ラ・パリジェンヌ La Parisienne
ラ・パリジェンヌ La Parisienne⠀オレンジの絞りの花が咲きだした。2025年4月30日
絞り模様が魅力!ラ・パリジェンヌ(La Parisienne) 育て方ガイド | デルバールの名花を半日陰で楽しむ
まさに芸術!速報です!2025年4月30日、我が家の庭で、フランス・デルバール社の名花、ラ・パリジェンヌ (La Parisienne) が、息をのむほど美しいオレンジ色の絞り模様の花を咲かせ始めました!
オレンジのベースに、まるで画家の気まぐれな筆遣いのように入る黄色のストライプ。光の当たり具合でキラキラと表情を変え、まさに「パリジェンヌ」の名にふさわしい、シックで遊び心あふれる姿です。この一輪が、庭にフレンチエレガンスの風を吹き込んでくれました。
ラ・パリジェンヌは、世界中のバラ愛好家から熱い支持を受けるフランスのデルバール (Delbard)社が生み出したシュラブ・ローズです。その最大の特徴である「絞り模様」と、バラにとっては少し厳しい環境である「半日陰でも育つ」という強さを兼ね備え、多くのガーデナーにとって魅力的な選択肢となっています。
「他にはない個性的なバラを探している」
「日当たりがあまり良くない場所でもバラを楽しみたい」
「手がかかりすぎず、おしゃれな雰囲気のバラが欲しい」
そんな願いを叶えてくれるのが、このラ・パリジェンヌかもしれません。
この記事では、
ラ・パリジェンヌの基本情報(どんなバラ?)
唯一無二の「絞り模様」をはじめとする詳細な魅力
半日陰でもOK!育てやすさの秘密と栽培のコツ
庭を彩る多様な活用アイデア
について、最新の開花状況も交えながら徹底的に解説していきます。この記事を読めば、あなたもきっと、ラ・パリジェンヌの持つ、気まぐれで洗練された魅力の虜になるはずです!
ラ・パリジェンヌ (La Parisienne) とは? 基本情報
まずは、この魅力あふれるフレンチローズのプロフィールをご紹介します。
作出: 2009年 フランス デルバール (Delbard)社
系統: S (シュラブ・ローズ / 木立性)
花色: **オレンジ色地に黄色の絞り(ストライプ、斑)**が入る複色。時にピンクがかることも。一輪ごとに模様が異なるのが最大の特徴。
花形: 丸弁咲き(カップ咲きから開く)
花径: 8~10cm (中輪)
咲き方: 四季咲き (繰り返しよく咲く)
香り: 中香 (フルーティー、またはティー系の爽やかで上品な香り)
樹高: 1.0~1.2m程度
樹形: シュラブ(木立性)、半直立性でまとまりやすい
耐病性: 比較的強いとされる
特筆事項: 半日陰(4~5時間程度の日照)でも比較的よく育つ
デルバール社は、「画家シリーズ」など、独創的で美しい花色のバラを数多く生み出していることで有名です。ラ・パリジェンヌもその系譜を受け継ぎ、まるで印象派の絵画のような、鮮やかで変化に富んだ色彩を持っています。シュラブ・ローズに分類され、程よい高さの木立性なので、庭の色々な場所に植えやすく、扱いやすいのも魅力です。そして何より、半日陰への耐性は、日本の住宅環境において非常に価値のある特性と言えるでしょう。
心躍る!ラ・パリジェンヌの5つの魅力
なぜラ・パリジェンヌはこれほどまでに人々を魅了するのでしょうか?その理由を詳しく見ていきましょう。
唯一無二!「絞り模様」が見せる無限の表情
このバラの最大の魅力は、何と言ってもその「絞り模様」です。鮮やかなオレンジ色の花弁に、まるで筆で描いたかのように黄色のストライプや斑が不規則に入ります。その模様は一輪一輪すべて異なり、咲くたびに新しい発見があります。濃いオレンジに細い線が入ったり、黄色が多く大胆な斑になったり、時にはピンク色が混じることも。まるで生きているアート作品のように、見る人を飽きさせません。この予測不可能な美しさが、最大の魅力です。
日陰に強い!「半日陰」でも育つ適応力
バラは日光が大好きですが、ラ・パリジェンヌは半日陰(1日4~5時間程度の日照)でも比較的元気に育ち、花を咲かせてくれます。もちろん、日当たりが良い場所に越したことはありませんが、「庭の日当たりがいまひとつ…」とバラ栽培を諦めていた方にとっては、まさに救世主のような存在です。この適応力の高さは、大きなアドバンテージと言えます。
春から秋まで繰り返し咲く「四季咲き性」
四季咲き性が強く、春から秋まで、適切な管理をすれば繰り返し花を楽しむことができます。一度咲いたら終わりではなく、次々と新しい花が上がってくるので、長い期間、庭を華やかに彩ってくれます。絞り模様の花が途切れなく咲く様子は、見ていて楽しいものです。
上品で心地よい「香り」
強すぎず、弱すぎない中程度の香りも魅力です。フルーティーさと爽やかさを併せ持つような、上品で心地よい香りが漂います。花の美しさだけでなく、香りでも楽しませてくれるのは嬉しいポイント。庭でのリラックスタイムを豊かにしてくれます。
扱いやすい「シュラブ樹形」
樹高は1.0~1.2m程度の木立性シュラブで、枝は半直立性に伸び、比較的まとまりやすい樹形です。大きくなりすぎず、日本の庭でも扱いやすいサイズ感です。花壇の中景や、鉢植えにも適しています。
半日陰でもOK!ラ・パリジェンヌ 育て方のポイント
「絞り模様が素敵だけど、育てるのは難しくない?」「半日陰でも本当に大丈夫?」そんな疑問にお答えします。ポイントを押さえれば、初心者の方でも安心して育てられます。
1. 置き場所・日当たり
理想は日当たりの良い場所: バラの生育・花付きには日光が重要です。可能であれば、1日6時間以上日が当たる場所がベストです。
半日陰でも栽培可能: ラ・パリジェンヌの強みは、1日4~5時間程度の日照がある半日陰でも育つことです。ただし、日照時間が短いと、花数がやや少なくなったり、花色が少し淡くなったりする可能性はあります。
風通し: 病気を防ぐために、風通しの良い場所を選びましょう。
2. 用土
水はけの良さが最重要: バラは根が蒸れるのを嫌います。水はけの良い土壌を用意することが非常に大切です。
市販のバラ用培養土: 初心者の方は、排水性と保水性、肥料バランスが良い市販の「バラ専用培養土」を使うのが簡単で確実です。
地植えの場合: 植え付ける場所の土に、腐葉土や堆肥、パーライトなどを混ぜ込み、水はけと通気性を良くしておきます。
3. 水やり
基本は「土の表面が乾いたら、たっぷりと」: 鉢植えの場合は、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。
地植え: 植え付け直後や乾燥が続く時期以外は、基本的に降雨に任せても大丈夫ですが、土が乾いていたらたっぷりと与えます。
タイミング: 午前中の早い時間帯がベスト。夕方の水やりは、病気を助長する可能性があるので避けましょう。
与え方: 株元に優しく与え、葉や花に水がかからないように注意します。
4. 肥料
定期的な追肥で花付きを持続: 四季咲き性を最大限に活かすために、生育期には定期的な肥料が必要です。
寒肥(冬): 12月~2月頃に、有機質肥料(油かす、骨粉、堆肥など)を株周りに施します。
追肥(春~秋): 生育期間中(目安として3月~10月頃)、月に1~2回、緩効性のバラ用固形肥料や液体肥料を与えます。特に開花後はお礼肥を与えましょう。
与えすぎに注意: 肥料の与えすぎは逆効果です。規定量を守りましょう。夏場の暑い時期は施肥を控えるか、薄めの液体肥料にします。
5. 剪定 (シュラブローズの基本)
目的: 株の形を整え、風通しを良くし、新しい花芽の発生を促します。
冬剪定 (1月~2月):
全体の高さの1/2~1/3程度を目安に切り戻します(シュラブなので、ハイブリッド・ティーほど深く切り詰める必要はありません)。
枯れ枝、細すぎる枝、込み合った枝、古い枝(3年以上経ったもの)などを根元から整理します。
株全体のバランスを見て、健康な枝を残すようにします。
花がら摘み (随時):
咲き終わった花は、花首だけでなく、5枚葉の上でカットします。これにより、次の花芽が早く発生し、繰り返し咲きを促します。
夏剪定 (任意): 秋に美しい花を咲かせるために、8月下旬~9月上旬に軽く枝先を切り戻すこともあります。
6. 病害虫対策
比較的病気に強い品種とされていますが、油断は禁物です。
日頃の観察: 定期的に株全体(特に葉の裏)をチェックし、病気や害虫の早期発見に努めます。
主な病害虫: うどんこ病、黒星病、アブラムシなどが発生する可能性があります。
対策: 適切な管理(日当たり、風通し、水やり)で株を健康に保つことが最大の予防策です。発生した場合は、初期段階で対応(患部の除去、薬剤散布など)しましょう。
庭を彩るアイデア:ラ・パリジェンヌの活用シーン
そのユニークな美しさと扱いやすさから、様々な場面で活躍します。
花壇の主役・アクセントに: 中輪で程よい高さなので、花壇の前景~中景に最適。その絞り模様は、単体で植えても、他の植物と組み合わせても、抜群の存在感を放ちます。
鉢植えで楽しむ: ベランダやテラス、玄関先など、スペースが限られた場所でも鉢植えなら気軽に楽しめます。絞り模様を間近でじっくり観察できるのも鉢植えの魅力です。
他の植物との組み合わせ: 紫色系のクレマチスや、シルバーリーフの植物などと組み合わせると、お互いの色を引き立て合い、おしゃれな雰囲気を演出できます。
半日陰のシェードガーデンに彩りを: 日当たりが悪いと諦めていたスペースに、ラ・パリジェンヌを植えれば、明るい彩りを加えることができます。ギボウシやヒューケラなど、他の日陰に強い植物との相性も良いでしょう。
切り花として: 個性的な絞り模様の花は、切り花としても楽しめます。一輪挿しにするだけでも、お部屋の雰囲気がぐっと華やかになります。
まとめ:まるで気まぐれな芸術家!ラ・パリジェンヌと暮らす喜び
ラ・パリジェンヌ (La Parisienne) は、
一輪ごとに表情を変える、魅惑的なオレンジと黄色の絞り模様
半日陰でも育つという、頼もしい適応力
春から秋まで繰り返し咲く、豊かな四季咲き性
上品で心地よい、フレンチエレガンスを感じる香り
庭で扱いやすい、まとまりの良いシュラブ樹形
を持つ、唯一無二の魅力にあふれたフレンチローズです。
まるで生きている絵画のように、咲くたびに新しい表情を見せてくれるラ・パリジェンヌ。その気まぐれな美しさに、きっとあなたも心を奪われるはずです。そして、日当たりに恵まれない場所でも育てられるという懐の深さも、多くのガーデナーにとって嬉しいポイントでしょう。
ぜひ、あなたの庭にも、このシックで遊び心あふれる「パリジェンヌ」を迎えてみませんか?
皆さんのラ・パリジェンヌは、どんな素敵な絞り模様を見せてくれていますか? 半日陰での栽培の工夫や、おすすめのコーディネートなど、ぜひコメントで情報を共有してくださいね!
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2025年04月30日
オレンジと黄色のアート ラ・パリジェンヌの魅力を探る La Parisienne⠀オレンジの絞りの花が咲きだした。2025年4月30日
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太陽の名を持つバラ:ソレイユロマンティカの魅力と四季の表情 Soleil Romantica⠀赤オレンジの花が咲きだした。2025年4月30日
ソレイユロマンティカ Soleil Romantica⠀赤オレンジの花が咲きだした。2025年4月30日
太陽色のクライマー!ソレイユロマンティカの魅力と育て方【つるバラ徹底解説】
速報です!2025年4月30日、我が家の庭で、まるで太陽そのもののような鮮やかなバラ、ソレイユロマンティカ (Soleil Romantica) が、情熱的な赤オレンジ色の花を咲かせ始めました!
つぼみの内側から覗く赤色と、外側のオレンジ、そして裏側の黄色が混ざり合い、まさに昇る太陽のようなエネルギーを感じさせる瞬間です。これから満開に向けて、どのようにその表情を変えていくのか、今からワクワクが止まりません!
このソレイユロマンティカは、フランスの名門メイアン (Meilland)社が生み出したクライミングローズ(つるバラ)です。その名の通り、太陽のような明るい色彩と、壁面やアーチを覆い尽くすほどの見事な花付きで、多くのガーデナーを魅了しています。
「つるバラを育ててみたいけど、難しそう…」
「壁面を華やかに彩るバラを探している」
「個性的でインパクトのあるバラが好き!」
そんなあなたにこそ、知っていただきたいのがソレイユロマンティカです。
この記事では、
ソレイユロマンティカの基本情報(どんなバラ?)
人々を惹きつける独特の魅力(なぜ人気?)
つるバラ栽培の重要ポイント(育て方・特に誘引)
庭でのダイナミックな活用法
について、最新の開花状況も踏まえながら詳しく、そして熱く解説していきます。この記事を読めば、あなたもきっと、庭に太陽を呼び込むソレイユロマンティカの虜になるはずです!
ソレイユロマンティカ (Soleil Romantica) とは? 基本情報
まずは、この魅力的なつるバラの基本スペックを確認しましょう。
作出: 2005年 フランス メイアン (Meilland)社
系統: Cl (クライミング・ローズ / つるバラ)
花色: 鮮やかなオレンジ(基本色)。花弁の内側は赤、外側は薄いオレンジ、裏は黄色という複雑でユニークな配色。開ききるとピンクがかることも。
花形: カップ咲き
花径: 7~8cm (中輪)
咲き方: 房咲き (1~5輪程度)。高密度で咲く。繰り返し咲き(早咲きで、二番花もよく咲き、冬近くまでポツポツと返り咲く)
香り: 微香
樹高: 2.0~3.0m程度 (伸長力旺盛)
樹形: クライミング(つる性)、直立気味に伸びる
樹勢: 非常に強い
特徴: 花持ちが良い、早咲き
メイアン社作出の「ロマンティカ」シリーズの一つで、その名の通りロマンティックな雰囲気を持ちつつ、太陽(Soleil)のような明るさと情熱を兼ね備えています。特筆すべきはその独特な花色。単純なオレンジではなく、赤、オレンジ、黄色が混ざり合う複雑な色彩は、見る角度や光の加減、開花のステージによって様々な表情を見せてくれます。樹勢が非常に強く、大きく育つため、ダイナミックな景観を作り出すのに最適なつるバラと言えるでしょう。
心奪われる!ソレイユロマンティカの6つの魅力
なぜ多くのガーデナーがソレイユロマンティカに惹きつけられるのでしょうか?その魅力を深掘りしてみましょう。
他にない!複雑で情熱的な「太陽カラー」
最大の特徴であり魅力は、やはりそのユニークな花色です。つぼみの頃や咲き始めは、内側の赤と外側のオレンジ、そして裏側の黄色が絶妙に混ざり合い、まさに燃える太陽のよう。満開時には鮮やかなオレンジ色となり、その名の通り庭を明るく照らします。さらに、開ききるとピンクがかってくるという色の変化も楽しめます。この複雑な色彩が、他のオレンジ系のバラとは一線を画す個性となっています。
壁面を埋め尽くす「圧倒的な花数」
ソレイユロマンティカは非常に花付きが良く、中輪の花が1~5輪程度の房になり、それが高密度で咲き誇ります。株が充実すると、まるでオレンジ色の花のカーテンのように、壁面やフェンス、アーチを埋め尽くすほどの見事な景観を作り出します。この圧倒的な花数は、まさにクライミングローズならではの醍醐味です。
長く楽しめる「繰り返し咲き」
早咲きで春の庭をいち早く彩ってくれるだけでなく、二番花もかなり旺盛に咲き、その後も冬近くまでポツポツと返り咲きを続けます。開花期間が長いので、春だけでなく夏から秋にかけても庭に彩りを与えてくれる、非常にパフォーマンスの高いバラです。
コロンとかわいい「カップ咲き」
花形は、ころんとした丸みのあるカップ咲き。開き始めの独特な色彩と相まって、アンティークな雰囲気も感じさせます。開ききっても花弁が散りにくく、花持ちが良いのも嬉しいポイントです。
初心者にも安心の「強健な樹勢」
樹勢が非常に強く、ぐんぐん育ちます。病気にも比較的強く、育てやすい部類に入ります(ただし、つるバラ特有の管理は必要)。初心者の方がつるバラに挑戦する場合でも、その生育の旺盛さが心強い味方となってくれるでしょう。
ダイナミックな景観を作る「伸長力」
つるバラとしての伸長力があり、2~3m、環境によってはそれ以上に伸びます。フェンスや壁面、パーゴラ、オベリスクなど、様々な仕立て方で庭に立体感とダイナミックな景観をもたらすことができます。
つるバラの基本!ソレイユロマンティカの育て方と【重要】誘引のコツ
ソレイユロマンティカの魅力を最大限に引き出すには、つるバラならではの育て方のポイント、特に**「誘引(ゆういん)」**が非常に重要になります。
1. 植え付け場所と土壌
日当たり: 最低でも1日6時間以上の日照がある場所を選びます。日当たりが良いほど花付きが良くなります。
スペース: 旺盛に生育し、大きく育つため、十分なスペースを確保しましょう。壁面やフェンス、アーチ、パーゴラなど、つるを誘引するための構造物が必要です。
風通し: 病気を防ぐため、風通しの良い場所を選びます。
土壌: 水はけと水持ちの良い、肥沃な土壌を好みます。植え付け時には、堆肥や腐葉土を十分に混ぜ込み、土壌改良を行いましょう。市販の「バラ用培養土」を使用するのも良い方法です。
2. 水やり
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。
地植えの場合、根がしっかり張るまでは乾燥に注意し、根付いた後は基本的に雨水で足りますが、乾燥が続く場合はたっぷりと水を与えます。特に大きく育った株は、乾燥期には多くの水を必要とします。
株元に優しく与え、葉や花に水がかからないように注意します。
3. 肥料
旺盛な生育と豊かな開花のためには、適切な施肥が欠かせません。
寒肥(冬): 12月~2月頃に、有機質肥料(油かす、骨粉、堆肥など)を株元から少し離して施します。春の芽出しと成長を助けます。
追肥(春~秋): 開花時期や生育期には、月に1~2回程度、緩効性のバラ用肥料や液体肥料を与えます。特に一番花の後、二番花に向けてのお礼肥は重要です。
夏場の高温期は、株の負担を減らすために肥料を控えるか、薄めの液体肥料にします。
4. 【最重要!】剪定と誘引
つるバラであるソレイユロマンティカを美しく咲かせるための最重要ポイントが、剪定と誘引です。
目的:
株の形を整え、風通しを良くする(病気予防)。
古い枝を更新し、新しいシュート(勢いのある枝)の発生を促す。
花を咲かせる枝(側枝)を効率よく発生させる。←これが誘引の最大の目的!
冬の剪定・誘引 (12月~2月):
葉を全て取り除く: 病害虫の越冬場所になるのを防ぎ、枝の状態を見やすくします。
不要な枝の整理:
枯れ枝、病気の枝、細すぎる枝、込み合った枝を根元から切り除きます。
古い枝(3~5年以上経ったゴツゴツした枝)も、新しい元気なシュートが出ていれば根元から切り、世代交代させます。
誘引 (Training): これが核心です!
残した**長くしなやかな枝(シュート)を、支柱やフェンス、壁面などに【水平】または【斜め】**に倒して、麻ひもなどで固定します。
なぜ水平(または斜め)か? バラの枝は、頂点の芽が最も強く伸びる性質(頂芽優勢)があります。枝を垂直に伸ばしたままだと、先端付近にしか花が咲きません。枝を水平に曲げることで、頂芽優勢が崩れ、枝の途中にある全ての芽(側芽)に栄養が行き渡りやすくなり、そこから花を咲かせる短い枝(側枝)がたくさん発生します。これにより、株全体で花が咲くようになるのです。
枝と枝の間隔は、葉が茂ったときに込み合わない程度(こぶし1~2個分程度)に空けて誘引します。
無理に曲げると枝が折れることがあるので、慎重に行います。寒い時期は枝が硬いので、少し暖かい日中に行うのがおすすめです。
花後の剪定 (随時):
咲き終わった花(花がら)は、房ごと、または5枚葉の上で切り戻します。これにより、次の花芽が上がりやすくなり、繰り返し咲きを促進します。
夏以降、勢いよく伸びすぎるシュートがあれば、必要に応じて軽く切り詰めることもあります。
5. 病害虫対策
樹勢が強いので比較的丈夫ですが、環境によってはうどんこ病や黒星病、アブラムシなどが発生することもあります。
日頃の観察が重要です。早期発見、早期対処を心がけましょう。
風通しの良い環境を保ち、適切な水やり、施肥を行うことで、株の抵抗力を高めることが予防につながります。
必要に応じて、薬剤散布を行います。
ソレイユロマンティカのダイナミックな楽しみ方
その旺盛な生育力を活かして、庭にドラマティックな景観を作りましょう!
フェンスや壁面を彩る: 最もスタンダードかつ効果的な使い方です。水平に誘引することで、フェンスや壁一面を鮮やかなオレンジ色の花で覆うことができます。
アーチやパーゴラに絡ませて: 頭上を覆うように咲かせれば、まるで花のトンネルのよう。日差しを和らげ、ロマンティックな空間を演出します。
オベリスクやポールに: コンパクトなスペースでも、オベリスクなどにらせん状に巻き付けて誘引すれば、立体的な花のタワーを作ることができます。
窓辺を飾る: 窓枠の周りに誘引すれば、室内からも美しい花を楽しむことができます。
まとめ:庭に太陽を!ドラマティックな景観を作るソレイユロマンティカ
ソレイユロマンティカ (Soleil Romantica) は、
赤・オレンジ・黄が織りなす情熱的な太陽カラー
壁面を覆うほどの圧倒的な花数と房咲き
春から秋まで長く楽しめる繰り返し咲き
コロンとかわいいカップ咲きと良い花持ち
ぐんぐん育つ強健な樹勢と伸長力
を持つ、非常に魅力的なクライミングローズです。
今日咲き始めたこの一輪が、やがて庭全体を明るく照らす太陽となる…そんな期待を抱かせてくれる、エネルギーに満ちたバラです。つるバラならではの誘引という作業は必要ですが、その手間をかけるだけの価値がある、素晴らしい景観をもたらしてくれます。
あなたもソレイユロマンティカで、庭にダイナミックで情熱的な太陽を呼び込んでみませんか?
皆さんの庭でのソレイユロマンティカの様子や、おすすめの誘引方法、仕立て方などがあれば、ぜひコメントで教えてくださいね!
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太陽色のクライマー!ソレイユロマンティカの魅力と育て方【つるバラ徹底解説】
速報です!2025年4月30日、我が家の庭で、まるで太陽そのもののような鮮やかなバラ、ソレイユロマンティカ (Soleil Romantica) が、情熱的な赤オレンジ色の花を咲かせ始めました!
つぼみの内側から覗く赤色と、外側のオレンジ、そして裏側の黄色が混ざり合い、まさに昇る太陽のようなエネルギーを感じさせる瞬間です。これから満開に向けて、どのようにその表情を変えていくのか、今からワクワクが止まりません!
このソレイユロマンティカは、フランスの名門メイアン (Meilland)社が生み出したクライミングローズ(つるバラ)です。その名の通り、太陽のような明るい色彩と、壁面やアーチを覆い尽くすほどの見事な花付きで、多くのガーデナーを魅了しています。
「つるバラを育ててみたいけど、難しそう…」
「壁面を華やかに彩るバラを探している」
「個性的でインパクトのあるバラが好き!」
そんなあなたにこそ、知っていただきたいのがソレイユロマンティカです。
この記事では、
ソレイユロマンティカの基本情報(どんなバラ?)
人々を惹きつける独特の魅力(なぜ人気?)
つるバラ栽培の重要ポイント(育て方・特に誘引)
庭でのダイナミックな活用法
について、最新の開花状況も踏まえながら詳しく、そして熱く解説していきます。この記事を読めば、あなたもきっと、庭に太陽を呼び込むソレイユロマンティカの虜になるはずです!
ソレイユロマンティカ (Soleil Romantica) とは? 基本情報
まずは、この魅力的なつるバラの基本スペックを確認しましょう。
作出: 2005年 フランス メイアン (Meilland)社
系統: Cl (クライミング・ローズ / つるバラ)
花色: 鮮やかなオレンジ(基本色)。花弁の内側は赤、外側は薄いオレンジ、裏は黄色という複雑でユニークな配色。開ききるとピンクがかることも。
花形: カップ咲き
花径: 7~8cm (中輪)
咲き方: 房咲き (1~5輪程度)。高密度で咲く。繰り返し咲き(早咲きで、二番花もよく咲き、冬近くまでポツポツと返り咲く)
香り: 微香
樹高: 2.0~3.0m程度 (伸長力旺盛)
樹形: クライミング(つる性)、直立気味に伸びる
樹勢: 非常に強い
特徴: 花持ちが良い、早咲き
メイアン社作出の「ロマンティカ」シリーズの一つで、その名の通りロマンティックな雰囲気を持ちつつ、太陽(Soleil)のような明るさと情熱を兼ね備えています。特筆すべきはその独特な花色。単純なオレンジではなく、赤、オレンジ、黄色が混ざり合う複雑な色彩は、見る角度や光の加減、開花のステージによって様々な表情を見せてくれます。樹勢が非常に強く、大きく育つため、ダイナミックな景観を作り出すのに最適なつるバラと言えるでしょう。
心奪われる!ソレイユロマンティカの6つの魅力
なぜ多くのガーデナーがソレイユロマンティカに惹きつけられるのでしょうか?その魅力を深掘りしてみましょう。
他にない!複雑で情熱的な「太陽カラー」
最大の特徴であり魅力は、やはりそのユニークな花色です。つぼみの頃や咲き始めは、内側の赤と外側のオレンジ、そして裏側の黄色が絶妙に混ざり合い、まさに燃える太陽のよう。満開時には鮮やかなオレンジ色となり、その名の通り庭を明るく照らします。さらに、開ききるとピンクがかってくるという色の変化も楽しめます。この複雑な色彩が、他のオレンジ系のバラとは一線を画す個性となっています。
壁面を埋め尽くす「圧倒的な花数」
ソレイユロマンティカは非常に花付きが良く、中輪の花が1~5輪程度の房になり、それが高密度で咲き誇ります。株が充実すると、まるでオレンジ色の花のカーテンのように、壁面やフェンス、アーチを埋め尽くすほどの見事な景観を作り出します。この圧倒的な花数は、まさにクライミングローズならではの醍醐味です。
長く楽しめる「繰り返し咲き」
早咲きで春の庭をいち早く彩ってくれるだけでなく、二番花もかなり旺盛に咲き、その後も冬近くまでポツポツと返り咲きを続けます。開花期間が長いので、春だけでなく夏から秋にかけても庭に彩りを与えてくれる、非常にパフォーマンスの高いバラです。
コロンとかわいい「カップ咲き」
花形は、ころんとした丸みのあるカップ咲き。開き始めの独特な色彩と相まって、アンティークな雰囲気も感じさせます。開ききっても花弁が散りにくく、花持ちが良いのも嬉しいポイントです。
初心者にも安心の「強健な樹勢」
樹勢が非常に強く、ぐんぐん育ちます。病気にも比較的強く、育てやすい部類に入ります(ただし、つるバラ特有の管理は必要)。初心者の方がつるバラに挑戦する場合でも、その生育の旺盛さが心強い味方となってくれるでしょう。
ダイナミックな景観を作る「伸長力」
つるバラとしての伸長力があり、2~3m、環境によってはそれ以上に伸びます。フェンスや壁面、パーゴラ、オベリスクなど、様々な仕立て方で庭に立体感とダイナミックな景観をもたらすことができます。
つるバラの基本!ソレイユロマンティカの育て方と【重要】誘引のコツ
ソレイユロマンティカの魅力を最大限に引き出すには、つるバラならではの育て方のポイント、特に**「誘引(ゆういん)」**が非常に重要になります。
1. 植え付け場所と土壌
日当たり: 最低でも1日6時間以上の日照がある場所を選びます。日当たりが良いほど花付きが良くなります。
スペース: 旺盛に生育し、大きく育つため、十分なスペースを確保しましょう。壁面やフェンス、アーチ、パーゴラなど、つるを誘引するための構造物が必要です。
風通し: 病気を防ぐため、風通しの良い場所を選びます。
土壌: 水はけと水持ちの良い、肥沃な土壌を好みます。植え付け時には、堆肥や腐葉土を十分に混ぜ込み、土壌改良を行いましょう。市販の「バラ用培養土」を使用するのも良い方法です。
2. 水やり
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。
地植えの場合、根がしっかり張るまでは乾燥に注意し、根付いた後は基本的に雨水で足りますが、乾燥が続く場合はたっぷりと水を与えます。特に大きく育った株は、乾燥期には多くの水を必要とします。
株元に優しく与え、葉や花に水がかからないように注意します。
3. 肥料
旺盛な生育と豊かな開花のためには、適切な施肥が欠かせません。
寒肥(冬): 12月~2月頃に、有機質肥料(油かす、骨粉、堆肥など)を株元から少し離して施します。春の芽出しと成長を助けます。
追肥(春~秋): 開花時期や生育期には、月に1~2回程度、緩効性のバラ用肥料や液体肥料を与えます。特に一番花の後、二番花に向けてのお礼肥は重要です。
夏場の高温期は、株の負担を減らすために肥料を控えるか、薄めの液体肥料にします。
4. 【最重要!】剪定と誘引
つるバラであるソレイユロマンティカを美しく咲かせるための最重要ポイントが、剪定と誘引です。
目的:
株の形を整え、風通しを良くする(病気予防)。
古い枝を更新し、新しいシュート(勢いのある枝)の発生を促す。
花を咲かせる枝(側枝)を効率よく発生させる。←これが誘引の最大の目的!
冬の剪定・誘引 (12月~2月):
葉を全て取り除く: 病害虫の越冬場所になるのを防ぎ、枝の状態を見やすくします。
不要な枝の整理:
枯れ枝、病気の枝、細すぎる枝、込み合った枝を根元から切り除きます。
古い枝(3~5年以上経ったゴツゴツした枝)も、新しい元気なシュートが出ていれば根元から切り、世代交代させます。
誘引 (Training): これが核心です!
残した**長くしなやかな枝(シュート)を、支柱やフェンス、壁面などに【水平】または【斜め】**に倒して、麻ひもなどで固定します。
なぜ水平(または斜め)か? バラの枝は、頂点の芽が最も強く伸びる性質(頂芽優勢)があります。枝を垂直に伸ばしたままだと、先端付近にしか花が咲きません。枝を水平に曲げることで、頂芽優勢が崩れ、枝の途中にある全ての芽(側芽)に栄養が行き渡りやすくなり、そこから花を咲かせる短い枝(側枝)がたくさん発生します。これにより、株全体で花が咲くようになるのです。
枝と枝の間隔は、葉が茂ったときに込み合わない程度(こぶし1~2個分程度)に空けて誘引します。
無理に曲げると枝が折れることがあるので、慎重に行います。寒い時期は枝が硬いので、少し暖かい日中に行うのがおすすめです。
花後の剪定 (随時):
咲き終わった花(花がら)は、房ごと、または5枚葉の上で切り戻します。これにより、次の花芽が上がりやすくなり、繰り返し咲きを促進します。
夏以降、勢いよく伸びすぎるシュートがあれば、必要に応じて軽く切り詰めることもあります。
5. 病害虫対策
樹勢が強いので比較的丈夫ですが、環境によってはうどんこ病や黒星病、アブラムシなどが発生することもあります。
日頃の観察が重要です。早期発見、早期対処を心がけましょう。
風通しの良い環境を保ち、適切な水やり、施肥を行うことで、株の抵抗力を高めることが予防につながります。
必要に応じて、薬剤散布を行います。
ソレイユロマンティカのダイナミックな楽しみ方
その旺盛な生育力を活かして、庭にドラマティックな景観を作りましょう!
フェンスや壁面を彩る: 最もスタンダードかつ効果的な使い方です。水平に誘引することで、フェンスや壁一面を鮮やかなオレンジ色の花で覆うことができます。
アーチやパーゴラに絡ませて: 頭上を覆うように咲かせれば、まるで花のトンネルのよう。日差しを和らげ、ロマンティックな空間を演出します。
オベリスクやポールに: コンパクトなスペースでも、オベリスクなどにらせん状に巻き付けて誘引すれば、立体的な花のタワーを作ることができます。
窓辺を飾る: 窓枠の周りに誘引すれば、室内からも美しい花を楽しむことができます。
まとめ:庭に太陽を!ドラマティックな景観を作るソレイユロマンティカ
ソレイユロマンティカ (Soleil Romantica) は、
赤・オレンジ・黄が織りなす情熱的な太陽カラー
壁面を覆うほどの圧倒的な花数と房咲き
春から秋まで長く楽しめる繰り返し咲き
コロンとかわいいカップ咲きと良い花持ち
ぐんぐん育つ強健な樹勢と伸長力
を持つ、非常に魅力的なクライミングローズです。
今日咲き始めたこの一輪が、やがて庭全体を明るく照らす太陽となる…そんな期待を抱かせてくれる、エネルギーに満ちたバラです。つるバラならではの誘引という作業は必要ですが、その手間をかけるだけの価値がある、素晴らしい景観をもたらしてくれます。
あなたもソレイユロマンティカで、庭にダイナミックで情熱的な太陽を呼び込んでみませんか?
皆さんの庭でのソレイユロマンティカの様子や、おすすめの誘引方法、仕立て方などがあれば、ぜひコメントで教えてくださいね!
ソレイユロマンティカ Soleil Romantica メイアン Meilland ツル クライミング・ローズ Cl クライミング 繰り返し咲き オレンジ オレンジピンク 裏弁黄色 カップ咲き 中輪 微香
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ブログ バラを中心にガーデング情報や買い物紹介などの雑記ブログ。2011年開設。
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2025年04月29日
優しい杏色の魔法―アプリコットキャンディが教える美しいバラ Apricot Candy⠀オレンジの花が1個咲いた。2025年4月29日
アプリコットキャンディ Apricot Candy⠀オレンジの花が1個咲いた。2025年4月29日
【バラ栽培】アプリコットキャンディ(Apricot Candy)徹底解説!初心者も魅了される優しい杏色と育てやすさの秘密
本日、2025年4月29日、我が家の庭で愛らしいアプリコットキャンディ (Apricot Candy)が、今年最初の美しい花を一輪、誇らしげに咲かせてくれました!
ふんわりと優しい杏色の花びらが開く様子は、まるで甘いキャンディのようで、見る人の心を温かくしてくれます。そして、その周りには優雅なティー系の香りが漂い、至福のひとときをもたらしてくれます。
このアプリコットキャンディは、世界的に有名なフランスのメイアン (Meilland)社が生み出したフレンチローズであり、その育てやすさからも、初心者からベテランガーデナーまで幅広く愛されている品種です。
「バラを育ててみたいけど、難しそう…」「どんな品種を選べばいいか分からない」
そんな風に思っている方にこそ、ぜひ知っていただきたいのが、このアプリコットキャンディです。
この記事では、
アプリコットキャンディとはどんなバラなのか?(基本情報)
なぜ多くの人を惹きつけるのか?(魅力の詳細)
初心者でも安心して育てられる具体的な方法(育て方のポイント)
庭での楽しみ方や活用アイデア
について、私の経験も交えながら徹底的に解説していきます。この記事を読めば、あなたもきっとアプリコットキャンディの虜になるはずです。さあ、一緒にその魅惑の世界を覗いてみましょう!
アプリコットキャンディ (Apricot Candy) とは? 基本情報
まずは、アプリコットキャンディがどのようなバラなのか、基本的な情報をおさらいしましょう。
作出: 1999年 フランス メイアン (Meilland)社 Alain Meilland氏
系統: HT (ハイブリッド・ティー) / ブッシュ・ローズ (木立性)
花色: 優しい杏色 (アプリコットオレンジ)
花形: 半剣弁高芯咲き → 開花と共に波打つロゼット咲きへ
花径: 8~11cm (中大輪)
花弁数: 約25枚
咲き方: 四季咲き (繰り返しよく咲く)
香り: 中香 (優雅なティー系の香り)
樹高: 0.8~1.2m程度 (環境により変動)
樹形: 木立性 (ブッシュ)、直立気味でまとまりやすい
耐病性: うどんこ病、黒星病に比較的強い
メイアン社と言えば、「ピエール・ドゥ・ロンサール」や「ピース」など、数々の銘花を生み出してきた世界屈指の育種会社です。そのメイアンが生み出したアプリコットキャンディは、美しさだけでなく、現代のガーデニング環境に適した育てやすさも兼ね備えているのが大きな特徴と言えるでしょう。分類上はハイブリッド・ティー (HT)に含まれますが、房咲きになることもあり、フロリバンダ(FL)のような華やかさも併せ持っています。
心惹かれる!アプリコットキャンディの5つの魅力
なぜアプリコットキャンディはこれほどまでに人気があるのでしょうか?その魅力を具体的に見ていきましょう。
優しいグラデーションの「杏色」が美しい!
最大の特徴は、やはりその花色です。名前の通り、甘いアプリコットキャンディを思わせる、温かみのある優しい杏色。中心がやや濃く、外側に向かって淡くなるグラデーションが絶妙で、見る角度や光の当たり方によって表情を変えます。派手すぎず、かといって地味でもない、どんな庭にも自然に溶け込む上品な色合いは、見る人の心を和ませてくれます。蕾から開花、そして散り際まで、その色の変化も楽しむことができます。
優雅な「ティー系の香り」に癒される!
アプリコットキャンディは、香りも大きな魅力の一つです。強すぎず、弱すぎない中香で、顔を近づけると優雅なティー系の香りがふんわりと漂います。紅茶のような、爽やかさと甘さを併せ持つ上品な香りは、リラックス効果も抜群。庭でのティータイムや、切り花として室内に飾った際にも、心地よい空間を演出してくれます。
花形の変化がドラマティック!
咲き始めは、中心がツンと尖った半剣弁高芯咲き。これはハイブリッド・ティーらしい、整った美しい花形です。しかし、開花が進むにつれて花弁の縁が波打つようになり、より柔らかく優雅なロゼット咲きへと変化していきます。この咲き進む過程での表情の変化も、アプリコットキャンディを育てる楽しみの一つです。一つの株で、異なる雰囲気の花姿を鑑賞できるのは嬉しいポイントですね。
繰り返し咲く「四季咲き性」で長く楽しめる!
アプリコットキャンディは四季咲き性が強く、春から秋(場合によっては初冬)まで、適切な管理を行えば繰り返し花を咲かせてくれます。春の一番花はもちろん素晴らしいですが、夏や秋にも美しい花を見せてくれるのは、ガーデナーにとって大きな喜びです。株が充実してくると、房咲きになることもあり、より一層華やかな姿を楽しむことができます。
病気に強く「育てやすい」!初心者にもおすすめ!
バラ栽培で心配なのが病気ですが、アプリコットキャンディは比較的うどんこ病や黒星病といった、バラがかかりやすい病気に強い耐性を持っています。もちろん、全く病気にならないわけではありませんが、他の品種に比べて管理がしやすく、薬剤散布の頻度を減らせる可能性もあります。樹勢も強く、枝もまっすぐ伸びやすいので、初心者の方が最初に育てるバラとしても非常におすすめできる品種です。
初心者でも簡単!アプリコットキャンディの育て方ガイド
魅力たっぷりのアプリコットキャンディですが、「育てるのは難しそう…」と思っていませんか?大丈夫です!ポイントを押さえれば、初心者の方でも美しい花を咲かせることができます。
1. 置き場所・日当たり
基本は日当たりの良い場所: バラは日光が大好きです。最低でも1日に5~6時間以上は直射日光が当たる場所を選びましょう。日当たりが良いと、花付きが良くなり、株も元気に育ちます。
風通しも重要: 葉が密集したり、株元が蒸れたりすると病気の原因になります。風通しの良い場所を選ぶことも大切です。ただし、強風が常に当たる場所は、株が傷んだり乾燥しすぎたりするので避けましょう。
西日: 夏場の強い西日は、花や葉を傷めることがあります。可能であれば、午後の強い日差しを避けられる場所が理想的です。難しい場合は、夏場だけ遮光ネットを利用するなどの工夫も有効です。
2. 用土
水はけと水持ちの良い土: バラ栽培で最も重要な要素の一つが土です。水はけが良いこと(根腐れ防止)、かつ適度な水持ちがあること(乾燥防止)が理想です。
市販のバラ用培養土が便利: 初心者の方は、**市販の「バラ専用培養土」**を使うのが最も簡単で確実です。バラの生育に必要な肥料分や土壌改良材がバランス良く配合されています。
自分で配合する場合: 赤玉土(小~中粒)6割、腐葉土3割、堆肥1割などを目安に、パーライトやくん炭を少量混ぜて水はけを調整します。
3. 水やり
基本は「土の表面が乾いたら、たっぷりと」: 鉢植えの場合は、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。地植えの場合も、植え付け直後や乾燥が続く時期以外は、基本的に雨水で十分ですが、土の表面が乾いていたらたっぷりと与えましょう。
与えるタイミング: 水やりは、午前中の早い時間に行うのがベストです。夕方に与えると、夜間に葉や土が湿った状態が続き、病気が発生しやすくなります。
水の与え方: 株元に優しく与え、できるだけ葉や花に水がかからないように注意しましょう。特に、うどんこ病や黒星病は、葉が濡れている時間が長いと発生しやすくなります。
4. 肥料
生育期には定期的な追肥が必要: バラは「肥料食い」と言われるほど、たくさんの栄養を必要とします。特に花を繰り返し咲かせる四季咲き性のアプリコットキャンディには、定期的な追肥が欠かせません。
肥料の種類:
寒肥(元肥): 冬(12月~2月頃)に、有機質の肥料(油かす、骨粉、堆肥など)を株元に施します。春からの芽出しと生育を助ける重要な肥料です。
追肥: 生育期(春~秋)に、月に1~2回程度、緩効性の化成肥料や有機肥料、または液体肥料を与えます。バラ専用の肥料を使うとバランスが良いでしょう。
与えすぎに注意: 肥料の与えすぎは、根を傷めたり、病害虫を呼び寄せたりする原因になります。規定量を守りましょう。夏場の暑い時期は、株が弱りやすいため、肥料の量を控えめにするか、一時的に中断します。
5. 剪定
剪定は美しい花を咲かせるための重要作業: 剪定を行うことで、風通しを良くして病気を予防し、株の形を整え、翌シーズンの花付きを良くすることができます。
主な剪定:
冬剪定 (本剪定): 葉が落ちた後の休眠期(1月~2月頃)に行います。ハイブリッド・ティー系統なので、比較的深めに剪定します。全体の高さの1/2~1/3程度を目安に、細い枝、枯れ枝、込み合った枝を根元から切り落とし、太く充実した枝を数本残して切り詰めます。
花がら摘み: 花が終わったら、花首だけでなく、5枚葉の上でカットします。これにより、次の花芽が早く上がり、繰り返し花を楽しむことができます。病気の予防にもつながります。
夏剪定 (軽く): 秋の花を綺麗に咲かせるために、8月下旬~9月上旬頃に、軽く枝先を切り戻す剪定を行うこともあります。
6. 病害虫対策
耐病性は高いが油断は禁物: アプリコットキャンディは病気に強い品種ですが、環境によっては病害虫が発生することもあります。
観察が基本: 日頃から株の様子をよく観察し、病気や害虫の早期発見に努めましょう。葉の裏などもチェックします。
主な病気と対策:
うどんこ病: 葉や蕾に白い粉が付いたようになる病気。日当たりや風通しが悪いと発生しやすい。初期なら、患部を拭き取るか、対応する薬剤を散布します。
黒星病: 葉に黒い斑点ができ、やがて葉が黄色くなって落葉する病気。雨が多い時期や、葉が濡れた状態が続くと発生しやすい。発病した葉は摘み取って処分し、対応する薬剤を散布します。
主な害虫と対策:
アブラムシ: 新芽や蕾に群がって樹液を吸います。見つけ次第、手で取るか、水で洗い流す、または殺虫剤で駆除します。
チュウレンジハバチ: 幼虫が葉を食害し、成虫は若い枝に産卵します。幼虫は見つけ次第捕殺、産卵痕のある枝は切り取ります。
予防が大切: バラの健康状態を保つこと(適切な水やり、肥料、剪定)が、病害虫への抵抗力を高める一番の予防策です。必要に応じて、予防的に薬剤を散布することも有効です。
アプリコットキャンディの楽しみ方・活用アイデア
アプリコットキャンディは、様々なシーンでその魅力を発揮します。
花壇の主役に: まとまりやすい樹形なので、花壇の前景~中景に植えると、優しい色合いがアクセントになります。他の草花との組み合わせも楽しめます。
鉢植えでコンパクトに: ベランダや玄関先など、スペースが限られた場所でも、鉢植えなら気軽に育てられます。移動もできるので、季節や開花状況に合わせてベストポジションに置くことができます。
切り花として: 上品な花色と香りは、切り花としても最適です。一輪挿しでも存在感があり、お部屋を明るく彩ってくれます。咲き始めから開ききるまでの変化を室内でゆっくり楽しむのも素敵です。
寄せ植えのアクセントに: 他のバラや草花との寄せ植えに加えると、アプリコットキャンディの優しい色合いが全体の雰囲気を和らげてくれます。
まとめ:アプリコットキャンディは、バラのある暮らしを豊かにするパートナー
アプリコットキャンディ (Apricot Candy)は、
心和む優しい杏色の美しい花
優雅なティー系の心地よい香り
ドラマティックな花形の変化
長く楽しめる四季咲き性
病気に強く育てやすい
といった、多くの魅力を兼ね備えた素晴らしいバラです。
まさに今日、我が家で咲いた一輪の花が証明するように、その存在は庭に彩りを与え、育てる喜びを教えてくれます。初心者の方がバラ栽培を始める最初の一歩としても、経験豊富な方がコレクションに加える一本としても、自信を持っておすすめできる品種です。
この記事を参考に、ぜひあなたもアプリコットキャンディを育てて、その優しい魅力に触れてみませんか?きっと、あなたのガーデニングライフが、より一層豊かで楽しいものになるはずです。
アプリコットキャンディ Apricot Candy メイアン Meilland フランス Alain Meilland 木立 ブッシュ・ローズ HT ハイブリッドティ 四季咲き オレンジ系統 アプリコット 半剣弁高芯咲き 大輪 中香
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#バラ #rose #gardening #flower #花 #ガーデニング #庭 #02memo
再生リスト アプリコットキャンディ Apricot Candy
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【バラ栽培】アプリコットキャンディ(Apricot Candy)徹底解説!初心者も魅了される優しい杏色と育てやすさの秘密
本日、2025年4月29日、我が家の庭で愛らしいアプリコットキャンディ (Apricot Candy)が、今年最初の美しい花を一輪、誇らしげに咲かせてくれました!
ふんわりと優しい杏色の花びらが開く様子は、まるで甘いキャンディのようで、見る人の心を温かくしてくれます。そして、その周りには優雅なティー系の香りが漂い、至福のひとときをもたらしてくれます。
このアプリコットキャンディは、世界的に有名なフランスのメイアン (Meilland)社が生み出したフレンチローズであり、その育てやすさからも、初心者からベテランガーデナーまで幅広く愛されている品種です。
「バラを育ててみたいけど、難しそう…」「どんな品種を選べばいいか分からない」
そんな風に思っている方にこそ、ぜひ知っていただきたいのが、このアプリコットキャンディです。
この記事では、
アプリコットキャンディとはどんなバラなのか?(基本情報)
なぜ多くの人を惹きつけるのか?(魅力の詳細)
初心者でも安心して育てられる具体的な方法(育て方のポイント)
庭での楽しみ方や活用アイデア
について、私の経験も交えながら徹底的に解説していきます。この記事を読めば、あなたもきっとアプリコットキャンディの虜になるはずです。さあ、一緒にその魅惑の世界を覗いてみましょう!
アプリコットキャンディ (Apricot Candy) とは? 基本情報
まずは、アプリコットキャンディがどのようなバラなのか、基本的な情報をおさらいしましょう。
作出: 1999年 フランス メイアン (Meilland)社 Alain Meilland氏
系統: HT (ハイブリッド・ティー) / ブッシュ・ローズ (木立性)
花色: 優しい杏色 (アプリコットオレンジ)
花形: 半剣弁高芯咲き → 開花と共に波打つロゼット咲きへ
花径: 8~11cm (中大輪)
花弁数: 約25枚
咲き方: 四季咲き (繰り返しよく咲く)
香り: 中香 (優雅なティー系の香り)
樹高: 0.8~1.2m程度 (環境により変動)
樹形: 木立性 (ブッシュ)、直立気味でまとまりやすい
耐病性: うどんこ病、黒星病に比較的強い
メイアン社と言えば、「ピエール・ドゥ・ロンサール」や「ピース」など、数々の銘花を生み出してきた世界屈指の育種会社です。そのメイアンが生み出したアプリコットキャンディは、美しさだけでなく、現代のガーデニング環境に適した育てやすさも兼ね備えているのが大きな特徴と言えるでしょう。分類上はハイブリッド・ティー (HT)に含まれますが、房咲きになることもあり、フロリバンダ(FL)のような華やかさも併せ持っています。
心惹かれる!アプリコットキャンディの5つの魅力
なぜアプリコットキャンディはこれほどまでに人気があるのでしょうか?その魅力を具体的に見ていきましょう。
優しいグラデーションの「杏色」が美しい!
最大の特徴は、やはりその花色です。名前の通り、甘いアプリコットキャンディを思わせる、温かみのある優しい杏色。中心がやや濃く、外側に向かって淡くなるグラデーションが絶妙で、見る角度や光の当たり方によって表情を変えます。派手すぎず、かといって地味でもない、どんな庭にも自然に溶け込む上品な色合いは、見る人の心を和ませてくれます。蕾から開花、そして散り際まで、その色の変化も楽しむことができます。
優雅な「ティー系の香り」に癒される!
アプリコットキャンディは、香りも大きな魅力の一つです。強すぎず、弱すぎない中香で、顔を近づけると優雅なティー系の香りがふんわりと漂います。紅茶のような、爽やかさと甘さを併せ持つ上品な香りは、リラックス効果も抜群。庭でのティータイムや、切り花として室内に飾った際にも、心地よい空間を演出してくれます。
花形の変化がドラマティック!
咲き始めは、中心がツンと尖った半剣弁高芯咲き。これはハイブリッド・ティーらしい、整った美しい花形です。しかし、開花が進むにつれて花弁の縁が波打つようになり、より柔らかく優雅なロゼット咲きへと変化していきます。この咲き進む過程での表情の変化も、アプリコットキャンディを育てる楽しみの一つです。一つの株で、異なる雰囲気の花姿を鑑賞できるのは嬉しいポイントですね。
繰り返し咲く「四季咲き性」で長く楽しめる!
アプリコットキャンディは四季咲き性が強く、春から秋(場合によっては初冬)まで、適切な管理を行えば繰り返し花を咲かせてくれます。春の一番花はもちろん素晴らしいですが、夏や秋にも美しい花を見せてくれるのは、ガーデナーにとって大きな喜びです。株が充実してくると、房咲きになることもあり、より一層華やかな姿を楽しむことができます。
病気に強く「育てやすい」!初心者にもおすすめ!
バラ栽培で心配なのが病気ですが、アプリコットキャンディは比較的うどんこ病や黒星病といった、バラがかかりやすい病気に強い耐性を持っています。もちろん、全く病気にならないわけではありませんが、他の品種に比べて管理がしやすく、薬剤散布の頻度を減らせる可能性もあります。樹勢も強く、枝もまっすぐ伸びやすいので、初心者の方が最初に育てるバラとしても非常におすすめできる品種です。
初心者でも簡単!アプリコットキャンディの育て方ガイド
魅力たっぷりのアプリコットキャンディですが、「育てるのは難しそう…」と思っていませんか?大丈夫です!ポイントを押さえれば、初心者の方でも美しい花を咲かせることができます。
1. 置き場所・日当たり
基本は日当たりの良い場所: バラは日光が大好きです。最低でも1日に5~6時間以上は直射日光が当たる場所を選びましょう。日当たりが良いと、花付きが良くなり、株も元気に育ちます。
風通しも重要: 葉が密集したり、株元が蒸れたりすると病気の原因になります。風通しの良い場所を選ぶことも大切です。ただし、強風が常に当たる場所は、株が傷んだり乾燥しすぎたりするので避けましょう。
西日: 夏場の強い西日は、花や葉を傷めることがあります。可能であれば、午後の強い日差しを避けられる場所が理想的です。難しい場合は、夏場だけ遮光ネットを利用するなどの工夫も有効です。
2. 用土
水はけと水持ちの良い土: バラ栽培で最も重要な要素の一つが土です。水はけが良いこと(根腐れ防止)、かつ適度な水持ちがあること(乾燥防止)が理想です。
市販のバラ用培養土が便利: 初心者の方は、**市販の「バラ専用培養土」**を使うのが最も簡単で確実です。バラの生育に必要な肥料分や土壌改良材がバランス良く配合されています。
自分で配合する場合: 赤玉土(小~中粒)6割、腐葉土3割、堆肥1割などを目安に、パーライトやくん炭を少量混ぜて水はけを調整します。
3. 水やり
基本は「土の表面が乾いたら、たっぷりと」: 鉢植えの場合は、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。地植えの場合も、植え付け直後や乾燥が続く時期以外は、基本的に雨水で十分ですが、土の表面が乾いていたらたっぷりと与えましょう。
与えるタイミング: 水やりは、午前中の早い時間に行うのがベストです。夕方に与えると、夜間に葉や土が湿った状態が続き、病気が発生しやすくなります。
水の与え方: 株元に優しく与え、できるだけ葉や花に水がかからないように注意しましょう。特に、うどんこ病や黒星病は、葉が濡れている時間が長いと発生しやすくなります。
4. 肥料
生育期には定期的な追肥が必要: バラは「肥料食い」と言われるほど、たくさんの栄養を必要とします。特に花を繰り返し咲かせる四季咲き性のアプリコットキャンディには、定期的な追肥が欠かせません。
肥料の種類:
寒肥(元肥): 冬(12月~2月頃)に、有機質の肥料(油かす、骨粉、堆肥など)を株元に施します。春からの芽出しと生育を助ける重要な肥料です。
追肥: 生育期(春~秋)に、月に1~2回程度、緩効性の化成肥料や有機肥料、または液体肥料を与えます。バラ専用の肥料を使うとバランスが良いでしょう。
与えすぎに注意: 肥料の与えすぎは、根を傷めたり、病害虫を呼び寄せたりする原因になります。規定量を守りましょう。夏場の暑い時期は、株が弱りやすいため、肥料の量を控えめにするか、一時的に中断します。
5. 剪定
剪定は美しい花を咲かせるための重要作業: 剪定を行うことで、風通しを良くして病気を予防し、株の形を整え、翌シーズンの花付きを良くすることができます。
主な剪定:
冬剪定 (本剪定): 葉が落ちた後の休眠期(1月~2月頃)に行います。ハイブリッド・ティー系統なので、比較的深めに剪定します。全体の高さの1/2~1/3程度を目安に、細い枝、枯れ枝、込み合った枝を根元から切り落とし、太く充実した枝を数本残して切り詰めます。
花がら摘み: 花が終わったら、花首だけでなく、5枚葉の上でカットします。これにより、次の花芽が早く上がり、繰り返し花を楽しむことができます。病気の予防にもつながります。
夏剪定 (軽く): 秋の花を綺麗に咲かせるために、8月下旬~9月上旬頃に、軽く枝先を切り戻す剪定を行うこともあります。
6. 病害虫対策
耐病性は高いが油断は禁物: アプリコットキャンディは病気に強い品種ですが、環境によっては病害虫が発生することもあります。
観察が基本: 日頃から株の様子をよく観察し、病気や害虫の早期発見に努めましょう。葉の裏などもチェックします。
主な病気と対策:
うどんこ病: 葉や蕾に白い粉が付いたようになる病気。日当たりや風通しが悪いと発生しやすい。初期なら、患部を拭き取るか、対応する薬剤を散布します。
黒星病: 葉に黒い斑点ができ、やがて葉が黄色くなって落葉する病気。雨が多い時期や、葉が濡れた状態が続くと発生しやすい。発病した葉は摘み取って処分し、対応する薬剤を散布します。
主な害虫と対策:
アブラムシ: 新芽や蕾に群がって樹液を吸います。見つけ次第、手で取るか、水で洗い流す、または殺虫剤で駆除します。
チュウレンジハバチ: 幼虫が葉を食害し、成虫は若い枝に産卵します。幼虫は見つけ次第捕殺、産卵痕のある枝は切り取ります。
予防が大切: バラの健康状態を保つこと(適切な水やり、肥料、剪定)が、病害虫への抵抗力を高める一番の予防策です。必要に応じて、予防的に薬剤を散布することも有効です。
アプリコットキャンディの楽しみ方・活用アイデア
アプリコットキャンディは、様々なシーンでその魅力を発揮します。
花壇の主役に: まとまりやすい樹形なので、花壇の前景~中景に植えると、優しい色合いがアクセントになります。他の草花との組み合わせも楽しめます。
鉢植えでコンパクトに: ベランダや玄関先など、スペースが限られた場所でも、鉢植えなら気軽に育てられます。移動もできるので、季節や開花状況に合わせてベストポジションに置くことができます。
切り花として: 上品な花色と香りは、切り花としても最適です。一輪挿しでも存在感があり、お部屋を明るく彩ってくれます。咲き始めから開ききるまでの変化を室内でゆっくり楽しむのも素敵です。
寄せ植えのアクセントに: 他のバラや草花との寄せ植えに加えると、アプリコットキャンディの優しい色合いが全体の雰囲気を和らげてくれます。
まとめ:アプリコットキャンディは、バラのある暮らしを豊かにするパートナー
アプリコットキャンディ (Apricot Candy)は、
心和む優しい杏色の美しい花
優雅なティー系の心地よい香り
ドラマティックな花形の変化
長く楽しめる四季咲き性
病気に強く育てやすい
といった、多くの魅力を兼ね備えた素晴らしいバラです。
まさに今日、我が家で咲いた一輪の花が証明するように、その存在は庭に彩りを与え、育てる喜びを教えてくれます。初心者の方がバラ栽培を始める最初の一歩としても、経験豊富な方がコレクションに加える一本としても、自信を持っておすすめできる品種です。
この記事を参考に、ぜひあなたもアプリコットキャンディを育てて、その優しい魅力に触れてみませんか?きっと、あなたのガーデニングライフが、より一層豊かで楽しいものになるはずです。
アプリコットキャンディ Apricot Candy メイアン Meilland フランス Alain Meilland 木立 ブッシュ・ローズ HT ハイブリッドティ 四季咲き オレンジ系統 アプリコット 半剣弁高芯咲き 大輪 中香
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本格開花!太陽のような輝きを放つゴールデン・セレブレーション。2025年春バラと草花。春庭周回。2025年4月28日。
本格開花!太陽のような輝きを放つゴールデン・セレブレーション。2025年春バラと草花。春庭周回。2025年4月28日。
【ゴールデン・セレブレーション育て方】本格開花!初心者向け剪定・誘引ガイド (2025年4月28日)
ゴールデン・セレブレーション春バラ 20250428
黄色の花が本格的に咲き出した。
春爛漫の庭で、ついにこの時がやってきました! デビッド・オースチンの名花、「ゴールデン・セレブレーション」が、今日4月28日、その黄金色の花を本格的に咲き始め、まさに庭の主役として輝きを放っています! 数日前にポツポツと咲き始めた花が、今はアーチやフェンスを覆うように次々と開き、あたり一面を眩しいほどの山吹色に染め上げています。そして、風に乗って運ばれてくる、あのティーとフルーツが混じり合ったような豊かで甘い香り…。五感を通して春の喜びを告げる、最高の瞬間です。
イギリスの著名な育種家デビッド・オースチン氏が生み出したこの「ゴールデン・セレブレーション」は、イングリッシュローズの中でも特に人気の高いクライミング(つるバラ)タイプの一つ。その名の通り黄金色に輝く大輪の花、豊かな香り、そして比較的育てやすい性質を兼ね備え、世界中のガーデナーに愛されています。
「満開のゴールデン・セレブレーション、圧巻!」
「この美しい状態を長く保つには?」
「育て方のポイントをしっかり確認したい!」
この記事では、そんな本格的な開花を迎えた「ゴールデン・セレブレーション」に改めて注目し、その基本情報から輝かしい魅力、初心者でも安心して育てられる詳しい方法、そしてつるバラならではの剪定・誘引のコツ、さらには庭での素敵な活用アイデアまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも「ゴールデン・セレブレーション」を自信を持って育て、その明るい黄色の花を存分に楽しむことができるようになるはずです。さあ、黄金色の祝福をもたらすバラの世界へご案内しましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「ゴールデン・セレブレーション」も栽培しており、その経験に基づいた実践的な情報をお届けします。
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再生リスト ゴールデン・セレブレーション Golden Celebration
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1. 黄金の祝福:イングリッシュローズ 'ゴールデン・セレブレーション' とは?
まずは、「ゴールデン・セレブレーション」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールを見ていきましょう。
作出: 1992年 / イギリス / デビッド・オースチン (David Austin Roses)
系統: S (シュラブ) / イングリッシュローズ
シュラブローズですが、枝が長くしなやかに伸びるため、**クライミングローズ(つるバラ)**として扱われることが非常に多い品種です。
樹形: クライミング(つる性)
樹高: 2.5m ~ 3.5m程度(地植えの場合。環境や仕立て方により変動)
咲き方: 返り咲き(主に春に多くの花が咲き、その後、夏から秋にかけてもポツポツと繰り返し咲く)。
花色: 黄色系統(豊かで深みのある山吹色~ゴールデンイエロー。中心部はやや濃い)。
花形: カップ咲き。咲き進むとやや開いて、中心の雄しべが見えるオープンカップ咲きになる。花弁は波打つように重なる。
花径: 大輪 (10cm~14cm程度)
花弁数: 約55~75枚(資料により差あり)
香り: 強香。ティー系の香りをベースに、フルーツ(柑橘系やアプリコット)の香り、時には蜂蜜やムスクのような甘さも感じさせる、豊かで複雑な香り。
葉: 明るい緑色の葉。
枝: しなやかさがあり、誘引しやすい。トゲは標準的。
耐病性: 比較的高いとされますが、黒星病(黒点病)にはやや弱い傾向があるとも言われます。うどんこ病には比較的強いです。
育てやすさ: 樹勢が強く、基本的な管理で育てられるため、初心者にも挑戦しやすい品種とされています。
花持ち: 良い。
イングリッシュローズを代表する黄色バラ
デビッド・オースチンが生み出した数多くの黄色系のイングリッシュローズの中でも、「ゴールデン・セレブレーション」はその豪華な花と豊かな香り、そしてつるバラとしての利用価値の高さから、特に人気のある品種の一つです。発表以来、世界中で数々の賞を受賞しています。
2. 'ゴールデン・セレブレーション' が愛される理由:その魅力に迫る!
なぜ「ゴールデン・セレブレーション」は多くのガーデナーを魅了し続けるのでしょうか?
魅力1:庭を明るく照らす! 輝くような黄金色の花
このバラの最大の魅力は、その名の通り「黄金の祝福」を思わせる、豊かで深みのある山吹色(ゴールデンイエロー)の花色です。太陽の光を浴びると、まさに黄金色に輝き、庭全体を一気に明るく、華やかな雰囲気にしてくれます。黄色いバラの中には、咲き進むと色が褪せて白っぽくなるものもありますが、「ゴールデン・セレブレーション」は比較的色が褪せにくいとされています。本格的に咲き出した今、その輝きは格別です!
魅力2:豪華で見応えのある大輪カップ咲き
直径10cmを超えることもある大輪の花は、豊かな花弁が重なり合い、美しいカップ咲きとなります。咲き進むにつれてやや開き、中心の雄しべが覗く姿もまた魅力的です。波打つような花弁の重なりが、優雅さと豪華さを演出します。たくさんの花が咲き誇る様子は圧巻です。
魅力3:うっとりするほど豊かで複雑な強香!
見た目の美しさだけでなく、香りも「ゴールデン・セレブレーション」の大きな魅力です。ティー系の爽やかな香りをベースに、甘いフルーツや蜂蜜のような香りが複雑に絡み合い、非常に豊かで心地よい「強香」を放ちます。開花期には、その素晴らしい香りが庭中に漂い、贅沢な時間をもたらしてくれます。本格的な開花と共に、香りも一層豊かになっていることでしょう。
魅力4:春から秋まで楽しめる返り咲き性
主に春に最も多くの花を咲かせますが、その後も夏から秋にかけて繰り返し花を咲かせてくれる返り咲き性を持っています。春ほどのボリュームではないかもしれませんが、ポツポツとでも長く花を楽しめるのは嬉しいポイントです。
魅力5:アーチやフェンスを彩る! つるバラとしての魅力
枝がしなやかに長く伸びるため、つるバラとして様々な構造物に誘引するのに最適です。アーチやパーゴラ、フェンス、壁面、オベリスクなどを、美しい黄金色の花でダイナミックに飾ることができます。
魅力6:比較的育てやすい強健さ
樹勢が強く、基本的な管理で元気に育ちます。耐病性も比較的あるため、初心者の方でも挑戦しやすいイングリッシュローズのつるバラと言えるでしょう。(ただし、黒星病対策は意識した方が良いかもしれません)
3. 'ゴールデン・セレブレーション'の育て方【完全ガイド】初心者も安心!
ここからは、「ゴールデン・セレブレーション」を元気に育て、毎年美しい黄色の花を楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
3.1. 植え付け:健やかな成長のための第一歩!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。日当たりが良いほど、花付きが良く、花色も鮮やかになります。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に繋がります。壁際などに植える場合も、壁との間に少し空間を空けるなど工夫しましょう。
誘引スペース: つるバラなので、枝を誘引するための十分なスペース(壁面、フェンス、アーチなど)がある場所を選びます。成長後の大きさを考慮しましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥や腐葉土、元肥(緩効性肥料)を混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします(特にポット苗の場合、根が回っていたら底を少し崩す)。裸苗の場合は、根を水に数時間浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分(株元のこぶ状の部分)が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。深植えは避けます。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
地植えの場合は、株が安定するまで仮の支柱を立てると良いでしょう。
3.2. 水やり:基本を守って、乾湿のメリハリを
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に開花期(今!)は、たくさんの花を咲かせ、維持するために水分を多く必要とします。 水切れさせないように注意が必要です。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日必要になることも。朝夕の涼しい時間帯に与えます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣を。
3.3. 肥料:美しい花を咲かせ続けるために!
バラは肥料を好む植物です。「ゴールデン・セレブレーション」の返り咲き性を引き出し、たくさんの花を咲かせるためには、適切な施肥が欠かせません。
寒肥(元肥): 冬の休眠期(12月~1月頃)に、有機質肥料(油かす、骨粉、発酵済み牛ふんなど)や緩効性化成肥料を、株元から少し離れた場所に施します。これが1年間の生育の基礎となります。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与え、芽の成長を促します。
開花期の追肥: 蕾が膨らみ、花が本格的に咲き始めたこの時期(4月下旬~5月)、開花エネルギーを補給し、まだ咲いていない蕾の成長も促すために液体肥料を週に1回程度与えるのが効果的です。
【重要】お礼肥(花後): 春の一番花が終わった後(5月~6月頃)に、開花で消耗した体力を回復させるために、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。返り咲き品種にとって、お礼肥は次の開花への大切なステップです。
夏の追肥: 夏にも返り咲きますが、暑さで株が弱り気味な場合は、肥料は控えるか、薄めの液体肥料を少量与える程度にします。
秋の追肥: 秋の開花に向けて(8月下旬~9月頃)に、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料を使うと、バランス良く栄養を与えることができます。緩効性肥料を基本とし、生育期には液体肥料を補助的に使うのがおすすめです。
3.4. 病害虫対策:耐病性は高いが、黒星病には注意
「ゴールデン・セレブレーション」は比較的耐病性が高い品種ですが、黒星病(黒点病)にはやや弱い傾向があるとされます。
黒星病対策:
風通しと日当たりを確保する: 適切な剪定と誘引で、葉が密集しないようにします。
泥はねを防ぐ: 株元をマルチング材(バークチップなど)で覆います。
早期発見・除去: 葉に黒い斑点を見つけたら、早めにその葉を取り除いて処分します。被害が広がらないようにすることが大切です。
薬剤散布: 発生しやすい梅雨時期や秋雨の時期には、予防的に殺菌剤を散布するのが効果的です。治療効果のある薬剤もあります。薬剤はローテーションして使いましょう。
その他の病害虫: うどんこ病(比較的強いですが発生することも)、アブラムシ、ハダニ、チュウレンジハバチなどにも注意が必要です。定期的な観察と早期対処を心がけましょう。開花期はアブラムシやスリップスが花に付いていないかよく確認しましょう。
4. 【重要】つるバラとしての剪定と誘引:美しい姿と豊かな花のために!
「ゴールデン・セレブレーション」を美しく咲かせるためには、つるバラとしての適切な「剪定」と「誘引」が最も重要です。
4.1. 剪定と誘引の目的
美しい樹形を作り、構造物(アーチ、フェンス等)に沿わせる。
花付きを良くする(花が咲く枝を効率よく発生させる)。
古い枝を整理し、株を若返らせる。
風通しや日当たりを改善し、病害虫を予防する。
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):春の景色を作るメイン作業!
冬の休眠期に行う剪定と誘引が、春の豪華な開花(まさに今!)の基礎を作ります。来年に向けて覚えておきましょう。
剪定:
まず、枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝などを付け根から切り取ります。
次に、株元から数えて3~4年以上経った古い主枝(樹皮がゴツゴツしていることが多い)があれば、これも付け根から切り取り、新しい元気なシュートへの世代交代を促します。
残した**若くて元気な主枝(主に前年伸びたシュート)**は、先端を軽く切り詰める程度にします。
その主枝から出ている**細い枝(側枝)**に春の花が咲きます。この側枝を、付け根から数えて2~3芽(長さ10~15cm程度)残して切り詰めます。
誘引:
剪定が終わったら、残した主枝をアーチ、フェンス、オベリスクなどの構造物に固定していきます。
最大のポイントは、枝をできるだけ水平に近い角度(斜め45度以下)に寝かせて誘引すること! これにより、枝の各節から上向きに花を咲かせる側枝がたくさん伸びてきます。
枝同士が重ならないように、空間にバランス良く配置します。
麻ひもやビニールタイなどで、枝に食い込まないように、ゆとりを持たせて8の字に結びつけ、しっかりと固定します。「ゴールデン・セレブレーション」の枝は比較的しなやかなので、誘引しやすいでしょう。
4.3. 花後の剪定(随時):返り咲きを促す!
「ゴールデン・セレブレーション」は返り咲き性があるので、花後の手入れで次の開花を促します。今まさに本格的に咲き始めた花も、終わったらこの作業が必要です。
花がら切り: 咲き終わった花は、花がらだけでなく、花の下の5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上で切り戻します。 これをこまめに行うことで、株の消耗を防ぎ、次の花芽が上がりやすくなります。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で切り戻します。
4.4. シュートの管理(春~夏)
春から夏にかけて、株元や枝の途中から勢いよく伸びてくるシュートは、来年以降の主役となる大切な枝です。
保護: 非常に柔らかく折れやすいので、見つけたら早めに支柱を立てて保護しましょう。
仮誘引: 伸びてきたら、邪魔にならないように、また風で折れないように、支柱や既存の枝に軽く留めておきます(本格的な誘引は冬)。
4.5. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋にも花を楽しみたい場合、夏剪定を行うことがあります。春に咲いた枝などを軽く切り戻し、株全体を整えます。ただし、つるバラの夏剪定は必須ではなく、軽く整える程度にとどめます。
5. 'ゴールデン・セレブレーション' を活かすガーデンアイデア:明るい黄色で庭を彩る!
鮮やかな黄色の「ゴールデン・セレブレーション」は、庭の様々なシーンで主役級の活躍をします。
華やかなアーチやパーゴラ: 庭の入り口や通路を飾るアーチに誘引すれば、訪れる人を黄金色の花で迎える、豪華で明るい空間が生まれます。パーゴラに這わせれば、香りも楽しめます。満開の時期は特に見事です。
壁面やフェンスを明るく染める: 広範囲を鮮やかな黄色で覆うことができます。特に、ブルーグレーや濃いブラウン、シックなレンガ色の壁などを背景にすると、黄色が一層引き立ち、モダンな雰囲気も演出できます。
オベリスクで存在感を: 庭の中にアクセントとしてオベリスクを立て、そこに絡ませれば、立体的な黄金色の花のタワーが楽しめます。
他の植物との美しいコントラスト:
クレマチス: 青や紫系のクレマチスとの組み合わせは、黄色の補色となり、互いを最高に引き立て合う、定番にして最高の組み合わせです。'ジャックマニー' や 'ザ・プレジデント' などと合わせると、息をのむような美しさです。
他のバラ: アプリコットオレンジ系のイングリッシュローズ(例: レディ・オブ・シャーロット)と合わせて暖色系のグラデーションを楽しんだり、深い赤系のバラと合わせてドラマチックな対比を楽しんだりするのも素敵です。
下草: 株元には、ブルー系のサルビア・ネモローサやネペタ(キャットミント)、紫色のバーベナなどを合わせると、色のコントラストが美しくまとまります。
鉢植え(大型)での栽培: 大きめの鉢(10号以上推奨)とオベリスクなどの支柱を使えば、ベランダやテラスでも管理可能です。移動できるので、日当たり管理がしやすい利点もあります。
6. まとめ:太陽のような輝きと香りを放つ、祝福のバラ、開花本番!
今回は、デビッド・オースチンの傑作イングリッシュローズ、「ゴールデン・セレブレーション」について、その魅力、育て方の詳細、そしてつるバラとしての管理ポイントを詳しくご紹介しました。
ゴールデン・セレブレーションは、輝くような山吹色(ゴールデンイエロー)の大輪カップ咲きと、豊かなティー&フルーツ系の強香が魅力のつるバラ。
イングリッシュローズの中でも特に人気が高く、アーチやフェンスなど様々な場所で活躍する。
返り咲き性があり、春を中心に長く花を楽しめる。
比較的育てやすく強健だが、黒星病にはやや注意が必要。
育て方のポイントは、日当たりの確保、適切な水やりと肥料、そしてつるバラとしての冬の剪定・誘引。
今日、庭で本格的に咲き始めた「ゴールデン・セレブレーション」。その黄金色の輝きと芳醇な香りは、まさに春の庭のクライマックスを告げるファンファーレのようです。
その育てやすさと圧倒的な美しさ、そして素晴らしい香りを兼ね備えた「ゴールデン・セレブレーション」は、きっとあなたの庭に、輝くような喜びとエレガントな雰囲気をもたらしてくれるはずです。ぜひ、この素晴らしいバラとの暮らしを楽しんでください。
[02memo]では、「ゴールデン・セレブレーション」の成長記録や開花の様子、他のイングリッシュローズの情報も発信しています。ぜひ、ブログやSNS、YouTubeもチェックしてみてくださいね!
ゴールデン・セレブレーション Golden Celebration デビッド・オースチン David Austin イギリス ツル クライミング・ローズ イングリッシュローズ S シュラブ 返り咲き 黄色系統 山吹色 カップ咲き 大輪 強香
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黄色の花が本格的に咲き出した。
春爛漫の庭で、ついにこの時がやってきました! デビッド・オースチンの名花、「ゴールデン・セレブレーション」が、今日4月28日、その黄金色の花を本格的に咲き始め、まさに庭の主役として輝きを放っています! 数日前にポツポツと咲き始めた花が、今はアーチやフェンスを覆うように次々と開き、あたり一面を眩しいほどの山吹色に染め上げています。そして、風に乗って運ばれてくる、あのティーとフルーツが混じり合ったような豊かで甘い香り…。五感を通して春の喜びを告げる、最高の瞬間です。
イギリスの著名な育種家デビッド・オースチン氏が生み出したこの「ゴールデン・セレブレーション」は、イングリッシュローズの中でも特に人気の高いクライミング(つるバラ)タイプの一つ。その名の通り黄金色に輝く大輪の花、豊かな香り、そして比較的育てやすい性質を兼ね備え、世界中のガーデナーに愛されています。
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「この美しい状態を長く保つには?」
「育て方のポイントをしっかり確認したい!」
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1. 黄金の祝福:イングリッシュローズ 'ゴールデン・セレブレーション' とは?
まずは、「ゴールデン・セレブレーション」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールを見ていきましょう。
作出: 1992年 / イギリス / デビッド・オースチン (David Austin Roses)
系統: S (シュラブ) / イングリッシュローズ
シュラブローズですが、枝が長くしなやかに伸びるため、**クライミングローズ(つるバラ)**として扱われることが非常に多い品種です。
樹形: クライミング(つる性)
樹高: 2.5m ~ 3.5m程度(地植えの場合。環境や仕立て方により変動)
咲き方: 返り咲き(主に春に多くの花が咲き、その後、夏から秋にかけてもポツポツと繰り返し咲く)。
花色: 黄色系統(豊かで深みのある山吹色~ゴールデンイエロー。中心部はやや濃い)。
花形: カップ咲き。咲き進むとやや開いて、中心の雄しべが見えるオープンカップ咲きになる。花弁は波打つように重なる。
花径: 大輪 (10cm~14cm程度)
花弁数: 約55~75枚(資料により差あり)
香り: 強香。ティー系の香りをベースに、フルーツ(柑橘系やアプリコット)の香り、時には蜂蜜やムスクのような甘さも感じさせる、豊かで複雑な香り。
葉: 明るい緑色の葉。
枝: しなやかさがあり、誘引しやすい。トゲは標準的。
耐病性: 比較的高いとされますが、黒星病(黒点病)にはやや弱い傾向があるとも言われます。うどんこ病には比較的強いです。
育てやすさ: 樹勢が強く、基本的な管理で育てられるため、初心者にも挑戦しやすい品種とされています。
花持ち: 良い。
イングリッシュローズを代表する黄色バラ
デビッド・オースチンが生み出した数多くの黄色系のイングリッシュローズの中でも、「ゴールデン・セレブレーション」はその豪華な花と豊かな香り、そしてつるバラとしての利用価値の高さから、特に人気のある品種の一つです。発表以来、世界中で数々の賞を受賞しています。
2. 'ゴールデン・セレブレーション' が愛される理由:その魅力に迫る!
なぜ「ゴールデン・セレブレーション」は多くのガーデナーを魅了し続けるのでしょうか?
魅力1:庭を明るく照らす! 輝くような黄金色の花
このバラの最大の魅力は、その名の通り「黄金の祝福」を思わせる、豊かで深みのある山吹色(ゴールデンイエロー)の花色です。太陽の光を浴びると、まさに黄金色に輝き、庭全体を一気に明るく、華やかな雰囲気にしてくれます。黄色いバラの中には、咲き進むと色が褪せて白っぽくなるものもありますが、「ゴールデン・セレブレーション」は比較的色が褪せにくいとされています。本格的に咲き出した今、その輝きは格別です!
魅力2:豪華で見応えのある大輪カップ咲き
直径10cmを超えることもある大輪の花は、豊かな花弁が重なり合い、美しいカップ咲きとなります。咲き進むにつれてやや開き、中心の雄しべが覗く姿もまた魅力的です。波打つような花弁の重なりが、優雅さと豪華さを演出します。たくさんの花が咲き誇る様子は圧巻です。
魅力3:うっとりするほど豊かで複雑な強香!
見た目の美しさだけでなく、香りも「ゴールデン・セレブレーション」の大きな魅力です。ティー系の爽やかな香りをベースに、甘いフルーツや蜂蜜のような香りが複雑に絡み合い、非常に豊かで心地よい「強香」を放ちます。開花期には、その素晴らしい香りが庭中に漂い、贅沢な時間をもたらしてくれます。本格的な開花と共に、香りも一層豊かになっていることでしょう。
魅力4:春から秋まで楽しめる返り咲き性
主に春に最も多くの花を咲かせますが、その後も夏から秋にかけて繰り返し花を咲かせてくれる返り咲き性を持っています。春ほどのボリュームではないかもしれませんが、ポツポツとでも長く花を楽しめるのは嬉しいポイントです。
魅力5:アーチやフェンスを彩る! つるバラとしての魅力
枝がしなやかに長く伸びるため、つるバラとして様々な構造物に誘引するのに最適です。アーチやパーゴラ、フェンス、壁面、オベリスクなどを、美しい黄金色の花でダイナミックに飾ることができます。
魅力6:比較的育てやすい強健さ
樹勢が強く、基本的な管理で元気に育ちます。耐病性も比較的あるため、初心者の方でも挑戦しやすいイングリッシュローズのつるバラと言えるでしょう。(ただし、黒星病対策は意識した方が良いかもしれません)
3. 'ゴールデン・セレブレーション'の育て方【完全ガイド】初心者も安心!
ここからは、「ゴールデン・セレブレーション」を元気に育て、毎年美しい黄色の花を楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
3.1. 植え付け:健やかな成長のための第一歩!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。日当たりが良いほど、花付きが良く、花色も鮮やかになります。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に繋がります。壁際などに植える場合も、壁との間に少し空間を空けるなど工夫しましょう。
誘引スペース: つるバラなので、枝を誘引するための十分なスペース(壁面、フェンス、アーチなど)がある場所を選びます。成長後の大きさを考慮しましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥や腐葉土、元肥(緩効性肥料)を混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします(特にポット苗の場合、根が回っていたら底を少し崩す)。裸苗の場合は、根を水に数時間浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分(株元のこぶ状の部分)が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。深植えは避けます。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
地植えの場合は、株が安定するまで仮の支柱を立てると良いでしょう。
3.2. 水やり:基本を守って、乾湿のメリハリを
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に開花期(今!)は、たくさんの花を咲かせ、維持するために水分を多く必要とします。 水切れさせないように注意が必要です。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日必要になることも。朝夕の涼しい時間帯に与えます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣を。
3.3. 肥料:美しい花を咲かせ続けるために!
バラは肥料を好む植物です。「ゴールデン・セレブレーション」の返り咲き性を引き出し、たくさんの花を咲かせるためには、適切な施肥が欠かせません。
寒肥(元肥): 冬の休眠期(12月~1月頃)に、有機質肥料(油かす、骨粉、発酵済み牛ふんなど)や緩効性化成肥料を、株元から少し離れた場所に施します。これが1年間の生育の基礎となります。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与え、芽の成長を促します。
開花期の追肥: 蕾が膨らみ、花が本格的に咲き始めたこの時期(4月下旬~5月)、開花エネルギーを補給し、まだ咲いていない蕾の成長も促すために液体肥料を週に1回程度与えるのが効果的です。
【重要】お礼肥(花後): 春の一番花が終わった後(5月~6月頃)に、開花で消耗した体力を回復させるために、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。返り咲き品種にとって、お礼肥は次の開花への大切なステップです。
夏の追肥: 夏にも返り咲きますが、暑さで株が弱り気味な場合は、肥料は控えるか、薄めの液体肥料を少量与える程度にします。
秋の追肥: 秋の開花に向けて(8月下旬~9月頃)に、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料を使うと、バランス良く栄養を与えることができます。緩効性肥料を基本とし、生育期には液体肥料を補助的に使うのがおすすめです。
3.4. 病害虫対策:耐病性は高いが、黒星病には注意
「ゴールデン・セレブレーション」は比較的耐病性が高い品種ですが、黒星病(黒点病)にはやや弱い傾向があるとされます。
黒星病対策:
風通しと日当たりを確保する: 適切な剪定と誘引で、葉が密集しないようにします。
泥はねを防ぐ: 株元をマルチング材(バークチップなど)で覆います。
早期発見・除去: 葉に黒い斑点を見つけたら、早めにその葉を取り除いて処分します。被害が広がらないようにすることが大切です。
薬剤散布: 発生しやすい梅雨時期や秋雨の時期には、予防的に殺菌剤を散布するのが効果的です。治療効果のある薬剤もあります。薬剤はローテーションして使いましょう。
その他の病害虫: うどんこ病(比較的強いですが発生することも)、アブラムシ、ハダニ、チュウレンジハバチなどにも注意が必要です。定期的な観察と早期対処を心がけましょう。開花期はアブラムシやスリップスが花に付いていないかよく確認しましょう。
4. 【重要】つるバラとしての剪定と誘引:美しい姿と豊かな花のために!
「ゴールデン・セレブレーション」を美しく咲かせるためには、つるバラとしての適切な「剪定」と「誘引」が最も重要です。
4.1. 剪定と誘引の目的
美しい樹形を作り、構造物(アーチ、フェンス等)に沿わせる。
花付きを良くする(花が咲く枝を効率よく発生させる)。
古い枝を整理し、株を若返らせる。
風通しや日当たりを改善し、病害虫を予防する。
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):春の景色を作るメイン作業!
冬の休眠期に行う剪定と誘引が、春の豪華な開花(まさに今!)の基礎を作ります。来年に向けて覚えておきましょう。
剪定:
まず、枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝などを付け根から切り取ります。
次に、株元から数えて3~4年以上経った古い主枝(樹皮がゴツゴツしていることが多い)があれば、これも付け根から切り取り、新しい元気なシュートへの世代交代を促します。
残した**若くて元気な主枝(主に前年伸びたシュート)**は、先端を軽く切り詰める程度にします。
その主枝から出ている**細い枝(側枝)**に春の花が咲きます。この側枝を、付け根から数えて2~3芽(長さ10~15cm程度)残して切り詰めます。
誘引:
剪定が終わったら、残した主枝をアーチ、フェンス、オベリスクなどの構造物に固定していきます。
最大のポイントは、枝をできるだけ水平に近い角度(斜め45度以下)に寝かせて誘引すること! これにより、枝の各節から上向きに花を咲かせる側枝がたくさん伸びてきます。
枝同士が重ならないように、空間にバランス良く配置します。
麻ひもやビニールタイなどで、枝に食い込まないように、ゆとりを持たせて8の字に結びつけ、しっかりと固定します。「ゴールデン・セレブレーション」の枝は比較的しなやかなので、誘引しやすいでしょう。
4.3. 花後の剪定(随時):返り咲きを促す!
「ゴールデン・セレブレーション」は返り咲き性があるので、花後の手入れで次の開花を促します。今まさに本格的に咲き始めた花も、終わったらこの作業が必要です。
花がら切り: 咲き終わった花は、花がらだけでなく、花の下の5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上で切り戻します。 これをこまめに行うことで、株の消耗を防ぎ、次の花芽が上がりやすくなります。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で切り戻します。
4.4. シュートの管理(春~夏)
春から夏にかけて、株元や枝の途中から勢いよく伸びてくるシュートは、来年以降の主役となる大切な枝です。
保護: 非常に柔らかく折れやすいので、見つけたら早めに支柱を立てて保護しましょう。
仮誘引: 伸びてきたら、邪魔にならないように、また風で折れないように、支柱や既存の枝に軽く留めておきます(本格的な誘引は冬)。
4.5. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋にも花を楽しみたい場合、夏剪定を行うことがあります。春に咲いた枝などを軽く切り戻し、株全体を整えます。ただし、つるバラの夏剪定は必須ではなく、軽く整える程度にとどめます。
5. 'ゴールデン・セレブレーション' を活かすガーデンアイデア:明るい黄色で庭を彩る!
鮮やかな黄色の「ゴールデン・セレブレーション」は、庭の様々なシーンで主役級の活躍をします。
華やかなアーチやパーゴラ: 庭の入り口や通路を飾るアーチに誘引すれば、訪れる人を黄金色の花で迎える、豪華で明るい空間が生まれます。パーゴラに這わせれば、香りも楽しめます。満開の時期は特に見事です。
壁面やフェンスを明るく染める: 広範囲を鮮やかな黄色で覆うことができます。特に、ブルーグレーや濃いブラウン、シックなレンガ色の壁などを背景にすると、黄色が一層引き立ち、モダンな雰囲気も演出できます。
オベリスクで存在感を: 庭の中にアクセントとしてオベリスクを立て、そこに絡ませれば、立体的な黄金色の花のタワーが楽しめます。
他の植物との美しいコントラスト:
クレマチス: 青や紫系のクレマチスとの組み合わせは、黄色の補色となり、互いを最高に引き立て合う、定番にして最高の組み合わせです。'ジャックマニー' や 'ザ・プレジデント' などと合わせると、息をのむような美しさです。
他のバラ: アプリコットオレンジ系のイングリッシュローズ(例: レディ・オブ・シャーロット)と合わせて暖色系のグラデーションを楽しんだり、深い赤系のバラと合わせてドラマチックな対比を楽しんだりするのも素敵です。
下草: 株元には、ブルー系のサルビア・ネモローサやネペタ(キャットミント)、紫色のバーベナなどを合わせると、色のコントラストが美しくまとまります。
鉢植え(大型)での栽培: 大きめの鉢(10号以上推奨)とオベリスクなどの支柱を使えば、ベランダやテラスでも管理可能です。移動できるので、日当たり管理がしやすい利点もあります。
6. まとめ:太陽のような輝きと香りを放つ、祝福のバラ、開花本番!
今回は、デビッド・オースチンの傑作イングリッシュローズ、「ゴールデン・セレブレーション」について、その魅力、育て方の詳細、そしてつるバラとしての管理ポイントを詳しくご紹介しました。
ゴールデン・セレブレーションは、輝くような山吹色(ゴールデンイエロー)の大輪カップ咲きと、豊かなティー&フルーツ系の強香が魅力のつるバラ。
イングリッシュローズの中でも特に人気が高く、アーチやフェンスなど様々な場所で活躍する。
返り咲き性があり、春を中心に長く花を楽しめる。
比較的育てやすく強健だが、黒星病にはやや注意が必要。
育て方のポイントは、日当たりの確保、適切な水やりと肥料、そしてつるバラとしての冬の剪定・誘引。
今日、庭で本格的に咲き始めた「ゴールデン・セレブレーション」。その黄金色の輝きと芳醇な香りは、まさに春の庭のクライマックスを告げるファンファーレのようです。
その育てやすさと圧倒的な美しさ、そして素晴らしい香りを兼ね備えた「ゴールデン・セレブレーション」は、きっとあなたの庭に、輝くような喜びとエレガントな雰囲気をもたらしてくれるはずです。ぜひ、この素晴らしいバラとの暮らしを楽しんでください。
[02memo]では、「ゴールデン・セレブレーション」の成長記録や開花の様子、他のイングリッシュローズの情報も発信しています。ぜひ、ブログやSNS、YouTubeもチェックしてみてくださいね!
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2025年04月28日
アメリカ生まれの夕日色バラ「ロイヤルサンセット」 Royal Sunset⠀オレンジの花が1個咲いた。2025年4月28日
ロイヤルサンセット Royal Sunset⠀オレンジの花が1個咲いた。2025年4月28日
【ロイヤルサンセットの全て】夕日色のツルバラを美しく咲かせる方法と魅力を徹底解説!
ガーデニング愛好家の皆さん、こんにちは!今回は、庭を華やかに彩る魅力的なバラ、「ロイヤルサンセット(Royal Sunset)」に焦点を当ててご紹介します。
その名の通り、夕日のような温かみのあるオレンジ色の花が特徴のロイヤルサンセットは、世界中のガーデナーから愛されるつるバラです。「憧れのアーチにバラを這わせたい」「壁面いっぱいに花を咲かせたい」そんな夢を叶えてくれる、つるバラならではのダイナミックな魅力を持っています。
この記事では、ロイヤルサンセットが持つ唯一無二の特徴や魅力を深掘りし、初心者の方でも安心して育てられるよう、詳しい栽培方法から美しく咲かせるためのコツまで、徹底的に解説します。
この記事を読めば、ロイヤルサンセットの魅力の全てが分かり、あなたもきっとこの素晴らしいバラを庭に迎えたくなるはずです。ぜひ最後までお読みください。
ロイヤルサンセット(Royal Sunset)とは?基本情報と歴史
まずは、ロイヤルサンセットがどのようなバラなのか、その基本的な情報をご紹介します。
ロイヤルサンセットは、アメリカの著名なバラ育種家であるデニソン・モーリー(Dennison Morey)氏によって作出された、比較的新しい品種です。作出国がアメリカであることも、そのおおらかで力強い性質に影響を与えているのかもしれません。
品種名:ロイヤルサンセット(Royal Sunset)
作出者:デニソン・モーリー(Dennison Morey)
作出国:アメリカ
作出年:1960年
分類:ツルバラ(クライミング・ローズ)
系統:LCl (Large-flowered Climber) ラージ・フラワード・クライマー
開花習性:四季咲き
花色:渋いオレンジ(オレンジ系統)
花形:丸弁咲き
花径:大輪
香り:中香
ラージ・フラワード・クライマー系統に属することからも分かるように、大きな花を咲かせながらも旺盛に枝を伸ばし、壁面や構造物を覆うように生育するのが特徴です。四季咲き性も持ち合わせているため、春の最盛期だけでなく、条件が良ければ夏や秋にも返り咲きを楽しむことができます。
ロイヤルサンセットの心を奪われる主な特徴
ロイヤルサンセットが多くのバラ愛好家を惹きつける理由は、そのユニークで魅力的な特徴にあります。具体的にどのような点が高い評価を得ているのかを見ていきましょう。
まるで夕日!唯一無二の美しい花色と存在感のある花形
ロイヤルサンセットの最大の魅力は、何と言ってもその花色です。一般的なオレンジ色のバラとは一線を画す、深みのある「渋いオレンジ色」は、まさに夕暮れ時の空を思わせるようなノスタルジックで温かい色合いです。蕾のうちはアプリコットの色合いが強く、開花が進むにつれてオレンジ色が深まり、時にはピンクや黄色のニュアンスも感じられます。この色の変化も、ロイヤルサンセットの観賞価値を高めています。
花形は、ふっくらとした「丸弁咲き」で、花弁が幾重にも重なるカップ咲きから、開くにつれてロゼット咲きのような端正な形になります。花径は大きく、存在感のある「大輪」の花を咲かせます。一輪でも見ごたえがありますが、房になって咲くことも多く、満開時には圧倒的な迫力で見る者を魅了します。
ほのかに香る上品な「中香」
バラ選びにおいて、香りは重要な要素の一つです。ロイヤルサンセットの香りは「中香」とされています。強すぎる香りが苦手な方にも心地よく感じられる、ほのかで上品な香りが特徴です。ティー系の香りと表現されることもあり、開花期には庭に近づくとふわりと甘く優しい香りが漂い、空間を癒やしのムードで満たしてくれます。香りの感じ方には個人差がありますが、多くの人が魅力的に感じるフルーティーでフローラルなニュアンスを含んでいます。
旺盛な成長力と「クライミング・ローズ」としての性質
ロイヤルサンセットは、分類上「ツルバラ(クライミング・ローズ)」であり、特に「ラージ・フラワード・クライマー」に属します。この系統のバラは、比較的硬めのしっかりしたシュート(新しい枝)を勢いよく伸ばすのが特徴です。適切に誘引することで、数メートルに渡って枝を広げ、構造物をダイナミックに覆うことができます。成長力が旺盛なので、広いスペースでのびのびと育てたい場合や、早期に構造物をバラで飾りたい場合に非常に適しています。
長く楽しめる「四季咲き」の開花習性
多くのつるバラが一季咲きであるのに対し、ロイヤルサンセットは「四季咲き性」を持っています。春の最も豪華な開花期はもちろんのこと、適切な管理を行うことで、夏や秋にも繰り返し花を楽しむことができます。春の開花に比べると花の数は少なくなる傾向がありますが、その美しい姿と香りを長い期間堪能できるのは、ガーデナーにとって大きな喜びです。春、夏、秋と季節ごとの庭の表情を、ロイヤルサンセットの花色とともに楽しむことができます。
ロイヤルサンセットを庭に取り入れる魅力
ロイヤルサンセットが持つ特徴は、ガーデンデザインや日々の暮らしにどのような魅力をもたらしてくれるのでしょうか。
立体的なガーデンデザインを叶える最高の素材
ツルバラであるロイヤルサンセットは、庭に立体感と奥行きをもたらすのに最適な植物です。アーチに誘引すれば、花のトンネルを作り出し、まるで絵本の世界に入り込んだような幻想的な空間を演出できます。パーゴラやガゼボに絡ませれば、日陰を作りつつ美しい花の天井を楽しむことができます。また、壁面やフェンスに沿わせて誘引すれば、無機質な構造物を緑と花で覆い隠し、華やかでプライベートな空間を作り出す目隠しとしても機能します。ロイヤルサンセットの旺盛な成長力と相まって、ダイナミックな景観を作り出すことが可能です。
庭のアクセントになる存在感のあるカラーリング
ロイヤルサンセットの渋いオレンジ色の花は、庭の中で非常に存在感のあるアクセントとなります。緑葉とのコントラストはもちろんのこと、他の植物との組み合わせによって様々な表情を見せてくれます。例えば、青や紫色の宿根草(例:ラベンダー、キャットミント、デルフィニウムなど)と組み合わせると、ロイヤルサンセットのオレンジ色がより一層際立ち、お互いの色を引き立て合う美しいコントラストが生まれます。白やクリーム色の花との組み合わせは、上品で洗練された印象に。また、同系色の黄色やアプリコット色の花と組み合わせると、暖かみのあるグラデーションを楽しむことができます。ロイヤルサンセットの色を基点に、多彩なカラーコーディネートが可能です。
初心者にも嬉しい!比較的容易なメンテナンス性
バラは育てるのが難しいというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ロイヤルサンセットは比較的丈夫で育てやすい品種として知られています。特に、バラの生育を阻害する主要な病害虫である黒星病やうどんこ病、アブラムシなどに対する耐性が比較的強いとされています。もちろん、全く病害虫が発生しないわけではありませんが、適切な環境と基本的な手入れをしていれば、深刻な状況になりにくい傾向があります。バラ栽培の初心者の方でも、比較的安心して美しい花を咲かせることができるでしょう。
ロイヤルサンセットの詳しい育て方:美しさを最大限に引き出すために
ここからは、ロイヤルサンセットを健康に育て、その美しい花を最大限に楽しむための具体的な育て方をご紹介します。適切な手入れを行うことで、株はより強く育ち、たくさんの花を咲かせてくれます。
① 適した環境選び:日当たりと風通し、そして土壌
バラにとって最も重要なのは、植え付ける場所選びです。
日当たり: バラは基本的に日光を大変好みます。ロイヤルサンセットも例外ではなく、1日に最低でも6時間以上、理想的には午前中からしっかりと日が当たる場所を選びましょう。日照不足は、株が軟弱になり、花付きが悪くなるだけでなく、病害虫の発生リスクを高めます。
風通し: 適度な風通しは、葉の表面の湿度を下げ、黒星病やうどんこ病といった病気の発生を抑制するために非常に重要です。建物や壁に近すぎる場所や、周囲を他の植物で囲まれすぎている場所は避け、空気が滞留しない場所を選びましょう。
土壌: バラは「水はけが良く、かつ水持ちの良い、肥沃な土壌」を好みます。粘土質の固い土壌や、砂質の水がすぐに抜けてしまう土壌では生育が悪くなることがあります。植え付け前に、堆肥や腐葉土などの有機物をたっぷりと混ぜ込み、土壌をふかふかに改良することが大切です。市販のバラ専用培養土を利用するのも良い方法です。pHは弱酸性(pH 6.0~6.5程度)が理想とされています。
② 植え付けのポイント:根の環境を整える
植え付けは、バラのその後の生育を左右する大切な作業です。
植え付け時期: ロイヤルサンセットの植え付けに最適な時期は、バラの休眠期にあたる冬(12月~2月頃)、または新芽が動き出す前の早春(3月~4月上旬頃)です。ただし、寒冷地では春植えの方が安全な場合もあります。ポット苗であれば、厳寒期や真夏を除けば比較的いつでも植え付け可能ですが、根の活着を考えると上記の時期がおすすめです。
植え穴の準備: 株の根鉢の2倍以上の大きさ(幅、深さともに50cm程度が目安)の植え穴を掘ります。
土壌改良: 掘り上げた土に、完熟堆肥、腐葉土、バラ専用の元肥(緩効性化成肥料や有機肥料)などを規定量混ぜて、しっかりと土壌改良を行います。これにより、根がスムーズに伸びるためのふかふかの土壌と、生育に必要な栄養分を確保できます。
植え付け: 根鉢を崩しすぎないように慎重にポットから取り出し、植え穴の中央に置きます。接ぎ木部分(台木と穂木の繋ぎ目にある膨らみ)が地表に出るように調整し、改良した土を隙間なく埋め戻します。この時、株を軽く揺すりながら土を入れ込むと、根と土がよく馴染みます。最後に、たっぷりと水を与え、土と根を密着させます。
③ 施肥と水やり:生育段階に合わせたケア
健全な生育と美しい花を咲かせるためには、適切な施肥と水やりが欠かせません。
施肥: バラは肥料を好む植物です。主な施肥時期は、株が休眠している**冬(12月~2月頃)**に、株の基部から少し離れた場所に寒肥として有機肥料や緩効性化成肥料を施します。これにより、春の芽出しからの生育をサポートします。また、春の開花後、夏、秋の開花前にも追肥を行うと、繰り返し花を楽しむことができます。肥料の種類や量は、製品の指示に従ってください。肥料過多は根を傷める原因となるため注意が必要です。
水やり: 基本は「土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与える」です。鉢植えの場合は、鉢底から水が流れ出るまでしっかりと与えます。地植えの場合は、植え付け直後や乾燥が続く時期以外は、自然の降雨に任せても大丈夫なことが多いですが、夏の乾燥期には朝か夕方にたっぷりと水を与えましょう。水やりは、株元に直接行うのがポイントです。葉や花に水がかかると、病気の原因となることがあるため、注意が必要です。
④ 剪定と誘引:理想の樹形と花付きのために
つるバラであるロイヤルサンセットを美しく仕立てるためには、剪定と誘引が非常に重要です。
剪定: 主な剪定時期は、株が休眠している冬(12月~2月頃)です。古くなって花付きが悪くなった枝、枯れた枝、病気にかかった枝、細くて弱い枝などを根元から剪定し、健康な枝に更新します。また、長く伸びすぎたシュートは、誘引する場所に合わせて長さを調整します。枝が込み合っている部分は適度に間引き、風通しを良くすることも病害虫予防につながります。
誘引: 剪定と合わせて行うのが誘引です。つるバラは、枝を水平や斜めに固定することで、花芽がつきやすくなる性質(頂芽優勢を抑制し、側芽の成長を促す)があります。アーチやトレリス、フェンスなどの構造物に、剪定で整理した枝をバランス良く配置し、麻紐やビニールタイなどで優しく固定していきます。この時、枝と枝の間隔を適度に空け、風通しを確保することを意識しましょう。春になると、誘引した枝からたくさんの花が咲き誇ります。
⑤ 病害虫対策:早期発見と予防がカギ
ロイヤルサンセットは比較的病害虫に強い品種ですが、全く発生しないわけではありません。早期発見と適切な対策が重要です。
主な病気:
黒星病: 葉に黒い斑点が現れ、ひどくなると落葉します。風通しを良くし、落ち葉はこまめに掃除します。発生初期には専用の殺菌剤を散布します。
うどんこ病: 葉や茎に白い粉状のカビが発生します。特に湿度が高く風通しが悪いと発生しやすいです。換気を良くし、発生初期には専用の殺菌剤を散布します。
主な害虫:
アブラムシ: 新芽や蕾に群生し、汁を吸います。見つけ次第、歯ブラシなどでこすり落とすか、専用の殺虫剤を使用します。
ハダニ: 葉の裏側に発生し、葉の色が悪くなります。乾燥時に発生しやすいため、葉に霧吹きで水をかけたり、専用の殺ダニ剤で対処します。
日頃から株をよく観察し、異変に気づいたら早めに対処することが被害を最小限に抑えるポイントです。必要に応じて、定期的な薬剤散布も検討しましょう。
⑥ マルチングの活用:根を守り、環境を整える
マルチングとは、株元をバークチップやわら、腐葉土などで覆うことです。これを行うことで、以下のような効果が期待できます。
土壌の乾燥防止: 夏場の強い日差しによる土壌の乾燥を防ぎ、水やりの頻度を減らすことができます。
雑草抑制: 雑草の発生を抑え、庭の手入れを楽にしてくれます。
土壌温度の安定化: 夏は地温の上昇を抑え、冬は霜柱の発生を防ぐなど、根にとって過ごしやすい環境を保ちます。
泥跳ね防止: 水やりの際に土が跳ねるのを防ぎ、葉への病原菌の付着リスクを減らします。
植え付け後や冬の寒肥後に、株元を厚さ数センチ程度マルチング材で覆うのがおすすめです。
ロイヤルサンセットをさらに美しく育てるコツ
基本的な育て方に加えて、ロイヤルサンセットの魅力を最大限に引き出すためのちょっとしたコツをご紹介します。
定期的な株のチェックと観察
毎日とは言わずとも、定期的に株全体を観察する習慣をつけましょう。葉の色、形、虫の有無、病気の兆候などをチェックすることで、異常を早期に発見し、被害が広がる前に対処することができます。また、水やりのタイミングも、土の乾き具合を実際に触って確認するなど、株の状態に合わせて調整することが大切です。日々の観察が、健康で美しい株を育てる一番の秘訣です。
他の植物との魅力的な組み合わせ
ロイヤルサンセットの美しい花色を引き立てるには、他の植物との組み合わせも重要です。前述のように、補色である青や紫色の花はもちろん、葉物との組み合わせも効果的です。例えば、シルバーリーフの植物(例:ラムズイヤー、ディコンドラなど)と組み合わせると、ロイヤルサンセットの色がよりクリアに見え、洗練された印象になります。また、異なる開花時期の植物を混植することで、ロイヤルサンセットの花がない時期も庭を彩ることができます。植物の背丈や広がり方も考慮し、立体感のある植栽バランスを意識すると、より魅力的なガーデンになります。
ガーデンアクセサリーを効果的に活用する
つるバラの魅力を最大限に引き出すためには、それを支えるガーデンアクセサリーの活用が不可欠です。
アーチやトレリス: ロイヤルサンセットの枝を誘引し、立体的な景観を作り出す主役となるアイテムです。デザインによって庭の雰囲気を大きく変えることができます。
フェンスやパーゴラ: より広い範囲に枝を広げたい場合に有効です。庭のフォーカルポイント(視線が集まる場所)としても機能します。
これらの構造物を設置することで、ロイヤルサンセットの持つポテンシャルを最大限に引き出し、夢のようなバラの空間を作り出すことができます。
まとめ:ロイヤルサンセットで憧れのバラ庭を
この記事では、ツルバラ「ロイヤルサンセット(Royal Sunset)」の特徴、魅力、そして詳しい育て方についてご紹介しました。
夕日のような唯一無二のオレンジ色の花、上品な香り、そして旺盛な成長力と四季咲き性を持つロイヤルサンセットは、庭を立体的に彩るクライミング・ローズとして、初心者からベテランまで多くのガーデナーにおすすめできる素晴らしい品種です。比較的丈夫で育てやすい性質も、これからバラ栽培を始めてみたいという方にとって心強い魅力と言えるでしょう。
適切な日当たりと風通し、水はけの良い土壌を用意し、季節ごとの剪定や誘引、そして病害虫の早期発見と対策を行うことで、きっとあなたの庭でも美しいロイヤルサンセットの花をたくさん咲かせることができるはずです。
ぜひこの記事を参考に、ロイヤルサンセットを育てて、憧れのバラ庭を実現してください。オレンジ色の温かい光が、あなたのガーデンライフをより豊かなものにしてくれるでしょう。
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再生リスト ロイヤルサンセット(Royal Sunset)
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【ロイヤルサンセットの全て】夕日色のツルバラを美しく咲かせる方法と魅力を徹底解説!
ガーデニング愛好家の皆さん、こんにちは!今回は、庭を華やかに彩る魅力的なバラ、「ロイヤルサンセット(Royal Sunset)」に焦点を当ててご紹介します。
その名の通り、夕日のような温かみのあるオレンジ色の花が特徴のロイヤルサンセットは、世界中のガーデナーから愛されるつるバラです。「憧れのアーチにバラを這わせたい」「壁面いっぱいに花を咲かせたい」そんな夢を叶えてくれる、つるバラならではのダイナミックな魅力を持っています。
この記事では、ロイヤルサンセットが持つ唯一無二の特徴や魅力を深掘りし、初心者の方でも安心して育てられるよう、詳しい栽培方法から美しく咲かせるためのコツまで、徹底的に解説します。
この記事を読めば、ロイヤルサンセットの魅力の全てが分かり、あなたもきっとこの素晴らしいバラを庭に迎えたくなるはずです。ぜひ最後までお読みください。
ロイヤルサンセット(Royal Sunset)とは?基本情報と歴史
まずは、ロイヤルサンセットがどのようなバラなのか、その基本的な情報をご紹介します。
ロイヤルサンセットは、アメリカの著名なバラ育種家であるデニソン・モーリー(Dennison Morey)氏によって作出された、比較的新しい品種です。作出国がアメリカであることも、そのおおらかで力強い性質に影響を与えているのかもしれません。
品種名:ロイヤルサンセット(Royal Sunset)
作出者:デニソン・モーリー(Dennison Morey)
作出国:アメリカ
作出年:1960年
分類:ツルバラ(クライミング・ローズ)
系統:LCl (Large-flowered Climber) ラージ・フラワード・クライマー
開花習性:四季咲き
花色:渋いオレンジ(オレンジ系統)
花形:丸弁咲き
花径:大輪
香り:中香
ラージ・フラワード・クライマー系統に属することからも分かるように、大きな花を咲かせながらも旺盛に枝を伸ばし、壁面や構造物を覆うように生育するのが特徴です。四季咲き性も持ち合わせているため、春の最盛期だけでなく、条件が良ければ夏や秋にも返り咲きを楽しむことができます。
ロイヤルサンセットの心を奪われる主な特徴
ロイヤルサンセットが多くのバラ愛好家を惹きつける理由は、そのユニークで魅力的な特徴にあります。具体的にどのような点が高い評価を得ているのかを見ていきましょう。
まるで夕日!唯一無二の美しい花色と存在感のある花形
ロイヤルサンセットの最大の魅力は、何と言ってもその花色です。一般的なオレンジ色のバラとは一線を画す、深みのある「渋いオレンジ色」は、まさに夕暮れ時の空を思わせるようなノスタルジックで温かい色合いです。蕾のうちはアプリコットの色合いが強く、開花が進むにつれてオレンジ色が深まり、時にはピンクや黄色のニュアンスも感じられます。この色の変化も、ロイヤルサンセットの観賞価値を高めています。
花形は、ふっくらとした「丸弁咲き」で、花弁が幾重にも重なるカップ咲きから、開くにつれてロゼット咲きのような端正な形になります。花径は大きく、存在感のある「大輪」の花を咲かせます。一輪でも見ごたえがありますが、房になって咲くことも多く、満開時には圧倒的な迫力で見る者を魅了します。
ほのかに香る上品な「中香」
バラ選びにおいて、香りは重要な要素の一つです。ロイヤルサンセットの香りは「中香」とされています。強すぎる香りが苦手な方にも心地よく感じられる、ほのかで上品な香りが特徴です。ティー系の香りと表現されることもあり、開花期には庭に近づくとふわりと甘く優しい香りが漂い、空間を癒やしのムードで満たしてくれます。香りの感じ方には個人差がありますが、多くの人が魅力的に感じるフルーティーでフローラルなニュアンスを含んでいます。
旺盛な成長力と「クライミング・ローズ」としての性質
ロイヤルサンセットは、分類上「ツルバラ(クライミング・ローズ)」であり、特に「ラージ・フラワード・クライマー」に属します。この系統のバラは、比較的硬めのしっかりしたシュート(新しい枝)を勢いよく伸ばすのが特徴です。適切に誘引することで、数メートルに渡って枝を広げ、構造物をダイナミックに覆うことができます。成長力が旺盛なので、広いスペースでのびのびと育てたい場合や、早期に構造物をバラで飾りたい場合に非常に適しています。
長く楽しめる「四季咲き」の開花習性
多くのつるバラが一季咲きであるのに対し、ロイヤルサンセットは「四季咲き性」を持っています。春の最も豪華な開花期はもちろんのこと、適切な管理を行うことで、夏や秋にも繰り返し花を楽しむことができます。春の開花に比べると花の数は少なくなる傾向がありますが、その美しい姿と香りを長い期間堪能できるのは、ガーデナーにとって大きな喜びです。春、夏、秋と季節ごとの庭の表情を、ロイヤルサンセットの花色とともに楽しむことができます。
ロイヤルサンセットを庭に取り入れる魅力
ロイヤルサンセットが持つ特徴は、ガーデンデザインや日々の暮らしにどのような魅力をもたらしてくれるのでしょうか。
立体的なガーデンデザインを叶える最高の素材
ツルバラであるロイヤルサンセットは、庭に立体感と奥行きをもたらすのに最適な植物です。アーチに誘引すれば、花のトンネルを作り出し、まるで絵本の世界に入り込んだような幻想的な空間を演出できます。パーゴラやガゼボに絡ませれば、日陰を作りつつ美しい花の天井を楽しむことができます。また、壁面やフェンスに沿わせて誘引すれば、無機質な構造物を緑と花で覆い隠し、華やかでプライベートな空間を作り出す目隠しとしても機能します。ロイヤルサンセットの旺盛な成長力と相まって、ダイナミックな景観を作り出すことが可能です。
庭のアクセントになる存在感のあるカラーリング
ロイヤルサンセットの渋いオレンジ色の花は、庭の中で非常に存在感のあるアクセントとなります。緑葉とのコントラストはもちろんのこと、他の植物との組み合わせによって様々な表情を見せてくれます。例えば、青や紫色の宿根草(例:ラベンダー、キャットミント、デルフィニウムなど)と組み合わせると、ロイヤルサンセットのオレンジ色がより一層際立ち、お互いの色を引き立て合う美しいコントラストが生まれます。白やクリーム色の花との組み合わせは、上品で洗練された印象に。また、同系色の黄色やアプリコット色の花と組み合わせると、暖かみのあるグラデーションを楽しむことができます。ロイヤルサンセットの色を基点に、多彩なカラーコーディネートが可能です。
初心者にも嬉しい!比較的容易なメンテナンス性
バラは育てるのが難しいというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ロイヤルサンセットは比較的丈夫で育てやすい品種として知られています。特に、バラの生育を阻害する主要な病害虫である黒星病やうどんこ病、アブラムシなどに対する耐性が比較的強いとされています。もちろん、全く病害虫が発生しないわけではありませんが、適切な環境と基本的な手入れをしていれば、深刻な状況になりにくい傾向があります。バラ栽培の初心者の方でも、比較的安心して美しい花を咲かせることができるでしょう。
ロイヤルサンセットの詳しい育て方:美しさを最大限に引き出すために
ここからは、ロイヤルサンセットを健康に育て、その美しい花を最大限に楽しむための具体的な育て方をご紹介します。適切な手入れを行うことで、株はより強く育ち、たくさんの花を咲かせてくれます。
① 適した環境選び:日当たりと風通し、そして土壌
バラにとって最も重要なのは、植え付ける場所選びです。
日当たり: バラは基本的に日光を大変好みます。ロイヤルサンセットも例外ではなく、1日に最低でも6時間以上、理想的には午前中からしっかりと日が当たる場所を選びましょう。日照不足は、株が軟弱になり、花付きが悪くなるだけでなく、病害虫の発生リスクを高めます。
風通し: 適度な風通しは、葉の表面の湿度を下げ、黒星病やうどんこ病といった病気の発生を抑制するために非常に重要です。建物や壁に近すぎる場所や、周囲を他の植物で囲まれすぎている場所は避け、空気が滞留しない場所を選びましょう。
土壌: バラは「水はけが良く、かつ水持ちの良い、肥沃な土壌」を好みます。粘土質の固い土壌や、砂質の水がすぐに抜けてしまう土壌では生育が悪くなることがあります。植え付け前に、堆肥や腐葉土などの有機物をたっぷりと混ぜ込み、土壌をふかふかに改良することが大切です。市販のバラ専用培養土を利用するのも良い方法です。pHは弱酸性(pH 6.0~6.5程度)が理想とされています。
② 植え付けのポイント:根の環境を整える
植え付けは、バラのその後の生育を左右する大切な作業です。
植え付け時期: ロイヤルサンセットの植え付けに最適な時期は、バラの休眠期にあたる冬(12月~2月頃)、または新芽が動き出す前の早春(3月~4月上旬頃)です。ただし、寒冷地では春植えの方が安全な場合もあります。ポット苗であれば、厳寒期や真夏を除けば比較的いつでも植え付け可能ですが、根の活着を考えると上記の時期がおすすめです。
植え穴の準備: 株の根鉢の2倍以上の大きさ(幅、深さともに50cm程度が目安)の植え穴を掘ります。
土壌改良: 掘り上げた土に、完熟堆肥、腐葉土、バラ専用の元肥(緩効性化成肥料や有機肥料)などを規定量混ぜて、しっかりと土壌改良を行います。これにより、根がスムーズに伸びるためのふかふかの土壌と、生育に必要な栄養分を確保できます。
植え付け: 根鉢を崩しすぎないように慎重にポットから取り出し、植え穴の中央に置きます。接ぎ木部分(台木と穂木の繋ぎ目にある膨らみ)が地表に出るように調整し、改良した土を隙間なく埋め戻します。この時、株を軽く揺すりながら土を入れ込むと、根と土がよく馴染みます。最後に、たっぷりと水を与え、土と根を密着させます。
③ 施肥と水やり:生育段階に合わせたケア
健全な生育と美しい花を咲かせるためには、適切な施肥と水やりが欠かせません。
施肥: バラは肥料を好む植物です。主な施肥時期は、株が休眠している**冬(12月~2月頃)**に、株の基部から少し離れた場所に寒肥として有機肥料や緩効性化成肥料を施します。これにより、春の芽出しからの生育をサポートします。また、春の開花後、夏、秋の開花前にも追肥を行うと、繰り返し花を楽しむことができます。肥料の種類や量は、製品の指示に従ってください。肥料過多は根を傷める原因となるため注意が必要です。
水やり: 基本は「土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与える」です。鉢植えの場合は、鉢底から水が流れ出るまでしっかりと与えます。地植えの場合は、植え付け直後や乾燥が続く時期以外は、自然の降雨に任せても大丈夫なことが多いですが、夏の乾燥期には朝か夕方にたっぷりと水を与えましょう。水やりは、株元に直接行うのがポイントです。葉や花に水がかかると、病気の原因となることがあるため、注意が必要です。
④ 剪定と誘引:理想の樹形と花付きのために
つるバラであるロイヤルサンセットを美しく仕立てるためには、剪定と誘引が非常に重要です。
剪定: 主な剪定時期は、株が休眠している冬(12月~2月頃)です。古くなって花付きが悪くなった枝、枯れた枝、病気にかかった枝、細くて弱い枝などを根元から剪定し、健康な枝に更新します。また、長く伸びすぎたシュートは、誘引する場所に合わせて長さを調整します。枝が込み合っている部分は適度に間引き、風通しを良くすることも病害虫予防につながります。
誘引: 剪定と合わせて行うのが誘引です。つるバラは、枝を水平や斜めに固定することで、花芽がつきやすくなる性質(頂芽優勢を抑制し、側芽の成長を促す)があります。アーチやトレリス、フェンスなどの構造物に、剪定で整理した枝をバランス良く配置し、麻紐やビニールタイなどで優しく固定していきます。この時、枝と枝の間隔を適度に空け、風通しを確保することを意識しましょう。春になると、誘引した枝からたくさんの花が咲き誇ります。
⑤ 病害虫対策:早期発見と予防がカギ
ロイヤルサンセットは比較的病害虫に強い品種ですが、全く発生しないわけではありません。早期発見と適切な対策が重要です。
主な病気:
黒星病: 葉に黒い斑点が現れ、ひどくなると落葉します。風通しを良くし、落ち葉はこまめに掃除します。発生初期には専用の殺菌剤を散布します。
うどんこ病: 葉や茎に白い粉状のカビが発生します。特に湿度が高く風通しが悪いと発生しやすいです。換気を良くし、発生初期には専用の殺菌剤を散布します。
主な害虫:
アブラムシ: 新芽や蕾に群生し、汁を吸います。見つけ次第、歯ブラシなどでこすり落とすか、専用の殺虫剤を使用します。
ハダニ: 葉の裏側に発生し、葉の色が悪くなります。乾燥時に発生しやすいため、葉に霧吹きで水をかけたり、専用の殺ダニ剤で対処します。
日頃から株をよく観察し、異変に気づいたら早めに対処することが被害を最小限に抑えるポイントです。必要に応じて、定期的な薬剤散布も検討しましょう。
⑥ マルチングの活用:根を守り、環境を整える
マルチングとは、株元をバークチップやわら、腐葉土などで覆うことです。これを行うことで、以下のような効果が期待できます。
土壌の乾燥防止: 夏場の強い日差しによる土壌の乾燥を防ぎ、水やりの頻度を減らすことができます。
雑草抑制: 雑草の発生を抑え、庭の手入れを楽にしてくれます。
土壌温度の安定化: 夏は地温の上昇を抑え、冬は霜柱の発生を防ぐなど、根にとって過ごしやすい環境を保ちます。
泥跳ね防止: 水やりの際に土が跳ねるのを防ぎ、葉への病原菌の付着リスクを減らします。
植え付け後や冬の寒肥後に、株元を厚さ数センチ程度マルチング材で覆うのがおすすめです。
ロイヤルサンセットをさらに美しく育てるコツ
基本的な育て方に加えて、ロイヤルサンセットの魅力を最大限に引き出すためのちょっとしたコツをご紹介します。
定期的な株のチェックと観察
毎日とは言わずとも、定期的に株全体を観察する習慣をつけましょう。葉の色、形、虫の有無、病気の兆候などをチェックすることで、異常を早期に発見し、被害が広がる前に対処することができます。また、水やりのタイミングも、土の乾き具合を実際に触って確認するなど、株の状態に合わせて調整することが大切です。日々の観察が、健康で美しい株を育てる一番の秘訣です。
他の植物との魅力的な組み合わせ
ロイヤルサンセットの美しい花色を引き立てるには、他の植物との組み合わせも重要です。前述のように、補色である青や紫色の花はもちろん、葉物との組み合わせも効果的です。例えば、シルバーリーフの植物(例:ラムズイヤー、ディコンドラなど)と組み合わせると、ロイヤルサンセットの色がよりクリアに見え、洗練された印象になります。また、異なる開花時期の植物を混植することで、ロイヤルサンセットの花がない時期も庭を彩ることができます。植物の背丈や広がり方も考慮し、立体感のある植栽バランスを意識すると、より魅力的なガーデンになります。
ガーデンアクセサリーを効果的に活用する
つるバラの魅力を最大限に引き出すためには、それを支えるガーデンアクセサリーの活用が不可欠です。
アーチやトレリス: ロイヤルサンセットの枝を誘引し、立体的な景観を作り出す主役となるアイテムです。デザインによって庭の雰囲気を大きく変えることができます。
フェンスやパーゴラ: より広い範囲に枝を広げたい場合に有効です。庭のフォーカルポイント(視線が集まる場所)としても機能します。
これらの構造物を設置することで、ロイヤルサンセットの持つポテンシャルを最大限に引き出し、夢のようなバラの空間を作り出すことができます。
まとめ:ロイヤルサンセットで憧れのバラ庭を
この記事では、ツルバラ「ロイヤルサンセット(Royal Sunset)」の特徴、魅力、そして詳しい育て方についてご紹介しました。
夕日のような唯一無二のオレンジ色の花、上品な香り、そして旺盛な成長力と四季咲き性を持つロイヤルサンセットは、庭を立体的に彩るクライミング・ローズとして、初心者からベテランまで多くのガーデナーにおすすめできる素晴らしい品種です。比較的丈夫で育てやすい性質も、これからバラ栽培を始めてみたいという方にとって心強い魅力と言えるでしょう。
適切な日当たりと風通し、水はけの良い土壌を用意し、季節ごとの剪定や誘引、そして病害虫の早期発見と対策を行うことで、きっとあなたの庭でも美しいロイヤルサンセットの花をたくさん咲かせることができるはずです。
ぜひこの記事を参考に、ロイヤルサンセットを育てて、憧れのバラ庭を実現してください。オレンジ色の温かい光が、あなたのガーデンライフをより豊かなものにしてくれるでしょう。
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美しいオレンジ色が咲き誇る レディ・オブ・シャーロットの全貌 Lady of Shalott⠀オレンジの花が咲きだした。2025年4月28日
レディ・オブ・シャーロット Lady of Shalott⠀オレンジの花が咲きだした。2025年4月28日
【レディ・オブ・シャーロット育て方】最強健!オレンジ色のイングリッシュローズ徹底解説 (2025年4月28日)
「レディ・オブ・シャーロット Lady of Shalott オレンジの花が咲きだした。2025年4月28日」
春爛漫の庭で、ついにあの輝かしいバラが咲き始めました! デビッド・オースチン・ロージズ社が「最も頼れる品種の一つ」と太鼓判を押すイングリッシュローズ、「レディ・オブ・シャーロット」が、今日4月28日、その美しいオレンジ色の花を咲かせ始めたのです! 深みのあるオレンジレッドの蕾が開き、中から顔をのぞかせたのは、サーモンピンクとゴールデンイエローが絶妙に混じり合う、温かくも華やかな色彩。この最初の一輪が、庭全体に明るいエネルギーを注ぎ込んでくれるようです。
「レディ・オブ・シャーロット」は、その息をのむほどの美しさだけでなく、驚異的な強健さと耐病性、そして素晴らしい繰り返し咲きで、世界中のガーデナーから絶大な信頼と人気を得ている品種です。バラ栽培は初めてという方にも、自信を持っておすすめできる、まさに現代イングリッシュローズの優等生と言えるでしょう。
「オレンジ色のイングリッシュローズ、すごく綺麗!」
「本当に病気に強くて育てやすいの?」
「シュラブローズだけど、どんな風に仕立てるのがいい?」
「香りや育て方のコツをもっと詳しく知りたい!」
この記事では、そんな開花が始まったばかりの 'レディ・オブ・シャーロット' に注目し、その基本情報から際立った魅力、初心者でも失敗しない詳しい育て方、そしてシュラブローズとしての剪定や多様な仕立て方のコツまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも 'レディ・オブ・シャーロット' の育て方のポイントをマスターし、その輝くような花と香りを長く楽しむことができるようになるはずです。さあ、頼れる美しき貴婦人、レディ・オブ・シャーロットの世界へご案内しましょう!
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1. 輝くオレンジの貴婦人:'レディ・オブ・シャーロット'とは?
まずは、「レディ・オブ・シャーロット」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールをご紹介します。
作出: 2009年 / イギリス / デビッド・オースチン (David Austin Roses)
系統: S (シュラブ) / イングリッシュローズ
樹形: 半直立性~アーチ状のシュラブ。旺盛によく茂る。
樹高: 約1.25m ~ 1.5m × 幅1m ~ 1.25m程度(公式データや栽培環境による)
咲き方: 繰り返し咲き(非常に開花性が高く、ほぼ四季咲きに近い感覚で春から秋まで咲き続ける)
花色: オレンジ系統の複色。蕾は濃いオレンジレッド。開花すると花弁の表側がサーモンピンク、裏側がゴールデンイエローとなり、全体として豊かなアプリコットオレンジ色に見える。
花形: 咲き始めはゴブレット型(聖杯型)~カップ咲きで、開くにつれてやや緩やかなロゼット咲きになる。
花径: 中輪~大輪 (約8cm~10cm程度)
花弁数: 約60枚(八重/多弁)
香り: 中香~強香。ティー系の香りをベースに、リンゴやクローブのような爽やかでスパイシーなアクセントが加わる、心地よい香り。
葉: 若葉は魅力的なブロンズ色を帯び、成熟すると緑色になる。
枝: やや細めでアーチ状にしなる。トゲは標準的。
【最重要】耐病性: 非常に強い! 特に黒星病、うどんこ病への耐性が極めて高い。
育てやすさ: デビッド・オースチン品種の中でもトップクラスの強健さと育てやすさを誇り、初心者にも非常におすすめ。成長も速い。
名前の由来: イギリスの詩人アルフレッド・テニスン(Alfred, Lord Tennyson)の詩 「シャーロット姫 (The Lady of Shalott)」にちなんで名付けられました。アーサー王伝説に登場する悲恋のヒロインです。
デビッド・オースチンの「頼れる」バラ
デビッド・オースチン・ロージズ社自身が「最も頼れる品種のひとつ」と評するように、「レディ・オブ・シャーロット」は、イングリッシュローズの美しさや香りを持ちながら、現代のバラに求められる強健さ、耐病性、そして繰り返し咲く性質を高次元で実現した、まさに優等生と言える品種です。
2. なぜ'レディ・オブ・シャーロット'は「頼れる」のか? その魅力
このバラが世界中のガーデナーから絶大な信頼を得ている理由、その魅力の核心に迫ります。
魅力1:【最大の理由!】驚異的な強健さと抜群の耐病性!
「レディ・オブ・シャーロット」を語る上で欠かせないのが、その並外れた強健さと耐病性です。バラ栽培で最も悩ましい黒星病やうどんこ病に対して、驚くほどの強さを発揮します。これは、
初心者の方でも失敗が少なく、安心して育てられるという大きなメリットに繋がります。
薬剤散布の回数を大幅に減らすことが可能で、ローメンテナンスで美しいバラを楽しみたい方、無農薬・減農薬栽培を目指す方にとっても理想的な選択肢となります。
多少環境が悪い場所でも元気に育つ適応力の高さも持っています。
魅力2:見る人を惹きつける、魅惑的なオレンジ系の花色
蕾の濃いオレンジレッドから、開花すると現れる表のサーモンピンクと裏のゴールデンイエローの美しいコントラスト。全体としては温かみのある豊かなアプリコットオレンジに見え、庭を明るく、そして華やかに彩ります。咲き始めのこの時期、その複雑で美しい色合いの変化から目が離せません。
魅力3:優雅な花形と、あふれるほどの豊かな開花
聖杯のようなゴブレット型から、カップ咲き、そして緩やかなロゼット咲きへと変化していく花形は、非常にエレガント。中輪~大輪の花が、数輪の房になって咲くこともあり、見応えがあります。そして特筆すべきは、その素晴らしい繰り返し咲き(返り咲き)性。春の開花後も、夏、秋と、まるで疲れを知らないかのように次々と花を咲かせ続け、庭を長く楽しませてくれます。
魅力4:爽やかでスパイシー! 心地よい香り
香りもこのバラの大きな魅力の一つです。上品なティー系の香りをベースに、まるでアップルパイのような、甘酸っぱいリンゴとクローブのようなスパイシーな香りがアクセントとして加わります。強すぎず、弱すぎず、程よい強さ(中香~強香)で、庭に心地よい芳香を漂わせます。
魅力5:旺盛な成長力と美しいアーチ状の樹形
成長が速く、あっという間に大きく茂り、自然と美しいアーチ状のシュラブ樹形になります。若葉がブロンズ色を帯びるのも美しく、花のない時期でも観賞価値があります。しなやかな枝は、様々な仕立て方に対応できる可能性も秘めています。
3. 'レディ・オブ・シャーロット'の育て方【完全ガイド】強健種の管理法!
「レディ・オブ・シャーロット」は非常に育てやすいバラですが、そのポテンシャルを最大限に引き出すための育て方のポイントをご紹介します。
3.1. 植え付け:ポテンシャルを引き出す最適な環境を!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好き! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。
風通し: 耐病性が高いとはいえ、風通しが良いに越したことはありません。病害虫予防の基本です。
スペース: 成長が速く、旺盛に茂るシュラブローズなので、**ある程度のスペース(最低でも直径・高さともに1.2m~1.5m程度)**を確保できる場所に植え付けましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の**「バラ用培養土」**を使用するのが簡単です。
地植えの場合は、深く耕し、堆肥、腐葉土、元肥をしっかり混ぜ込み土壌改良を行います。
植え付け時期: 大苗は秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)、新苗は春(4月~5月頃)が最適。
植え付け方法: 基本的なバラの植え付け手順に従います。接ぎ木部分は地面より少し上に出るように植え付けます。
3.2. 水やり:基本に忠実に、でも過湿に注意
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候によって調整。生育期、特に開花期は水切れに注意。冬は控えめに。
注意点: 強健な品種ですが、過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認しましょう。
3.3. 肥料:絶え間ない開花を支える、定期的な栄養補給!
「レディ・オブ・シャーロット」は非常に繰り返し咲く性質が強いので、肥料を切らさないように管理することが、たくさんの花を長く楽しむための鍵となります。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春(3月頃)に緩効性化成肥料を与えます。
開花期の追肥: 花が咲き始めたこの時期(4月下旬~)、開花をサポートするために液体肥料を週に1回程度与えるのが効果的です。
【最重要】花後の追肥(お礼肥): 春の一番花の後、夏の花の後、秋の花の後など、花が一段落するたびに必ず緩効性化成肥料や液体肥料を与え、次の開花へのエネルギーを補給します。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)、秋の開花に向けて追肥を行います。
ポイント: バラ専用肥料が便利です。規定量を守り、肥料切れさせないように注意しましょう。
3.4. 病害虫対策:強健さに甘えず、基本の観察は忘れずに!
この品種の最大のメリットは耐病性の高さですが、油断は禁物です。
耐病性: 黒星病、うどんこ病には非常に強いです。薬剤散布の頻度は他のバラに比べて格段に少なく済みます。
注意すべき害虫:
アブラムシ: 春先の新芽や蕾には付きやすいです。咲き始めの花もチェックしましょう。
その他: 環境によっては、ハダニ、チュウレンジハバチ、カミキリムシなども発生する可能性はあります。
対策と予防:
基本的な観察: 耐病性が高いからといって放置せず、定期的に株の状態をチェックしましょう。
風通し: 適切な剪定で風通しを良く保ちます。
早期発見・対処: 害虫を見つけたら、数が少ないうちに手で取り除くか、必要最低限の薬剤を使用します。
4. シュラブローズとしての剪定と仕立て方:'レディ・オブ・シャーロット'を美しく!
「レディ・オブ・シャーロット」はシュラブローズとして、様々な仕立て方が可能です。
4.1. 冬剪定(1月~2月):樹形作りと春の準備
目的: 樹形を整え、古い枝を整理し、春からの力強い成長と開花を促す。
方法:
ブッシュ樹形として育てる場合: 全体の高さの1/2~2/3程度を目安に切り詰めます。枯れ枝、病気枝、細枝、内向枝、古い枝などを整理し、株の中心に光と風が入るようにします。
小型のつるバラとして扱う場合: 旺盛に伸びたシュートを活かし、フェンスやオベリスクに誘引します。主枝は軽く先端を切り、側枝を2~3芽残して剪定します。
4.2. 花後の剪定(随時):繰り返し咲かせるための最重要作業!
非常に返り咲き性が強いこの品種にとって、花後の剪定は、次々と花を咲かせ続けるための最も重要なポイントです。
方法: 花が終わったら、花がらだけでなく、花の下にある5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上(良い芽の上)で切り戻します。これをこまめに、ためらわずに行うことが、次の開花を促す最大のコツです。
4.3. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋にたくさんの美しい花を咲かせたい場合は、夏剪定を行います。株全体の高さの2/3程度の位置で、軽く切り戻して樹形を整えます。
4.4. 仕立て方のアイデア:アーチ状の枝を活かす
自然なシュラブ樹形: 最も手軽で、このバラの持つアーチ状の美しい樹形を楽しめます。庭植えである程度のスペースが必要です。
鉢植え(大きめ): 10号以上の大きな鉢であれば、鉢植えでも育てられます。冬剪定で高さをコントロールしましょう。
低めのフェンスやトレリス: しなやかに伸びる枝を、フェンスやトレリスに扇状に広げるように誘引すると、たくさんの花が咲き、見事です。
中型オベリスク: オベリスクに螺旋状に巻き付けるように誘引すれば、立体的な花のタワーを作れます。
5. 'レディ・オブ・シャーロット' を楽しむガーデンアイデア:輝くオレンジを主役に!
その明るく美しいオレンジ系の花色は、庭の様々なシーンで活躍します。
庭の主役として、元気なアクセントに: 明るいオレンジ色は、庭全体を元気でポジティブな雰囲気にしてくれます。フォーカルポイントとして植えるのに最適です。
暖色系の花壇で華やかに: 黄色、アプリコット、サーモンピンクなどのバラや宿根草(ヘメロカリス、ルドベキアなど)と合わせて、暖かく華やかなボーダー花壇を作る。
青・紫系の花との美しい対比: ラベンダー、サルビア、クレマチス(特にインテグリフォリア系やヴィチセラ系)、ゲラニウムなど、青や紫系の花と組み合わせると、オレンジ色がより一層引き立ち、非常に美しいコントラストが生まれます。
初心者向けローズガーデンに: 「バラは難しそう」と思っている方にこそ、まず最初に育ててみてほしい品種です。その育てやすさが、バラ栽培の楽しさを教えてくれるはず。
切り花として楽しむ: 美しい花色と形、そして心地よい香りは、切り花としても魅力的です。お部屋に飾れば、空間が明るくなります。咲き始めたばかりのこの花を切って飾るのも良いですね。
6. まとめ:初心者からベテランまで、誰もが頼れる美しきバラ
今回は、デビッド・オースチンが誇る「最も頼れる品種の一つ」、イングリッシュローズ「レディ・オブ・シャーロット」について、その魅力と育て方の詳細をご紹介しました。
レディ・オブ・シャーロットは、美しいオレンジ系の複色、優雅な花形、心地よいティー&フルーツ系の香りが魅力。
最大の特長は、驚くほどの強健さと抜群の耐病性で、初心者にも非常におすすめ。
繰り返し咲き(返り咲き)性が非常に強く、春から秋まで長く花を楽しめる。
育て方のポイントは、基本的なバラの管理(日当たり、水やり、肥料)に加え、肥料切れさせないことと、花後のこまめな切り戻し。
アーチ状のシュラブ樹形で、様々な仕立て方が可能。
今日、庭で咲き始めた 'レディ・オブ・シャーロット' のオレンジ色の花。それは、このバラが持つ素晴らしいパフォーマンスのほんの始まりに過ぎません。これから次々と花を咲かせ、その強健さで私たちガーデナーを力強くサポートしてくれることでしょう。
美しさ、強さ、香りを高次元で兼ね備えた、まさに理想的なバラの一つ、「レディ・オブ・シャーロット」。ぜひあなたの庭にもお迎えして、その頼れる美しさを実感してみませんか?
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【レディ・オブ・シャーロット育て方】最強健!オレンジ色のイングリッシュローズ徹底解説 (2025年4月28日)
「レディ・オブ・シャーロット Lady of Shalott オレンジの花が咲きだした。2025年4月28日」
春爛漫の庭で、ついにあの輝かしいバラが咲き始めました! デビッド・オースチン・ロージズ社が「最も頼れる品種の一つ」と太鼓判を押すイングリッシュローズ、「レディ・オブ・シャーロット」が、今日4月28日、その美しいオレンジ色の花を咲かせ始めたのです! 深みのあるオレンジレッドの蕾が開き、中から顔をのぞかせたのは、サーモンピンクとゴールデンイエローが絶妙に混じり合う、温かくも華やかな色彩。この最初の一輪が、庭全体に明るいエネルギーを注ぎ込んでくれるようです。
「レディ・オブ・シャーロット」は、その息をのむほどの美しさだけでなく、驚異的な強健さと耐病性、そして素晴らしい繰り返し咲きで、世界中のガーデナーから絶大な信頼と人気を得ている品種です。バラ栽培は初めてという方にも、自信を持っておすすめできる、まさに現代イングリッシュローズの優等生と言えるでしょう。
「オレンジ色のイングリッシュローズ、すごく綺麗!」
「本当に病気に強くて育てやすいの?」
「シュラブローズだけど、どんな風に仕立てるのがいい?」
「香りや育て方のコツをもっと詳しく知りたい!」
この記事では、そんな開花が始まったばかりの 'レディ・オブ・シャーロット' に注目し、その基本情報から際立った魅力、初心者でも失敗しない詳しい育て方、そしてシュラブローズとしての剪定や多様な仕立て方のコツまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも 'レディ・オブ・シャーロット' の育て方のポイントをマスターし、その輝くような花と香りを長く楽しむことができるようになるはずです。さあ、頼れる美しき貴婦人、レディ・オブ・シャーロットの世界へご案内しましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「レディ・オブ・シャーロット」も栽培し、その強健さと美しさを実感。経験に基づいた情報をお届けします。
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1. 輝くオレンジの貴婦人:'レディ・オブ・シャーロット'とは?
まずは、「レディ・オブ・シャーロット」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールをご紹介します。
作出: 2009年 / イギリス / デビッド・オースチン (David Austin Roses)
系統: S (シュラブ) / イングリッシュローズ
樹形: 半直立性~アーチ状のシュラブ。旺盛によく茂る。
樹高: 約1.25m ~ 1.5m × 幅1m ~ 1.25m程度(公式データや栽培環境による)
咲き方: 繰り返し咲き(非常に開花性が高く、ほぼ四季咲きに近い感覚で春から秋まで咲き続ける)
花色: オレンジ系統の複色。蕾は濃いオレンジレッド。開花すると花弁の表側がサーモンピンク、裏側がゴールデンイエローとなり、全体として豊かなアプリコットオレンジ色に見える。
花形: 咲き始めはゴブレット型(聖杯型)~カップ咲きで、開くにつれてやや緩やかなロゼット咲きになる。
花径: 中輪~大輪 (約8cm~10cm程度)
花弁数: 約60枚(八重/多弁)
香り: 中香~強香。ティー系の香りをベースに、リンゴやクローブのような爽やかでスパイシーなアクセントが加わる、心地よい香り。
葉: 若葉は魅力的なブロンズ色を帯び、成熟すると緑色になる。
枝: やや細めでアーチ状にしなる。トゲは標準的。
【最重要】耐病性: 非常に強い! 特に黒星病、うどんこ病への耐性が極めて高い。
育てやすさ: デビッド・オースチン品種の中でもトップクラスの強健さと育てやすさを誇り、初心者にも非常におすすめ。成長も速い。
名前の由来: イギリスの詩人アルフレッド・テニスン(Alfred, Lord Tennyson)の詩 「シャーロット姫 (The Lady of Shalott)」にちなんで名付けられました。アーサー王伝説に登場する悲恋のヒロインです。
デビッド・オースチンの「頼れる」バラ
デビッド・オースチン・ロージズ社自身が「最も頼れる品種のひとつ」と評するように、「レディ・オブ・シャーロット」は、イングリッシュローズの美しさや香りを持ちながら、現代のバラに求められる強健さ、耐病性、そして繰り返し咲く性質を高次元で実現した、まさに優等生と言える品種です。
2. なぜ'レディ・オブ・シャーロット'は「頼れる」のか? その魅力
このバラが世界中のガーデナーから絶大な信頼を得ている理由、その魅力の核心に迫ります。
魅力1:【最大の理由!】驚異的な強健さと抜群の耐病性!
「レディ・オブ・シャーロット」を語る上で欠かせないのが、その並外れた強健さと耐病性です。バラ栽培で最も悩ましい黒星病やうどんこ病に対して、驚くほどの強さを発揮します。これは、
初心者の方でも失敗が少なく、安心して育てられるという大きなメリットに繋がります。
薬剤散布の回数を大幅に減らすことが可能で、ローメンテナンスで美しいバラを楽しみたい方、無農薬・減農薬栽培を目指す方にとっても理想的な選択肢となります。
多少環境が悪い場所でも元気に育つ適応力の高さも持っています。
魅力2:見る人を惹きつける、魅惑的なオレンジ系の花色
蕾の濃いオレンジレッドから、開花すると現れる表のサーモンピンクと裏のゴールデンイエローの美しいコントラスト。全体としては温かみのある豊かなアプリコットオレンジに見え、庭を明るく、そして華やかに彩ります。咲き始めのこの時期、その複雑で美しい色合いの変化から目が離せません。
魅力3:優雅な花形と、あふれるほどの豊かな開花
聖杯のようなゴブレット型から、カップ咲き、そして緩やかなロゼット咲きへと変化していく花形は、非常にエレガント。中輪~大輪の花が、数輪の房になって咲くこともあり、見応えがあります。そして特筆すべきは、その素晴らしい繰り返し咲き(返り咲き)性。春の開花後も、夏、秋と、まるで疲れを知らないかのように次々と花を咲かせ続け、庭を長く楽しませてくれます。
魅力4:爽やかでスパイシー! 心地よい香り
香りもこのバラの大きな魅力の一つです。上品なティー系の香りをベースに、まるでアップルパイのような、甘酸っぱいリンゴとクローブのようなスパイシーな香りがアクセントとして加わります。強すぎず、弱すぎず、程よい強さ(中香~強香)で、庭に心地よい芳香を漂わせます。
魅力5:旺盛な成長力と美しいアーチ状の樹形
成長が速く、あっという間に大きく茂り、自然と美しいアーチ状のシュラブ樹形になります。若葉がブロンズ色を帯びるのも美しく、花のない時期でも観賞価値があります。しなやかな枝は、様々な仕立て方に対応できる可能性も秘めています。
3. 'レディ・オブ・シャーロット'の育て方【完全ガイド】強健種の管理法!
「レディ・オブ・シャーロット」は非常に育てやすいバラですが、そのポテンシャルを最大限に引き出すための育て方のポイントをご紹介します。
3.1. 植え付け:ポテンシャルを引き出す最適な環境を!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好き! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。
風通し: 耐病性が高いとはいえ、風通しが良いに越したことはありません。病害虫予防の基本です。
スペース: 成長が速く、旺盛に茂るシュラブローズなので、**ある程度のスペース(最低でも直径・高さともに1.2m~1.5m程度)**を確保できる場所に植え付けましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の**「バラ用培養土」**を使用するのが簡単です。
地植えの場合は、深く耕し、堆肥、腐葉土、元肥をしっかり混ぜ込み土壌改良を行います。
植え付け時期: 大苗は秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)、新苗は春(4月~5月頃)が最適。
植え付け方法: 基本的なバラの植え付け手順に従います。接ぎ木部分は地面より少し上に出るように植え付けます。
3.2. 水やり:基本に忠実に、でも過湿に注意
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候によって調整。生育期、特に開花期は水切れに注意。冬は控えめに。
注意点: 強健な品種ですが、過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認しましょう。
3.3. 肥料:絶え間ない開花を支える、定期的な栄養補給!
「レディ・オブ・シャーロット」は非常に繰り返し咲く性質が強いので、肥料を切らさないように管理することが、たくさんの花を長く楽しむための鍵となります。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春(3月頃)に緩効性化成肥料を与えます。
開花期の追肥: 花が咲き始めたこの時期(4月下旬~)、開花をサポートするために液体肥料を週に1回程度与えるのが効果的です。
【最重要】花後の追肥(お礼肥): 春の一番花の後、夏の花の後、秋の花の後など、花が一段落するたびに必ず緩効性化成肥料や液体肥料を与え、次の開花へのエネルギーを補給します。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)、秋の開花に向けて追肥を行います。
ポイント: バラ専用肥料が便利です。規定量を守り、肥料切れさせないように注意しましょう。
3.4. 病害虫対策:強健さに甘えず、基本の観察は忘れずに!
この品種の最大のメリットは耐病性の高さですが、油断は禁物です。
耐病性: 黒星病、うどんこ病には非常に強いです。薬剤散布の頻度は他のバラに比べて格段に少なく済みます。
注意すべき害虫:
アブラムシ: 春先の新芽や蕾には付きやすいです。咲き始めの花もチェックしましょう。
その他: 環境によっては、ハダニ、チュウレンジハバチ、カミキリムシなども発生する可能性はあります。
対策と予防:
基本的な観察: 耐病性が高いからといって放置せず、定期的に株の状態をチェックしましょう。
風通し: 適切な剪定で風通しを良く保ちます。
早期発見・対処: 害虫を見つけたら、数が少ないうちに手で取り除くか、必要最低限の薬剤を使用します。
4. シュラブローズとしての剪定と仕立て方:'レディ・オブ・シャーロット'を美しく!
「レディ・オブ・シャーロット」はシュラブローズとして、様々な仕立て方が可能です。
4.1. 冬剪定(1月~2月):樹形作りと春の準備
目的: 樹形を整え、古い枝を整理し、春からの力強い成長と開花を促す。
方法:
ブッシュ樹形として育てる場合: 全体の高さの1/2~2/3程度を目安に切り詰めます。枯れ枝、病気枝、細枝、内向枝、古い枝などを整理し、株の中心に光と風が入るようにします。
小型のつるバラとして扱う場合: 旺盛に伸びたシュートを活かし、フェンスやオベリスクに誘引します。主枝は軽く先端を切り、側枝を2~3芽残して剪定します。
4.2. 花後の剪定(随時):繰り返し咲かせるための最重要作業!
非常に返り咲き性が強いこの品種にとって、花後の剪定は、次々と花を咲かせ続けるための最も重要なポイントです。
方法: 花が終わったら、花がらだけでなく、花の下にある5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上(良い芽の上)で切り戻します。これをこまめに、ためらわずに行うことが、次の開花を促す最大のコツです。
4.3. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋にたくさんの美しい花を咲かせたい場合は、夏剪定を行います。株全体の高さの2/3程度の位置で、軽く切り戻して樹形を整えます。
4.4. 仕立て方のアイデア:アーチ状の枝を活かす
自然なシュラブ樹形: 最も手軽で、このバラの持つアーチ状の美しい樹形を楽しめます。庭植えである程度のスペースが必要です。
鉢植え(大きめ): 10号以上の大きな鉢であれば、鉢植えでも育てられます。冬剪定で高さをコントロールしましょう。
低めのフェンスやトレリス: しなやかに伸びる枝を、フェンスやトレリスに扇状に広げるように誘引すると、たくさんの花が咲き、見事です。
中型オベリスク: オベリスクに螺旋状に巻き付けるように誘引すれば、立体的な花のタワーを作れます。
5. 'レディ・オブ・シャーロット' を楽しむガーデンアイデア:輝くオレンジを主役に!
その明るく美しいオレンジ系の花色は、庭の様々なシーンで活躍します。
庭の主役として、元気なアクセントに: 明るいオレンジ色は、庭全体を元気でポジティブな雰囲気にしてくれます。フォーカルポイントとして植えるのに最適です。
暖色系の花壇で華やかに: 黄色、アプリコット、サーモンピンクなどのバラや宿根草(ヘメロカリス、ルドベキアなど)と合わせて、暖かく華やかなボーダー花壇を作る。
青・紫系の花との美しい対比: ラベンダー、サルビア、クレマチス(特にインテグリフォリア系やヴィチセラ系)、ゲラニウムなど、青や紫系の花と組み合わせると、オレンジ色がより一層引き立ち、非常に美しいコントラストが生まれます。
初心者向けローズガーデンに: 「バラは難しそう」と思っている方にこそ、まず最初に育ててみてほしい品種です。その育てやすさが、バラ栽培の楽しさを教えてくれるはず。
切り花として楽しむ: 美しい花色と形、そして心地よい香りは、切り花としても魅力的です。お部屋に飾れば、空間が明るくなります。咲き始めたばかりのこの花を切って飾るのも良いですね。
6. まとめ:初心者からベテランまで、誰もが頼れる美しきバラ
今回は、デビッド・オースチンが誇る「最も頼れる品種の一つ」、イングリッシュローズ「レディ・オブ・シャーロット」について、その魅力と育て方の詳細をご紹介しました。
レディ・オブ・シャーロットは、美しいオレンジ系の複色、優雅な花形、心地よいティー&フルーツ系の香りが魅力。
最大の特長は、驚くほどの強健さと抜群の耐病性で、初心者にも非常におすすめ。
繰り返し咲き(返り咲き)性が非常に強く、春から秋まで長く花を楽しめる。
育て方のポイントは、基本的なバラの管理(日当たり、水やり、肥料)に加え、肥料切れさせないことと、花後のこまめな切り戻し。
アーチ状のシュラブ樹形で、様々な仕立て方が可能。
今日、庭で咲き始めた 'レディ・オブ・シャーロット' のオレンジ色の花。それは、このバラが持つ素晴らしいパフォーマンスのほんの始まりに過ぎません。これから次々と花を咲かせ、その強健さで私たちガーデナーを力強くサポートしてくれることでしょう。
美しさ、強さ、香りを高次元で兼ね備えた、まさに理想的なバラの一つ、「レディ・オブ・シャーロット」。ぜひあなたの庭にもお迎えして、その頼れる美しさを実感してみませんか?
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ロココ Rokoko⠀淡いアプリコット色の花が咲きだした。2025年4月28日⠀クライミングローズ。ドイツのバラ⠀ ⠀ロココは1987年にドイツで生まれたツル性のバラです。
ロココ Rokoko⠀淡いアプリコット色の花が咲きだした。2025年4月28日⠀クライミングローズ。ドイツのバラ⠀ ⠀ロココは1987年にドイツで生まれたツル性のバラです。
クライミングローズ。ドイツのバラ
ロココは1987年にドイツで生まれたツル性のバラです。耐病性に優れ、育てやすさと美しい花が魅力です。庭の壁面やフェンスに沿って這わせれば、自然なスクリーン効果を楽しむことができます。
【花色と弁咲きの特徴】
・花色はオレンジ系統の淡いアプリコット色で、上品な雰囲気をまといます。
・花びらは波状に弁咲き、大輪の花が咲くため、一度植えると長い期間、華やかな景観を楽しむことができます。
・ほのかに漂う微かな香りが、庭全体に優雅なアクセントを加えます。
【育て方とガーデンでの活用法】
ロココの栽培には次のポイントを押さえることが大切です。
・日当たりと風通しの良い場所で育てる
・定期的な剪定で健康的な成長を促す
・適切な水分管理を行い、返り咲きの性質を最大限に引き出す
ツル性の特性を活かし、フェンスやアーチ、ガーデンウォールに沿って這わせることで、エレガントな景観を作り出すことが可能です。初心者にも育てやすいのが魅力のひとつです。
【まとめ】
ロココは返り咲きする大輪の花と上品なアプリコット色、そしてほのかな香りが特徴のドイツバラです。庭にエレガントなアクセントを加え、育てる楽しさと共に四季折々の美しさを堪能できるおすすめの品種です。庭作りやガーデニングのアイデアを求める方に、ぜひ取り入れていただきたい一品です。
ロココ Rokoko 1987 ドイツ ツル クライミング・ローズ Cl クライミング 返り咲き オレンジ系統 淡いアプリコット 波状弁咲き 大輪 微香
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【花色と弁咲きの特徴】
・花色はオレンジ系統の淡いアプリコット色で、上品な雰囲気をまといます。
・花びらは波状に弁咲き、大輪の花が咲くため、一度植えると長い期間、華やかな景観を楽しむことができます。
・ほのかに漂う微かな香りが、庭全体に優雅なアクセントを加えます。
【育て方とガーデンでの活用法】
ロココの栽培には次のポイントを押さえることが大切です。
・日当たりと風通しの良い場所で育てる
・定期的な剪定で健康的な成長を促す
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ツル性の特性を活かし、フェンスやアーチ、ガーデンウォールに沿って這わせることで、エレガントな景観を作り出すことが可能です。初心者にも育てやすいのが魅力のひとつです。
【まとめ】
ロココは返り咲きする大輪の花と上品なアプリコット色、そしてほのかな香りが特徴のドイツバラです。庭にエレガントなアクセントを加え、育てる楽しさと共に四季折々の美しさを堪能できるおすすめの品種です。庭作りやガーデニングのアイデアを求める方に、ぜひ取り入れていただきたい一品です。
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2025年04月27日
赤黒い魅惑の花 ― 春庭を彩る『アンプルール・デュ・マロック』の秘密。早咲きのバラと草花。春庭周回 2025年4月27日
アンプルール・デュ・マロック春バラ20250427+春庭周回
見頃!アンプルール・デュ・マロックと巡る春の庭|赤黒オールドローズ育て方 (2025年4月27日)
アンプルール・デュ・マロック春バラ20250427+春庭周回
春の光が降り注ぎ、庭が一年で最も輝く季節、4月27日。今日はカメラを片手に、愛する庭をゆっくりと周回してみましょう。数日前から咲き始めたバラたちが、その美しさを競い合うように開花を進めています。中でもひときわ強いオーラを放っているのが、オールドローズの「アンプルール・デュ・マロック」! 深い赤黒色のベルベットのような花が、まさに今、見頃を迎え、その高貴な姿と濃厚なダマスク香で、庭全体に特別な雰囲気をもたらしています。
庭を巡れば、鮮やかな黄色のゴールデン・セレブレーションや、優しいピンクのオリビア・ローズ・オースチン、アプリコットオレンジのレディ・オブ・シャーロットといったイングリッシュローズたちも美しく咲き誇り、まさにバラの饗宴が始まっています。
壁面やアーチに目をやれば、クレマチスも負けてはいません。上品なピンクのアブキがまだ美しく咲き、白や藤色の八重咲き品種、ダッチェス・オブ・エジンバラやベル・オブ・ウォーキングも開花を始めています。
足元では、チューリップが最後の輝きを見せ、ジギタリスはその特徴的な花穂を伸ばし、下から順に花を開き始めました。ツツジのピンクの花も満開です。そして、ふと見上げれば、春先に美しい花を咲かせた梅の木には、小さな緑色の実がたくさん実り始めています。
この記事では、そんな春爛漫の「庭周回」で見られる植物たち、特に見頃を迎えたオールドローズ 'アンプルール・デュ・マロック' に焦点を当て、それぞれの魅力と特徴、そしてこの時期に合わせた育て方のポイントを詳しくご紹介していきます。
「アンプルール・デュ・マロック、やっぱり素敵!」
「他のバラやクレマチスのお手入れは?」
「4月下旬の庭仕事って何をすればいい?」
そんなガーデニングを楽しむあなたのための、春の庭だよりをお届けします。
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[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。オールドローズから最新品種まで、様々なバラやクレマチス、宿根草を育て、その経験に基づいたリアルな情報を発信しています。
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1. 主役の風格:オールドローズ 'アンプルール・デュ・マロック' 徹底解説
まずは、今まさに庭で主役級の輝きを放つ「アンプルール・デュ・マロック」について、詳しく見ていきましょう。
1.1. モロッコの皇帝:'アンプルール・デュ・マロック' とは?
作出: 1858年 / フランス / Bertrand Guinoiseau-Flon氏
別名: Emperor of Morocco (エンペラー・オブ・モロッコ)
系統: HP (ハイブリッド・パーペチュアル) / オールドローズ
19世紀中頃に流行し、モダンローズの親となった重要な系統。オールドローズの中では返り咲き性が強いのが特徴。
樹形: シュラブ・ローズ(つる性にも)。枝は直立性。
樹高: 2.5m~3m(つる状)、1.5m程度(シュラブ)
咲き方: 返り咲き(春がメイン、夏以降も開花)
花色: 濃赤紫色~クリムゾンレッド(「赤黒い」と表現される深みのある色)
花形: 半剣弁八重咲き~ロゼット咲き、中輪 (約6-8cm)
香り: 強香(甘く濃厚なダマスク香)
耐病性: うどんこ病にやや注意が必要。
1.2. 'アンプルール・デュ・マロック' の魅力:時を超える美しさ
息をのむほど深い花色: ベルベットのような質感を持つ、他にはない濃赤紫色。シックで高貴な雰囲気。
クラシカルで優雅な花形: オールドローズならではの、趣のあるロゼット咲き。
濃厚で甘美なダマスク香: 庭中に漂う、うっとりするような強い香り。
オールドローズなのに返り咲く: 春だけでなく、繰り返し花を楽しめる喜び。
多様な仕立て方: シュラブとしても、つるバラとしても育てられる。
1.3. 育て方詳細ガイド:オールドローズHP系の管理法
置き場所: 日当たりと風通しが良い場所(うどんこ病対策)。
土壌: バラ用培養土。水はけ良く。
水やり: 土が乾いたらたっぷり。
肥料: 返り咲きを促すため、寒肥、芽出し肥、花後のお礼肥(重要)、秋肥を適切に。
病害虫: うどんこ病に特に注意。予防と早期発見。アブラムシなどもチェック。
剪定:
冬剪定: 仕立て方(木立/つる)に合わせて調整。古い枝を整理。
花後剪定: 返り咲きを促すため、咲いた枝の半分程度で切り戻すのがポイント。
(より詳しい育て方や剪定方法は、以前のアンプルール・デュ・マロック単独記事をご参照ください)
2. 春庭を彩る仲間たち:開花リレーと成長の様子 (2025年4月27日)
アンプルール・デュ・マロックの周りでは、他の植物たちも美しい季節を謳歌しています。
2.1. バラたちの競演
オリビア・ローズ・オースチン: まさに満開!優しいソフトピンクの花が株いっぱいに咲き誇り、見事な景観を作っています。強健さと耐病性は今年も健在で、安心して見ていられます。
ゴールデン・セレブレーション: 開花が進み、アーチやフェンスが輝くような山吹色の花で彩られてきました。ティー系の豊かな香りも楽しめます。
レディ・オブ・シャーロット: こちらも開花が始まり、オレンジ系の美しい花を咲かせ始めました。オリビアに負けず劣らずの強健品種なので、これからの成長と開花が楽しみです。
(共通の管理): 咲き終わった花はこまめに花がら摘みを行いましょう。アブラムシやスリップスなどの害虫、うどんこ病や黒星病の発生がないか、葉の裏までよく観察し、必要なら早めに対処します。開花中は液体肥料での追肥も効果的です。
2.2. 優雅なクレマチスたち
アブキ: 優しいピンクの大輪は、まだ美しく咲いています。一番花のピークは過ぎたかもしれませんが、庭に上品な彩りを添え続けてくれています。
ダッチェス・オブ・エジンバラ: 純白の豪華な八重咲きの蕾が大きく膨らみ、今にも開きそうな気配。開花が待ち遠しい!
ベル・オブ・ウォーキング: こちらも藤色の美しい八重咲きの蕾が膨らんでいます。ダッチェスと共に、これからの開花が楽しみなクレマチスです。
(共通の管理): ぐんぐん伸びるツルは、こまめに誘引してあげましょう。水切れに注意し、開花前は液体肥料でサポート。立ち枯れ病の兆候がないかもチェック。
2.3. その他の春の仲間たち
ジギタリス: 花穂がすっかり伸び上がり、下の方からベル型の花が咲き進んでいます。縦のラインが庭に変化を与えてくれますね。(毒性があるので触らないように!)
ツツジ: ピンクの花が満開!株全体が花で覆われ、鮮やかな色彩で庭を明るくしています。花が終わったら、すぐに剪定の時期です。
チューリップ: ほとんどの花が終わり、今は葉が光合成をして来年のための栄養を球根に蓄えている時期。葉が枯れるまで水やりとお礼肥を続けましょう。そろそろ掘り上げの準備も考え始める頃です。
梅の実: 緑色の実が順調に大きくなってきています。収穫時期(6月頃)が楽しみですね。
3. 春爛漫の庭仕事(4月下旬~5月):最盛期に向けてのお手入れ
庭が一年で最も美しくなるこの時期、適切なお手入れでその美しさを長く保ちましょう。
花がら摘み(最重要): バラ、クレマチス、ツツジなど、咲き終わった花をこまめに摘み取ります。これが次の花を促し、株の体力を温存し、病気を防ぐための基本中の基本です。
追肥(開花株へのお礼肥): たくさんの花を咲かせているバラやクレマチスには、液体肥料などで栄養を補給してあげましょう。一季咲きの植物(モクレン、ハナズオウなど)には花後のお礼肥を与えます。
病害虫対策の徹底: 気温が上がり、植物が茂ってくると、病害虫が発生しやすくなります。特にバラは、うどんこ病、黒星病、アブラムシ、スリップス、チュウレンジハバチなどに注意が必要です。予防的な薬剤散布も有効ですが、まずは観察と早期発見・早期対処を心がけましょう。
誘引・支柱立て: つるバラやクレマチスのシュートはどんどん伸びます。放置せず、こまめに誘引し、形を整えましょう。草丈の高い宿根草(ジギタリスなど)には支柱を立てて倒伏を防ぎます。
除草: 雑草も元気な季節。小さいうちに抜き取るのが一番楽です。
水やり管理: 天気が良く乾燥する日は、水切れに注意。特に開花中の鉢植えは乾きやすいので、朝夕のチェックを忘れずに。
夏への準備: そろそろ夏野菜の植え付け本番。暑さに弱い植物は、置き場所の移動や遮光の準備を始めましょう。
4. まとめ:'アンプルール・デュ・マロック'と祝う、春の庭のクライマックス!
今回は、見頃を迎えたオールドローズ「アンプルール・デュ・マロック」を中心に、4月27日の春庭周回で見られる様々な植物たちの様子と、この時期の育て方のポイントをご紹介しました。
深い赤黒の花と濃厚なダマスク香で庭に風格を与えるアンプルール・デュ・マロック。
輝く黄色で庭を照らすゴールデン・セレブレーション。
愛らしさと驚異的な強健さを併せ持つオリビア・ローズ・オースチン。
優雅なピンクや白、藤色の花を咲かせるクレマチスたち。
そして、春を彩る様々な花木や宿根草…。
まさに今、庭は多様な植物たちが織りなす美しいシンフォニーのクライマックスを迎えています。この素晴らしい季節を存分に味わい、植物たちの声に耳を傾けながら、日々のガーデニングを楽しんでいきましょう。
[02memo]では、これからも季節ごとの庭の様子や、様々な植物の育て方、ガーデニングのヒントなどをブログやSNSで発信していきます。ぜひチェックしてみてくださいね!
アンプルール・デュ・マロック Empereur du Maroc Bertrand Guinoiseau-Flon フランス ツル シュラブ・ローズ オールドローズ HP ハイブリットパーペチュアル 返り咲き 赤系統 濃赤紫色 半剣弁八重咲き 中輪 強香
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見頃!アンプルール・デュ・マロックと巡る春の庭|赤黒オールドローズ育て方 (2025年4月27日)
アンプルール・デュ・マロック春バラ20250427+春庭周回
春の光が降り注ぎ、庭が一年で最も輝く季節、4月27日。今日はカメラを片手に、愛する庭をゆっくりと周回してみましょう。数日前から咲き始めたバラたちが、その美しさを競い合うように開花を進めています。中でもひときわ強いオーラを放っているのが、オールドローズの「アンプルール・デュ・マロック」! 深い赤黒色のベルベットのような花が、まさに今、見頃を迎え、その高貴な姿と濃厚なダマスク香で、庭全体に特別な雰囲気をもたらしています。
庭を巡れば、鮮やかな黄色のゴールデン・セレブレーションや、優しいピンクのオリビア・ローズ・オースチン、アプリコットオレンジのレディ・オブ・シャーロットといったイングリッシュローズたちも美しく咲き誇り、まさにバラの饗宴が始まっています。
壁面やアーチに目をやれば、クレマチスも負けてはいません。上品なピンクのアブキがまだ美しく咲き、白や藤色の八重咲き品種、ダッチェス・オブ・エジンバラやベル・オブ・ウォーキングも開花を始めています。
足元では、チューリップが最後の輝きを見せ、ジギタリスはその特徴的な花穂を伸ばし、下から順に花を開き始めました。ツツジのピンクの花も満開です。そして、ふと見上げれば、春先に美しい花を咲かせた梅の木には、小さな緑色の実がたくさん実り始めています。
この記事では、そんな春爛漫の「庭周回」で見られる植物たち、特に見頃を迎えたオールドローズ 'アンプルール・デュ・マロック' に焦点を当て、それぞれの魅力と特徴、そしてこの時期に合わせた育て方のポイントを詳しくご紹介していきます。
「アンプルール・デュ・マロック、やっぱり素敵!」
「他のバラやクレマチスのお手入れは?」
「4月下旬の庭仕事って何をすればいい?」
そんなガーデニングを楽しむあなたのための、春の庭だよりをお届けします。
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。オールドローズから最新品種まで、様々なバラやクレマチス、宿根草を育て、その経験に基づいたリアルな情報を発信しています。
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1. 主役の風格:オールドローズ 'アンプルール・デュ・マロック' 徹底解説
まずは、今まさに庭で主役級の輝きを放つ「アンプルール・デュ・マロック」について、詳しく見ていきましょう。
1.1. モロッコの皇帝:'アンプルール・デュ・マロック' とは?
作出: 1858年 / フランス / Bertrand Guinoiseau-Flon氏
別名: Emperor of Morocco (エンペラー・オブ・モロッコ)
系統: HP (ハイブリッド・パーペチュアル) / オールドローズ
19世紀中頃に流行し、モダンローズの親となった重要な系統。オールドローズの中では返り咲き性が強いのが特徴。
樹形: シュラブ・ローズ(つる性にも)。枝は直立性。
樹高: 2.5m~3m(つる状)、1.5m程度(シュラブ)
咲き方: 返り咲き(春がメイン、夏以降も開花)
花色: 濃赤紫色~クリムゾンレッド(「赤黒い」と表現される深みのある色)
花形: 半剣弁八重咲き~ロゼット咲き、中輪 (約6-8cm)
香り: 強香(甘く濃厚なダマスク香)
耐病性: うどんこ病にやや注意が必要。
1.2. 'アンプルール・デュ・マロック' の魅力:時を超える美しさ
息をのむほど深い花色: ベルベットのような質感を持つ、他にはない濃赤紫色。シックで高貴な雰囲気。
クラシカルで優雅な花形: オールドローズならではの、趣のあるロゼット咲き。
濃厚で甘美なダマスク香: 庭中に漂う、うっとりするような強い香り。
オールドローズなのに返り咲く: 春だけでなく、繰り返し花を楽しめる喜び。
多様な仕立て方: シュラブとしても、つるバラとしても育てられる。
1.3. 育て方詳細ガイド:オールドローズHP系の管理法
置き場所: 日当たりと風通しが良い場所(うどんこ病対策)。
土壌: バラ用培養土。水はけ良く。
水やり: 土が乾いたらたっぷり。
肥料: 返り咲きを促すため、寒肥、芽出し肥、花後のお礼肥(重要)、秋肥を適切に。
病害虫: うどんこ病に特に注意。予防と早期発見。アブラムシなどもチェック。
剪定:
冬剪定: 仕立て方(木立/つる)に合わせて調整。古い枝を整理。
花後剪定: 返り咲きを促すため、咲いた枝の半分程度で切り戻すのがポイント。
(より詳しい育て方や剪定方法は、以前のアンプルール・デュ・マロック単独記事をご参照ください)
2. 春庭を彩る仲間たち:開花リレーと成長の様子 (2025年4月27日)
アンプルール・デュ・マロックの周りでは、他の植物たちも美しい季節を謳歌しています。
2.1. バラたちの競演
オリビア・ローズ・オースチン: まさに満開!優しいソフトピンクの花が株いっぱいに咲き誇り、見事な景観を作っています。強健さと耐病性は今年も健在で、安心して見ていられます。
ゴールデン・セレブレーション: 開花が進み、アーチやフェンスが輝くような山吹色の花で彩られてきました。ティー系の豊かな香りも楽しめます。
レディ・オブ・シャーロット: こちらも開花が始まり、オレンジ系の美しい花を咲かせ始めました。オリビアに負けず劣らずの強健品種なので、これからの成長と開花が楽しみです。
(共通の管理): 咲き終わった花はこまめに花がら摘みを行いましょう。アブラムシやスリップスなどの害虫、うどんこ病や黒星病の発生がないか、葉の裏までよく観察し、必要なら早めに対処します。開花中は液体肥料での追肥も効果的です。
2.2. 優雅なクレマチスたち
アブキ: 優しいピンクの大輪は、まだ美しく咲いています。一番花のピークは過ぎたかもしれませんが、庭に上品な彩りを添え続けてくれています。
ダッチェス・オブ・エジンバラ: 純白の豪華な八重咲きの蕾が大きく膨らみ、今にも開きそうな気配。開花が待ち遠しい!
ベル・オブ・ウォーキング: こちらも藤色の美しい八重咲きの蕾が膨らんでいます。ダッチェスと共に、これからの開花が楽しみなクレマチスです。
(共通の管理): ぐんぐん伸びるツルは、こまめに誘引してあげましょう。水切れに注意し、開花前は液体肥料でサポート。立ち枯れ病の兆候がないかもチェック。
2.3. その他の春の仲間たち
ジギタリス: 花穂がすっかり伸び上がり、下の方からベル型の花が咲き進んでいます。縦のラインが庭に変化を与えてくれますね。(毒性があるので触らないように!)
ツツジ: ピンクの花が満開!株全体が花で覆われ、鮮やかな色彩で庭を明るくしています。花が終わったら、すぐに剪定の時期です。
チューリップ: ほとんどの花が終わり、今は葉が光合成をして来年のための栄養を球根に蓄えている時期。葉が枯れるまで水やりとお礼肥を続けましょう。そろそろ掘り上げの準備も考え始める頃です。
梅の実: 緑色の実が順調に大きくなってきています。収穫時期(6月頃)が楽しみですね。
3. 春爛漫の庭仕事(4月下旬~5月):最盛期に向けてのお手入れ
庭が一年で最も美しくなるこの時期、適切なお手入れでその美しさを長く保ちましょう。
花がら摘み(最重要): バラ、クレマチス、ツツジなど、咲き終わった花をこまめに摘み取ります。これが次の花を促し、株の体力を温存し、病気を防ぐための基本中の基本です。
追肥(開花株へのお礼肥): たくさんの花を咲かせているバラやクレマチスには、液体肥料などで栄養を補給してあげましょう。一季咲きの植物(モクレン、ハナズオウなど)には花後のお礼肥を与えます。
病害虫対策の徹底: 気温が上がり、植物が茂ってくると、病害虫が発生しやすくなります。特にバラは、うどんこ病、黒星病、アブラムシ、スリップス、チュウレンジハバチなどに注意が必要です。予防的な薬剤散布も有効ですが、まずは観察と早期発見・早期対処を心がけましょう。
誘引・支柱立て: つるバラやクレマチスのシュートはどんどん伸びます。放置せず、こまめに誘引し、形を整えましょう。草丈の高い宿根草(ジギタリスなど)には支柱を立てて倒伏を防ぎます。
除草: 雑草も元気な季節。小さいうちに抜き取るのが一番楽です。
水やり管理: 天気が良く乾燥する日は、水切れに注意。特に開花中の鉢植えは乾きやすいので、朝夕のチェックを忘れずに。
夏への準備: そろそろ夏野菜の植え付け本番。暑さに弱い植物は、置き場所の移動や遮光の準備を始めましょう。
4. まとめ:'アンプルール・デュ・マロック'と祝う、春の庭のクライマックス!
今回は、見頃を迎えたオールドローズ「アンプルール・デュ・マロック」を中心に、4月27日の春庭周回で見られる様々な植物たちの様子と、この時期の育て方のポイントをご紹介しました。
深い赤黒の花と濃厚なダマスク香で庭に風格を与えるアンプルール・デュ・マロック。
輝く黄色で庭を照らすゴールデン・セレブレーション。
愛らしさと驚異的な強健さを併せ持つオリビア・ローズ・オースチン。
優雅なピンクや白、藤色の花を咲かせるクレマチスたち。
そして、春を彩る様々な花木や宿根草…。
まさに今、庭は多様な植物たちが織りなす美しいシンフォニーのクライマックスを迎えています。この素晴らしい季節を存分に味わい、植物たちの声に耳を傾けながら、日々のガーデニングを楽しんでいきましょう。
[02memo]では、これからも季節ごとの庭の様子や、様々な植物の育て方、ガーデニングのヒントなどをブログやSNSで発信していきます。ぜひチェックしてみてくださいね!
アンプルール・デュ・マロック Empereur du Maroc Bertrand Guinoiseau-Flon フランス ツル シュラブ・ローズ オールドローズ HP ハイブリットパーペチュアル 返り咲き 赤系統 濃赤紫色 半剣弁八重咲き 中輪 強香
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藤色の優美な庭へ:ベルオブウォーキングで実現する洗練ガーデンデザイン Belle of Walking⠀紫の花が咲きだした。2025年4月27日
ベルオブウォーキング Belle of Walking⠀紫の花が咲きだした。2025年4月27日
クレマチス'ベル・オブ・ウォーキング'育て方|藤色八重咲きの魅力!弱剪定で毎年楽しむ
「ベルオブウォーキング Belle of Walking 紫の花が咲きだした。2025年4月27日」
春の庭が日に日に華やかさを増す4月27日、待ちわびたクレマチスの一つ、「ベル・オブ・ウォーキング」が、その美しい紫(藤色)の花を咲かせ始めました! まだ数は少ないかもしれませんが、幾重にも重なった花弁が織りなすポンポンのような八重咲きの花は、息をのむほどの繊細さと豪華さ。まるでシルクのドレスをまとった貴婦人のような、エレガントな雰囲気を漂わせていますね。
「ベル・オブ・ウォーキング」は、早咲き大輪系のクレマチスの中でも、特にその美しい八重咲きと、淡い青紫色(藤色やライラックブルーとも表現される)のニュアンスのある花色で人気の高い品種です。新旧両枝咲きの性質を持ち、適切な管理をすれば春と秋に花を楽しむことができます。
「この八重咲きのクレマチス、素敵!」
「ベル・オブ・ウォーキングの育て方のコツは?」
「剪定はどうすればいいの?弱剪定って?」
この記事では、そんな開花が始まったばかりの 'ベル・オブ・ウォーキング' に改めて注目し、その基本情報から人々を惹きつける魅力、初心者でも安心の詳しい育て方、そして少し分かりにくい**「新旧両枝咲きの剪定(弱剪定)」のポイント**まで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも 'ベル・オブ・ウォーキング' の育て方のコツをマスターし、その上品で美しい八重の花を毎年楽しむことができるようになるはずです。さあ、風に揺れる藤色のポンポンの世界へ、一緒に足を踏み入れてみましょう!
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[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。クレマチスも多数栽培しており、'ベル・オブ・ウォーキング' のような八重咲き品種の魅力や管理方法も発信しています。
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1. 風に揺れる藤色のポンポン:クレマチス 'ベル・オブ・ウォーキング' とは?
まずは、「ベル・オブ・ウォーキング」がどのようなクレマチスなのか、その基本的なプロフィールと特徴を見ていきましょう。
学名: Clematis 'Belle of Woking'
科名: キンポウゲ科 (Ranunculaceae)
系統: 早咲き大輪系 / パテンス&ラヌギノーサ系
春に豪華な花を咲かせるパテンス系の性質と、返り咲き性を持つラヌギノーサ系の性質を併せ持つとされる系統です。
咲き方: 新旧両枝咲き
前年に伸びた古い枝(旧枝)と、その年に新しく伸びた枝(新枝)の両方から花が咲く可能性があるタイプ。剪定は「弱剪定」が基本です。
花色: 淡い青紫色~藤色、ライラックブルー、シルバーピンクなどと表現される、ニュアンスのある美しい色。咲き始めはややピンク色がかることもあります。
花形: 完全八重咲き。花弁が幾重にも重なり、ポンポンのような豪華な形になります。
花径: 中輪~大輪 (8cm~12cm程度)
開花期: 主に春(5月~6月頃)に一番花が咲き、適切な管理で秋(9月~10月頃)にも返り咲きが期待できます(二期咲き)。
香り: 微香またはほとんどありません。
ツルの長さ(樹高): 2m ~ 2.5m程度。
性質: 比較的丈夫で育てやすい品種とされています。耐寒性もあります。
名前の由来: イギリスのサリー州にある町、ウォーキング (Woking) にちなんで名付けられたとされています。「ウォーキングの美女」といった意味合いでしょうか。
八重咲きクレマチスの魅力
クレマチスには一重咲きの品種が多いですが、「ベル・オブ・ウォーキング」のような八重咲き品種は、花弁が重なり合うことで、より豪華で繊細、そして立体的な美しさを持っています。一輪だけでも存在感があり、見る人を魅了する特別な魅力があります。
2. なぜ人気? 'ベル・オブ・ウォーキング' が愛される理由
「ベル・オブ・ウォーキング」が多くのガーデナーに愛され、定番品種として栽培されているのには理由があります。
魅力1:他にはない! 繊細で美しいパステルカラー
淡い青みがかった紫、優しい藤色、シルバーがかったピンク… 一言では表現しきれない、ニュアンスのある美しいパステルカラーが最大の魅力です。光の当たり具合や見る角度によって、微妙に色合いが変化して見え、その繊細さが上品な雰囲気を醸し出します。
魅力2:豪華絢爛! 見応えのある完全八重咲き
花弁が幾重にも重なり合って咲く、完全な八重咲きの花形は、非常に豪華で見応えがあります。まるでダリアや芍薬のようにも見えるその姿は、他のクレマチスとは一線を画す美しさです。咲き始めのこの時期、これから完全に開いていく様子が楽しみですね。
魅力3:春と秋、二度楽しめる開花の喜び
新旧両枝咲きの性質を持つため、春に豪華な一番花を楽しんだ後、適切な剪定を行うことで秋にも返り咲きが期待できます。年に二度、その美しい花に出会えるのは嬉しいポイントです。(秋の花は春よりやや小ぶりで、一重咲きに近くなることもあります。)
魅力4:比較的育てやすい!
見た目の繊細さとは裏腹に、比較的丈夫で育てやすい品種とされています。クレマチス栽培の基本的なポイントを押さえれば、初心者の方でも十分に育てることが可能です。
魅力5:庭を優雅に演出する雰囲気
しなやかに伸びるツルと、繊細な色合いの豪華な八重咲きの花は、庭全体に優雅で上品な雰囲気をもたらします。フェンスやオベリスクに絡ませるだけで、ワンランク上の洗練された空間を演出できます。
3. クレマチス 'ベル・オブ・ウォーキング'の育て方【完全ガイド】
ここからは、「ベル・オブ・ウォーキング」を元気に育て、毎年美しい八重の花を楽しむための具体的な栽培方法を、詳しく解説していきます。クレマチス栽培の基本に沿って進めましょう。
3.1. 【重要】植え付け:場所選びと「深植え」が基本!
クレマチス栽培のスタート地点、植え付けには成功のための重要なポイントがあります。
場所選び:
日当たり: 基本的に日当たりの良い場所を好みます。花付きを良くするためには、最低でも半日以上(5~6時間程度)の日照が必要です。
株元の保護(最重要): クレマチスは根元(株元)が高温になったり、強い直射日光にさらされたりするのを嫌います。 必ず、株元にマルチング(バークチップ、腐葉土、ワラなど)をするか、株元に日が当たらないように背の低い草花(宿根草や一年草など)を植えて保護しましょう。「クレマチスは、頭は日に当て、足元は日陰に」と覚えてください。
風通し: 風通しが良い場所を選びましょう。蒸れは病気の原因になります。
夏の西日: 強い西日は葉焼けの原因になることがあるため、できれば避けられる場所が理想です。
土壌:
水はけと水持ちのバランスが良い、肥沃な土壌を好みます。
地植えの場合: 植え穴を大きめに掘り、掘り上げた土に腐葉土や堆肥をたっぷりと混ぜ込みます。元肥として緩効性肥料も混ぜておきましょう。
鉢植えの場合: 市販のクレマチス専用培養土か、草花用培養土に赤玉土(小粒)や鹿沼土を2~3割混ぜて水はけを良くしたものを使います。鉢底石は必須です。
pH: 弱酸性~中性を好みます。
植え付け時期:
休眠期である秋(10月~11月)または早春(2月~3月)が最適です。
植え付け方法:クレマチスは「深植え」が基本!
根鉢より一回り大きい植え穴または鉢を用意します。
ポットから苗をそっと抜き、根鉢は軽くほぐす程度にします。
現在の株元(地際)よりも、ツルの節が1~2節分、土の中に埋まるように深く植え付けます。 (深植えのメリットは過去記事参照)
植え付けたら、支柱(オベリスクやトレリスなど)を立て、伸びているツルを軽く誘引しておきます。
最後に、水をたっぷりと与え、土と根を落ち着かせます。
3.2. 水やり:乾いたらたっぷりと、メリハリをつけて
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと水を与えます。
頻度:
生育期(春~秋): ツルが伸び、葉が茂り、花を咲かせる時期は水を多く必要とします。土の表面が乾いたらすぐに水を与え、乾燥させすぎないように注意しましょう。特に開花期(今!)は水切れしやすいです。
冬(休眠期): 水やりの回数を大幅に減らし、乾燥気味に管理します。
注意点: 過湿は根腐れの原因。メリハリが大切。受け皿の水は捨てる。
3.3. 肥料:開花を楽しむためには、肥料切れさせない!
クレマチスは肥料を好む植物です。特に繰り返し花を咲かせるためには、適切な時期にしっかりと肥料を与えることが大切です。
元肥: 植え付け時に、緩効性肥料を用土に混ぜ込みます。
追肥:
春(芽が動き出してから~開花前): 生育が最も活発になる時期。
固形肥料(置き肥): 月に1回程度、緩効性の有機肥料や化成肥料を株元に施します。
液体肥料: 週に1回程度、規定倍率に薄めた液体肥料を与えます。
花後(一番花の後): お礼肥として緩効性肥料を少量施します。
夏場: 肥料は控えるか、ごく薄い液体肥料を少量。
秋(二番花の開花前~開花後): 春と同様に追肥します。
休眠期(冬): 肥料は与えません。
注意点: 肥料の与えすぎは根を傷める原因になります。規定量を守りましょう。
3.4. 誘引:しなやかなツルを優しく、美しく
クレマチスのツルは細く、自力で絡みつく力が弱いため、誘引作業が欠かせません。
重要性: 早めに、こまめに行うことがポイントです。放置すると絡まります。
タイミング: 新しいツルが伸び始めたらすぐに開始し、数日に一度は誘引し直しましょう。
方法:
オベリスク、トレリス、フェンスなどの支柱に、ツルが重ならないように、バランス良く広げながら配置します。
麻ひも、誘引クリップなどで、ツルを傷つけないように、ゆとりを持たせて固定します。
できるだけ水平に近い方向(斜め方向)に誘引すると花付きが良くなります。
ツルは折れやすいので、優しく丁寧に扱いましょう。
3.5. 病害虫対策:クレマチス特有の病気にも注意!
'ベル・オブ・ウォーキング' は比較的丈夫ですが、クレマチスがかかりやすい病害虫には注意が必要です。
主な病気:
立ち枯れ病: 元気だった株が突然しおれて枯れる。発生したら地際で切り戻す。深植えが予防に。
うどんこ病: 葉や茎が白い粉を吹いたようになる。風通しが悪いと発生しやすい。
さび病: 葉裏などにオレンジ色の斑点。
灰色かび病: 低温多湿時に花がらなどから発生。
主な害虫: アブラムシ、ナメクジ、ヨトウムシ、ハダニ。
対策と予防: 風通しの良い環境で管理。適切な水やり(過湿注意)。株元のマルチング。早期発見・早期対処。器具の消毒。
4. 【重要】'ベル・オブ・ウォーキング' の剪定方法:新旧両枝咲き・弱剪定のポイント
クレマチス 'ベル・オブ・ウォーキング' の育て方で、特に理解しておきたいのが**「新旧両枝咲き・弱剪定」**という特性です。
4.1. 「新旧両枝咲き」とは?
前年に伸びた古い枝(旧枝)からも、その年に新しく伸びた枝(新枝)からも花が咲く可能性があるタイプです。
一般的に、春の花(一番花)は主に旧枝から咲き(これが豪華な八重咲きになる)、秋の花(二番花)はその年に伸びた新枝に咲きます(一重咲きになることが多い)。
4.2. 剪定の基本方針:「弱剪定」で春も秋も楽しむ!
春の豪華な一番花と、秋の返り咲きの両方を楽しむためには、冬にバッサリ切る「強剪定」ではなく、**全体を軽く整える程度の「弱剪定」**を行うのが基本です。前年のツル(旧枝)を大切に残します。
4.3. 花後の剪定:二番花(秋花)を促すために
時期: 春の一番花がだいたい終わった頃(6月頃)。
方法:
花が咲いた枝を、その枝の半分程度の長さまで、または花首から数えて2~3節下の、充実した芽の上で切り戻します。
株全体のバランスを見ながら、切り戻す高さを調整します。
この剪定により、切った部分の下の節から新しいツルが伸びやすくなり、それが秋に二番花を咲かせる枝となります。
同時に、枯れた枝や細すぎる枝なども整理しておきましょう。
4.4. 冬の剪定:春の開花に備えて株を整える
時期: 休眠期の冬(2月頃)。
方法:
まず、枯れている枝、細くて弱々しい枝、他の枝と絡み合っている不要な枝などを、付け根から切り取ります。
次に、残した前年に伸びた充実したツル(旧枝)を、先端から全体の長さの1/4~1/3程度、軽く切り戻します。 または、ツルの先端から順に見ていき、充実した良い芽を見つけて、その少し上で切ります。
全てのツルを地際で切る「強剪定」は行いません。 来年春の花芽を切り落としてしまいます。
4.5. 株のリフレッシュのための強剪定
株が古くなったり、下部の花付きが悪くなったりした場合、数年に一度、冬に思い切って地際近くまで強剪定することで、株を若返らせることも可能です。ただし、その翌年の春の開花は期待できません。
5. 'ベル・オブ・ウォーキング' を楽しむガーデンアイデア:優雅な藤色を活かして
上品な藤色の八重咲きは、様々なシーンで庭を美しく演出します。
フェンスやトレリスをエレガントに: 淡い花色が、どんな背景にも優しく馴染みます。丁寧に誘引して、花の美しさを際立たせましょう。
オベリスクで優雅なタワー: 庭のアクセントとしてオベリスクに絡ませれば、豪華な八重の花が立体的に楽しめます。
バラとのロマンティックな共演:
白やソフトピンクのバラと: 同系色の優しいバラと組み合わせると、非常にロマンティックで上品な雰囲気に。'アイスバーグ' や 'ニュー・ドーン' などと。
アプリコット系のバラと: 'グラハム・トーマス' のような黄色~アプリコット系のバラと合わせると、お互いの色を引き立て合い、明るく優しい印象になります。
組み合わせの注意点: バラとの距離を適切にとり、別々に誘引するのがおすすめです。
鉢植えで楽しむ: 大きめの鉢(8号~10号以上)とオベリスクや支柱を使えば、鉢植えで管理できます。ベランダや玄関先で、美しい花を間近で楽しめます。
切り花として: 豪華な八重咲きの花は、切り花としても非常に見栄えがします。シンプルな花瓶に飾るだけで、お部屋がエレガントな雰囲気に包まれます。
6. まとめ:風に揺れる藤色の八重咲きクレマチス
今回は、早咲き大輪系の人気クレマチス 'ベル・オブ・ウォーキング' について、その魅力、詳しい育て方、そして新旧両枝咲きの剪定方法まで詳しく解説しました。
ベル・オブ・ウォーキングは、淡い青紫色(藤色)の豪華な完全八重咲きの花が魅力。
春と秋に花を楽しめる二期咲き(新旧両枝咲き)。
剪定は「弱剪定」が基本。花後と冬に軽く切り戻すことで、毎年花を楽しめる。
比較的丈夫で育てやすいが、クレマチス栽培の基本(日当たり・株元保護・深植え・水やり・肥料・誘引)はしっかりと押さえる。
フェンスやオベリスク、バラとの組み合わせなど、様々なシーンでその美しさを発揮する。
今日、庭で咲き始めた 'ベル・オブ・ウォーキング' の最初の一輪。その繊細な色合いと幾重にも重なる花弁は、まさに「ウォーキングの美女」の名にふさわしい気品を感じさせますね。
少しだけ特徴のある剪定方法をマスターすれば、この美しいクレマチスと長く付き合っていくことができます。ぜひ、あなたの庭にも 'ベル・オブ・ウォーキング' をお迎えして、その優雅な姿を楽しんでみませんか?
[02memo]では、'ベル・オブ・ウォーキング' の成長記録や、他のクレマチス、バラとの組み合わせなどもブログやSNS、YouTubeでご紹介しています。ぜひ、チェックしてみてくださいね!
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クレマチス'ベル・オブ・ウォーキング'育て方|藤色八重咲きの魅力!弱剪定で毎年楽しむ
「ベルオブウォーキング Belle of Walking 紫の花が咲きだした。2025年4月27日」
春の庭が日に日に華やかさを増す4月27日、待ちわびたクレマチスの一つ、「ベル・オブ・ウォーキング」が、その美しい紫(藤色)の花を咲かせ始めました! まだ数は少ないかもしれませんが、幾重にも重なった花弁が織りなすポンポンのような八重咲きの花は、息をのむほどの繊細さと豪華さ。まるでシルクのドレスをまとった貴婦人のような、エレガントな雰囲気を漂わせていますね。
「ベル・オブ・ウォーキング」は、早咲き大輪系のクレマチスの中でも、特にその美しい八重咲きと、淡い青紫色(藤色やライラックブルーとも表現される)のニュアンスのある花色で人気の高い品種です。新旧両枝咲きの性質を持ち、適切な管理をすれば春と秋に花を楽しむことができます。
「この八重咲きのクレマチス、素敵!」
「ベル・オブ・ウォーキングの育て方のコツは?」
「剪定はどうすればいいの?弱剪定って?」
この記事では、そんな開花が始まったばかりの 'ベル・オブ・ウォーキング' に改めて注目し、その基本情報から人々を惹きつける魅力、初心者でも安心の詳しい育て方、そして少し分かりにくい**「新旧両枝咲きの剪定(弱剪定)」のポイント**まで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも 'ベル・オブ・ウォーキング' の育て方のコツをマスターし、その上品で美しい八重の花を毎年楽しむことができるようになるはずです。さあ、風に揺れる藤色のポンポンの世界へ、一緒に足を踏み入れてみましょう!
この記事を書いている人
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1. 風に揺れる藤色のポンポン:クレマチス 'ベル・オブ・ウォーキング' とは?
まずは、「ベル・オブ・ウォーキング」がどのようなクレマチスなのか、その基本的なプロフィールと特徴を見ていきましょう。
学名: Clematis 'Belle of Woking'
科名: キンポウゲ科 (Ranunculaceae)
系統: 早咲き大輪系 / パテンス&ラヌギノーサ系
春に豪華な花を咲かせるパテンス系の性質と、返り咲き性を持つラヌギノーサ系の性質を併せ持つとされる系統です。
咲き方: 新旧両枝咲き
前年に伸びた古い枝(旧枝)と、その年に新しく伸びた枝(新枝)の両方から花が咲く可能性があるタイプ。剪定は「弱剪定」が基本です。
花色: 淡い青紫色~藤色、ライラックブルー、シルバーピンクなどと表現される、ニュアンスのある美しい色。咲き始めはややピンク色がかることもあります。
花形: 完全八重咲き。花弁が幾重にも重なり、ポンポンのような豪華な形になります。
花径: 中輪~大輪 (8cm~12cm程度)
開花期: 主に春(5月~6月頃)に一番花が咲き、適切な管理で秋(9月~10月頃)にも返り咲きが期待できます(二期咲き)。
香り: 微香またはほとんどありません。
ツルの長さ(樹高): 2m ~ 2.5m程度。
性質: 比較的丈夫で育てやすい品種とされています。耐寒性もあります。
名前の由来: イギリスのサリー州にある町、ウォーキング (Woking) にちなんで名付けられたとされています。「ウォーキングの美女」といった意味合いでしょうか。
八重咲きクレマチスの魅力
クレマチスには一重咲きの品種が多いですが、「ベル・オブ・ウォーキング」のような八重咲き品種は、花弁が重なり合うことで、より豪華で繊細、そして立体的な美しさを持っています。一輪だけでも存在感があり、見る人を魅了する特別な魅力があります。
2. なぜ人気? 'ベル・オブ・ウォーキング' が愛される理由
「ベル・オブ・ウォーキング」が多くのガーデナーに愛され、定番品種として栽培されているのには理由があります。
魅力1:他にはない! 繊細で美しいパステルカラー
淡い青みがかった紫、優しい藤色、シルバーがかったピンク… 一言では表現しきれない、ニュアンスのある美しいパステルカラーが最大の魅力です。光の当たり具合や見る角度によって、微妙に色合いが変化して見え、その繊細さが上品な雰囲気を醸し出します。
魅力2:豪華絢爛! 見応えのある完全八重咲き
花弁が幾重にも重なり合って咲く、完全な八重咲きの花形は、非常に豪華で見応えがあります。まるでダリアや芍薬のようにも見えるその姿は、他のクレマチスとは一線を画す美しさです。咲き始めのこの時期、これから完全に開いていく様子が楽しみですね。
魅力3:春と秋、二度楽しめる開花の喜び
新旧両枝咲きの性質を持つため、春に豪華な一番花を楽しんだ後、適切な剪定を行うことで秋にも返り咲きが期待できます。年に二度、その美しい花に出会えるのは嬉しいポイントです。(秋の花は春よりやや小ぶりで、一重咲きに近くなることもあります。)
魅力4:比較的育てやすい!
見た目の繊細さとは裏腹に、比較的丈夫で育てやすい品種とされています。クレマチス栽培の基本的なポイントを押さえれば、初心者の方でも十分に育てることが可能です。
魅力5:庭を優雅に演出する雰囲気
しなやかに伸びるツルと、繊細な色合いの豪華な八重咲きの花は、庭全体に優雅で上品な雰囲気をもたらします。フェンスやオベリスクに絡ませるだけで、ワンランク上の洗練された空間を演出できます。
3. クレマチス 'ベル・オブ・ウォーキング'の育て方【完全ガイド】
ここからは、「ベル・オブ・ウォーキング」を元気に育て、毎年美しい八重の花を楽しむための具体的な栽培方法を、詳しく解説していきます。クレマチス栽培の基本に沿って進めましょう。
3.1. 【重要】植え付け:場所選びと「深植え」が基本!
クレマチス栽培のスタート地点、植え付けには成功のための重要なポイントがあります。
場所選び:
日当たり: 基本的に日当たりの良い場所を好みます。花付きを良くするためには、最低でも半日以上(5~6時間程度)の日照が必要です。
株元の保護(最重要): クレマチスは根元(株元)が高温になったり、強い直射日光にさらされたりするのを嫌います。 必ず、株元にマルチング(バークチップ、腐葉土、ワラなど)をするか、株元に日が当たらないように背の低い草花(宿根草や一年草など)を植えて保護しましょう。「クレマチスは、頭は日に当て、足元は日陰に」と覚えてください。
風通し: 風通しが良い場所を選びましょう。蒸れは病気の原因になります。
夏の西日: 強い西日は葉焼けの原因になることがあるため、できれば避けられる場所が理想です。
土壌:
水はけと水持ちのバランスが良い、肥沃な土壌を好みます。
地植えの場合: 植え穴を大きめに掘り、掘り上げた土に腐葉土や堆肥をたっぷりと混ぜ込みます。元肥として緩効性肥料も混ぜておきましょう。
鉢植えの場合: 市販のクレマチス専用培養土か、草花用培養土に赤玉土(小粒)や鹿沼土を2~3割混ぜて水はけを良くしたものを使います。鉢底石は必須です。
pH: 弱酸性~中性を好みます。
植え付け時期:
休眠期である秋(10月~11月)または早春(2月~3月)が最適です。
植え付け方法:クレマチスは「深植え」が基本!
根鉢より一回り大きい植え穴または鉢を用意します。
ポットから苗をそっと抜き、根鉢は軽くほぐす程度にします。
現在の株元(地際)よりも、ツルの節が1~2節分、土の中に埋まるように深く植え付けます。 (深植えのメリットは過去記事参照)
植え付けたら、支柱(オベリスクやトレリスなど)を立て、伸びているツルを軽く誘引しておきます。
最後に、水をたっぷりと与え、土と根を落ち着かせます。
3.2. 水やり:乾いたらたっぷりと、メリハリをつけて
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと水を与えます。
頻度:
生育期(春~秋): ツルが伸び、葉が茂り、花を咲かせる時期は水を多く必要とします。土の表面が乾いたらすぐに水を与え、乾燥させすぎないように注意しましょう。特に開花期(今!)は水切れしやすいです。
冬(休眠期): 水やりの回数を大幅に減らし、乾燥気味に管理します。
注意点: 過湿は根腐れの原因。メリハリが大切。受け皿の水は捨てる。
3.3. 肥料:開花を楽しむためには、肥料切れさせない!
クレマチスは肥料を好む植物です。特に繰り返し花を咲かせるためには、適切な時期にしっかりと肥料を与えることが大切です。
元肥: 植え付け時に、緩効性肥料を用土に混ぜ込みます。
追肥:
春(芽が動き出してから~開花前): 生育が最も活発になる時期。
固形肥料(置き肥): 月に1回程度、緩効性の有機肥料や化成肥料を株元に施します。
液体肥料: 週に1回程度、規定倍率に薄めた液体肥料を与えます。
花後(一番花の後): お礼肥として緩効性肥料を少量施します。
夏場: 肥料は控えるか、ごく薄い液体肥料を少量。
秋(二番花の開花前~開花後): 春と同様に追肥します。
休眠期(冬): 肥料は与えません。
注意点: 肥料の与えすぎは根を傷める原因になります。規定量を守りましょう。
3.4. 誘引:しなやかなツルを優しく、美しく
クレマチスのツルは細く、自力で絡みつく力が弱いため、誘引作業が欠かせません。
重要性: 早めに、こまめに行うことがポイントです。放置すると絡まります。
タイミング: 新しいツルが伸び始めたらすぐに開始し、数日に一度は誘引し直しましょう。
方法:
オベリスク、トレリス、フェンスなどの支柱に、ツルが重ならないように、バランス良く広げながら配置します。
麻ひも、誘引クリップなどで、ツルを傷つけないように、ゆとりを持たせて固定します。
できるだけ水平に近い方向(斜め方向)に誘引すると花付きが良くなります。
ツルは折れやすいので、優しく丁寧に扱いましょう。
3.5. 病害虫対策:クレマチス特有の病気にも注意!
'ベル・オブ・ウォーキング' は比較的丈夫ですが、クレマチスがかかりやすい病害虫には注意が必要です。
主な病気:
立ち枯れ病: 元気だった株が突然しおれて枯れる。発生したら地際で切り戻す。深植えが予防に。
うどんこ病: 葉や茎が白い粉を吹いたようになる。風通しが悪いと発生しやすい。
さび病: 葉裏などにオレンジ色の斑点。
灰色かび病: 低温多湿時に花がらなどから発生。
主な害虫: アブラムシ、ナメクジ、ヨトウムシ、ハダニ。
対策と予防: 風通しの良い環境で管理。適切な水やり(過湿注意)。株元のマルチング。早期発見・早期対処。器具の消毒。
4. 【重要】'ベル・オブ・ウォーキング' の剪定方法:新旧両枝咲き・弱剪定のポイント
クレマチス 'ベル・オブ・ウォーキング' の育て方で、特に理解しておきたいのが**「新旧両枝咲き・弱剪定」**という特性です。
4.1. 「新旧両枝咲き」とは?
前年に伸びた古い枝(旧枝)からも、その年に新しく伸びた枝(新枝)からも花が咲く可能性があるタイプです。
一般的に、春の花(一番花)は主に旧枝から咲き(これが豪華な八重咲きになる)、秋の花(二番花)はその年に伸びた新枝に咲きます(一重咲きになることが多い)。
4.2. 剪定の基本方針:「弱剪定」で春も秋も楽しむ!
春の豪華な一番花と、秋の返り咲きの両方を楽しむためには、冬にバッサリ切る「強剪定」ではなく、**全体を軽く整える程度の「弱剪定」**を行うのが基本です。前年のツル(旧枝)を大切に残します。
4.3. 花後の剪定:二番花(秋花)を促すために
時期: 春の一番花がだいたい終わった頃(6月頃)。
方法:
花が咲いた枝を、その枝の半分程度の長さまで、または花首から数えて2~3節下の、充実した芽の上で切り戻します。
株全体のバランスを見ながら、切り戻す高さを調整します。
この剪定により、切った部分の下の節から新しいツルが伸びやすくなり、それが秋に二番花を咲かせる枝となります。
同時に、枯れた枝や細すぎる枝なども整理しておきましょう。
4.4. 冬の剪定:春の開花に備えて株を整える
時期: 休眠期の冬(2月頃)。
方法:
まず、枯れている枝、細くて弱々しい枝、他の枝と絡み合っている不要な枝などを、付け根から切り取ります。
次に、残した前年に伸びた充実したツル(旧枝)を、先端から全体の長さの1/4~1/3程度、軽く切り戻します。 または、ツルの先端から順に見ていき、充実した良い芽を見つけて、その少し上で切ります。
全てのツルを地際で切る「強剪定」は行いません。 来年春の花芽を切り落としてしまいます。
4.5. 株のリフレッシュのための強剪定
株が古くなったり、下部の花付きが悪くなったりした場合、数年に一度、冬に思い切って地際近くまで強剪定することで、株を若返らせることも可能です。ただし、その翌年の春の開花は期待できません。
5. 'ベル・オブ・ウォーキング' を楽しむガーデンアイデア:優雅な藤色を活かして
上品な藤色の八重咲きは、様々なシーンで庭を美しく演出します。
フェンスやトレリスをエレガントに: 淡い花色が、どんな背景にも優しく馴染みます。丁寧に誘引して、花の美しさを際立たせましょう。
オベリスクで優雅なタワー: 庭のアクセントとしてオベリスクに絡ませれば、豪華な八重の花が立体的に楽しめます。
バラとのロマンティックな共演:
白やソフトピンクのバラと: 同系色の優しいバラと組み合わせると、非常にロマンティックで上品な雰囲気に。'アイスバーグ' や 'ニュー・ドーン' などと。
アプリコット系のバラと: 'グラハム・トーマス' のような黄色~アプリコット系のバラと合わせると、お互いの色を引き立て合い、明るく優しい印象になります。
組み合わせの注意点: バラとの距離を適切にとり、別々に誘引するのがおすすめです。
鉢植えで楽しむ: 大きめの鉢(8号~10号以上)とオベリスクや支柱を使えば、鉢植えで管理できます。ベランダや玄関先で、美しい花を間近で楽しめます。
切り花として: 豪華な八重咲きの花は、切り花としても非常に見栄えがします。シンプルな花瓶に飾るだけで、お部屋がエレガントな雰囲気に包まれます。
6. まとめ:風に揺れる藤色の八重咲きクレマチス
今回は、早咲き大輪系の人気クレマチス 'ベル・オブ・ウォーキング' について、その魅力、詳しい育て方、そして新旧両枝咲きの剪定方法まで詳しく解説しました。
ベル・オブ・ウォーキングは、淡い青紫色(藤色)の豪華な完全八重咲きの花が魅力。
春と秋に花を楽しめる二期咲き(新旧両枝咲き)。
剪定は「弱剪定」が基本。花後と冬に軽く切り戻すことで、毎年花を楽しめる。
比較的丈夫で育てやすいが、クレマチス栽培の基本(日当たり・株元保護・深植え・水やり・肥料・誘引)はしっかりと押さえる。
フェンスやオベリスク、バラとの組み合わせなど、様々なシーンでその美しさを発揮する。
今日、庭で咲き始めた 'ベル・オブ・ウォーキング' の最初の一輪。その繊細な色合いと幾重にも重なる花弁は、まさに「ウォーキングの美女」の名にふさわしい気品を感じさせますね。
少しだけ特徴のある剪定方法をマスターすれば、この美しいクレマチスと長く付き合っていくことができます。ぜひ、あなたの庭にも 'ベル・オブ・ウォーキング' をお迎えして、その優雅な姿を楽しんでみませんか?
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豊かな香りと大輪の美しさを楽しむ!ゴールデン・セレブレーション Golden Celebration⠀黄色の花が咲いた。2025年4月27日
ゴールデン・セレブレーション Golden Celebration⠀黄色の花が咲いた。2025年4月27日
【ゴールデン・セレブレーション育て方】黄色の花が開花!初心者向け剪定・誘引ガイド (2025年4月27日)
「ゴールデン・セレブレーション Golden Celebration 黄色の花が咲いた。2025年4月27日」
春爛漫の庭で、ついにあの輝かしい瞬間が本格的に訪れました! デビッド・オースチンの名花、「ゴールデン・セレブレーション」が、その名の通り祝福のファンファーレを鳴らすかのように、美しい黄色の花を咲かせ始めたのです! 数日前にポツポツと咲き始めた花が、今日4月27日にはさらに数を増やし、アーチやフェンスを鮮やかに彩り始めています。太陽の光を一身に浴びて輝く、深みのある山吹色のカップ咲きは、まさに息をのむ美しさ。そして、あたりには甘く豊かなティー系の香りが漂い始め、五感を満たしてくれます。
イギリスの著名な育種家デビッド・オースチン氏が生み出したこの「ゴールデン・セレブレーション」は、イングリッシュローズの中でも特に人気の高いクライミング(つるバラ)タイプの一つ。その黄金色に輝く大輪の花、豊かな香り、そして比較的育てやすい性質を兼ね備え、世界中のガーデナーに愛されています。
「わぁ、この黄色いバラ、本当に綺麗!」
「ゴールデン・セレブレーションの育て方のポイントは?」
「つるバラとして、どうやって管理すればいい?」
この記事では、そんな開花が本格化してきた「ゴールデン・セレブレーション」に改めて注目し、その基本情報から輝かしい魅力、初心者でも安心して育てられる詳しい方法、そしてつるバラならではの剪定・誘引のコツ、さらには庭での素敵な活用アイデアまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも「ゴールデン・セレブレーション」を自信を持って育て、その明るい黄色の花を存分に楽しむことができるようになるはずです。さあ、黄金色の祝福をもたらすバラの世界へご案内しましょう!
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1. 黄金の祝福:イングリッシュローズ 'ゴールデン・セレブレーション' とは?
まずは、「ゴールデン・セレブレーション」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールを見ていきましょう。
作出: 1992年 / イギリス / デビッド・オースチン (David Austin Roses)
系統: S (シュラブ) / イングリッシュローズ
シュラブローズですが、枝が長くしなやかに伸びるため、**クライミングローズ(つるバラ)**として扱われることが非常に多い品種です。
樹形: クライミング(つる性)
樹高: 2.5m ~ 3.5m程度(地植えの場合。環境や仕立て方により変動)
咲き方: 返り咲き(主に春に多くの花が咲き、その後、夏から秋にかけてもポツポツと繰り返し咲く)。
花色: 黄色系統(豊かで深みのある山吹色~ゴールデンイエロー。中心部はやや濃い)。
花形: カップ咲き。咲き進むとやや開いて、中心の雄しべが見えるオープンカップ咲きになる。花弁は波打つように重なる。
花径: 大輪 (10cm~14cm程度)
花弁数: 約55~75枚(資料により差あり)
香り: 強香。ティー系の香りをベースに、フルーツ(柑橘系やアプリコット)の香り、時には蜂蜜やムスクのような甘さも感じさせる、豊かで複雑な香り。
葉: 明るい緑色の葉。
枝: しなやかさがあり、誘引しやすい。トゲは標準的。
耐病性: 比較的高いとされますが、黒星病(黒点病)にはやや弱い傾向があるとも言われます。うどんこ病には比較的強いです。
育てやすさ: 樹勢が強く、基本的な管理で育てられるため、初心者にも挑戦しやすい品種とされています。
花持ち: 良い。
イングリッシュローズを代表する黄色バラ
デビッド・オースチンが生み出した数多くの黄色系のイングリッシュローズの中でも、「ゴールデン・セレブレーション」はその豪華な花と豊かな香り、そしてつるバラとしての利用価値の高さから、特に人気のある品種の一つです。発表以来、世界中で数々の賞を受賞しています。
2. 'ゴールデン・セレブレーション' が愛される理由:その魅力に迫る!
なぜ「ゴールデン・セレブレーション」は多くのガーデナーを魅了し続けるのでしょうか?
魅力1:庭を明るく照らす! 輝くような黄金色の花
このバラの最大の魅力は、その名の通り「黄金の祝福」を思わせる、豊かで深みのある山吹色(ゴールデンイエロー)の花色です。太陽の光を浴びると、まさに黄金色に輝き、庭全体を一気に明るく、華やかな雰囲気にしてくれます。黄色いバラの中には、咲き進むと色が褪せて白っぽくなるものもありますが、「ゴールデン・セレブレーション」は比較的色が褪せにくいとされています。まさに今、咲き誇る花の輝きは格別です。
魅力2:豪華で見応えのある大輪カップ咲き
直径10cmを超えることもある大輪の花は、豊かな花弁が重なり合い、美しいカップ咲きとなります。咲き進むにつれてやや開き、中心の雄しべが覗く姿もまた魅力的です。波打つような花弁の重なりが、優雅さと豪華さを演出します。
魅力3:うっとりするほど豊かで複雑な強香!
見た目の美しさだけでなく、香りも「ゴールデン・セレブレーション」の大きな魅力です。ティー系の爽やかな香りをベースに、甘いフルーツや蜂蜜のような香りが複雑に絡み合い、非常に豊かで心地よい「強香」を放ちます。開花期には、その素晴らしい香りが庭中に漂い、贅沢な時間をもたらしてくれます。咲き始めた花から漂う香りも楽しみたいですね。
魅力4:春から秋まで楽しめる返り咲き性
主に春に最も多くの花を咲かせますが、その後も夏から秋にかけて繰り返し花を咲かせてくれる返り咲き性を持っています。春ほどのボリュームではないかもしれませんが、ポツポツとでも長く花を楽しめるのは嬉しいポイントです。
魅力5:アーチやフェンスを彩る! つるバラとしての魅力
枝がしなやかに長く伸びるため、つるバラとして様々な構造物に誘引するのに最適です。アーチやパーゴラ、フェンス、壁面、オベリスクなどを、美しい黄金色の花でダイナミックに飾ることができます。
魅力6:比較的育てやすい強健さ
樹勢が強く、基本的な管理で元気に育ちます。耐病性も比較的あるため、初心者の方でも挑戦しやすいイングリッシュローズのつるバラと言えるでしょう。(ただし、黒星病対策は意識した方が良いかもしれません)
3. 'ゴールデン・セレブレーション'の育て方【完全ガイド】初心者も安心!
ここからは、「ゴールデン・セレブレーション」を元気に育て、毎年美しい黄色の花を楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
3.1. 植え付け:健やかな成長のための第一歩!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。日当たりが良いほど、花付きが良く、花色も鮮やかになります。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に繋がります。壁際などに植える場合も、壁との間に少し空間を空けるなど工夫しましょう。
誘引スペース: つるバラなので、枝を誘引するための**十分なスペース(壁面、フェンス、アーチなど)**がある場所を選びます。成長後の大きさを考慮しましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥や腐葉土、元肥(緩効性肥料)を混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします(特にポット苗の場合、根が回っていたら底を少し崩す)。裸苗の場合は、根を水に数時間浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分(株元のこぶ状の部分)が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。深植えは避けます。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
地植えの場合は、株が安定するまで仮の支柱を立てると良いでしょう。
3.2. 水やり:基本を守って、乾湿のメリハリを
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に開花期(今!)は、美しい花を維持するために水分が必要です。水切れさせないように注意しましょう。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日必要になることも。朝夕の涼しい時間帯に与えます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣を。
3.3. 肥料:美しい花を咲かせ続けるために!
バラは肥料を好む植物です。「ゴールデン・セレブレーション」の返り咲き性を引き出し、たくさんの花を咲かせるためには、適切な施肥が欠かせません。
寒肥(元肥): 冬の休眠期(12月~1月頃)に、有機質肥料(油かす、骨粉、発酵済み牛ふんなど)や緩効性化成肥料を、株元から少し離れた場所に施します。これが1年間の生育の基礎となります。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与え、芽の成長を促します。
開花期の追肥: 蕾が膨らみ、花が咲き始めたこの時期(4月~5月)、開花エネルギーを補給するために液体肥料を週に1回程度与えるのが効果的です。
【重要】お礼肥(花後): 春の一番花が終わった後(5月~6月頃)に、開花で消耗した体力を回復させるために、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。返り咲き品種にとって、お礼肥は次の開花への大切なステップです。
夏の追肥: 夏にも返り咲きますが、暑さで株が弱り気味な場合は、肥料は控えるか、薄めの液体肥料を少量与える程度にします。
秋の追肥: 秋の開花に向けて(8月下旬~9月頃)に、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料を使うと、バランス良く栄養を与えることができます。緩効性肥料を基本とし、生育期には液体肥料を補助的に使うのがおすすめです。
3.4. 病害虫対策:耐病性は高いが、黒星病には注意
「ゴールデン・セレブレーション」は比較的耐病性が高い品種ですが、黒星病(黒点病)にはやや弱い傾向があるとされます。
黒星病対策:
風通しと日当たりを確保する: 適切な剪定と誘引で、葉が密集しないようにします。
泥はねを防ぐ: 株元をマルチング材(バークチップなど)で覆います。
早期発見・除去: 葉に黒い斑点を見つけたら、早めにその葉を取り除いて処分します。被害が広がらないようにすることが大切です。
薬剤散布: 発生しやすい梅雨時期や秋雨の時期には、予防的に殺菌剤を散布するのが効果的です。治療効果のある薬剤もあります。薬剤はローテーションして使いましょう。
その他の病害虫: うどんこ病(比較的強いですが発生することも)、アブラムシ、ハダニ、チュウレンジハバチなどにも注意が必要です。定期的な観察と早期対処を心がけましょう。咲き始めた花にアブラムシが付いていないかチェックしましょう。
4. 【重要】つるバラとしての剪定と誘引:美しい姿と豊かな花のために!
「ゴールデン・セレブレーション」を美しく咲かせるためには、つるバラとしての適切な「剪定」と「誘引」が最も重要です。
4.1. 剪定と誘引の目的
美しい樹形を作り、構造物(アーチ、フェンス等)に沿わせる。
花付きを良くする(花が咲く枝を効率よく発生させる)。
古い枝を整理し、株を若返らせる。
風通しや日当たりを改善し、病害虫を予防する。
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):春の景色を作るメイン作業!
冬の休眠期に行う剪定と誘引が、春の豪華な開花を決定づけます。
剪定:
まず、枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝などを付け根から切り取ります。
次に、株元から数えて3~4年以上経った古い主枝(樹皮がゴツゴツしていることが多い)があれば、これも付け根から切り取り、新しい元気なシュートへの世代交代を促します。
残した若くて元気な主枝(主に前年伸びたシュート)は、先端を軽く切り詰める程度にします。
その主枝から出ている細い枝(側枝)に春の花が咲きます。この側枝を、付け根から数えて2~3芽(長さ10~15cm程度)残して切り詰めます。
誘引:
剪定が終わったら、残した主枝をアーチ、フェンス、オベリスクなどの構造物に固定していきます。
最大のポイントは、枝をできるだけ水平に近い角度(斜め45度以下)に寝かせて誘引すること! これにより、枝の各節から上向きに花を咲かせる側枝がたくさん伸びてきます。
枝同士が重ならないように、空間にバランス良く配置します。
麻ひもやビニールタイなどで、枝に食い込まないように、ゆとりを持たせて8の字に結びつけ、しっかりと固定します。「ゴールデン・セレブレーション」の枝は比較的しなやかなので、誘引しやすいでしょう。
4.3. 花後の剪定(随時):返り咲きを促す!
「ゴールデン・セレブレーション」は返り咲き性があるので、花後の手入れで次の開花を促します。
花がら切り: 咲き終わった花は、花がらだけでなく、花の下の5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上で切り戻します。 これをこまめに行うことで、株の消耗を防ぎ、次の花芽が上がりやすくなります。今咲き始めた花も、終わったら忘れずに行いましょう。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で切り戻します。
4.4. シュートの管理(春~夏)
春から夏にかけて、株元や枝の途中から勢いよく伸びてくるシュートは、来年以降の主役となる大切な枝です。
保護: 非常に柔らかく折れやすいので、見つけたら早めに支柱を立てて保護しましょう。
仮誘引: 伸びてきたら、邪魔にならないように、また風で折れないように、支柱や既存の枝に軽く留めておきます(本格的な誘引は冬)。
4.5. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋にも花を楽しみたい場合、夏剪定を行うことがあります。春に咲いた枝などを軽く切り戻し、株全体を整えます。ただし、つるバラの夏剪定は必須ではなく、軽く整える程度にとどめます。
5. 'ゴールデン・セレブレーション' を活かすガーデンアイデア:明るい黄色で庭を彩る!
鮮やかな黄色の「ゴールデン・セレブレーション」は、庭の様々なシーンで主役級の活躍をします。
華やかなアーチやパーゴラ: 庭の入り口や通路を飾るアーチに誘引すれば、明るく豪華なウェルカムアーチになります。パーゴラに這わせれば、黄金色の花の下で豊かな香りを楽しむことができます。
壁面やフェンスを明るく染める: 広範囲を鮮やかな黄色で覆うことができます。特に、ブルーグレーや濃いブラウン、シックなレンガ色の壁などを背景にすると、黄色が一層引き立ち、モダンな雰囲気も演出できます。
オベリスクで存在感を: 庭の中にアクセントとしてオベリスクを立て、そこに絡ませれば、立体的な黄金色の花のタワーが楽しめます。
他の植物との美しいコントラスト:
クレマチス: 青や紫系のクレマチスとの組み合わせは、黄色の補色となり、互いを最高に引き立て合う、定番にして最高の組み合わせです。'ジャックマニー' や 'ザ・プレジデント' などと合わせると、息をのむような美しさです。
他のバラ: アプリコットオレンジ系のイングリッシュローズ(例: レディ・オブ・シャーロット)と合わせて暖色系のグラデーションを楽しんだり、深い赤系のバラと合わせてドラマチックな対比を楽しんだりするのも素敵です。
下草: 株元には、ブルー系のサルビア・ネモローサやネペタ(キャットミント)、紫色のバーベナなどを合わせると、色のコントラストが美しくまとまります。
鉢植え(大型)での栽培: 大きめの鉢(10号以上推奨)とオベリスクなどの支柱を使えば、ベランダやテラスでも管理可能です。移動できるので、日当たり管理がしやすい利点もあります。
6. まとめ:太陽のような輝きと香りを放つ、祝福のバラ、開花!
今回は、デビッド・オースチンの傑作イングリッシュローズ、「ゴールデン・セレブレーション」について、その魅力、育て方の詳細、そしてつるバラとしての管理ポイントを詳しくご紹介しました。
ゴールデン・セレブレーションは、輝くような山吹色(ゴールデンイエロー)の大輪カップ咲きと、豊かなティー&フルーツ系の強香が魅力のつるバラ。
イングリッシュローズの中でも特に人気が高く、アーチやフェンスなど様々な場所で活躍する。
返り咲き性があり、春を中心に長く花を楽しめる。
比較的育てやすく強健だが、黒星病にはやや注意が必要。
育て方のポイントは、日当たりの確保、適切な水やりと肥料、そしてつるバラとしての冬の剪定・誘引。
今日、庭で咲き始めた「ゴールデン・セレブレーション」の黄色の花。これから次々と開花し、庭を黄金色の輝きと芳醇な香りで満たしてくれることでしょう。その瞬間を想像するだけで、心が豊かになりますね。
その育てやすさと圧倒的な美しさ、そして素晴らしい香りを兼ね備えた「ゴールデン・セレブレーション」は、きっとあなたの庭に、輝くような喜びとエレガントな雰囲気をもたらしてくれるはずです。ぜひ、この素晴らしいバラとの暮らしを楽しんでください。
[02memo]では、「ゴールデン・セレブレーション」の成長記録や開花の様子、他のイングリッシュローズの情報も発信しています。ぜひ、ブログやSNS、YouTubeもチェックしてみてくださいね!
ゴールデン・セレブレーション Golden Celebration デビッド・オースチン David Austin イギリス ツル クライミング・ローズ イングリッシュローズ S シュラブ 返り咲き 黄色系統 山吹色 カップ咲き 大輪 強香
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【ゴールデン・セレブレーション育て方】黄色の花が開花!初心者向け剪定・誘引ガイド (2025年4月27日)
「ゴールデン・セレブレーション Golden Celebration 黄色の花が咲いた。2025年4月27日」
春爛漫の庭で、ついにあの輝かしい瞬間が本格的に訪れました! デビッド・オースチンの名花、「ゴールデン・セレブレーション」が、その名の通り祝福のファンファーレを鳴らすかのように、美しい黄色の花を咲かせ始めたのです! 数日前にポツポツと咲き始めた花が、今日4月27日にはさらに数を増やし、アーチやフェンスを鮮やかに彩り始めています。太陽の光を一身に浴びて輝く、深みのある山吹色のカップ咲きは、まさに息をのむ美しさ。そして、あたりには甘く豊かなティー系の香りが漂い始め、五感を満たしてくれます。
イギリスの著名な育種家デビッド・オースチン氏が生み出したこの「ゴールデン・セレブレーション」は、イングリッシュローズの中でも特に人気の高いクライミング(つるバラ)タイプの一つ。その黄金色に輝く大輪の花、豊かな香り、そして比較的育てやすい性質を兼ね備え、世界中のガーデナーに愛されています。
「わぁ、この黄色いバラ、本当に綺麗!」
「ゴールデン・セレブレーションの育て方のポイントは?」
「つるバラとして、どうやって管理すればいい?」
この記事では、そんな開花が本格化してきた「ゴールデン・セレブレーション」に改めて注目し、その基本情報から輝かしい魅力、初心者でも安心して育てられる詳しい方法、そしてつるバラならではの剪定・誘引のコツ、さらには庭での素敵な活用アイデアまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも「ゴールデン・セレブレーション」を自信を持って育て、その明るい黄色の花を存分に楽しむことができるようになるはずです。さあ、黄金色の祝福をもたらすバラの世界へご案内しましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「ゴールデン・セレブレーション」も栽培しており、その経験に基づいた実践的な情報をお届けします。
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1. 黄金の祝福:イングリッシュローズ 'ゴールデン・セレブレーション' とは?
まずは、「ゴールデン・セレブレーション」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールを見ていきましょう。
作出: 1992年 / イギリス / デビッド・オースチン (David Austin Roses)
系統: S (シュラブ) / イングリッシュローズ
シュラブローズですが、枝が長くしなやかに伸びるため、**クライミングローズ(つるバラ)**として扱われることが非常に多い品種です。
樹形: クライミング(つる性)
樹高: 2.5m ~ 3.5m程度(地植えの場合。環境や仕立て方により変動)
咲き方: 返り咲き(主に春に多くの花が咲き、その後、夏から秋にかけてもポツポツと繰り返し咲く)。
花色: 黄色系統(豊かで深みのある山吹色~ゴールデンイエロー。中心部はやや濃い)。
花形: カップ咲き。咲き進むとやや開いて、中心の雄しべが見えるオープンカップ咲きになる。花弁は波打つように重なる。
花径: 大輪 (10cm~14cm程度)
花弁数: 約55~75枚(資料により差あり)
香り: 強香。ティー系の香りをベースに、フルーツ(柑橘系やアプリコット)の香り、時には蜂蜜やムスクのような甘さも感じさせる、豊かで複雑な香り。
葉: 明るい緑色の葉。
枝: しなやかさがあり、誘引しやすい。トゲは標準的。
耐病性: 比較的高いとされますが、黒星病(黒点病)にはやや弱い傾向があるとも言われます。うどんこ病には比較的強いです。
育てやすさ: 樹勢が強く、基本的な管理で育てられるため、初心者にも挑戦しやすい品種とされています。
花持ち: 良い。
イングリッシュローズを代表する黄色バラ
デビッド・オースチンが生み出した数多くの黄色系のイングリッシュローズの中でも、「ゴールデン・セレブレーション」はその豪華な花と豊かな香り、そしてつるバラとしての利用価値の高さから、特に人気のある品種の一つです。発表以来、世界中で数々の賞を受賞しています。
2. 'ゴールデン・セレブレーション' が愛される理由:その魅力に迫る!
なぜ「ゴールデン・セレブレーション」は多くのガーデナーを魅了し続けるのでしょうか?
魅力1:庭を明るく照らす! 輝くような黄金色の花
このバラの最大の魅力は、その名の通り「黄金の祝福」を思わせる、豊かで深みのある山吹色(ゴールデンイエロー)の花色です。太陽の光を浴びると、まさに黄金色に輝き、庭全体を一気に明るく、華やかな雰囲気にしてくれます。黄色いバラの中には、咲き進むと色が褪せて白っぽくなるものもありますが、「ゴールデン・セレブレーション」は比較的色が褪せにくいとされています。まさに今、咲き誇る花の輝きは格別です。
魅力2:豪華で見応えのある大輪カップ咲き
直径10cmを超えることもある大輪の花は、豊かな花弁が重なり合い、美しいカップ咲きとなります。咲き進むにつれてやや開き、中心の雄しべが覗く姿もまた魅力的です。波打つような花弁の重なりが、優雅さと豪華さを演出します。
魅力3:うっとりするほど豊かで複雑な強香!
見た目の美しさだけでなく、香りも「ゴールデン・セレブレーション」の大きな魅力です。ティー系の爽やかな香りをベースに、甘いフルーツや蜂蜜のような香りが複雑に絡み合い、非常に豊かで心地よい「強香」を放ちます。開花期には、その素晴らしい香りが庭中に漂い、贅沢な時間をもたらしてくれます。咲き始めた花から漂う香りも楽しみたいですね。
魅力4:春から秋まで楽しめる返り咲き性
主に春に最も多くの花を咲かせますが、その後も夏から秋にかけて繰り返し花を咲かせてくれる返り咲き性を持っています。春ほどのボリュームではないかもしれませんが、ポツポツとでも長く花を楽しめるのは嬉しいポイントです。
魅力5:アーチやフェンスを彩る! つるバラとしての魅力
枝がしなやかに長く伸びるため、つるバラとして様々な構造物に誘引するのに最適です。アーチやパーゴラ、フェンス、壁面、オベリスクなどを、美しい黄金色の花でダイナミックに飾ることができます。
魅力6:比較的育てやすい強健さ
樹勢が強く、基本的な管理で元気に育ちます。耐病性も比較的あるため、初心者の方でも挑戦しやすいイングリッシュローズのつるバラと言えるでしょう。(ただし、黒星病対策は意識した方が良いかもしれません)
3. 'ゴールデン・セレブレーション'の育て方【完全ガイド】初心者も安心!
ここからは、「ゴールデン・セレブレーション」を元気に育て、毎年美しい黄色の花を楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
3.1. 植え付け:健やかな成長のための第一歩!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。日当たりが良いほど、花付きが良く、花色も鮮やかになります。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に繋がります。壁際などに植える場合も、壁との間に少し空間を空けるなど工夫しましょう。
誘引スペース: つるバラなので、枝を誘引するための**十分なスペース(壁面、フェンス、アーチなど)**がある場所を選びます。成長後の大きさを考慮しましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥や腐葉土、元肥(緩効性肥料)を混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします(特にポット苗の場合、根が回っていたら底を少し崩す)。裸苗の場合は、根を水に数時間浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分(株元のこぶ状の部分)が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。深植えは避けます。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
地植えの場合は、株が安定するまで仮の支柱を立てると良いでしょう。
3.2. 水やり:基本を守って、乾湿のメリハリを
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に開花期(今!)は、美しい花を維持するために水分が必要です。水切れさせないように注意しましょう。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日必要になることも。朝夕の涼しい時間帯に与えます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣を。
3.3. 肥料:美しい花を咲かせ続けるために!
バラは肥料を好む植物です。「ゴールデン・セレブレーション」の返り咲き性を引き出し、たくさんの花を咲かせるためには、適切な施肥が欠かせません。
寒肥(元肥): 冬の休眠期(12月~1月頃)に、有機質肥料(油かす、骨粉、発酵済み牛ふんなど)や緩効性化成肥料を、株元から少し離れた場所に施します。これが1年間の生育の基礎となります。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与え、芽の成長を促します。
開花期の追肥: 蕾が膨らみ、花が咲き始めたこの時期(4月~5月)、開花エネルギーを補給するために液体肥料を週に1回程度与えるのが効果的です。
【重要】お礼肥(花後): 春の一番花が終わった後(5月~6月頃)に、開花で消耗した体力を回復させるために、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。返り咲き品種にとって、お礼肥は次の開花への大切なステップです。
夏の追肥: 夏にも返り咲きますが、暑さで株が弱り気味な場合は、肥料は控えるか、薄めの液体肥料を少量与える程度にします。
秋の追肥: 秋の開花に向けて(8月下旬~9月頃)に、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料を使うと、バランス良く栄養を与えることができます。緩効性肥料を基本とし、生育期には液体肥料を補助的に使うのがおすすめです。
3.4. 病害虫対策:耐病性は高いが、黒星病には注意
「ゴールデン・セレブレーション」は比較的耐病性が高い品種ですが、黒星病(黒点病)にはやや弱い傾向があるとされます。
黒星病対策:
風通しと日当たりを確保する: 適切な剪定と誘引で、葉が密集しないようにします。
泥はねを防ぐ: 株元をマルチング材(バークチップなど)で覆います。
早期発見・除去: 葉に黒い斑点を見つけたら、早めにその葉を取り除いて処分します。被害が広がらないようにすることが大切です。
薬剤散布: 発生しやすい梅雨時期や秋雨の時期には、予防的に殺菌剤を散布するのが効果的です。治療効果のある薬剤もあります。薬剤はローテーションして使いましょう。
その他の病害虫: うどんこ病(比較的強いですが発生することも)、アブラムシ、ハダニ、チュウレンジハバチなどにも注意が必要です。定期的な観察と早期対処を心がけましょう。咲き始めた花にアブラムシが付いていないかチェックしましょう。
4. 【重要】つるバラとしての剪定と誘引:美しい姿と豊かな花のために!
「ゴールデン・セレブレーション」を美しく咲かせるためには、つるバラとしての適切な「剪定」と「誘引」が最も重要です。
4.1. 剪定と誘引の目的
美しい樹形を作り、構造物(アーチ、フェンス等)に沿わせる。
花付きを良くする(花が咲く枝を効率よく発生させる)。
古い枝を整理し、株を若返らせる。
風通しや日当たりを改善し、病害虫を予防する。
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):春の景色を作るメイン作業!
冬の休眠期に行う剪定と誘引が、春の豪華な開花を決定づけます。
剪定:
まず、枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝などを付け根から切り取ります。
次に、株元から数えて3~4年以上経った古い主枝(樹皮がゴツゴツしていることが多い)があれば、これも付け根から切り取り、新しい元気なシュートへの世代交代を促します。
残した若くて元気な主枝(主に前年伸びたシュート)は、先端を軽く切り詰める程度にします。
その主枝から出ている細い枝(側枝)に春の花が咲きます。この側枝を、付け根から数えて2~3芽(長さ10~15cm程度)残して切り詰めます。
誘引:
剪定が終わったら、残した主枝をアーチ、フェンス、オベリスクなどの構造物に固定していきます。
最大のポイントは、枝をできるだけ水平に近い角度(斜め45度以下)に寝かせて誘引すること! これにより、枝の各節から上向きに花を咲かせる側枝がたくさん伸びてきます。
枝同士が重ならないように、空間にバランス良く配置します。
麻ひもやビニールタイなどで、枝に食い込まないように、ゆとりを持たせて8の字に結びつけ、しっかりと固定します。「ゴールデン・セレブレーション」の枝は比較的しなやかなので、誘引しやすいでしょう。
4.3. 花後の剪定(随時):返り咲きを促す!
「ゴールデン・セレブレーション」は返り咲き性があるので、花後の手入れで次の開花を促します。
花がら切り: 咲き終わった花は、花がらだけでなく、花の下の5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上で切り戻します。 これをこまめに行うことで、株の消耗を防ぎ、次の花芽が上がりやすくなります。今咲き始めた花も、終わったら忘れずに行いましょう。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で切り戻します。
4.4. シュートの管理(春~夏)
春から夏にかけて、株元や枝の途中から勢いよく伸びてくるシュートは、来年以降の主役となる大切な枝です。
保護: 非常に柔らかく折れやすいので、見つけたら早めに支柱を立てて保護しましょう。
仮誘引: 伸びてきたら、邪魔にならないように、また風で折れないように、支柱や既存の枝に軽く留めておきます(本格的な誘引は冬)。
4.5. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋にも花を楽しみたい場合、夏剪定を行うことがあります。春に咲いた枝などを軽く切り戻し、株全体を整えます。ただし、つるバラの夏剪定は必須ではなく、軽く整える程度にとどめます。
5. 'ゴールデン・セレブレーション' を活かすガーデンアイデア:明るい黄色で庭を彩る!
鮮やかな黄色の「ゴールデン・セレブレーション」は、庭の様々なシーンで主役級の活躍をします。
華やかなアーチやパーゴラ: 庭の入り口や通路を飾るアーチに誘引すれば、明るく豪華なウェルカムアーチになります。パーゴラに這わせれば、黄金色の花の下で豊かな香りを楽しむことができます。
壁面やフェンスを明るく染める: 広範囲を鮮やかな黄色で覆うことができます。特に、ブルーグレーや濃いブラウン、シックなレンガ色の壁などを背景にすると、黄色が一層引き立ち、モダンな雰囲気も演出できます。
オベリスクで存在感を: 庭の中にアクセントとしてオベリスクを立て、そこに絡ませれば、立体的な黄金色の花のタワーが楽しめます。
他の植物との美しいコントラスト:
クレマチス: 青や紫系のクレマチスとの組み合わせは、黄色の補色となり、互いを最高に引き立て合う、定番にして最高の組み合わせです。'ジャックマニー' や 'ザ・プレジデント' などと合わせると、息をのむような美しさです。
他のバラ: アプリコットオレンジ系のイングリッシュローズ(例: レディ・オブ・シャーロット)と合わせて暖色系のグラデーションを楽しんだり、深い赤系のバラと合わせてドラマチックな対比を楽しんだりするのも素敵です。
下草: 株元には、ブルー系のサルビア・ネモローサやネペタ(キャットミント)、紫色のバーベナなどを合わせると、色のコントラストが美しくまとまります。
鉢植え(大型)での栽培: 大きめの鉢(10号以上推奨)とオベリスクなどの支柱を使えば、ベランダやテラスでも管理可能です。移動できるので、日当たり管理がしやすい利点もあります。
6. まとめ:太陽のような輝きと香りを放つ、祝福のバラ、開花!
今回は、デビッド・オースチンの傑作イングリッシュローズ、「ゴールデン・セレブレーション」について、その魅力、育て方の詳細、そしてつるバラとしての管理ポイントを詳しくご紹介しました。
ゴールデン・セレブレーションは、輝くような山吹色(ゴールデンイエロー)の大輪カップ咲きと、豊かなティー&フルーツ系の強香が魅力のつるバラ。
イングリッシュローズの中でも特に人気が高く、アーチやフェンスなど様々な場所で活躍する。
返り咲き性があり、春を中心に長く花を楽しめる。
比較的育てやすく強健だが、黒星病にはやや注意が必要。
育て方のポイントは、日当たりの確保、適切な水やりと肥料、そしてつるバラとしての冬の剪定・誘引。
今日、庭で咲き始めた「ゴールデン・セレブレーション」の黄色の花。これから次々と開花し、庭を黄金色の輝きと芳醇な香りで満たしてくれることでしょう。その瞬間を想像するだけで、心が豊かになりますね。
その育てやすさと圧倒的な美しさ、そして素晴らしい香りを兼ね備えた「ゴールデン・セレブレーション」は、きっとあなたの庭に、輝くような喜びとエレガントな雰囲気をもたらしてくれるはずです。ぜひ、この素晴らしいバラとの暮らしを楽しんでください。
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ゴールデン・セレブレーション Golden Celebration デビッド・オースチン David Austin イギリス ツル クライミング・ローズ イングリッシュローズ S シュラブ 返り咲き 黄色系統 山吹色 カップ咲き 大輪 強香
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2025年04月26日
白い花が奏でるガーデンデザイン―ダッチェス・オブ・エジンバラの秘密 Clematis 'Duchess of Edinburgh'⠀白い花がたくさん咲いた。2025年4月26日
ダッチェス・オブ・エジンバラ Clematis 'Duchess of Edinburgh'⠀白い花がたくさん咲いた。2025年4月26日
ダッチェス・オブ・エジンバラ:白い花の魅力と育て方ガイド
ダッチェス・オブ・エジンバラの魅力と育て方
2025年4月26日、庭に咲き誇るダッチェス・オブ・エジンバラ(Clematis 'Duchess of Edinburgh')の白い花々が、優雅な美しさで目を引きます。このクレマチスは、19世紀に導入されて以来、ガーデニング愛好家に愛される品種です。以下に、その特徴、魅力、育て方のポイントを簡単にまとめます。
主なポイント
特徴: 大輪の白い八重咲き花(10〜15cm)が特徴で、春から初夏と夏の終わりから秋にかけて2回開花します。つるは8〜12フィートまで成長し、庭に立体感を加えます。
魅力: 清楚でエレガントな花姿は、モダンな庭や日本庭園に調和し、ほのかな香りがリラックス効果をもたらします。
育て方: 日当たりが良く、根元が涼しい環境を好みます。剪定は春先に軽く行い、排水性の良い土壌で育てます。
注意点: 根元を日陰にするため、地面を覆う植物やマルチングが必要です。過湿は根腐れの原因になるため注意しましょう。
ダッチェス・オブ・エジンバラとは?
ダッチェス・オブ・エジンバラは、キョウチクトウ科のつる性植物で、純白の八重咲き花が特徴です。花はカップ状またはロゼット状に開き、遠くからでも存在感があります。2025年4月26日現在、庭で白い花がたくさん咲いており、春の訪れを華やかに彩っています。
なぜ人気?
この品種は、長い開花期間と丈夫な性質で知られています。アーチやフェンスに這わせると、庭に高級感をプラス。初心者でも育てやすく、ガーデニングの楽しみを広げます。
育て方のコツ
日当たり: 1日6〜8時間の直射日光が理想。半日陰でも育ちます。
土壌: 排水性の良い、弱アルカリ性の土壌を好みます。植える際は、根元を3インチ深く埋めると丈夫に育ちます。
水やり: 土が乾いたらたっぷり与えますが、過湿は避けてください。
剪定: 剪定グループ2に属し、春先に弱い枝を切り、残りを6〜9インチに剪定します。
ガーデニングへの活用
アーチやトレリスに這わせて花のカーテンを作ったり、コンテナでベランダを飾ったりできます。バラや低木と組み合わせると、庭に奥行きが生まれます。
詳細な育て方やデザインのアイデアは、以下でさらに解説します。ガーデニングのインスピレーションを得るなら、02memoのブログやYouTubeチャンネルをチェック!
ダッチェス・オブ・エジンバラの完全ガイド:特徴、育て方、ガーデンデザイン
はじめに:2025年4月26日の庭の輝き
2025年4月26日、02memoの庭では、ダッチェス・オブ・エジンバラ(Clematis 'Duchess of Edinburgh')の白い花が満開を迎えています。このクレマチスは、19世紀に導入されて以来、そのエレガントな姿でガーデニング愛好家を魅了し続けています。純白の八重咲き花は、庭に高級感と洗練された美しさをもたらし、春の訪れを祝うかのようです
ダッチェス・オブ・エジンバラの特徴と魅力
優雅な花姿と色彩
ダッチェス・オブ・エジンバラは、大輪(10〜15cm)の純白の八重咲き花が特徴です。花びらは細長く、先端が軽く反り返り、カップ状またはロゼット状に開きます。開花初期には、緑がかった色合いが現れることもあり、独特の美しさを放ちます。花の中心には白い雄しべとクリーム色の葯があり、立体感を加えます。2025年4月26日現在、庭ではこれらの花が群生し、遠くからでも目を引く存在感を示しています。
長い開花期間と耐久性
この品種は、剪定グループ2に属し、春から初夏(5月〜7月)と夏の終わりから秋(8月〜9月)の2回開花します。2回目の花は初回より小さい場合がありますが、適切な手入れで安定した開花が期待できます。つるは8〜12フィート(約2.4〜3.6m)まで成長し、丈夫で適応力が高いため、さまざまな気候で育てやすいです。詳細な開花の様子は、YouTubeの専用プレイリストで確認できます。
微妙な香りのアクセント
ダッチェス・オブ・エジンバラは、ほのかな香りが特徴です。強く主張しない香りは、朝夕の涼しい時間帯に特に際立ち、庭にリラックスした雰囲気をもたらします。他の花や緑との組み合わせでも調和し、ガーデニングの楽しみを深めます。
なぜ愛されるのか?
そのエレガントな姿は、モダンな庭からクラシカルな日本庭園まで幅広くマッチします。初心者でも扱いやすく、庭に立体感や高級感を加えるため、ガーデニング愛好家に広く支持されています。Instagramの@02memo2では、この品種の美しい写真を多数公開中です。
育て方と手入れのポイント
ダッチェス・オブ・エジンバラを美しく育てるには、適切な環境と手入れが重要です。以下に、初心者から上級者まで役立つ育て方のポイントを詳しく解説します。
生育環境の基本
日当たり: 1日6〜8時間の直射日光が理想ですが、半日陰でも育ちます。強い午後の日差しは避けると、花の色がより鮮やかに保たれます。
土壌: 排水性の良い、弱アルカリ性の土壌を好みます。有機質肥料(腐葉土や堆肥)を混ぜ込むと、根の健康が保たれます。土壌が酸性の場合は、石灰を加えて調整しましょう。
根元の保護: クレマチスは「頭は日向、足は日陰」を好みます。根元を涼しく保つため、低木や多年草を近くに植えるか、2〜3インチのマルチ(樹皮や小石)を敷きます。
植え付けのコツ
時期: 春(4月〜5月)または秋(9月〜10月)が最適。2025年4月26日は植え付けに良いタイミングです。
方法: 植える際は、元のポットより3インチ(約7.5cm)深く植えます。最初の葉のセットを土で覆うことで、強い新芽の成長を促し、クレマチス萎凋病を防ぎます。植え付け後はたっぷり水を与え、根の定着を助けます。
水やりと肥料
水やり: 土が乾いたら根元にたっぷり水を与えますが、過湿は根腐れの原因になるため注意。2025年4月26日時点で雨が少ない場合は、週1〜2回の水やりを目安にしてください。
肥料: 春に緩効性肥料を1回与えます。開花期には、2週間に1回薄めた液体肥料を追加すると、花付きが良くなります。
剪定のポイント
ダッチェス・オブ・エジンバラは剪定グループ2に属し、旧枝と新枝の両方で花を咲かせます。適切な剪定で、2回の開花を最大限に楽しめます。
春の剪定: 2月〜3月に、枯れた枝や弱い枝を切り取り、残りの枝を6〜9インチ(15〜23cm)の健康な芽の上で剪定します。これにより、新芽の成長と2回目の開花が促されます。
花後の剪定: 初回の開花後、軽く剪定すると、夏の終わりから秋の2回目の開花が期待できます。ただし、過度な剪定は次の花を減らす可能性があるため注意が必要です。
支柱と誘引
つる性植物のため、トレリス、アーチ、フェンスなどの支柱が必要です。つるを優しく誘引し、風で傷つかないよう固定します。美しい曲線を描く姿は、庭のデザインを一層引き立てます。Pinterestの@02memoで、支柱を使ったデザイン例をチェックできます。
病害虫対策
アブラムシやハダニが発生する可能性があります。定期的に葉をチェックし、発見したら殺虫石鹸で対処しましょう。秋にはマルチを追加して根を寒さから守ります。
ガーデンデザインへの活用アイデア
ダッチェス・オブ・エジンバラは、その優雅な姿を活かして、さまざまなガーデンデザインに取り入れられます。以下は、実際の活用例です。
アーチやフェンスの装飾
白い花がアーチやフェンスに這う姿は、まるで花のカーテンのよう。庭の入口や仕切りとして配置すると、訪れる人を魅了します。YouTubeのクレマチスプレイリストで、実際の配置例をご覧ください。
コンテナガーデン
限られたスペースでも、大きな鉢やコンテナで育てられます。ベランダやバルコニーにトレリスを設置し、垂直方向の緑を楽しみましょう。コンパクトなデザインは、都市部のガーデニングに最適です。
他の植物との組み合わせ
バラや低木、宿根草と組み合わせると、庭にリズムとコントラストが生まれます。例えば、ピンクのバラと白いクレマチスを絡ませると、華やかな景観が完成。Xの@02memo3では、組み合わせのアイデアを随時更新中です。
季節の変化を楽しむ
春の満開、夏の緑、秋の再開花と、ダッチェス・オブ・エジンバラは季節ごとに異なる表情を見せます。庭の主役として、年間を通じて楽しめる植物です。
ダッチェス・オブ・エジンバラの歴史と背景
この品種は、19世紀後半にイギリスで導入され、エジンバラの女公にちなんで名付けられました。その時代から現在まで、ガーデニングの世界で高く評価され続けています。詳細は、Gardenia.netの解説で確認できます。歴史ある品種を育てることで、庭に物語を加えましょう。
まとめ:庭にエレガンスを
ダッチェス・オブ・エジンバラ(Clematis 'Duchess of Edinburgh')は、白い八重咲き花と長い開花期間で、庭にエレガンスと魅力をもたらします。2025年4月26日、満開の花を眺めながら、ガーデニングの喜びを感じてください。適切な日当たり、排水性の良い土壌、春の剪定を心がければ、初心者でも美しい花を楽しめます。アーチ、フェンス、コンテナなど、さまざまなデザインで庭を彩りましょう。
02memoのブログでは、バラやクレマチスを中心としたガーデニング情報を発信中。YouTubeの@02memo04やInstagramの@02memo2で、最新の写真や動画をチェックして、ガーデニングのインスピレーションを得てください。あなたの庭に、ダッチェス・オブ・エジンバラの白い花を咲かせましょう!
再生リスト ダッチェス・オブ・エジンバラ Clematis 'Duchess of Edinburgh'
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ブログ バラを中心にガーデング情報や買い物紹介などの雑記ブログ。2011年開設。
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YouTube ガーデニングのノウハウや生育の変化を動画でチェックできる【@02memo04】のチャンネル。
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Instagram 美しいバラや花の写真やコーディネート例を【@02memo2】で発信中。
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ダッチェス・オブ・エジンバラの魅力と育て方
2025年4月26日、庭に咲き誇るダッチェス・オブ・エジンバラ(Clematis 'Duchess of Edinburgh')の白い花々が、優雅な美しさで目を引きます。このクレマチスは、19世紀に導入されて以来、ガーデニング愛好家に愛される品種です。以下に、その特徴、魅力、育て方のポイントを簡単にまとめます。
主なポイント
特徴: 大輪の白い八重咲き花(10〜15cm)が特徴で、春から初夏と夏の終わりから秋にかけて2回開花します。つるは8〜12フィートまで成長し、庭に立体感を加えます。
魅力: 清楚でエレガントな花姿は、モダンな庭や日本庭園に調和し、ほのかな香りがリラックス効果をもたらします。
育て方: 日当たりが良く、根元が涼しい環境を好みます。剪定は春先に軽く行い、排水性の良い土壌で育てます。
注意点: 根元を日陰にするため、地面を覆う植物やマルチングが必要です。過湿は根腐れの原因になるため注意しましょう。
ダッチェス・オブ・エジンバラとは?
ダッチェス・オブ・エジンバラは、キョウチクトウ科のつる性植物で、純白の八重咲き花が特徴です。花はカップ状またはロゼット状に開き、遠くからでも存在感があります。2025年4月26日現在、庭で白い花がたくさん咲いており、春の訪れを華やかに彩っています。
なぜ人気?
この品種は、長い開花期間と丈夫な性質で知られています。アーチやフェンスに這わせると、庭に高級感をプラス。初心者でも育てやすく、ガーデニングの楽しみを広げます。
育て方のコツ
日当たり: 1日6〜8時間の直射日光が理想。半日陰でも育ちます。
土壌: 排水性の良い、弱アルカリ性の土壌を好みます。植える際は、根元を3インチ深く埋めると丈夫に育ちます。
水やり: 土が乾いたらたっぷり与えますが、過湿は避けてください。
剪定: 剪定グループ2に属し、春先に弱い枝を切り、残りを6〜9インチに剪定します。
ガーデニングへの活用
アーチやトレリスに這わせて花のカーテンを作ったり、コンテナでベランダを飾ったりできます。バラや低木と組み合わせると、庭に奥行きが生まれます。
詳細な育て方やデザインのアイデアは、以下でさらに解説します。ガーデニングのインスピレーションを得るなら、02memoのブログやYouTubeチャンネルをチェック!
ダッチェス・オブ・エジンバラの完全ガイド:特徴、育て方、ガーデンデザイン
はじめに:2025年4月26日の庭の輝き
2025年4月26日、02memoの庭では、ダッチェス・オブ・エジンバラ(Clematis 'Duchess of Edinburgh')の白い花が満開を迎えています。このクレマチスは、19世紀に導入されて以来、そのエレガントな姿でガーデニング愛好家を魅了し続けています。純白の八重咲き花は、庭に高級感と洗練された美しさをもたらし、春の訪れを祝うかのようです
ダッチェス・オブ・エジンバラの特徴と魅力
優雅な花姿と色彩
ダッチェス・オブ・エジンバラは、大輪(10〜15cm)の純白の八重咲き花が特徴です。花びらは細長く、先端が軽く反り返り、カップ状またはロゼット状に開きます。開花初期には、緑がかった色合いが現れることもあり、独特の美しさを放ちます。花の中心には白い雄しべとクリーム色の葯があり、立体感を加えます。2025年4月26日現在、庭ではこれらの花が群生し、遠くからでも目を引く存在感を示しています。
長い開花期間と耐久性
この品種は、剪定グループ2に属し、春から初夏(5月〜7月)と夏の終わりから秋(8月〜9月)の2回開花します。2回目の花は初回より小さい場合がありますが、適切な手入れで安定した開花が期待できます。つるは8〜12フィート(約2.4〜3.6m)まで成長し、丈夫で適応力が高いため、さまざまな気候で育てやすいです。詳細な開花の様子は、YouTubeの専用プレイリストで確認できます。
微妙な香りのアクセント
ダッチェス・オブ・エジンバラは、ほのかな香りが特徴です。強く主張しない香りは、朝夕の涼しい時間帯に特に際立ち、庭にリラックスした雰囲気をもたらします。他の花や緑との組み合わせでも調和し、ガーデニングの楽しみを深めます。
なぜ愛されるのか?
そのエレガントな姿は、モダンな庭からクラシカルな日本庭園まで幅広くマッチします。初心者でも扱いやすく、庭に立体感や高級感を加えるため、ガーデニング愛好家に広く支持されています。Instagramの@02memo2では、この品種の美しい写真を多数公開中です。
育て方と手入れのポイント
ダッチェス・オブ・エジンバラを美しく育てるには、適切な環境と手入れが重要です。以下に、初心者から上級者まで役立つ育て方のポイントを詳しく解説します。
生育環境の基本
日当たり: 1日6〜8時間の直射日光が理想ですが、半日陰でも育ちます。強い午後の日差しは避けると、花の色がより鮮やかに保たれます。
土壌: 排水性の良い、弱アルカリ性の土壌を好みます。有機質肥料(腐葉土や堆肥)を混ぜ込むと、根の健康が保たれます。土壌が酸性の場合は、石灰を加えて調整しましょう。
根元の保護: クレマチスは「頭は日向、足は日陰」を好みます。根元を涼しく保つため、低木や多年草を近くに植えるか、2〜3インチのマルチ(樹皮や小石)を敷きます。
植え付けのコツ
時期: 春(4月〜5月)または秋(9月〜10月)が最適。2025年4月26日は植え付けに良いタイミングです。
方法: 植える際は、元のポットより3インチ(約7.5cm)深く植えます。最初の葉のセットを土で覆うことで、強い新芽の成長を促し、クレマチス萎凋病を防ぎます。植え付け後はたっぷり水を与え、根の定着を助けます。
水やりと肥料
水やり: 土が乾いたら根元にたっぷり水を与えますが、過湿は根腐れの原因になるため注意。2025年4月26日時点で雨が少ない場合は、週1〜2回の水やりを目安にしてください。
肥料: 春に緩効性肥料を1回与えます。開花期には、2週間に1回薄めた液体肥料を追加すると、花付きが良くなります。
剪定のポイント
ダッチェス・オブ・エジンバラは剪定グループ2に属し、旧枝と新枝の両方で花を咲かせます。適切な剪定で、2回の開花を最大限に楽しめます。
春の剪定: 2月〜3月に、枯れた枝や弱い枝を切り取り、残りの枝を6〜9インチ(15〜23cm)の健康な芽の上で剪定します。これにより、新芽の成長と2回目の開花が促されます。
花後の剪定: 初回の開花後、軽く剪定すると、夏の終わりから秋の2回目の開花が期待できます。ただし、過度な剪定は次の花を減らす可能性があるため注意が必要です。
支柱と誘引
つる性植物のため、トレリス、アーチ、フェンスなどの支柱が必要です。つるを優しく誘引し、風で傷つかないよう固定します。美しい曲線を描く姿は、庭のデザインを一層引き立てます。Pinterestの@02memoで、支柱を使ったデザイン例をチェックできます。
病害虫対策
アブラムシやハダニが発生する可能性があります。定期的に葉をチェックし、発見したら殺虫石鹸で対処しましょう。秋にはマルチを追加して根を寒さから守ります。
ガーデンデザインへの活用アイデア
ダッチェス・オブ・エジンバラは、その優雅な姿を活かして、さまざまなガーデンデザインに取り入れられます。以下は、実際の活用例です。
アーチやフェンスの装飾
白い花がアーチやフェンスに這う姿は、まるで花のカーテンのよう。庭の入口や仕切りとして配置すると、訪れる人を魅了します。YouTubeのクレマチスプレイリストで、実際の配置例をご覧ください。
コンテナガーデン
限られたスペースでも、大きな鉢やコンテナで育てられます。ベランダやバルコニーにトレリスを設置し、垂直方向の緑を楽しみましょう。コンパクトなデザインは、都市部のガーデニングに最適です。
他の植物との組み合わせ
バラや低木、宿根草と組み合わせると、庭にリズムとコントラストが生まれます。例えば、ピンクのバラと白いクレマチスを絡ませると、華やかな景観が完成。Xの@02memo3では、組み合わせのアイデアを随時更新中です。
季節の変化を楽しむ
春の満開、夏の緑、秋の再開花と、ダッチェス・オブ・エジンバラは季節ごとに異なる表情を見せます。庭の主役として、年間を通じて楽しめる植物です。
ダッチェス・オブ・エジンバラの歴史と背景
この品種は、19世紀後半にイギリスで導入され、エジンバラの女公にちなんで名付けられました。その時代から現在まで、ガーデニングの世界で高く評価され続けています。詳細は、Gardenia.netの解説で確認できます。歴史ある品種を育てることで、庭に物語を加えましょう。
まとめ:庭にエレガンスを
ダッチェス・オブ・エジンバラ(Clematis 'Duchess of Edinburgh')は、白い八重咲き花と長い開花期間で、庭にエレガンスと魅力をもたらします。2025年4月26日、満開の花を眺めながら、ガーデニングの喜びを感じてください。適切な日当たり、排水性の良い土壌、春の剪定を心がければ、初心者でも美しい花を楽しめます。アーチ、フェンス、コンテナなど、さまざまなデザインで庭を彩りましょう。
02memoのブログでは、バラやクレマチスを中心としたガーデニング情報を発信中。YouTubeの@02memo04やInstagramの@02memo2で、最新の写真や動画をチェックして、ガーデニングのインスピレーションを得てください。あなたの庭に、ダッチェス・オブ・エジンバラの白い花を咲かせましょう!
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再生リスト クレマチス
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太陽と花々の共演:バラとクレマチスが織りなす2025年春の奇跡。庭の様子 2025年4月26日
庭の様子 2025年4月26日
バラとクレマチス開花!4月下旬の庭巡り - オリビア・シャーロット・アブキ達の育て方 (2025年4月26日)
2025年4月26日、庭はまさに春の輝きを迎えようとしています! 新緑が目に眩しく、空気は暖かく、そして何よりも、待ちわびた花々が次々と開花し、庭全体が一年で最も華やかな色彩と香りに包まれる季節です。今日は、そんな春爛漫の庭を一緒に周回してみましょう。
主役はもちろん、咲き始めたバラたち! オリビア・ローズ・オースチンはその優しいピンクの花を見事に咲かせ、ゴールデン・セレブレーションの鮮やかな黄色も花数を増やしています。そして、期待のレディ・オブ・シャーロットも美しいオレンジ色の花を咲かせ始めました!
壁面やフェンスに目を向ければ、クレマチス 'アブキ' の上品なピンクがまだ庭を彩り、純白の八重咲きダッチェス・オブ・エジンバラや、藤色のベル・オブ・ウォーキングも蕾を大きく膨らませ、開花の準備は万端です。
足元ではツツジのピンクの花が満開を迎え、花壇の後方ではジギタリスがすっと花穂を伸ばし、下の方からベル型の花を咲かせ始めています。早春を彩ったチューリップはそろそろ終わりですが、ふと見上げれば、梅の木には可愛い緑色の実がなり始めています。
この記事では、そんな4月下旬の「春庭周回」で見られる植物たち、特に開花が進むバラやクレマチスを中心に、それぞれの魅力と特徴、そしてこの時期に合わせた育て方のポイントを詳しくご紹介していきます。
「このバラ、なんて名前?育て方は?」
「クレマチスの剪定ってどうやるの?」
「春の庭仕事、今やるべきことは?」
そんなガーデニングを楽しむあなたの疑問に答えながら、春の庭の魅力を満喫していきましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。バラとクレマチスの組み合わせや、季節ごとの庭の移ろいを発信しています。
ブログ: https://02memo.seesaa.net/
YouTube: @02memo04 - 庭の植物たちの成長記録や管理方法を動画で詳しく解説!
Instagram: @02memo2 - 美しい庭の花々や植物の写真を毎日更新中。
Pinterest: 02memo - ガーデンデザインや植物選びのアイデアの参考に。
X (Twitter): @02memo3 - 日々のガーデニング作業や開花情報をリアルタイムで。
1. 主役たちの輝き! バラの開花状況と魅力・育て方
4月下旬、いよいよバラたちが主役の座に躍り出ます!
1.1. オリビア・ローズ・オースチン (Olivia Rose Austin) - 見頃!
現在の様子: 数日前に咲き始め、まさに今が見頃!株いっぱいに、優しく美しいソフトピンクのロゼット咲きの花を咲かせています。その完璧な花形と、周囲に漂うフルーティーな香りは格別です。病気に非常に強く、葉も生き生きとしています。
魅力: 抜群の強健さと耐病性(初心者向き!)、素晴らしい四季咲き性、美しい花と香り、扱いやすい樹形。
育て方のポイント: 日当たりと風通しが良い場所へ。四季咲き性が強いので、肥料切れに注意し、特に花後のお礼肥を忘れずに。花が終わったらこまめに5枚葉の上で切り戻す。
(より詳しい育て方は、以前のオリビア・ローズ・オースチン単独記事をご参照ください)
1.2. ゴールデン・セレブレーション (Golden Celebration) - 開花進行中!
現在の様子: 咲き始めから数日経ち、鮮やかな山吹色の花がさらに数を増やし、アーチやフェンスを明るく彩り始めています。大輪のカップ咲きは存在感たっぷり。ティー系の豊かな香りも漂い始めました。
魅力: 輝くような黄金色の花、豊かな香り、返り咲き性、つるバラとしての利用価値。
育て方のポイント: つるバラなので、冬の剪定・誘引が重要。黒星病にやや注意が必要なので、風通し良く管理し、予防も視野に。日当たりが良い場所を好む。
(より詳しい育て方は、以前のゴールデン・セレブレーション単独記事をご参照ください)
1.3. レディ・オブ・シャーロット (Lady of Shalott) - 開花スタート!
現在の様子: 待望の開花が始まりました!オレンジレッドの蕾が開き、内側のサーモンピンクと外側のゴールデンイエローのコントラストが美しい、カップ咲き~ゴブレット咲きの花が顔を見せ始めました。ティー系の良い香りも。
基本情報:
作出: 2009年 / イギリス / デビッド・オースチン
系統: S (シュラブ) / イングリッシュローズ
樹形: 半直立性のシュラブ (アーチ状に枝が伸びる)
樹高: 約1.25m × 幅1.25m
咲き方: 返り咲き (非常に良く咲く)
花色: オレンジ系複色 (表サーモンピンク/裏ゴールデンイエロー)
花形: カップ咲き~ゴブレット型、中輪 (約8-10cm)
香り: 中香~強香 (ティー系+リンゴやクローブのスパイス香)
耐病性: 非常に強い! オリビアと並び称されるほどの強健さ。
魅力: 美しいオレンジ系の色彩、豊かな香り、素晴らしい返り咲き性、そして何より抜群の強健さと耐病性。初心者にも非常におすすめできる品種です。あっという間に大きく茂ります。
育て方のポイント: 日当たりと風通しの良い場所へ。樹勢が非常に強いので、やや広めのスペースを確保。シュラブとして自然樹形で育てても良いし、アーチ状の枝を活かして低めのフェンスやオベリスクに軽く誘引するのも美しい。肥料を好むので、肥料切れに注意。花後の剪定をこまめに行うと繰り返しよく咲く。
1.4. バラの春の管理(共通)
開花期を迎えたバラたちに共通する、この時期の重要な管理です。
花がら摘み: 咲き終わった花は、病気の予防と次の開花のために、5枚葉の上でこまめに切り取ります。
病害虫対策: アブラムシ、スリップス、バラゾウムシなどの害虫や、うどんこ病、黒星病などの病気が発生しやすい時期。よく観察し、早期発見・早期対処を心がけます。薬剤散布は、花にかからないように注意して行います。
追肥: 開花は多くのエネルギーを消費します。液体肥料などを定期的に与え、開花をサポートします。
2. 壁面やアーチを彩る:クレマチスの競演
バラと共に、クレマチスも庭を彩る重要な存在です。
2.1. アブキ (阿吹 / Abuki) - 見頃継続中!
現在の様子: 前回(4/20)たくさん咲いていた優しいピンクの大輪花が、まだ美しく咲き続けていることでしょう。あるいは、一番花のピークは少し過ぎた頃かもしれません。
魅力: 上品なピンクの大輪、早咲き性、比較的育てやすい。
育て方のポイント: 早咲き大輪系。新旧両枝咲き(弱剪定)または旧枝咲き(弱剪定)として管理(※情報源により異なる場合があるため注意)。花後の剪定が秋の返り咲きを左右します。立ち枯れ病に注意。株元は日陰に。
2.2. ダッチェス・オブ・エジンバラ (Duchess of Edinburgh) - 蕾膨らむ!
現在の様子: 開花期は5月~なので、今はまだ蕾が大きく膨らんできている段階でしょう。純白の八重咲きの花が開くのが待ち遠しいですね。
基本情報:
系統: 早咲き大輪系 (パテンス系)
咲き方: 旧枝咲き(弱剪定)
花: 純白色、完全八重咲き(ポンポン咲き)、花径10-13cm、微香~中香
樹高: 2-3m
魅力: まるで芍薬のような、豪華で清楚な純白の八重咲き。存在感抜群。
育て方のポイント: 旧枝咲きなので、冬の剪定で古いツルを大切に残します。 花後は花首で切る程度。日当たりを好むが、株元は日陰に。暑さにやや弱い面があるので、夏越しに注意。
2.3. ベル・オブ・ウォーキング (Belle of Woking) - 蕾or咲き始め?
現在の様子: こちらも開花期は5月~。ダッチェス・オブ・エジンバラと同様、蕾が大きく膨らんでいるか、早いものでは咲き始めているかもしれません。
基本情報:
系統: 早咲き大輪系 (パテンス&ラヌギノーサ系とされることも)
咲き方: 新旧両枝咲き(弱剪定)とされることが多い。
花: 淡い青紫色~藤色(咲き始めピンクがかることも)、完全八重咲き、花径8-10cm、微香
樹高: 2-2.5m
魅力: 繊細で美しいパステルカラーの八重咲き。上品で優しい雰囲気。
育て方のポイント: 新旧両枝咲きなので、花後と冬に弱剪定を行うのが基本。日当たりを好むが株元は日陰に。比較的育てやすい。
2.4. クレマチスの春の管理(共通)
誘引: 伸びてきたツルをこまめに支柱やフェンスに誘引します。折れやすいので優しく。
水やり: 土の表面が乾いたらたっぷり。開花期は水切れさせないように。
追肥: 開花前~開花中は液体肥料などを定期的に与えます。
立ち枯れ病: 突然ツルが枯れることがあるので注意。発生したら地際で切り戻します。
3. 春の庭を豊かにする仲間たち:名脇役たちの今
バラやクレマチス以外にも、庭には様々な植物がいます。
3.1. ジギタリス (Digitalis)
現在の様子: 花穂がすっと伸び上がり、下の方からベル型の花が咲き始めている頃でしょう。ピンク、白、紫、アプリコットなど、品種によって様々な色があります。
魅力: 存在感のある美しい花穂。ナチュラルガーデンによく合う。
育て方のポイント: 日当たり~半日陰。水はけの良い土壌。花茎が倒れないように支柱でサポート。全草に毒性があるので注意!
3.2. ツツジ (Azalea / Rhododendron)
現在の様子: まさに満開! 庭木として植えられたツツジが、鮮やかなピンク色の花を株いっぱいに咲かせ、庭を華やかに彩っていることでしょう。
魅力: 日本の庭には欠かせない花木。育てやすく、花付きが良い。
育て方のポイント: 酸性土壌を好む。半日陰でも育つ。**剪定は花後すぐ(6月上旬まで)**に行うのが鉄則! 夏以降に切ると翌年の花芽がなくなります。
3.3. 梅の実 (Ume Fruit)
現在の様子: 春先の美しい花が終わり、今は緑色の小さな実が枝にたくさん付いて、少しずつ大きくなっている頃でしょう。
魅力: 花だけでなく、実の収穫も楽しめる。梅干し、梅酒、梅シロップなどに。
管理ポイント: 実を大きくするためには、適切な摘果が必要な場合も。お礼肥を与える。病害虫(アブラムシ、カイガラムシ、黒星病など)に注意。
4. 春爛漫の庭仕事(4月下旬~5月):開花期の管理と次への準備
庭が最も美しいこの時期、やっておきたい管理作業です。
花がら摘み: バラ、クレマチス、ツツジなど、咲き終わった花はこまめに摘み取り、株の消耗を防ぎ、病気を予防し、次の開花(返り咲き品種の場合)を促します。
追肥: 開花中のバラやクレマチス、これから成長する夏野菜などに、液体肥料などで栄養を補給します。
病害虫対策の継続: 気温が上がり、活動が活発になる病害虫(アブラムシ、ハダニ、スリップス、チュウレンジハバチなど)や病気(うどんこ病、黒星病)への対策を続けます。薬剤散布は早朝や夕方に行い、花にかからないように注意。
誘引・支柱: つるバラやクレマチスの伸びてきたシュートを誘引し直したり、草丈の高くなる植物の支柱を立てたりします。
除草: 雑草も勢いづくので、こまめに取り除きます。
水やり管理: 天候を見ながら、適切な水やりを続けます。特に鉢植えは乾燥しやすいので注意。
夏への準備: 一年草の種まきや苗の植え付け、暑さに弱い植物の置き場所の検討などを始めます。
5. まとめ:百花繚乱! 春の庭のシンフォニーを楽しもう!
今回は、4月26日の春の庭を巡りながら、本格的な開花を迎えた「オリビア・ローズ・オースチン」を中心に、他のバラやクレマチス、ジギタリス、ツツジ、そして梅の実など、多様な植物たちの現在の様子と、この時期の育て方のポイントをご紹介しました。
まさに百花繚乱、一年で最も庭が輝く季節です。それぞれの植物が持つ個性的な美しさ、色、形、香りが重なり合い、素晴らしい春のシンフォニーを奏でています。
この美しい景色を維持し、さらに次の季節へと繋げていくためには、日々の観察と適切な手入れが欠かせません。植物たちの声に耳を傾けながら、愛情を込めてガーデニングを楽しんでいきましょう。
[02memo]では、これからも季節ごとの庭の様子や、様々な植物の育て方、ガーデニングのヒントなどをブログやSNSで発信していきます。ぜひチェックしてみてくださいね!
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バラとクレマチス開花!4月下旬の庭巡り - オリビア・シャーロット・アブキ達の育て方 (2025年4月26日)
2025年4月26日、庭はまさに春の輝きを迎えようとしています! 新緑が目に眩しく、空気は暖かく、そして何よりも、待ちわびた花々が次々と開花し、庭全体が一年で最も華やかな色彩と香りに包まれる季節です。今日は、そんな春爛漫の庭を一緒に周回してみましょう。
主役はもちろん、咲き始めたバラたち! オリビア・ローズ・オースチンはその優しいピンクの花を見事に咲かせ、ゴールデン・セレブレーションの鮮やかな黄色も花数を増やしています。そして、期待のレディ・オブ・シャーロットも美しいオレンジ色の花を咲かせ始めました!
壁面やフェンスに目を向ければ、クレマチス 'アブキ' の上品なピンクがまだ庭を彩り、純白の八重咲きダッチェス・オブ・エジンバラや、藤色のベル・オブ・ウォーキングも蕾を大きく膨らませ、開花の準備は万端です。
足元ではツツジのピンクの花が満開を迎え、花壇の後方ではジギタリスがすっと花穂を伸ばし、下の方からベル型の花を咲かせ始めています。早春を彩ったチューリップはそろそろ終わりですが、ふと見上げれば、梅の木には可愛い緑色の実がなり始めています。
この記事では、そんな4月下旬の「春庭周回」で見られる植物たち、特に開花が進むバラやクレマチスを中心に、それぞれの魅力と特徴、そしてこの時期に合わせた育て方のポイントを詳しくご紹介していきます。
「このバラ、なんて名前?育て方は?」
「クレマチスの剪定ってどうやるの?」
「春の庭仕事、今やるべきことは?」
そんなガーデニングを楽しむあなたの疑問に答えながら、春の庭の魅力を満喫していきましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。バラとクレマチスの組み合わせや、季節ごとの庭の移ろいを発信しています。
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1. 主役たちの輝き! バラの開花状況と魅力・育て方
4月下旬、いよいよバラたちが主役の座に躍り出ます!
1.1. オリビア・ローズ・オースチン (Olivia Rose Austin) - 見頃!
現在の様子: 数日前に咲き始め、まさに今が見頃!株いっぱいに、優しく美しいソフトピンクのロゼット咲きの花を咲かせています。その完璧な花形と、周囲に漂うフルーティーな香りは格別です。病気に非常に強く、葉も生き生きとしています。
魅力: 抜群の強健さと耐病性(初心者向き!)、素晴らしい四季咲き性、美しい花と香り、扱いやすい樹形。
育て方のポイント: 日当たりと風通しが良い場所へ。四季咲き性が強いので、肥料切れに注意し、特に花後のお礼肥を忘れずに。花が終わったらこまめに5枚葉の上で切り戻す。
(より詳しい育て方は、以前のオリビア・ローズ・オースチン単独記事をご参照ください)
1.2. ゴールデン・セレブレーション (Golden Celebration) - 開花進行中!
現在の様子: 咲き始めから数日経ち、鮮やかな山吹色の花がさらに数を増やし、アーチやフェンスを明るく彩り始めています。大輪のカップ咲きは存在感たっぷり。ティー系の豊かな香りも漂い始めました。
魅力: 輝くような黄金色の花、豊かな香り、返り咲き性、つるバラとしての利用価値。
育て方のポイント: つるバラなので、冬の剪定・誘引が重要。黒星病にやや注意が必要なので、風通し良く管理し、予防も視野に。日当たりが良い場所を好む。
(より詳しい育て方は、以前のゴールデン・セレブレーション単独記事をご参照ください)
1.3. レディ・オブ・シャーロット (Lady of Shalott) - 開花スタート!
現在の様子: 待望の開花が始まりました!オレンジレッドの蕾が開き、内側のサーモンピンクと外側のゴールデンイエローのコントラストが美しい、カップ咲き~ゴブレット咲きの花が顔を見せ始めました。ティー系の良い香りも。
基本情報:
作出: 2009年 / イギリス / デビッド・オースチン
系統: S (シュラブ) / イングリッシュローズ
樹形: 半直立性のシュラブ (アーチ状に枝が伸びる)
樹高: 約1.25m × 幅1.25m
咲き方: 返り咲き (非常に良く咲く)
花色: オレンジ系複色 (表サーモンピンク/裏ゴールデンイエロー)
花形: カップ咲き~ゴブレット型、中輪 (約8-10cm)
香り: 中香~強香 (ティー系+リンゴやクローブのスパイス香)
耐病性: 非常に強い! オリビアと並び称されるほどの強健さ。
魅力: 美しいオレンジ系の色彩、豊かな香り、素晴らしい返り咲き性、そして何より抜群の強健さと耐病性。初心者にも非常におすすめできる品種です。あっという間に大きく茂ります。
育て方のポイント: 日当たりと風通しの良い場所へ。樹勢が非常に強いので、やや広めのスペースを確保。シュラブとして自然樹形で育てても良いし、アーチ状の枝を活かして低めのフェンスやオベリスクに軽く誘引するのも美しい。肥料を好むので、肥料切れに注意。花後の剪定をこまめに行うと繰り返しよく咲く。
1.4. バラの春の管理(共通)
開花期を迎えたバラたちに共通する、この時期の重要な管理です。
花がら摘み: 咲き終わった花は、病気の予防と次の開花のために、5枚葉の上でこまめに切り取ります。
病害虫対策: アブラムシ、スリップス、バラゾウムシなどの害虫や、うどんこ病、黒星病などの病気が発生しやすい時期。よく観察し、早期発見・早期対処を心がけます。薬剤散布は、花にかからないように注意して行います。
追肥: 開花は多くのエネルギーを消費します。液体肥料などを定期的に与え、開花をサポートします。
2. 壁面やアーチを彩る:クレマチスの競演
バラと共に、クレマチスも庭を彩る重要な存在です。
2.1. アブキ (阿吹 / Abuki) - 見頃継続中!
現在の様子: 前回(4/20)たくさん咲いていた優しいピンクの大輪花が、まだ美しく咲き続けていることでしょう。あるいは、一番花のピークは少し過ぎた頃かもしれません。
魅力: 上品なピンクの大輪、早咲き性、比較的育てやすい。
育て方のポイント: 早咲き大輪系。新旧両枝咲き(弱剪定)または旧枝咲き(弱剪定)として管理(※情報源により異なる場合があるため注意)。花後の剪定が秋の返り咲きを左右します。立ち枯れ病に注意。株元は日陰に。
2.2. ダッチェス・オブ・エジンバラ (Duchess of Edinburgh) - 蕾膨らむ!
現在の様子: 開花期は5月~なので、今はまだ蕾が大きく膨らんできている段階でしょう。純白の八重咲きの花が開くのが待ち遠しいですね。
基本情報:
系統: 早咲き大輪系 (パテンス系)
咲き方: 旧枝咲き(弱剪定)
花: 純白色、完全八重咲き(ポンポン咲き)、花径10-13cm、微香~中香
樹高: 2-3m
魅力: まるで芍薬のような、豪華で清楚な純白の八重咲き。存在感抜群。
育て方のポイント: 旧枝咲きなので、冬の剪定で古いツルを大切に残します。 花後は花首で切る程度。日当たりを好むが、株元は日陰に。暑さにやや弱い面があるので、夏越しに注意。
2.3. ベル・オブ・ウォーキング (Belle of Woking) - 蕾or咲き始め?
現在の様子: こちらも開花期は5月~。ダッチェス・オブ・エジンバラと同様、蕾が大きく膨らんでいるか、早いものでは咲き始めているかもしれません。
基本情報:
系統: 早咲き大輪系 (パテンス&ラヌギノーサ系とされることも)
咲き方: 新旧両枝咲き(弱剪定)とされることが多い。
花: 淡い青紫色~藤色(咲き始めピンクがかることも)、完全八重咲き、花径8-10cm、微香
樹高: 2-2.5m
魅力: 繊細で美しいパステルカラーの八重咲き。上品で優しい雰囲気。
育て方のポイント: 新旧両枝咲きなので、花後と冬に弱剪定を行うのが基本。日当たりを好むが株元は日陰に。比較的育てやすい。
2.4. クレマチスの春の管理(共通)
誘引: 伸びてきたツルをこまめに支柱やフェンスに誘引します。折れやすいので優しく。
水やり: 土の表面が乾いたらたっぷり。開花期は水切れさせないように。
追肥: 開花前~開花中は液体肥料などを定期的に与えます。
立ち枯れ病: 突然ツルが枯れることがあるので注意。発生したら地際で切り戻します。
3. 春の庭を豊かにする仲間たち:名脇役たちの今
バラやクレマチス以外にも、庭には様々な植物がいます。
3.1. ジギタリス (Digitalis)
現在の様子: 花穂がすっと伸び上がり、下の方からベル型の花が咲き始めている頃でしょう。ピンク、白、紫、アプリコットなど、品種によって様々な色があります。
魅力: 存在感のある美しい花穂。ナチュラルガーデンによく合う。
育て方のポイント: 日当たり~半日陰。水はけの良い土壌。花茎が倒れないように支柱でサポート。全草に毒性があるので注意!
3.2. ツツジ (Azalea / Rhododendron)
現在の様子: まさに満開! 庭木として植えられたツツジが、鮮やかなピンク色の花を株いっぱいに咲かせ、庭を華やかに彩っていることでしょう。
魅力: 日本の庭には欠かせない花木。育てやすく、花付きが良い。
育て方のポイント: 酸性土壌を好む。半日陰でも育つ。**剪定は花後すぐ(6月上旬まで)**に行うのが鉄則! 夏以降に切ると翌年の花芽がなくなります。
3.3. 梅の実 (Ume Fruit)
現在の様子: 春先の美しい花が終わり、今は緑色の小さな実が枝にたくさん付いて、少しずつ大きくなっている頃でしょう。
魅力: 花だけでなく、実の収穫も楽しめる。梅干し、梅酒、梅シロップなどに。
管理ポイント: 実を大きくするためには、適切な摘果が必要な場合も。お礼肥を与える。病害虫(アブラムシ、カイガラムシ、黒星病など)に注意。
4. 春爛漫の庭仕事(4月下旬~5月):開花期の管理と次への準備
庭が最も美しいこの時期、やっておきたい管理作業です。
花がら摘み: バラ、クレマチス、ツツジなど、咲き終わった花はこまめに摘み取り、株の消耗を防ぎ、病気を予防し、次の開花(返り咲き品種の場合)を促します。
追肥: 開花中のバラやクレマチス、これから成長する夏野菜などに、液体肥料などで栄養を補給します。
病害虫対策の継続: 気温が上がり、活動が活発になる病害虫(アブラムシ、ハダニ、スリップス、チュウレンジハバチなど)や病気(うどんこ病、黒星病)への対策を続けます。薬剤散布は早朝や夕方に行い、花にかからないように注意。
誘引・支柱: つるバラやクレマチスの伸びてきたシュートを誘引し直したり、草丈の高くなる植物の支柱を立てたりします。
除草: 雑草も勢いづくので、こまめに取り除きます。
水やり管理: 天候を見ながら、適切な水やりを続けます。特に鉢植えは乾燥しやすいので注意。
夏への準備: 一年草の種まきや苗の植え付け、暑さに弱い植物の置き場所の検討などを始めます。
5. まとめ:百花繚乱! 春の庭のシンフォニーを楽しもう!
今回は、4月26日の春の庭を巡りながら、本格的な開花を迎えた「オリビア・ローズ・オースチン」を中心に、他のバラやクレマチス、ジギタリス、ツツジ、そして梅の実など、多様な植物たちの現在の様子と、この時期の育て方のポイントをご紹介しました。
まさに百花繚乱、一年で最も庭が輝く季節です。それぞれの植物が持つ個性的な美しさ、色、形、香りが重なり合い、素晴らしい春のシンフォニーを奏でています。
この美しい景色を維持し、さらに次の季節へと繋げていくためには、日々の観察と適切な手入れが欠かせません。植物たちの声に耳を傾けながら、愛情を込めてガーデニングを楽しんでいきましょう。
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花の奇跡を目撃せよ!ゴールデン・セレブレーション Golden Celebration⠀黄色の花がすこし咲いた。2025年4月26日
ゴールデン・セレブレーション Golden Celebration⠀黄色の花がすこし咲いた。2025年4月26日
【ゴールデン・セレブレーション育て方】黄色の花が開花中!初心者向け剪定・誘引ガイド
「ゴールデン・セレブレーション Golden Celebration 黄色の花がすこし咲いた。2025年4月26日」
春爛漫の庭で、待ちわびたイングリッシュローズの開花リレーが続いていますね! 数日前に咲き始めた「ゴールデン・セレブレーション」も、今日4月26日にはさらに花数を増やし、「すこし咲いた」という表現がぴったりの、美しい姿を見せてくれています。アーチやフェンスで、あの輝くような山吹色の花が緑の葉の中で存在感を増し、庭全体を明るく照らし始めているようです。まさに春の祝福(セレブレーション)を感じる瞬間ですね!
イギリスの著名な育種家デビッド・オースチン氏が生み出したこの「ゴールデン・セレブレーション」は、イングリッシュローズの中でも特に人気の高いクライミング(つるバラ)タイプの一つ。その名の通り黄金色に輝く大輪の花、豊かな香り、そして比較的育てやすい性質を兼ね備え、世界中のガーデナーに愛されています。
「この黄色いイングリッシュローズ、素敵!」
「つるバラの管理、特に剪定や誘引が知りたい」
「初心者でも育てられる丈夫な品種を探している」
この記事では、そんな開花が進み始めた「ゴールデン・セレブレーション」に改めて注目し、その基本情報から輝かしい魅力、初心者でも安心して育てられる詳しい方法、そしてつるバラならではの剪定・誘引のコツ、さらには庭での素敵な活用アイデアまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも「ゴールデン・セレブレーション」を自信を持って育て、その明るい黄色の花を存分に楽しむことができるようになるはずです。さあ、黄金色の祝福をもたらすバラの世界へご案内しましょう!
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再生リスト ゴールデン・セレブレーション Golden Celebration
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再生リスト イングリッシュローズ
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1. 黄金の祝福:イングリッシュローズ 'ゴールデン・セレブレーション' とは?
まずは、「ゴールデン・セレブレーション」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールを見ていきましょう。
作出: 1992年 / イギリス / デビッド・オースチン (David Austin Roses)
系統: S (シュラブ) / イングリッシュローズ
シュラブローズですが、枝が長くしなやかに伸びるため、**クライミングローズ(つるバラ)**として扱われることが非常に多い品種です。
樹形: クライミング(つる性)
樹高: 2.5m ~ 3.5m程度(地植えの場合。環境や仕立て方により変動)
咲き方: 返り咲き(主に春に多くの花が咲き、その後、夏から秋にかけてもポツポツと繰り返し咲く)。
花色: 黄色系統(豊かで深みのある山吹色~ゴールデンイエロー。中心部はやや濃い)。
花形: カップ咲き。咲き進むとやや開いて、中心の雄しべが見えるオープンカップ咲きになる。花弁は波打つように重なる。
花径: 大輪 (10cm~14cm程度)
花弁数: 約55~75枚(資料により差あり)
香り: 強香。ティー系の香りをベースに、フルーツ(柑橘系やアプリコット)の香り、時には蜂蜜やムスクのような甘さも感じさせる、豊かで複雑な香り。
葉: 明るい緑色の葉。
枝: しなやかさがあり、誘引しやすい。トゲは標準的。
耐病性: 比較的高いとされますが、黒星病(黒点病)にはやや弱い傾向があるとも言われます。うどんこ病には比較的強いです。
育てやすさ: 樹勢が強く、基本的な管理で育てられるため、初心者にも挑戦しやすい品種とされています。
イングリッシュローズを代表する黄色バラ
デビッド・オースチンが生み出した数多くの黄色系のイングリッシュローズの中でも、「ゴールデン・セレブレーション」はその豪華な花と豊かな香り、そしてつるバラとしての利用価値の高さから、特に人気のある品種の一つです。発表以来、世界中で数々の賞を受賞しています。
2. 'ゴールデン・セレブレーション' が愛される理由:その魅力に迫る!
なぜ「ゴールデン・セレブレーション」は多くのガーデナーを魅了し続けるのでしょうか?
魅力1:庭を明るく照らす! 輝くような黄金色の花
このバラの最大の魅力は、その名の通り「黄金の祝福」を思わせる、**豊かで深みのある山吹色(ゴールデンイエロー)**の花色です。太陽の光を浴びると、まさに黄金色に輝き、庭全体を一気に明るく、華やかな雰囲気にしてくれます。咲き始めの数輪でも、その存在感は抜群です。
魅力2:豪華で見応えのある大輪カップ咲き
直径10cmを超えることもある大輪の花は、豊かな花弁が重なり合い、美しいカップ咲きとなります。咲き進むにつれてやや開き、中心の雄しべが覗く姿もまた魅力的です。波打つような花弁の重なりが、優雅さと豪華さを演出します。
魅力3:うっとりするほど豊かで複雑な強香!
見た目の美しさだけでなく、香りも「ゴールデン・セレブレーション」の大きな魅力です。ティー系の爽やかな香りをベースに、甘いフルーツや蜂蜜のような香りが複雑に絡み合い、非常に豊かで心地よい「強香」を放ちます。開花期には、その素晴らしい香りが庭中に漂い、贅沢な時間をもたらしてくれます。
魅力4:春から秋まで楽しめる返り咲き性
主に春に最も多くの花を咲かせますが、その後も夏から秋にかけて繰り返し花を咲かせてくれる返り咲き性を持っています。春ほどのボリュームではないかもしれませんが、ポツポツとでも長く花を楽しめるのは嬉しいポイントです。
魅力5:アーチやフェンスを彩る! つるバラとしての魅力
枝がしなやかに長く伸びるため、つるバラとして様々な構造物に誘引するのに最適です。アーチやパーゴラ、フェンス、壁面、オベリスクなどを、美しい黄金色の花でダイナミックに飾ることができます。
魅力6:比較的育てやすい強健さ
樹勢が強く、基本的な管理で元気に育ちます。耐病性も比較的あるため、初心者の方でも挑戦しやすいイングリッシュローズのつるバラと言えるでしょう。(ただし、黒星病対策は意識した方が良いかもしれません)
3. 'ゴールデン・セレブレーション'の育て方【完全ガイド】初心者も安心!
ここからは、「ゴールデン・セレブレーション」を元気に育て、毎年美しい黄色の花を楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
3.1. 植え付け:健やかな成長のための第一歩!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。日当たりが良いほど、花付きが良く、花色も鮮やかになります。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に繋がります。壁際などに植える場合も、壁との間に少し空間を空けるなど工夫しましょう。
誘引スペース: つるバラなので、枝を誘引するための**十分なスペース(壁面、フェンス、アーチなど)**がある場所を選びます。成長後の大きさを考慮しましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥や腐葉土、元肥(緩効性肥料)を混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします(特にポット苗の場合、根が回っていたら底を少し崩す)。裸苗の場合は、根を水に数時間浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分(株元のこぶ状の部分)が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。深植えは避けます。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
地植えの場合は、株が安定するまで仮の支柱を立てると良いでしょう。
3.2. 水やり:基本を守って、乾湿のメリハリを
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に開花期(今!)は、美しい花を維持するために水分が必要です。水切れさせないように注意しましょう。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日必要になることも。朝夕の涼しい時間帯に与えます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣を。
3.3. 肥料:美しい花を咲かせ続けるために!
バラは肥料を好む植物です。「ゴールデン・セレブレーション」の返り咲き性を引き出し、たくさんの花を咲かせるためには、適切な施肥が欠かせません。
寒肥(元肥): 冬の休眠期(12月~1月頃)に、有機質肥料(油かす、骨粉、発酵済み牛ふんなど)や緩効性化成肥料を、株元から少し離れた場所に施します。これが1年間の生育の基礎となります。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与え、芽の成長を促します。
開花期の追肥: 蕾が膨らみ、花が咲き始めたこの時期(4月~5月)、開花エネルギーを補給するために液体肥料を週に1回程度与えるのが効果的です。
【重要】お礼肥(花後): 春の一番花が終わった後(5月~6月頃)に、開花で消耗した体力を回復させるために、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。返り咲き品種にとって、お礼肥は次の開花への大切なステップです。
夏の追肥: 夏にも返り咲きますが、暑さで株が弱り気味な場合は、肥料は控えるか、薄めの液体肥料を少量与える程度にします。
秋の追肥: 秋の開花に向けて(8月下旬~9月頃)に、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料を使うと、バランス良く栄養を与えることができます。緩効性肥料を基本とし、生育期には液体肥料を補助的に使うのがおすすめです。
3.4. 病害虫対策:耐病性は高いが、黒星病には注意
「ゴールデン・セレブレーション」は比較的耐病性が高い品種ですが、黒星病(黒点病)にはやや弱い傾向があるとされます。
黒星病対策:
風通しと日当たりを確保する: 適切な剪定と誘引で、葉が密集しないようにします。
泥はねを防ぐ: 株元をマルチング材(バークチップなど)で覆います。
早期発見・除去: 葉に黒い斑点を見つけたら、早めにその葉を取り除いて処分します。被害が広がらないようにすることが大切です。
薬剤散布: 発生しやすい梅雨時期や秋雨の時期には、予防的に殺菌剤を散布するのが効果的です。治療効果のある薬剤もあります。薬剤はローテーションして使いましょう。
その他の病害虫: うどんこ病(比較的強いですが発生することも)、アブラムシ、ハダニ、チュウレンジハバチなどにも注意が必要です。定期的な観察と早期対処を心がけましょう。
4. 【重要】つるバラとしての剪定と誘引:美しい姿と豊かな花のために!
「ゴールデン・セレブレーション」を美しく咲かせるためには、つるバラとしての適切な「剪定」と「誘引」が最も重要です。
4.1. 剪定と誘引の目的
美しい樹形を作り、構造物(アーチ、フェンス等)に沿わせる。
花付きを良くする(花が咲く枝を効率よく発生させる)。
古い枝を整理し、株を若返らせる。
風通しや日当たりを改善し、病害虫を予防する。
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):春の景色を作るメイン作業!
冬の休眠期に行う剪定と誘引が、春の豪華な開花を決定づけます。
剪定:
まず、枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝などを付け根から切り取ります。
次に、株元から数えて3~4年以上経った古い主枝(樹皮がゴツゴツしていることが多い)があれば、これも付け根から切り取り、新しい元気なシュートへの世代交代を促します。
残した**若くて元気な主枝(主に前年伸びたシュート)**は、先端を軽く切り詰める程度にします。
その主枝から出ている**細い枝(側枝)**に春の花が咲きます。この側枝を、**付け根から数えて2~3芽(長さ10~15cm程度)**残して切り詰めます。
誘引:
剪定が終わったら、残した主枝をアーチ、フェンス、オベリスクなどの構造物に固定していきます。
最大のポイントは、枝をできるだけ水平に近い角度(斜め45度以下)に寝かせて誘引すること! これにより、枝の各節から上向きに花を咲かせる側枝がたくさん伸びてきます。
枝同士が重ならないように、空間にバランス良く配置します。
麻ひもやビニールタイなどで、枝に食い込まないように、ゆとりを持たせて8の字に結びつけ、しっかりと固定します。「ゴールデン・セレブレーション」の枝は比較的しなやかなので、誘引しやすいでしょう。
4.3. 花後の剪定(随時):返り咲きを促す!
「ゴールデン・セレブレーション」は返り咲き性があるので、花後の手入れで次の開花を促します。
花がら切り: 咲き終わった花は、花がらだけでなく、花の下の5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上で切り戻します。 これをこまめに行うことで、株の消耗を防ぎ、次の花芽が上がりやすくなります。今咲き始めた花も、終わったら忘れずに行いましょう。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で切り戻します。
4.4. シュートの管理(春~夏)
春から夏にかけて、株元や枝の途中から勢いよく伸びてくるシュートは、来年以降の主役となる大切な枝です。
保護: 非常に柔らかく折れやすいので、見つけたら早めに支柱を立てて保護しましょう。
仮誘引: 伸びてきたら、邪魔にならないように、また風で折れないように、支柱や既存の枝に軽く留めておきます(本格的な誘引は冬)。
4.5. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋にも花を楽しみたい場合、夏剪定を行うことがあります。春に咲いた枝などを軽く切り戻し、株全体を整えます。ただし、つるバラの夏剪定は必須ではなく、軽く整える程度にとどめます。
5. 'ゴールデン・セレブレーション' を活かすガーデンアイデア:明るい黄色で庭を彩る!
鮮やかな黄色の「ゴールデン・セレブレーション」は、庭の様々なシーンで主役級の活躍をします。
華やかなアーチやパーゴラ: 庭の入り口や通路に設置したアーチに誘引すれば、訪れる人を黄金色の花で迎える、豪華で明るい空間が生まれます。パーゴラに這わせれば、香りも楽しめます。
壁面やフェンスを明るく染める: 広範囲を鮮やかな黄色で覆うことができます。特に、ブルーグレーや濃いブラウン、シックなレンガ色の壁などを背景にすると、黄色が一層引き立ち、モダンな雰囲気も演出できます。
オベリスクで存在感を: 庭の中にアクセントとしてオベリスクを立て、そこに絡ませれば、立体的な黄金色の花のタワーが楽しめます。
他の植物との美しいコントラスト:
クレマチス: 青や紫系のクレマチスとの組み合わせは、黄色の補色となり、互いを最高に引き立て合う、定番にして最高の組み合わせです。'ジャックマニー' や 'ザ・プレジデント' などと合わせると、息をのむような美しさです。
他のバラ: アプリコットオレンジ系のイングリッシュローズ(例: レディ・オブ・シャーロット)と合わせて暖色系のグラデーションを楽しんだり、深い赤系のバラと合わせてドラマチックな対比を楽しんだりするのも素敵です。
下草: 株元には、ブルー系のサルビア・ネモローサやネペタ(キャットミント)、紫色のバーベナなどを合わせると、色のコントラストが美しくまとまります。
鉢植え(大型)での栽培: 大きめの鉢(10号以上推奨)とオベリスクなどの支柱を使えば、ベランダやテラスでも管理可能です。移動できるので、日当たり管理がしやすい利点もあります。
6. まとめ:太陽のような輝きと香りを放つ、祝福のバラ
今回は、デビッド・オースチンの傑作イングリッシュローズ、「ゴールデン・セレブレーション」について、その魅力、育て方の詳細、そしてつるバラとしての管理ポイントを詳しくご紹介しました。
ゴールデン・セレブレーションは、輝くような山吹色(ゴールデンイエロー)の大輪カップ咲きと、豊かなティー&フルーツ系の強香が魅力のつるバラ。
イングリッシュローズの中でも特に人気が高く、アーチやフェンスなど様々な場所で活躍する。
返り咲き性があり、春を中心に長く花を楽しめる。
比較的育てやすく強健だが、黒星病にはやや注意が必要。
育て方のポイントは、日当たりの確保、適切な水やりと肥料、そしてつるバラとしての冬の剪定・誘引。
今日、庭で「すこし咲いた」ゴールデン・セレブレーション。その一輪一輪が、これから庭全体を黄金色に染め上げる、壮大な「祝福」の始まりを告げているようです。
その育てやすさと圧倒的な美しさ、そして素晴らしい香りを兼ね備えた「ゴールデン・セレブレーション」は、きっとあなたの庭に、輝くような喜びとエレガントな雰囲気をもたらしてくれるはずです。ぜひ、この素晴らしいバラとの暮らしを楽しんでください。
[02memo]では、「ゴールデン・セレブレーション」の成長記録や開花の様子、他のイングリッシュローズの情報も発信しています。ぜひ、ブログやSNS、YouTubeもチェックしてみてくださいね!
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【ゴールデン・セレブレーション育て方】黄色の花が開花中!初心者向け剪定・誘引ガイド
「ゴールデン・セレブレーション Golden Celebration 黄色の花がすこし咲いた。2025年4月26日」
春爛漫の庭で、待ちわびたイングリッシュローズの開花リレーが続いていますね! 数日前に咲き始めた「ゴールデン・セレブレーション」も、今日4月26日にはさらに花数を増やし、「すこし咲いた」という表現がぴったりの、美しい姿を見せてくれています。アーチやフェンスで、あの輝くような山吹色の花が緑の葉の中で存在感を増し、庭全体を明るく照らし始めているようです。まさに春の祝福(セレブレーション)を感じる瞬間ですね!
イギリスの著名な育種家デビッド・オースチン氏が生み出したこの「ゴールデン・セレブレーション」は、イングリッシュローズの中でも特に人気の高いクライミング(つるバラ)タイプの一つ。その名の通り黄金色に輝く大輪の花、豊かな香り、そして比較的育てやすい性質を兼ね備え、世界中のガーデナーに愛されています。
「この黄色いイングリッシュローズ、素敵!」
「つるバラの管理、特に剪定や誘引が知りたい」
「初心者でも育てられる丈夫な品種を探している」
この記事では、そんな開花が進み始めた「ゴールデン・セレブレーション」に改めて注目し、その基本情報から輝かしい魅力、初心者でも安心して育てられる詳しい方法、そしてつるバラならではの剪定・誘引のコツ、さらには庭での素敵な活用アイデアまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも「ゴールデン・セレブレーション」を自信を持って育て、その明るい黄色の花を存分に楽しむことができるようになるはずです。さあ、黄金色の祝福をもたらすバラの世界へご案内しましょう!
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[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「ゴールデン・セレブレーション」も栽培しており、その経験に基づいた実践的な情報をお届けします。
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1. 黄金の祝福:イングリッシュローズ 'ゴールデン・セレブレーション' とは?
まずは、「ゴールデン・セレブレーション」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールを見ていきましょう。
作出: 1992年 / イギリス / デビッド・オースチン (David Austin Roses)
系統: S (シュラブ) / イングリッシュローズ
シュラブローズですが、枝が長くしなやかに伸びるため、**クライミングローズ(つるバラ)**として扱われることが非常に多い品種です。
樹形: クライミング(つる性)
樹高: 2.5m ~ 3.5m程度(地植えの場合。環境や仕立て方により変動)
咲き方: 返り咲き(主に春に多くの花が咲き、その後、夏から秋にかけてもポツポツと繰り返し咲く)。
花色: 黄色系統(豊かで深みのある山吹色~ゴールデンイエロー。中心部はやや濃い)。
花形: カップ咲き。咲き進むとやや開いて、中心の雄しべが見えるオープンカップ咲きになる。花弁は波打つように重なる。
花径: 大輪 (10cm~14cm程度)
花弁数: 約55~75枚(資料により差あり)
香り: 強香。ティー系の香りをベースに、フルーツ(柑橘系やアプリコット)の香り、時には蜂蜜やムスクのような甘さも感じさせる、豊かで複雑な香り。
葉: 明るい緑色の葉。
枝: しなやかさがあり、誘引しやすい。トゲは標準的。
耐病性: 比較的高いとされますが、黒星病(黒点病)にはやや弱い傾向があるとも言われます。うどんこ病には比較的強いです。
育てやすさ: 樹勢が強く、基本的な管理で育てられるため、初心者にも挑戦しやすい品種とされています。
イングリッシュローズを代表する黄色バラ
デビッド・オースチンが生み出した数多くの黄色系のイングリッシュローズの中でも、「ゴールデン・セレブレーション」はその豪華な花と豊かな香り、そしてつるバラとしての利用価値の高さから、特に人気のある品種の一つです。発表以来、世界中で数々の賞を受賞しています。
2. 'ゴールデン・セレブレーション' が愛される理由:その魅力に迫る!
なぜ「ゴールデン・セレブレーション」は多くのガーデナーを魅了し続けるのでしょうか?
魅力1:庭を明るく照らす! 輝くような黄金色の花
このバラの最大の魅力は、その名の通り「黄金の祝福」を思わせる、**豊かで深みのある山吹色(ゴールデンイエロー)**の花色です。太陽の光を浴びると、まさに黄金色に輝き、庭全体を一気に明るく、華やかな雰囲気にしてくれます。咲き始めの数輪でも、その存在感は抜群です。
魅力2:豪華で見応えのある大輪カップ咲き
直径10cmを超えることもある大輪の花は、豊かな花弁が重なり合い、美しいカップ咲きとなります。咲き進むにつれてやや開き、中心の雄しべが覗く姿もまた魅力的です。波打つような花弁の重なりが、優雅さと豪華さを演出します。
魅力3:うっとりするほど豊かで複雑な強香!
見た目の美しさだけでなく、香りも「ゴールデン・セレブレーション」の大きな魅力です。ティー系の爽やかな香りをベースに、甘いフルーツや蜂蜜のような香りが複雑に絡み合い、非常に豊かで心地よい「強香」を放ちます。開花期には、その素晴らしい香りが庭中に漂い、贅沢な時間をもたらしてくれます。
魅力4:春から秋まで楽しめる返り咲き性
主に春に最も多くの花を咲かせますが、その後も夏から秋にかけて繰り返し花を咲かせてくれる返り咲き性を持っています。春ほどのボリュームではないかもしれませんが、ポツポツとでも長く花を楽しめるのは嬉しいポイントです。
魅力5:アーチやフェンスを彩る! つるバラとしての魅力
枝がしなやかに長く伸びるため、つるバラとして様々な構造物に誘引するのに最適です。アーチやパーゴラ、フェンス、壁面、オベリスクなどを、美しい黄金色の花でダイナミックに飾ることができます。
魅力6:比較的育てやすい強健さ
樹勢が強く、基本的な管理で元気に育ちます。耐病性も比較的あるため、初心者の方でも挑戦しやすいイングリッシュローズのつるバラと言えるでしょう。(ただし、黒星病対策は意識した方が良いかもしれません)
3. 'ゴールデン・セレブレーション'の育て方【完全ガイド】初心者も安心!
ここからは、「ゴールデン・セレブレーション」を元気に育て、毎年美しい黄色の花を楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
3.1. 植え付け:健やかな成長のための第一歩!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。日当たりが良いほど、花付きが良く、花色も鮮やかになります。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に繋がります。壁際などに植える場合も、壁との間に少し空間を空けるなど工夫しましょう。
誘引スペース: つるバラなので、枝を誘引するための**十分なスペース(壁面、フェンス、アーチなど)**がある場所を選びます。成長後の大きさを考慮しましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥や腐葉土、元肥(緩効性肥料)を混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします(特にポット苗の場合、根が回っていたら底を少し崩す)。裸苗の場合は、根を水に数時間浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分(株元のこぶ状の部分)が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。深植えは避けます。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
地植えの場合は、株が安定するまで仮の支柱を立てると良いでしょう。
3.2. 水やり:基本を守って、乾湿のメリハリを
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に開花期(今!)は、美しい花を維持するために水分が必要です。水切れさせないように注意しましょう。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日必要になることも。朝夕の涼しい時間帯に与えます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣を。
3.3. 肥料:美しい花を咲かせ続けるために!
バラは肥料を好む植物です。「ゴールデン・セレブレーション」の返り咲き性を引き出し、たくさんの花を咲かせるためには、適切な施肥が欠かせません。
寒肥(元肥): 冬の休眠期(12月~1月頃)に、有機質肥料(油かす、骨粉、発酵済み牛ふんなど)や緩効性化成肥料を、株元から少し離れた場所に施します。これが1年間の生育の基礎となります。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与え、芽の成長を促します。
開花期の追肥: 蕾が膨らみ、花が咲き始めたこの時期(4月~5月)、開花エネルギーを補給するために液体肥料を週に1回程度与えるのが効果的です。
【重要】お礼肥(花後): 春の一番花が終わった後(5月~6月頃)に、開花で消耗した体力を回復させるために、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。返り咲き品種にとって、お礼肥は次の開花への大切なステップです。
夏の追肥: 夏にも返り咲きますが、暑さで株が弱り気味な場合は、肥料は控えるか、薄めの液体肥料を少量与える程度にします。
秋の追肥: 秋の開花に向けて(8月下旬~9月頃)に、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料を使うと、バランス良く栄養を与えることができます。緩効性肥料を基本とし、生育期には液体肥料を補助的に使うのがおすすめです。
3.4. 病害虫対策:耐病性は高いが、黒星病には注意
「ゴールデン・セレブレーション」は比較的耐病性が高い品種ですが、黒星病(黒点病)にはやや弱い傾向があるとされます。
黒星病対策:
風通しと日当たりを確保する: 適切な剪定と誘引で、葉が密集しないようにします。
泥はねを防ぐ: 株元をマルチング材(バークチップなど)で覆います。
早期発見・除去: 葉に黒い斑点を見つけたら、早めにその葉を取り除いて処分します。被害が広がらないようにすることが大切です。
薬剤散布: 発生しやすい梅雨時期や秋雨の時期には、予防的に殺菌剤を散布するのが効果的です。治療効果のある薬剤もあります。薬剤はローテーションして使いましょう。
その他の病害虫: うどんこ病(比較的強いですが発生することも)、アブラムシ、ハダニ、チュウレンジハバチなどにも注意が必要です。定期的な観察と早期対処を心がけましょう。
4. 【重要】つるバラとしての剪定と誘引:美しい姿と豊かな花のために!
「ゴールデン・セレブレーション」を美しく咲かせるためには、つるバラとしての適切な「剪定」と「誘引」が最も重要です。
4.1. 剪定と誘引の目的
美しい樹形を作り、構造物(アーチ、フェンス等)に沿わせる。
花付きを良くする(花が咲く枝を効率よく発生させる)。
古い枝を整理し、株を若返らせる。
風通しや日当たりを改善し、病害虫を予防する。
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):春の景色を作るメイン作業!
冬の休眠期に行う剪定と誘引が、春の豪華な開花を決定づけます。
剪定:
まず、枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝などを付け根から切り取ります。
次に、株元から数えて3~4年以上経った古い主枝(樹皮がゴツゴツしていることが多い)があれば、これも付け根から切り取り、新しい元気なシュートへの世代交代を促します。
残した**若くて元気な主枝(主に前年伸びたシュート)**は、先端を軽く切り詰める程度にします。
その主枝から出ている**細い枝(側枝)**に春の花が咲きます。この側枝を、**付け根から数えて2~3芽(長さ10~15cm程度)**残して切り詰めます。
誘引:
剪定が終わったら、残した主枝をアーチ、フェンス、オベリスクなどの構造物に固定していきます。
最大のポイントは、枝をできるだけ水平に近い角度(斜め45度以下)に寝かせて誘引すること! これにより、枝の各節から上向きに花を咲かせる側枝がたくさん伸びてきます。
枝同士が重ならないように、空間にバランス良く配置します。
麻ひもやビニールタイなどで、枝に食い込まないように、ゆとりを持たせて8の字に結びつけ、しっかりと固定します。「ゴールデン・セレブレーション」の枝は比較的しなやかなので、誘引しやすいでしょう。
4.3. 花後の剪定(随時):返り咲きを促す!
「ゴールデン・セレブレーション」は返り咲き性があるので、花後の手入れで次の開花を促します。
花がら切り: 咲き終わった花は、花がらだけでなく、花の下の5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上で切り戻します。 これをこまめに行うことで、株の消耗を防ぎ、次の花芽が上がりやすくなります。今咲き始めた花も、終わったら忘れずに行いましょう。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で切り戻します。
4.4. シュートの管理(春~夏)
春から夏にかけて、株元や枝の途中から勢いよく伸びてくるシュートは、来年以降の主役となる大切な枝です。
保護: 非常に柔らかく折れやすいので、見つけたら早めに支柱を立てて保護しましょう。
仮誘引: 伸びてきたら、邪魔にならないように、また風で折れないように、支柱や既存の枝に軽く留めておきます(本格的な誘引は冬)。
4.5. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋にも花を楽しみたい場合、夏剪定を行うことがあります。春に咲いた枝などを軽く切り戻し、株全体を整えます。ただし、つるバラの夏剪定は必須ではなく、軽く整える程度にとどめます。
5. 'ゴールデン・セレブレーション' を活かすガーデンアイデア:明るい黄色で庭を彩る!
鮮やかな黄色の「ゴールデン・セレブレーション」は、庭の様々なシーンで主役級の活躍をします。
華やかなアーチやパーゴラ: 庭の入り口や通路に設置したアーチに誘引すれば、訪れる人を黄金色の花で迎える、豪華で明るい空間が生まれます。パーゴラに這わせれば、香りも楽しめます。
壁面やフェンスを明るく染める: 広範囲を鮮やかな黄色で覆うことができます。特に、ブルーグレーや濃いブラウン、シックなレンガ色の壁などを背景にすると、黄色が一層引き立ち、モダンな雰囲気も演出できます。
オベリスクで存在感を: 庭の中にアクセントとしてオベリスクを立て、そこに絡ませれば、立体的な黄金色の花のタワーが楽しめます。
他の植物との美しいコントラスト:
クレマチス: 青や紫系のクレマチスとの組み合わせは、黄色の補色となり、互いを最高に引き立て合う、定番にして最高の組み合わせです。'ジャックマニー' や 'ザ・プレジデント' などと合わせると、息をのむような美しさです。
他のバラ: アプリコットオレンジ系のイングリッシュローズ(例: レディ・オブ・シャーロット)と合わせて暖色系のグラデーションを楽しんだり、深い赤系のバラと合わせてドラマチックな対比を楽しんだりするのも素敵です。
下草: 株元には、ブルー系のサルビア・ネモローサやネペタ(キャットミント)、紫色のバーベナなどを合わせると、色のコントラストが美しくまとまります。
鉢植え(大型)での栽培: 大きめの鉢(10号以上推奨)とオベリスクなどの支柱を使えば、ベランダやテラスでも管理可能です。移動できるので、日当たり管理がしやすい利点もあります。
6. まとめ:太陽のような輝きと香りを放つ、祝福のバラ
今回は、デビッド・オースチンの傑作イングリッシュローズ、「ゴールデン・セレブレーション」について、その魅力、育て方の詳細、そしてつるバラとしての管理ポイントを詳しくご紹介しました。
ゴールデン・セレブレーションは、輝くような山吹色(ゴールデンイエロー)の大輪カップ咲きと、豊かなティー&フルーツ系の強香が魅力のつるバラ。
イングリッシュローズの中でも特に人気が高く、アーチやフェンスなど様々な場所で活躍する。
返り咲き性があり、春を中心に長く花を楽しめる。
比較的育てやすく強健だが、黒星病にはやや注意が必要。
育て方のポイントは、日当たりの確保、適切な水やりと肥料、そしてつるバラとしての冬の剪定・誘引。
今日、庭で「すこし咲いた」ゴールデン・セレブレーション。その一輪一輪が、これから庭全体を黄金色に染め上げる、壮大な「祝福」の始まりを告げているようです。
その育てやすさと圧倒的な美しさ、そして素晴らしい香りを兼ね備えた「ゴールデン・セレブレーション」は、きっとあなたの庭に、輝くような喜びとエレガントな雰囲気をもたらしてくれるはずです。ぜひ、この素晴らしいバラとの暮らしを楽しんでください。
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2025年04月25日
輝く春の庭へ誘う — オリビア・ローズ・オースチンとバラ・クレマチス。春の庭周回。2025年4月25日
オリビア・ローズ・オースチン開花!春の庭巡り - 人気バラとクレマチス育て方 (2025年4月25日)
本格的の開花し始めた。春の庭周回2025年4月25日
庭が一年で最も輝きを放つ季節、4月25日。まさに今日、待ちに待ったイングリッシュローズの至宝、「オリビア・ローズ・オースチン」が本格的な開花を始めました! 数日前から開き始めていた花が、今日はさらにその数を増やし、株全体が柔らかなソフトピンク色に染まり始めています。カップ咲きから美しいロゼット咲きへと開いていくその姿は、ため息が出るほどの美しさ。庭を巡る足も、思わずこのバラの前で止まってしまいます。
春の庭は、まるで植物たちの競演を楽しむかのような「春庭周回」が楽しい季節。オリビアの周りでは、鮮やかな黄色のつるゴールドバニーや、シックな赤黒のオールドローズアンプルール・デュ・マロックも咲き始め、ランブラーローズのアルベリック・バルビエやフランソワ・ジュランヴィルも蕾を膨らませています。
足元を見れば、終盤を迎えたチューリップが最後の彩りを見せ、ジギタリスは天に向かって花穂を伸ばし蕾を膨らませています。壁面やフェンスでは、美しい八重咲きのクレマチス、ダッチェス・オブ・エジンバラやベル・オブ・ウォーキングも開花の準備を進めていることでしょう。
この記事では、そんな春爛漫の庭の様子を巡りながら、本格的な開花を迎えた「オリビア・ローズ・オースチン」を主役に、共に庭を彩る素晴らしいバラやクレマチス、宿根草たちの魅力と、この時期に合わせた育て方のポイントを詳しくご紹介していきます。
春庭周回で出会う植物たち:
主役: オリビア・ローズ・オースチン (イングリッシュローズ)
開花中のバラ: つるゴールドバニー, アンプルール・デュ・マロック
開花間近のバラ: アルベリック・バルビエ, フランソワ・ジュランヴィル
開花間近のクレマチス: ダッチェス・オブ・エジンバラ, ベル・オブ・ウォーキング
その他の仲間たち: ジギタリス, チューリップ
「オリビア・ローズ・オースチン、やっぱり綺麗!」
「他のバラやクレマチスのお手入れは?」
「春の庭仕事、今やるべきことは?」
そんなガーデニングを楽しむあなたのための、春の庭だよりをお届けします。
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再生リスト オリビア・ローズ・オースチン Olivia rose Austin
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再生リスト イングリッシュローズ
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1. 主役の輝き! 'オリビア・ローズ・オースチン' 徹底解説
まずは、本格的な開花を迎えた 'オリビア・ローズ・オースチン' について、その魅力と育て方を詳しく見ていきましょう。
1.1. 愛らしさと強さを秘めて:'オリビア・ローズ・オースチン'とは?
作出: 2014年 / イギリス / デビッド・オースチン (David Austin Roses)
系統: S (シュラブ) / イングリッシュローズ
樹形: バランスの取れたシュラブ樹形。直立性~やや広がり気味。
樹高: 約1.25m × 幅1m程度
咲き方: 四季咲き(非常に開花性が高い)
花色: ソフトピンク~ミディアムピンク。クリアで優しい色合い。
花形: カップ咲きから美しいロゼット咲きへ変化。
花径: 大輪 (10cm前後)
香り: 中香(強いフルーツ系の香り)
葉: やや光沢のある緑葉。
耐病性: 非常に高い(特に黒星病・うどんこ病に強い)。
名前の由来: 作出者の孫娘オリビア・ローズ・オースチンさんから。「最高の品種のひとつであり、最も病気に強い品種のひとつ」という作出者の自信作。
1.2. なぜ'オリビア'は特別なのか? その魅力
【最大の魅力】驚異的な強健さと耐病性: バラ栽培の悩みの種である病気に非常に強く、薬剤散布の手間を大幅に減らせます。初心者の方でも安心して育てられ、失敗が少ないのが最大の魅力です。
誰からも愛される美しい花: 明るく優しいソフトピンクの花色と、カップ咲きからロゼット咲きへと変化する美しい花形は、万人に愛される魅力を持っています。花付きも抜群で、株全体が花で覆われるように咲き誇ります。
春から秋まで途切れない開花: 素晴らしい四季咲き性で、真夏も休むことなく、秋まで繰り返し花を咲かせ続けます。長い期間楽しめるパフォーマンスの高さも魅力です。
心地よいフルーティーな香り: 強すぎず、弱すぎない、心地よいフルーツ系の香りが楽しめます。
扱いやすい樹形: 自然にバランスの取れたシュラブ樹形にまとまり、剪定によるコントロールもしやすいため、庭植えにも鉢植えにも適しています。
1.3. 'オリビア・ローズ・オースチン'の育て方【強健種の管理法】
育てやすい品種ですが、基本的なポイントを押さえることで、さらに美しく咲かせることができます。
置き場所: 日当たりと風通しの良い場所が基本です。強健ですが、最適な環境で育てることで、本来の美しさを最大限に発揮します。
土壌: 水はけと水持ちの良い、肥沃なバラ用培養土を使用します。
水やり: 土の表面が乾いたらたっぷり与えます。特に開花期は水切れに注意しましょう。
肥料: 四季咲き性が強いので、肥料切れさせないことが大切です。寒肥、芽出し肥、花後の追肥(重要)、秋肥を適切なタイミングで与えます。開花中の今は、液体肥料を併用するのも効果的です。
病害虫対策: 耐病性は非常に高いですが、アブラムシなどは発生します。定期的な観察と、必要最低限の対処(手で取る、部分的な薬剤使用など)を行いましょう。
剪定:
冬剪定 (1月~2月): 全体の高さの1/2~2/3程度に切り詰め、古い枝や不要枝を整理します。
花後の剪定 (随時): 四季咲き性を活かすため、花が終わったらこまめに5枚葉の上で切り戻します。 これが次々と花を咲かせる最大のコツです。
夏剪定 (任意): 秋花のために軽く整えます。
2. 春の庭を彩る仲間たち:開花と成長の競演!
オリビア・ローズ・オースチンが咲き始めた庭では、他の植物たちも美しい姿を見せてくれています。
2.1. つるゴールドバニー (Gold Bunny, Climbing)
現在の様子: オリビアより少し早く咲き始めた鮮やかな黄色の花が、アーチやフェンスでポツポツと咲き、庭を明るく彩っています。耐病性が高く育てやすいのも魅力。
育て方のポイント: つるバラなので冬の誘引が重要。花後はこまめに花がらを切り、返り咲きを促します。黒点病に強いのが嬉しいポイント。
2.2. アンプルール・デュ・マロック (Empereur du Maroc)
現在の様子: オールドローズならではの、深い赤黒い花が咲き始め、独特の存在感を放っています。濃厚なダマスク香も漂い始めているかもしれません。
育て方のポイント: ハイブリッド・パーペチュアル系。返り咲きを促すため、花後にやや深めに切り戻します。うどんこ病に注意が必要なので、風通し良く管理します。
2.3. アルベリック・バルビエ (Alberic Barbier)
現在の様子: クリームホワイトの蕾が大きく膨らみ、中心のレモンイエローがはっきりと見えてきている頃でしょう。開花はもう間もなく。ランブラーローズならではのしなやかな枝が伸びています。
育て方のポイント: 一季咲きランブラー。冬の剪定は整理程度にとどめ、花後に古い枝を整理してシュート更新を行います。日陰に強いのが特徴。広いスペースが必要です。
2.4. フランソワ・ジュランヴィル (François Juranville)
現在の様子: こちらも人気のランブラー。優しいコーラルピンクの蕾が膨らんでいるか、早ければ最初の一輪が咲き始めているかもしれません。
育て方のポイント: アルベリック・バルビエ同様、一季咲きランブラーの剪定・誘引方法で管理します。こちらも日陰に強く、非常に強健です。
2.5. ダッチェス・オブ・エジンバラ (Duchess of Edinburgh) / クレマチス
現在の様子: 早咲き大輪系のクレマチス。純白の豪華な八重咲きの花は、これからが見頃。蕾が膨らんでいるか、咲き始めている頃でしょう。
育て方のポイント: 旧枝咲き(弱剪定)。冬は古いツルを残します。花後は花首で切り取る程度。立ち枯れ病に注意。
2.6. ベル・オブ・ウォーキング (Belle of Woking) / クレマチス
現在の様子: こちらも早咲き大輪系の八重咲き。淡い青紫色(藤色)の美しい花。ダッチェス・オブ・エジンバラと同時期に開花準備が進んでいると思われます。
育て方のポイント: ダッチェス・オブ・エジンバラ同様、旧枝咲き(弱剪定)で管理します。
2.7. ジギタリス (Digitalis)
現在の様子: 花茎がすっと伸び、特徴的なベル型の蕾がたくさん連なっているのが見えます。下の方から順に咲き始めるので、そろそろ最初の花が開いているかもしれません。
育て方のポイント: 日当たり~半日陰。花茎が倒れないように支柱を。花後は種を採るか、花茎を切り取ります。全草に毒性があるので注意。
2.8. チューリップ (Tulip)
現在の様子: 品種にもよりますが、4月下旬となると、多くの品種は花の盛りを過ぎ、花びらが散り始めている頃でしょう。
育て方のポイント: 花が終わったら、花がらを摘み取ります。葉は枯れるまで絶対に切らず、お礼肥を与えて球根を太らせ、来年のために掘り上げ・保管の準備に入ります。
3. 春爛漫の庭仕事(4月下旬~5月上旬):美しい庭を維持するために
開花が進むこの時期も、大切な庭仕事があります。
花がら摘み: 終わった花をこまめに摘み取ることで、株の消耗を防ぎ、次の開花を促し、病気の予防にもなります。バラ、チューリップ、ヒヤシンスなど、対象となる花は多いです。
追肥: 四季咲き・返り咲きのバラやクレマチスには、開花をサポートし、次の花芽を育てるためのお礼肥を与えます。液体肥料も効果的です。
病害虫対策: 気温が上がり、雨も降ると、病害虫が発生しやすくなります。特にバラやクレマチスは注意深く観察し、早期発見・早期対処を心がけましょう。
誘引・支柱立て: つるバラやクレマチスの伸びてきたシュートを誘引したり、草丈の高くなる宿根草(ジギタリスなど)に支柱を立てたりします。
除草: 雑草も元気です。こまめに抜き取りましょう。
水やり: 天気が良く乾燥する日は、開花中の植物を中心に水切れしないように注意します。
4. まとめ:オリビアを中心に咲き誇る、春の庭のシンフォニー
今回は、本格的な開花を迎えたイングリッシュローズ「オリビア・ローズ・オースチン」を中心に、春の庭を彩る様々な植物たちの様子と、この時期の育て方のポイントをご紹介しました。
オリビア・ローズ・オースチンは、まさに今が見頃! 美しいソフトピンクの花と素晴らしい強健さが魅力。
つるバラやオールドローズ、クレマチスなども次々と開花を始め、庭は一年で最も華やかな季節へ。
それぞれの植物の特性に合わせた育て方と、この時期ならではの管理(花がら摘み、追肥、病害虫対策など)が重要。
優しいピンクのオリビア、鮮やかな黄色のゴールドバニー、深い赤黒のアンプルール、清楚な白のアルベリック… 色とりどりのバラと、クレマチスや他の花々が織りなす春の庭は、まるで美しいシンフォニーのようです。
ぜひ、この素晴らしい季節を満喫し、愛情を込めて手入れをしながら、植物たちが奏でる美しい音楽に耳を傾けてみてください。
[02memo]では、「オリビア・ローズ・オースチン」の成長記録や開花の様子、他のイングリッシュローズの情報も発信しています。ぜひ、ブログやSNS、YouTubeもチェックしてみてくださいね!
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本格的の開花し始めた。春の庭周回2025年4月25日
庭が一年で最も輝きを放つ季節、4月25日。まさに今日、待ちに待ったイングリッシュローズの至宝、「オリビア・ローズ・オースチン」が本格的な開花を始めました! 数日前から開き始めていた花が、今日はさらにその数を増やし、株全体が柔らかなソフトピンク色に染まり始めています。カップ咲きから美しいロゼット咲きへと開いていくその姿は、ため息が出るほどの美しさ。庭を巡る足も、思わずこのバラの前で止まってしまいます。
春の庭は、まるで植物たちの競演を楽しむかのような「春庭周回」が楽しい季節。オリビアの周りでは、鮮やかな黄色のつるゴールドバニーや、シックな赤黒のオールドローズアンプルール・デュ・マロックも咲き始め、ランブラーローズのアルベリック・バルビエやフランソワ・ジュランヴィルも蕾を膨らませています。
足元を見れば、終盤を迎えたチューリップが最後の彩りを見せ、ジギタリスは天に向かって花穂を伸ばし蕾を膨らませています。壁面やフェンスでは、美しい八重咲きのクレマチス、ダッチェス・オブ・エジンバラやベル・オブ・ウォーキングも開花の準備を進めていることでしょう。
この記事では、そんな春爛漫の庭の様子を巡りながら、本格的な開花を迎えた「オリビア・ローズ・オースチン」を主役に、共に庭を彩る素晴らしいバラやクレマチス、宿根草たちの魅力と、この時期に合わせた育て方のポイントを詳しくご紹介していきます。
春庭周回で出会う植物たち:
主役: オリビア・ローズ・オースチン (イングリッシュローズ)
開花中のバラ: つるゴールドバニー, アンプルール・デュ・マロック
開花間近のバラ: アルベリック・バルビエ, フランソワ・ジュランヴィル
開花間近のクレマチス: ダッチェス・オブ・エジンバラ, ベル・オブ・ウォーキング
その他の仲間たち: ジギタリス, チューリップ
「オリビア・ローズ・オースチン、やっぱり綺麗!」
「他のバラやクレマチスのお手入れは?」
「春の庭仕事、今やるべきことは?」
そんなガーデニングを楽しむあなたのための、春の庭だよりをお届けします。
この記事を書いている人
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1. 主役の輝き! 'オリビア・ローズ・オースチン' 徹底解説
まずは、本格的な開花を迎えた 'オリビア・ローズ・オースチン' について、その魅力と育て方を詳しく見ていきましょう。
1.1. 愛らしさと強さを秘めて:'オリビア・ローズ・オースチン'とは?
作出: 2014年 / イギリス / デビッド・オースチン (David Austin Roses)
系統: S (シュラブ) / イングリッシュローズ
樹形: バランスの取れたシュラブ樹形。直立性~やや広がり気味。
樹高: 約1.25m × 幅1m程度
咲き方: 四季咲き(非常に開花性が高い)
花色: ソフトピンク~ミディアムピンク。クリアで優しい色合い。
花形: カップ咲きから美しいロゼット咲きへ変化。
花径: 大輪 (10cm前後)
香り: 中香(強いフルーツ系の香り)
葉: やや光沢のある緑葉。
耐病性: 非常に高い(特に黒星病・うどんこ病に強い)。
名前の由来: 作出者の孫娘オリビア・ローズ・オースチンさんから。「最高の品種のひとつであり、最も病気に強い品種のひとつ」という作出者の自信作。
1.2. なぜ'オリビア'は特別なのか? その魅力
【最大の魅力】驚異的な強健さと耐病性: バラ栽培の悩みの種である病気に非常に強く、薬剤散布の手間を大幅に減らせます。初心者の方でも安心して育てられ、失敗が少ないのが最大の魅力です。
誰からも愛される美しい花: 明るく優しいソフトピンクの花色と、カップ咲きからロゼット咲きへと変化する美しい花形は、万人に愛される魅力を持っています。花付きも抜群で、株全体が花で覆われるように咲き誇ります。
春から秋まで途切れない開花: 素晴らしい四季咲き性で、真夏も休むことなく、秋まで繰り返し花を咲かせ続けます。長い期間楽しめるパフォーマンスの高さも魅力です。
心地よいフルーティーな香り: 強すぎず、弱すぎない、心地よいフルーツ系の香りが楽しめます。
扱いやすい樹形: 自然にバランスの取れたシュラブ樹形にまとまり、剪定によるコントロールもしやすいため、庭植えにも鉢植えにも適しています。
1.3. 'オリビア・ローズ・オースチン'の育て方【強健種の管理法】
育てやすい品種ですが、基本的なポイントを押さえることで、さらに美しく咲かせることができます。
置き場所: 日当たりと風通しの良い場所が基本です。強健ですが、最適な環境で育てることで、本来の美しさを最大限に発揮します。
土壌: 水はけと水持ちの良い、肥沃なバラ用培養土を使用します。
水やり: 土の表面が乾いたらたっぷり与えます。特に開花期は水切れに注意しましょう。
肥料: 四季咲き性が強いので、肥料切れさせないことが大切です。寒肥、芽出し肥、花後の追肥(重要)、秋肥を適切なタイミングで与えます。開花中の今は、液体肥料を併用するのも効果的です。
病害虫対策: 耐病性は非常に高いですが、アブラムシなどは発生します。定期的な観察と、必要最低限の対処(手で取る、部分的な薬剤使用など)を行いましょう。
剪定:
冬剪定 (1月~2月): 全体の高さの1/2~2/3程度に切り詰め、古い枝や不要枝を整理します。
花後の剪定 (随時): 四季咲き性を活かすため、花が終わったらこまめに5枚葉の上で切り戻します。 これが次々と花を咲かせる最大のコツです。
夏剪定 (任意): 秋花のために軽く整えます。
2. 春の庭を彩る仲間たち:開花と成長の競演!
オリビア・ローズ・オースチンが咲き始めた庭では、他の植物たちも美しい姿を見せてくれています。
2.1. つるゴールドバニー (Gold Bunny, Climbing)
現在の様子: オリビアより少し早く咲き始めた鮮やかな黄色の花が、アーチやフェンスでポツポツと咲き、庭を明るく彩っています。耐病性が高く育てやすいのも魅力。
育て方のポイント: つるバラなので冬の誘引が重要。花後はこまめに花がらを切り、返り咲きを促します。黒点病に強いのが嬉しいポイント。
2.2. アンプルール・デュ・マロック (Empereur du Maroc)
現在の様子: オールドローズならではの、深い赤黒い花が咲き始め、独特の存在感を放っています。濃厚なダマスク香も漂い始めているかもしれません。
育て方のポイント: ハイブリッド・パーペチュアル系。返り咲きを促すため、花後にやや深めに切り戻します。うどんこ病に注意が必要なので、風通し良く管理します。
2.3. アルベリック・バルビエ (Alberic Barbier)
現在の様子: クリームホワイトの蕾が大きく膨らみ、中心のレモンイエローがはっきりと見えてきている頃でしょう。開花はもう間もなく。ランブラーローズならではのしなやかな枝が伸びています。
育て方のポイント: 一季咲きランブラー。冬の剪定は整理程度にとどめ、花後に古い枝を整理してシュート更新を行います。日陰に強いのが特徴。広いスペースが必要です。
2.4. フランソワ・ジュランヴィル (François Juranville)
現在の様子: こちらも人気のランブラー。優しいコーラルピンクの蕾が膨らんでいるか、早ければ最初の一輪が咲き始めているかもしれません。
育て方のポイント: アルベリック・バルビエ同様、一季咲きランブラーの剪定・誘引方法で管理します。こちらも日陰に強く、非常に強健です。
2.5. ダッチェス・オブ・エジンバラ (Duchess of Edinburgh) / クレマチス
現在の様子: 早咲き大輪系のクレマチス。純白の豪華な八重咲きの花は、これからが見頃。蕾が膨らんでいるか、咲き始めている頃でしょう。
育て方のポイント: 旧枝咲き(弱剪定)。冬は古いツルを残します。花後は花首で切り取る程度。立ち枯れ病に注意。
2.6. ベル・オブ・ウォーキング (Belle of Woking) / クレマチス
現在の様子: こちらも早咲き大輪系の八重咲き。淡い青紫色(藤色)の美しい花。ダッチェス・オブ・エジンバラと同時期に開花準備が進んでいると思われます。
育て方のポイント: ダッチェス・オブ・エジンバラ同様、旧枝咲き(弱剪定)で管理します。
2.7. ジギタリス (Digitalis)
現在の様子: 花茎がすっと伸び、特徴的なベル型の蕾がたくさん連なっているのが見えます。下の方から順に咲き始めるので、そろそろ最初の花が開いているかもしれません。
育て方のポイント: 日当たり~半日陰。花茎が倒れないように支柱を。花後は種を採るか、花茎を切り取ります。全草に毒性があるので注意。
2.8. チューリップ (Tulip)
現在の様子: 品種にもよりますが、4月下旬となると、多くの品種は花の盛りを過ぎ、花びらが散り始めている頃でしょう。
育て方のポイント: 花が終わったら、花がらを摘み取ります。葉は枯れるまで絶対に切らず、お礼肥を与えて球根を太らせ、来年のために掘り上げ・保管の準備に入ります。
3. 春爛漫の庭仕事(4月下旬~5月上旬):美しい庭を維持するために
開花が進むこの時期も、大切な庭仕事があります。
花がら摘み: 終わった花をこまめに摘み取ることで、株の消耗を防ぎ、次の開花を促し、病気の予防にもなります。バラ、チューリップ、ヒヤシンスなど、対象となる花は多いです。
追肥: 四季咲き・返り咲きのバラやクレマチスには、開花をサポートし、次の花芽を育てるためのお礼肥を与えます。液体肥料も効果的です。
病害虫対策: 気温が上がり、雨も降ると、病害虫が発生しやすくなります。特にバラやクレマチスは注意深く観察し、早期発見・早期対処を心がけましょう。
誘引・支柱立て: つるバラやクレマチスの伸びてきたシュートを誘引したり、草丈の高くなる宿根草(ジギタリスなど)に支柱を立てたりします。
除草: 雑草も元気です。こまめに抜き取りましょう。
水やり: 天気が良く乾燥する日は、開花中の植物を中心に水切れしないように注意します。
4. まとめ:オリビアを中心に咲き誇る、春の庭のシンフォニー
今回は、本格的な開花を迎えたイングリッシュローズ「オリビア・ローズ・オースチン」を中心に、春の庭を彩る様々な植物たちの様子と、この時期の育て方のポイントをご紹介しました。
オリビア・ローズ・オースチンは、まさに今が見頃! 美しいソフトピンクの花と素晴らしい強健さが魅力。
つるバラやオールドローズ、クレマチスなども次々と開花を始め、庭は一年で最も華やかな季節へ。
それぞれの植物の特性に合わせた育て方と、この時期ならではの管理(花がら摘み、追肥、病害虫対策など)が重要。
優しいピンクのオリビア、鮮やかな黄色のゴールドバニー、深い赤黒のアンプルール、清楚な白のアルベリック… 色とりどりのバラと、クレマチスや他の花々が織りなす春の庭は、まるで美しいシンフォニーのようです。
ぜひ、この素晴らしい季節を満喫し、愛情を込めて手入れをしながら、植物たちが奏でる美しい音楽に耳を傾けてみてください。
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紫色の宝石!アジュガ(Ajuga)の花を楽しむガーデニング⠀紫の花が咲いた。2025年4月25日
アジュガ Ajuga⠀紫の花が咲いた。2025年4月25日
2025年4月25日、春の陽光を浴びてエントランス花壇のアジュガ(Ajuga)が紫色の花穂を一斉に立ち上げ、みずみずしい葉の絨毯の上にアクセントを添えています。アジュガは多年草として庭づくりに広く活用され、その丈夫さと華やかさでガーデニング初心者からベテランまで人気です。
1. アジュガ(Ajuga)とは?
アジュガはシソ科キランソウ属の耐寒性多年草で、別名「キランソウ」「ブルーベルフラワー」とも呼ばれます。原産地はヨーロッパ南部~西アジアで、日本には庭園植物として明治期に渡来。草丈10~20cmのロゼット状の葉から伸びる花茎に、4月~6月ごろ紫・青・ピンク・白の花を房状に咲かせます。葉には斑入り品種も多く、花がない時期もカラーリーフとして庭を彩ります。
2. 特徴と魅力
2.1 豊富な花色と葉色
アジュガは紫色のほか、青紫、ピンク、白の花色があり、葉も緑・銅葉・斑入りなど多彩。春に紫の花が咲き揃う様子は花壇の前景に最適です。
2.2 グラウンドカバー性
ロゼット状の葉が地面を這うように広がり、雑草抑制効果も高いグラウンドカバーとして利用できます。
2.3 耐陰性・耐寒性
半日陰~明るい日陰でよく育ち、-10℃程度の寒さにも耐えます。夏の直射にも強い品種があり、広い環境で活躍します。
3. アジュガの育て方と管理ポイント
3.1 植え付け時期と場所
最適期:春(3~5月)または秋(9~10月)
環境:明るい日陰~半日陰。強い直射を嫌うため、午前中のみ日光が当たる場所が理想。
土壌:水はけの良い肥沃な土。粘土質なら腐葉土やパーライトを混ぜて改良。
3.2 植え付け方法
土を30cm四方・深さ20cmほど掘り起こし、腐葉土または堆肥を2~3割混入
株間20~30cmで配置し、根を軽く広げて植え付け
植え付け後にたっぷり灌水し、マルチングで地温と保水を安定させる
3.3 水やり
定植直後:毎日または土表面が乾いたらたっぷり
定着後:土表面が乾いてから灌水。過湿は根腐れの原因になるため排水を優先
3.4 施肥
元肥:植え付け時に緩効性有機肥料を混ぜ込む
追肥:春と秋に、薄めの液体肥料または化成肥料を株元に施す
3.5 剪定と更新
花後に花茎を根元からカットし、株元のロゼットを風通し良く保つ
2~3年で株が込み合ったら春または秋に株分けし、新しい場所へ植え替え
3.6 病害虫対策
病気:うどんこ病、葉枯病…風通し確保と土壌の排水改善で予防。発生時は薬剤散布。
害虫:ナメクジ、アブラムシ…早期捕殺・薬剤または木酢液散布で対処。
4. アジュガを活かすガーデンデザイン例
4.1 花壇の前景グラウンドカバー
バラやクレマチスの株元にアジュガを群植すると、紫の花が春先の明るいグリーンと対比して華やかさを演出。雑草抑制にも効果的で手入れ負担を軽減します。
4.2 コンテナ&ハンギングバスケット
小型の寄せ植えコンテナにアジュガを中間草丈として配置し、前方にビオラやパンジーを添えると立体的な寄せ植えが完成。ハンギングバスケットに垂らすと紫のカスケードが美しいフォーカルポイントになります。
4.3 ロックガーデン・踏石横の彩り
ロックガーデンの岩間に植えると、岩肌とのコントラストでアジュガの葉と花が際立ちます。石畳の縁に沿って植えれば、踏むたびにほのかな香りが立ち上る演出も可能。
4.4 冬~春のコンボ
クリスマスローズやガーデンシクラメンと組み合わせると、冬から春まで途切れなく花が楽しめるロングシーズンガーデンが実現します。
日頃から観察を行い、病害虫を早期に発見して対策することが、安心して育てるための重要なポイントです。
【まとめ】
アジュガはその多彩な花色と独特の葉模様、そして手入れのしやすさが魅力です。初心者から上級者まで幅広い層が楽しめるため、ガーデンや花壇のアクセントとして最適な選択です。定期的な手入れと適切な栽培環境のもとで、アジュガが放つ美しい花と葉のコントラストを心ゆくまで堪能してください。
ぜひ、あなたのガーデンにアジュガを取り入れて、花と緑が織り成す素敵な空間を作り上げてください。
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2025年4月25日、春の陽光を浴びてエントランス花壇のアジュガ(Ajuga)が紫色の花穂を一斉に立ち上げ、みずみずしい葉の絨毯の上にアクセントを添えています。アジュガは多年草として庭づくりに広く活用され、その丈夫さと華やかさでガーデニング初心者からベテランまで人気です。
1. アジュガ(Ajuga)とは?
アジュガはシソ科キランソウ属の耐寒性多年草で、別名「キランソウ」「ブルーベルフラワー」とも呼ばれます。原産地はヨーロッパ南部~西アジアで、日本には庭園植物として明治期に渡来。草丈10~20cmのロゼット状の葉から伸びる花茎に、4月~6月ごろ紫・青・ピンク・白の花を房状に咲かせます。葉には斑入り品種も多く、花がない時期もカラーリーフとして庭を彩ります。
2. 特徴と魅力
2.1 豊富な花色と葉色
アジュガは紫色のほか、青紫、ピンク、白の花色があり、葉も緑・銅葉・斑入りなど多彩。春に紫の花が咲き揃う様子は花壇の前景に最適です。
2.2 グラウンドカバー性
ロゼット状の葉が地面を這うように広がり、雑草抑制効果も高いグラウンドカバーとして利用できます。
2.3 耐陰性・耐寒性
半日陰~明るい日陰でよく育ち、-10℃程度の寒さにも耐えます。夏の直射にも強い品種があり、広い環境で活躍します。
3. アジュガの育て方と管理ポイント
3.1 植え付け時期と場所
最適期:春(3~5月)または秋(9~10月)
環境:明るい日陰~半日陰。強い直射を嫌うため、午前中のみ日光が当たる場所が理想。
土壌:水はけの良い肥沃な土。粘土質なら腐葉土やパーライトを混ぜて改良。
3.2 植え付け方法
土を30cm四方・深さ20cmほど掘り起こし、腐葉土または堆肥を2~3割混入
株間20~30cmで配置し、根を軽く広げて植え付け
植え付け後にたっぷり灌水し、マルチングで地温と保水を安定させる
3.3 水やり
定植直後:毎日または土表面が乾いたらたっぷり
定着後:土表面が乾いてから灌水。過湿は根腐れの原因になるため排水を優先
3.4 施肥
元肥:植え付け時に緩効性有機肥料を混ぜ込む
追肥:春と秋に、薄めの液体肥料または化成肥料を株元に施す
3.5 剪定と更新
花後に花茎を根元からカットし、株元のロゼットを風通し良く保つ
2~3年で株が込み合ったら春または秋に株分けし、新しい場所へ植え替え
3.6 病害虫対策
病気:うどんこ病、葉枯病…風通し確保と土壌の排水改善で予防。発生時は薬剤散布。
害虫:ナメクジ、アブラムシ…早期捕殺・薬剤または木酢液散布で対処。
4. アジュガを活かすガーデンデザイン例
4.1 花壇の前景グラウンドカバー
バラやクレマチスの株元にアジュガを群植すると、紫の花が春先の明るいグリーンと対比して華やかさを演出。雑草抑制にも効果的で手入れ負担を軽減します。
4.2 コンテナ&ハンギングバスケット
小型の寄せ植えコンテナにアジュガを中間草丈として配置し、前方にビオラやパンジーを添えると立体的な寄せ植えが完成。ハンギングバスケットに垂らすと紫のカスケードが美しいフォーカルポイントになります。
4.3 ロックガーデン・踏石横の彩り
ロックガーデンの岩間に植えると、岩肌とのコントラストでアジュガの葉と花が際立ちます。石畳の縁に沿って植えれば、踏むたびにほのかな香りが立ち上る演出も可能。
4.4 冬~春のコンボ
クリスマスローズやガーデンシクラメンと組み合わせると、冬から春まで途切れなく花が楽しめるロングシーズンガーデンが実現します。
日頃から観察を行い、病害虫を早期に発見して対策することが、安心して育てるための重要なポイントです。
【まとめ】
アジュガはその多彩な花色と独特の葉模様、そして手入れのしやすさが魅力です。初心者から上級者まで幅広い層が楽しめるため、ガーデンや花壇のアクセントとして最適な選択です。定期的な手入れと適切な栽培環境のもとで、アジュガが放つ美しい花と葉のコントラストを心ゆくまで堪能してください。
ぜひ、あなたのガーデンにアジュガを取り入れて、花と緑が織り成す素敵な空間を作り上げてください。
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香りも美しさも満点!オリビア・ローズ・オースチンのフルーティーな香りとは? Olivia rose Austin⠀ピンクの花が綺麗に咲いた。2025年4月25日
オリビア・ローズ・オースチン Olivia rose Austin⠀ピンクの花が綺麗に咲いた。2025年4月25日
【オリビア・ローズ・オースチン育て方】綺麗に咲いた!最強健ピンクバラ徹底解説 (2025年4月25日)
「オリビア・ローズ・オースチン Olivia rose Austin ピンクの花が綺麗に咲いた。2025年4月25日」
庭のバラたちが次々と開花し、一年で最も華やかな季節を迎えた4月25日。数あるバラの中でも、ひときわ輝きを放っているのが、デビッド・オースチンの傑作「オリビア・ローズ・オースチン」です! 数日前に咲き始めた花が、今日はさらに数を増やし、まさに「綺麗に咲いた」という言葉がぴったりの、息をのむような美しい姿を見せてくれています。柔らかなソフトピンクの花々が株いっぱいに咲き誇る様子は、見る人の心を優しく満たし、庭全体を幸福感で包み込んでいるようです。
デビッド・オースチン氏が自身の孫娘の名を冠し、「最高の品種のひとつ」と自信を持って世に送り出したこのバラは、その完璧なまでの美しさと、イングリッシュローズの中でもトップクラスの驚異的な強健さと耐病性で、世界中のガーデナーから絶大な支持を得ています。
「こんなに綺麗に咲くなんて! やっぱりオリビアはすごい!」
「満開の時期のお手入れで気をつけることは?」
「育て方のポイントをもう一度確認したい!」
この記事では、そんな見頃を迎えた 'オリビア・ローズ・オースチン' に改めて注目し、その基本情報から他のバラとは一線を画す魅力(特に育てやすさ!)、初心者でも失敗しない詳しい育て方、そして美しい樹形を保つための剪定や仕立て方のコツまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも 'オリビア・ローズ・オースチン' の素晴らしさを深く理解し、自信を持ってその栽培を続け、美しい花を長く楽しむことができるようになるはずです。さあ、愛らしさと強さを兼ね備えた、究極のイングリッシュローズの世界へご案内しましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「オリビア・ローズ・オースチン」も栽培し、その驚くべき強健さと美しさを実感。経験に基づいた情報をお届けします。
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1. 愛らしさと強さを秘めて:'オリビア・ローズ・オースチン'とは?
まずは、「オリビア・ローズ・オースチン」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールをご紹介します。
作出: 2014年 / イギリス / デビッド・オースチン (David Austin Roses)
系統: S (シュラブ) / イングリッシュローズ
樹形: バランスの取れたシュラブ樹形。直立性~やや広がり気味に育つ。
樹高: 約1.25m × 幅1m程度(公式データより。環境や剪定により調整可能)
咲き方: 四季咲き(非常に開花性が高く、春から秋まで繰り返しよく咲く)
花色: ソフトピンク~ミディアムピンク。明るく、可愛らしいクリアなピンク色。色褪せしにくい。
花形: カップ咲きから始まり、開くにつれて整った美しいロゼット咲きへと変化する。
花径: 大輪 (10cm前後)
香り: 中香。強いフルーツ系の香りを持つとされる。
葉: やや光沢のある緑色の葉。
【特筆事項】耐病性: 非常に高い。 デビッド・オースチン品種の中でもトップクラスの耐病性を誇り、特に黒星病やうどんこ病に強いとされる。
名前の由来: 作出者デビッド・オースチン氏の孫娘オリビア・ローズ・オースチンさんの名前にちなんで名付けられました。作出者が「これまで作出してきた中で最高の品種のひとつであり、最も病気に強い品種のひとつ」と自信を持って世に送り出した特別なバラです。
現代イングリッシュローズの到達点
「オリビア・ローズ・オースチン」は、デビッド・オースチン・ロージズ社が長年追求してきた「美しさ」「香り」「繰り返し咲く性質」そして「強健さ」という要素を、非常に高いレベルで兼ね備えた品種として、発表直後から世界中で絶賛されました。現代のイングリッシュローズを代表する品種の一つと言えるでしょう。
2. なぜ'オリビア'は特別なのか? その魅力に迫る!
「オリビア・ローズ・オースチン」が多くのガーデナーにとって「特別なバラ」である理由は何でしょうか?
魅力1:【最大の魅力!】驚異的な強健さとトップクラスの耐病性!
このバラを語る上で、まず特筆すべきはその驚くほどの強健さと、抜群の耐病性です。バラ栽培で多くの人が悩まされる黒星病やうどんこ病に対して、非常に強い耐性を持っています。これにより、
農薬散布の頻度を大幅に減らすことができる(無農薬栽培も可能になる場合も)。
病気の心配が少なく、管理が非常に楽になる。
初心者の方でも、失敗が少なく、美しい花を咲かせやすい。 「バラは病気になりやすくて難しい」というイメージを覆してくれる、まさに画期的な品種と言えます。
魅力2:誰からも愛される、明るく美しいソフトピンクの花
花色は、優しく明るいソフトピンク。派手すぎず、どんな庭にも馴染みやすい、万人に愛される色合いです。咲き始めの可愛らしいカップ咲きから、開花が進むにつれて花弁が整然と重なる美しいロゼット咲きへと変化する様子も楽しめます。今まさに「綺麗に咲いた」その姿は、完璧な美しさと言えるでしょう。花付きが非常に良く、株を覆うようにたくさんの花を咲かせます。
魅力3:途切れない開花! 素晴らしい四季咲き性
四季咲き性も非常に強く、春の素晴らしい一番花の後も、真夏の暑い時期でも花を咲かせ(花はやや小さくなることも)、秋には再びたくさんの美しい花を楽しむことができます。ほぼ一年を通して、庭にピンク色の彩りをもたらしてくれる、非常にパフォーマンスの高いバラです。
魅力4:心地よく香る、フルーティーな香り
香りの強さは「中香」とされていますが、しっかりとした心地よいフルーツ系の香りを楽しむことができます。強すぎず、弱すぎず、近づくとふんわりと漂う香りは、庭でのリラックスタイムを豊かにしてくれます。満開の花からは、より一層豊かな香りが楽しめるでしょう。
魅力5:扱いやすい! バランスの取れた美しいシュラブ樹形
樹形は、極端に横に広がったり、暴れたりすることなく、自然とバランスの取れた美しいシュラブ樹形にまとまります。高さも1.25m程度と、日本の庭でも扱いやすいサイズ感です。剪定によるコントロールもしやすく、庭植えにも鉢植えにも適しています。
3. 'オリビア・ローズ・オースチン'の育て方【完全ガイド】最強健種の管理法!
「オリビア・ローズ・オースチン」は非常に育てやすいバラですが、その魅力を最大限に引き出すための基本的な育て方のポイントをご紹介します。
3.1. 植え付け:良いスタートのために!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。耐病性が高いとはいえ、日当たりと風通しが良いことは、健全な生育と病害虫予防の基本です。
風通し: 良い風通しは、病気の発生を抑える上で非常に重要です。株周りの空気の流れが良い場所を選びましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単で確実です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥、腐葉土、元肥(緩効性肥料)を混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
基本的なバラの植え付け手順に従います。
苗の根鉢を軽くほぐし、植え穴または鉢に置きます。
接ぎ木部分が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。
土を戻し入れ、水をたっぷりと与えます。
3.2. 水やり:基本を守ればOK!
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候によって調整します。生育期(特に開花期)は水切れに注意し、冬は控えめにします。満開の時期は花を美しく保つためにも、水切れさせないように気をつけましょう。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与えましょう。
3.3. 肥料:四季咲き性を支える、定期的な栄養補給!
「オリビア・ローズ・オースチン」は四季咲き性が非常に強いので、次々と花を咲かせるためには、定期的な肥料やりが重要です。肥料切れさせないようにしましょう。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春(3月頃)に緩効性化成肥料を与えます。
開花期の追肥: **まさに今、綺麗に咲いているこの時期(4月下旬~)**は、開花エネルギーを補給し、次の蕾の成長も促すために、液体肥料を週に1回程度与えるのが効果的です。
【重要】花後の追肥(お礼肥): 春の一番花の後、夏の花の後、秋の花の後など、花が一段落するたびに必ず緩効性化成肥料や液体肥料を与え、次の開花へのエネルギーを補給します。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)、秋の開花に向けて追肥を行います。
ポイント: バラ専用の肥料は、必要な栄養素がバランス良く配合されているのでおすすめです。製品の指示に従い、適量を守りましょう。
3.4. 病害虫対策:強健さに甘えず、基本的な観察を!
「オリビア・ローズ・オースチン」は驚くほど耐病性が高いですが、それでも病害虫が全く発生しないわけではありません。
耐病性: 黒星病、うどんこ病には非常に強いです。これにより、薬剤散布の頻度を大幅に減らすことができ、ローメンテナンスなバラ栽培が可能になります。
注意すべき害虫:
アブラムシ: 春先の新芽や蕾、咲き始めの花にはやはり付きやすいです。見つけ次第、手で取り除くか、薬剤を使用します。
ハダニ: 高温乾燥時に葉裏に発生することがあります。
その他: 環境によっては、チュウレンジハバチやバラゾウムシなども発生する可能性があります。
対策と予防:
基本的な観察は怠らない: 定期的に株全体、特に葉裏や新芽、咲いた花をチェックする習慣をつけましょう。
風通しを良く保つ: 適切な剪定で株内部の風通しを確保します。
必要最低限の対処: 耐病性が高いため、過度に薬剤に頼る必要はないかもしれませんが、害虫などが発生した場合は、被害が広がる前に早めに対処しましょう。手で取り除いたり、部分的に薬剤を使ったりする程度で済むことが多いです。
4. シュラブローズとしての剪定と仕立て方:'オリビア'を美しく保つ!
バランスの取れた樹形を持つ「オリビア・ローズ・オースチン」は、シュラブローズとして比較的管理しやすい品種です。
4.1. 冬剪定(1月~2月):春の準備と樹形作り
目的: 株をリフレッシュさせ、春からの良い芽吹きを促し、バランスの取れた樹形を作る。
方法:
全体の高さの1/2~2/3程度を目安に切り詰めます。樹勢が強いので、やや浅めの剪定でも大丈夫です。
枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きの枝、交差している枝などを付け根から整理します。
株全体の枝の太さやバランスを見ながら、古い枝も整理し、株の中心部にも光と風が入るようにします。
残す枝は、外向きの良い芽の上で切ります。
4.2. 花後の剪定(随時):四季咲き性を最大限に活かす!
四季咲き性が非常に強い「オリビア・ローズ・オースチン」にとって、花後の剪定は次々と花を咲かせ続けるための最も重要な作業です。
方法: 花が終わったら、花がらだけでなく、花の下にある5枚葉(小葉が5枚ついている葉)を1~2枚付けて、そのすぐ上(良い芽の上)で切り戻します。これをこまめに行うことがポイントです。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で同様に切り戻します。今まさに綺麗に咲いている花も、終わり次第この作業を行いましょう。
4.3. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋に美しい花をたくさん咲かせたい場合は、夏剪定を行います。株全体の高さの2/3程度の位置で、軽く切り戻して樹形を整え、秋の開花に備えます。
4.4. 仕立て方:多様な楽しみ方
自然なブッシュ樹形: 最も簡単で、この品種のバランスの良さが活きます。庭植えで自然な雰囲気を楽しむのに最適です。
鉢植え: 8号~10号程度の鉢であれば、十分に育てられます。テラスやベランダで楽しむのに向いています。定期的な植え替えが必要です。
低めのフェンスやオベリスクへの誘引: 枝がある程度伸びる性質もあるため、高さ1.2m程度の低いフェンスや、中型のオベリスクに、緩やかに誘引して楽しむことも可能です。
5. 'オリビア・ローズ・オースチン' を楽しむガーデンアイデア
その美しさと育てやすさから、様々なシーンで活躍します。
庭の主役に抜擢!: 花付きが良く、株姿も美しいので、庭の中心的な場所に植えて主役にするのにふさわしいバラです。病気に強いので、人目につく場所でも安心して育てられます。今まさに咲き誇る姿は、庭のハイライトとなっていることでしょう。
ボーダー花壇で輝きを: 花壇の中景あたりに植えると、柔らかなピンク色が他の植物と調和しつつ、美しいアクセントになります。青や紫系の宿根草(ラベンダー、サルビア、ゲラニウムなど)との相性は抜群です。白い花と合わせても清楚です。
イングリッシュガーデン風にナチュラルに: 他のイングリッシュローズや、ジギタリス、デルフィニウム、アストランティアなどの宿根草と混植して、自然でロマンティックな雰囲気のイングリッシュガーデンを作るのに最適です。
初心者への最高の贈り物: 「バラを育ててみたいけど、難しそう…」と思っている方へのプレゼントに、これほど適したバラはありません。育てやすさが、バラ栽培への第一歩を後押ししてくれるはずです。
切り花として愛でる: 美しいロゼット咲きの花は、切り花にして室内に飾るのも素敵です。優しいピンク色とフルーティーな香りが、部屋を心地よい空間にしてくれます。綺麗に咲いた花を数輪、お部屋に飾ってみてはいかがでしょうか。
6. まとめ:究極の育てやすさと美しさ、まさに理想のバラ!
今回は、デビッド・オースチン氏が自信を持って世に送り出したイングリッシュローズ、「オリビア・ローズ・オースチン」について、その魅力と育て方の詳細をご紹介しました。
オリビア・ローズ・オースチンは、可愛らしいソフトピンクのロゼット咲き大輪花と、心地よいフルーツ系の香りが魅力。
最大の特長は、驚くほどの強健さとトップクラスの耐病性で、非常に育てやすいこと。初心者にも最適。
四季咲き性が抜群で、春から秋まで繰り返し安定して花を咲かせる。
育て方のポイントは、基本的なバラの管理(日当たり、水やり、肥料)を丁寧に行うこと。病気の心配が少ない分、管理が楽。
バランスの取れたシュラブ樹形で、庭植えにも鉢植えにも向く。
今日、庭で「綺麗に咲いた」オリビア・ローズ・オースチン。その完璧なまでの美しさと、病気を寄せ付けない強さは、多くのガーデナーにとってまさに理想のバラと言えるでしょう。
もしあなたが、「手がかからず、美しく、たくさん咲くバラ」を探しているなら、「オリビア・ローズ・オースチン」は最高の選択肢の一つとなるはずです。ぜひ、この素晴らしいバラを育てて、その魅力を実感してください。
[02memo]では、「オリビア・ローズ・オースチン」の成長記録や開花の様子、他のイングリッシュローズの情報も発信しています。ぜひ、ブログやSNS、YouTubeもチェックしてみてくださいね!
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【オリビア・ローズ・オースチン育て方】綺麗に咲いた!最強健ピンクバラ徹底解説 (2025年4月25日)
「オリビア・ローズ・オースチン Olivia rose Austin ピンクの花が綺麗に咲いた。2025年4月25日」
庭のバラたちが次々と開花し、一年で最も華やかな季節を迎えた4月25日。数あるバラの中でも、ひときわ輝きを放っているのが、デビッド・オースチンの傑作「オリビア・ローズ・オースチン」です! 数日前に咲き始めた花が、今日はさらに数を増やし、まさに「綺麗に咲いた」という言葉がぴったりの、息をのむような美しい姿を見せてくれています。柔らかなソフトピンクの花々が株いっぱいに咲き誇る様子は、見る人の心を優しく満たし、庭全体を幸福感で包み込んでいるようです。
デビッド・オースチン氏が自身の孫娘の名を冠し、「最高の品種のひとつ」と自信を持って世に送り出したこのバラは、その完璧なまでの美しさと、イングリッシュローズの中でもトップクラスの驚異的な強健さと耐病性で、世界中のガーデナーから絶大な支持を得ています。
「こんなに綺麗に咲くなんて! やっぱりオリビアはすごい!」
「満開の時期のお手入れで気をつけることは?」
「育て方のポイントをもう一度確認したい!」
この記事では、そんな見頃を迎えた 'オリビア・ローズ・オースチン' に改めて注目し、その基本情報から他のバラとは一線を画す魅力(特に育てやすさ!)、初心者でも失敗しない詳しい育て方、そして美しい樹形を保つための剪定や仕立て方のコツまで、徹底的に解説していきます。
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1. 愛らしさと強さを秘めて:'オリビア・ローズ・オースチン'とは?
まずは、「オリビア・ローズ・オースチン」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールをご紹介します。
作出: 2014年 / イギリス / デビッド・オースチン (David Austin Roses)
系統: S (シュラブ) / イングリッシュローズ
樹形: バランスの取れたシュラブ樹形。直立性~やや広がり気味に育つ。
樹高: 約1.25m × 幅1m程度(公式データより。環境や剪定により調整可能)
咲き方: 四季咲き(非常に開花性が高く、春から秋まで繰り返しよく咲く)
花色: ソフトピンク~ミディアムピンク。明るく、可愛らしいクリアなピンク色。色褪せしにくい。
花形: カップ咲きから始まり、開くにつれて整った美しいロゼット咲きへと変化する。
花径: 大輪 (10cm前後)
香り: 中香。強いフルーツ系の香りを持つとされる。
葉: やや光沢のある緑色の葉。
【特筆事項】耐病性: 非常に高い。 デビッド・オースチン品種の中でもトップクラスの耐病性を誇り、特に黒星病やうどんこ病に強いとされる。
名前の由来: 作出者デビッド・オースチン氏の孫娘オリビア・ローズ・オースチンさんの名前にちなんで名付けられました。作出者が「これまで作出してきた中で最高の品種のひとつであり、最も病気に強い品種のひとつ」と自信を持って世に送り出した特別なバラです。
現代イングリッシュローズの到達点
「オリビア・ローズ・オースチン」は、デビッド・オースチン・ロージズ社が長年追求してきた「美しさ」「香り」「繰り返し咲く性質」そして「強健さ」という要素を、非常に高いレベルで兼ね備えた品種として、発表直後から世界中で絶賛されました。現代のイングリッシュローズを代表する品種の一つと言えるでしょう。
2. なぜ'オリビア'は特別なのか? その魅力に迫る!
「オリビア・ローズ・オースチン」が多くのガーデナーにとって「特別なバラ」である理由は何でしょうか?
魅力1:【最大の魅力!】驚異的な強健さとトップクラスの耐病性!
このバラを語る上で、まず特筆すべきはその驚くほどの強健さと、抜群の耐病性です。バラ栽培で多くの人が悩まされる黒星病やうどんこ病に対して、非常に強い耐性を持っています。これにより、
農薬散布の頻度を大幅に減らすことができる(無農薬栽培も可能になる場合も)。
病気の心配が少なく、管理が非常に楽になる。
初心者の方でも、失敗が少なく、美しい花を咲かせやすい。 「バラは病気になりやすくて難しい」というイメージを覆してくれる、まさに画期的な品種と言えます。
魅力2:誰からも愛される、明るく美しいソフトピンクの花
花色は、優しく明るいソフトピンク。派手すぎず、どんな庭にも馴染みやすい、万人に愛される色合いです。咲き始めの可愛らしいカップ咲きから、開花が進むにつれて花弁が整然と重なる美しいロゼット咲きへと変化する様子も楽しめます。今まさに「綺麗に咲いた」その姿は、完璧な美しさと言えるでしょう。花付きが非常に良く、株を覆うようにたくさんの花を咲かせます。
魅力3:途切れない開花! 素晴らしい四季咲き性
四季咲き性も非常に強く、春の素晴らしい一番花の後も、真夏の暑い時期でも花を咲かせ(花はやや小さくなることも)、秋には再びたくさんの美しい花を楽しむことができます。ほぼ一年を通して、庭にピンク色の彩りをもたらしてくれる、非常にパフォーマンスの高いバラです。
魅力4:心地よく香る、フルーティーな香り
香りの強さは「中香」とされていますが、しっかりとした心地よいフルーツ系の香りを楽しむことができます。強すぎず、弱すぎず、近づくとふんわりと漂う香りは、庭でのリラックスタイムを豊かにしてくれます。満開の花からは、より一層豊かな香りが楽しめるでしょう。
魅力5:扱いやすい! バランスの取れた美しいシュラブ樹形
樹形は、極端に横に広がったり、暴れたりすることなく、自然とバランスの取れた美しいシュラブ樹形にまとまります。高さも1.25m程度と、日本の庭でも扱いやすいサイズ感です。剪定によるコントロールもしやすく、庭植えにも鉢植えにも適しています。
3. 'オリビア・ローズ・オースチン'の育て方【完全ガイド】最強健種の管理法!
「オリビア・ローズ・オースチン」は非常に育てやすいバラですが、その魅力を最大限に引き出すための基本的な育て方のポイントをご紹介します。
3.1. 植え付け:良いスタートのために!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。耐病性が高いとはいえ、日当たりと風通しが良いことは、健全な生育と病害虫予防の基本です。
風通し: 良い風通しは、病気の発生を抑える上で非常に重要です。株周りの空気の流れが良い場所を選びましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単で確実です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥、腐葉土、元肥(緩効性肥料)を混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
基本的なバラの植え付け手順に従います。
苗の根鉢を軽くほぐし、植え穴または鉢に置きます。
接ぎ木部分が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。
土を戻し入れ、水をたっぷりと与えます。
3.2. 水やり:基本を守ればOK!
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候によって調整します。生育期(特に開花期)は水切れに注意し、冬は控えめにします。満開の時期は花を美しく保つためにも、水切れさせないように気をつけましょう。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与えましょう。
3.3. 肥料:四季咲き性を支える、定期的な栄養補給!
「オリビア・ローズ・オースチン」は四季咲き性が非常に強いので、次々と花を咲かせるためには、定期的な肥料やりが重要です。肥料切れさせないようにしましょう。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春(3月頃)に緩効性化成肥料を与えます。
開花期の追肥: **まさに今、綺麗に咲いているこの時期(4月下旬~)**は、開花エネルギーを補給し、次の蕾の成長も促すために、液体肥料を週に1回程度与えるのが効果的です。
【重要】花後の追肥(お礼肥): 春の一番花の後、夏の花の後、秋の花の後など、花が一段落するたびに必ず緩効性化成肥料や液体肥料を与え、次の開花へのエネルギーを補給します。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)、秋の開花に向けて追肥を行います。
ポイント: バラ専用の肥料は、必要な栄養素がバランス良く配合されているのでおすすめです。製品の指示に従い、適量を守りましょう。
3.4. 病害虫対策:強健さに甘えず、基本的な観察を!
「オリビア・ローズ・オースチン」は驚くほど耐病性が高いですが、それでも病害虫が全く発生しないわけではありません。
耐病性: 黒星病、うどんこ病には非常に強いです。これにより、薬剤散布の頻度を大幅に減らすことができ、ローメンテナンスなバラ栽培が可能になります。
注意すべき害虫:
アブラムシ: 春先の新芽や蕾、咲き始めの花にはやはり付きやすいです。見つけ次第、手で取り除くか、薬剤を使用します。
ハダニ: 高温乾燥時に葉裏に発生することがあります。
その他: 環境によっては、チュウレンジハバチやバラゾウムシなども発生する可能性があります。
対策と予防:
基本的な観察は怠らない: 定期的に株全体、特に葉裏や新芽、咲いた花をチェックする習慣をつけましょう。
風通しを良く保つ: 適切な剪定で株内部の風通しを確保します。
必要最低限の対処: 耐病性が高いため、過度に薬剤に頼る必要はないかもしれませんが、害虫などが発生した場合は、被害が広がる前に早めに対処しましょう。手で取り除いたり、部分的に薬剤を使ったりする程度で済むことが多いです。
4. シュラブローズとしての剪定と仕立て方:'オリビア'を美しく保つ!
バランスの取れた樹形を持つ「オリビア・ローズ・オースチン」は、シュラブローズとして比較的管理しやすい品種です。
4.1. 冬剪定(1月~2月):春の準備と樹形作り
目的: 株をリフレッシュさせ、春からの良い芽吹きを促し、バランスの取れた樹形を作る。
方法:
全体の高さの1/2~2/3程度を目安に切り詰めます。樹勢が強いので、やや浅めの剪定でも大丈夫です。
枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きの枝、交差している枝などを付け根から整理します。
株全体の枝の太さやバランスを見ながら、古い枝も整理し、株の中心部にも光と風が入るようにします。
残す枝は、外向きの良い芽の上で切ります。
4.2. 花後の剪定(随時):四季咲き性を最大限に活かす!
四季咲き性が非常に強い「オリビア・ローズ・オースチン」にとって、花後の剪定は次々と花を咲かせ続けるための最も重要な作業です。
方法: 花が終わったら、花がらだけでなく、花の下にある5枚葉(小葉が5枚ついている葉)を1~2枚付けて、そのすぐ上(良い芽の上)で切り戻します。これをこまめに行うことがポイントです。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で同様に切り戻します。今まさに綺麗に咲いている花も、終わり次第この作業を行いましょう。
4.3. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋に美しい花をたくさん咲かせたい場合は、夏剪定を行います。株全体の高さの2/3程度の位置で、軽く切り戻して樹形を整え、秋の開花に備えます。
4.4. 仕立て方:多様な楽しみ方
自然なブッシュ樹形: 最も簡単で、この品種のバランスの良さが活きます。庭植えで自然な雰囲気を楽しむのに最適です。
鉢植え: 8号~10号程度の鉢であれば、十分に育てられます。テラスやベランダで楽しむのに向いています。定期的な植え替えが必要です。
低めのフェンスやオベリスクへの誘引: 枝がある程度伸びる性質もあるため、高さ1.2m程度の低いフェンスや、中型のオベリスクに、緩やかに誘引して楽しむことも可能です。
5. 'オリビア・ローズ・オースチン' を楽しむガーデンアイデア
その美しさと育てやすさから、様々なシーンで活躍します。
庭の主役に抜擢!: 花付きが良く、株姿も美しいので、庭の中心的な場所に植えて主役にするのにふさわしいバラです。病気に強いので、人目につく場所でも安心して育てられます。今まさに咲き誇る姿は、庭のハイライトとなっていることでしょう。
ボーダー花壇で輝きを: 花壇の中景あたりに植えると、柔らかなピンク色が他の植物と調和しつつ、美しいアクセントになります。青や紫系の宿根草(ラベンダー、サルビア、ゲラニウムなど)との相性は抜群です。白い花と合わせても清楚です。
イングリッシュガーデン風にナチュラルに: 他のイングリッシュローズや、ジギタリス、デルフィニウム、アストランティアなどの宿根草と混植して、自然でロマンティックな雰囲気のイングリッシュガーデンを作るのに最適です。
初心者への最高の贈り物: 「バラを育ててみたいけど、難しそう…」と思っている方へのプレゼントに、これほど適したバラはありません。育てやすさが、バラ栽培への第一歩を後押ししてくれるはずです。
切り花として愛でる: 美しいロゼット咲きの花は、切り花にして室内に飾るのも素敵です。優しいピンク色とフルーティーな香りが、部屋を心地よい空間にしてくれます。綺麗に咲いた花を数輪、お部屋に飾ってみてはいかがでしょうか。
6. まとめ:究極の育てやすさと美しさ、まさに理想のバラ!
今回は、デビッド・オースチン氏が自信を持って世に送り出したイングリッシュローズ、「オリビア・ローズ・オースチン」について、その魅力と育て方の詳細をご紹介しました。
オリビア・ローズ・オースチンは、可愛らしいソフトピンクのロゼット咲き大輪花と、心地よいフルーツ系の香りが魅力。
最大の特長は、驚くほどの強健さとトップクラスの耐病性で、非常に育てやすいこと。初心者にも最適。
四季咲き性が抜群で、春から秋まで繰り返し安定して花を咲かせる。
育て方のポイントは、基本的なバラの管理(日当たり、水やり、肥料)を丁寧に行うこと。病気の心配が少ない分、管理が楽。
バランスの取れたシュラブ樹形で、庭植えにも鉢植えにも向く。
今日、庭で「綺麗に咲いた」オリビア・ローズ・オースチン。その完璧なまでの美しさと、病気を寄せ付けない強さは、多くのガーデナーにとってまさに理想のバラと言えるでしょう。
もしあなたが、「手がかからず、美しく、たくさん咲くバラ」を探しているなら、「オリビア・ローズ・オースチン」は最高の選択肢の一つとなるはずです。ぜひ、この素晴らしいバラを育てて、その魅力を実感してください。
[02memo]では、「オリビア・ローズ・オースチン」の成長記録や開花の様子、他のイングリッシュローズの情報も発信しています。ぜひ、ブログやSNS、YouTubeもチェックしてみてくださいね!
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ブログ バラを中心にガーデング情報や買い物紹介などの雑記ブログ。2011年開設。
https://02memo.seesaa.net/
YouTube ガーデニングのノウハウや生育の変化を動画でチェックできる【@02memo04】のチャンネル。
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Instagram 美しいバラや花の写真やコーディネート例を【@02memo2】で発信中。
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2025年04月24日
デビッド・オースチン愛の証―オリビア・ローズ・オースチンで手軽に楽しむバラ栽培 Olivia rose Austin⠀ピンクの花が咲いた。2025年4月24日
オリビア・ローズ・オースチン Olivia rose Austin⠀ピンクの花が咲いた。2025年4月24日
オリビア・ローズ・オースチン:イングリッシュローズの優美な魅力と育て方完全ガイド
オリビア・ローズ・オースチン(Olivia Rose Austin)は、デビッド・オースチン社が手掛けた傑作とも言えるイングリッシュローズです。その美しいソフトピンクの花と上品な香り、そして四季咲きという特性から、多くのバラ愛好家に愛されています。今回は、この魅力的なバラの特徴や育て方について詳しく解説していきます。
オリビア・ローズ・オースチンの基本情報
オリビア・ローズ・オースチンは、イギリスの有名なバラ育種家デビッド・オースチン氏によって2014年に発表されたイングリッシュローズ(シュラブローズ)です。このバラは、デビッド・オースチン氏の孫娘の名前にちなんで命名されました。
基本データ:
学名: Rosa 'Ausmixture'
系統: イングリッシュローズ(シュラブローズ)
作出: デビッド・オースチン社(イギリス)
発表年: 2014年
花色: ソフトピンク
花径: 約8cm
花形: ロゼット咲き(カップ咲きからロゼット咲きへと変化)
花弁数: 約90枚
香り: 中香(フルーティな香りとオールドローズの香りが混ざった上品な香り)
樹高: 約100〜120cm
樹形: コンパクトな直立性
開花: 四季咲き(春から秋まで繰り返し咲く)
耐病性: 優れている(黒星病やうどんこ病に強い)
オリビア・ローズ・オースチンの魅力
1. 美しい花の形と色
オリビア・ローズ・オースチンの最大の魅力は、その花の美しさにあります。つぼみの段階では深いピンク色をしていますが、開花するにつれてソフトなピンク色へと変化していきます。満開になると、約90枚もの花弁が幾重にも重なり合い、古典的で優雅なロゼット形を形成します。中心部分はややくすんだピンク色で、外側に向かって色が明るくなっていく繊細なグラデーションも見どころです。
この花は、最初はカップ状に開き、徐々に平らなロゼット形へと変化していくため、一つの花でも異なる表情を楽しむことができます。また、花弁の縁がわずかに波打つような質感も、このバラの優美さを引き立てています。
2. 素晴らしい香り
オリビア・ローズ・オースチンは、フルーティな香りとオールドローズの伝統的な香りが絶妙に調和した中香を放ちます。朝露がついた花を近くで嗅ぐと、ラズベリーやレモンを思わせる爽やかな香りに、わずかなバラの深い香りが混ざり合う独特の香りを楽しむことができます。
この香りは強すぎず弱すぎず、庭にいると自然と香りが漂ってくる程度の上品さがあります。切り花として室内に飾っても、空間に優しい香りを広げてくれます。
3. 優れた開花性
オリビア・ローズ・オースチンの大きな特徴として、四季咲きという性質があります。春の一番花が最も豪華ですが、その後も休むことなく秋まで次々と花を咲かせ続けます。特に、他のイングリッシュローズと比較しても花つきがよく、花の数が多いという点が高く評価されています。
一度に複数の花を咲かせるため、一株だけでも存在感があり、庭のアクセントとして素晴らしい効果を発揮します。また、開花期間が長いため、長い期間にわたって美しい花と香りを楽しむことができます。
4. 健康的な生育と高い耐病性
オリビア・ローズ・オースチンは、バラの大敵である黒星病や白粉病に対する耐性が高く、初心者でも比較的育てやすい品種です。葉は濃い緑色で光沢があり、健康的な印象を与えます。
また、コンパクトで整った樹形に育つ特性があるため、庭のスペースを取りすぎることなく育てることができます。比較的若い株でも花付きが良いという特徴もあり、植えてからすぐに花を楽しめる点も魅力の一つです。
オリビア・ローズ・オースチンの育て方
1. 植え付け
最適な植え付け時期:
春(3月下旬〜4月)
秋(10月〜11月)
気候が安定し、極端な暑さや寒さがない時期に植え付けるのが理想的です。
植え付け場所:
日当たりの良い場所を選びましょう。一日に最低6時間の日光が当たる場所が理想的です。ただし、真夏の強い日差しは避けた方が良いので、西日が強く当たる場所は避けるか、遮光対策を行いましょう。
植え付け手順:
直径と深さ約60cmの植え穴を掘ります
土を掘り起こし、堆肥や腐葉土、バラ専用の土などを混ぜて土壌を改良します
植え穴の中心に苗を置き、根がまっすぐ下に伸びるようにします
接ぎ木部分(根と幹の境目付近にある膨らみ)が地表から2〜3cm上になるように調整します
土を戻し、しっかりと押さえて固定します
たっぷりと水をやります
マルチング(腐葉土や堆肥を根元に敷く)を行うと、乾燥防止や雑草対策になります
2. 水やり
バラは水を好む植物ですが、過湿も苦手です。土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えるのが基本です。
水やりのポイント:
朝か夕方の涼しい時間帯に水やりをしましょう
株元に直接水をかけるのではなく、根元の土に向けて水をやります
夏場は毎日、春秋は2〜3日に1回程度を目安にします
冬は休眠期に入るため、乾燥しすぎない程度に控えめにします
鉢植えの場合は、特に水切れに注意しましょう
3. 肥料
オリビア・ローズ・オースチンを美しく咲かせるためには、適切な肥料管理が重要です。
肥料の種類と与え方:
基本肥料(元肥): 植え付け時や早春に緩効性の有機肥料を施します
追肥: 開花期前(4月頃)と一番花後(6月頃)に、バラ専用肥料を与えます
液体肥料: 開花期間中は2週間に1回程度、薄めた液体肥料を与えると花付きが良くなります
秋肥: 9月頃に緩効性肥料を少量与えると、翌年の生育に好影響を与えます
肥料を与える際は、説明書の用量を守り、根元から少し離して施すようにしましょう。
4. 剪定
オリビア・ローズ・オースチンは、適切な剪定によってさらに花付きが良くなり、美しい樹形を保つことができます。
剪定の時期と方法:
冬剪定(強剪定): 2月〜3月頃、休眠期に行います。樹高の1/2〜1/3程度に切り詰めます
夏剪定(軽剪定): 一番花が終わった6月頃に行います。花がら摘みを兼ねて、花茎を2〜3節残して切ります
花がら摘み: 花が終わったら、こまめに花がらを摘み取ります。次の花が早く咲くようになります
剪定の基本ルール:
枯れた枝や病気の枝は根元から切り取ります
内向きに伸びている枝や交差している枝を取り除きます
中心部に風通しと日光が入るようにします
切り口は芽の上約5mmの位置で、芽の反対側に斜めに切ります
5. 病害虫対策
オリビア・ローズ・オースチンは比較的病気に強いバラですが、予防的な対策を行うことで、さらに健康に育てることができます。
主な病気と対策:
黒星病: 葉に黒い斑点ができる病気です。風通しを良くし、被害葉は早めに取り除きましょう
白粉病: 葉や茎に白い粉状のものが付く病気です。湿度管理と風通しの改善が効果的です
うどんこ病: 葉に白い粉をふいたような症状が出ます。重曹水スプレーなどが効果的です
主な害虫と対策:
アブラムシ: 新芽や蕾に集まります。水で洗い流すか、市販の薬剤を使用します
ハダニ: 葉の裏に寄生し、葉を黄色く変色させます。水を葉の裏側に強く噴射するか、天敵(カブリダニなど)を活用します
カイガラムシ: 枝や幹に付着します。見つけたら歯ブラシなどでこすり落とします
予防策として、定期的に葉水(葉に水をかける)を行うと、害虫の発生を抑えることができます。また、春と秋には予防的に薬剤散布を行うことも効果的です。
6. 鉢植えでの育て方
オリビア・ローズ・オースチンは鉢植えでも十分に育てることができます。
鉢植えのポイント:
直径40cm以上、深さ30cm以上の大きな鉢を選びましょう
鉢底には必ず排水用の穴が開いているものを選びます
鉢底石を敷き、その上にバラ専用の培養土を入れます
水はけと通気性を確保するため、赤玉土やパーライトを混ぜると良いでしょう
夏は朝夕2回の水やりが必要になることもあります
2〜3年に一度は鉢植え替えを行うことをおすすめします
オリビア・ローズ・オースチンの活用法
1. ガーデンでの使い方
コンパクトな樹形と繰り返し咲く特性を活かして、様々な場所で楽しむことができます。
おすすめの植栽場所:
花壇の中央や手前のアクセントとして
低い生垣として数株を一列に植える
アーチやオベリスクに誘引して立体的に楽しむ
庭の入り口や窓辺など、香りを楽しめる場所に配置する
2. 切り花としての楽しみ方
オリビア・ローズ・オースチンは切り花としても素晴らしい持ちの良さを示します。
切り花のコツ:
朝の涼しい時間帯に、八分咲き程度の花を選びます
鋭利なハサミで、斜めにカットします
すぐに水に浸し、茎の切り口が乾かないようにします
花瓶の水は2日ごとに交換すると長持ちします
葉が水に浸からないように注意しましょう
3. 香りを楽しむ
オリビア・ローズ・オースチンの素晴らしい香りは、様々な形で楽しむことができます。
香りの楽しみ方:
切り花として室内に飾る
ドライフラワーにして長期間香りを楽しむ
ポプリの材料として活用する
香りの強い朝や雨上がりに庭で香りを楽しむ
まとめ
オリビア・ローズ・オースチンは、繰り返し咲く四季咲き性、美しいソフトピンクの花色、上品な香り、そして丈夫で育てやすい性質を持つ、まさに理想的なイングリッシュローズです。初心者からベテランまで、多くのバラ愛好家に愛される理由がここにあります。
適切な管理を行えば、春から秋まで長期間にわたって美しい花を咲かせ続け、庭に彩りと香りをもたらしてくれることでしょう。ぜひ、オリビア・ローズ・オースチンを育てて、その魅力を存分に堪能してみてください。
日当たりと風通しの良い場所で、適切な水やりと肥料管理、そして定期的な剪定を行うことで、このバラはさらに美しく成長し、皆さんの庭を彩る素晴らしい存在となることでしょう。
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オリビア・ローズ・オースチン:イングリッシュローズの優美な魅力と育て方完全ガイド
オリビア・ローズ・オースチン(Olivia Rose Austin)は、デビッド・オースチン社が手掛けた傑作とも言えるイングリッシュローズです。その美しいソフトピンクの花と上品な香り、そして四季咲きという特性から、多くのバラ愛好家に愛されています。今回は、この魅力的なバラの特徴や育て方について詳しく解説していきます。
オリビア・ローズ・オースチンの基本情報
オリビア・ローズ・オースチンは、イギリスの有名なバラ育種家デビッド・オースチン氏によって2014年に発表されたイングリッシュローズ(シュラブローズ)です。このバラは、デビッド・オースチン氏の孫娘の名前にちなんで命名されました。
基本データ:
学名: Rosa 'Ausmixture'
系統: イングリッシュローズ(シュラブローズ)
作出: デビッド・オースチン社(イギリス)
発表年: 2014年
花色: ソフトピンク
花径: 約8cm
花形: ロゼット咲き(カップ咲きからロゼット咲きへと変化)
花弁数: 約90枚
香り: 中香(フルーティな香りとオールドローズの香りが混ざった上品な香り)
樹高: 約100〜120cm
樹形: コンパクトな直立性
開花: 四季咲き(春から秋まで繰り返し咲く)
耐病性: 優れている(黒星病やうどんこ病に強い)
オリビア・ローズ・オースチンの魅力
1. 美しい花の形と色
オリビア・ローズ・オースチンの最大の魅力は、その花の美しさにあります。つぼみの段階では深いピンク色をしていますが、開花するにつれてソフトなピンク色へと変化していきます。満開になると、約90枚もの花弁が幾重にも重なり合い、古典的で優雅なロゼット形を形成します。中心部分はややくすんだピンク色で、外側に向かって色が明るくなっていく繊細なグラデーションも見どころです。
この花は、最初はカップ状に開き、徐々に平らなロゼット形へと変化していくため、一つの花でも異なる表情を楽しむことができます。また、花弁の縁がわずかに波打つような質感も、このバラの優美さを引き立てています。
2. 素晴らしい香り
オリビア・ローズ・オースチンは、フルーティな香りとオールドローズの伝統的な香りが絶妙に調和した中香を放ちます。朝露がついた花を近くで嗅ぐと、ラズベリーやレモンを思わせる爽やかな香りに、わずかなバラの深い香りが混ざり合う独特の香りを楽しむことができます。
この香りは強すぎず弱すぎず、庭にいると自然と香りが漂ってくる程度の上品さがあります。切り花として室内に飾っても、空間に優しい香りを広げてくれます。
3. 優れた開花性
オリビア・ローズ・オースチンの大きな特徴として、四季咲きという性質があります。春の一番花が最も豪華ですが、その後も休むことなく秋まで次々と花を咲かせ続けます。特に、他のイングリッシュローズと比較しても花つきがよく、花の数が多いという点が高く評価されています。
一度に複数の花を咲かせるため、一株だけでも存在感があり、庭のアクセントとして素晴らしい効果を発揮します。また、開花期間が長いため、長い期間にわたって美しい花と香りを楽しむことができます。
4. 健康的な生育と高い耐病性
オリビア・ローズ・オースチンは、バラの大敵である黒星病や白粉病に対する耐性が高く、初心者でも比較的育てやすい品種です。葉は濃い緑色で光沢があり、健康的な印象を与えます。
また、コンパクトで整った樹形に育つ特性があるため、庭のスペースを取りすぎることなく育てることができます。比較的若い株でも花付きが良いという特徴もあり、植えてからすぐに花を楽しめる点も魅力の一つです。
オリビア・ローズ・オースチンの育て方
1. 植え付け
最適な植え付け時期:
春(3月下旬〜4月)
秋(10月〜11月)
気候が安定し、極端な暑さや寒さがない時期に植え付けるのが理想的です。
植え付け場所:
日当たりの良い場所を選びましょう。一日に最低6時間の日光が当たる場所が理想的です。ただし、真夏の強い日差しは避けた方が良いので、西日が強く当たる場所は避けるか、遮光対策を行いましょう。
植え付け手順:
直径と深さ約60cmの植え穴を掘ります
土を掘り起こし、堆肥や腐葉土、バラ専用の土などを混ぜて土壌を改良します
植え穴の中心に苗を置き、根がまっすぐ下に伸びるようにします
接ぎ木部分(根と幹の境目付近にある膨らみ)が地表から2〜3cm上になるように調整します
土を戻し、しっかりと押さえて固定します
たっぷりと水をやります
マルチング(腐葉土や堆肥を根元に敷く)を行うと、乾燥防止や雑草対策になります
2. 水やり
バラは水を好む植物ですが、過湿も苦手です。土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えるのが基本です。
水やりのポイント:
朝か夕方の涼しい時間帯に水やりをしましょう
株元に直接水をかけるのではなく、根元の土に向けて水をやります
夏場は毎日、春秋は2〜3日に1回程度を目安にします
冬は休眠期に入るため、乾燥しすぎない程度に控えめにします
鉢植えの場合は、特に水切れに注意しましょう
3. 肥料
オリビア・ローズ・オースチンを美しく咲かせるためには、適切な肥料管理が重要です。
肥料の種類と与え方:
基本肥料(元肥): 植え付け時や早春に緩効性の有機肥料を施します
追肥: 開花期前(4月頃)と一番花後(6月頃)に、バラ専用肥料を与えます
液体肥料: 開花期間中は2週間に1回程度、薄めた液体肥料を与えると花付きが良くなります
秋肥: 9月頃に緩効性肥料を少量与えると、翌年の生育に好影響を与えます
肥料を与える際は、説明書の用量を守り、根元から少し離して施すようにしましょう。
4. 剪定
オリビア・ローズ・オースチンは、適切な剪定によってさらに花付きが良くなり、美しい樹形を保つことができます。
剪定の時期と方法:
冬剪定(強剪定): 2月〜3月頃、休眠期に行います。樹高の1/2〜1/3程度に切り詰めます
夏剪定(軽剪定): 一番花が終わった6月頃に行います。花がら摘みを兼ねて、花茎を2〜3節残して切ります
花がら摘み: 花が終わったら、こまめに花がらを摘み取ります。次の花が早く咲くようになります
剪定の基本ルール:
枯れた枝や病気の枝は根元から切り取ります
内向きに伸びている枝や交差している枝を取り除きます
中心部に風通しと日光が入るようにします
切り口は芽の上約5mmの位置で、芽の反対側に斜めに切ります
5. 病害虫対策
オリビア・ローズ・オースチンは比較的病気に強いバラですが、予防的な対策を行うことで、さらに健康に育てることができます。
主な病気と対策:
黒星病: 葉に黒い斑点ができる病気です。風通しを良くし、被害葉は早めに取り除きましょう
白粉病: 葉や茎に白い粉状のものが付く病気です。湿度管理と風通しの改善が効果的です
うどんこ病: 葉に白い粉をふいたような症状が出ます。重曹水スプレーなどが効果的です
主な害虫と対策:
アブラムシ: 新芽や蕾に集まります。水で洗い流すか、市販の薬剤を使用します
ハダニ: 葉の裏に寄生し、葉を黄色く変色させます。水を葉の裏側に強く噴射するか、天敵(カブリダニなど)を活用します
カイガラムシ: 枝や幹に付着します。見つけたら歯ブラシなどでこすり落とします
予防策として、定期的に葉水(葉に水をかける)を行うと、害虫の発生を抑えることができます。また、春と秋には予防的に薬剤散布を行うことも効果的です。
6. 鉢植えでの育て方
オリビア・ローズ・オースチンは鉢植えでも十分に育てることができます。
鉢植えのポイント:
直径40cm以上、深さ30cm以上の大きな鉢を選びましょう
鉢底には必ず排水用の穴が開いているものを選びます
鉢底石を敷き、その上にバラ専用の培養土を入れます
水はけと通気性を確保するため、赤玉土やパーライトを混ぜると良いでしょう
夏は朝夕2回の水やりが必要になることもあります
2〜3年に一度は鉢植え替えを行うことをおすすめします
オリビア・ローズ・オースチンの活用法
1. ガーデンでの使い方
コンパクトな樹形と繰り返し咲く特性を活かして、様々な場所で楽しむことができます。
おすすめの植栽場所:
花壇の中央や手前のアクセントとして
低い生垣として数株を一列に植える
アーチやオベリスクに誘引して立体的に楽しむ
庭の入り口や窓辺など、香りを楽しめる場所に配置する
2. 切り花としての楽しみ方
オリビア・ローズ・オースチンは切り花としても素晴らしい持ちの良さを示します。
切り花のコツ:
朝の涼しい時間帯に、八分咲き程度の花を選びます
鋭利なハサミで、斜めにカットします
すぐに水に浸し、茎の切り口が乾かないようにします
花瓶の水は2日ごとに交換すると長持ちします
葉が水に浸からないように注意しましょう
3. 香りを楽しむ
オリビア・ローズ・オースチンの素晴らしい香りは、様々な形で楽しむことができます。
香りの楽しみ方:
切り花として室内に飾る
ドライフラワーにして長期間香りを楽しむ
ポプリの材料として活用する
香りの強い朝や雨上がりに庭で香りを楽しむ
まとめ
オリビア・ローズ・オースチンは、繰り返し咲く四季咲き性、美しいソフトピンクの花色、上品な香り、そして丈夫で育てやすい性質を持つ、まさに理想的なイングリッシュローズです。初心者からベテランまで、多くのバラ愛好家に愛される理由がここにあります。
適切な管理を行えば、春から秋まで長期間にわたって美しい花を咲かせ続け、庭に彩りと香りをもたらしてくれることでしょう。ぜひ、オリビア・ローズ・オースチンを育てて、その魅力を存分に堪能してみてください。
日当たりと風通しの良い場所で、適切な水やりと肥料管理、そして定期的な剪定を行うことで、このバラはさらに美しく成長し、皆さんの庭を彩る素晴らしい存在となることでしょう。
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深紅の美学|アンプルール・デュ・マロックで楽しむオールドローズの世界 Empereur du Maroc⠀赤黒の花が増えてきた。2025年4月24日
アンプルール・デュ・マロック Empereur du Maroc⠀赤黒の花が増えてきた。2025年4月24日
【オールドローズ】'アンプルール・デュ・マロック'育て方|赤黒い花が増加中!HP系の剪定も解説
「アンプルール・デュ・マロック Empereur du Maroc 赤黒の花が増えてきた。2025年4月24日」
春バラのシーズンが本格化し、庭が日に日に華やかさを増していく4月24日。昨日咲き始めたオールドローズ、「アンプルール・デュ・マロック」が、今日はさらに花数を増やし、その存在感を一層高めています! ベルベットのような質感を持つ、深い濃赤紫色、まさに「赤黒」と呼びたくなるような花々が、庭の一角で高貴なオーラを放ち始めました。そして、風に乗って漂い始める、甘く濃厚なダマスクの香り…。これぞオールドローズの真髄、五感で味わう贅沢な時間です。
「モロッコの皇帝」の名を持つこの歴史あるバラは、1858年にフランスで作出されたハイブリッドパーペチュアル(HP)系。オールドローズでありながら返り咲きの性質を持ち、その深い色彩と素晴らしい香りで、時代を超えて多くのバラ愛好家を魅了し続けています。
「この深い色のバラ、本当に素敵!」
「オールドローズの育て方、特にHP系の管理って?」
「返り咲きさせるための剪定のコツを知りたい」
この記事では、そんな開花が進んできた 'アンプルール・デュ・マロック' に改めて注目し、その基本情報から歴史的背景、心惹かれる魅力、そしてオールドローズ・HP系としての詳しい育て方、剪定や仕立て方のコツまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも 'アンプルール・デュ・マロック' の育て方のポイントをマスターし、その深い色彩と甘美な香りを存分に楽しむことができるようになるはずです。さあ、時を超えて愛されるオールドローズの世界へ、一緒に足を踏み入れてみましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。オールドローズもいくつか栽培しており、その魅力と栽培のポイントを発信しています。
ブログ: https://02memo.seesaa.net/
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1. モロッコの皇帝:オールドローズ 'アンプルール・デュ・マロック' とは?
まずは、「アンプルール・デュ・マロック」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールと歴史的背景を見ていきましょう。
作出: 1858年 / フランス / Bertrand Guinoiseau-Flon氏
別名: Emperor of Morocco (エンペラー・オブ・モロッコ)
系統: HP (ハイブリッド・パーペチュアル) / オールドローズ
19世紀中頃に流行した系統で、「パーペチュアル(Perpetual=永続的な、繰り返す)」の名が示す通り、オールドローズの中では返り咲き性が強いのが特徴です。モダンローズ(特にハイブリッド・ティー)の重要な親となりました。多くは香りが良く、しっかりとした樹形を持ちます。
樹形: シュラブ・ローズ(またはつる性として扱われることも)。枝は直立性に伸びる傾向があり、しっかりしています。強めの剪定で木立性のようにも育てられます。
樹高: 2.5m ~ 3m程度に伸長する可能性があります(つる状に伸ばした場合)。剪定によって1.5m程度のシュラブとしても管理可能です。
咲き方: 返り咲き。主に春に多くの花が咲き、適切な管理で夏以降も繰り返し花を咲かせます。
花色: 濃赤紫色~クリムゾンレッド。しばしば「赤黒い」と表現される、非常に深みのあるベルベットのような色合い。咲き進んだり、散り際には紫色がかってくることもあります。
花形: 半剣弁八重咲き~ロゼット咲き。外側の花弁がやや反り返り、中心部はクォーターロゼット状に開くことも。クラシカルで優雅な花形です。
花径: 中輪 (約6cm~8cm程度)
香り: 強香。オールドローズ特有の、甘く濃厚なダマスク香を強く放ちます。
葉: やや濃い緑色の葉。
耐病性: オールドローズ、特にHP系はうどんこ病に弱い傾向があるため注意が必要です。黒星病への耐性は中程度とされます。
歴史を感じるロマン
1858年作出ということは、日本で言えば幕末の頃。そんな時代から存在し、今もなお愛され続けているという事実に、深いロマンを感じずにはいられません。モダンローズにはない、歴史の重みと物語性を秘めたバラと言えるでしょう。
2. 'アンプルール・デュ・マロック' 5つの魅力:なぜ人々を惹きつけるのか?
この歴史あるバラが、現代のガーデナーをも魅了し続ける理由は、その独特の個性と魅力にあります。
魅力1:息をのむほど深い! ベルベットのような「赤黒」の花色
最大の特徴は、他に類を見ないほど**深みのある濃赤紫色(クリムゾンレッド)**です。「赤黒い」と表現されることもあるその色は、まるで高級なベルベットのような質感さえ感じさせ、非常にシックで高貴な印象を与えます。光の当たり具合によって陰影が生まれ、ミステリアスな雰囲気も醸し出します。花数が増えてくると、その存在感は圧倒的です。
魅力2:クラシカルで優雅、オールドローズならではの花形
半剣弁の蕾が開き始めると、花弁が重なり合い、時には中心部がクォーター状に割れる美しいロゼット咲きになります。整然としたモダンローズとは異なる、どこか自由で優雅な花形は、オールドローズならではの魅力です。
魅力3:むせ返るような甘美な香り! 強烈なダマスク香
オールドローズの真髄ともいえる、濃厚で甘美なダマスク香を強く放ちます。開花期には、その芳醇な香りが庭を満たし、五感を満たす贅沢な時間をもたらしてくれます。花数が増えるにつれて、香りもより一層強くなっていることでしょう。香りの良さを重視する方には、たまらない魅力です。
魅力4:オールドローズなのに繰り返し咲く! 返り咲き性の喜び
多くの一季咲きのオールドローズとは異なり、ハイブリッド・パーペチュアル系の'アンプルール・デュ・マロック'は返り咲き性を持っています。春の素晴らしい開花の後も、夏や秋に再び花を咲かせてくれる可能性があるのです。長く花を楽しめるのは大きなメリットです。
魅力5:仕立て方で表情が変わる! 多彩な樹形
枝が比較的しっかりと直立気味に伸びる性質を持ちますが、枝を伸ばせばつるバラのようにフェンスやオベリスクに誘引することも可能です。一方で、冬に強めに剪定すれば、コンパクトな木立性のシュラブとして鉢植えなどで楽しむこともできます。庭のスペースや好みに合わせて、様々な仕立て方ができるのも魅力です。
3. 'アンプルール・デュ・マロック' の育て方【完全ガイド】オールドローズHP系の管理法
ここからは、「アンプルール・デュ・マロック」を元気に育て、その深い魅力を持つ花を毎年楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。オールドローズ、特にHP系の特性を理解することがポイントです。
3.1. 植え付け:最適な環境で皇帝をお迎え!
場所選び(最重要):
日当たり: バラの基本通り、日当たりと風通しの良い場所が最適です。最低でも1日に6時間以上の日照を確保しましょう。
風通し: HP系はうどんこ病にかかりやすい傾向があるため、特に風通しの良さが重要です。壁際や込み合った場所は避け、株周りの空気の流れが良い場所を選びましょう。
スペース: つる状に伸ばす場合は3m程度のスペースを、シュラブとして育てる場合でも1.5m程度のスペースを確保しましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使用するのが簡単です。
地植えの場合は、深く耕し、堆肥、腐葉土、元肥を十分に混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
植え付け方法:
苗の根鉢の扱いは通常のバラと同じです。
植え穴または鉢に、接ぎ木部分が地面より少し上に出るように植え付けます。
植え付け後は水をたっぷりと与え、支柱を立てて安定させます。
3.2. 水やり:基本を守って、過湿に注意
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候により調整します。生育期・開花期は水切れに注意し、冬は控えめに。
注意点: 過湿は根腐れや病気の原因になります。特に風通しが悪い場所では注意が必要です。
3.3. 肥料:返り咲きと健全な成長のために
HP系は返り咲き性があり、比較的肥料を好む傾向があるとも言われます。適切な施肥で、繰り返し開花を促しましょう。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春(3月頃)に緩効性化成肥料を与えます。
開花期の追肥: 花が咲き始めたこの時期(4月下旬~)、開花エネルギーを補給し、次の蕾の成長を促すために、液体肥料を週に1回程度与えるのが効果的です。
【重要】お礼肥(花後): 春の一番花が終わったら、返り咲きを促すために必ずお礼肥(緩効性肥料や液体肥料)を与えます。夏や秋の花後も同様に施します。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)に追肥します。
ポイント: バラ専用肥料が便利です。与えすぎは禁物ですが、肥料切れにも注意が必要です。
3.4. 病害虫対策:特に「うどんこ病」に注意!
オールドローズ、特にHP系は、うどんこ病にかかりやすい傾向があります。予防的な対策が重要です。
うどんこ病対策:
風通しを最優先: 剪定で枝を整理し、誘引で枝が重ならないようにし、株全体の風通しを良く保ちます。
適切な施肥: 窒素過多はうどんこ病を助長します。バランスの取れた施肥を心がけます。
早期発見・対処: 葉や新芽に白い粉を見つけたら、すぐにその部分を取り除くか、初期段階で薬剤を散布します。
予防散布: 発生しやすい時期(春・秋)には、予防効果のある殺菌剤を定期的に散布することも有効です。
その他の病害虫: 黒星病、アブラムシ、ハダニ、チュウレンジハバチなども発生する可能性があるので、定期的な観察と対処が必要です。特にアブラムシは咲き始めの花にも付きやすいので注意しましょう。
4. 【重要】剪定と仕立て方:HP系の特性を活かす!
'アンプルール・デュ・マロック' はシュラブとしても、つるバラとしても育てられます。仕立て方に合わせた剪定がポイントです。
4.1. HP系の剪定の考え方
返り咲き性を促すため、花後の剪定が重要。
冬剪定で樹形を作り、古い枝を整理して株を若返らせる。
仕立て方(木立 or つる)によって剪定の深さを変える。
4.2. 冬剪定(1月~2月):仕立て方に合わせて調整
① 木立風(ブッシュ)に仕立てる場合:
全体の高さの1/2~1/3程度まで、やや深めに切り詰めます。
枯れ枝、病気枝、細枝、内向枝、古い枝(3~4年以上)を整理します。
残す枝は外向きの良い芽の上で切ります。
② つる状(クライマー)に仕立てる場合:
枯れ枝や細い枝、混み合った枝などを整理するのは同じです。
元気の良い長いシュートを数本選び、主枝として残します。 これらの主枝は先端を軽く切り詰める程度にします。
主枝から出ている側枝を、付け根から2~3芽残して短く切り詰めます。
冬剪定後に、構造物へ誘引し直します。枝が硬めなので、若い枝を中心に行い、無理に曲げないように注意します。
4.3. 花後の剪定(随時):返り咲きを促す重要な作業!
HP系の返り咲き性を引き出すためには、花後の剪定が非常に重要です。
方法: 春の一番花が終わったら、咲いた枝の長さの約半分程度の位置で切り戻します。良い芽(5枚葉の付け根にある芽)の上で切ります。
効果: このやや深めの切り戻しが刺激となり、新しいシュートが発生しやすくなり、夏から秋にかけての返り咲きを促します。
繰り返し: 夏や秋に咲いた花の後も、同様に切り戻しを行うことで、次の開花を期待できます。
4.4. 夏剪定(任意)
秋に良い花を咲かせたい場合は、8月下旬~9月上旬に、軽く全体の枝を切り戻して樹形を整えます。
4.5. 仕立て方の選択肢
直立性のシュラブ: 自然樹形を活かし、庭の中~後方に植えて存在感を出す。
鉢植え: 冬剪定で高さを調整し、大きめの鉢(10号以上)で育てる。
フェンス・トレリス: 枝が硬めなので、直線的な誘引がしやすい。扇状に広げる。
オベリスク・ポール: 若いしなやかな枝を選んで巻き付けるように誘引する。
5. 'アンプルール・デュ・マロック' を楽しむガーデンアイデア
その深い花色と香りは、庭に特別な雰囲気をもたらします。
シック&エレガントな庭の主役に: 濃赤紫色は、庭全体を引き締め、落ち着いた大人の雰囲気を演出します。メインとなる場所に植えて、その存在感を楽しみましょう。咲き始めたばかりの今、その魅力は格別です。
美しい色彩のコントラスト:
淡い色のバラと: 'ピエール・ドゥ・ロンサール' のような淡いピンクや、白、アプリコット系のバラと組み合わせると、色の対比が非常に美しく、お互いを引き立て合います。
シルバーリーフと: ラムズイヤーやサントリナ、アルテミシアなどのシルバーリーフプランツと合わせると、シックで洗練された組み合わせになります。
香りのガーデンに: 強烈なダマスク香は、香りのガーデンには欠かせません。ラベンダーや他の香りの良いオールドローズなどと組み合わせて、香りの競演を楽しむのも素敵です。
切り花として贅沢な香りを室内に: 深い色合いと濃厚な香りを、切り花として室内で楽しむのは最高の贅沢です。一輪だけでも、部屋中に香りが広がります。咲き始めたばかりの花を飾るのも良いですね。
6. まとめ:時を超えて愛される、深紅の皇帝、開花!
今回は、160年以上もの間愛され続けているオールドローズ、「アンプルール・デュ・マロック」について、その魅力と育て方の詳細をご紹介しました。
アンプルール・デュ・マロックは、ベルベットのような深い濃赤紫色(赤黒)の花と、濃厚なダマスク香が魅力のハイブリッド・パーペチュアル系オールドローズ。
オールドローズでありながら返り咲き性があり、春以降も花を楽しめる可能性がある。
樹形は直立性のシュラブで、つるバラのように仕立てることも可能。
育て方のポイントは、日当たりと風通しの確保、HP系の特性に合わせた剪定(特に花後のやや深めの切り戻し)、そしてうどんこ病への注意。
歴史を感じさせる佇まいと、モダンローズにはない深い魅力を持つ。
今日、庭で咲く花の数を増やし始めた「アンプルール・デュ・マロック」。そのベルベットのような質感と、これからますます強くなるであろう甘美なダマスクの香りは、まさに五感を満たす喜びです。
歴史とロマン、そして圧倒的な個性を持つオールドローズ 'アンプルール・デュ・マロック'。少し手がかかる部分もありますが、それを補って余りある魅力と育てる喜びがあります。ぜひ、あなたの庭に「モロッコの皇帝」をお迎えしてみませんか?
[02memo]では、「アンプルール・デュ・マロック」の成長記録や、他のオールドローズの情報も発信しています。ぜひ、ブログやSNS、YouTubeもチェックしてみてくださいね!
アンプルール・デュ・マロック Empereur du Maroc Bertrand Guinoiseau-Flon フランス ツル シュラブ・ローズ オールドローズ HP ハイブリットパーペチュアル 返り咲き 赤系統 濃赤紫色 半剣弁八重咲き 中輪 強香
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【オールドローズ】'アンプルール・デュ・マロック'育て方|赤黒い花が増加中!HP系の剪定も解説
「アンプルール・デュ・マロック Empereur du Maroc 赤黒の花が増えてきた。2025年4月24日」
春バラのシーズンが本格化し、庭が日に日に華やかさを増していく4月24日。昨日咲き始めたオールドローズ、「アンプルール・デュ・マロック」が、今日はさらに花数を増やし、その存在感を一層高めています! ベルベットのような質感を持つ、深い濃赤紫色、まさに「赤黒」と呼びたくなるような花々が、庭の一角で高貴なオーラを放ち始めました。そして、風に乗って漂い始める、甘く濃厚なダマスクの香り…。これぞオールドローズの真髄、五感で味わう贅沢な時間です。
「モロッコの皇帝」の名を持つこの歴史あるバラは、1858年にフランスで作出されたハイブリッドパーペチュアル(HP)系。オールドローズでありながら返り咲きの性質を持ち、その深い色彩と素晴らしい香りで、時代を超えて多くのバラ愛好家を魅了し続けています。
「この深い色のバラ、本当に素敵!」
「オールドローズの育て方、特にHP系の管理って?」
「返り咲きさせるための剪定のコツを知りたい」
この記事では、そんな開花が進んできた 'アンプルール・デュ・マロック' に改めて注目し、その基本情報から歴史的背景、心惹かれる魅力、そしてオールドローズ・HP系としての詳しい育て方、剪定や仕立て方のコツまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも 'アンプルール・デュ・マロック' の育て方のポイントをマスターし、その深い色彩と甘美な香りを存分に楽しむことができるようになるはずです。さあ、時を超えて愛されるオールドローズの世界へ、一緒に足を踏み入れてみましょう!
この記事を書いている人
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1. モロッコの皇帝:オールドローズ 'アンプルール・デュ・マロック' とは?
まずは、「アンプルール・デュ・マロック」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールと歴史的背景を見ていきましょう。
作出: 1858年 / フランス / Bertrand Guinoiseau-Flon氏
別名: Emperor of Morocco (エンペラー・オブ・モロッコ)
系統: HP (ハイブリッド・パーペチュアル) / オールドローズ
19世紀中頃に流行した系統で、「パーペチュアル(Perpetual=永続的な、繰り返す)」の名が示す通り、オールドローズの中では返り咲き性が強いのが特徴です。モダンローズ(特にハイブリッド・ティー)の重要な親となりました。多くは香りが良く、しっかりとした樹形を持ちます。
樹形: シュラブ・ローズ(またはつる性として扱われることも)。枝は直立性に伸びる傾向があり、しっかりしています。強めの剪定で木立性のようにも育てられます。
樹高: 2.5m ~ 3m程度に伸長する可能性があります(つる状に伸ばした場合)。剪定によって1.5m程度のシュラブとしても管理可能です。
咲き方: 返り咲き。主に春に多くの花が咲き、適切な管理で夏以降も繰り返し花を咲かせます。
花色: 濃赤紫色~クリムゾンレッド。しばしば「赤黒い」と表現される、非常に深みのあるベルベットのような色合い。咲き進んだり、散り際には紫色がかってくることもあります。
花形: 半剣弁八重咲き~ロゼット咲き。外側の花弁がやや反り返り、中心部はクォーターロゼット状に開くことも。クラシカルで優雅な花形です。
花径: 中輪 (約6cm~8cm程度)
香り: 強香。オールドローズ特有の、甘く濃厚なダマスク香を強く放ちます。
葉: やや濃い緑色の葉。
耐病性: オールドローズ、特にHP系はうどんこ病に弱い傾向があるため注意が必要です。黒星病への耐性は中程度とされます。
歴史を感じるロマン
1858年作出ということは、日本で言えば幕末の頃。そんな時代から存在し、今もなお愛され続けているという事実に、深いロマンを感じずにはいられません。モダンローズにはない、歴史の重みと物語性を秘めたバラと言えるでしょう。
2. 'アンプルール・デュ・マロック' 5つの魅力:なぜ人々を惹きつけるのか?
この歴史あるバラが、現代のガーデナーをも魅了し続ける理由は、その独特の個性と魅力にあります。
魅力1:息をのむほど深い! ベルベットのような「赤黒」の花色
最大の特徴は、他に類を見ないほど**深みのある濃赤紫色(クリムゾンレッド)**です。「赤黒い」と表現されることもあるその色は、まるで高級なベルベットのような質感さえ感じさせ、非常にシックで高貴な印象を与えます。光の当たり具合によって陰影が生まれ、ミステリアスな雰囲気も醸し出します。花数が増えてくると、その存在感は圧倒的です。
魅力2:クラシカルで優雅、オールドローズならではの花形
半剣弁の蕾が開き始めると、花弁が重なり合い、時には中心部がクォーター状に割れる美しいロゼット咲きになります。整然としたモダンローズとは異なる、どこか自由で優雅な花形は、オールドローズならではの魅力です。
魅力3:むせ返るような甘美な香り! 強烈なダマスク香
オールドローズの真髄ともいえる、濃厚で甘美なダマスク香を強く放ちます。開花期には、その芳醇な香りが庭を満たし、五感を満たす贅沢な時間をもたらしてくれます。花数が増えるにつれて、香りもより一層強くなっていることでしょう。香りの良さを重視する方には、たまらない魅力です。
魅力4:オールドローズなのに繰り返し咲く! 返り咲き性の喜び
多くの一季咲きのオールドローズとは異なり、ハイブリッド・パーペチュアル系の'アンプルール・デュ・マロック'は返り咲き性を持っています。春の素晴らしい開花の後も、夏や秋に再び花を咲かせてくれる可能性があるのです。長く花を楽しめるのは大きなメリットです。
魅力5:仕立て方で表情が変わる! 多彩な樹形
枝が比較的しっかりと直立気味に伸びる性質を持ちますが、枝を伸ばせばつるバラのようにフェンスやオベリスクに誘引することも可能です。一方で、冬に強めに剪定すれば、コンパクトな木立性のシュラブとして鉢植えなどで楽しむこともできます。庭のスペースや好みに合わせて、様々な仕立て方ができるのも魅力です。
3. 'アンプルール・デュ・マロック' の育て方【完全ガイド】オールドローズHP系の管理法
ここからは、「アンプルール・デュ・マロック」を元気に育て、その深い魅力を持つ花を毎年楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。オールドローズ、特にHP系の特性を理解することがポイントです。
3.1. 植え付け:最適な環境で皇帝をお迎え!
場所選び(最重要):
日当たり: バラの基本通り、日当たりと風通しの良い場所が最適です。最低でも1日に6時間以上の日照を確保しましょう。
風通し: HP系はうどんこ病にかかりやすい傾向があるため、特に風通しの良さが重要です。壁際や込み合った場所は避け、株周りの空気の流れが良い場所を選びましょう。
スペース: つる状に伸ばす場合は3m程度のスペースを、シュラブとして育てる場合でも1.5m程度のスペースを確保しましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使用するのが簡単です。
地植えの場合は、深く耕し、堆肥、腐葉土、元肥を十分に混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
植え付け方法:
苗の根鉢の扱いは通常のバラと同じです。
植え穴または鉢に、接ぎ木部分が地面より少し上に出るように植え付けます。
植え付け後は水をたっぷりと与え、支柱を立てて安定させます。
3.2. 水やり:基本を守って、過湿に注意
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候により調整します。生育期・開花期は水切れに注意し、冬は控えめに。
注意点: 過湿は根腐れや病気の原因になります。特に風通しが悪い場所では注意が必要です。
3.3. 肥料:返り咲きと健全な成長のために
HP系は返り咲き性があり、比較的肥料を好む傾向があるとも言われます。適切な施肥で、繰り返し開花を促しましょう。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春(3月頃)に緩効性化成肥料を与えます。
開花期の追肥: 花が咲き始めたこの時期(4月下旬~)、開花エネルギーを補給し、次の蕾の成長を促すために、液体肥料を週に1回程度与えるのが効果的です。
【重要】お礼肥(花後): 春の一番花が終わったら、返り咲きを促すために必ずお礼肥(緩効性肥料や液体肥料)を与えます。夏や秋の花後も同様に施します。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)に追肥します。
ポイント: バラ専用肥料が便利です。与えすぎは禁物ですが、肥料切れにも注意が必要です。
3.4. 病害虫対策:特に「うどんこ病」に注意!
オールドローズ、特にHP系は、うどんこ病にかかりやすい傾向があります。予防的な対策が重要です。
うどんこ病対策:
風通しを最優先: 剪定で枝を整理し、誘引で枝が重ならないようにし、株全体の風通しを良く保ちます。
適切な施肥: 窒素過多はうどんこ病を助長します。バランスの取れた施肥を心がけます。
早期発見・対処: 葉や新芽に白い粉を見つけたら、すぐにその部分を取り除くか、初期段階で薬剤を散布します。
予防散布: 発生しやすい時期(春・秋)には、予防効果のある殺菌剤を定期的に散布することも有効です。
その他の病害虫: 黒星病、アブラムシ、ハダニ、チュウレンジハバチなども発生する可能性があるので、定期的な観察と対処が必要です。特にアブラムシは咲き始めの花にも付きやすいので注意しましょう。
4. 【重要】剪定と仕立て方:HP系の特性を活かす!
'アンプルール・デュ・マロック' はシュラブとしても、つるバラとしても育てられます。仕立て方に合わせた剪定がポイントです。
4.1. HP系の剪定の考え方
返り咲き性を促すため、花後の剪定が重要。
冬剪定で樹形を作り、古い枝を整理して株を若返らせる。
仕立て方(木立 or つる)によって剪定の深さを変える。
4.2. 冬剪定(1月~2月):仕立て方に合わせて調整
① 木立風(ブッシュ)に仕立てる場合:
全体の高さの1/2~1/3程度まで、やや深めに切り詰めます。
枯れ枝、病気枝、細枝、内向枝、古い枝(3~4年以上)を整理します。
残す枝は外向きの良い芽の上で切ります。
② つる状(クライマー)に仕立てる場合:
枯れ枝や細い枝、混み合った枝などを整理するのは同じです。
元気の良い長いシュートを数本選び、主枝として残します。 これらの主枝は先端を軽く切り詰める程度にします。
主枝から出ている側枝を、付け根から2~3芽残して短く切り詰めます。
冬剪定後に、構造物へ誘引し直します。枝が硬めなので、若い枝を中心に行い、無理に曲げないように注意します。
4.3. 花後の剪定(随時):返り咲きを促す重要な作業!
HP系の返り咲き性を引き出すためには、花後の剪定が非常に重要です。
方法: 春の一番花が終わったら、咲いた枝の長さの約半分程度の位置で切り戻します。良い芽(5枚葉の付け根にある芽)の上で切ります。
効果: このやや深めの切り戻しが刺激となり、新しいシュートが発生しやすくなり、夏から秋にかけての返り咲きを促します。
繰り返し: 夏や秋に咲いた花の後も、同様に切り戻しを行うことで、次の開花を期待できます。
4.4. 夏剪定(任意)
秋に良い花を咲かせたい場合は、8月下旬~9月上旬に、軽く全体の枝を切り戻して樹形を整えます。
4.5. 仕立て方の選択肢
直立性のシュラブ: 自然樹形を活かし、庭の中~後方に植えて存在感を出す。
鉢植え: 冬剪定で高さを調整し、大きめの鉢(10号以上)で育てる。
フェンス・トレリス: 枝が硬めなので、直線的な誘引がしやすい。扇状に広げる。
オベリスク・ポール: 若いしなやかな枝を選んで巻き付けるように誘引する。
5. 'アンプルール・デュ・マロック' を楽しむガーデンアイデア
その深い花色と香りは、庭に特別な雰囲気をもたらします。
シック&エレガントな庭の主役に: 濃赤紫色は、庭全体を引き締め、落ち着いた大人の雰囲気を演出します。メインとなる場所に植えて、その存在感を楽しみましょう。咲き始めたばかりの今、その魅力は格別です。
美しい色彩のコントラスト:
淡い色のバラと: 'ピエール・ドゥ・ロンサール' のような淡いピンクや、白、アプリコット系のバラと組み合わせると、色の対比が非常に美しく、お互いを引き立て合います。
シルバーリーフと: ラムズイヤーやサントリナ、アルテミシアなどのシルバーリーフプランツと合わせると、シックで洗練された組み合わせになります。
香りのガーデンに: 強烈なダマスク香は、香りのガーデンには欠かせません。ラベンダーや他の香りの良いオールドローズなどと組み合わせて、香りの競演を楽しむのも素敵です。
切り花として贅沢な香りを室内に: 深い色合いと濃厚な香りを、切り花として室内で楽しむのは最高の贅沢です。一輪だけでも、部屋中に香りが広がります。咲き始めたばかりの花を飾るのも良いですね。
6. まとめ:時を超えて愛される、深紅の皇帝、開花!
今回は、160年以上もの間愛され続けているオールドローズ、「アンプルール・デュ・マロック」について、その魅力と育て方の詳細をご紹介しました。
アンプルール・デュ・マロックは、ベルベットのような深い濃赤紫色(赤黒)の花と、濃厚なダマスク香が魅力のハイブリッド・パーペチュアル系オールドローズ。
オールドローズでありながら返り咲き性があり、春以降も花を楽しめる可能性がある。
樹形は直立性のシュラブで、つるバラのように仕立てることも可能。
育て方のポイントは、日当たりと風通しの確保、HP系の特性に合わせた剪定(特に花後のやや深めの切り戻し)、そしてうどんこ病への注意。
歴史を感じさせる佇まいと、モダンローズにはない深い魅力を持つ。
今日、庭で咲く花の数を増やし始めた「アンプルール・デュ・マロック」。そのベルベットのような質感と、これからますます強くなるであろう甘美なダマスクの香りは、まさに五感を満たす喜びです。
歴史とロマン、そして圧倒的な個性を持つオールドローズ 'アンプルール・デュ・マロック'。少し手がかかる部分もありますが、それを補って余りある魅力と育てる喜びがあります。ぜひ、あなたの庭に「モロッコの皇帝」をお迎えしてみませんか?
[02memo]では、「アンプルール・デュ・マロック」の成長記録や、他のオールドローズの情報も発信しています。ぜひ、ブログやSNS、YouTubeもチェックしてみてくださいね!
アンプルール・デュ・マロック Empereur du Maroc Bertrand Guinoiseau-Flon フランス ツル シュラブ・ローズ オールドローズ HP ハイブリットパーペチュアル 返り咲き 赤系統 濃赤紫色 半剣弁八重咲き 中輪 強香
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2025年04月23日
アルベリック・バルビエ初萌芽!日陰でも育つ強健ランブラーローズAlberic Barbier⠀蕾が色づいてきた。2025年4月23日
アルベリックバルビエ Alberic Barbier⠀蕾が色づいてきた。2025年4月23日
【アルベリック・バルビエ育て方】日陰OK!強健ランブラーローズの魅力と剪定・誘引
「アルベリックバルビエ Alberic Barbier 蕾が色づいてきた。2025年4月23日」
春の庭が日に日に色彩豊かになる4月23日、アーチやフェンスで枝を伸ばすランブラーローズ「アルベリック・バルビエ」の蕾が、可愛らしく色づき始めました! 外側のガクはまだ緑色を帯びていますが、その隙間から中心の柔らかなレモンイエローが透けて見え、純白の花が開く瞬間が間近に迫っていることを教えてくれます。100年以上もの間、世界中で愛され続けてきたこの歴史あるバラの開花は、毎春の特別な楽しみの一つですね。
「アルベリック・バルビえ」は、1900年にフランスの名門バルビエ社によって作出された、ハイブリッド・ウィクライアナ系のランブラーローズです。ランブラーローズならではの旺盛な伸長力、しなやかな枝、そして春に株全体を覆うように咲く圧倒的な花数に加え、病害虫に強く、日陰にも耐えるという素晴らしい強健さを持ち合わせています。
「ランブラーローズって、普通のつるバラと育て方が違うの?」
「日陰でも本当に育つ?」
「剪定はどうすればいいか、特に知りたい!」
この記事では、そんな魅力あふれる 'アルベリック・バルビエ' の基本情報から、時代を超えて愛される理由、初心者でも安心して育てられる詳しい方法、そしてランブラーローズ栽培の鍵となる**「剪定」と「誘引」のテクニック**、さらには庭での素敵な活用アイデアまで、徹底的に解説していきます。(※ご提供いただいた元テキストの一部に剪定に関する誤解を招きやすい表現がありましたが、本記事では一季咲きランブラーとしての正しい管理方法に基づいて解説します。)
この記事を読めば、あなたも 'アルベリック・バルビエ' の育て方のコツをマスターし、その清楚で美しい花のカーテンを庭で楽しむことができるようになるはずです。さあ、クラシカルで強健なランブラーローズの世界へご案内しましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「アルベリック・バルビエ」のようなランブラーローズも栽培し、そのダイナミックな魅力と管理のポイントを発信しています。
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1. 時を超える白き輝き:ランブラーローズ 'アルベリック・バルビエ' とは?
まずは、「アルベリック・バルビエ」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールと特徴を見ていきましょう。
作出: 1900年 / フランス / Barbier Frères & Compagnie (バルビエ)
系統: R (ランブラー・ローズ) / H. Wichurana (ハイブリッド・ウィクライアナ)
日本などに自生するテリハノイバラ (Rosa wichurana) を交配親に持つ系統。枝がしなやかに長く伸び、光沢のある葉を持ち、病気に強く強健で、日陰にも比較的強い品種が多いのが特徴です。
樹形: 大型つる性(ランブラー)。枝は非常にしなやかで、旺盛に伸長し、4m~8mに達することもあります。
咲き方: 一季咲き。基本的には春(5月~6月頃)に一度だけ、株全体が花で覆われるように豪華に咲きます。(※稀に秋にわずかに返り咲くこともありますが、基本は一季咲きと考えます。)
花色: クリームがかった白色。蕾や咲き始めは中心部が淡いレモンイエローを帯びますが、開花が進むにつれて純白に近い色になります。
花形: ロゼット咲き。幾重にも重なった花弁が、クラシカルで美しい形を作ります。
花径: 中輪 (直径約8cm)
咲き方: 房咲きになり、一つの枝先にたくさんの花をつけます。
香り: 中香。リンゴのようなフルーティーな香りと、ティー系の香りが混じると評される、心地よい香りです。
葉: 濃い緑色で光沢のある照り葉。常緑に近い性質を持ち、冬でもある程度の葉を残すことがあります。
枝: 非常にしなやかで誘引しやすいですが、トゲは鋭くしっかりしているので、作業時には注意が必要です。
耐病性: うどんこ病、黒星病ともに非常に強く、極めて強健です。
耐寒性・耐暑性: 共に優れています。
耐陰性: バラの中では特に日陰に強く、半日陰や北向きの場所でも育てることが可能です。
Barbier社のランブラーローズ
作出者のバルビエ社は、20世紀初頭に多くの優れたランブラーローズを生み出したことで知られています。同じく人気の高いランブラー「フランソワ・ジュランヴィル」なども同社の作出です。バルビエ社のランブラーは、強健さと美しさを兼ね備え、現代でも高く評価されています。
2. なぜ'アルベリック・バルビエ'は愛され続けるのか? 5つの魅力
1世紀以上も前に作出されたこのバラが、今なお世界中のガーデナーに愛され続けている理由を探ってみましょう。
魅力1:清楚で優雅! クリームホワイトの美しい花
咲き始めの中心の淡いレモンイエローから、開くにつれて純白に近いクリームホワイトへと変化する花色は、非常に清楚で上品な印象を与えます。オールドローズを思わせる美しいロゼット咲きの花が、大きな房となって咲き誇る姿は圧巻です。
魅力2:庭を包む、心地よいフルーティーな香り
「中香」とされますが、リンゴやティーに例えられるその香りは、甘く爽やかで非常に心地よく、庭に優しいアロマを漂わせます。強すぎない自然な香りが、リラックスした時間をもたらしてくれます。
魅力3:驚くほどの強健さ! 病害虫の心配ほぼなし
このバラの最大の長所の一つが、その抜群の強健さです。うどんこ病や黒星病といったバラの主要な病気に非常に強く、ほとんど手がかかりません。農薬散布などの手間をかけずに、美しいバラを楽しみたい方にとって、これ以上ないほど頼りになる存在です。初心者の方でも安心して育てられます。
魅力4:日陰にも咲く! 類まれな耐陰性
バラでありながら、日陰に非常に強いという特性を持っています。日照時間が短い場所や、建物の北側など、他のバラでは育ちにくい環境でも、花を咲かせてくれる可能性があります。これは、庭の環境が限られている場合に大きなメリットとなります。
魅力5:自由自在な誘引! ダイナミックな景観作り
ランブラーローズ特有の、長くしなやかに伸びる枝は、アーチ、パーゴラ、フェンス、壁面、さらには大きな木など、様々な場所に自由自在に誘引することができます。その旺盛な伸長力を活かして、ダイナミックで美しい景観を作り出すことが可能です。
魅力6:一年中美しい! 光沢のある照り葉
テリハノイバラの血を引く、光沢のある濃い緑色の葉も魅力の一つです。常緑に近い性質を持ち、冬でもある程度の葉を残すため、花のない時期でも緑の景観を保ってくれます。
3. 'アルベリック・バルビエ' の育て方【完全ガイド】ランブラーを元気に!
ここからは、「アルベリック・バルビエ」を元気に育て、毎年美しい花のカーテンを楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。ランブラーローズ特有の管理ポイントを押さえましょう。
3.1. 植え付け:広いスペースと伸び伸び育つ環境を!
場所選び(最重要):
スペース: 最も重要なのは、枝を伸ばすための十分なスペースを確保すること! 5m以上に伸びることもある大型ランブラーなので、狭い場所では持て余します。アーチ、パーゴラ、広い壁面、フェンス、大きな木など、誘引する場所を決めてから植え付けましょう。
日当たり: 日向~半日陰~明るい日陰まで幅広く適応します。日当たりが良い方が花付きは良くなりますが、日陰にも耐えるので、場所を選ばないのが強みです。
風通し: 風通しが良い場所を選びましょう。
土壌: バラ栽培の基本通り、水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。地植えの場合は、深く耕し、堆肥や腐葉土、元肥をしっかり混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期: 大苗は**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**の休眠期が最適です。
植え付け方法: 基本的なバラの植え付け手順に従います。接ぎ木部分が埋まらないように注意し、植え付け後はたっぷり水を与え、支柱で固定します。
3.2. 水やり:地植えなら、ほぼお任せでOK!
地植えの場合: 一度根付いてしまえば、その後の水やりは基本的に不要です。自然の降雨だけで十分に育ちます。猛暑で乾燥が続く場合のみ、たっぷりと水を与えましょう。
鉢植えの場合: ランブラーを鉢植えで管理するのは大変ですが、もし行う場合は非常に大きな鉢を用意し、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
3.3. 肥料:控えめでも大丈夫! 春の開花に集中!
「アルベリック・バルビエ」は非常に樹勢が強く、痩せ地でもある程度育つため、肥料は控えめで管理するのが基本です。特に一季咲きなので、春の開花にエネルギーを集中させます。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元から少し離れた場所に施します。これが主な肥料となります。
芽出し肥(任意): 春(3月頃)に緩効性化成肥料を少量与えると、新芽の成長を助けます。
お礼肥(花後): 春の花が終わった後(6月頃)、開花で消耗した体力を回復させるために、緩効性化成肥料を少量与えます。
夏以降の追肥: 一季咲きなので、夏以降は基本的に追肥の必要はありません。 肥料(特に窒素分)を与えすぎると、枝ばかりが茂り、翌年の花付きが悪くなることがあります。
3.4. 病害虫対策:心配無用の強健さ!
「アルベリック・バルビエ」の最大の長所の一つは、その驚くほどの耐病性です。
病気: うどんこ病、黒星病ともに非常に強く、ほとんど発生しません。特別な薬剤散布をしなくても、健康に育つことが多いです。
害虫: 春先の新芽にアブラムシが付くことはありますが、深刻な被害になることは稀です。環境によっては、カミキリムシ(テッポウムシ)やコガネムシの幼虫などに注意が必要な場合もありますが、他のバラに比べて格段に手がかかりません。
対策: 基本的には、風通しを良くしておく程度の基本的な管理で十分です。薬剤散布はほとんど必要ないでしょう。
4. 【最重要】ランブラーローズの剪定と誘引:'アルベリック・バルビエ'を美しく咲かせる鍵!
「アルベリック・バルビエ」のような一季咲きランブラーローズの剪定・誘引は、四季咲き性のクライミングローズとは考え方が全く異なります。 ここを間違えると、春に花が咲かなくなってしまうので、しっかりと理解しましょう。
4.1. 一季咲きランブラー剪定の鉄則:切るのは花後! 冬は整理のみ!
花は「前年に伸びた枝(2年枝)」に咲きます。
そのため、冬に枝を短く切り詰めると、花芽ごと切り落としてしまうことになります!
剪定のメインは「花後(春の開花が終わった後)」に行う、古い枝から新しい枝への「シュート更新」です!
冬の剪定は、あくまで不要な枝を取り除く「整理」が中心です!
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):切らずに、伸ばして、固定する!
剪定: 基本的には、ほとんど切りません!
枯れている枝
明らかに細くて弱々しい枝
混み合いすぎている部分の細い枝
これらを、**付け根から切り取る「整理剪定」**にとどめます。
前年に株元や太い枝から勢いよく伸びた、元気なシュート(来年花が咲く主役!)は、絶対に短く切り詰めず、先端の傷んだ部分を少し切る程度にするか、全く切らなくても構いません。
誘引: 冬の間に、前年に伸びた長くしなやかなシュートを、アーチ、パーゴラ、フェンス、壁面、樹木などに誘引し、固定します。
アルベリック・バルビエの枝は非常に長く、しなやかなので、広いスペースに大胆に、自由な発想で誘引できます。
できるだけ水平に近い角度に寝かせると花付きが良くなりますが、ランブラーの場合は、枝垂れさせたり、高い位置まで伸ばしたり、カーブさせたりと、様々な形に誘引できるのが魅力です。
麻ひもやビニールタイで、ゆとりを持たせて固定します。(トゲには十分注意してください!)
4.3. 花後の剪定(6月~7月):古い枝から新しいシュートへバトンタッチ!
一季咲きランブラーにとって、花後の剪定が最も重要な剪定作業です。これにより、株を若返らせ、翌年の花付きを良くします。
目的: 花が咲き終わった古い枝を整理し、株元から発生した新しいシュート(来年花が咲く枝)に養分を集中させる。
方法:
まず、花が咲き終わった細い枝(側枝)を、数節残して切り戻すか、付け根から切り取ります。
次に、株全体の様子を見ながら、花がたくさん咲いた主枝(主に2年枝)や、さらに古い主枝(3~4年以上経ったもの)を、株元から発生している元気な新しいシュート(ベイサルシュート)のすぐ上や、枝の付け根から切り取ります。
【重要!】株元から勢いよく伸びている、その年に発生した太くて元気なベイサルシュートは、絶対に切らずに残します! これが来年の主役です。
全ての古い枝を一度に切る必要はありません。毎年少しずつ、古い枝を新しいシュートに更新していくイメージです。
4.4. シュートの扱い(最重要!):来年の花の源!
春から秋にかけて、株元から勢いよく伸びてくるベーサルシュートは、来年たくさんの花を咲かせてくれる、最も大切な枝です。
絶対に切らない!
非常に柔らかく折れやすいので、風などで折れないように早めに支柱を立てて保護する。
長く伸びるので、邪魔にならないように、まっすぐ上に伸ばしておくか、支柱に軽く結び留めておく。 (冬になったら、これを誘引します)
5. 'アルベリック・バルビエ' を楽しむガーデンアイデア:白い花のカーテンを作る!
その旺盛な伸長力としなやかな枝、そして春の圧倒的な花数を活かして、ダイナミックで美しい景観を作りましょう。
夢のような花のカーテン(パーゴラ・ガゼボ): パーゴラやガゼボに誘引すれば、春には頭上からクリームホワイトの花が降り注ぐ、夢のような空間が生まれます。香りに包まれる贅沢な時間を過ごせます。
壮大な花の壁面・フェンス: 広い壁面や長いフェンスを覆うように誘引すれば、春には見渡す限りの白い花のタペストリーが出現します。そのスケール感は圧巻です。
ナチュラルな雰囲気(樹木に絡ませる): 庭に大きな木があれば、その幹や枝に絡ませるのも素敵です。まるで自生しているかのような、自然で野趣あふれる雰囲気を演出できます。
日陰の庭を明るく照らす: 北向きの壁や、大きな木の陰になる場所など、他のバラが育ちにくい日陰のスペースを、明るいクリームホワイトの花と光沢のある葉で彩ることができます。
他のつる植物との組み合わせ:
クレマチス: 紫や濃いピンクのクレマチスと組み合わせると、色の対比が美しく、開花時期をずらして楽しむこともできます。
他のランブラーローズ: フランソワ・ジュランヴィル(ピンク)など、他の色のランブラーと大胆に絡ませて、ダイナミックな景色を作るのも面白いでしょう。
切り花で清楚なアレンジ: 房咲きの花を数本切って、シンプルな花瓶に飾るだけで、ナチュラルで清楚な雰囲気のアレンジメントになります。照り葉も一緒に飾ると美しいです。
6. まとめ:時を超えて愛される、強くて美しい白のランブラー
今回は、100年以上もの間、世界中で愛され続けているランブラーローズの銘花、「アルベリック・バルビエ」について、その魅力と育て方の詳細、そしてランブラーローズならではの管理のコツを詳しくご紹介しました。
アルベリック・バルビエは、クリームホワイト(中心イエロー)の美しいロゼット咲きの花が、春に株全体を覆うように咲き誇る、一季咲きのランブラーローズ。
リンゴのようなフルーティーな中香と、光沢のある美しい照り葉も魅力。
最大の特長は、病害虫に非常に強く、日陰にも耐える抜群の強健さと育てやすさ。初心者にも最適。
しなやかに長く伸びる枝は、アーチやパーゴラなどへの誘引に最適で、ダイナミックな景観を作る。
育て方の鍵は、「広いスペースの確保」と「一季咲きランブラー特有の剪定(冬は整理のみ、花後にシュート更新)」を理解すること。
今まさに色づき始めた蕾が、これから開花し、庭を純白に近い花のシャワーで満たしてくれることでしょう。その瞬間を想像するだけで、心が豊かになりますね。
その圧倒的な美しさと、驚くほどの強健さで、ガーデナーに大きな喜びと安心感を与えてくれる「アルベリック・バルビエ」。ぜひ、あなたの庭にもこのクラシックな名花をお迎えして、時を超えたバラの魅力に触れてみませんか?
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アルベリックバルビエ Alberic Barbier フランス Barbier Freres & Compagnie ツル ランブラー・ローズ Which ハイブリッド・ウィクラナ 一季咲き 白系統 クリームがかった白 ロゼット咲き 中輪 中香
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【アルベリック・バルビエ育て方】日陰OK!強健ランブラーローズの魅力と剪定・誘引
「アルベリックバルビエ Alberic Barbier 蕾が色づいてきた。2025年4月23日」
春の庭が日に日に色彩豊かになる4月23日、アーチやフェンスで枝を伸ばすランブラーローズ「アルベリック・バルビエ」の蕾が、可愛らしく色づき始めました! 外側のガクはまだ緑色を帯びていますが、その隙間から中心の柔らかなレモンイエローが透けて見え、純白の花が開く瞬間が間近に迫っていることを教えてくれます。100年以上もの間、世界中で愛され続けてきたこの歴史あるバラの開花は、毎春の特別な楽しみの一つですね。
「アルベリック・バルビえ」は、1900年にフランスの名門バルビエ社によって作出された、ハイブリッド・ウィクライアナ系のランブラーローズです。ランブラーローズならではの旺盛な伸長力、しなやかな枝、そして春に株全体を覆うように咲く圧倒的な花数に加え、病害虫に強く、日陰にも耐えるという素晴らしい強健さを持ち合わせています。
「ランブラーローズって、普通のつるバラと育て方が違うの?」
「日陰でも本当に育つ?」
「剪定はどうすればいいか、特に知りたい!」
この記事では、そんな魅力あふれる 'アルベリック・バルビエ' の基本情報から、時代を超えて愛される理由、初心者でも安心して育てられる詳しい方法、そしてランブラーローズ栽培の鍵となる**「剪定」と「誘引」のテクニック**、さらには庭での素敵な活用アイデアまで、徹底的に解説していきます。(※ご提供いただいた元テキストの一部に剪定に関する誤解を招きやすい表現がありましたが、本記事では一季咲きランブラーとしての正しい管理方法に基づいて解説します。)
この記事を読めば、あなたも 'アルベリック・バルビエ' の育て方のコツをマスターし、その清楚で美しい花のカーテンを庭で楽しむことができるようになるはずです。さあ、クラシカルで強健なランブラーローズの世界へご案内しましょう!
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1. 時を超える白き輝き:ランブラーローズ 'アルベリック・バルビエ' とは?
まずは、「アルベリック・バルビエ」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールと特徴を見ていきましょう。
作出: 1900年 / フランス / Barbier Frères & Compagnie (バルビエ)
系統: R (ランブラー・ローズ) / H. Wichurana (ハイブリッド・ウィクライアナ)
日本などに自生するテリハノイバラ (Rosa wichurana) を交配親に持つ系統。枝がしなやかに長く伸び、光沢のある葉を持ち、病気に強く強健で、日陰にも比較的強い品種が多いのが特徴です。
樹形: 大型つる性(ランブラー)。枝は非常にしなやかで、旺盛に伸長し、4m~8mに達することもあります。
咲き方: 一季咲き。基本的には春(5月~6月頃)に一度だけ、株全体が花で覆われるように豪華に咲きます。(※稀に秋にわずかに返り咲くこともありますが、基本は一季咲きと考えます。)
花色: クリームがかった白色。蕾や咲き始めは中心部が淡いレモンイエローを帯びますが、開花が進むにつれて純白に近い色になります。
花形: ロゼット咲き。幾重にも重なった花弁が、クラシカルで美しい形を作ります。
花径: 中輪 (直径約8cm)
咲き方: 房咲きになり、一つの枝先にたくさんの花をつけます。
香り: 中香。リンゴのようなフルーティーな香りと、ティー系の香りが混じると評される、心地よい香りです。
葉: 濃い緑色で光沢のある照り葉。常緑に近い性質を持ち、冬でもある程度の葉を残すことがあります。
枝: 非常にしなやかで誘引しやすいですが、トゲは鋭くしっかりしているので、作業時には注意が必要です。
耐病性: うどんこ病、黒星病ともに非常に強く、極めて強健です。
耐寒性・耐暑性: 共に優れています。
耐陰性: バラの中では特に日陰に強く、半日陰や北向きの場所でも育てることが可能です。
Barbier社のランブラーローズ
作出者のバルビエ社は、20世紀初頭に多くの優れたランブラーローズを生み出したことで知られています。同じく人気の高いランブラー「フランソワ・ジュランヴィル」なども同社の作出です。バルビエ社のランブラーは、強健さと美しさを兼ね備え、現代でも高く評価されています。
2. なぜ'アルベリック・バルビエ'は愛され続けるのか? 5つの魅力
1世紀以上も前に作出されたこのバラが、今なお世界中のガーデナーに愛され続けている理由を探ってみましょう。
魅力1:清楚で優雅! クリームホワイトの美しい花
咲き始めの中心の淡いレモンイエローから、開くにつれて純白に近いクリームホワイトへと変化する花色は、非常に清楚で上品な印象を与えます。オールドローズを思わせる美しいロゼット咲きの花が、大きな房となって咲き誇る姿は圧巻です。
魅力2:庭を包む、心地よいフルーティーな香り
「中香」とされますが、リンゴやティーに例えられるその香りは、甘く爽やかで非常に心地よく、庭に優しいアロマを漂わせます。強すぎない自然な香りが、リラックスした時間をもたらしてくれます。
魅力3:驚くほどの強健さ! 病害虫の心配ほぼなし
このバラの最大の長所の一つが、その抜群の強健さです。うどんこ病や黒星病といったバラの主要な病気に非常に強く、ほとんど手がかかりません。農薬散布などの手間をかけずに、美しいバラを楽しみたい方にとって、これ以上ないほど頼りになる存在です。初心者の方でも安心して育てられます。
魅力4:日陰にも咲く! 類まれな耐陰性
バラでありながら、日陰に非常に強いという特性を持っています。日照時間が短い場所や、建物の北側など、他のバラでは育ちにくい環境でも、花を咲かせてくれる可能性があります。これは、庭の環境が限られている場合に大きなメリットとなります。
魅力5:自由自在な誘引! ダイナミックな景観作り
ランブラーローズ特有の、長くしなやかに伸びる枝は、アーチ、パーゴラ、フェンス、壁面、さらには大きな木など、様々な場所に自由自在に誘引することができます。その旺盛な伸長力を活かして、ダイナミックで美しい景観を作り出すことが可能です。
魅力6:一年中美しい! 光沢のある照り葉
テリハノイバラの血を引く、光沢のある濃い緑色の葉も魅力の一つです。常緑に近い性質を持ち、冬でもある程度の葉を残すため、花のない時期でも緑の景観を保ってくれます。
3. 'アルベリック・バルビエ' の育て方【完全ガイド】ランブラーを元気に!
ここからは、「アルベリック・バルビエ」を元気に育て、毎年美しい花のカーテンを楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。ランブラーローズ特有の管理ポイントを押さえましょう。
3.1. 植え付け:広いスペースと伸び伸び育つ環境を!
場所選び(最重要):
スペース: 最も重要なのは、枝を伸ばすための十分なスペースを確保すること! 5m以上に伸びることもある大型ランブラーなので、狭い場所では持て余します。アーチ、パーゴラ、広い壁面、フェンス、大きな木など、誘引する場所を決めてから植え付けましょう。
日当たり: 日向~半日陰~明るい日陰まで幅広く適応します。日当たりが良い方が花付きは良くなりますが、日陰にも耐えるので、場所を選ばないのが強みです。
風通し: 風通しが良い場所を選びましょう。
土壌: バラ栽培の基本通り、水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。地植えの場合は、深く耕し、堆肥や腐葉土、元肥をしっかり混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期: 大苗は**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**の休眠期が最適です。
植え付け方法: 基本的なバラの植え付け手順に従います。接ぎ木部分が埋まらないように注意し、植え付け後はたっぷり水を与え、支柱で固定します。
3.2. 水やり:地植えなら、ほぼお任せでOK!
地植えの場合: 一度根付いてしまえば、その後の水やりは基本的に不要です。自然の降雨だけで十分に育ちます。猛暑で乾燥が続く場合のみ、たっぷりと水を与えましょう。
鉢植えの場合: ランブラーを鉢植えで管理するのは大変ですが、もし行う場合は非常に大きな鉢を用意し、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
3.3. 肥料:控えめでも大丈夫! 春の開花に集中!
「アルベリック・バルビエ」は非常に樹勢が強く、痩せ地でもある程度育つため、肥料は控えめで管理するのが基本です。特に一季咲きなので、春の開花にエネルギーを集中させます。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元から少し離れた場所に施します。これが主な肥料となります。
芽出し肥(任意): 春(3月頃)に緩効性化成肥料を少量与えると、新芽の成長を助けます。
お礼肥(花後): 春の花が終わった後(6月頃)、開花で消耗した体力を回復させるために、緩効性化成肥料を少量与えます。
夏以降の追肥: 一季咲きなので、夏以降は基本的に追肥の必要はありません。 肥料(特に窒素分)を与えすぎると、枝ばかりが茂り、翌年の花付きが悪くなることがあります。
3.4. 病害虫対策:心配無用の強健さ!
「アルベリック・バルビエ」の最大の長所の一つは、その驚くほどの耐病性です。
病気: うどんこ病、黒星病ともに非常に強く、ほとんど発生しません。特別な薬剤散布をしなくても、健康に育つことが多いです。
害虫: 春先の新芽にアブラムシが付くことはありますが、深刻な被害になることは稀です。環境によっては、カミキリムシ(テッポウムシ)やコガネムシの幼虫などに注意が必要な場合もありますが、他のバラに比べて格段に手がかかりません。
対策: 基本的には、風通しを良くしておく程度の基本的な管理で十分です。薬剤散布はほとんど必要ないでしょう。
4. 【最重要】ランブラーローズの剪定と誘引:'アルベリック・バルビエ'を美しく咲かせる鍵!
「アルベリック・バルビエ」のような一季咲きランブラーローズの剪定・誘引は、四季咲き性のクライミングローズとは考え方が全く異なります。 ここを間違えると、春に花が咲かなくなってしまうので、しっかりと理解しましょう。
4.1. 一季咲きランブラー剪定の鉄則:切るのは花後! 冬は整理のみ!
花は「前年に伸びた枝(2年枝)」に咲きます。
そのため、冬に枝を短く切り詰めると、花芽ごと切り落としてしまうことになります!
剪定のメインは「花後(春の開花が終わった後)」に行う、古い枝から新しい枝への「シュート更新」です!
冬の剪定は、あくまで不要な枝を取り除く「整理」が中心です!
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):切らずに、伸ばして、固定する!
剪定: 基本的には、ほとんど切りません!
枯れている枝
明らかに細くて弱々しい枝
混み合いすぎている部分の細い枝
これらを、**付け根から切り取る「整理剪定」**にとどめます。
前年に株元や太い枝から勢いよく伸びた、元気なシュート(来年花が咲く主役!)は、絶対に短く切り詰めず、先端の傷んだ部分を少し切る程度にするか、全く切らなくても構いません。
誘引: 冬の間に、前年に伸びた長くしなやかなシュートを、アーチ、パーゴラ、フェンス、壁面、樹木などに誘引し、固定します。
アルベリック・バルビエの枝は非常に長く、しなやかなので、広いスペースに大胆に、自由な発想で誘引できます。
できるだけ水平に近い角度に寝かせると花付きが良くなりますが、ランブラーの場合は、枝垂れさせたり、高い位置まで伸ばしたり、カーブさせたりと、様々な形に誘引できるのが魅力です。
麻ひもやビニールタイで、ゆとりを持たせて固定します。(トゲには十分注意してください!)
4.3. 花後の剪定(6月~7月):古い枝から新しいシュートへバトンタッチ!
一季咲きランブラーにとって、花後の剪定が最も重要な剪定作業です。これにより、株を若返らせ、翌年の花付きを良くします。
目的: 花が咲き終わった古い枝を整理し、株元から発生した新しいシュート(来年花が咲く枝)に養分を集中させる。
方法:
まず、花が咲き終わった細い枝(側枝)を、数節残して切り戻すか、付け根から切り取ります。
次に、株全体の様子を見ながら、花がたくさん咲いた主枝(主に2年枝)や、さらに古い主枝(3~4年以上経ったもの)を、株元から発生している元気な新しいシュート(ベイサルシュート)のすぐ上や、枝の付け根から切り取ります。
【重要!】株元から勢いよく伸びている、その年に発生した太くて元気なベイサルシュートは、絶対に切らずに残します! これが来年の主役です。
全ての古い枝を一度に切る必要はありません。毎年少しずつ、古い枝を新しいシュートに更新していくイメージです。
4.4. シュートの扱い(最重要!):来年の花の源!
春から秋にかけて、株元から勢いよく伸びてくるベーサルシュートは、来年たくさんの花を咲かせてくれる、最も大切な枝です。
絶対に切らない!
非常に柔らかく折れやすいので、風などで折れないように早めに支柱を立てて保護する。
長く伸びるので、邪魔にならないように、まっすぐ上に伸ばしておくか、支柱に軽く結び留めておく。 (冬になったら、これを誘引します)
5. 'アルベリック・バルビエ' を楽しむガーデンアイデア:白い花のカーテンを作る!
その旺盛な伸長力としなやかな枝、そして春の圧倒的な花数を活かして、ダイナミックで美しい景観を作りましょう。
夢のような花のカーテン(パーゴラ・ガゼボ): パーゴラやガゼボに誘引すれば、春には頭上からクリームホワイトの花が降り注ぐ、夢のような空間が生まれます。香りに包まれる贅沢な時間を過ごせます。
壮大な花の壁面・フェンス: 広い壁面や長いフェンスを覆うように誘引すれば、春には見渡す限りの白い花のタペストリーが出現します。そのスケール感は圧巻です。
ナチュラルな雰囲気(樹木に絡ませる): 庭に大きな木があれば、その幹や枝に絡ませるのも素敵です。まるで自生しているかのような、自然で野趣あふれる雰囲気を演出できます。
日陰の庭を明るく照らす: 北向きの壁や、大きな木の陰になる場所など、他のバラが育ちにくい日陰のスペースを、明るいクリームホワイトの花と光沢のある葉で彩ることができます。
他のつる植物との組み合わせ:
クレマチス: 紫や濃いピンクのクレマチスと組み合わせると、色の対比が美しく、開花時期をずらして楽しむこともできます。
他のランブラーローズ: フランソワ・ジュランヴィル(ピンク)など、他の色のランブラーと大胆に絡ませて、ダイナミックな景色を作るのも面白いでしょう。
切り花で清楚なアレンジ: 房咲きの花を数本切って、シンプルな花瓶に飾るだけで、ナチュラルで清楚な雰囲気のアレンジメントになります。照り葉も一緒に飾ると美しいです。
6. まとめ:時を超えて愛される、強くて美しい白のランブラー
今回は、100年以上もの間、世界中で愛され続けているランブラーローズの銘花、「アルベリック・バルビエ」について、その魅力と育て方の詳細、そしてランブラーローズならではの管理のコツを詳しくご紹介しました。
アルベリック・バルビエは、クリームホワイト(中心イエロー)の美しいロゼット咲きの花が、春に株全体を覆うように咲き誇る、一季咲きのランブラーローズ。
リンゴのようなフルーティーな中香と、光沢のある美しい照り葉も魅力。
最大の特長は、病害虫に非常に強く、日陰にも耐える抜群の強健さと育てやすさ。初心者にも最適。
しなやかに長く伸びる枝は、アーチやパーゴラなどへの誘引に最適で、ダイナミックな景観を作る。
育て方の鍵は、「広いスペースの確保」と「一季咲きランブラー特有の剪定(冬は整理のみ、花後にシュート更新)」を理解すること。
今まさに色づき始めた蕾が、これから開花し、庭を純白に近い花のシャワーで満たしてくれることでしょう。その瞬間を想像するだけで、心が豊かになりますね。
その圧倒的な美しさと、驚くほどの強健さで、ガーデナーに大きな喜びと安心感を与えてくれる「アルベリック・バルビエ」。ぜひ、あなたの庭にもこのクラシックな名花をお迎えして、時を超えたバラの魅力に触れてみませんか?
[02memo]では、「アルベリック・バルビエ」の成長記録や開花の様子、剪定・誘引の具体的な方法なども、ブログやSNS、YouTubeで発信しています。ぜひ、チェックしてみてくださいね!
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フランソワ・ジュランヴィル初咲き!日陰でも輝くランブラーローズの魅力 Francois Juranville⠀ピンクの花が1個咲いた。2025年4月23日
フランソワ・ジュランヴィル Francois Juranville
フランソワ・ジュランヴィル Francois Juranville⠀ピンクの花が1個咲いた。2025年4月23日
【フランソワ・ジュランヴィル育て方】日陰に強いランブラーローズ!魅力と剪定のコツ
「フランソワ・ジュランヴィル Francois Juranville ピンクの花が1個咲いた。2025年4月23日」
春爛漫の庭で、待ちわびた瞬間が訪れました! 数あるバラの中でも、特に開花を楽しみにしていたオールドローズ(ランブラー)の「フランソワ・ジュランヴィル」が、今日、その可憐なピンク色の花を今年初めて咲かせてくれたのです! まだたった一輪ですが、その優しい色合いとクラシカルな雰囲気は、春の柔らかな光の中でひときわ美しく輝いています。この最初の一輪は、これから始まる圧倒的な花のシャワーへの、まさに序章と言えるでしょう。
「フランソワ・ジュランヴィル」は、1906年にフランスのBarbier社によって作出された、ハイブリッド・ウィクライアナ系のランブラーローズです。ランブラーローズとは、枝がしなやかに長く伸び、春に一斉にたくさんの花を咲かせるつるバラの一群。「フランソワ・ジュランヴィル」はその中でも特に人気が高く、その美しさ、育てやすさ、そして日陰にも耐える強健さで、世界中のガーデナーに愛され続けています。
「ランブラーローズって、普通のつるバラと何が違うの?」
「フランソワ・ジュランヴィルの魅力をもっと知りたい!」
「一季咲きのバラの剪定って、どうすればいいの?」
「日陰でも育つって本当?」
この記事では、そんな魅力あふれるランブラーローズ 'フランソワ・ジュランヴィル' の基本情報から、人々を惹きつける理由、初心者でも安心して育てられる詳しい方法、そしてランブラーローズならではの重要な「剪定」と「誘引」のテクニック、さらには庭での素敵な活用アイデアまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも 'フランソワ・ジュランヴィル' の育て方のコツをマスターし、その優雅な花の滝を庭で楽しむことができるようになるはずです。さあ、時を超えて愛されるクラシカルなバラの世界へご案内しましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「フランソワ・ジュランヴィル」のようなランブラーローズも栽培し、そのダイナミックな魅力と管理のポイントを発信しています。
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1. 優しい桃色の滝:ランブラーローズ 'フランソワ・ジュランヴィル' とは?
まずは、「フランソワ・ジュランヴィル」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールと、ランブラーローズとしての特徴を見ていきましょう。
作出: 1906年 / フランス / Barbier (バルビエ)
系統: R (ランブラー・ローズ) / H. Wichurana (ハイブリッド・ウィクライアナ)
日本や中国原産のテリハノイバラ (Rosa wichurana) の血を引く系統。枝がしなやかに長く伸び、光沢のある葉を持ち、病気に強く強健な品種が多いのが特徴です。
樹形: 大型つる性(ランブラー)。枝は非常にしなやかで長く伸び、5m以上に達することもあります。
咲き方: 一季咲き。基本的には春(5月~6月頃)に一度だけ、株全体が花で覆われるように豪華に咲きます。
花色: 明るいコーラルピンク~サーモンピンク。中心部はやや黄色味を帯びることがあります。咲き進むにつれて色が淡くなり、柔らかなピンク色へと変化します。
花形: ロゼット咲き。オールドローズのようなクラシカルな雰囲気で、花弁が美しく重なり合います。時にはクォーターロゼット状(中心が4つに割れたような形)になることも。
花径: 中輪 (6cm~8cm程度)
咲き方: 小~中程度の房咲きになり、枝先にまとまって咲きます。
香り: 中香。リンゴのようなフルーティーな香りがあると評されることが多いです。甘く爽やかな心地よい香りです。
葉: 光沢のある緑色の葉。テリハノイバラの血を引くため、照り葉となります。
枝: 非常にしなやかで誘引しやすいですが、トゲは鋭く、しっかりしているので注意が必要です。
耐病性: うどんこ病、黒星病ともに非常に強く、強健です。ほとんど病気の心配がないほど育てやすいとされています。
耐陰性: バラの中では日陰に強い性質を持っています。半日陰や、北向きの壁面などでも育てることが可能です。
ランブラーローズとクライミングローズの違い
どちらも「つるバラ」ですが、性質に違いがあります。
ランブラーローズ (R): 枝が非常に長く、しなやかに伸びる。多くは春だけ咲く一季咲き。小~中輪の花を大きな房で咲かせることが多い。剪定は花後が中心で、冬はあまり切らない。病気に強く強健な品種が多い。アーチ、パーゴラ、壁面、樹木に絡ませるなど、ダイナミックな景観作りに向く。
クライミングローズ (CL/LCl): 比較的太くしっかりした枝が伸びる。四季咲き性や返り咲き性を持つ品種が多い。大輪の花を咲かせる品種も多い。剪定は冬が中心で、枝を切り詰めて側枝の発生を促す。
「フランソワ・ジュランヴィル」は、まさにランブラーローズの典型的な特徴を持った品種と言えます。
2. なぜ愛され続ける? 'フランソワ・ジュランヴィル' の魅力
100年以上前に作出されたこのバラが、今なお多くのガーデナーに愛され続けているのには、確かな理由があります。
魅力1:春を彩る、息をのむほどの花の滝!
一季咲きであるがゆえに、春の開花期には株全体が花で埋め尽くされるほど、圧倒的な花数で咲き誇ります。しなやかな枝から無数のピンクの花が垂れ下がるように咲く様子は、まさに「花の滝」のよう。その豪華さと美しさは、見る人を感動させずにはいられません。今日咲いた最初の一輪は、その壮大なショーの始まりの合図です。
魅力2:優しい色彩とクラシカルな花形
明るく柔らかなコーラルピンク~サーモンピンクの花色は、派手すぎず、どんな庭にも優しく馴染みます。咲き進むにつれて淡いピンクへと変化していく様子も美しいです。そして、オールドローズを思わせるクラシカルなロゼット咲きの花形は、非常に優雅で気品があります。
魅力3:心地よいフルーティーな香り
「中香」とされますが、リンゴに例えられるような甘く爽やかなフルーティーな香りは、とても心地よく、庭に優しい香りを漂わせてくれます。強すぎない自然な香りが魅力です。
魅力4:驚くほどの強健さと育てやすさ!
ランブラーローズ、特にウィクライアナ系の特徴を受け継ぎ、病害虫に非常に強く、樹勢も旺盛です。バラ栽培で最も手間のかかる病害虫の心配が少ないため、初心者の方でも安心して育てられるのが大きな魅力です。手がかからず、放任気味でも元気に育ってくれます。
魅力5:日陰にも負けない! 抜群の耐陰性
バラは基本的に日当たりを好みますが、「フランソワ・ジュランヴィル」はバラの中では特に日陰に強い性質を持っています。完全な日陰では花付きが悪くなりますが、半日陰や、日照時間の短い北向きの壁面などでも、十分に花を咲かせてくれる可能性があります。これは、庭の環境が限られている場合に非常に嬉しい特性です。
魅力6:自由自在! しなやかな枝で誘引が楽しい
長くしなやかに伸びる枝は、アーチやパーゴラ、フェンス、壁面など、様々な構造物に自由に誘引することができます。カーブさせたり、波打たせたりと、思い通りの形に仕立てる楽しみがあります。(ただし、トゲには注意が必要です!)
3. 'フランソワ・ジュランヴィル' の育て方【完全ガイド】ランブラーローズの基本
ここからは、「フランソワ・ジュランヴィル」を元気に育て、毎年美しい花の滝を楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。ランブラーローズ特有の管理ポイントを押さえましょう。
3.1. 植え付け:広いスペースと伸び伸び育つ環境を!
場所選び(最重要):
スペース: 最も重要なのは、十分なスペースを確保すること! 枝が5m以上伸びることもある大型のランブラーなので、狭い場所に植えると持て余してしまいます。アーチ、パーゴラ、広い壁面、フェンス、あるいは大きな木など、枝を伸び伸びと誘引できる場所を選びましょう。
日当たり: 日向~半日陰が適しています。日当たりが良い方が花付きは良くなりますが、耐陰性があるため、多少日当たりが悪くても育ちます。北向きの壁面などにも挑戦できます。
風通し: 風通しが良い場所を選びましょう。
土壌: バラ栽培の基本通り、水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。地植えの場合は、深く耕し、堆肥や腐葉土、元肥をしっかり混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期: 大苗は**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**の休眠期が最適です。
植え付け方法: 基本的なバラの植え付け手順に従います。つるバラなので、誘引したい構造物の近くに植え付けます。
3.2. 水やり:地植えなら、ほぼお任せ!
地植えの場合: 一度根付いてしまえば、基本的に水やりはほとんど必要ありません。 自然の降雨だけで十分育ちます。ただし、植え付け後1年未満の株や、真夏に極端な乾燥が続く場合は、土の乾き具合を見て、たっぷりと水を与えましょう。
鉢植えの場合: ランブラーローズを鉢植えで管理するのは、その生育旺盛さから一般的ではありませんが、もし育てる場合は、非常に大きな鉢(12号以上)が必要で、水切れには特に注意が必要です。
3.3. 肥料:与えすぎは禁物! 春の開花に向けて
「フランソワ・ジュランヴィル」は樹勢が強く、痩せ地でもある程度育つため、肥料は控えめで大丈夫です。特に一季咲きなので、春の開花に向けた栄養補給が中心となります。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料(油かす、骨粉、鶏ふんなど)や緩効性化成肥料を、株元から少し離れた場所に施します。これが春の成長と開花のための主な肥料となります。
芽出し肥(任意): 春に新芽が動き出す頃(3月頃)、生育を促すために緩効性化成肥料を少量与えても良いでしょう。
お礼肥(花後): 春の花が終わった後(6月頃)、開花で消耗した体力を回復させるために、緩効性化成肥料を少量与えます。
夏以降の追肥: 一季咲きなので、夏以降は基本的に追肥の必要はありません。 肥料(特に窒素分)を与えすぎると、枝ばかりが茂り、翌年の花付きが悪くなることがあります。
3.4. 病害虫対策:驚くほど強い! でも油断は禁物
「フランソワ・ジュランヴィル」は、うどんこ病、黒星病ともに非常に強く、ほとんど病気の心配がないと言われるほど強健な品種です。
病気: よほど風通しが悪いなどの悪条件が重ならない限り、深刻な病気になることは稀です。
害虫: アブラムシが春先の新芽に付くことはあります。また、環境によってはカミキリムシ(テッポウムシ)やコガネムシの幼虫などの被害を受ける可能性はゼロではありません。
対策: 基本的には薬剤散布などもほとんど不要な場合が多いです。ただし、念のため定期的に株の様子を観察し、アブラムシなどを見つけたら初期に対処する程度で十分でしょう。風通しを良くしておくことが、少ないリスクをさらに減らすことに繋がります。
4. 【最重要】ランブラーローズの剪定と誘引:'フランソワ・ジュランヴィル'を咲かせる鍵!
「フランソワ・ジュランヴィル」のような一季咲きランブラーローズの剪定・誘引は、四季咲き性のクライミングローズとは考え方が異なります。 ここを間違えると、せっかくの花が見られなくなってしまうので、しっかり理解しましょう。
4.1. 一季咲きランブラーの剪定の基本原則
花は前年伸びた枝(2年枝)に咲く!
そのため、冬に枝を短く切り詰めると、花芽ごと切り落としてしまうことになる!
剪定のメインは「花後」に行う「シュート更新」!
冬の剪定は「整理」が中心!
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):切らずに整理・誘引!
剪定: 基本的には、ほとんど切りません!
枯れている枝、明らかに細くて弱々しい枝、混み合いすぎている部分の細い枝などを、付け根から切り取る**「整理剪定」**にとどめます。
前年に伸びた元気なシュート(これが来年花が咲く主役の枝)は、絶対に短く切り詰めず、先端をほんの少しだけ切る程度にするか、全く切らなくても良いくらいです。
誘引: 冬の間に、前年に伸びた長くしなやかなシュートを、アーチ、パーゴラ、フェンス、壁面、樹木などに誘引し、固定します。
ランブラーの枝は非常に長く伸びるので、広いスペースに大胆に誘引しましょう。多少枝が重なり合っても大丈夫です。
しなやかな枝を活かして、カーブさせたり、波打たせたり、枝垂れさせたりと、自由な発想で誘引できます。
麻ひもやビニールタイで、ゆとりを持たせて固定します。(トゲには注意!)
4.3. 花後の剪定(6月~7月):古い枝を整理し、新しいシュートへ!
一季咲きランブラーにとって、花後の剪定が最も重要な作業です。株の若返り(シュート更新)を促します。
目的: 花が咲き終わった古い枝を整理し、株元から勢いよく伸びてきた新しいシュート(来年花が咲く枝)に養分を集中させる。
方法:
まず、花が咲き終わった細い枝(側枝)を、数節残して切り戻すか、付け根から切り取ります。
次に、株全体のバランスを見ながら、花が咲いた主枝(2年枝)や、さらに古い枝(3~4年以上経った枝)を、株元から発生している元気な新しいシュート(ベイサルシュート)のすぐ上や、枝の付け根から切り取ります。
【重要!】株元から勢いよく伸びている、その年に発生した太くて元気なベイサルシュートは、絶対に切らずに、来年のために大切に残します! これが来年の花の主役です。
全体の枝数を見ながら、古い枝を段階的に更新していくイメージです。毎年全ての古い枝を切る必要はありません。
4.4. シュートの扱い(春~秋)
春から秋にかけて、株元から勢いよく伸びてくるベーサルシュートは、来年花を咲かせる宝物です。
絶対に切らない!
折れないように支柱などで保護する。
邪魔にならないように、まっすぐ上に伸ばしておくか、軽く仮止めしておく。 (本格的な誘引は冬)
5. 'フランソワ・ジュランヴィル' を楽しむガーデンアイデア:花の滝を作る!
その旺盛な伸長力としなやかな枝、そして春の圧倒的な花数を活かして、ダイナミックな景観を作りましょう。
夢の花のトンネル(アーチ・パーゴラ): アーチやパーゴラ全体を覆うように誘引すれば、春には頭上から優しいピンクの花が降り注ぐ、夢のような花のトンネルが実現します。
壁面やフェンスをピンクの滝に: 広い壁面や長いフェンスに誘引すれば、春にはまさに「花の滝」のような壮大な景色を楽しめます。
大きな木に絡ませてナチュラルに: 庭に大きな木があれば、その幹や枝に絡ませて、自然の中で咲き誇るような野趣あふれる雰囲気を演出できます。
日陰の壁面を彩る: 北向きの壁など、日当たりの悪い場所でも花を咲かせる可能性があるため、諦めていたスペースを華やかにする救世主になるかもしれません。
他のつる植物との共演: 開花期の異なるクレマチスなどと組み合わせれば、花の時期をずらして楽しむこともできます。
6. まとめ:春に咲き誇る、強くて優しいランブラーローズ
今回は、100年以上の時を超えて愛される、フランス生まれのランブラーローズ「フランソワ・ジュランヴィル」について、その魅力と育て方の詳細、特にランブラーローズならではの剪定・誘引のコツを詳しくご紹介しました。
フランソワ・ジュランヴィルは、優しいコーラルピンクのロゼット咲きの花が、春に株全体を覆うように咲き誇る、美しい一季咲きのランブラーローズ。
リンゴのようなフルーティーな中香も魅力。
最大の特長は、病害虫に非常に強く、日陰にも耐える抜群の強健さと育てやすさ。初心者にもおすすめ。
しなやかに長く伸びる枝は、アーチやパーゴラなどへの誘引に最適。
育て方の鍵は、「広いスペースの確保」と「一季咲きランブラー特有の剪定(冬は整理のみ、花後にシュート更新)」を理解すること。
今日、庭で咲き始めた最初の一輪。これは、これから訪れるであろう、息をのむほど美しく、そして優しいピンク色の「花の滝」への序章にすぎません。
その圧倒的な開花風景と、手のかからない強健さで、きっとあなたの庭に大きな感動と喜びをもたらしてくれるはずです。「フランソワ・ジュランヴィル」と共に、素晴らしい春のガーデニングシーズンをお過ごしください。
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フランソワ・ジュランヴィル Francois Juranville フランス ツル ランブラー・ローズ Which ハイブリッド・ウィクラナ 一季咲き ピンク系統 明るい桃色 ロゼット咲き 中輪 中香
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フランソワ・ジュランヴィル Francois Juranville⠀ピンクの花が1個咲いた。2025年4月23日
【フランソワ・ジュランヴィル育て方】日陰に強いランブラーローズ!魅力と剪定のコツ
「フランソワ・ジュランヴィル Francois Juranville ピンクの花が1個咲いた。2025年4月23日」
春爛漫の庭で、待ちわびた瞬間が訪れました! 数あるバラの中でも、特に開花を楽しみにしていたオールドローズ(ランブラー)の「フランソワ・ジュランヴィル」が、今日、その可憐なピンク色の花を今年初めて咲かせてくれたのです! まだたった一輪ですが、その優しい色合いとクラシカルな雰囲気は、春の柔らかな光の中でひときわ美しく輝いています。この最初の一輪は、これから始まる圧倒的な花のシャワーへの、まさに序章と言えるでしょう。
「フランソワ・ジュランヴィル」は、1906年にフランスのBarbier社によって作出された、ハイブリッド・ウィクライアナ系のランブラーローズです。ランブラーローズとは、枝がしなやかに長く伸び、春に一斉にたくさんの花を咲かせるつるバラの一群。「フランソワ・ジュランヴィル」はその中でも特に人気が高く、その美しさ、育てやすさ、そして日陰にも耐える強健さで、世界中のガーデナーに愛され続けています。
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この記事を読めば、あなたも 'フランソワ・ジュランヴィル' の育て方のコツをマスターし、その優雅な花の滝を庭で楽しむことができるようになるはずです。さあ、時を超えて愛されるクラシカルなバラの世界へご案内しましょう!
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[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「フランソワ・ジュランヴィル」のようなランブラーローズも栽培し、そのダイナミックな魅力と管理のポイントを発信しています。
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1. 優しい桃色の滝:ランブラーローズ 'フランソワ・ジュランヴィル' とは?
まずは、「フランソワ・ジュランヴィル」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールと、ランブラーローズとしての特徴を見ていきましょう。
作出: 1906年 / フランス / Barbier (バルビエ)
系統: R (ランブラー・ローズ) / H. Wichurana (ハイブリッド・ウィクライアナ)
日本や中国原産のテリハノイバラ (Rosa wichurana) の血を引く系統。枝がしなやかに長く伸び、光沢のある葉を持ち、病気に強く強健な品種が多いのが特徴です。
樹形: 大型つる性(ランブラー)。枝は非常にしなやかで長く伸び、5m以上に達することもあります。
咲き方: 一季咲き。基本的には春(5月~6月頃)に一度だけ、株全体が花で覆われるように豪華に咲きます。
花色: 明るいコーラルピンク~サーモンピンク。中心部はやや黄色味を帯びることがあります。咲き進むにつれて色が淡くなり、柔らかなピンク色へと変化します。
花形: ロゼット咲き。オールドローズのようなクラシカルな雰囲気で、花弁が美しく重なり合います。時にはクォーターロゼット状(中心が4つに割れたような形)になることも。
花径: 中輪 (6cm~8cm程度)
咲き方: 小~中程度の房咲きになり、枝先にまとまって咲きます。
香り: 中香。リンゴのようなフルーティーな香りがあると評されることが多いです。甘く爽やかな心地よい香りです。
葉: 光沢のある緑色の葉。テリハノイバラの血を引くため、照り葉となります。
枝: 非常にしなやかで誘引しやすいですが、トゲは鋭く、しっかりしているので注意が必要です。
耐病性: うどんこ病、黒星病ともに非常に強く、強健です。ほとんど病気の心配がないほど育てやすいとされています。
耐陰性: バラの中では日陰に強い性質を持っています。半日陰や、北向きの壁面などでも育てることが可能です。
ランブラーローズとクライミングローズの違い
どちらも「つるバラ」ですが、性質に違いがあります。
ランブラーローズ (R): 枝が非常に長く、しなやかに伸びる。多くは春だけ咲く一季咲き。小~中輪の花を大きな房で咲かせることが多い。剪定は花後が中心で、冬はあまり切らない。病気に強く強健な品種が多い。アーチ、パーゴラ、壁面、樹木に絡ませるなど、ダイナミックな景観作りに向く。
クライミングローズ (CL/LCl): 比較的太くしっかりした枝が伸びる。四季咲き性や返り咲き性を持つ品種が多い。大輪の花を咲かせる品種も多い。剪定は冬が中心で、枝を切り詰めて側枝の発生を促す。
「フランソワ・ジュランヴィル」は、まさにランブラーローズの典型的な特徴を持った品種と言えます。
2. なぜ愛され続ける? 'フランソワ・ジュランヴィル' の魅力
100年以上前に作出されたこのバラが、今なお多くのガーデナーに愛され続けているのには、確かな理由があります。
魅力1:春を彩る、息をのむほどの花の滝!
一季咲きであるがゆえに、春の開花期には株全体が花で埋め尽くされるほど、圧倒的な花数で咲き誇ります。しなやかな枝から無数のピンクの花が垂れ下がるように咲く様子は、まさに「花の滝」のよう。その豪華さと美しさは、見る人を感動させずにはいられません。今日咲いた最初の一輪は、その壮大なショーの始まりの合図です。
魅力2:優しい色彩とクラシカルな花形
明るく柔らかなコーラルピンク~サーモンピンクの花色は、派手すぎず、どんな庭にも優しく馴染みます。咲き進むにつれて淡いピンクへと変化していく様子も美しいです。そして、オールドローズを思わせるクラシカルなロゼット咲きの花形は、非常に優雅で気品があります。
魅力3:心地よいフルーティーな香り
「中香」とされますが、リンゴに例えられるような甘く爽やかなフルーティーな香りは、とても心地よく、庭に優しい香りを漂わせてくれます。強すぎない自然な香りが魅力です。
魅力4:驚くほどの強健さと育てやすさ!
ランブラーローズ、特にウィクライアナ系の特徴を受け継ぎ、病害虫に非常に強く、樹勢も旺盛です。バラ栽培で最も手間のかかる病害虫の心配が少ないため、初心者の方でも安心して育てられるのが大きな魅力です。手がかからず、放任気味でも元気に育ってくれます。
魅力5:日陰にも負けない! 抜群の耐陰性
バラは基本的に日当たりを好みますが、「フランソワ・ジュランヴィル」はバラの中では特に日陰に強い性質を持っています。完全な日陰では花付きが悪くなりますが、半日陰や、日照時間の短い北向きの壁面などでも、十分に花を咲かせてくれる可能性があります。これは、庭の環境が限られている場合に非常に嬉しい特性です。
魅力6:自由自在! しなやかな枝で誘引が楽しい
長くしなやかに伸びる枝は、アーチやパーゴラ、フェンス、壁面など、様々な構造物に自由に誘引することができます。カーブさせたり、波打たせたりと、思い通りの形に仕立てる楽しみがあります。(ただし、トゲには注意が必要です!)
3. 'フランソワ・ジュランヴィル' の育て方【完全ガイド】ランブラーローズの基本
ここからは、「フランソワ・ジュランヴィル」を元気に育て、毎年美しい花の滝を楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。ランブラーローズ特有の管理ポイントを押さえましょう。
3.1. 植え付け:広いスペースと伸び伸び育つ環境を!
場所選び(最重要):
スペース: 最も重要なのは、十分なスペースを確保すること! 枝が5m以上伸びることもある大型のランブラーなので、狭い場所に植えると持て余してしまいます。アーチ、パーゴラ、広い壁面、フェンス、あるいは大きな木など、枝を伸び伸びと誘引できる場所を選びましょう。
日当たり: 日向~半日陰が適しています。日当たりが良い方が花付きは良くなりますが、耐陰性があるため、多少日当たりが悪くても育ちます。北向きの壁面などにも挑戦できます。
風通し: 風通しが良い場所を選びましょう。
土壌: バラ栽培の基本通り、水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。地植えの場合は、深く耕し、堆肥や腐葉土、元肥をしっかり混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期: 大苗は**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**の休眠期が最適です。
植え付け方法: 基本的なバラの植え付け手順に従います。つるバラなので、誘引したい構造物の近くに植え付けます。
3.2. 水やり:地植えなら、ほぼお任せ!
地植えの場合: 一度根付いてしまえば、基本的に水やりはほとんど必要ありません。 自然の降雨だけで十分育ちます。ただし、植え付け後1年未満の株や、真夏に極端な乾燥が続く場合は、土の乾き具合を見て、たっぷりと水を与えましょう。
鉢植えの場合: ランブラーローズを鉢植えで管理するのは、その生育旺盛さから一般的ではありませんが、もし育てる場合は、非常に大きな鉢(12号以上)が必要で、水切れには特に注意が必要です。
3.3. 肥料:与えすぎは禁物! 春の開花に向けて
「フランソワ・ジュランヴィル」は樹勢が強く、痩せ地でもある程度育つため、肥料は控えめで大丈夫です。特に一季咲きなので、春の開花に向けた栄養補給が中心となります。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料(油かす、骨粉、鶏ふんなど)や緩効性化成肥料を、株元から少し離れた場所に施します。これが春の成長と開花のための主な肥料となります。
芽出し肥(任意): 春に新芽が動き出す頃(3月頃)、生育を促すために緩効性化成肥料を少量与えても良いでしょう。
お礼肥(花後): 春の花が終わった後(6月頃)、開花で消耗した体力を回復させるために、緩効性化成肥料を少量与えます。
夏以降の追肥: 一季咲きなので、夏以降は基本的に追肥の必要はありません。 肥料(特に窒素分)を与えすぎると、枝ばかりが茂り、翌年の花付きが悪くなることがあります。
3.4. 病害虫対策:驚くほど強い! でも油断は禁物
「フランソワ・ジュランヴィル」は、うどんこ病、黒星病ともに非常に強く、ほとんど病気の心配がないと言われるほど強健な品種です。
病気: よほど風通しが悪いなどの悪条件が重ならない限り、深刻な病気になることは稀です。
害虫: アブラムシが春先の新芽に付くことはあります。また、環境によってはカミキリムシ(テッポウムシ)やコガネムシの幼虫などの被害を受ける可能性はゼロではありません。
対策: 基本的には薬剤散布などもほとんど不要な場合が多いです。ただし、念のため定期的に株の様子を観察し、アブラムシなどを見つけたら初期に対処する程度で十分でしょう。風通しを良くしておくことが、少ないリスクをさらに減らすことに繋がります。
4. 【最重要】ランブラーローズの剪定と誘引:'フランソワ・ジュランヴィル'を咲かせる鍵!
「フランソワ・ジュランヴィル」のような一季咲きランブラーローズの剪定・誘引は、四季咲き性のクライミングローズとは考え方が異なります。 ここを間違えると、せっかくの花が見られなくなってしまうので、しっかり理解しましょう。
4.1. 一季咲きランブラーの剪定の基本原則
花は前年伸びた枝(2年枝)に咲く!
そのため、冬に枝を短く切り詰めると、花芽ごと切り落としてしまうことになる!
剪定のメインは「花後」に行う「シュート更新」!
冬の剪定は「整理」が中心!
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):切らずに整理・誘引!
剪定: 基本的には、ほとんど切りません!
枯れている枝、明らかに細くて弱々しい枝、混み合いすぎている部分の細い枝などを、付け根から切り取る**「整理剪定」**にとどめます。
前年に伸びた元気なシュート(これが来年花が咲く主役の枝)は、絶対に短く切り詰めず、先端をほんの少しだけ切る程度にするか、全く切らなくても良いくらいです。
誘引: 冬の間に、前年に伸びた長くしなやかなシュートを、アーチ、パーゴラ、フェンス、壁面、樹木などに誘引し、固定します。
ランブラーの枝は非常に長く伸びるので、広いスペースに大胆に誘引しましょう。多少枝が重なり合っても大丈夫です。
しなやかな枝を活かして、カーブさせたり、波打たせたり、枝垂れさせたりと、自由な発想で誘引できます。
麻ひもやビニールタイで、ゆとりを持たせて固定します。(トゲには注意!)
4.3. 花後の剪定(6月~7月):古い枝を整理し、新しいシュートへ!
一季咲きランブラーにとって、花後の剪定が最も重要な作業です。株の若返り(シュート更新)を促します。
目的: 花が咲き終わった古い枝を整理し、株元から勢いよく伸びてきた新しいシュート(来年花が咲く枝)に養分を集中させる。
方法:
まず、花が咲き終わった細い枝(側枝)を、数節残して切り戻すか、付け根から切り取ります。
次に、株全体のバランスを見ながら、花が咲いた主枝(2年枝)や、さらに古い枝(3~4年以上経った枝)を、株元から発生している元気な新しいシュート(ベイサルシュート)のすぐ上や、枝の付け根から切り取ります。
【重要!】株元から勢いよく伸びている、その年に発生した太くて元気なベイサルシュートは、絶対に切らずに、来年のために大切に残します! これが来年の花の主役です。
全体の枝数を見ながら、古い枝を段階的に更新していくイメージです。毎年全ての古い枝を切る必要はありません。
4.4. シュートの扱い(春~秋)
春から秋にかけて、株元から勢いよく伸びてくるベーサルシュートは、来年花を咲かせる宝物です。
絶対に切らない!
折れないように支柱などで保護する。
邪魔にならないように、まっすぐ上に伸ばしておくか、軽く仮止めしておく。 (本格的な誘引は冬)
5. 'フランソワ・ジュランヴィル' を楽しむガーデンアイデア:花の滝を作る!
その旺盛な伸長力としなやかな枝、そして春の圧倒的な花数を活かして、ダイナミックな景観を作りましょう。
夢の花のトンネル(アーチ・パーゴラ): アーチやパーゴラ全体を覆うように誘引すれば、春には頭上から優しいピンクの花が降り注ぐ、夢のような花のトンネルが実現します。
壁面やフェンスをピンクの滝に: 広い壁面や長いフェンスに誘引すれば、春にはまさに「花の滝」のような壮大な景色を楽しめます。
大きな木に絡ませてナチュラルに: 庭に大きな木があれば、その幹や枝に絡ませて、自然の中で咲き誇るような野趣あふれる雰囲気を演出できます。
日陰の壁面を彩る: 北向きの壁など、日当たりの悪い場所でも花を咲かせる可能性があるため、諦めていたスペースを華やかにする救世主になるかもしれません。
他のつる植物との共演: 開花期の異なるクレマチスなどと組み合わせれば、花の時期をずらして楽しむこともできます。
6. まとめ:春に咲き誇る、強くて優しいランブラーローズ
今回は、100年以上の時を超えて愛される、フランス生まれのランブラーローズ「フランソワ・ジュランヴィル」について、その魅力と育て方の詳細、特にランブラーローズならではの剪定・誘引のコツを詳しくご紹介しました。
フランソワ・ジュランヴィルは、優しいコーラルピンクのロゼット咲きの花が、春に株全体を覆うように咲き誇る、美しい一季咲きのランブラーローズ。
リンゴのようなフルーティーな中香も魅力。
最大の特長は、病害虫に非常に強く、日陰にも耐える抜群の強健さと育てやすさ。初心者にもおすすめ。
しなやかに長く伸びる枝は、アーチやパーゴラなどへの誘引に最適。
育て方の鍵は、「広いスペースの確保」と「一季咲きランブラー特有の剪定(冬は整理のみ、花後にシュート更新)」を理解すること。
今日、庭で咲き始めた最初の一輪。これは、これから訪れるであろう、息をのむほど美しく、そして優しいピンク色の「花の滝」への序章にすぎません。
その圧倒的な開花風景と、手のかからない強健さで、きっとあなたの庭に大きな感動と喜びをもたらしてくれるはずです。「フランソワ・ジュランヴィル」と共に、素晴らしい春のガーデニングシーズンをお過ごしください。
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絶賛デビュー!初咲きイングリッシュローズ、オリビア・ローズ・オースチン Olivia rose Austin⠀ピンクの花が少し咲いた。2025年4月23日
オリビア・ローズ・オースチン Olivia rose Austin⠀ピンクの花が少し咲いた。2025年4月23日
【オリビア・ローズ・オースチン育て方】ついに開花!最強健ピンクバラを徹底解説 (2025年4月23日)
「オリビア・ローズ・オースチン Olivia rose Austin ピンクの花が少し咲いた。2025年4月23日」
春の庭が日ごとに美しさを増す4月23日、待ちに待った瞬間が訪れました! デビッド・オースチンが誇る傑作イングリッシュローズ、「オリビア・ローズ・オースチン」が、ついにその愛らしいピンク色の花を「少し咲かせ」始めたのです! 膨らんでいた蕾が開き、柔らかな花弁が姿を現した様子は、まるで赤ちゃんの寝顔のように無垢で、見ているだけで心が温かくなります。まだ数輪ですが、この最初の一歩が、これから続く長い開花シーズンの始まりを告げています。
「オリビア・ローズ・オースチン」は、その名の由来となったデビッド・オースチン氏の孫娘への愛情が込められた特別なバラ。美しい花姿と心地よい香りはもちろんのこと、特筆すべきはその驚異的なまでの強健さと耐病性です。「バラは病気に弱いから…」と躊躇している方にこそ、ぜひ知っていただきたい、まさに現代バラの理想形とも言える品種なのです。
「オリビアって、本当にそんなに育てやすいの?」
「どんなピンク色で、どんな風に咲き進むんだろう?」
「お手入れのコツを知りたい!」
この記事では、そんな開花が始まったばかりの 'オリビア・ローズ・オースチン' に改めて焦点を当て、その基本情報から他のバラにはない特別な魅力(特に育てやすさ!)、初心者でも失敗しない詳しい育て方、そして美しい樹形を保つための剪定や仕立て方のコツまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも 'オリビア・ローズ・オースチン' の素晴らしさを深く理解し、自信を持ってその栽培を始め、美しい花を長く楽しむことができるようになるはずです。さあ、愛らしさと強さを兼ね備えた、究極のイングリッシュローズの世界へご案内しましょう!
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[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「オリビア・ローズ・オースチン」も栽培し、その驚くべき強健さと美しさを実感。経験に基づいた情報をお届けします。
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1. 愛らしさと強さを秘めて:'オリビア・ローズ・オースチン'とは?
まずは、「オリビア・ローズ・オースチン」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールをご紹介します。
作出: 2014年 / イギリス / デビッド・オースチン (David Austin Roses)
系統: S (シュラブ) / イングリッシュローズ
樹形: バランスの取れたシュラブ樹形。直立性~やや広がり気味に育つ。
樹高: 約1.25m × 幅1m程度(公式データより。環境や剪定により調整可能)
咲き方: 四季咲き(非常に開花性が高く、春から秋まで繰り返しよく咲く)
花色: ソフトピンク~ミディアムピンク。明るく、可愛らしいクリアなピンク色。色褪せしにくい。
花形: カップ咲きから始まり、開くにつれて整った美しいロゼット咲きへと変化する。
花径: 大輪 (10cm前後)
香り: 中香。強いフルーツ系の香りを持つとされる。
葉: やや光沢のある緑色の葉。
【特筆事項】耐病性: 非常に高い。 デビッド・オースチン品種の中でもトップクラスの耐病性を誇り、特に黒星病やうどんこ病に強いとされる。
名前の由来: 作出者デビッド・オースチン氏の孫娘オリビア・ローズ・オースチンさんの名前にちなんで名付けられました。作出者が「これまで作出してきた中で最高の品種のひとつであり、最も病気に強い品種のひとつ」と自信を持って世に送り出した特別なバラです。
現代イングリッシュローズの到達点
「オリビア・ローズ・オースチン」は、デビッド・オースチン・ロージズ社が長年追求してきた「美しさ」「香り」「繰り返し咲く性質」そして「強健さ」という要素を、非常に高いレベルで兼ね備えた品種として、発表直後から世界中で絶賛されました。現代のイングリッシュローズを代表する品種の一つと言えるでしょう。
2. なぜ'オリビア'は特別なのか? その魅力に迫る!
「オリビア・ローズ・オースチン」が多くのガーデナーにとって「特別なバラ」である理由は何でしょうか?
魅力1:【最大の魅力!】驚異的な強健さとトップクラスの耐病性!
このバラを語る上で、まず特筆すべきはその驚くほどの強健さと、抜群の耐病性です。バラ栽培で多くの人が悩まされる黒星病やうどんこ病に対して、非常に強い耐性を持っています。これにより、
農薬散布の頻度を大幅に減らすことができる(無農薬栽培も可能になる場合も)。
病気の心配が少なく、管理が非常に楽になる。
初心者の方でも、失敗が少なく、美しい花を咲かせやすい。 「バラは病気になりやすくて難しい」というイメージを覆してくれる、まさに画期的な品種と言えます。
魅力2:誰からも愛される、明るく美しいソフトピンクの花
花色は、優しく明るいソフトピンク。派手すぎず、どんな庭にも馴染みやすい、万人に愛される色合いです。咲き始めの可愛らしいカップ咲きから、開花が進むにつれて花弁が整然と重なる美しいロゼット咲きへと変化する様子も楽しめます。今日咲き始めたばかりの初々しい花も、これから完璧なロゼット形へと開いていくのが楽しみですね。花付きが非常に良く、株を覆うようにたくさんの花を咲かせます。
魅力3:途切れない開花! 素晴らしい四季咲き性
四季咲き性も非常に強く、春の素晴らしい一番花の後も、真夏の暑い時期でも花を咲かせ(花はやや小さくなることも)、秋には再びたくさんの美しい花を楽しむことができます。ほぼ一年を通して、庭にピンク色の彩りをもたらしてくれる、非常にパフォーマンスの高いバラです。この最初の一輪は、長い開花シーズンの始まりに過ぎません。
魅力4:心地よく香る、フルーティーな香り
香りの強さは「中香」とされていますが、しっかりとした心地よいフルーツ系の香りを楽しむことができます。強すぎず、弱すぎず、近づくとふんわりと漂う香りは、庭でのリラックスタイムを豊かにしてくれます。咲き始めの花からも、爽やかな香りが感じられるかもしれません。
魅力5:扱いやすい! バランスの取れた美しいシュラブ樹形
樹形は、極端に横に広がったり、暴れたりすることなく、自然とバランスの取れた美しいシュラブ樹形にまとまります。高さも1.25m程度と、日本の庭でも扱いやすいサイズ感です。剪定によるコントロールもしやすく、庭植えにも鉢植えにも適しています。
3. 'オリビア・ローズ・オースチン'の育て方【完全ガイド】最強健種の管理法!
「オリビア・ローズ・オースチン」は非常に育てやすいバラですが、その魅力を最大限に引き出すための基本的な育て方のポイントをご紹介します。
3.1. 植え付け:良いスタートのために!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。耐病性が高いとはいえ、日当たりと風通しが良いことは、健全な生育と病害虫予防の基本です。
風通し: 良い風通しは、病気の発生を抑える上で非常に重要です。株周りの空気の流れが良い場所を選びましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単で確実です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥、腐葉土、元肥(緩効性肥料)を混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
基本的なバラの植え付け手順に従います。
苗の根鉢を軽くほぐし、植え穴または鉢に置きます。
接ぎ木部分が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。
土を戻し入れ、水をたっぷりと与えます。
3.2. 水やり:基本を守ればOK!
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候によって調整します。生育期(特に開花期)は水切れに注意し、冬は控えめにします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与えましょう。
3.3. 肥料:四季咲き性を支える、定期的な栄養補給!
「オリビア・ローズ・オースチン」は四季咲き性が非常に強いので、次々と花を咲かせるためには、定期的な肥料やりが重要です。肥料切れさせないようにしましょう。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春(3月頃)に緩効性化成肥料を与えます。
開花期の追肥: 花が咲き始めたこの時期(4月下旬~)、これから続く開花をサポートするために、液体肥料を週に1回程度与えるのが効果的です。
【重要】花後の追肥(お礼肥): 春の一番花の後、夏の花の後、秋の花の後など、花が一段落するたびに必ず緩効性化成肥料や液体肥料を与え、次の開花へのエネルギーを補給します。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)、秋の開花に向けて追肥を行います。
ポイント: バラ専用の肥料は、必要な栄養素がバランス良く配合されているのでおすすめです。製品の指示に従い、適量を守りましょう。
3.4. 病害虫対策:強健さに甘えず、基本的な観察を!
「オリビア・ローズ・オースチン」は驚くほど耐病性が高いですが、それでも病害虫が全く発生しないわけではありません。
耐病性: 黒星病、うどんこ病には非常に強いです。これにより、薬剤散布の頻度を大幅に減らすことができ、ローメンテナンスなバラ栽培が可能になります。
注意すべき害虫:
アブラムシ: 春先の新芽や蕾には、やはり付きやすいです。咲き始めの花にも付くことがあるので、チェックしましょう。
ハダニ: 高温乾燥時に葉裏に発生することがあります。
その他: 環境によっては、チュウレンジハバチやバラゾウムシなども発生する可能性があります。
対策と予防:
基本的な観察は怠らない: 定期的に株全体、特に葉裏や新芽をチェックする習慣をつけましょう。
風通しを良く保つ: 適切な剪定で株内部の風通しを確保します。
必要最低限の対処: 耐病性が高いため、過度に薬剤に頼る必要はないかもしれませんが、害虫などが発生した場合は、被害が広がる前に早めに対処しましょう。手で取り除いたり、部分的に薬剤を使ったりする程度で済むことが多いです。
4. シュラブローズとしての剪定と仕立て方:'オリビア'を美しく保つ!
バランスの取れた樹形を持つ「オリビア・ローズ・オースチン」は、シュラブローズとして比較的管理しやすい品種です。
4.1. 冬剪定(1月~2月):春の準備と樹形作り
目的: 株をリフレッシュさせ、春からの良い芽吹きを促し、バランスの取れた樹形を作る。
方法:
全体の高さの1/2~2/3程度を目安に切り詰めます。樹勢が強いので、やや浅めの剪定でも大丈夫です。
枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きの枝、交差している枝などを付け根から整理します。
株全体の枝の太さやバランスを見ながら、古い枝も整理し、株の中心部にも光と風が入るようにします。
残す枝は、外向きの良い芽の上で切ります。
4.2. 花後の剪定(随時):四季咲き性を最大限に活かす!
四季咲き性が非常に強い「オリビア・ローズ・オースチン」にとって、花後の剪定は次々と花を咲かせ続けるための最も重要な作業です。
方法: 花が終わったら、花がらだけでなく、花の下にある5枚葉(小葉が5枚ついている葉)を1~2枚付けて、そのすぐ上(良い芽の上)で切り戻します。これをこまめに行うことがポイントです。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で同様に切り戻します。今咲き始めた花も、終わったら忘れずに行いましょう。
4.3. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋に美しい花をたくさん咲かせたい場合は、夏剪定を行います。株全体の高さの2/3程度の位置で、軽く切り戻して樹形を整え、秋の開花に備えます。
4.4. 仕立て方:多様な楽しみ方
自然なブッシュ樹形: 最も簡単で、この品種のバランスの良さが活きます。庭植えで自然な雰囲気を楽しむのに最適です。
鉢植え: 8号~10号程度の鉢であれば、十分に育てられます。テラスやベランダで楽しむのに向いています。定期的な植え替えが必要です。
低めのフェンスやオベリスクへの誘引: 枝がある程度伸びる性質もあるため、高さ1.2m程度の低いフェンスや、中型のオベリスクに、緩やかに誘引して楽しむことも可能です。
5. 'オリビア・ローズ・オースチン' を楽しむガーデンアイデア
その美しさと育てやすさから、様々なシーンで活躍します。
庭の主役に抜擢!: 花付きが良く、株姿も美しいので、庭の中心的な場所に植えて主役にするのにふさわしいバラです。病気に強いので、人目につく場所でも安心して育てられます。
ボーダー花壇で輝きを: 花壇の中景あたりに植えると、柔らかなピンク色が他の植物と調和しつつ、美しいアクセントになります。青や紫系の宿根草(ラベンダー、サルビア、ゲラニウムなど)との相性は抜群です。白い花と合わせても清楚です。
イングリッシュガーデン風にナチュラルに: 他のイングリッシュローズや、ジギタリス、デルフィニウム、アストランティアなどの宿根草と混植して、自然でロマンティックな雰囲気のイングリッシュガーデンを作るのに最適です。
初心者への最高の贈り物: 「バラを育ててみたいけど、難しそう…」と思っている方へのプレゼントに、これほど適したバラはありません。育てやすさが、バラ栽培への第一歩を後押ししてくれるはずです。
切り花として愛でる: 美しいロゼット咲きの花は、切り花にして室内に飾るのも素敵です。優しいピンク色とフルーティーな香りが、部屋を心地よい空間にしてくれます。咲き始めのこの一輪を飾るのも良いですね。
6. まとめ:究極の育てやすさと美しさを兼ね備えたバラ
今回は、デビッド・オースチン氏が自信を持って世に送り出したイングリッシュローズ、「オリビア・ローズ・オースチン」について、その魅力と育て方の詳細をご紹介しました。
オリビア・ローズ・オースチンは、可愛らしいソフトピンクのロゼット咲き大輪花と、心地よいフルーツ系の香りが魅力。
最大の特長は、驚くほどの強健さとトップクラスの耐病性で、非常に育てやすいこと。初心者にも最適。
四季咲き性が抜群で、春から秋まで繰り返し安定して花を咲かせる。
育て方のポイントは、基本的なバラの管理(日当たり、水やり、肥料)を丁寧に行うこと。病気の心配が少ない分、管理が楽。
バランスの取れたシュラブ樹形で、庭植えにも鉢植えにも向く。
今日、ついに咲き始めた「オリビア・ローズ・オースチン」の最初の一輪。その愛らしい姿は、これから続く長い開花シーズンの始まりを告げています。病気に強く、たくさんの花を咲かせてくれるこのバラは、きっと多くのガーデナーにとって、頼りになり、心を満たしてくれる存在になるでしょう。
もしあなたが、「手がかからず、美しく、たくさん咲くバラ」を探しているなら、「オリビア・ローズ・オースチン」は最高の選択肢の一つとなるはずです。ぜひ、この素晴らしいバラを育てて、その魅力を実感してください。
[02memo]では、「オリビア・ローズ・オースチン」の成長記録や開花の様子、他のイングリッシュローズの情報も発信しています。ぜひ、ブログやSNS、YouTubeもチェックしてみてくださいね!
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【オリビア・ローズ・オースチン育て方】ついに開花!最強健ピンクバラを徹底解説 (2025年4月23日)
「オリビア・ローズ・オースチン Olivia rose Austin ピンクの花が少し咲いた。2025年4月23日」
春の庭が日ごとに美しさを増す4月23日、待ちに待った瞬間が訪れました! デビッド・オースチンが誇る傑作イングリッシュローズ、「オリビア・ローズ・オースチン」が、ついにその愛らしいピンク色の花を「少し咲かせ」始めたのです! 膨らんでいた蕾が開き、柔らかな花弁が姿を現した様子は、まるで赤ちゃんの寝顔のように無垢で、見ているだけで心が温かくなります。まだ数輪ですが、この最初の一歩が、これから続く長い開花シーズンの始まりを告げています。
「オリビア・ローズ・オースチン」は、その名の由来となったデビッド・オースチン氏の孫娘への愛情が込められた特別なバラ。美しい花姿と心地よい香りはもちろんのこと、特筆すべきはその驚異的なまでの強健さと耐病性です。「バラは病気に弱いから…」と躊躇している方にこそ、ぜひ知っていただきたい、まさに現代バラの理想形とも言える品種なのです。
「オリビアって、本当にそんなに育てやすいの?」
「どんなピンク色で、どんな風に咲き進むんだろう?」
「お手入れのコツを知りたい!」
この記事では、そんな開花が始まったばかりの 'オリビア・ローズ・オースチン' に改めて焦点を当て、その基本情報から他のバラにはない特別な魅力(特に育てやすさ!)、初心者でも失敗しない詳しい育て方、そして美しい樹形を保つための剪定や仕立て方のコツまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも 'オリビア・ローズ・オースチン' の素晴らしさを深く理解し、自信を持ってその栽培を始め、美しい花を長く楽しむことができるようになるはずです。さあ、愛らしさと強さを兼ね備えた、究極のイングリッシュローズの世界へご案内しましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「オリビア・ローズ・オースチン」も栽培し、その驚くべき強健さと美しさを実感。経験に基づいた情報をお届けします。
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1. 愛らしさと強さを秘めて:'オリビア・ローズ・オースチン'とは?
まずは、「オリビア・ローズ・オースチン」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールをご紹介します。
作出: 2014年 / イギリス / デビッド・オースチン (David Austin Roses)
系統: S (シュラブ) / イングリッシュローズ
樹形: バランスの取れたシュラブ樹形。直立性~やや広がり気味に育つ。
樹高: 約1.25m × 幅1m程度(公式データより。環境や剪定により調整可能)
咲き方: 四季咲き(非常に開花性が高く、春から秋まで繰り返しよく咲く)
花色: ソフトピンク~ミディアムピンク。明るく、可愛らしいクリアなピンク色。色褪せしにくい。
花形: カップ咲きから始まり、開くにつれて整った美しいロゼット咲きへと変化する。
花径: 大輪 (10cm前後)
香り: 中香。強いフルーツ系の香りを持つとされる。
葉: やや光沢のある緑色の葉。
【特筆事項】耐病性: 非常に高い。 デビッド・オースチン品種の中でもトップクラスの耐病性を誇り、特に黒星病やうどんこ病に強いとされる。
名前の由来: 作出者デビッド・オースチン氏の孫娘オリビア・ローズ・オースチンさんの名前にちなんで名付けられました。作出者が「これまで作出してきた中で最高の品種のひとつであり、最も病気に強い品種のひとつ」と自信を持って世に送り出した特別なバラです。
現代イングリッシュローズの到達点
「オリビア・ローズ・オースチン」は、デビッド・オースチン・ロージズ社が長年追求してきた「美しさ」「香り」「繰り返し咲く性質」そして「強健さ」という要素を、非常に高いレベルで兼ね備えた品種として、発表直後から世界中で絶賛されました。現代のイングリッシュローズを代表する品種の一つと言えるでしょう。
2. なぜ'オリビア'は特別なのか? その魅力に迫る!
「オリビア・ローズ・オースチン」が多くのガーデナーにとって「特別なバラ」である理由は何でしょうか?
魅力1:【最大の魅力!】驚異的な強健さとトップクラスの耐病性!
このバラを語る上で、まず特筆すべきはその驚くほどの強健さと、抜群の耐病性です。バラ栽培で多くの人が悩まされる黒星病やうどんこ病に対して、非常に強い耐性を持っています。これにより、
農薬散布の頻度を大幅に減らすことができる(無農薬栽培も可能になる場合も)。
病気の心配が少なく、管理が非常に楽になる。
初心者の方でも、失敗が少なく、美しい花を咲かせやすい。 「バラは病気になりやすくて難しい」というイメージを覆してくれる、まさに画期的な品種と言えます。
魅力2:誰からも愛される、明るく美しいソフトピンクの花
花色は、優しく明るいソフトピンク。派手すぎず、どんな庭にも馴染みやすい、万人に愛される色合いです。咲き始めの可愛らしいカップ咲きから、開花が進むにつれて花弁が整然と重なる美しいロゼット咲きへと変化する様子も楽しめます。今日咲き始めたばかりの初々しい花も、これから完璧なロゼット形へと開いていくのが楽しみですね。花付きが非常に良く、株を覆うようにたくさんの花を咲かせます。
魅力3:途切れない開花! 素晴らしい四季咲き性
四季咲き性も非常に強く、春の素晴らしい一番花の後も、真夏の暑い時期でも花を咲かせ(花はやや小さくなることも)、秋には再びたくさんの美しい花を楽しむことができます。ほぼ一年を通して、庭にピンク色の彩りをもたらしてくれる、非常にパフォーマンスの高いバラです。この最初の一輪は、長い開花シーズンの始まりに過ぎません。
魅力4:心地よく香る、フルーティーな香り
香りの強さは「中香」とされていますが、しっかりとした心地よいフルーツ系の香りを楽しむことができます。強すぎず、弱すぎず、近づくとふんわりと漂う香りは、庭でのリラックスタイムを豊かにしてくれます。咲き始めの花からも、爽やかな香りが感じられるかもしれません。
魅力5:扱いやすい! バランスの取れた美しいシュラブ樹形
樹形は、極端に横に広がったり、暴れたりすることなく、自然とバランスの取れた美しいシュラブ樹形にまとまります。高さも1.25m程度と、日本の庭でも扱いやすいサイズ感です。剪定によるコントロールもしやすく、庭植えにも鉢植えにも適しています。
3. 'オリビア・ローズ・オースチン'の育て方【完全ガイド】最強健種の管理法!
「オリビア・ローズ・オースチン」は非常に育てやすいバラですが、その魅力を最大限に引き出すための基本的な育て方のポイントをご紹介します。
3.1. 植え付け:良いスタートのために!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。耐病性が高いとはいえ、日当たりと風通しが良いことは、健全な生育と病害虫予防の基本です。
風通し: 良い風通しは、病気の発生を抑える上で非常に重要です。株周りの空気の流れが良い場所を選びましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単で確実です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥、腐葉土、元肥(緩効性肥料)を混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
基本的なバラの植え付け手順に従います。
苗の根鉢を軽くほぐし、植え穴または鉢に置きます。
接ぎ木部分が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。
土を戻し入れ、水をたっぷりと与えます。
3.2. 水やり:基本を守ればOK!
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候によって調整します。生育期(特に開花期)は水切れに注意し、冬は控えめにします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与えましょう。
3.3. 肥料:四季咲き性を支える、定期的な栄養補給!
「オリビア・ローズ・オースチン」は四季咲き性が非常に強いので、次々と花を咲かせるためには、定期的な肥料やりが重要です。肥料切れさせないようにしましょう。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春(3月頃)に緩効性化成肥料を与えます。
開花期の追肥: 花が咲き始めたこの時期(4月下旬~)、これから続く開花をサポートするために、液体肥料を週に1回程度与えるのが効果的です。
【重要】花後の追肥(お礼肥): 春の一番花の後、夏の花の後、秋の花の後など、花が一段落するたびに必ず緩効性化成肥料や液体肥料を与え、次の開花へのエネルギーを補給します。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)、秋の開花に向けて追肥を行います。
ポイント: バラ専用の肥料は、必要な栄養素がバランス良く配合されているのでおすすめです。製品の指示に従い、適量を守りましょう。
3.4. 病害虫対策:強健さに甘えず、基本的な観察を!
「オリビア・ローズ・オースチン」は驚くほど耐病性が高いですが、それでも病害虫が全く発生しないわけではありません。
耐病性: 黒星病、うどんこ病には非常に強いです。これにより、薬剤散布の頻度を大幅に減らすことができ、ローメンテナンスなバラ栽培が可能になります。
注意すべき害虫:
アブラムシ: 春先の新芽や蕾には、やはり付きやすいです。咲き始めの花にも付くことがあるので、チェックしましょう。
ハダニ: 高温乾燥時に葉裏に発生することがあります。
その他: 環境によっては、チュウレンジハバチやバラゾウムシなども発生する可能性があります。
対策と予防:
基本的な観察は怠らない: 定期的に株全体、特に葉裏や新芽をチェックする習慣をつけましょう。
風通しを良く保つ: 適切な剪定で株内部の風通しを確保します。
必要最低限の対処: 耐病性が高いため、過度に薬剤に頼る必要はないかもしれませんが、害虫などが発生した場合は、被害が広がる前に早めに対処しましょう。手で取り除いたり、部分的に薬剤を使ったりする程度で済むことが多いです。
4. シュラブローズとしての剪定と仕立て方:'オリビア'を美しく保つ!
バランスの取れた樹形を持つ「オリビア・ローズ・オースチン」は、シュラブローズとして比較的管理しやすい品種です。
4.1. 冬剪定(1月~2月):春の準備と樹形作り
目的: 株をリフレッシュさせ、春からの良い芽吹きを促し、バランスの取れた樹形を作る。
方法:
全体の高さの1/2~2/3程度を目安に切り詰めます。樹勢が強いので、やや浅めの剪定でも大丈夫です。
枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きの枝、交差している枝などを付け根から整理します。
株全体の枝の太さやバランスを見ながら、古い枝も整理し、株の中心部にも光と風が入るようにします。
残す枝は、外向きの良い芽の上で切ります。
4.2. 花後の剪定(随時):四季咲き性を最大限に活かす!
四季咲き性が非常に強い「オリビア・ローズ・オースチン」にとって、花後の剪定は次々と花を咲かせ続けるための最も重要な作業です。
方法: 花が終わったら、花がらだけでなく、花の下にある5枚葉(小葉が5枚ついている葉)を1~2枚付けて、そのすぐ上(良い芽の上)で切り戻します。これをこまめに行うことがポイントです。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で同様に切り戻します。今咲き始めた花も、終わったら忘れずに行いましょう。
4.3. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋に美しい花をたくさん咲かせたい場合は、夏剪定を行います。株全体の高さの2/3程度の位置で、軽く切り戻して樹形を整え、秋の開花に備えます。
4.4. 仕立て方:多様な楽しみ方
自然なブッシュ樹形: 最も簡単で、この品種のバランスの良さが活きます。庭植えで自然な雰囲気を楽しむのに最適です。
鉢植え: 8号~10号程度の鉢であれば、十分に育てられます。テラスやベランダで楽しむのに向いています。定期的な植え替えが必要です。
低めのフェンスやオベリスクへの誘引: 枝がある程度伸びる性質もあるため、高さ1.2m程度の低いフェンスや、中型のオベリスクに、緩やかに誘引して楽しむことも可能です。
5. 'オリビア・ローズ・オースチン' を楽しむガーデンアイデア
その美しさと育てやすさから、様々なシーンで活躍します。
庭の主役に抜擢!: 花付きが良く、株姿も美しいので、庭の中心的な場所に植えて主役にするのにふさわしいバラです。病気に強いので、人目につく場所でも安心して育てられます。
ボーダー花壇で輝きを: 花壇の中景あたりに植えると、柔らかなピンク色が他の植物と調和しつつ、美しいアクセントになります。青や紫系の宿根草(ラベンダー、サルビア、ゲラニウムなど)との相性は抜群です。白い花と合わせても清楚です。
イングリッシュガーデン風にナチュラルに: 他のイングリッシュローズや、ジギタリス、デルフィニウム、アストランティアなどの宿根草と混植して、自然でロマンティックな雰囲気のイングリッシュガーデンを作るのに最適です。
初心者への最高の贈り物: 「バラを育ててみたいけど、難しそう…」と思っている方へのプレゼントに、これほど適したバラはありません。育てやすさが、バラ栽培への第一歩を後押ししてくれるはずです。
切り花として愛でる: 美しいロゼット咲きの花は、切り花にして室内に飾るのも素敵です。優しいピンク色とフルーティーな香りが、部屋を心地よい空間にしてくれます。咲き始めのこの一輪を飾るのも良いですね。
6. まとめ:究極の育てやすさと美しさを兼ね備えたバラ
今回は、デビッド・オースチン氏が自信を持って世に送り出したイングリッシュローズ、「オリビア・ローズ・オースチン」について、その魅力と育て方の詳細をご紹介しました。
オリビア・ローズ・オースチンは、可愛らしいソフトピンクのロゼット咲き大輪花と、心地よいフルーツ系の香りが魅力。
最大の特長は、驚くほどの強健さとトップクラスの耐病性で、非常に育てやすいこと。初心者にも最適。
四季咲き性が抜群で、春から秋まで繰り返し安定して花を咲かせる。
育て方のポイントは、基本的なバラの管理(日当たり、水やり、肥料)を丁寧に行うこと。病気の心配が少ない分、管理が楽。
バランスの取れたシュラブ樹形で、庭植えにも鉢植えにも向く。
今日、ついに咲き始めた「オリビア・ローズ・オースチン」の最初の一輪。その愛らしい姿は、これから続く長い開花シーズンの始まりを告げています。病気に強く、たくさんの花を咲かせてくれるこのバラは、きっと多くのガーデナーにとって、頼りになり、心を満たしてくれる存在になるでしょう。
もしあなたが、「手がかからず、美しく、たくさん咲くバラ」を探しているなら、「オリビア・ローズ・オースチン」は最高の選択肢の一つとなるはずです。ぜひ、この素晴らしいバラを育てて、その魅力を実感してください。
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重厚な花弁と甘美な香り―アンプルール・デュ・マロックが奏でる庭の詩 Empereur du Maroc⠀赤黒の花が咲きだした。2025年4月23日⠀
アンプルール・デュ・マロック Empereur du Maroc⠀赤黒の花が咲きだした。2025年4月23日⠀
【オールドローズ】'アンプルール・デュ・マロック'育て方|赤黒い花とダマスク香の魅力!HP系の剪定も解説
「アンプルール・デュ・マロック Empereur du Maroc 赤黒の花が咲きだした。2025年4月23日」
春爛漫の庭で、ついに歴史の扉が開かれるような瞬間が訪れました! 1858年にフランスで作出されたオールドローズ、「アンプルール・デュ・マロック」が、その威厳ある「赤黒」とも称される深い色の花を咲かせ始めたのです! まるでベルベットのような質感を持つ濃赤紫色の花弁が、ゆっくりと開き始める姿は、モダンローズとは一線を画す、重厚で神秘的な美しさ。そして、あたりに漂い始める濃厚なダマスクの香り…。これぞオールドローズの醍醐味、と感じる瞬間ですね。
「モロッコの皇帝」の名を持つこのバラは、ハイブリッドパーペチュアル(HP)系に属し、オールドローズでありながら返り咲きの性質も持つ、非常に魅力的な品種です。その深い色彩と豊かな香りは、多くのバラ愛好家を魅了し続けています。
「赤黒いバラ、なんてドラマチック!」
「オールドローズって育てるのが難しいイメージだけど…?」
「ハイブリッドパーペチュアル系の剪定ってどうすればいいの?」
この記事では、そんな開花が始まったばかりの 'アンプルール・デュ・マロック' に改めて注目し、その基本情報から歴史的背景、心惹かれる魅力、そしてオールドローズ・HP系としての詳しい育て方、剪定や仕立て方のコツまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも 'アンプルール・デュ・マロック' の育て方のポイントをマスターし、その深い色彩と甘美な香りを存分に楽しむことができるようになるはずです。さあ、時を超えて愛されるオールドローズの世界へ、一緒に足を踏み入れてみましょう!
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1. モロッコの皇帝:オールドローズ 'アンプルール・デュ・マロック' とは?
まずは、「アンプルール・デュ・マロック」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールと歴史的背景を見ていきましょう。
作出: 1858年 / フランス / Bertrand Guinoiseau-Flon氏
別名: Emperor of Morocco (エンペラー・オブ・モロッコ)
系統: HP (ハイブリッド・パーペチュアル) / オールドローズ
19世紀中頃に流行した系統で、「パーペチュアル(Perpetual=永続的な、繰り返す)」の名が示す通り、オールドローズの中では返り咲き性が強いのが特徴です。モダンローズ(特にハイブリッド・ティー)の重要な親となりました。多くは香りが良く、しっかりとした樹形を持ちます。
樹形: シュラブ・ローズ(またはつる性として扱われることも)。枝は直立性に伸びる傾向があり、しっかりしています。強めの剪定で木立性のようにも育てられます。
樹高: 2.5m ~ 3m程度に伸長する可能性があります(つる状に伸ばした場合)。剪定によって1.5m程度のシュラブとしても管理可能です。
咲き方: 返り咲き。主に春に多くの花が咲き、適切な管理で夏以降も繰り返し花を咲かせます。
花色: 濃赤紫色~クリムゾンレッド。しばしば「赤黒い」と表現される、非常に深みのあるベルベットのような色合い。咲き進んだり、散り際には紫色がかってくることもあります。
花形: 半剣弁八重咲き~ロゼット咲き。外側の花弁がやや反り返り、中心部はクォーターロゼット状に開くことも。クラシカルで優雅な花形です。
花径: 中輪 (約6cm~8cm程度)
香り: 強香。オールドローズ特有の、甘く濃厚なダマスク香を強く放ちます。
葉: やや濃い緑色の葉。
耐病性: オールドローズ、特にHP系はうどんこ病に弱い傾向があるため注意が必要です。黒星病への耐性は中程度とされます。
歴史を感じるロマン
1858年作出ということは、日本で言えば幕末の頃。そんな時代から存在し、今もなお愛され続けているという事実に、深いロマンを感じずにはいられません。モダンローズにはない、歴史の重みと物語性を秘めたバラと言えるでしょう。
2. 'アンプルール・デュ・マロック' 5つの魅力:なぜ人々を惹きつけるのか?
この歴史あるバラが、現代のガーデナーをも魅了し続ける理由は、その独特の個性と魅力にあります。
魅力1:息をのむほど深い! ベルベットのような「赤黒」の花色
最大の特徴は、他に類を見ないほど**深みのある濃赤紫色(クリムゾンレッド)**です。「赤黒い」と表現されることもあるその色は、まるで高級なベルベットのような質感さえ感じさせ、非常にシックで高貴な印象を与えます。光の当たり具合によって陰影が生まれ、ミステリアスな雰囲気も醸し出します。咲き進むにつれて紫色を帯びてくる変化もまた美しいです。
魅力2:クラシカルで優雅、オールドローズならではの花形
半剣弁の蕾が開き始めると、花弁が重なり合い、時には中心部がクォーター状に割れる美しいロゼット咲きになります。整然としたモダンローズとは異なる、どこか自由で優雅な花形は、オールドローズならではの魅力です。
魅力3:むせ返るような甘美な香り! 強烈なダマスク香
オールドローズの真髄ともいえる、濃厚で甘美なダマスク香を強く放ちます。開花期には、その芳醇な香りが庭を満たし、五感を満たす贅沢な時間をもたらしてくれます。香りの良さを重視する方には、たまらない魅力でしょう。咲き始めたこの一輪からも、きっと素晴らしい香りが漂っているはずです。
魅力4:オールドローズなのに繰り返し咲く! 返り咲き性の喜び
多くの一季咲きのオールドローズとは異なり、ハイブリッド・パーペチュアル系の'アンプルール・デュ・マロック'は返り咲き性を持っています。春の素晴らしい開花の後も、夏や秋に再び花を咲かせてくれる可能性があるのです。長く花を楽しめるのは大きなメリットです。
魅力5:仕立て方で表情が変わる! 多彩な樹形
枝が比較的しっかりと直立気味に伸びる性質を持ちますが、枝を伸ばせばつるバラのようにフェンスやオベリスクに誘引することも可能です。一方で、冬に強めに剪定すれば、コンパクトな木立性のシュラブとして鉢植えなどで楽しむこともできます。庭のスペースや好みに合わせて、様々な仕立て方ができるのも魅力です。
3. 'アンプルール・デュ・マロック' の育て方【完全ガイド】オールドローズHP系の管理法
ここからは、「アンプルール・デュ・マロック」を元気に育て、その深い魅力を持つ花を毎年楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。オールドローズ、特にHP系の特性を理解することがポイントです。
3.1. 植え付け:最適な環境で皇帝をお迎え!
場所選び(最重要):
日当たり: バラの基本通り、日当たりと風通しの良い場所が最適です。最低でも1日に6時間以上の日照を確保しましょう。
風通し: HP系はうどんこ病にかかりやすい傾向があるため、特に風通しの良さが重要です。壁際や込み合った場所は避け、株周りの空気の流れが良い場所を選びましょう。
スペース: つる状に伸ばす場合は3m程度のスペースを、シュラブとして育てる場合でも1.5m程度のスペースを確保しましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の**「バラ用培養土」**を使用するのが簡単です。
地植えの場合は、深く耕し、堆肥、腐葉土、元肥を十分に混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
植え付け方法:
苗の根鉢の扱いは通常のバラと同じです。
植え穴または鉢に、接ぎ木部分が地面より少し上に出るように植え付けます。
植え付け後は水をたっぷりと与え、支柱を立てて安定させます。
3.2. 水やり:基本を守って、過湿に注意
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候により調整します。生育期・開花期は水切れに注意し、冬は控えめに。
注意点: 過湿は根腐れや病気の原因になります。特に風通しが悪い場所では注意が必要です。
3.3. 肥料:返り咲きと健全な成長のために
HP系は返り咲き性があり、比較的肥料を好む傾向があるとも言われます。適切な施肥で、繰り返し開花を促しましょう。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春(3月頃)に緩効性化成肥料を与えます。
開花期の追肥: 開花が始まったこの時期、液体肥料を週に1回程度与えると花付きをサポートします。
【重要】お礼肥(花後): 春の一番花が終わったら、返り咲きを促すために必ずお礼肥(緩効性肥料や液体肥料)を与えます。夏や秋の花後も同様に施します。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)に追肥します。
ポイント: バラ専用肥料が便利です。与えすぎは禁物ですが、肥料切れにも注意が必要です。
3.4. 病害虫対策:特に「うどんこ病」に注意!
オールドローズ、特にHP系は、うどんこ病にかかりやすい傾向があります。予防的な対策が重要です。
うどんこ病対策:
風通しを最優先: 剪定で枝を整理し、誘引で枝が重ならないようにし、株全体の風通しを良く保ちます。
適切な施肥: 窒素過多はうどんこ病を助長します。バランスの取れた施肥を心がけます。
早期発見・対処: 葉や新芽に白い粉を見つけたら、すぐにその部分を取り除くか、初期段階で薬剤を散布します。
予防散布: 発生しやすい時期(春・秋)には、予防効果のある殺菌剤を定期的に散布することも有効です。
その他の病害虫: 黒星病、アブラムシ、ハダニ、チュウレンジハバチなども発生する可能性があるので、定期的な観察と対処が必要です。
4. 【重要】剪定と仕立て方:HP系の特性を活かす!
'アンプルール・デュ・マロック' はシュラブとしても、つるバラとしても育てられます。仕立て方に合わせた剪定がポイントです。
4.1. HP系の剪定の考え方
返り咲き性を促すため、花後の剪定が重要。
冬剪定で樹形を作り、古い枝を整理して株を若返らせる。
仕立て方(木立 or つる)によって剪定の深さを変える。
4.2. 冬剪定(1月~2月):仕立て方に合わせて調整
① 木立風(ブッシュ)に仕立てる場合:
全体の高さの1/2~1/3程度まで、やや深めに切り詰めます。
枯れ枝、病気枝、細枝、内向枝、古い枝(3~4年以上)を整理します。
残す枝は外向きの良い芽の上で切ります。
② つる状(クライマー)に仕立てる場合:
枯れ枝、細枝、混み合った枝などを整理するのは同じです。
元気の良い長いシュートを数本選び、主枝として残します。 これらの主枝は先端を軽く切り詰める程度にします。
主枝から出ている側枝を、付け根から2~3芽残して短く切り詰めます。
冬剪定後に、構造物へ誘引し直します。枝が硬めなので、若い枝を中心に行い、無理に曲げないように注意します。
4.3. 花後の剪定(随時):返り咲きを促す重要な作業!
HP系の返り咲き性を引き出すためには、花後の剪定が非常に重要です。
方法: 春の一番花が終わったら、咲いた枝の長さの約半分程度の位置で切り戻します。良い芽(5枚葉の付け根にある芽)の上で切ります。
効果: このやや深めの切り戻しが刺激となり、新しいシュートが発生しやすくなり、夏から秋にかけての返り咲きを促します。
繰り返し: 夏や秋に咲いた花の後も、同様に切り戻しを行うことで、次の開花を期待できます。
4.4. 夏剪定(任意)
秋に良い花を咲かせたい場合は、8月下旬~9月上旬に、軽く全体の枝を切り戻して樹形を整えます。
4.5. 仕立て方の選択肢
直立性のシュラブ: 自然樹形を活かし、庭の中~後方に植えて存在感を出す。
鉢植え: 冬剪定で高さを調整し、大きめの鉢(10号以上)で育てる。
フェンス・トレリス: 枝が硬めなので、直線的な誘引がしやすい。扇状に広げる。
オベリスク・ポール: 若いしなやかな枝を選んで巻き付けるように誘引する。
5. 'アンプルール・デュ・マロック' を楽しむガーデンアイデア
その深い花色と香りは、庭に特別な雰囲気をもたらします。
シック&エレガントな庭の主役に: 濃赤紫色は、庭全体を引き締め、落ち着いた大人の雰囲気を演出します。メインとなる場所に植えて、その存在感を楽しみましょう。
美しい色彩のコントラスト:
淡い色のバラと: 'ピエール・ドゥ・ロンサール' のような淡いピンクや、白、アプリコット系のバラと組み合わせると、色の対比が非常に美しく、お互いを引き立て合います。
シルバーリーフと: ラムズイヤーやサントリナ、アルテミシアなどのシルバーリーフプランツと合わせると、シックで洗練された組み合わせになります。
香りのガーデンに: 強烈なダマスク香は、香りのガーデンには欠かせません。ラベンダーや他の香りの良いオールドローズなどと組み合わせて、香りの競演を楽しむのも素敵です。
切り花として贅沢な香りを室内に: 深い色合いと濃厚な香りを、切り花として室内で楽しむのは最高の贅沢です。一輪だけでも、部屋中に香りが広がります。
6. まとめ:時を超えて愛される、深紅の皇帝
今回は、160年以上もの間愛され続けているオールドローズ、「アンプルール・デュ・マロック」について、その魅力と育て方の詳細をご紹介しました。
アンプルール・デュ・マロックは、ベルベットのような深い濃赤紫色(赤黒)の花と、濃厚なダマスク香が魅力のハイブリッド・パーペチュアル系オールドローズ。
オールドローズでありながら返り咲き性があり、春以降も花を楽しめる可能性がある。
樹形は直立性のシュラブで、つるバラのように仕立てることも可能。
育て方のポイントは、日当たりと風通しの確保、HP系の特性に合わせた剪定(特に花後のやや深めの切り戻し)、そしてうどんこ病への注意。
歴史を感じさせる佇まいと、モダンローズにはない深い魅力を持つ。
今日、庭で咲き始めた「赤黒の花」。そのベルベットのような花弁と、これから放たれるであろう甘美なダマスクの香りを想像すると、まさに至福の瞬間ですね。
歴史とロマン、そして圧倒的な個性を持つオールドローズ 'アンプルール・デュ・マロック'。少し手間がかかる部分もありますが、それを補って余りある魅力と育てる喜びがあります。ぜひ、あなたの庭に「モロッコの皇帝」をお迎えしてみませんか?
[02memo]では、「アンプルール・デュ・マロック」の成長記録や、他のオールドローズの情報も発信しています。ぜひ、ブログやSNS、YouTubeもチェックしてみてくださいね!
アンプルール・デュ・マロック Empereur du Maroc Bertrand Guinoiseau-Flon フランス ツル シュラブ・ローズ オールドローズ HP ハイブリットパーペチュアル 返り咲き 赤系統 濃赤紫色 半剣弁八重咲き 中輪 強香
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再生リスト アンプルール・デュ・マロック Empereur du Maroc
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ブログ バラを中心にガーデング情報や買い物紹介などの雑記ブログ。2011年開設。
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【オールドローズ】'アンプルール・デュ・マロック'育て方|赤黒い花とダマスク香の魅力!HP系の剪定も解説
「アンプルール・デュ・マロック Empereur du Maroc 赤黒の花が咲きだした。2025年4月23日」
春爛漫の庭で、ついに歴史の扉が開かれるような瞬間が訪れました! 1858年にフランスで作出されたオールドローズ、「アンプルール・デュ・マロック」が、その威厳ある「赤黒」とも称される深い色の花を咲かせ始めたのです! まるでベルベットのような質感を持つ濃赤紫色の花弁が、ゆっくりと開き始める姿は、モダンローズとは一線を画す、重厚で神秘的な美しさ。そして、あたりに漂い始める濃厚なダマスクの香り…。これぞオールドローズの醍醐味、と感じる瞬間ですね。
「モロッコの皇帝」の名を持つこのバラは、ハイブリッドパーペチュアル(HP)系に属し、オールドローズでありながら返り咲きの性質も持つ、非常に魅力的な品種です。その深い色彩と豊かな香りは、多くのバラ愛好家を魅了し続けています。
「赤黒いバラ、なんてドラマチック!」
「オールドローズって育てるのが難しいイメージだけど…?」
「ハイブリッドパーペチュアル系の剪定ってどうすればいいの?」
この記事では、そんな開花が始まったばかりの 'アンプルール・デュ・マロック' に改めて注目し、その基本情報から歴史的背景、心惹かれる魅力、そしてオールドローズ・HP系としての詳しい育て方、剪定や仕立て方のコツまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも 'アンプルール・デュ・マロック' の育て方のポイントをマスターし、その深い色彩と甘美な香りを存分に楽しむことができるようになるはずです。さあ、時を超えて愛されるオールドローズの世界へ、一緒に足を踏み入れてみましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。オールドローズもいくつか栽培しており、その魅力と栽培のポイントを発信しています。
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1. モロッコの皇帝:オールドローズ 'アンプルール・デュ・マロック' とは?
まずは、「アンプルール・デュ・マロック」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールと歴史的背景を見ていきましょう。
作出: 1858年 / フランス / Bertrand Guinoiseau-Flon氏
別名: Emperor of Morocco (エンペラー・オブ・モロッコ)
系統: HP (ハイブリッド・パーペチュアル) / オールドローズ
19世紀中頃に流行した系統で、「パーペチュアル(Perpetual=永続的な、繰り返す)」の名が示す通り、オールドローズの中では返り咲き性が強いのが特徴です。モダンローズ(特にハイブリッド・ティー)の重要な親となりました。多くは香りが良く、しっかりとした樹形を持ちます。
樹形: シュラブ・ローズ(またはつる性として扱われることも)。枝は直立性に伸びる傾向があり、しっかりしています。強めの剪定で木立性のようにも育てられます。
樹高: 2.5m ~ 3m程度に伸長する可能性があります(つる状に伸ばした場合)。剪定によって1.5m程度のシュラブとしても管理可能です。
咲き方: 返り咲き。主に春に多くの花が咲き、適切な管理で夏以降も繰り返し花を咲かせます。
花色: 濃赤紫色~クリムゾンレッド。しばしば「赤黒い」と表現される、非常に深みのあるベルベットのような色合い。咲き進んだり、散り際には紫色がかってくることもあります。
花形: 半剣弁八重咲き~ロゼット咲き。外側の花弁がやや反り返り、中心部はクォーターロゼット状に開くことも。クラシカルで優雅な花形です。
花径: 中輪 (約6cm~8cm程度)
香り: 強香。オールドローズ特有の、甘く濃厚なダマスク香を強く放ちます。
葉: やや濃い緑色の葉。
耐病性: オールドローズ、特にHP系はうどんこ病に弱い傾向があるため注意が必要です。黒星病への耐性は中程度とされます。
歴史を感じるロマン
1858年作出ということは、日本で言えば幕末の頃。そんな時代から存在し、今もなお愛され続けているという事実に、深いロマンを感じずにはいられません。モダンローズにはない、歴史の重みと物語性を秘めたバラと言えるでしょう。
2. 'アンプルール・デュ・マロック' 5つの魅力:なぜ人々を惹きつけるのか?
この歴史あるバラが、現代のガーデナーをも魅了し続ける理由は、その独特の個性と魅力にあります。
魅力1:息をのむほど深い! ベルベットのような「赤黒」の花色
最大の特徴は、他に類を見ないほど**深みのある濃赤紫色(クリムゾンレッド)**です。「赤黒い」と表現されることもあるその色は、まるで高級なベルベットのような質感さえ感じさせ、非常にシックで高貴な印象を与えます。光の当たり具合によって陰影が生まれ、ミステリアスな雰囲気も醸し出します。咲き進むにつれて紫色を帯びてくる変化もまた美しいです。
魅力2:クラシカルで優雅、オールドローズならではの花形
半剣弁の蕾が開き始めると、花弁が重なり合い、時には中心部がクォーター状に割れる美しいロゼット咲きになります。整然としたモダンローズとは異なる、どこか自由で優雅な花形は、オールドローズならではの魅力です。
魅力3:むせ返るような甘美な香り! 強烈なダマスク香
オールドローズの真髄ともいえる、濃厚で甘美なダマスク香を強く放ちます。開花期には、その芳醇な香りが庭を満たし、五感を満たす贅沢な時間をもたらしてくれます。香りの良さを重視する方には、たまらない魅力でしょう。咲き始めたこの一輪からも、きっと素晴らしい香りが漂っているはずです。
魅力4:オールドローズなのに繰り返し咲く! 返り咲き性の喜び
多くの一季咲きのオールドローズとは異なり、ハイブリッド・パーペチュアル系の'アンプルール・デュ・マロック'は返り咲き性を持っています。春の素晴らしい開花の後も、夏や秋に再び花を咲かせてくれる可能性があるのです。長く花を楽しめるのは大きなメリットです。
魅力5:仕立て方で表情が変わる! 多彩な樹形
枝が比較的しっかりと直立気味に伸びる性質を持ちますが、枝を伸ばせばつるバラのようにフェンスやオベリスクに誘引することも可能です。一方で、冬に強めに剪定すれば、コンパクトな木立性のシュラブとして鉢植えなどで楽しむこともできます。庭のスペースや好みに合わせて、様々な仕立て方ができるのも魅力です。
3. 'アンプルール・デュ・マロック' の育て方【完全ガイド】オールドローズHP系の管理法
ここからは、「アンプルール・デュ・マロック」を元気に育て、その深い魅力を持つ花を毎年楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。オールドローズ、特にHP系の特性を理解することがポイントです。
3.1. 植え付け:最適な環境で皇帝をお迎え!
場所選び(最重要):
日当たり: バラの基本通り、日当たりと風通しの良い場所が最適です。最低でも1日に6時間以上の日照を確保しましょう。
風通し: HP系はうどんこ病にかかりやすい傾向があるため、特に風通しの良さが重要です。壁際や込み合った場所は避け、株周りの空気の流れが良い場所を選びましょう。
スペース: つる状に伸ばす場合は3m程度のスペースを、シュラブとして育てる場合でも1.5m程度のスペースを確保しましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の**「バラ用培養土」**を使用するのが簡単です。
地植えの場合は、深く耕し、堆肥、腐葉土、元肥を十分に混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
植え付け方法:
苗の根鉢の扱いは通常のバラと同じです。
植え穴または鉢に、接ぎ木部分が地面より少し上に出るように植え付けます。
植え付け後は水をたっぷりと与え、支柱を立てて安定させます。
3.2. 水やり:基本を守って、過湿に注意
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候により調整します。生育期・開花期は水切れに注意し、冬は控えめに。
注意点: 過湿は根腐れや病気の原因になります。特に風通しが悪い場所では注意が必要です。
3.3. 肥料:返り咲きと健全な成長のために
HP系は返り咲き性があり、比較的肥料を好む傾向があるとも言われます。適切な施肥で、繰り返し開花を促しましょう。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春(3月頃)に緩効性化成肥料を与えます。
開花期の追肥: 開花が始まったこの時期、液体肥料を週に1回程度与えると花付きをサポートします。
【重要】お礼肥(花後): 春の一番花が終わったら、返り咲きを促すために必ずお礼肥(緩効性肥料や液体肥料)を与えます。夏や秋の花後も同様に施します。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)に追肥します。
ポイント: バラ専用肥料が便利です。与えすぎは禁物ですが、肥料切れにも注意が必要です。
3.4. 病害虫対策:特に「うどんこ病」に注意!
オールドローズ、特にHP系は、うどんこ病にかかりやすい傾向があります。予防的な対策が重要です。
うどんこ病対策:
風通しを最優先: 剪定で枝を整理し、誘引で枝が重ならないようにし、株全体の風通しを良く保ちます。
適切な施肥: 窒素過多はうどんこ病を助長します。バランスの取れた施肥を心がけます。
早期発見・対処: 葉や新芽に白い粉を見つけたら、すぐにその部分を取り除くか、初期段階で薬剤を散布します。
予防散布: 発生しやすい時期(春・秋)には、予防効果のある殺菌剤を定期的に散布することも有効です。
その他の病害虫: 黒星病、アブラムシ、ハダニ、チュウレンジハバチなども発生する可能性があるので、定期的な観察と対処が必要です。
4. 【重要】剪定と仕立て方:HP系の特性を活かす!
'アンプルール・デュ・マロック' はシュラブとしても、つるバラとしても育てられます。仕立て方に合わせた剪定がポイントです。
4.1. HP系の剪定の考え方
返り咲き性を促すため、花後の剪定が重要。
冬剪定で樹形を作り、古い枝を整理して株を若返らせる。
仕立て方(木立 or つる)によって剪定の深さを変える。
4.2. 冬剪定(1月~2月):仕立て方に合わせて調整
① 木立風(ブッシュ)に仕立てる場合:
全体の高さの1/2~1/3程度まで、やや深めに切り詰めます。
枯れ枝、病気枝、細枝、内向枝、古い枝(3~4年以上)を整理します。
残す枝は外向きの良い芽の上で切ります。
② つる状(クライマー)に仕立てる場合:
枯れ枝、細枝、混み合った枝などを整理するのは同じです。
元気の良い長いシュートを数本選び、主枝として残します。 これらの主枝は先端を軽く切り詰める程度にします。
主枝から出ている側枝を、付け根から2~3芽残して短く切り詰めます。
冬剪定後に、構造物へ誘引し直します。枝が硬めなので、若い枝を中心に行い、無理に曲げないように注意します。
4.3. 花後の剪定(随時):返り咲きを促す重要な作業!
HP系の返り咲き性を引き出すためには、花後の剪定が非常に重要です。
方法: 春の一番花が終わったら、咲いた枝の長さの約半分程度の位置で切り戻します。良い芽(5枚葉の付け根にある芽)の上で切ります。
効果: このやや深めの切り戻しが刺激となり、新しいシュートが発生しやすくなり、夏から秋にかけての返り咲きを促します。
繰り返し: 夏や秋に咲いた花の後も、同様に切り戻しを行うことで、次の開花を期待できます。
4.4. 夏剪定(任意)
秋に良い花を咲かせたい場合は、8月下旬~9月上旬に、軽く全体の枝を切り戻して樹形を整えます。
4.5. 仕立て方の選択肢
直立性のシュラブ: 自然樹形を活かし、庭の中~後方に植えて存在感を出す。
鉢植え: 冬剪定で高さを調整し、大きめの鉢(10号以上)で育てる。
フェンス・トレリス: 枝が硬めなので、直線的な誘引がしやすい。扇状に広げる。
オベリスク・ポール: 若いしなやかな枝を選んで巻き付けるように誘引する。
5. 'アンプルール・デュ・マロック' を楽しむガーデンアイデア
その深い花色と香りは、庭に特別な雰囲気をもたらします。
シック&エレガントな庭の主役に: 濃赤紫色は、庭全体を引き締め、落ち着いた大人の雰囲気を演出します。メインとなる場所に植えて、その存在感を楽しみましょう。
美しい色彩のコントラスト:
淡い色のバラと: 'ピエール・ドゥ・ロンサール' のような淡いピンクや、白、アプリコット系のバラと組み合わせると、色の対比が非常に美しく、お互いを引き立て合います。
シルバーリーフと: ラムズイヤーやサントリナ、アルテミシアなどのシルバーリーフプランツと合わせると、シックで洗練された組み合わせになります。
香りのガーデンに: 強烈なダマスク香は、香りのガーデンには欠かせません。ラベンダーや他の香りの良いオールドローズなどと組み合わせて、香りの競演を楽しむのも素敵です。
切り花として贅沢な香りを室内に: 深い色合いと濃厚な香りを、切り花として室内で楽しむのは最高の贅沢です。一輪だけでも、部屋中に香りが広がります。
6. まとめ:時を超えて愛される、深紅の皇帝
今回は、160年以上もの間愛され続けているオールドローズ、「アンプルール・デュ・マロック」について、その魅力と育て方の詳細をご紹介しました。
アンプルール・デュ・マロックは、ベルベットのような深い濃赤紫色(赤黒)の花と、濃厚なダマスク香が魅力のハイブリッド・パーペチュアル系オールドローズ。
オールドローズでありながら返り咲き性があり、春以降も花を楽しめる可能性がある。
樹形は直立性のシュラブで、つるバラのように仕立てることも可能。
育て方のポイントは、日当たりと風通しの確保、HP系の特性に合わせた剪定(特に花後のやや深めの切り戻し)、そしてうどんこ病への注意。
歴史を感じさせる佇まいと、モダンローズにはない深い魅力を持つ。
今日、庭で咲き始めた「赤黒の花」。そのベルベットのような花弁と、これから放たれるであろう甘美なダマスクの香りを想像すると、まさに至福の瞬間ですね。
歴史とロマン、そして圧倒的な個性を持つオールドローズ 'アンプルール・デュ・マロック'。少し手間がかかる部分もありますが、それを補って余りある魅力と育てる喜びがあります。ぜひ、あなたの庭に「モロッコの皇帝」をお迎えしてみませんか?
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アンプルール・デュ・マロック Empereur du Maroc Bertrand Guinoiseau-Flon フランス ツル シュラブ・ローズ オールドローズ HP ハイブリットパーペチュアル 返り咲き 赤系統 濃赤紫色 半剣弁八重咲き 中輪 強香
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2025年04月22日
ついに咲いた!つるゴールドバニーが告げる春の始まり。春庭周回 2025年4月21日
開花!つるゴールドバニー育て方と春の庭巡り|黄色いバラを咲かせよう (2025年4月21日)
つるゴールドバニー春バラ2025
黄色の花が咲きだした。
春の日差しがいっそう暖かさを増した4月21日、待ちに待った瞬間が訪れました!庭をぐるりと周回していると、アーチに誘引している「つるゴールドバニー」が、ついにその美しい黄色の花を咲かせ始めたのです! まだポツポツと数輪ですが、鮮やかな太陽のような色彩が、周りのフレッシュな新緑の中でひときわ輝いて見えます。この一輪の開花が、本格的なバラシーズンの到来を告げ、庭全体に明るい希望をもたらしてくれているようです。
フランスの名門メイアン社が生んだ「つるゴールドバニー」は、人気のフロリバンダ品種「ゴールドバニー」の枝変わり。元の品種譲りの鮮やかな黄色、優れた耐病性、そして育てやすさを兼ね備え、さらに枝を長く伸ばして庭をダイナミックに彩るクライミングローズ(つるバラ)として、世界中で愛されています。
「ついに咲いた! この黄色のバラ、名前は?」
「つるバラって、やっぱり管理が大変?」
「初心者でもきれいに咲かせられるかな?」
この記事では、そんな開花が始まったばかりの「つるゴールドバニー」に改めて注目し、その基本情報から輝かしい魅力、初心者でも安心して育てられる詳しい方法、そしてつるバラならではの剪定・誘引のコツ、さらには春の庭での素敵な活用アイデアまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも「つるゴールドバニー」を自信を持って育て、その明るい黄色の花を存分に楽しむことができるようになるはずです。さあ、太陽カラーのつるバラと、春の庭巡りへ出かけましょう!
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1. 太陽カラーのつるバラ:'つるゴールドバニー'とは?
まずは、「つるゴールドバニー」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールを見ていきましょう。
作出: 1991年 / フランス / メイアン (Meilland International)
系統: ClF (クライミング・フロリバンダ)
フロリバンダ(中輪房咲き四季咲き)系の人気品種 'Gold Bunny' の枝変わり(つる性になったもの)。
樹形: クライミング(つるバラ)
樹高: 2.5m ~ 3.5m程度(地植えの場合。環境や仕立て方により変動)
咲き方: 返り咲き(主に春に多くの花が咲き、その後、夏から秋にかけてもポツポツと繰り返し咲く)。早咲きの傾向がある。
花色: 黄色系統(鮮やかで濃い黄色。褪色しにくいとされる)
花形: 丸弁カップ咲き、または半剣弁高芯咲きとも表現される。開くにつれてやや平咲きになる。波打つ花弁が美しい。
花径: 中輪~大輪(約10cm)
花弁数: 約25枚
香り: 微香(ティー系の優しい香り)
葉: 明るい緑色の照り葉
枝: しなやかさは中程度、トゲは標準的。
耐病性: 非常に高い。特に黒点病(黒星病)に強いとされる。
育てやすさ: 耐病性が高く、樹勢もそこそこあるため、初心者にもおすすめできる育てやすい品種。
花持ち: 良い。
'Gold Bunny'からの華麗なる変身
元の品種であるフロリバンダの 'Gold Bunny' は、その名の通り、鮮やかな黄色と育てやすさで人気を博した品種です。「つるゴールドバニー」は、その優れた性質を受け継ぎながら、枝を長く伸ばすクライミングタイプへと変化した、まさに「良いとこ取り」の品種と言えるでしょう。壁面やアーチなど、よりダイナミックな演出が可能になりました。
2. 'つるゴールドバニー' が愛される理由:その魅力に迫る!
なぜ「つるゴールドバニー」は多くのガーデナーに選ばれ、愛され続けているのでしょうか?
魅力1:庭を照らす! 輝くような鮮やかな黄色
このバラの最大の魅力は、何と言ってもそのクリアで鮮やかな黄色の花色です。太陽の光を浴びると、まさに黄金色に輝くように見え、庭全体をパッと明るく元気な雰囲気にしてくれます。黄色いバラの中には、咲き進むと色が褪せて白っぽくなるものもありますが、「つるゴールドバニー」は比較的色が褪せにくいとされています。咲き始めたばかりのこの花も、力強い黄色を放っています。
魅力2:整った花形と、長く楽しめる豊かな開花
カップ咲きから始まり、波打つ花弁が開いていく様子はとても優雅です。花径も10cmほどと見応えがあり、一輪でも美しいですが、房咲きになることもあります。返り咲き性があり、春の豪華な開花の後も、夏から秋にかけて繰り返し花を見せてくれるのも嬉しいポイント。さらに、花持ちが良いため、切り花としても楽しめます。
魅力3:病気に強く育てやすい! 初心者も安心の強健さ
バラ栽培で悩みの種となりやすい黒点病(黒星病)に特に強いという、素晴らしい耐病性を持っています。うどんこ病にも比較的強く、病気の心配が少ないため、農薬の使用を減らしたい方や、バラ栽培初心者の方でも安心して育てることができます。樹勢も安定しており、育てやすい強健品種です。
魅力4:様々なシーンで活躍! 多様な仕立て方
しなやかさも持ち合わせた枝は、アーチ、フェンス、オベリスク、ポールなど、様々な構造物に誘引して楽しむことができます。壁面に這わせても素敵です。また、大きめの鉢を使えば、鉢植えで育てることも可能です。庭のスペースやデザインに合わせて、自由に仕立てられる適応力の高さも魅力です。
魅力5:春をいち早く告げる早咲き性
他のバラよりも少し早く咲き始める早咲きの傾向があります。春のバラシーズン到来を、他のバラに先駆けて知らせてくれるかもしれません。まさに今日、開花が始まったのも、その早咲き性の表れでしょう。
3. 'つるゴールドバニー'の育て方【完全ガイド】初心者も安心!
ここからは、「つるゴールドバニー」を元気に育て、毎年美しい黄色の花を楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
3.1. 植え付け:健やかな成長のための第一歩!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも5~6時間以上の日照が確保できる場所を選びましょう。日当たりが良いほど、花付きが良く、花色も鮮やかになります。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に繋がります。壁際などに植える場合も、壁との間に少し空間を空けるなど工夫しましょう。
誘引スペース: つるバラなので、枝を誘引するための**十分なスペース(壁面、フェンス、アーチなど)**がある場所を選びます。成長後の大きさを考慮しましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥や腐葉土、元肥(緩効性肥料)を混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします(特にポット苗の場合、根が回っていたら底を少し崩す)。裸苗の場合は、根を水に数時間浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分(株元のこぶ状の部分)が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。深植えは避けます。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
地植えの場合は、株が安定するまで仮の支柱を立てると良いでしょう。
3.2. 水やり:基本を守って、乾湿のメリハリを
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に開花期(今!)は、花をきれいに咲かせ続けるために水分が必要なので、水切れに注意が必要です。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日~朝夕2回必要なことも。日中の高温時は避けます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣を。
3.3. 肥料:美しい花を咲かせ続けるために!
バラは肥料を好む植物です。「つるゴールドバニー」の返り咲き性を引き出し、たくさんの花を咲かせるためには、適切な施肥が欠かせません。
寒肥(元肥): 冬の休眠期(12月~1月頃)に、有機質肥料(油かす、骨粉、発酵済み牛ふんなど)や緩効性化成肥料を、株元から少し離れた場所に施します。これが1年間の生育の基礎となります。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与え、芽の成長を促します。
開花期の追肥: 蕾が膨らみ、花が咲き始めたこの時期(4月~5月)、開花エネルギーを補給するために液体肥料を週に1回程度与えるのが効果的です。
【重要】お礼肥(花後): 春の一番花が終わった後(5月~6月頃)に、開花で消耗した体力を回復させるために、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。返り咲き品種にとって、お礼肥は次の開花への大切なステップです。
夏の追肥: 夏にも返り咲きますが、暑さで株が弱り気味な場合は、肥料は控えるか、薄めの液体肥料を少量与える程度にします。
秋の追肥: 秋の開花に向けて(8月下旬~9月頃)に、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料を使うと、バランス良く栄養を与えることができます。緩効性肥料を基本とし、生育期には液体肥料を補助的に使うのがおすすめです。
3.4. 病害虫対策:耐病性は高いが、油断なく観察を!
「つるゴールドバニー」は耐病性が高い品種ですが、病害虫が全く発生しないわけではありません。基本的な対策は行いましょう。
耐病性: 特に黒点病(黒星病)に強いのは大きなメリットです。
注意すべき病害虫:
うどんこ病: 風通しが悪く、乾燥気味の時に発生しやすいです。葉や新芽が白い粉を吹いたようになります。
アブラムシ: 春先の新芽や蕾に付きやすいです。咲き始めた花にも集まることがあります。
ハダニ: 高温乾燥時に葉裏に発生しやすいです。葉色が悪くなります。
その他: バラゾウムシ、チュウレンジハバチなど、バラには様々な害虫が付きます。
対策と予防:
風通しと日当たりを確保する: 適切な剪定と誘引が基本です。
定期的な観察: 葉の裏も含めて、病害虫がいないかこまめにチェックします。特に開花期はアブラムシに注意。
早期発見・早期対処: 病気の葉は取り除き、害虫は手で捕殺するか、数が少ないうちに薬剤を使用します。
薬剤散布: 耐病性が高いとはいえ、環境によっては病害虫が発生します。必要に応じて、予防的または治療的に薬剤(殺菌剤・殺虫剤)を散布します。薬剤はローテーションして使うのが効果的です。開花期は薬剤が花にかからないように注意が必要です。
4. 【重要】つるバラとしての剪定と誘引:美しい姿と豊かな花のために!
「つるゴールドバニー」を美しく咲かせるためには、つるバラとしての適切な「剪定」と「誘引」が最も重要です。
4.1. 剪定と誘引の目的
美しい樹形を作り、構造物(アーチ、フェンス等)に沿わせる。
花付きを良くする(花が咲く枝を効率よく発生させる)。
古い枝を整理し、株を若返らせる。
風通しや日当たりを改善し、病害虫を予防する。
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):春の景色を作るメイン作業!
冬の休眠期に行う剪定と誘引が、春の豪華な開花の基礎を作ります。
剪定:
まず、枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝などを付け根から切り取ります。
次に、株元から数えて3~4年以上経った古い主枝(樹皮がゴツゴツしていることが多い)があれば、これも付け根から切り取り、新しい元気なシュートへの世代交代を促します。
残した**若くて元気な主枝(主に前年伸びたシュート)**は、先端を軽く切り詰める程度にします。
その主枝から出ている**細い枝(側枝)**に春の花が咲きます。この側枝を、**付け根から数えて2~3芽(長さ10~15cm程度)**残して切り詰めます。
誘引:
剪定が終わったら、残した主枝をアーチ、フェンス、オベリスクなどの構造物に固定していきます。
最大のポイントは、枝をできるだけ水平に近い角度(斜め45度以下)に寝かせて誘引すること! これにより、枝の各節から上向きに花を咲かせる側枝がたくさん伸びてきます。
枝同士が重ならないように、空間にバランス良く配置します。
麻ひもやビニールタイなどで、枝に食い込まないように、ゆとりを持たせて8の字に結びつけ、しっかりと固定します。
4.3. 花後の剪定(随時):返り咲きを促す!
「つるゴールドバニー」は返り咲き性があるので、花後の手入れで次の開花を促します。
花がら切り: 咲き終わった花は、花がらだけでなく、花の下の5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上で切り戻します。 これをこまめに行うことで、株の消耗を防ぎ、次の花芽が上がりやすくなります。今ポツポツ咲き始めた花も、終わったら忘れずに行いましょう。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で切り戻します。
4.4. シュートの管理(春~夏)
春から夏にかけて、株元や枝の途中から勢いよく伸びてくるシュートは、来年以降の主役となる大切な枝です。
保護: 非常に柔らかく折れやすいので、見つけたら早めに支柱を立てて保護しましょう。
仮誘引: 伸びてきたら、邪魔にならないように、また風で折れないように、支柱や既存の枝に軽く留めておきます(本格的な誘引は冬)。
4.5. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋にも花を楽しみたい場合、夏剪定を行うことがあります。春に咲いた枝などを軽く切り戻し、株全体を整えます。ただし、つるバラの夏剪定は必須ではなく、軽く整える程度にとどめます。
5. 'つるゴールドバニー' と春の庭の仲間たち:春庭周回の風景
「つるゴールドバニー」が咲き始めた庭を周回すると、他の植物たちも春を謳歌しています。
新緑の輝き: バラだけでなく、モミジやベニシダレなどの木々も美しい新緑を広げ、庭全体がフレッシュな緑に包まれています。
クレマチスの成長: クレマチスのツルもぐんぐん伸びて、誘引作業に追われる時期かもしれません。早咲きの品種はもう花を咲かせ始めているかも。
春の草花: ビオラやパンジーはまだまだ元気に咲き誇り、チューリップやヒヤシンスはそろそろ終盤を迎え、花後の管理へと移行する時期でしょう。
これからの主役: ジギタリスが花穂を伸ばし、ペチュニアやアザレアなども本格的な開花シーズンを迎えます。
このように、様々な植物がそれぞれのタイミングで見頃を迎えるのが、春の庭の大きな魅力ですね。「つるゴールドバニー」の鮮やかな黄色は、他のどんな色の花とも相性が良く、庭全体を明るく引き立ててくれます。
6. まとめ:太陽のような輝きを放つ、育てやすい黄色いバラ
今回は、フランス・メイアン社の銘花「つるゴールドバニー」について、その魅力、育て方の詳細、そしてつるバラとしての管理ポイントを詳しくご紹介しました。
つるゴールドバニーは、鮮やかで褪色しにくい黄色の花が魅力のクライミングローズ。
フロリバンダの枝変わりで、返り咲き性があり、春以降も繰り返し花を楽しめる。
最大の特長は、黒点病に強いなど、抜群の耐病性と育てやすさ。初心者にもおすすめ。
育て方のポイントは、日当たりの確保、適切な水やりと肥料、そしてつるバラとしての冬の剪定・誘引。
アーチ、フェンス、オベリスクなど、様々な仕立て方が可能で、庭を明るく彩る。
今日、庭でポツポツと咲き始めた「つるゴールドバニー」。この最初の一歩から、やがて株全体が鮮やかな黄色い花で覆われる日が来るのが待ち遠しいですね。春の庭を巡りながら、その成長を見守る時間は格別です。
その育てやすさと美しさを兼ね備えた「つるゴールドバニー」は、きっとあなたの庭に、輝くような喜びと彩りをもたらしてくれるはずです。ぜひ、この素晴らしいバラとの暮らしを楽しんでください。
[02memo]では、「つるゴールドバニー」の成長記録や開花の様子、他のバラの情報も発信しています。ぜひ、ブログやSNS、YouTubeもチェックしてみてくださいね!
つるゴールドバニー Gold Bunny Climbing メイアン Meilland フランス ツル クライミング・ローズ ClF クライミング フロリパンダ 繰り返し咲き 黄色系統 黄色 半剣弁高芯咲き 中輪 微香
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ブログ バラを中心にガーデング情報や買い物紹介などの雑記ブログ。2011年開設。
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つるゴールドバニー春バラ2025
黄色の花が咲きだした。
春の日差しがいっそう暖かさを増した4月21日、待ちに待った瞬間が訪れました!庭をぐるりと周回していると、アーチに誘引している「つるゴールドバニー」が、ついにその美しい黄色の花を咲かせ始めたのです! まだポツポツと数輪ですが、鮮やかな太陽のような色彩が、周りのフレッシュな新緑の中でひときわ輝いて見えます。この一輪の開花が、本格的なバラシーズンの到来を告げ、庭全体に明るい希望をもたらしてくれているようです。
フランスの名門メイアン社が生んだ「つるゴールドバニー」は、人気のフロリバンダ品種「ゴールドバニー」の枝変わり。元の品種譲りの鮮やかな黄色、優れた耐病性、そして育てやすさを兼ね備え、さらに枝を長く伸ばして庭をダイナミックに彩るクライミングローズ(つるバラ)として、世界中で愛されています。
「ついに咲いた! この黄色のバラ、名前は?」
「つるバラって、やっぱり管理が大変?」
「初心者でもきれいに咲かせられるかな?」
この記事では、そんな開花が始まったばかりの「つるゴールドバニー」に改めて注目し、その基本情報から輝かしい魅力、初心者でも安心して育てられる詳しい方法、そしてつるバラならではの剪定・誘引のコツ、さらには春の庭での素敵な活用アイデアまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも「つるゴールドバニー」を自信を持って育て、その明るい黄色の花を存分に楽しむことができるようになるはずです。さあ、太陽カラーのつるバラと、春の庭巡りへ出かけましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「つるゴールドバニー」も栽培しており、その経験に基づいた実践的な情報をお届けします。
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1. 太陽カラーのつるバラ:'つるゴールドバニー'とは?
まずは、「つるゴールドバニー」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールを見ていきましょう。
作出: 1991年 / フランス / メイアン (Meilland International)
系統: ClF (クライミング・フロリバンダ)
フロリバンダ(中輪房咲き四季咲き)系の人気品種 'Gold Bunny' の枝変わり(つる性になったもの)。
樹形: クライミング(つるバラ)
樹高: 2.5m ~ 3.5m程度(地植えの場合。環境や仕立て方により変動)
咲き方: 返り咲き(主に春に多くの花が咲き、その後、夏から秋にかけてもポツポツと繰り返し咲く)。早咲きの傾向がある。
花色: 黄色系統(鮮やかで濃い黄色。褪色しにくいとされる)
花形: 丸弁カップ咲き、または半剣弁高芯咲きとも表現される。開くにつれてやや平咲きになる。波打つ花弁が美しい。
花径: 中輪~大輪(約10cm)
花弁数: 約25枚
香り: 微香(ティー系の優しい香り)
葉: 明るい緑色の照り葉
枝: しなやかさは中程度、トゲは標準的。
耐病性: 非常に高い。特に黒点病(黒星病)に強いとされる。
育てやすさ: 耐病性が高く、樹勢もそこそこあるため、初心者にもおすすめできる育てやすい品種。
花持ち: 良い。
'Gold Bunny'からの華麗なる変身
元の品種であるフロリバンダの 'Gold Bunny' は、その名の通り、鮮やかな黄色と育てやすさで人気を博した品種です。「つるゴールドバニー」は、その優れた性質を受け継ぎながら、枝を長く伸ばすクライミングタイプへと変化した、まさに「良いとこ取り」の品種と言えるでしょう。壁面やアーチなど、よりダイナミックな演出が可能になりました。
2. 'つるゴールドバニー' が愛される理由:その魅力に迫る!
なぜ「つるゴールドバニー」は多くのガーデナーに選ばれ、愛され続けているのでしょうか?
魅力1:庭を照らす! 輝くような鮮やかな黄色
このバラの最大の魅力は、何と言ってもそのクリアで鮮やかな黄色の花色です。太陽の光を浴びると、まさに黄金色に輝くように見え、庭全体をパッと明るく元気な雰囲気にしてくれます。黄色いバラの中には、咲き進むと色が褪せて白っぽくなるものもありますが、「つるゴールドバニー」は比較的色が褪せにくいとされています。咲き始めたばかりのこの花も、力強い黄色を放っています。
魅力2:整った花形と、長く楽しめる豊かな開花
カップ咲きから始まり、波打つ花弁が開いていく様子はとても優雅です。花径も10cmほどと見応えがあり、一輪でも美しいですが、房咲きになることもあります。返り咲き性があり、春の豪華な開花の後も、夏から秋にかけて繰り返し花を見せてくれるのも嬉しいポイント。さらに、花持ちが良いため、切り花としても楽しめます。
魅力3:病気に強く育てやすい! 初心者も安心の強健さ
バラ栽培で悩みの種となりやすい黒点病(黒星病)に特に強いという、素晴らしい耐病性を持っています。うどんこ病にも比較的強く、病気の心配が少ないため、農薬の使用を減らしたい方や、バラ栽培初心者の方でも安心して育てることができます。樹勢も安定しており、育てやすい強健品種です。
魅力4:様々なシーンで活躍! 多様な仕立て方
しなやかさも持ち合わせた枝は、アーチ、フェンス、オベリスク、ポールなど、様々な構造物に誘引して楽しむことができます。壁面に這わせても素敵です。また、大きめの鉢を使えば、鉢植えで育てることも可能です。庭のスペースやデザインに合わせて、自由に仕立てられる適応力の高さも魅力です。
魅力5:春をいち早く告げる早咲き性
他のバラよりも少し早く咲き始める早咲きの傾向があります。春のバラシーズン到来を、他のバラに先駆けて知らせてくれるかもしれません。まさに今日、開花が始まったのも、その早咲き性の表れでしょう。
3. 'つるゴールドバニー'の育て方【完全ガイド】初心者も安心!
ここからは、「つるゴールドバニー」を元気に育て、毎年美しい黄色の花を楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
3.1. 植え付け:健やかな成長のための第一歩!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも5~6時間以上の日照が確保できる場所を選びましょう。日当たりが良いほど、花付きが良く、花色も鮮やかになります。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に繋がります。壁際などに植える場合も、壁との間に少し空間を空けるなど工夫しましょう。
誘引スペース: つるバラなので、枝を誘引するための**十分なスペース(壁面、フェンス、アーチなど)**がある場所を選びます。成長後の大きさを考慮しましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥や腐葉土、元肥(緩効性肥料)を混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします(特にポット苗の場合、根が回っていたら底を少し崩す)。裸苗の場合は、根を水に数時間浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分(株元のこぶ状の部分)が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。深植えは避けます。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
地植えの場合は、株が安定するまで仮の支柱を立てると良いでしょう。
3.2. 水やり:基本を守って、乾湿のメリハリを
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に開花期(今!)は、花をきれいに咲かせ続けるために水分が必要なので、水切れに注意が必要です。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日~朝夕2回必要なことも。日中の高温時は避けます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣を。
3.3. 肥料:美しい花を咲かせ続けるために!
バラは肥料を好む植物です。「つるゴールドバニー」の返り咲き性を引き出し、たくさんの花を咲かせるためには、適切な施肥が欠かせません。
寒肥(元肥): 冬の休眠期(12月~1月頃)に、有機質肥料(油かす、骨粉、発酵済み牛ふんなど)や緩効性化成肥料を、株元から少し離れた場所に施します。これが1年間の生育の基礎となります。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与え、芽の成長を促します。
開花期の追肥: 蕾が膨らみ、花が咲き始めたこの時期(4月~5月)、開花エネルギーを補給するために液体肥料を週に1回程度与えるのが効果的です。
【重要】お礼肥(花後): 春の一番花が終わった後(5月~6月頃)に、開花で消耗した体力を回復させるために、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。返り咲き品種にとって、お礼肥は次の開花への大切なステップです。
夏の追肥: 夏にも返り咲きますが、暑さで株が弱り気味な場合は、肥料は控えるか、薄めの液体肥料を少量与える程度にします。
秋の追肥: 秋の開花に向けて(8月下旬~9月頃)に、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料を使うと、バランス良く栄養を与えることができます。緩効性肥料を基本とし、生育期には液体肥料を補助的に使うのがおすすめです。
3.4. 病害虫対策:耐病性は高いが、油断なく観察を!
「つるゴールドバニー」は耐病性が高い品種ですが、病害虫が全く発生しないわけではありません。基本的な対策は行いましょう。
耐病性: 特に黒点病(黒星病)に強いのは大きなメリットです。
注意すべき病害虫:
うどんこ病: 風通しが悪く、乾燥気味の時に発生しやすいです。葉や新芽が白い粉を吹いたようになります。
アブラムシ: 春先の新芽や蕾に付きやすいです。咲き始めた花にも集まることがあります。
ハダニ: 高温乾燥時に葉裏に発生しやすいです。葉色が悪くなります。
その他: バラゾウムシ、チュウレンジハバチなど、バラには様々な害虫が付きます。
対策と予防:
風通しと日当たりを確保する: 適切な剪定と誘引が基本です。
定期的な観察: 葉の裏も含めて、病害虫がいないかこまめにチェックします。特に開花期はアブラムシに注意。
早期発見・早期対処: 病気の葉は取り除き、害虫は手で捕殺するか、数が少ないうちに薬剤を使用します。
薬剤散布: 耐病性が高いとはいえ、環境によっては病害虫が発生します。必要に応じて、予防的または治療的に薬剤(殺菌剤・殺虫剤)を散布します。薬剤はローテーションして使うのが効果的です。開花期は薬剤が花にかからないように注意が必要です。
4. 【重要】つるバラとしての剪定と誘引:美しい姿と豊かな花のために!
「つるゴールドバニー」を美しく咲かせるためには、つるバラとしての適切な「剪定」と「誘引」が最も重要です。
4.1. 剪定と誘引の目的
美しい樹形を作り、構造物(アーチ、フェンス等)に沿わせる。
花付きを良くする(花が咲く枝を効率よく発生させる)。
古い枝を整理し、株を若返らせる。
風通しや日当たりを改善し、病害虫を予防する。
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):春の景色を作るメイン作業!
冬の休眠期に行う剪定と誘引が、春の豪華な開花の基礎を作ります。
剪定:
まず、枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝などを付け根から切り取ります。
次に、株元から数えて3~4年以上経った古い主枝(樹皮がゴツゴツしていることが多い)があれば、これも付け根から切り取り、新しい元気なシュートへの世代交代を促します。
残した**若くて元気な主枝(主に前年伸びたシュート)**は、先端を軽く切り詰める程度にします。
その主枝から出ている**細い枝(側枝)**に春の花が咲きます。この側枝を、**付け根から数えて2~3芽(長さ10~15cm程度)**残して切り詰めます。
誘引:
剪定が終わったら、残した主枝をアーチ、フェンス、オベリスクなどの構造物に固定していきます。
最大のポイントは、枝をできるだけ水平に近い角度(斜め45度以下)に寝かせて誘引すること! これにより、枝の各節から上向きに花を咲かせる側枝がたくさん伸びてきます。
枝同士が重ならないように、空間にバランス良く配置します。
麻ひもやビニールタイなどで、枝に食い込まないように、ゆとりを持たせて8の字に結びつけ、しっかりと固定します。
4.3. 花後の剪定(随時):返り咲きを促す!
「つるゴールドバニー」は返り咲き性があるので、花後の手入れで次の開花を促します。
花がら切り: 咲き終わった花は、花がらだけでなく、花の下の5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上で切り戻します。 これをこまめに行うことで、株の消耗を防ぎ、次の花芽が上がりやすくなります。今ポツポツ咲き始めた花も、終わったら忘れずに行いましょう。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で切り戻します。
4.4. シュートの管理(春~夏)
春から夏にかけて、株元や枝の途中から勢いよく伸びてくるシュートは、来年以降の主役となる大切な枝です。
保護: 非常に柔らかく折れやすいので、見つけたら早めに支柱を立てて保護しましょう。
仮誘引: 伸びてきたら、邪魔にならないように、また風で折れないように、支柱や既存の枝に軽く留めておきます(本格的な誘引は冬)。
4.5. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋にも花を楽しみたい場合、夏剪定を行うことがあります。春に咲いた枝などを軽く切り戻し、株全体を整えます。ただし、つるバラの夏剪定は必須ではなく、軽く整える程度にとどめます。
5. 'つるゴールドバニー' と春の庭の仲間たち:春庭周回の風景
「つるゴールドバニー」が咲き始めた庭を周回すると、他の植物たちも春を謳歌しています。
新緑の輝き: バラだけでなく、モミジやベニシダレなどの木々も美しい新緑を広げ、庭全体がフレッシュな緑に包まれています。
クレマチスの成長: クレマチスのツルもぐんぐん伸びて、誘引作業に追われる時期かもしれません。早咲きの品種はもう花を咲かせ始めているかも。
春の草花: ビオラやパンジーはまだまだ元気に咲き誇り、チューリップやヒヤシンスはそろそろ終盤を迎え、花後の管理へと移行する時期でしょう。
これからの主役: ジギタリスが花穂を伸ばし、ペチュニアやアザレアなども本格的な開花シーズンを迎えます。
このように、様々な植物がそれぞれのタイミングで見頃を迎えるのが、春の庭の大きな魅力ですね。「つるゴールドバニー」の鮮やかな黄色は、他のどんな色の花とも相性が良く、庭全体を明るく引き立ててくれます。
6. まとめ:太陽のような輝きを放つ、育てやすい黄色いバラ
今回は、フランス・メイアン社の銘花「つるゴールドバニー」について、その魅力、育て方の詳細、そしてつるバラとしての管理ポイントを詳しくご紹介しました。
つるゴールドバニーは、鮮やかで褪色しにくい黄色の花が魅力のクライミングローズ。
フロリバンダの枝変わりで、返り咲き性があり、春以降も繰り返し花を楽しめる。
最大の特長は、黒点病に強いなど、抜群の耐病性と育てやすさ。初心者にもおすすめ。
育て方のポイントは、日当たりの確保、適切な水やりと肥料、そしてつるバラとしての冬の剪定・誘引。
アーチ、フェンス、オベリスクなど、様々な仕立て方が可能で、庭を明るく彩る。
今日、庭でポツポツと咲き始めた「つるゴールドバニー」。この最初の一歩から、やがて株全体が鮮やかな黄色い花で覆われる日が来るのが待ち遠しいですね。春の庭を巡りながら、その成長を見守る時間は格別です。
その育てやすさと美しさを兼ね備えた「つるゴールドバニー」は、きっとあなたの庭に、輝くような喜びと彩りをもたらしてくれるはずです。ぜひ、この素晴らしいバラとの暮らしを楽しんでください。
[02memo]では、「つるゴールドバニー」の成長記録や開花の様子、他のバラの情報も発信しています。ぜひ、ブログやSNS、YouTubeもチェックしてみてくださいね!
つるゴールドバニー Gold Bunny Climbing メイアン Meilland フランス ツル クライミング・ローズ ClF クライミング フロリパンダ 繰り返し咲き 黄色系統 黄色 半剣弁高芯咲き 中輪 微香
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中央アジアの風情をあなたの庭に:原種系チューリップ Tulipaurumiensis⠀赤と黄色の花が咲いた。2025年4月22日
原種系チューリップ Tulipaurumiensis⠀赤と黄色の花が咲いた。2025年4月22日
原種系チューリップ「Tulipaurumiensis」の魅力と育て方完全ガイド
赤と黄色の美しい花を咲かせる原種系チューリップ「Tulipaurumiensis」。2025年4月22日、その華麗な開花を迎えました。今回は、この希少な原種系チューリップの特徴、魅力、そして育て方について詳しく解説します。原種系チューリップならではの素朴な美しさと、ガーデンに取り入れる際のポイントを知れば、あなたの庭やベランダも一層魅力的な空間に変わるでしょう。
原種系チューリップとは?「Tulipaurumiensis」の特徴
原種系チューリップは、品種改良を重ねた現代のハイブリッドチューリップとは異なり、野生に近い形や特性を持つチューリップの総称です。中でも「Tulipaurumiensis」は、その名前が示す通り("aurum"はラテン語で「金」を意味します)、赤と黄色の鮮やかなコントラストが特徴の品種です。
原種系チューリップの基本情報
学名: Tulipa aurumiensis(通称:Tulipaurumiensis)
原産地: 中央アジア、特にトルコ東部からイラン北西部の山岳地帯
開花時期: 4月中旬〜5月上旬
草丈: 20〜30cm(比較的コンパクト)
花色: 赤色の基調に黄色のエッジやマーキング
耐寒性: 強(マイナス5度程度まで耐える)
耐暑性: 中程度(夏は休眠期)
原種系チューリップの特徴的な魅力
1. 野趣あふれる優美な花姿
原種系チューリップの最大の魅力は、品種改良された園芸種にはない野性的でありながら優雅な花姿です。花弁は細く尖っており、完全に開ききることなく、やや先端が外側に反り返る独特の形状を持っています。この形状が風にそよぐ様子は、自然のままの美しさを感じさせます。
2. 鮮やかな赤と黄色のコントラスト
原種系チューリップの花は、内側が明るい赤色で、外側に向かうにつれて黄色のグラデーションが入ります。特に花弁の縁には黄色の帯が入り、時には黄色の炎のようなパターンが花弁の中央に入ることもあります。この赤と黄色のコントラストは、朝日や夕日に照らされると一層鮮やかに映え、庭の中で自然な明るさをもたらします。
3. 強い生命力と耐性
野生に近い特性を持つため、ハイブリッド種に比べて病害虫への耐性が強く、環境変化にも比較的強いチューリップです。適切な環境さえ整えれば、毎年花を咲かせ続け、場合によっては自然に増えていくこともあります。これは、手間をかけずに長く楽しみたいガーデナーにとって大きな魅力となっています。
4. 香り
多くの現代チューリップは香りが弱いか無臭ですが、原種系チューリップには微かにスパイシーな香りがあります。朝露のついた花から立ち上る香りは、春の庭の楽しみの一つです。
ガーデンデザインにおける原種系チューリップの活用法
1. ナチュラルガーデンの主役として
原種系チューリップは、その野性的な美しさから、ナチュラルガーデンやコテージガーデンに非常によく馴染みます。特に以下のような植物との組み合わせが効果的です:
ムスカリ:青紫色の小さな花が、赤黄色の原種系チューリップとの色彩対比で美しい景観を作ります
忘れな草:淡い青色の小花が地面を覆い、チューリップの足元を引き立てます
アリッサム:白やピンクの小花が広がり、原種系チューリップの周りをソフトに彩ります
2. 岩石園(ロックガーデン)での活用
原種系チューリップの自然な風合いは、岩と組み合わせることでその魅力が一層引き立ちます。中央アジアの山岳地帯が原産であることから、岩石園は本来の生育環境に近く、より自然な姿で開花が期待できます。
3. コンテナガーデンでの楽しみ方
限られたスペースでガーデニングを楽しむ方にも、原種系チューリップはぴったりです。その理由は:
コンパクトな草丈(20-30cm)でバランスが取りやすい
強健で育てやすい
少数でも存在感がある
他の春咲き球根や一年草との組み合わせが容易
テラコッタ色の素焼き鉢に植えると、花の赤と黄色が一層引き立ち、地中海風の雰囲気を演出することができます。
4. 切り花としての活用
原種系チューリップは切り花としても楽しめます。花瓶に活けると7-10日程度は鑑賞できます。特にアンティーク調の花瓶や素朴な陶器の花瓶に活けると、その野性的な美しさがより際立ちます。
原種系チューリップの育て方完全ガイド
球根の選び方と準備
質の良い球根を選ぶポイント
大きさ: 直径3cm以上の大きめの球根が理想的です
硬さ: 指で軽く押して硬さを確認し、柔らかいものは避ける
状態: カビや傷がなく、表皮が乾燥してしっかりしているもの
重さ: 同じサイズなら重いものの方が養分を多く蓄えている証拠
球根の準備
植え付け前に球根を24時間程度、水に浸す方法もありますが、Tulipaurumiensisのような原種系チューリップは自然環境に近い状態で育てることが理想的です。むしろ以下の点に注意しましょう:
植え付け前に球根をよく確認し、傷んだ部分があれば除去する
防虫・防菌対策として、市販の球根用殺菌剤を使用する場合は説明書に従って薄めたものに数分浸す
処理後はよく乾かしてから植え付ける
植え付けのベストタイミングと方法
植え付け時期
原種系チューリップの植え付け適期は、10月中旬〜12月上旬です。地域によって異なりますが、目安として:
北海道・東北地方: 10月上旬〜中旬
関東・中部地方: 10月中旬〜11月中旬
関西・中国地方: 10月下旬〜11月下旬
九州・沖縄地方: 11月〜12月上旬
この時期に植えることで、冬の間に根がしっかりと張り、春の開花に備えることができます。
植え付け場所の選定
原種系チューリップは以下のような環境を好みます:
日当たり: 日向〜明るい半日陰
土壌: 水はけの良い砂質の土壌
排水: 非常に重要(球根が腐りやすいため)
植え付け方法の手順
土壌の準備:
植え付け場所の土を20〜30cm程度掘り起こす
堆肥や腐葉土を混ぜて土壌を改良する
必要に応じて鹿沼土や川砂を加えて排水性を高める
酸性土壌の場合は、苦土石灰を加えて中性〜弱アルカリ性に調整する
植え込み深さと間隔:
植え込み深さ: 球根の2〜3倍の深さ(約10〜15cm)
球根同士の間隔: 10〜15cm
群植する場合: 5〜7球をグループにして植えると効果的
植え付けの向き:
尖っている先端を上にする
球根の底部から根が出るので、底部を下にする
植え付け後の管理:
植え付け直後はたっぷりと水やりをする
その後は雨が続かない限り、特別な水やりは不要(過湿に注意)
寒冷地では、寒さが厳しい時期に軽く株元にマルチングを施す
開花期の管理と注意点
水やり
原種系チューリップは乾燥気味の環境を好みますが、開花期には適度な水分が必要です。
基本方針: 土が乾いたら水を与える
水やりのタイミング: 朝か夕方(日中の水やりは避ける)
水やり方法: 株元にゆっくりと与え、花や葉に水がかからないよう注意
肥料の与え方
原種系チューリップは痩せた土壌でも育ちますが、適切な肥料を与えることで健康な生育と美しい開花が期待できます。
植え付け時: 緩効性の球根用肥料を土に混ぜる
早春(芽が出始めたとき): 液体肥料を薄めて与える(チッ素分は控えめに)
開花後: リン酸とカリウムを多く含む肥料を与え、翌年の開花に備える
病害虫対策
原種系チューリップは比較的病害虫に強いですが、以下のような問題が発生することがあります:
灰色カビ病: 花や葉に灰色のカビが発生。湿度の高い環境で発生しやすいため、風通しを良くし、密植を避ける。
チューリップモザイクウイルス: 花や葉に色むらが出る。感染した株は速やかに抜き取り処分する。
アブラムシ: 新芽や蕾に発生。市販の殺虫剤か、重曹水やニーム油などの自然素材で対処。
開花後の管理
原種系チューリップを毎年楽しむためには、開花後の管理が重要です。
花がら摘み
花が終わったら、種ができないよう花茎の付け根から切り取る
ただし、葉は残す(葉で光合成をして球根にエネルギーを蓄える)
葉の管理
葉が自然に黄色くなるまで(約6週間)そのままにしておく
葉が完全に黄色くなったら、引き抜くか根元から切り取る
葉が緑色のうちに切り取ると、翌年の開花に影響する
夏の休眠期
チューリップは夏に休眠します。以下の点に注意しましょう:
掘り上げるか否か:
乾燥した環境なら、そのままでも問題ない
湿気の多い地域では、葉が枯れたら球根を掘り上げる
掘り上げた球根は風通しの良い日陰で乾かし、涼しい場所で保管
植え替え:
2〜3年に一度は植え替えると良い
掘り上げた際に子球が付いていれば分球する
子球は2〜3年で開花サイズになる
原種系チューリップを楽しむための応用テクニック
他の植物との相性の良い組み合わせ
原種系チューリップの赤と黄色の鮮やかな花色を引き立てる組み合わせとして、以下の植物がおすすめです:
青紫色の花:
ムスカリ
ブルーベル
パンジー(青色系)
白色の花:
スノードロップ
アネモネ・バランダ
イベリス
葉物植物:
ユーフォルビア・ポリクロマ(黄緑色の苞が映える)
ヘウケラ(暗色の葉が引き立て役に)
斑入りのホスタ
珍しい活用法
1. フォーシング(室内開花)
原種系チューリップは、室内でのフォーシング(強制開花)も可能です。
方法:
球根を清潔な容器に入れ、底に少量の水が触れる程度にセットする
冷暗所(5℃前後)で6〜8週間保管
根が出てきたら明るい室内に移動
水は常に球根の底部だけが触れる程度に保つ
2. ナチュラライジング(自然化)
広い庭や果樹園の下などでは、原種系チューリップを自然化させる楽しみ方もあります。
方法:
日当たりと水はけの良い場所を選ぶ
不規則なパターンで球根を投げ、落ちたところに植える
草刈りなどの管理は、チューリップの葉が完全に黄色くなった後に行う
数年かけて自然に増えていく様子を楽しむ
原種系チューリップの歴史と文化的背景
原種系チューリップですが、その祖先は紀元前から中央アジアの山岳地帯に自生していました。チューリップ全般の歴史を見ると:
起源: 中央アジア(特にトルコ、イラン、アフガニスタン)
ヨーロッパへの伝来: 16世紀、オスマン帝国からオーストリアへ
チューリップマニア: 17世紀のオランダで球根が高値で取引された歴史的バブル
現代: 園芸品種の開発と並行して、原種の保存と研究も進む
原種系チューリップは、その自然な美しさと歴史的価値から、近年再評価されています。
まとめ:の魅力と育てる喜び
原種系チューリップは、その野性的でありながら優雅な美しさ、育てやすさ、そして毎年楽しめる点で、ガーデニング愛好家から高い支持を得ている花です。
特に赤と黄色のコントラストが美しい花色は、春の庭に鮮やかなアクセントをもたらし、ナチュラルガーデンからフォーマルガーデンまで、さまざまなスタイルの庭に取り入れることができます。
育て方も比較的シンプルで、水はけの良い場所に植えて適切な管理をすれば、毎年美しい花を咲かせ続けてくれます。また、子球を分けることで徐々に株数を増やせるため、長期的な楽しみも広がります。
ぜひを庭に取り入れて、原種系チューリップならではの素朴で深い魅力を体験してみてください。春の訪れとともに咲く、赤と黄色の鮮やかな花は、きっとあなたの庭に新たな彩りと活力をもたらしてくれることでしょう。
よくある質問(FAQ)
Q1: は日本の気候に適していますか?
A: はい、日本の気候は概ねの栽培に適しています。特に冬に適度な低温期間があり、春に比較的乾燥した日本の多くの地域では良好に育ちます。ただし、梅雨の湿気が高い時期は要注意です。
Q2: 鉢植えでも栽培できますか?
A: もちろん可能です。直径20cm以上、深さ15cm以上の鉢を使用し、水はけの良い培養土を使いましょう。鉢底には必ずドレナージホールがあることを確認してください。
Q3: 何年も同じ場所で育てることはできますか?
A: 可能ですが、2〜3年に一度は掘り上げて分球し、土も入れ替えると良いでしょう。特に粘土質の土壌では、長年同じ場所だと徐々に花付きが悪くなることがあります。
Q4: 花が終わったら葉はすぐに切るべきですか?
A: いいえ、葉は完全に黄色くなるまで残しておきましょう。葉は光合成をして球根にエネルギーを蓄える重要な役割を果たしています。葉が緑色のうちに切ると、翌年の開花に影響します。
Q5: 虫や病気に強いですか?
A: 原種系チューリップは比較的病害虫に強いですが、特に湿度が高い環境では灰色カビ病に注意が必要です。また、アブラムシが発生することもありますが、早期発見と対処で被害を最小限に抑えられます。
Happy Gardening! 素敵なの庭づくりをお楽しみください。
#shorts
#原種系チューリップ #tulipaurumiensis
#garden #gardening #flower #花 #ガーデン #ガーデニング #02memo
再生リスト 咲いた花
https://www.youtube.com/playlist?list=PLtPZdbGs7hVyMq3iGHjM6MWTSM3nZ12Q
ブログ バラを中心にガーデング情報や買い物紹介などの雑記ブログ。2011年開設。
https://02memo.seesaa.net/
YouTube ガーデニングのノウハウや生育の変化を動画でチェックできる【@02memo04】のチャンネル。
https://www.youtube.com/@02memo04
Instagram 美しいバラや花の写真やコーディネート例を【@02memo2】で発信中。
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https://twitter.com/02memo3
#flowerlove #flower #flowers #花 #ガーデン #ガーデニング #庭 #花のある暮らし #庭のある暮らし
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原種系チューリップ「Tulipaurumiensis」の魅力と育て方完全ガイド
赤と黄色の美しい花を咲かせる原種系チューリップ「Tulipaurumiensis」。2025年4月22日、その華麗な開花を迎えました。今回は、この希少な原種系チューリップの特徴、魅力、そして育て方について詳しく解説します。原種系チューリップならではの素朴な美しさと、ガーデンに取り入れる際のポイントを知れば、あなたの庭やベランダも一層魅力的な空間に変わるでしょう。
原種系チューリップとは?「Tulipaurumiensis」の特徴
原種系チューリップは、品種改良を重ねた現代のハイブリッドチューリップとは異なり、野生に近い形や特性を持つチューリップの総称です。中でも「Tulipaurumiensis」は、その名前が示す通り("aurum"はラテン語で「金」を意味します)、赤と黄色の鮮やかなコントラストが特徴の品種です。
原種系チューリップの基本情報
学名: Tulipa aurumiensis(通称:Tulipaurumiensis)
原産地: 中央アジア、特にトルコ東部からイラン北西部の山岳地帯
開花時期: 4月中旬〜5月上旬
草丈: 20〜30cm(比較的コンパクト)
花色: 赤色の基調に黄色のエッジやマーキング
耐寒性: 強(マイナス5度程度まで耐える)
耐暑性: 中程度(夏は休眠期)
原種系チューリップの特徴的な魅力
1. 野趣あふれる優美な花姿
原種系チューリップの最大の魅力は、品種改良された園芸種にはない野性的でありながら優雅な花姿です。花弁は細く尖っており、完全に開ききることなく、やや先端が外側に反り返る独特の形状を持っています。この形状が風にそよぐ様子は、自然のままの美しさを感じさせます。
2. 鮮やかな赤と黄色のコントラスト
原種系チューリップの花は、内側が明るい赤色で、外側に向かうにつれて黄色のグラデーションが入ります。特に花弁の縁には黄色の帯が入り、時には黄色の炎のようなパターンが花弁の中央に入ることもあります。この赤と黄色のコントラストは、朝日や夕日に照らされると一層鮮やかに映え、庭の中で自然な明るさをもたらします。
3. 強い生命力と耐性
野生に近い特性を持つため、ハイブリッド種に比べて病害虫への耐性が強く、環境変化にも比較的強いチューリップです。適切な環境さえ整えれば、毎年花を咲かせ続け、場合によっては自然に増えていくこともあります。これは、手間をかけずに長く楽しみたいガーデナーにとって大きな魅力となっています。
4. 香り
多くの現代チューリップは香りが弱いか無臭ですが、原種系チューリップには微かにスパイシーな香りがあります。朝露のついた花から立ち上る香りは、春の庭の楽しみの一つです。
ガーデンデザインにおける原種系チューリップの活用法
1. ナチュラルガーデンの主役として
原種系チューリップは、その野性的な美しさから、ナチュラルガーデンやコテージガーデンに非常によく馴染みます。特に以下のような植物との組み合わせが効果的です:
ムスカリ:青紫色の小さな花が、赤黄色の原種系チューリップとの色彩対比で美しい景観を作ります
忘れな草:淡い青色の小花が地面を覆い、チューリップの足元を引き立てます
アリッサム:白やピンクの小花が広がり、原種系チューリップの周りをソフトに彩ります
2. 岩石園(ロックガーデン)での活用
原種系チューリップの自然な風合いは、岩と組み合わせることでその魅力が一層引き立ちます。中央アジアの山岳地帯が原産であることから、岩石園は本来の生育環境に近く、より自然な姿で開花が期待できます。
3. コンテナガーデンでの楽しみ方
限られたスペースでガーデニングを楽しむ方にも、原種系チューリップはぴったりです。その理由は:
コンパクトな草丈(20-30cm)でバランスが取りやすい
強健で育てやすい
少数でも存在感がある
他の春咲き球根や一年草との組み合わせが容易
テラコッタ色の素焼き鉢に植えると、花の赤と黄色が一層引き立ち、地中海風の雰囲気を演出することができます。
4. 切り花としての活用
原種系チューリップは切り花としても楽しめます。花瓶に活けると7-10日程度は鑑賞できます。特にアンティーク調の花瓶や素朴な陶器の花瓶に活けると、その野性的な美しさがより際立ちます。
原種系チューリップの育て方完全ガイド
球根の選び方と準備
質の良い球根を選ぶポイント
大きさ: 直径3cm以上の大きめの球根が理想的です
硬さ: 指で軽く押して硬さを確認し、柔らかいものは避ける
状態: カビや傷がなく、表皮が乾燥してしっかりしているもの
重さ: 同じサイズなら重いものの方が養分を多く蓄えている証拠
球根の準備
植え付け前に球根を24時間程度、水に浸す方法もありますが、Tulipaurumiensisのような原種系チューリップは自然環境に近い状態で育てることが理想的です。むしろ以下の点に注意しましょう:
植え付け前に球根をよく確認し、傷んだ部分があれば除去する
防虫・防菌対策として、市販の球根用殺菌剤を使用する場合は説明書に従って薄めたものに数分浸す
処理後はよく乾かしてから植え付ける
植え付けのベストタイミングと方法
植え付け時期
原種系チューリップの植え付け適期は、10月中旬〜12月上旬です。地域によって異なりますが、目安として:
北海道・東北地方: 10月上旬〜中旬
関東・中部地方: 10月中旬〜11月中旬
関西・中国地方: 10月下旬〜11月下旬
九州・沖縄地方: 11月〜12月上旬
この時期に植えることで、冬の間に根がしっかりと張り、春の開花に備えることができます。
植え付け場所の選定
原種系チューリップは以下のような環境を好みます:
日当たり: 日向〜明るい半日陰
土壌: 水はけの良い砂質の土壌
排水: 非常に重要(球根が腐りやすいため)
植え付け方法の手順
土壌の準備:
植え付け場所の土を20〜30cm程度掘り起こす
堆肥や腐葉土を混ぜて土壌を改良する
必要に応じて鹿沼土や川砂を加えて排水性を高める
酸性土壌の場合は、苦土石灰を加えて中性〜弱アルカリ性に調整する
植え込み深さと間隔:
植え込み深さ: 球根の2〜3倍の深さ(約10〜15cm)
球根同士の間隔: 10〜15cm
群植する場合: 5〜7球をグループにして植えると効果的
植え付けの向き:
尖っている先端を上にする
球根の底部から根が出るので、底部を下にする
植え付け後の管理:
植え付け直後はたっぷりと水やりをする
その後は雨が続かない限り、特別な水やりは不要(過湿に注意)
寒冷地では、寒さが厳しい時期に軽く株元にマルチングを施す
開花期の管理と注意点
水やり
原種系チューリップは乾燥気味の環境を好みますが、開花期には適度な水分が必要です。
基本方針: 土が乾いたら水を与える
水やりのタイミング: 朝か夕方(日中の水やりは避ける)
水やり方法: 株元にゆっくりと与え、花や葉に水がかからないよう注意
肥料の与え方
原種系チューリップは痩せた土壌でも育ちますが、適切な肥料を与えることで健康な生育と美しい開花が期待できます。
植え付け時: 緩効性の球根用肥料を土に混ぜる
早春(芽が出始めたとき): 液体肥料を薄めて与える(チッ素分は控えめに)
開花後: リン酸とカリウムを多く含む肥料を与え、翌年の開花に備える
病害虫対策
原種系チューリップは比較的病害虫に強いですが、以下のような問題が発生することがあります:
灰色カビ病: 花や葉に灰色のカビが発生。湿度の高い環境で発生しやすいため、風通しを良くし、密植を避ける。
チューリップモザイクウイルス: 花や葉に色むらが出る。感染した株は速やかに抜き取り処分する。
アブラムシ: 新芽や蕾に発生。市販の殺虫剤か、重曹水やニーム油などの自然素材で対処。
開花後の管理
原種系チューリップを毎年楽しむためには、開花後の管理が重要です。
花がら摘み
花が終わったら、種ができないよう花茎の付け根から切り取る
ただし、葉は残す(葉で光合成をして球根にエネルギーを蓄える)
葉の管理
葉が自然に黄色くなるまで(約6週間)そのままにしておく
葉が完全に黄色くなったら、引き抜くか根元から切り取る
葉が緑色のうちに切り取ると、翌年の開花に影響する
夏の休眠期
チューリップは夏に休眠します。以下の点に注意しましょう:
掘り上げるか否か:
乾燥した環境なら、そのままでも問題ない
湿気の多い地域では、葉が枯れたら球根を掘り上げる
掘り上げた球根は風通しの良い日陰で乾かし、涼しい場所で保管
植え替え:
2〜3年に一度は植え替えると良い
掘り上げた際に子球が付いていれば分球する
子球は2〜3年で開花サイズになる
原種系チューリップを楽しむための応用テクニック
他の植物との相性の良い組み合わせ
原種系チューリップの赤と黄色の鮮やかな花色を引き立てる組み合わせとして、以下の植物がおすすめです:
青紫色の花:
ムスカリ
ブルーベル
パンジー(青色系)
白色の花:
スノードロップ
アネモネ・バランダ
イベリス
葉物植物:
ユーフォルビア・ポリクロマ(黄緑色の苞が映える)
ヘウケラ(暗色の葉が引き立て役に)
斑入りのホスタ
珍しい活用法
1. フォーシング(室内開花)
原種系チューリップは、室内でのフォーシング(強制開花)も可能です。
方法:
球根を清潔な容器に入れ、底に少量の水が触れる程度にセットする
冷暗所(5℃前後)で6〜8週間保管
根が出てきたら明るい室内に移動
水は常に球根の底部だけが触れる程度に保つ
2. ナチュラライジング(自然化)
広い庭や果樹園の下などでは、原種系チューリップを自然化させる楽しみ方もあります。
方法:
日当たりと水はけの良い場所を選ぶ
不規則なパターンで球根を投げ、落ちたところに植える
草刈りなどの管理は、チューリップの葉が完全に黄色くなった後に行う
数年かけて自然に増えていく様子を楽しむ
原種系チューリップの歴史と文化的背景
原種系チューリップですが、その祖先は紀元前から中央アジアの山岳地帯に自生していました。チューリップ全般の歴史を見ると:
起源: 中央アジア(特にトルコ、イラン、アフガニスタン)
ヨーロッパへの伝来: 16世紀、オスマン帝国からオーストリアへ
チューリップマニア: 17世紀のオランダで球根が高値で取引された歴史的バブル
現代: 園芸品種の開発と並行して、原種の保存と研究も進む
原種系チューリップは、その自然な美しさと歴史的価値から、近年再評価されています。
まとめ:の魅力と育てる喜び
原種系チューリップは、その野性的でありながら優雅な美しさ、育てやすさ、そして毎年楽しめる点で、ガーデニング愛好家から高い支持を得ている花です。
特に赤と黄色のコントラストが美しい花色は、春の庭に鮮やかなアクセントをもたらし、ナチュラルガーデンからフォーマルガーデンまで、さまざまなスタイルの庭に取り入れることができます。
育て方も比較的シンプルで、水はけの良い場所に植えて適切な管理をすれば、毎年美しい花を咲かせ続けてくれます。また、子球を分けることで徐々に株数を増やせるため、長期的な楽しみも広がります。
ぜひを庭に取り入れて、原種系チューリップならではの素朴で深い魅力を体験してみてください。春の訪れとともに咲く、赤と黄色の鮮やかな花は、きっとあなたの庭に新たな彩りと活力をもたらしてくれることでしょう。
よくある質問(FAQ)
Q1: は日本の気候に適していますか?
A: はい、日本の気候は概ねの栽培に適しています。特に冬に適度な低温期間があり、春に比較的乾燥した日本の多くの地域では良好に育ちます。ただし、梅雨の湿気が高い時期は要注意です。
Q2: 鉢植えでも栽培できますか?
A: もちろん可能です。直径20cm以上、深さ15cm以上の鉢を使用し、水はけの良い培養土を使いましょう。鉢底には必ずドレナージホールがあることを確認してください。
Q3: 何年も同じ場所で育てることはできますか?
A: 可能ですが、2〜3年に一度は掘り上げて分球し、土も入れ替えると良いでしょう。特に粘土質の土壌では、長年同じ場所だと徐々に花付きが悪くなることがあります。
Q4: 花が終わったら葉はすぐに切るべきですか?
A: いいえ、葉は完全に黄色くなるまで残しておきましょう。葉は光合成をして球根にエネルギーを蓄える重要な役割を果たしています。葉が緑色のうちに切ると、翌年の開花に影響します。
Q5: 虫や病気に強いですか?
A: 原種系チューリップは比較的病害虫に強いですが、特に湿度が高い環境では灰色カビ病に注意が必要です。また、アブラムシが発生することもありますが、早期発見と対処で被害を最小限に抑えられます。
Happy Gardening! 素敵なの庭づくりをお楽しみください。
#shorts
#原種系チューリップ #tulipaurumiensis
#garden #gardening #flower #花 #ガーデン #ガーデニング #02memo
再生リスト 咲いた花
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あたたかい春の日差しと共に:つるローズうららが咲く優雅な空間 Rose Urara Climbing⠀ピンクの花が増えてきた。2025年4月22日⠀
つるローズうらら Rose Urara Climbing⠀ピンクの花が増えてきた。2025年4月22日⠀
つるローズうらら(Rose Urara Climbing)の魅力と育て方完全ガイド
日本が誇る美しいクライミングローズ「つるローズうらら」について詳しく解説します。京成バラ園芸が手掛けたこの素晴らしいバラは、ピンク色の美しい花と丈夫な性質で多くのバラ愛好家に愛されています。今回は、この特別なバラの特徴から育て方まで、あらゆる側面を詳しく紹介していきます。
つるローズうららの基本情報
つるローズうらら(Rose Urara Climbing)は、日本の京成バラ園芸が育成した素晴らしいクライミングローズです。濃いローズピンクの丸弁平咲きの花が特徴で、1~4輪の房咲きとなります。花は雨にも強く、耐久性があるのが特徴です。葉は厚みがあり、光沢を帯びているため、花が咲いていない時期でも美しい姿を楽しめます。
このバラの特筆すべき点は、木が充実してくると春から冬まで咲き続ける「返り咲き」の性質を持っていることです。
つるローズうららの主な特徴
花の特徴
花色: 鮮やかなショッキングピンク系
花形: 丸弁平咲き
花径: 中輪
花つき: 1~4輪の房咲き
香り: 微香(控えめな香りを楽しめる)
開花期: 返り咲き性で、春から冬まで断続的に開花
樹の特徴
タイプ: クライミングローズ(つるバラ)
生育強度: 強健で太い枝が伸び、大きく育つ
葉: 厚みがあり、やや光沢がある美しい葉
耐雨性: 優れた耐雨性を持ち、雨に濡れても花が傷みにくい
耐病性: 比較的病気に強い特性がある
つるローズうららの魅力
1. 美しい花色と形状
つるローズうららの最大の魅力は、その鮮やかなピンク色の花です。丸弁平咲きという形状は古典的な美しさを持ちながらも、現代的な印象を与えます。1~4輪の房咲きとなるため、一度に複数の花を楽しむことができ、視覚的なインパクトがあります。
2. 長期間の開花
返り咲き性を持つこのバラは、木が充実してくると春から冬まで断続的に花を咲かせます。このため、長期間にわたってバラの美しさを楽しむことができるのが大きな魅力です。多くのバラが一時期だけの開花で終わる中、つるローズうららは季節を超えて庭を彩り続けます。
3. 丈夫で育てやすい
京成バラ園芸が手掛けただけあって、日本の気候に適応しており、比較的丈夫で育てやすいという特徴があります。特に雨に強いという点は、梅雨のある日本の気候にとって重要な特性です。花が雨に濡れても傷みにくく、美しさを保ち続けます。
4. 多様な楽しみ方
つるバラならではの長く伸びる性質を活かして、アーチやフェンス、パーゴラなどに誘引することで、立体的な花の演出が可能です。地植えでも鉢植えでも育てることができ、様々な環境や目的に合わせて楽しむことができます。
5. 日本のバラとしての誇り
海外のバラが多く流通する中、日本で育種された「つるローズうらら」は日本の気候や風土に合わせて作られたバラです。日本人のガーデナーにとって、育てやすく、親しみやすいバラであるという点も見逃せない魅力です。
つるローズうららの育て方
植え付け
最適な時期
つるローズうららの植え付けに最適な時期は、11月〜12月の秋植えか、2月下旬〜4月の春植えです。特に秋植えは翌年の開花に向けて根付きがよく、おすすめです。
植え付け場所の選定
日当たり: 1日6時間以上の日光が当たる場所が理想的
風通し: 風通しの良い場所を選ぶ(風通しが悪いと病気になりやすい)
水はけ: 水はけの良い場所を選ぶ(水はけが悪いと根腐れの原因になる)
植え付け手順
植え穴を深さ・幅ともに40〜50cm程度掘る
底に腐葉土や堆肥、バラ用の培養土を入れる
苗を置き、根を広げながら土を被せる
十分に水を与え、根と土を密着させる
必要に応じてマルチングを施す
日常の管理
水やり
植え付け後1ヶ月は土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与える
根付いた後は、夏季の乾燥期を除き、雨だけでも十分に生育する
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら水を与える
肥料
春(3月〜4月): 元肥として緩効性の肥料を与える
5月: 一回目の開花後に追肥
9月: 秋の開花に向けて追肥
肥料は有機質のバラ専用肥料がおすすめ
誘引
つるローズうららは「つる」という名前の通り、長く伸びる性質があります。美しく咲かせるためには適切な誘引が必要です。
新しい枝が出てきたら、アーチやフェンスなどに沿って誘引する
横方向に誘引すると花芽が多くつく
誘引する際はジュート麻紐などの柔らかい材質を使用し、枝を傷つけないようにする
剪定
春の剪定(2〜3月)
枯れた枝や弱い枝を根元から切り落とす
混み合った部分を間引く
残す枝は1/3程度に切り詰める
夏の軽剪定(一番花の後)
花がら摘みを行う
込み合った枝を少し整理する
過度な剪定は避け、軽く形を整える程度にする
秋〜冬の管理
秋も花がら摘みを続ける
冬前に長すぎる枝を少し切り詰める(強風対策)
寒冷地では、根元をマルチングして防寒対策を行う
病害虫対策
主な病気と対策
黒星病: 葉に黒い斑点ができる病気。発生初期に罹患した葉を取り除き、殺菌剤を散布する
うどんこ病: 葉に白い粉が吹いたようになる。風通しを良くし、専用の薬剤を散布する
灰色かび病: 湿度が高い時に発生。花弁が灰色になる。風通しを良くし、被害部分を取り除く
主な害虫と対策
アブラムシ: 新芽や蕾に集まり、汁を吸う。初期段階でジェット水流で洗い流すか、専用の殺虫剤を使用
カイガラムシ: 枝に小さな白い粒のような虫が付く。油剤を散布する
ハダニ: 葉の裏に発生し、葉を黄変させる。水をまめに葉裏に吹きかけ、必要に応じて殺虫剤を使用
つるローズうららの活用法
庭での活用
アーチ: 門やアーチに這わせると、入口を華やかに彩る
フェンス: 庭の境界線にフェンスと共に植えると、プライバシーの確保と美観を両立
パーゴラ: 庭の休憩スペースにパーゴラと共に植えると、花と緑の天蓋ができる
トレリス: 壁面や狭いスペースでも、トレリスを使って立体的に育てられる
鉢植えでの楽しみ方
ベランダガーデン: スペースが限られたベランダやテラスでも、コンパクトなオベリスクなどを使って楽しめる
移動可能: 鉢植えなら季節や開花状況に応じて最適な場所に移動可能
コンテナの選び方: 根の成長を考慮し、深さ40cm以上、幅30cm以上の大きめの鉢を選ぶ
カットフラワーとして
つるローズうららは切り花としても楽しめます。花が完全に開く前に切り取り、斜めに切った茎を水に浸けておくと、室内でも長く楽しむことができます。他の花と組み合わせると、そのピンク色が引き立ち、華やかなアレンジメントが作れます。
つるローズうららの魅力を最大限に引き出すためのヒント
相性の良い植物との組み合わせ
クレマチス: つるバラとクレマチスの組み合わせは「女王と王子」と呼ばれる名コンビ
ラベンダー: ピンク色のバラと紫色のラベンダーは色彩的に美しい対比を作る
ブルーサルビア: 青い花との組み合わせで、より鮮やかな色合いを演出
宿根草: アルケミラモリスやネペタなど、グレーがかった葉を持つ植物と組み合わせると洗練された印象に
四季を通じた楽しみ方
春: 一番花が最も豪華に咲き誇る時期。他の春の花と共に庭全体を彩る
夏: 夏の強い日差しを利用して、パーゴラの下で日陰を作り出す
秋: 秋の穏やかな気候で再び花を咲かせる。紅葉する植物と共に秋の庭を彩る
冬: 常緑のつるバラなので、冬でも緑を楽しめる。霜や雪が降りる地域では、つるを保護する
まとめ
つるローズうらら(Rose Urara Climbing)は、日本の風土に合わせて育種された優れたクライミングローズです。その美しいピンク色の花と丈夫な性質から、初心者からベテランまで幅広いガーデナーに愛されています。適切な植え付けと管理を行うことで、春から冬まで長期間にわたって花を楽しむことができます。
アーチやフェンス、パーゴラなどの構造物と組み合わせることで、立体的な美しさを演出できるのも大きな魅力です。また、返り咲き性の特性を活かして、一年を通じて庭を彩り続けてくれるでしょう。
つるローズうららを育てることで、日本の気候に適応した美しいバラの魅力を存分に体験し、四季折々の変化を楽しむガーデニングライフを送ることができるでしょう。今すぐ、あなたの庭にもこの素晴らしいクライミングローズを取り入れてみてはいかがでしょうか。
つるローズうらら Rose Urara Climbing 京成バラ園芸 Keisei Rose Garden 日本 ツル クライミング・ローズ Cl クライミング 返り咲き ピンク系統 ショッキングピンク 丸弁平咲き 中輪 微香
再生リスト つるローズうらら Rose Urara Climbing
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#つるローズうらら #roseuraraclimbing #ツルうらら
#京成バラ園芸 #keiseirosegarden #日本のバラ #japaneserose
#バラ #rose #gardening #flower #花 #ガーデニング #庭 #02memo
ブログ バラを中心にガーデング情報や買い物紹介などの雑記ブログ。2011年開設。
https://02memo.seesaa.net/
YouTube ガーデニングのノウハウや生育の変化を動画でチェックできる【@02memo04】のチャンネル。
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Instagram 美しいバラや花の写真やコーディネート例を【@02memo2】で発信中。
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つるローズうらら(Rose Urara Climbing)の魅力と育て方完全ガイド
日本が誇る美しいクライミングローズ「つるローズうらら」について詳しく解説します。京成バラ園芸が手掛けたこの素晴らしいバラは、ピンク色の美しい花と丈夫な性質で多くのバラ愛好家に愛されています。今回は、この特別なバラの特徴から育て方まで、あらゆる側面を詳しく紹介していきます。
つるローズうららの基本情報
つるローズうらら(Rose Urara Climbing)は、日本の京成バラ園芸が育成した素晴らしいクライミングローズです。濃いローズピンクの丸弁平咲きの花が特徴で、1~4輪の房咲きとなります。花は雨にも強く、耐久性があるのが特徴です。葉は厚みがあり、光沢を帯びているため、花が咲いていない時期でも美しい姿を楽しめます。
このバラの特筆すべき点は、木が充実してくると春から冬まで咲き続ける「返り咲き」の性質を持っていることです。
つるローズうららの主な特徴
花の特徴
花色: 鮮やかなショッキングピンク系
花形: 丸弁平咲き
花径: 中輪
花つき: 1~4輪の房咲き
香り: 微香(控えめな香りを楽しめる)
開花期: 返り咲き性で、春から冬まで断続的に開花
樹の特徴
タイプ: クライミングローズ(つるバラ)
生育強度: 強健で太い枝が伸び、大きく育つ
葉: 厚みがあり、やや光沢がある美しい葉
耐雨性: 優れた耐雨性を持ち、雨に濡れても花が傷みにくい
耐病性: 比較的病気に強い特性がある
つるローズうららの魅力
1. 美しい花色と形状
つるローズうららの最大の魅力は、その鮮やかなピンク色の花です。丸弁平咲きという形状は古典的な美しさを持ちながらも、現代的な印象を与えます。1~4輪の房咲きとなるため、一度に複数の花を楽しむことができ、視覚的なインパクトがあります。
2. 長期間の開花
返り咲き性を持つこのバラは、木が充実してくると春から冬まで断続的に花を咲かせます。このため、長期間にわたってバラの美しさを楽しむことができるのが大きな魅力です。多くのバラが一時期だけの開花で終わる中、つるローズうららは季節を超えて庭を彩り続けます。
3. 丈夫で育てやすい
京成バラ園芸が手掛けただけあって、日本の気候に適応しており、比較的丈夫で育てやすいという特徴があります。特に雨に強いという点は、梅雨のある日本の気候にとって重要な特性です。花が雨に濡れても傷みにくく、美しさを保ち続けます。
4. 多様な楽しみ方
つるバラならではの長く伸びる性質を活かして、アーチやフェンス、パーゴラなどに誘引することで、立体的な花の演出が可能です。地植えでも鉢植えでも育てることができ、様々な環境や目的に合わせて楽しむことができます。
5. 日本のバラとしての誇り
海外のバラが多く流通する中、日本で育種された「つるローズうらら」は日本の気候や風土に合わせて作られたバラです。日本人のガーデナーにとって、育てやすく、親しみやすいバラであるという点も見逃せない魅力です。
つるローズうららの育て方
植え付け
最適な時期
つるローズうららの植え付けに最適な時期は、11月〜12月の秋植えか、2月下旬〜4月の春植えです。特に秋植えは翌年の開花に向けて根付きがよく、おすすめです。
植え付け場所の選定
日当たり: 1日6時間以上の日光が当たる場所が理想的
風通し: 風通しの良い場所を選ぶ(風通しが悪いと病気になりやすい)
水はけ: 水はけの良い場所を選ぶ(水はけが悪いと根腐れの原因になる)
植え付け手順
植え穴を深さ・幅ともに40〜50cm程度掘る
底に腐葉土や堆肥、バラ用の培養土を入れる
苗を置き、根を広げながら土を被せる
十分に水を与え、根と土を密着させる
必要に応じてマルチングを施す
日常の管理
水やり
植え付け後1ヶ月は土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与える
根付いた後は、夏季の乾燥期を除き、雨だけでも十分に生育する
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら水を与える
肥料
春(3月〜4月): 元肥として緩効性の肥料を与える
5月: 一回目の開花後に追肥
9月: 秋の開花に向けて追肥
肥料は有機質のバラ専用肥料がおすすめ
誘引
つるローズうららは「つる」という名前の通り、長く伸びる性質があります。美しく咲かせるためには適切な誘引が必要です。
新しい枝が出てきたら、アーチやフェンスなどに沿って誘引する
横方向に誘引すると花芽が多くつく
誘引する際はジュート麻紐などの柔らかい材質を使用し、枝を傷つけないようにする
剪定
春の剪定(2〜3月)
枯れた枝や弱い枝を根元から切り落とす
混み合った部分を間引く
残す枝は1/3程度に切り詰める
夏の軽剪定(一番花の後)
花がら摘みを行う
込み合った枝を少し整理する
過度な剪定は避け、軽く形を整える程度にする
秋〜冬の管理
秋も花がら摘みを続ける
冬前に長すぎる枝を少し切り詰める(強風対策)
寒冷地では、根元をマルチングして防寒対策を行う
病害虫対策
主な病気と対策
黒星病: 葉に黒い斑点ができる病気。発生初期に罹患した葉を取り除き、殺菌剤を散布する
うどんこ病: 葉に白い粉が吹いたようになる。風通しを良くし、専用の薬剤を散布する
灰色かび病: 湿度が高い時に発生。花弁が灰色になる。風通しを良くし、被害部分を取り除く
主な害虫と対策
アブラムシ: 新芽や蕾に集まり、汁を吸う。初期段階でジェット水流で洗い流すか、専用の殺虫剤を使用
カイガラムシ: 枝に小さな白い粒のような虫が付く。油剤を散布する
ハダニ: 葉の裏に発生し、葉を黄変させる。水をまめに葉裏に吹きかけ、必要に応じて殺虫剤を使用
つるローズうららの活用法
庭での活用
アーチ: 門やアーチに這わせると、入口を華やかに彩る
フェンス: 庭の境界線にフェンスと共に植えると、プライバシーの確保と美観を両立
パーゴラ: 庭の休憩スペースにパーゴラと共に植えると、花と緑の天蓋ができる
トレリス: 壁面や狭いスペースでも、トレリスを使って立体的に育てられる
鉢植えでの楽しみ方
ベランダガーデン: スペースが限られたベランダやテラスでも、コンパクトなオベリスクなどを使って楽しめる
移動可能: 鉢植えなら季節や開花状況に応じて最適な場所に移動可能
コンテナの選び方: 根の成長を考慮し、深さ40cm以上、幅30cm以上の大きめの鉢を選ぶ
カットフラワーとして
つるローズうららは切り花としても楽しめます。花が完全に開く前に切り取り、斜めに切った茎を水に浸けておくと、室内でも長く楽しむことができます。他の花と組み合わせると、そのピンク色が引き立ち、華やかなアレンジメントが作れます。
つるローズうららの魅力を最大限に引き出すためのヒント
相性の良い植物との組み合わせ
クレマチス: つるバラとクレマチスの組み合わせは「女王と王子」と呼ばれる名コンビ
ラベンダー: ピンク色のバラと紫色のラベンダーは色彩的に美しい対比を作る
ブルーサルビア: 青い花との組み合わせで、より鮮やかな色合いを演出
宿根草: アルケミラモリスやネペタなど、グレーがかった葉を持つ植物と組み合わせると洗練された印象に
四季を通じた楽しみ方
春: 一番花が最も豪華に咲き誇る時期。他の春の花と共に庭全体を彩る
夏: 夏の強い日差しを利用して、パーゴラの下で日陰を作り出す
秋: 秋の穏やかな気候で再び花を咲かせる。紅葉する植物と共に秋の庭を彩る
冬: 常緑のつるバラなので、冬でも緑を楽しめる。霜や雪が降りる地域では、つるを保護する
まとめ
つるローズうらら(Rose Urara Climbing)は、日本の風土に合わせて育種された優れたクライミングローズです。その美しいピンク色の花と丈夫な性質から、初心者からベテランまで幅広いガーデナーに愛されています。適切な植え付けと管理を行うことで、春から冬まで長期間にわたって花を楽しむことができます。
アーチやフェンス、パーゴラなどの構造物と組み合わせることで、立体的な美しさを演出できるのも大きな魅力です。また、返り咲き性の特性を活かして、一年を通じて庭を彩り続けてくれるでしょう。
つるローズうららを育てることで、日本の気候に適応した美しいバラの魅力を存分に体験し、四季折々の変化を楽しむガーデニングライフを送ることができるでしょう。今すぐ、あなたの庭にもこの素晴らしいクライミングローズを取り入れてみてはいかがでしょうか。
つるローズうらら Rose Urara Climbing 京成バラ園芸 Keisei Rose Garden 日本 ツル クライミング・ローズ Cl クライミング 返り咲き ピンク系統 ショッキングピンク 丸弁平咲き 中輪 微香
再生リスト つるローズうらら Rose Urara Climbing
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花咲く瞬間を迎える―庭に咲く詩―ダッチェス・オブ・エジンバラで創る上品な景観 Clematis 'Duchess of Edinburgh'⠀白い花が少し咲きだした。2025年4月22日
ダッチェス・オブ・エジンバラ Clematis 'Duchess of Edinburgh'⠀白い花が少し咲きだした。2025年4月22日
クレマチス「ダッチェス・オブ・エジンバラ」の特徴と魅力:白い花の女王の育て方完全ガイド
優雅な白い八重咲きの花が魅力的なクレマチス「ダッチェス・オブ・エジンバラ」(Clematis 'Duchess of Edinburgh')は、ガーデニング愛好家の間で長く愛されてきた品種です。2025年4月には、このエレガントな花が早くも咲き始め、多くの庭を彩っています。この記事では、ダッチェス・オブ・エジンバラの特徴と魅力、そして成功させるための育て方を詳しくご紹介します。
目次
ダッチェス・オブ・エジンバラとは
特徴と魅力
栽培環境と基本条件
植え付けの方法
季節ごとの管理ポイント
剪定方法
病害虫対策
ガーデンデザインへの活用法
よくある質問と回答
まとめ
1. ダッチェス・オブ・エジンバラとは
ダッチェス・オブ・エジンバラは、19世紀にイギリスで育成された歴史ある品種で、クレマチスの中でも特に人気の高い花木です。その名前は、エディンバラ公爵夫人に敬意を表して名付けられました。
品種の歴史と由来
1870年代にジョージ・ジャックマン&サン社によって作出されたこの品種は、150年以上にわたって世界中のガーデナーを魅了してきました。エレガントな白い八重咲きの花は、まさに「花の女王」の名にふさわしい気品を放ちます。
分類と基本情報
科名: キンポウゲ科
属名: クレマチス属
分類: モンタナ系(早咲き大輪系)
開花時期: 主に5〜6月(条件により4月下旬や秋に再び咲くこともある)
花径: 約12〜15cm
草丈/長さ: つる性で2〜3mほど伸びる
耐寒性: 強い(マイナス15℃程度まで耐える)
剪定グループ: グループ2(早春に軽く剪定)
2. 特徴と魅力
ダッチェス・オブ・エジンバラの最大の魅力は、その美しい花にあります。
花の特徴
花色: 純白からクリーム色
花形: 八重咲きの大輪
花弁: 中心部にやや緑がかった花糸と雄しべを持ち、多数の花弁が重なり合う
香り: 軽やかな甘い香りがある
生育の特徴
ダッチェス・オブ・エジンバラは、適切な環境では非常に丈夫で長寿命です。つるは木質化して強靭になり、年々開花数が増してゆきます。
四季の変化
春: 新芽が勢いよく伸び、5〜6月に見事な大輪の花を咲かせる
夏: 緑豊かな葉を茂らせ、涼しげな緑のカーテンを形成
秋: 気候条件が良ければ、二番花が咲くこともある
冬: 休眠期に入るが、常緑性ではないため葉は落ちる
他のクレマチスとの違い
モンタナ系の中でも八重咲きという特徴を持つダッチェス・オブ・エジンバラは、一重咲きの品種と比べてより華やかさがあります。また、純白の花色は他の色のクレマチスと合わせると、鮮やかなコントラストを演出できます。
3. 栽培環境と基本条件
ダッチェス・オブ・エジンバラを健康に育てるためには、適切な環境条件を整えることが大切です。
理想的な日照条件
最適な場所: 「頭は日なたに、根は日陰に」という原則が理想的
日照時間: 1日あたり6時間以上の日光が望ましい
注意点: 西日の強い場所は避ける
土壌条件
最適な土壌: 水はけがよく、保水性もある肥沃な土壌
pH値: 弱酸性〜中性(pH6.0〜7.0)が理想的
土壌改良: 植え付け前に腐葉土や堆肥を混ぜ込むと効果的
気温・湿度
耐寒性: 非常に高い(マイナス15℃程度まで耐える)
適温: 15〜25℃が生育適温
湿度: 乾燥よりはやや湿り気のある環境を好む
水やり
基本: 土が乾いたらたっぷりと
生育期: 週に2〜3回程度(天候により調整)
夏場: 朝夕の涼しい時間帯に水やりする
冬場: 休眠期は水やりを控えめに
4. 植え付けの方法
ダッチェス・オブ・エジンバラの植え付けは、成功の鍵を握る重要なステップです。
最適な植え付け時期
理想的な時期: 3〜4月または10〜11月
避けるべき時期: 真夏や厳冬期
植え付け手順
植穴の準備: 幅・深さともに40cm程度の穴を掘る
土壌改良: 掘り出した土に腐葉土や堆肥を3割程度混ぜる
石灰の添加: 必要に応じて苦土石灰を少量混ぜる
植え付け深さ: 鉢植えだった場合は、鉢の表面より5cm程度深く植える
支柱の設置: 植え付けと同時に支柱やトレリスを設置する
水やり: 植え付け後はたっぷりと水を与える
鉢植えの場合
鉢のサイズ: 直径30cm以上、深さ30cm以上の鉢を選ぶ
用土: 市販のクレマチス用培養土か、赤玉土・腐葉土・堆肥を混ぜた自家製の用土
排水層: 鉢底に軽石や鉢底石を敷く
置き場所: 根が冷たく保てる場所(例:他の植物の影など)
5. 季節ごとの管理ポイント
四季折々で変わるダッチェス・オブ・エジンバラの管理方法をご紹介します。
春(3〜5月)
施肥: 3月頃に緩効性肥料を施す
芽かき: 必要に応じて込み合った芽を間引く
新芽の誘引: 新しく伸びた芽を支柱やトレリスに誘引する
病害虫予防: 葉が展開し始めたら予防的な薬剤散布を検討
夏(6〜8月)
水管理: 特に乾燥時は根元を中心にたっぷり水やり
マルチング: 根元に腐葉土などをマルチングして根を涼しく保つ
夏剪定: 一番花が終わったら軽く剪定して二番花を促す
日除け: 猛暑日には西日を遮る工夫をする
秋(9〜11月)
施肥: 9月頃に控えめに施肥(リン酸、カリ肥料中心)
支柱の確認: 台風などに備えて支柱やトレリスの補強
植え替え: 必要であればこの時期に植え替えを行う
落葉処理: 病気予防のため、落ちた葉は早めに除去
冬(12〜2月)
保護: 寒冷地では根元にワラや落ち葉などで保温
剪定計画: 翌春の剪定計画を立てる
休眠管理: 水やりは控えめに、根が完全に乾かないよう注意
支柱の整備: 冬の間に支柱やトレリスの修理・交換
6. 剪定方法
ダッチェス・オブ・エジンバラはグループ2に分類されるクレマチスで、特定の剪定方法が推奨されます。
基本的な剪定の考え方
グループ2の特徴: 前年の古い枝と当年の新しい枝の両方に花をつける
基本方針: 弱剪定が基本(強剪定すると花数が減る)
春の剪定(2〜3月)
枯れ枝の除去: 枯れた枝や弱い枝を基部から切り取る
混み合った枝の整理: 密集している部分を適度に間引く
長すぎる枝の調整: 伸びすぎた枝は3分の1程度に切り戻す
切り口処理: 剪定後の切り口には癒合剤を塗る
夏の軽剪定(一番花後)
目的: 二番花を促す
方法: 花が終わった枝を健康な芽の上で軽く切り戻す
時期: 6月下旬〜7月上旬が目安
更新剪定(3〜5年に一度)
古くなったクレマチスを若返らせるための強剪定です。
時期: 早春(2月下旬〜3月上旬)
方法: 地上から30cm程度の高さで思い切って切り戻す
ケア: 剪定後は十分な水やりと施肥を行い、新芽の発生を促す
7. 病害虫対策
ダッチェス・オブ・エジンバラを健康に育てるためには、病害虫対策も重要です。
主な病気と対処法
クレマチス萎凋病
症状: 突然茎や葉が萎れ、場合によっては全体が枯死
予防: 排水性の良い土壌作り、株元を涼しく保つ
対策: 罹患部分を健全部まで切り戻し、薬剤散布
うどんこ病
症状: 葉や茎に白い粉状のカビが発生
予防: 風通しを良くする、過湿にしない
対策: 専用の殺菌剤散布、被害葉の除去
灰色かび病
症状: 湿った条件下で葉や花に灰色のカビが発生
予防: 風通しを良くする、雨の後は早めに水滴を払う
対策: 被害部位の除去、殺菌剤散布
主な害虫と対策
アブラムシ
被害: 新芽や花蕾を吸汁し、生育障害を引き起こす
予防: 定期的な観察
対策: 水での洗い流し、天敵(テントウムシなど)の活用、必要に応じて殺虫剤使用
ハダニ
被害: 葉の裏に発生し、葉が白っぽく変色する
予防: 適度な湿度維持、定期的な水やり
対策: 専用の殺虫剤散布、被害葉の除去
ナメクジ・カタツムリ
被害: 新芽や柔らかい部分を食害
予防: 株元の清掃、湿った環境を作らない
対策: 市販の忌避剤や捕獲トラップの設置
8. ガーデンデザインへの活用法
ダッチェス・オブ・エジンバラの美しさを最大限に活かすためのデザインアイデアをご紹介します。
オススメの使い方
アーチやパーゴラでの利用
白い大輪の花が連なるアーチは、庭の主役として抜群の存在感を放ちます。特に結婚式場や記念撮影スポットなどにもぴったりです。
フェンスやトレリスでの誘引
境界線や目隠しとしてフェンスやトレリスに這わせると、美しい「生きた壁」になります。風に揺れる白い花と緑の葉のコントラストが魅力的です。
樹木との組み合わせ
バラや低木と組み合わせることで、立体的で変化に富んだ景観が楽しめます。特に赤や紫のバラと合わせると、色のコントラストが美しいです。
相性の良い植物
バラ: 特に濃い色のバラとの組み合わせが効果的
ホスタ: 株元の日陰を好むホスタとの相性が抜群
アジサイ: 初夏の花として共演させると見事
低木類: ボックスウッドなどの常緑低木と組み合わせると四季を通じて美しい
デザインの実例
ホワイトガーデン: 他の白い花(白バラ、シャクヤク、アジサイなど)と組み合わせた純白の庭
コッテージガーデン: イングリッシュガーデンの要素として、色とりどりの宿根草と合わせる
和風庭園: 日本庭園の松や竹と合わせて、和洋折衷の景観を創出
9. よくある質問と回答
Q1: なかなか花が咲かないのですが、原因は何でしょうか?
A: 考えられる原因はいくつかあります。日当たり不足、剪定のタイミングや方法の誤り、肥料不足、植え付けが深すぎる場合などです。特にダッチェス・オブ・エジンバラはグループ2のクレマチスなので、冬に強く剪定しすぎると翌年の花が減ることがあります。
Q2: 葉が急に萎れてきました。どうすればいいですか?
A: クレマチス萎凋病の可能性があります。罹患した部分を健全な部分まで切り戻し、切ったハサミは消毒してください。その後、殺菌剤を散布し、土壌環境の改善(排水性向上)を行ってください。根元を涼しく保つために、マルチングも効果的です。
Q3: 植え替えの時期と方法を教えてください
A: 植え替えの最適な時期は、休眠期の10〜11月または早春の3月頃です。方法としては:
掘り上げる前に十分に水を与える
根を傷つけないよう慎重に掘り上げる
新しい植え穴に腐葉土や堆肥を混ぜた土を入れる
以前より5cm程度深く植える
植え付け後はたっぷりと水やりする
Q4: 鉢植えでの冬越しはどうすればいいですか?
A: ダッチェス・オブ・エジンバラは耐寒性が強いですが、鉢植えの場合は根が凍りやすいので注意が必要です。鉢を地面に置く、鉢の周りに発泡スチロールを巻く、または鉢全体を不織布で包むなどの対策をとりましょう。水やりは控えめにし、根が完全に乾かないよう管理します。
Q5: 増やし方を教えてください
A: 主に以下の方法で増やすことができます:
挿し木: 6〜7月に当年枝の半硬化した部分を10〜15cm長さに切り取り、挿し木用土に挿す
取り木: 春に若い枝を地面に這わせて一部を土に埋め、発根後に切り離す
接ぎ木: 専門的な技術が必要で、主に業者が行う方法
10. まとめ
ダッチェス・オブ・エジンバラは、その美しい白い八重咲きの花と優雅な姿で、多くのガーデナーを魅了してきたクレマチスの名品種です。適切な環境と管理を行えば、長年にわたって見事な花を咲かせ続けてくれます。
栽培のポイントをまとめると:
「頭は日なた、根は日陰」の環境を用意する
水はけの良い肥沃な土壌を好む
グループ2の剪定方法を守る(強剪定は避ける)
夏は根元を涼しく保つ
病害虫には早めの対策が重要
ダッチェス・オブ・エジンバラを育てる喜びは、その成長過程を見守ることにもあります。つるが徐々に伸び、やがて純白の大輪の花が咲き誇る様子は、ガーデニングの醍醐味といえるでしょう。この記事を参考に、あなたの庭やベランダにもダッチェス・オブ・エジンバラの優雅な姿を取り入れてみてはいかがでしょうか。
再生リスト ダッチェス・オブ・エジンバラ Clematis 'Duchess of Edinburgh'
https://www.youtube.com/playlist?list=PLtPZdbGs7hVz4mNAX8SMH-er24utwqQM3
再生リスト クレマチス
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クレマチス「ダッチェス・オブ・エジンバラ」の特徴と魅力:白い花の女王の育て方完全ガイド
優雅な白い八重咲きの花が魅力的なクレマチス「ダッチェス・オブ・エジンバラ」(Clematis 'Duchess of Edinburgh')は、ガーデニング愛好家の間で長く愛されてきた品種です。2025年4月には、このエレガントな花が早くも咲き始め、多くの庭を彩っています。この記事では、ダッチェス・オブ・エジンバラの特徴と魅力、そして成功させるための育て方を詳しくご紹介します。
目次
ダッチェス・オブ・エジンバラとは
特徴と魅力
栽培環境と基本条件
植え付けの方法
季節ごとの管理ポイント
剪定方法
病害虫対策
ガーデンデザインへの活用法
よくある質問と回答
まとめ
1. ダッチェス・オブ・エジンバラとは
ダッチェス・オブ・エジンバラは、19世紀にイギリスで育成された歴史ある品種で、クレマチスの中でも特に人気の高い花木です。その名前は、エディンバラ公爵夫人に敬意を表して名付けられました。
品種の歴史と由来
1870年代にジョージ・ジャックマン&サン社によって作出されたこの品種は、150年以上にわたって世界中のガーデナーを魅了してきました。エレガントな白い八重咲きの花は、まさに「花の女王」の名にふさわしい気品を放ちます。
分類と基本情報
科名: キンポウゲ科
属名: クレマチス属
分類: モンタナ系(早咲き大輪系)
開花時期: 主に5〜6月(条件により4月下旬や秋に再び咲くこともある)
花径: 約12〜15cm
草丈/長さ: つる性で2〜3mほど伸びる
耐寒性: 強い(マイナス15℃程度まで耐える)
剪定グループ: グループ2(早春に軽く剪定)
2. 特徴と魅力
ダッチェス・オブ・エジンバラの最大の魅力は、その美しい花にあります。
花の特徴
花色: 純白からクリーム色
花形: 八重咲きの大輪
花弁: 中心部にやや緑がかった花糸と雄しべを持ち、多数の花弁が重なり合う
香り: 軽やかな甘い香りがある
生育の特徴
ダッチェス・オブ・エジンバラは、適切な環境では非常に丈夫で長寿命です。つるは木質化して強靭になり、年々開花数が増してゆきます。
四季の変化
春: 新芽が勢いよく伸び、5〜6月に見事な大輪の花を咲かせる
夏: 緑豊かな葉を茂らせ、涼しげな緑のカーテンを形成
秋: 気候条件が良ければ、二番花が咲くこともある
冬: 休眠期に入るが、常緑性ではないため葉は落ちる
他のクレマチスとの違い
モンタナ系の中でも八重咲きという特徴を持つダッチェス・オブ・エジンバラは、一重咲きの品種と比べてより華やかさがあります。また、純白の花色は他の色のクレマチスと合わせると、鮮やかなコントラストを演出できます。
3. 栽培環境と基本条件
ダッチェス・オブ・エジンバラを健康に育てるためには、適切な環境条件を整えることが大切です。
理想的な日照条件
最適な場所: 「頭は日なたに、根は日陰に」という原則が理想的
日照時間: 1日あたり6時間以上の日光が望ましい
注意点: 西日の強い場所は避ける
土壌条件
最適な土壌: 水はけがよく、保水性もある肥沃な土壌
pH値: 弱酸性〜中性(pH6.0〜7.0)が理想的
土壌改良: 植え付け前に腐葉土や堆肥を混ぜ込むと効果的
気温・湿度
耐寒性: 非常に高い(マイナス15℃程度まで耐える)
適温: 15〜25℃が生育適温
湿度: 乾燥よりはやや湿り気のある環境を好む
水やり
基本: 土が乾いたらたっぷりと
生育期: 週に2〜3回程度(天候により調整)
夏場: 朝夕の涼しい時間帯に水やりする
冬場: 休眠期は水やりを控えめに
4. 植え付けの方法
ダッチェス・オブ・エジンバラの植え付けは、成功の鍵を握る重要なステップです。
最適な植え付け時期
理想的な時期: 3〜4月または10〜11月
避けるべき時期: 真夏や厳冬期
植え付け手順
植穴の準備: 幅・深さともに40cm程度の穴を掘る
土壌改良: 掘り出した土に腐葉土や堆肥を3割程度混ぜる
石灰の添加: 必要に応じて苦土石灰を少量混ぜる
植え付け深さ: 鉢植えだった場合は、鉢の表面より5cm程度深く植える
支柱の設置: 植え付けと同時に支柱やトレリスを設置する
水やり: 植え付け後はたっぷりと水を与える
鉢植えの場合
鉢のサイズ: 直径30cm以上、深さ30cm以上の鉢を選ぶ
用土: 市販のクレマチス用培養土か、赤玉土・腐葉土・堆肥を混ぜた自家製の用土
排水層: 鉢底に軽石や鉢底石を敷く
置き場所: 根が冷たく保てる場所(例:他の植物の影など)
5. 季節ごとの管理ポイント
四季折々で変わるダッチェス・オブ・エジンバラの管理方法をご紹介します。
春(3〜5月)
施肥: 3月頃に緩効性肥料を施す
芽かき: 必要に応じて込み合った芽を間引く
新芽の誘引: 新しく伸びた芽を支柱やトレリスに誘引する
病害虫予防: 葉が展開し始めたら予防的な薬剤散布を検討
夏(6〜8月)
水管理: 特に乾燥時は根元を中心にたっぷり水やり
マルチング: 根元に腐葉土などをマルチングして根を涼しく保つ
夏剪定: 一番花が終わったら軽く剪定して二番花を促す
日除け: 猛暑日には西日を遮る工夫をする
秋(9〜11月)
施肥: 9月頃に控えめに施肥(リン酸、カリ肥料中心)
支柱の確認: 台風などに備えて支柱やトレリスの補強
植え替え: 必要であればこの時期に植え替えを行う
落葉処理: 病気予防のため、落ちた葉は早めに除去
冬(12〜2月)
保護: 寒冷地では根元にワラや落ち葉などで保温
剪定計画: 翌春の剪定計画を立てる
休眠管理: 水やりは控えめに、根が完全に乾かないよう注意
支柱の整備: 冬の間に支柱やトレリスの修理・交換
6. 剪定方法
ダッチェス・オブ・エジンバラはグループ2に分類されるクレマチスで、特定の剪定方法が推奨されます。
基本的な剪定の考え方
グループ2の特徴: 前年の古い枝と当年の新しい枝の両方に花をつける
基本方針: 弱剪定が基本(強剪定すると花数が減る)
春の剪定(2〜3月)
枯れ枝の除去: 枯れた枝や弱い枝を基部から切り取る
混み合った枝の整理: 密集している部分を適度に間引く
長すぎる枝の調整: 伸びすぎた枝は3分の1程度に切り戻す
切り口処理: 剪定後の切り口には癒合剤を塗る
夏の軽剪定(一番花後)
目的: 二番花を促す
方法: 花が終わった枝を健康な芽の上で軽く切り戻す
時期: 6月下旬〜7月上旬が目安
更新剪定(3〜5年に一度)
古くなったクレマチスを若返らせるための強剪定です。
時期: 早春(2月下旬〜3月上旬)
方法: 地上から30cm程度の高さで思い切って切り戻す
ケア: 剪定後は十分な水やりと施肥を行い、新芽の発生を促す
7. 病害虫対策
ダッチェス・オブ・エジンバラを健康に育てるためには、病害虫対策も重要です。
主な病気と対処法
クレマチス萎凋病
症状: 突然茎や葉が萎れ、場合によっては全体が枯死
予防: 排水性の良い土壌作り、株元を涼しく保つ
対策: 罹患部分を健全部まで切り戻し、薬剤散布
うどんこ病
症状: 葉や茎に白い粉状のカビが発生
予防: 風通しを良くする、過湿にしない
対策: 専用の殺菌剤散布、被害葉の除去
灰色かび病
症状: 湿った条件下で葉や花に灰色のカビが発生
予防: 風通しを良くする、雨の後は早めに水滴を払う
対策: 被害部位の除去、殺菌剤散布
主な害虫と対策
アブラムシ
被害: 新芽や花蕾を吸汁し、生育障害を引き起こす
予防: 定期的な観察
対策: 水での洗い流し、天敵(テントウムシなど)の活用、必要に応じて殺虫剤使用
ハダニ
被害: 葉の裏に発生し、葉が白っぽく変色する
予防: 適度な湿度維持、定期的な水やり
対策: 専用の殺虫剤散布、被害葉の除去
ナメクジ・カタツムリ
被害: 新芽や柔らかい部分を食害
予防: 株元の清掃、湿った環境を作らない
対策: 市販の忌避剤や捕獲トラップの設置
8. ガーデンデザインへの活用法
ダッチェス・オブ・エジンバラの美しさを最大限に活かすためのデザインアイデアをご紹介します。
オススメの使い方
アーチやパーゴラでの利用
白い大輪の花が連なるアーチは、庭の主役として抜群の存在感を放ちます。特に結婚式場や記念撮影スポットなどにもぴったりです。
フェンスやトレリスでの誘引
境界線や目隠しとしてフェンスやトレリスに這わせると、美しい「生きた壁」になります。風に揺れる白い花と緑の葉のコントラストが魅力的です。
樹木との組み合わせ
バラや低木と組み合わせることで、立体的で変化に富んだ景観が楽しめます。特に赤や紫のバラと合わせると、色のコントラストが美しいです。
相性の良い植物
バラ: 特に濃い色のバラとの組み合わせが効果的
ホスタ: 株元の日陰を好むホスタとの相性が抜群
アジサイ: 初夏の花として共演させると見事
低木類: ボックスウッドなどの常緑低木と組み合わせると四季を通じて美しい
デザインの実例
ホワイトガーデン: 他の白い花(白バラ、シャクヤク、アジサイなど)と組み合わせた純白の庭
コッテージガーデン: イングリッシュガーデンの要素として、色とりどりの宿根草と合わせる
和風庭園: 日本庭園の松や竹と合わせて、和洋折衷の景観を創出
9. よくある質問と回答
Q1: なかなか花が咲かないのですが、原因は何でしょうか?
A: 考えられる原因はいくつかあります。日当たり不足、剪定のタイミングや方法の誤り、肥料不足、植え付けが深すぎる場合などです。特にダッチェス・オブ・エジンバラはグループ2のクレマチスなので、冬に強く剪定しすぎると翌年の花が減ることがあります。
Q2: 葉が急に萎れてきました。どうすればいいですか?
A: クレマチス萎凋病の可能性があります。罹患した部分を健全な部分まで切り戻し、切ったハサミは消毒してください。その後、殺菌剤を散布し、土壌環境の改善(排水性向上)を行ってください。根元を涼しく保つために、マルチングも効果的です。
Q3: 植え替えの時期と方法を教えてください
A: 植え替えの最適な時期は、休眠期の10〜11月または早春の3月頃です。方法としては:
掘り上げる前に十分に水を与える
根を傷つけないよう慎重に掘り上げる
新しい植え穴に腐葉土や堆肥を混ぜた土を入れる
以前より5cm程度深く植える
植え付け後はたっぷりと水やりする
Q4: 鉢植えでの冬越しはどうすればいいですか?
A: ダッチェス・オブ・エジンバラは耐寒性が強いですが、鉢植えの場合は根が凍りやすいので注意が必要です。鉢を地面に置く、鉢の周りに発泡スチロールを巻く、または鉢全体を不織布で包むなどの対策をとりましょう。水やりは控えめにし、根が完全に乾かないよう管理します。
Q5: 増やし方を教えてください
A: 主に以下の方法で増やすことができます:
挿し木: 6〜7月に当年枝の半硬化した部分を10〜15cm長さに切り取り、挿し木用土に挿す
取り木: 春に若い枝を地面に這わせて一部を土に埋め、発根後に切り離す
接ぎ木: 専門的な技術が必要で、主に業者が行う方法
10. まとめ
ダッチェス・オブ・エジンバラは、その美しい白い八重咲きの花と優雅な姿で、多くのガーデナーを魅了してきたクレマチスの名品種です。適切な環境と管理を行えば、長年にわたって見事な花を咲かせ続けてくれます。
栽培のポイントをまとめると:
「頭は日なた、根は日陰」の環境を用意する
水はけの良い肥沃な土壌を好む
グループ2の剪定方法を守る(強剪定は避ける)
夏は根元を涼しく保つ
病害虫には早めの対策が重要
ダッチェス・オブ・エジンバラを育てる喜びは、その成長過程を見守ることにもあります。つるが徐々に伸び、やがて純白の大輪の花が咲き誇る様子は、ガーデニングの醍醐味といえるでしょう。この記事を参考に、あなたの庭やベランダにもダッチェス・オブ・エジンバラの優雅な姿を取り入れてみてはいかがでしょうか。
再生リスト ダッチェス・オブ・エジンバラ Clematis 'Duchess of Edinburgh'
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芸術品のような花―ピエール・ドゥ・ロンサールで実現するスタイリッシュガーデン Pierre de Ronsard ⠀濃いピンクの花が咲いた。2025年4月22日
ピエール・ドゥ・ロンサール Pierre de Ronsard ⠀濃いピンクの花が咲いた。2025年4月22日
【ピエール・ドゥ・ロンサール育て方】開花本番!殿堂入りつるバラの魅力と剪定・誘引のコツ
「ピエール・ドゥ・ロンサール Pierre de Ronsard 濃いピンクの花が咲いた。2025年4月22日」
庭のバラたちが次々と開花の便りを届けてくれる4月22日、ついに「ピエール・ドゥ・ロンサール」がその真価を発揮し始めました! 数日前から開き始めていた花が、今日はさらに花弁を開き、中心部の美しい濃いピンク色がはっきりと姿を現したのです! 外側のクリームホワイトから中心のローズピンクへと移り変わる絶妙なグラデーションは、まさに息をのむ美しさ。これぞピエール・ドゥ・ロンサール! と思わず声を上げたくなるような、完璧な花姿です。
フランスの名門メイアン社が生み出し、世界中のバラ愛好家を魅了し続け、2006年には栄誉ある「バラの殿堂」入りを果たした、つるバラの女王。そのクラシカルな花形、絶妙な色彩、そして比較的育てやすい性質は、多くのガーデナーにとって永遠の憧れであり続けています。
「わぁ、このピンクのグラデーションがたまらない!」
「満開に向けて、今どんなお手入れをすればいい?」
「来年もこの美しい花を見るためのポイントは?」
この記事では、そんな見頃を迎え始めた「ピエール・ドゥ・ロンサール」に改めて焦点を当て、その基本情報から比類なき魅力、初心者でも失敗しないための詳しい育て方、そしてつるバラとして美しく咲かせるための重要な「剪定」と「誘引」のテクニックまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも「ピエール・ドゥ・ロンサール」を自信を持って育て、その素晴らしい花を最大限に楽しむための知識が身につくはずです。さあ、バラの殿堂へと誘う、ピエール・ドゥ・ロンサールの世界へご案内しましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「ピエール・ドゥ・ロンサール」も長年栽培しており、その経験に基づいたリアルな情報と栽培のコツをお届けします。
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X (Twitter): @02memo3 - 日々のバラ管理のポイントや開花情報をリアルタイムで。
1. 誰もが憧れる名花:ピエール・ドゥ・ロンサールとは?
まずは、「ピエール・ドゥ・ロンサール」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールをご紹介します。
作出: 1985年 / フランス / メイアン (Meilland International) / Marie-Louise Meilland氏
系統: LCl (ラージフラワード・クライマー) - 大輪系のつるバラ
樹形: クライミング(つる性)
樹高: 3m ~ 5m程度に伸長(環境や仕立て方による)
咲き方: 一季咲き~弱い返り咲き
基本的には春(5月~6月頃)に豪華に咲く一季咲きですが、株が充実したり、気候条件が良いと、秋にもポツポツと花を咲かせることがあります。「四季咲き」のように頻繁に咲くわけではありません。
花色: クリームホワイト~淡いピンクの地に、中心が濃いローズピンクになる複色。 外側の花弁は白っぽく、中心に向かってピンク色が濃くなる美しいグラデーションが特徴です。
花形: クラシカルなロゼット咲き。 幾重にも重なった花弁(55~60枚程度)が、カップ状から開いて美しいロゼットを形成します。
花径: 大輪 (直径10cm~12cm程度)
咲き方: ややうつむき加減に咲くことが多いです。
香り: 微香~ほとんどないとされます。香りを強く求める方には向きませんが、それを補って余りある美しさがあります。
葉: 光沢のある濃い緑色の葉。
枝: 太くしっかりしており、やや硬め。トゲは標準的。
耐病性: 比較的高いとされていますが、うどんこ病などには注意が必要です。
名前の由来: フランス・ルネサンス期を代表する詩人、「詩人の王子」とも呼ばれたピエール・ド・ロンサール (Pierre de Ronsard, 1524-1585) にちなんで名付けられました。
受賞歴: 2006年に、世界中のバラ協会が投票で選ぶ「世界バラ会連合 バラの殿堂 (Rose Hall of Fame)」入りを果たしました。これはバラにとって最高の栄誉の一つであり、その人気の高さを物語っています。
なぜ世界中で愛されるのか?
ピエール・ドゥ・ロンサールが発表されてから数十年経った今でも、世界中で絶大な人気を誇る理由は、何と言ってもその完成された花の美しさにあります。クラシカルな花形と絶妙な色彩のコンビネーションは、多くの人を一瞬で虜にします。加えて、つるバラとしては比較的育てやすく、耐病性もあるため、初心者からベテランまで、幅広いガーデナーに受け入れられているのです。
2. ピエール・ドゥ・ロンサールの比類なき魅力:美しさの秘密
このバラが持つ、他の追随を許さない特別な魅力について、さらに深く掘り下げてみましょう。
魅力1:完璧なまでのクラシカルな花容
外側のグリーンがかった白い蕾が開くにつれて、内側の柔らかなピンク色が徐々に現れ、中心部は濃いローズピンクに染まる…。この絶妙な色のグラデーションは、まさに芸術的です。そして、55枚以上もの花弁が、渦を巻くように整然と重なり合って形成される完璧なロゼット咲きは、オールドローズのようなクラシカルな雰囲気を醸し出し、見る者を飽きさせません。開花が進み、まさにその美しさが堪能できる時期になりました。
魅力2:うつむき加減に咲く、エレガントな風情
ピエール・ドゥ・ロンサールの花は、少し重たげに、うつむき加減に咲くことが多いです。この控えめな咲き方が、かえって奥ゆかしさやエレガントさを感じさせます。アーチやパーゴラ、壁面の上部など、少し高い位置に誘引してあげると、下から花の美しい表情を存分に眺めることができ、その魅力を最大限に引き出せます。
魅力3:驚くほど長く楽しめる! 素晴らしい花持ち
見た目の美しさだけでなく、花持ちが非常に良いのもピエール・ドゥ・ロンサールの大きな美点です。開花してから散るまで、美しい花形を長く保ってくれます。そのため、庭で長く楽しめるのはもちろん、切り花にして室内で飾っても、比較的長くその美しさを堪能できます。
魅力4:美しさだけじゃない! 育てやすさも兼備
樹勢が旺盛で、枝が太くしっかりと育ちます。病気に対する耐性も比較的あり、特に黒星病にはある程度の強さを見せます(うどんこ病にはやや注意が必要な場合も)。つるバラの中では、比較的育てやすい部類に入り、世界中で人気がある理由の一つとなっています。
魅力5:春の庭を覆う、息をのむほどの豪華な開花!
基本的には一季咲きに近い性質のため、春の開花期には、株が蓄えたエネルギーを一気に放出して、息をのむほどたくさんの花を咲かせます。アーチや壁面が、ピンクとクリームの花で埋め尽くされる光景は、まさに圧巻の一言。この春の豪華絢爛な開花こそが、ピエール・ドゥ・ロンサールの真骨頂と言えるでしょう。今日咲いた濃いピンクの花は、その壮大なショーの始まりを告げています。
3. ピエール・ドゥ・ロンサールの育て方【完全ガイド】殿堂入りのバラを咲かせよう!
ここからは、「ピエール・ドゥ・ロンサール」を元気に育て、その美しい花を毎年楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
3.1. 植え付け:最高の舞台を用意してあげよう!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。日当たりが良いほど、花付きが良く、株も元気に育ちます。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に繋がります。壁際に植える場合も、壁との間に少し空間を空けるなど工夫しましょう。
誘引スペース: つるバラなので、枝を誘引するためのアーチ、フェンス、壁面、パーゴラ、オベリスクなどの構造物が必要です。成長後の大きさを考慮し、十分なスペースを確保できる場所を選びましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。バラは根が深く張るので、深く耕すことも大切です。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単で確実です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り(直径・深さともに50cm以上)、掘り上げた土に堆肥や腐葉土、元肥(緩効性肥料)をたっぷりと混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします(特にポット苗で根が回っている場合)。裸苗は根を水に浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分(株元のこぶ状の部分)が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。深植えは避けます。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
地植えの場合は、株が安定するまで仮の支柱を立てると良いでしょう。
3.2. 水やり:基本に忠実に、乾いたらたっぷりと
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に開花期(今!)は、美しい花を維持するために水分が必要です。水切れさせないように注意しましょう。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日必要になることも。朝夕の涼しい時間帯に与えます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣をつけましょう。
3.3. 肥料:春の豪華な開花をサポート!
バラは肥料を好む植物です。特に春に多くの花を咲かせるピエール・ドゥ・ロンサールには、適切な施肥が重要です。
寒肥(元肥): 冬の休眠期(12月~1月頃)に、有機質肥料(油かす、骨粉、発酵済み牛ふんなど)や緩効性化成肥料を、株元から少し離れた場所に施します。これが春の成長と開花の重要なエネルギー源となります。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与え、芽の成長を促します。
開花期の追肥: 花が咲き始めたこの時期(4月下旬~5月)、これから次々と咲く花のために、液体肥料を週に1回程度与えるのが効果的です。(与えすぎには注意)
お礼肥: 春の一番花が咲き終わった後(6月頃)に、開花で消耗した体力を回復させるために、緩効性化成肥料を与えます。(一季咲きに近いので、その後の追肥は控えめでも良い場合が多いです)
秋肥(返り咲きを期待する場合): もし秋にも花を咲かせたい場合は、夏剪定後(8月下旬~9月頃)に追肥を行いますが、与えすぎると枝ばかり伸びる可能性もあります。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料を使うと、バランス良く栄養を与えることができます。
3.4. 病害虫対策:開花期こそ油断せず観察を!
ピエール・ドゥ・ロンサールは比較的耐病性がありますが、環境によっては病害虫が発生します。特に開花期は注意が必要です。
注意すべき病気:
うどんこ病: 特に春先の乾燥した時期や、風通しが悪い場合に、葉や新芽、蕾、そして開いた花弁にまで白い粉を吹いたようになることがあります。
黒星病(黒点病): 雨が多い時期や、葉が濡れた状態が続くと発生しやすくなります。
注意すべき害虫:
アブラムシ: 春先の新芽や蕾、そして咲き始めた花にも群生することがあります。
スリップス(アザミウマ): 淡い色の花弁に入り込みやすく、シミのような跡を残します。ピエールの花弁も狙われやすいです。
バラゾウムシ: 蕾の付け根などを食害し、蕾が首からポロリと落ちることがあります。
チュウレンジハバチ: 幼虫が葉を食べます。
対策と予防:
風通しと日当たりを確保する(適切な剪定・誘引)。
定期的な観察を行い、病害虫を早期に発見し、手で取り除くか、被害が少ないうちに適切な薬剤を使用します。開花期は薬剤が花にかからないように、散布時間や方法に注意しましょう(早朝や夕方、花を避けて葉裏中心に散布するなど)。
薬剤散布: 必要に応じて、予防的または治療的に薬剤(殺菌剤・殺虫剤)を散布します。薬剤はローテーションして使うのが効果的です。
4. 【重要】つるバラとしての剪定と誘引:ピエールを美しく咲かせる鍵!
「ピエール・ドゥ・ロンサール」をアーチやフェンスで美しく咲かせるためには、つるバラとしての適切な「剪定」と「誘引」が最も重要です。来年の美しい花のために、基本をしっかり押さえましょう。
4.1. 剪定と誘引の目的
美しい樹形を作り、維持する。
花付きを良くする(花が咲く枝を効率よく発生させる)。
古い枝を整理し、株を若返らせる。
風通しや日当たりを改善し、病害虫を予防する。
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):これがメイン作業!
冬の休眠期に行う剪定と誘引が、春の開花を決定づける最も重要な作業です。
剪定:
まず、枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝などを付け根から切り取ります。
次に、株元から数えて3~4年以上経った古い主枝(太くて硬く、樹皮がゴツゴツしていることが多い)があれば、これも付け根から切り取り、新しい元気なシュートへの世代交代を促します。
残した**若くて元気な主枝(主に前年伸びたシュート)**は、先端を軽く切り詰める程度にします。
その主枝から出ている**細い枝(側枝)**に春の花が咲きます。この側枝を、**付け根から数えて2~3芽(長さ15~20cm程度)**残して切り詰めます。良い芽(ふっくらしている芽)の上で切りましょう。
誘引:
剪定が終わったら、残した主枝をアーチ、フェンス、壁面、オベリスクなどの構造物に固定していきます。
最大のポイントは、枝をできるだけ水平に近い角度(斜め45度以下)に、緩やかなS字を描くように寝かせて誘引すること! これにより、枝の各節から上向きに花を咲かせる側枝がたくさん伸びてきます。直立させたまま誘引すると、枝の先端にしか花が咲かなくなります。
ピエール・ドゥ・ロンサールの枝は太く硬めなので、無理に曲げると簡単に折れてしまいます。特に古い枝は曲げられません。 誘引は、比較的若くてしなやかさが残っている1~2年目の枝を中心に行います。冬の寒い時期は枝がさらに硬く折れやすいため、暖かい日の昼間に行うのがおすすめです。
枝同士が重なったり、交差したりしないように、空間にバランス良く配置します。
麻ひもやビニールタイなどで、枝に食い込まないように、ゆとりを持たせて8の字に結びつけ、しっかりと固定します。
4.3. 花後の手入れ(一季咲きとしての管理)
春の素晴らしい開花を楽しんだ後のお手入れです。
花がら切り: 咲き終わった花は、花がらだけでなく、花の下の5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上で切り取ります。 これをこまめに行うことで、株が種を作ることにエネルギーを使うのを防ぎ、見た目も美しく保てます。咲き始めたばかりですが、終わった花から順次行いましょう。
伸びすぎたシュートの整理: 花後に株元や枝の途中から勢いよく伸びてくるシュートは、来年の主役候補です。基本的には大切に伸ばしますが、あまりにも樹形を乱す場合や、邪魔になる場合は、先端を軽くピンチ(摘心)して成長を抑えるか、支柱に仮止めしておきます。一季咲きに近い性質なので、花後に深く切り戻す必要は基本的にはありません。
4.4. 返り咲きを期待する場合の剪定
もし、秋にも少し花を楽しみたい場合は、春の花が終わった後に、花が咲いた枝をもう少し深め(枝の長さの半分程度まで)に切り戻すと、秋に返り咲く可能性が高まります。ただし、必ず咲くとは限らず、株の体力や気候条件に左右されます。返り咲きは「おまけ」程度に考えるのが良いでしょう。
5. ピエール・ドゥ・ロンサールを最高に楽しむアイデア:夢の風景を庭に
世界中で愛されるこのバラは、どんな風に飾っても絵になります。
永遠の憧れ! アーチに咲かせる: ピエール・ドゥ・ロンサールといえば、やはりアーチ。庭の入り口や通路に設置したアーチに誘引すれば、春にはピンクとクリームの花が降り注ぐ、夢のようなロマンティックな風景が実現します。うつむき加減に咲く花を、下から見上げるのに最適です。
壁面やフェンスを華麗なタペストリーに: 広い壁面や単調なフェンスも、ピエール・ドゥ・ロンサールを誘引すれば、息をのむほど美しい花のタペストリーに変わります。
オベリスクで優雅なアクセント: 庭の中にポイントとしてオベリスクを立て、そこに絡ませるのも素敵です。存在感のある花のタワーが庭を引き締めます。
窓辺を飾る: 窓枠の周りに誘引すれば、室内からもその美しい花を楽しむことができます。
切り花で贅沢に: 花持ちが良いので、数輪切ってシンプルな花瓶に飾るだけで、お部屋がパッと華やかになります。特別な日のテーブルデコレーションにもぴったりです。咲いたばかりのこの美しい花を、まずはお部屋で楽しむのも格別ですね。
写真に残す: その完璧な美しさは、写真映えも抜群です。開花の時期には、ぜひたくさん写真を撮って、SNSなどでシェアしたくなりますね。
6. まとめ:世界が愛するバラの女王、ついに開花!
今回は、バラの殿堂入りを果たした名花中の名花、「ピエール・ドゥ・ロンサール」について、その魅力、育て方、そしてつるバラとしての管理の秘訣を詳しくご紹介しました。
ピエール・ドゥ・ロンサールは、クリームとピンクの複色が美しい、クラシカルな大輪ロゼット咲きのつるバラ。
世界中で愛される理由は、その完璧な花容、比較的育てやすい強健さ、そして素晴らしい花持ちにある。
育て方のポイントは、日当たりの確保、適切な水やりと施肥、そしてつるバラとしての「冬の剪定・誘引」が最も重要。
枝は太く硬めなので、誘引は若枝を中心に行うのがコツ。
基本的には春に豪華に咲く一季咲きに近いが、返り咲きも期待できる。
アーチや壁面など、様々な場所でその美しさを発揮する、まさに「バラの女王」。
今日、ついに咲き始めた「ピエール・ドゥ・ロンサール」の濃いピンクの花。これから次々と花開き、庭を優雅でロマンティックな雰囲気で満たしてくれることでしょう。この感動的な開花の瞬間を、存分に味わいましょう。
その圧倒的な美しさと、育てる喜びを与えてくれる「ピエール・ドゥ・ロンサール」。ぜひ、あなたの庭にもお迎えして、世界中の人々を魅了するバラの女王との暮らしを楽しんでみませんか?
[02memo]では、「ピエール・ドゥ・ロンサール」の成長記録や開花の様子、剪定・誘引の具体的な方法なども、ブログやSNS、YouTubeで発信しています。ぜひ、チェックしてみてください!
ピエール・ドゥ・ロンサール Pierre de Ronsard メイアン Meilland ツル クライミング・ローズ LCl ラージ・フラワード・クライマー 一季~返り咲き ロゼット咲き
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【ピエール・ドゥ・ロンサール育て方】開花本番!殿堂入りつるバラの魅力と剪定・誘引のコツ
「ピエール・ドゥ・ロンサール Pierre de Ronsard 濃いピンクの花が咲いた。2025年4月22日」
庭のバラたちが次々と開花の便りを届けてくれる4月22日、ついに「ピエール・ドゥ・ロンサール」がその真価を発揮し始めました! 数日前から開き始めていた花が、今日はさらに花弁を開き、中心部の美しい濃いピンク色がはっきりと姿を現したのです! 外側のクリームホワイトから中心のローズピンクへと移り変わる絶妙なグラデーションは、まさに息をのむ美しさ。これぞピエール・ドゥ・ロンサール! と思わず声を上げたくなるような、完璧な花姿です。
フランスの名門メイアン社が生み出し、世界中のバラ愛好家を魅了し続け、2006年には栄誉ある「バラの殿堂」入りを果たした、つるバラの女王。そのクラシカルな花形、絶妙な色彩、そして比較的育てやすい性質は、多くのガーデナーにとって永遠の憧れであり続けています。
「わぁ、このピンクのグラデーションがたまらない!」
「満開に向けて、今どんなお手入れをすればいい?」
「来年もこの美しい花を見るためのポイントは?」
この記事では、そんな見頃を迎え始めた「ピエール・ドゥ・ロンサール」に改めて焦点を当て、その基本情報から比類なき魅力、初心者でも失敗しないための詳しい育て方、そしてつるバラとして美しく咲かせるための重要な「剪定」と「誘引」のテクニックまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも「ピエール・ドゥ・ロンサール」を自信を持って育て、その素晴らしい花を最大限に楽しむための知識が身につくはずです。さあ、バラの殿堂へと誘う、ピエール・ドゥ・ロンサールの世界へご案内しましょう!
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1. 誰もが憧れる名花:ピエール・ドゥ・ロンサールとは?
まずは、「ピエール・ドゥ・ロンサール」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールをご紹介します。
作出: 1985年 / フランス / メイアン (Meilland International) / Marie-Louise Meilland氏
系統: LCl (ラージフラワード・クライマー) - 大輪系のつるバラ
樹形: クライミング(つる性)
樹高: 3m ~ 5m程度に伸長(環境や仕立て方による)
咲き方: 一季咲き~弱い返り咲き
基本的には春(5月~6月頃)に豪華に咲く一季咲きですが、株が充実したり、気候条件が良いと、秋にもポツポツと花を咲かせることがあります。「四季咲き」のように頻繁に咲くわけではありません。
花色: クリームホワイト~淡いピンクの地に、中心が濃いローズピンクになる複色。 外側の花弁は白っぽく、中心に向かってピンク色が濃くなる美しいグラデーションが特徴です。
花形: クラシカルなロゼット咲き。 幾重にも重なった花弁(55~60枚程度)が、カップ状から開いて美しいロゼットを形成します。
花径: 大輪 (直径10cm~12cm程度)
咲き方: ややうつむき加減に咲くことが多いです。
香り: 微香~ほとんどないとされます。香りを強く求める方には向きませんが、それを補って余りある美しさがあります。
葉: 光沢のある濃い緑色の葉。
枝: 太くしっかりしており、やや硬め。トゲは標準的。
耐病性: 比較的高いとされていますが、うどんこ病などには注意が必要です。
名前の由来: フランス・ルネサンス期を代表する詩人、「詩人の王子」とも呼ばれたピエール・ド・ロンサール (Pierre de Ronsard, 1524-1585) にちなんで名付けられました。
受賞歴: 2006年に、世界中のバラ協会が投票で選ぶ「世界バラ会連合 バラの殿堂 (Rose Hall of Fame)」入りを果たしました。これはバラにとって最高の栄誉の一つであり、その人気の高さを物語っています。
なぜ世界中で愛されるのか?
ピエール・ドゥ・ロンサールが発表されてから数十年経った今でも、世界中で絶大な人気を誇る理由は、何と言ってもその完成された花の美しさにあります。クラシカルな花形と絶妙な色彩のコンビネーションは、多くの人を一瞬で虜にします。加えて、つるバラとしては比較的育てやすく、耐病性もあるため、初心者からベテランまで、幅広いガーデナーに受け入れられているのです。
2. ピエール・ドゥ・ロンサールの比類なき魅力:美しさの秘密
このバラが持つ、他の追随を許さない特別な魅力について、さらに深く掘り下げてみましょう。
魅力1:完璧なまでのクラシカルな花容
外側のグリーンがかった白い蕾が開くにつれて、内側の柔らかなピンク色が徐々に現れ、中心部は濃いローズピンクに染まる…。この絶妙な色のグラデーションは、まさに芸術的です。そして、55枚以上もの花弁が、渦を巻くように整然と重なり合って形成される完璧なロゼット咲きは、オールドローズのようなクラシカルな雰囲気を醸し出し、見る者を飽きさせません。開花が進み、まさにその美しさが堪能できる時期になりました。
魅力2:うつむき加減に咲く、エレガントな風情
ピエール・ドゥ・ロンサールの花は、少し重たげに、うつむき加減に咲くことが多いです。この控えめな咲き方が、かえって奥ゆかしさやエレガントさを感じさせます。アーチやパーゴラ、壁面の上部など、少し高い位置に誘引してあげると、下から花の美しい表情を存分に眺めることができ、その魅力を最大限に引き出せます。
魅力3:驚くほど長く楽しめる! 素晴らしい花持ち
見た目の美しさだけでなく、花持ちが非常に良いのもピエール・ドゥ・ロンサールの大きな美点です。開花してから散るまで、美しい花形を長く保ってくれます。そのため、庭で長く楽しめるのはもちろん、切り花にして室内で飾っても、比較的長くその美しさを堪能できます。
魅力4:美しさだけじゃない! 育てやすさも兼備
樹勢が旺盛で、枝が太くしっかりと育ちます。病気に対する耐性も比較的あり、特に黒星病にはある程度の強さを見せます(うどんこ病にはやや注意が必要な場合も)。つるバラの中では、比較的育てやすい部類に入り、世界中で人気がある理由の一つとなっています。
魅力5:春の庭を覆う、息をのむほどの豪華な開花!
基本的には一季咲きに近い性質のため、春の開花期には、株が蓄えたエネルギーを一気に放出して、息をのむほどたくさんの花を咲かせます。アーチや壁面が、ピンクとクリームの花で埋め尽くされる光景は、まさに圧巻の一言。この春の豪華絢爛な開花こそが、ピエール・ドゥ・ロンサールの真骨頂と言えるでしょう。今日咲いた濃いピンクの花は、その壮大なショーの始まりを告げています。
3. ピエール・ドゥ・ロンサールの育て方【完全ガイド】殿堂入りのバラを咲かせよう!
ここからは、「ピエール・ドゥ・ロンサール」を元気に育て、その美しい花を毎年楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
3.1. 植え付け:最高の舞台を用意してあげよう!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。日当たりが良いほど、花付きが良く、株も元気に育ちます。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に繋がります。壁際に植える場合も、壁との間に少し空間を空けるなど工夫しましょう。
誘引スペース: つるバラなので、枝を誘引するためのアーチ、フェンス、壁面、パーゴラ、オベリスクなどの構造物が必要です。成長後の大きさを考慮し、十分なスペースを確保できる場所を選びましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。バラは根が深く張るので、深く耕すことも大切です。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単で確実です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り(直径・深さともに50cm以上)、掘り上げた土に堆肥や腐葉土、元肥(緩効性肥料)をたっぷりと混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします(特にポット苗で根が回っている場合)。裸苗は根を水に浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分(株元のこぶ状の部分)が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。深植えは避けます。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
地植えの場合は、株が安定するまで仮の支柱を立てると良いでしょう。
3.2. 水やり:基本に忠実に、乾いたらたっぷりと
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に開花期(今!)は、美しい花を維持するために水分が必要です。水切れさせないように注意しましょう。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日必要になることも。朝夕の涼しい時間帯に与えます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣をつけましょう。
3.3. 肥料:春の豪華な開花をサポート!
バラは肥料を好む植物です。特に春に多くの花を咲かせるピエール・ドゥ・ロンサールには、適切な施肥が重要です。
寒肥(元肥): 冬の休眠期(12月~1月頃)に、有機質肥料(油かす、骨粉、発酵済み牛ふんなど)や緩効性化成肥料を、株元から少し離れた場所に施します。これが春の成長と開花の重要なエネルギー源となります。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与え、芽の成長を促します。
開花期の追肥: 花が咲き始めたこの時期(4月下旬~5月)、これから次々と咲く花のために、液体肥料を週に1回程度与えるのが効果的です。(与えすぎには注意)
お礼肥: 春の一番花が咲き終わった後(6月頃)に、開花で消耗した体力を回復させるために、緩効性化成肥料を与えます。(一季咲きに近いので、その後の追肥は控えめでも良い場合が多いです)
秋肥(返り咲きを期待する場合): もし秋にも花を咲かせたい場合は、夏剪定後(8月下旬~9月頃)に追肥を行いますが、与えすぎると枝ばかり伸びる可能性もあります。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料を使うと、バランス良く栄養を与えることができます。
3.4. 病害虫対策:開花期こそ油断せず観察を!
ピエール・ドゥ・ロンサールは比較的耐病性がありますが、環境によっては病害虫が発生します。特に開花期は注意が必要です。
注意すべき病気:
うどんこ病: 特に春先の乾燥した時期や、風通しが悪い場合に、葉や新芽、蕾、そして開いた花弁にまで白い粉を吹いたようになることがあります。
黒星病(黒点病): 雨が多い時期や、葉が濡れた状態が続くと発生しやすくなります。
注意すべき害虫:
アブラムシ: 春先の新芽や蕾、そして咲き始めた花にも群生することがあります。
スリップス(アザミウマ): 淡い色の花弁に入り込みやすく、シミのような跡を残します。ピエールの花弁も狙われやすいです。
バラゾウムシ: 蕾の付け根などを食害し、蕾が首からポロリと落ちることがあります。
チュウレンジハバチ: 幼虫が葉を食べます。
対策と予防:
風通しと日当たりを確保する(適切な剪定・誘引)。
定期的な観察を行い、病害虫を早期に発見し、手で取り除くか、被害が少ないうちに適切な薬剤を使用します。開花期は薬剤が花にかからないように、散布時間や方法に注意しましょう(早朝や夕方、花を避けて葉裏中心に散布するなど)。
薬剤散布: 必要に応じて、予防的または治療的に薬剤(殺菌剤・殺虫剤)を散布します。薬剤はローテーションして使うのが効果的です。
4. 【重要】つるバラとしての剪定と誘引:ピエールを美しく咲かせる鍵!
「ピエール・ドゥ・ロンサール」をアーチやフェンスで美しく咲かせるためには、つるバラとしての適切な「剪定」と「誘引」が最も重要です。来年の美しい花のために、基本をしっかり押さえましょう。
4.1. 剪定と誘引の目的
美しい樹形を作り、維持する。
花付きを良くする(花が咲く枝を効率よく発生させる)。
古い枝を整理し、株を若返らせる。
風通しや日当たりを改善し、病害虫を予防する。
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):これがメイン作業!
冬の休眠期に行う剪定と誘引が、春の開花を決定づける最も重要な作業です。
剪定:
まず、枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝などを付け根から切り取ります。
次に、株元から数えて3~4年以上経った古い主枝(太くて硬く、樹皮がゴツゴツしていることが多い)があれば、これも付け根から切り取り、新しい元気なシュートへの世代交代を促します。
残した**若くて元気な主枝(主に前年伸びたシュート)**は、先端を軽く切り詰める程度にします。
その主枝から出ている**細い枝(側枝)**に春の花が咲きます。この側枝を、**付け根から数えて2~3芽(長さ15~20cm程度)**残して切り詰めます。良い芽(ふっくらしている芽)の上で切りましょう。
誘引:
剪定が終わったら、残した主枝をアーチ、フェンス、壁面、オベリスクなどの構造物に固定していきます。
最大のポイントは、枝をできるだけ水平に近い角度(斜め45度以下)に、緩やかなS字を描くように寝かせて誘引すること! これにより、枝の各節から上向きに花を咲かせる側枝がたくさん伸びてきます。直立させたまま誘引すると、枝の先端にしか花が咲かなくなります。
ピエール・ドゥ・ロンサールの枝は太く硬めなので、無理に曲げると簡単に折れてしまいます。特に古い枝は曲げられません。 誘引は、比較的若くてしなやかさが残っている1~2年目の枝を中心に行います。冬の寒い時期は枝がさらに硬く折れやすいため、暖かい日の昼間に行うのがおすすめです。
枝同士が重なったり、交差したりしないように、空間にバランス良く配置します。
麻ひもやビニールタイなどで、枝に食い込まないように、ゆとりを持たせて8の字に結びつけ、しっかりと固定します。
4.3. 花後の手入れ(一季咲きとしての管理)
春の素晴らしい開花を楽しんだ後のお手入れです。
花がら切り: 咲き終わった花は、花がらだけでなく、花の下の5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上で切り取ります。 これをこまめに行うことで、株が種を作ることにエネルギーを使うのを防ぎ、見た目も美しく保てます。咲き始めたばかりですが、終わった花から順次行いましょう。
伸びすぎたシュートの整理: 花後に株元や枝の途中から勢いよく伸びてくるシュートは、来年の主役候補です。基本的には大切に伸ばしますが、あまりにも樹形を乱す場合や、邪魔になる場合は、先端を軽くピンチ(摘心)して成長を抑えるか、支柱に仮止めしておきます。一季咲きに近い性質なので、花後に深く切り戻す必要は基本的にはありません。
4.4. 返り咲きを期待する場合の剪定
もし、秋にも少し花を楽しみたい場合は、春の花が終わった後に、花が咲いた枝をもう少し深め(枝の長さの半分程度まで)に切り戻すと、秋に返り咲く可能性が高まります。ただし、必ず咲くとは限らず、株の体力や気候条件に左右されます。返り咲きは「おまけ」程度に考えるのが良いでしょう。
5. ピエール・ドゥ・ロンサールを最高に楽しむアイデア:夢の風景を庭に
世界中で愛されるこのバラは、どんな風に飾っても絵になります。
永遠の憧れ! アーチに咲かせる: ピエール・ドゥ・ロンサールといえば、やはりアーチ。庭の入り口や通路に設置したアーチに誘引すれば、春にはピンクとクリームの花が降り注ぐ、夢のようなロマンティックな風景が実現します。うつむき加減に咲く花を、下から見上げるのに最適です。
壁面やフェンスを華麗なタペストリーに: 広い壁面や単調なフェンスも、ピエール・ドゥ・ロンサールを誘引すれば、息をのむほど美しい花のタペストリーに変わります。
オベリスクで優雅なアクセント: 庭の中にポイントとしてオベリスクを立て、そこに絡ませるのも素敵です。存在感のある花のタワーが庭を引き締めます。
窓辺を飾る: 窓枠の周りに誘引すれば、室内からもその美しい花を楽しむことができます。
切り花で贅沢に: 花持ちが良いので、数輪切ってシンプルな花瓶に飾るだけで、お部屋がパッと華やかになります。特別な日のテーブルデコレーションにもぴったりです。咲いたばかりのこの美しい花を、まずはお部屋で楽しむのも格別ですね。
写真に残す: その完璧な美しさは、写真映えも抜群です。開花の時期には、ぜひたくさん写真を撮って、SNSなどでシェアしたくなりますね。
6. まとめ:世界が愛するバラの女王、ついに開花!
今回は、バラの殿堂入りを果たした名花中の名花、「ピエール・ドゥ・ロンサール」について、その魅力、育て方、そしてつるバラとしての管理の秘訣を詳しくご紹介しました。
ピエール・ドゥ・ロンサールは、クリームとピンクの複色が美しい、クラシカルな大輪ロゼット咲きのつるバラ。
世界中で愛される理由は、その完璧な花容、比較的育てやすい強健さ、そして素晴らしい花持ちにある。
育て方のポイントは、日当たりの確保、適切な水やりと施肥、そしてつるバラとしての「冬の剪定・誘引」が最も重要。
枝は太く硬めなので、誘引は若枝を中心に行うのがコツ。
基本的には春に豪華に咲く一季咲きに近いが、返り咲きも期待できる。
アーチや壁面など、様々な場所でその美しさを発揮する、まさに「バラの女王」。
今日、ついに咲き始めた「ピエール・ドゥ・ロンサール」の濃いピンクの花。これから次々と花開き、庭を優雅でロマンティックな雰囲気で満たしてくれることでしょう。この感動的な開花の瞬間を、存分に味わいましょう。
その圧倒的な美しさと、育てる喜びを与えてくれる「ピエール・ドゥ・ロンサール」。ぜひ、あなたの庭にもお迎えして、世界中の人々を魅了するバラの女王との暮らしを楽しんでみませんか?
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2025年04月21日
さわやか朝光とともに―アブキ(阿吹)クレマチス徹底育成ガイド (早咲き大輪系 パテンス系 新・旧両枝咲き)淡いピンクの花がたくさん咲いた2025年4月20日 早朝の庭周回
アブキ阿吹 Abuki Clematis⠀クレマチス(早咲き大輪系 パテンス系 新・旧両枝咲き)淡いピンクの花がたくさん咲いた2025年4月20日早朝の庭周回
クレマチス'アブキ'育て方|満開!新旧両枝咲きピンク大輪花の剪定方法と魅力 (2025年4月20日)
「アブキ阿吹 Abuki Clematis 淡いピンクの花がたくさん咲いた 2025年4月20日 早朝の庭周回」
清々しい朝の光が差し込む4月20日の庭。ひんやりとした空気の中を歩くと、フェンスに絡んだクレマチス 'アブキ' が、まさに満開の時を迎えていました! 柔らかな淡いピンク色の大輪の花が、株を覆うように「たくさん咲いた」その姿は、息をのむほどの美しさ。朝露に濡れた花弁が光を受けてキラキラと輝き、庭全体に優雅で上品な雰囲気を漂わせています。
'アブキ' は、「早咲き大輪系」や「パテンス系」として知られるクレマチスの中でも、その優しい花色と育てやすさで長年愛されてきた品種です。そして、この品種の大きな特徴であり魅力の一つが「新旧両枝咲き」という性質。これにより、適切な手入れをすれば、春だけでなく秋にも花を楽しむことができ、長く庭を彩ってくれるのです。
「こんなに綺麗に咲くなんて! アブキの魅力をもっと知りたい」
「新旧両枝咲きって、剪定はどうすればいいの?難しくない?」
「毎年たくさんの花を咲かせるコツは?」
この記事では、そんな満開を迎えたクレマチス 'アブキ' に改めて注目し、その基本情報から魅力、初心者でも安心の詳しい育て方、そして多くのガーデナーが悩みがちな「新旧両枝咲きの剪定」のポイントまで、ご提供いただいた情報も踏まえながら徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも 'アブキ' の育て方のコツをマスターし、その上品で美しい大輪の花を毎年存分に楽しむことができるようになるはずです。さあ、優しいピンク色のクレマチス 'アブキ' の世界へ、一緒に足を踏み入れてみましょう!
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[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。クレマチスも多数栽培しており、'アブキ' のような人気品種の育て方や庭での楽しみ方を発信しています。
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1. 優しい大輪の花:クレマチス 'アブキ' とは?
まずは、'アブキ' がどのようなクレマチスなのか、その基本的なプロフィールと特徴を見ていきましょう。
学名: Clematis 'Abuki'
科名: キンポウゲ科 (Ranunculaceae)
系統: 早咲き大輪系 / パテンス系 (Patens group)
日本原産のカザグルマ (C. patens) などを親に持つ系統で、春に豪華な大輪の花を咲かせるのが特徴です。日本の気候にも比較的合いやすいとされます。
咲き方: 新旧両枝咲き
前年に伸びた古い枝(旧枝)からも、その年に新しく伸びた枝(新枝)からも花が咲く可能性があるタイプです。春の花は主に旧枝から、秋の返り咲きは主に新枝から咲きます。この性質のため、剪定は「弱剪定」が基本となります。
花色: 淡いピンク色~ライラックピンク。花弁の縁や中心部がやや濃くなることがあり、優しいグラデーションを描きます。環境や光の状態で、紫色がかって見えることも。中心のしべは黄色で、花色との対比も美しいです。
花形: 大輪の一重咲き。花弁は幅広く(6~8枚程度)、整然と大きく開きます。パテンス系らしい、華やかで存在感のある花形です。
花径: 8cm~12cm程度。
開花期: 主に春(5月~6月頃)に一番花が豪華に咲き、適切な剪定をすれば秋(9月~10月頃)にも返り咲きが期待できます(二期咲き)。
香り: ほとんどありません。
ツルの長さ(樹高): 1.5m ~ 2.5m程度。
性質: 比較的丈夫で育てやすく、耐寒性もあります。病害虫にも強い方だとされています。
日本の庭で愛されてきたクレマチス
'アブキ' は特定の育種家が明確ではありませんが、日本で古くから栽培され、親しまれてきた品種と考えられます。その落ち着いた色合いと育てやすさが、日本の庭によく馴染み、多くのガーデナーに愛されてきました。
2. なぜ人気? 'アブキ' が愛される理由
'アブキ' が長年にわたり人気を集めるのには、たくさんの理由があります。
魅力1:上品で優しい、心和む花色と大輪の存在感
'アブキ' の最大の魅力は、その柔らかで上品なピンク色の花です。派手すぎず、かといって地味でもない、絶妙な色合いが、見る人の心を和ませてくれます。中心がやや濃くなるグラデーションも美しく、飽きがきません。そして、直径10cmを超えることもある大輪の花は、一輪だけでも十分な存在感があり、庭を優雅に彩ります。まさに今、満開の姿は圧巻です。
魅力2:春と秋、二度楽しめる開花の喜び
新旧両枝咲きの性質を持つ 'アブキ' は、春に豪華な一番花を咲かせた後、適切な剪定を行うことで、秋にも再び花を楽しむことができます(返り咲き)。春とは少し違った雰囲気の花が見られることもあり、長く楽しめるのは大きな魅力です。
魅力3:比較的育てやすく、初心者にも
早咲き大輪系のクレマチスの中には、やや気難しい品種もありますが、'アブキ' は比較的丈夫で育てやすい品種とされています。基本的な育て方を守れば、初心者の方でも十分に美しい花を咲かせることが可能です。
魅力4:庭を彩る美しいアクセント
フェンスやトレリス、オベリスクなどに絡ませることで、庭に高さと彩りを与え、美しいフォーカルポイントを作り出すことができます。つるバラなど、他の植物との組み合わせも楽しめます。
3. クレマチス 'アブキ'の育て方【完全ガイド】
ここからは、'アブキ' を元気に育て、毎年美しい花を楽しむための具体的な栽培方法を、詳しく解説していきます。クレマチス栽培の基本に沿って進めましょう。
3.1. 【重要】植え付け:場所選びと「深植え」が基本!
クレマチス栽培のスタート地点、植え付けには成功のための重要なポイントがあります。
場所選び:
日当たり: 基本的に日当たりの良い場所を好みます。花付きを良くするためには、最低でも半日以上(5~6時間程度)の日照が必要です。
風通し: 風通しが良い場所を選びましょう。蒸れは病気の原因になります。
株元の保護(最重要): クレマチスは根元(株元)が高温になったり、強い直射日光にさらされたりするのを嫌います。 必ず、株元にマルチング(バークチップ、腐葉土、ワラなど)をするか、株元に日が当たらないように背の低い草花(宿根草や一年草など)を植えて保護しましょう。「クレマチスは、頭は日に当て、足元は日陰に」と覚えてください。
土壌:
水はけと水持ちのバランスが良い、肥沃な土壌を好みます。粘土質で水はけが悪い場合は、必ず土壌改良が必要です。
地植えの場合: 植え穴を大きめに掘り(直径・深さ40~50cm程度)、掘り上げた土に腐葉土や堆肥をたっぷりと(土の量の3~4割)混ぜ込みます。元肥として緩効性肥料も混ぜておきましょう。
鉢植えの場合: 市販のクレマチス専用培養土か、草花用培養土に赤玉土(小粒)や鹿沼土を2~3割混ぜて水はけを良くしたものを使います。鉢底石は必須です。
pH: 弱酸性~中性を好みます。
植え付け時期:
休眠期である秋(10月~11月)または早春(2月~3月)が最適です。真夏と真冬は避けます。ポット苗であれば、基本的にはいつでも植え付け可能ですが、適期に植える方が株への負担が少なく、活着しやすいです。
植え付け方法:クレマチスは「深植え」が基本!
根鉢より一回り大きい植え穴または鉢を用意します。
ポットから苗をそっと抜き、根鉢は軽くほぐす程度にし、根を傷めないように注意します。
現在の株元(地際)よりも、ツルの節が1~2節分、土の中に埋まるように深く植え付けます。 これが「深植え」です。
深植えのメリット: 地中の節から新芽や根が出やすくなり株立ちが良くなる、立ち枯れ病からの回復が期待できる、株元を保護できる。
植え付けたら、支柱(仮のオベリスクやトレリスなど)を立て、伸びているツルを軽く誘引しておきます。
最後に、水をたっぷりと与え、土と根を落ち着かせます。
3.2. 水やり:乾いたらたっぷりと、メリハリをつけて
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと水を与えます。
頻度:
生育期(春~秋): ツルが伸び、葉が茂り、花を咲かせる時期は水を多く必要とします。土の表面が乾いたらすぐに水を与え、乾燥させすぎないように注意しましょう。特に開花期(今!)は水切れしやすいので、こまめにチェックしましょう。
冬(休眠期): 地上部が枯れているか、生育が止まっている時期は、水やりの回数を大幅に減らします。土が完全に乾いてから数日後に与える程度にし、乾燥気味に管理します。
注意点: 常に土が湿っている状態は根腐れの原因になります。メリハリが大切。受け皿の水は必ず捨てましょう。
3.3. 肥料:開花を楽しむためには、肥料切れさせない!
クレマチスは肥料を好む植物です。特に繰り返し花を咲かせるためには、適切な時期にしっかりと肥料を与えることが大切です。
元肥: 植え付け時に、緩効性肥料を用土に混ぜ込みます。
追肥:
春(芽が動き出してから~開花前): 生育が最も活発になる時期。
固形肥料(置き肥): 月に1回程度、緩効性の有機肥料や化成肥料を株元に施します。
液体肥料: 週に1回程度、規定倍率に薄めた液体肥料(リン酸・カリ分の多いものが花付きに良い)を水やり代わりに与えます。
花後(一番花の後): 開花で消耗した体力を回復させるために、お礼肥として緩効性肥料を少量施します。
夏場: 生育が鈍る時期なので、肥料は控えるか、与えるとしても非常に薄い液体肥料を月に1~2回程度にします。
秋(二番花の開花前~開花後): 秋の生育期にも、春と同様に固形肥料や液体肥料を与えます。
休眠期(冬): 肥料は与えません。
注意点: 肥料の与えすぎは根を傷める原因になります。必ず規定量を守りましょう。
3.4. 誘引:美しい姿を保つための、こまめな手入れ
クレマチスのツルは自力で絡みつく力が弱いため、支柱やフェンスなどに人の手で導いてあげる「誘引」作業が欠かせません。
重要性: 早めに、こまめに行うことがポイントです。放置するとツル同士が絡み合ってしまい、見た目が悪いだけでなく、風通しが悪くなり病害虫の原因にもなります。
タイミング: 新しいツルが伸び始めたらすぐに開始し、数日に一度は伸びたツルを誘引し直しましょう。開花期もツルは伸び続けることがあります。
方法:
オベリスク、トレリス、フェンス、アーチなどの支柱に、ツルが重ならないように、左右や上下にバランス良く広げながら配置します。
麻ひも、ビニールタイ、誘引テープ、専用クリップなどを使って、ツルを傷つけないように、ゆとりを持たせて固定します。
ツルをできるだけ水平に近い方向(斜め方向)に誘引すると、節々から花芽が出やすくなります。
ツルは非常に折れやすいので、無理に曲げず、優しく丁寧に扱いましょう。
3.5. 病害虫対策:クレマチス特有の病気にも注意!
'アブキ' は比較的丈夫ですが、クレマチスがかかりやすい病害虫には注意が必要です。
主な病気:
立ち枯れ病: 元気だった株が突然しおれて枯れてしまう病気。発生したら、病気にかかったツルは地際から切り取り、処分します。深植えが予防になります。
うどんこ病: 葉や茎が白い粉を吹いたようになります。風通しが悪いと発生しやすいです。
さび病: 葉の裏などにオレンジ色の斑点が出ます。
灰色かび病: 低温多湿時に花がらなどから発生しやすい。
主な害虫: アブラムシ、ナメクジ・カタツムリ、ヨトウムシ、ハダニ。
対策と予防: 風通しの良い環境で管理することが最も重要です(適切な誘引、株元の整理)。適切な水やり(過湿にしない)。株元のマルチング。早期発見・早期対処。ハサミなどの器具の消毒。
4. 【重要】'アブキ' の剪定方法:新旧両枝咲き・弱剪定のポイントをマスター!
クレマチス 'アブキ' の育て方で、特に理解しておきたいのが**「新旧両枝咲き・弱剪定」**という特性です。これを理解すれば、毎年美しい花を楽しむことができます。
4.1. 「新旧両枝咲き」とは?
前年に伸びた古い枝(旧枝)からも、その年に新しく伸びた枝(新枝)からも花が咲く可能性があるタイプです。
一般的に、春の花(一番花)は主に前年の旧枝から伸びた短い新梢に咲き(これが豪華な大輪になることが多い)、秋の花(二番花)はその年に伸びた新しいツルに咲きます(一番花よりやや小ぶりになることが多い)。
4.2. 剪定の基本方針:「弱剪定」で春も秋も楽しむ!
春の豪華な一番花と、秋の返り咲きの両方を楽しむためには、冬にバッサリ切る「強剪定」ではなく、**全体を軽く整える程度の「弱剪定」**を行うのが基本です。前年のツル(旧枝)を大切に残します。
4.3. 花後の剪定:二番花(秋花)を促すために
時期: 春の一番花がだいたい終わった頃(6月頃)。
方法:
花が咲いた枝を、その枝の半分程度の長さまで、または花首から数えて2~3節下の、充実した芽(葉の付け根にある膨らみ)の上で切り戻します。
この時、株全体の大きさも考慮し、バランスを見ながら切り戻す高さを調整します。
この剪定により、切った部分の下の節から新しいツルが伸びやすくなり、それが秋に二番花を咲かせる枝となります。
同時に、枯れた枝や細すぎる枝などもあれば、この時に整理しておきましょう。
4.4. 冬の剪定:春の開花に備えて株を整える
時期: 休眠期の冬(2月頃)。本格的な寒さが和らぎ、新芽が動き出す少し前が良いでしょう。
方法:
まず、枯れている枝、細くて弱々しい枝、他の枝と絡み合っている不要な枝などを、付け根から切り取ります。
次に、残した前年に伸びた充実したツル(旧枝)を、先端から全体の長さの1/4~1/3程度、軽く切り戻します。 または、ツルの先端から順に見ていき、充実した良い芽を見つけて、その少し上で切ります。
この作業により、株全体が整理され、春からの新しい芽(花芽を含む)の発生が促されます。全てのツルを地際で切る「強剪定」は絶対に行いません。
4.5. もし冬に「強剪定」したらどうなる?
間違って冬に地際近くで強く切り戻しても、'アブキ' は新枝咲きの性質も持つため、枯れてしまうことはほとんどありません。
しかし、その場合、春の旧枝からの開花(一番花)は見られなくなり、初夏以降に新しく伸びた枝に花が咲くことになります。開花時期が遅れ、花数も少なくなる可能性があります。
4.6. 株のリフレッシュのための強剪定
何年も育てていて、株元から新しいツルが出にくくなったり、下の方の花付きが悪くなったりした場合は、数年に一度、冬に思い切って地際から1~2節残して強剪定することで、株を若返らせ、新しい元気なツルの発生を促すことも有効な方法です。ただし、その翌年の春の開花は期待できません。
5. 'アブキ' を楽しむガーデンアイデア:優しいピンクを活かして
上品なピンク色の大輪花を持つ 'アブキ' は、様々なシーンで活躍します。
フェンスやトレリスを優雅に: 広範囲に誘引するよりも、フェンスやトレリスに丁寧に誘引し、一輪一輪の花の美しさを楽しむのに向いています。背景が濃い緑や、シックな色の壁だと、淡いピンクが引き立ちます。
オベリスクでエレガントなタワーに: 庭の中にポイントとしてオベリスクを立てて 'アブキ' を絡ませれば、優雅で存在感のあるアクセントになります。
バラとの美しいハーモニー:
同系色のバラと: ソフトピンクや白系のつるバラと組み合わせると、非常に優しくロマンティックな雰囲気に。
対照的な色のバラと: 濃い赤紫系や、アプリコット系のバラと合わせると、お互いを引き立て合う美しいコントラストが生まれます。
組み合わせの注意点: バラの株元から少し離して植え、クレマチスのツルがバラに絡みすぎないように、別々に誘引するのが理想的です。
鉢植えで楽しむ: 大きめの鉢(8号~10号以上)とオベリスクや支柱を使えば、鉢植えで育てることも可能です。ベランダや玄関先で、美しい花を間近で楽しめます。ただし、水切れや肥料管理、定期的な植え替えが必要です。
切り花として: 大輪の花は切り花としても見事です。開花直後の花を切り、シンプルな花瓶に飾るだけで、お部屋がぱっと明るく、上品な雰囲気になります。
6. まとめ:優しい大輪クレマチス 'アブキ' と豊かなガーデンライフを
今回は、早咲き大輪系の人気クレマチス 'アブキ' について、その魅力、詳しい育て方、そして新旧両枝咲きの剪定方法まで詳しく解説しました。
アブキは、優しいピンク色の大輪花が魅力の、早咲き大輪系(パテンス系)クレマチス。
春と秋に花を楽しめる二期咲き(新旧両枝咲き)。
剪定は「弱剪定」が基本。花後と冬に軽く切り戻すことで、毎年花を楽しめる。
比較的丈夫で育てやすいが、クレマチス栽培の基本(日当たり・株元保護・深植え・水やり・肥料・誘引)はしっかりと押さえる。
フェンスやオベリスク、バラとの組み合わせなど、様々なシーンでその美しさを発揮する。
まさに今、庭で「たくさん咲いた」アブキの淡いピンクの花々。その優しくも華やかな姿は、見る人の心を豊かにしてくれます。少しだけ特徴のある剪定方法をマスターすれば、この美しいクレマチスと長く付き合っていくことができるでしょう。
ぜひ、あなたの庭にも 'アブキ' をお迎えして、その上品な美しさを楽しんでみませんか?
[02memo]では、'アブキ' の成長記録や、他のクレマチス、バラとの組み合わせなどもブログやSNS、YouTubeでご紹介しています。ぜひ、チェックしてみてくださいね!
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再生リスト クレマチス アブキ(阿吹) Abuki Clematis
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クレマチス'アブキ'育て方|満開!新旧両枝咲きピンク大輪花の剪定方法と魅力 (2025年4月20日)
「アブキ阿吹 Abuki Clematis 淡いピンクの花がたくさん咲いた 2025年4月20日 早朝の庭周回」
清々しい朝の光が差し込む4月20日の庭。ひんやりとした空気の中を歩くと、フェンスに絡んだクレマチス 'アブキ' が、まさに満開の時を迎えていました! 柔らかな淡いピンク色の大輪の花が、株を覆うように「たくさん咲いた」その姿は、息をのむほどの美しさ。朝露に濡れた花弁が光を受けてキラキラと輝き、庭全体に優雅で上品な雰囲気を漂わせています。
'アブキ' は、「早咲き大輪系」や「パテンス系」として知られるクレマチスの中でも、その優しい花色と育てやすさで長年愛されてきた品種です。そして、この品種の大きな特徴であり魅力の一つが「新旧両枝咲き」という性質。これにより、適切な手入れをすれば、春だけでなく秋にも花を楽しむことができ、長く庭を彩ってくれるのです。
「こんなに綺麗に咲くなんて! アブキの魅力をもっと知りたい」
「新旧両枝咲きって、剪定はどうすればいいの?難しくない?」
「毎年たくさんの花を咲かせるコツは?」
この記事では、そんな満開を迎えたクレマチス 'アブキ' に改めて注目し、その基本情報から魅力、初心者でも安心の詳しい育て方、そして多くのガーデナーが悩みがちな「新旧両枝咲きの剪定」のポイントまで、ご提供いただいた情報も踏まえながら徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも 'アブキ' の育て方のコツをマスターし、その上品で美しい大輪の花を毎年存分に楽しむことができるようになるはずです。さあ、優しいピンク色のクレマチス 'アブキ' の世界へ、一緒に足を踏み入れてみましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。クレマチスも多数栽培しており、'アブキ' のような人気品種の育て方や庭での楽しみ方を発信しています。
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1. 優しい大輪の花:クレマチス 'アブキ' とは?
まずは、'アブキ' がどのようなクレマチスなのか、その基本的なプロフィールと特徴を見ていきましょう。
学名: Clematis 'Abuki'
科名: キンポウゲ科 (Ranunculaceae)
系統: 早咲き大輪系 / パテンス系 (Patens group)
日本原産のカザグルマ (C. patens) などを親に持つ系統で、春に豪華な大輪の花を咲かせるのが特徴です。日本の気候にも比較的合いやすいとされます。
咲き方: 新旧両枝咲き
前年に伸びた古い枝(旧枝)からも、その年に新しく伸びた枝(新枝)からも花が咲く可能性があるタイプです。春の花は主に旧枝から、秋の返り咲きは主に新枝から咲きます。この性質のため、剪定は「弱剪定」が基本となります。
花色: 淡いピンク色~ライラックピンク。花弁の縁や中心部がやや濃くなることがあり、優しいグラデーションを描きます。環境や光の状態で、紫色がかって見えることも。中心のしべは黄色で、花色との対比も美しいです。
花形: 大輪の一重咲き。花弁は幅広く(6~8枚程度)、整然と大きく開きます。パテンス系らしい、華やかで存在感のある花形です。
花径: 8cm~12cm程度。
開花期: 主に春(5月~6月頃)に一番花が豪華に咲き、適切な剪定をすれば秋(9月~10月頃)にも返り咲きが期待できます(二期咲き)。
香り: ほとんどありません。
ツルの長さ(樹高): 1.5m ~ 2.5m程度。
性質: 比較的丈夫で育てやすく、耐寒性もあります。病害虫にも強い方だとされています。
日本の庭で愛されてきたクレマチス
'アブキ' は特定の育種家が明確ではありませんが、日本で古くから栽培され、親しまれてきた品種と考えられます。その落ち着いた色合いと育てやすさが、日本の庭によく馴染み、多くのガーデナーに愛されてきました。
2. なぜ人気? 'アブキ' が愛される理由
'アブキ' が長年にわたり人気を集めるのには、たくさんの理由があります。
魅力1:上品で優しい、心和む花色と大輪の存在感
'アブキ' の最大の魅力は、その柔らかで上品なピンク色の花です。派手すぎず、かといって地味でもない、絶妙な色合いが、見る人の心を和ませてくれます。中心がやや濃くなるグラデーションも美しく、飽きがきません。そして、直径10cmを超えることもある大輪の花は、一輪だけでも十分な存在感があり、庭を優雅に彩ります。まさに今、満開の姿は圧巻です。
魅力2:春と秋、二度楽しめる開花の喜び
新旧両枝咲きの性質を持つ 'アブキ' は、春に豪華な一番花を咲かせた後、適切な剪定を行うことで、秋にも再び花を楽しむことができます(返り咲き)。春とは少し違った雰囲気の花が見られることもあり、長く楽しめるのは大きな魅力です。
魅力3:比較的育てやすく、初心者にも
早咲き大輪系のクレマチスの中には、やや気難しい品種もありますが、'アブキ' は比較的丈夫で育てやすい品種とされています。基本的な育て方を守れば、初心者の方でも十分に美しい花を咲かせることが可能です。
魅力4:庭を彩る美しいアクセント
フェンスやトレリス、オベリスクなどに絡ませることで、庭に高さと彩りを与え、美しいフォーカルポイントを作り出すことができます。つるバラなど、他の植物との組み合わせも楽しめます。
3. クレマチス 'アブキ'の育て方【完全ガイド】
ここからは、'アブキ' を元気に育て、毎年美しい花を楽しむための具体的な栽培方法を、詳しく解説していきます。クレマチス栽培の基本に沿って進めましょう。
3.1. 【重要】植え付け:場所選びと「深植え」が基本!
クレマチス栽培のスタート地点、植え付けには成功のための重要なポイントがあります。
場所選び:
日当たり: 基本的に日当たりの良い場所を好みます。花付きを良くするためには、最低でも半日以上(5~6時間程度)の日照が必要です。
風通し: 風通しが良い場所を選びましょう。蒸れは病気の原因になります。
株元の保護(最重要): クレマチスは根元(株元)が高温になったり、強い直射日光にさらされたりするのを嫌います。 必ず、株元にマルチング(バークチップ、腐葉土、ワラなど)をするか、株元に日が当たらないように背の低い草花(宿根草や一年草など)を植えて保護しましょう。「クレマチスは、頭は日に当て、足元は日陰に」と覚えてください。
土壌:
水はけと水持ちのバランスが良い、肥沃な土壌を好みます。粘土質で水はけが悪い場合は、必ず土壌改良が必要です。
地植えの場合: 植え穴を大きめに掘り(直径・深さ40~50cm程度)、掘り上げた土に腐葉土や堆肥をたっぷりと(土の量の3~4割)混ぜ込みます。元肥として緩効性肥料も混ぜておきましょう。
鉢植えの場合: 市販のクレマチス専用培養土か、草花用培養土に赤玉土(小粒)や鹿沼土を2~3割混ぜて水はけを良くしたものを使います。鉢底石は必須です。
pH: 弱酸性~中性を好みます。
植え付け時期:
休眠期である秋(10月~11月)または早春(2月~3月)が最適です。真夏と真冬は避けます。ポット苗であれば、基本的にはいつでも植え付け可能ですが、適期に植える方が株への負担が少なく、活着しやすいです。
植え付け方法:クレマチスは「深植え」が基本!
根鉢より一回り大きい植え穴または鉢を用意します。
ポットから苗をそっと抜き、根鉢は軽くほぐす程度にし、根を傷めないように注意します。
現在の株元(地際)よりも、ツルの節が1~2節分、土の中に埋まるように深く植え付けます。 これが「深植え」です。
深植えのメリット: 地中の節から新芽や根が出やすくなり株立ちが良くなる、立ち枯れ病からの回復が期待できる、株元を保護できる。
植え付けたら、支柱(仮のオベリスクやトレリスなど)を立て、伸びているツルを軽く誘引しておきます。
最後に、水をたっぷりと与え、土と根を落ち着かせます。
3.2. 水やり:乾いたらたっぷりと、メリハリをつけて
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと水を与えます。
頻度:
生育期(春~秋): ツルが伸び、葉が茂り、花を咲かせる時期は水を多く必要とします。土の表面が乾いたらすぐに水を与え、乾燥させすぎないように注意しましょう。特に開花期(今!)は水切れしやすいので、こまめにチェックしましょう。
冬(休眠期): 地上部が枯れているか、生育が止まっている時期は、水やりの回数を大幅に減らします。土が完全に乾いてから数日後に与える程度にし、乾燥気味に管理します。
注意点: 常に土が湿っている状態は根腐れの原因になります。メリハリが大切。受け皿の水は必ず捨てましょう。
3.3. 肥料:開花を楽しむためには、肥料切れさせない!
クレマチスは肥料を好む植物です。特に繰り返し花を咲かせるためには、適切な時期にしっかりと肥料を与えることが大切です。
元肥: 植え付け時に、緩効性肥料を用土に混ぜ込みます。
追肥:
春(芽が動き出してから~開花前): 生育が最も活発になる時期。
固形肥料(置き肥): 月に1回程度、緩効性の有機肥料や化成肥料を株元に施します。
液体肥料: 週に1回程度、規定倍率に薄めた液体肥料(リン酸・カリ分の多いものが花付きに良い)を水やり代わりに与えます。
花後(一番花の後): 開花で消耗した体力を回復させるために、お礼肥として緩効性肥料を少量施します。
夏場: 生育が鈍る時期なので、肥料は控えるか、与えるとしても非常に薄い液体肥料を月に1~2回程度にします。
秋(二番花の開花前~開花後): 秋の生育期にも、春と同様に固形肥料や液体肥料を与えます。
休眠期(冬): 肥料は与えません。
注意点: 肥料の与えすぎは根を傷める原因になります。必ず規定量を守りましょう。
3.4. 誘引:美しい姿を保つための、こまめな手入れ
クレマチスのツルは自力で絡みつく力が弱いため、支柱やフェンスなどに人の手で導いてあげる「誘引」作業が欠かせません。
重要性: 早めに、こまめに行うことがポイントです。放置するとツル同士が絡み合ってしまい、見た目が悪いだけでなく、風通しが悪くなり病害虫の原因にもなります。
タイミング: 新しいツルが伸び始めたらすぐに開始し、数日に一度は伸びたツルを誘引し直しましょう。開花期もツルは伸び続けることがあります。
方法:
オベリスク、トレリス、フェンス、アーチなどの支柱に、ツルが重ならないように、左右や上下にバランス良く広げながら配置します。
麻ひも、ビニールタイ、誘引テープ、専用クリップなどを使って、ツルを傷つけないように、ゆとりを持たせて固定します。
ツルをできるだけ水平に近い方向(斜め方向)に誘引すると、節々から花芽が出やすくなります。
ツルは非常に折れやすいので、無理に曲げず、優しく丁寧に扱いましょう。
3.5. 病害虫対策:クレマチス特有の病気にも注意!
'アブキ' は比較的丈夫ですが、クレマチスがかかりやすい病害虫には注意が必要です。
主な病気:
立ち枯れ病: 元気だった株が突然しおれて枯れてしまう病気。発生したら、病気にかかったツルは地際から切り取り、処分します。深植えが予防になります。
うどんこ病: 葉や茎が白い粉を吹いたようになります。風通しが悪いと発生しやすいです。
さび病: 葉の裏などにオレンジ色の斑点が出ます。
灰色かび病: 低温多湿時に花がらなどから発生しやすい。
主な害虫: アブラムシ、ナメクジ・カタツムリ、ヨトウムシ、ハダニ。
対策と予防: 風通しの良い環境で管理することが最も重要です(適切な誘引、株元の整理)。適切な水やり(過湿にしない)。株元のマルチング。早期発見・早期対処。ハサミなどの器具の消毒。
4. 【重要】'アブキ' の剪定方法:新旧両枝咲き・弱剪定のポイントをマスター!
クレマチス 'アブキ' の育て方で、特に理解しておきたいのが**「新旧両枝咲き・弱剪定」**という特性です。これを理解すれば、毎年美しい花を楽しむことができます。
4.1. 「新旧両枝咲き」とは?
前年に伸びた古い枝(旧枝)からも、その年に新しく伸びた枝(新枝)からも花が咲く可能性があるタイプです。
一般的に、春の花(一番花)は主に前年の旧枝から伸びた短い新梢に咲き(これが豪華な大輪になることが多い)、秋の花(二番花)はその年に伸びた新しいツルに咲きます(一番花よりやや小ぶりになることが多い)。
4.2. 剪定の基本方針:「弱剪定」で春も秋も楽しむ!
春の豪華な一番花と、秋の返り咲きの両方を楽しむためには、冬にバッサリ切る「強剪定」ではなく、**全体を軽く整える程度の「弱剪定」**を行うのが基本です。前年のツル(旧枝)を大切に残します。
4.3. 花後の剪定:二番花(秋花)を促すために
時期: 春の一番花がだいたい終わった頃(6月頃)。
方法:
花が咲いた枝を、その枝の半分程度の長さまで、または花首から数えて2~3節下の、充実した芽(葉の付け根にある膨らみ)の上で切り戻します。
この時、株全体の大きさも考慮し、バランスを見ながら切り戻す高さを調整します。
この剪定により、切った部分の下の節から新しいツルが伸びやすくなり、それが秋に二番花を咲かせる枝となります。
同時に、枯れた枝や細すぎる枝などもあれば、この時に整理しておきましょう。
4.4. 冬の剪定:春の開花に備えて株を整える
時期: 休眠期の冬(2月頃)。本格的な寒さが和らぎ、新芽が動き出す少し前が良いでしょう。
方法:
まず、枯れている枝、細くて弱々しい枝、他の枝と絡み合っている不要な枝などを、付け根から切り取ります。
次に、残した前年に伸びた充実したツル(旧枝)を、先端から全体の長さの1/4~1/3程度、軽く切り戻します。 または、ツルの先端から順に見ていき、充実した良い芽を見つけて、その少し上で切ります。
この作業により、株全体が整理され、春からの新しい芽(花芽を含む)の発生が促されます。全てのツルを地際で切る「強剪定」は絶対に行いません。
4.5. もし冬に「強剪定」したらどうなる?
間違って冬に地際近くで強く切り戻しても、'アブキ' は新枝咲きの性質も持つため、枯れてしまうことはほとんどありません。
しかし、その場合、春の旧枝からの開花(一番花)は見られなくなり、初夏以降に新しく伸びた枝に花が咲くことになります。開花時期が遅れ、花数も少なくなる可能性があります。
4.6. 株のリフレッシュのための強剪定
何年も育てていて、株元から新しいツルが出にくくなったり、下の方の花付きが悪くなったりした場合は、数年に一度、冬に思い切って地際から1~2節残して強剪定することで、株を若返らせ、新しい元気なツルの発生を促すことも有効な方法です。ただし、その翌年の春の開花は期待できません。
5. 'アブキ' を楽しむガーデンアイデア:優しいピンクを活かして
上品なピンク色の大輪花を持つ 'アブキ' は、様々なシーンで活躍します。
フェンスやトレリスを優雅に: 広範囲に誘引するよりも、フェンスやトレリスに丁寧に誘引し、一輪一輪の花の美しさを楽しむのに向いています。背景が濃い緑や、シックな色の壁だと、淡いピンクが引き立ちます。
オベリスクでエレガントなタワーに: 庭の中にポイントとしてオベリスクを立てて 'アブキ' を絡ませれば、優雅で存在感のあるアクセントになります。
バラとの美しいハーモニー:
同系色のバラと: ソフトピンクや白系のつるバラと組み合わせると、非常に優しくロマンティックな雰囲気に。
対照的な色のバラと: 濃い赤紫系や、アプリコット系のバラと合わせると、お互いを引き立て合う美しいコントラストが生まれます。
組み合わせの注意点: バラの株元から少し離して植え、クレマチスのツルがバラに絡みすぎないように、別々に誘引するのが理想的です。
鉢植えで楽しむ: 大きめの鉢(8号~10号以上)とオベリスクや支柱を使えば、鉢植えで育てることも可能です。ベランダや玄関先で、美しい花を間近で楽しめます。ただし、水切れや肥料管理、定期的な植え替えが必要です。
切り花として: 大輪の花は切り花としても見事です。開花直後の花を切り、シンプルな花瓶に飾るだけで、お部屋がぱっと明るく、上品な雰囲気になります。
6. まとめ:優しい大輪クレマチス 'アブキ' と豊かなガーデンライフを
今回は、早咲き大輪系の人気クレマチス 'アブキ' について、その魅力、詳しい育て方、そして新旧両枝咲きの剪定方法まで詳しく解説しました。
アブキは、優しいピンク色の大輪花が魅力の、早咲き大輪系(パテンス系)クレマチス。
春と秋に花を楽しめる二期咲き(新旧両枝咲き)。
剪定は「弱剪定」が基本。花後と冬に軽く切り戻すことで、毎年花を楽しめる。
比較的丈夫で育てやすいが、クレマチス栽培の基本(日当たり・株元保護・深植え・水やり・肥料・誘引)はしっかりと押さえる。
フェンスやオベリスク、バラとの組み合わせなど、様々なシーンでその美しさを発揮する。
まさに今、庭で「たくさん咲いた」アブキの淡いピンクの花々。その優しくも華やかな姿は、見る人の心を豊かにしてくれます。少しだけ特徴のある剪定方法をマスターすれば、この美しいクレマチスと長く付き合っていくことができるでしょう。
ぜひ、あなたの庭にも 'アブキ' をお迎えして、その上品な美しさを楽しんでみませんか?
[02memo]では、'アブキ' の成長記録や、他のクレマチス、バラとの組み合わせなどもブログやSNS、YouTubeでご紹介しています。ぜひ、チェックしてみてくださいね!
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#クレマチス #clematis
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再生リスト クレマチス アブキ(阿吹) Abuki Clematis
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再生リスト クレマチス
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魅惑の大輪花 ― アブキで実現する上質な春のアクセント 阿吹 Abuki Clematis⠀クレマチス(早咲き大輪系 パテンス系 新・旧両枝咲き)淡いピンクの花がたくさん咲いた2025年4月21日
アブキ阿吹 Abuki Clematis⠀クレマチス(早咲き大輪系 パテンス系 新・旧両枝咲き)⠀⠀淡いピンクの花がたくさん咲いた2025年4月21日
アブキ(阿吹)クレマチス:特徴と魅力、育て方の完全ガイド
春から初夏にかけて庭を彩る大輪の花を咲かせるアブキ(阿吹)クレマチスは、多くのガーデナーから愛される魅力的な園芸品種です。早咲き大輪系・パテンス系に属するこの品種は、新枝と旧枝の両方から花を咲かせる特性を持ち、長期間にわたって美しい花を楽しむことができます。本記事では、アブキクレマチスの特徴や魅力、そして適切な育て方について詳しく解説します。
アブキクレマチスとは?基本情報と品種特性
アブキクレマチス(Clematis 'Abuki')は、早咲き大輪系(パテンス系)に属する魅力的なクレマチス品種です。日本名「阿吹(アブキ)」とも呼ばれ、伝統的なガーデニング技術と現代の育種技術が融合した結果生まれた品種と言えるでしょう。
品種分類の特徴
早咲き大輪系(パテンス系): 春から初夏にかけて咲く大きな花が特徴
咲き方: 新枝咲きと旧枝咲きの両方の性質を持つ「両枝咲き」タイプ
花期: 主に4月〜6月に一番花が咲き、その後も断続的に開花することがある
成長形態: つる性植物で、支柱や構造物に絡ませて育てるのに適している
アブキクレマチスの歴史と背景
クレマチス(テッセン)は世界に約300種が自生する多様な植物で、園芸品種は数千に及びます。アブキクレマチスは、日本の園芸市場でも高く評価されている品種のひとつで、その美しさと育てやすさから人気を集めています。
特に両枝咲きという特性を持つアブキは、ガーデニング初心者にも比較的扱いやすい品種として知られています。剪定の失敗を恐れる必要がなく、年間を通じて美しい花を楽しめる点が多くのガーデナーに支持されています。
魅力的な花姿と色彩:アブキクレマチスの見どころ
アブキクレマチスの最大の魅力は、その豪華で優雅な花姿にあります。他のクレマチス品種と比較しても際立つ美しさを持っています。
花の形状と大きさ
花径: 平均8〜10センチメートルの大輪
花弁の構造: 6〜8枚の広い花弁が整然と配置され、カップ状に広がる優雅なフォルム
花弁の質感: やや厚みがあり、質感のある花弁が重なり合う
花色と変化
基本色: 淡いピンクから薄紫色のグラデーション
色変化: 開花初期は濃いめの色合いで、完全に開くにつれて徐々に色が淡くなる特徴
光の当たり方: 朝日や夕日の光を受けると、透明感のある美しさが際立つ
季節による変化: 気温や日照条件によって微妙に色合いが変化し、同じ株でも季節ごとに異なる表情を見せる
花期と咲き方の特徴
アブキクレマチスの大きな特徴は、新枝と旧枝の両方から花が咲く「両枝咲き」タイプであることです。これにより、一度の剪定後でも花を楽しむことができ、長い期間にわたって庭を彩ります。
一番花: 4月〜5月に旧枝から咲く大輪の花
二番花: 6月〜7月に新枝から咲く花(一番花よりやや小ぶり)
秋の開花: 気候条件が良ければ、9月〜10月にも小規模な開花が見られることがある
開花の連続性: 他のクレマチス品種と比較して、断続的に花を楽しめる期間が長い
アブキクレマチスの育て方:基本のケアと管理法
美しいアブキクレマチスを育てるには、適切な環境と管理が必要です。基本的なケアのポイントを押さえれば、初心者でも十分に楽しむことができます。
最適な植え付け環境
日照条件: 「根元は日陰、頭は日向」が基本。日当たりの良い場所を好むが、根元は涼しく保つのが理想的
植え付け位置: 根元が直射日光に当たらないよう、低木や岩などで覆われる場所が最適
支柱・構造物: フェンス、アーチ、パーゴラなど、つるを這わせる支柱や構造物を用意する
空間: 十分な成長スペースを確保する(成熟すると高さ2〜3メートル、幅1〜2メートルほどに広がる)
土壌と植え付け方法
理想的な土壌: 水はけが良く、腐植質に富んだ肥沃な土壌
pH値: 弱酸性〜中性(pH6.0〜7.0)が最適
植え付け時期: 春(3月〜5月)または秋(9月〜11月)が適期
植え付け手順:
深さ40〜50cm、幅40cm程度の植え穴を掘る
底に腐葉土や完熟堆肥を混ぜた土を入れる
苗の根鉢を崩さないよう注意して植え付ける
根鉢の上部が地表から約5cm下になるように深植えする(クレマチスは深植えが基本)
十分に水を与え、根元にマルチングを施す
水やりと肥料のタイミング
水やり:
植え付け後1年目は乾燥させないよう定期的に水やり
根が十分に張った2年目以降は、表土が乾いたら与える程度
特に開花期前後や真夏は水切れに注意
肥料:
春の成長期(2〜3月): 緩効性の有機肥料を施す
一番花後(5〜6月): 追肥として液体肥料を2週間に1回程度
秋(9〜10月): 寒肥として有機質肥料を少量
冬期は施肥を控える
剪定と誘引のコツ
アブキクレマチスの剪定は、両枝咲きの特性を理解して行うことが重要です。
基本的な剪定スケジュール:
軽剪定: 花後に枯れた花や弱った枝を除去
整理剪定: 冬季(12月〜2月)に込み合った部分を整理し、全体のバランスを調整
剪定の度合い:
強剪定をしても新枝から花が咲くため、失敗を恐れる必要が少ない
ただし、旧枝からの一番花を楽しみたい場合は、冬の剪定は最小限にとどめる
誘引方法:
若いつるは柔軟性があるため、支柱やトレリスに優しく誘引する
つるを均等に配置し、風通しと日光の当たり方を考慮する
誘引材は柔らかいもの(麻ひもや専用の誘引テープなど)を使用
四季を通じたアブキクレマチスの管理カレンダー
アブキクレマチスを年間通して美しく育てるための季節ごとの管理ポイントをご紹介します。
春(3月〜5月)
3月:
冬の防寒対策を徐々に取り除く
春の芽出し前に緩効性肥料を施す
新しい支柱や誘引具の設置・点検
4月〜5月:
旧枝からの一番花が咲き始める
水やりを定期的に行い、乾燥させない
害虫(アブラムシなど)の発生に注意
夏(6月〜8月)
6月:
一番花が終わった後、軽く剪定
液体肥料で追肥
根元のマルチングを確認し、必要に応じて追加
7月〜8月:
夏の高温期は水切れに注意
朝か夕方の涼しい時間帯に水やり
二番花が咲いたら、こまめに花がらを摘む
強い日差しから根元を守るため、マルチングを厚くする
秋(9月〜11月)
9月:
秋の追肥(リン酸とカリウムを多く含むもの)
必要に応じて軽い剪定を行い、形を整える
10月〜11月:
植え付けに適した時期(新苗の導入に最適)
冬に向けた準備として株元のマルチングを厚くする
寒冷地では霜対策の準備を始める
冬(12月〜2月)
12月:
寒冷地では株元をワラや落ち葉などで保護
風当たりの強い場所では、つるを支柱から一時的に外して束ね、保護する場合も
1月〜2月:
剪定の適期(特に込み合った部分や弱った枝の整理)
次の春に向けた支柱の補強や交換
極端な強剪定を避け、旧枝からの開花も残すようにする
アブキクレマチスの病害虫対策
クレマチスは適切な環境で育てれば比較的丈夫な植物ですが、いくつかの病害虫に注意が必要です。
主な病気と対策
1. クレマチス萎凋病(立枯病)
クレマチスの最も深刻な病気で、突然株全体が萎れて枯れることがあります。
症状: 茎の付け根が黒変し、上部の葉や茎が急に萎れる
対策:
深植えを徹底する(地表から約5cm下に根鉢の上部が来るように)
根元の蒸れを防ぎ、風通しを良くする
発症した枝は地際から切り取り、消毒する
予防として、春と秋に殺菌剤を散布
2. うどんこ病
湿度が高く、風通しが悪い環境で発生しやすい病気です。
症状: 葉の表面に白い粉状のカビが発生
対策:
風通しを良くする
発症初期に専用の殺菌剤を散布
被害葉は早めに除去
3. 灰色かび病
湿潤な条件下で発生しやすく、特に花弁から感染することが多い。
症状: 花や葉に灰色のカビが発生
対策:
花がらはこまめに摘み取る
密生した部分は間引いて風通しを良くする
専用の殺菌剤で予防・治療
主な害虫と対策
1. アブラムシ
新芽や柔らかい茎に発生し、栄養を吸収して成長を阻害します。
対策:
発生初期に水で洗い流す
天敵(テントウムシなど)を活用
ひどい場合は殺虫剤を散布
2. ハダニ
乾燥した時期に発生しやすく、葉の裏側に寄生します。
対策:
葉水を定期的に行い、湿度を保つ
発生初期に専用の殺虫剤を散布
被害葉は早めに除去
3. スラグ(ナメクジ)
若い芽や葉を食害します。特に湿潤な環境や雨の多い時期に発生します。
対策:
株元に砂利や卵の殻を敷く
夜間に見回って駆除
専用の忌避剤や捕獲器の設置
アブキクレマチスと相性の良い植物:組み合わせプランニング
クレマチスは他の植物と組み合わせることで、より魅力的な庭づくりが可能になります。アブキクレマチスは淡いピンクから紫がかった色合いを持つため、以下のような植物との組み合わせが効果的です。
樹木との組み合わせ
バラ: クレマチスとバラの組み合わせは「クイーン・アンド・カントリーガーデン」と呼ばれる伝統的な組み合わせ。特に淡いピンクのアブキには、白や淡いピンクのバラが調和します。
アジサイ: 初夏に咲くアジサイと開花時期が重なり、色合いも調和します。
日本の落葉樹(モミジなど): 秋の紅葉とクレマチスの新緑や花が美しいコントラストを作ります。
宿根草との組み合わせ
ホスタ(ギボウシ): 根元を覆うように植えることで、クレマチスの根を涼しく保ち、見た目にも美しい組み合わせになります。
アスチルベ: 淡いピンクや白の羽毛状の花が、アブキクレマチスと調和します。
アカンサス: 大きな葉が特徴的で、クレマチスの根元を覆うのに適しています。
一年草との組み合わせ
ラベンダー: 香りも楽しめ、紫の花がアブキの淡いピンクと調和します。
ネメシア: 春から初夏にかけて咲く小さな花が、クレマチスの足元を彩ります。
アリッサム: グランドカバーとして利用でき、クレマチスの根元を保護しながら白い小花で彩ります。
アブキクレマチスの利用アイデア:庭のデザインと活用法
アブキクレマチスは様々な方法で庭を美しく彩ることができます。以下に、アブキクレマチスを活用した庭づくりのアイデアをご紹介します。
垂直空間の活用
アーチやパーゴラ: 通路やパティオの上に設置したアーチやパーゴラにクレマチスを這わせると、花のトンネルが作れます。アブキの淡いピンクの花は、頭上から優しく彩ります。
フェンス・壁面: 庭の境界や家の外壁など、単調になりがちな垂直面をアブキクレマチスで彩ることで、空間を有効活用できます。
オベリスク: 花壇の中心にオベリスク(尖塔型の支柱)を設置し、クレマチスを絡ませることで、花壇に高さと焦点を作ります。
コンテナガーデン
アブキクレマチスはコンテナ栽培も可能です。特に庭のスペースが限られている場合に有効な方法です。
鉢のサイズ: 直径30cm以上、深さ30cm以上の大きめの鉢を使用
土の配合: 水はけの良い園芸用土に、腐葉土とパーライトを混ぜる
支柱の設置: 鉢の中に小型のオベリスクやトレリスを設置
鉢の配置: テラスやパティオ、玄関先など、目立つ場所に配置
特徴的な庭のデザイン
コテージガーデン: イングリッシュガーデンの雰囲気に合わせ、バラやラベンダーと組み合わせて自然な雰囲気に
フォーマルガーデン: 幾何学的な花壇の角にオベリスクを配置し、クレマチスを誘引して垂直のアクセントを作る
和風庭園: 竹の支柱や和風の構造物に絡ませ、日本庭園にも調和するデザイン
まとめ:アブキクレマチスの魅力と育てる喜び
アブキ(阿吹)クレマチスは、その華やかな大輪の花と両枝咲きという特性から、多くのガーデナーに愛される品種です。淡いピンクから紫がかった色合いの花は、開花期間が長く、庭に持続的な彩りをもたらします。
初心者にも比較的育てやすく、適切なケアを行えば何年にもわたって美しい花を咲かせ続けます。特に「新・旧両枝咲き」という特性は、剪定の失敗を恐れることなく楽しめる点が大きな魅力です。
適切な場所に植え付け、支柱や構造物を活用することで、アブキクレマチスは庭の垂直空間を彩る主役となります。他の植物との組み合わせを工夫することで、より魅力的な庭づくりが可能になるでしょう。
春から初夏にかけて、淡いピンクの大輪が咲き誇るアブキクレマチスは、あなたの庭に華やかさと優雅さをもたらす素晴らしい選択です。四季折々の表情を見せるこの美しい品種を、ぜひあなたのガーデニングライフに取り入れてみてください。
#アブキ #阿吹 #abukiclematis
#クレマチス #clematis
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再生リスト クレマチス アブキ(阿吹) Abuki Clematis
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再生リスト クレマチス
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アブキ(阿吹)クレマチス:特徴と魅力、育て方の完全ガイド
春から初夏にかけて庭を彩る大輪の花を咲かせるアブキ(阿吹)クレマチスは、多くのガーデナーから愛される魅力的な園芸品種です。早咲き大輪系・パテンス系に属するこの品種は、新枝と旧枝の両方から花を咲かせる特性を持ち、長期間にわたって美しい花を楽しむことができます。本記事では、アブキクレマチスの特徴や魅力、そして適切な育て方について詳しく解説します。
アブキクレマチスとは?基本情報と品種特性
アブキクレマチス(Clematis 'Abuki')は、早咲き大輪系(パテンス系)に属する魅力的なクレマチス品種です。日本名「阿吹(アブキ)」とも呼ばれ、伝統的なガーデニング技術と現代の育種技術が融合した結果生まれた品種と言えるでしょう。
品種分類の特徴
早咲き大輪系(パテンス系): 春から初夏にかけて咲く大きな花が特徴
咲き方: 新枝咲きと旧枝咲きの両方の性質を持つ「両枝咲き」タイプ
花期: 主に4月〜6月に一番花が咲き、その後も断続的に開花することがある
成長形態: つる性植物で、支柱や構造物に絡ませて育てるのに適している
アブキクレマチスの歴史と背景
クレマチス(テッセン)は世界に約300種が自生する多様な植物で、園芸品種は数千に及びます。アブキクレマチスは、日本の園芸市場でも高く評価されている品種のひとつで、その美しさと育てやすさから人気を集めています。
特に両枝咲きという特性を持つアブキは、ガーデニング初心者にも比較的扱いやすい品種として知られています。剪定の失敗を恐れる必要がなく、年間を通じて美しい花を楽しめる点が多くのガーデナーに支持されています。
魅力的な花姿と色彩:アブキクレマチスの見どころ
アブキクレマチスの最大の魅力は、その豪華で優雅な花姿にあります。他のクレマチス品種と比較しても際立つ美しさを持っています。
花の形状と大きさ
花径: 平均8〜10センチメートルの大輪
花弁の構造: 6〜8枚の広い花弁が整然と配置され、カップ状に広がる優雅なフォルム
花弁の質感: やや厚みがあり、質感のある花弁が重なり合う
花色と変化
基本色: 淡いピンクから薄紫色のグラデーション
色変化: 開花初期は濃いめの色合いで、完全に開くにつれて徐々に色が淡くなる特徴
光の当たり方: 朝日や夕日の光を受けると、透明感のある美しさが際立つ
季節による変化: 気温や日照条件によって微妙に色合いが変化し、同じ株でも季節ごとに異なる表情を見せる
花期と咲き方の特徴
アブキクレマチスの大きな特徴は、新枝と旧枝の両方から花が咲く「両枝咲き」タイプであることです。これにより、一度の剪定後でも花を楽しむことができ、長い期間にわたって庭を彩ります。
一番花: 4月〜5月に旧枝から咲く大輪の花
二番花: 6月〜7月に新枝から咲く花(一番花よりやや小ぶり)
秋の開花: 気候条件が良ければ、9月〜10月にも小規模な開花が見られることがある
開花の連続性: 他のクレマチス品種と比較して、断続的に花を楽しめる期間が長い
アブキクレマチスの育て方:基本のケアと管理法
美しいアブキクレマチスを育てるには、適切な環境と管理が必要です。基本的なケアのポイントを押さえれば、初心者でも十分に楽しむことができます。
最適な植え付け環境
日照条件: 「根元は日陰、頭は日向」が基本。日当たりの良い場所を好むが、根元は涼しく保つのが理想的
植え付け位置: 根元が直射日光に当たらないよう、低木や岩などで覆われる場所が最適
支柱・構造物: フェンス、アーチ、パーゴラなど、つるを這わせる支柱や構造物を用意する
空間: 十分な成長スペースを確保する(成熟すると高さ2〜3メートル、幅1〜2メートルほどに広がる)
土壌と植え付け方法
理想的な土壌: 水はけが良く、腐植質に富んだ肥沃な土壌
pH値: 弱酸性〜中性(pH6.0〜7.0)が最適
植え付け時期: 春(3月〜5月)または秋(9月〜11月)が適期
植え付け手順:
深さ40〜50cm、幅40cm程度の植え穴を掘る
底に腐葉土や完熟堆肥を混ぜた土を入れる
苗の根鉢を崩さないよう注意して植え付ける
根鉢の上部が地表から約5cm下になるように深植えする(クレマチスは深植えが基本)
十分に水を与え、根元にマルチングを施す
水やりと肥料のタイミング
水やり:
植え付け後1年目は乾燥させないよう定期的に水やり
根が十分に張った2年目以降は、表土が乾いたら与える程度
特に開花期前後や真夏は水切れに注意
肥料:
春の成長期(2〜3月): 緩効性の有機肥料を施す
一番花後(5〜6月): 追肥として液体肥料を2週間に1回程度
秋(9〜10月): 寒肥として有機質肥料を少量
冬期は施肥を控える
剪定と誘引のコツ
アブキクレマチスの剪定は、両枝咲きの特性を理解して行うことが重要です。
基本的な剪定スケジュール:
軽剪定: 花後に枯れた花や弱った枝を除去
整理剪定: 冬季(12月〜2月)に込み合った部分を整理し、全体のバランスを調整
剪定の度合い:
強剪定をしても新枝から花が咲くため、失敗を恐れる必要が少ない
ただし、旧枝からの一番花を楽しみたい場合は、冬の剪定は最小限にとどめる
誘引方法:
若いつるは柔軟性があるため、支柱やトレリスに優しく誘引する
つるを均等に配置し、風通しと日光の当たり方を考慮する
誘引材は柔らかいもの(麻ひもや専用の誘引テープなど)を使用
四季を通じたアブキクレマチスの管理カレンダー
アブキクレマチスを年間通して美しく育てるための季節ごとの管理ポイントをご紹介します。
春(3月〜5月)
3月:
冬の防寒対策を徐々に取り除く
春の芽出し前に緩効性肥料を施す
新しい支柱や誘引具の設置・点検
4月〜5月:
旧枝からの一番花が咲き始める
水やりを定期的に行い、乾燥させない
害虫(アブラムシなど)の発生に注意
夏(6月〜8月)
6月:
一番花が終わった後、軽く剪定
液体肥料で追肥
根元のマルチングを確認し、必要に応じて追加
7月〜8月:
夏の高温期は水切れに注意
朝か夕方の涼しい時間帯に水やり
二番花が咲いたら、こまめに花がらを摘む
強い日差しから根元を守るため、マルチングを厚くする
秋(9月〜11月)
9月:
秋の追肥(リン酸とカリウムを多く含むもの)
必要に応じて軽い剪定を行い、形を整える
10月〜11月:
植え付けに適した時期(新苗の導入に最適)
冬に向けた準備として株元のマルチングを厚くする
寒冷地では霜対策の準備を始める
冬(12月〜2月)
12月:
寒冷地では株元をワラや落ち葉などで保護
風当たりの強い場所では、つるを支柱から一時的に外して束ね、保護する場合も
1月〜2月:
剪定の適期(特に込み合った部分や弱った枝の整理)
次の春に向けた支柱の補強や交換
極端な強剪定を避け、旧枝からの開花も残すようにする
アブキクレマチスの病害虫対策
クレマチスは適切な環境で育てれば比較的丈夫な植物ですが、いくつかの病害虫に注意が必要です。
主な病気と対策
1. クレマチス萎凋病(立枯病)
クレマチスの最も深刻な病気で、突然株全体が萎れて枯れることがあります。
症状: 茎の付け根が黒変し、上部の葉や茎が急に萎れる
対策:
深植えを徹底する(地表から約5cm下に根鉢の上部が来るように)
根元の蒸れを防ぎ、風通しを良くする
発症した枝は地際から切り取り、消毒する
予防として、春と秋に殺菌剤を散布
2. うどんこ病
湿度が高く、風通しが悪い環境で発生しやすい病気です。
症状: 葉の表面に白い粉状のカビが発生
対策:
風通しを良くする
発症初期に専用の殺菌剤を散布
被害葉は早めに除去
3. 灰色かび病
湿潤な条件下で発生しやすく、特に花弁から感染することが多い。
症状: 花や葉に灰色のカビが発生
対策:
花がらはこまめに摘み取る
密生した部分は間引いて風通しを良くする
専用の殺菌剤で予防・治療
主な害虫と対策
1. アブラムシ
新芽や柔らかい茎に発生し、栄養を吸収して成長を阻害します。
対策:
発生初期に水で洗い流す
天敵(テントウムシなど)を活用
ひどい場合は殺虫剤を散布
2. ハダニ
乾燥した時期に発生しやすく、葉の裏側に寄生します。
対策:
葉水を定期的に行い、湿度を保つ
発生初期に専用の殺虫剤を散布
被害葉は早めに除去
3. スラグ(ナメクジ)
若い芽や葉を食害します。特に湿潤な環境や雨の多い時期に発生します。
対策:
株元に砂利や卵の殻を敷く
夜間に見回って駆除
専用の忌避剤や捕獲器の設置
アブキクレマチスと相性の良い植物:組み合わせプランニング
クレマチスは他の植物と組み合わせることで、より魅力的な庭づくりが可能になります。アブキクレマチスは淡いピンクから紫がかった色合いを持つため、以下のような植物との組み合わせが効果的です。
樹木との組み合わせ
バラ: クレマチスとバラの組み合わせは「クイーン・アンド・カントリーガーデン」と呼ばれる伝統的な組み合わせ。特に淡いピンクのアブキには、白や淡いピンクのバラが調和します。
アジサイ: 初夏に咲くアジサイと開花時期が重なり、色合いも調和します。
日本の落葉樹(モミジなど): 秋の紅葉とクレマチスの新緑や花が美しいコントラストを作ります。
宿根草との組み合わせ
ホスタ(ギボウシ): 根元を覆うように植えることで、クレマチスの根を涼しく保ち、見た目にも美しい組み合わせになります。
アスチルベ: 淡いピンクや白の羽毛状の花が、アブキクレマチスと調和します。
アカンサス: 大きな葉が特徴的で、クレマチスの根元を覆うのに適しています。
一年草との組み合わせ
ラベンダー: 香りも楽しめ、紫の花がアブキの淡いピンクと調和します。
ネメシア: 春から初夏にかけて咲く小さな花が、クレマチスの足元を彩ります。
アリッサム: グランドカバーとして利用でき、クレマチスの根元を保護しながら白い小花で彩ります。
アブキクレマチスの利用アイデア:庭のデザインと活用法
アブキクレマチスは様々な方法で庭を美しく彩ることができます。以下に、アブキクレマチスを活用した庭づくりのアイデアをご紹介します。
垂直空間の活用
アーチやパーゴラ: 通路やパティオの上に設置したアーチやパーゴラにクレマチスを這わせると、花のトンネルが作れます。アブキの淡いピンクの花は、頭上から優しく彩ります。
フェンス・壁面: 庭の境界や家の外壁など、単調になりがちな垂直面をアブキクレマチスで彩ることで、空間を有効活用できます。
オベリスク: 花壇の中心にオベリスク(尖塔型の支柱)を設置し、クレマチスを絡ませることで、花壇に高さと焦点を作ります。
コンテナガーデン
アブキクレマチスはコンテナ栽培も可能です。特に庭のスペースが限られている場合に有効な方法です。
鉢のサイズ: 直径30cm以上、深さ30cm以上の大きめの鉢を使用
土の配合: 水はけの良い園芸用土に、腐葉土とパーライトを混ぜる
支柱の設置: 鉢の中に小型のオベリスクやトレリスを設置
鉢の配置: テラスやパティオ、玄関先など、目立つ場所に配置
特徴的な庭のデザイン
コテージガーデン: イングリッシュガーデンの雰囲気に合わせ、バラやラベンダーと組み合わせて自然な雰囲気に
フォーマルガーデン: 幾何学的な花壇の角にオベリスクを配置し、クレマチスを誘引して垂直のアクセントを作る
和風庭園: 竹の支柱や和風の構造物に絡ませ、日本庭園にも調和するデザイン
まとめ:アブキクレマチスの魅力と育てる喜び
アブキ(阿吹)クレマチスは、その華やかな大輪の花と両枝咲きという特性から、多くのガーデナーに愛される品種です。淡いピンクから紫がかった色合いの花は、開花期間が長く、庭に持続的な彩りをもたらします。
初心者にも比較的育てやすく、適切なケアを行えば何年にもわたって美しい花を咲かせ続けます。特に「新・旧両枝咲き」という特性は、剪定の失敗を恐れることなく楽しめる点が大きな魅力です。
適切な場所に植え付け、支柱や構造物を活用することで、アブキクレマチスは庭の垂直空間を彩る主役となります。他の植物との組み合わせを工夫することで、より魅力的な庭づくりが可能になるでしょう。
春から初夏にかけて、淡いピンクの大輪が咲き誇るアブキクレマチスは、あなたの庭に華やかさと優雅さをもたらす素晴らしい選択です。四季折々の表情を見せるこの美しい品種を、ぜひあなたのガーデニングライフに取り入れてみてください。
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#クレマチス #clematis
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再生リスト クレマチス アブキ(阿吹) Abuki Clematis
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エレガントな春の風景 ― アサオ(麻生)クレマチスで創る上質ガーデン Aso Clematis⠀クレマチス(早咲き大輪系 パテンス系 旧枝咲き)⠀ピンクの花がたくさん咲いた。2025年4月21日
アサオ麻生 Aso Clematis⠀クレマチス(早咲き大輪系 パテンス系 旧枝咲き)⠀ピンクの花がたくさん咲いた。2025年4月21日
アサオ(麻生)クレマチス:美しい早咲き大輪系の特徴と育て方完全ガイド
はじめに
春の訪れとともに庭を彩る美しいクレマチス。中でも「アサオ(麻生)」は、早咲き大輪系(パテンス系)の旧枝咲きクレマチスとして、日本のガーデニング愛好家から高い人気を誇ります。美しいピンクの大輪の花が咲き誇る姿は、春の庭に格別の華やかさをもたらしてくれます。
この記事では、アサオ(麻生)クレマチスの特徴と魅力、そして育て方のポイントを詳しく解説します。これからクレマチスを庭に取り入れたい方にも、すでに育てている方にも役立つ情報をお届けします。
アサオ(麻生)クレマチスとは
アサオ(麻生)クレマチス(Aso Clematis)は、キンポウゲ科クレマチス属の早咲き大輪系(パテンス系)の品種です。この品種は特に旧枝咲きの特性を持ち、前年に伸びた枝からも美しい花を咲かせます。
基本情報
学名: Clematis patens 'Aso'
品種: 早咲き大輪系/パテンス系
開花時期: 4月~6月(主な開花は春)
花色: 優美なピンク
花径: 約12~15cm(大輪)
草丈: 2~3m(支柱次第でさらに高く成長可能)
耐寒性: 強い(日本の気候に適応)
栽培難易度: 中級(適切な知識があれば初心者でも育てやすい)
アサオ(麻生)クレマチスの特徴と魅力
1. 見事な大輪の花
アサオクレマチスの最大の魅力は、何と言っても12~15cmにも及ぶ見事な大輪の花です。優しいピンク色の花びらは、花の中心に向かって淡いグラデーションを描き、春の柔らかな日差しのもとで一層美しく輝きます。
一つひとつの花が大きく、花びら(萼片)の形も整っているため、遠くからでも存在感があり、庭の主役として十分な存在感を示します。
2. 旧枝咲きの特性
アサオは旧枝咲きタイプのクレマチスです。これは前年に伸びた枝からも花が咲くという特性を持っています。この性質により、適切な剪定管理を行えば、毎年安定して豊かな花を楽しむことができます。
旧枝咲きの特性を理解することは、アサオクレマチスを美しく育てる上で非常に重要なポイントとなります。剪定の際に旧枝を残すことで、次の春には早くから大輪の花を咲かせることができます。
3. 早咲きの特徴
パテンス系の特徴である早咲きの性質により、アサオクレマチスは春先から初夏にかけていち早く花を咲かせます。他の花々がまだ目覚めない時期に華やかな彩りをもたらしてくれるため、春の庭を豊かに演出するアクセントとして最適です。
4. 丈夫で育てやすい
日本の気候に適応したアサオクレマチスは、比較的丈夫で栽培しやすい品種です。適切な環境と基本的なケアさえ提供すれば、初心者でも美しい花を咲かせることができます。
耐寒性があり、病害虫にも比較的強いため、長く楽しめるクレマチス品種として人気があります。ただし、根元は涼しく保つ必要があるなど、いくつかの注意点もあります。
5. 庭のデザイン性を高める
つる性植物であるアサオクレマチスは、パーゴラやフェンス、アーチ、壁面などさまざまな場所で活躍します。垂直方向への成長を活かして、庭のデザイン性を大きく高めることができます。
特に他の花や植物との組み合わせにより、より豊かな庭の景観を作り出すことができます。例えば、バラと組み合わせることで、「クレマチスはバラの恋人」と言われるほど美しい調和を見せます。
アサオ(麻生)クレマチスの育て方
1. 最適な植え付け場所と時期
植え付け場所
アサオクレマチスを美しく育てるためには、植え付け場所の選定が非常に重要です。基本的には以下のポイントを押さえましょう:
日当たり: 日当たりが良い場所を選びます。ただし、真夏の直射日光は避け、理想的には午前中は明るく、午後は柔らかな日陰ができる場所が最適です。
風通し: 風通しの良い場所を選ぶことで、病気の発生を抑えることができます。
根元の環境: クレマチスは「頭は太陽の下で、足元は涼しく」が基本です。根元は他の低い植物やマルチングで覆い、涼しく保つようにしましょう。
支柱: つる性植物なので、フェンスやトレリス、アーチなどの支柱を用意しましょう。
植え付け時期
アサオクレマチスの植え付けに最適な時期は、以下の通りです:
春植え: 3月下旬~5月(霜の心配がなくなった時期)
秋植え: 9月下旬~11月(紅葉する前の時期)
地域の気候によっても異なりますが、極端な暑さや寒さを避け、植物がストレスを受けにくい時期を選ぶことが大切です。
2. 土壌と植え付け方法
最適な土壌
アサオクレマチスは以下のような土壌を好みます:
水はけが良い: 根腐れを防ぐため、水はけの良い土壌が必要です。
肥沃で腐植質が豊富: 有機質を含む肥沃な土壌を好みます。
弱酸性~中性: pH6.0~7.0程度の土壌が理想的です。
植え付け方法
植え穴を掘る: 直径と深さが約40~50cmの植え穴を掘ります。
土壌改良: 植え穴に腐葉土や堆肥、パーライトなどを混ぜた培養土を入れます。底に緩効性肥料を少量混ぜるのも良いでしょう。
植え付け深さ: 苗を植える際は、根鉢の上部が地表より約5cm深くなるように植えます。これにより、新芽が地中から発生し、霜害から守られます。
水やり: 植え付け後はたっぷりと水を与え、根と土を密着させます。
3. 水やりと肥料の管理
水やり
新苗期: 植え付け直後から根が定着するまでは、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
成長期: 春から初夏にかけての成長期は、週に2~3回程度の水やりが必要です。特に乾燥が続く場合は注意しましょう。
夏場: 夏場は朝か夕方の涼しい時間帯に水やりを行います。根元は常に湿り気を保つよう心がけましょう。
冬季: 休眠期に入る冬季は水やりを控えめにします。ただし、極端に乾燥させないよう注意しましょう。
肥料管理
基本の肥料: 緩効性の有機質肥料が適しています。
春の施肥: 芽吹き始める3月頃に元肥として緩効性肥料を施します。
開花期: 花芽がつき始める時期に液体肥料を2週間に1回程度与えると、花付きが良くなります。
花後: 花後にも追肥を行うことで、次の開花に備えた栄養を蓄えることができます。
秋の施肥: 9月~10月頃に緩効性肥料を与え、冬を越すための栄養を補給します。
4. 支柱の設置と誘引方法
アサオクレマチスはつる性植物であるため、支柱の設置と適切な誘引が美しい姿を保つために不可欠です。
支柱の種類
トレリス: 格子状の支柱でつるを広げて誘引するのに適しています。
フェンス: 既存のフェンスを利用することもできます。
アーチ: 通路などに設置すると、美しいアーチ状に誘引できます。
オベリスク: 円錐形の支柱で、単体でも美しく育てることができます。
誘引方法
若いつるの誘引: 新しく伸びたつるはまだ柔らかいので、優しく誘引します。
支柱への固定: 麻ひもや専用の誘引紐を使用し、8の字結びなどでつるを傷つけないように固定します。
定期的な誘引: 成長に合わせて定期的につるを誘引し、乱れないように整えます。
均等な配置: つるを支柱全体に均等に誘引することで、花も均等に咲きます。
5. 剪定のポイント
アサオクレマチスは旧枝咲きタイプであるため、剪定方法が非常に重要です。適切な剪定を行うことで、翌年も美しい花を楽しむことができます。
基本の剪定時期
軽剪定: 花後の6月~7月頃
整理剪定: 冬の終わり(2月下旬~3月上旬)
旧枝咲きクレマチスの剪定ポイント
花後の軽剪定: 花が終わった後、花がらを取り除き、混み合った部分や弱った枝を軽く剪定します。
旧枝を残す: 剪定の際は、前年に伸びた健康な枝(旧枝)を残すことが重要です。翌春はこの枝から花が咲きます。
冬季の整理: 冬の終わりに枯れた枝や細い枝を整理し、株全体の形を整えます。
過剰な剪定を避ける: 旧枝咲きタイプは強剪定をすると翌年の花が減ってしまうため、必要以上の剪定は避けましょう。
6. 病害虫対策
アサオクレマチスは比較的丈夫ですが、以下のような病害虫に注意が必要です。
主な病気
うどんこ病: 葉に白い粉状のカビが発生します。風通しを良くし、発生初期に薬剤散布を行います。
立枯病: 茎の付け根が黒く変色し、株全体が枯れる病気です。水はけの改善と予防的な薬剤散布が効果的です。
さび病: 葉の裏に赤褐色のさび状の斑点ができる病気です。発生したら早めに摘み取り、薬剤を散布します。
主な害虫
アブラムシ: 新芽や新葉に発生し、汁を吸います。初期段階で水で洗い流すか、薬剤を散布します。
ハダニ: 葉裏に寄生し、葉が黄ばんで枯れる原因となります。湿度を上げると発生が抑えられます。
ナメクジ: 若芽や葉を食害します。夜間に活動するため、ビールトラップなどで対策します。
アサオ(麻生)クレマチスを使った庭づくりのアイディア
1. 壁面やフェンスの装飾
アサオクレマチスは壁面やフェンスに沿って誘引することで、垂直空間を美しく彩ることができます。以下のポイントに注意して装飾しましょう:
均等な分布: つるを均等に広げて誘引することで、花も均等に分布します。
背景の色: ピンクの花は白や淡い色の壁を背景にするとより鮮やかに見えます。
他の植物との組み合わせ: 下部には日陰を好む小低木や草花を植えると、根元の環境も良くなり、立体感のある植栽となります。
2. アーチやパーゴラの演出
クレマチスの美しさを最大限に引き出す方法として、アーチやパーゴラに絡ませる方法があります。
通路のアーチ: 庭の通路にアーチを設置し、アサオクレマチスを誘引すると、花のトンネルのような幻想的な空間を作り出せます。
パーゴラの天井: パーゴラの天井部分にクレマチスを誘引すると、美しい花の天蓋ができ、その下で寛ぐことができます。
バラとの組み合わせ: アーチやパーゴラには、アサオクレマチスとバラを組み合わせると、「クレマチスはバラの恋人」と言われる美しい調和を楽しめます。
3. コンテナガーデンでの活用
限られたスペースでもアサオクレマチスを楽しむことができます。コンテナでの栽培のポイントは以下の通りです:
鉢の選択: 直径30cm以上、深さ30cm以上の大きな鉢を選びましょう。
水はけ: 鉢底には必ず排水用の穴があるものを使用し、鉢底石を敷きます。
支柱の設置: 鉢植えでも支柱やオベリスクを立て、つるを誘引します。
置き場所: 根元が涼しくなるよう、直射日光が当たる場所は避けるか、鉢の周りに日よけを工夫します。
水やり: 鉢植えは地植えよりも乾燥しやすいため、こまめな水やりが必要です。
4. 混植デザインのアイディア
アサオクレマチスをより魅力的に見せるための混植のアイディアをご紹介します。
相性の良い植物
バラ: クレマチスとバラは伝統的な組み合わせで、特に淡いピンクのアサオクレマチスは様々な色のバラと調和します。
宿根草: ラベンダーやサルビア、ガウラなどの宿根草と組み合わせると、自然な雰囲気の庭が作れます。
グラス類: オーナメンタルグラスと組み合わせると、動きのある洗練された庭になります。
低木: アジサイやアベリアなどの低木の間から伸ばすことで、立体感のある植栽となります。
色彩計画
単色調和: ピンク系の他の花と組み合わせると、統一感のある優雅な雰囲気になります。
コントラスト: 青や紫の花と組み合わせると、美しいコントラストが生まれます。
グラデーション: 濃いピンクから白までのグラデーションを作ると、洗練された印象の庭になります。
季節ごとのケアカレンダー
春(3月~5月)
3月: 冬の終わりに整理剪定を行い、元肥を施します。支柱の点検と設置も行いましょう。
4月: 本格的な成長期に入るため、水やりを増やします。新芽が出てきたら誘引を始めます。
5月: 開花期を迎えます。液体肥料を2週間に1回程度与え、花付きを良くします。
夏(6月~8月)
6月: 花後の軽剪定を行います。花がらを摘み、混み合った部分を整理します。
7月: 真夏の暑さから根を守るため、マルチングを施します。水切れに注意しましょう。
8月: 高温期は水やりを朝夕に行い、葉水も効果的です。病害虫の発生にも注意します。
秋(9月~11月)
9月: 秋肥を施し、冬に備えた栄養を補給します。
10月: 落葉する前に株の状態を確認し、必要に応じて支柱を補強します。
11月: 霜害対策として株元にマルチングを厚めに施します。新たな植え付けにも適した時期です。
冬(12月~2月)
12月: 寒風から守るため、必要に応じて防寒対策を行います。
1月: 休眠期なので、水やりは控えめにします。
2月: 春に向けた準備を始めます。月末には整理剪定の準備をします。
まとめ
アサオ(麻生)クレマチスは、早咲き大輪系の旧枝咲きクレマチスとして、その美しいピンクの花と丈夫な性質で多くのガーデナーに愛されています。適切な場所選びと基本的なケアを守ることで、毎年豊かな花を楽しむことができます。
特に旧枝咲きの特性を理解し、適切な剪定を行うことが美しい花を咲かせるための鍵となります。また、支柱を上手に活用して、垂直空間を華やかに彩ることで、庭全体のデザイン性も高めることができます。
アサオクレマチスの魅力を最大限に引き出し、春から初夏にかけての庭を華やかに彩る美しいガーデンライフをお楽しみください。
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再生リスト アサオ(麻生) Aso Clematis
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アサオ(麻生)クレマチス:美しい早咲き大輪系の特徴と育て方完全ガイド
はじめに
春の訪れとともに庭を彩る美しいクレマチス。中でも「アサオ(麻生)」は、早咲き大輪系(パテンス系)の旧枝咲きクレマチスとして、日本のガーデニング愛好家から高い人気を誇ります。美しいピンクの大輪の花が咲き誇る姿は、春の庭に格別の華やかさをもたらしてくれます。
この記事では、アサオ(麻生)クレマチスの特徴と魅力、そして育て方のポイントを詳しく解説します。これからクレマチスを庭に取り入れたい方にも、すでに育てている方にも役立つ情報をお届けします。
アサオ(麻生)クレマチスとは
アサオ(麻生)クレマチス(Aso Clematis)は、キンポウゲ科クレマチス属の早咲き大輪系(パテンス系)の品種です。この品種は特に旧枝咲きの特性を持ち、前年に伸びた枝からも美しい花を咲かせます。
基本情報
学名: Clematis patens 'Aso'
品種: 早咲き大輪系/パテンス系
開花時期: 4月~6月(主な開花は春)
花色: 優美なピンク
花径: 約12~15cm(大輪)
草丈: 2~3m(支柱次第でさらに高く成長可能)
耐寒性: 強い(日本の気候に適応)
栽培難易度: 中級(適切な知識があれば初心者でも育てやすい)
アサオ(麻生)クレマチスの特徴と魅力
1. 見事な大輪の花
アサオクレマチスの最大の魅力は、何と言っても12~15cmにも及ぶ見事な大輪の花です。優しいピンク色の花びらは、花の中心に向かって淡いグラデーションを描き、春の柔らかな日差しのもとで一層美しく輝きます。
一つひとつの花が大きく、花びら(萼片)の形も整っているため、遠くからでも存在感があり、庭の主役として十分な存在感を示します。
2. 旧枝咲きの特性
アサオは旧枝咲きタイプのクレマチスです。これは前年に伸びた枝からも花が咲くという特性を持っています。この性質により、適切な剪定管理を行えば、毎年安定して豊かな花を楽しむことができます。
旧枝咲きの特性を理解することは、アサオクレマチスを美しく育てる上で非常に重要なポイントとなります。剪定の際に旧枝を残すことで、次の春には早くから大輪の花を咲かせることができます。
3. 早咲きの特徴
パテンス系の特徴である早咲きの性質により、アサオクレマチスは春先から初夏にかけていち早く花を咲かせます。他の花々がまだ目覚めない時期に華やかな彩りをもたらしてくれるため、春の庭を豊かに演出するアクセントとして最適です。
4. 丈夫で育てやすい
日本の気候に適応したアサオクレマチスは、比較的丈夫で栽培しやすい品種です。適切な環境と基本的なケアさえ提供すれば、初心者でも美しい花を咲かせることができます。
耐寒性があり、病害虫にも比較的強いため、長く楽しめるクレマチス品種として人気があります。ただし、根元は涼しく保つ必要があるなど、いくつかの注意点もあります。
5. 庭のデザイン性を高める
つる性植物であるアサオクレマチスは、パーゴラやフェンス、アーチ、壁面などさまざまな場所で活躍します。垂直方向への成長を活かして、庭のデザイン性を大きく高めることができます。
特に他の花や植物との組み合わせにより、より豊かな庭の景観を作り出すことができます。例えば、バラと組み合わせることで、「クレマチスはバラの恋人」と言われるほど美しい調和を見せます。
アサオ(麻生)クレマチスの育て方
1. 最適な植え付け場所と時期
植え付け場所
アサオクレマチスを美しく育てるためには、植え付け場所の選定が非常に重要です。基本的には以下のポイントを押さえましょう:
日当たり: 日当たりが良い場所を選びます。ただし、真夏の直射日光は避け、理想的には午前中は明るく、午後は柔らかな日陰ができる場所が最適です。
風通し: 風通しの良い場所を選ぶことで、病気の発生を抑えることができます。
根元の環境: クレマチスは「頭は太陽の下で、足元は涼しく」が基本です。根元は他の低い植物やマルチングで覆い、涼しく保つようにしましょう。
支柱: つる性植物なので、フェンスやトレリス、アーチなどの支柱を用意しましょう。
植え付け時期
アサオクレマチスの植え付けに最適な時期は、以下の通りです:
春植え: 3月下旬~5月(霜の心配がなくなった時期)
秋植え: 9月下旬~11月(紅葉する前の時期)
地域の気候によっても異なりますが、極端な暑さや寒さを避け、植物がストレスを受けにくい時期を選ぶことが大切です。
2. 土壌と植え付け方法
最適な土壌
アサオクレマチスは以下のような土壌を好みます:
水はけが良い: 根腐れを防ぐため、水はけの良い土壌が必要です。
肥沃で腐植質が豊富: 有機質を含む肥沃な土壌を好みます。
弱酸性~中性: pH6.0~7.0程度の土壌が理想的です。
植え付け方法
植え穴を掘る: 直径と深さが約40~50cmの植え穴を掘ります。
土壌改良: 植え穴に腐葉土や堆肥、パーライトなどを混ぜた培養土を入れます。底に緩効性肥料を少量混ぜるのも良いでしょう。
植え付け深さ: 苗を植える際は、根鉢の上部が地表より約5cm深くなるように植えます。これにより、新芽が地中から発生し、霜害から守られます。
水やり: 植え付け後はたっぷりと水を与え、根と土を密着させます。
3. 水やりと肥料の管理
水やり
新苗期: 植え付け直後から根が定着するまでは、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
成長期: 春から初夏にかけての成長期は、週に2~3回程度の水やりが必要です。特に乾燥が続く場合は注意しましょう。
夏場: 夏場は朝か夕方の涼しい時間帯に水やりを行います。根元は常に湿り気を保つよう心がけましょう。
冬季: 休眠期に入る冬季は水やりを控えめにします。ただし、極端に乾燥させないよう注意しましょう。
肥料管理
基本の肥料: 緩効性の有機質肥料が適しています。
春の施肥: 芽吹き始める3月頃に元肥として緩効性肥料を施します。
開花期: 花芽がつき始める時期に液体肥料を2週間に1回程度与えると、花付きが良くなります。
花後: 花後にも追肥を行うことで、次の開花に備えた栄養を蓄えることができます。
秋の施肥: 9月~10月頃に緩効性肥料を与え、冬を越すための栄養を補給します。
4. 支柱の設置と誘引方法
アサオクレマチスはつる性植物であるため、支柱の設置と適切な誘引が美しい姿を保つために不可欠です。
支柱の種類
トレリス: 格子状の支柱でつるを広げて誘引するのに適しています。
フェンス: 既存のフェンスを利用することもできます。
アーチ: 通路などに設置すると、美しいアーチ状に誘引できます。
オベリスク: 円錐形の支柱で、単体でも美しく育てることができます。
誘引方法
若いつるの誘引: 新しく伸びたつるはまだ柔らかいので、優しく誘引します。
支柱への固定: 麻ひもや専用の誘引紐を使用し、8の字結びなどでつるを傷つけないように固定します。
定期的な誘引: 成長に合わせて定期的につるを誘引し、乱れないように整えます。
均等な配置: つるを支柱全体に均等に誘引することで、花も均等に咲きます。
5. 剪定のポイント
アサオクレマチスは旧枝咲きタイプであるため、剪定方法が非常に重要です。適切な剪定を行うことで、翌年も美しい花を楽しむことができます。
基本の剪定時期
軽剪定: 花後の6月~7月頃
整理剪定: 冬の終わり(2月下旬~3月上旬)
旧枝咲きクレマチスの剪定ポイント
花後の軽剪定: 花が終わった後、花がらを取り除き、混み合った部分や弱った枝を軽く剪定します。
旧枝を残す: 剪定の際は、前年に伸びた健康な枝(旧枝)を残すことが重要です。翌春はこの枝から花が咲きます。
冬季の整理: 冬の終わりに枯れた枝や細い枝を整理し、株全体の形を整えます。
過剰な剪定を避ける: 旧枝咲きタイプは強剪定をすると翌年の花が減ってしまうため、必要以上の剪定は避けましょう。
6. 病害虫対策
アサオクレマチスは比較的丈夫ですが、以下のような病害虫に注意が必要です。
主な病気
うどんこ病: 葉に白い粉状のカビが発生します。風通しを良くし、発生初期に薬剤散布を行います。
立枯病: 茎の付け根が黒く変色し、株全体が枯れる病気です。水はけの改善と予防的な薬剤散布が効果的です。
さび病: 葉の裏に赤褐色のさび状の斑点ができる病気です。発生したら早めに摘み取り、薬剤を散布します。
主な害虫
アブラムシ: 新芽や新葉に発生し、汁を吸います。初期段階で水で洗い流すか、薬剤を散布します。
ハダニ: 葉裏に寄生し、葉が黄ばんで枯れる原因となります。湿度を上げると発生が抑えられます。
ナメクジ: 若芽や葉を食害します。夜間に活動するため、ビールトラップなどで対策します。
アサオ(麻生)クレマチスを使った庭づくりのアイディア
1. 壁面やフェンスの装飾
アサオクレマチスは壁面やフェンスに沿って誘引することで、垂直空間を美しく彩ることができます。以下のポイントに注意して装飾しましょう:
均等な分布: つるを均等に広げて誘引することで、花も均等に分布します。
背景の色: ピンクの花は白や淡い色の壁を背景にするとより鮮やかに見えます。
他の植物との組み合わせ: 下部には日陰を好む小低木や草花を植えると、根元の環境も良くなり、立体感のある植栽となります。
2. アーチやパーゴラの演出
クレマチスの美しさを最大限に引き出す方法として、アーチやパーゴラに絡ませる方法があります。
通路のアーチ: 庭の通路にアーチを設置し、アサオクレマチスを誘引すると、花のトンネルのような幻想的な空間を作り出せます。
パーゴラの天井: パーゴラの天井部分にクレマチスを誘引すると、美しい花の天蓋ができ、その下で寛ぐことができます。
バラとの組み合わせ: アーチやパーゴラには、アサオクレマチスとバラを組み合わせると、「クレマチスはバラの恋人」と言われる美しい調和を楽しめます。
3. コンテナガーデンでの活用
限られたスペースでもアサオクレマチスを楽しむことができます。コンテナでの栽培のポイントは以下の通りです:
鉢の選択: 直径30cm以上、深さ30cm以上の大きな鉢を選びましょう。
水はけ: 鉢底には必ず排水用の穴があるものを使用し、鉢底石を敷きます。
支柱の設置: 鉢植えでも支柱やオベリスクを立て、つるを誘引します。
置き場所: 根元が涼しくなるよう、直射日光が当たる場所は避けるか、鉢の周りに日よけを工夫します。
水やり: 鉢植えは地植えよりも乾燥しやすいため、こまめな水やりが必要です。
4. 混植デザインのアイディア
アサオクレマチスをより魅力的に見せるための混植のアイディアをご紹介します。
相性の良い植物
バラ: クレマチスとバラは伝統的な組み合わせで、特に淡いピンクのアサオクレマチスは様々な色のバラと調和します。
宿根草: ラベンダーやサルビア、ガウラなどの宿根草と組み合わせると、自然な雰囲気の庭が作れます。
グラス類: オーナメンタルグラスと組み合わせると、動きのある洗練された庭になります。
低木: アジサイやアベリアなどの低木の間から伸ばすことで、立体感のある植栽となります。
色彩計画
単色調和: ピンク系の他の花と組み合わせると、統一感のある優雅な雰囲気になります。
コントラスト: 青や紫の花と組み合わせると、美しいコントラストが生まれます。
グラデーション: 濃いピンクから白までのグラデーションを作ると、洗練された印象の庭になります。
季節ごとのケアカレンダー
春(3月~5月)
3月: 冬の終わりに整理剪定を行い、元肥を施します。支柱の点検と設置も行いましょう。
4月: 本格的な成長期に入るため、水やりを増やします。新芽が出てきたら誘引を始めます。
5月: 開花期を迎えます。液体肥料を2週間に1回程度与え、花付きを良くします。
夏(6月~8月)
6月: 花後の軽剪定を行います。花がらを摘み、混み合った部分を整理します。
7月: 真夏の暑さから根を守るため、マルチングを施します。水切れに注意しましょう。
8月: 高温期は水やりを朝夕に行い、葉水も効果的です。病害虫の発生にも注意します。
秋(9月~11月)
9月: 秋肥を施し、冬に備えた栄養を補給します。
10月: 落葉する前に株の状態を確認し、必要に応じて支柱を補強します。
11月: 霜害対策として株元にマルチングを厚めに施します。新たな植え付けにも適した時期です。
冬(12月~2月)
12月: 寒風から守るため、必要に応じて防寒対策を行います。
1月: 休眠期なので、水やりは控えめにします。
2月: 春に向けた準備を始めます。月末には整理剪定の準備をします。
まとめ
アサオ(麻生)クレマチスは、早咲き大輪系の旧枝咲きクレマチスとして、その美しいピンクの花と丈夫な性質で多くのガーデナーに愛されています。適切な場所選びと基本的なケアを守ることで、毎年豊かな花を楽しむことができます。
特に旧枝咲きの特性を理解し、適切な剪定を行うことが美しい花を咲かせるための鍵となります。また、支柱を上手に活用して、垂直空間を華やかに彩ることで、庭全体のデザイン性も高めることができます。
アサオクレマチスの魅力を最大限に引き出し、春から初夏にかけての庭を華やかに彩る美しいガーデンライフをお楽しみください。
#アサオ #麻生
#クレマチス #clematis
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再生リスト アサオ(麻生) Aso Clematis
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殿堂入りバラの魅力! ピエール・ドゥ・ロンサールで実現する春のお庭デザイン Pierre de Ronsard ⠀ピンクの花が咲いた。2025年4月21日
ピエール・ドゥ・ロンサール Pierre de Ronsard ⠀ピンクの花が咲いた。2025年4月21日
【祝・開花2025!】ピエール・ドゥ・ロンサール育て方|殿堂入りつるバラの魅力!剪定・誘引のコツ
「ピエール・ドゥ・ロンサール Pierre de Ronsard ピンクの花が咲いた。2025年4月21日」
待ちに待ったこの瞬間!ついに、ついに庭の「ピエール・ドゥ・ロンサール」が、その美しいピンク色の花を咲かせ始めました! 数日前から大きく膨らんでいた蕾が、今朝、ふんわりと開き、あの独特のグラデーションをまとった優雅な姿を現したのです。外側のクリームホワイトから、中心の濃いローズピンクへと移ろう色彩、幾重にも重なる花弁… まさに息をのむほどの美しさ。この一輪の開花が、庭全体に春のクライマックスの訪れを告げているようです。
フランスの名門メイアン社が生み出し、世界中のバラ愛好家を魅了し続け、2006年には栄誉ある「バラの殿堂」入りを果たした、つるバラの女王「ピエール・ドゥ・ロンサール」。その完璧とも言える花容は、まさに生きた芸術品です。
「ついに咲いた! この美しさを長く楽しむには?」
「ピエール・ドゥ・ロンサールの育て方のポイントをおさらいしたい!」
「来年もこの感動を味わうための、剪定や誘引はどうすればいい?」
この記事では、そんな開花の喜びと共に、「ピエール・ドゥ・ロンサール」の基本情報から、その比類なき魅力、初心者でも失敗しないための詳しい育て方、そしてつるバラとして美しく咲かせるための重要な「剪定」と「誘引」のテクニックまで、改めて徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも「ピエール・ドゥ・ロンサール」を自信を持って育て、その素晴らしい花を最大限に楽しむための知識が身につくはずです。さあ、バラの殿堂へと誘う、ピエール・ドゥ・ロンサールの世界へご案内しましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「ピエール・ドゥ・ロンサール」も長年栽培しており、その経験に基づいたリアルな情報と栽培のコツをお届けします。
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1. 誰もが憧れる名花:ピエール・ドゥ・ロンサールとは?
まずは、「ピエール・ドゥ・ロンサール」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールをご紹介します。
作出: 1985年 / フランス / メイアン (Meilland International) / Marie-Louise Meilland氏
系統: LCl (ラージフラワード・クライマー) - 大輪系のつるバラ
樹形: クライミング(つる性)
樹高: 3m ~ 5m程度に伸長(環境や仕立て方による)
咲き方: 一季咲き~弱い返り咲き
基本的には春(5月~6月頃)に豪華に咲く一季咲きですが、株が充実したり、気候条件が良いと、秋にもポツポツと花を咲かせることがあります。「四季咲き」のように頻繁に咲くわけではありません。
花色: クリームホワイト~淡いピンクの地に、中心が濃いローズピンクになる複色。 外側の花弁は白っぽく、中心に向かってピンク色が濃くなる美しいグラデーションが特徴です。
花形: クラシカルなロゼット咲き。 幾重にも重なった花弁(55~60枚程度)が、カップ状から開いて美しいロゼットを形成します。
花径: 大輪 (直径10cm~12cm程度)
咲き方: ややうつむき加減に咲くことが多いです。
香り: 微香~ほとんどないとされます。香りを強く求める方には向きませんが、それを補って余りある美しさがあります。
葉: 光沢のある濃い緑色の葉。
枝: 太くしっかりしており、やや硬め。トゲは標準的。
耐病性: 比較的高いとされていますが、うどんこ病などには注意が必要です。
名前の由来: フランス・ルネサンス期を代表する詩人、「詩人の王子」とも呼ばれたピエール・ド・ロンサール (Pierre de Ronsard, 1524-1585) にちなんで名付けられました。
受賞歴: 2006年に、世界中のバラ協会が投票で選ぶ「世界バラ会連合 バラの殿堂 (Rose Hall of Fame)」入りを果たしました。これはバラにとって最高の栄誉の一つであり、その人気の高さを物語っています。
なぜ世界中で愛されるのか?
ピエール・ドゥ・ロンサールが発表されてから数十年経った今でも、世界中で絶大な人気を誇る理由は、何と言ってもその完成された花の美しさにあります。クラシカルな花形と絶妙な色彩のコンビネーションは、多くの人を一瞬で虜にします。加えて、つるバラとしては比較的育てやすく、耐病性もあるため、初心者からベテランまで、幅広いガーデナーに受け入れられているのです。
2. ピエール・ドゥ・ロンサールの比類なき魅力:美しさの秘密
このバラが持つ、他の追随を許さない特別な魅力について、さらに深く掘り下げてみましょう。
魅力1:完璧なまでのクラシカルな花容
外側のグリーンがかった白い蕾が開くにつれて、内側の柔らかなピンク色が徐々に現れ、中心部は濃いローズピンクに染まる…。この絶妙な色のグラデーションは、まさに芸術的です。そして、55枚以上もの花弁が、渦を巻くように整然と重なり合って形成される完璧なロゼット咲きは、オールドローズのようなクラシカルな雰囲気を醸し出し、見る者を飽きさせません。まさに今、咲き始めた花が、その完璧な美しさを見せてくれています。
魅力2:うつむき加減に咲く、エレガントな風情
ピエール・ドゥ・ロンサールの花は、少し重たげに、うつむき加減に咲くことが多いです。この控えめな咲き方が、かえって奥ゆかしさやエレガントさを感じさせます。アーチやパーゴラ、壁面の上部など、少し高い位置に誘引してあげると、下から花の美しい表情を存分に眺めることができ、その魅力を最大限に引き出せます。
魅力3:驚くほど長く楽しめる! 素晴らしい花持ち
見た目の美しさだけでなく、花持ちが非常に良いのもピエール・ドゥ・ロンサールの大きな美点です。開花してから散るまで、美しい花形を長く保ってくれます。そのため、庭で長く楽しめるのはもちろん、切り花にして室内で飾っても、比較的長くその美しさを堪能できます。
魅力4:美しさだけじゃない! 育てやすさも兼備
樹勢が旺盛で、枝が太くしっかりと育ちます。病気に対する耐性も比較的あり、特に黒星病にはある程度の強さを見せます(うどんこ病にはやや注意が必要な場合も)。つるバラの中では、比較的育てやすい部類に入り、世界中で人気がある理由の一つとなっています。
魅力5:春の庭を覆う、息をのむほどの豪華な開花!
基本的には一季咲きに近い性質のため、春の開花期には、株が蓄えたエネルギーを一気に放出して、息をのむほどたくさんの花を咲かせます。アーチや壁面が、ピンクとクリームの花で埋め尽くされる光景は、まさに圧巻の一言。この春の豪華絢爛な開花こそが、ピエール・ドゥ・ロンサールの真骨頂と言えるでしょう。今日咲いた一輪は、その壮大なショーの始まりです!
3. ピエール・ドゥ・ロンサールの育て方【完全ガイド】殿堂入りのバラを咲かせよう!
ここからは、「ピエール・ドゥ・ロンサール」を元気に育て、その美しい花を毎年楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
3.1. 植え付け:最高の舞台を用意してあげよう!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。日当たりが良いほど、花付きが良く、株も元気に育ちます。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に繋がります。壁際に植える場合も、壁との間に少し空間を空けるなど工夫しましょう。
誘引スペース: つるバラなので、枝を誘引するためのアーチ、フェンス、壁面、パーゴラ、オベリスクなどの構造物が必要です。成長後の大きさを考慮し、十分なスペースを確保できる場所を選びましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。バラは根が深く張るので、深く耕すことも大切です。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単で確実です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り(直径・深さともに50cm以上)、掘り上げた土に堆肥や腐葉土、元肥(緩効性肥料)をたっぷりと混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします(特にポット苗で根が回っている場合)。裸苗は根を水に浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分(株元のこぶ状の部分)が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。深植えは避けます。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
地植えの場合は、株が安定するまで仮の支柱を立てると良いでしょう。
3.2. 水やり:基本に忠実に、乾いたらたっぷりと
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に開花期(今!)は、美しい花を維持するために水分が必要です。水切れさせないように注意しましょう。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日必要になることも。朝夕の涼しい時間帯に与えます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣をつけましょう。
3.3. 肥料:春の豪華な開花をサポート!
バラは肥料を好む植物です。特に春に多くの花を咲かせるピエール・ドゥ・ロンサールには、適切な施肥が重要です。
寒肥(元肥): 冬の休眠期(12月~1月頃)に、有機質肥料(油かす、骨粉、発酵済み牛ふんなど)や緩効性化成肥料を、株元から少し離れた場所に施します。これが春の成長と開花の重要なエネルギー源となります。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与え、芽の成長を促します。
開花期の追肥: 最初の花が咲き始めたこの時期(4月下旬~5月)、これから次々と咲く花のために、液体肥料を週に1回程度与えると、花付きや花持ちが良くなることが期待できます。(与えすぎには注意)
お礼肥: 春の一番花が咲き終わった後(6月頃)に、開花で消耗した体力を回復させるために、緩効性化成肥料を与えます。(一季咲きに近いので、その後の追肥は控えめでも良い場合が多いです)
秋肥(返り咲きを期待する場合): もし秋にも花を咲かせたい場合は、夏剪定後(8月下旬~9月頃)に追肥を行いますが、与えすぎると枝ばかり伸びる可能性もあります。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料を使うと、バランス良く栄養を与えることができます。
3.4. 病害虫対策:比較的強いが、開花期も油断なく!
ピエール・ドゥ・ロンサールは比較的耐病性がありますが、環境によっては病害虫が発生します。特に開花期は注意が必要です。
注意すべき病気:
うどんこ病: 特に春先の乾燥した時期や、風通しが悪い場合に、葉や新芽、蕾、そして開いた花弁にまで白い粉を吹いたようになることがあります。
黒星病(黒点病): 雨が多い時期や、葉が濡れた状態が続くと発生しやすくなります。
注意すべき害虫:
アブラムシ: 春先の新芽や蕾、そして咲き始めた花にも群生することがあります。
スリップス(アザミウマ): 淡い色の花弁に入り込みやすく、シミのような跡を残します。
バラゾウムシ: 蕾の付け根を食害し、蕾が落ちる原因になります。
チュウレンジハバチ: 幼虫が葉を食べます。
対策と予防:
風通しと日当たりを確保する(適切な剪定・誘引)。
定期的な観察を行い、病害虫を早期に発見し、手で取り除くか、被害が少ないうちに適切な薬剤を使用します。開花期は薬剤が花にかからないように注意しましょう。
薬剤散布: 必要に応じて、予防的または治療的に薬剤(殺菌剤・殺虫剤)を散布します。薬剤はローテーションして使うのが効果的です。
4. 【重要】つるバラとしての剪定と誘引:ピエールを美しく咲かせる鍵!
「ピエール・ドゥ・ロンサール」をアーチやフェンスで美しく咲かせるためには、つるバラとしての適切な「剪定」と「誘引」が最も重要です。来年の美しい花のために、基本をしっかり押さえましょう。
4.1. 剪定と誘引の目的
美しい樹形を作り、維持する。
花付きを良くする(花が咲く枝を効率よく発生させる)。
古い枝を整理し、株を若返らせる。
風通しや日当たりを改善し、病害虫を予防する。
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):これがメイン作業!
冬の休眠期に行う剪定と誘引が、春の開花を決定づける最も重要な作業です。
剪定:
まず、枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝などを付け根から切り取ります。
次に、株元から数えて3~4年以上経った古い主枝(太くて硬く、樹皮がゴツゴツしていることが多い)があれば、これも付け根から切り取り、新しい元気なシュートへの世代交代を促します。
残した若くて元気な主枝(主に前年伸びたシュート)は、先端を軽く切り詰める程度にします。
その主枝から出ている**細い枝(側枝)**に春の花が咲きます。この側枝を、**付け根から数えて2~3芽(長さ15~20cm程度)**残して切り詰めます。良い芽(ふっくらしている芽)の上で切りましょう。
誘引:
剪定が終わったら、残した主枝をアーチ、フェンス、壁面、オベリスクなどの構造物に固定していきます。
最大のポイントは、枝をできるだけ水平に近い角度(斜め45度以下)に、緩やかなS字を描くように寝かせて誘引すること! これにより、枝の各節から上向きに花を咲かせる側枝がたくさん伸びてきます。直立させたまま誘引すると、枝の先端にしか花が咲かなくなります。
ピエール・ドゥ・ロンサールの枝は太く硬めなので、無理に曲げると簡単に折れてしまいます。特に古い枝は曲げられません。 誘引は、比較的若くてしなやかさが残っている1~2年目の枝を中心に行います。冬の寒い時期は枝がさらに硬く折れやすいため、暖かい日の昼間に行うのがおすすめです。
枝同士が重なったり、交差したりしないように、空間にバランス良く配置します。
麻ひもやビニールタイなどで、枝に食い込まないように、ゆとりを持たせて8の字に結びつけ、しっかりと固定します。
4.3. 花後の手入れ(一季咲きとしての管理)
春の素晴らしい開花を楽しんだ後のお手入れです。
花がら切り: 咲き終わった花は、花がらだけでなく、花の下の5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上で切り取ります。 これをこまめに行うことで、株が種を作ることにエネルギーを使うのを防ぎ、見た目も美しく保てます。咲き始めたばかりですが、終わった花から順次行いましょう。
伸びすぎたシュートの整理: 花後に株元や枝の途中から勢いよく伸びてくるシュートは、来年の主役候補です。基本的には大切に伸ばしますが、あまりにも樹形を乱す場合や、邪魔になる場合は、先端を軽くピンチ(摘心)して成長を抑えるか、支柱に仮止めしておきます。一季咲きに近い性質なので、花後に深く切り戻す必要は基本的にはありません。
4.4. 返り咲きを期待する場合の剪定
もし、秋にも少し花を楽しみたい場合は、春の花が終わった後に、花が咲いた枝をもう少し深め(枝の長さの半分程度まで)に切り戻すと、秋に返り咲く可能性が高まります。ただし、必ず咲くとは限らず、株の体力や気候条件に左右されます。返り咲きは「おまけ」程度に考えるのが良いでしょう。
5. ピエール・ドゥ・ロンサールを最高に楽しむアイデア:夢の風景を庭に
世界中で愛されるこのバラは、どんな風に飾っても絵になります。
永遠の憧れ! アーチに咲かせる: ピエール・ドゥ・ロンサールといえば、やはりアーチ。庭の入り口や通路に設置したアーチに誘引すれば、春にはピンクとクリームの花が降り注ぐ、夢のようなロマンティックな風景が実現します。うつむき加減に咲く花を、下から見上げるのに最適です。
壁面やフェンスを華麗なタペストリーに: 広い壁面や単調なフェンスも、ピエール・ドゥ・ロンサールを誘引すれば、息をのむほど美しい花のタペストリーに変わります。
オベリスクで優雅なアクセント: 庭の中にポイントとしてオベリスクを立て、そこに絡ませるのも素敵です。存在感のある花のタワーが庭を引き締めます。
窓辺を飾る: 窓枠の周りに誘引すれば、室内からもその美しい花を楽しむことができます。
切り花で贅沢に: 花持ちが良いので、数輪切ってシンプルな花瓶に飾るだけで、お部屋がパッと華やかになります。特別な日のテーブルデкоレーションにもぴったりです。咲いたばかりのこの最初の一輪を飾るのも格別ですね。
写真に残す: その完璧な美しさは、写真映えも抜群です。開花の時期には、ぜひたくさん写真を撮って、SNSなどでシェアしたくなりますね。
6. まとめ:世界が愛するバラの女王、ついに開花!
今回は、バラの殿堂入りを果たした名花中の名花、「ピエール・ドゥ・ロンサール」について、その魅力、育て方、そしてつるバラとしての管理の秘訣を詳しくご紹介しました。
ピエール・ドゥ・ロンサールは、クリームとピンクの複色が美しい、クラシカルな大輪ロゼット咲きのつるバラ。
世界中で愛される理由は、その完璧な花容、比較的育てやすい強健さ、そして素晴らしい花持ちにある。
育て方のポイントは、日当たりの確保、適切な水やりと施肥、そしてつるバラとしての「冬の剪定・誘引」が最も重要。
枝は太く硬めなので、誘引は若枝を中心に行うのがコツ。
基本的には春に豪華に咲く一季咲きに近いが、返り咲きも期待できる。
アーチや壁面など、様々な場所でその美しさを発揮する、まさに「バラの女王」。
今日、ついに咲き始めた「ピエール・ドゥ・ロンサール」。これから次々と花開き、庭を優雅でロマンティックな雰囲気で満たしてくれることでしょう。この感動的な開花の瞬間を、存分に味わいましょう。
その圧倒的な美しさと、育てる喜びを与えてくれる「ピエール・ドゥ・ロンサール」。ぜひ、あなたの庭にもお迎えして、世界中の人々を魅了するバラの女王との暮らしを楽しんでみませんか?
[02memo]では、「ピエール・ドゥ・ロンサール」の成長記録や開花の様子、剪定・誘引の具体的な方法なども、ブログやSNS、YouTubeで発信しています。ぜひ、チェックしてみてください!
ピエール・ドゥ・ロンサール Pierre de Ronsard メイアン Meilland ツル クライミング・ローズ LCl ラージ・フラワード・クライマー 一季~返り咲き ロゼット咲き
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【祝・開花2025!】ピエール・ドゥ・ロンサール育て方|殿堂入りつるバラの魅力!剪定・誘引のコツ
「ピエール・ドゥ・ロンサール Pierre de Ronsard ピンクの花が咲いた。2025年4月21日」
待ちに待ったこの瞬間!ついに、ついに庭の「ピエール・ドゥ・ロンサール」が、その美しいピンク色の花を咲かせ始めました! 数日前から大きく膨らんでいた蕾が、今朝、ふんわりと開き、あの独特のグラデーションをまとった優雅な姿を現したのです。外側のクリームホワイトから、中心の濃いローズピンクへと移ろう色彩、幾重にも重なる花弁… まさに息をのむほどの美しさ。この一輪の開花が、庭全体に春のクライマックスの訪れを告げているようです。
フランスの名門メイアン社が生み出し、世界中のバラ愛好家を魅了し続け、2006年には栄誉ある「バラの殿堂」入りを果たした、つるバラの女王「ピエール・ドゥ・ロンサール」。その完璧とも言える花容は、まさに生きた芸術品です。
「ついに咲いた! この美しさを長く楽しむには?」
「ピエール・ドゥ・ロンサールの育て方のポイントをおさらいしたい!」
「来年もこの感動を味わうための、剪定や誘引はどうすればいい?」
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1. 誰もが憧れる名花:ピエール・ドゥ・ロンサールとは?
まずは、「ピエール・ドゥ・ロンサール」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールをご紹介します。
作出: 1985年 / フランス / メイアン (Meilland International) / Marie-Louise Meilland氏
系統: LCl (ラージフラワード・クライマー) - 大輪系のつるバラ
樹形: クライミング(つる性)
樹高: 3m ~ 5m程度に伸長(環境や仕立て方による)
咲き方: 一季咲き~弱い返り咲き
基本的には春(5月~6月頃)に豪華に咲く一季咲きですが、株が充実したり、気候条件が良いと、秋にもポツポツと花を咲かせることがあります。「四季咲き」のように頻繁に咲くわけではありません。
花色: クリームホワイト~淡いピンクの地に、中心が濃いローズピンクになる複色。 外側の花弁は白っぽく、中心に向かってピンク色が濃くなる美しいグラデーションが特徴です。
花形: クラシカルなロゼット咲き。 幾重にも重なった花弁(55~60枚程度)が、カップ状から開いて美しいロゼットを形成します。
花径: 大輪 (直径10cm~12cm程度)
咲き方: ややうつむき加減に咲くことが多いです。
香り: 微香~ほとんどないとされます。香りを強く求める方には向きませんが、それを補って余りある美しさがあります。
葉: 光沢のある濃い緑色の葉。
枝: 太くしっかりしており、やや硬め。トゲは標準的。
耐病性: 比較的高いとされていますが、うどんこ病などには注意が必要です。
名前の由来: フランス・ルネサンス期を代表する詩人、「詩人の王子」とも呼ばれたピエール・ド・ロンサール (Pierre de Ronsard, 1524-1585) にちなんで名付けられました。
受賞歴: 2006年に、世界中のバラ協会が投票で選ぶ「世界バラ会連合 バラの殿堂 (Rose Hall of Fame)」入りを果たしました。これはバラにとって最高の栄誉の一つであり、その人気の高さを物語っています。
なぜ世界中で愛されるのか?
ピエール・ドゥ・ロンサールが発表されてから数十年経った今でも、世界中で絶大な人気を誇る理由は、何と言ってもその完成された花の美しさにあります。クラシカルな花形と絶妙な色彩のコンビネーションは、多くの人を一瞬で虜にします。加えて、つるバラとしては比較的育てやすく、耐病性もあるため、初心者からベテランまで、幅広いガーデナーに受け入れられているのです。
2. ピエール・ドゥ・ロンサールの比類なき魅力:美しさの秘密
このバラが持つ、他の追随を許さない特別な魅力について、さらに深く掘り下げてみましょう。
魅力1:完璧なまでのクラシカルな花容
外側のグリーンがかった白い蕾が開くにつれて、内側の柔らかなピンク色が徐々に現れ、中心部は濃いローズピンクに染まる…。この絶妙な色のグラデーションは、まさに芸術的です。そして、55枚以上もの花弁が、渦を巻くように整然と重なり合って形成される完璧なロゼット咲きは、オールドローズのようなクラシカルな雰囲気を醸し出し、見る者を飽きさせません。まさに今、咲き始めた花が、その完璧な美しさを見せてくれています。
魅力2:うつむき加減に咲く、エレガントな風情
ピエール・ドゥ・ロンサールの花は、少し重たげに、うつむき加減に咲くことが多いです。この控えめな咲き方が、かえって奥ゆかしさやエレガントさを感じさせます。アーチやパーゴラ、壁面の上部など、少し高い位置に誘引してあげると、下から花の美しい表情を存分に眺めることができ、その魅力を最大限に引き出せます。
魅力3:驚くほど長く楽しめる! 素晴らしい花持ち
見た目の美しさだけでなく、花持ちが非常に良いのもピエール・ドゥ・ロンサールの大きな美点です。開花してから散るまで、美しい花形を長く保ってくれます。そのため、庭で長く楽しめるのはもちろん、切り花にして室内で飾っても、比較的長くその美しさを堪能できます。
魅力4:美しさだけじゃない! 育てやすさも兼備
樹勢が旺盛で、枝が太くしっかりと育ちます。病気に対する耐性も比較的あり、特に黒星病にはある程度の強さを見せます(うどんこ病にはやや注意が必要な場合も)。つるバラの中では、比較的育てやすい部類に入り、世界中で人気がある理由の一つとなっています。
魅力5:春の庭を覆う、息をのむほどの豪華な開花!
基本的には一季咲きに近い性質のため、春の開花期には、株が蓄えたエネルギーを一気に放出して、息をのむほどたくさんの花を咲かせます。アーチや壁面が、ピンクとクリームの花で埋め尽くされる光景は、まさに圧巻の一言。この春の豪華絢爛な開花こそが、ピエール・ドゥ・ロンサールの真骨頂と言えるでしょう。今日咲いた一輪は、その壮大なショーの始まりです!
3. ピエール・ドゥ・ロンサールの育て方【完全ガイド】殿堂入りのバラを咲かせよう!
ここからは、「ピエール・ドゥ・ロンサール」を元気に育て、その美しい花を毎年楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
3.1. 植え付け:最高の舞台を用意してあげよう!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。日当たりが良いほど、花付きが良く、株も元気に育ちます。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に繋がります。壁際に植える場合も、壁との間に少し空間を空けるなど工夫しましょう。
誘引スペース: つるバラなので、枝を誘引するためのアーチ、フェンス、壁面、パーゴラ、オベリスクなどの構造物が必要です。成長後の大きさを考慮し、十分なスペースを確保できる場所を選びましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。バラは根が深く張るので、深く耕すことも大切です。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単で確実です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り(直径・深さともに50cm以上)、掘り上げた土に堆肥や腐葉土、元肥(緩効性肥料)をたっぷりと混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします(特にポット苗で根が回っている場合)。裸苗は根を水に浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分(株元のこぶ状の部分)が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。深植えは避けます。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
地植えの場合は、株が安定するまで仮の支柱を立てると良いでしょう。
3.2. 水やり:基本に忠実に、乾いたらたっぷりと
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に開花期(今!)は、美しい花を維持するために水分が必要です。水切れさせないように注意しましょう。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日必要になることも。朝夕の涼しい時間帯に与えます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣をつけましょう。
3.3. 肥料:春の豪華な開花をサポート!
バラは肥料を好む植物です。特に春に多くの花を咲かせるピエール・ドゥ・ロンサールには、適切な施肥が重要です。
寒肥(元肥): 冬の休眠期(12月~1月頃)に、有機質肥料(油かす、骨粉、発酵済み牛ふんなど)や緩効性化成肥料を、株元から少し離れた場所に施します。これが春の成長と開花の重要なエネルギー源となります。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与え、芽の成長を促します。
開花期の追肥: 最初の花が咲き始めたこの時期(4月下旬~5月)、これから次々と咲く花のために、液体肥料を週に1回程度与えると、花付きや花持ちが良くなることが期待できます。(与えすぎには注意)
お礼肥: 春の一番花が咲き終わった後(6月頃)に、開花で消耗した体力を回復させるために、緩効性化成肥料を与えます。(一季咲きに近いので、その後の追肥は控えめでも良い場合が多いです)
秋肥(返り咲きを期待する場合): もし秋にも花を咲かせたい場合は、夏剪定後(8月下旬~9月頃)に追肥を行いますが、与えすぎると枝ばかり伸びる可能性もあります。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料を使うと、バランス良く栄養を与えることができます。
3.4. 病害虫対策:比較的強いが、開花期も油断なく!
ピエール・ドゥ・ロンサールは比較的耐病性がありますが、環境によっては病害虫が発生します。特に開花期は注意が必要です。
注意すべき病気:
うどんこ病: 特に春先の乾燥した時期や、風通しが悪い場合に、葉や新芽、蕾、そして開いた花弁にまで白い粉を吹いたようになることがあります。
黒星病(黒点病): 雨が多い時期や、葉が濡れた状態が続くと発生しやすくなります。
注意すべき害虫:
アブラムシ: 春先の新芽や蕾、そして咲き始めた花にも群生することがあります。
スリップス(アザミウマ): 淡い色の花弁に入り込みやすく、シミのような跡を残します。
バラゾウムシ: 蕾の付け根を食害し、蕾が落ちる原因になります。
チュウレンジハバチ: 幼虫が葉を食べます。
対策と予防:
風通しと日当たりを確保する(適切な剪定・誘引)。
定期的な観察を行い、病害虫を早期に発見し、手で取り除くか、被害が少ないうちに適切な薬剤を使用します。開花期は薬剤が花にかからないように注意しましょう。
薬剤散布: 必要に応じて、予防的または治療的に薬剤(殺菌剤・殺虫剤)を散布します。薬剤はローテーションして使うのが効果的です。
4. 【重要】つるバラとしての剪定と誘引:ピエールを美しく咲かせる鍵!
「ピエール・ドゥ・ロンサール」をアーチやフェンスで美しく咲かせるためには、つるバラとしての適切な「剪定」と「誘引」が最も重要です。来年の美しい花のために、基本をしっかり押さえましょう。
4.1. 剪定と誘引の目的
美しい樹形を作り、維持する。
花付きを良くする(花が咲く枝を効率よく発生させる)。
古い枝を整理し、株を若返らせる。
風通しや日当たりを改善し、病害虫を予防する。
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):これがメイン作業!
冬の休眠期に行う剪定と誘引が、春の開花を決定づける最も重要な作業です。
剪定:
まず、枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝などを付け根から切り取ります。
次に、株元から数えて3~4年以上経った古い主枝(太くて硬く、樹皮がゴツゴツしていることが多い)があれば、これも付け根から切り取り、新しい元気なシュートへの世代交代を促します。
残した若くて元気な主枝(主に前年伸びたシュート)は、先端を軽く切り詰める程度にします。
その主枝から出ている**細い枝(側枝)**に春の花が咲きます。この側枝を、**付け根から数えて2~3芽(長さ15~20cm程度)**残して切り詰めます。良い芽(ふっくらしている芽)の上で切りましょう。
誘引:
剪定が終わったら、残した主枝をアーチ、フェンス、壁面、オベリスクなどの構造物に固定していきます。
最大のポイントは、枝をできるだけ水平に近い角度(斜め45度以下)に、緩やかなS字を描くように寝かせて誘引すること! これにより、枝の各節から上向きに花を咲かせる側枝がたくさん伸びてきます。直立させたまま誘引すると、枝の先端にしか花が咲かなくなります。
ピエール・ドゥ・ロンサールの枝は太く硬めなので、無理に曲げると簡単に折れてしまいます。特に古い枝は曲げられません。 誘引は、比較的若くてしなやかさが残っている1~2年目の枝を中心に行います。冬の寒い時期は枝がさらに硬く折れやすいため、暖かい日の昼間に行うのがおすすめです。
枝同士が重なったり、交差したりしないように、空間にバランス良く配置します。
麻ひもやビニールタイなどで、枝に食い込まないように、ゆとりを持たせて8の字に結びつけ、しっかりと固定します。
4.3. 花後の手入れ(一季咲きとしての管理)
春の素晴らしい開花を楽しんだ後のお手入れです。
花がら切り: 咲き終わった花は、花がらだけでなく、花の下の5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上で切り取ります。 これをこまめに行うことで、株が種を作ることにエネルギーを使うのを防ぎ、見た目も美しく保てます。咲き始めたばかりですが、終わった花から順次行いましょう。
伸びすぎたシュートの整理: 花後に株元や枝の途中から勢いよく伸びてくるシュートは、来年の主役候補です。基本的には大切に伸ばしますが、あまりにも樹形を乱す場合や、邪魔になる場合は、先端を軽くピンチ(摘心)して成長を抑えるか、支柱に仮止めしておきます。一季咲きに近い性質なので、花後に深く切り戻す必要は基本的にはありません。
4.4. 返り咲きを期待する場合の剪定
もし、秋にも少し花を楽しみたい場合は、春の花が終わった後に、花が咲いた枝をもう少し深め(枝の長さの半分程度まで)に切り戻すと、秋に返り咲く可能性が高まります。ただし、必ず咲くとは限らず、株の体力や気候条件に左右されます。返り咲きは「おまけ」程度に考えるのが良いでしょう。
5. ピエール・ドゥ・ロンサールを最高に楽しむアイデア:夢の風景を庭に
世界中で愛されるこのバラは、どんな風に飾っても絵になります。
永遠の憧れ! アーチに咲かせる: ピエール・ドゥ・ロンサールといえば、やはりアーチ。庭の入り口や通路に設置したアーチに誘引すれば、春にはピンクとクリームの花が降り注ぐ、夢のようなロマンティックな風景が実現します。うつむき加減に咲く花を、下から見上げるのに最適です。
壁面やフェンスを華麗なタペストリーに: 広い壁面や単調なフェンスも、ピエール・ドゥ・ロンサールを誘引すれば、息をのむほど美しい花のタペストリーに変わります。
オベリスクで優雅なアクセント: 庭の中にポイントとしてオベリスクを立て、そこに絡ませるのも素敵です。存在感のある花のタワーが庭を引き締めます。
窓辺を飾る: 窓枠の周りに誘引すれば、室内からもその美しい花を楽しむことができます。
切り花で贅沢に: 花持ちが良いので、数輪切ってシンプルな花瓶に飾るだけで、お部屋がパッと華やかになります。特別な日のテーブルデкоレーションにもぴったりです。咲いたばかりのこの最初の一輪を飾るのも格別ですね。
写真に残す: その完璧な美しさは、写真映えも抜群です。開花の時期には、ぜひたくさん写真を撮って、SNSなどでシェアしたくなりますね。
6. まとめ:世界が愛するバラの女王、ついに開花!
今回は、バラの殿堂入りを果たした名花中の名花、「ピエール・ドゥ・ロンサール」について、その魅力、育て方、そしてつるバラとしての管理の秘訣を詳しくご紹介しました。
ピエール・ドゥ・ロンサールは、クリームとピンクの複色が美しい、クラシカルな大輪ロゼット咲きのつるバラ。
世界中で愛される理由は、その完璧な花容、比較的育てやすい強健さ、そして素晴らしい花持ちにある。
育て方のポイントは、日当たりの確保、適切な水やりと施肥、そしてつるバラとしての「冬の剪定・誘引」が最も重要。
枝は太く硬めなので、誘引は若枝を中心に行うのがコツ。
基本的には春に豪華に咲く一季咲きに近いが、返り咲きも期待できる。
アーチや壁面など、様々な場所でその美しさを発揮する、まさに「バラの女王」。
今日、ついに咲き始めた「ピエール・ドゥ・ロンサール」。これから次々と花開き、庭を優雅でロマンティックな雰囲気で満たしてくれることでしょう。この感動的な開花の瞬間を、存分に味わいましょう。
その圧倒的な美しさと、育てる喜びを与えてくれる「ピエール・ドゥ・ロンサール」。ぜひ、あなたの庭にもお迎えして、世界中の人々を魅了するバラの女王との暮らしを楽しんでみませんか?
[02memo]では、「ピエール・ドゥ・ロンサール」の成長記録や開花の様子、剪定・誘引の具体的な方法なども、ブログやSNS、YouTubeで発信しています。ぜひ、チェックしてみてください!
ピエール・ドゥ・ロンサール Pierre de Ronsard メイアン Meilland ツル クライミング・ローズ LCl ラージ・フラワード・クライマー 一季~返り咲き ロゼット咲き
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キラキラ春の微笑み ハナズオウ花蘇芳で作るかわいいガーデン Chinese redbud⠀ピンクの花が綺麗に咲いた。2025年4月21日
ハナズオウ花蘇芳 Chinese redbud⠀ピンクの花が綺麗に咲いた。2025年4月21日
ハナズオウ(花蘇芳)の特徴と魅力、育て方の完全ガイド
春の訪れを彩る優美な花木、ハナズオウ(花蘇芳)は、その繊細なピンク色の花で多くの庭園や公園で人気を集めています。学名を「Cercis chinensis」といい、英名では「Chinese Redbud」と呼ばれるこの植物は、日本の庭園文化においても重要な位置を占めています。本記事では、ハナズオウの魅力、特徴、育て方について詳しく解説します。
ハナズオウとは?基本情報と歴史
ハナズオウはマメ科ハナズオウ属の落葉小高木で、中国原産の花木です。日本には奈良時代に渡来したとされ、その美しい花姿から「花蘇芳」という漢字が当てられました。蘇芳(すおう)とは紅色の染料を指し、花の色彩にちなんでいます。
基本データ
学名:Cercis chinensis
英名:Chinese Redbud
科名:マメ科
属名:ハナズオウ属
原産地:中国
樹高:3~5m
開花期:4月~5月
花色:淡紅色、ピンク、紫ピンク
ハナズオウの特徴と魅力
1. 独特の花つき
ハナズオウの最大の特徴は、その独特の花のつき方にあります。多くの樹木が新しい枝に花を咲かせるのに対し、ハナズオウは「幹咲き」または「枝咲き」と呼ばれる特性を持ち、古い幹や枝に直接花をつけます。まるで幹から花が吹き出すような姿は、春の風景に独特の魅力を添えます。
2. 優美な花形と色彩
ハナズオウの花は、蝶が羽を広げたような形をしており、直径約1cmの小さな花が集まって咲きます。花色は淡いピンクから濃いピンク、時に紫がかった色合いまでさまざまで、日本の春の優しい雰囲気と調和します。葉が展開する前に花が咲くため、その姿は一層印象的です。
3. 心形の葉
花が散った後に展開する葉は、ハート形(心形)をしており、これもハナズオウの魅力の一つです。明るい緑色の葉は秋には黄色く紅葉し、四季を通じて楽しめる植物となっています。
4. 樹形の美しさ
樹高3~5mほどの小高木で、自然に美しい樹形を形成します。横に広がるような樹形は、和風、洋風どちらの庭園にも調和します。シンボルツリーとしても、アクセントとしても活用できる使い勝手の良さが魅力です。
5. 日本の文化との関わり
ハナズオウは日本の伝統的な庭園や盆栽の題材として古くから親しまれてきました。また、春を告げる花として和歌や俳句にも詠まれています。その繊細な姿は日本の美意識と深く結びついています。
ハナズオウの種類と品種
ハナズオウ属(Cercis)には、世界に10種類ほどの種が存在します。日本で主に栽培されているのは以下の種類です:
1. 中国ハナズオウ(Cercis chinensis)
最も一般的な種で、日本で「ハナズオウ」と呼ばれるのは主にこの種類です。花は濃いピンク色で、樹高は3~5mになります。
2. アメリカハナズオウ(Cercis canadensis)
北米原産で、中国ハナズオウよりも樹高が高く、最大10mほどになることもあります。花色は淡いピンクで、寒さに強い特徴があります。
3. ヨーロッパハナズオウ(Cercis siliquastrum)
南欧から西アジア原産で、「ユダの木」とも呼ばれます。淡いピンク色の花を咲かせ、やや乾燥に強い性質を持っています。
主な園芸品種
'アルバ'(白花種):珍しい白い花を咲かせる品種
'フォレスト・パンジー':紫色の葉が特徴的な品種
'ラベンダーツイスト':枝が独特にねじれる樹形の品種
'カーリーヘッド':コンパクトな樹形で鉢植えにも適した品種
ハナズオウの育て方
1. 適した環境と植え付け
日当たりと場所
ハナズオウは日光を好みますが、真夏の直射日光は葉焼けの原因になることがあります。理想的には、明るい日陰や半日陰の場所が適しています。特に若木の場合は、強い西日を避けた場所に植えることをおすすめします。
土壌条件
排水性の良い肥沃な土壌を好みます。粘土質の土壌では根腐れを起こしやすいため、植え付け前に腐葉土や堆肥を混ぜ込んで、土壌改良を行うことが重要です。弱酸性から中性(pH6.0~7.0)の土壌が最適です。
植え付け時期
落葉期の11月から3月が植え付けに適した時期です。特に、11月~12月の秋植えがおすすめで、春に良好な生育を期待できます。
植え付け方法
植え穴は根鉢の1.5~2倍の大きさに掘ります。
底に腐葉土や堆肥を混ぜた土を入れます。
根鉢をほぐさないように注意して植え付けます。
隙間に土を入れ、軽く踏み固めます。
たっぷりと水やりをして、根と土を密着させます。
2. 水やりと肥料
水やり
植え付け後の1年間は定期的な水やりが必要です。その後は、自然の雨だけで十分なことが多いですが、夏場の長期間の乾燥時には水やりをすることをおすすめします。過湿は根腐れの原因となるため、水はけの良い環境を維持することが大切です。
肥料
ハナズオウは肥料をあまり必要としませんが、良好な生育と豊かな花付きを促すために、年に2回の施肥が効果的です。
春肥え(2月下旬~3月):花を咲かせるためのエネルギー源として
秋肥え(9月~10月):来年の生育に備えた栄養補給として
緩効性の有機肥料や化成肥料を根元から少し離れた場所に円を描くように施します。新しく植えた木には、植え付け後すぐの施肥は避け、根が活着したことを確認してから施肥を始めましょう。
3. 剪定と管理
剪定時期
ハナズオウの剪定は、花が終わった直後の5月から6月頃、または落葉期の11月から2月が適しています。春の剪定は新芽の生育を促し、冬の剪定は樹形を整えるのに効果的です。
剪定方法
花後の剪定:花が終わった枝を切り戻し、来年の花芽の形成を促します。
整枝剪定:込み合った枝、交差する枝、弱い枝を取り除き、樹形を整えます。
大きさ調整:樹高や広がりを制限したい場合は、全体の3分の1程度を目安に剪定します。
注意点
剪定は必要最小限にとどめることが重要です。過度な剪定は樹勢を弱めたり、翌年の開花に影響を与えたりすることがあります。特に古い幹や主枝は花をつける重要な部分なので、むやみに切らないよう注意しましょう。
4. 病害虫対策
ハナズオウは比較的病害虫に強い植物ですが、以下のような問題が発生することがあります。
主な病気
うどんこ病:葉に白い粉がふいたようになります。初期段階で殺菌剤を散布するか、発生した葉を取り除きます。
灰色かび病:湿度が高いときに発生しやすく、灰色のカビが生じます。通風を良くし、殺菌剤を散布します。
主な害虫
アブラムシ:新芽や若葉に発生します。初期段階で水で洗い流すか、殺虫剤を散布します。
カイガラムシ:枝に小さな固い殻のような虫が付着します。早期発見が重要で、エタノールで拭き取るか殺虫剤を使用します。
予防対策
定期的な観察で早期発見を心がけます。
風通しを良くし、過湿を避けます。
落葉や剪定枝はすぐに処分し、病原菌の繁殖を防ぎます。
樹勢を維持するために適切な肥培管理を行います。
ハナズオウの活用方法
1. 庭木としての活用
ハナズオウは中型の落葉樹として、庭の中心的な存在になります。単木で植えれば、春になると幹から花が吹き出す様子が美しく、シンボルツリーとして最適です。また、複数本をグループ植えすることで、より豪華な花の景観を楽しむことができます。
2. シンボルツリーとして
エントランスや庭の中心に植えることで、春の訪れを告げる素晴らしいシンボルツリーとなります。葉が出る前に花が咲くため、その姿は一層印象的です。
3. 生け垣や目隠しとして
複数のハナズオウを列植することで、季節感あふれる生け垣を作ることができます。樹高が3~5mほどになるため、適度な目隠し効果も期待できます。
4. 盆栽としての楽しみ方
ハナズオウは盆栽の素材としても人気があります。幹に直接花をつける特性と、心形の葉が盆栽の美的要素として高く評価されています。
5. 花木との組み合わせ
ハナズオウは他の春咲きの花木と組み合わせることで、より豊かな庭の景観を作り出せます。特に、ユキヤナギ、レンギョウ、モクレンなどとの相性が良いです。
四季を通じたハナズオウの魅力
ハナズオウは一年を通じて異なる表情を見せる魅力的な庭木です。
春(3月~5月)
最も美しい季節です。葉が出る前に枝や幹に直接、鮮やかなピンクの花を咲かせ、庭全体を彩ります。花期は約2週間程度で、開花後には心形の若葉が展開します。
夏(6月~8月)
深緑の心形の葉が茂り、涼しげな木陰を作ります。この時期は特に目立った変化はありませんが、青々とした葉が夏の庭に清涼感をもたらします。
秋(9月~11月)
葉は黄色に色づき、秋の庭に温かみを加えます。ハナズオウの紅葉は派手ではありませんが、上品な黄色が秋の庭園によく馴染みます。
冬(12月~2月)
落葉後は枝ぶりの美しさが際立ちます。幹の肌が滑らかで、独特の枝の配置が冬の庭に彫刻的な美しさを添えます。
ハナズオウにまつわる豆知識
花言葉
ハナズオウの花言葉は「恋の訪れ」「愛情」「心の絆」などです。心形の葉とピンクの花が、愛情や絆を象徴していると考えられています。
名前の由来
「花蘇芳」という漢字は、花の色が紅色の染料である「蘇芳(すおう)」に似ていることから名付けられました。
欧米での「ユダの木」伝説
ヨーロッパハナズオウには「ユダの木」という別名があります。これは、イエス・キリストを裏切ったユダがこの木で首を吊ったという伝説に由来します。その後、白かった花が恥じらいでピンク色に変わったと言われています。
北米先住民の利用
北米原産のアメリカハナズオウは、先住民によって食用や薬用として利用されていました。若い花や豆果は食用にされ、樹皮は咳や下痢の治療に使われていたという記録があります。
まとめ:ハナズオウで彩る四季の庭
ハナズオウ(花蘇芳)は、春の訪れを告げる美しい花と、心形の葉、そして一年を通して楽しめる樹形の美しさで、日本の庭園に欠かせない存在です。日当たりと水はけの良い場所に植え、適切な水やりと肥料管理、そして控えめな剪定を行うことで、長く美しい姿を楽しむことができます。
初心者でも育てやすく、比較的病害虫にも強いことから、ガーデニング初心者の方にもおすすめの庭木です。シンボルツリーや生け垣、あるいは他の花木との組み合わせなど、さまざまな形で庭に取り入れることができます。
ピンク色の花が幹から吹き出すような独特の開花様式は、春の庭に特別な魅力を添えます。ぜひハナズオウを庭に植えて、四季折々の表情を楽しんでみてはいかがでしょうか。
最後に:ハナズオウを植える際には、将来の樹形や大きさを想定して、十分なスペースを確保することが大切です。また、地域の気候条件によって生育状況が異なる場合がありますので、お住まいの地域の条件に合わせた育て方を心がけましょう。美しいハナズオウとともに、四季折々の庭の変化を楽しむガーデニングライフをお過ごしください。
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ハナズオウ(花蘇芳)の特徴と魅力、育て方の完全ガイド
春の訪れを彩る優美な花木、ハナズオウ(花蘇芳)は、その繊細なピンク色の花で多くの庭園や公園で人気を集めています。学名を「Cercis chinensis」といい、英名では「Chinese Redbud」と呼ばれるこの植物は、日本の庭園文化においても重要な位置を占めています。本記事では、ハナズオウの魅力、特徴、育て方について詳しく解説します。
ハナズオウとは?基本情報と歴史
ハナズオウはマメ科ハナズオウ属の落葉小高木で、中国原産の花木です。日本には奈良時代に渡来したとされ、その美しい花姿から「花蘇芳」という漢字が当てられました。蘇芳(すおう)とは紅色の染料を指し、花の色彩にちなんでいます。
基本データ
学名:Cercis chinensis
英名:Chinese Redbud
科名:マメ科
属名:ハナズオウ属
原産地:中国
樹高:3~5m
開花期:4月~5月
花色:淡紅色、ピンク、紫ピンク
ハナズオウの特徴と魅力
1. 独特の花つき
ハナズオウの最大の特徴は、その独特の花のつき方にあります。多くの樹木が新しい枝に花を咲かせるのに対し、ハナズオウは「幹咲き」または「枝咲き」と呼ばれる特性を持ち、古い幹や枝に直接花をつけます。まるで幹から花が吹き出すような姿は、春の風景に独特の魅力を添えます。
2. 優美な花形と色彩
ハナズオウの花は、蝶が羽を広げたような形をしており、直径約1cmの小さな花が集まって咲きます。花色は淡いピンクから濃いピンク、時に紫がかった色合いまでさまざまで、日本の春の優しい雰囲気と調和します。葉が展開する前に花が咲くため、その姿は一層印象的です。
3. 心形の葉
花が散った後に展開する葉は、ハート形(心形)をしており、これもハナズオウの魅力の一つです。明るい緑色の葉は秋には黄色く紅葉し、四季を通じて楽しめる植物となっています。
4. 樹形の美しさ
樹高3~5mほどの小高木で、自然に美しい樹形を形成します。横に広がるような樹形は、和風、洋風どちらの庭園にも調和します。シンボルツリーとしても、アクセントとしても活用できる使い勝手の良さが魅力です。
5. 日本の文化との関わり
ハナズオウは日本の伝統的な庭園や盆栽の題材として古くから親しまれてきました。また、春を告げる花として和歌や俳句にも詠まれています。その繊細な姿は日本の美意識と深く結びついています。
ハナズオウの種類と品種
ハナズオウ属(Cercis)には、世界に10種類ほどの種が存在します。日本で主に栽培されているのは以下の種類です:
1. 中国ハナズオウ(Cercis chinensis)
最も一般的な種で、日本で「ハナズオウ」と呼ばれるのは主にこの種類です。花は濃いピンク色で、樹高は3~5mになります。
2. アメリカハナズオウ(Cercis canadensis)
北米原産で、中国ハナズオウよりも樹高が高く、最大10mほどになることもあります。花色は淡いピンクで、寒さに強い特徴があります。
3. ヨーロッパハナズオウ(Cercis siliquastrum)
南欧から西アジア原産で、「ユダの木」とも呼ばれます。淡いピンク色の花を咲かせ、やや乾燥に強い性質を持っています。
主な園芸品種
'アルバ'(白花種):珍しい白い花を咲かせる品種
'フォレスト・パンジー':紫色の葉が特徴的な品種
'ラベンダーツイスト':枝が独特にねじれる樹形の品種
'カーリーヘッド':コンパクトな樹形で鉢植えにも適した品種
ハナズオウの育て方
1. 適した環境と植え付け
日当たりと場所
ハナズオウは日光を好みますが、真夏の直射日光は葉焼けの原因になることがあります。理想的には、明るい日陰や半日陰の場所が適しています。特に若木の場合は、強い西日を避けた場所に植えることをおすすめします。
土壌条件
排水性の良い肥沃な土壌を好みます。粘土質の土壌では根腐れを起こしやすいため、植え付け前に腐葉土や堆肥を混ぜ込んで、土壌改良を行うことが重要です。弱酸性から中性(pH6.0~7.0)の土壌が最適です。
植え付け時期
落葉期の11月から3月が植え付けに適した時期です。特に、11月~12月の秋植えがおすすめで、春に良好な生育を期待できます。
植え付け方法
植え穴は根鉢の1.5~2倍の大きさに掘ります。
底に腐葉土や堆肥を混ぜた土を入れます。
根鉢をほぐさないように注意して植え付けます。
隙間に土を入れ、軽く踏み固めます。
たっぷりと水やりをして、根と土を密着させます。
2. 水やりと肥料
水やり
植え付け後の1年間は定期的な水やりが必要です。その後は、自然の雨だけで十分なことが多いですが、夏場の長期間の乾燥時には水やりをすることをおすすめします。過湿は根腐れの原因となるため、水はけの良い環境を維持することが大切です。
肥料
ハナズオウは肥料をあまり必要としませんが、良好な生育と豊かな花付きを促すために、年に2回の施肥が効果的です。
春肥え(2月下旬~3月):花を咲かせるためのエネルギー源として
秋肥え(9月~10月):来年の生育に備えた栄養補給として
緩効性の有機肥料や化成肥料を根元から少し離れた場所に円を描くように施します。新しく植えた木には、植え付け後すぐの施肥は避け、根が活着したことを確認してから施肥を始めましょう。
3. 剪定と管理
剪定時期
ハナズオウの剪定は、花が終わった直後の5月から6月頃、または落葉期の11月から2月が適しています。春の剪定は新芽の生育を促し、冬の剪定は樹形を整えるのに効果的です。
剪定方法
花後の剪定:花が終わった枝を切り戻し、来年の花芽の形成を促します。
整枝剪定:込み合った枝、交差する枝、弱い枝を取り除き、樹形を整えます。
大きさ調整:樹高や広がりを制限したい場合は、全体の3分の1程度を目安に剪定します。
注意点
剪定は必要最小限にとどめることが重要です。過度な剪定は樹勢を弱めたり、翌年の開花に影響を与えたりすることがあります。特に古い幹や主枝は花をつける重要な部分なので、むやみに切らないよう注意しましょう。
4. 病害虫対策
ハナズオウは比較的病害虫に強い植物ですが、以下のような問題が発生することがあります。
主な病気
うどんこ病:葉に白い粉がふいたようになります。初期段階で殺菌剤を散布するか、発生した葉を取り除きます。
灰色かび病:湿度が高いときに発生しやすく、灰色のカビが生じます。通風を良くし、殺菌剤を散布します。
主な害虫
アブラムシ:新芽や若葉に発生します。初期段階で水で洗い流すか、殺虫剤を散布します。
カイガラムシ:枝に小さな固い殻のような虫が付着します。早期発見が重要で、エタノールで拭き取るか殺虫剤を使用します。
予防対策
定期的な観察で早期発見を心がけます。
風通しを良くし、過湿を避けます。
落葉や剪定枝はすぐに処分し、病原菌の繁殖を防ぎます。
樹勢を維持するために適切な肥培管理を行います。
ハナズオウの活用方法
1. 庭木としての活用
ハナズオウは中型の落葉樹として、庭の中心的な存在になります。単木で植えれば、春になると幹から花が吹き出す様子が美しく、シンボルツリーとして最適です。また、複数本をグループ植えすることで、より豪華な花の景観を楽しむことができます。
2. シンボルツリーとして
エントランスや庭の中心に植えることで、春の訪れを告げる素晴らしいシンボルツリーとなります。葉が出る前に花が咲くため、その姿は一層印象的です。
3. 生け垣や目隠しとして
複数のハナズオウを列植することで、季節感あふれる生け垣を作ることができます。樹高が3~5mほどになるため、適度な目隠し効果も期待できます。
4. 盆栽としての楽しみ方
ハナズオウは盆栽の素材としても人気があります。幹に直接花をつける特性と、心形の葉が盆栽の美的要素として高く評価されています。
5. 花木との組み合わせ
ハナズオウは他の春咲きの花木と組み合わせることで、より豊かな庭の景観を作り出せます。特に、ユキヤナギ、レンギョウ、モクレンなどとの相性が良いです。
四季を通じたハナズオウの魅力
ハナズオウは一年を通じて異なる表情を見せる魅力的な庭木です。
春(3月~5月)
最も美しい季節です。葉が出る前に枝や幹に直接、鮮やかなピンクの花を咲かせ、庭全体を彩ります。花期は約2週間程度で、開花後には心形の若葉が展開します。
夏(6月~8月)
深緑の心形の葉が茂り、涼しげな木陰を作ります。この時期は特に目立った変化はありませんが、青々とした葉が夏の庭に清涼感をもたらします。
秋(9月~11月)
葉は黄色に色づき、秋の庭に温かみを加えます。ハナズオウの紅葉は派手ではありませんが、上品な黄色が秋の庭園によく馴染みます。
冬(12月~2月)
落葉後は枝ぶりの美しさが際立ちます。幹の肌が滑らかで、独特の枝の配置が冬の庭に彫刻的な美しさを添えます。
ハナズオウにまつわる豆知識
花言葉
ハナズオウの花言葉は「恋の訪れ」「愛情」「心の絆」などです。心形の葉とピンクの花が、愛情や絆を象徴していると考えられています。
名前の由来
「花蘇芳」という漢字は、花の色が紅色の染料である「蘇芳(すおう)」に似ていることから名付けられました。
欧米での「ユダの木」伝説
ヨーロッパハナズオウには「ユダの木」という別名があります。これは、イエス・キリストを裏切ったユダがこの木で首を吊ったという伝説に由来します。その後、白かった花が恥じらいでピンク色に変わったと言われています。
北米先住民の利用
北米原産のアメリカハナズオウは、先住民によって食用や薬用として利用されていました。若い花や豆果は食用にされ、樹皮は咳や下痢の治療に使われていたという記録があります。
まとめ:ハナズオウで彩る四季の庭
ハナズオウ(花蘇芳)は、春の訪れを告げる美しい花と、心形の葉、そして一年を通して楽しめる樹形の美しさで、日本の庭園に欠かせない存在です。日当たりと水はけの良い場所に植え、適切な水やりと肥料管理、そして控えめな剪定を行うことで、長く美しい姿を楽しむことができます。
初心者でも育てやすく、比較的病害虫にも強いことから、ガーデニング初心者の方にもおすすめの庭木です。シンボルツリーや生け垣、あるいは他の花木との組み合わせなど、さまざまな形で庭に取り入れることができます。
ピンク色の花が幹から吹き出すような独特の開花様式は、春の庭に特別な魅力を添えます。ぜひハナズオウを庭に植えて、四季折々の表情を楽しんでみてはいかがでしょうか。
最後に:ハナズオウを植える際には、将来の樹形や大きさを想定して、十分なスペースを確保することが大切です。また、地域の気候条件によって生育状況が異なる場合がありますので、お住まいの地域の条件に合わせた育て方を心がけましょう。美しいハナズオウとともに、四季折々の庭の変化を楽しむガーデニングライフをお過ごしください。
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シラン Bletilla⠀紫の花が咲きだした。2025年4月21日⠀シランは、Bletilla striataとして知られる丈夫な地生蘭です。
シラン Bletilla
シラン Bletilla⠀紫の花が咲きだした。2025年4月21日⠀シランは、Bletilla striataとして知られる丈夫な地生蘭です。
シランは、Bletilla striataとして知られる丈夫な地生蘭です。繊細な花と特徴的な葉が、庭に優雅なアクセントを加えてくれます。観賞用としてだけでなく、ガーデニング初心者にも育てやすい点が評価され、多くの方に愛されています。
【シランの特徴と魅力】
・花の美しさ
・春から初夏にかけて咲く花は、薄紫やピンクがかった色合いで、オーキッドのような独特のフォルムを持ちます。
・花茎にまとまって咲く姿は、庭に上品な存在感を与えます。
・葉の魅力
・幅広く、しなやかで折りたたまれた葉は、視覚的にも涼やかで和風の趣があります。
・季節ごとの葉の質感の変化も楽しめ、庭全体に落ち着いた雰囲気を醸し出します。
・耐寒性と育てやすさ
・日本の気候に適応し、耐寒性も高いため、寒い季節でも安心して育ちます。
・半日陰や明るい日陰でも元気に育つため、庭のシェードプランツとしても最適です。
【シランの基本的な育て方】
■ 場所選び
・直射日光より、明るい半日陰が理想的です。
・風通しの良い場所に置くと、病気の予防にもなります。
■ 土壌と植え付け
・透水性と保湿性に優れた、腐葉土を混ぜた弱酸性の土が適しています。
・植え付けは春先(3~4月)が好適で、根が十分に広がるように余裕のある穴を掘りましょう。
■ 水やりと肥料
・生育期は土の乾いた表面にたっぷり水を与え、過湿にならないよう注意します。
・春から初夏にかけては、緩効性肥料を施すと花付きがより良くなります。
【シランの利用と魅力のまとめ】
シランは、そのエレガントな花姿と美しい葉が、和風からモダンな庭まで幅広く活躍します。単独で植えても、他の花々と組み合わせても、どちらも高い観賞価値を持っています。
あなたの庭に優雅で落ち着いた彩りを加えてみませんか。自然との対話を楽しみながら、四季折々の美を感じるガーデンライフを実現してください。
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シラン Bletilla⠀紫の花が咲きだした。2025年4月21日⠀シランは、Bletilla striataとして知られる丈夫な地生蘭です。
シランは、Bletilla striataとして知られる丈夫な地生蘭です。繊細な花と特徴的な葉が、庭に優雅なアクセントを加えてくれます。観賞用としてだけでなく、ガーデニング初心者にも育てやすい点が評価され、多くの方に愛されています。
【シランの特徴と魅力】
・花の美しさ
・春から初夏にかけて咲く花は、薄紫やピンクがかった色合いで、オーキッドのような独特のフォルムを持ちます。
・花茎にまとまって咲く姿は、庭に上品な存在感を与えます。
・葉の魅力
・幅広く、しなやかで折りたたまれた葉は、視覚的にも涼やかで和風の趣があります。
・季節ごとの葉の質感の変化も楽しめ、庭全体に落ち着いた雰囲気を醸し出します。
・耐寒性と育てやすさ
・日本の気候に適応し、耐寒性も高いため、寒い季節でも安心して育ちます。
・半日陰や明るい日陰でも元気に育つため、庭のシェードプランツとしても最適です。
【シランの基本的な育て方】
■ 場所選び
・直射日光より、明るい半日陰が理想的です。
・風通しの良い場所に置くと、病気の予防にもなります。
■ 土壌と植え付け
・透水性と保湿性に優れた、腐葉土を混ぜた弱酸性の土が適しています。
・植え付けは春先(3~4月)が好適で、根が十分に広がるように余裕のある穴を掘りましょう。
■ 水やりと肥料
・生育期は土の乾いた表面にたっぷり水を与え、過湿にならないよう注意します。
・春から初夏にかけては、緩効性肥料を施すと花付きがより良くなります。
【シランの利用と魅力のまとめ】
シランは、そのエレガントな花姿と美しい葉が、和風からモダンな庭まで幅広く活躍します。単独で植えても、他の花々と組み合わせても、どちらも高い観賞価値を持っています。
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早咲きのつるゴールドバニーで迎える春―黄色い花が照らすガーデンストーリー Gold Bunny Climbing⠀黄色の花がポツポツ咲きだした。2025年4月21日
つるゴールドバニー Gold Bunny Climbing⠀黄色の花がポツポツ咲きだした。2025年4月21日
【つるゴールドバニー育て方】黄色の花がポツポツ開花!初心者向け剪定・誘引ガイド
「つるゴールドバニー Gold Bunny Climbing 黄色の花がポツポツ咲きだした。2025年4月21日」
春の庭が日に日に色鮮やかになる4月下旬、ついに我が家の「つるゴールドバニー」も開花の時を迎えました! まだ株全体を覆うほどではありませんが、アーチやフェンスのあちこちで、太陽のように明るい黄色の花が「ポツポツ」と咲き始めたのです。この最初の一輪、二輪が開く瞬間は、まるで庭にぽっと灯りがともったようで、見ているだけで心が温かくなりますね。本格的な開花への期待が膨らむ、嬉しい季節の始まりです。
フランスの名門メイアン社が生んだ「つるゴールドバニー」は、人気のフロリバンダ品種「ゴールドバニー」の枝変わり。元の品種譲りの鮮やかな黄色、優れた耐病性、そして育てやすさを兼ね備え、さらに枝を長く伸ばして庭をダイナミックに彩るクライミングローズ(つるバラ)として、世界中で愛されています。
「鮮やかな黄色のつるバラ、素敵だな!」
「初心者でも育てやすいって本当?」
「つるバラの剪定や誘引、どうすればいいか知りたい」
この記事では、そんな開花が始まったばかりの「つるゴールドバニー」に改めて注目し、その基本情報から輝かしい魅力、初心者でも安心して育てられる詳しい方法、そしてつるバラならではの剪定・誘引のコツ、さらには庭での素敵な活用アイデアまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも「つるゴールドバニー」を自信を持って育て、その明るい黄色の花を存分に楽しむことができるようになるはずです。さあ、太陽カラーのつるバラの世界へご案内しましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「つるゴールドバニー」も栽培しており、その経験に基づいた実践的な情報をお届けします。
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X (Twitter): @02memo3 - 日々のバラ管理の記録や気づきをリアルタイムで。
1. 太陽カラーのつるバラ:'つるゴールドバニー'とは?
まずは、「つるゴールドバニー」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールを見ていきましょう。
作出: 1991年 / フランス / メイアン (Meilland International)
系統: ClF (クライミング・フロリバンダ)
フロリバンダ(中輪房咲き四季咲き)系の人気品種 'Gold Bunny' の枝変わり(つる性になったもの)。
樹形: クライミング(つるバラ)
樹高: 2.5m ~ 3.5m程度(地植えの場合。環境や仕立て方により変動)
咲き方: 返り咲き(主に春に多くの花が咲き、その後、夏から秋にかけてもポツポツと繰り返し咲く)。早咲きの傾向がある。
花色: 黄色系統(鮮やかで濃い黄色。褪色しにくいとされる)
花形: 丸弁カップ咲き、または半剣弁高芯咲きとも表現される。開くにつれてやや平咲きになる。波打つ花弁が美しい。
花径: 中輪~大輪(約10cm)
花弁数: 約25枚
香り: 微香(ティー系の優しい香り)
葉: 明るい緑色の照り葉
枝: しなやかさは中程度、トゲは標準的。
耐病性: 非常に高い。特に黒点病(黒星病)に強いとされる。
育てやすさ: 耐病性が高く、樹勢もそこそこあるため、初心者にもおすすめできる育てやすい品種。
花持ち: 良い。
'Gold Bunny'からの華麗なる変身
元の品種であるフロリバンダの 'Gold Bunny' は、その名の通り、鮮やかな黄色と育てやすさで人気を博した品種です。「つるゴールドバニー」は、その優れた性質を受け継ぎながら、枝を長く伸ばすクライミングタイプへと変化した、まさに「良いとこ取り」の品種と言えるでしょう。壁面やアーチなど、よりダイナミックな演出が可能になりました。
2. 'つるゴールドバニー' が愛される理由:その魅力に迫る!
なぜ「つるゴールドバニー」は多くのガーデナーに選ばれ、愛され続けているのでしょうか?
魅力1:庭を照らす! 輝くような鮮やかな黄色
このバラの最大の魅力は、何と言ってもそのクリアで鮮やかな黄色の花色です。太陽の光を浴びると、まさに黄金色に輝くように見え、庭全体をパッと明るく元気な雰囲気にしてくれます。黄色いバラの中には、咲き進むと色が褪せて白っぽくなるものもありますが、「つるゴールドバニー」は比較的色が褪せにくいとされています。ポツポツと咲き始めた花も、その鮮やかさで確かな存在感を放っています。
魅力2:整った花形と、長く楽しめる豊かな開花
カップ咲きから始まり、波打つ花弁が開いていく様子はとても優雅です。花径も10cmほどと見応えがあり、一輪でも美しいですが、房咲きになることもあります。返り咲き性があり、春の豪華な開花の後も、夏から秋にかけて繰り返し花を見せてくれるのも嬉しいポイント。さらに、花持ちが良いため、切り花としても楽しめます。
魅力3:病気に強く育てやすい! 初心者も安心の強健さ
バラ栽培で悩みの種となりやすい黒点病(黒星病)に特に強いという、素晴らしい耐病性を持っています。うどんこ病にも比較的強く、病気の心配が少ないため、農薬の使用を減らしたい方や、バラ栽培初心者の方でも安心して育てることができます。樹勢も安定しており、育てやすい強健品種です。
魅力4:様々なシーンで活躍! 多様な仕立て方
しなやかさも持ち合わせた枝は、アーチ、フェンス、オベリスク、ポールなど、様々な構造物に誘引して楽しむことができます。壁面に這わせても素敵です。また、大きめの鉢を使えば、鉢植えで育てることも可能です。庭のスペースやデザインに合わせて、自由に仕立てられる適応力の高さも魅力です。
魅力5:春をいち早く告げる早咲き性
他のバラよりも少し早く咲き始める早咲きの傾向があります。春のバラシーズン到来を、他のバラに先駆けて知らせてくれるかもしれません。今日、ポツポツと咲き始めたのも、その早咲き性のおかげでしょう。
3. 'つるゴールドバニー'の育て方【完全ガイド】初心者も安心!
ここからは、「つるゴールドバニー」を元気に育て、毎年美しい黄色の花を楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
3.1. 植え付け:健やかな成長のための第一歩!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも5~6時間以上の日照が確保できる場所を選びましょう。日当たりが良いほど、花付きが良く、花色も鮮やかになります。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に繋がります。壁際などに植える場合も、壁との間に少し空間を空けるなど工夫しましょう。
誘引スペース: つるバラなので、枝を誘引するための**十分なスペース(壁面、フェンス、アーチなど)**がある場所を選びます。成長後の大きさを考慮しましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥や腐葉土、元肥(緩効性肥料)を混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします(特にポット苗の場合、根が回っていたら底を少し崩す)。裸苗の場合は、根を水に数時間浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分(株元のこぶ状の部分)が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。深植えは避けます。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
地植えの場合は、株が安定するまで仮の支柱を立てると良いでしょう。
3.2. 水やり:基本を守って、乾湿のメリハリを
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に開花期(今!)は、花をきれいに咲かせ続けるために水分が必要なので、水切れに注意が必要です。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日~朝夕2回必要なことも。日中の高温時は避けます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣をつけましょう。
3.3. 肥料:美しい花を咲かせ続けるために!
バラは肥料を好む植物です。「つるゴールドバニー」の返り咲き性を引き出し、たくさんの花を咲かせるためには、適切な施肥が欠かせません。
寒肥(元肥): 冬の休眠期(12月~1月頃)に、有機質肥料(油かす、骨粉、発酵済み牛ふんなど)や緩効性化成肥料を、株元から少し離れた場所に施します。これが1年間の生育の基礎となります。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与え、芽の成長を促します。
開花期の追肥: 蕾が膨らみ、花がポツポツと咲き始めたこの時期(4月~5月)、開花エネルギーを補給するために液体肥料を週に1回程度与えるのが効果的です。
お礼肥: 春の一番花が終わった後(5月~6月頃)に、開花で消耗した体力を回復させるために、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。
夏の追肥: 夏にも返り咲きますが、暑さで株が弱り気味な場合は、肥料は控えるか、薄めの液体肥料を少量与える程度にします。
秋の追肥: 秋の開花に向けて(8月下旬~9月頃)に、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料を使うと、バランス良く栄養を与えることができます。緩効性肥料を基本とし、生育期には液体肥料を補助的に使うのがおすすめです。
3.4. 病害虫対策:耐病性は高いが、油断なく観察を!
「つるゴールドバニー」は耐病性が高い品種ですが、病害虫が全く発生しないわけではありません。基本的な対策は行いましょう。
耐病性: 特に黒点病(黒星病)に強いのは大きなメリットです。
注意すべき病害虫:
うどんこ病: 風通しが悪く、乾燥気味の時に発生しやすいです。葉や新芽が白い粉を吹いたようになります。
アブラムシ: 春先の新芽や蕾に付きやすいです。咲き始めた花にも集まることがあります。
ハダニ: 高温乾燥時に葉裏に発生しやすいです。葉色が悪くなります。
その他: バラゾウムシ、チュウレンジハバチなど、バラには様々な害虫が付きます。
対策と予防:
風通しと日当たりを確保する: 適切な剪定と誘引が基本です。
定期的な観察: 葉の裏も含めて、病害虫がいないかこまめにチェックします。特に開花期はアブラムシに注意。
早期発見・早期対処: 病気の葉は取り除き、害虫は手で捕殺するか、数が少ないうちに薬剤を使用します。
薬剤散布: 耐病性が高いとはいえ、環境によっては病害虫が発生します。必要に応じて、予防的または治療的に薬剤(殺菌剤・殺虫剤)を散布します。薬剤はローテーションして使うのが効果的です。
4. 【重要】つるバラとしての剪定と誘引:美しい姿と豊かな花のために!
「つるゴールドバニー」を美しく咲かせるためには、つるバラとしての適切な「剪定」と「誘引」が最も重要です。
4.1. 剪定と誘引の目的
美しい樹形を作り、構造物(アーチ、フェンス等)に沿わせる。
花付きを良くする(花が咲く枝を効率よく発生させる)。
古い枝を整理し、株を若返らせる。
風通しや日当たりを改善し、病害虫を予防する。
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):春の景色を作るメイン作業!
冬の休眠期に行う剪定と誘引が、春の豪華な開花を決定づけます。
剪定:
まず、枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝などを付け根から切り取ります。
次に、株元から数えて3~4年以上経った古い主枝(樹皮がゴツゴツしていることが多い)があれば、これも付け根から切り取り、新しい元気なシュートへの世代交代を促します。
残した若くて元気な主枝(主に前年伸びたシュート)は、先端を軽く切り詰める程度にします。
その主枝から出ている**細い枝(側枝)**に春の花が咲きます。この側枝を、**付け根から数えて2~3芽(長さ10~15cm程度)**残して切り詰めます。
誘引:
剪定が終わったら、残した主枝をアーチ、フェンス、オベリスクなどの構造物に固定していきます。
最大のポイントは、枝をできるだけ水平に近い角度(斜め45度以下)に寝かせて誘引すること! これにより、枝の各節から上向きに花を咲かせる側枝がたくさん伸びてきます。
枝同士が重ならないように、空間にバランス良く配置します。
麻ひもやビニールタイなどで、枝に食い込まないように、ゆとりを持たせて8の字に結びつけ、しっかりと固定します。
4.3. 花後の剪定(随時):返り咲きを促す!
「つるゴールドバニー」は返り咲き性があるので、花後の手入れで次の開花を促します。
花がら切り: 咲き終わった花は、花がらだけでなく、花の下の5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上で切り戻します。 これをこまめに行うことで、株の消耗を防ぎ、次の花芽が上がりやすくなります。今ポツポツ咲き始めた花も、終わったら忘れずに行いましょう。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で切り戻します。
4.4. シュートの管理(春~夏)
春から夏にかけて、株元や枝の途中から勢いよく伸びてくるシュートは、来年以降の主役となる大切な枝です。
保護: 非常に柔らかく折れやすいので、見つけたら早めに支柱を立てて保護しましょう。
仮誘引: 伸びてきたら、邪魔にならないように、また風で折れないように、支柱や既存の枝に軽く留めておきます(本格的な誘引は冬)。
4.5. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋にも花を楽しみたい場合、夏剪定を行うことがあります。春に咲いた枝などを軽く切り戻し、株全体を整えます。ただし、つるバラの夏剪定は必須ではなく、軽く整える程度にとどめます。
5. 'つるゴールドバニー' を活かすガーデンアイデア:明るい黄色で庭を彩る!
鮮やかな黄色の「つるゴールドバニー」は、庭の様々なシーンで活躍します。
明るいフォーカルポイント: 黄色は庭を明るくし、元気をくれる色です。アーチやオベリスク、玄関先のフェンスなど、目立つ場所に誘引すれば、素晴らしいフォーカルポイントになります。
壁面やフェンスを華やかに: 広範囲を鮮やかな黄色で覆うことができます。特に、濃い緑の生垣や、ブルーグレー、ブラウン系の壁などを背景にすると、黄色が一層美しく映えます。
他の植物との組み合わせで色彩豊かに:
クレマチス: 特に青や紫系のクレマチスとの組み合わせは、黄色の補色となり、お互いを引き立て合う最高のパートナーです。'ジャックマニー' や 'エトワール・バイオレット' などと合わせると、非常に美しい景観になります。
他のバラ: アプリコット系やオレンジ系のバラと合わせて暖色系のグラデーションを楽しんだり、白バラと合わせて爽やかな印象にしたり。
下草: 株元には、ブルー系のネペタ(キャットミント)やサルビア、紫色のゲラニウムなどを合わせると、色の対比が楽しめます。
鉢植え(大型)で楽しむ: 大きめの鉢(10号以上推奨)とオベリスクなどの支柱を使えば、鉢植えで管理することも可能です。移動できるので、日当たり管理がしやすい利点もあります。
6. まとめ:太陽のような輝きを放つ、育てやすい黄色いバラ
今回は、フランス・メイアン社の銘花「つるゴールドバニー」について、その魅力、育て方の詳細、そしてつるバラとしての管理ポイントを詳しくご紹介しました。
つるゴールドバニーは、鮮やかで褪色しにくい黄色の花が魅力のクライミングローズ。
フロリバンダの枝変わりで、返り咲き性があり、春以降も繰り返し花を楽しめる。
最大の特長は、黒点病に強いなど、抜群の耐病性と育てやすさ。初心者にもおすすめ。
育て方のポイントは、日当たりの確保、適切な水やりと肥料、そしてつるバラとしての冬の剪定・誘引。
アーチ、フェンス、オベリスクなど、様々な仕立て方が可能で、庭を明るく彩る。
今日、庭でポツポツと咲き始めた「つるゴールドバニー」。この最初の一歩から、やがて株全体が鮮やかな黄色い花で覆われる日が来るのが待ち遠しいですね。
その育てやすさと美しさを兼ね備えた「つるゴールドバニー」は、きっとあなたの庭に、輝くような喜びと彩りをもたらしてくれるはずです。ぜひ、この素晴らしいバラとの暮らしを楽しんでください。
[02memo]では、「つるゴールドバニー」の成長記録や開花の様子、他のバラの情報も発信しています。ぜひ、ブログやSNS、YouTubeもチェックしてみてくださいね!
つるゴールドバニー Gold Bunny Climbing メイアン Meilland フランス ツル クライミング・ローズ ClF クライミング フロリパンダ 繰り返し咲き 黄色系統 黄色 半剣弁高芯咲き 中輪 微香
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【つるゴールドバニー育て方】黄色の花がポツポツ開花!初心者向け剪定・誘引ガイド
「つるゴールドバニー Gold Bunny Climbing 黄色の花がポツポツ咲きだした。2025年4月21日」
春の庭が日に日に色鮮やかになる4月下旬、ついに我が家の「つるゴールドバニー」も開花の時を迎えました! まだ株全体を覆うほどではありませんが、アーチやフェンスのあちこちで、太陽のように明るい黄色の花が「ポツポツ」と咲き始めたのです。この最初の一輪、二輪が開く瞬間は、まるで庭にぽっと灯りがともったようで、見ているだけで心が温かくなりますね。本格的な開花への期待が膨らむ、嬉しい季節の始まりです。
フランスの名門メイアン社が生んだ「つるゴールドバニー」は、人気のフロリバンダ品種「ゴールドバニー」の枝変わり。元の品種譲りの鮮やかな黄色、優れた耐病性、そして育てやすさを兼ね備え、さらに枝を長く伸ばして庭をダイナミックに彩るクライミングローズ(つるバラ)として、世界中で愛されています。
「鮮やかな黄色のつるバラ、素敵だな!」
「初心者でも育てやすいって本当?」
「つるバラの剪定や誘引、どうすればいいか知りたい」
この記事では、そんな開花が始まったばかりの「つるゴールドバニー」に改めて注目し、その基本情報から輝かしい魅力、初心者でも安心して育てられる詳しい方法、そしてつるバラならではの剪定・誘引のコツ、さらには庭での素敵な活用アイデアまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも「つるゴールドバニー」を自信を持って育て、その明るい黄色の花を存分に楽しむことができるようになるはずです。さあ、太陽カラーのつるバラの世界へご案内しましょう!
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1. 太陽カラーのつるバラ:'つるゴールドバニー'とは?
まずは、「つるゴールドバニー」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールを見ていきましょう。
作出: 1991年 / フランス / メイアン (Meilland International)
系統: ClF (クライミング・フロリバンダ)
フロリバンダ(中輪房咲き四季咲き)系の人気品種 'Gold Bunny' の枝変わり(つる性になったもの)。
樹形: クライミング(つるバラ)
樹高: 2.5m ~ 3.5m程度(地植えの場合。環境や仕立て方により変動)
咲き方: 返り咲き(主に春に多くの花が咲き、その後、夏から秋にかけてもポツポツと繰り返し咲く)。早咲きの傾向がある。
花色: 黄色系統(鮮やかで濃い黄色。褪色しにくいとされる)
花形: 丸弁カップ咲き、または半剣弁高芯咲きとも表現される。開くにつれてやや平咲きになる。波打つ花弁が美しい。
花径: 中輪~大輪(約10cm)
花弁数: 約25枚
香り: 微香(ティー系の優しい香り)
葉: 明るい緑色の照り葉
枝: しなやかさは中程度、トゲは標準的。
耐病性: 非常に高い。特に黒点病(黒星病)に強いとされる。
育てやすさ: 耐病性が高く、樹勢もそこそこあるため、初心者にもおすすめできる育てやすい品種。
花持ち: 良い。
'Gold Bunny'からの華麗なる変身
元の品種であるフロリバンダの 'Gold Bunny' は、その名の通り、鮮やかな黄色と育てやすさで人気を博した品種です。「つるゴールドバニー」は、その優れた性質を受け継ぎながら、枝を長く伸ばすクライミングタイプへと変化した、まさに「良いとこ取り」の品種と言えるでしょう。壁面やアーチなど、よりダイナミックな演出が可能になりました。
2. 'つるゴールドバニー' が愛される理由:その魅力に迫る!
なぜ「つるゴールドバニー」は多くのガーデナーに選ばれ、愛され続けているのでしょうか?
魅力1:庭を照らす! 輝くような鮮やかな黄色
このバラの最大の魅力は、何と言ってもそのクリアで鮮やかな黄色の花色です。太陽の光を浴びると、まさに黄金色に輝くように見え、庭全体をパッと明るく元気な雰囲気にしてくれます。黄色いバラの中には、咲き進むと色が褪せて白っぽくなるものもありますが、「つるゴールドバニー」は比較的色が褪せにくいとされています。ポツポツと咲き始めた花も、その鮮やかさで確かな存在感を放っています。
魅力2:整った花形と、長く楽しめる豊かな開花
カップ咲きから始まり、波打つ花弁が開いていく様子はとても優雅です。花径も10cmほどと見応えがあり、一輪でも美しいですが、房咲きになることもあります。返り咲き性があり、春の豪華な開花の後も、夏から秋にかけて繰り返し花を見せてくれるのも嬉しいポイント。さらに、花持ちが良いため、切り花としても楽しめます。
魅力3:病気に強く育てやすい! 初心者も安心の強健さ
バラ栽培で悩みの種となりやすい黒点病(黒星病)に特に強いという、素晴らしい耐病性を持っています。うどんこ病にも比較的強く、病気の心配が少ないため、農薬の使用を減らしたい方や、バラ栽培初心者の方でも安心して育てることができます。樹勢も安定しており、育てやすい強健品種です。
魅力4:様々なシーンで活躍! 多様な仕立て方
しなやかさも持ち合わせた枝は、アーチ、フェンス、オベリスク、ポールなど、様々な構造物に誘引して楽しむことができます。壁面に這わせても素敵です。また、大きめの鉢を使えば、鉢植えで育てることも可能です。庭のスペースやデザインに合わせて、自由に仕立てられる適応力の高さも魅力です。
魅力5:春をいち早く告げる早咲き性
他のバラよりも少し早く咲き始める早咲きの傾向があります。春のバラシーズン到来を、他のバラに先駆けて知らせてくれるかもしれません。今日、ポツポツと咲き始めたのも、その早咲き性のおかげでしょう。
3. 'つるゴールドバニー'の育て方【完全ガイド】初心者も安心!
ここからは、「つるゴールドバニー」を元気に育て、毎年美しい黄色の花を楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
3.1. 植え付け:健やかな成長のための第一歩!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも5~6時間以上の日照が確保できる場所を選びましょう。日当たりが良いほど、花付きが良く、花色も鮮やかになります。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に繋がります。壁際などに植える場合も、壁との間に少し空間を空けるなど工夫しましょう。
誘引スペース: つるバラなので、枝を誘引するための**十分なスペース(壁面、フェンス、アーチなど)**がある場所を選びます。成長後の大きさを考慮しましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥や腐葉土、元肥(緩効性肥料)を混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします(特にポット苗の場合、根が回っていたら底を少し崩す)。裸苗の場合は、根を水に数時間浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分(株元のこぶ状の部分)が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。深植えは避けます。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
地植えの場合は、株が安定するまで仮の支柱を立てると良いでしょう。
3.2. 水やり:基本を守って、乾湿のメリハリを
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に開花期(今!)は、花をきれいに咲かせ続けるために水分が必要なので、水切れに注意が必要です。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日~朝夕2回必要なことも。日中の高温時は避けます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣をつけましょう。
3.3. 肥料:美しい花を咲かせ続けるために!
バラは肥料を好む植物です。「つるゴールドバニー」の返り咲き性を引き出し、たくさんの花を咲かせるためには、適切な施肥が欠かせません。
寒肥(元肥): 冬の休眠期(12月~1月頃)に、有機質肥料(油かす、骨粉、発酵済み牛ふんなど)や緩効性化成肥料を、株元から少し離れた場所に施します。これが1年間の生育の基礎となります。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与え、芽の成長を促します。
開花期の追肥: 蕾が膨らみ、花がポツポツと咲き始めたこの時期(4月~5月)、開花エネルギーを補給するために液体肥料を週に1回程度与えるのが効果的です。
お礼肥: 春の一番花が終わった後(5月~6月頃)に、開花で消耗した体力を回復させるために、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。
夏の追肥: 夏にも返り咲きますが、暑さで株が弱り気味な場合は、肥料は控えるか、薄めの液体肥料を少量与える程度にします。
秋の追肥: 秋の開花に向けて(8月下旬~9月頃)に、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料を使うと、バランス良く栄養を与えることができます。緩効性肥料を基本とし、生育期には液体肥料を補助的に使うのがおすすめです。
3.4. 病害虫対策:耐病性は高いが、油断なく観察を!
「つるゴールドバニー」は耐病性が高い品種ですが、病害虫が全く発生しないわけではありません。基本的な対策は行いましょう。
耐病性: 特に黒点病(黒星病)に強いのは大きなメリットです。
注意すべき病害虫:
うどんこ病: 風通しが悪く、乾燥気味の時に発生しやすいです。葉や新芽が白い粉を吹いたようになります。
アブラムシ: 春先の新芽や蕾に付きやすいです。咲き始めた花にも集まることがあります。
ハダニ: 高温乾燥時に葉裏に発生しやすいです。葉色が悪くなります。
その他: バラゾウムシ、チュウレンジハバチなど、バラには様々な害虫が付きます。
対策と予防:
風通しと日当たりを確保する: 適切な剪定と誘引が基本です。
定期的な観察: 葉の裏も含めて、病害虫がいないかこまめにチェックします。特に開花期はアブラムシに注意。
早期発見・早期対処: 病気の葉は取り除き、害虫は手で捕殺するか、数が少ないうちに薬剤を使用します。
薬剤散布: 耐病性が高いとはいえ、環境によっては病害虫が発生します。必要に応じて、予防的または治療的に薬剤(殺菌剤・殺虫剤)を散布します。薬剤はローテーションして使うのが効果的です。
4. 【重要】つるバラとしての剪定と誘引:美しい姿と豊かな花のために!
「つるゴールドバニー」を美しく咲かせるためには、つるバラとしての適切な「剪定」と「誘引」が最も重要です。
4.1. 剪定と誘引の目的
美しい樹形を作り、構造物(アーチ、フェンス等)に沿わせる。
花付きを良くする(花が咲く枝を効率よく発生させる)。
古い枝を整理し、株を若返らせる。
風通しや日当たりを改善し、病害虫を予防する。
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):春の景色を作るメイン作業!
冬の休眠期に行う剪定と誘引が、春の豪華な開花を決定づけます。
剪定:
まず、枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝などを付け根から切り取ります。
次に、株元から数えて3~4年以上経った古い主枝(樹皮がゴツゴツしていることが多い)があれば、これも付け根から切り取り、新しい元気なシュートへの世代交代を促します。
残した若くて元気な主枝(主に前年伸びたシュート)は、先端を軽く切り詰める程度にします。
その主枝から出ている**細い枝(側枝)**に春の花が咲きます。この側枝を、**付け根から数えて2~3芽(長さ10~15cm程度)**残して切り詰めます。
誘引:
剪定が終わったら、残した主枝をアーチ、フェンス、オベリスクなどの構造物に固定していきます。
最大のポイントは、枝をできるだけ水平に近い角度(斜め45度以下)に寝かせて誘引すること! これにより、枝の各節から上向きに花を咲かせる側枝がたくさん伸びてきます。
枝同士が重ならないように、空間にバランス良く配置します。
麻ひもやビニールタイなどで、枝に食い込まないように、ゆとりを持たせて8の字に結びつけ、しっかりと固定します。
4.3. 花後の剪定(随時):返り咲きを促す!
「つるゴールドバニー」は返り咲き性があるので、花後の手入れで次の開花を促します。
花がら切り: 咲き終わった花は、花がらだけでなく、花の下の5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上で切り戻します。 これをこまめに行うことで、株の消耗を防ぎ、次の花芽が上がりやすくなります。今ポツポツ咲き始めた花も、終わったら忘れずに行いましょう。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で切り戻します。
4.4. シュートの管理(春~夏)
春から夏にかけて、株元や枝の途中から勢いよく伸びてくるシュートは、来年以降の主役となる大切な枝です。
保護: 非常に柔らかく折れやすいので、見つけたら早めに支柱を立てて保護しましょう。
仮誘引: 伸びてきたら、邪魔にならないように、また風で折れないように、支柱や既存の枝に軽く留めておきます(本格的な誘引は冬)。
4.5. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋にも花を楽しみたい場合、夏剪定を行うことがあります。春に咲いた枝などを軽く切り戻し、株全体を整えます。ただし、つるバラの夏剪定は必須ではなく、軽く整える程度にとどめます。
5. 'つるゴールドバニー' を活かすガーデンアイデア:明るい黄色で庭を彩る!
鮮やかな黄色の「つるゴールドバニー」は、庭の様々なシーンで活躍します。
明るいフォーカルポイント: 黄色は庭を明るくし、元気をくれる色です。アーチやオベリスク、玄関先のフェンスなど、目立つ場所に誘引すれば、素晴らしいフォーカルポイントになります。
壁面やフェンスを華やかに: 広範囲を鮮やかな黄色で覆うことができます。特に、濃い緑の生垣や、ブルーグレー、ブラウン系の壁などを背景にすると、黄色が一層美しく映えます。
他の植物との組み合わせで色彩豊かに:
クレマチス: 特に青や紫系のクレマチスとの組み合わせは、黄色の補色となり、お互いを引き立て合う最高のパートナーです。'ジャックマニー' や 'エトワール・バイオレット' などと合わせると、非常に美しい景観になります。
他のバラ: アプリコット系やオレンジ系のバラと合わせて暖色系のグラデーションを楽しんだり、白バラと合わせて爽やかな印象にしたり。
下草: 株元には、ブルー系のネペタ(キャットミント)やサルビア、紫色のゲラニウムなどを合わせると、色の対比が楽しめます。
鉢植え(大型)で楽しむ: 大きめの鉢(10号以上推奨)とオベリスクなどの支柱を使えば、鉢植えで管理することも可能です。移動できるので、日当たり管理がしやすい利点もあります。
6. まとめ:太陽のような輝きを放つ、育てやすい黄色いバラ
今回は、フランス・メイアン社の銘花「つるゴールドバニー」について、その魅力、育て方の詳細、そしてつるバラとしての管理ポイントを詳しくご紹介しました。
つるゴールドバニーは、鮮やかで褪色しにくい黄色の花が魅力のクライミングローズ。
フロリバンダの枝変わりで、返り咲き性があり、春以降も繰り返し花を楽しめる。
最大の特長は、黒点病に強いなど、抜群の耐病性と育てやすさ。初心者にもおすすめ。
育て方のポイントは、日当たりの確保、適切な水やりと肥料、そしてつるバラとしての冬の剪定・誘引。
アーチ、フェンス、オベリスクなど、様々な仕立て方が可能で、庭を明るく彩る。
今日、庭でポツポツと咲き始めた「つるゴールドバニー」。この最初の一歩から、やがて株全体が鮮やかな黄色い花で覆われる日が来るのが待ち遠しいですね。
その育てやすさと美しさを兼ね備えた「つるゴールドバニー」は、きっとあなたの庭に、輝くような喜びと彩りをもたらしてくれるはずです。ぜひ、この素晴らしいバラとの暮らしを楽しんでください。
[02memo]では、「つるゴールドバニー」の成長記録や開花の様子、他のバラの情報も発信しています。ぜひ、ブログやSNS、YouTubeもチェックしてみてくださいね!
つるゴールドバニー Gold Bunny Climbing メイアン Meilland フランス ツル クライミング・ローズ ClF クライミング フロリパンダ 繰り返し咲き 黄色系統 黄色 半剣弁高芯咲き 中輪 微香
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自然と対話する朝―2025年4月21日、庭の新緑と花々が語る春の育て方と魅力。早朝の庭の様子
早朝の庭の様子2025年4月21日
春の息吹を感じる庭の風景 - 2025年4月の美しい花々と育て方
春の訪れとともに庭は色鮮やかな景色へと変わり始めます。2025年4月21日の早朝、庭に出ると新緑のモミジ、ベニシダレの赤い新葉、ツツジのピンクの花、クレマチスの蕾と開花したピンクの花、そして早咲きのバラ「つるローズうらら」と「つるゴールドバニー」が目を楽しませてくれます。今回は、これらの植物の特徴と魅力、育て方について詳しくご紹介します。
モミジの新緑 - 春の爽やかな彩り
モミジといえば紅葉の季節が有名ですが、春の新緑も実は見逃せない美しさです。淡い黄緑色から若草色の葉が朝日に照らされる様子は、まさに春の息吹そのもの。
モミジの特徴と魅力
モミジ(カエデ)は日本を代表する落葉樹のひとつで、春の新緑、夏の緑陰、秋の紅葉と一年を通じて楽しめる樹木です。品種によって葉の形や色が異なり、イロハモミジ、オオモミジなど様々な種類があります。
特に春の新緑は、葉の切れ込みが美しく、光に透ける様子が繊細で風情があります。若葉の時期は淡い色合いで、夏に向けて次第に濃い緑へと変化していく様子も観察する楽しみがあります。
モミジの育て方
適した環境:
日当たり:明るい日陰から半日陰を好みます
土壌:水はけの良い弱酸性の土を好みます
耐寒性:比較的高いが、強風から保護することが望ましい
植え付け:
春(3〜4月)か秋(10〜11月)が適期です。根鉢の1.5倍ほどの大きさの穴を掘り、腐葉土と赤玉土を混ぜた土に植え付けます。
水やり:
若木のうちは乾燥に注意し、特に夏場は水切れしないよう気をつけましょう。成木になれば、雨が続かない限り週に1〜2回程度の水やりで十分です。
剪定:
基本的には自然樹形を活かすのが美しいですが、込み合った枝や内向きに伸びる枝は冬の落葉期に剪定して風通しを良くします。
肥料:
早春と秋に緩効性の肥料を施すと良いでしょう。肥料過多になると新葉の色が悪くなるので注意が必要です。
ベニシダレの赤い新葉 - 春の装いを華やかに
ベニシダレ(紅枝垂れ桜)は桜の花が散った後も、赤みを帯びた新葉が庭に彩りを添えてくれます。
ベニシダレの特徴と魅力
ベニシダレは、枝垂れ桜の一種で、春に淡いピンク色の花を咲かせた後、赤銅色の新葉が展開します。この赤い新葉は徐々に緑色に変化していきますが、新緑の季節に独特の彩りを添えてくれます。
枝垂れる優美な樹形と、春から初夏にかけての葉色の変化が魅力です。庭のシンボルツリーとしても人気があります。
ベニシダレの育て方
適した環境:
日当たり:日向を好みますが、真夏の直射日光は避けたほうが良いです
土壌:水はけの良い肥沃な土を好みます
耐寒性:比較的高いですが、強風に弱いので風当たりの強い場所は避けましょう
植え付け:
休眠期(11月〜3月)に植え付けるのが理想的です。根鉢の2倍ほどの穴を掘り、腐葉土と堆肥を混ぜた土を使います。
水やり:
植え付け後2〜3年は定期的な水やりが必要です。特に乾燥する時期は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。
剪定:
基本的には自然樹形を活かします。枯れ枝や込み合った枝は、花後〜初夏にかけて剪定するのがよいでしょう。強剪定は樹勢を弱めるので避けます。
肥料:
春と秋に緩効性の有機肥料を施します。肥料過多は枝葉ばかりが茂り、花つきが悪くなる原因になるので控えめにしましょう。
ツツジのピンクの花 - 春の定番、色鮮やかな庭の彩り
ツツジは春の庭を代表する花木のひとつ。特にピンク色の花は、春の陽気と相まって庭に生き生きとした表情をもたらします。
ツツジの特徴と魅力
日本では古くから親しまれてきたツツジは、4月から5月にかけて花を咲かせます。品種によって花の大きさや色、開花時期が異なり、白、ピンク、赤、紫など様々な色があります。
花の形も一重咲き、八重咲きなど多様で、中でもピンク色の花は、新緑と調和して春の庭に特別な魅力を添えます。また、多くの品種は常緑樹なので、一年を通じて庭の緑を保つ役割も果たします。
ツツジの育て方
適した環境:
日当たり:明るい日陰から日向まで適応範囲が広いです
土壌:弱酸性の水はけの良い土を好みます
耐寒性:品種によって差がありますが、多くは耐寒性があります
植え付け:
春(3〜4月)か秋(9〜10月)が適期です。根鉢の1.5〜2倍の大きさの穴を掘り、酸性の培養土やピートモスを混ぜた土に植え付けます。
水やり:
乾燥に弱いので、特に夏場は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。ただし、根元に水が溜まる状態は避けましょう。
剪定:
花後すぐに軽く剪定すると、翌年の花つきが良くなります。樹形を整えたい場合は、花後〜7月上旬までに行いましょう。秋以降の剪定は翌年の花芽を摘んでしまうことになるので避けます。
肥料:
花後と秋に酸性肥料を施します。アルカリ性の肥料は葉が黄化する原因になるので注意しましょう。
クレマチスの蕾とアブキクレマチスのピンクの花 - つる性植物の優雅な存在感
クレマチスは「つる植物の女王」とも呼ばれる美しい花を咲かせるつる性植物です。蕾から開花までの変化を楽しめるのも魅力のひとつです。
クレマチスの特徴と魅力
クレマチスは、世界中に約300種ほどある大きな植物グループで、品種によって花の形、大きさ、色、開花時期が異なります。蕾の状態から徐々に開花していく様子は日々の変化を感じさせてくれます。
アブキクレマチス(アーマンディー系)は、常緑性のクレマチスで、ピンクの花が特徴的です。早春から咲き始め、香りも良いことで知られています。花びらのように見える部分は実はがく片で、中心には小さな花びらと雄しべ、雌しべがあります。
クレマチスの育て方
適した環境:
日当たり:花は日向、根元は半日陰が理想的(根元が涼しいのを好みます)
土壌:水はけと保水性のバランスの良い、やや弱アルカリ性の土を好みます
耐寒性:品種によって差がありますが、一般的に耐寒性はあります
植え付け:
春(3〜5月)か秋(9〜10月)が適期です。鉢植えの場合は一回り大きな鉢に植え替えます。根元には日よけを施すと良いでしょう。
水やり:
乾燥に弱いので、特に生育期は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。蒸れに弱い品種もあるので、風通しを確保することも大切です。
誘引と剪定:
つる性のため、支柱やトレリスなどに誘引する必要があります。剪定は品種のグループによって方法が異なります。
早春咲き(アーマンディー系など):花後すぐに軽く剪定
春〜初夏咲き(モンタナ系など):花後に切り戻し
夏〜秋咲き(テキセンシス系など):早春に前年の枝を地上30cmほどで切り戻し
肥料:
春と秋に緩効性の有機肥料を施します。特に開花前の春の肥料は花つきを良くします。
早咲きのバラ - つるローズうららとつるゴールドバニー
春の庭を彩る早咲きのバラは、バラシーズンの始まりを告げる存在です。特につるタイプは垂直空間を活用できる点でも魅力的です。
つるローズうららの特徴と魅力
「つるローズうらら」は日本で育種された四季咲きのつるバラで、淡いピンク色の花を咲かせます。花径は7〜8cm程度で、可憐ながらも存在感があります。
香りは中程度で、病気に強く初心者にも育てやすいのが特徴です。また、四季咲き性のため春の開花が最も豪華ですが、秋までポツポツと咲き続けます。
つるゴールドバニーの特徴と魅力
「つるゴールドバニー」は、明るい黄色の花を咲かせるつるバラです。「ゴールドバニー」のつる性変異種で、花つきが良く、次々と花を咲かせる様子はまさに黄金の滝のようです。
耐病性に優れ、初心者でも育てやすい品種として人気があります。春の開花期に加え、秋にも美しい花を楽しませてくれます。
つるバラの育て方
適した環境:
日当たり:日向を好みます。最低でも半日は日が当たる場所が理想的です
土壌:水はけの良い肥沃な土を好みます
耐寒性:比較的高いですが、寒冷地では冬の保護が必要な場合があります
植え付け:
11月〜3月の休眠期が植え付けに適しています。根鉢の2倍ほどの穴を掘り、バラ用の培養土や堆肥をすき込んだ土に植え付けます。
水やり:
植え付け後や高温乾燥時には十分な水やりが必要です。ただし、過湿は根腐れの原因になるので、水はけを確保しましょう。
誘引と剪定:
つるバラはアーチやフェンス、トレリスなどに誘引して育てます。誘引は新しい枝が柔らかいうちに行うのがコツです。
剪定は基本的に花後に行います。つるバラは長いつるを残すことで翌年の花つきが良くなるので、強剪定は避け、古いつるや込み合った枝を選んで剪定します。
肥料:
春(3月)と秋(10月)に緩効性の有機肥料を施します。開花期前の追肥も花つきを良くします。
病害虫対策:
黒星病やうどんこ病、アブラムシなどに注意が必要です。風通しを良くし、早期発見・早期対処を心がけましょう。薬剤散布は予防的に行うと効果的です。
ジギタリスの花 - 森の妖精のような魅力的な姿
ジギタリス(フォックスグローブ)は、釣り鐘状の花が特徴的な多年草です。垂直に伸びる花茎に次々と花を咲かせる様子は、庭に独特の雰囲気をもたらします。
ジギタリスの特徴と魅力
ジギタリスは欧州原産の植物で、高さ1m以上にもなる花茎に、筒状の花を下向きにつけます。花色は白、ピンク、紫、黄色などさまざまで、花の内側には斑点模様があるのも魅力です。
二年草として育てられることが多く、1年目は葉だけで冬を越し、2年目に花を咲かせて種をつけた後に枯れますが、こぼれ種でよく殖えるので、一度植えると毎年楽しめることが多いです。
ジギタリスの育て方
適した環境:
日当たり:明るい日陰から半日陰を好みます
土壌:水はけの良い肥沃な土を好みます
耐寒性:比較的高く、日本の大部分の地域で冬越しできます
植え付け:
種まきは春(3〜4月)か秋(9〜10月)に行います。苗からの植え付けなら、春か秋が適期です。株間は30〜40cm程度空けましょう。
水やり:
乾燥に弱いので、特に夏場は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。ただし、根元に水が溜まる状態は避けましょう。
手入れ:
花後に花茎を切り戻すと、脇芽から新しい花茎が伸びることがあります。こぼれ種を期待する場合は、一部の花茎を残して種をつけさせると良いでしょう。
肥料:
春先に緩効性の有機肥料を施すと良いですが、肥料過多にならないよう注意しましょう。
注意点:
ジギタリスは有毒植物なので、小さなお子さんやペットのいる家庭では植える場所に注意が必要です。
梅の実 - 春の実りが夏の楽しみに
花が終わった梅の木には、小さな実がつき始めます。この時期の梅の実は、夏の梅仕事を想像させてくれる楽しみのひとつです。
梅の実の特徴と魅力
梅の実は花後に徐々に大きくなり、5〜6月頃に収穫期を迎えます。品種によって実の大きさや色、収穫時期が異なります。青梅から完熟梅まで、利用目的によって収穫時期を選ぶことができます。
梅の実がなる様子を観察することは、自然の営みを感じる貴重な経験です。また、自家製の梅干しや梅酒を作る楽しみも味わえます。
梅の育て方
適した環境:
日当たり:日向を好みます
土壌:水はけの良い肥沃な土を好みます
耐寒性:比較的高いですが、晩霜に当たると花や実が傷むことがあります
植え付け:
休眠期(11月〜2月)が植え付けに適しています。根鉢の2倍ほどの穴を掘り、堆肥をすき込んだ土に植え付けます。
水やり:
植え付け後や乾燥期には十分な水やりが必要です。特に実がつく時期の水切れは実の落下原因になるので注意しましょう。
剪定:
花後〜収穫後の6〜7月頃に行います。風通しと日当たりを良くするために、込み合った枝や内向きに伸びる枝を剪定します。
肥料:
2〜3月と6〜7月に緩効性の有機肥料を施します。特に実をつける時期の栄養は重要です。
病害虫対策:
アブラムシやカイガラムシなどに注意が必要です。早期発見・早期対処を心がけましょう。
まとめ - 四季折々の庭の魅力
2025年4月21日の早朝の庭は、モミジの新緑、ベニシダレの赤い新葉、ツツジのピンクの花、クレマチスの蕾とアブキクレマチスのピンクの花、早咲きのバラ「つるローズうらら」と「つるゴールドバニー」、ジギタリスの花、そして梅の実と、様々な植物が美しい景観を作り出しています。
これらの植物は、それぞれ異なる特徴と育て方がありますが、適切なケアを行うことで、四季折々の美しさを楽しませてくれます。特に春は、植物が最も活発に成長する時期であり、一年の中でも最も庭が華やかになる季節です。
日々変化する庭の様子を観察し、植物たちとコミュニケーションを取りながら育てることで、ガーデニングの楽しさをより深く味わうことができるでしょう。次の季節には、また違った表情を見せてくれる庭の魅力を、ぜひ存分に楽しんでください。
庭づくりは自然との対話です。植物の声に耳を傾け、その成長を見守ることで、私たち自身も豊かな気持ちになれるのではないでしょうか。四季折々の庭の変化を楽しみながら、心豊かな暮らしを実現してください。
ブログ バラを中心にガーデング情報や買い物紹介などの雑記ブログ。2011年開設。
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春の息吹を感じる庭の風景 - 2025年4月の美しい花々と育て方
春の訪れとともに庭は色鮮やかな景色へと変わり始めます。2025年4月21日の早朝、庭に出ると新緑のモミジ、ベニシダレの赤い新葉、ツツジのピンクの花、クレマチスの蕾と開花したピンクの花、そして早咲きのバラ「つるローズうらら」と「つるゴールドバニー」が目を楽しませてくれます。今回は、これらの植物の特徴と魅力、育て方について詳しくご紹介します。
モミジの新緑 - 春の爽やかな彩り
モミジといえば紅葉の季節が有名ですが、春の新緑も実は見逃せない美しさです。淡い黄緑色から若草色の葉が朝日に照らされる様子は、まさに春の息吹そのもの。
モミジの特徴と魅力
モミジ(カエデ)は日本を代表する落葉樹のひとつで、春の新緑、夏の緑陰、秋の紅葉と一年を通じて楽しめる樹木です。品種によって葉の形や色が異なり、イロハモミジ、オオモミジなど様々な種類があります。
特に春の新緑は、葉の切れ込みが美しく、光に透ける様子が繊細で風情があります。若葉の時期は淡い色合いで、夏に向けて次第に濃い緑へと変化していく様子も観察する楽しみがあります。
モミジの育て方
適した環境:
日当たり:明るい日陰から半日陰を好みます
土壌:水はけの良い弱酸性の土を好みます
耐寒性:比較的高いが、強風から保護することが望ましい
植え付け:
春(3〜4月)か秋(10〜11月)が適期です。根鉢の1.5倍ほどの大きさの穴を掘り、腐葉土と赤玉土を混ぜた土に植え付けます。
水やり:
若木のうちは乾燥に注意し、特に夏場は水切れしないよう気をつけましょう。成木になれば、雨が続かない限り週に1〜2回程度の水やりで十分です。
剪定:
基本的には自然樹形を活かすのが美しいですが、込み合った枝や内向きに伸びる枝は冬の落葉期に剪定して風通しを良くします。
肥料:
早春と秋に緩効性の肥料を施すと良いでしょう。肥料過多になると新葉の色が悪くなるので注意が必要です。
ベニシダレの赤い新葉 - 春の装いを華やかに
ベニシダレ(紅枝垂れ桜)は桜の花が散った後も、赤みを帯びた新葉が庭に彩りを添えてくれます。
ベニシダレの特徴と魅力
ベニシダレは、枝垂れ桜の一種で、春に淡いピンク色の花を咲かせた後、赤銅色の新葉が展開します。この赤い新葉は徐々に緑色に変化していきますが、新緑の季節に独特の彩りを添えてくれます。
枝垂れる優美な樹形と、春から初夏にかけての葉色の変化が魅力です。庭のシンボルツリーとしても人気があります。
ベニシダレの育て方
適した環境:
日当たり:日向を好みますが、真夏の直射日光は避けたほうが良いです
土壌:水はけの良い肥沃な土を好みます
耐寒性:比較的高いですが、強風に弱いので風当たりの強い場所は避けましょう
植え付け:
休眠期(11月〜3月)に植え付けるのが理想的です。根鉢の2倍ほどの穴を掘り、腐葉土と堆肥を混ぜた土を使います。
水やり:
植え付け後2〜3年は定期的な水やりが必要です。特に乾燥する時期は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。
剪定:
基本的には自然樹形を活かします。枯れ枝や込み合った枝は、花後〜初夏にかけて剪定するのがよいでしょう。強剪定は樹勢を弱めるので避けます。
肥料:
春と秋に緩効性の有機肥料を施します。肥料過多は枝葉ばかりが茂り、花つきが悪くなる原因になるので控えめにしましょう。
ツツジのピンクの花 - 春の定番、色鮮やかな庭の彩り
ツツジは春の庭を代表する花木のひとつ。特にピンク色の花は、春の陽気と相まって庭に生き生きとした表情をもたらします。
ツツジの特徴と魅力
日本では古くから親しまれてきたツツジは、4月から5月にかけて花を咲かせます。品種によって花の大きさや色、開花時期が異なり、白、ピンク、赤、紫など様々な色があります。
花の形も一重咲き、八重咲きなど多様で、中でもピンク色の花は、新緑と調和して春の庭に特別な魅力を添えます。また、多くの品種は常緑樹なので、一年を通じて庭の緑を保つ役割も果たします。
ツツジの育て方
適した環境:
日当たり:明るい日陰から日向まで適応範囲が広いです
土壌:弱酸性の水はけの良い土を好みます
耐寒性:品種によって差がありますが、多くは耐寒性があります
植え付け:
春(3〜4月)か秋(9〜10月)が適期です。根鉢の1.5〜2倍の大きさの穴を掘り、酸性の培養土やピートモスを混ぜた土に植え付けます。
水やり:
乾燥に弱いので、特に夏場は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。ただし、根元に水が溜まる状態は避けましょう。
剪定:
花後すぐに軽く剪定すると、翌年の花つきが良くなります。樹形を整えたい場合は、花後〜7月上旬までに行いましょう。秋以降の剪定は翌年の花芽を摘んでしまうことになるので避けます。
肥料:
花後と秋に酸性肥料を施します。アルカリ性の肥料は葉が黄化する原因になるので注意しましょう。
クレマチスの蕾とアブキクレマチスのピンクの花 - つる性植物の優雅な存在感
クレマチスは「つる植物の女王」とも呼ばれる美しい花を咲かせるつる性植物です。蕾から開花までの変化を楽しめるのも魅力のひとつです。
クレマチスの特徴と魅力
クレマチスは、世界中に約300種ほどある大きな植物グループで、品種によって花の形、大きさ、色、開花時期が異なります。蕾の状態から徐々に開花していく様子は日々の変化を感じさせてくれます。
アブキクレマチス(アーマンディー系)は、常緑性のクレマチスで、ピンクの花が特徴的です。早春から咲き始め、香りも良いことで知られています。花びらのように見える部分は実はがく片で、中心には小さな花びらと雄しべ、雌しべがあります。
クレマチスの育て方
適した環境:
日当たり:花は日向、根元は半日陰が理想的(根元が涼しいのを好みます)
土壌:水はけと保水性のバランスの良い、やや弱アルカリ性の土を好みます
耐寒性:品種によって差がありますが、一般的に耐寒性はあります
植え付け:
春(3〜5月)か秋(9〜10月)が適期です。鉢植えの場合は一回り大きな鉢に植え替えます。根元には日よけを施すと良いでしょう。
水やり:
乾燥に弱いので、特に生育期は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。蒸れに弱い品種もあるので、風通しを確保することも大切です。
誘引と剪定:
つる性のため、支柱やトレリスなどに誘引する必要があります。剪定は品種のグループによって方法が異なります。
早春咲き(アーマンディー系など):花後すぐに軽く剪定
春〜初夏咲き(モンタナ系など):花後に切り戻し
夏〜秋咲き(テキセンシス系など):早春に前年の枝を地上30cmほどで切り戻し
肥料:
春と秋に緩効性の有機肥料を施します。特に開花前の春の肥料は花つきを良くします。
早咲きのバラ - つるローズうららとつるゴールドバニー
春の庭を彩る早咲きのバラは、バラシーズンの始まりを告げる存在です。特につるタイプは垂直空間を活用できる点でも魅力的です。
つるローズうららの特徴と魅力
「つるローズうらら」は日本で育種された四季咲きのつるバラで、淡いピンク色の花を咲かせます。花径は7〜8cm程度で、可憐ながらも存在感があります。
香りは中程度で、病気に強く初心者にも育てやすいのが特徴です。また、四季咲き性のため春の開花が最も豪華ですが、秋までポツポツと咲き続けます。
つるゴールドバニーの特徴と魅力
「つるゴールドバニー」は、明るい黄色の花を咲かせるつるバラです。「ゴールドバニー」のつる性変異種で、花つきが良く、次々と花を咲かせる様子はまさに黄金の滝のようです。
耐病性に優れ、初心者でも育てやすい品種として人気があります。春の開花期に加え、秋にも美しい花を楽しませてくれます。
つるバラの育て方
適した環境:
日当たり:日向を好みます。最低でも半日は日が当たる場所が理想的です
土壌:水はけの良い肥沃な土を好みます
耐寒性:比較的高いですが、寒冷地では冬の保護が必要な場合があります
植え付け:
11月〜3月の休眠期が植え付けに適しています。根鉢の2倍ほどの穴を掘り、バラ用の培養土や堆肥をすき込んだ土に植え付けます。
水やり:
植え付け後や高温乾燥時には十分な水やりが必要です。ただし、過湿は根腐れの原因になるので、水はけを確保しましょう。
誘引と剪定:
つるバラはアーチやフェンス、トレリスなどに誘引して育てます。誘引は新しい枝が柔らかいうちに行うのがコツです。
剪定は基本的に花後に行います。つるバラは長いつるを残すことで翌年の花つきが良くなるので、強剪定は避け、古いつるや込み合った枝を選んで剪定します。
肥料:
春(3月)と秋(10月)に緩効性の有機肥料を施します。開花期前の追肥も花つきを良くします。
病害虫対策:
黒星病やうどんこ病、アブラムシなどに注意が必要です。風通しを良くし、早期発見・早期対処を心がけましょう。薬剤散布は予防的に行うと効果的です。
ジギタリスの花 - 森の妖精のような魅力的な姿
ジギタリス(フォックスグローブ)は、釣り鐘状の花が特徴的な多年草です。垂直に伸びる花茎に次々と花を咲かせる様子は、庭に独特の雰囲気をもたらします。
ジギタリスの特徴と魅力
ジギタリスは欧州原産の植物で、高さ1m以上にもなる花茎に、筒状の花を下向きにつけます。花色は白、ピンク、紫、黄色などさまざまで、花の内側には斑点模様があるのも魅力です。
二年草として育てられることが多く、1年目は葉だけで冬を越し、2年目に花を咲かせて種をつけた後に枯れますが、こぼれ種でよく殖えるので、一度植えると毎年楽しめることが多いです。
ジギタリスの育て方
適した環境:
日当たり:明るい日陰から半日陰を好みます
土壌:水はけの良い肥沃な土を好みます
耐寒性:比較的高く、日本の大部分の地域で冬越しできます
植え付け:
種まきは春(3〜4月)か秋(9〜10月)に行います。苗からの植え付けなら、春か秋が適期です。株間は30〜40cm程度空けましょう。
水やり:
乾燥に弱いので、特に夏場は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。ただし、根元に水が溜まる状態は避けましょう。
手入れ:
花後に花茎を切り戻すと、脇芽から新しい花茎が伸びることがあります。こぼれ種を期待する場合は、一部の花茎を残して種をつけさせると良いでしょう。
肥料:
春先に緩効性の有機肥料を施すと良いですが、肥料過多にならないよう注意しましょう。
注意点:
ジギタリスは有毒植物なので、小さなお子さんやペットのいる家庭では植える場所に注意が必要です。
梅の実 - 春の実りが夏の楽しみに
花が終わった梅の木には、小さな実がつき始めます。この時期の梅の実は、夏の梅仕事を想像させてくれる楽しみのひとつです。
梅の実の特徴と魅力
梅の実は花後に徐々に大きくなり、5〜6月頃に収穫期を迎えます。品種によって実の大きさや色、収穫時期が異なります。青梅から完熟梅まで、利用目的によって収穫時期を選ぶことができます。
梅の実がなる様子を観察することは、自然の営みを感じる貴重な経験です。また、自家製の梅干しや梅酒を作る楽しみも味わえます。
梅の育て方
適した環境:
日当たり:日向を好みます
土壌:水はけの良い肥沃な土を好みます
耐寒性:比較的高いですが、晩霜に当たると花や実が傷むことがあります
植え付け:
休眠期(11月〜2月)が植え付けに適しています。根鉢の2倍ほどの穴を掘り、堆肥をすき込んだ土に植え付けます。
水やり:
植え付け後や乾燥期には十分な水やりが必要です。特に実がつく時期の水切れは実の落下原因になるので注意しましょう。
剪定:
花後〜収穫後の6〜7月頃に行います。風通しと日当たりを良くするために、込み合った枝や内向きに伸びる枝を剪定します。
肥料:
2〜3月と6〜7月に緩効性の有機肥料を施します。特に実をつける時期の栄養は重要です。
病害虫対策:
アブラムシやカイガラムシなどに注意が必要です。早期発見・早期対処を心がけましょう。
まとめ - 四季折々の庭の魅力
2025年4月21日の早朝の庭は、モミジの新緑、ベニシダレの赤い新葉、ツツジのピンクの花、クレマチスの蕾とアブキクレマチスのピンクの花、早咲きのバラ「つるローズうらら」と「つるゴールドバニー」、ジギタリスの花、そして梅の実と、様々な植物が美しい景観を作り出しています。
これらの植物は、それぞれ異なる特徴と育て方がありますが、適切なケアを行うことで、四季折々の美しさを楽しませてくれます。特に春は、植物が最も活発に成長する時期であり、一年の中でも最も庭が華やかになる季節です。
日々変化する庭の様子を観察し、植物たちとコミュニケーションを取りながら育てることで、ガーデニングの楽しさをより深く味わうことができるでしょう。次の季節には、また違った表情を見せてくれる庭の魅力を、ぜひ存分に楽しんでください。
庭づくりは自然との対話です。植物の声に耳を傾け、その成長を見守ることで、私たち自身も豊かな気持ちになれるのではないでしょうか。四季折々の庭の変化を楽しみながら、心豊かな暮らしを実現してください。
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イングリッシュローズ「オリビア・ローズ・オースチン」で迎える春の奇跡~ピンクの蕾が告げる四季咲きバラ育成法 Olivia rose Austin⠀ピンクの蕾が膨らんできた。2025年4月21日
オリビア・ローズ・オースチン Olivia rose Austin⠀ピンクの蕾が膨らんできた。2025年4月21日
【オリビア・ローズ・オースチン育て方】最強の強健性!四季咲きピンクのバラ徹底解説 (2025年4月21日)
「オリビア・ローズ・オースチン Olivia rose Austin ピンクの蕾が膨らんできた。2025年4月21日」
春本番の庭で、ひときわ期待を集めているバラがあります。それは、デビッド・オースチン氏が自身の孫娘の名を冠した特別なイングリッシュローズ、「オリビア・ローズ・オースチン」。今日、4月21日、その可愛らしいピンク色の蕾が、日に日にふっくらと膨らみ、開花の瞬間が間近に迫っていることを告げています! まるで優しく微笑みかけるようなソフトピンクの蕾は、見る人の心を温かくし、満開への期待で胸がいっぱいになりますね。
「オリビア・ローズ・オースチン」は、2014年の発表以来、その完璧なまでの美しさと、他のイングリッシュローズと比較しても群を抜く驚異的な強健さと耐病性で、瞬く間に世界中のガーデナーを虜にした、まさに現代イングリッシュローズの代表格と言える品種です。
「"最強のバラ"って聞くけど、本当に育てやすいの?」
「どんなピンク色で、どんな風に咲くの?」
「シュラブローズだけど、どうやって剪定・管理すればいい?」
この記事では、そんな特別なバラ 'オリビア・ローズ・オースチン' の基本情報から、他のバラとは一線を画す魅力(特にその育てやすさ!)、初心者でも失敗しない詳しい育て方、そして美しい樹形を保つための剪定や仕立て方のコツまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも 'オリビア・ローズ・オースチン' の素晴らしさを深く理解し、自信を持ってその栽培を始め、美しい花を長く楽しむことができるようになるはずです。さあ、愛らしさと強さを兼ね備えた、究極のイングリッシュローズの世界へご案内しましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「オリビア・ローズ・オースチン」も栽培し、その驚くべき強健さと美しさを実感。経験に基づいた情報をお届けします。
ブログ: https://02memo.seesaa.net/
YouTube: @02memo04 - オリビア・ローズ・オースチンの成長記録や開花の様子を動画で公開中!
再生リスト オリビア・ローズ・オースチン Olivia rose Austin
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再生リスト イングリッシュローズ
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1. 愛らしさと強さを秘めて:'オリビア・ローズ・オースチン'とは?
まずは、「オリビア・ローズ・オースチン」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールをご紹介します。
作出: 2014年 / イギリス / デビッド・オースチン (David Austin Roses)
系統: S (シュラブ) / イングリッシュローズ
樹形: バランスの取れたシュラブ樹形。直立性~やや広がり気味に育つ。
樹高: 約1.25m × 幅1m程度(公式データより。環境や剪定により調整可能)
咲き方: 四季咲き(非常に開花性が高く、春から秋まで繰り返しよく咲く)
花色: ソフトピンク~ミディアムピンク。明るく、可愛らしいクリアなピンク色。色褪せしにくい。
花形: カップ咲きから始まり、開くにつれて整った美しいロゼット咲きへと変化する。
花径: 大輪 (10cm前後)
香り: 中香。強いフルーツ系の香りを持つとされる。
葉: やや光沢のある緑色の葉。
【特筆事項】耐病性: 非常に高い。 デビッド・オースチン品種の中でもトップクラスの耐病性を誇り、特に黒星病やうどんこ病に強いとされる。
名前の由来: 作出者デビッド・オースチン氏の孫娘オリビア・ローズ・オースチンさんの名前にちなんで名付けられました。作出者が「これまで作出してきた中で最高の品種のひとつであり、最も病気に強い品種のひとつ」と自信を持って世に送り出した特別なバラです。
現代イングリッシュローズの到達点
「オリビア・ローズ・オースチン」は、デビッド・オースチン・ロージズ社が長年追求してきた「美しさ」「香り」「繰り返し咲く性質」そして「強健さ」という要素を、非常に高いレベルで兼ね備えた品種として、発表直後から世界中で絶賛されました。現代のイングリッシュローズを代表する品種の一つと言えるでしょう。
2. なぜ'オリビア'は特別なのか? その魅力に迫る!
「オリビア・ローズ・オースチン」が多くのガーデナーにとって「特別なバラ」である理由は何でしょうか?
魅力1:【最大の魅力!】驚異的な強健さとトップクラスの耐病性!
このバラを語る上で、まず特筆すべきはその驚くほどの強健さと、抜群の耐病性です。バラ栽培で多くの人が悩まされる黒星病やうどんこ病に対して、非常に強い耐性を持っています。これにより、
農薬散布の頻度を大幅に減らすことができる(無農薬栽培も可能になる場合も)。
病気の心配が少なく、管理が非常に楽になる。
初心者の方でも、失敗が少なく、美しい花を咲かせやすい。 「バラは病気になりやすくて難しい」というイメージを覆してくれる、まさに画期的な品種と言えます。
魅力2:誰からも愛される、明るく美しいソフトピンクの花
花色は、優しく明るいソフトピンク。派手すぎず、どんな庭にも馴染みやすい、万人に愛される色合いです。咲き始めの可愛らしいカップ咲きから、開花が進むにつれて花弁が整然と重なる美しいロゼット咲きへと変化する様子も楽しめます。花付きが非常に良く、株を覆うようにたくさんの花を咲かせます。
魅力3:春から秋まで、ほぼノンストップ! 素晴らしい四季咲き性
四季咲き性も非常に強く、春の素晴らしい一番花の後も、真夏の暑い時期でも花を咲かせ(花はやや小さくなることも)、秋には再びたくさんの美しい花を楽しむことができます。ほぼ一年を通して、庭にピンク色の彩りをもたらしてくれる、非常にパフォーマンスの高いバラです。
魅力4:心地よく香る、フルーティーな香り
香りの強さは「中香」とされていますが、しっかりとした心地よいフルーツ系の香りを楽しむことができます。強すぎず、弱すぎず、近づくとふんわりと漂う香りは、庭でのリラックスタイムを豊かにしてくれます。
魅力5:扱いやすい! バランスの取れた美しいシュラブ樹形
樹形は、極端に横に広がったり、暴れたりすることなく、自然とバランスの取れた美しいシュラブ樹形にまとまります。高さも1.25m程度と、日本の庭でも扱いやすいサイズ感です。剪定によるコントロールもしやすく、庭植えにも鉢植えにも適しています。
3. 'オリビア・ローズ・オースチン'の育て方【完全ガイド】最強健種の管理法!
「オリビア・ローズ・オースチン」は非常に育てやすいバラですが、その魅力を最大限に引き出すための基本的な育て方のポイントをご紹介します。
3.1. 植え付け:最高のパフォーマンスを引き出す環境を!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。耐病性が高いとはいえ、日当たりと風通しが良いことは、健全な生育と病害虫予防の基本です。
風通し: 良い風通しは、病気の発生を抑える上で非常に重要です。株周りの空気の流れが良い場所を選びましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単で確実です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥、腐葉土、元肥(緩効性肥料)を混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
基本的なバラの植え付け手順に従います。
苗の根鉢を軽くほぐし、植え穴または鉢に置きます。
接ぎ木部分が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。
土を戻し入れ、水をたっぷりと与えます。
3.2. 水やり:基本を守ればOK!
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候によって調整します。生育期(特に開花期)は水切れに注意し、冬は控えめにします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与えましょう。
3.3. 肥料:四季咲き性を支える、定期的な栄養補給!
「オリビア・ローズ・オースチン」は四季咲き性が非常に強いので、次々と花を咲かせるためには、定期的な肥料やりが重要です。肥料切れさせないようにしましょう。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春(3月頃)に緩効性化成肥料を与えます。
開花期の追肥: 蕾が膨らみ、開花が始まったこの時期(4月~)、液体肥料を週に1回程度併用すると花付きが良くなります。
【重要】花後の追肥(お礼肥): 春の一番花の後、夏の花の後、秋の花の後など、花が一段落するたびに必ず緩効性化成肥料や液体肥料を与え、次の開花へのエネルギーを補給します。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)、秋の開花に向けて追肥を行います。
ポイント: バラ専用の肥料は、必要な栄養素がバランス良く配合されているのでおすすめです。製品の指示に従い、適量を守りましょう。
3.4. 病害虫対策:強健さに甘えず、基本的な観察を!
「オリビア・ローズ・オースチン」は驚くほど耐病性が高いですが、それでも病害虫が全く発生しないわけではありません。
耐病性: 黒星病、うどんこ病には非常に強いです。これにより、薬剤散布の頻度を大幅に減らすことができ、ローメンテナンスなバラ栽培が可能になります。
注意すべき害虫:
アブラムシ: 春先の新芽や蕾には、やはり付きやすいです。見つけ次第、手で取り除くか、薬剤を使用します。
ハダニ: 高温乾燥時に葉裏に発生することがあります。葉水が予防になります。
その他: 環境によっては、チュウレンジハバチやバラゾウムシなども発生する可能性があります。
対策と予防:
基本的な観察は怠らない: 定期的に株全体、特に葉裏や新芽をチェックする習慣をつけましょう。
風通しを良く保つ: 適切な剪定で株内部の風通しを確保します。
必要最低限の対処: 耐病性が高いため、過度に薬剤に頼る必要はないかもしれませんが、害虫などが発生した場合は、被害が広がる前に早めに対処しましょう。
4. シュラブローズとしての剪定と仕立て方:'オリビア'を美しく保つ!
バランスの取れた樹形を持つ「オリビア・ローズ・オースチン」は、シュラブローズとして比較的管理しやすい品種です。
4.1. 冬剪定(1月~2月):春の準備と樹形作り
目的: 株をリフレッシュさせ、春からの良い芽吹きを促し、バランスの取れた樹形を作る。
方法:
全体の高さの1/2~2/3程度を目安に切り詰めます。樹勢が強いので、やや浅めの剪定でも大丈夫です。
枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝、交差している枝などを付け根から整理します。
株全体の枝の太さやバランスを見ながら、古い枝も整理し、株の中心部にも光と風が入るようにします。
残す枝は、外向きの良い芽の上で切ります。
4.2. 花後の剪定(随時):四季咲き性を最大限に活かす!
四季咲き性が非常に強い「オリビア・ローズ・オースチン」にとって、花後の剪定は次々と花を咲かせ続けるための最も重要な作業です。
方法: 花が終わったら、花がらだけでなく、花の下にある5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上(良い芽の上)で切り戻します。これをこまめに行うことで、次の花芽が早く上がりやすくなります。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で同様に切り戻します。
4.3. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋に美しい花をたくさん咲かせたい場合は、夏剪定を行います。株全体の高さの2/3程度の位置で、軽く切り戻して樹形を整え、秋の開花に備えます。
4.4. 仕立て方:多様な楽しみ方
自然なブッシュ樹形: 最も簡単で、この品種のバランスの良さが活きます。庭植えで自然な雰囲気を楽しむのに最適です。
鉢植え: 8号~10号程度の鉢であれば、十分に育てられます。テラスやベランダで楽しむのに向いています。定期的な植え替えが必要です。
低めのフェンスやオベリスクへの誘引: 枝がある程度伸びる性質もあるため、高さ1.2m程度の低いフェンスや、中型のオベリスクに、緩やかに誘引して楽しむことも可能です。本格的なつるバラのようにがっちり誘引するというよりは、枝を支えながら形作るイメージです。
5. 'オリビア・ローズ・オースチン' を楽しむガーデンアイデア
その美しさと育てやすさから、様々なシーンで活躍します。
庭の主役に抜擢!: 花付きが良く、株姿も美しいので、庭の中心的な場所に植えて主役にするのにふさわしいバラです。
ボーダー花壇で存在感: 花壇の中景あたりに植えると、柔らかなピンク色が他の植物と調和しつつ、美しいアクセントになります。青や紫系の宿根草(ラベンダー、サルビア、ゲラニウムなど)との相性は抜群です。
イングリッシュガーデン風にナチュラルに: 他のイングリッシュローズや、ジギタリス、デルフィニウム、アストランティアなどの宿根草と混植して、自然でロマンティックな雰囲気のイングリッシュガーデンを作るのに最適です。
初心者への最高の贈り物: 「バラを育ててみたいけど、難しそう…」と思っている方へのプレゼントに、これほど適したバラはありません。育てやすさが、バラ栽培への第一歩を後押ししてくれるはずです。
切り花として愛でる: 美しいロゼット咲きの花は、切り花にして室内に飾るのも素敵です。優しいピンク色とフルーティーな香りが、部屋を心地よい空間にしてくれます。
6. まとめ:究極の育てやすさと美しさを兼ね備えたバラ
今回は、デビッド・オースチン氏が自信を持って世に送り出したイングリッシュローズ、「オリビア・ローズ・オースチン」について、その魅力と育て方の詳細をご紹介しました。
オリビア・ローズ・オースチンは、可愛らしいソフトピンクのロゼット咲き大輪花と、心地よいフルーツ系の香りが魅力。
最大の特長は、驚くほどの強健さとトップクラスの耐病性で、非常に育てやすいこと。初心者にも最適。
四季咲き性が抜群で、春から秋まで繰り返し安定して花を咲かせる。
育て方のポイントは、基本的なバラの管理(日当たり、水やり、肥料)を丁寧に行うこと。病気の心配が少ない分、管理が楽。
バランスの取れたシュラブ樹形で、庭植えにも鉢植えにも向く。
まさに今、ピンク色の蕾を膨らませ、開花の時を待つ 'オリビア・ローズ・オースチン'。その蕾一つ一つに、美しさと強さ、そして育種家の想いが詰まっているようです。
もしあなたが、「手がかからず、美しく、たくさん咲くバラ」を探しているなら、「オリビア・ローズ・オースチン」は最高の選択肢の一つとなるでしょう。ぜひ、この素晴らしいバラを育てて、その魅力を実感してください。
[02memo]では、「オリビア・ローズ・オースチン」の成長記録や開花の様子、他のイングリッシュローズの情報も発信しています。ぜひ、ブログやSNS、YouTubeもチェックしてみてくださいね!
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【オリビア・ローズ・オースチン育て方】最強の強健性!四季咲きピンクのバラ徹底解説 (2025年4月21日)
「オリビア・ローズ・オースチン Olivia rose Austin ピンクの蕾が膨らんできた。2025年4月21日」
春本番の庭で、ひときわ期待を集めているバラがあります。それは、デビッド・オースチン氏が自身の孫娘の名を冠した特別なイングリッシュローズ、「オリビア・ローズ・オースチン」。今日、4月21日、その可愛らしいピンク色の蕾が、日に日にふっくらと膨らみ、開花の瞬間が間近に迫っていることを告げています! まるで優しく微笑みかけるようなソフトピンクの蕾は、見る人の心を温かくし、満開への期待で胸がいっぱいになりますね。
「オリビア・ローズ・オースチン」は、2014年の発表以来、その完璧なまでの美しさと、他のイングリッシュローズと比較しても群を抜く驚異的な強健さと耐病性で、瞬く間に世界中のガーデナーを虜にした、まさに現代イングリッシュローズの代表格と言える品種です。
「"最強のバラ"って聞くけど、本当に育てやすいの?」
「どんなピンク色で、どんな風に咲くの?」
「シュラブローズだけど、どうやって剪定・管理すればいい?」
この記事では、そんな特別なバラ 'オリビア・ローズ・オースチン' の基本情報から、他のバラとは一線を画す魅力(特にその育てやすさ!)、初心者でも失敗しない詳しい育て方、そして美しい樹形を保つための剪定や仕立て方のコツまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも 'オリビア・ローズ・オースチン' の素晴らしさを深く理解し、自信を持ってその栽培を始め、美しい花を長く楽しむことができるようになるはずです。さあ、愛らしさと強さを兼ね備えた、究極のイングリッシュローズの世界へご案内しましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「オリビア・ローズ・オースチン」も栽培し、その驚くべき強健さと美しさを実感。経験に基づいた情報をお届けします。
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1. 愛らしさと強さを秘めて:'オリビア・ローズ・オースチン'とは?
まずは、「オリビア・ローズ・オースチン」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールをご紹介します。
作出: 2014年 / イギリス / デビッド・オースチン (David Austin Roses)
系統: S (シュラブ) / イングリッシュローズ
樹形: バランスの取れたシュラブ樹形。直立性~やや広がり気味に育つ。
樹高: 約1.25m × 幅1m程度(公式データより。環境や剪定により調整可能)
咲き方: 四季咲き(非常に開花性が高く、春から秋まで繰り返しよく咲く)
花色: ソフトピンク~ミディアムピンク。明るく、可愛らしいクリアなピンク色。色褪せしにくい。
花形: カップ咲きから始まり、開くにつれて整った美しいロゼット咲きへと変化する。
花径: 大輪 (10cm前後)
香り: 中香。強いフルーツ系の香りを持つとされる。
葉: やや光沢のある緑色の葉。
【特筆事項】耐病性: 非常に高い。 デビッド・オースチン品種の中でもトップクラスの耐病性を誇り、特に黒星病やうどんこ病に強いとされる。
名前の由来: 作出者デビッド・オースチン氏の孫娘オリビア・ローズ・オースチンさんの名前にちなんで名付けられました。作出者が「これまで作出してきた中で最高の品種のひとつであり、最も病気に強い品種のひとつ」と自信を持って世に送り出した特別なバラです。
現代イングリッシュローズの到達点
「オリビア・ローズ・オースチン」は、デビッド・オースチン・ロージズ社が長年追求してきた「美しさ」「香り」「繰り返し咲く性質」そして「強健さ」という要素を、非常に高いレベルで兼ね備えた品種として、発表直後から世界中で絶賛されました。現代のイングリッシュローズを代表する品種の一つと言えるでしょう。
2. なぜ'オリビア'は特別なのか? その魅力に迫る!
「オリビア・ローズ・オースチン」が多くのガーデナーにとって「特別なバラ」である理由は何でしょうか?
魅力1:【最大の魅力!】驚異的な強健さとトップクラスの耐病性!
このバラを語る上で、まず特筆すべきはその驚くほどの強健さと、抜群の耐病性です。バラ栽培で多くの人が悩まされる黒星病やうどんこ病に対して、非常に強い耐性を持っています。これにより、
農薬散布の頻度を大幅に減らすことができる(無農薬栽培も可能になる場合も)。
病気の心配が少なく、管理が非常に楽になる。
初心者の方でも、失敗が少なく、美しい花を咲かせやすい。 「バラは病気になりやすくて難しい」というイメージを覆してくれる、まさに画期的な品種と言えます。
魅力2:誰からも愛される、明るく美しいソフトピンクの花
花色は、優しく明るいソフトピンク。派手すぎず、どんな庭にも馴染みやすい、万人に愛される色合いです。咲き始めの可愛らしいカップ咲きから、開花が進むにつれて花弁が整然と重なる美しいロゼット咲きへと変化する様子も楽しめます。花付きが非常に良く、株を覆うようにたくさんの花を咲かせます。
魅力3:春から秋まで、ほぼノンストップ! 素晴らしい四季咲き性
四季咲き性も非常に強く、春の素晴らしい一番花の後も、真夏の暑い時期でも花を咲かせ(花はやや小さくなることも)、秋には再びたくさんの美しい花を楽しむことができます。ほぼ一年を通して、庭にピンク色の彩りをもたらしてくれる、非常にパフォーマンスの高いバラです。
魅力4:心地よく香る、フルーティーな香り
香りの強さは「中香」とされていますが、しっかりとした心地よいフルーツ系の香りを楽しむことができます。強すぎず、弱すぎず、近づくとふんわりと漂う香りは、庭でのリラックスタイムを豊かにしてくれます。
魅力5:扱いやすい! バランスの取れた美しいシュラブ樹形
樹形は、極端に横に広がったり、暴れたりすることなく、自然とバランスの取れた美しいシュラブ樹形にまとまります。高さも1.25m程度と、日本の庭でも扱いやすいサイズ感です。剪定によるコントロールもしやすく、庭植えにも鉢植えにも適しています。
3. 'オリビア・ローズ・オースチン'の育て方【完全ガイド】最強健種の管理法!
「オリビア・ローズ・オースチン」は非常に育てやすいバラですが、その魅力を最大限に引き出すための基本的な育て方のポイントをご紹介します。
3.1. 植え付け:最高のパフォーマンスを引き出す環境を!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。耐病性が高いとはいえ、日当たりと風通しが良いことは、健全な生育と病害虫予防の基本です。
風通し: 良い風通しは、病気の発生を抑える上で非常に重要です。株周りの空気の流れが良い場所を選びましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単で確実です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥、腐葉土、元肥(緩効性肥料)を混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
基本的なバラの植え付け手順に従います。
苗の根鉢を軽くほぐし、植え穴または鉢に置きます。
接ぎ木部分が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。
土を戻し入れ、水をたっぷりと与えます。
3.2. 水やり:基本を守ればOK!
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候によって調整します。生育期(特に開花期)は水切れに注意し、冬は控えめにします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与えましょう。
3.3. 肥料:四季咲き性を支える、定期的な栄養補給!
「オリビア・ローズ・オースチン」は四季咲き性が非常に強いので、次々と花を咲かせるためには、定期的な肥料やりが重要です。肥料切れさせないようにしましょう。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春(3月頃)に緩効性化成肥料を与えます。
開花期の追肥: 蕾が膨らみ、開花が始まったこの時期(4月~)、液体肥料を週に1回程度併用すると花付きが良くなります。
【重要】花後の追肥(お礼肥): 春の一番花の後、夏の花の後、秋の花の後など、花が一段落するたびに必ず緩効性化成肥料や液体肥料を与え、次の開花へのエネルギーを補給します。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)、秋の開花に向けて追肥を行います。
ポイント: バラ専用の肥料は、必要な栄養素がバランス良く配合されているのでおすすめです。製品の指示に従い、適量を守りましょう。
3.4. 病害虫対策:強健さに甘えず、基本的な観察を!
「オリビア・ローズ・オースチン」は驚くほど耐病性が高いですが、それでも病害虫が全く発生しないわけではありません。
耐病性: 黒星病、うどんこ病には非常に強いです。これにより、薬剤散布の頻度を大幅に減らすことができ、ローメンテナンスなバラ栽培が可能になります。
注意すべき害虫:
アブラムシ: 春先の新芽や蕾には、やはり付きやすいです。見つけ次第、手で取り除くか、薬剤を使用します。
ハダニ: 高温乾燥時に葉裏に発生することがあります。葉水が予防になります。
その他: 環境によっては、チュウレンジハバチやバラゾウムシなども発生する可能性があります。
対策と予防:
基本的な観察は怠らない: 定期的に株全体、特に葉裏や新芽をチェックする習慣をつけましょう。
風通しを良く保つ: 適切な剪定で株内部の風通しを確保します。
必要最低限の対処: 耐病性が高いため、過度に薬剤に頼る必要はないかもしれませんが、害虫などが発生した場合は、被害が広がる前に早めに対処しましょう。
4. シュラブローズとしての剪定と仕立て方:'オリビア'を美しく保つ!
バランスの取れた樹形を持つ「オリビア・ローズ・オースチン」は、シュラブローズとして比較的管理しやすい品種です。
4.1. 冬剪定(1月~2月):春の準備と樹形作り
目的: 株をリフレッシュさせ、春からの良い芽吹きを促し、バランスの取れた樹形を作る。
方法:
全体の高さの1/2~2/3程度を目安に切り詰めます。樹勢が強いので、やや浅めの剪定でも大丈夫です。
枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝、交差している枝などを付け根から整理します。
株全体の枝の太さやバランスを見ながら、古い枝も整理し、株の中心部にも光と風が入るようにします。
残す枝は、外向きの良い芽の上で切ります。
4.2. 花後の剪定(随時):四季咲き性を最大限に活かす!
四季咲き性が非常に強い「オリビア・ローズ・オースチン」にとって、花後の剪定は次々と花を咲かせ続けるための最も重要な作業です。
方法: 花が終わったら、花がらだけでなく、花の下にある5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上(良い芽の上)で切り戻します。これをこまめに行うことで、次の花芽が早く上がりやすくなります。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で同様に切り戻します。
4.3. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋に美しい花をたくさん咲かせたい場合は、夏剪定を行います。株全体の高さの2/3程度の位置で、軽く切り戻して樹形を整え、秋の開花に備えます。
4.4. 仕立て方:多様な楽しみ方
自然なブッシュ樹形: 最も簡単で、この品種のバランスの良さが活きます。庭植えで自然な雰囲気を楽しむのに最適です。
鉢植え: 8号~10号程度の鉢であれば、十分に育てられます。テラスやベランダで楽しむのに向いています。定期的な植え替えが必要です。
低めのフェンスやオベリスクへの誘引: 枝がある程度伸びる性質もあるため、高さ1.2m程度の低いフェンスや、中型のオベリスクに、緩やかに誘引して楽しむことも可能です。本格的なつるバラのようにがっちり誘引するというよりは、枝を支えながら形作るイメージです。
5. 'オリビア・ローズ・オースチン' を楽しむガーデンアイデア
その美しさと育てやすさから、様々なシーンで活躍します。
庭の主役に抜擢!: 花付きが良く、株姿も美しいので、庭の中心的な場所に植えて主役にするのにふさわしいバラです。
ボーダー花壇で存在感: 花壇の中景あたりに植えると、柔らかなピンク色が他の植物と調和しつつ、美しいアクセントになります。青や紫系の宿根草(ラベンダー、サルビア、ゲラニウムなど)との相性は抜群です。
イングリッシュガーデン風にナチュラルに: 他のイングリッシュローズや、ジギタリス、デルフィニウム、アストランティアなどの宿根草と混植して、自然でロマンティックな雰囲気のイングリッシュガーデンを作るのに最適です。
初心者への最高の贈り物: 「バラを育ててみたいけど、難しそう…」と思っている方へのプレゼントに、これほど適したバラはありません。育てやすさが、バラ栽培への第一歩を後押ししてくれるはずです。
切り花として愛でる: 美しいロゼット咲きの花は、切り花にして室内に飾るのも素敵です。優しいピンク色とフルーティーな香りが、部屋を心地よい空間にしてくれます。
6. まとめ:究極の育てやすさと美しさを兼ね備えたバラ
今回は、デビッド・オースチン氏が自信を持って世に送り出したイングリッシュローズ、「オリビア・ローズ・オースチン」について、その魅力と育て方の詳細をご紹介しました。
オリビア・ローズ・オースチンは、可愛らしいソフトピンクのロゼット咲き大輪花と、心地よいフルーツ系の香りが魅力。
最大の特長は、驚くほどの強健さとトップクラスの耐病性で、非常に育てやすいこと。初心者にも最適。
四季咲き性が抜群で、春から秋まで繰り返し安定して花を咲かせる。
育て方のポイントは、基本的なバラの管理(日当たり、水やり、肥料)を丁寧に行うこと。病気の心配が少ない分、管理が楽。
バランスの取れたシュラブ樹形で、庭植えにも鉢植えにも向く。
まさに今、ピンク色の蕾を膨らませ、開花の時を待つ 'オリビア・ローズ・オースチン'。その蕾一つ一つに、美しさと強さ、そして育種家の想いが詰まっているようです。
もしあなたが、「手がかからず、美しく、たくさん咲くバラ」を探しているなら、「オリビア・ローズ・オースチン」は最高の選択肢の一つとなるでしょう。ぜひ、この素晴らしいバラを育てて、その魅力を実感してください。
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ツツジ rhododendron⠀ピンクの花が咲きだした。2025年4月21日⠀ツツジは、季節のガーデンを彩る人気の植物です。
ツツジ rhododendron
ツツジ rhododendron⠀ピンクの花が咲きだした。2025年4月21日⠀ツツジは、季節のガーデンを彩る人気の植物です。
ツツジは、季節のガーデンを彩る人気の植物です。春先から初夏にかけて見せる鮮やかな花色と豊かな花姿は、ガーデニング初心者からベテランまで多くの人々に愛されています。
基本情報
ツツジは常緑性または落葉性の低木や低木状の花木で、以下の特徴があります。
・花の色はピンク、赤、紫、白など多彩で、一面に密集して咲く姿は色彩豊かな絵画のように美しい
・耐寒性と耐暑性が高く、適切な管理で多年にわたり花を楽しむことができる
・コンパクトな樹形と豊かな葉彩が庭全体にアクセントを与え、フェンスや鉢植えなどさまざまなレイアウトに合わせやすい
育成のポイント
ツツジを美しく育てるためには、以下の点を押さえることが大切です。
・生育環境
半日陰から明るい日陰の場所が適しており、酸性土壌を好むため専用の培養土やピートモスを混ぜ込むと花付きが向上します。
・土づくり
水はけと保水性のバランスが良い土壌作りが成功の鍵です。定期的に土壌改良を行い、栄養分を補給することが必要です。
・剪定の実施
定期的な剪定で花を咲かせる枝を整えることで、翌年以降も豊かな開花が期待できます。剪定作業は管理のしやすさから初心者にもおすすめです。
活用アイデア
ツツジは、その美しい花姿を活かした多彩なガーデンプランに取り入れることができます。
・単体鑑賞として庭に植え、ツツジ一本立てのアクセントにする
・他の低木や多年草と組み合わせ、色のグラデーションやコントラストを楽しむ
・コンテナガーデンやエッジプランツとして、ベランダや小さな庭でも手軽に育てる
・公共スペースやエントランスに植えることで、季節感と癒しを提供する
まとめ
ツツジ(rhododendron)は、鮮やかな花色と耐病性、育てやすい点が大きな魅力です。これからガーデニングに挑戦する方にも大きなインスピレーションを与えてくれます。
ツツジを取り入れたガーデンプランで、自分だけの心が躍る空間を作り出してみてはいかがでしょうか。
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再生リスト 咲いた花
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ツツジ rhododendron⠀ピンクの花が咲きだした。2025年4月21日⠀ツツジは、季節のガーデンを彩る人気の植物です。
ツツジは、季節のガーデンを彩る人気の植物です。春先から初夏にかけて見せる鮮やかな花色と豊かな花姿は、ガーデニング初心者からベテランまで多くの人々に愛されています。
基本情報
ツツジは常緑性または落葉性の低木や低木状の花木で、以下の特徴があります。
・花の色はピンク、赤、紫、白など多彩で、一面に密集して咲く姿は色彩豊かな絵画のように美しい
・耐寒性と耐暑性が高く、適切な管理で多年にわたり花を楽しむことができる
・コンパクトな樹形と豊かな葉彩が庭全体にアクセントを与え、フェンスや鉢植えなどさまざまなレイアウトに合わせやすい
育成のポイント
ツツジを美しく育てるためには、以下の点を押さえることが大切です。
・生育環境
半日陰から明るい日陰の場所が適しており、酸性土壌を好むため専用の培養土やピートモスを混ぜ込むと花付きが向上します。
・土づくり
水はけと保水性のバランスが良い土壌作りが成功の鍵です。定期的に土壌改良を行い、栄養分を補給することが必要です。
・剪定の実施
定期的な剪定で花を咲かせる枝を整えることで、翌年以降も豊かな開花が期待できます。剪定作業は管理のしやすさから初心者にもおすすめです。
活用アイデア
ツツジは、その美しい花姿を活かした多彩なガーデンプランに取り入れることができます。
・単体鑑賞として庭に植え、ツツジ一本立てのアクセントにする
・他の低木や多年草と組み合わせ、色のグラデーションやコントラストを楽しむ
・コンテナガーデンやエッジプランツとして、ベランダや小さな庭でも手軽に育てる
・公共スペースやエントランスに植えることで、季節感と癒しを提供する
まとめ
ツツジ(rhododendron)は、鮮やかな花色と耐病性、育てやすい点が大きな魅力です。これからガーデニングに挑戦する方にも大きなインスピレーションを与えてくれます。
ツツジを取り入れたガーデンプランで、自分だけの心が躍る空間を作り出してみてはいかがでしょうか。
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次々開花!つるローズうららを美しく咲かせる秘訣とは? Rose Urara Climbing⠀次々と咲きだした。2025年4月21日
つるローズうらら Rose Urara Climbing⠀次々と咲きだした。2025年4月21日
【つるローズうらら育て方】次々開花!鮮やかピンクの花を咲かせる!剪定・誘引のコツ徹底解説
「つるローズうらら Rose Urara Climbing 次々と咲きだした。2025年4月21日」
庭のバラたちが開花の号砲を鳴らす4月下旬、京成バラ園芸の「つるローズうらら」が、その素晴らしい花付きの良さを早速見せつけてくれています!数日前に最初の一輪が開いたかと思えば、あっという間にあちこちで蕾が開き、鮮やかなローズピンクの花が「次々と咲きだし」ました!アーチやフェンスを彩るその華やかな姿は、まさに春爛漫。庭全体が一気に明るく、そして心躍るような雰囲気に包まれます。
「つるローズうらら」は、人気のフロリバンダ品種「ローズうらら」の枝変わりとして誕生したクライミングローズ(つるバラ)。元の品種譲りの華やかな花色、抜群の花付きと花持ち、そして病気に強く育てやすい強健さを兼ね備え、さらに枝を長く伸ばして庭を立体的に彩ることができる、日本の気候にも適した素晴らしい品種です。
「こんなにたくさん咲くなんてすごい!」
「この後のお手入れはどうすればいいの?」
「つるバラの剪定・誘引、やっぱり難しい?」
この記事では、そんな開花ラッシュが始まった「つるローズうらら」に改めて注目し、その基本情報から輝かしい魅力、初心者でも安心して育てられる詳しい方法、そしてつるバラとして美しく咲かせ続けるための重要な「剪定」と「誘引」のテクニック、さらには庭での素敵な活用アイデアまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも「つるローズうらら」を自信を持って育て、その華やかなピンクの花を長く、そして豊かに楽しむための知識が身につくはずです。さあ、日本の気候が生んだ素晴らしいつるバラの世界へご案内しましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「つるローズうらら」も栽培しており、その成長記録や管理方法をブログやSNSで発信しています。
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1. 華やかピンクのクライマー:'つるローズうらら'とは?
まずは、「つるローズうらら」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールを見ていきましょう。
作出: 京成バラ園芸 / 日本
系統: Cl (クライミング・ローズ) - フロリバンダ 'ローズうらら' の枝変わり
樹形: クライミング(つる性)。太くしっかりした枝が伸び、大きく育つ。
樹高: 2.5m ~ 3m程度(環境や仕立て方による)
咲き方: 返り咲き。基本的には春に最も多くの花が咲き、その後、夏から秋にかけても繰り返し花を咲かせます。元テキストには「木が充実してくると春から冬まで咲く」とあるように、非常に返り咲き性が強く、条件が良ければほぼ四季咲きに近い感覚で長く楽しめます。
花色: 濃いローズピンク~ショッキングピンク。鮮やかで目を引く、華やかなピンク色です。
花形: 丸弁平咲き。カップ状に咲き始め、開くと中心部がやや抱えるような可愛らしい平咲きになります。
花径: 中輪 (8cm~10cm程度)
咲き方: 1~4輪程度の房咲きになることが多い。次々と咲く様子はまさに今、見頃です。
花持ち・耐雨性: 花持ちが良く、雨にも比較的強いため、美しい状態を長く楽しめます。
香り: 微香。香りは控えめです。
葉: 厚みがあり、やや光沢のある緑色の葉。
枝: 太くしっかりした枝が伸びます。情報によるとトゲは少ないとされ、誘引作業がしやすいと言われています。
耐病性: 元の 'ローズうらら' 同様、樹勢が強く、比較的病気に強いとされています。特にうどんこ病への耐性があると言われますが、環境によっては黒星病などが発生することもあるため、基本的な管理は必要です。
育てやすさ: 丈夫で樹勢が強く、日本の気候にも合っているため、初心者にも育てやすいつるバラとして人気があります。
人気品種 'ローズうらら' の血筋
「つるローズうらら」は、数々の賞を受賞し、その育てやすさと華やかさで非常に人気の高いフロリバンダ品種「ローズうらら」から生まれたつるバラです。元の品種が持つ、鮮やかな花色、抜群の花付きと花持ち、そして病気に強い強健さといった優れた性質をそのまま受け継いでいます。つる性になったことで、アーチやフェンス、壁面など、よりダイナミックにその美しさを楽しめるようになりました。
2. 'つるローズうらら' が愛される理由:その魅力に迫る!
なぜ「つるローズうらら」は多くのガーデナーに選ばれ、愛され続けているのでしょうか?
魅力1:とにかく鮮やか! 視線を集める華やかピンク
このバラの最大の魅力は、何と言ってもその鮮やかで目を引くローズピンクの花色です。「ショッキングピンク」と表現されることもある、明るく華やかなピンク色は、庭全体をパッと明るく彩り、遠くからでもその存在感を発揮します。曇りの日でも庭を元気づけてくれるような、パワーのある色合いです。次々と咲き始めた花々が、緑の葉によく映えています。
魅力2:可愛らしい花形と、雨にも負けない花持ちの良さ
丸みを帯びた花弁が重なる丸弁平咲きは、どこか優しく、可愛らしい印象を与えます。数輪の房になって咲くため、株全体が花で覆われるようなボリューム感も楽しめます。さらに、花持ちが非常に良く、雨にも強いため、美しい花を長く楽しめるのが大きなメリットです。天候に左右されにくいのは嬉しいポイントですね。
魅力3:春から秋まで咲き続ける! 驚きの返り咲き性
基本的には「返り咲き」に分類されますが、株が充実してくると、春の豪華な開花のあとも、夏、秋、そして時には初冬近くまで、繰り返し花を咲かせてくれます。ほぼ四季咲きに近い感覚で、非常に長い期間楽しめるのは、ガーデナーにとって大きな喜びです。今まさに次々と咲き始めた勢いを見ると、そのパワフルさがうかがえます。
魅力4:日本の気候が生んだ? 丈夫で育てやすい強健さ
日本のトップブランド、京成バラ園芸が生んだ品種であり、日本の気候風土に適した育てやすさを持っています。樹勢が強く、病気にも比較的強いため、バラ栽培初心者の方でも安心して挑戦できます。
魅力5:扱いやすい? トゲが少なく誘引しやすい枝
情報によると、トゲが少なく、枝も比較的しなやかで誘引しやすいとされています。これは、つるバラの管理作業(特に冬の誘引)において、非常に大きなメリットとなります。作業が楽になるのは嬉しいですね。(※トゲの程度は生育環境によって多少変化することもあります)
3. 'つるローズうらら'の育て方【完全ガイド】鮮やかピンクを咲かせよう!
ここからは、「つるローズうらら」を元気に育て、毎年たくさんの鮮やかな花を楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
3.1. 植え付け:最高のスタートを切るために!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。日当たりが良いほど、花付きが良く、株も元気に育ちます。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に繋がります。壁際などに植える場合も、壁との間に十分な空間を空けましょう。
誘引スペース: つるバラなので、枝を誘引するためのアーチ、フェンス、壁面、パーゴラ、オベリスクなどの構造物が必要です。大きく育つ品種なので、十分なスペースを確保できる場所を選びましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の**「バラ用培養土」**を使うのが最も簡単です。
地植えの場合は、植え穴を大きく深く掘り、堆肥や腐葉土、元肥(緩効性肥料)をたっぷりと混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします。裸苗は根を水に浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分(株元のこぶ状の部分)が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
地植えの場合は、仮の支柱を立てて株を安定させます。
3.2. 水やり:基本を守って、乾湿のメリハリを
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に開花期(今!)は、たくさんの花を咲かせるために水分を多く必要とするため、水切れに注意が必要です。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日~朝夕2回必要なことも。日中の高温時は避けます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣を。
3.3. 肥料:繰り返し咲きを支える、途切れさせない栄養管理!
「つるローズうらら」は非常に開花期間が長いので、肥料を切らさないように管理することが、たくさんの花を咲かせ続けるための重要なポイントです。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与えます。
開花期の追肥: 花が次々と咲き始めたこの時期(4月~5月)は、開花エネルギーを補給するために、液体肥料を週に1回程度与えるのが非常に効果的です。
【重要】お礼肥(花後): 春の一番花が終わった後、そして夏や秋に花が咲き終わるたびに、消耗した体力を回復させ、次の開花を促すために、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。繰り返し咲く品種にとって、花後のお礼肥は非常に重要です。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)、秋の開花に向けて追肥を行います。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料を使うと、バランス良く栄養を与えることができます。緩効性肥料を基本に、生育期・開花期には液体肥料を補助的に使うのがおすすめです。
3.4. 病害虫対策:強健だが油断は禁物!
「つるローズうらら」は比較的病気に強い品種とされていますが、油断は禁物です。基本的な病害虫対策は行いましょう。
耐病性: うどんこ病には比較的強いとされますが、環境によっては**黒星病(黒点病)**が発生することもあります。
注意すべき害虫: アブラムシ、ハダニ、チュウレンジハバチ、バラゾウムシなど、一般的なバラの害虫は発生する可能性があります。特にアブラムシは、咲き始めた柔らかい花びらや蕾に付きやすいので、こまめにチェックしましょう。
対策と予防:
風通しと日当たりを確保する: 適切な剪定と誘引が基本です。
定期的な観察: 葉の裏までこまめにチェックし、早期発見・早期対処を心がけます。
薬剤散布: 病害虫が発生しやすい時期(春先、梅雨時期など)には、予防的に薬剤(殺菌剤・殺虫剤)を散布するのも有効です。薬剤はローテーションして使用しましょう。開花期は薬剤が花にかからないように注意が必要です。
株元の管理: 株元を清潔に保ち、マルチングなどで泥はねを防ぐことも病気予防につながります。
4. 【重要】つるバラとしての剪定と誘引:'つるローズうらら'を美しく咲かせ続ける!
「つるローズうらら」を最大限に美しく咲かせるためには、つるバラとしての適切な「剪定」と「誘引」が欠かせません。特に、繰り返しよく咲く性質を引き出すための管理がポイントです。
4.1. 剪定と誘引の目的
美しい樹形を作り、構造物(アーチ、フェンス等)に沿わせる。
花付きを良くする(特に高い位置や、株全体で咲かせる)。
古い枝を整理し、株を若返らせる。
風通しや日当たりを改善し、病害虫を予防する。
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):春の景色を作るメイン作業!
冬の休眠期に行う剪定と誘引が、春の豪華な開花の基礎を作ります。
剪定:
まず、枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝などを付け根から切り取ります。
次に、株元から数えて3~4年以上経った古い主枝があれば、これも付け根から切り取り、新しい元気なシュートへの世代交代を促します。
残した若くて元気な主枝は、先端を軽く切り詰める程度にします。
その主枝から出ている**細い枝(側枝)**に春の花が咲きます。この側枝を、**付け根から数えて2~3芽(長さ15~20cm程度)**残して切り詰めます。
誘引:
剪定が終わったら、残した主枝をアーチ、フェンス、オベリスクなどの構造物に固定していきます。
最大のポイントは、枝をできるだけ水平に近い角度(斜め45度以下)に、緩やかなカーブを描くように寝かせて誘引すること! これにより、枝の各節から上向きに花を咲かせる側枝がたくさん伸びてきます。「上の方で咲いた」のは、この誘引がうまくいった証拠ですね!
枝同士が重ならないように、空間にバランス良く配置します。
麻ひもやビニールタイなどで、枝に食い込まないように、ゆとりを持たせて8の字に結びつけ、しっかりと固定します。
4.3. 花後の剪定(随時):繰り返し咲かせるための必須作業!
「つるローズうらら」は返り咲き性が強いので、花後の剪定が次の開花を促すために非常に重要です。
花がら切り: 咲き終わった花は、花がらだけでなく、花の下にある5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上で切り戻します。 これをこまめに行うことで、株の消耗を防ぎ、次の花芽が早く上がりやすくなります。今、次々と咲き始めた花も、終わったらこの作業を忘れずに行いましょう。房咲きの場合は、房全体の花が終わるのを待ってから、房の付け根で同様に切り戻します。
4.4. シュートの管理(春~夏)
春から夏にかけて、株元や枝の途中から勢いよく伸びてくるシュートは、来年以降の主役となる大切な枝です。
保護: 柔らかく折れやすいので、早めに支柱を立てて保護します。
仮誘引: 伸びてきたら、邪魔にならないように、また風で折れないように、支柱や既存の枝に軽く留めておきます(本格的な誘引は冬)。
4.5. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋にもしっかり花を楽しみたい場合は、夏剪定を行います。春に咲いた枝や、夏の間伸びすぎた枝などを軽く切り戻し、株全体を整えます。
5. 'つるローズうらら' を活かすガーデンアイデア:華やかピンクを主役に!
鮮やかなピンク色の「つるローズうらら」は、庭の様々なシーンで主役級の活躍をしてくれます。
華やかなウェルカムアーチ: 庭の入り口に設置したアーチに誘引すれば、訪れる人を鮮やかなピンクの花で迎える、最高のウェルカムアーチになります。次々と咲くので、長く楽しめます。
フェンスや壁面を明るくドレスアップ: 単調になりがちなフェンスや壁面も、「つるローズうらら」を誘引すれば、一面が華やかなピンク色の花のスクリーンに変わります。
オベリスクやポールで存在感を: 庭の中にポイントとしてオベリスクやポールを立て、そこに絡ませれば、鮮やかなピンク色の花のタワーが楽しめます。
他の植物との組み合わせ:
クレマチス: 特に白や淡い紫、ブルー系のクレマチスとの組み合わせは、ピンク色を爽やかに引き立て、非常に美しいです。開花期を合わせるのがポイント。
他のバラ: アプリコット系や黄色のバラと合わせると、明るくポップな印象に。白バラと合わせると、清楚で上品な雰囲気に。
鉢植え(大型)での挑戦: 大きな鉢(10号以上推奨)としっかりした支柱(オベリスクなど)があれば、鉢植えで管理することも可能です。
6. まとめ:日本の庭を彩る、強くて美しいピンクのつるバラ
今回は、京成バラ園芸が生んだ人気のつるバラ、「つるローズうらら」について、その魅力、育て方の詳細、そしてつるバラとしての管理のコツを詳しくご紹介しました。
つるローズうららは、鮮やかなローズピンクの花が魅力の、日本の気候に適した強健なつるバラ。
元のフロリバンダ品種 'ローズうらら' の優れた性質(花付き・花持ちの良さ、育てやすさ)を受け継ぐ。
返り咲き性が非常に強く、春から秋まで繰り返し花を楽しめる。
育て方のポイントは、日当たりの確保、適切な水やりと肥料(特に花後のお礼肥)、そしてつるバラとしての冬の剪定・誘引。
トゲが少なく誘引しやすいとされる点も魅力(要確認)。初心者にもおすすめ。
アーチやフェンスなど、様々な場所で華やかに活躍する。
今まさに「次々と咲きだし」て、庭を鮮やかに彩り始めた「つるローズうらら」。その勢いのある開花は、春の喜びを私たちに力強く伝えてくれます。
丈夫で育てやすく、美しい花を長く楽しませてくれる「つるローズうらら」。ぜひ、あなたの庭にもお迎えして、その素晴らしい魅力を体験してみませんか?
[02memo]では、「つるローズうらら」の成長記録や開花の様子、剪定・誘引の具体的な方法なども、ブログやSNS、YouTubeで発信しています。ぜひ、チェックしてみてください!
つるローズうらら Rose Urara Climbing 京成バラ園芸 Keisei Rose Garden 日本 ツル クライミング・ローズ Cl クライミング 返り咲き ピンク系統 ショッキングピンク 丸弁平咲き 中輪 微香
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【つるローズうらら育て方】次々開花!鮮やかピンクの花を咲かせる!剪定・誘引のコツ徹底解説
「つるローズうらら Rose Urara Climbing 次々と咲きだした。2025年4月21日」
庭のバラたちが開花の号砲を鳴らす4月下旬、京成バラ園芸の「つるローズうらら」が、その素晴らしい花付きの良さを早速見せつけてくれています!数日前に最初の一輪が開いたかと思えば、あっという間にあちこちで蕾が開き、鮮やかなローズピンクの花が「次々と咲きだし」ました!アーチやフェンスを彩るその華やかな姿は、まさに春爛漫。庭全体が一気に明るく、そして心躍るような雰囲気に包まれます。
「つるローズうらら」は、人気のフロリバンダ品種「ローズうらら」の枝変わりとして誕生したクライミングローズ(つるバラ)。元の品種譲りの華やかな花色、抜群の花付きと花持ち、そして病気に強く育てやすい強健さを兼ね備え、さらに枝を長く伸ばして庭を立体的に彩ることができる、日本の気候にも適した素晴らしい品種です。
「こんなにたくさん咲くなんてすごい!」
「この後のお手入れはどうすればいいの?」
「つるバラの剪定・誘引、やっぱり難しい?」
この記事では、そんな開花ラッシュが始まった「つるローズうらら」に改めて注目し、その基本情報から輝かしい魅力、初心者でも安心して育てられる詳しい方法、そしてつるバラとして美しく咲かせ続けるための重要な「剪定」と「誘引」のテクニック、さらには庭での素敵な活用アイデアまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも「つるローズうらら」を自信を持って育て、その華やかなピンクの花を長く、そして豊かに楽しむための知識が身につくはずです。さあ、日本の気候が生んだ素晴らしいつるバラの世界へご案内しましょう!
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1. 華やかピンクのクライマー:'つるローズうらら'とは?
まずは、「つるローズうらら」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールを見ていきましょう。
作出: 京成バラ園芸 / 日本
系統: Cl (クライミング・ローズ) - フロリバンダ 'ローズうらら' の枝変わり
樹形: クライミング(つる性)。太くしっかりした枝が伸び、大きく育つ。
樹高: 2.5m ~ 3m程度(環境や仕立て方による)
咲き方: 返り咲き。基本的には春に最も多くの花が咲き、その後、夏から秋にかけても繰り返し花を咲かせます。元テキストには「木が充実してくると春から冬まで咲く」とあるように、非常に返り咲き性が強く、条件が良ければほぼ四季咲きに近い感覚で長く楽しめます。
花色: 濃いローズピンク~ショッキングピンク。鮮やかで目を引く、華やかなピンク色です。
花形: 丸弁平咲き。カップ状に咲き始め、開くと中心部がやや抱えるような可愛らしい平咲きになります。
花径: 中輪 (8cm~10cm程度)
咲き方: 1~4輪程度の房咲きになることが多い。次々と咲く様子はまさに今、見頃です。
花持ち・耐雨性: 花持ちが良く、雨にも比較的強いため、美しい状態を長く楽しめます。
香り: 微香。香りは控えめです。
葉: 厚みがあり、やや光沢のある緑色の葉。
枝: 太くしっかりした枝が伸びます。情報によるとトゲは少ないとされ、誘引作業がしやすいと言われています。
耐病性: 元の 'ローズうらら' 同様、樹勢が強く、比較的病気に強いとされています。特にうどんこ病への耐性があると言われますが、環境によっては黒星病などが発生することもあるため、基本的な管理は必要です。
育てやすさ: 丈夫で樹勢が強く、日本の気候にも合っているため、初心者にも育てやすいつるバラとして人気があります。
人気品種 'ローズうらら' の血筋
「つるローズうらら」は、数々の賞を受賞し、その育てやすさと華やかさで非常に人気の高いフロリバンダ品種「ローズうらら」から生まれたつるバラです。元の品種が持つ、鮮やかな花色、抜群の花付きと花持ち、そして病気に強い強健さといった優れた性質をそのまま受け継いでいます。つる性になったことで、アーチやフェンス、壁面など、よりダイナミックにその美しさを楽しめるようになりました。
2. 'つるローズうらら' が愛される理由:その魅力に迫る!
なぜ「つるローズうらら」は多くのガーデナーに選ばれ、愛され続けているのでしょうか?
魅力1:とにかく鮮やか! 視線を集める華やかピンク
このバラの最大の魅力は、何と言ってもその鮮やかで目を引くローズピンクの花色です。「ショッキングピンク」と表現されることもある、明るく華やかなピンク色は、庭全体をパッと明るく彩り、遠くからでもその存在感を発揮します。曇りの日でも庭を元気づけてくれるような、パワーのある色合いです。次々と咲き始めた花々が、緑の葉によく映えています。
魅力2:可愛らしい花形と、雨にも負けない花持ちの良さ
丸みを帯びた花弁が重なる丸弁平咲きは、どこか優しく、可愛らしい印象を与えます。数輪の房になって咲くため、株全体が花で覆われるようなボリューム感も楽しめます。さらに、花持ちが非常に良く、雨にも強いため、美しい花を長く楽しめるのが大きなメリットです。天候に左右されにくいのは嬉しいポイントですね。
魅力3:春から秋まで咲き続ける! 驚きの返り咲き性
基本的には「返り咲き」に分類されますが、株が充実してくると、春の豪華な開花のあとも、夏、秋、そして時には初冬近くまで、繰り返し花を咲かせてくれます。ほぼ四季咲きに近い感覚で、非常に長い期間楽しめるのは、ガーデナーにとって大きな喜びです。今まさに次々と咲き始めた勢いを見ると、そのパワフルさがうかがえます。
魅力4:日本の気候が生んだ? 丈夫で育てやすい強健さ
日本のトップブランド、京成バラ園芸が生んだ品種であり、日本の気候風土に適した育てやすさを持っています。樹勢が強く、病気にも比較的強いため、バラ栽培初心者の方でも安心して挑戦できます。
魅力5:扱いやすい? トゲが少なく誘引しやすい枝
情報によると、トゲが少なく、枝も比較的しなやかで誘引しやすいとされています。これは、つるバラの管理作業(特に冬の誘引)において、非常に大きなメリットとなります。作業が楽になるのは嬉しいですね。(※トゲの程度は生育環境によって多少変化することもあります)
3. 'つるローズうらら'の育て方【完全ガイド】鮮やかピンクを咲かせよう!
ここからは、「つるローズうらら」を元気に育て、毎年たくさんの鮮やかな花を楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
3.1. 植え付け:最高のスタートを切るために!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。日当たりが良いほど、花付きが良く、株も元気に育ちます。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に繋がります。壁際などに植える場合も、壁との間に十分な空間を空けましょう。
誘引スペース: つるバラなので、枝を誘引するためのアーチ、フェンス、壁面、パーゴラ、オベリスクなどの構造物が必要です。大きく育つ品種なので、十分なスペースを確保できる場所を選びましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の**「バラ用培養土」**を使うのが最も簡単です。
地植えの場合は、植え穴を大きく深く掘り、堆肥や腐葉土、元肥(緩効性肥料)をたっぷりと混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします。裸苗は根を水に浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分(株元のこぶ状の部分)が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
地植えの場合は、仮の支柱を立てて株を安定させます。
3.2. 水やり:基本を守って、乾湿のメリハリを
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に開花期(今!)は、たくさんの花を咲かせるために水分を多く必要とするため、水切れに注意が必要です。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日~朝夕2回必要なことも。日中の高温時は避けます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣を。
3.3. 肥料:繰り返し咲きを支える、途切れさせない栄養管理!
「つるローズうらら」は非常に開花期間が長いので、肥料を切らさないように管理することが、たくさんの花を咲かせ続けるための重要なポイントです。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与えます。
開花期の追肥: 花が次々と咲き始めたこの時期(4月~5月)は、開花エネルギーを補給するために、液体肥料を週に1回程度与えるのが非常に効果的です。
【重要】お礼肥(花後): 春の一番花が終わった後、そして夏や秋に花が咲き終わるたびに、消耗した体力を回復させ、次の開花を促すために、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。繰り返し咲く品種にとって、花後のお礼肥は非常に重要です。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)、秋の開花に向けて追肥を行います。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料を使うと、バランス良く栄養を与えることができます。緩効性肥料を基本に、生育期・開花期には液体肥料を補助的に使うのがおすすめです。
3.4. 病害虫対策:強健だが油断は禁物!
「つるローズうらら」は比較的病気に強い品種とされていますが、油断は禁物です。基本的な病害虫対策は行いましょう。
耐病性: うどんこ病には比較的強いとされますが、環境によっては**黒星病(黒点病)**が発生することもあります。
注意すべき害虫: アブラムシ、ハダニ、チュウレンジハバチ、バラゾウムシなど、一般的なバラの害虫は発生する可能性があります。特にアブラムシは、咲き始めた柔らかい花びらや蕾に付きやすいので、こまめにチェックしましょう。
対策と予防:
風通しと日当たりを確保する: 適切な剪定と誘引が基本です。
定期的な観察: 葉の裏までこまめにチェックし、早期発見・早期対処を心がけます。
薬剤散布: 病害虫が発生しやすい時期(春先、梅雨時期など)には、予防的に薬剤(殺菌剤・殺虫剤)を散布するのも有効です。薬剤はローテーションして使用しましょう。開花期は薬剤が花にかからないように注意が必要です。
株元の管理: 株元を清潔に保ち、マルチングなどで泥はねを防ぐことも病気予防につながります。
4. 【重要】つるバラとしての剪定と誘引:'つるローズうらら'を美しく咲かせ続ける!
「つるローズうらら」を最大限に美しく咲かせるためには、つるバラとしての適切な「剪定」と「誘引」が欠かせません。特に、繰り返しよく咲く性質を引き出すための管理がポイントです。
4.1. 剪定と誘引の目的
美しい樹形を作り、構造物(アーチ、フェンス等)に沿わせる。
花付きを良くする(特に高い位置や、株全体で咲かせる)。
古い枝を整理し、株を若返らせる。
風通しや日当たりを改善し、病害虫を予防する。
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):春の景色を作るメイン作業!
冬の休眠期に行う剪定と誘引が、春の豪華な開花の基礎を作ります。
剪定:
まず、枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝などを付け根から切り取ります。
次に、株元から数えて3~4年以上経った古い主枝があれば、これも付け根から切り取り、新しい元気なシュートへの世代交代を促します。
残した若くて元気な主枝は、先端を軽く切り詰める程度にします。
その主枝から出ている**細い枝(側枝)**に春の花が咲きます。この側枝を、**付け根から数えて2~3芽(長さ15~20cm程度)**残して切り詰めます。
誘引:
剪定が終わったら、残した主枝をアーチ、フェンス、オベリスクなどの構造物に固定していきます。
最大のポイントは、枝をできるだけ水平に近い角度(斜め45度以下)に、緩やかなカーブを描くように寝かせて誘引すること! これにより、枝の各節から上向きに花を咲かせる側枝がたくさん伸びてきます。「上の方で咲いた」のは、この誘引がうまくいった証拠ですね!
枝同士が重ならないように、空間にバランス良く配置します。
麻ひもやビニールタイなどで、枝に食い込まないように、ゆとりを持たせて8の字に結びつけ、しっかりと固定します。
4.3. 花後の剪定(随時):繰り返し咲かせるための必須作業!
「つるローズうらら」は返り咲き性が強いので、花後の剪定が次の開花を促すために非常に重要です。
花がら切り: 咲き終わった花は、花がらだけでなく、花の下にある5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上で切り戻します。 これをこまめに行うことで、株の消耗を防ぎ、次の花芽が早く上がりやすくなります。今、次々と咲き始めた花も、終わったらこの作業を忘れずに行いましょう。房咲きの場合は、房全体の花が終わるのを待ってから、房の付け根で同様に切り戻します。
4.4. シュートの管理(春~夏)
春から夏にかけて、株元や枝の途中から勢いよく伸びてくるシュートは、来年以降の主役となる大切な枝です。
保護: 柔らかく折れやすいので、早めに支柱を立てて保護します。
仮誘引: 伸びてきたら、邪魔にならないように、また風で折れないように、支柱や既存の枝に軽く留めておきます(本格的な誘引は冬)。
4.5. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋にもしっかり花を楽しみたい場合は、夏剪定を行います。春に咲いた枝や、夏の間伸びすぎた枝などを軽く切り戻し、株全体を整えます。
5. 'つるローズうらら' を活かすガーデンアイデア:華やかピンクを主役に!
鮮やかなピンク色の「つるローズうらら」は、庭の様々なシーンで主役級の活躍をしてくれます。
華やかなウェルカムアーチ: 庭の入り口に設置したアーチに誘引すれば、訪れる人を鮮やかなピンクの花で迎える、最高のウェルカムアーチになります。次々と咲くので、長く楽しめます。
フェンスや壁面を明るくドレスアップ: 単調になりがちなフェンスや壁面も、「つるローズうらら」を誘引すれば、一面が華やかなピンク色の花のスクリーンに変わります。
オベリスクやポールで存在感を: 庭の中にポイントとしてオベリスクやポールを立て、そこに絡ませれば、鮮やかなピンク色の花のタワーが楽しめます。
他の植物との組み合わせ:
クレマチス: 特に白や淡い紫、ブルー系のクレマチスとの組み合わせは、ピンク色を爽やかに引き立て、非常に美しいです。開花期を合わせるのがポイント。
他のバラ: アプリコット系や黄色のバラと合わせると、明るくポップな印象に。白バラと合わせると、清楚で上品な雰囲気に。
鉢植え(大型)での挑戦: 大きな鉢(10号以上推奨)としっかりした支柱(オベリスクなど)があれば、鉢植えで管理することも可能です。
6. まとめ:日本の庭を彩る、強くて美しいピンクのつるバラ
今回は、京成バラ園芸が生んだ人気のつるバラ、「つるローズうらら」について、その魅力、育て方の詳細、そしてつるバラとしての管理のコツを詳しくご紹介しました。
つるローズうららは、鮮やかなローズピンクの花が魅力の、日本の気候に適した強健なつるバラ。
元のフロリバンダ品種 'ローズうらら' の優れた性質(花付き・花持ちの良さ、育てやすさ)を受け継ぐ。
返り咲き性が非常に強く、春から秋まで繰り返し花を楽しめる。
育て方のポイントは、日当たりの確保、適切な水やりと肥料(特に花後のお礼肥)、そしてつるバラとしての冬の剪定・誘引。
トゲが少なく誘引しやすいとされる点も魅力(要確認)。初心者にもおすすめ。
アーチやフェンスなど、様々な場所で華やかに活躍する。
今まさに「次々と咲きだし」て、庭を鮮やかに彩り始めた「つるローズうらら」。その勢いのある開花は、春の喜びを私たちに力強く伝えてくれます。
丈夫で育てやすく、美しい花を長く楽しませてくれる「つるローズうらら」。ぜひ、あなたの庭にもお迎えして、その素晴らしい魅力を体験してみませんか?
[02memo]では、「つるローズうらら」の成長記録や開花の様子、剪定・誘引の具体的な方法なども、ブログやSNS、YouTubeで発信しています。ぜひ、チェックしてみてください!
つるローズうらら Rose Urara Climbing 京成バラ園芸 Keisei Rose Garden 日本 ツル クライミング・ローズ Cl クライミング 返り咲き ピンク系統 ショッキングピンク 丸弁平咲き 中輪 微香
再生リスト つるローズうらら Rose Urara Climbing
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2025年04月20日
春幕開けのエドゥアール・マネ――デルバール製バラで始まる新たな花季節 Edouard Manet⠀絞りの花が咲いた。2025年4月20日
エドゥアール・マネ Edouard Manet⠀絞りの花が咲いた。2025年4月20日
エドゥアール・マネ(Edouard Manet):絞り模様が織りなす優美なシュラブローズの世界
フランスの名画家にちなんで名付けられた「エドゥアール・マネ」は、デルバール(Delbard)が誇るシュラブローズの逸品です。淡い黄色の地色にローズ色の絞りが美しく入る花姿と豊かな香りで、多くのバラ愛好家を魅了しています。本記事では、この優雅なフレンチローズの特徴や魅力、そして育て方について詳しく解説します。春から秋まで長く楽しめるこのバラを、あなたの庭に取り入れてみませんか?
エドゥアール・マネの基本情報と特徴
エドゥアール・マネは、フランスの著名なバラ育種家デルバール社によって作出された四季咲きのシュラブローズです。その名は、19世紀フランスの画家エドゥアール・マネに敬意を表して名付けられました。マネの絵画に見られる繊細な色使いと同様に、このバラも優美な色彩を持ち合わせています。
花の特徴
花色:エドゥアール・マネの最大の魅力は、その独特の花色にあります。淡いクリーム色から黄色の地色に、繊細なローズピンクの絞りが入る姿は、まるで一枚の絵画のような美しさです。開花とともに色合いが変化し、日光の加減によっても表情を変える点も魅力のひとつです。
花形:カップ咲きからロゼット咲きへと変化する花形は、古典的な美しさと現代的なエレガンスを兼ね備えています。花径は約8cmの中輪花で、およそ35〜40枚の花びらが重なり合い、豊かな印象を与えます。
香り:エドゥアール・マネの香りは、クラシカルなダマスク調の香りに、柑橘系やベリー系のフルーティーな香りが混ざった強香です。朝露に濡れた花からは特に芳醇な香りが立ち上り、庭全体を包み込みます。
生育特性
樹形:シュラブタイプの樹形で、半横張り性の成長を見せます。成長すると樹高約1.5~1.8m、幅は1.2~1.5mほどになります。枝はしっかりとしていて、重い花をよく支えます。
開花習性:四季咲き性を持ち、5月から11月頃まで、気候が良ければ断続的に花を咲かせます。特に春と秋に見事な花つきを見せることが多いでしょう。一番花がもっとも豪華に咲きますが、二番花以降も十分に楽しめます。
耐病性:比較的耐病性が高く、黒星病やうどんこ病への抵抗力があります。適切な管理をすれば、健康に育てることができるでしょう。
耐寒性・耐暑性:中程度の耐寒性と耐暑性を持ち、日本の気候にも適応します。特に冬の防寒対策をしっかり行えば、寒冷地でも育てることが可能です。
エドゥアール・マネの多彩な魅力
1. 絶妙な色彩バランス
エドゥアール・マネの最大の特徴は、淡い黄色とピンクの絞り模様が織りなす独特の色彩美にあります。この色合いは、庭のどんな環境にも調和し、同時に存在感も放ちます。花が咲き進むにつれて色合いが変化する様子も見どころで、一株で異なる表情を楽しめます。
2. 豊かな香りの世界
クラシックなダマスク調の香りに、ほのかなフルーツの香りが混ざり合う芳香は、バラ園を訪れる人々を魅了します。風の日には香りが庭全体に広がり、訪れる蝶や蜂などの昆虫たちも引き寄せます。庭で過ごす時間を一層豊かにしてくれるでしょう。
3. 長い開花期間と花もちの良さ
四季咲きの性質を持つエドゥアール・マネは、春から秋まで長期間花を楽しめます。また、一輪の花の寿命も比較的長く、切り花としても5〜7日程度の花もちが期待できます。これにより、庭でも室内でも長く美しさを堪能できます。
4. 多様な利用法
エドゥアール・マネは、その中庸な樹高と半横張りの樹形から、様々な場所や用途に活用できます。
単独植栽:庭の主役として一株で植えても存在感があります
グループ植栽:複数株をまとめて植えることで、より華やかな花壇を作ることができます
ミックスボーダー:宿根草や低木と組み合わせると、調和のとれた花壇になります
鉢植え:大きめの鉢であれば鉢植えでも育てられ、テラスやバルコニーでも楽しめます
切り花:花もちがよく、優雅な香りが楽しめる切り花として室内でも活躍します
5. 育てやすさ
比較的丈夫で病気にも強いエドゥアール・マネは、バラ初心者でも挑戦しやすい品種です。基本的なバラの管理さえ行えば、豊かな花と香りを長く楽しむことができるでしょう。
エドゥアール・マネの育て方ガイド
植え付け
最適な時期:春(3月下旬〜5月)か秋(10月〜11月)が植え付けに適しています。
植え付け場所:日当たりが良く、風通しの良い場所を選びましょう。一日最低6時間は日光が当たる場所が理想的です。
土壌条件:水はけがよく、保水性と保肥力のある土壌を好みます。植え付け前に、腐葉土や完熟堆肥を混ぜ込んで土壌改良を行いましょう。pH6.0〜6.5の弱酸性の土壌が最適です。
植え付け手順:
植え穴を深さ約40cm、幅約50cmほど掘ります
底に化成肥料と骨粉をまぜた土を入れます
植え付ける苗の根鉢を崩さないように植え穴に入れます
接ぎ木部分(根と幹の境目の膨らんだ部分)が地表から2〜3cm上に出るように植えます
周囲に土を入れて軽く押し固め、たっぷり水やりをします
日常の管理
水やり:乾燥を嫌うため、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。特に夏場は朝夕に水やりを行うとよいでしょう。鉢植えの場合は、より頻繁な水やりが必要になります。
肥料:
春(3〜4月):元肥として緩効性の有機肥料を与えます
開花期(5〜6月):液体肥料を2週間に1回程度与えます
夏(7〜8月):猛暑時は控えめに
秋(9〜10月):二番花、三番花に向けて再度緩効性肥料を与えます
マルチング:根元にバークチップや腐葉土などでマルチングを施すと、土の乾燥や雑草の発生を防ぎ、根の保護になります。
剪定とメンテナンス
春の剪定(2〜3月):休眠期に全体の3分の1程度に強く剪定します。混み合った枝や弱い枝、枯れ枝、交差する枝を取り除き、樹形を整えます。
夏の剪定(花がら摘み):花が終わったら花茎を5〜7枚目の葉の上で切り戻します。これにより次の開花を促進します。
秋の整理(11月頃):冬に向けて混み合った枝を間引き、風通しを良くします。ただし、強い剪定は避けてください。
冬の管理:寒冷地では根元にワラや腐葉土で厚くマルチングし、樹全体を不織布などで覆って防寒対策を行います。
病害虫対策
主な病気と対策:
黒星病:初夏や梅雨時に発生しやすい。予防として定期的な殺菌剤散布と、落ち葉の回収を徹底します。
うどんこ病:乾燥時に発生しやすい。風通しを確保し、初期症状が見られたら早めに対処します。
主な害虫と対策:
アブラムシ:新芽や蕾に発生。見つけ次第、水で洗い流すか、市販の殺虫剤を使用します。
カイガラムシ:枝や葉の裏につく。アルコールを染み込ませた布で拭き取るか、オイルスプレーを使用します。
ハダニ:乾燥時に発生しやすい。葉水を定期的に行い、初期発見に努めます。
エドゥアール・マネの四季折々の楽しみ方
春(3〜5月)
春はエドゥアール・マネが最も華やかに咲く季節です。一番花は特に豪華で、花数も多く、香りも強く立ち上ります。この時期は、剪定後の新芽の成長を楽しみ、開花に向けて適切な水やりと肥料を与えることで、より美しい花を咲かせることができるでしょう。
夏(6〜8月)
夏は暑さによって花の色がより鮮やかになる時期です。ただし、真夏の直射日光は花焼けの原因になるため、軽い日陰を作ってあげると良いでしょう。朝晩の水やりと、適度な花がら摘みを行うことで、夏も途切れることなく花を楽しめます。
秋(9〜11月)
涼しくなる秋は、エドゥアール・マネにとって二度目の花盛りとなる季節です。この時期の花は春ほど数は多くないものの、一輪一輪が大きく、色合いも深みを増します。特に朝露に濡れた姿は格別の美しさです。
冬(12〜2月)
休眠期に入るエドゥアール・マネは、この時期に来年の美しい花のための準備をします。適切な剪定と防寒対策を行い、春の目覚めを待ちましょう。厳寒期でも晴れた暖かい日には、早春の兆しとして新芽が動き始めることもあります。
エドゥアール・マネとの相性の良い植物
エドゥアール・マネの淡い黄色とピンクの絞り模様は、様々な植物との組み合わせが可能です。以下はエドゥアール・マネと相性の良い植物の例です:
宿根草との組み合わせ
ラベンダー:紫色の花と銀灰色の葉がエドゥアール・マネの色を引き立てます
サルビア:青や紫の花色がコントラストを生み、活気ある花壇になります
アガパンサス:青い花色が夏の花壇で爽やかな印象を与えます
アルケミラ・モリス:淡い黄緑色の花と葉が優しい色合いで調和します
低木との組み合わせ
アジサイ:初夏に咲くアジサイの青や紫がエドゥアール・マネの色と美しく調和します
クレマチス:つる性植物として一緒に誘引すると、立体的な美しさが楽しめます
ボックスウッド:常緑の葉が年間を通じて花壇に構造を与えます
まとめ:エドゥアール・マネで彩る四季の庭
エドゥアール・マネは、淡い黄色とピンクの絞り模様が特徴的なデルバールのシュラブローズです。四季咲きの性質を持ち、豊かな香りと美しい花形で、一年を通じて庭を彩ります。比較的丈夫で育てやすく、初心者からベテランまで幅広いガーデナーに愛されている品種です。
適切な場所選びと基本的なケアを行えば、エドゥアール・マネは何年も美しい花を咲かせ続け、庭の主役として活躍してくれるでしょう。フランスの名画家に敬意を表して名付けられたこのバラは、まさに生きた芸術作品として、あなたの庭に優雅さと芳香をもたらしてくれることでしょう。
日当たりと風通しの良い場所に植え、定期的な水やりと肥料、適切な剪定を行うことで、エドゥアール・マネの持つ潜在的な美しさを最大限に引き出すことができます。ぜひあなたの庭に取り入れて、四季折々の表情と香りを楽しんでください。
エドゥアール・マネ Edouard Manet デルバール Delbard フランス 半ツル シュラブ・ローズ S シュラブ 四季咲き 黄色系統 絞り 淡い黄色とピンクの絞り カップ咲き 中輪 強香
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再生リスト エドゥアール・マネ Edouard Manet
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エドゥアール・マネ(Edouard Manet):絞り模様が織りなす優美なシュラブローズの世界
フランスの名画家にちなんで名付けられた「エドゥアール・マネ」は、デルバール(Delbard)が誇るシュラブローズの逸品です。淡い黄色の地色にローズ色の絞りが美しく入る花姿と豊かな香りで、多くのバラ愛好家を魅了しています。本記事では、この優雅なフレンチローズの特徴や魅力、そして育て方について詳しく解説します。春から秋まで長く楽しめるこのバラを、あなたの庭に取り入れてみませんか?
エドゥアール・マネの基本情報と特徴
エドゥアール・マネは、フランスの著名なバラ育種家デルバール社によって作出された四季咲きのシュラブローズです。その名は、19世紀フランスの画家エドゥアール・マネに敬意を表して名付けられました。マネの絵画に見られる繊細な色使いと同様に、このバラも優美な色彩を持ち合わせています。
花の特徴
花色:エドゥアール・マネの最大の魅力は、その独特の花色にあります。淡いクリーム色から黄色の地色に、繊細なローズピンクの絞りが入る姿は、まるで一枚の絵画のような美しさです。開花とともに色合いが変化し、日光の加減によっても表情を変える点も魅力のひとつです。
花形:カップ咲きからロゼット咲きへと変化する花形は、古典的な美しさと現代的なエレガンスを兼ね備えています。花径は約8cmの中輪花で、およそ35〜40枚の花びらが重なり合い、豊かな印象を与えます。
香り:エドゥアール・マネの香りは、クラシカルなダマスク調の香りに、柑橘系やベリー系のフルーティーな香りが混ざった強香です。朝露に濡れた花からは特に芳醇な香りが立ち上り、庭全体を包み込みます。
生育特性
樹形:シュラブタイプの樹形で、半横張り性の成長を見せます。成長すると樹高約1.5~1.8m、幅は1.2~1.5mほどになります。枝はしっかりとしていて、重い花をよく支えます。
開花習性:四季咲き性を持ち、5月から11月頃まで、気候が良ければ断続的に花を咲かせます。特に春と秋に見事な花つきを見せることが多いでしょう。一番花がもっとも豪華に咲きますが、二番花以降も十分に楽しめます。
耐病性:比較的耐病性が高く、黒星病やうどんこ病への抵抗力があります。適切な管理をすれば、健康に育てることができるでしょう。
耐寒性・耐暑性:中程度の耐寒性と耐暑性を持ち、日本の気候にも適応します。特に冬の防寒対策をしっかり行えば、寒冷地でも育てることが可能です。
エドゥアール・マネの多彩な魅力
1. 絶妙な色彩バランス
エドゥアール・マネの最大の特徴は、淡い黄色とピンクの絞り模様が織りなす独特の色彩美にあります。この色合いは、庭のどんな環境にも調和し、同時に存在感も放ちます。花が咲き進むにつれて色合いが変化する様子も見どころで、一株で異なる表情を楽しめます。
2. 豊かな香りの世界
クラシックなダマスク調の香りに、ほのかなフルーツの香りが混ざり合う芳香は、バラ園を訪れる人々を魅了します。風の日には香りが庭全体に広がり、訪れる蝶や蜂などの昆虫たちも引き寄せます。庭で過ごす時間を一層豊かにしてくれるでしょう。
3. 長い開花期間と花もちの良さ
四季咲きの性質を持つエドゥアール・マネは、春から秋まで長期間花を楽しめます。また、一輪の花の寿命も比較的長く、切り花としても5〜7日程度の花もちが期待できます。これにより、庭でも室内でも長く美しさを堪能できます。
4. 多様な利用法
エドゥアール・マネは、その中庸な樹高と半横張りの樹形から、様々な場所や用途に活用できます。
単独植栽:庭の主役として一株で植えても存在感があります
グループ植栽:複数株をまとめて植えることで、より華やかな花壇を作ることができます
ミックスボーダー:宿根草や低木と組み合わせると、調和のとれた花壇になります
鉢植え:大きめの鉢であれば鉢植えでも育てられ、テラスやバルコニーでも楽しめます
切り花:花もちがよく、優雅な香りが楽しめる切り花として室内でも活躍します
5. 育てやすさ
比較的丈夫で病気にも強いエドゥアール・マネは、バラ初心者でも挑戦しやすい品種です。基本的なバラの管理さえ行えば、豊かな花と香りを長く楽しむことができるでしょう。
エドゥアール・マネの育て方ガイド
植え付け
最適な時期:春(3月下旬〜5月)か秋(10月〜11月)が植え付けに適しています。
植え付け場所:日当たりが良く、風通しの良い場所を選びましょう。一日最低6時間は日光が当たる場所が理想的です。
土壌条件:水はけがよく、保水性と保肥力のある土壌を好みます。植え付け前に、腐葉土や完熟堆肥を混ぜ込んで土壌改良を行いましょう。pH6.0〜6.5の弱酸性の土壌が最適です。
植え付け手順:
植え穴を深さ約40cm、幅約50cmほど掘ります
底に化成肥料と骨粉をまぜた土を入れます
植え付ける苗の根鉢を崩さないように植え穴に入れます
接ぎ木部分(根と幹の境目の膨らんだ部分)が地表から2〜3cm上に出るように植えます
周囲に土を入れて軽く押し固め、たっぷり水やりをします
日常の管理
水やり:乾燥を嫌うため、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。特に夏場は朝夕に水やりを行うとよいでしょう。鉢植えの場合は、より頻繁な水やりが必要になります。
肥料:
春(3〜4月):元肥として緩効性の有機肥料を与えます
開花期(5〜6月):液体肥料を2週間に1回程度与えます
夏(7〜8月):猛暑時は控えめに
秋(9〜10月):二番花、三番花に向けて再度緩効性肥料を与えます
マルチング:根元にバークチップや腐葉土などでマルチングを施すと、土の乾燥や雑草の発生を防ぎ、根の保護になります。
剪定とメンテナンス
春の剪定(2〜3月):休眠期に全体の3分の1程度に強く剪定します。混み合った枝や弱い枝、枯れ枝、交差する枝を取り除き、樹形を整えます。
夏の剪定(花がら摘み):花が終わったら花茎を5〜7枚目の葉の上で切り戻します。これにより次の開花を促進します。
秋の整理(11月頃):冬に向けて混み合った枝を間引き、風通しを良くします。ただし、強い剪定は避けてください。
冬の管理:寒冷地では根元にワラや腐葉土で厚くマルチングし、樹全体を不織布などで覆って防寒対策を行います。
病害虫対策
主な病気と対策:
黒星病:初夏や梅雨時に発生しやすい。予防として定期的な殺菌剤散布と、落ち葉の回収を徹底します。
うどんこ病:乾燥時に発生しやすい。風通しを確保し、初期症状が見られたら早めに対処します。
主な害虫と対策:
アブラムシ:新芽や蕾に発生。見つけ次第、水で洗い流すか、市販の殺虫剤を使用します。
カイガラムシ:枝や葉の裏につく。アルコールを染み込ませた布で拭き取るか、オイルスプレーを使用します。
ハダニ:乾燥時に発生しやすい。葉水を定期的に行い、初期発見に努めます。
エドゥアール・マネの四季折々の楽しみ方
春(3〜5月)
春はエドゥアール・マネが最も華やかに咲く季節です。一番花は特に豪華で、花数も多く、香りも強く立ち上ります。この時期は、剪定後の新芽の成長を楽しみ、開花に向けて適切な水やりと肥料を与えることで、より美しい花を咲かせることができるでしょう。
夏(6〜8月)
夏は暑さによって花の色がより鮮やかになる時期です。ただし、真夏の直射日光は花焼けの原因になるため、軽い日陰を作ってあげると良いでしょう。朝晩の水やりと、適度な花がら摘みを行うことで、夏も途切れることなく花を楽しめます。
秋(9〜11月)
涼しくなる秋は、エドゥアール・マネにとって二度目の花盛りとなる季節です。この時期の花は春ほど数は多くないものの、一輪一輪が大きく、色合いも深みを増します。特に朝露に濡れた姿は格別の美しさです。
冬(12〜2月)
休眠期に入るエドゥアール・マネは、この時期に来年の美しい花のための準備をします。適切な剪定と防寒対策を行い、春の目覚めを待ちましょう。厳寒期でも晴れた暖かい日には、早春の兆しとして新芽が動き始めることもあります。
エドゥアール・マネとの相性の良い植物
エドゥアール・マネの淡い黄色とピンクの絞り模様は、様々な植物との組み合わせが可能です。以下はエドゥアール・マネと相性の良い植物の例です:
宿根草との組み合わせ
ラベンダー:紫色の花と銀灰色の葉がエドゥアール・マネの色を引き立てます
サルビア:青や紫の花色がコントラストを生み、活気ある花壇になります
アガパンサス:青い花色が夏の花壇で爽やかな印象を与えます
アルケミラ・モリス:淡い黄緑色の花と葉が優しい色合いで調和します
低木との組み合わせ
アジサイ:初夏に咲くアジサイの青や紫がエドゥアール・マネの色と美しく調和します
クレマチス:つる性植物として一緒に誘引すると、立体的な美しさが楽しめます
ボックスウッド:常緑の葉が年間を通じて花壇に構造を与えます
まとめ:エドゥアール・マネで彩る四季の庭
エドゥアール・マネは、淡い黄色とピンクの絞り模様が特徴的なデルバールのシュラブローズです。四季咲きの性質を持ち、豊かな香りと美しい花形で、一年を通じて庭を彩ります。比較的丈夫で育てやすく、初心者からベテランまで幅広いガーデナーに愛されている品種です。
適切な場所選びと基本的なケアを行えば、エドゥアール・マネは何年も美しい花を咲かせ続け、庭の主役として活躍してくれるでしょう。フランスの名画家に敬意を表して名付けられたこのバラは、まさに生きた芸術作品として、あなたの庭に優雅さと芳香をもたらしてくれることでしょう。
日当たりと風通しの良い場所に植え、定期的な水やりと肥料、適切な剪定を行うことで、エドゥアール・マネの持つ潜在的な美しさを最大限に引き出すことができます。ぜひあなたの庭に取り入れて、四季折々の表情と香りを楽しんでください。
エドゥアール・マネ Edouard Manet デルバール Delbard フランス 半ツル シュラブ・ローズ S シュラブ 四季咲き 黄色系統 絞り 淡い黄色とピンクの絞り カップ咲き 中輪 強香
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再生リスト エドゥアール・マネ Edouard Manet
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2025年4月20日 春庭レポート―バラ、クレマチス、モミジ、ツツジ、ハナズオウ、ジギタリス、梅の実。庭の様子
庭の様子2025年4月20日
春の庭から - 2025年4月20日の庭の様子
春本番を迎えた4月の庭は、日々変化する植物たちの姿が私たちの目を楽しませてくれます。今日の記事では、2025年4月20日現在の庭の様子をご紹介します。バラの新緑と蕾、クレマチス、モミジの新緑、ツツジ、ハナズオウ、ジギタリス、そして梅の実の成長状況をお届けします。それぞれの植物の特徴や魅力、育て方のポイントもご紹介しますので、皆さんのガーデニングライフにお役立てください。
バラの新緑と蕾 - 春の息吹を感じる瞬間
4月中旬から下旬にかけて、バラは一斉に新芽を伸ばし始めます。特に今年は温暖な春となり、すでに多くの品種で蕾がついているのが見られます。新緑の柔らかな色合いと質感は、この時期ならではの美しさです。
バラの春の特徴と魅力
バラの新緑は、多くの場合、赤みを帯びた色合いから始まります。これは、若葉に含まれるアントシアニンという色素によるもので、紫外線から葉を守る働きがあります。時間が経つにつれて徐々に緑色に変化していく様子も観察する楽しみの一つです。
春のバラの蕾は、これから咲く花の予感を感じさせてくれる特別な存在です。品種によって蕾の形や色も様々で、つぼみの段階からそのバラの個性が現れています。徐々に膨らんでいく蕾を見ていると、5月から6月にかけての本格的な開花シーズンが待ち遠しくなります。
春のバラのケアポイント
この時期のバラのケアで特に重要なのは以下の点です:
病害虫対策: 新芽や若葉は害虫の格好の餌食になります。特にアブラムシは早めの対策が必要です。エコな方法としては、水で薄めた中性洗剤を吹きかけるのも効果的です。
追肥のタイミング: 蕾が確認できたら、リン酸と加里を多く含む肥料を施すと花付きが良くなります。有機肥料であれば、バラ専用のものを使うと良いでしょう。
水やり: 春は乾燥しやすい季節です。特に新芽の時期は水分不足に弱いので、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。
誘引作業: つるバラの場合、新しく伸びた枝をどのように誘引するかでその後の姿が変わります。柔らかいうちに理想的な方向へ誘導しましょう。
クレマチスの蕾 - 優雅な花へのカウントダウン
4月のクレマチスは、これから始まる華やかな開花への準備を着々と進めています。蕾の形や色、大きさはクレマチスの品種によって大きく異なりますが、その一つ一つが個性的で魅力的です。
クレマチスの特徴と魅力
クレマチスは「つる性植物の女王」とも呼ばれる高い人気を誇る植物です。多様な花色と花形を持ち、開花時期も春咲き、夏咲き、秋咲きと様々な品種があります。特に春咲きのモンタナ系は、小さな花を大量に咲かせて庭を彩ります。
蕾の段階から観察していると、花弁が徐々に開いていく様子は自然の神秘を感じさせてくれます。また、クレマチスの魅力は花だけではなく、開花後の種子(綿毛)も独特の美しさを持っています。
クレマチスの育て方のポイント
「頭は太陽に、足は涼しく」: クレマチスの基本的な育て方の鉄則です。根元は日陰になるようにマルチングや低木の植栽で覆い、つるの上部は日光がしっかり当たるようにしましょう。
支柱の設置: クレマチスはつる性なので、必ず登る場所が必要です。アーチやオベリスク、トレリスなどを用意しましょう。蕾がついている今の時期に支柱を整えておくことが大切です。
剪定の時期と方法: クレマチスは種類によって剪定方法が異なります。春咲き種は花後すぐに、夏秋咲き種は冬から早春に剪定します。正しい剪定は翌年の豊かな開花につながります。
水やりと肥料: 水はけの良い土壌を好みますが、乾燥には弱いため、定期的な水やりが必要です。肥料は春と秋に緩効性のものを与えると良いでしょう。
モミジの新緑 - 繊細な葉が織りなす春の風景
春のモミジは、冬の眠りから覚めて、繊細な新緑を広げ始める季節です。その若葉は透き通るような色合いと優美な形で、春の庭に清々しさをもたらします。
モミジの春の特徴と魅力
モミジの新緑の魅力は、その繊細さと色彩にあります。黄緑から明るい緑、赤みを帯びたものまで、品種によって様々な色合いを見せてくれます。光に透かすと宝石のように輝く若葉は、この時期だけの特別な光景です。
特に朝日や夕日に照らされたモミジの新緑は、まるで自然が描いた絵画のような美しさを見せてくれます。秋の紅葉とはまた違った、春ならではの魅力があります。
モミジの育て方のポイント
適切な植栽場所: モミジは強い西日を嫌います。東向きか北向きの半日陰が理想的です。特に夏の強い日差しから守ることで、葉焼けを防ぎ美しい葉を楽しめます。
土壌管理: 水はけが良く、適度に湿り気のある弱酸性の土壌を好みます。根元に腐葉土を敷くことで、土壌環境を整えることができます。
剪定: モミジの剪定は樹形を整える程度にとどめ、大きく切り詰めることは避けましょう。自然な姿を生かすのがモミジの魅力を引き立てるコツです。
水やり: 若木のうちは乾燥に注意し、特に新芽の時期はこまめに水を与えましょう。根付いてからは、極端な乾燥時以外は自然の雨だけでも育ちます。
ツツジの花 - 春の庭を彩る鮮やかな色彩
4月から5月にかけては、ツツジが鮮やかな花を咲かせる季節です。特に日本の庭には欠かせない存在で、その華やかさは春の訪れを強く感じさせてくれます。
ツツジの特徴と魅力
ツツジの最大の魅力は、その豊富な花色と花形にあります。赤、ピンク、白、紫など様々な色があり、一重咲きから八重咲き、縁取りのあるものなど多様な花を楽しめます。
また、群植すると一層見事な景観となり、庭の主役となります。特に日本庭園では欠かせない存在で、古くから愛されてきた花木です。
花期が長いことも魅力で、品種によって開花時期をずらして植えることで、長期間花を楽しむことができます。
ツツジの育て方のポイント
適した環境: 日当たりの良い場所を好みますが、真夏の直射日光は避けた方が良いでしょう。弱酸性の土壌を好むため、アルカリ性の土壌では生育不良になることがあります。
植え付けと植え替え: 植え付けの適期は春か秋です。植え替えをする場合は、花後すぐに行うのがベストです。根は浅く広がるため、深植えは避けましょう。
剪定: 花後の剪定が基本です。花がら摘みを兼ねて行うと、来年の花付きがよくなります。大きく育ち過ぎたものは、3年に一度程度の強剪定で若返らせることができます。
病害虫対策: ツツジの主な害虫はツツジグンバイです。葉の裏側に付くため、定期的に確認し、早期発見・早期対策を心がけましょう。
ハナズオウの花 - 春の木漏れ日に映える優美な姿
ハナズオウ(花蘇芳)は、マメ科の落葉高木で、春になると幹や枝から直接、鮮やかなピンク色の花を咲かせる独特の木です。4月の庭で、その特徴的な開花様式は多くの人の目を引きます。
ハナズオウの特徴と魅力
ハナズオウの最大の特徴は、「幹咲き」と呼ばれる珍しい咲き方です。葉が展開する前に、幹や太い枝から直接花が咲き出す様子は非常に印象的です。赤紫からピンク色の蝶のような形の花が、まだ葉のない枝に群がるように咲く姿は、春の庭の風物詩となっています。
また、葉が展開した後も、ハート形の葉が美しく、秋には黄葉も楽しめる四季折々の魅力を持つ樹木です。樹形も優美で、年を経るほどに風格が増していきます。
ハナズオウの育て方のポイント
日照と土壌: 日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも育ちます。水はけの良い土壌が適しており、粘土質の土壌では根腐れを起こすことがあるので注意が必要です。
植え付けと移植: 植え付けは秋か早春が適期です。移植を嫌うため、植える場所は慎重に選びましょう。
剪定: 基本的に自然樹形を生かすため、大きな剪定は必要ありません。混み合った枝や枯れ枝を取り除く程度にとどめると良いでしょう。
病害虫対策: 比較的丈夫で病害虫の被害は少ないですが、アブラムシやカイガラムシが付くことがあります。発見次第、対処しましょう。
ジギタリスの蕾 - 森の妖精が立ち並ぶような神秘的な姿
ジギタリス(フォックスグローブ)は、春から初夏にかけて長い花茎に釣り鐘状の花を次々と咲かせる多年草です。現在、蕾の段階にあるジギタリスは、これから始まる花の競演への期待を高めてくれます。
ジギタリスの特徴と魅力
ジギタリスの最大の魅力は、何と言ってもその特徴的な花姿です。長い花茎に沿って、釣り鐘状の花が整然と並ぶ様子は、妖精の国の風景を思わせます。花の内側には斑点があり、これが昆虫を誘引する役割を果たしています。
色も白、ピンク、紫、黄色など豊富で、背が高くなるため庭の中景から後景植物として優れています。特にコテージガーデンやナチュラルガーデンの雰囲気に良く合います。
ジギタリスの育て方のポイント
適した環境: 半日陰の湿り気のある場所を好みます。日本の夏の直射日光は避けた方が良いでしょう。自然に種をこぼして増えていく性質があるため、一度植えると長く楽しめます。
種まきと植え付け: 秋まきか春まきが一般的です。発芽後、ある程度大きくなったら株間を確保して移植します。
水やりと肥料: 乾燥に弱いため、特に蕾から開花期にかけては水切れに注意しましょう。過剰な肥料は必要なく、植え付け時に元肥を施す程度で十分です。
注意点: ジギタリスは観賞用であり、全草に毒性があるため、食用にしたり誤って口にしたりしないよう注意が必要です。特に小さなお子さんやペットがいる家庭では、触った後の手洗いを徹底しましょう。
梅の実 - 春の恵みが実る季節
2月から3月に花を咲かせた梅は、4月になると小さな実をつけ始めます。今の時期、その実がぐんぐん大きくなっている様子を観察できるのも、春の庭の楽しみの一つです。
梅の実の特徴と魅力
梅の実は、最初は小さな緑色の実ですが、徐々に大きく成長していきます。初夏には黄色く色づき、6月頃には収穫の時期を迎えます。梅酒や梅干し、梅ジャムなど様々な加工品に姿を変え、私たちの食卓を豊かにしてくれます。
また、実がなる過程を観察することは、季節の移り変わりを感じる良い機会となります。花から実への変化は、自然の営みの素晴らしさを教えてくれます。
梅の木の育て方のポイント
日照と土壌: 梅は日当たりの良い場所を好みます。水はけの良い土壌が適していますが、比較的土質を選ばず育ちます。
剪定: 花後から実がある程度大きくなるまでの間に剪定を行うのが理想的です。風通しを良くし、日当たりを確保することで、来年の花付きや実付きが良くなります。
摘果: 実が多すぎると一つ一つが小さくなるため、適度な摘果が必要です。特に初めて実をつける若木では、樹の負担を考慮して摘果することをお勧めします。
病害虫対策: カイガラムシやアブラムシが付きやすいため、定期的な観察と早期対策が重要です。また、黒星病などの予防のため、梅雨時期前の防除も効果的です。
春の庭のメンテナンス - 美しい庭を維持するために
4月は、植物が急速に成長する時期です。この時期のメンテナンスが、その後の庭の美しさを左右します。以下に、春の庭の一般的なメンテナンスポイントをまとめました。
雑草対策: 春は雑草も勢いよく成長します。小さいうちに除草するのが効率的です。また、マルチングを施すことで雑草の発生を抑えることができます。
施肥: 春は植物の成長期です。適切な肥料を与えることで、健康な成長と美しい花を期待できます。しかし、過剰な施肥は避けましょう。
病害虫の早期発見と対策: 温かくなるにつれて様々な害虫が活動を始めます。定期的に植物をチェックし、早期発見・早期対策を心がけましょう。
支柱立て: つる性植物や背の高い草花には、早めに支柱を立てておくと管理がしやすくなります。
水やり: 春は乾燥しやすい季節です。特に新植した植物や鉢植えは、こまめな水やりが必要です。
まとめ - 春の庭の魅力を最大限に楽しむために
4月20日の庭は、様々な植物がそれぞれのペースで春の営みを見せてくれる素晴らしい場所です。バラの新緑と蕾、クレマチスの蕾、モミジの新緑、ツツジの花、ハナズオウの花、ジギタリスの蕾、そして梅の実。これらの植物たちの成長を見守り、適切なケアを行うことで、より豊かなガーデンライフを楽しむことができます。
季節の変化を敏感に感じ取り、植物と共に過ごす時間は、私たちに安らぎと喜びをもたらしてくれます。自然の営みに寄り添いながら、この春の特別な瞬間を心ゆくまで味わいましょう。
今回ご紹介した植物たちの成長の様子は、今後もブログやSNSでアップデートしていきます。皆さんの庭の様子も、ぜひコメントやSNSでシェアしてください。共に春の庭を楽しみましょう!
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春の庭から - 2025年4月20日の庭の様子
春本番を迎えた4月の庭は、日々変化する植物たちの姿が私たちの目を楽しませてくれます。今日の記事では、2025年4月20日現在の庭の様子をご紹介します。バラの新緑と蕾、クレマチス、モミジの新緑、ツツジ、ハナズオウ、ジギタリス、そして梅の実の成長状況をお届けします。それぞれの植物の特徴や魅力、育て方のポイントもご紹介しますので、皆さんのガーデニングライフにお役立てください。
バラの新緑と蕾 - 春の息吹を感じる瞬間
4月中旬から下旬にかけて、バラは一斉に新芽を伸ばし始めます。特に今年は温暖な春となり、すでに多くの品種で蕾がついているのが見られます。新緑の柔らかな色合いと質感は、この時期ならではの美しさです。
バラの春の特徴と魅力
バラの新緑は、多くの場合、赤みを帯びた色合いから始まります。これは、若葉に含まれるアントシアニンという色素によるもので、紫外線から葉を守る働きがあります。時間が経つにつれて徐々に緑色に変化していく様子も観察する楽しみの一つです。
春のバラの蕾は、これから咲く花の予感を感じさせてくれる特別な存在です。品種によって蕾の形や色も様々で、つぼみの段階からそのバラの個性が現れています。徐々に膨らんでいく蕾を見ていると、5月から6月にかけての本格的な開花シーズンが待ち遠しくなります。
春のバラのケアポイント
この時期のバラのケアで特に重要なのは以下の点です:
病害虫対策: 新芽や若葉は害虫の格好の餌食になります。特にアブラムシは早めの対策が必要です。エコな方法としては、水で薄めた中性洗剤を吹きかけるのも効果的です。
追肥のタイミング: 蕾が確認できたら、リン酸と加里を多く含む肥料を施すと花付きが良くなります。有機肥料であれば、バラ専用のものを使うと良いでしょう。
水やり: 春は乾燥しやすい季節です。特に新芽の時期は水分不足に弱いので、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。
誘引作業: つるバラの場合、新しく伸びた枝をどのように誘引するかでその後の姿が変わります。柔らかいうちに理想的な方向へ誘導しましょう。
クレマチスの蕾 - 優雅な花へのカウントダウン
4月のクレマチスは、これから始まる華やかな開花への準備を着々と進めています。蕾の形や色、大きさはクレマチスの品種によって大きく異なりますが、その一つ一つが個性的で魅力的です。
クレマチスの特徴と魅力
クレマチスは「つる性植物の女王」とも呼ばれる高い人気を誇る植物です。多様な花色と花形を持ち、開花時期も春咲き、夏咲き、秋咲きと様々な品種があります。特に春咲きのモンタナ系は、小さな花を大量に咲かせて庭を彩ります。
蕾の段階から観察していると、花弁が徐々に開いていく様子は自然の神秘を感じさせてくれます。また、クレマチスの魅力は花だけではなく、開花後の種子(綿毛)も独特の美しさを持っています。
クレマチスの育て方のポイント
「頭は太陽に、足は涼しく」: クレマチスの基本的な育て方の鉄則です。根元は日陰になるようにマルチングや低木の植栽で覆い、つるの上部は日光がしっかり当たるようにしましょう。
支柱の設置: クレマチスはつる性なので、必ず登る場所が必要です。アーチやオベリスク、トレリスなどを用意しましょう。蕾がついている今の時期に支柱を整えておくことが大切です。
剪定の時期と方法: クレマチスは種類によって剪定方法が異なります。春咲き種は花後すぐに、夏秋咲き種は冬から早春に剪定します。正しい剪定は翌年の豊かな開花につながります。
水やりと肥料: 水はけの良い土壌を好みますが、乾燥には弱いため、定期的な水やりが必要です。肥料は春と秋に緩効性のものを与えると良いでしょう。
モミジの新緑 - 繊細な葉が織りなす春の風景
春のモミジは、冬の眠りから覚めて、繊細な新緑を広げ始める季節です。その若葉は透き通るような色合いと優美な形で、春の庭に清々しさをもたらします。
モミジの春の特徴と魅力
モミジの新緑の魅力は、その繊細さと色彩にあります。黄緑から明るい緑、赤みを帯びたものまで、品種によって様々な色合いを見せてくれます。光に透かすと宝石のように輝く若葉は、この時期だけの特別な光景です。
特に朝日や夕日に照らされたモミジの新緑は、まるで自然が描いた絵画のような美しさを見せてくれます。秋の紅葉とはまた違った、春ならではの魅力があります。
モミジの育て方のポイント
適切な植栽場所: モミジは強い西日を嫌います。東向きか北向きの半日陰が理想的です。特に夏の強い日差しから守ることで、葉焼けを防ぎ美しい葉を楽しめます。
土壌管理: 水はけが良く、適度に湿り気のある弱酸性の土壌を好みます。根元に腐葉土を敷くことで、土壌環境を整えることができます。
剪定: モミジの剪定は樹形を整える程度にとどめ、大きく切り詰めることは避けましょう。自然な姿を生かすのがモミジの魅力を引き立てるコツです。
水やり: 若木のうちは乾燥に注意し、特に新芽の時期はこまめに水を与えましょう。根付いてからは、極端な乾燥時以外は自然の雨だけでも育ちます。
ツツジの花 - 春の庭を彩る鮮やかな色彩
4月から5月にかけては、ツツジが鮮やかな花を咲かせる季節です。特に日本の庭には欠かせない存在で、その華やかさは春の訪れを強く感じさせてくれます。
ツツジの特徴と魅力
ツツジの最大の魅力は、その豊富な花色と花形にあります。赤、ピンク、白、紫など様々な色があり、一重咲きから八重咲き、縁取りのあるものなど多様な花を楽しめます。
また、群植すると一層見事な景観となり、庭の主役となります。特に日本庭園では欠かせない存在で、古くから愛されてきた花木です。
花期が長いことも魅力で、品種によって開花時期をずらして植えることで、長期間花を楽しむことができます。
ツツジの育て方のポイント
適した環境: 日当たりの良い場所を好みますが、真夏の直射日光は避けた方が良いでしょう。弱酸性の土壌を好むため、アルカリ性の土壌では生育不良になることがあります。
植え付けと植え替え: 植え付けの適期は春か秋です。植え替えをする場合は、花後すぐに行うのがベストです。根は浅く広がるため、深植えは避けましょう。
剪定: 花後の剪定が基本です。花がら摘みを兼ねて行うと、来年の花付きがよくなります。大きく育ち過ぎたものは、3年に一度程度の強剪定で若返らせることができます。
病害虫対策: ツツジの主な害虫はツツジグンバイです。葉の裏側に付くため、定期的に確認し、早期発見・早期対策を心がけましょう。
ハナズオウの花 - 春の木漏れ日に映える優美な姿
ハナズオウ(花蘇芳)は、マメ科の落葉高木で、春になると幹や枝から直接、鮮やかなピンク色の花を咲かせる独特の木です。4月の庭で、その特徴的な開花様式は多くの人の目を引きます。
ハナズオウの特徴と魅力
ハナズオウの最大の特徴は、「幹咲き」と呼ばれる珍しい咲き方です。葉が展開する前に、幹や太い枝から直接花が咲き出す様子は非常に印象的です。赤紫からピンク色の蝶のような形の花が、まだ葉のない枝に群がるように咲く姿は、春の庭の風物詩となっています。
また、葉が展開した後も、ハート形の葉が美しく、秋には黄葉も楽しめる四季折々の魅力を持つ樹木です。樹形も優美で、年を経るほどに風格が増していきます。
ハナズオウの育て方のポイント
日照と土壌: 日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも育ちます。水はけの良い土壌が適しており、粘土質の土壌では根腐れを起こすことがあるので注意が必要です。
植え付けと移植: 植え付けは秋か早春が適期です。移植を嫌うため、植える場所は慎重に選びましょう。
剪定: 基本的に自然樹形を生かすため、大きな剪定は必要ありません。混み合った枝や枯れ枝を取り除く程度にとどめると良いでしょう。
病害虫対策: 比較的丈夫で病害虫の被害は少ないですが、アブラムシやカイガラムシが付くことがあります。発見次第、対処しましょう。
ジギタリスの蕾 - 森の妖精が立ち並ぶような神秘的な姿
ジギタリス(フォックスグローブ)は、春から初夏にかけて長い花茎に釣り鐘状の花を次々と咲かせる多年草です。現在、蕾の段階にあるジギタリスは、これから始まる花の競演への期待を高めてくれます。
ジギタリスの特徴と魅力
ジギタリスの最大の魅力は、何と言ってもその特徴的な花姿です。長い花茎に沿って、釣り鐘状の花が整然と並ぶ様子は、妖精の国の風景を思わせます。花の内側には斑点があり、これが昆虫を誘引する役割を果たしています。
色も白、ピンク、紫、黄色など豊富で、背が高くなるため庭の中景から後景植物として優れています。特にコテージガーデンやナチュラルガーデンの雰囲気に良く合います。
ジギタリスの育て方のポイント
適した環境: 半日陰の湿り気のある場所を好みます。日本の夏の直射日光は避けた方が良いでしょう。自然に種をこぼして増えていく性質があるため、一度植えると長く楽しめます。
種まきと植え付け: 秋まきか春まきが一般的です。発芽後、ある程度大きくなったら株間を確保して移植します。
水やりと肥料: 乾燥に弱いため、特に蕾から開花期にかけては水切れに注意しましょう。過剰な肥料は必要なく、植え付け時に元肥を施す程度で十分です。
注意点: ジギタリスは観賞用であり、全草に毒性があるため、食用にしたり誤って口にしたりしないよう注意が必要です。特に小さなお子さんやペットがいる家庭では、触った後の手洗いを徹底しましょう。
梅の実 - 春の恵みが実る季節
2月から3月に花を咲かせた梅は、4月になると小さな実をつけ始めます。今の時期、その実がぐんぐん大きくなっている様子を観察できるのも、春の庭の楽しみの一つです。
梅の実の特徴と魅力
梅の実は、最初は小さな緑色の実ですが、徐々に大きく成長していきます。初夏には黄色く色づき、6月頃には収穫の時期を迎えます。梅酒や梅干し、梅ジャムなど様々な加工品に姿を変え、私たちの食卓を豊かにしてくれます。
また、実がなる過程を観察することは、季節の移り変わりを感じる良い機会となります。花から実への変化は、自然の営みの素晴らしさを教えてくれます。
梅の木の育て方のポイント
日照と土壌: 梅は日当たりの良い場所を好みます。水はけの良い土壌が適していますが、比較的土質を選ばず育ちます。
剪定: 花後から実がある程度大きくなるまでの間に剪定を行うのが理想的です。風通しを良くし、日当たりを確保することで、来年の花付きや実付きが良くなります。
摘果: 実が多すぎると一つ一つが小さくなるため、適度な摘果が必要です。特に初めて実をつける若木では、樹の負担を考慮して摘果することをお勧めします。
病害虫対策: カイガラムシやアブラムシが付きやすいため、定期的な観察と早期対策が重要です。また、黒星病などの予防のため、梅雨時期前の防除も効果的です。
春の庭のメンテナンス - 美しい庭を維持するために
4月は、植物が急速に成長する時期です。この時期のメンテナンスが、その後の庭の美しさを左右します。以下に、春の庭の一般的なメンテナンスポイントをまとめました。
雑草対策: 春は雑草も勢いよく成長します。小さいうちに除草するのが効率的です。また、マルチングを施すことで雑草の発生を抑えることができます。
施肥: 春は植物の成長期です。適切な肥料を与えることで、健康な成長と美しい花を期待できます。しかし、過剰な施肥は避けましょう。
病害虫の早期発見と対策: 温かくなるにつれて様々な害虫が活動を始めます。定期的に植物をチェックし、早期発見・早期対策を心がけましょう。
支柱立て: つる性植物や背の高い草花には、早めに支柱を立てておくと管理がしやすくなります。
水やり: 春は乾燥しやすい季節です。特に新植した植物や鉢植えは、こまめな水やりが必要です。
まとめ - 春の庭の魅力を最大限に楽しむために
4月20日の庭は、様々な植物がそれぞれのペースで春の営みを見せてくれる素晴らしい場所です。バラの新緑と蕾、クレマチスの蕾、モミジの新緑、ツツジの花、ハナズオウの花、ジギタリスの蕾、そして梅の実。これらの植物たちの成長を見守り、適切なケアを行うことで、より豊かなガーデンライフを楽しむことができます。
季節の変化を敏感に感じ取り、植物と共に過ごす時間は、私たちに安らぎと喜びをもたらしてくれます。自然の営みに寄り添いながら、この春の特別な瞬間を心ゆくまで味わいましょう。
今回ご紹介した植物たちの成長の様子は、今後もブログやSNSでアップデートしていきます。皆さんの庭の様子も、ぜひコメントやSNSでシェアしてください。共に春の庭を楽しみましょう!
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デンドロビウム Dendrobium⠀ピンクの花が咲きだした。2025年4月20日⠀デンドロビウムは、その独特の花姿と多彩な品種展開で、多くのガーデナーや蘭愛好家に愛される美しい蘭です
デンドロビウム Dendrobium
デンドロビウムは、その独特の花姿と多彩な品種展開で、多くのガーデナーや蘭愛好家に愛される美しい蘭です。庭や室内インテリアのアクセントとして取り入れやすく、育て方も比較的シンプルなため、初心者にもおすすめです。
デンドロビウムの基本情報
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・品種数は約1,000種以上あり、花色や花形、大きさのバリエーションが豊富です。
・花色は白、黄色、オレンジ、ピンク、紫など多様で、シンプルなものからストライプや斑入りのものまであります。
・花は、細長い茎に咲く小花から一斉に開く豪華な花房までさまざまな形状を持ちます。
・蘭ならではのエレガントな存在感が、庭全体の雰囲気を格上げしてくれます。
デンドロビウムの魅力
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デンドロビウムが人気の理由は、その美しい花だけでなく、以下の点にあります。
・豊かな品種展開
- 多彩な花色と花形で、好みの蘭を選ぶ楽しみがあります。
- 自然な美しさを持つ品種が庭を一変させます。
・華やかな花とフォルム
- 豪華な花房やエレガントな小花が、まるでアート作品のような美しさを演出します。
- 庭に飾ったとき、周囲の景観と調和し、季節ごとの魅力を引き出します。
・栽培のしやすさ
- 適切な環境を整えれば、初心者でも美しい花を咲かせやすい品種が多く流通しています。
- 蘭特有の育成法で、空間に上品なアクセントを加えることができます。
・インテリアとの親和性
- 庭だけでなく、室内の窓辺や吊り下げ鉢としても楽しめます。
- 光が当たると花の色が一層鮮やかになり、部屋全体に洗練された印象を与えます。
デンドロビウムの育て方
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デンドロビウムを健康に育てるためには、以下のポイントを押さえましょう。
【日光と温度管理】
・直射日光が6時間以上当たる環境が理想ですが、夏の強い日差しは避け、半日陰やシェードを利用しましょう。
・適温は18℃~28℃。寒さや高温には注意が必要です。
【水やりと湿度管理】
・土が乾いたら十分な水を与え、過湿にならないように排水をしっかり確保します。
・水やり後は余分な水を捨て、根腐れを防ぎます。
・冬場は水やりを控えめに行い、根が乾燥しすぎないようにします。
【土壌と肥料】
・蘭用の培養土や多肉植物用の土を使用し、排水性を高めるためにパーライトや赤玉土を混ぜます。
・成長期には、薄めた液体肥料を月に1回程度与え、製品の規定量を守りましょう。
【定期的な管理と剪定】
・古くなった花や枯れた葉はこまめに取り除き、空気が十分に通る環境を維持します。
・成長促進のため、必要に応じて軽く剪定をして新芽の発育をサポートします。
まとめ
---------------------------
デンドロビウムは、その豊かな品種展開と華やかな花、そして育てやすさが魅力の美しい蘭です。明るい日差しと適切な水やり、土壌改良、そして定期的な管理を行うことで、初心者でも素晴らしい花を楽しむことができます。庭や部屋に取り入れ、エレガントな空間を実現してみませんか。
ぜひデンドロビウムを取り入れて、その優雅で鮮やかな花々とともに、豊かなガーデンライフを満喫してください。
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#デンドロビウム #dendrobium
#garden #gardening #flower #花 #ガーデン #ガーデニング #02memo
再生リスト: 咲いた花
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再生リスト 咲いた花
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ブログ バラを中心にガーデング情報や買い物紹介などの雑記ブログ。2011年開設。
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Instagram 美しいバラや花の写真やコーディネート例を【@02memo2】で発信中。
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デンドロビウムは、その独特の花姿と多彩な品種展開で、多くのガーデナーや蘭愛好家に愛される美しい蘭です。庭や室内インテリアのアクセントとして取り入れやすく、育て方も比較的シンプルなため、初心者にもおすすめです。
デンドロビウムの基本情報
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・品種数は約1,000種以上あり、花色や花形、大きさのバリエーションが豊富です。
・花色は白、黄色、オレンジ、ピンク、紫など多様で、シンプルなものからストライプや斑入りのものまであります。
・花は、細長い茎に咲く小花から一斉に開く豪華な花房までさまざまな形状を持ちます。
・蘭ならではのエレガントな存在感が、庭全体の雰囲気を格上げしてくれます。
デンドロビウムの魅力
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デンドロビウムが人気の理由は、その美しい花だけでなく、以下の点にあります。
・豊かな品種展開
- 多彩な花色と花形で、好みの蘭を選ぶ楽しみがあります。
- 自然な美しさを持つ品種が庭を一変させます。
・華やかな花とフォルム
- 豪華な花房やエレガントな小花が、まるでアート作品のような美しさを演出します。
- 庭に飾ったとき、周囲の景観と調和し、季節ごとの魅力を引き出します。
・栽培のしやすさ
- 適切な環境を整えれば、初心者でも美しい花を咲かせやすい品種が多く流通しています。
- 蘭特有の育成法で、空間に上品なアクセントを加えることができます。
・インテリアとの親和性
- 庭だけでなく、室内の窓辺や吊り下げ鉢としても楽しめます。
- 光が当たると花の色が一層鮮やかになり、部屋全体に洗練された印象を与えます。
デンドロビウムの育て方
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デンドロビウムを健康に育てるためには、以下のポイントを押さえましょう。
【日光と温度管理】
・直射日光が6時間以上当たる環境が理想ですが、夏の強い日差しは避け、半日陰やシェードを利用しましょう。
・適温は18℃~28℃。寒さや高温には注意が必要です。
【水やりと湿度管理】
・土が乾いたら十分な水を与え、過湿にならないように排水をしっかり確保します。
・水やり後は余分な水を捨て、根腐れを防ぎます。
・冬場は水やりを控えめに行い、根が乾燥しすぎないようにします。
【土壌と肥料】
・蘭用の培養土や多肉植物用の土を使用し、排水性を高めるためにパーライトや赤玉土を混ぜます。
・成長期には、薄めた液体肥料を月に1回程度与え、製品の規定量を守りましょう。
【定期的な管理と剪定】
・古くなった花や枯れた葉はこまめに取り除き、空気が十分に通る環境を維持します。
・成長促進のため、必要に応じて軽く剪定をして新芽の発育をサポートします。
まとめ
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デンドロビウムは、その豊かな品種展開と華やかな花、そして育てやすさが魅力の美しい蘭です。明るい日差しと適切な水やり、土壌改良、そして定期的な管理を行うことで、初心者でも素晴らしい花を楽しむことができます。庭や部屋に取り入れ、エレガントな空間を実現してみませんか。
ぜひデンドロビウムを取り入れて、その優雅で鮮やかな花々とともに、豊かなガーデンライフを満喫してください。
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【バラ開花速報2025】エドゥアール・マネ―淡い黄色とピンクの絞り模様が奏でるシュラブローズ育成ガイド 春バラ 2025年4月20日
【バラ開花速報2025】エドゥアール・マネ'!デルバールの絞りバラ育て方徹底解説
2025年4月20日 最初の花が咲いた。エドゥアール・マネ Edouard Manet
ついに、この日がやってきました! 長い冬を越え、春の訪れと共にぐんぐん成長していたバラたちが、いよいよ開花の時を迎えました。そして、栄えある2025年の我が家のバラシーズン開始を飾ってくれたのは… フランス・デルバール社の芸術的なシュラブローズ、「エドゥアール・マネ」です!
昨日まで固く閉じていた蕾が、今朝見るとふんわりと開き始め、あの独特な絞り模様が姿を現しました。淡い黄色の花弁に、まるで気まぐれな絵筆で描かれたようなローズピンクの筋。まさに「最初の花」にふさわしい、感動的な美しさです。これからどんな表情を見せてくれるのか、そしてあの素晴らしい香りが庭に漂うのが、今から楽しみでなりません。
「エドゥアール・マネ」は、印象派の画家エドゥアール・マネに捧げられた、デルバールの「画家シリーズ」の中でも特に人気の高い品種。その美しさだけでなく、四季咲き性、強香、そしてシュラブローズとしての育てやすさも兼ね備えています。
「この絞り模様、本当に綺麗!」
「画家シリーズって他にもあるの?」
「エドゥアール・マネを上手に育てるコツは?」
この記事では、そんな開花一番乗りを果たした 'エドゥアール・マネ' に改めて注目し、その基本情報から唯一無二の魅力、初心者でも安心の詳しい育て方、そしてシュラブローズならではの剪定や仕立て方のコツまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも 'エドゥアール・マネ' の育て方のポイントをマスターし、その芸術的な花と香りを存分に楽しむことができるようになるはずです。さあ、印象派の絵画のようなバラの世界へ、一緒に足を踏み入れてみましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。デルバールの画家シリーズもいくつか栽培しており、'エドゥアール・マネ' の栽培経験に基づいたリアルな情報をお届けします。
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YouTube: @02memo04 - バラの成長記録や季節ごとの管理方法を動画で公開中!
Pinterest: 02memo - バラの品種紹介やガーデンデザインのアイデアなど。
X (Twitter): @02memo3 - 日々のバラ管理の記録や開花情報をリアルタイムで。
1. 描かれた芸術:バラ 'エドゥアール・マネ' とは?
まずは、「エドゥアール・マネ」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールをご紹介します。
作出: 2009年以前? / フランス / デルバール (Delbard)
系統: S (シュラブ・ローズ)
木立バラとつるバラの中間的な性質を持ち、自然な樹形を楽しんだり、軽く誘引して楽しむこともできる汎用性の高い系統です。
樹形: 半横張り性。枝がやや横に広がりながら、上に伸びていくタイプ。
樹高: 1.5m ~ 1.8m程度(環境や剪定による)
咲き方: 四季咲き。春から秋まで、繰り返し花を咲かせる。
花色: 淡い黄色地に、鮮やかなローズピンクの絞り(ストライプ)が入る。咲く時期や気温によって、黄色の濃淡やピンクの絞りの入り方が変化するのも魅力。咲き始めのこの最初の一輪も、どんな表情を見せてくれるか楽しみです。
花形: カップ咲きから始まり、開くにつれて整った美しいロゼット咲きへと変化する。
花径: 中輪 (約8cm)
香り: 強香。クラシックなダマスク香をベースに、甘く爽やかなフルーツ(アプリコットや柑橘系)の香りが混じる、非常に豊かで複雑な香り。
葉: 明るい緑色の葉。
耐病性: デルバールのバラは比較的強健な品種が多いとされますが、うどんこ病や黒星病など、バラがかかりやすい病気への注意は必要です。
名前の由来: 近代絵画の父とも呼ばれ、印象派に大きな影響を与えたフランスの画家、エドゥアール・マネ (Édouard Manet, 1832-1883) にちなんで名付けられました。その独創的な絞り模様は、マネの絵画のような斬新さと美しさを感じさせます。
デルバールの「画家シリーズ」
'エドゥアール・マネ' は、デルバール社が誇る人気の「画家シリーズ (Les peintres)」の一つです。このシリーズは、有名な画家の名前を冠し、その画家の作風や色彩をイメージさせるような、美しい絞り模様や色彩を持つバラで構成されています。他にも、オレンジと黄色の絞りが印象的な'ラ・パリジェンヌ'、赤と白の絞りが鮮やかな'ギー・サヴォア'、赤に黒赤の絞りが入るシックな'ラ・レーヌ・ドゥ・ラ・ニュイ'など、個性豊かな品種がたくさんあります。これらのバラを集めて、「庭の美術館」を作るのも楽しいかもしれませんね。(※参考リストにあった他の品種名も一部紹介しました。)
2. 'エドゥアール・マネ' が人々を魅了する理由
なぜ 'エドゥアール・マネ' はこれほどまでに人気を集めるのでしょうか? その特別な魅力に迫ります。
魅力1:息をのむほど美しい! 唯一無二の絞り模様
このバラの最大の特徴であり魅力は、淡いクリームイエローのベースに、鮮やかなローズピンクの絞り(ストライプ)が不規則に入る、その芸術的な花色です。一つとして同じ模様の花はなく、咲くたびに新しい表情を見せてくれます。咲き始めのこの最初の一輪も、どんな絞り模様を見せてくれるのか、ワクワクしますね。咲き進むにつれての変化も楽しみです。
魅力2:優雅な花形の変化
コロンとした可愛らしいカップ咲きで咲き始め、ゆっくりと花弁を開きながら、幾重にも重なった花弁が美しいロゼット咲きへと変化していきます。その過程を眺めるのも楽しみの一つです。中輪ながら花弁数が多く、見応えがあります。
魅力3:庭を満たす、豊かで複雑な強香!
見た目の美しさだけでなく、香りも素晴らしいのが 'エドゥアール・マネ' の大きな魅力です。伝統的なダマスク系の濃厚な香りに、アプリコットや柑橘類を思わせるような爽やかで甘いフルーツの香りが絶妙にブレンドされた、非常に豊かでうっとりするような「強香」を持っています。開花期には、その素晴らしい香りが庭全体に漂い、至福の時間をもたらしてくれます。咲き始めのこの一輪からも、きっと良い香りが漂ってくることでしょう。
魅力4:春から秋まで途切れない! 優れた四季咲き性
四季咲き性が非常に強く、春の素晴らしい一番花の後も、夏、そして秋まで繰り返し花を咲かせ続けてくれます。適切な管理を行えば、年間を通して長くその美しい花と香りを楽しむことができる、非常にパフォーマンスの高いバラです。この最初の一輪を皮切りに、これから何度も楽しませてくれるはずです。
魅力5:扱いやすい樹形と多様な仕立て方
樹形は半横張り性のシュラブで、枝がしなやかに伸びます。そのため、自然なブッシュ樹形として楽しむだけでなく、冬の剪定と誘引次第で、低めのフェンスやオベリスク、トレリスなどに軽く誘引して、つるバラのように仕立てることも可能です。育て主の好みや庭のスペースに合わせて、様々な表情を見せてくれる汎用性の高さも魅力です。
3. 'エドゥアール・マネ' の育て方【完全ガイド】芸術的な花を咲かせる!
ここからは、「エドゥアール・マネ」を元気に育て、その芸術的な花と香りを存分に楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
3.1. 植え付け:最適な環境づくりから始めよう!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好き! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。日照不足は花付きや生育に大きく影響します。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に不可欠です。特にうどんこ病は風通しが悪いと発生しやすくなります。株間を適切にとり、壁際などは少し離して植えましょう。
スペース: 半横張り性のシュラブで、樹高も1.8m程度まで伸びる可能性があるため、ある程度のスペースを確保できる場所を選びます。他の植物との間隔も考慮しましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが簡単で確実です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥、腐葉土、牛ふんなどをたっぷりと混ぜ込み、元肥(緩効性肥料)も加えて土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします。裸苗は根を水に浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
株が安定するまで支柱を立てると良いでしょう。
3.2. 水やり:基本を守って、乾燥と過湿を防ぐ
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に開花期は水切れに注意が必要です。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日必要になることも。朝夕の涼しい時間帯に与えます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣をつけましょう。
3.3. 肥料:四季咲き性を最大限に引き出すために!
'エドゥアール・マネ' は四季咲き性が強いので、次々と花を咲かせるためには、肥料を切らさないように管理することが大切です。
寒肥(元肥): 冬の休眠期(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与えます。
開花中の追肥: 最初の花が咲き始めたこの時期、開花をサポートし、次の蕾の成長を促すために、液体肥料を週に1回程度与えるのが効果的です。
【重要】花後の追肥(お礼肥): 春の一番花が終わった後、そして夏や秋に花が咲き終わるたびに、緩効性化成肥料や液体肥料を与え、株の体力を回復させ、次の開花を促します。四季咲きバラにとって、花後のお礼肥は非常に重要です。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)、秋の開花に向けて追肥を行います。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料は、必要な栄養素がバランス良く配合されているのでおすすめです。
3.4. 病害虫対策:日頃の観察と予防が大切!
デルバールのバラは比較的強健な品種が多いとされますが、油断は禁物です。
注意すべき病気:
黒星病(黒点病): 雨が多い時期や、葉が濡れた状態が続くと発生しやすいです。
うどんこ病: 風通しが悪く、乾燥気味の時に発生しやすいです。
注意すべき害虫:
アブラムシ: 春先の新芽や蕾に付きやすいです。咲き始めの花にも集まることがあります。
ハダニ: 高温乾燥時に葉裏に発生しやすいです。
スリップス(アザミウマ): 花弁に入り込み、シミを作ることがあります。淡い色の花は被害が目立ちやすいです。
その他、バラゾウムシ、チュウレンジハバチなど。
対策と予防:
風通しと日当たりを確保する(適切な剪定)。
定期的な観察(葉裏もチェック!)。
早期発見・早期対処(病気の葉の除去、害虫の捕殺、薬剤散布)。開花が始まったこの時期は、薬剤が花にかからないように注意しましょう。
薬剤散布: 必要に応じて、予防的または治療的に薬剤を使用します。薬剤は耐性がつかないようにローテーションして使いましょう。
4. 【重要】シュラブローズとしての剪定と仕立て方:'エドゥアール・マネ'を美しく!
'エドゥアール・マネ' はシュラブローズなので、仕立て方の自由度が高いのが魅力です。剪定方法も仕立て方によって変わってきます。
4.1. シュラブローズとは?
木立バラのように自立しますが、枝がややしなやかに伸び、品種によっては半つる性のように扱うこともできる、中間的な性質を持つバラのことです。剪定次第で、こんもりとしたブッシュ樹形にも、低めのフェンスやオベリスクに誘引することも可能です。
4.2. 冬剪定(1月~2月):仕立て方に合わせて
冬の休眠期に行う剪定が、春からの樹形と花付きを決めます。
① 木立風(ブッシュ)に仕立てる場合:
全体の高さの1/2~1/3程度を目安に切り詰めます。
枯れ枝、病気の枝、細い枝、内向きの枝、古い枝(3~4年以上)などを付け根から整理します。
残す枝は、外向きの良い芽の上で切ります。
② 半つる状(小型クライマー)に仕立てる場合:
目的: フェンス、オベリスク、トレリスなどに軽く誘引して、空間を彩る。
剪定: 枯れ枝や細い枝、混み合った枝などを整理するのは①と同じです。元気の良い、長めのシュートを数本選び、主枝として残します。 これらの主枝は先端を軽く切り詰める程度にします。主枝から出ている細い枝(側枝)は、付け根から2~3芽残して切り詰めます。
誘引: 残した主枝を、構造物に麻ひもなどで緩やかに(きつく縛らない)固定します。半横張り性の枝ぶりを活かし、斜め上方向や横方向に広げるように誘引すると、花付きが良くなります。
4.3. 花後の剪定(随時):四季咲き性を最大限に!
四季咲き性が強い 'エドゥアール・マネ' にとって、花後の剪定は次々と花を咲かせるために非常に重要です。
方法: 花が終わったら、花がらだけでなく、花の下にある5枚葉(小葉が5枚ついている葉)を1~2枚付けて、そのすぐ上(良い芽の上)で切り戻します。これをこまめに行うことがポイントです。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で切り戻します。咲き始めたばかりのこの時期から、終わった花はこまめに摘むようにしましょう。
4.4. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋に質の良い花をたくさん咲かせたい場合は、夏剪定を行います。株全体の高さの2/3程度の位置で、軽く切り戻して樹形を整えます。
4.5. 仕立て方の選択肢:あなたの庭に合わせて
自然なシュラブ樹形: 剪定を軽めにして、やや横に広がる自然なブッシュとして楽しむ。庭植えでスペースがある場合に。
鉢植え: コンパクトに管理したい場合は鉢植えがおすすめ。冬剪定で高さを調整しやすい。
低めのフェンスやトレリス: 半横張りの枝を活かして、扇状に広げるように誘引する。
オベリスク: 中型程度のオベリスクにらせん状に巻き付けるように誘引する。
5. 'エドゥアール・マネ' を楽しむガーデンアイデア:芸術的な花を活かす!
そのユニークな絞り模様と香りは、庭の様々なシーンで特別な存在感を放ちます。
庭の主役に: 一株あるだけで、庭全体の雰囲気がおしゃれになります。人の視線が集まる場所に植えましょう。咲き始めの今の時期は特に注目度が高いはずです。
他のバラとの組み合わせ:
単色のバラと: 白、クリーム、ソフトピンク、アプリコットなど、淡い単色のバラと合わせると、'エドゥアール・マネ' の絞り模様が引き立ちます。
同系色の絞りバラと: 他の画家シリーズ(モネ、ピサロなど)と並べて、華やかな絞りコーナーを作るのも楽しいでしょう。
宿根草との美しい調和:
青・紫系の花と: ラベンダー、サルビア・ネモローサ、ゲラニウム・ロザンネイなどと組み合わせると、黄色のベースカラーと美しいコントラストが生まれます。
シルバーリーフと: ラムズイヤー、サントリナ、シロタエギクなどと合わせると、シックで洗練された雰囲気に。
鉢植えで香りと花を間近に: テラスやベランダ、玄関先など、人がよく通る場所に鉢植えを置けば、その素晴らしい香りを気軽に楽しむことができます。
切り花としてアートな空間を演出: 絞り模様の花は、一輪挿しにするだけでも非常に絵になります。他の花と組み合わせず、'エドゥアール・マネ' だけでシンプルに飾るのがおすすめです。咲き始めのこの一輪を、まずはお部屋で楽しむのも贅沢ですね。
6. まとめ:芸術的な絞りと香りに酔いしれる 'エドゥアール・マネ'
今回は、フランス・デルバール社の画家シリーズから、印象的な絞り模様と豊かな香りが魅力のシュラブローズ、「エドゥアール・マネ」について、その特徴、魅力、育て方の詳細をご紹介しました。
エドゥアール・マネは、淡い黄色地にローズピンクの絞りが入る、芸術的な花色が最大の特徴。
カップ咲きからロゼット咲きへと変化する優雅な花形と、ダマスク+フルーツの強香も魅力。
四季咲き性が強く、春から秋まで繰り返し花を楽しめる。
半横張り性のシュラブ樹形で、育てやすく、多様な仕立て方が可能。
育て方のポイントは、日当たりと風通しの確保、適切な肥料管理(特に花後のお礼肥)、そして仕立て方に合わせた剪定。
今日、待ちに待った最初の一輪が開花した「エドゥアール・マネ」。これから次々と咲き進み、その唯一無二の美しさで庭を彩ってくれることでしょう。そして、その芳醇な香りが庭を満たす瞬間も、もうすぐそこまで来ています。
その芸術的な魅力と育てる喜びを与えてくれる「エドゥアール・マネ」。ぜひ、あなたの庭のコレクションに加えて、その魅力に酔いしれてみませんか?
[02memo]では、「エドゥアール・マネ」の成長記録や開花の様子、他のデルバール品種の情報なども発信しています。ぜひ、ブログやSNS、YouTubeもチェックしてみてくださいね!
エドゥアール・マネ Edouard Manet デルバール Delbard フランス 半ツル シュラブ・ローズ S シュラブ 四季咲き 黄色系統 絞り 淡い黄色とピンクの絞り カップ咲き 中輪 強香
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再生リスト エドゥアール・マネ Edouard Manet
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2025年4月20日 最初の花が咲いた。エドゥアール・マネ Edouard Manet
ついに、この日がやってきました! 長い冬を越え、春の訪れと共にぐんぐん成長していたバラたちが、いよいよ開花の時を迎えました。そして、栄えある2025年の我が家のバラシーズン開始を飾ってくれたのは… フランス・デルバール社の芸術的なシュラブローズ、「エドゥアール・マネ」です!
昨日まで固く閉じていた蕾が、今朝見るとふんわりと開き始め、あの独特な絞り模様が姿を現しました。淡い黄色の花弁に、まるで気まぐれな絵筆で描かれたようなローズピンクの筋。まさに「最初の花」にふさわしい、感動的な美しさです。これからどんな表情を見せてくれるのか、そしてあの素晴らしい香りが庭に漂うのが、今から楽しみでなりません。
「エドゥアール・マネ」は、印象派の画家エドゥアール・マネに捧げられた、デルバールの「画家シリーズ」の中でも特に人気の高い品種。その美しさだけでなく、四季咲き性、強香、そしてシュラブローズとしての育てやすさも兼ね備えています。
「この絞り模様、本当に綺麗!」
「画家シリーズって他にもあるの?」
「エドゥアール・マネを上手に育てるコツは?」
この記事では、そんな開花一番乗りを果たした 'エドゥアール・マネ' に改めて注目し、その基本情報から唯一無二の魅力、初心者でも安心の詳しい育て方、そしてシュラブローズならではの剪定や仕立て方のコツまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも 'エドゥアール・マネ' の育て方のポイントをマスターし、その芸術的な花と香りを存分に楽しむことができるようになるはずです。さあ、印象派の絵画のようなバラの世界へ、一緒に足を踏み入れてみましょう!
この記事を書いている人
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1. 描かれた芸術:バラ 'エドゥアール・マネ' とは?
まずは、「エドゥアール・マネ」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールをご紹介します。
作出: 2009年以前? / フランス / デルバール (Delbard)
系統: S (シュラブ・ローズ)
木立バラとつるバラの中間的な性質を持ち、自然な樹形を楽しんだり、軽く誘引して楽しむこともできる汎用性の高い系統です。
樹形: 半横張り性。枝がやや横に広がりながら、上に伸びていくタイプ。
樹高: 1.5m ~ 1.8m程度(環境や剪定による)
咲き方: 四季咲き。春から秋まで、繰り返し花を咲かせる。
花色: 淡い黄色地に、鮮やかなローズピンクの絞り(ストライプ)が入る。咲く時期や気温によって、黄色の濃淡やピンクの絞りの入り方が変化するのも魅力。咲き始めのこの最初の一輪も、どんな表情を見せてくれるか楽しみです。
花形: カップ咲きから始まり、開くにつれて整った美しいロゼット咲きへと変化する。
花径: 中輪 (約8cm)
香り: 強香。クラシックなダマスク香をベースに、甘く爽やかなフルーツ(アプリコットや柑橘系)の香りが混じる、非常に豊かで複雑な香り。
葉: 明るい緑色の葉。
耐病性: デルバールのバラは比較的強健な品種が多いとされますが、うどんこ病や黒星病など、バラがかかりやすい病気への注意は必要です。
名前の由来: 近代絵画の父とも呼ばれ、印象派に大きな影響を与えたフランスの画家、エドゥアール・マネ (Édouard Manet, 1832-1883) にちなんで名付けられました。その独創的な絞り模様は、マネの絵画のような斬新さと美しさを感じさせます。
デルバールの「画家シリーズ」
'エドゥアール・マネ' は、デルバール社が誇る人気の「画家シリーズ (Les peintres)」の一つです。このシリーズは、有名な画家の名前を冠し、その画家の作風や色彩をイメージさせるような、美しい絞り模様や色彩を持つバラで構成されています。他にも、オレンジと黄色の絞りが印象的な'ラ・パリジェンヌ'、赤と白の絞りが鮮やかな'ギー・サヴォア'、赤に黒赤の絞りが入るシックな'ラ・レーヌ・ドゥ・ラ・ニュイ'など、個性豊かな品種がたくさんあります。これらのバラを集めて、「庭の美術館」を作るのも楽しいかもしれませんね。(※参考リストにあった他の品種名も一部紹介しました。)
2. 'エドゥアール・マネ' が人々を魅了する理由
なぜ 'エドゥアール・マネ' はこれほどまでに人気を集めるのでしょうか? その特別な魅力に迫ります。
魅力1:息をのむほど美しい! 唯一無二の絞り模様
このバラの最大の特徴であり魅力は、淡いクリームイエローのベースに、鮮やかなローズピンクの絞り(ストライプ)が不規則に入る、その芸術的な花色です。一つとして同じ模様の花はなく、咲くたびに新しい表情を見せてくれます。咲き始めのこの最初の一輪も、どんな絞り模様を見せてくれるのか、ワクワクしますね。咲き進むにつれての変化も楽しみです。
魅力2:優雅な花形の変化
コロンとした可愛らしいカップ咲きで咲き始め、ゆっくりと花弁を開きながら、幾重にも重なった花弁が美しいロゼット咲きへと変化していきます。その過程を眺めるのも楽しみの一つです。中輪ながら花弁数が多く、見応えがあります。
魅力3:庭を満たす、豊かで複雑な強香!
見た目の美しさだけでなく、香りも素晴らしいのが 'エドゥアール・マネ' の大きな魅力です。伝統的なダマスク系の濃厚な香りに、アプリコットや柑橘類を思わせるような爽やかで甘いフルーツの香りが絶妙にブレンドされた、非常に豊かでうっとりするような「強香」を持っています。開花期には、その素晴らしい香りが庭全体に漂い、至福の時間をもたらしてくれます。咲き始めのこの一輪からも、きっと良い香りが漂ってくることでしょう。
魅力4:春から秋まで途切れない! 優れた四季咲き性
四季咲き性が非常に強く、春の素晴らしい一番花の後も、夏、そして秋まで繰り返し花を咲かせ続けてくれます。適切な管理を行えば、年間を通して長くその美しい花と香りを楽しむことができる、非常にパフォーマンスの高いバラです。この最初の一輪を皮切りに、これから何度も楽しませてくれるはずです。
魅力5:扱いやすい樹形と多様な仕立て方
樹形は半横張り性のシュラブで、枝がしなやかに伸びます。そのため、自然なブッシュ樹形として楽しむだけでなく、冬の剪定と誘引次第で、低めのフェンスやオベリスク、トレリスなどに軽く誘引して、つるバラのように仕立てることも可能です。育て主の好みや庭のスペースに合わせて、様々な表情を見せてくれる汎用性の高さも魅力です。
3. 'エドゥアール・マネ' の育て方【完全ガイド】芸術的な花を咲かせる!
ここからは、「エドゥアール・マネ」を元気に育て、その芸術的な花と香りを存分に楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
3.1. 植え付け:最適な環境づくりから始めよう!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好き! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。日照不足は花付きや生育に大きく影響します。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に不可欠です。特にうどんこ病は風通しが悪いと発生しやすくなります。株間を適切にとり、壁際などは少し離して植えましょう。
スペース: 半横張り性のシュラブで、樹高も1.8m程度まで伸びる可能性があるため、ある程度のスペースを確保できる場所を選びます。他の植物との間隔も考慮しましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが簡単で確実です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥、腐葉土、牛ふんなどをたっぷりと混ぜ込み、元肥(緩効性肥料)も加えて土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします。裸苗は根を水に浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
株が安定するまで支柱を立てると良いでしょう。
3.2. 水やり:基本を守って、乾燥と過湿を防ぐ
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に開花期は水切れに注意が必要です。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日必要になることも。朝夕の涼しい時間帯に与えます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣をつけましょう。
3.3. 肥料:四季咲き性を最大限に引き出すために!
'エドゥアール・マネ' は四季咲き性が強いので、次々と花を咲かせるためには、肥料を切らさないように管理することが大切です。
寒肥(元肥): 冬の休眠期(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与えます。
開花中の追肥: 最初の花が咲き始めたこの時期、開花をサポートし、次の蕾の成長を促すために、液体肥料を週に1回程度与えるのが効果的です。
【重要】花後の追肥(お礼肥): 春の一番花が終わった後、そして夏や秋に花が咲き終わるたびに、緩効性化成肥料や液体肥料を与え、株の体力を回復させ、次の開花を促します。四季咲きバラにとって、花後のお礼肥は非常に重要です。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)、秋の開花に向けて追肥を行います。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料は、必要な栄養素がバランス良く配合されているのでおすすめです。
3.4. 病害虫対策:日頃の観察と予防が大切!
デルバールのバラは比較的強健な品種が多いとされますが、油断は禁物です。
注意すべき病気:
黒星病(黒点病): 雨が多い時期や、葉が濡れた状態が続くと発生しやすいです。
うどんこ病: 風通しが悪く、乾燥気味の時に発生しやすいです。
注意すべき害虫:
アブラムシ: 春先の新芽や蕾に付きやすいです。咲き始めの花にも集まることがあります。
ハダニ: 高温乾燥時に葉裏に発生しやすいです。
スリップス(アザミウマ): 花弁に入り込み、シミを作ることがあります。淡い色の花は被害が目立ちやすいです。
その他、バラゾウムシ、チュウレンジハバチなど。
対策と予防:
風通しと日当たりを確保する(適切な剪定)。
定期的な観察(葉裏もチェック!)。
早期発見・早期対処(病気の葉の除去、害虫の捕殺、薬剤散布)。開花が始まったこの時期は、薬剤が花にかからないように注意しましょう。
薬剤散布: 必要に応じて、予防的または治療的に薬剤を使用します。薬剤は耐性がつかないようにローテーションして使いましょう。
4. 【重要】シュラブローズとしての剪定と仕立て方:'エドゥアール・マネ'を美しく!
'エドゥアール・マネ' はシュラブローズなので、仕立て方の自由度が高いのが魅力です。剪定方法も仕立て方によって変わってきます。
4.1. シュラブローズとは?
木立バラのように自立しますが、枝がややしなやかに伸び、品種によっては半つる性のように扱うこともできる、中間的な性質を持つバラのことです。剪定次第で、こんもりとしたブッシュ樹形にも、低めのフェンスやオベリスクに誘引することも可能です。
4.2. 冬剪定(1月~2月):仕立て方に合わせて
冬の休眠期に行う剪定が、春からの樹形と花付きを決めます。
① 木立風(ブッシュ)に仕立てる場合:
全体の高さの1/2~1/3程度を目安に切り詰めます。
枯れ枝、病気の枝、細い枝、内向きの枝、古い枝(3~4年以上)などを付け根から整理します。
残す枝は、外向きの良い芽の上で切ります。
② 半つる状(小型クライマー)に仕立てる場合:
目的: フェンス、オベリスク、トレリスなどに軽く誘引して、空間を彩る。
剪定: 枯れ枝や細い枝、混み合った枝などを整理するのは①と同じです。元気の良い、長めのシュートを数本選び、主枝として残します。 これらの主枝は先端を軽く切り詰める程度にします。主枝から出ている細い枝(側枝)は、付け根から2~3芽残して切り詰めます。
誘引: 残した主枝を、構造物に麻ひもなどで緩やかに(きつく縛らない)固定します。半横張り性の枝ぶりを活かし、斜め上方向や横方向に広げるように誘引すると、花付きが良くなります。
4.3. 花後の剪定(随時):四季咲き性を最大限に!
四季咲き性が強い 'エドゥアール・マネ' にとって、花後の剪定は次々と花を咲かせるために非常に重要です。
方法: 花が終わったら、花がらだけでなく、花の下にある5枚葉(小葉が5枚ついている葉)を1~2枚付けて、そのすぐ上(良い芽の上)で切り戻します。これをこまめに行うことがポイントです。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で切り戻します。咲き始めたばかりのこの時期から、終わった花はこまめに摘むようにしましょう。
4.4. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋に質の良い花をたくさん咲かせたい場合は、夏剪定を行います。株全体の高さの2/3程度の位置で、軽く切り戻して樹形を整えます。
4.5. 仕立て方の選択肢:あなたの庭に合わせて
自然なシュラブ樹形: 剪定を軽めにして、やや横に広がる自然なブッシュとして楽しむ。庭植えでスペースがある場合に。
鉢植え: コンパクトに管理したい場合は鉢植えがおすすめ。冬剪定で高さを調整しやすい。
低めのフェンスやトレリス: 半横張りの枝を活かして、扇状に広げるように誘引する。
オベリスク: 中型程度のオベリスクにらせん状に巻き付けるように誘引する。
5. 'エドゥアール・マネ' を楽しむガーデンアイデア:芸術的な花を活かす!
そのユニークな絞り模様と香りは、庭の様々なシーンで特別な存在感を放ちます。
庭の主役に: 一株あるだけで、庭全体の雰囲気がおしゃれになります。人の視線が集まる場所に植えましょう。咲き始めの今の時期は特に注目度が高いはずです。
他のバラとの組み合わせ:
単色のバラと: 白、クリーム、ソフトピンク、アプリコットなど、淡い単色のバラと合わせると、'エドゥアール・マネ' の絞り模様が引き立ちます。
同系色の絞りバラと: 他の画家シリーズ(モネ、ピサロなど)と並べて、華やかな絞りコーナーを作るのも楽しいでしょう。
宿根草との美しい調和:
青・紫系の花と: ラベンダー、サルビア・ネモローサ、ゲラニウム・ロザンネイなどと組み合わせると、黄色のベースカラーと美しいコントラストが生まれます。
シルバーリーフと: ラムズイヤー、サントリナ、シロタエギクなどと合わせると、シックで洗練された雰囲気に。
鉢植えで香りと花を間近に: テラスやベランダ、玄関先など、人がよく通る場所に鉢植えを置けば、その素晴らしい香りを気軽に楽しむことができます。
切り花としてアートな空間を演出: 絞り模様の花は、一輪挿しにするだけでも非常に絵になります。他の花と組み合わせず、'エドゥアール・マネ' だけでシンプルに飾るのがおすすめです。咲き始めのこの一輪を、まずはお部屋で楽しむのも贅沢ですね。
6. まとめ:芸術的な絞りと香りに酔いしれる 'エドゥアール・マネ'
今回は、フランス・デルバール社の画家シリーズから、印象的な絞り模様と豊かな香りが魅力のシュラブローズ、「エドゥアール・マネ」について、その特徴、魅力、育て方の詳細をご紹介しました。
エドゥアール・マネは、淡い黄色地にローズピンクの絞りが入る、芸術的な花色が最大の特徴。
カップ咲きからロゼット咲きへと変化する優雅な花形と、ダマスク+フルーツの強香も魅力。
四季咲き性が強く、春から秋まで繰り返し花を楽しめる。
半横張り性のシュラブ樹形で、育てやすく、多様な仕立て方が可能。
育て方のポイントは、日当たりと風通しの確保、適切な肥料管理(特に花後のお礼肥)、そして仕立て方に合わせた剪定。
今日、待ちに待った最初の一輪が開花した「エドゥアール・マネ」。これから次々と咲き進み、その唯一無二の美しさで庭を彩ってくれることでしょう。そして、その芳醇な香りが庭を満たす瞬間も、もうすぐそこまで来ています。
その芸術的な魅力と育てる喜びを与えてくれる「エドゥアール・マネ」。ぜひ、あなたの庭のコレクションに加えて、その魅力に酔いしれてみませんか?
[02memo]では、「エドゥアール・マネ」の成長記録や開花の様子、他のデルバール品種の情報なども発信しています。ぜひ、ブログやSNS、YouTubeもチェックしてみてくださいね!
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上空に咲く優雅な花―つるローズうらら Rose Urara Climbing⠀上の方でピンクの花が咲いた。2025年4月20日
つるローズうらら Rose Urara Climbing⠀上の方でピンクの花が咲いた。2025年4月20日
【つるローズうらら育て方】鮮やかピンクの花が上の方で開花!剪定・誘引のコツ徹底解説
「つるローズうらら Rose Urara Climbing 上の方でピンクの花が咲いた。2025年4月20日」
庭のバラたちの開花リレーが本格化する4月20日、数日前に一番花を咲かせた京成バラ園芸の「つるローズうらら」が、今度はアーチやフェンスの「上の方で」その鮮やかなピンク色の花を開き始めました! 冬の間に丁寧に行った誘引作業が実を結び、高い位置で美しい花が見られるのは、つるバラ栽培の醍醐味であり、格別の喜びですね。見上げるたびに、その華やかな色彩が目に飛び込んできます。
「つるローズうらら」は、人気のフロリバンダ品種「ローズうらら」の枝変わりとして誕生したクライミングローズ(つるバラ)です。元の品種譲りの華やかな花色、抜群の花付きと花持ち、そして病気に強く育てやすい強健さを兼ね備え、さらに枝を長く伸ばして庭を立体的に彩ることができる、日本の気候にも適した素晴らしい品種です。
「うちのつるバラも、上の方で咲かせるにはどうすればいい?」
「返り咲きさせるための、花後の剪定方法は?」
「丈夫で育てやすいピンクのつるバラを探しているんだけど…」
この記事では、そんな開花が進んできた「つるローズうらら」に改めて注目し、その基本情報から輝かしい魅力、初心者でも安心して育てられる詳しい方法、そしてつるバラとして美しく咲かせるための重要な「剪定」と「誘引」のテクニック、さらには庭での素敵な活用アイデアまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも「つるローズうらら」を自信を持って育て、その華やかなピンクの花を長く、そして効果的に楽しむための知識が身につくはずです。さあ、日本の気候が生んだ素晴らしいつるバラの世界へご案内しましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「つるローズうらら」も栽培しており、その成長記録や管理方法をブログやSNSで発信しています。
ブログ: https://02memo.seesaa.net/
YouTube: @02memo04 - バラの成長記録や剪定・誘引の様子を動画で詳しく解説!
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X (Twitter): @02memo3 - 日々のバラ管理のポイントや開花情報をリアルタイムで。
1. 華やかピンクのクライマー:'つるローズうらら'とは?
まずは、「つるローズうらら」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールを見ていきましょう。
作出: 京成バラ園芸 / 日本
系統: Cl (クライミング・ローズ) - フロリバンダ 'ローズうらら' の枝変わり
樹形: クライミング(つる性)。太くしっかりした枝が伸び、大きく育つ。
樹高: 2.5m ~ 3m程度(環境や仕立て方による)
咲き方: 返り咲き。基本的には春に最も多くの花が咲き、その後、夏から秋にかけても繰り返し花を咲かせます。元テキストには「木が充実してくると春から冬まで咲く」とあるように、非常に返り咲き性が強く、条件が良ければほぼ四季咲きに近い感覚で長く楽しめます。
花色: 濃いローズピンク~ショッキングピンク。鮮やかで目を引く、華やかなピンク色です。
花形: 丸弁平咲き。カップ状に咲き始め、開くと中心部がやや抱えるような可愛らしい平咲きになります。
花径: 中輪 (8cm~10cm程度)
咲き方: 1~4輪程度の房咲きになることが多い。
花持ち・耐雨性: 花持ちが良く、雨にも比較的強いため、美しい状態を長く楽しめます。
香り: 微香。香りは控えめです。
葉: 厚みがあり、やや光沢のある緑色の葉。
枝: 太くしっかりした枝が伸びます。情報によるとトゲは少ないとされ、誘引作業がしやすいと言われています。
耐病性: 元の 'ローズうらら' 同様、樹勢が強く、比較的病気に強いとされています。特にうどんこ病への耐性があると言われますが、環境によっては黒星病などが発生することもあるため、基本的な管理は必要です。
育てやすさ: 丈夫で樹勢が強く、日本の気候にも合っているため、初心者にも育てやすいつるバラとして人気があります。
人気品種 'ローズうらら' の血筋
「つるローズうらら」は、数々の賞を受賞し、その育てやすさと華やかさで非常に人気の高いフロリバンダ品種「ローズうらら」から生まれたつるバラです。元の品種が持つ、鮮やかな花色、抜群の花付きと花持ち、そして病気に強い強健さといった優れた性質をそのまま受け継いでいます。つる性になったことで、アーチやフェンス、壁面など、よりダイナミックにその美しさを楽しめるようになりました。
2. 'つるローズうらら' が愛される理由:その魅力に迫る!
なぜ「つるローズうらら」は多くのガーデナーに選ばれ、愛され続けているのでしょうか?
魅力1:とにかく鮮やか! 視線を集める華やかピンク
このバラの最大の魅力は、何と言ってもその鮮やかで目を引くローズピンクの花色です。「ショッキングピンク」と表現されることもある、明るく華やかなピンク色は、庭全体をパッと明るく彩り、遠くからでもその存在感を発揮します。曇りの日でも庭を元気づけてくれるような、パワーのある色合いです。「上の方で咲いた」花は、青空にもよく映えますね。
魅力2:可愛らしい花形と、雨にも負けない花持ちの良さ
丸みを帯びた花弁が重なる丸弁平咲きは、どこか優しく、可愛らしい印象を与えます。数輪の房になって咲くため、ボリューム感もあります。さらに、花持ちが非常に良く、雨にも強いため、美しい花を長く楽しめるのが大きなメリットです。天候に左右されにくいのは嬉しいポイントですね。
魅力3:春から秋まで咲き続ける! 驚きの返り咲き性
基本的には「返り咲き」に分類されますが、株が充実してくると、春の豪華な開花のあとも、夏、秋、そして時には初冬近くまで、繰り返し花を咲かせてくれます。ほぼ四季咲きに近い感覚で、非常に長い期間楽しめるのは、ガーデナーにとって大きな喜びです。
魅力4:日本の気候が生んだ? 丈夫で育てやすい強健さ
日本のトップブランド、京成バラ園芸が生んだ品種であり、日本の気候風土に適した育てやすさを持っています。樹勢が強く、病気にも比較的強いため、バラ栽培初心者の方でも安心して挑戦できます。
魅力5:扱いやすい? トゲが少なく誘引しやすい枝
情報によると、トゲが少なく、枝も比較的しなやかで誘引しやすいとされています。これは、つるバラの管理作業(特に冬の誘引)において、非常に大きなメリットとなります。作業が楽になるのは嬉しいですね。(※トゲの程度は生育環境によって多少変化することもあります)
3. 'つるローズうらら'の育て方【完全ガイド】鮮やかピンクを咲かせよう!
ここからは、「つるローズうらら」を元気に育て、毎年たくさんの鮮やかな花を楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
3.1. 植え付け:最高のスタートを切るために!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。日当たりが良いほど、花付きが良く、株も元気に育ちます。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に繋がります。壁際などに植える場合も、壁との間に十分な空間を空けましょう。
誘引スペース: つるバラなので、枝を誘引するためのアーチ、フェンス、壁面、パーゴラ、オベリスクなどの構造物が必要です。大きく育つ品種なので、十分なスペースを確保できる場所を選びましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単です。
地植えの場合は、植え穴を大きく深く掘り、堆肥や腐葉土、元肥(緩効性肥料)をたっぷりと混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします。裸苗は根を水に浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分(株元のこぶ状の部分)が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
地植えの場合は、仮の支柱を立てて株を安定させます。
3.2. 水やり:基本を守って、乾湿のメリハリを
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に開花期は水切れに注意が必要です。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日~朝夕2回必要なことも。日中の高温時は避けます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣を。
3.3. 肥料:繰り返し咲きを支える、途切れさせない栄養管理!
「つるローズうらら」は非常に開花期間が長いので、肥料を切らさないように管理することが、たくさんの花を咲かせ続けるための重要なポイントです。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与えます。
開花前の追肥: 蕾が膨らみ、咲き始めたこの時期(4月~5月)、開花をサポートするために液体肥料を週に1回程度与えるのも効果的です。
【重要】お礼肥(花後): 春の一番花が終わった後、そして夏や秋に花が咲き終わるたびに、消耗した体力を回復させ、次の開花を促すために、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。繰り返し咲く品種にとって、花後のお礼肥は非常に重要です。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)、秋の開花に向けて追肥を行います。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料を使うと、バランス良く栄養を与えることができます。緩効性肥料を基本に、生育期には液体肥料を補助的に使うのがおすすめです。
3.4. 病害虫対策:強健だが油断は禁物!
「つるローズうらら」は比較的病気に強い品種とされていますが、油断は禁物です。基本的な病害虫対策は行いましょう。
耐病性: うどんこ病には比較的強いとされますが、環境によっては黒星病(黒点病)が発生することもあります。
注意すべき害虫: アブラムシ、ハダニ、チュウレンジハバチ、バラゾウムシなど、一般的なバラの害虫は発生する可能性があります。特にアブラムシは咲き始めの花にも付きやすいのでチェックが必要です。
対策と予防:
風通しと日当たりを確保する: 適切な剪定と誘引が基本です。
定期的な観察: 葉の裏までこまめにチェックし、早期発見・早期対処を心がけます。
薬剤散布: 病害虫が発生しやすい時期(春先、梅雨時期など)には、予防的に薬剤(殺菌剤・殺虫剤)を散布するのも有効です。薬剤はローテーションして使用しましょう。
株元の管理: 株元を清潔に保ち、マルチングなどで泥はねを防ぐことも病気予防につながります。
4. 【重要】つるバラとしての剪定と誘引:'つるローズうらら'を美しく咲かせる!
「つるローズうらら」を最大限に美しく咲かせるためには、つるバラとしての適切な「剪定」と「誘引」が欠かせません。「上の方で咲いた」ということは、冬の誘引が上手くいった証拠かもしれませんね!
4.1. 剪定と誘引の目的
美しい樹形を作り、構造物(アーチ、フェンス等)に沿わせる。
花付きを良くする(特に高い位置で咲かせる)。
古い枝を整理し、株を若返らせる。
風通しや日当たりを改善し、病害虫を予防する。
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):春の景色を作るメイン作業!
冬の休眠期に行う剪定と誘引が、春の開花、特に「上の方で」たくさん咲かせるための基礎を作ります。
剪定:
まず、枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝などを付け根から切り取ります。
次に、株元から数えて3~4年以上経った古い主枝(樹皮がゴツゴツしていることが多い)があれば、これも付け根から切り取り、新しい元気なシュートへの世代交代を促します。
残した若くて元気な主枝(主に前年伸びたシュート)は、先端を軽く切り詰める程度にします。
その主枝から出ている**細い枝(側枝)**に春の花が咲きます。この側枝を、**付け根から数えて2~3芽(長さ15~20cm程度)**残して切り詰めます。
誘引:
剪定が終わったら、残した主枝をアーチ、フェンス、オベリスクなどの構造物に固定していきます。
最大のポイントは、枝をできるだけ水平に近い角度(斜め45度以下)に、緩やかなカーブを描くように寝かせて誘引すること! これにより、枝の各節から上向きに花を咲かせる側枝がたくさん伸びてきます。高い位置まで枝を誘引しておけば、その部分から発生した側枝に花が咲き、「上の方で咲く」景色が作れます。
枝同士が重ならないように、空間にバランス良く配置します。
麻ひもやビニールタイなどで、枝に食い込まないように、ゆとりを持たせて8の字に結びつけ、しっかりと固定します。トゲが少なく誘引しやすいとされる'つるローズうらら'ですが、無理な角度に曲げないように注意しましょう。
4.3. 花後の剪定(随時):繰り返し咲かせるための必須作業!
「つるローズうらら」は返り咲き性が強いので、花後の剪定が次の開花を促すために非常に重要です。
花がら切り: 咲き終わった花は、花がらだけでなく、花の下の5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上で切り戻します。 これをこまめに行うことで、株の消耗を防ぎ、次の花芽が早く上がりやすくなります。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で同様に切り戻します。
4.4. シュートの管理(春~夏)
春から夏にかけて、株元や枝の途中から勢いよく伸びてくるシュートは、来年以降の主役となる大切な枝です。
保護: 柔らかく折れやすいので、早めに支柱を立てて保護します。
仮誘引: 伸びてきたら、邪魔にならないように、また風で折れないように、支柱や既存の枝に軽く留めておきます(本格的な誘引は冬)。
4.5. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋にもしっかり花を楽しみたい場合は、夏剪定を行います。春に咲いた枝や、夏の間伸びすぎた枝などを軽く切り戻し、株全体を整えます。
5. 'つるローズうらら' を活かすガーデンアイデア:華やかピンクを主役に!
鮮やかなピンク色の「つるローズうらら」は、庭の様々なシーンで主役級の活躍をしてくれます。
華やかなウェルカムアーチ: 庭の入り口に設置したアーチに誘引すれば、訪れる人を鮮やかなピンクの花で迎える、最高のウェルカムアーチになります。「上の方で咲いた」花が、アーチの頂点を飾るのは見事でしょう。
フェンスや壁面を明るく彩る: 単調になりがちなフェンスや壁面も、「つるローズうらら」を誘引すれば、一面が華やかなピンク色の花のスクリーンに変わります。
オベリスクで存在感を: 庭の中にポイントとしてオベリスクを立て、そこに絡ませれば、鮮やかなピンク色の花のタワーが楽しめます。
他の植物との組み合わせ:
クレマチス: 特に白や淡い紫、ブルー系のクレマチスとの組み合わせは、ピンク色を爽やかに引き立て、非常に美しいです。開花期を合わせるのがポイント。
他のバラ: アプリコット系や黄色のバラと合わせると、明るくポップな印象に。白バラと合わせると、清楚で上品な雰囲気に。
鉢植え(大型)での挑戦: 大きな鉢(10号以上推奨)としっかりした支柱(オベリスクなど)があれば、鉢植えで管理することも可能です。
6. まとめ:日本の庭を彩る、強くて美しいピンクのつるバラ
今回は、京成バラ園芸が生んだ人気のつるバラ、「つるローズうらら」について、その魅力、育て方の詳細、そしてつるバラとしての管理のコツを詳しくご紹介しました。
つるローズうららは、鮮やかなローズピンクの花が魅力の、日本の気候に適した強健なつるバラ。
元のフロリバンダ品種 'ローズうらら' の優れた性質(花付き・花持ちの良さ、育てやすさ)を受け継ぐ。
返り咲き性が非常に強く、春から秋まで繰り返し花を楽しめる。
育て方のポイントは、日当たりの確保、適切な水やりと肥料(特に花後のお礼肥)、そしてつるバラとしての冬の剪定・誘引。
トゲが少なく誘引しやすいとされる点も魅力(要確認)。初心者にもおすすめ。
アーチやフェンスなど、様々な場所で華やかに活躍する。
今日、庭の「上の方で」咲き始めた「つるローズうらら」の最初の一輪。冬の間の丁寧な誘引作業が、美しい結果として現れ始めた瞬間ですね。これから次々と開花し、アーチやフェンスを鮮やかなピンク色で染め上げてくれることでしょう。
丈夫で育てやすく、美しい花を長く楽しませてくれる「つるローズうらら」。ぜひ、あなたの庭にもお迎えして、その素晴らしい魅力を体験してみませんか?
[02memo]では、「つるローズうらら」の成長記録や開花の様子、剪定・誘引の具体的な方法なども、ブログやSNS、YouTubeで発信しています。ぜひ、チェックしてみてください!
つるローズうらら Rose Urara Climbing 京成バラ園芸 Keisei Rose Garden 日本 ツル クライミング・ローズ Cl クライミング 返り咲き ピンク系統 ショッキングピンク 丸弁平咲き 中輪 微香
再生リスト つるローズうらら Rose Urara Climbing
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【つるローズうらら育て方】鮮やかピンクの花が上の方で開花!剪定・誘引のコツ徹底解説
「つるローズうらら Rose Urara Climbing 上の方でピンクの花が咲いた。2025年4月20日」
庭のバラたちの開花リレーが本格化する4月20日、数日前に一番花を咲かせた京成バラ園芸の「つるローズうらら」が、今度はアーチやフェンスの「上の方で」その鮮やかなピンク色の花を開き始めました! 冬の間に丁寧に行った誘引作業が実を結び、高い位置で美しい花が見られるのは、つるバラ栽培の醍醐味であり、格別の喜びですね。見上げるたびに、その華やかな色彩が目に飛び込んできます。
「つるローズうらら」は、人気のフロリバンダ品種「ローズうらら」の枝変わりとして誕生したクライミングローズ(つるバラ)です。元の品種譲りの華やかな花色、抜群の花付きと花持ち、そして病気に強く育てやすい強健さを兼ね備え、さらに枝を長く伸ばして庭を立体的に彩ることができる、日本の気候にも適した素晴らしい品種です。
「うちのつるバラも、上の方で咲かせるにはどうすればいい?」
「返り咲きさせるための、花後の剪定方法は?」
「丈夫で育てやすいピンクのつるバラを探しているんだけど…」
この記事では、そんな開花が進んできた「つるローズうらら」に改めて注目し、その基本情報から輝かしい魅力、初心者でも安心して育てられる詳しい方法、そしてつるバラとして美しく咲かせるための重要な「剪定」と「誘引」のテクニック、さらには庭での素敵な活用アイデアまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも「つるローズうらら」を自信を持って育て、その華やかなピンクの花を長く、そして効果的に楽しむための知識が身につくはずです。さあ、日本の気候が生んだ素晴らしいつるバラの世界へご案内しましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「つるローズうらら」も栽培しており、その成長記録や管理方法をブログやSNSで発信しています。
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1. 華やかピンクのクライマー:'つるローズうらら'とは?
まずは、「つるローズうらら」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールを見ていきましょう。
作出: 京成バラ園芸 / 日本
系統: Cl (クライミング・ローズ) - フロリバンダ 'ローズうらら' の枝変わり
樹形: クライミング(つる性)。太くしっかりした枝が伸び、大きく育つ。
樹高: 2.5m ~ 3m程度(環境や仕立て方による)
咲き方: 返り咲き。基本的には春に最も多くの花が咲き、その後、夏から秋にかけても繰り返し花を咲かせます。元テキストには「木が充実してくると春から冬まで咲く」とあるように、非常に返り咲き性が強く、条件が良ければほぼ四季咲きに近い感覚で長く楽しめます。
花色: 濃いローズピンク~ショッキングピンク。鮮やかで目を引く、華やかなピンク色です。
花形: 丸弁平咲き。カップ状に咲き始め、開くと中心部がやや抱えるような可愛らしい平咲きになります。
花径: 中輪 (8cm~10cm程度)
咲き方: 1~4輪程度の房咲きになることが多い。
花持ち・耐雨性: 花持ちが良く、雨にも比較的強いため、美しい状態を長く楽しめます。
香り: 微香。香りは控えめです。
葉: 厚みがあり、やや光沢のある緑色の葉。
枝: 太くしっかりした枝が伸びます。情報によるとトゲは少ないとされ、誘引作業がしやすいと言われています。
耐病性: 元の 'ローズうらら' 同様、樹勢が強く、比較的病気に強いとされています。特にうどんこ病への耐性があると言われますが、環境によっては黒星病などが発生することもあるため、基本的な管理は必要です。
育てやすさ: 丈夫で樹勢が強く、日本の気候にも合っているため、初心者にも育てやすいつるバラとして人気があります。
人気品種 'ローズうらら' の血筋
「つるローズうらら」は、数々の賞を受賞し、その育てやすさと華やかさで非常に人気の高いフロリバンダ品種「ローズうらら」から生まれたつるバラです。元の品種が持つ、鮮やかな花色、抜群の花付きと花持ち、そして病気に強い強健さといった優れた性質をそのまま受け継いでいます。つる性になったことで、アーチやフェンス、壁面など、よりダイナミックにその美しさを楽しめるようになりました。
2. 'つるローズうらら' が愛される理由:その魅力に迫る!
なぜ「つるローズうらら」は多くのガーデナーに選ばれ、愛され続けているのでしょうか?
魅力1:とにかく鮮やか! 視線を集める華やかピンク
このバラの最大の魅力は、何と言ってもその鮮やかで目を引くローズピンクの花色です。「ショッキングピンク」と表現されることもある、明るく華やかなピンク色は、庭全体をパッと明るく彩り、遠くからでもその存在感を発揮します。曇りの日でも庭を元気づけてくれるような、パワーのある色合いです。「上の方で咲いた」花は、青空にもよく映えますね。
魅力2:可愛らしい花形と、雨にも負けない花持ちの良さ
丸みを帯びた花弁が重なる丸弁平咲きは、どこか優しく、可愛らしい印象を与えます。数輪の房になって咲くため、ボリューム感もあります。さらに、花持ちが非常に良く、雨にも強いため、美しい花を長く楽しめるのが大きなメリットです。天候に左右されにくいのは嬉しいポイントですね。
魅力3:春から秋まで咲き続ける! 驚きの返り咲き性
基本的には「返り咲き」に分類されますが、株が充実してくると、春の豪華な開花のあとも、夏、秋、そして時には初冬近くまで、繰り返し花を咲かせてくれます。ほぼ四季咲きに近い感覚で、非常に長い期間楽しめるのは、ガーデナーにとって大きな喜びです。
魅力4:日本の気候が生んだ? 丈夫で育てやすい強健さ
日本のトップブランド、京成バラ園芸が生んだ品種であり、日本の気候風土に適した育てやすさを持っています。樹勢が強く、病気にも比較的強いため、バラ栽培初心者の方でも安心して挑戦できます。
魅力5:扱いやすい? トゲが少なく誘引しやすい枝
情報によると、トゲが少なく、枝も比較的しなやかで誘引しやすいとされています。これは、つるバラの管理作業(特に冬の誘引)において、非常に大きなメリットとなります。作業が楽になるのは嬉しいですね。(※トゲの程度は生育環境によって多少変化することもあります)
3. 'つるローズうらら'の育て方【完全ガイド】鮮やかピンクを咲かせよう!
ここからは、「つるローズうらら」を元気に育て、毎年たくさんの鮮やかな花を楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
3.1. 植え付け:最高のスタートを切るために!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。日当たりが良いほど、花付きが良く、株も元気に育ちます。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に繋がります。壁際などに植える場合も、壁との間に十分な空間を空けましょう。
誘引スペース: つるバラなので、枝を誘引するためのアーチ、フェンス、壁面、パーゴラ、オベリスクなどの構造物が必要です。大きく育つ品種なので、十分なスペースを確保できる場所を選びましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単です。
地植えの場合は、植え穴を大きく深く掘り、堆肥や腐葉土、元肥(緩効性肥料)をたっぷりと混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします。裸苗は根を水に浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分(株元のこぶ状の部分)が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
地植えの場合は、仮の支柱を立てて株を安定させます。
3.2. 水やり:基本を守って、乾湿のメリハリを
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に開花期は水切れに注意が必要です。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日~朝夕2回必要なことも。日中の高温時は避けます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣を。
3.3. 肥料:繰り返し咲きを支える、途切れさせない栄養管理!
「つるローズうらら」は非常に開花期間が長いので、肥料を切らさないように管理することが、たくさんの花を咲かせ続けるための重要なポイントです。
寒肥(元肥): 冬(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与えます。
開花前の追肥: 蕾が膨らみ、咲き始めたこの時期(4月~5月)、開花をサポートするために液体肥料を週に1回程度与えるのも効果的です。
【重要】お礼肥(花後): 春の一番花が終わった後、そして夏や秋に花が咲き終わるたびに、消耗した体力を回復させ、次の開花を促すために、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。繰り返し咲く品種にとって、花後のお礼肥は非常に重要です。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)、秋の開花に向けて追肥を行います。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料を使うと、バランス良く栄養を与えることができます。緩効性肥料を基本に、生育期には液体肥料を補助的に使うのがおすすめです。
3.4. 病害虫対策:強健だが油断は禁物!
「つるローズうらら」は比較的病気に強い品種とされていますが、油断は禁物です。基本的な病害虫対策は行いましょう。
耐病性: うどんこ病には比較的強いとされますが、環境によっては黒星病(黒点病)が発生することもあります。
注意すべき害虫: アブラムシ、ハダニ、チュウレンジハバチ、バラゾウムシなど、一般的なバラの害虫は発生する可能性があります。特にアブラムシは咲き始めの花にも付きやすいのでチェックが必要です。
対策と予防:
風通しと日当たりを確保する: 適切な剪定と誘引が基本です。
定期的な観察: 葉の裏までこまめにチェックし、早期発見・早期対処を心がけます。
薬剤散布: 病害虫が発生しやすい時期(春先、梅雨時期など)には、予防的に薬剤(殺菌剤・殺虫剤)を散布するのも有効です。薬剤はローテーションして使用しましょう。
株元の管理: 株元を清潔に保ち、マルチングなどで泥はねを防ぐことも病気予防につながります。
4. 【重要】つるバラとしての剪定と誘引:'つるローズうらら'を美しく咲かせる!
「つるローズうらら」を最大限に美しく咲かせるためには、つるバラとしての適切な「剪定」と「誘引」が欠かせません。「上の方で咲いた」ということは、冬の誘引が上手くいった証拠かもしれませんね!
4.1. 剪定と誘引の目的
美しい樹形を作り、構造物(アーチ、フェンス等)に沿わせる。
花付きを良くする(特に高い位置で咲かせる)。
古い枝を整理し、株を若返らせる。
風通しや日当たりを改善し、病害虫を予防する。
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):春の景色を作るメイン作業!
冬の休眠期に行う剪定と誘引が、春の開花、特に「上の方で」たくさん咲かせるための基礎を作ります。
剪定:
まず、枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝などを付け根から切り取ります。
次に、株元から数えて3~4年以上経った古い主枝(樹皮がゴツゴツしていることが多い)があれば、これも付け根から切り取り、新しい元気なシュートへの世代交代を促します。
残した若くて元気な主枝(主に前年伸びたシュート)は、先端を軽く切り詰める程度にします。
その主枝から出ている**細い枝(側枝)**に春の花が咲きます。この側枝を、**付け根から数えて2~3芽(長さ15~20cm程度)**残して切り詰めます。
誘引:
剪定が終わったら、残した主枝をアーチ、フェンス、オベリスクなどの構造物に固定していきます。
最大のポイントは、枝をできるだけ水平に近い角度(斜め45度以下)に、緩やかなカーブを描くように寝かせて誘引すること! これにより、枝の各節から上向きに花を咲かせる側枝がたくさん伸びてきます。高い位置まで枝を誘引しておけば、その部分から発生した側枝に花が咲き、「上の方で咲く」景色が作れます。
枝同士が重ならないように、空間にバランス良く配置します。
麻ひもやビニールタイなどで、枝に食い込まないように、ゆとりを持たせて8の字に結びつけ、しっかりと固定します。トゲが少なく誘引しやすいとされる'つるローズうらら'ですが、無理な角度に曲げないように注意しましょう。
4.3. 花後の剪定(随時):繰り返し咲かせるための必須作業!
「つるローズうらら」は返り咲き性が強いので、花後の剪定が次の開花を促すために非常に重要です。
花がら切り: 咲き終わった花は、花がらだけでなく、花の下の5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上で切り戻します。 これをこまめに行うことで、株の消耗を防ぎ、次の花芽が早く上がりやすくなります。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で同様に切り戻します。
4.4. シュートの管理(春~夏)
春から夏にかけて、株元や枝の途中から勢いよく伸びてくるシュートは、来年以降の主役となる大切な枝です。
保護: 柔らかく折れやすいので、早めに支柱を立てて保護します。
仮誘引: 伸びてきたら、邪魔にならないように、また風で折れないように、支柱や既存の枝に軽く留めておきます(本格的な誘引は冬)。
4.5. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋にもしっかり花を楽しみたい場合は、夏剪定を行います。春に咲いた枝や、夏の間伸びすぎた枝などを軽く切り戻し、株全体を整えます。
5. 'つるローズうらら' を活かすガーデンアイデア:華やかピンクを主役に!
鮮やかなピンク色の「つるローズうらら」は、庭の様々なシーンで主役級の活躍をしてくれます。
華やかなウェルカムアーチ: 庭の入り口に設置したアーチに誘引すれば、訪れる人を鮮やかなピンクの花で迎える、最高のウェルカムアーチになります。「上の方で咲いた」花が、アーチの頂点を飾るのは見事でしょう。
フェンスや壁面を明るく彩る: 単調になりがちなフェンスや壁面も、「つるローズうらら」を誘引すれば、一面が華やかなピンク色の花のスクリーンに変わります。
オベリスクで存在感を: 庭の中にポイントとしてオベリスクを立て、そこに絡ませれば、鮮やかなピンク色の花のタワーが楽しめます。
他の植物との組み合わせ:
クレマチス: 特に白や淡い紫、ブルー系のクレマチスとの組み合わせは、ピンク色を爽やかに引き立て、非常に美しいです。開花期を合わせるのがポイント。
他のバラ: アプリコット系や黄色のバラと合わせると、明るくポップな印象に。白バラと合わせると、清楚で上品な雰囲気に。
鉢植え(大型)での挑戦: 大きな鉢(10号以上推奨)としっかりした支柱(オベリスクなど)があれば、鉢植えで管理することも可能です。
6. まとめ:日本の庭を彩る、強くて美しいピンクのつるバラ
今回は、京成バラ園芸が生んだ人気のつるバラ、「つるローズうらら」について、その魅力、育て方の詳細、そしてつるバラとしての管理のコツを詳しくご紹介しました。
つるローズうららは、鮮やかなローズピンクの花が魅力の、日本の気候に適した強健なつるバラ。
元のフロリバンダ品種 'ローズうらら' の優れた性質(花付き・花持ちの良さ、育てやすさ)を受け継ぐ。
返り咲き性が非常に強く、春から秋まで繰り返し花を楽しめる。
育て方のポイントは、日当たりの確保、適切な水やりと肥料(特に花後のお礼肥)、そしてつるバラとしての冬の剪定・誘引。
トゲが少なく誘引しやすいとされる点も魅力(要確認)。初心者にもおすすめ。
アーチやフェンスなど、様々な場所で華やかに活躍する。
今日、庭の「上の方で」咲き始めた「つるローズうらら」の最初の一輪。冬の間の丁寧な誘引作業が、美しい結果として現れ始めた瞬間ですね。これから次々と開花し、アーチやフェンスを鮮やかなピンク色で染め上げてくれることでしょう。
丈夫で育てやすく、美しい花を長く楽しませてくれる「つるローズうらら」。ぜひ、あなたの庭にもお迎えして、その素晴らしい魅力を体験してみませんか?
[02memo]では、「つるローズうらら」の成長記録や開花の様子、剪定・誘引の具体的な方法なども、ブログやSNS、YouTubeで発信しています。ぜひ、チェックしてみてください!
つるローズうらら Rose Urara Climbing 京成バラ園芸 Keisei Rose Garden 日本 ツル クライミング・ローズ Cl クライミング 返り咲き ピンク系統 ショッキングピンク 丸弁平咲き 中輪 微香
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自然と調和するハナズオウ―四季折々の美しさを育む秘訣。 花蘇芳 Chinese redbud⠀ピンクの花がたくさん咲いた。2025年4月20日
ハナズオウ花蘇芳 Chinese redbud⠀ピンクの花がたくさん咲いた。2025年4月20日
ハナズオウ(花蘇芳)の特徴と魅力、育て方の完全ガイド
春の訪れとともに姿を見せるハナズオウ(花蘇芳、Chinese redbud)は、その繊細なピンク色の花々と独特の咲き方で多くの園芸愛好家を魅了しています。2025年4月20日現在、全国各地でハナズオウは見頃を迎え、そのエレガントな花姿が庭園や公園を彩っています。この記事では、ハナズオウの特徴と魅力、そして初心者でも成功できる育て方について詳しく解説します。
ハナズオウとは?基本情報と特徴
ハナズオウ(学名:Cercis chinensis)はマメ科ハナズオウ属の落葉小高木で、中国原産の花木です。日本では「花蘇芳」とも表記され、その名前の通り春に美しい花を咲かせることで知られています。樹高は通常2〜5m程度で、庭のシンボルツリーやアクセントとして人気があります。
ハナズオウの最大の特徴
ハナズオウの最も印象的な特徴は、その独特の開花様式にあります。他の多くの樹木とは異なり、ハナズオウは「直接花序(cauliflory)」と呼ばれる咲き方をします。これは花が新芽や葉の付け根からではなく、枝や幹の古い部分から直接咲く現象で、見る人を驚かせる独特の美しさがあります。
まるで枝に花が張り付いているかのような姿は、春の庭に特別な魅力をもたらします。花は葉が展開する前に咲き始めるため、ピンク色の花だけが枝を覆う様子は一層印象的です。
花の特徴
花色: 淡いピンクから濃いローズピンク、時に白色まで品種によって様々
花の形: 蝶のような形の小さな花(1〜2cm)が集まって咲く
開花時期: 3月下旬〜5月上旬(地域によって異なる)
花の特徴: 枝の至る所から花が吹き出すように咲く
葉の特徴
花の後に展開する葉もハナズオウの魅力の一つです。
葉の形: ハート形で美しく、縁は滑らか
葉の色: 春は明るい黄緑色で、徐々に濃い緑色に変化
秋の紅葉: 黄色に色づき、庭に秋の彩りを添える
樹形と成長特性
樹形: 若木は直立気味ですが、成長するにつれて枝が弧を描くように広がり、優美な姿になります
成長速度: 比較的ゆっくりで、年間20〜30cm程度
寿命: 適切な管理で50年以上生きることも
ハナズオウの主な品種と特徴
ハナズオウには様々な品種が存在し、それぞれに独自の魅力があります。日本の庭園でよく見られる主な品種をご紹介します。
1. 中国ハナズオウ(Cercis chinensis)
最も一般的な種類で、濃いピンク色の花を咲かせます。日本の気候によく適応しており、多くの庭園で見られます。
2. アメリカハナズオウ(Cercis canadensis)
北米原産で、やや淡いピンク色の花を咲かせます。耐寒性に優れており、寒冷地での栽培にも適しています。
3. 'アルバ'(白花種)
珍しい白い花を咲かせる品種で、他の春の花木と組み合わせると素晴らしいコントラストを生み出します。
4. 'フォレスト・パンジー'
紫がかった赤褐色の葉が特徴的な品種で、花だけでなく葉の色彩でも庭を彩ります。春の花の後も美しい景観を楽しめます。
5. 'ラヴェンダー・ツイスト'
枝が独特にねじれて成長する品種で、冬の庭でも美しいシルエットを見せます。花色は濃いラベンダーピンクです。
ハナズオウの魅力:庭園での活用法
ハナズオウは様々な方法で庭のデザインに取り入れることができます。その美しさを最大限に引き出す活用法をご紹介します。
シンボルツリーとして
単木で植えれば、春には花、夏には緑の葉、秋には黄葉と一年を通じて庭の焦点となります。特に中庭や玄関アプローチなど、目立つ場所に植えると効果的です。
低木や宿根草との組み合わせ
ハナズオウの下にホスタやシダ類、春の球根植物などを植えると、層の異なる美しい空間を作り出せます。特に青や紫の花を持つ低木や多年草との組み合わせは、ピンクの花と相性が良いです。
和風庭園のアクセント
伝統的な日本庭園にも違和感なく溶け込み、春の訪れを告げる花木として活用できます。石組みや水辺の近くに植えると、水面に映る姿も楽しめます。
鉢植えでの楽しみ方
比較的コンパクトに育てられるため、大きな鉢植えでもハナズオウを育てることができます。テラスやベランダのスペースが限られている場合でも、春の花を楽しむことができるでしょう。
ハナズオウの育て方:基本のポイント
ハナズオウは比較的丈夫で育てやすい樹木ですが、美しく育てるためにはいくつかのポイントを押さえる必要があります。
最適な植え付け場所と時期
植え付け場所
日当たり: 日向から半日陰が理想的。特に花付きをよくするには十分な日光が必要です。
風通し: 風通しの良い場所が好ましい。風が停滞する場所では病害虫の発生リスクが高まります。
土壌: 水はけの良い肥沃な土壌を好みます。粘土質の重い土壌の場合は、腐葉土や堆肥を混ぜて改良すると良いでしょう。
植え付け時期
最適な時期: 10月〜11月(秋植え)または2月下旬〜3月(春植え)
避けるべき時期: 真夏や厳冬期、花期の最中
植え付け方法のステップ
植え穴の準備: 根鉢の1.5〜2倍程度の大きさの穴を掘ります。
土壌改良: 掘り出した土に腐葉土や堆肥を3割程度混ぜます。
植え付け深さ: 根鉢の上部が地面と同じ高さになるように植えます。深植えは避けましょう。
水やり: 植え付け後はたっぷりと水を与え、根と土を密着させます。
マルチング: 根元に腐葉土や敷きわらを敷くと、乾燥防止と雑草抑制になります。
日常の管理と育て方
水やり
植え付け後1年目: 乾燥が続く場合はこまめに水やりをします。
定着後: 基本的には自然降雨に任せますが、長期の乾燥時には週に1〜2回程度の水やりが必要です。
鉢植えの場合: 土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。
肥料
基本的な施肥: 早春(2〜3月)と花後(5〜6月)に緩効性の有機肥料を施します。
施肥量: 樹冠の広がりに合わせて、成木で500g〜1kg程度。
注意点: 過剰な肥料は花付きを悪くすることがあるので、与えすぎには注意しましょう。
剪定
ハナズオウの剪定は、自然な樹形を保ちながら行うのがコツです。
基本的な剪定時期: 花後(5月中〜下旬)が最適
剪定のポイント:
枯れ枝や弱った枝を取り除く
込み合った枝や内向きに伸びる枝を間引く
樹形を整える程度にとどめ、強剪定は避ける
冬季の剪定: 樹形の骨格を見ながら大きな修正を行うなら、落葉期(12月〜2月)も適しています
病害虫対策
ハナズオウは比較的病害虫に強い植物ですが、時に以下の問題が発生することがあります。
アブラムシ: 新芽や若葉に発生しやすい。発見次第、水噴霧や専用の薬剤で対処します。
うどんこ病: 葉に白い粉状のカビが発生する病気。風通しを良くし、発生初期に専用の薬剤を散布します。
カイガラムシ: 枝に小さな虫が固着して吸汁します。冬季の休眠期に油剤を散布するのが効果的です。
繁殖方法
ハナズオウを増やす方法はいくつかありますが、一般的なのは以下の方法です。
挿し木
時期: 6月〜7月(梅雨時期)
方法: 半硬化した新枝を15cm程度の長さに切り、下葉を取り除いて挿し木用土に挿します。
注意点: 発根率はやや低めで、時間がかかることがあります。
種子繁殖
種子採取: 秋に熟した種子鞘を採取します。
播種前処理: 種皮が硬いため、熱湯処理や砂やすりで傷をつける処理が必要です。
播種時期: 秋蒔きまたは春蒔き
発芽: 処理をした種子は1〜2週間で発芽を始めます。
接ぎ木
台木: 同種または近縁種を使用します。
時期: 3月頃(芽接ぎ)または8月頃(芽接ぎ)
メリット: 親木と同じ特性を持つ株を確実に育てられます。
ハナズオウの四季の楽しみ方
ハナズオウは一年を通じて様々な表情を見せる植物です。四季折々の魅力を理解することで、庭の景観計画に役立てましょう。
春(3〜5月):花の季節
春はハナズオウの最も美しい季節です。葉が出る前に枝全体から花が吹き出すように咲き、庭全体を彩ります。特に朝日や夕日を受けた時の花の輝きは格別です。
夏(6〜8月):緑陰の季節
夏になると濃い緑の葉が茂り、心地よい木陰を作り出します。ハート形の葉が風に揺れる様子も美しく、夏の庭の落ち着いた要素となります。
秋(9〜11月):紅葉の季節
秋になるとハナズオウの葉は黄色に色づきます。派手さはありませんが、控えめで上品な秋の彩りを庭にもたらします。
冬(12〜2月):枝姿の季節
葉を落とした冬のハナズオウは、独特の枝ぶりを見せます。特に雪が枝に積もる姿は趣があり、冬の庭の風情を感じさせてくれます。
ハナズオウのトラブルシューティング:よくある問題と対策
花が咲かない
考えられる原因と対策:
日光不足: より日当たりの良い場所に移植するか、周囲の樹木の枝を剪定して光を確保しましょう。
剪定時期の誤り: 花芽が形成される夏以降の剪定を控えましょう。
過剰な肥料: 窒素分の多い肥料は控え、リン酸やカリの多い肥料を適量与えましょう。
若木である: 植え付けから3〜5年は花付きが悪いことがあります。根が十分に発達するまで待ちましょう。
葉が黄色くなる(黄化)
考えられる原因と対策:
水のやりすぎ: 根腐れの可能性があるため、水やりを控え、排水改善を行います。
栄養不足: 適切な肥料を与え、特に鉄分不足によるクロロシスの場合は鉄分を含む肥料を使用します。
土壌のpH不良: ハナズオウは弱酸性〜中性(pH6.0〜7.0)を好みます。必要に応じて土壌改良を行いましょう。
枝が枯れる
考えられる原因と対策:
冬害: 寒冷地では防寒対策(根元のマルチングや幹巻き)を行いましょう。
病害: キクイムシなどの穿孔性害虫や枝枯れ病の可能性があります。罹患部分を切り取り、適切な薬剤処理を行います。
物理的な傷: 剪定時の傷や風雪害による傷が原因の場合は、傷口を保護する薬剤を塗布しましょう。
まとめ:ハナズオウと共に育む四季の庭
ハナズオウ(花蘇芳)は日本の庭に春の訪れを告げる華やかな花木であり、その繊細な花と独特の咲き方で多くの人々を魅了しています。比較的育てやすく、適切なケアを行えば何十年も美しい花を咲かせ続けてくれるでしょう。
日当たりと水はけの良い場所に植え、過度な剪定や肥料を避け、自然な樹形を保つことがハナズオウを美しく育てるコツです。花後の軽い剪定と適期の施肥を行い、病害虫の早期発見・早期対処を心がけましょう。
ハナズオウは、単に花を楽しむだけでなく、四季折々の表情を見せてくれる奥深い植物です。春の華やかな花、夏の涼やかな緑陰、秋の控えめな黄葉、冬の趣ある枝姿と、一年を通じて庭に彩りと風情をもたらしてくれるでしょう。
日本の風土にも馴染みやすいハナズオウを庭に迎え入れ、自然の豊かな移ろいを感じる庭づくりを楽しんでみませんか?美しい花と共に、心豊かなガーデンライフを送りましょう。
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ブログ バラを中心にガーデング情報や買い物紹介などの雑記ブログ。2011年開設。
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ハナズオウ(花蘇芳)の特徴と魅力、育て方の完全ガイド
春の訪れとともに姿を見せるハナズオウ(花蘇芳、Chinese redbud)は、その繊細なピンク色の花々と独特の咲き方で多くの園芸愛好家を魅了しています。2025年4月20日現在、全国各地でハナズオウは見頃を迎え、そのエレガントな花姿が庭園や公園を彩っています。この記事では、ハナズオウの特徴と魅力、そして初心者でも成功できる育て方について詳しく解説します。
ハナズオウとは?基本情報と特徴
ハナズオウ(学名:Cercis chinensis)はマメ科ハナズオウ属の落葉小高木で、中国原産の花木です。日本では「花蘇芳」とも表記され、その名前の通り春に美しい花を咲かせることで知られています。樹高は通常2〜5m程度で、庭のシンボルツリーやアクセントとして人気があります。
ハナズオウの最大の特徴
ハナズオウの最も印象的な特徴は、その独特の開花様式にあります。他の多くの樹木とは異なり、ハナズオウは「直接花序(cauliflory)」と呼ばれる咲き方をします。これは花が新芽や葉の付け根からではなく、枝や幹の古い部分から直接咲く現象で、見る人を驚かせる独特の美しさがあります。
まるで枝に花が張り付いているかのような姿は、春の庭に特別な魅力をもたらします。花は葉が展開する前に咲き始めるため、ピンク色の花だけが枝を覆う様子は一層印象的です。
花の特徴
花色: 淡いピンクから濃いローズピンク、時に白色まで品種によって様々
花の形: 蝶のような形の小さな花(1〜2cm)が集まって咲く
開花時期: 3月下旬〜5月上旬(地域によって異なる)
花の特徴: 枝の至る所から花が吹き出すように咲く
葉の特徴
花の後に展開する葉もハナズオウの魅力の一つです。
葉の形: ハート形で美しく、縁は滑らか
葉の色: 春は明るい黄緑色で、徐々に濃い緑色に変化
秋の紅葉: 黄色に色づき、庭に秋の彩りを添える
樹形と成長特性
樹形: 若木は直立気味ですが、成長するにつれて枝が弧を描くように広がり、優美な姿になります
成長速度: 比較的ゆっくりで、年間20〜30cm程度
寿命: 適切な管理で50年以上生きることも
ハナズオウの主な品種と特徴
ハナズオウには様々な品種が存在し、それぞれに独自の魅力があります。日本の庭園でよく見られる主な品種をご紹介します。
1. 中国ハナズオウ(Cercis chinensis)
最も一般的な種類で、濃いピンク色の花を咲かせます。日本の気候によく適応しており、多くの庭園で見られます。
2. アメリカハナズオウ(Cercis canadensis)
北米原産で、やや淡いピンク色の花を咲かせます。耐寒性に優れており、寒冷地での栽培にも適しています。
3. 'アルバ'(白花種)
珍しい白い花を咲かせる品種で、他の春の花木と組み合わせると素晴らしいコントラストを生み出します。
4. 'フォレスト・パンジー'
紫がかった赤褐色の葉が特徴的な品種で、花だけでなく葉の色彩でも庭を彩ります。春の花の後も美しい景観を楽しめます。
5. 'ラヴェンダー・ツイスト'
枝が独特にねじれて成長する品種で、冬の庭でも美しいシルエットを見せます。花色は濃いラベンダーピンクです。
ハナズオウの魅力:庭園での活用法
ハナズオウは様々な方法で庭のデザインに取り入れることができます。その美しさを最大限に引き出す活用法をご紹介します。
シンボルツリーとして
単木で植えれば、春には花、夏には緑の葉、秋には黄葉と一年を通じて庭の焦点となります。特に中庭や玄関アプローチなど、目立つ場所に植えると効果的です。
低木や宿根草との組み合わせ
ハナズオウの下にホスタやシダ類、春の球根植物などを植えると、層の異なる美しい空間を作り出せます。特に青や紫の花を持つ低木や多年草との組み合わせは、ピンクの花と相性が良いです。
和風庭園のアクセント
伝統的な日本庭園にも違和感なく溶け込み、春の訪れを告げる花木として活用できます。石組みや水辺の近くに植えると、水面に映る姿も楽しめます。
鉢植えでの楽しみ方
比較的コンパクトに育てられるため、大きな鉢植えでもハナズオウを育てることができます。テラスやベランダのスペースが限られている場合でも、春の花を楽しむことができるでしょう。
ハナズオウの育て方:基本のポイント
ハナズオウは比較的丈夫で育てやすい樹木ですが、美しく育てるためにはいくつかのポイントを押さえる必要があります。
最適な植え付け場所と時期
植え付け場所
日当たり: 日向から半日陰が理想的。特に花付きをよくするには十分な日光が必要です。
風通し: 風通しの良い場所が好ましい。風が停滞する場所では病害虫の発生リスクが高まります。
土壌: 水はけの良い肥沃な土壌を好みます。粘土質の重い土壌の場合は、腐葉土や堆肥を混ぜて改良すると良いでしょう。
植え付け時期
最適な時期: 10月〜11月(秋植え)または2月下旬〜3月(春植え)
避けるべき時期: 真夏や厳冬期、花期の最中
植え付け方法のステップ
植え穴の準備: 根鉢の1.5〜2倍程度の大きさの穴を掘ります。
土壌改良: 掘り出した土に腐葉土や堆肥を3割程度混ぜます。
植え付け深さ: 根鉢の上部が地面と同じ高さになるように植えます。深植えは避けましょう。
水やり: 植え付け後はたっぷりと水を与え、根と土を密着させます。
マルチング: 根元に腐葉土や敷きわらを敷くと、乾燥防止と雑草抑制になります。
日常の管理と育て方
水やり
植え付け後1年目: 乾燥が続く場合はこまめに水やりをします。
定着後: 基本的には自然降雨に任せますが、長期の乾燥時には週に1〜2回程度の水やりが必要です。
鉢植えの場合: 土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。
肥料
基本的な施肥: 早春(2〜3月)と花後(5〜6月)に緩効性の有機肥料を施します。
施肥量: 樹冠の広がりに合わせて、成木で500g〜1kg程度。
注意点: 過剰な肥料は花付きを悪くすることがあるので、与えすぎには注意しましょう。
剪定
ハナズオウの剪定は、自然な樹形を保ちながら行うのがコツです。
基本的な剪定時期: 花後(5月中〜下旬)が最適
剪定のポイント:
枯れ枝や弱った枝を取り除く
込み合った枝や内向きに伸びる枝を間引く
樹形を整える程度にとどめ、強剪定は避ける
冬季の剪定: 樹形の骨格を見ながら大きな修正を行うなら、落葉期(12月〜2月)も適しています
病害虫対策
ハナズオウは比較的病害虫に強い植物ですが、時に以下の問題が発生することがあります。
アブラムシ: 新芽や若葉に発生しやすい。発見次第、水噴霧や専用の薬剤で対処します。
うどんこ病: 葉に白い粉状のカビが発生する病気。風通しを良くし、発生初期に専用の薬剤を散布します。
カイガラムシ: 枝に小さな虫が固着して吸汁します。冬季の休眠期に油剤を散布するのが効果的です。
繁殖方法
ハナズオウを増やす方法はいくつかありますが、一般的なのは以下の方法です。
挿し木
時期: 6月〜7月(梅雨時期)
方法: 半硬化した新枝を15cm程度の長さに切り、下葉を取り除いて挿し木用土に挿します。
注意点: 発根率はやや低めで、時間がかかることがあります。
種子繁殖
種子採取: 秋に熟した種子鞘を採取します。
播種前処理: 種皮が硬いため、熱湯処理や砂やすりで傷をつける処理が必要です。
播種時期: 秋蒔きまたは春蒔き
発芽: 処理をした種子は1〜2週間で発芽を始めます。
接ぎ木
台木: 同種または近縁種を使用します。
時期: 3月頃(芽接ぎ)または8月頃(芽接ぎ)
メリット: 親木と同じ特性を持つ株を確実に育てられます。
ハナズオウの四季の楽しみ方
ハナズオウは一年を通じて様々な表情を見せる植物です。四季折々の魅力を理解することで、庭の景観計画に役立てましょう。
春(3〜5月):花の季節
春はハナズオウの最も美しい季節です。葉が出る前に枝全体から花が吹き出すように咲き、庭全体を彩ります。特に朝日や夕日を受けた時の花の輝きは格別です。
夏(6〜8月):緑陰の季節
夏になると濃い緑の葉が茂り、心地よい木陰を作り出します。ハート形の葉が風に揺れる様子も美しく、夏の庭の落ち着いた要素となります。
秋(9〜11月):紅葉の季節
秋になるとハナズオウの葉は黄色に色づきます。派手さはありませんが、控えめで上品な秋の彩りを庭にもたらします。
冬(12〜2月):枝姿の季節
葉を落とした冬のハナズオウは、独特の枝ぶりを見せます。特に雪が枝に積もる姿は趣があり、冬の庭の風情を感じさせてくれます。
ハナズオウのトラブルシューティング:よくある問題と対策
花が咲かない
考えられる原因と対策:
日光不足: より日当たりの良い場所に移植するか、周囲の樹木の枝を剪定して光を確保しましょう。
剪定時期の誤り: 花芽が形成される夏以降の剪定を控えましょう。
過剰な肥料: 窒素分の多い肥料は控え、リン酸やカリの多い肥料を適量与えましょう。
若木である: 植え付けから3〜5年は花付きが悪いことがあります。根が十分に発達するまで待ちましょう。
葉が黄色くなる(黄化)
考えられる原因と対策:
水のやりすぎ: 根腐れの可能性があるため、水やりを控え、排水改善を行います。
栄養不足: 適切な肥料を与え、特に鉄分不足によるクロロシスの場合は鉄分を含む肥料を使用します。
土壌のpH不良: ハナズオウは弱酸性〜中性(pH6.0〜7.0)を好みます。必要に応じて土壌改良を行いましょう。
枝が枯れる
考えられる原因と対策:
冬害: 寒冷地では防寒対策(根元のマルチングや幹巻き)を行いましょう。
病害: キクイムシなどの穿孔性害虫や枝枯れ病の可能性があります。罹患部分を切り取り、適切な薬剤処理を行います。
物理的な傷: 剪定時の傷や風雪害による傷が原因の場合は、傷口を保護する薬剤を塗布しましょう。
まとめ:ハナズオウと共に育む四季の庭
ハナズオウ(花蘇芳)は日本の庭に春の訪れを告げる華やかな花木であり、その繊細な花と独特の咲き方で多くの人々を魅了しています。比較的育てやすく、適切なケアを行えば何十年も美しい花を咲かせ続けてくれるでしょう。
日当たりと水はけの良い場所に植え、過度な剪定や肥料を避け、自然な樹形を保つことがハナズオウを美しく育てるコツです。花後の軽い剪定と適期の施肥を行い、病害虫の早期発見・早期対処を心がけましょう。
ハナズオウは、単に花を楽しむだけでなく、四季折々の表情を見せてくれる奥深い植物です。春の華やかな花、夏の涼やかな緑陰、秋の控えめな黄葉、冬の趣ある枝姿と、一年を通じて庭に彩りと風情をもたらしてくれるでしょう。
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2025年04月19日
太陽のように輝くバラ ― つるゴールドバニーで作る明るい庭づくり Gold Bunny Climbing⠀黄色の花が咲きだした。2025年4月19日
つるゴールドバニー Gold Bunny Climbing⠀黄色の花が咲きだした。2025年4月19日
【つるゴールドバニー育て方】鮮やか黄色の花が咲き始めた!初心者向け剪定・誘引ガイド
「つるゴールドバニー Gold Bunny Climbing 黄色の花が咲きだした。2025年4月19日」
待ちに待った瞬間がついに訪れました! 庭のつるバラの中でも特に開花を楽しみにしていた、フランス・メイアン社の「つるゴールドバニー」が、今日、その美しい黄色の花を咲かせ始めました! まだ数は少ないですが、硬く閉じていた蕾が開き、鮮やかな太陽のような色彩が緑の葉の中で輝いているのを見ると、いよいよ本格的なバラシーズンの到来を実感し、心が躍りますね。
「つるゴールドバニー」は、人気のフロリバンダ品種「ゴールドバニー」の枝変わりとして生まれたクライミングローズ(つるバラ)です。元の品種譲りの鮮やかな黄色、優れた耐病性、そして育てやすさを兼ね備え、さらに枝を長く伸ばしてアーチやフェンスをダイナミックに飾ることができる、非常に魅力的な品種として世界中で愛されています。
「わぁ、きれいな黄色! このバラの名前は?」
「つるバラって難しそうだけど、初心者でも育てられる?」
「剪定や誘引はどうすればいいの?」
この記事では、そんな開花が始まったばかりの「つるゴールドバニー」に改めて注目し、その基本情報から輝かしい魅力、初心者でも安心して育てられる詳しい方法、そしてつるバラならではの剪定・誘引のコツ、さらには庭での素敵な活用アイデアまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも「つるゴールドバニー」を自信を持って育て、その明るい黄色の花を存分に楽しむことができるようになるはずです。さあ、太陽カラーのつるバラの世界へご案内しましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「つるゴールドバニー」も栽培しており、その経験に基づいた実践的な情報をお届けします。
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X (Twitter): @02memo3 - 日々のバラ管理の記録や気づきをリアルタイムで。
1. 太陽カラーのつるバラ:'つるゴールドバニー'とは?
まずは、「つるゴールドバニー」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールを見ていきましょう。
作出: 1991年 / フランス / メイアン (Meilland International)
系統: ClF (クライミング・フロリバンダ)
フロリバンダ(中輪房咲き四季咲き)系の人気品種 'Gold Bunny' の枝変わり(つる性になったもの)。
樹形: クライミング(つるバラ)
樹高: 2.5m ~ 3.5m程度(地植えの場合。環境や仕立て方により変動)
咲き方: 返り咲き(主に春に多くの花が咲き、その後、夏から秋にかけてもポツポツと繰り返し咲く)。早咲きの傾向がある。
花色: 黄色系統(鮮やかで濃い黄色。褪色しにくいとされる)
花形: 丸弁カップ咲き、または半剣弁高芯咲きとも表現される。開くにつれてやや平咲きになる。波打つ花弁が美しい。
花径: 中輪~大輪(約10cm)
花弁数: 約25枚
香り: 微香(ティー系の優しい香り)
葉: 明るい緑色の照り葉
枝: しなやかさは中程度、トゲは標準的。
耐病性: 非常に高い。特に黒点病(黒星病)に強いとされる。
育てやすさ: 耐病性が高く、樹勢もそこそこあるため、初心者にもおすすめできる育てやすい品種。
花持ち: 良い。
'Gold Bunny'からの華麗なる変身
元の品種であるフロリバンダの 'Gold Bunny' は、その名の通り、鮮やかな黄色と育てやすさで人気を博した品種です。「つるゴールドバニー」は、その優れた性質を受け継ぎながら、枝を長く伸ばすクライミングタイプへと変化した、まさに「良いとこ取り」の品種と言えるでしょう。壁面やアーチなど、よりダイナミックな演出が可能になりました。
2. 'つるゴールドバニー' が愛される理由:その魅力に迫る!
なぜ「つるゴールドバニー」は多くのガーデナーに選ばれ、愛され続けているのでしょうか?
魅力1:庭を照らす! 輝くような鮮やかな黄色
このバラの最大の魅力は、何と言ってもそのクリアで鮮やかな黄色の花色です。太陽の光を浴びると、まさに黄金色に輝くように見え、庭全体をパッと明るく元気な雰囲気にしてくれます。黄色いバラの中には、咲き進むと色が褪せて白っぽくなるものもありますが、「つるゴールドバニー」は比較的色が褪せにくいとされています。咲き始めのこの輝きは格別です!
魅力2:整った花形と、長く楽しめる豊かな開花
カップ咲きから始まり、波打つ花弁が開いていく様子はとても優雅です。花径も10cmほどと見応えがあり、一輪でも美しいですが、房咲きになることもあります。返り咲き性があり、春の豪華な開花の後も、夏から秋にかけて繰り返し花を見せてくれるのも嬉しいポイント。さらに、花持ちが良いため、切り花としても楽しめます。
魅力3:病気に強く育てやすい! 初心者も安心の強健さ
バラ栽培で悩みの種となりやすい黒点病(黒星病)に特に強いという、素晴らしい耐病性を持っています。うどんこ病にも比較的強く、病気の心配が少ないため、農薬の使用を減らしたい方や、バラ栽培初心者の方でも安心して育てることができます。樹勢も安定しており、育てやすい強健品種です。
魅力4:様々なシーンで活躍! 多様な仕立て方
しなやかさも持ち合わせた枝は、アーチ、フェンス、オベリスク、ポールなど、様々な構造物に誘引して楽しむことができます。壁面に這わせても素敵です。また、大きめの鉢を使えば、鉢植えで育てることも可能です。庭のスペースやデザインに合わせて、自由に仕立てられる適応力の高さも魅力です。
魅力5:春をいち早く告げる早咲き性
他のバラよりも少し早く咲き始める早咲きの傾向があります。春のバラシーズン到来を、他のバラに先駆けて知らせてくれるかもしれません。まさに今日(4月19日)の開花は、その早咲き性の表れかもしれませんね。
3. 'つるゴールドバニー'の育て方【完全ガイド】初心者も安心!
ここからは、「つるゴールドバニー」を元気に育て、毎年美しい黄色の花を楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
3.1. 植え付け:健やかな成長のための第一歩!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも5~6時間以上の日照が確保できる場所を選びましょう。日当たりが良いほど、花付きが良く、花色も鮮やかになります。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に繋がります。壁際などに植える場合も、壁との間に少し空間を空けるなど工夫しましょう。
誘引スペース: つるバラなので、枝を誘引するための**十分なスペース(壁面、フェンス、アーチなど)**がある場所を選びます。成長後の大きさを考慮しましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥や腐葉土、元肥(緩効性肥料)を混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします(特にポット苗の場合、根が回っていたら底を少し崩す)。裸苗の場合は、根を水に数時間浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分(株元のこぶ状の部分)が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。深植えは避けます。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
地植えの場合は、株が安定するまで仮の支柱を立てると良いでしょう。
3.2. 水やり:基本を守って、乾湿のメリハリを
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって変わります。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に開花期は水切れに注意が必要です。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日必要になることも。朝夕の涼しい時間帯に与えます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣をつけましょう。
3.3. 肥料:美しい花を咲かせ続けるために!
バラは肥料を好む植物です。「つるゴールドバニー」の返り咲き性を引き出し、たくさんの花を咲かせるためには、適切な施肥が欠かせません。
寒肥(元肥): 冬の休眠期(12月~1月頃)に、有機質肥料(油かす、骨粉、発酵済み牛ふんなど)や緩効性化成肥料を、株元から少し離れた場所に施します。これが1年間の生育の基礎となります。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与え、芽の成長を促します。
開花前の追肥: 蕾が膨らみ、咲き始めたこの時期(4月~5月)、開花をサポートするために液体肥料を週に1回程度与えるのも効果的です。
お礼肥: 春の一番花が終わった後(5月~6月頃)に、開花で消耗した体力を回復させるために、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。
夏の追肥: 夏にも返り咲きますが、暑さで株が弱り気味な場合は、肥料は控えるか、薄めの液体肥料を少量与える程度にします。
秋の追肥: 秋の開花に向けて(8月下旬~9月頃)に、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料を使うと、バランス良く栄養を与えることができます。緩効性肥料を基本とし、生育期には液体肥料を補助的に使うのがおすすめです。
3.4. 病害虫対策:耐病性は高いが、油断なく観察を!
「つるゴールドバニー」は耐病性が高い品種ですが、病害虫が全く発生しないわけではありません。基本的な対策は行いましょう。
耐病性: 特に黒点病(黒星病)に強いのは大きなメリットです。
注意すべき病害虫:
うどんこ病: 風通しが悪く、乾燥気味の時に発生しやすいです。葉や新芽が白い粉を吹いたようになります。
アブラムシ: 春先の新芽や蕾に付きやすいです。咲き始めた花にも付くことがあるので要注意。
ハダニ: 高温乾燥時に葉裏に発生しやすいです。葉色が悪くなります。
その他: バラゾウムシ、チュウレンジハバチなど、バラには様々な害虫が付きます。
対策と予防:
風通しと日当たりを確保する: 適切な剪定と誘引が基本です。
定期的な観察: 葉の裏も含めて、病害虫がいないかこまめにチェックします。
早期発見・早期対処: 病気の葉は取り除き、害虫は手で捕殺するか、数が少ないうちに薬剤を使用します。
薬剤散布: 耐病性が高いとはいえ、環境によっては病害虫が発生します。必要に応じて、予防的または治療的に薬剤(殺菌剤・殺虫剤)を散布します。薬剤はローテーションして使うのが効果的です。
4. 【重要】つるバラとしての剪定と誘引:美しい姿と豊かな花のために!
「つるゴールドバニー」を美しく咲かせるためには、つるバラとしての適切な「剪定」と「誘引」が最も重要です。
4.1. 剪定と誘引の目的
美しい樹形を作り、構造物(アーチ、フェンス等)に沿わせる。
花付きを良くする(花が咲く枝を効率よく発生させる)。
古い枝を整理し、株を若返らせる。
風通しや日当たりを改善し、病害虫を予防する。
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):春の景色を作るメイン作業!
冬の休眠期に行う剪定と誘引が、春の開花を大きく左右します。
剪定:
まず、枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝などを付け根から切り取ります。
次に、株元から数えて3~4年以上経った古い主枝(樹皮がゴツゴツしていることが多い)があれば、これも付け根から切り取り、新しい元気なシュートへの世代交代を促します。
残した若くて元気な主枝(主に前年伸びたシュート)は、先端を軽く切り詰める程度にします。
その主枝から出ている**細い枝(側枝)**に春の花が咲きます。この側枝を、**付け根から数えて2~3芽(長さ10~15cm程度)**残して切り詰めます。
誘引:
剪定が終わったら、残した主枝をアーチ、フェンス、オベリスクなどの構造物に固定していきます。
最大のポイントは、枝をできるだけ水平に近い角度(斜め45度以下)に寝かせて誘引すること! これにより、枝の各節から上向きに花を咲かせる側枝がたくさん伸びてきます。
枝同士が重ならないように、空間にバランス良く配置します。
麻ひもやビニールタイなどで、枝に食い込まないように、ゆとりを持たせて8の字に結びつけ、しっかりと固定します。
4.3. 花後の剪定(随時):返り咲きを促す!
「つるゴールドバニー」は返り咲き性があるので、花後の手入れで次の開花を促します。
花がら切り: 咲き終わった花は、花がらだけでなく、花の下の5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上で切り戻します。 これをこまめに行うことで、株の消耗を防ぎ、次の花芽が上がりやすくなります。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で切り戻します。今日咲き始めた花も、終わったらこの方法で切りましょう。
4.4. シュートの管理(春~夏)
春から夏にかけて、株元や枝の途中から勢いよく伸びてくるシュートは、来年以降の主役となる大切な枝です。
保護: 非常に柔らかく折れやすいので、見つけたら早めに支柱を立てて保護しましょう。
仮誘引: 伸びてきたら、邪魔にならないように、また風で折れないように、支柱や既存の枝に軽く留めておきます(本格的な誘引は冬)。
4.5. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋にも花を楽しみたい場合、夏剪定を行うことがあります。春に咲いた枝などを軽く切り戻し、株全体を整えます。ただし、つるバラの夏剪定は必須ではなく、軽く整える程度にとどめます。
5. 'つるゴールドバニー' を活かすガーデンアイデア:明るい黄色で庭を彩る!
鮮やかな黄色の「つるゴールドバニー」は、庭の様々なシーンで活躍します。
明るいフォーカルポイント: 黄色は庭を明るくし、元気をくれる色です。アーチやオベリスク、玄関先のフェンスなど、目立つ場所に誘引すれば、素晴らしいフォーカルポイントになります。
壁面やフェンスを華やかに: 広範囲を明るい黄色で覆うことができます。特に、濃い緑の生垣や、ブルーグレー、ブラウン系の壁などを背景にすると、黄色が一層美しく映えます。
他の植物との組み合わせで色彩豊かに:
クレマチス: 青や紫系のクレマチスとの組み合わせは、黄色の補色となり、お互いを引き立て合う最高のパートナーです。'ジャックマニー' や 'エトワール・バイオレット' などと合わせると、非常に美しい景観になります。
他のバラ: アプリコットオレンジ系のバラと合わせて暖色系のグラデーションを楽しんだり、白バラと合わせて爽やかな印象にしたり。
下草: 株元には、ブルー系のネペタ(キャットミント)やサルビア、紫色のゲラニウムなどを合わせると、色の対比が楽しめます。
鉢植え(大型)で楽しむ: 大きめの鉢(10号以上推奨)とオベリスクなどの支柱を使えば、ベランダやテラスでも管理可能です。移動できるので、日当たり管理がしやすい利点もあります。
6. まとめ:太陽のような輝きを放つ、育てやすい黄色いバラ
今回は、フランス・メイアン社の銘花「つるゴールドバニー」について、その魅力、育て方の詳細、そしてつるバラとしての管理ポイントを詳しくご紹介しました。
つるゴールドバニーは、鮮やかで褪色しにくい黄色の花が魅力のクライミングローズ。
フロリバンダの枝変わりで、返り咲き性があり、春以降も繰り返し花を楽しめる。
最大の特長は、黒点病に強いなど、抜群の耐病性と育てやすさ。初心者にもおすすめ。
育て方のポイントは、日当たりの確保、適切な水やりと肥料、そしてつるバラとしての冬の剪定・誘引。
アーチ、フェンス、オベリスクなど、様々な仕立て方が可能で、庭を明るく彩る。
今日、庭で咲き始めた「つるゴールドバニー」の最初の一輪。これから次々と開花し、庭を太陽のような明るい黄色で満たしてくれることでしょう。その育てやすさと美しさを兼ね備えたこのバラは、きっとあなたのガーデニングライフに、たくさんの喜びと輝きをもたらしてくれるはずです。
ぜひ、この素晴らしいバラとの暮らしを楽しんでください。
[02memo]では、「つるゴールドバニー」の成長記録や開花の様子、他のバラの情報も発信しています。ぜひ、ブログやSNS、YouTubeもチェックしてみてくださいね!
つるゴールドバニー Gold Bunny Climbing メイアン Meilland フランス ツル クライミング・ローズ ClF クライミング フロリパンダ 繰り返し咲き 黄色系統 黄色 半剣弁高芯咲き 中輪 微香
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【つるゴールドバニー育て方】鮮やか黄色の花が咲き始めた!初心者向け剪定・誘引ガイド
「つるゴールドバニー Gold Bunny Climbing 黄色の花が咲きだした。2025年4月19日」
待ちに待った瞬間がついに訪れました! 庭のつるバラの中でも特に開花を楽しみにしていた、フランス・メイアン社の「つるゴールドバニー」が、今日、その美しい黄色の花を咲かせ始めました! まだ数は少ないですが、硬く閉じていた蕾が開き、鮮やかな太陽のような色彩が緑の葉の中で輝いているのを見ると、いよいよ本格的なバラシーズンの到来を実感し、心が躍りますね。
「つるゴールドバニー」は、人気のフロリバンダ品種「ゴールドバニー」の枝変わりとして生まれたクライミングローズ(つるバラ)です。元の品種譲りの鮮やかな黄色、優れた耐病性、そして育てやすさを兼ね備え、さらに枝を長く伸ばしてアーチやフェンスをダイナミックに飾ることができる、非常に魅力的な品種として世界中で愛されています。
「わぁ、きれいな黄色! このバラの名前は?」
「つるバラって難しそうだけど、初心者でも育てられる?」
「剪定や誘引はどうすればいいの?」
この記事では、そんな開花が始まったばかりの「つるゴールドバニー」に改めて注目し、その基本情報から輝かしい魅力、初心者でも安心して育てられる詳しい方法、そしてつるバラならではの剪定・誘引のコツ、さらには庭での素敵な活用アイデアまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも「つるゴールドバニー」を自信を持って育て、その明るい黄色の花を存分に楽しむことができるようになるはずです。さあ、太陽カラーのつるバラの世界へご案内しましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「つるゴールドバニー」も栽培しており、その経験に基づいた実践的な情報をお届けします。
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1. 太陽カラーのつるバラ:'つるゴールドバニー'とは?
まずは、「つるゴールドバニー」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールを見ていきましょう。
作出: 1991年 / フランス / メイアン (Meilland International)
系統: ClF (クライミング・フロリバンダ)
フロリバンダ(中輪房咲き四季咲き)系の人気品種 'Gold Bunny' の枝変わり(つる性になったもの)。
樹形: クライミング(つるバラ)
樹高: 2.5m ~ 3.5m程度(地植えの場合。環境や仕立て方により変動)
咲き方: 返り咲き(主に春に多くの花が咲き、その後、夏から秋にかけてもポツポツと繰り返し咲く)。早咲きの傾向がある。
花色: 黄色系統(鮮やかで濃い黄色。褪色しにくいとされる)
花形: 丸弁カップ咲き、または半剣弁高芯咲きとも表現される。開くにつれてやや平咲きになる。波打つ花弁が美しい。
花径: 中輪~大輪(約10cm)
花弁数: 約25枚
香り: 微香(ティー系の優しい香り)
葉: 明るい緑色の照り葉
枝: しなやかさは中程度、トゲは標準的。
耐病性: 非常に高い。特に黒点病(黒星病)に強いとされる。
育てやすさ: 耐病性が高く、樹勢もそこそこあるため、初心者にもおすすめできる育てやすい品種。
花持ち: 良い。
'Gold Bunny'からの華麗なる変身
元の品種であるフロリバンダの 'Gold Bunny' は、その名の通り、鮮やかな黄色と育てやすさで人気を博した品種です。「つるゴールドバニー」は、その優れた性質を受け継ぎながら、枝を長く伸ばすクライミングタイプへと変化した、まさに「良いとこ取り」の品種と言えるでしょう。壁面やアーチなど、よりダイナミックな演出が可能になりました。
2. 'つるゴールドバニー' が愛される理由:その魅力に迫る!
なぜ「つるゴールドバニー」は多くのガーデナーに選ばれ、愛され続けているのでしょうか?
魅力1:庭を照らす! 輝くような鮮やかな黄色
このバラの最大の魅力は、何と言ってもそのクリアで鮮やかな黄色の花色です。太陽の光を浴びると、まさに黄金色に輝くように見え、庭全体をパッと明るく元気な雰囲気にしてくれます。黄色いバラの中には、咲き進むと色が褪せて白っぽくなるものもありますが、「つるゴールドバニー」は比較的色が褪せにくいとされています。咲き始めのこの輝きは格別です!
魅力2:整った花形と、長く楽しめる豊かな開花
カップ咲きから始まり、波打つ花弁が開いていく様子はとても優雅です。花径も10cmほどと見応えがあり、一輪でも美しいですが、房咲きになることもあります。返り咲き性があり、春の豪華な開花の後も、夏から秋にかけて繰り返し花を見せてくれるのも嬉しいポイント。さらに、花持ちが良いため、切り花としても楽しめます。
魅力3:病気に強く育てやすい! 初心者も安心の強健さ
バラ栽培で悩みの種となりやすい黒点病(黒星病)に特に強いという、素晴らしい耐病性を持っています。うどんこ病にも比較的強く、病気の心配が少ないため、農薬の使用を減らしたい方や、バラ栽培初心者の方でも安心して育てることができます。樹勢も安定しており、育てやすい強健品種です。
魅力4:様々なシーンで活躍! 多様な仕立て方
しなやかさも持ち合わせた枝は、アーチ、フェンス、オベリスク、ポールなど、様々な構造物に誘引して楽しむことができます。壁面に這わせても素敵です。また、大きめの鉢を使えば、鉢植えで育てることも可能です。庭のスペースやデザインに合わせて、自由に仕立てられる適応力の高さも魅力です。
魅力5:春をいち早く告げる早咲き性
他のバラよりも少し早く咲き始める早咲きの傾向があります。春のバラシーズン到来を、他のバラに先駆けて知らせてくれるかもしれません。まさに今日(4月19日)の開花は、その早咲き性の表れかもしれませんね。
3. 'つるゴールドバニー'の育て方【完全ガイド】初心者も安心!
ここからは、「つるゴールドバニー」を元気に育て、毎年美しい黄色の花を楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
3.1. 植え付け:健やかな成長のための第一歩!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも5~6時間以上の日照が確保できる場所を選びましょう。日当たりが良いほど、花付きが良く、花色も鮮やかになります。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に繋がります。壁際などに植える場合も、壁との間に少し空間を空けるなど工夫しましょう。
誘引スペース: つるバラなので、枝を誘引するための**十分なスペース(壁面、フェンス、アーチなど)**がある場所を選びます。成長後の大きさを考慮しましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥や腐葉土、元肥(緩効性肥料)を混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします(特にポット苗の場合、根が回っていたら底を少し崩す)。裸苗の場合は、根を水に数時間浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分(株元のこぶ状の部分)が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。深植えは避けます。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
地植えの場合は、株が安定するまで仮の支柱を立てると良いでしょう。
3.2. 水やり:基本を守って、乾湿のメリハリを
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって変わります。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に開花期は水切れに注意が必要です。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日必要になることも。朝夕の涼しい時間帯に与えます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣をつけましょう。
3.3. 肥料:美しい花を咲かせ続けるために!
バラは肥料を好む植物です。「つるゴールドバニー」の返り咲き性を引き出し、たくさんの花を咲かせるためには、適切な施肥が欠かせません。
寒肥(元肥): 冬の休眠期(12月~1月頃)に、有機質肥料(油かす、骨粉、発酵済み牛ふんなど)や緩効性化成肥料を、株元から少し離れた場所に施します。これが1年間の生育の基礎となります。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与え、芽の成長を促します。
開花前の追肥: 蕾が膨らみ、咲き始めたこの時期(4月~5月)、開花をサポートするために液体肥料を週に1回程度与えるのも効果的です。
お礼肥: 春の一番花が終わった後(5月~6月頃)に、開花で消耗した体力を回復させるために、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。
夏の追肥: 夏にも返り咲きますが、暑さで株が弱り気味な場合は、肥料は控えるか、薄めの液体肥料を少量与える程度にします。
秋の追肥: 秋の開花に向けて(8月下旬~9月頃)に、緩効性化成肥料や液体肥料を与えます。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料を使うと、バランス良く栄養を与えることができます。緩効性肥料を基本とし、生育期には液体肥料を補助的に使うのがおすすめです。
3.4. 病害虫対策:耐病性は高いが、油断なく観察を!
「つるゴールドバニー」は耐病性が高い品種ですが、病害虫が全く発生しないわけではありません。基本的な対策は行いましょう。
耐病性: 特に黒点病(黒星病)に強いのは大きなメリットです。
注意すべき病害虫:
うどんこ病: 風通しが悪く、乾燥気味の時に発生しやすいです。葉や新芽が白い粉を吹いたようになります。
アブラムシ: 春先の新芽や蕾に付きやすいです。咲き始めた花にも付くことがあるので要注意。
ハダニ: 高温乾燥時に葉裏に発生しやすいです。葉色が悪くなります。
その他: バラゾウムシ、チュウレンジハバチなど、バラには様々な害虫が付きます。
対策と予防:
風通しと日当たりを確保する: 適切な剪定と誘引が基本です。
定期的な観察: 葉の裏も含めて、病害虫がいないかこまめにチェックします。
早期発見・早期対処: 病気の葉は取り除き、害虫は手で捕殺するか、数が少ないうちに薬剤を使用します。
薬剤散布: 耐病性が高いとはいえ、環境によっては病害虫が発生します。必要に応じて、予防的または治療的に薬剤(殺菌剤・殺虫剤)を散布します。薬剤はローテーションして使うのが効果的です。
4. 【重要】つるバラとしての剪定と誘引:美しい姿と豊かな花のために!
「つるゴールドバニー」を美しく咲かせるためには、つるバラとしての適切な「剪定」と「誘引」が最も重要です。
4.1. 剪定と誘引の目的
美しい樹形を作り、構造物(アーチ、フェンス等)に沿わせる。
花付きを良くする(花が咲く枝を効率よく発生させる)。
古い枝を整理し、株を若返らせる。
風通しや日当たりを改善し、病害虫を予防する。
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):春の景色を作るメイン作業!
冬の休眠期に行う剪定と誘引が、春の開花を大きく左右します。
剪定:
まず、枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝などを付け根から切り取ります。
次に、株元から数えて3~4年以上経った古い主枝(樹皮がゴツゴツしていることが多い)があれば、これも付け根から切り取り、新しい元気なシュートへの世代交代を促します。
残した若くて元気な主枝(主に前年伸びたシュート)は、先端を軽く切り詰める程度にします。
その主枝から出ている**細い枝(側枝)**に春の花が咲きます。この側枝を、**付け根から数えて2~3芽(長さ10~15cm程度)**残して切り詰めます。
誘引:
剪定が終わったら、残した主枝をアーチ、フェンス、オベリスクなどの構造物に固定していきます。
最大のポイントは、枝をできるだけ水平に近い角度(斜め45度以下)に寝かせて誘引すること! これにより、枝の各節から上向きに花を咲かせる側枝がたくさん伸びてきます。
枝同士が重ならないように、空間にバランス良く配置します。
麻ひもやビニールタイなどで、枝に食い込まないように、ゆとりを持たせて8の字に結びつけ、しっかりと固定します。
4.3. 花後の剪定(随時):返り咲きを促す!
「つるゴールドバニー」は返り咲き性があるので、花後の手入れで次の開花を促します。
花がら切り: 咲き終わった花は、花がらだけでなく、花の下の5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上で切り戻します。 これをこまめに行うことで、株の消耗を防ぎ、次の花芽が上がりやすくなります。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で切り戻します。今日咲き始めた花も、終わったらこの方法で切りましょう。
4.4. シュートの管理(春~夏)
春から夏にかけて、株元や枝の途中から勢いよく伸びてくるシュートは、来年以降の主役となる大切な枝です。
保護: 非常に柔らかく折れやすいので、見つけたら早めに支柱を立てて保護しましょう。
仮誘引: 伸びてきたら、邪魔にならないように、また風で折れないように、支柱や既存の枝に軽く留めておきます(本格的な誘引は冬)。
4.5. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋にも花を楽しみたい場合、夏剪定を行うことがあります。春に咲いた枝などを軽く切り戻し、株全体を整えます。ただし、つるバラの夏剪定は必須ではなく、軽く整える程度にとどめます。
5. 'つるゴールドバニー' を活かすガーデンアイデア:明るい黄色で庭を彩る!
鮮やかな黄色の「つるゴールドバニー」は、庭の様々なシーンで活躍します。
明るいフォーカルポイント: 黄色は庭を明るくし、元気をくれる色です。アーチやオベリスク、玄関先のフェンスなど、目立つ場所に誘引すれば、素晴らしいフォーカルポイントになります。
壁面やフェンスを華やかに: 広範囲を明るい黄色で覆うことができます。特に、濃い緑の生垣や、ブルーグレー、ブラウン系の壁などを背景にすると、黄色が一層美しく映えます。
他の植物との組み合わせで色彩豊かに:
クレマチス: 青や紫系のクレマチスとの組み合わせは、黄色の補色となり、お互いを引き立て合う最高のパートナーです。'ジャックマニー' や 'エトワール・バイオレット' などと合わせると、非常に美しい景観になります。
他のバラ: アプリコットオレンジ系のバラと合わせて暖色系のグラデーションを楽しんだり、白バラと合わせて爽やかな印象にしたり。
下草: 株元には、ブルー系のネペタ(キャットミント)やサルビア、紫色のゲラニウムなどを合わせると、色の対比が楽しめます。
鉢植え(大型)で楽しむ: 大きめの鉢(10号以上推奨)とオベリスクなどの支柱を使えば、ベランダやテラスでも管理可能です。移動できるので、日当たり管理がしやすい利点もあります。
6. まとめ:太陽のような輝きを放つ、育てやすい黄色いバラ
今回は、フランス・メイアン社の銘花「つるゴールドバニー」について、その魅力、育て方の詳細、そしてつるバラとしての管理ポイントを詳しくご紹介しました。
つるゴールドバニーは、鮮やかで褪色しにくい黄色の花が魅力のクライミングローズ。
フロリバンダの枝変わりで、返り咲き性があり、春以降も繰り返し花を楽しめる。
最大の特長は、黒点病に強いなど、抜群の耐病性と育てやすさ。初心者にもおすすめ。
育て方のポイントは、日当たりの確保、適切な水やりと肥料、そしてつるバラとしての冬の剪定・誘引。
アーチ、フェンス、オベリスクなど、様々な仕立て方が可能で、庭を明るく彩る。
今日、庭で咲き始めた「つるゴールドバニー」の最初の一輪。これから次々と開花し、庭を太陽のような明るい黄色で満たしてくれることでしょう。その育てやすさと美しさを兼ね備えたこのバラは、きっとあなたのガーデニングライフに、たくさんの喜びと輝きをもたらしてくれるはずです。
ぜひ、この素晴らしいバラとの暮らしを楽しんでください。
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つるゴールドバニー Gold Bunny Climbing メイアン Meilland フランス ツル クライミング・ローズ ClF クライミング フロリパンダ 繰り返し咲き 黄色系統 黄色 半剣弁高芯咲き 中輪 微香
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麻生クレマチスで迎える春 ― 柔らかい新緑と華やかな花の調和。アサオ 春庭周回 2025年4月19日
アサオ(麻生) 春庭周回 2025年4月19日
クレマチス'アサオ'徹底解説!春庭周回で出会う美しい花々と新緑の育て方 (2025年4月19日)
2025年4月19日、春本番の庭は、まさに生命の輝きに満ちています。優しい日差しの中、庭をゆっくりと周回してみると、冬の眠りから覚めた植物たちが、それぞれの個性を存分に発揮し始めています。
まず目を引くのは、フェンスや壁面で咲き始めたクレマチス 'アサオ'。その上品で優しいピンク色の大輪が、日に日に数を増やし、庭に華やかさをもたらしてくれています。早咲き大輪系の名にふさわしい、春の訪れを告げる美しい姿です。
その周りでは、バラたちが艶やかな新緑の葉を茂らせ、ベニシダレやモミジも鮮やかな赤い新芽や柔らかな新緑を展開し、庭全体がフレッシュな緑で満たされています。足元では、少し前まで主役だったチューリップがまだ美しさを見せ、冬から庭を彩ってくれたハナズオウも最後の輝きを放っているかもしれません。これから初夏の庭を彩るジギタリスは、花穂を伸ばし始め、蕾を膨らませています。まだまだ元気なビオラや、植え付けられたばかりのペチュニアも、春の庭の賑わいに一役買っています。
この記事では、そんな4月中旬の「春庭周回」で見られる植物たち、特に見頃を迎え始めたクレマチス 'アサオ' を中心に、それぞれの魅力と特徴、そしてこの時期に大切な育て方のポイントを詳しくご紹介していきます。
「クレマチス 'アサオ' って、どんな花?育て方は?」
「春の庭、今どんな手入れが必要?」
「色々な植物の共演が美しい!」
そんなガーデニングへの興味や疑問を持つあなたへ、春の庭の魅力と役立つ情報をお届けします。
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1. 今日の主役:クレマチス 'アサオ' (麻生 / Clematis 'Asao') 徹底解説
まずは、今まさに美しい花を咲かせ始めた 'アサオ' について、詳しく見ていきましょう。
1.1. 'アサオ' とは? 基本情報と特徴
学名: Clematis 'Asao'
科名: キンポウゲ科 (Ranunculaceae)
系統: 早咲き大輪系 / パテンス系 (Patens group)
日本原産のカザグルマ (C. patens) などを親に持つ系統で、春に豪華な大輪の花を咲かせるのが特徴です。日本の気候にも比較的合いやすいとされます。
咲き方: 旧枝咲き (ご提供情報に基づき解説します)
前年に伸びた古い枝(旧枝)から春に伸びる短い新梢の先に花を咲かせるタイプです。そのため、冬の剪定で古い枝を切りすぎないことが重要になります。(※注:一般的には「新旧両枝咲き・弱剪定」として扱われることも多い品種です。育て方によっては秋にも返り咲きが見られることがあります。)
花色: 鮮やかで美しいローズピンク。花弁の中央にやや濃い筋が入り、しべ(中心部)は黄色で、華やかなコントラストを見せます。
花形: 大輪の一重咲き。花弁は幅広く(6~8枚)、大きく開いて見応えがあります。整った美しい形です。
花径: 12cm~15cm程度、時にそれ以上になることも。
開花期: 主に春(5月~6月頃)。早咲き大輪系の名の通り、クレマチスの中では比較的早くから咲き始めます。
香り: ほとんどありません。
ツルの長さ(樹高): 2m ~ 3m程度。
性質: 比較的丈夫で育てやすい品種とされています。耐寒性もあります。
1.2. 'アサオ' の魅力:優雅なピンクの大輪花
華やかで美しい花色: 鮮やかなローズピンクは、庭の中でひときわ目を引き、春の訪れを華やかに演出します。
存在感のある大輪: 大きく開く花は存在感抜群で、一輪だけでも見応えがあります。
早咲き性: 他のクレマチスに先駆けて咲き始めるため、春の庭をいち早く彩ってくれます。
比較的育てやすい: 大輪系クレマチスの中では、丈夫で育てやすい部類に入ります。
1.3. 'アサオ' の育て方 詳細ガイド(旧枝咲きとして)
クレマチス栽培の基本に加え、「旧枝咲き」としての管理ポイントを押さえましょう。
場所選び(最重要):
日当たり: ツル(頭)は日当たりの良い場所を好みます。日照不足は花付きを悪くします。
株元の保護: 根元(足元)は直射日光を嫌います。 マルチングや下草で必ず保護しましょう。
風通し: 風通しの良い場所を選び、病気を予防します。
土壌: 水はけと水持ちの良い、肥沃な土壌(弱酸性~中性)。
植え付け:
時期: 休眠期の秋(10~11月)または早春(2~3月)。
方法: 1~2節深植えにするのがクレマチスの基本。根鉢はあまり崩さない。支柱を立てる。
水やり: 土の表面が乾いたらたっぷり。生育期、特に開花期(今!)は水切れに注意。冬は控えめに。過湿は根腐れの原因。
肥料: 生育期(春~秋)に緩効性肥料と液体肥料を定期的に与えます。開花中は特に肥料切れに注意が必要ですが、与えすぎも禁物。真夏と冬は控えます。
誘引: 伸びてきたツルは早めに、こまめに誘引します。折れやすいので優しく、バランス良く配置します。
病害虫: 立ち枯れ病、うどんこ病、アブラムシ、ナメクジなどに注意。風通しを良くし、早期発見・早期対処。
1.4. 【重要】'アサオ' の剪定方法(旧枝咲き・弱剪定)
旧枝咲きの 'アサオ' の剪定は、来年の花のために古いツルを大切に残すことがポイントです。
花後の剪定(5月~6月頃):
目的: 花がらを取り除き、株の消耗を防ぐ。また、伸びすぎたツルを整理する。
方法: 咲き終わった花のすぐ下(1~2節下)で、花がらだけを切り取ります。 この時、ツル自体はあまり深く切り戻しません。もし秋の返り咲きを期待する場合は、もう少し下の良い芽の上で切り戻すこともありますが、基本は軽い剪定です。枯れた枝や細い枝があれば整理します。
冬の剪定(2月頃):
目的: 枯れた部分や不要な枝を取り除き、春の芽吹きに備える。来年花が咲く大切な旧枝を残す。
方法: 枯れている枝、細くて弱々しい枝、混み合っている枝などを付け根から切り取ります。残した前年に伸びた充実したツル(旧枝)は、先端の傷んだ部分を軽く切り詰める程度にとどめ、基本的には長く残します。 地際でバッサリ切る「強剪定」は絶対に行いません。
誘引し直し: 冬の剪定と同時に、残したツルを支柱やフェンスに丁寧に誘引し直します。
2. 春庭周回:脇役たちも元気いっぱい!
クレマチス 'アサオ' の周りでは、他の植物たちも春のステージを彩っています。
2.1. バラの新緑
現在の様子: 葉が茂り、緑が濃くなってきました。蕾も日に日に大きくなり、品種によっては色づき始めているものも。まさに開花へのカウントダウン!
春の管理ポイント: 病害虫対策(薬剤散布・観察)、追肥(開花に向けて)、水切れ注意。伸びてきたシュートの管理。
2.2. ベニシダレの赤い新葉
現在の様子: 鮮やかな赤い新芽が完全に開き、繊細な葉が風に揺れています。庭に美しい色彩のアクセントを加えています。
春の管理ポイント: 水切れに注意。アブラムシが付いていないかチェック。剪定は厳禁の時期!
2.3. モミジの新緑
現在の様子: 柔らかなライムグリーンの新緑が目に眩しい時期。光に透ける葉が美しい。
春の管理ポイント: 水切れに注意。こちらも剪定は厳禁です。
2.4. ハナズオウ(花蘇芳)の花
現在の様子: 見頃のピークをやや過ぎ、少しずつ花が散り始めている頃かもしれません。それでもまだ枝には鮮やかなピンク色が残り、春の名残を感じさせます。
春の管理ポイント: 花が終わったら、なるべく早くお礼肥を与え、剪定(不要枝の整理程度)を行う適期になります。
2.5. チューリップ
現在の様子: 品種にもよりますが、多くが見頃を迎えているか、少し盛りを過ぎた頃でしょう。「たくさん咲いた」状態を楽しめる時期。
春の管理ポイント: 花がら摘みを忘れずに行う。花が終わっても葉は切らず、球根を太らせるための水やりとお礼肥を続ける。
2.6. ジギタリスの蕾
現在の様子: 花茎がすっと伸びてきて、その先端には特徴的なベル型の蕾がたくさん見え始めている頃でしょう。開花はもう少し先ですが、期待が高まります。
春の管理ポイント: 花茎が倒れないように、必要なら早めに支柱を立てる。アブラムシが付いていないかチェック。毒性があるので注意。
3. 春の庭仕事(4月中旬~下旬):今やっておきたいこと
この時期は、美しい庭を維持し、これからのシーズンに備えるための重要な作業が目白押しです。
花がら摘み: 咲き終わった花(チューリップ、ヒヤシンス、ビオラなど)はこまめに摘み取り、次の花を促し、病気を予防します。
追肥: 開花中の植物や、これから成長期を迎える植物(バラ、クレマチス、ペチュニアなど)に、適切な追肥を行います。
病害虫対策: 気温の上昇とともに活動が活発になるため、予防的な薬剤散布や、こまめな観察による早期発見・早期対処が重要です。特にバラやクレマチスは注意が必要です。
誘引・支柱立て: つるバラやクレマチスの伸びてきたツルを誘引し直したり、草丈が高くなるジギタリスなどに支柱を立てたりします。
除草: 雑草も勢いを増す時期。こまめに抜き取りましょう。
夏越し準備(少しずつ): 暑さに弱い植物(クリスマスローズなど)は、そろそろ置き場所の移動などを考え始めます。
4. まとめ:クレマチス 'アサオ' と春の花々のシンフォニー
今回は、4月19日の春の庭を巡りながら、見頃を迎え始めたクレマチス 'アサオ' を中心に、新緑が美しい木々や、他の春の花々の様子、そしてこの時期の育て方のポイントをご紹介しました。
優しいピンク色の大輪花を咲かせるクレマチス 'アサオ'。その美しさを最大限に引き出すには、「旧枝咲き(または新旧両枝咲き)」の特性を理解した「弱剪定」が鍵となります。
庭全体を見渡せば、それぞれの植物がそれぞれのタイミングで輝き、美しい色彩と生命力で満ちています。この時期ならではの、植物たちのエネルギーを感じながらガーデニングを楽しむ時間は、何物にも代えがたい喜びですね。
ぜひ、この記事を参考に、あなたの庭の植物たちと丁寧に向き合い、素晴らしい春のガーデニングシーズンを満喫してください。
[02memo]では、クレマチス 'アサオ' の成長記録や、他の植物の育て方、季節ごとの庭の様子などをブログやSNS、YouTubeで発信しています。ぜひチェックしてみてくださいね!
#アサオ #麻生
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#garden #gardening #flower #花 #ガーデン #ガーデニング #02memo
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クレマチス'アサオ'徹底解説!春庭周回で出会う美しい花々と新緑の育て方 (2025年4月19日)
2025年4月19日、春本番の庭は、まさに生命の輝きに満ちています。優しい日差しの中、庭をゆっくりと周回してみると、冬の眠りから覚めた植物たちが、それぞれの個性を存分に発揮し始めています。
まず目を引くのは、フェンスや壁面で咲き始めたクレマチス 'アサオ'。その上品で優しいピンク色の大輪が、日に日に数を増やし、庭に華やかさをもたらしてくれています。早咲き大輪系の名にふさわしい、春の訪れを告げる美しい姿です。
その周りでは、バラたちが艶やかな新緑の葉を茂らせ、ベニシダレやモミジも鮮やかな赤い新芽や柔らかな新緑を展開し、庭全体がフレッシュな緑で満たされています。足元では、少し前まで主役だったチューリップがまだ美しさを見せ、冬から庭を彩ってくれたハナズオウも最後の輝きを放っているかもしれません。これから初夏の庭を彩るジギタリスは、花穂を伸ばし始め、蕾を膨らませています。まだまだ元気なビオラや、植え付けられたばかりのペチュニアも、春の庭の賑わいに一役買っています。
この記事では、そんな4月中旬の「春庭周回」で見られる植物たち、特に見頃を迎え始めたクレマチス 'アサオ' を中心に、それぞれの魅力と特徴、そしてこの時期に大切な育て方のポイントを詳しくご紹介していきます。
「クレマチス 'アサオ' って、どんな花?育て方は?」
「春の庭、今どんな手入れが必要?」
「色々な植物の共演が美しい!」
そんなガーデニングへの興味や疑問を持つあなたへ、春の庭の魅力と役立つ情報をお届けします。
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。クレマチスや様々な宿根草、庭木も育てており、その経験に基づいた実践的な情報を発信しています。
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1. 今日の主役:クレマチス 'アサオ' (麻生 / Clematis 'Asao') 徹底解説
まずは、今まさに美しい花を咲かせ始めた 'アサオ' について、詳しく見ていきましょう。
1.1. 'アサオ' とは? 基本情報と特徴
学名: Clematis 'Asao'
科名: キンポウゲ科 (Ranunculaceae)
系統: 早咲き大輪系 / パテンス系 (Patens group)
日本原産のカザグルマ (C. patens) などを親に持つ系統で、春に豪華な大輪の花を咲かせるのが特徴です。日本の気候にも比較的合いやすいとされます。
咲き方: 旧枝咲き (ご提供情報に基づき解説します)
前年に伸びた古い枝(旧枝)から春に伸びる短い新梢の先に花を咲かせるタイプです。そのため、冬の剪定で古い枝を切りすぎないことが重要になります。(※注:一般的には「新旧両枝咲き・弱剪定」として扱われることも多い品種です。育て方によっては秋にも返り咲きが見られることがあります。)
花色: 鮮やかで美しいローズピンク。花弁の中央にやや濃い筋が入り、しべ(中心部)は黄色で、華やかなコントラストを見せます。
花形: 大輪の一重咲き。花弁は幅広く(6~8枚)、大きく開いて見応えがあります。整った美しい形です。
花径: 12cm~15cm程度、時にそれ以上になることも。
開花期: 主に春(5月~6月頃)。早咲き大輪系の名の通り、クレマチスの中では比較的早くから咲き始めます。
香り: ほとんどありません。
ツルの長さ(樹高): 2m ~ 3m程度。
性質: 比較的丈夫で育てやすい品種とされています。耐寒性もあります。
1.2. 'アサオ' の魅力:優雅なピンクの大輪花
華やかで美しい花色: 鮮やかなローズピンクは、庭の中でひときわ目を引き、春の訪れを華やかに演出します。
存在感のある大輪: 大きく開く花は存在感抜群で、一輪だけでも見応えがあります。
早咲き性: 他のクレマチスに先駆けて咲き始めるため、春の庭をいち早く彩ってくれます。
比較的育てやすい: 大輪系クレマチスの中では、丈夫で育てやすい部類に入ります。
1.3. 'アサオ' の育て方 詳細ガイド(旧枝咲きとして)
クレマチス栽培の基本に加え、「旧枝咲き」としての管理ポイントを押さえましょう。
場所選び(最重要):
日当たり: ツル(頭)は日当たりの良い場所を好みます。日照不足は花付きを悪くします。
株元の保護: 根元(足元)は直射日光を嫌います。 マルチングや下草で必ず保護しましょう。
風通し: 風通しの良い場所を選び、病気を予防します。
土壌: 水はけと水持ちの良い、肥沃な土壌(弱酸性~中性)。
植え付け:
時期: 休眠期の秋(10~11月)または早春(2~3月)。
方法: 1~2節深植えにするのがクレマチスの基本。根鉢はあまり崩さない。支柱を立てる。
水やり: 土の表面が乾いたらたっぷり。生育期、特に開花期(今!)は水切れに注意。冬は控えめに。過湿は根腐れの原因。
肥料: 生育期(春~秋)に緩効性肥料と液体肥料を定期的に与えます。開花中は特に肥料切れに注意が必要ですが、与えすぎも禁物。真夏と冬は控えます。
誘引: 伸びてきたツルは早めに、こまめに誘引します。折れやすいので優しく、バランス良く配置します。
病害虫: 立ち枯れ病、うどんこ病、アブラムシ、ナメクジなどに注意。風通しを良くし、早期発見・早期対処。
1.4. 【重要】'アサオ' の剪定方法(旧枝咲き・弱剪定)
旧枝咲きの 'アサオ' の剪定は、来年の花のために古いツルを大切に残すことがポイントです。
花後の剪定(5月~6月頃):
目的: 花がらを取り除き、株の消耗を防ぐ。また、伸びすぎたツルを整理する。
方法: 咲き終わった花のすぐ下(1~2節下)で、花がらだけを切り取ります。 この時、ツル自体はあまり深く切り戻しません。もし秋の返り咲きを期待する場合は、もう少し下の良い芽の上で切り戻すこともありますが、基本は軽い剪定です。枯れた枝や細い枝があれば整理します。
冬の剪定(2月頃):
目的: 枯れた部分や不要な枝を取り除き、春の芽吹きに備える。来年花が咲く大切な旧枝を残す。
方法: 枯れている枝、細くて弱々しい枝、混み合っている枝などを付け根から切り取ります。残した前年に伸びた充実したツル(旧枝)は、先端の傷んだ部分を軽く切り詰める程度にとどめ、基本的には長く残します。 地際でバッサリ切る「強剪定」は絶対に行いません。
誘引し直し: 冬の剪定と同時に、残したツルを支柱やフェンスに丁寧に誘引し直します。
2. 春庭周回:脇役たちも元気いっぱい!
クレマチス 'アサオ' の周りでは、他の植物たちも春のステージを彩っています。
2.1. バラの新緑
現在の様子: 葉が茂り、緑が濃くなってきました。蕾も日に日に大きくなり、品種によっては色づき始めているものも。まさに開花へのカウントダウン!
春の管理ポイント: 病害虫対策(薬剤散布・観察)、追肥(開花に向けて)、水切れ注意。伸びてきたシュートの管理。
2.2. ベニシダレの赤い新葉
現在の様子: 鮮やかな赤い新芽が完全に開き、繊細な葉が風に揺れています。庭に美しい色彩のアクセントを加えています。
春の管理ポイント: 水切れに注意。アブラムシが付いていないかチェック。剪定は厳禁の時期!
2.3. モミジの新緑
現在の様子: 柔らかなライムグリーンの新緑が目に眩しい時期。光に透ける葉が美しい。
春の管理ポイント: 水切れに注意。こちらも剪定は厳禁です。
2.4. ハナズオウ(花蘇芳)の花
現在の様子: 見頃のピークをやや過ぎ、少しずつ花が散り始めている頃かもしれません。それでもまだ枝には鮮やかなピンク色が残り、春の名残を感じさせます。
春の管理ポイント: 花が終わったら、なるべく早くお礼肥を与え、剪定(不要枝の整理程度)を行う適期になります。
2.5. チューリップ
現在の様子: 品種にもよりますが、多くが見頃を迎えているか、少し盛りを過ぎた頃でしょう。「たくさん咲いた」状態を楽しめる時期。
春の管理ポイント: 花がら摘みを忘れずに行う。花が終わっても葉は切らず、球根を太らせるための水やりとお礼肥を続ける。
2.6. ジギタリスの蕾
現在の様子: 花茎がすっと伸びてきて、その先端には特徴的なベル型の蕾がたくさん見え始めている頃でしょう。開花はもう少し先ですが、期待が高まります。
春の管理ポイント: 花茎が倒れないように、必要なら早めに支柱を立てる。アブラムシが付いていないかチェック。毒性があるので注意。
3. 春の庭仕事(4月中旬~下旬):今やっておきたいこと
この時期は、美しい庭を維持し、これからのシーズンに備えるための重要な作業が目白押しです。
花がら摘み: 咲き終わった花(チューリップ、ヒヤシンス、ビオラなど)はこまめに摘み取り、次の花を促し、病気を予防します。
追肥: 開花中の植物や、これから成長期を迎える植物(バラ、クレマチス、ペチュニアなど)に、適切な追肥を行います。
病害虫対策: 気温の上昇とともに活動が活発になるため、予防的な薬剤散布や、こまめな観察による早期発見・早期対処が重要です。特にバラやクレマチスは注意が必要です。
誘引・支柱立て: つるバラやクレマチスの伸びてきたツルを誘引し直したり、草丈が高くなるジギタリスなどに支柱を立てたりします。
除草: 雑草も勢いを増す時期。こまめに抜き取りましょう。
夏越し準備(少しずつ): 暑さに弱い植物(クリスマスローズなど)は、そろそろ置き場所の移動などを考え始めます。
4. まとめ:クレマチス 'アサオ' と春の花々のシンフォニー
今回は、4月19日の春の庭を巡りながら、見頃を迎え始めたクレマチス 'アサオ' を中心に、新緑が美しい木々や、他の春の花々の様子、そしてこの時期の育て方のポイントをご紹介しました。
優しいピンク色の大輪花を咲かせるクレマチス 'アサオ'。その美しさを最大限に引き出すには、「旧枝咲き(または新旧両枝咲き)」の特性を理解した「弱剪定」が鍵となります。
庭全体を見渡せば、それぞれの植物がそれぞれのタイミングで輝き、美しい色彩と生命力で満ちています。この時期ならではの、植物たちのエネルギーを感じながらガーデニングを楽しむ時間は、何物にも代えがたい喜びですね。
ぜひ、この記事を参考に、あなたの庭の植物たちと丁寧に向き合い、素晴らしい春のガーデニングシーズンを満喫してください。
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芸術と自然の出会い ― エドゥアール・マネで育てる穏やかな花の庭 Edouard Manet⠀絞りのピンクの花が咲きだした。2025年4月19日
エドゥアール・マネ Edouard Manet⠀絞りのピンクの花が咲きだした。2025年4月19日
【バラ】'エドゥアール・マネ'育て方|デルバールの絞り模様!四季咲きと強香の魅力
「エドゥアール・マネ Edouard Manet 絞りのピンクの花が咲きだした。2025年4月19日」
春爛漫の庭で、ついに芸術的なバラが開花の時を迎えました! フランスの名門デルバール社が生んだ「画家シリーズ」の人気品種、「エドゥアール・マネ」が、その美しい絞り模様の花を咲かせ始めたのです。淡い黄色の花弁に、まるで絵筆で描いたかのようなローズピンクの筋が入る、唯一無二の色彩。咲き始めの一輪は、これから始まる華やかなショーへの期待感を高めてくれますね。
その名の通り、印象派の画家エドゥアール・マネに捧げられたこのバラは、見た目の美しさだけでなく、豊かで複雑な香りを放ち、四季咲き性にも優れているという、まさに才色兼備なシュラブローズです。
「絞りのバラって、なんだか特別感があって素敵!」
「エドゥアール・マネ、香りが良いって聞くけど、どんな香り?」
「シュラブローズって、どうやって育てて、どう仕立てればいいの?」
この記事では、そんな魅力あふれるバラ 'エドゥアール・マネ' の基本情報から、人々を惹きつける理由、初心者でも安心して育てられる詳しい方法、そしてシュラブローズならではの剪定や仕立て方のコツまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも 'エドゥアール・マネ' の育て方のポイントをマスターし、その芸術的な花と香りを存分に楽しむことができるようになるはずです。さあ、印象派の絵画のようなバラの世界へ、一緒に足を踏み入れてみましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。デルバールの画家シリーズもいくつか栽培しており、'エドゥアール・マネ' の栽培経験に基づいた情報をお届けします。
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1. 描かれた芸術:バラ 'エドゥアール・マネ' とは?
まずは、「エドゥアール・マネ」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールをご紹介します。
作出: 2009年以前? / フランス / デルバール (Delbard)
系統: S (シュラブ・ローズ)
木立バラとつるバラの中間的な性質を持ち、自然な樹形を楽しんだり、軽く誘引して楽しむこともできる汎用性の高い系統です。
樹形: 半横張り性。枝がやや横に広がりながら、上に伸びていくタイプ。
樹高: 1.5m ~ 1.8m程度(環境や剪定による)
咲き方: 四季咲き。春から秋まで、繰り返し花を咲かせる。
花色: 淡い黄色地に、鮮やかなローズピンクの絞り(ストライプ)が入る。咲く時期や気温によって、黄色の濃淡やピンクの絞りの入り方が変化するのも魅力。
花形: カップ咲きから始まり、開くにつれて整ったロゼット咲きへと変化する。
花径: 中輪 (約8cm)
香り: 強香。クラシックなダマスク香をベースに、甘く爽やかなフルーツ(アプリコットや柑橘系)の香りが混じる、非常に豊かで複雑な香り。
葉: 明るい緑色の葉。
耐病性: デルバールのバラは比較的強健な品種が多いとされますが、うどんこ病や黒星病など、バラがかかりやすい病気への注意は必要です。
名前の由来: 近代絵画の父とも呼ばれ、印象派に大きな影響を与えたフランスの画家、エドゥアール・マネ (Édouard Manet, 1832-1883) にちなんで名付けられました。その独創的な絞り模様は、マネの絵画のような斬新さと美しさを感じさせます。
デルバールの「画家シリーズ」
'エドゥアール・マネ' は、デルバール社が誇る人気の「画家シリーズ (Les peintres)」の一つです。このシリーズには、他にもクロード・モネ、ポール・セザンヌ、カミーユ・ピサロ、モーリス・ユトリロなど、有名な画家の名前を冠した、美しい絞り模様や色彩を持つバラがたくさんあります。それぞれの画家の作風をイメージさせるような個性的な花々は、多くのバラ愛好家を魅了しています。
2. 'エドゥアール・マネ' が人々を魅了する理由
なぜ 'エドゥアール・マネ' はこれほどまでに人気を集めるのでしょうか? その特別な魅力に迫ります。
魅力1:息をのむほど美しい! 唯一無二の絞り模様
このバラの最大の特徴であり魅力は、淡いクリームイエローのベースに、鮮やかなローズピンクの絞り(ストライプ)が不規則に入る、その芸術的な花色です。一つとして同じ模様の花はなく、咲くたびに新しい表情を見せてくれます。咲き始めのカップ咲きから、開花が進むにつれてロゼット咲きへと変化する花形も相まって、まるで印象派の絵画を見ているかのような感動を与えてくれます。
魅力2:優雅な花形の変化
コロンとした可愛らしいカップ咲きで咲き始め、ゆっくりと花弁を開きながら、幾重にも重なった花弁が美しいロゼット咲きへと変化していきます。その過程を眺めるのも楽しみの一つです。中輪ながら花弁数が多く、見応えがあります。
魅力3:庭を満たす、豊かで複雑な強香!
見た目の美しさだけでなく、香りも素晴らしいのが 'エドゥアール・マネ' の大きな魅力です。伝統的なダマスク系の濃厚な香りに、アプリコットや柑橘類を思わせるような爽やかで甘いフルーツの香りが絶妙にブレンドされた、非常に豊かでうっとりするような「強香」を持っています。開花期には、その素晴らしい香りが庭全体に漂い、至福の時間をもたらしてくれます。
魅力4:春から秋まで途切れない! 優れた四季咲き性
四季咲き性が非常に強く、春の素晴らしい一番花の後も、夏、そして秋まで繰り返し花を咲かせ続けてくれます。適切な管理を行えば、年間を通して長くその美しい花と香りを楽しむことができる、非常にパフォーマンスの高いバラです。
魅力5:扱いやすい樹形と多様な仕立て方
樹形は半横張り性のシュラブで、枝がしなやかに伸びます。そのため、自然なブッシュ樹形として楽しむだけでなく、冬の剪定と誘引次第で、低めのフェンスやオベリスク、トレリスなどに軽く誘引して、つるバラのように仕立てることも可能です。育て主の好みや庭のスペースに合わせて、様々な表情を見せてくれる汎用性の高さも魅力です。
3. 'エドゥアール・マネ' の育て方【完全ガイド】芸術的な花を咲かせる!
ここからは、「エドゥアール・マネ」を元気に育て、その芸術的な花と香りを存分に楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
3.1. 植え付け:最適な環境づくりから始めよう!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好き! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。日照不足は花付きや生育に大きく影響します。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に不可欠です。特にうどんこ病は風通しが悪いと発生しやすくなります。株間を適切にとり、壁際などは少し離して植えましょう。
スペース: 半横張り性のシュラブで、樹高も1.8m程度まで伸びる可能性があるため、ある程度のスペースを確保できる場所を選びます。他の植物との間隔も考慮しましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の**「バラ用培養土」**を使うのが簡単で確実です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥、腐葉土、牛ふんなどをたっぷりと混ぜ込み、元肥(緩効性肥料)も加えて土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします。裸苗は根を水に浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
株が安定するまで支柱を立てると良いでしょう。
3.2. 水やり:基本を守って、乾燥と過湿を防ぐ
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。開花期は特に水切れに注意。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日必要になることも。朝夕の涼しい時間帯に与えます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣をつけましょう。
3.3. 肥料:四季咲き性を最大限に引き出すために!
'エドゥアール・マネ' は四季咲き性が強いので、次々と花を咲かせるためには、肥料を切らさないように管理することが大切です。
寒肥(元肥): 冬の休眠期(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与えます。
開花前の追肥: 蕾が色づき始めたこの時期、液体肥料を併用すると開花をサポートします。
【重要】花後の追肥(お礼肥): 春の一番花が終わった後、そして夏や秋に花が咲き終わるたびに、緩効性化成肥料や液体肥料を与え、株の体力を回復させ、次の開花を促します。四季咲きバラにとって、花後のお礼肥は非常に重要です。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)、秋の開花に向けて追肥を行います。
ポイント: 必ず規定量を守りましょう。バラ専用の肥料は、必要な栄養素がバランス良く配合されているのでおすすめです。
3.4. 病害虫対策:日頃の観察と予防が大切!
デルバールのバラは比較的強健な品種が多いとされますが、油断は禁物です。
注意すべき病気:
黒星病(黒点病): 雨が多い時期や、葉が濡れた状態が続くと発生しやすいです。
うどんこ病: 風通しが悪く、乾燥気味の時に発生しやすいです。
注意すべき害虫:
アブラムシ: 春先の新芽や蕾に付きやすいです。開花直前の今も要注意。
ハダニ: 高温乾燥時に葉裏に発生しやすいです。
スリップス(アザミウマ): 花弁に入り込み、シミを作ることがあります。
その他、バラゾウムシ、チュウレンジハバチなど。
対策と予防:
風通しと日当たりを確保する(適切な剪定)。
定期的な観察(葉裏もチェック!)。
早期発見・早期対処(病気の葉の除去、害虫の捕殺、薬剤散布)。
薬剤散布: 必要に応じて、予防的または治療的に薬剤(殺菌剤・殺虫剤)を使用します。薬剤は耐性がつかないようにローテーションして使いましょう。
4. 【重要】シュラブローズとしての剪定と仕立て方:'エドゥアール・マネ'を美しく!
'エドゥアール・マネ' はシュラブローズなので、仕立て方の自由度が高いのが魅力です。剪定方法も仕立て方によって変わってきます。
4.1. シュラブローズとは?
木立バラのように自立しますが、枝がややしなやかに伸び、品種によっては半つる性のように扱うこともできる、中間的な性質を持つバラのことです。剪定次第で、こんもりとしたブッシュ樹形にも、低めのフェンスやオベリスクに誘引することも可能です。
4.2. 冬剪定(1月~2月):仕立て方に合わせて
冬の休眠期に行う剪定が、春からの樹形と花付きを決めます。
① 木立風(ブッシュ)に仕立てる場合:
全体の高さの1/2~1/3程度を目安に切り詰めます。
枯れ枝、病気の枝、細い枝、内向きの枝、古い枝(3~4年以上)などを付け根から整理します。
残す枝は、外向きの良い芽の上で切ります。
② 半つる状(小型クライマー)に仕立てる場合:
目的: フェンス、オベリスク、トレリスなどに軽く誘引して、空間を彩る。
剪定: 枯れ枝や細い枝、混み合った枝などを整理するのは①と同じです。元気の良い、長めのシュートを数本選び、主枝として残します。 これらの主枝は先端を軽く切り詰める程度にします。主枝から出ている細い枝(側枝)は、付け根から2~3芽残して切り詰めます。
誘引: 残した主枝を、構造物に麻ひもなどで緩やかに(きつく縛らない)固定します。半横張り性の枝ぶりを活かし、斜め上方向や横方向に広げるように誘引すると、花付きが良くなります。
4.3. 花後の剪定(随時):四季咲き性を最大限に!
四季咲き性が強い 'エドゥアール・マネ' にとって、花後の剪定は次々と花を咲かせるために非常に重要です。
方法: 花が終わったら、花がらだけでなく、花の下にある5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上(良い芽の上)で切り戻します。これをこまめに行うことがポイントです。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で切り戻します。
4.4. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋に質の良い花をたくさん咲かせたい場合は、夏剪定を行います。株全体の高さの2/3程度の位置で、軽く切り戻して樹形を整えます。
4.5. 仕立て方の選択肢:あなたの庭に合わせて
自然なシュラブ樹形: 剪定を軽めにして、やや横に広がる自然なブッシュとして楽しむ。庭植えでスペースがある場合に。
鉢植え: コンパクトに管理したい場合は鉢植えがおすすめ。冬剪定で高さを調整しやすい。
低めのフェンスやトレリス: 半横張りの枝を活かして、扇状に広げるように誘引する。
オベリスク: 中型程度のオベリスクにらせん状に巻き付けるように誘引する。
5. 'エドゥアール・マネ' を楽しむガーデンアイデア:芸術的な花を活かす!
そのユニークな絞り模様と香りは、庭の様々なシーンで特別な存在感を放ちます。
庭の主役・フォーカルポイントに: 一株あるだけで、庭全体の雰囲気がおしゃれになります。人の視線が集まる場所に植えましょう。
他のバラとの組み合わせ:
単色のバラと: 白、クリーム、ソフトピンク、アプリコットなど、淡い単色のバラと合わせると、'エドゥアール・マネ' の絞り模様が引き立ちます。
同系色の絞りバラと: 他の画家シリーズ(モネ、ピサロなど)と並べて、華やかな絞りコーナーを作るのも楽しいでしょう。
宿根草との美しい調和:
青・紫系の花と: ラベンダー、サルビア・ネモローサ、ゲラニウム・ロザンネイなどと組み合わせると、黄色のベースカラーと美しいコントラストが生まれます。
シルバーリーフと: ラムズイヤー、サントリナ、シロタエギクなどと合わせると、シックで洗練された雰囲気に。
鉢植えで香りと花を間近に: テラスやベランダ、玄関先など、人がよく通る場所に鉢植えを置けば、その素晴らしい香りを気軽に楽しむことができます。
切り花としてアートな空間を演出: 絞り模様の花は、一輪挿しにするだけでも非常に絵になります。他の花と組み合わせず、'エドゥアール・マネ' だけでシンプルに飾るのがおすすめです。
6. まとめ:芸術的な絞りと香りに酔いしれる 'エドゥアール・マネ'
今回は、フランス・デルバール社の画家シリーズから、印象的な絞り模様と豊かな香りが魅力のシュラブローズ、「エドゥアール・マネ」について、その特徴、魅力、育て方の詳細をご紹介しました。
エドゥアール・マネは、淡い黄色地にローズピンクの絞りが入る、芸術的な花色が最大の特徴。
カップ咲きからロゼット咲きへと変化する優雅な花形と、ダマスク+フルーツの強香も魅力。
四季咲き性が強く、春から秋まで繰り返し花を楽しめる。
半横張り性のシュラブ樹形で、育てやすく、多様な仕立て方が可能。
育て方のポイントは、日当たりと風通しの確保、適切な肥料管理(特に花後のお礼肥)、そして仕立て方に合わせた剪定。
まさに今、咲き始めた絞りの花。これからどんな模様を見せてくれるのか、そしてどんな香りを漂わせてくれるのか、開花が進むのが本当に楽しみですね。
その唯一無二の美しさで、庭に彩りと香り、そして芸術的な雰囲気をもたらしてくれる 'エドゥアール・マネ'。ぜひ、あなたの庭のコレクションに加えて、その魅力に酔いしれてみませんか?
[02memo]では、「エドゥアール・マネ」の成長記録や開花の様子、他のデルバール品種の情報なども発信しています。ぜひ、ブログやSNS、YouTubeもチェックしてみてくださいね!
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【バラ】'エドゥアール・マネ'育て方|デルバールの絞り模様!四季咲きと強香の魅力
「エドゥアール・マネ Edouard Manet 絞りのピンクの花が咲きだした。2025年4月19日」
春爛漫の庭で、ついに芸術的なバラが開花の時を迎えました! フランスの名門デルバール社が生んだ「画家シリーズ」の人気品種、「エドゥアール・マネ」が、その美しい絞り模様の花を咲かせ始めたのです。淡い黄色の花弁に、まるで絵筆で描いたかのようなローズピンクの筋が入る、唯一無二の色彩。咲き始めの一輪は、これから始まる華やかなショーへの期待感を高めてくれますね。
その名の通り、印象派の画家エドゥアール・マネに捧げられたこのバラは、見た目の美しさだけでなく、豊かで複雑な香りを放ち、四季咲き性にも優れているという、まさに才色兼備なシュラブローズです。
「絞りのバラって、なんだか特別感があって素敵!」
「エドゥアール・マネ、香りが良いって聞くけど、どんな香り?」
「シュラブローズって、どうやって育てて、どう仕立てればいいの?」
この記事では、そんな魅力あふれるバラ 'エドゥアール・マネ' の基本情報から、人々を惹きつける理由、初心者でも安心して育てられる詳しい方法、そしてシュラブローズならではの剪定や仕立て方のコツまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも 'エドゥアール・マネ' の育て方のポイントをマスターし、その芸術的な花と香りを存分に楽しむことができるようになるはずです。さあ、印象派の絵画のようなバラの世界へ、一緒に足を踏み入れてみましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。デルバールの画家シリーズもいくつか栽培しており、'エドゥアール・マネ' の栽培経験に基づいた情報をお届けします。
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1. 描かれた芸術:バラ 'エドゥアール・マネ' とは?
まずは、「エドゥアール・マネ」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールをご紹介します。
作出: 2009年以前? / フランス / デルバール (Delbard)
系統: S (シュラブ・ローズ)
木立バラとつるバラの中間的な性質を持ち、自然な樹形を楽しんだり、軽く誘引して楽しむこともできる汎用性の高い系統です。
樹形: 半横張り性。枝がやや横に広がりながら、上に伸びていくタイプ。
樹高: 1.5m ~ 1.8m程度(環境や剪定による)
咲き方: 四季咲き。春から秋まで、繰り返し花を咲かせる。
花色: 淡い黄色地に、鮮やかなローズピンクの絞り(ストライプ)が入る。咲く時期や気温によって、黄色の濃淡やピンクの絞りの入り方が変化するのも魅力。
花形: カップ咲きから始まり、開くにつれて整ったロゼット咲きへと変化する。
花径: 中輪 (約8cm)
香り: 強香。クラシックなダマスク香をベースに、甘く爽やかなフルーツ(アプリコットや柑橘系)の香りが混じる、非常に豊かで複雑な香り。
葉: 明るい緑色の葉。
耐病性: デルバールのバラは比較的強健な品種が多いとされますが、うどんこ病や黒星病など、バラがかかりやすい病気への注意は必要です。
名前の由来: 近代絵画の父とも呼ばれ、印象派に大きな影響を与えたフランスの画家、エドゥアール・マネ (Édouard Manet, 1832-1883) にちなんで名付けられました。その独創的な絞り模様は、マネの絵画のような斬新さと美しさを感じさせます。
デルバールの「画家シリーズ」
'エドゥアール・マネ' は、デルバール社が誇る人気の「画家シリーズ (Les peintres)」の一つです。このシリーズには、他にもクロード・モネ、ポール・セザンヌ、カミーユ・ピサロ、モーリス・ユトリロなど、有名な画家の名前を冠した、美しい絞り模様や色彩を持つバラがたくさんあります。それぞれの画家の作風をイメージさせるような個性的な花々は、多くのバラ愛好家を魅了しています。
2. 'エドゥアール・マネ' が人々を魅了する理由
なぜ 'エドゥアール・マネ' はこれほどまでに人気を集めるのでしょうか? その特別な魅力に迫ります。
魅力1:息をのむほど美しい! 唯一無二の絞り模様
このバラの最大の特徴であり魅力は、淡いクリームイエローのベースに、鮮やかなローズピンクの絞り(ストライプ)が不規則に入る、その芸術的な花色です。一つとして同じ模様の花はなく、咲くたびに新しい表情を見せてくれます。咲き始めのカップ咲きから、開花が進むにつれてロゼット咲きへと変化する花形も相まって、まるで印象派の絵画を見ているかのような感動を与えてくれます。
魅力2:優雅な花形の変化
コロンとした可愛らしいカップ咲きで咲き始め、ゆっくりと花弁を開きながら、幾重にも重なった花弁が美しいロゼット咲きへと変化していきます。その過程を眺めるのも楽しみの一つです。中輪ながら花弁数が多く、見応えがあります。
魅力3:庭を満たす、豊かで複雑な強香!
見た目の美しさだけでなく、香りも素晴らしいのが 'エドゥアール・マネ' の大きな魅力です。伝統的なダマスク系の濃厚な香りに、アプリコットや柑橘類を思わせるような爽やかで甘いフルーツの香りが絶妙にブレンドされた、非常に豊かでうっとりするような「強香」を持っています。開花期には、その素晴らしい香りが庭全体に漂い、至福の時間をもたらしてくれます。
魅力4:春から秋まで途切れない! 優れた四季咲き性
四季咲き性が非常に強く、春の素晴らしい一番花の後も、夏、そして秋まで繰り返し花を咲かせ続けてくれます。適切な管理を行えば、年間を通して長くその美しい花と香りを楽しむことができる、非常にパフォーマンスの高いバラです。
魅力5:扱いやすい樹形と多様な仕立て方
樹形は半横張り性のシュラブで、枝がしなやかに伸びます。そのため、自然なブッシュ樹形として楽しむだけでなく、冬の剪定と誘引次第で、低めのフェンスやオベリスク、トレリスなどに軽く誘引して、つるバラのように仕立てることも可能です。育て主の好みや庭のスペースに合わせて、様々な表情を見せてくれる汎用性の高さも魅力です。
3. 'エドゥアール・マネ' の育て方【完全ガイド】芸術的な花を咲かせる!
ここからは、「エドゥアール・マネ」を元気に育て、その芸術的な花と香りを存分に楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
3.1. 植え付け:最適な環境づくりから始めよう!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好き! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。日照不足は花付きや生育に大きく影響します。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に不可欠です。特にうどんこ病は風通しが悪いと発生しやすくなります。株間を適切にとり、壁際などは少し離して植えましょう。
スペース: 半横張り性のシュラブで、樹高も1.8m程度まで伸びる可能性があるため、ある程度のスペースを確保できる場所を選びます。他の植物との間隔も考慮しましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。
市販の**「バラ用培養土」**を使うのが簡単で確実です。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り、堆肥、腐葉土、牛ふんなどをたっぷりと混ぜ込み、元肥(緩効性肥料)も加えて土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします。裸苗は根を水に浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
株が安定するまで支柱を立てると良いでしょう。
3.2. 水やり:基本を守って、乾燥と過湿を防ぐ
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。開花期は特に水切れに注意。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日必要になることも。朝夕の涼しい時間帯に与えます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣をつけましょう。
3.3. 肥料:四季咲き性を最大限に引き出すために!
'エドゥアール・マネ' は四季咲き性が強いので、次々と花を咲かせるためには、肥料を切らさないように管理することが大切です。
寒肥(元肥): 冬の休眠期(12月~1月頃)に、有機質肥料や緩効性化成肥料を株元に施します。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与えます。
開花前の追肥: 蕾が色づき始めたこの時期、液体肥料を併用すると開花をサポートします。
【重要】花後の追肥(お礼肥): 春の一番花が終わった後、そして夏や秋に花が咲き終わるたびに、緩効性化成肥料や液体肥料を与え、株の体力を回復させ、次の開花を促します。四季咲きバラにとって、花後のお礼肥は非常に重要です。
秋肥: 夏剪定後(8月下旬~9月頃)、秋の開花に向けて追肥を行います。
ポイント: 必ず規定量を守りましょう。バラ専用の肥料は、必要な栄養素がバランス良く配合されているのでおすすめです。
3.4. 病害虫対策:日頃の観察と予防が大切!
デルバールのバラは比較的強健な品種が多いとされますが、油断は禁物です。
注意すべき病気:
黒星病(黒点病): 雨が多い時期や、葉が濡れた状態が続くと発生しやすいです。
うどんこ病: 風通しが悪く、乾燥気味の時に発生しやすいです。
注意すべき害虫:
アブラムシ: 春先の新芽や蕾に付きやすいです。開花直前の今も要注意。
ハダニ: 高温乾燥時に葉裏に発生しやすいです。
スリップス(アザミウマ): 花弁に入り込み、シミを作ることがあります。
その他、バラゾウムシ、チュウレンジハバチなど。
対策と予防:
風通しと日当たりを確保する(適切な剪定)。
定期的な観察(葉裏もチェック!)。
早期発見・早期対処(病気の葉の除去、害虫の捕殺、薬剤散布)。
薬剤散布: 必要に応じて、予防的または治療的に薬剤(殺菌剤・殺虫剤)を使用します。薬剤は耐性がつかないようにローテーションして使いましょう。
4. 【重要】シュラブローズとしての剪定と仕立て方:'エドゥアール・マネ'を美しく!
'エドゥアール・マネ' はシュラブローズなので、仕立て方の自由度が高いのが魅力です。剪定方法も仕立て方によって変わってきます。
4.1. シュラブローズとは?
木立バラのように自立しますが、枝がややしなやかに伸び、品種によっては半つる性のように扱うこともできる、中間的な性質を持つバラのことです。剪定次第で、こんもりとしたブッシュ樹形にも、低めのフェンスやオベリスクに誘引することも可能です。
4.2. 冬剪定(1月~2月):仕立て方に合わせて
冬の休眠期に行う剪定が、春からの樹形と花付きを決めます。
① 木立風(ブッシュ)に仕立てる場合:
全体の高さの1/2~1/3程度を目安に切り詰めます。
枯れ枝、病気の枝、細い枝、内向きの枝、古い枝(3~4年以上)などを付け根から整理します。
残す枝は、外向きの良い芽の上で切ります。
② 半つる状(小型クライマー)に仕立てる場合:
目的: フェンス、オベリスク、トレリスなどに軽く誘引して、空間を彩る。
剪定: 枯れ枝や細い枝、混み合った枝などを整理するのは①と同じです。元気の良い、長めのシュートを数本選び、主枝として残します。 これらの主枝は先端を軽く切り詰める程度にします。主枝から出ている細い枝(側枝)は、付け根から2~3芽残して切り詰めます。
誘引: 残した主枝を、構造物に麻ひもなどで緩やかに(きつく縛らない)固定します。半横張り性の枝ぶりを活かし、斜め上方向や横方向に広げるように誘引すると、花付きが良くなります。
4.3. 花後の剪定(随時):四季咲き性を最大限に!
四季咲き性が強い 'エドゥアール・マネ' にとって、花後の剪定は次々と花を咲かせるために非常に重要です。
方法: 花が終わったら、花がらだけでなく、花の下にある5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上(良い芽の上)で切り戻します。これをこまめに行うことがポイントです。房咲きの場合は、房全体の花が終わったら、房の付け根で切り戻します。
4.4. 夏剪定(任意・8月下旬~9月上旬)
秋に質の良い花をたくさん咲かせたい場合は、夏剪定を行います。株全体の高さの2/3程度の位置で、軽く切り戻して樹形を整えます。
4.5. 仕立て方の選択肢:あなたの庭に合わせて
自然なシュラブ樹形: 剪定を軽めにして、やや横に広がる自然なブッシュとして楽しむ。庭植えでスペースがある場合に。
鉢植え: コンパクトに管理したい場合は鉢植えがおすすめ。冬剪定で高さを調整しやすい。
低めのフェンスやトレリス: 半横張りの枝を活かして、扇状に広げるように誘引する。
オベリスク: 中型程度のオベリスクにらせん状に巻き付けるように誘引する。
5. 'エドゥアール・マネ' を楽しむガーデンアイデア:芸術的な花を活かす!
そのユニークな絞り模様と香りは、庭の様々なシーンで特別な存在感を放ちます。
庭の主役・フォーカルポイントに: 一株あるだけで、庭全体の雰囲気がおしゃれになります。人の視線が集まる場所に植えましょう。
他のバラとの組み合わせ:
単色のバラと: 白、クリーム、ソフトピンク、アプリコットなど、淡い単色のバラと合わせると、'エドゥアール・マネ' の絞り模様が引き立ちます。
同系色の絞りバラと: 他の画家シリーズ(モネ、ピサロなど)と並べて、華やかな絞りコーナーを作るのも楽しいでしょう。
宿根草との美しい調和:
青・紫系の花と: ラベンダー、サルビア・ネモローサ、ゲラニウム・ロザンネイなどと組み合わせると、黄色のベースカラーと美しいコントラストが生まれます。
シルバーリーフと: ラムズイヤー、サントリナ、シロタエギクなどと合わせると、シックで洗練された雰囲気に。
鉢植えで香りと花を間近に: テラスやベランダ、玄関先など、人がよく通る場所に鉢植えを置けば、その素晴らしい香りを気軽に楽しむことができます。
切り花としてアートな空間を演出: 絞り模様の花は、一輪挿しにするだけでも非常に絵になります。他の花と組み合わせず、'エドゥアール・マネ' だけでシンプルに飾るのがおすすめです。
6. まとめ:芸術的な絞りと香りに酔いしれる 'エドゥアール・マネ'
今回は、フランス・デルバール社の画家シリーズから、印象的な絞り模様と豊かな香りが魅力のシュラブローズ、「エドゥアール・マネ」について、その特徴、魅力、育て方の詳細をご紹介しました。
エドゥアール・マネは、淡い黄色地にローズピンクの絞りが入る、芸術的な花色が最大の特徴。
カップ咲きからロゼット咲きへと変化する優雅な花形と、ダマスク+フルーツの強香も魅力。
四季咲き性が強く、春から秋まで繰り返し花を楽しめる。
半横張り性のシュラブ樹形で、育てやすく、多様な仕立て方が可能。
育て方のポイントは、日当たりと風通しの確保、適切な肥料管理(特に花後のお礼肥)、そして仕立て方に合わせた剪定。
まさに今、咲き始めた絞りの花。これからどんな模様を見せてくれるのか、そしてどんな香りを漂わせてくれるのか、開花が進むのが本当に楽しみですね。
その唯一無二の美しさで、庭に彩りと香り、そして芸術的な雰囲気をもたらしてくれる 'エドゥアール・マネ'。ぜひ、あなたの庭のコレクションに加えて、その魅力に酔いしれてみませんか?
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穏やかなピンクの蕾が育む―ピエール・ドゥ・ロンサールと春の日々 Pierre de Ronsard ⠀ピンクの蕾が少しずつ大きくなってきた。2025年4月19日
ピエール・ドゥ・ロンサール Pierre de Ronsard ⠀ピンクの蕾が少しずつ大きくなってきた。2025年4月19日
【ピエール・ドゥ・ロンサール育て方】殿堂入りつるバラの魅力!開花直前!剪定・誘引のコツ徹底解説
「ピエール・ドゥ・ロンサール Pierre de Ronsard ピンクの蕾が少しずつ大きくなってきた。2025年4月19日」
春の陽気が続き、庭のバラたちの蕾が日に日に成長しています。中でも、つるバラの女王「ピエール・ドゥ・ロンサール」の蕾は、ここ数日で目に見えて「少しずつ大きく」なってきました! 外側の白い萼がふっくらとし、その隙間から覗く中心部の濃いピンク色が、まるで熟した桃のように艶やかさを増しています。一つ一つの蕾が、開花のエネルギーを内に秘め、その瞬間を今か今かと待っているかのよう。この開花直前の、期待に満ちた姿もまた格別な美しさですね!
フランスの名門メイアン社が生み出し、世界中のバラ愛好家を虜にし、2006年には栄誉ある「バラの殿堂」入りを果たした、まさにレジェンド級のつるバラ、ピエール・ドゥ・ロンサール。その完璧なまでの花容、絶妙な色彩、そして比較的育てやすい性質は、多くのガーデナーにとって憧れの存在です。
「もうすぐ咲きそう! きれいに咲かせるために今できることは?」
「やっぱりピエールは素敵だな。育て方のポイントを再確認したい」
「つるバラの剪定と誘引、来年に向けて知っておきたい」
この記事では、そんな開花直前の期待が高まる「ピエール・ドゥ・ロンサール」に改めて焦点を当て、その基本情報から比類なき魅力、初心者でも失敗しないための詳しい育て方、そしてつるバラとして美しく咲かせるための重要な「剪定」と「誘引」のテクニックまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも「ピエール・ドゥ・ロンサール」を自信を持って育て、その素晴らしい花を最大限に楽しむための知識が身につくはずです。さあ、バラの殿堂へと誘う、ピエール・ドゥ・ロンサールの世界へご案内しましょう!
この記事を書いている人
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1. 誰もが憧れる名花:ピエール・ドゥ・ロンサールとは?
まずは、「ピエール・ドゥ・ロンサール」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールをご紹介します。
作出: 1985年 / フランス / メイアン (Meilland International) / Marie-Louise Meilland氏
系統: LCl (ラージフラワード・クライマー) - 大輪系のつるバラ
樹形: クライミング(つる性)
樹高: 3m ~ 5m程度に伸長(環境や仕立て方による)
咲き方: 一季咲き~弱い返り咲き
基本的には春(5月~6月頃)に豪華に咲く一季咲きですが、株が充実したり、気候条件が良いと、秋にもポツポツと花を咲かせることがあります。「四季咲き」のように頻繁に咲くわけではありません。
花色: クリームホワイト~淡いピンクの地に、中心が濃いローズピンクになる複色。 外側の花弁は白っぽく、中心に向かってピンク色が濃くなる美しいグラデーションが特徴です。
花形: クラシカルなロゼット咲き。 幾重にも重なった花弁(55~60枚程度)が、カップ状から開いて美しいロゼットを形成します。
花径: 大輪 (直径10cm~12cm程度)
咲き方: ややうつむき加減に咲くことが多いです。
香り: 微香~ほとんどないとされます。香りを強く求める方には向きませんが、それを補って余りある美しさがあります。
葉: 光沢のある濃い緑色の葉。
枝: 太くしっかりしており、やや硬め。トゲは標準的。
耐病性: 比較的高いとされていますが、うどんこ病などには注意が必要です。
名前の由来: フランス・ルネサンス期を代表する詩人、「詩人の王子」とも呼ばれたピエール・ド・ロンサール (Pierre de Ronsard, 1524-1585) にちなんで名付けられました。
受賞歴: 2006年に、世界中のバラ協会が投票で選ぶ**「世界バラ会連合 バラの殿堂 (Rose Hall of Fame)」**入りを果たしました。これはバラにとって最高の栄誉の一つであり、その人気の高さを物語っています。
なぜ世界中で愛されるのか?
ピエール・ドゥ・ロンサールが発表されてから数十年経った今でも、世界中で絶大な人気を誇る理由は、何と言ってもその完成された花の美しさにあります。クラシカルな花形と絶妙な色彩のコンビネーションは、多くの人を一瞬で虜にします。加えて、つるバラとしては比較的育てやすく、耐病性もあるため、初心者からベテランまで、幅広いガーデナーに受け入れられているのです。
2. ピエール・ドゥ・ロンサールの比類なき魅力:美しさの秘密
このバラが持つ、他の追随を許さない特別な魅力について、さらに深く掘り下げてみましょう。
魅力1:完璧なまでのクラシカルな花容
外側のグリーンがかった白い蕾が開くにつれて、内側の柔らかなピンク色が徐々に現れ、中心部は濃いローズピンクに染まる…。この絶妙な色のグラデーションは、まさに芸術的です。そして、55枚以上もの花弁が、渦を巻くように整然と重なり合って形成される完璧なロゼット咲きは、オールドローズのようなクラシカルな雰囲気を醸し出し、見る者を飽きさせません。今まさに膨らんでいる蕾の一つ一つが、この完璧な美しさを内に秘めているのです。
魅力2:うつむき加減に咲く、エレガントな風情
ピエール・ドゥ・ロンサールの花は、少し重たげに、うつむき加減に咲くことが多いです。この控えめな咲き方が、かえって奥ゆかしさやエレガントさを感じさせます。アーチやパーゴラ、壁面の上部など、少し高い位置に誘引してあげると、下から花の美しい表情を存分に眺めることができ、その魅力を最大限に引き出せます。開花が待ち遠しいですね。
魅力3:驚くほど長く楽しめる! 素晴らしい花持ち
見た目の美しさだけでなく、花持ちが非常に良いのもピエール・ドゥ・ロンサールの大きな美点です。開花してから散るまで、美しい花形を長く保ってくれます。そのため、庭で長く楽しめるのはもちろん、切り花にして室内で飾っても、比較的長くその美しさを堪能できます。
魅力4:美しさだけじゃない! 育てやすさも兼備
樹勢が旺盛で、枝が太くしっかりと育ちます。病気に対する耐性も比較的あり、特に黒星病にはある程度の強さを見せます(うどんこ病にはやや注意が必要な場合も)。つるバラの中では、比較的育てやすい部類に入り、世界中で人気がある理由の一つとなっています。
魅力5:春の庭を覆う、息をのむほどの豪華な開花!
基本的には一季咲きに近い性質のため、春の開花期には、株が蓄えたエネルギーを一気に放出して、息をのむほどたくさんの花を咲かせます。アーチや壁面が、ピンクとクリームの花で埋め尽くされる光景は、まさに圧巻の一言。この春の豪華絢爛な開花こそが、ピエール・ドゥ・ロンサールの真骨頂と言えるでしょう。蕾が大きくなってきた今、その瞬間はもうすぐです!
3. ピエール・ドゥ・ロンサールの育て方【完全ガイド】殿堂入りのバラを咲かせよう!
ここからは、「ピエール・ドゥ・ロンサール」を元気に育て、その美しい花を毎年楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
3.1. 植え付け:最高の舞台を用意してあげよう!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。日当たりが良いほど、花付きが良く、株も元気に育ちます。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に繋がります。壁際に植える場合も、壁との間に少し空間を空けるなど工夫しましょう。
誘引スペース: つるバラなので、枝を誘引するためのアーチ、フェンス、壁面、パーゴラ、オベリスクなどの構造物が必要です。成長後の大きさを考慮し、十分なスペースを確保できる場所を選びましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。バラは根が深く張るので、深く耕すことも大切です。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単で確実です。
自分で配合する場合は、赤玉土(中粒)6:腐葉土(または堆肥)4 程度を基本に、くん炭やパーライトなどを少量混ぜて水はけと通気性を良くします。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り(直径・深さともに50cm以上)、掘り上げた土に堆肥や腐葉土、元肥(緩効性肥料)をたっぷりと混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします(特にポット苗で根が回っている場合)。裸苗は根を水に浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分(株元のこぶ状の部分)が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。深植えは避けます。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
地植えの場合は、株が安定するまで仮の支柱を立てると良いでしょう。
3.2. 水やり:基本に忠実に、乾いたらたっぷりと
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に蕾が大きくなるこの時期は、水切れさせないように注意が必要です。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日必要になることも。朝夕の涼しい時間帯に与えます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣をつけましょう。
3.3. 肥料:春の豪華な開花のために!
バラは肥料を好む植物です。特に春に多くの花を咲かせるピエール・ドゥ・ロンサールには、適切な施肥が重要です。
寒肥(元肥): 冬の休眠期(12月~1月頃)に、有機質肥料(油かす、骨粉、発酵済み牛ふんなど)や緩効性化成肥料を、株元から少し離れた場所に施します。これが春の成長と開花の重要なエネルギー源となります。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与え、芽の成長を促します。
開花前の追肥: 蕾が膨らみ始めたこの時期(4月中旬~下旬)、開花をサポートするために、液体肥料を週に1回程度与えるのも効果的です。(ただし、与えすぎは禁物)
お礼肥: 春の一番花が咲き終わった後(6月頃)に、開花で消耗した体力を回復させるために、緩効性化成肥料を与えます。(一季咲きに近いので、その後の追肥は控えめでも良い場合が多いです)
秋肥(返り咲きを期待する場合): もし秋にも花を咲かせたい場合は、夏剪定後(8月下旬~9月頃)に追肥を行いますが、与えすぎると枝ばかり伸びる可能性もあります。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料を使うと、バランス良く栄養を与えることができます。
3.4. 病害虫対策:比較的強いが、観察は怠らず!
ピエール・ドゥ・ロンサールは比較的耐病性がありますが、環境によっては病害虫が発生します。
注意すべき病気:
うどんこ病: 特に春先の乾燥した時期や、風通しが悪い場合に、葉や新芽、蕾が白い粉を吹いたようになります。蕾が膨らむこの時期は特に注意が必要です。
黒星病(黒点病): 雨が多い時期や、葉が濡れた状態が続くと発生しやすくなります。葉に黒い斑点ができ、やがて黄変して落葉します。
注意すべき害虫:
アブラムシ: 春先の新芽や蕾に群生します。まさに今、蕾が大きくなる時期に発生しやすいので要注意!
ハダニ: 高温乾燥時に葉裏に発生しやすいです。
バラゾウムシ: 蕾の付け根などを食害し、蕾が首からポロリと落ちることがあります。これも蕾の時期に注意したい害虫です。
チュウレンジハバチ: 幼虫が葉を食べ、成虫が若い枝に産卵します。
対策と予防:
風通しと日当たりを確保することが基本です(適切な剪定・誘引)。
定期的な観察を行い、病害虫を早期に発見し、手で取り除くか、被害が少ないうちに適切な薬剤を使用します。特に蕾の周りは念入りにチェックしましょう。
薬剤散布: 必要に応じて、予防的または治療的に薬剤(殺菌剤・殺虫剤)を散布します。薬剤はローテーションして使うのが効果的です。
4. 【重要】つるバラとしての剪定と誘引:ピエールを美しく咲かせる鍵!
「ピエール・ドゥ・ロンサール」をアーチやフェンスで美しく咲かせるためには、つるバラとしての適切な「剪定」と「誘引」が最も重要です。来年の美しい花のために、基本をしっかり押さえましょう。
4.1. 剪定と誘引の目的
美しい樹形を作り、維持する。
花付きを良くする(花が咲く枝を効率よく発生させる)。
古い枝を整理し、株を若返らせる。
風通しや日当たりを改善し、病害虫を予防する。
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):これがメイン作業!
冬の休眠期に行う剪定と誘引が、春の開花を決定づける最も重要な作業です。
剪定:
まず、枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝などを付け根から切り取ります。
次に、株元から数えて3~4年以上経った古い主枝(太くて硬く、樹皮がゴツゴツしていることが多い)があれば、これも付け根から切り取り、新しい元気なシュートへの世代交代を促します。
残した若くて元気な主枝(主に前年伸びたシュート)は、先端を軽く切り詰める程度にします。
その主枝から出ている**細い枝(側枝)**に春の花が咲きます。この側枝を、**付け根から数えて2~3芽(長さ15~20cm程度)**残して切り詰めます。良い芽(ふっくらしている芽)の上で切りましょう。
誘引:
剪定が終わったら、残した主枝をアーチ、フェンス、壁面、オベリスクなどの構造物に固定していきます。
最大のポイントは、枝をできるだけ水平に近い角度(斜め45度以下)に、緩やかなS字を描くように寝かせて誘引すること! これにより、枝の各節から上向きに花を咲かせる側枝がたくさん伸びてきます。直立させたまま誘引すると、枝の先端にしか花が咲かなくなります。
ピエール・ドゥ・ロンサールの枝は太く硬めなので、無理に曲げると簡単に折れてしまいます。特に古い枝は曲げられません。 誘引は、比較的若くてしなやかさが残っている1~2年目の枝を中心に行います。冬の寒い時期は枝がさらに硬く折れやすいため、暖かい日の昼間に行うのがおすすめです。
枝同士が重なったり、交差したりしないように、空間にバランス良く配置します。
麻ひもやビニールタイなどで、枝に食い込まないように、ゆとりを持たせて8の字に結びつけ、しっかりと固定します。
4.3. 花後の手入れ(一季咲きとしての管理)
春の素晴らしい開花を楽しんだ後のお手入れです。
花がら切り: 咲き終わった花は、花がらだけでなく、花の下の5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上で切り取ります。 これをこまめに行うことで、株が種を作ることにエネルギーを使うのを防ぎ、見た目も美しく保てます。
伸びすぎたシュートの整理: 花後に株元や枝の途中から勢いよく伸びてくるシュートは、来年の主役候補です。基本的には大切に伸ばしますが、あまりにも樹形を乱す場合や、邪魔になる場合は、先端を軽くピンチ(摘心)して成長を抑えるか、支柱に仮止めしておきます。一季咲きに近い性質なので、花後に深く切り戻す必要は基本的にはありません。
4.4. 返り咲きを期待する場合の剪定
もし、秋にも少し花を楽しみたい場合は、春の花が終わった後に、花が咲いた枝をもう少し深め(枝の長さの半分程度まで)に切り戻すと、秋に返り咲く可能性が高まります。ただし、必ず咲くとは限らず、株の体力や気候条件に左右されます。返り咲きは「おまけ」程度に考えるのが良いでしょう。
5. ピエール・ドゥ・ロンサールを最高に楽しむアイデア:夢の風景を庭に
世界中で愛されるこのバラは、どんな風に飾っても絵になります。
永遠の憧れ! アーチに咲かせる: ピエール・ドゥ・ロンサールといえば、やはりアーチ。庭の入り口や通路に設置したアーチに誘引すれば、春にはピンクとクリームの花が降り注ぐ、夢のようなロマンティックな風景が実現します。うつむき加減に咲く花を、下から見上げるのに最適です。
壁面やフェンスを華麗なタペストリーに: 広い壁面や単調なフェンスも、ピエール・ドゥ・ロンサールを誘引すれば、息をのむほど美しい花のタペストリーに変わります。
オベリスクで優雅なアクセント: 庭の中にポイントとしてオベリスクを立て、そこに絡ませるのも素敵です。存在感のある花のタワーが庭を引き締めます。
窓辺を飾る: 窓枠の周りに誘引すれば、室内からもその美しい花を楽しむことができます。
切り花で贅沢に: 花持ちが良いので、数輪切ってシンプルな花瓶に飾るだけで、お部屋がパッと華やかになります。特別な日のテーブルデコレーションにもぴったりです。
写真に残す: その完璧な美しさは、写真映えも抜群です。開花の時期には、ぜひたくさん写真を撮って、SNSなどでシェアしたくなりますね。蕾が大きくなってきた今の姿も、記録に残しておくと良い記念になります。
6. まとめ:世界が愛するバラの女王を、あなたの庭にも
今回は、バラの殿堂入りを果たした名花中の名花、「ピエール・ドゥ・ロンサール」について、その魅力、育て方、そしてつるバラとしての管理の秘訣を詳しくご紹介しました。
ピエール・ドゥ・ロンサールは、クリームとピンクの複色が美しい、クラシカルな大輪ロゼット咲きのつるバラ。
世界中で愛される理由は、その完璧な花容、比較的育てやすい強健さ、そして素晴らしい花持ちにある。
育て方のポイントは、日当たりの確保、適切な水やりと施肥、そしてつるバラとしての「冬の剪定・誘引」が最も重要。
枝は太く硬めなので、誘引は若枝を中心に行うのがコツ。
基本的には春に豪華に咲く一季咲きに近いが、返り咲きも期待できる。
アーチや壁面など、様々な場所でその美しさを発揮する、まさに「バラの女王」。
まさに今、ピンク色の蕾を日々大きくさせ、開花の時を待っているピエール・ドゥ・ロンサール。このドキドキする時間もまた、バラ栽培の醍醐味ですね。これから咲き誇るであろう、その息をのむような美しい姿を想像しながら、最後の準備を整えましょう。
その圧倒的な美しさと、育てる喜びを与えてくれる「ピエール・ドゥ・ロンサール」。ぜひ、あなたの庭にもお迎えして、世界中の人々を魅了するバラの女王との暮らしを楽しんでみませんか?
[02memo]では、「ピエール・ドゥ・ロンサール」の成長記録や開花の様子、剪定・誘引の具体的な方法なども、ブログやSNS、YouTubeで発信しています。ぜひ、チェックしてみてください!
ピエール・ドゥ・ロンサール Pierre de Ronsard メイアン Meilland ツル クライミング・ローズ LCl ラージ・フラワード・クライマー 一季~返り咲き ロゼット咲き
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【ピエール・ドゥ・ロンサール育て方】殿堂入りつるバラの魅力!開花直前!剪定・誘引のコツ徹底解説
「ピエール・ドゥ・ロンサール Pierre de Ronsard ピンクの蕾が少しずつ大きくなってきた。2025年4月19日」
春の陽気が続き、庭のバラたちの蕾が日に日に成長しています。中でも、つるバラの女王「ピエール・ドゥ・ロンサール」の蕾は、ここ数日で目に見えて「少しずつ大きく」なってきました! 外側の白い萼がふっくらとし、その隙間から覗く中心部の濃いピンク色が、まるで熟した桃のように艶やかさを増しています。一つ一つの蕾が、開花のエネルギーを内に秘め、その瞬間を今か今かと待っているかのよう。この開花直前の、期待に満ちた姿もまた格別な美しさですね!
フランスの名門メイアン社が生み出し、世界中のバラ愛好家を虜にし、2006年には栄誉ある「バラの殿堂」入りを果たした、まさにレジェンド級のつるバラ、ピエール・ドゥ・ロンサール。その完璧なまでの花容、絶妙な色彩、そして比較的育てやすい性質は、多くのガーデナーにとって憧れの存在です。
「もうすぐ咲きそう! きれいに咲かせるために今できることは?」
「やっぱりピエールは素敵だな。育て方のポイントを再確認したい」
「つるバラの剪定と誘引、来年に向けて知っておきたい」
この記事では、そんな開花直前の期待が高まる「ピエール・ドゥ・ロンサール」に改めて焦点を当て、その基本情報から比類なき魅力、初心者でも失敗しないための詳しい育て方、そしてつるバラとして美しく咲かせるための重要な「剪定」と「誘引」のテクニックまで、徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、あなたも「ピエール・ドゥ・ロンサール」を自信を持って育て、その素晴らしい花を最大限に楽しむための知識が身につくはずです。さあ、バラの殿堂へと誘う、ピエール・ドゥ・ロンサールの世界へご案内しましょう!
この記事を書いている人
[02memo] バラを中心にガーデニング情報や育て方、お買い物紹介などを発信する雑記ブログを2011年から運営中。「ピエール・ドゥ・ロンサール」も長年栽培しており、その経験に基づいたリアルな情報と栽培のコツをお届けします。
ブログ: https://02memo.seesaa.net/
YouTube: @02memo04 - ピエール・ドゥ・ロンサールの剪定・誘引、開花の様子を動画で詳しく解説!
Instagram: @02memo2 - ピエール・ドゥ・ロンサールの美しい写真を多数掲載中。
Pinterest: 02memo - つるバラを使ったアーチやフェンスのデザイン例。
X (Twitter): @02memo3 - 日々のバラ管理のポイントや開花情報をリアルタイムで。
1. 誰もが憧れる名花:ピエール・ドゥ・ロンサールとは?
まずは、「ピエール・ドゥ・ロンサール」がどのようなバラなのか、その基本的なプロフィールをご紹介します。
作出: 1985年 / フランス / メイアン (Meilland International) / Marie-Louise Meilland氏
系統: LCl (ラージフラワード・クライマー) - 大輪系のつるバラ
樹形: クライミング(つる性)
樹高: 3m ~ 5m程度に伸長(環境や仕立て方による)
咲き方: 一季咲き~弱い返り咲き
基本的には春(5月~6月頃)に豪華に咲く一季咲きですが、株が充実したり、気候条件が良いと、秋にもポツポツと花を咲かせることがあります。「四季咲き」のように頻繁に咲くわけではありません。
花色: クリームホワイト~淡いピンクの地に、中心が濃いローズピンクになる複色。 外側の花弁は白っぽく、中心に向かってピンク色が濃くなる美しいグラデーションが特徴です。
花形: クラシカルなロゼット咲き。 幾重にも重なった花弁(55~60枚程度)が、カップ状から開いて美しいロゼットを形成します。
花径: 大輪 (直径10cm~12cm程度)
咲き方: ややうつむき加減に咲くことが多いです。
香り: 微香~ほとんどないとされます。香りを強く求める方には向きませんが、それを補って余りある美しさがあります。
葉: 光沢のある濃い緑色の葉。
枝: 太くしっかりしており、やや硬め。トゲは標準的。
耐病性: 比較的高いとされていますが、うどんこ病などには注意が必要です。
名前の由来: フランス・ルネサンス期を代表する詩人、「詩人の王子」とも呼ばれたピエール・ド・ロンサール (Pierre de Ronsard, 1524-1585) にちなんで名付けられました。
受賞歴: 2006年に、世界中のバラ協会が投票で選ぶ**「世界バラ会連合 バラの殿堂 (Rose Hall of Fame)」**入りを果たしました。これはバラにとって最高の栄誉の一つであり、その人気の高さを物語っています。
なぜ世界中で愛されるのか?
ピエール・ドゥ・ロンサールが発表されてから数十年経った今でも、世界中で絶大な人気を誇る理由は、何と言ってもその完成された花の美しさにあります。クラシカルな花形と絶妙な色彩のコンビネーションは、多くの人を一瞬で虜にします。加えて、つるバラとしては比較的育てやすく、耐病性もあるため、初心者からベテランまで、幅広いガーデナーに受け入れられているのです。
2. ピエール・ドゥ・ロンサールの比類なき魅力:美しさの秘密
このバラが持つ、他の追随を許さない特別な魅力について、さらに深く掘り下げてみましょう。
魅力1:完璧なまでのクラシカルな花容
外側のグリーンがかった白い蕾が開くにつれて、内側の柔らかなピンク色が徐々に現れ、中心部は濃いローズピンクに染まる…。この絶妙な色のグラデーションは、まさに芸術的です。そして、55枚以上もの花弁が、渦を巻くように整然と重なり合って形成される完璧なロゼット咲きは、オールドローズのようなクラシカルな雰囲気を醸し出し、見る者を飽きさせません。今まさに膨らんでいる蕾の一つ一つが、この完璧な美しさを内に秘めているのです。
魅力2:うつむき加減に咲く、エレガントな風情
ピエール・ドゥ・ロンサールの花は、少し重たげに、うつむき加減に咲くことが多いです。この控えめな咲き方が、かえって奥ゆかしさやエレガントさを感じさせます。アーチやパーゴラ、壁面の上部など、少し高い位置に誘引してあげると、下から花の美しい表情を存分に眺めることができ、その魅力を最大限に引き出せます。開花が待ち遠しいですね。
魅力3:驚くほど長く楽しめる! 素晴らしい花持ち
見た目の美しさだけでなく、花持ちが非常に良いのもピエール・ドゥ・ロンサールの大きな美点です。開花してから散るまで、美しい花形を長く保ってくれます。そのため、庭で長く楽しめるのはもちろん、切り花にして室内で飾っても、比較的長くその美しさを堪能できます。
魅力4:美しさだけじゃない! 育てやすさも兼備
樹勢が旺盛で、枝が太くしっかりと育ちます。病気に対する耐性も比較的あり、特に黒星病にはある程度の強さを見せます(うどんこ病にはやや注意が必要な場合も)。つるバラの中では、比較的育てやすい部類に入り、世界中で人気がある理由の一つとなっています。
魅力5:春の庭を覆う、息をのむほどの豪華な開花!
基本的には一季咲きに近い性質のため、春の開花期には、株が蓄えたエネルギーを一気に放出して、息をのむほどたくさんの花を咲かせます。アーチや壁面が、ピンクとクリームの花で埋め尽くされる光景は、まさに圧巻の一言。この春の豪華絢爛な開花こそが、ピエール・ドゥ・ロンサールの真骨頂と言えるでしょう。蕾が大きくなってきた今、その瞬間はもうすぐです!
3. ピエール・ドゥ・ロンサールの育て方【完全ガイド】殿堂入りのバラを咲かせよう!
ここからは、「ピエール・ドゥ・ロンサール」を元気に育て、その美しい花を毎年楽しむための具体的な方法を、詳しく解説していきます。
3.1. 植え付け:最高の舞台を用意してあげよう!
場所選び(最重要):
日当たり: バラは日光が大好きです! 1日に最低でも6時間以上の日照が確保できる、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。日当たりが良いほど、花付きが良く、株も元気に育ちます。
風通し: 風通しが良い場所は、病害虫の予防に繋がります。壁際に植える場合も、壁との間に少し空間を空けるなど工夫しましょう。
誘引スペース: つるバラなので、枝を誘引するためのアーチ、フェンス、壁面、パーゴラ、オベリスクなどの構造物が必要です。成長後の大きさを考慮し、十分なスペースを確保できる場所を選びましょう。
土壌:
水はけと水持ちが良く、有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。バラは根が深く張るので、深く耕すことも大切です。
市販の「バラ用培養土」を使うのが最も簡単で確実です。
自分で配合する場合は、赤玉土(中粒)6:腐葉土(または堆肥)4 程度を基本に、くん炭やパーライトなどを少量混ぜて水はけと通気性を良くします。
地植えの場合は、植え穴を大きく掘り(直径・深さともに50cm以上)、掘り上げた土に堆肥や腐葉土、元肥(緩効性肥料)をたっぷりと混ぜ込んで土壌改良を行います。
植え付け時期:
大苗(裸苗、ポット苗): 休眠期の**秋(10月下旬~11月)または冬(1月~2月)**が最適。
新苗(春に販売される小さな苗): 春(4月~5月頃)。
植え付け方法:
苗の根鉢を軽くほぐします(特にポット苗で根が回っている場合)。裸苗は根を水に浸けて吸水させます。
植え穴または鉢に苗を置き、接ぎ木部分(株元のこぶ状の部分)が地面(または用土の表面)よりも少し上に出るように高さを調整します。深植えは避けます。
土を丁寧に戻し入れ、隙間ができないように軽く押さえます。
植え付け後は、水をたっぷりと与えます。
地植えの場合は、株が安定するまで仮の支柱を立てると良いでしょう。
3.2. 水やり:基本に忠実に、乾いたらたっぷりと
基本: 土の表面が乾いたら、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出るまで、地植えの場合は株元にたっぷりと与える。
頻度: 季節や天候、土の状態によって調整します。
生育期(春・秋): 乾きやすいので、土の表面が乾いたら与えます。特に蕾が大きくなるこの時期は、水切れさせないように注意が必要です。
夏場: 乾燥が激しい場合は毎日必要になることも。朝夕の涼しい時間帯に与えます。
冬場(休眠期): 水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日後に与える程度にします。
注意点: 過湿は根腐れの原因になります。土の乾き具合を確認してから与える習慣をつけましょう。
3.3. 肥料:春の豪華な開花のために!
バラは肥料を好む植物です。特に春に多くの花を咲かせるピエール・ドゥ・ロンサールには、適切な施肥が重要です。
寒肥(元肥): 冬の休眠期(12月~1月頃)に、有機質肥料(油かす、骨粉、発酵済み牛ふんなど)や緩効性化成肥料を、株元から少し離れた場所に施します。これが春の成長と開花の重要なエネルギー源となります。
追肥:
芽出し肥: 春に新芽が動き出す頃(3月頃)に、緩効性化成肥料を与え、芽の成長を促します。
開花前の追肥: 蕾が膨らみ始めたこの時期(4月中旬~下旬)、開花をサポートするために、液体肥料を週に1回程度与えるのも効果的です。(ただし、与えすぎは禁物)
お礼肥: 春の一番花が咲き終わった後(6月頃)に、開花で消耗した体力を回復させるために、緩効性化成肥料を与えます。(一季咲きに近いので、その後の追肥は控えめでも良い場合が多いです)
秋肥(返り咲きを期待する場合): もし秋にも花を咲かせたい場合は、夏剪定後(8月下旬~9月頃)に追肥を行いますが、与えすぎると枝ばかり伸びる可能性もあります。
ポイント: 必ず製品の規定量を守りましょう。バラ専用の肥料を使うと、バランス良く栄養を与えることができます。
3.4. 病害虫対策:比較的強いが、観察は怠らず!
ピエール・ドゥ・ロンサールは比較的耐病性がありますが、環境によっては病害虫が発生します。
注意すべき病気:
うどんこ病: 特に春先の乾燥した時期や、風通しが悪い場合に、葉や新芽、蕾が白い粉を吹いたようになります。蕾が膨らむこの時期は特に注意が必要です。
黒星病(黒点病): 雨が多い時期や、葉が濡れた状態が続くと発生しやすくなります。葉に黒い斑点ができ、やがて黄変して落葉します。
注意すべき害虫:
アブラムシ: 春先の新芽や蕾に群生します。まさに今、蕾が大きくなる時期に発生しやすいので要注意!
ハダニ: 高温乾燥時に葉裏に発生しやすいです。
バラゾウムシ: 蕾の付け根などを食害し、蕾が首からポロリと落ちることがあります。これも蕾の時期に注意したい害虫です。
チュウレンジハバチ: 幼虫が葉を食べ、成虫が若い枝に産卵します。
対策と予防:
風通しと日当たりを確保することが基本です(適切な剪定・誘引)。
定期的な観察を行い、病害虫を早期に発見し、手で取り除くか、被害が少ないうちに適切な薬剤を使用します。特に蕾の周りは念入りにチェックしましょう。
薬剤散布: 必要に応じて、予防的または治療的に薬剤(殺菌剤・殺虫剤)を散布します。薬剤はローテーションして使うのが効果的です。
4. 【重要】つるバラとしての剪定と誘引:ピエールを美しく咲かせる鍵!
「ピエール・ドゥ・ロンサール」をアーチやフェンスで美しく咲かせるためには、つるバラとしての適切な「剪定」と「誘引」が最も重要です。来年の美しい花のために、基本をしっかり押さえましょう。
4.1. 剪定と誘引の目的
美しい樹形を作り、維持する。
花付きを良くする(花が咲く枝を効率よく発生させる)。
古い枝を整理し、株を若返らせる。
風通しや日当たりを改善し、病害虫を予防する。
4.2. 冬の剪定・誘引(12月~2月):これがメイン作業!
冬の休眠期に行う剪定と誘引が、春の開花を決定づける最も重要な作業です。
剪定:
まず、枯れ枝、病気の枝、細くて弱々しい枝、内向きに伸びる枝などを付け根から切り取ります。
次に、株元から数えて3~4年以上経った古い主枝(太くて硬く、樹皮がゴツゴツしていることが多い)があれば、これも付け根から切り取り、新しい元気なシュートへの世代交代を促します。
残した若くて元気な主枝(主に前年伸びたシュート)は、先端を軽く切り詰める程度にします。
その主枝から出ている**細い枝(側枝)**に春の花が咲きます。この側枝を、**付け根から数えて2~3芽(長さ15~20cm程度)**残して切り詰めます。良い芽(ふっくらしている芽)の上で切りましょう。
誘引:
剪定が終わったら、残した主枝をアーチ、フェンス、壁面、オベリスクなどの構造物に固定していきます。
最大のポイントは、枝をできるだけ水平に近い角度(斜め45度以下)に、緩やかなS字を描くように寝かせて誘引すること! これにより、枝の各節から上向きに花を咲かせる側枝がたくさん伸びてきます。直立させたまま誘引すると、枝の先端にしか花が咲かなくなります。
ピエール・ドゥ・ロンサールの枝は太く硬めなので、無理に曲げると簡単に折れてしまいます。特に古い枝は曲げられません。 誘引は、比較的若くてしなやかさが残っている1~2年目の枝を中心に行います。冬の寒い時期は枝がさらに硬く折れやすいため、暖かい日の昼間に行うのがおすすめです。
枝同士が重なったり、交差したりしないように、空間にバランス良く配置します。
麻ひもやビニールタイなどで、枝に食い込まないように、ゆとりを持たせて8の字に結びつけ、しっかりと固定します。
4.3. 花後の手入れ(一季咲きとしての管理)
春の素晴らしい開花を楽しんだ後のお手入れです。
花がら切り: 咲き終わった花は、花がらだけでなく、花の下の5枚葉を1~2枚付けて、そのすぐ上で切り取ります。 これをこまめに行うことで、株が種を作ることにエネルギーを使うのを防ぎ、見た目も美しく保てます。
伸びすぎたシュートの整理: 花後に株元や枝の途中から勢いよく伸びてくるシュートは、来年の主役候補です。基本的には大切に伸ばしますが、あまりにも樹形を乱す場合や、邪魔になる場合は、先端を軽くピンチ(摘心)して成長を抑えるか、支柱に仮止めしておきます。一季咲きに近い性質なので、花後に深く切り戻す必要は基本的にはありません。
4.4. 返り咲きを期待する場合の剪定
もし、秋にも少し花を楽しみたい場合は、春の花が終わった後に、花が咲いた枝をもう少し深め(枝の長さの半分程度まで)に切り戻すと、秋に返り咲く可能性が高まります。ただし、必ず咲くとは限らず、株の体力や気候条件に左右されます。返り咲きは「おまけ」程度に考えるのが良いでしょう。
5. ピエール・ドゥ・ロンサールを最高に楽しむアイデア:夢の風景を庭に
世界中で愛されるこのバラは、どんな風に飾っても絵になります。
永遠の憧れ! アーチに咲かせる: ピエール・ドゥ・ロンサールといえば、やはりアーチ。庭の入り口や通路に設置したアーチに誘引すれば、春にはピンクとクリームの花が降り注ぐ、夢のようなロマンティックな風景が実現します。うつむき加減に咲く花を、下から見上げるのに最適です。
壁面やフェンスを華麗なタペストリーに: 広い壁面や単調なフェンスも、ピエール・ドゥ・ロンサールを誘引すれば、息をのむほど美しい花のタペストリーに変わります。
オベリスクで優雅なアクセント: 庭の中にポイントとしてオベリスクを立て、そこに絡ませるのも素敵です。存在感のある花のタワーが庭を引き締めます。
窓辺を飾る: 窓枠の周りに誘引すれば、室内からもその美しい花を楽しむことができます。
切り花で贅沢に: 花持ちが良いので、数輪切ってシンプルな花瓶に飾るだけで、お部屋がパッと華やかになります。特別な日のテーブルデコレーションにもぴったりです。
写真に残す: その完璧な美しさは、写真映えも抜群です。開花の時期には、ぜひたくさん写真を撮って、SNSなどでシェアしたくなりますね。蕾が大きくなってきた今の姿も、記録に残しておくと良い記念になります。
6. まとめ:世界が愛するバラの女王を、あなたの庭にも
今回は、バラの殿堂入りを果たした名花中の名花、「ピエール・ドゥ・ロンサール」について、その魅力、育て方、そしてつるバラとしての管理の秘訣を詳しくご紹介しました。
ピエール・ドゥ・ロンサールは、クリームとピンクの複色が美しい、クラシカルな大輪ロゼット咲きのつるバラ。
世界中で愛される理由は、その完璧な花容、比較的育てやすい強健さ、そして素晴らしい花持ちにある。
育て方のポイントは、日当たりの確保、適切な水やりと施肥、そしてつるバラとしての「冬の剪定・誘引」が最も重要。
枝は太く硬めなので、誘引は若枝を中心に行うのがコツ。
基本的には春に豪華に咲く一季咲きに近いが、返り咲きも期待できる。
アーチや壁面など、様々な場所でその美しさを発揮する、まさに「バラの女王」。
まさに今、ピンク色の蕾を日々大きくさせ、開花の時を待っているピエール・ドゥ・ロンサール。このドキドキする時間もまた、バラ栽培の醍醐味ですね。これから咲き誇るであろう、その息をのむような美しい姿を想像しながら、最後の準備を整えましょう。
その圧倒的な美しさと、育てる喜びを与えてくれる「ピエール・ドゥ・ロンサール」。ぜひ、あなたの庭にもお迎えして、世界中の人々を魅了するバラの女王との暮らしを楽しんでみませんか?
[02memo]では、「ピエール・ドゥ・ロンサール」の成長記録や開花の様子、剪定・誘引の具体的な方法なども、ブログやSNS、YouTubeで発信しています。ぜひ、チェックしてみてください!
ピエール・ドゥ・ロンサール Pierre de Ronsard メイアン Meilland ツル クライミング・ローズ LCl ラージ・フラワード・クライマー 一季~返り咲き ロゼット咲き
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再生リスト ピエール・ドゥ・ロンサール Pierre de Ronsard
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花と葉が織り成す ― アジュガで彩る美しいガーデンデザイン Ajuga⠀紫の花がたくさん咲いた。2025年4月19日
アジュガ Ajuga⠀紫の花がたくさん咲いた。2025年4月19日
アジュガ(Ajuga)の特徴と魅力・育て方完全ガイド:
はじめに
春の訪れとともに庭や花壇を鮮やかに彩るアジュガ(Ajuga)は、初心者からベテランガーデナーまで幅広く愛される多年草です。「グランドカバープランツの王様」とも呼ばれるこの植物は、その丈夫さと美しさから、日本のガーデニングシーンでも不動の人気を誇ります。2025年現在、環境に優しい低メンテナンスなガーデニングが注目される中、アジュガはその代表格として再評価されています。
本記事では、アジュガの基本情報から特徴、魅力、そして育て方のポイントまで徹底解説します。これからアジュガを取り入れたいと考えている方はもちろん、すでに育てているけれどもっと上手に管理したいと思っている方にも役立つ情報をお届けします。
アジュガの基本情報
分類と原産地
学名: Ajuga reptans(アジュガ・レプタンス)
科・属: シソ科・キランソウ属
和名: ジュウニヒトエ(十二単)、タツナミソウ
原産地: ヨーロッパ、西アジア、北アフリカ
分類: 多年草(常緑〜半常緑)
アジュガは世界中に約40種類が存在し、日本でよく見かけるのは主にAjuga reptans(クリーピングバグル)です。その歴史は古く、中世ヨーロッパでは薬草として重宝されていました。伝統的な民間療法では、傷の治療や炎症の緩和に用いられ、その名前の「Ajuga」はラテン語で「傷を癒す」という意味に由来するという説もあります。
アジュガの生態
草丈: 10〜30cm(花茎を含めると最大45cm)
広がり: 地下茎で横に広がり、1〜2年で直径50〜100cmに成長することも
葉: 常緑〜半常緑の基本種からバリエーション豊かな斑入り種まで多様
開花期: 4月〜6月(地域によって変動)
花色: 紫、青、ピンク、白など
耐寒性: 強い(-15℃程度まで耐える)
耐暑性: 中程度(夏の強い直射日光は避けたい)
アジュガの魅力と特徴
1. 豊富な品種と多彩な葉の表情
アジュガの大きな魅力は、その多様な品種と葉の美しさにあります。基本種の葉は緑色で艶があり、季節によって紫色や赤銅色に変化するものもあります。また、人気の高い斑入り種では、クリーム色や黄色、ピンクなどのコントラストが美しい葉を楽しむことができます。
主な人気品種:
アジュガ・レプタンス 'バーガンディーグロウ':深い紫がかった葉が特徴で、寒くなると色が濃くなります
アジュガ・レプタンス 'チョコレートチップ':チョコレート色の小さな葉がコンパクトに広がる品種
アジュガ・レプタンス 'メタリカクリスパ':波打った質感のある青銅色の葉が印象的
アジュガ・レプタンス 'トリカラー':クリーム色、ピンク、緑のコントラストが美しい斑入り種
四季を通じて葉の色や形が変化するため、花がない時期でも庭に彩りを添えてくれます。特に秋から冬にかけては、寒さで葉の色が深まり、一層見応えのある姿になります。
2. 美しい花の魅力
春から初夏にかけて、アジュガは茎を伸ばして小さな唇形の花を穂状に咲かせます。一般的に紫や青色の花が多いですが、品種によってはピンクや白色の花を咲かせるものもあります。
花は比較的小さいものの、集合して咲くことで遠目からでも鮮やかな色のじゅうたんのように見え、庭全体の雰囲気を華やかに演出します。また、アジュガの花は蜜源植物としても優れており、ミツバチやチョウなどの訪花昆虫を呼び寄せ、庭のエコシステム構築にも一役買います。
3. グランドカバーとしての優秀さ
アジュガはその成長の特性から、優れたグランドカバープランツとして知られています。地下茎(ストロン)を伸ばして繁殖するため、適切な環境では1〜2年でまとまった面積を覆うことができます。
これにより以下のような利点があります:
雑草抑制効果:地面を覆うことで雑草の発生を抑えられる
土壌保護:土の流出や乾燥を防ぐ
景観美化:斜面や庭の隅など、他の植物が育ちにくい場所でも美しく覆う
メンテナンス軽減:一度定着すると手入れが比較的簡単
特に、樹木の足元や日陰になりがちな北側の庭、石垣の間など、条件が厳しい場所でも健康に育つことが多く、ガーデナーにとって頼りになる存在です。
4. 丈夫さと育てやすさ
アジュガの人気の理由の一つは、その丈夫さと育てやすさにあります。
耐寒性:しっかりと根付いたアジュガは、日本のほとんどの地域の冬を問題なく越せます
病害虫への強さ:比較的病害虫に強く、大きな問題が発生することは少ない
土壌適応性:水はけさえ良ければ、様々な土壌タイプで育てることが可能
回復力:多少の踏みつけや悪条件にも耐え、回復する力がある
こうした特性から、ガーデニング初心者でも失敗が少なく、達成感を得やすい植物といえるでしょう。
アジュガの育て方とポイント
1. 最適な栽培環境
日照条件:
アジュガは半日陰から明るい日陰を好みます。直射日光の強い場所では葉焼けを起こすことがあるため、特に真夏の西日は避けたい環境です。一方で、あまりに暗い場所では成長が鈍り、花付きも悪くなります。
理想的には、「朝日が当たり、午後は明るい日陰になる」という環境が最適です。樹木の下や建物の北側など、適度に遮光される場所を選びましょう。特に斑入り種は、斑が鮮やかに出るために適度な日光が必要です。
土壌条件:
アジュガは水はけが良く、やや湿り気のある土壌を好みます。
理想的な土壌pH:弱酸性〜中性(pH6.0〜7.0)
最適な土壌組成:赤玉土7:腐葉土2:川砂1の配合がおすすめ
粘土質の重い土壌では根腐れを起こしやすいため、植え付け前に腐葉土や堆肥を混ぜ込み、排水性を改善するとよいでしょう。また、地植えの場合は、植え付け場所に水が溜まりやすいようであれば、高畝にするなどの工夫も効果的です。
2. 植え付け方法と時期
最適な植え付け時期:
春の植え付け:3月中旬〜5月上旬
秋の植え付け:9月中旬〜11月上旬
特に暖地では秋の植え付けがおすすめです。冬の間にしっかり根を張り、翌春から活発に成長を始めることができます。寒冷地では春の植え付けが安全です。
💡 ポイント: 真夏の植え付けは避けましょう。高温期の植え付けはストレスが大きく、活着率が下がります。
植え付け手順:
植え付け場所の準備:雑草を取り除き、土壌を耕します。
土壌改良:腐葉土や堆肥を混ぜ込み、排水性と保水性のバランスを整えます。
植え穴を掘る:ポット苗より一回り大きめの穴を掘ります。
植え付け:ポットから植物を優しく取り出し、根を傷めないよう注意しながら穴に置きます。
埋め戻し:周囲に土を入れ、軽く押さえます。
水やり:たっぷりと水を与え、土と根を密着させます。
株間の目安:
速やかな被覆を希望する場合:20〜25cm間隔
ゆっくり広げたい場合:30〜40cm間隔
📌 植え付けのコツ: 植え付け後1週間は土が乾かないよう注意し、活着するまでは水切れさせないようにしましょう。
3. 日常の管理と手入れ
水やり:
アジュガは極端な乾燥を嫌いますが、過湿も避けたい植物です。基本的な水やりの目安は以下の通りです:
春・秋:土の表面が乾いたら与える(週1〜2回程度)
夏:朝か夕方に、土の乾き具合を見て与える(暑い時期は週2〜3回)
冬:控えめに(月1〜2回程度、特に霜の降りる前日など)
鉢植えの場合は地植えよりも乾燥しやすいため、より頻繁な水やりが必要です。特に風通しの良い場所や夏場は注意が必要です。
肥料:
アジュガは基本的に肥料を多く必要としません。むしろ与えすぎると葉ばかりが茂り、花付きが悪くなることがあります。
春:緩効性の有機肥料を少量(2月下旬〜3月上旬)
秋:冬越しのための緩効性肥料を少量(9月下旬〜10月)
特に花付きを良くしたい場合は、リン酸分を多く含む肥料を春先に与えるとよいでしょう。
剪定と手入れ:
花がら摘み:花が終わったら花茎を根元から切り取ります。これにより見た目が美しく保たれ、また株の体力消耗を防ぎます。
間引き:密集しすぎると風通しが悪くなり、病害の原因となるため、適宜間引きを行います。
更新剪定:2〜3年に一度、株が混み合ってきたら、一部を掘り起こして間隔を空けると良いでしょう。
冬の管理:寒冷地では、霜や雪から保護するために軽く枯れ葉などでマルチングすることもあります。
4. 増やし方と株分け
アジュガは非常に増やしやすい植物です。主な繁殖方法は以下の通りです:
株分け:
最も簡単で確実な方法です。
適期:春(3〜4月)または秋(9〜10月)
手順:
親株を掘り上げる
手で自然に分かれる部分で株を分ける
各分割片に十分な根がついていることを確認する
すぐに植え直す
ランナー(ストロン)による増殖:
アジュガは横に伸びる地下茎(ストロン)から新しい株を出します。
適期:成長期(春〜秋)
手順:
親株から伸びたランナーの先に新しい小さな株ができているのを確認
その部分に土をかけ、根付くのを待つ
十分に根付いたら親株から切り離し、移植する
挿し木:
茎葉を切り取って発根させる方法です。
適期:春〜初夏
手順:
健康な茎を5〜8cmほど切り取る
下葉を取り除く
湿らせた用土に挿す
高温多湿を保ち、2〜3週間で発根
🌱 増やし方のポイント: 株分けした後は水切れさせないよう注意し、直射日光を避けた場所で1週間ほど養生すると活着率が上がります。
5. 病害虫対策と注意点
アジュガは比較的病害虫に強い植物ですが、いくつか注意すべき点があります。
主な病気:
うどんこ病:葉に白い粉状のカビが発生する
対策:風通しを良くし、密植を避ける。発生初期に専用の薬剤を散布
褐斑病:葉に茶色の斑点ができる
対策:罹患した葉を早めに摘み取り処分。銅剤などで予防
根腐れ:過湿により根が腐敗する
対策:排水性を改善し、水やりを控えめにする
主な害虫:
ナメクジ・カタツムリ:葉を食害する
対策:手で取り除く、または専用の誘引剤を使用
アブラムシ:新芽や花茎に発生
対策:水で洗い流す、または天敵を利用
ハダニ:乾燥時に発生しやすい
対策:葉水を与える、または専用の薬剤を使用
その他の注意点:
過度な広がり:アジュガは繁殖力が強いため、隣接する植物を圧倒してしまうことがあります。必要に応じて制限を設けましょう。
冬の防寒:寒冷地では、霜や雪の重みから守るための軽い保護が必要な場合があります。
サマーダメージ:真夏の暑さと乾燥で葉が傷むことがありますが、秋になれば回復することが多いです。
アジュガの活用アイデア
1. 庭での活用法
アジュガは様々な場所で活躍します:
樹木の根元:木の下でも元気に育ち、樹木とのコントラストが美しい
花壇の縁取り:低い位置で花壇を彩る縁取り植物として
岩garden(ロックガーデン):岩の間や段差のある場所を自然に覆う
斜面の緑化:浸食防止と景観美化を同時に実現
シェードガーデン:日陰での主役として
ウッドデッキ周り:建築物との調和が美しい
2. 寄せ植えのアイデア
アジュガは他の植物との相性も良く、寄せ植えの素材としても人気があります:
春の寄せ植え:チューリップやスイセンなど球根植物との組み合わせ
夏の寄せ植え:ホスタやシダ類など日陰を好む植物との組み合わせ
常緑の寄せ植え:アイビーやヘデラと組み合わせた常緑の鉢植え
カラーリーフの寄せ植え:ヒューケラやコリウスなど葉色の美しい植物との調和
3. ガーデンデザインでの活用
デザイン要素としてのアジュガの活用法:
カラーコーディネーション:紫の花と様々な葉色を活かしたカラーテーマ
テクスチャコントラスト:繊細な花と葉の質感を活かした植栽デザイン
和モダンガーデン:石や砂利との組み合わせによる和風の空間作り
ナチュラルガーデン:自然な広がり方を活かした、ワイルドな雰囲気の演出
おわりに
アジュガは、その美しさと育てやすさから、多くのガーデナーに愛される魅力的な植物です。四季を通じて変化する姿を楽しみながら、比較的手間をかけずに庭を彩ってくれる頼もしい存在といえるでしょう。
初心者の方にはグランドカバープランツとしての基本的な利用から始め、慣れてきたら様々な品種を試したり、寄せ植えやデザイン要素として活用したりと、アジュガの魅力を深く探求してみてください。
美しい紫の花と個性的な葉の模様が作り出す風景は、あなたの庭に新たな魅力をプラスしてくれることでしょう。ぜひアジュガを取り入れて、あなただけの素敵なガーデンライフを楽しんでください。
よくある質問(FAQ)
Q: アジュガは日本の気候でも育てられますか?
A: はい、アジュガは日本全国のほとんどの地域で育てることができます。特に耐寒性が高く、寒冷地でも問題なく越冬します。ただし、真夏の直射日光と高温多湿には注意が必要です。
Q: アジュガはどのくらいの速さで広がりますか?
A: 環境条件にもよりますが、好適な条件下では1年で株の周囲20〜30cm程度広がることもあります。繁殖力が強いため、必要に応じて広がりを制限することも検討しましょう。
Q: 花が終わった後の手入れはどうすればいいですか?
A: 花が終わったら花茎を根元から切り取りましょう。これにより株の体力消耗を防ぎ、葉の美しさを保つことができます。また、過密になっている場合は適宜間引きを行うとよいでしょう。
Q: 初心者でも失敗せずに育てられますか?
A: はい、アジュガは非常に丈夫で育てやすい植物です。基本的な日照条件と水やりに注意すれば、初心者でも十分に育てることができます。特に「半日陰で水はけの良い場所」という条件を守ることがポイントです。
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アジュガ(Ajuga)の特徴と魅力・育て方完全ガイド:
はじめに
春の訪れとともに庭や花壇を鮮やかに彩るアジュガ(Ajuga)は、初心者からベテランガーデナーまで幅広く愛される多年草です。「グランドカバープランツの王様」とも呼ばれるこの植物は、その丈夫さと美しさから、日本のガーデニングシーンでも不動の人気を誇ります。2025年現在、環境に優しい低メンテナンスなガーデニングが注目される中、アジュガはその代表格として再評価されています。
本記事では、アジュガの基本情報から特徴、魅力、そして育て方のポイントまで徹底解説します。これからアジュガを取り入れたいと考えている方はもちろん、すでに育てているけれどもっと上手に管理したいと思っている方にも役立つ情報をお届けします。
アジュガの基本情報
分類と原産地
学名: Ajuga reptans(アジュガ・レプタンス)
科・属: シソ科・キランソウ属
和名: ジュウニヒトエ(十二単)、タツナミソウ
原産地: ヨーロッパ、西アジア、北アフリカ
分類: 多年草(常緑〜半常緑)
アジュガは世界中に約40種類が存在し、日本でよく見かけるのは主にAjuga reptans(クリーピングバグル)です。その歴史は古く、中世ヨーロッパでは薬草として重宝されていました。伝統的な民間療法では、傷の治療や炎症の緩和に用いられ、その名前の「Ajuga」はラテン語で「傷を癒す」という意味に由来するという説もあります。
アジュガの生態
草丈: 10〜30cm(花茎を含めると最大45cm)
広がり: 地下茎で横に広がり、1〜2年で直径50〜100cmに成長することも
葉: 常緑〜半常緑の基本種からバリエーション豊かな斑入り種まで多様
開花期: 4月〜6月(地域によって変動)
花色: 紫、青、ピンク、白など
耐寒性: 強い(-15℃程度まで耐える)
耐暑性: 中程度(夏の強い直射日光は避けたい)
アジュガの魅力と特徴
1. 豊富な品種と多彩な葉の表情
アジュガの大きな魅力は、その多様な品種と葉の美しさにあります。基本種の葉は緑色で艶があり、季節によって紫色や赤銅色に変化するものもあります。また、人気の高い斑入り種では、クリーム色や黄色、ピンクなどのコントラストが美しい葉を楽しむことができます。
主な人気品種:
アジュガ・レプタンス 'バーガンディーグロウ':深い紫がかった葉が特徴で、寒くなると色が濃くなります
アジュガ・レプタンス 'チョコレートチップ':チョコレート色の小さな葉がコンパクトに広がる品種
アジュガ・レプタンス 'メタリカクリスパ':波打った質感のある青銅色の葉が印象的
アジュガ・レプタンス 'トリカラー':クリーム色、ピンク、緑のコントラストが美しい斑入り種
四季を通じて葉の色や形が変化するため、花がない時期でも庭に彩りを添えてくれます。特に秋から冬にかけては、寒さで葉の色が深まり、一層見応えのある姿になります。
2. 美しい花の魅力
春から初夏にかけて、アジュガは茎を伸ばして小さな唇形の花を穂状に咲かせます。一般的に紫や青色の花が多いですが、品種によってはピンクや白色の花を咲かせるものもあります。
花は比較的小さいものの、集合して咲くことで遠目からでも鮮やかな色のじゅうたんのように見え、庭全体の雰囲気を華やかに演出します。また、アジュガの花は蜜源植物としても優れており、ミツバチやチョウなどの訪花昆虫を呼び寄せ、庭のエコシステム構築にも一役買います。
3. グランドカバーとしての優秀さ
アジュガはその成長の特性から、優れたグランドカバープランツとして知られています。地下茎(ストロン)を伸ばして繁殖するため、適切な環境では1〜2年でまとまった面積を覆うことができます。
これにより以下のような利点があります:
雑草抑制効果:地面を覆うことで雑草の発生を抑えられる
土壌保護:土の流出や乾燥を防ぐ
景観美化:斜面や庭の隅など、他の植物が育ちにくい場所でも美しく覆う
メンテナンス軽減:一度定着すると手入れが比較的簡単
特に、樹木の足元や日陰になりがちな北側の庭、石垣の間など、条件が厳しい場所でも健康に育つことが多く、ガーデナーにとって頼りになる存在です。
4. 丈夫さと育てやすさ
アジュガの人気の理由の一つは、その丈夫さと育てやすさにあります。
耐寒性:しっかりと根付いたアジュガは、日本のほとんどの地域の冬を問題なく越せます
病害虫への強さ:比較的病害虫に強く、大きな問題が発生することは少ない
土壌適応性:水はけさえ良ければ、様々な土壌タイプで育てることが可能
回復力:多少の踏みつけや悪条件にも耐え、回復する力がある
こうした特性から、ガーデニング初心者でも失敗が少なく、達成感を得やすい植物といえるでしょう。
アジュガの育て方とポイント
1. 最適な栽培環境
日照条件:
アジュガは半日陰から明るい日陰を好みます。直射日光の強い場所では葉焼けを起こすことがあるため、特に真夏の西日は避けたい環境です。一方で、あまりに暗い場所では成長が鈍り、花付きも悪くなります。
理想的には、「朝日が当たり、午後は明るい日陰になる」という環境が最適です。樹木の下や建物の北側など、適度に遮光される場所を選びましょう。特に斑入り種は、斑が鮮やかに出るために適度な日光が必要です。
土壌条件:
アジュガは水はけが良く、やや湿り気のある土壌を好みます。
理想的な土壌pH:弱酸性〜中性(pH6.0〜7.0)
最適な土壌組成:赤玉土7:腐葉土2:川砂1の配合がおすすめ
粘土質の重い土壌では根腐れを起こしやすいため、植え付け前に腐葉土や堆肥を混ぜ込み、排水性を改善するとよいでしょう。また、地植えの場合は、植え付け場所に水が溜まりやすいようであれば、高畝にするなどの工夫も効果的です。
2. 植え付け方法と時期
最適な植え付け時期:
春の植え付け:3月中旬〜5月上旬
秋の植え付け:9月中旬〜11月上旬
特に暖地では秋の植え付けがおすすめです。冬の間にしっかり根を張り、翌春から活発に成長を始めることができます。寒冷地では春の植え付けが安全です。
💡 ポイント: 真夏の植え付けは避けましょう。高温期の植え付けはストレスが大きく、活着率が下がります。
植え付け手順:
植え付け場所の準備:雑草を取り除き、土壌を耕します。
土壌改良:腐葉土や堆肥を混ぜ込み、排水性と保水性のバランスを整えます。
植え穴を掘る:ポット苗より一回り大きめの穴を掘ります。
植え付け:ポットから植物を優しく取り出し、根を傷めないよう注意しながら穴に置きます。
埋め戻し:周囲に土を入れ、軽く押さえます。
水やり:たっぷりと水を与え、土と根を密着させます。
株間の目安:
速やかな被覆を希望する場合:20〜25cm間隔
ゆっくり広げたい場合:30〜40cm間隔
📌 植え付けのコツ: 植え付け後1週間は土が乾かないよう注意し、活着するまでは水切れさせないようにしましょう。
3. 日常の管理と手入れ
水やり:
アジュガは極端な乾燥を嫌いますが、過湿も避けたい植物です。基本的な水やりの目安は以下の通りです:
春・秋:土の表面が乾いたら与える(週1〜2回程度)
夏:朝か夕方に、土の乾き具合を見て与える(暑い時期は週2〜3回)
冬:控えめに(月1〜2回程度、特に霜の降りる前日など)
鉢植えの場合は地植えよりも乾燥しやすいため、より頻繁な水やりが必要です。特に風通しの良い場所や夏場は注意が必要です。
肥料:
アジュガは基本的に肥料を多く必要としません。むしろ与えすぎると葉ばかりが茂り、花付きが悪くなることがあります。
春:緩効性の有機肥料を少量(2月下旬〜3月上旬)
秋:冬越しのための緩効性肥料を少量(9月下旬〜10月)
特に花付きを良くしたい場合は、リン酸分を多く含む肥料を春先に与えるとよいでしょう。
剪定と手入れ:
花がら摘み:花が終わったら花茎を根元から切り取ります。これにより見た目が美しく保たれ、また株の体力消耗を防ぎます。
間引き:密集しすぎると風通しが悪くなり、病害の原因となるため、適宜間引きを行います。
更新剪定:2〜3年に一度、株が混み合ってきたら、一部を掘り起こして間隔を空けると良いでしょう。
冬の管理:寒冷地では、霜や雪から保護するために軽く枯れ葉などでマルチングすることもあります。
4. 増やし方と株分け
アジュガは非常に増やしやすい植物です。主な繁殖方法は以下の通りです:
株分け:
最も簡単で確実な方法です。
適期:春(3〜4月)または秋(9〜10月)
手順:
親株を掘り上げる
手で自然に分かれる部分で株を分ける
各分割片に十分な根がついていることを確認する
すぐに植え直す
ランナー(ストロン)による増殖:
アジュガは横に伸びる地下茎(ストロン)から新しい株を出します。
適期:成長期(春〜秋)
手順:
親株から伸びたランナーの先に新しい小さな株ができているのを確認
その部分に土をかけ、根付くのを待つ
十分に根付いたら親株から切り離し、移植する
挿し木:
茎葉を切り取って発根させる方法です。
適期:春〜初夏
手順:
健康な茎を5〜8cmほど切り取る
下葉を取り除く
湿らせた用土に挿す
高温多湿を保ち、2〜3週間で発根
🌱 増やし方のポイント: 株分けした後は水切れさせないよう注意し、直射日光を避けた場所で1週間ほど養生すると活着率が上がります。
5. 病害虫対策と注意点
アジュガは比較的病害虫に強い植物ですが、いくつか注意すべき点があります。
主な病気:
うどんこ病:葉に白い粉状のカビが発生する
対策:風通しを良くし、密植を避ける。発生初期に専用の薬剤を散布
褐斑病:葉に茶色の斑点ができる
対策:罹患した葉を早めに摘み取り処分。銅剤などで予防
根腐れ:過湿により根が腐敗する
対策:排水性を改善し、水やりを控えめにする
主な害虫:
ナメクジ・カタツムリ:葉を食害する
対策:手で取り除く、または専用の誘引剤を使用
アブラムシ:新芽や花茎に発生
対策:水で洗い流す、または天敵を利用
ハダニ:乾燥時に発生しやすい
対策:葉水を与える、または専用の薬剤を使用
その他の注意点:
過度な広がり:アジュガは繁殖力が強いため、隣接する植物を圧倒してしまうことがあります。必要に応じて制限を設けましょう。
冬の防寒:寒冷地では、霜や雪の重みから守るための軽い保護が必要な場合があります。
サマーダメージ:真夏の暑さと乾燥で葉が傷むことがありますが、秋になれば回復することが多いです。
アジュガの活用アイデア
1. 庭での活用法
アジュガは様々な場所で活躍します:
樹木の根元:木の下でも元気に育ち、樹木とのコントラストが美しい
花壇の縁取り:低い位置で花壇を彩る縁取り植物として
岩garden(ロックガーデン):岩の間や段差のある場所を自然に覆う
斜面の緑化:浸食防止と景観美化を同時に実現
シェードガーデン:日陰での主役として
ウッドデッキ周り:建築物との調和が美しい
2. 寄せ植えのアイデア
アジュガは他の植物との相性も良く、寄せ植えの素材としても人気があります:
春の寄せ植え:チューリップやスイセンなど球根植物との組み合わせ
夏の寄せ植え:ホスタやシダ類など日陰を好む植物との組み合わせ
常緑の寄せ植え:アイビーやヘデラと組み合わせた常緑の鉢植え
カラーリーフの寄せ植え:ヒューケラやコリウスなど葉色の美しい植物との調和
3. ガーデンデザインでの活用
デザイン要素としてのアジュガの活用法:
カラーコーディネーション:紫の花と様々な葉色を活かしたカラーテーマ
テクスチャコントラスト:繊細な花と葉の質感を活かした植栽デザイン
和モダンガーデン:石や砂利との組み合わせによる和風の空間作り
ナチュラルガーデン:自然な広がり方を活かした、ワイルドな雰囲気の演出
おわりに
アジュガは、その美しさと育てやすさから、多くのガーデナーに愛される魅力的な植物です。四季を通じて変化する姿を楽しみながら、比較的手間をかけずに庭を彩ってくれる頼もしい存在といえるでしょう。
初心者の方にはグランドカバープランツとしての基本的な利用から始め、慣れてきたら様々な品種を試したり、寄せ植えやデザイン要素として活用したりと、アジュガの魅力を深く探求してみてください。
美しい紫の花と個性的な葉の模様が作り出す風景は、あなたの庭に新たな魅力をプラスしてくれることでしょう。ぜひアジュガを取り入れて、あなただけの素敵なガーデンライフを楽しんでください。
よくある質問(FAQ)
Q: アジュガは日本の気候でも育てられますか?
A: はい、アジュガは日本全国のほとんどの地域で育てることができます。特に耐寒性が高く、寒冷地でも問題なく越冬します。ただし、真夏の直射日光と高温多湿には注意が必要です。
Q: アジュガはどのくらいの速さで広がりますか?
A: 環境条件にもよりますが、好適な条件下では1年で株の周囲20〜30cm程度広がることもあります。繁殖力が強いため、必要に応じて広がりを制限することも検討しましょう。
Q: 花が終わった後の手入れはどうすればいいですか?
A: 花が終わったら花茎を根元から切り取りましょう。これにより株の体力消耗を防ぎ、葉の美しさを保つことができます。また、過密になっている場合は適宜間引きを行うとよいでしょう。
Q: 初心者でも失敗せずに育てられますか?
A: はい、アジュガは非常に丈夫で育てやすい植物です。基本的な日照条件と水やりに注意すれば、初心者でも十分に育てることができます。特に「半日陰で水はけの良い場所」という条件を守ることがポイントです。
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ツルニチニチソウで創る都会的な緑 ― Periwinkleがもたらす彩りと癒し⠀紫の花が増えてきた。2025年4月19日
ツルニチニチソウ Periwinkle⠀紫の花が増えてきた。2025年4月19日
ツルニチニチソウ(Periwinkle)の特徴と育て方ガイド:紫の花が増えてきた2025年4月19日
ツルニチニチソウ(Periwinkle)は、コンパクトながらも印象的な花を咲かせる人気のグラウンドカバー植物です。2025年4月19日時点で、紫の花が増えてきたとの声が多く聞かれ、ガーデニング愛好家の間で注目が集まっています。
ツルニチニチソウ(Periwinkle)とは?特徴と魅力を徹底解説
ツルニチニチソウの基本情報
ツルニチニチソウ(学名:Vinca minor)は、キョウチクトウ科に属する多年草で、ヨーロッパ原産の植物です。名前の通り、つるを伸ばして地面を這うように広がる性質を持ち、グラウンドカバーとして広く愛されています。花は小さく、直径2〜3cm程度で、青や紫、白などの鮮やかな色彩が特徴です。特に2025年4月19日頃には、紫の花が庭に増え、春の訪れを感じさせる美しい風景を作り出しています。
葉は光沢があり、濃い緑色で、冬でも緑を保つ常緑性があります。この特性により、四季を通じて庭に彩りを与えることができるのも魅力の一つです。また、成長速度が速く、短期間で地面を覆うため、雑草抑制にも役立ちます。
ツルニチニチソウの魅力
ツルニチニチソウの最大の魅力は、その小さな花が群生することで生まれる自然な美しさです。紫や青の花が一面に広がると、庭全体が柔らかで優雅な雰囲気に包まれます。2025年4月19日時点で「紫の花が増えてきた」という報告からも、その花色の鮮やかさと存在感が際立っていることがわかります。
さらに、手入れが簡単で育てやすい点も大きなポイント。ガーデニング初心者でも扱いやすく、忙しい人でも気軽に楽しめる植物です。つるをトレリスやフェンスに這わせれば、立体的なデザインも可能で、和モダンやナチュラルな庭づくりに最適です。これらの特徴から、ツルニチニチソウはガーデニング愛好家にとって欠かせない存在と言えるでしょう。
ツルニチニチソウの育て方:基本から応用まで詳しく解説
ツルニチニチソウを育てるのは難しくありませんが、いくつかのポイントを押さえることで、より美しい花を楽しむことができます。ここでは、植え付けから管理まで、具体的な方法を紹介します。
植え付けのポイント
ツルニチニチソウは日当たりの良い場所や半日陰を好みますが、適応力が高く、やや日陰でも育ちます。2025年4月19日現在、春の植え付けシーズン真っ只中ですので、今がチャンスです。以下の手順で植え付けを行いましょう。
土壌の準備
水はけの良い土壌が理想的です。庭土に腐葉土や堆肥を混ぜて栄養を補給し、根がしっかり育つ環境を整えます。pHは中性〜弱酸性が適しています。
植え付け時期
春(4月〜5月)または秋(9月〜10月)が最適。2025年4月19日は植え付けにぴったりのタイミングです。
植え付け方
株間を20〜30cm程度空けて植えます。根を広げて浅めに植え、土をかぶせたら軽く押さえて固定します。その後、たっぷり水を与えて定着を促します。
水やりと肥料の管理
ツルニチニチソウは乾燥に強い植物ですが、適度な水分が成長を助けます。特に植え付け直後は注意が必要です。
水やり
発根するまでは土が乾かないようこまめに水を与えます。根付いた後は自然の降雨で十分ですが、2025年4月19日時点で雨が少ない場合は、土が乾いたと感じたときに適度に水やりをしてください。過湿は根腐れの原因となるため、水やりすぎには注意しましょう。
肥料
春から初夏にかけて、薄めた液体肥料を2週間に1回程度与えると、花付きが良くなり、紫の花がさらに増える効果が期待できます。過肥は葉ばかりが茂る原因になるので、適量を守りましょう。
剪定と管理
ツルニチニチソウは成長が旺盛で、放っておくと広がりすぎることがあります。定期的な剪定で形を整え、健康を保ちましょう。
剪定のタイミング
春と秋がベスト。2025年4月19日時点では、花が咲き始めた後に軽く剪定すると、次の成長が促されます。
剪定の方法
伸びすぎたつるをハサミで切り戻し、株全体の通気性を高めます。これにより、病気の予防にもつながり、花付きが良くなります。
ガーデンデザインへの活用アイデア:ツルニチニチソウの可能性
ツルニチニチソウは、庭やプランターでの活用方法が豊富で、ガーデンデザインに動きと彩りを加えます。2025年4月19日に紫の花が増えてきた今、以下のアイデアを試してみてください。
グラウンドカバーとしての利用
地面を覆う性質を活かし、花壇の隙間や石畳の間を埋めるのに最適です。紫の花が一面に広がると、雑草を抑えつつ庭全体の美しさを引き立てます。特に、広い庭を持つ人におすすめの使い方です。
立体的なデザインの演出
つるをトレリスやフェンスに這わせれば、壁面緑化や立体的なデザインが楽しめます。2025年4月19日時点で紫の花が増えているなら、トレリスに絡ませて高さのあるアクセントを作ると、さらに庭が華やかになります。
他の植物との組み合わせ
ツルニチニチソウは、他の植物との相性が抜群です。例えば、バラやクレマチスと組み合わせると、紫の花がコントラストを生み、庭に奥行きを与えます。また、低木や宿根草と一緒に植えることで、四季折々の変化を楽しむことができます。
ツルニチニチソウの楽しみ方:季節ごとの魅力を味わう
春の花の楽しみ(2025年4月19日現在)
春はツルニチニチソウの花が最も美しい季節。2025年4月19日時点で紫の花が増えてきたという報告からも、庭に春らしい彩りが広がっている様子が伺えます。群生する花を眺めながら、ガーデニングの喜びを感じてください。
夏の緑の美しさ
夏には葉が青々と茂り、庭に涼しげな雰囲気をプラスします。花は少なくなるものの、常緑性のおかげで庭が寂しくなることはありません。
秋から冬の管理
秋には剪定を行い、株を整えます。冬は休眠期に入るため、水やりを控えめにし、寒冷地ではマルチングで根を保護すると良いでしょう。
まとめ:ツルニチニチソウで庭を彩ろう
ツルニチニチソウ(Periwinkle)は、小さな花と這うような成長が特徴で、ガーデンに自然な美しさと動きを与えてくれる植物です。2025年4月19日時点で紫の花が増えてきた今、庭に取り入れる絶好のタイミングです。育てやすく管理も簡単なので、ガーデニング初心者にもおすすめ。日々の手入れや工夫次第で、庭全体の印象を大きく変えることができます。
ぜひ、あなたのガーデニングにツルニチニチソウを取り入れ、四季折々の美しさを楽しんでください。ブログのページビューアップを目指すなら、読者が求める実践的な情報と魅力的な写真を組み合わせるのも効果的です。
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この記事があなたのガーデニングライフの参考になり、ツルニチニチソウの魅力を存分に楽しむきっかけになれば幸いです。2025年4月19日、紫の花が増える庭で素敵な時間を過ごしてください!
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ツルニチニチソウ(Periwinkle)の特徴と育て方ガイド:紫の花が増えてきた2025年4月19日
ツルニチニチソウ(Periwinkle)は、コンパクトながらも印象的な花を咲かせる人気のグラウンドカバー植物です。2025年4月19日時点で、紫の花が増えてきたとの声が多く聞かれ、ガーデニング愛好家の間で注目が集まっています。
ツルニチニチソウ(Periwinkle)とは?特徴と魅力を徹底解説
ツルニチニチソウの基本情報
ツルニチニチソウ(学名:Vinca minor)は、キョウチクトウ科に属する多年草で、ヨーロッパ原産の植物です。名前の通り、つるを伸ばして地面を這うように広がる性質を持ち、グラウンドカバーとして広く愛されています。花は小さく、直径2〜3cm程度で、青や紫、白などの鮮やかな色彩が特徴です。特に2025年4月19日頃には、紫の花が庭に増え、春の訪れを感じさせる美しい風景を作り出しています。
葉は光沢があり、濃い緑色で、冬でも緑を保つ常緑性があります。この特性により、四季を通じて庭に彩りを与えることができるのも魅力の一つです。また、成長速度が速く、短期間で地面を覆うため、雑草抑制にも役立ちます。
ツルニチニチソウの魅力
ツルニチニチソウの最大の魅力は、その小さな花が群生することで生まれる自然な美しさです。紫や青の花が一面に広がると、庭全体が柔らかで優雅な雰囲気に包まれます。2025年4月19日時点で「紫の花が増えてきた」という報告からも、その花色の鮮やかさと存在感が際立っていることがわかります。
さらに、手入れが簡単で育てやすい点も大きなポイント。ガーデニング初心者でも扱いやすく、忙しい人でも気軽に楽しめる植物です。つるをトレリスやフェンスに這わせれば、立体的なデザインも可能で、和モダンやナチュラルな庭づくりに最適です。これらの特徴から、ツルニチニチソウはガーデニング愛好家にとって欠かせない存在と言えるでしょう。
ツルニチニチソウの育て方:基本から応用まで詳しく解説
ツルニチニチソウを育てるのは難しくありませんが、いくつかのポイントを押さえることで、より美しい花を楽しむことができます。ここでは、植え付けから管理まで、具体的な方法を紹介します。
植え付けのポイント
ツルニチニチソウは日当たりの良い場所や半日陰を好みますが、適応力が高く、やや日陰でも育ちます。2025年4月19日現在、春の植え付けシーズン真っ只中ですので、今がチャンスです。以下の手順で植え付けを行いましょう。
土壌の準備
水はけの良い土壌が理想的です。庭土に腐葉土や堆肥を混ぜて栄養を補給し、根がしっかり育つ環境を整えます。pHは中性〜弱酸性が適しています。
植え付け時期
春(4月〜5月)または秋(9月〜10月)が最適。2025年4月19日は植え付けにぴったりのタイミングです。
植え付け方
株間を20〜30cm程度空けて植えます。根を広げて浅めに植え、土をかぶせたら軽く押さえて固定します。その後、たっぷり水を与えて定着を促します。
水やりと肥料の管理
ツルニチニチソウは乾燥に強い植物ですが、適度な水分が成長を助けます。特に植え付け直後は注意が必要です。
水やり
発根するまでは土が乾かないようこまめに水を与えます。根付いた後は自然の降雨で十分ですが、2025年4月19日時点で雨が少ない場合は、土が乾いたと感じたときに適度に水やりをしてください。過湿は根腐れの原因となるため、水やりすぎには注意しましょう。
肥料
春から初夏にかけて、薄めた液体肥料を2週間に1回程度与えると、花付きが良くなり、紫の花がさらに増える効果が期待できます。過肥は葉ばかりが茂る原因になるので、適量を守りましょう。
剪定と管理
ツルニチニチソウは成長が旺盛で、放っておくと広がりすぎることがあります。定期的な剪定で形を整え、健康を保ちましょう。
剪定のタイミング
春と秋がベスト。2025年4月19日時点では、花が咲き始めた後に軽く剪定すると、次の成長が促されます。
剪定の方法
伸びすぎたつるをハサミで切り戻し、株全体の通気性を高めます。これにより、病気の予防にもつながり、花付きが良くなります。
ガーデンデザインへの活用アイデア:ツルニチニチソウの可能性
ツルニチニチソウは、庭やプランターでの活用方法が豊富で、ガーデンデザインに動きと彩りを加えます。2025年4月19日に紫の花が増えてきた今、以下のアイデアを試してみてください。
グラウンドカバーとしての利用
地面を覆う性質を活かし、花壇の隙間や石畳の間を埋めるのに最適です。紫の花が一面に広がると、雑草を抑えつつ庭全体の美しさを引き立てます。特に、広い庭を持つ人におすすめの使い方です。
立体的なデザインの演出
つるをトレリスやフェンスに這わせれば、壁面緑化や立体的なデザインが楽しめます。2025年4月19日時点で紫の花が増えているなら、トレリスに絡ませて高さのあるアクセントを作ると、さらに庭が華やかになります。
他の植物との組み合わせ
ツルニチニチソウは、他の植物との相性が抜群です。例えば、バラやクレマチスと組み合わせると、紫の花がコントラストを生み、庭に奥行きを与えます。また、低木や宿根草と一緒に植えることで、四季折々の変化を楽しむことができます。
ツルニチニチソウの楽しみ方:季節ごとの魅力を味わう
春の花の楽しみ(2025年4月19日現在)
春はツルニチニチソウの花が最も美しい季節。2025年4月19日時点で紫の花が増えてきたという報告からも、庭に春らしい彩りが広がっている様子が伺えます。群生する花を眺めながら、ガーデニングの喜びを感じてください。
夏の緑の美しさ
夏には葉が青々と茂り、庭に涼しげな雰囲気をプラスします。花は少なくなるものの、常緑性のおかげで庭が寂しくなることはありません。
秋から冬の管理
秋には剪定を行い、株を整えます。冬は休眠期に入るため、水やりを控えめにし、寒冷地ではマルチングで根を保護すると良いでしょう。
まとめ:ツルニチニチソウで庭を彩ろう
ツルニチニチソウ(Periwinkle)は、小さな花と這うような成長が特徴で、ガーデンに自然な美しさと動きを与えてくれる植物です。2025年4月19日時点で紫の花が増えてきた今、庭に取り入れる絶好のタイミングです。育てやすく管理も簡単なので、ガーデニング初心者にもおすすめ。日々の手入れや工夫次第で、庭全体の印象を大きく変えることができます。
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