: 花が咲き終わった古い枝を整理し、株元から勢いよく伸びてきた新しいシュート(来年花が咲く枝)に養分を集中させる。
方法:
まず、花が咲き終わった細い枝(側枝)を、数節残して切り戻すか、付け根から切り取ります。
次に、株全体のバランスを見ながら、花が咲いた主枝(2年枝)や、さらに古い枝(3~4年以上経った枝)を、株元から発生している元気な新しいシュート(ベイサルシュート)のすぐ上や、枝の付け根から切り取ります。
【重要!】株元から勢いよく伸びている、その年に発生した太くて元気なベイサルシュートは、絶対に切らずに、来年のために大切に残します! これが来年の花の主役です。
全体の枝数を見ながら、古い枝を段階的に更新していくイメージです。毎年全ての古い枝を切る必要はありません。
4.4. シュートの扱い(春~秋)
春から秋にかけて、株元から勢いよく伸びてくるベーサルシュートは、来年花を咲かせる宝物です。
絶対に切らない!
折れないように支柱などで保護する。
邪魔にならないように、まっすぐ上に伸ばしておくか、軽く仮止めしておく。 (本格的な誘引は冬)
5. 'フランソワ・ジュランヴィル' を楽しむガーデンアイデア:花の滝を作る!
その旺盛な伸長力としなやかな枝、そして春の圧倒的な花数を活かして、ダイナミックな景観を作りましょう。
夢の花のトンネル(アーチ・パーゴラ): アーチやパーゴラ全体を覆うように誘引すれば、春には頭上から優しいピンクの花が降り注ぐ、夢のような花のトンネルが実現します。
壁面やフェンスをピンクの滝に: 広い壁面や長いフェンスに誘引すれば、春にはまさに「花の滝」のような壮大な景色を楽しめます。
大きな木に絡ませてナチュラルに: 庭に大きな木があれば、その幹や枝に絡ませて、自然の中で咲き誇るような野趣あふれる雰囲気を演出できます。
日陰の壁面を彩る: 北向きの壁など、日当たりの悪い場所でも花を咲かせる可能性があるため、諦めていたスペースを華やかにする救世主になるかもしれません。
他のつる植物との共演: 開花期の異なるクレマチスなどと組み合わせれば、花の時期をずらして楽しむこともできます。
6. まとめ:春に咲き誇る、強くて優しいランブラーローズ
今回は、100年以上の時を超えて愛される、フランス生まれのランブラーローズ「フランソワ・ジュランヴィル」について、その魅力と育て方の詳細、特にランブラーローズならではの剪定・誘引のコツを詳しくご紹介しました。
フランソワ・ジュランヴィルは、優しいコーラルピンクのロゼット咲きの花が、春に株全体を覆うように咲き誇る、美しい一季咲きのランブラーローズ。
リンゴのようなフルーティーな中香も魅力。
最大の特長は、病害虫に非常に強く、日陰にも耐える抜群の強健さと育てやすさ。初心者にもおすすめ。
しなやかに長く伸びる枝は、アーチやパーゴラなどへの誘引に最適。
育て方の鍵は、「広いスペースの確保」と「一季咲きランブラー特有の剪定(冬は整理のみ、花後にシュート更新)」を理解すること。
今日、庭で咲き始めた最初の一輪。これは、これから訪れるであろう、息をのむほど美しく、そして優しいピンク色の「花の滝」への序章にすぎません。
その圧倒的な開花風景と、手のかからない強健さで、きっとあなたの庭に大きな感動と喜びをもたらしてくれるはずです。「フランソワ・ジュランヴィル」と共に、素晴らしい春のガーデニングシーズンをお過ごしください。
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フランソワ・ジュランヴィル Francois Juranville フランス ツル ランブラー・ローズ Which ハイブリッド・ウィクラナ 一季咲き ピンク系統 明るい桃色 ロゼット咲き 中輪 中香
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絶賛デビュー!初咲きイングリッシュローズ、オリビア・ローズ・オースチン Olivia rose Austin⠀ピンクの花が少し咲いた。2025年4月23日
オリビア・ローズ・オースチン Olivia rose Austin⠀ピンクの花が少し咲いた。2025年4月23日
【オリビア・ローズ・オースチン育て方】ついに開花!最強健ピンクバラを徹底解説 (2025年4月23日)
「オリビア・ローズ・オースチン Olivia rose Austin ピンクの花が少し咲いた。2025年4月23日」
春の庭が日ごとに美しさを増す4月23日、待ちに待った瞬間が訪れました! デビッド・オースチンが誇る傑作イングリッシュローズ、「オリビア・ローズ・オースチン」が、ついにその愛らしいピンク色の花を「少し咲かせ」始めたのです! 膨らんでいた蕾が開き、柔らかな花弁が姿を現した様子は、まるで赤ちゃんの寝顔のように無垢で、見ているだけで心が温かくなります。まだ数輪ですが、この最初の一歩が、これから続く長い開花シーズンの始まりを告げています。
「オリビア・ローズ・オースチン」は、その名の由来となったデビッド・オースチン氏の孫娘への愛情が込められた特別なバラ。美しい花姿と心地よい香りはもちろんのこと、特筆すべきはその驚異的なまでの強健さと耐病性です。「バラは病気に弱いから…」と躊躇している方にこそ、ぜひ知っていただきたい、まさに現代バラの理想形とも言える品種なのです。
「オリビアって、本当にそんなに育てやすいの?」
「どんなピンク色で、どんな風に咲き進むんだろう?」
「お手入れのコツを知りたい!」
この記事では、そんな開花が始まったばかりの 'オリビア・ローズ・オースチン' に改めて焦点を当て、その基本情報から他のバラにはない特別な魅力(特に育てやすさ!)、初心者でも失敗しない詳しい育て方、そして美しい樹形を保つための剪定や仕立て方のコツまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも 'オリビア・ローズ・オースチン' の素晴らしさを深く理解し、自信を持ってその栽培を始め、美しい花を長く楽しむことができるようになるはずです。さあ、愛らしさと強さを兼ね備えた、究極のイングリッシュローズの世界へご案内しましょう!
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1. 愛らしさと強さを秘めて:'オリビア・ローズ・オースチン'とは?
まずは、「オリビア・ローズ・オースチン」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールをご紹介します。
作出: 2014年 / イギリス / デビッド・オースチン (David Austin Roses)
系統: S (シュラブ) / イングリッシュローズ
樹形: バランスの取れたシュラブ樹形。直立性~やや広がり気味に育つ。
樹高: 約1.25m × 幅1m程度(公式データより。環境や剪定により調整可能)
咲き方: 四季咲き(非常に開花性が高く、春から秋まで繰り返しよく咲く)
花色: ソフトピンク~ミディアムピンク。明るく、可愛らしいクリアなピンク色。色褪せしにくい。
花形: カップ咲きから始まり、開くにつれて整った美しいロゼット咲きへと変化する。
花径: 大輪 (10cm前後)
香り: 中香。強いフルーツ系の香りを持つとされる。
葉: やや光沢のある緑色の葉。
【特筆事項】耐病性: 非常に高い。 デビッド・オースチン品種の中でもトップクラスの耐病性を誇り、特に黒星病やうどんこ病に強いとされる。
名前の由来: 作出者デビッド・オースチン氏の孫娘オリビア・ローズ・オースチンさんの名前にちなんで名付けられました。作出者が「これまで作出してきた中で最高の品種のひとつであり、最も病気に強い品種のひとつ」と自信を持って世に送り出した特別なバラです。
現代イングリッシュローズの到達点
「オリビア・ローズ・オースチン」は、デビッド・オースチン・ロージズ社が長年追求してきた「美しさ」「香り」「繰り返し咲く性質」そして「強健さ」という要素を、非常に高いレベルで兼ね備えた品種として、発表直後から世界中で絶賛されました。現代のイングリッシュローズを代表する品種の一つと言えるでしょう。
2. なぜ'オリビア'は特別なのか? その魅力に迫る!
「オリビア・ローズ・オースチン」が多くのガーデナーにとって「特別なバラ」である理由は何でしょうか?
魅力1:【最大の魅力!】驚異的な強健さとトップクラスの耐病性!
このバラを語る上で、まず特筆すべきはその驚くほどの強健さと、抜群の耐病性です。バラ栽培で多くの人が悩まされる黒星病やうどんこ病に対して、非常に強い耐性を持っています。これにより、
農薬散布の頻度を大幅に減らすことができる(無農薬栽培も可能になる場合も)。
病気の心配が少なく、管理が非常に楽になる。
初心者の方でも、失敗が少なく、美しい花を咲かせやすい。 「バラは病気になりやすくて難しい」というイメージを覆してくれる、まさに画期的な品種と言えます。
魅力2:誰からも愛される、明るく美しいソフトピンクの花
花色は、優しく明るいソフトピンク。派手すぎず、どんな庭にも馴染みやすい、万人に愛される色合いです。咲き始めの可愛らしいカップ咲きから、開花が進むにつれて花弁が整然と重なる美しいロゼット咲きへと変化する様子も楽しめます。今日咲き始めたばかりの初々しい花も、これから完璧なロゼット形へと開いていくのが楽しみですね。花付きが非常に良く、株を覆うようにたくさんの花を咲かせます。
魅力3:途切れない開花! 素晴らしい四季咲き性
四季咲き性も非常に強く、春の素晴らしい一番花の後も、真夏の暑い時期でも花を咲かせ(花はやや小さくなることも)、秋には再びたくさんの美しい花を楽しむことができます。ほぼ一年を通して、庭にピンク色の彩りをもたらしてくれる、非常にパフォーマンスの高いバラです。この最初の一輪は、長い開花シーズンの始まりに過ぎません。
魅力4:心地よく香る、フルーティーな香り
香りの強さは「中香」とされていますが、しっかりとした心地よいフルーツ系の香りを楽しむことができます。強すぎず、弱すぎず、近づくとふんわりと漂う香りは、庭でのリラックスタイムを豊かにしてくれます。咲き始めの花からも、爽やかな香りが感じられるかもしれません。
魅力5:扱いやすい! バランスの取れた美しいシュラブ樹形
樹形は、極端に横に広がったり、暴れたりすることなく、自然とバランスの取れた美しいシュラブ樹形にまとまります。高さも1.25m程度と、日本の庭でも扱いやすいサイズ感です。剪定によるコントロールもしやすく、庭植えにも鉢植えにも適しています。
3. 'オリビア・ローズ・オースチン'の育て方【完全ガイド】最強健種の管理法!
「オリビア・ローズ・オースチン」は非常に育てやすいバラですが、その魅力を最大限に引き出すための基本的な育て方のポイントをご紹介します。
3.1. 植え付け:良いスタートのために!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。耐病性が高いとはいえ、日当たりと風通しが良いことは、健全な生育と病害虫予防の基本です。
風通し: 良い風通しは、病気の発生を抑える上で非常に重要です。株周りの空気の流れが良い場所を選びましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単で確実です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥、腐葉土、元肥(緩効性肥料)を混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
基本的なバラの植え付け手順に従います。
苗の根鉢を軽くほぐし、植え穴または鉢に置きます。
接ぎ木部分が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。
土を戻し入れ、水をたっぷりと与えます。
3.2. 水やり:基本を守ればOK!
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候によって調整します。生育期(特に開花期)は水切れに注意し、冬は控えめにします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与えましょう。
3.3. 肥料:四季咲き性を支える、定期的な栄養補給!
「オリビア・ローズ・オースチン」は四季咲き性が非常に強いので、次々と花を咲かせるためには、定期的な肥料やりが重要です。肥料切れさせないようにしましょう。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春(3月頃)に緩効性化成肥料を与えます。
開花期の追肥: 花が咲き始めたこの時期(4月下旬~)、これから続く開花をサポートするために、液体肥料を週に1回程度与えるのが効果的です。
【重要】花後の追肥(お礼肥): 春の一番花の後、夏の花の後、秋の花の後など、花が一段落するたびに必ず緩効性化成肥料や液体肥料を与え、次の開花へのエネルギーを補給します。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)、秋の開花に向けて追肥を行います。
ポイント: バラ専用の肥料は、必要な栄養素がバランス良く配合されているのでおすすめです。製品の指示に従い、適量を守りましょう。
3.4. 病害虫対策:強健さに甘えず、基本的な観察を!
「オリビア・ローズ・オースチン」は驚くほど耐病性が高いですが、それでも病害虫が全く発生しないわけではありません。
耐病性: 黒星病、うどんこ病には非常に強いです。これにより、薬剤散布の頻度を大幅に減らすことができ、ローメンテナンスなバラ栽培が可能になります。
注意すべき害虫:
アブラムシ: 春先の新芽や蕾には、やはり付きやすいです。咲き始めの花にも付くことがあるので、チェックしましょう。
ハダニ: 高温乾燥時に葉裏に発生することがあります。
その他: 環境によっては、チュウレンジハバチやバラゾウムシなども発生する可能性があります。
対策と予防:
基本的な観察は怠らない: 定期的に株全体、特に葉裏や新芽をチェックする習慣をつけましょう。
風通しを良く保つ: 適切な剪定で株内部の風通しを確保します。
必要最低限の対処: 耐病性が高いため、過度に薬剤に頼る必要はないかもしれませんが、害虫などが発生した場合は、被害が広がる前に早めに対処しましょう。手で取り除いたり、部分的に薬剤を使ったりする程度で済むことが多いです。
4. シュラブローズとしての剪定と仕立て方:'オリビア'を美しく保つ!
バランスの取れた樹形を持つ「オリビア・ローズ・オースチン」は、シュラブローズとして比較的管理しやすい品種です。
4.1. 冬剪定(1月~2月):春の準備と樹形作り
目的: 株をリフレッシュさせ、春からの良い芽吹きを促し、バランスの取れた樹形を作る。
方法:
全体の高さの1/2~2/3程度を目安に切り詰めます。樹勢が強いので、やや浅めの剪定でも大丈夫です。
枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きの枝、交差している枝などを付け根から整理します。
株全体の枝の太さやバランスを見ながら、古い枝も整理し、株の中心部にも光と風が入るようにします。
残す枝は、外向きの良い芽の上で切ります。
4.2. 花後の剪定(随時):四季咲き性を最大限に活かす!
四季咲き性が非常に強い「オリビア・ローズ・オースチン」にとって、花後の剪定は次々と花を咲かせ続けるための最も重要な作業です。
方法: 花が終わったら、花がらだけでなく、花の下にある5枚葉(小葉が5枚ついている葉)を1~2枚付けて、そのすぐ上(良い芽の上)で切り戻します。これをこまめに行うことがポイントです。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で同様に切り戻します。今咲き始めた花も、終わったら忘れずに行いましょう。
4.3. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋に美しい花をたくさん咲かせたい場合は、夏剪定を行います。株全体の高さの2/3程度の位置で、軽く切り戻して樹形を整え、秋の開花に備えます。
4.4. 仕立て方:多様な楽しみ方
自然なブッシュ樹形: 最も簡単で、この品種のバランスの良さが活きます。庭植えで自然な雰囲気を楽しむのに最適です。
鉢植え: 8号~10号程度の鉢であれば、十分に育てられます。テラスやベランダで楽しむのに向いています。定期的な植え替えが必要です。
低めのフェンスやオベリスクへの誘引: 枝がある程度伸びる性質もあるため、高さ1.2m程度の低いフェンスや、中型のオベリスクに、緩やかに誘引して楽しむことも可能です。
5. 'オリビア・ローズ・オースチン' を楽しむガーデンアイデア
その美しさと育てやすさから、様々なシーンで活躍します。
庭の主役に抜擢!: 花付きが良く、株姿も美しいので、庭の中心的な場所に植えて主役にするのにふさわしいバラです。病気に強いので、人目につく場所でも安心して育てられます。
ボーダー花壇で輝きを: 花壇の中景あたりに植えると、柔らかなピンク色が他の植物と調和しつつ、美しいアクセントになります。青や紫系の宿根草(ラベンダー、サルビア、ゲラニウムなど)との相性は抜群です。白い花と合わせても清楚です。
イングリッシュガーデン風にナチュラルに: 他のイングリッシュローズや、ジギタリス、デルフィニウム、アストランティアなどの宿根草と混植して、自然でロマンティックな雰囲気のイングリッシュガーデンを作るのに最適です。
初心者への最高の贈り物: 「バラを育ててみたいけど、難しそう…」と思っている方へのプレゼントに、これほど適したバラはありません。育てやすさが、バラ栽培への第一歩を後押ししてくれるはずです。
切り花として愛でる: 美しいロゼット咲きの花は、切り花にして室内に飾るのも素敵です。優しいピンク色とフルーティーな香りが、部屋を心地よい空間にしてくれます。咲き始めのこの一輪を飾るのも良いですね。
6. まとめ:究極の育てやすさと美しさを兼ね備えたバラ
今回は、デビッド・オースチン氏が自信を持って世に送り出したイングリッシュローズ、「オリビア・ローズ・オースチン」について、その魅力と育て方の詳細をご紹介しました。
オリビア・ローズ・オースチンは、可愛らしいソフトピンクのロゼット咲き大輪花と、心地よいフルーツ系の香りが魅力。
最大の特長は、驚くほどの強健さとトップクラスの耐病性で、非常に育てやすいこと。初心者にも最適。
四季咲き性が抜群で、春から秋まで繰り返し安定して花を咲かせる。
育て方のポイントは、基本的なバラの管理(日当たり、水やり、肥料)を丁寧に行うこと。病気の心配が少ない分、管理が楽。
バランスの取れたシュラブ樹形で、庭植えにも鉢植えにも向く。
今日、ついに咲き始めた「オリビア・ローズ・オースチン」の最初の一輪。その愛らしい姿は、これから続く長い開花シーズンの始まりを告げています。病気に強く、たくさんの花を咲かせてくれるこのバラは、きっと多くのガーデナーにとって、頼りになり、心を満たしてくれる存在になるでしょう。
もしあなたが、「手がかからず、美しく、たくさん咲くバラ」を探しているなら、「オリビア・ローズ・オースチン」は最高の選択肢の一つとなるはずです。ぜひ、この素晴らしいバラを育てて、その魅力を実感してください。
[02memo]では、「オリビア・ローズ・オースチン」の成長記録や開花の様子、他のイングリッシュローズの情報も発信しています。ぜひ、ブログやSNS、YouTubeもチェックしてみてくださいね!
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ブログ バラを中心にガーデング情報や買い物紹介などの雑記ブログ。2011年開設。
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【オリビア・ローズ・オースチン育て方】ついに開花!最強健ピンクバラを徹底解説 (2025年4月23日)
「オリビア・ローズ・オースチン Olivia rose Austin ピンクの花が少し咲いた。2025年4月23日」
春の庭が日ごとに美しさを増す4月23日、待ちに待った瞬間が訪れました! デビッド・オースチンが誇る傑作イングリッシュローズ、「オリビア・ローズ・オースチン」が、ついにその愛らしいピンク色の花を「少し咲かせ」始めたのです! 膨らんでいた蕾が開き、柔らかな花弁が姿を現した様子は、まるで赤ちゃんの寝顔のように無垢で、見ているだけで心が温かくなります。まだ数輪ですが、この最初の一歩が、これから続く長い開花シーズンの始まりを告げています。
「オリビア・ローズ・オースチン」は、その名の由来となったデビッド・オースチン氏の孫娘への愛情が込められた特別なバラ。美しい花姿と心地よい香りはもちろんのこと、特筆すべきはその驚異的なまでの強健さと耐病性です。「バラは病気に弱いから…」と躊躇している方にこそ、ぜひ知っていただきたい、まさに現代バラの理想形とも言える品種なのです。
「オリビアって、本当にそんなに育てやすいの?」
「どんなピンク色で、どんな風に咲き進むんだろう?」
「お手入れのコツを知りたい!」
この記事では、そんな開花が始まったばかりの 'オリビア・ローズ・オースチン' に改めて焦点を当て、その基本情報から他のバラにはない特別な魅力(特に育てやすさ!)、初心者でも失敗しない詳しい育て方、そして美しい樹形を保つための剪定や仕立て方のコツまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも 'オリビア・ローズ・オースチン' の素晴らしさを深く理解し、自信を持ってその栽培を始め、美しい花を長く楽しむことができるようになるはずです。さあ、愛らしさと強さを兼ね備えた、究極のイングリッシュローズの世界へご案内しましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「オリビア・ローズ・オースチン」も栽培し、その驚くべき強健さと美しさを実感。経験に基づいた情報をお届けします。
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1. 愛らしさと強さを秘めて:'オリビア・ローズ・オースチン'とは?
まずは、「オリビア・ローズ・オースチン」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールをご紹介します。
作出: 2014年 / イギリス / デビッド・オースチン (David Austin Roses)
系統: S (シュラブ) / イングリッシュローズ
樹形: バランスの取れたシュラブ樹形。直立性~やや広がり気味に育つ。
樹高: 約1.25m × 幅1m程度(公式データより。環境や剪定により調整可能)
咲き方: 四季咲き(非常に開花性が高く、春から秋まで繰り返しよく咲く)
花色: ソフトピンク~ミディアムピンク。明るく、可愛らしいクリアなピンク色。色褪せしにくい。
花形: カップ咲きから始まり、開くにつれて整った美しいロゼット咲きへと変化する。
花径: 大輪 (10cm前後)
香り: 中香。強いフルーツ系の香りを持つとされる。
葉: やや光沢のある緑色の葉。
【特筆事項】耐病性: 非常に高い。 デビッド・オースチン品種の中でもトップクラスの耐病性を誇り、特に黒星病やうどんこ病に強いとされる。
名前の由来: 作出者デビッド・オースチン氏の孫娘オリビア・ローズ・オースチンさんの名前にちなんで名付けられました。作出者が「これまで作出してきた中で最高の品種のひとつであり、最も病気に強い品種のひとつ」と自信を持って世に送り出した特別なバラです。
現代イングリッシュローズの到達点
「オリビア・ローズ・オースチン」は、デビッド・オースチン・ロージズ社が長年追求してきた「美しさ」「香り」「繰り返し咲く性質」そして「強健さ」という要素を、非常に高いレベルで兼ね備えた品種として、発表直後から世界中で絶賛されました。現代のイングリッシュローズを代表する品種の一つと言えるでしょう。
2. なぜ'オリビア'は特別なのか? その魅力に迫る!
「オリビア・ローズ・オースチン」が多くのガーデナーにとって「特別なバラ」である理由は何でしょうか?
魅力1:【最大の魅力!】驚異的な強健さとトップクラスの耐病性!
このバラを語る上で、まず特筆すべきはその驚くほどの強健さと、抜群の耐病性です。バラ栽培で多くの人が悩まされる黒星病やうどんこ病に対して、非常に強い耐性を持っています。これにより、
農薬散布の頻度を大幅に減らすことができる(無農薬栽培も可能になる場合も)。
病気の心配が少なく、管理が非常に楽になる。
初心者の方でも、失敗が少なく、美しい花を咲かせやすい。 「バラは病気になりやすくて難しい」というイメージを覆してくれる、まさに画期的な品種と言えます。
魅力2:誰からも愛される、明るく美しいソフトピンクの花
花色は、優しく明るいソフトピンク。派手すぎず、どんな庭にも馴染みやすい、万人に愛される色合いです。咲き始めの可愛らしいカップ咲きから、開花が進むにつれて花弁が整然と重なる美しいロゼット咲きへと変化する様子も楽しめます。今日咲き始めたばかりの初々しい花も、これから完璧なロゼット形へと開いていくのが楽しみですね。花付きが非常に良く、株を覆うようにたくさんの花を咲かせます。
魅力3:途切れない開花! 素晴らしい四季咲き性
四季咲き性も非常に強く、春の素晴らしい一番花の後も、真夏の暑い時期でも花を咲かせ(花はやや小さくなることも)、秋には再びたくさんの美しい花を楽しむことができます。ほぼ一年を通して、庭にピンク色の彩りをもたらしてくれる、非常にパフォーマンスの高いバラです。この最初の一輪は、長い開花シーズンの始まりに過ぎません。
魅力4:心地よく香る、フルーティーな香り
香りの強さは「中香」とされていますが、しっかりとした心地よいフルーツ系の香りを楽しむことができます。強すぎず、弱すぎず、近づくとふんわりと漂う香りは、庭でのリラックスタイムを豊かにしてくれます。咲き始めの花からも、爽やかな香りが感じられるかもしれません。
魅力5:扱いやすい! バランスの取れた美しいシュラブ樹形
樹形は、極端に横に広がったり、暴れたりすることなく、自然とバランスの取れた美しいシュラブ樹形にまとまります。高さも1.25m程度と、日本の庭でも扱いやすいサイズ感です。剪定によるコントロールもしやすく、庭植えにも鉢植えにも適しています。
3. 'オリビア・ローズ・オースチン'の育て方【完全ガイド】最強健種の管理法!
「オリビア・ローズ・オースチン」は非常に育てやすいバラですが、その魅力を最大限に引き出すための基本的な育て方のポイントをご紹介します。
3.1. 植え付け:良いスタートのために!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。耐病性が高いとはいえ、日当たりと風通しが良いことは、健全な生育と病害虫予防の基本です。
風通し: 良い風通しは、病気の発生を抑える上で非常に重要です。株周りの空気の流れが良い場所を選びましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単で確実です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥、腐葉土、元肥(緩効性肥料)を混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
基本的なバラの植え付け手順に従います。
苗の根鉢を軽くほぐし、植え穴または鉢に置きます。
接ぎ木部分が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。
土を戻し入れ、水をたっぷりと与えます。
3.2. 水やり:基本を守ればOK!
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候によって調整します。生育期(特に開花期)は水切れに注意し、冬は控えめにします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与えましょう。
3.3. 肥料:四季咲き性を支える、定期的な栄養補給!
「オリビア・ローズ・オースチン」は四季咲き性が非常に強いので、次々と花を咲かせるためには、定期的な肥料やりが重要です。肥料切れさせないようにしましょう。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春(3月頃)に緩効性化成肥料を与えます。
開花期の追肥: 花が咲き始めたこの時期(4月下旬~)、これから続く開花をサポートするために、液体肥料を週に1回程度与えるのが効果的です。
【重要】花後の追肥(お礼肥): 春の一番花の後、夏の花の後、秋の花の後など、花が一段落するたびに必ず緩効性化成肥料や液体肥料を与え、次の開花へのエネルギーを補給します。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)、秋の開花に向けて追肥を行います。
ポイント: バラ専用の肥料は、必要な栄養素がバランス良く配合されているのでおすすめです。製品の指示に従い、適量を守りましょう。
3.4. 病害虫対策:強健さに甘えず、基本的な観察を!
「オリビア・ローズ・オースチン」は驚くほど耐病性が高いですが、それでも病害虫が全く発生しないわけではありません。
耐病性: 黒星病、うどんこ病には非常に強いです。これにより、薬剤散布の頻度を大幅に減らすことができ、ローメンテナンスなバラ栽培が可能になります。
注意すべき害虫:
アブラムシ: 春先の新芽や蕾には、やはり付きやすいです。咲き始めの花にも付くことがあるので、チェックしましょう。
ハダニ: 高温乾燥時に葉裏に発生することがあります。
その他: 環境によっては、チュウレンジハバチやバラゾウムシなども発生する可能性があります。
対策と予防:
基本的な観察は怠らない: 定期的に株全体、特に葉裏や新芽をチェックする習慣をつけましょう。
風通しを良く保つ: 適切な剪定で株内部の風通しを確保します。
必要最低限の対処: 耐病性が高いため、過度に薬剤に頼る必要はないかもしれませんが、害虫などが発生した場合は、被害が広がる前に早めに対処しましょう。手で取り除いたり、部分的に薬剤を使ったりする程度で済むことが多いです。
4. シュラブローズとしての剪定と仕立て方:'オリビア'を美しく保つ!
バランスの取れた樹形を持つ「オリビア・ローズ・オースチン」は、シュラブローズとして比較的管理しやすい品種です。
4.1. 冬剪定(1月~2月):春の準備と樹形作り
目的: 株をリフレッシュさせ、春からの良い芽吹きを促し、バランスの取れた樹形を作る。
方法:
全体の高さの1/2~2/3程度を目安に切り詰めます。樹勢が強いので、やや浅めの剪定でも大丈夫です。
枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きの枝、交差している枝などを付け根から整理します。
株全体の枝の太さやバランスを見ながら、古い枝も整理し、株の中心部にも光と風が入るようにします。
残す枝は、外向きの良い芽の上で切ります。
4.2. 花後の剪定(随時):四季咲き性を最大限に活かす!
四季咲き性が非常に強い「オリビア・ローズ・オースチン」にとって、花後の剪定は次々と花を咲かせ続けるための最も重要な作業です。
方法: 花が終わったら、花がらだけでなく、花の下にある5枚葉(小葉が5枚ついている葉)を1~2枚付けて、そのすぐ上(良い芽の上)で切り戻します。これをこまめに行うことがポイントです。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で同様に切り戻します。今咲き始めた花も、終わったら忘れずに行いましょう。
4.3. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋に美しい花をたくさん咲かせたい場合は、夏剪定を行います。株全体の高さの2/3程度の位置で、軽く切り戻して樹形を整え、秋の開花に備えます。
4.4. 仕立て方:多様な楽しみ方
自然なブッシュ樹形: 最も簡単で、この品種のバランスの良さが活きます。庭植えで自然な雰囲気を楽しむのに最適です。
鉢植え: 8号~10号程度の鉢であれば、十分に育てられます。テラスやベランダで楽しむのに向いています。定期的な植え替えが必要です。
低めのフェンスやオベリスクへの誘引: 枝がある程度伸びる性質もあるため、高さ1.2m程度の低いフェンスや、中型のオベリスクに、緩やかに誘引して楽しむことも可能です。
5. 'オリビア・ローズ・オースチン' を楽しむガーデンアイデア
その美しさと育てやすさから、様々なシーンで活躍します。
庭の主役に抜擢!: 花付きが良く、株姿も美しいので、庭の中心的な場所に植えて主役にするのにふさわしいバラです。病気に強いので、人目につく場所でも安心して育てられます。
ボーダー花壇で輝きを: 花壇の中景あたりに植えると、柔らかなピンク色が他の植物と調和しつつ、美しいアクセントになります。青や紫系の宿根草(ラベンダー、サルビア、ゲラニウムなど)との相性は抜群です。白い花と合わせても清楚です。
イングリッシュガーデン風にナチュラルに: 他のイングリッシュローズや、ジギタリス、デルフィニウム、アストランティアなどの宿根草と混植して、自然でロマンティックな雰囲気のイングリッシュガーデンを作るのに最適です。
初心者への最高の贈り物: 「バラを育ててみたいけど、難しそう…」と思っている方へのプレゼントに、これほど適したバラはありません。育てやすさが、バラ栽培への第一歩を後押ししてくれるはずです。
切り花として愛でる: 美しいロゼット咲きの花は、切り花にして室内に飾るのも素敵です。優しいピンク色とフルーティーな香りが、部屋を心地よい空間にしてくれます。咲き始めのこの一輪を飾るのも良いですね。
6. まとめ:究極の育てやすさと美しさを兼ね備えたバラ
今回は、デビッド・オースチン氏が自信を持って世に送り出したイングリッシュローズ、「オリビア・ローズ・オースチン」について、その魅力と育て方の詳細をご紹介しました。
オリビア・ローズ・オースチンは、可愛らしいソフトピンクのロゼット咲き大輪花と、心地よいフルーツ系の香りが魅力。
最大の特長は、驚くほどの強健さとトップクラスの耐病性で、非常に育てやすいこと。初心者にも最適。
四季咲き性が抜群で、春から秋まで繰り返し安定して花を咲かせる。
育て方のポイントは、基本的なバラの管理(日当たり、水やり、肥料)を丁寧に行うこと。病気の心配が少ない分、管理が楽。
バランスの取れたシュラブ樹形で、庭植えにも鉢植えにも向く。
今日、ついに咲き始めた「オリビア・ローズ・オースチン」の最初の一輪。その愛らしい姿は、これから続く長い開花シーズンの始まりを告げています。病気に強く、たくさんの花を咲かせてくれるこのバラは、きっと多くのガーデナーにとって、頼りになり、心を満たしてくれる存在になるでしょう。
もしあなたが、「手がかからず、美しく、たくさん咲くバラ」を探しているなら、「オリビア・ローズ・オースチン」は最高の選択肢の一つとなるはずです。ぜひ、この素晴らしいバラを育てて、その魅力を実感してください。
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重厚な花弁と甘美な香り―アンプルール・デュ・マロックが奏でる庭の詩 Empereur du Maroc⠀赤黒の花が咲きだした。2025年4月23日⠀
アンプルール・デュ・マロック Empereur du Maroc⠀赤黒の花が咲きだした。2025年4月23日⠀
【オールドローズ】'アンプルール・デュ・マロック'育て方|赤黒い花とダマスク香の魅力!HP系の剪定も解説
「アンプルール・デュ・マロック Empereur du Maroc 赤黒の花が咲きだした。2025年4月23日」
春爛漫の庭で、ついに歴史の扉が開かれるような瞬間が訪れました! 1858年にフランスで作出されたオールドローズ、「アンプルール・デュ・マロック」が、その威厳ある「赤黒」とも称される深い色の花を咲かせ始めたのです! まるでベルベットのような質感を持つ濃赤紫色の花弁が、ゆっくりと開き始める姿は、モダンローズとは一線を画す、重厚で神秘的な美しさ。そして、あたりに漂い始める濃厚なダマスクの香り…。これぞオールドローズの醍醐味、と感じる瞬間ですね。
「モロッコの皇帝」の名を持つこのバラは、ハイブリッドパーペチュアル(HP)系に属し、オールドローズでありながら返り咲きの性質も持つ、非常に魅力的な品種です。その深い色彩と豊かな香りは、多くのバラ愛好家を魅了し続けています。
「赤黒いバラ、なんてドラマチック!」
「オールドローズって育てるのが難しいイメージだけど…?」
「ハイブリッドパーペチュアル系の剪定ってどうすればいいの?」
この記事では、そんな開花が始まったばかりの 'アンプルール・デュ・マロック' に改めて注目し、その基本情報から歴史的背景、心惹かれる魅力、そしてオールドローズ・HP系としての詳しい育て方、剪定や仕立て方のコツまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも 'アンプルール・デュ・マロック' の育て方のポイントをマスターし、その深い色彩と甘美な香りを存分に楽しむことができるようになるはずです。さあ、時を超えて愛されるオールドローズの世界へ、一緒に足を踏み入れてみましょう!
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1. モロッコの皇帝:オールドローズ 'アンプルール・デュ・マロック' とは?
まずは、「アンプルール・デュ・マロック」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールと歴史的背景を見ていきましょう。
作出: 1858年 / フランス / Bertrand Guinoiseau-Flon氏
別名: Emperor of Morocco (エンペラー・オブ・モロッコ)
系統: HP (ハイブリッド・パーペチュアル) / オールドローズ
19世紀中頃に流行した系統で、「パーペチュアル(Perpetual=永続的な、繰り返す)」の名が示す通り、オールドローズの中では返り咲き性が強いのが特徴です。モダンローズ(特にハイブリッド・ティー)の重要な親となりました。多くは香りが良く、しっかりとした樹形を持ちます。
樹形: シュラブ・ローズ(またはつる性として扱われることも)。枝は直立性に伸びる傾向があり、しっかりしています。強めの剪定で木立性のようにも育てられます。
樹高: 2.5m ~ 3m程度に伸長する可能性があります(つる状に伸ばした場合)。剪定によって1.5m程度のシュラブとしても管理可能です。
咲き方: 返り咲き。主に春に多くの花が咲き、適切な管理で夏以降も繰り返し花を咲かせます。
花色: 濃赤紫色~クリムゾンレッド。しばしば「赤黒い」と表現される、非常に深みのあるベルベットのような色合い。咲き進んだり、散り際には紫色がかってくることもあります。
花形: 半剣弁八重咲き~ロゼット咲き。外側の花弁がやや反り返り、中心部はクォーターロゼット状に開くことも。クラシカルで優雅な花形です。
花径: 中輪 (約6cm~8cm程度)
香り: 強香。オールドローズ特有の、甘く濃厚なダマスク香を強く放ちます。
葉: やや濃い緑色の葉。
耐病性: オールドローズ、特にHP系はうどんこ病に弱い傾向があるため注意が必要です。黒星病への耐性は中程度とされます。
歴史を感じるロマン
1858年作出ということは、日本で言えば幕末の頃。そんな時代から存在し、今もなお愛され続けているという事実に、深いロマンを感じずにはいられません。モダンローズにはない、歴史の重みと物語性を秘めたバラと言えるでしょう。
2. 'アンプルール・デュ・マロック' 5つの魅力:なぜ人々を惹きつけるのか?
この歴史あるバラが、現代のガーデナーをも魅了し続ける理由は、その独特の個性と魅力にあります。
魅力1:息をのむほど深い! ベルベットのような「赤黒」の花色
最大の特徴は、他に類を見ないほど**深みのある濃赤紫色(クリムゾンレッド)**です。「赤黒い」と表現されることもあるその色は、まるで高級なベルベットのような質感さえ感じさせ、非常にシックで高貴な印象を与えます。光の当たり具合によって陰影が生まれ、ミステリアスな雰囲気も醸し出します。咲き進むにつれて紫色を帯びてくる変化もまた美しいです。
魅力2:クラシカルで優雅、オールドローズならではの花形
半剣弁の蕾が開き始めると、花弁が重なり合い、時には中心部がクォーター状に割れる美しいロゼット咲きになります。整然としたモダンローズとは異なる、どこか自由で優雅な花形は、オールドローズならではの魅力です。
魅力3:むせ返るような甘美な香り! 強烈なダマスク香
オールドローズの真髄ともいえる、濃厚で甘美なダマスク香を強く放ちます。開花期には、その芳醇な香りが庭を満たし、五感を満たす贅沢な時間をもたらしてくれます。香りの良さを重視する方には、たまらない魅力でしょう。咲き始めたこの一輪からも、きっと素晴らしい香りが漂っているはずです。
魅力4:オールドローズなのに繰り返し咲く! 返り咲き性の喜び
多くの一季咲きのオールドローズとは異なり、ハイブリッド・パーペチュアル系の'アンプルール・デュ・マロック'は返り咲き性を持っています。春の素晴らしい開花の後も、夏や秋に再び花を咲かせてくれる可能性があるのです。長く花を楽しめるのは大きなメリットです。
魅力5:仕立て方で表情が変わる! 多彩な樹形
枝が比較的しっかりと直立気味に伸びる性質を持ちますが、枝を伸ばせばつるバラのようにフェンスやオベリスクに誘引することも可能です。一方で、冬に強めに剪定すれば、コンパクトな木立性のシュラブとして鉢植えなどで楽しむこともできます。庭のスペースや好みに合わせて、様々な仕立て方ができるのも魅力です。
3. 'アンプルール・デュ・マロック' の育て方【完全ガイド】オールドローズHP系の管理法
ここからは、「アンプルール・デュ・マロック」を元気に育て、その深い魅力を持つ花を毎年楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。オールドローズ、特にHP系の特性を理解することがポイントです。
3.1. 植え付け:最適な環境で皇帝をお迎え!
場所選び(最重要):
日当たり: バラの基本通り、日当たりと風通しの良い場所が最適です。最低でも1日に6時間以上の日照を確保しましょう。
風通し: HP系はうどんこ病にかかりやすい傾向があるため、特に風通しの良さが重要です。壁際や込み合った場所は避け、株周りの空気の流れが良い場所を選びましょう。
スペース: つる状に伸ばす場合は3m程度のスペースを、シュラブとして育てる場合でも1.5m程度のスペースを確保しましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の**「バラ用培養土」**を使用するのが簡単です。
地植えの場合は、深く耕し、堆肥、腐葉土、元肥を十分に混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
植え付け方法:
苗の根鉢の扱いは通常のバラと同じです。
植え穴または鉢に、接ぎ木部分が地面より少し上に出るように植え付けます。
植え付け後は水をたっぷりと与え、支柱を立てて安定させます。
3.2. 水やり:基本を守って、過湿に注意
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候により調整します。生育期・開花期は水切れに注意し、冬は控えめに。
注意点: 過湿は根腐れや病気の原因になります。特に風通しが悪い場所では注意が必要です。
3.3. 肥料:返り咲きと健全な成長のために
HP系は返り咲き性があり、比較的肥料を好む傾向があるとも言われます。適切な施肥で、繰り返し開花を促しましょう。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春(3月頃)に緩効性化成肥料を与えます。
開花期の追肥: 開花が始まったこの時期、液体肥料を週に1回程度与えると花付きをサポートします。
【重要】お礼肥(花後): 春の一番花が終わったら、返り咲きを促すために必ずお礼肥(緩効性肥料や液体肥料)を与えます。夏や秋の花後も同様に施します。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)に追肥します。
ポイント: バラ専用肥料が便利です。与えすぎは禁物ですが、肥料切れにも注意が必要です。
3.4. 病害虫対策:特に「うどんこ病」に注意!
オールドローズ、特にHP系は、うどんこ病にかかりやすい傾向があります。予防的な対策が重要です。
うどんこ病対策:
風通しを最優先: 剪定で枝を整理し、誘引で枝が重ならないようにし、株全体の風通しを良く保ちます。
適切な施肥: 窒素過多はうどんこ病を助長します。バランスの取れた施肥を心がけます。
早期発見・対処: 葉や新芽に白い粉を見つけたら、すぐにその部分を取り除くか、初期段階で薬剤を散布します。
予防散布: 発生しやすい時期(春・秋)には、予防効果のある殺菌剤を定期的に散布することも有効です。
その他の病害虫: 黒星病、アブラムシ、ハダニ、チュウレンジハバチなども発生する可能性があるので、定期的な観察と対処が必要です。
4. 【重要】剪定と仕立て方:HP系の特性を活かす!
'アンプルール・デュ・マロック' はシュラブとしても、つるバラとしても育てられます。仕立て方に合わせた剪定がポイントです。
4.1. HP系の剪定の考え方
返り咲き性を促すため、花後の剪定が重要。
冬剪定で樹形を作り、古い枝を整理して株を若返らせる。
仕立て方(木立 or つる)によって剪定の深さを変える。
4.2. 冬剪定(1月~2月):仕立て方に合わせて調整
① 木立風(ブッシュ)に仕立てる場合:
全体の高さの1/2~1/3程度まで、やや深めに切り詰めます。
枯れ枝、病気枝、細枝、内向枝、古い枝(3~4年以上)を整理します。
残す枝は外向きの良い芽の上で切ります。
② つる状(クライマー)に仕立てる場合:
枯れ枝、細枝、混み合った枝などを整理するのは同じです。
元気の良い長いシュートを数本選び、主枝として残します。 これらの主枝は先端を軽く切り詰める程度にします。
主枝から出ている側枝を、付け根から2~3芽残して短く切り詰めます。
冬剪定後に、構造物へ誘引し直します。枝が硬めなので、若い枝を中心に行い、無理に曲げないように注意します。
4.3. 花後の剪定(随時):返り咲きを促す重要な作業!
HP系の返り咲き性を引き出すためには、花後の剪定が非常に重要です。
方法: 春の一番花が終わったら、咲いた枝の長さの約半分程度の位置で切り戻します。良い芽(5枚葉の付け根にある芽)の上で切ります。
効果: このやや深めの切り戻しが刺激となり、新しいシュートが発生しやすくなり、夏から秋にかけての返り咲きを促します。
繰り返し: 夏や秋に咲いた花の後も、同様に切り戻しを行うことで、次の開花を期待できます。
4.4. 夏剪定(任意)
秋に良い花を咲かせたい場合は、8月下旬~9月上旬に、軽く全体の枝を切り戻して樹形を整えます。
4.5. 仕立て方の選択肢
直立性のシュラブ: 自然樹形を活かし、庭の中~後方に植えて存在感を出す。
鉢植え: 冬剪定で高さを調整し、大きめの鉢(10号以上)で育てる。
フェンス・トレリス: 枝が硬めなので、直線的な誘引がしやすい。扇状に広げる。
オベリスク・ポール: 若いしなやかな枝を選んで巻き付けるように誘引する。
5. 'アンプルール・デュ・マロック' を楽しむガーデンアイデア
その深い花色と香りは、庭に特別な雰囲気をもたらします。
シック&エレガントな庭の主役に: 濃赤紫色は、庭全体を引き締め、落ち着いた大人の雰囲気を演出します。メインとなる場所に植えて、その存在感を楽しみましょう。
美しい色彩のコントラスト:
淡い色のバラと: 'ピエール・ドゥ・ロンサール' のような淡いピンクや、白、アプリコット系のバラと組み合わせると、色の対比が非常に美しく、お互いを引き立て合います。
シルバーリーフと: ラムズイヤーやサントリナ、アルテミシアなどのシルバーリーフプランツと合わせると、シックで洗練された組み合わせになります。
香りのガーデンに: 強烈なダマスク香は、香りのガーデンには欠かせません。ラベンダーや他の香りの良いオールドローズなどと組み合わせて、香りの競演を楽しむのも素敵です。
切り花として贅沢な香りを室内に: 深い色合いと濃厚な香りを、切り花として室内で楽しむのは最高の贅沢です。一輪だけでも、部屋中に香りが広がります。
6. まとめ:時を超えて愛される、深紅の皇帝
今回は、160年以上もの間愛され続けているオールドローズ、「アンプルール・デュ・マロック」について、その魅力と育て方の詳細をご紹介しました。
アンプルール・デュ・マロックは、ベルベットのような深い濃赤紫色(赤黒)の花と、濃厚なダマスク香が魅力のハイブリッド・パーペチュアル系オールドローズ。
オールドローズでありながら返り咲き性があり、春以降も花を楽しめる可能性がある。
樹形は直立性のシュラブで、つるバラのように仕立てることも可能。
育て方のポイントは、日当たりと風通しの確保、HP系の特性に合わせた剪定(特に花後のやや深めの切り戻し)、そしてうどんこ病への注意。
歴史を感じさせる佇まいと、モダンローズにはない深い魅力を持つ。
今日、庭で咲き始めた「赤黒の花」。そのベルベットのような花弁と、これから放たれるであろう甘美なダマスクの香りを想像すると、まさに至福の瞬間ですね。
歴史とロマン、そして圧倒的な個性を持つオールドローズ 'アンプルール・デュ・マロック'。少し手間がかかる部分もありますが、それを補って余りある魅力と育てる喜びがあります。ぜひ、あなたの庭に「モロッコの皇帝」をお迎えしてみませんか?
[02memo]では、「アンプルール・デュ・マロック」の成長記録や、他のオールドローズの情報も発信しています。ぜひ、ブログやSNS、YouTubeもチェックしてみてくださいね!
アンプルール・デュ・マロック Empereur du Maroc Bertrand Guinoiseau-Flon フランス ツル シュラブ・ローズ オールドローズ HP ハイブリットパーペチュアル 返り咲き 赤系統 濃赤紫色 半剣弁八重咲き 中輪 強香
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再生リスト アンプルール・デュ・マロック Empereur du Maroc
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【オールドローズ】'アンプルール・デュ・マロック'育て方|赤黒い花とダマスク香の魅力!HP系の剪定も解説
「アンプルール・デュ・マロック Empereur du Maroc 赤黒の花が咲きだした。2025年4月23日」
春爛漫の庭で、ついに歴史の扉が開かれるような瞬間が訪れました! 1858年にフランスで作出されたオールドローズ、「アンプルール・デュ・マロック」が、その威厳ある「赤黒」とも称される深い色の花を咲かせ始めたのです! まるでベルベットのような質感を持つ濃赤紫色の花弁が、ゆっくりと開き始める姿は、モダンローズとは一線を画す、重厚で神秘的な美しさ。そして、あたりに漂い始める濃厚なダマスクの香り…。これぞオールドローズの醍醐味、と感じる瞬間ですね。
「モロッコの皇帝」の名を持つこのバラは、ハイブリッドパーペチュアル(HP)系に属し、オールドローズでありながら返り咲きの性質も持つ、非常に魅力的な品種です。その深い色彩と豊かな香りは、多くのバラ愛好家を魅了し続けています。
「赤黒いバラ、なんてドラマチック!」
「オールドローズって育てるのが難しいイメージだけど…?」
「ハイブリッドパーペチュアル系の剪定ってどうすればいいの?」
この記事では、そんな開花が始まったばかりの 'アンプルール・デュ・マロック' に改めて注目し、その基本情報から歴史的背景、心惹かれる魅力、そしてオールドローズ・HP系としての詳しい育て方、剪定や仕立て方のコツまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも 'アンプルール・デュ・マロック' の育て方のポイントをマスターし、その深い色彩と甘美な香りを存分に楽しむことができるようになるはずです。さあ、時を超えて愛されるオールドローズの世界へ、一緒に足を踏み入れてみましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。オールドローズもいくつか栽培しており、その魅力と栽培のポイントを発信しています。
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1. モロッコの皇帝:オールドローズ 'アンプルール・デュ・マロック' とは?
まずは、「アンプルール・デュ・マロック」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールと歴史的背景を見ていきましょう。
作出: 1858年 / フランス / Bertrand Guinoiseau-Flon氏
別名: Emperor of Morocco (エンペラー・オブ・モロッコ)
系統: HP (ハイブリッド・パーペチュアル) / オールドローズ
19世紀中頃に流行した系統で、「パーペチュアル(Perpetual=永続的な、繰り返す)」の名が示す通り、オールドローズの中では返り咲き性が強いのが特徴です。モダンローズ(特にハイブリッド・ティー)の重要な親となりました。多くは香りが良く、しっかりとした樹形を持ちます。
樹形: シュラブ・ローズ(またはつる性として扱われることも)。枝は直立性に伸びる傾向があり、しっかりしています。強めの剪定で木立性のようにも育てられます。
樹高: 2.5m ~ 3m程度に伸長する可能性があります(つる状に伸ばした場合)。剪定によって1.5m程度のシュラブとしても管理可能です。
咲き方: 返り咲き。主に春に多くの花が咲き、適切な管理で夏以降も繰り返し花を咲かせます。
花色: 濃赤紫色~クリムゾンレッド。しばしば「赤黒い」と表現される、非常に深みのあるベルベットのような色合い。咲き進んだり、散り際には紫色がかってくることもあります。
花形: 半剣弁八重咲き~ロゼット咲き。外側の花弁がやや反り返り、中心部はクォーターロゼット状に開くことも。クラシカルで優雅な花形です。
花径: 中輪 (約6cm~8cm程度)
香り: 強香。オールドローズ特有の、甘く濃厚なダマスク香を強く放ちます。
葉: やや濃い緑色の葉。
耐病性: オールドローズ、特にHP系はうどんこ病に弱い傾向があるため注意が必要です。黒星病への耐性は中程度とされます。
歴史を感じるロマン
1858年作出ということは、日本で言えば幕末の頃。そんな時代から存在し、今もなお愛され続けているという事実に、深いロマンを感じずにはいられません。モダンローズにはない、歴史の重みと物語性を秘めたバラと言えるでしょう。
2. 'アンプルール・デュ・マロック' 5つの魅力:なぜ人々を惹きつけるのか?
この歴史あるバラが、現代のガーデナーをも魅了し続ける理由は、その独特の個性と魅力にあります。
魅力1:息をのむほど深い! ベルベットのような「赤黒」の花色
最大の特徴は、他に類を見ないほど**深みのある濃赤紫色(クリムゾンレッド)**です。「赤黒い」と表現されることもあるその色は、まるで高級なベルベットのような質感さえ感じさせ、非常にシックで高貴な印象を与えます。光の当たり具合によって陰影が生まれ、ミステリアスな雰囲気も醸し出します。咲き進むにつれて紫色を帯びてくる変化もまた美しいです。
魅力2:クラシカルで優雅、オールドローズならではの花形
半剣弁の蕾が開き始めると、花弁が重なり合い、時には中心部がクォーター状に割れる美しいロゼット咲きになります。整然としたモダンローズとは異なる、どこか自由で優雅な花形は、オールドローズならではの魅力です。
魅力3:むせ返るような甘美な香り! 強烈なダマスク香
オールドローズの真髄ともいえる、濃厚で甘美なダマスク香を強く放ちます。開花期には、その芳醇な香りが庭を満たし、五感を満たす贅沢な時間をもたらしてくれます。香りの良さを重視する方には、たまらない魅力でしょう。咲き始めたこの一輪からも、きっと素晴らしい香りが漂っているはずです。
魅力4:オールドローズなのに繰り返し咲く! 返り咲き性の喜び
多くの一季咲きのオールドローズとは異なり、ハイブリッド・パーペチュアル系の'アンプルール・デュ・マロック'は返り咲き性を持っています。春の素晴らしい開花の後も、夏や秋に再び花を咲かせてくれる可能性があるのです。長く花を楽しめるのは大きなメリットです。
魅力5:仕立て方で表情が変わる! 多彩な樹形
枝が比較的しっかりと直立気味に伸びる性質を持ちますが、枝を伸ばせばつるバラのようにフェンスやオベリスクに誘引することも可能です。一方で、冬に強めに剪定すれば、コンパクトな木立性のシュラブとして鉢植えなどで楽しむこともできます。庭のスペースや好みに合わせて、様々な仕立て方ができるのも魅力です。
3. 'アンプルール・デュ・マロック' の育て方【完全ガイド】オールドローズHP系の管理法
ここからは、「アンプルール・デュ・マロック」を元気に育て、その深い魅力を持つ花を毎年楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。オールドローズ、特にHP系の特性を理解することがポイントです。
3.1. 植え付け:最適な環境で皇帝をお迎え!
場所選び(最重要):
日当たり: バラの基本通り、日当たりと風通しの良い場所が最適です。最低でも1日に6時間以上の日照を確保しましょう。
風通し: HP系はうどんこ病にかかりやすい傾向があるため、特に風通しの良さが重要です。壁際や込み合った場所は避け、株周りの空気の流れが良い場所を選びましょう。
スペース: つる状に伸ばす場合は3m程度のスペースを、シュラブとして育てる場合でも1.5m程度のスペースを確保しましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の**「バラ用培養土」**を使用するのが簡単です。
地植えの場合は、深く耕し、堆肥、腐葉土、元肥を十分に混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
植え付け方法:
苗の根鉢の扱いは通常のバラと同じです。
植え穴または鉢に、接ぎ木部分が地面より少し上に出るように植え付けます。
植え付け後は水をたっぷりと与え、支柱を立てて安定させます。
3.2. 水やり:基本を守って、過湿に注意
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候により調整します。生育期・開花期は水切れに注意し、冬は控えめに。
注意点: 過湿は根腐れや病気の原因になります。特に風通しが悪い場所では注意が必要です。
3.3. 肥料:返り咲きと健全な成長のために
HP系は返り咲き性があり、比較的肥料を好む傾向があるとも言われます。適切な施肥で、繰り返し開花を促しましょう。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春(3月頃)に緩効性化成肥料を与えます。
開花期の追肥: 開花が始まったこの時期、液体肥料を週に1回程度与えると花付きをサポートします。
【重要】お礼肥(花後): 春の一番花が終わったら、返り咲きを促すために必ずお礼肥(緩効性肥料や液体肥料)を与えます。夏や秋の花後も同様に施します。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)に追肥します。
ポイント: バラ専用肥料が便利です。与えすぎは禁物ですが、肥料切れにも注意が必要です。
3.4. 病害虫対策:特に「うどんこ病」に注意!
オールドローズ、特にHP系は、うどんこ病にかかりやすい傾向があります。予防的な対策が重要です。
うどんこ病対策:
風通しを最優先: 剪定で枝を整理し、誘引で枝が重ならないようにし、株全体の風通しを良く保ちます。
適切な施肥: 窒素過多はうどんこ病を助長します。バランスの取れた施肥を心がけます。
早期発見・対処: 葉や新芽に白い粉を見つけたら、すぐにその部分を取り除くか、初期段階で薬剤を散布します。
予防散布: 発生しやすい時期(春・秋)には、予防効果のある殺菌剤を定期的に散布することも有効です。
その他の病害虫: 黒星病、アブラムシ、ハダニ、チュウレンジハバチなども発生する可能性があるので、定期的な観察と対処が必要です。
4. 【重要】剪定と仕立て方:HP系の特性を活かす!
'アンプルール・デュ・マロック' はシュラブとしても、つるバラとしても育てられます。仕立て方に合わせた剪定がポイントです。
4.1. HP系の剪定の考え方
返り咲き性を促すため、花後の剪定が重要。
冬剪定で樹形を作り、古い枝を整理して株を若返らせる。
仕立て方(木立 or つる)によって剪定の深さを変える。
4.2. 冬剪定(1月~2月):仕立て方に合わせて調整
① 木立風(ブッシュ)に仕立てる場合:
全体の高さの1/2~1/3程度まで、やや深めに切り詰めます。
枯れ枝、病気枝、細枝、内向枝、古い枝(3~4年以上)を整理します。
残す枝は外向きの良い芽の上で切ります。
② つる状(クライマー)に仕立てる場合:
枯れ枝、細枝、混み合った枝などを整理するのは同じです。
元気の良い長いシュートを数本選び、主枝として残します。 これらの主枝は先端を軽く切り詰める程度にします。
主枝から出ている側枝を、付け根から2~3芽残して短く切り詰めます。
冬剪定後に、構造物へ誘引し直します。枝が硬めなので、若い枝を中心に行い、無理に曲げないように注意します。
4.3. 花後の剪定(随時):返り咲きを促す重要な作業!
HP系の返り咲き性を引き出すためには、花後の剪定が非常に重要です。
方法: 春の一番花が終わったら、咲いた枝の長さの約半分程度の位置で切り戻します。良い芽(5枚葉の付け根にある芽)の上で切ります。
効果: このやや深めの切り戻しが刺激となり、新しいシュートが発生しやすくなり、夏から秋にかけての返り咲きを促します。
繰り返し: 夏や秋に咲いた花の後も、同様に切り戻しを行うことで、次の開花を期待できます。
4.4. 夏剪定(任意)
秋に良い花を咲かせたい場合は、8月下旬~9月上旬に、軽く全体の枝を切り戻して樹形を整えます。
4.5. 仕立て方の選択肢
直立性のシュラブ: 自然樹形を活かし、庭の中~後方に植えて存在感を出す。
鉢植え: 冬剪定で高さを調整し、大きめの鉢(10号以上)で育てる。
フェンス・トレリス: 枝が硬めなので、直線的な誘引がしやすい。扇状に広げる。
オベリスク・ポール: 若いしなやかな枝を選んで巻き付けるように誘引する。
5. 'アンプルール・デュ・マロック' を楽しむガーデンアイデア
その深い花色と香りは、庭に特別な雰囲気をもたらします。
シック&エレガントな庭の主役に: 濃赤紫色は、庭全体を引き締め、落ち着いた大人の雰囲気を演出します。メインとなる場所に植えて、その存在感を楽しみましょう。
美しい色彩のコントラスト:
淡い色のバラと: 'ピエール・ドゥ・ロンサール' のような淡いピンクや、白、アプリコット系のバラと組み合わせると、色の対比が非常に美しく、お互いを引き立て合います。
シルバーリーフと: ラムズイヤーやサントリナ、アルテミシアなどのシルバーリーフプランツと合わせると、シックで洗練された組み合わせになります。
香りのガーデンに: 強烈なダマスク香は、香りのガーデンには欠かせません。ラベンダーや他の香りの良いオールドローズなどと組み合わせて、香りの競演を楽しむのも素敵です。
切り花として贅沢な香りを室内に: 深い色合いと濃厚な香りを、切り花として室内で楽しむのは最高の贅沢です。一輪だけでも、部屋中に香りが広がります。
6. まとめ:時を超えて愛される、深紅の皇帝
今回は、160年以上もの間愛され続けているオールドローズ、「アンプルール・デュ・マロック」について、その魅力と育て方の詳細をご紹介しました。
アンプルール・デュ・マロックは、ベルベットのような深い濃赤紫色(赤黒)の花と、濃厚なダマスク香が魅力のハイブリッド・パーペチュアル系オールドローズ。
オールドローズでありながら返り咲き性があり、春以降も花を楽しめる可能性がある。
樹形は直立性のシュラブで、つるバラのように仕立てることも可能。
育て方のポイントは、日当たりと風通しの確保、HP系の特性に合わせた剪定(特に花後のやや深めの切り戻し)、そしてうどんこ病への注意。
歴史を感じさせる佇まいと、モダンローズにはない深い魅力を持つ。
今日、庭で咲き始めた「赤黒の花」。そのベルベットのような花弁と、これから放たれるであろう甘美なダマスクの香りを想像すると、まさに至福の瞬間ですね。
歴史とロマン、そして圧倒的な個性を持つオールドローズ 'アンプルール・デュ・マロック'。少し手間がかかる部分もありますが、それを補って余りある魅力と育てる喜びがあります。ぜひ、あなたの庭に「モロッコの皇帝」をお迎えしてみませんか?
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